【閲覧注意】死ぬ程洒落にならない怖い話を集めてみない?『ピアノの怪談』back

【閲覧注意】死ぬ程洒落にならない怖い話を集めてみない?『ピアノの怪談』


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1:
疳の虫
怖くないと思うけど体験談を一つ。
小さい頃、癇癪持ちだった私。
小学校入る前だったから、4?5歳の時だったと思うが
気に入らないことがあると喚いたり大暴れしていた。
ある日母親が、私に向かって
「お前がおこりっぽいのは、お腹の中に虫がいるからだ」
といって、おまじないをしてくれた。
母親がなんか呪文みたいなのを唱えながら、硯で墨をすって
その墨で、私の手のひらと甲にボン字みたいな模様を書いた。
「もう少ししたら虫が出てくるから」
と母親が言って部屋を出て行った。
その直後、手のひらがむずむずし始め
ての平の毛穴から、煙みたいなものがぶわーっと出てきた。
煙というか、糸というか。
丁度、駄菓子屋に売ってた妖怪煙みたいなものが
手からわさわさ出てきて、私は焦って大泣きしながら母親を呼んだ。
その後のことは覚えてないけど、そのおまじないをしてから
私はあまり怒る事が無くなった。
でも時々、本当に腹に据えかねる事があったりイラ付いたりすると
指先から白い煙みたいなものが出てくる。
その煙、最近気付いたんだけど
蛆虫を細長くしたような、ヒャクトリ虫みたいなホントの虫に見えるんだよね…
108:
>>101
ちょっと違うけどオレもある
オレのは指先の爪の間から白くて細い糸みたいのがでた
たしかばーちゃんがだしてくれた
5?6歳くらいだと思うけどスゲー怖かった記憶があるよ
112:
>>101
地獄先生ぬ?べ?の第一話に疳の虫の話出てきたな。
手のひらから白い細長い虫が出てくる
144:
>>101
高橋克彦の「書斎からの空飛ぶ円盤」という本にそんな記述があったな。
手をきれいに洗ってからさらに塩水で洗うと白い細い糸くずのようなものが出てくる。
それが「疳の虫」。
ヒステリー症状の女性にそれを行ったら、恐ろしいほど多くの糸くずが出てきたらしい。
145:
家庭で出来る虫封じ
簡単な虫封じは塩で手のひらを洗うことです。粗塩をお勧めします。手を濡らし塩をつかみ指と指の間を入念に洗います。大人でしたなら手が熱くなるまでですが子どもは1?2分で十分です。
その後水洗いして終わりです。そのまま手を太陽にかざして見ていると細かい糸のようなものが出てくるときがあります。
※タオルで手を拭くとタオルの繊維が付着します。
149:
笑って見てる
会社の先輩のIさんに聞いた話。
先輩が大学一年のときに仲の良いサークル仲間4人で肝試しに行くことになった。
ちょっと市街地から離れたところにある廃病院。お化けが出るって結構有名なとこだ。
時間はちょうど夜中0時くらい。車を病院玄関前に止めて、各々懐中電灯を片手に車から降りた。
窓ガラスは皆割れており、壁にはツタがびっしりと茂っていて、無人になってからかなり経っているのがわかった。
建物の中も落書きやらゴミやらでボロボロなんだけど、
各部屋に雑誌とか、ベッドとか、カルテとか、いろいろ残ってて結構怖かったらしい。
わいわい騒ぎながらテキトーに部屋を回って、3階にたどり着いたとき。
当時大学三年だったKさんがとんでもないことを言い出した。
『なあ、今からジャンケンして負けたやつが、この階の廊下の端っこまで1人で行くってのどうよ』
遊び好きなメンバーは喜んでその話にのった。Iさんは内心かなりびびってたらしいけど。
で、ジャンケンの結果はというと、言いだしっぺのKさんが行くことになった。
Kさんは霊感ゼロで、そういう類のものの存在を信じてもいなかったような人で、
『マジ怖ぇー!』とか口では言ってたけど、ためらいもせずに廊下の奥に進んでったらしい。
そんなに広い病院じゃなかったから、ずんずん歩いて行くとすぐに廊下の端は見えてきた。
150:
振り返ると他の三人の懐中電灯の明かりが揺れているのが見える。
さて折り返すか、とKさんが明かりに向かって歩き出したとき・・・
・・・ギギギ・・・と、ドアが開く音が背中から聞こえてきた。
心臓がビクンと跳ねる。風の音か何かだろう、と自分に言い聞かせてKさんは首だけひねって後ろを見た。
中から顔を出したのは50代くらいの警備員の格好をしたおじさんだった。
『おいおい君、何やってんのこんなとこで・・・』
何だ・・・人間か。ほっとした次の瞬間、Kさんは部屋から出てきたその男の身体を目にして愕然とした。
男の身体は上半身と下半身が異常にねじれ、腕の関節は通常とは逆に折れ曲がっていた。
Kさんは声にならない叫び声をあげて仲間のもとへ走り出した。
Kさんを待っていた三人は廊下の端から走ってくるKさんを見て最初は笑っていたが、
Kさんを、いや、Kさんの後ろのモノを見るやいなや声をあげて逃げ出した。
後ろを振り向くと、足を引きずりながら追いかけてくる男が見える。
151:
ズルッズルッズルッズルッ
『待って・・・待って?・・・あはははははは・・・』
後ろから聞こえる不気味な足音と笑い声。4人は死ぬ思いで車に戻った。
『急げ!早く出せ!』
Kさんが震える手でキーを差込み、エンジンをかけた、そのとき。
『覚えたよ?・・・』
声がした方に目を向けると先ほどの男が窓ガラスにべったりと顔を当てて車内をのぞいていた。
『うわあああああっ!!』
Kさんはアクセルを思い切り踏み、車は急発進した。
それからどう走って帰ったかははっきり覚えてないらしいが、結局4人は無事に帰宅することができた。
しかし次の日の晩、I先輩の部屋にその男は現れた。
152:
夜、I先輩はロフトの上で床に就いていたが、なかなか寝付けずにいた。
すると下のほうからギシ、ギシ・・・とロフトを登って来る音がしてきた。
『やばい・・・!』
I先輩は目を固く閉じ、身体を強張らせた。『消えてください、お願いします・・・』と心で念じながら。
音はすぐに止んだが、すぐに姿勢を崩すことが出来ず、数分が経った。
『消えたのかな?』
ほっと息をつき、目を開けると、あの男の顔が目の前にあった。
I先輩の上にまたがり、顔の両脇にひじをついてのぞき込むような形だ。
男はI先輩と目が合うと一言『・・・違うなぁ?』と言って、消えていった。
そのままI先輩は気を失った。
153:
次の日、I先輩は他の3人にその話をした。Kさん以外の2人にも同じことがあったらしい。
Kさんだけが何事も無かったのだ。
『俺、昨夜は何も無かったけど、昨夜からなんか・・・すげぇ気持ちわりぃ』
たしかにその日のKさんは顔色が悪かった。
それからKさんは極端に元気が無くなり、あまりI先輩たちの遊びの誘いにものらなくなった。
しかし特に何があったわけでもなく、Kさんは卒業していった。
それから数年後、大学も卒業し、今の会社に入ったI先輩は当時のことを忘れかけていた。
肝試しのメンバーの1人から連絡がくるまでは。
その人によると、Kさんが体調を崩してここ一年ほど入院しているらしい。
I先輩たちは入院先の病院に見舞いに行ったが、Kさんの様子が少しおかしい。
しきりに何かに怯えている様子で、話をしてもまったく噛み合わないのだ。
家族の話によると、ここ数ヶ月で彼の精神年齢がどんどん逆行しているらしい。
I先輩たちが訪れたときはちょうど中学生くらいだったそうだ。
さらに、常に何者かの視線を感じている、と話しているとか。
大学時代の肝試しのことが、I先輩の頭によぎった。
154:
その数ヵ月後、またI先輩はKさんの見舞いに訪れた。
もうそのときにはKさんの精神年齢は4、5歳くらいにまで逆行していた。
Kさんはしきりに『変なおじいちゃんが笑って見てるの、怖いの、怖いの』と訴えていたそうだ。
それからさらに数ヶ月後、Kさんが亡くなったという連絡が届いた。
もう話すことも食事をすることもままならず、点滴生活の末亡くなったらしい。
I先輩はこの話を俺にしたあと、しみじみと言った。
『Kさん、最期まであのじいさんに見られてたのかなぁ。』
・・・この話聞いてから肝試しなんてできなくなりました。
155:
長くなりすぎてすいません。
ちなみに上の話の廃病院は地元じゃかなりやばいってんで有名なとこです。
お化けだけじゃなくて、ヤクザが出るって方でもですが・・・w
162:
>>155
何県?
神奈川?
203:
>>162
や、福岡です。
220:
今書いてる途中の人がいるみたいだけど
俺も書きたいことがあるんだが…
待ってたほうがいい?
222:
>>220
やっちまえ、奴はきっとネタ切れだ
223:
怖いよアンガールズ!
じゃあ書きます。微妙に長くなりそう。
今年のはじめごろなんだけど夜の六時過ぎに帰宅中、
なんか妙な人がいるなあって思ったんです。
何が妙かって言うと異常に背が高くてひょろい。
アンガールズみたいな奴だったわけです。
その人は横断歩道のところでジーっと車を目で追ってて
怖かったんですねかなり。
224:
それで俺は目を合わせないように
そのアンガールズの横をチャリでスーっと通ったんです。
これで終われたらいいんですが、そのときつい振り返ってしまったんです。
アンガは合いも変わらず車を追っていましたが、
何かおかしい。ひょろい以外に何か間違ってる。
最初は暗くてよく見えなかったんですが、
よく見ると、そいつ腕が無いんです。
奇形の方とかそんな意味じゃなくて
左腕が千切れてるんです。血が出てました。
俺はびっくりしてこけそうになったので
とりあえずチャリを止めました。
225:
アンガは一瞬俺のほうを向きました。
物凄い無表情で気持ちが悪くなった俺は急いで帰りました。その日はそれ以外に何もなかったんですが、
その次の日からおかしなことが起こり始めました。
高校で授業中に何か視線の端にちらつくものを感じるんです。
何なのか確認しようとそっちを向いても何も無い。
それから机の下で誰かの足を踏んだような感覚がしたりしました。
勿論、机の下には誰もいません。
226:
そんなことが一週間ばかり続き、
怖いというかあのアンガールズに苛苛してきました。
家の近くに神社があるんで取り敢えず神様になんとかしてもらおうと思った俺は
五円玉を持ってそこにいきました。
そこの神主さんを見たことは一度もなかった(いないのかも)のですが
いつもお参りしているお婆さんがいて
俺の方を見てしかめっ面をして「うへぅあ」(?)って感じのことを
言ってそそくさと出て行ってしまいました。
若干腹が立ったのですが、さっさとお金を入れて拝もうと賽銭箱の前に行きました。
228:
賽銭箱の前にあの何て言うんですか、小さい小屋があるじゃないですか
神様が祭ってあるという小屋。神主さんの住処なんだっけ?
そこにガラスの戸が付いてたんですけどお賽銭入れて顔上げたら
ガラスに映った自分の後ろに立ってたんですね、アンガ。
死ぬって思いましたね。勿論よくある話ですが後ろを振り向いてもいない。
しかしよくある話でないのは、前を見たらやっぱガラスには映ってるんですね。
こいつ、ずーーーーーっといたのかよ…
それこそ「うへぁ」ってなりましたよ。
叫び声もでなかったのでとりあえず走って逃げました。
泣きそうでしたよ。真面目に。
232:
帰ってからとりあえず鏡の前で後ろにアンガがいないか確かめました。
いなかった…。
ほっとしたところで怖かったけど風呂に入らないわけにもいかないと思い、入りました。
入ってからしばらくして体を洗いながら脱衣所の方を見ると曇りガラスに肌色のものの影が…
今家には俺しかいない…でも人間の色の何かがいる…
また泣きそうになっているとそいつはゆっくりこちらへより曇りガラスに顔をおしつけました。
235:
あギャーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
俺は取り敢えず叫びました。どっかの人が駆け込んできて助けてくれることを期待していました。
助けは現れませんでしたが、取り敢えず目の前の奴はいなくなっていました。
そとに出るのが怖かったんですが、風を引きたくないのでチャゲアスのヤーヤーヤーを叫ぶように歌いながら
飛び出して即効で着替えて部屋に行きました。
窓ガラスに映ったら嫌なのでカーテンをしめようとしたら顔があったんで
心臓が止まりそうになりました…これが一時間前までの出来事です。
さっきから書き込もうとするたびに電源が落ちます。
今、パソコンから「ぎゅ、ぐにゅ、うゅ…」って音がしてます。
電源落としたら真っ暗なパソコン画面にあのアンガがいそうで怖いんです…
お祓いを神社に頼む方法がよくわかんないんですけど、
行った方がいいのかな…。あ、また後ろで変な声がしました。
友達にも相談してるんですが、「アンガみたいな…」で笑い飛ばされるんです。怖いよアンガールズ!
とりあえず今はじいちゃんに祈ってます…
ムダに長くなってスマソ。
238:
>>235
気休めにしかならんかもしれんが、嫌な感じがしたら、周囲の嫌な雰囲気を全て吹き飛ばすぐらいのつもりで
気合入れて腹の中の息をすばやく「ふっ!」と強く吐くと良いらしいぞ。
268:
死神
いきなりだけど、10年前に同棲してた彼女の話。
このスレ住人に馬鹿にされるかもしれんがーかわいかった。
ただ、夜の時間帯に外に出るのを常に嫌がってた。「霊を見ちゃう。」って。
内心、こいつのおつむ大丈夫か?なんて心配してたが、それ以外は全くもって
普通以上、昼間の街に買い物なんぞ行く時には常に自慢の彼女だった。
ただ、あの日から彼女はちょっとずつ変化してしてきたんだ。最後には気がお
かしくなったんじゃねーのか?って思えるくらいになった。まぁ結果ふられた
から今となってはヨシとするけど・・・
10年前の夏、俺が夜勤してた時に彼女は友達に誘われたらしく、居酒屋に飲
みに行ったんだ。ただ、彼女は飲めないからひたすらジュースで付き合ってた
ところ、高校時代のの同級生軍団がその居酒屋に来た。当然盛り上がるわな。
「肝試し行かないか?」って話になって、霊的にやばい場合はR子(←彼女の
名前な)が分かるからーという話になり、彼女はさんざん断ったあげく、友人
のお気に入りがその同級生軍団の中にいるという事で、彼女は付き合う事にし
た。行った先は、ある映画の撮影でも使われていた、某市のレジャーランド。
269:
10年前はサバゲの会場にもなってなかったし、パンチパーマの方々に囲まれ
るという事はまるっきしなかった。噂を聞きつけた奴らが毎週のように肝試し
に来ると言う噂は聞いてたし、なんせこちらは大人数だから大丈夫と思ったっ
て後から聞いた。
某レジャーランドに着いたとたん、彼女は誰かに見られているような気がして
た。しかも、その誰かに「クックック」と笑われているような感じがした。
彼女「嫌な気がするから、まずいから帰ろう!」
同級生「こんな大人数なのに、よっぽど怖がりなんだなぁ。」
彼女「人数は関係ないの!ホントに帰りたい・・」
同級生「大丈夫、みんなの真ん中にいれば平気だよ。それに駐車場にこんなに
 車があるって事は、中にはいっぱい人がいるって事だから。」
彼女「う、うん。」
270:
とりあえず彼女を囲むようにして駐車場から料金所(ゲート)に向かったら、
彼女は、「ゲートの上に何かがいる!」って叫んだ。当然周りの奴らは誰も見
えないし、ここまできたら信じる気も無し。唯一、女友達だけが信じてくれた
らしいが女二人騒いだところでどどうしようもなかった。ゲートの上にいた何
かとは・・彼女曰く「死神」。スレ住人たちも見たことあるだろ?ボロボロの
マント着て、手にデカイ鎌もってるやつ。彼女の話だと本当にあの姿のままら
しいぞ。信じられないだろうが・・
嫌がる女の子二人を同級生たちは手を引っ張ってゲートまで連れてった。そし
てゲートに入ろうとした瞬間、何人かの男の顔・シャツ・腕は血しぶきを浴び
た。彼女はその死神に切られたんだ。右腕の二の腕部分から肘先10cmにか
けてざっくりと。周りは全く訳分からず、近くの救急病院に行ったがどうして
切れたのか説明できずじまい。警察まで巻き込んでの大騒動となったが、原因
は不明。医者曰く、「カマイタチ」だろうとの事。
271:
夜勤明け、帰ると誰もいないアパートに驚き、携帯に電話しても出やしない。
やーっと帰って来たと思ったら、元同級生の男を何人も引き連れていやがる。
なぐっちゃろうかと思ったら、腕には包帯ぐるぐる巻き。俺はもう何がなんだ
か分からない状態になってしまった。そしたら男たちが急に玄関先に正座して
「無理やり肝試しに誘ってしまい、すみませんでしたぁ!」って謝り始めたか
らびっくりした。
ただ、そのあと徐々に彼女の性格が変わっていった。今思うと何かが憑いてた
のかなとしか考えられない行動をとるようになったんだ。今まで大事に育てて
た猫を急に虐待し始め、あわてて俺の実家に猫を避難させた。虐待なんてもん
じゃない。普通皮膚がちぎれそうなほど噛むか?歯で毛をむしるか?常人なら
絶対にやらないような事をし始めた。隣町に除霊で有名な人がいるから行こう
と思ったが、「俺に会いたくない。」って急に実家に帰ってしまった。
彼女とはそれっきりしゃべってない。偶然、彼女の親と車ですれ違ったが、も
のすごい表情で俺の事睨みつけてた。なにも俺はしてないんですけど・・・
304:
緑色の紐
これは幽霊とか妖怪も出てこないけど個人的に怖かった体験。読みにくくてスマソ
俺は子供の頃、近くの川で良く生き物採集をしてた。
川で捕まえた生き物は気に入った奴を家に持ち帰って飼育してたのよ。
ちっちゃな川で大物でもミズカマキリとかコオイムシぐらいしかいなかったんだけどね。
水槽の中には水草と10匹ほどの小魚と水生昆虫が5匹ほど仲良く暮らしてたわけですよ。(小魚は大抵一晩で全滅)
その日もお気に入りの為の餌とカッチョイイ虫を探して川で捜索してたんだ。
ゲンゴロウとかタガメ等、図鑑でしか確認したことのないような大物探して網を振るってた。
でも、その日は何度やっても海老とか小魚みたいな小物しか取れないんで帰ろうかと思ってたら変なものが網に入ってるのよ
緑色の紐みたいな奴が丸まって網の中に入ってるのよ。
大きさは人差し指ぐらいのちっこい奴で綺麗な緑色が気に入りそいつを家に持って帰ることに。
だが、家に帰って水槽に入れても丸まってて全く動かない。
図鑑にも載ってないし親も知らないと言う。
明日友達にでも聞けばいいやと俺はそのまま寝ちまったんだが、次の日に悲劇は起きた。
朝起きて水槽の中見たら虫や魚が全滅してるじゃん!
虫は影も形もなく魚は真っ白になってぷかぷか浮いてる(魚は毎度のことだが)
金網製の網で蓋してあるから脱走とかそういうことはありえない。
残ったのは小魚の死体と緑色の謎の生物だけ。
まさかミズカマキリがこの緑色の紐にやられたとは思えないがコイツ以外考えられない
結局紐ごと全部川に流してしまいましたとさ。
紐はなんだかわからなかったがお気に入りが全滅はかなり悲しかった。駄文終わり
368:
>>304
映画パラサイトを思い出したなあ、あれも変な虫を拾って「新種登録!」
とか言って水に入れて寄生怪物になって生物に乗り移るんだ
349:
鉄橋
霊的ではないが怖い話。某ベテラン俳優(歌手?)の話。
シリーズ物ドラマの撮影で、オープニングのおなじみの土手を歩くシーンを撮り終え、
設定では朝のシーンだが、実は夕方で、撤収作業とスタッフとの談笑ですでに夕方。
見れば鉄道の鉄橋が夕日をバックに黒いシルエットを見せていた。
某俳優はすっかり見とれてしまった。
と思ったら、なぜだか鉄橋側の土手には人だかりが。
遠方で鳴っていたパトカーのサイレンが何時の間にかかなり近くに来ていた。
この時、生徒役の役者はもう殆ど帰っていた。何事かとスタッフに尋ねた。
「今二人ほど現場に行ったみたいですけど」「現場?」
「えっ、じっと見てたじゃないですか?」・・・? 再び鉄橋に目をやった。
さっき確かに見た光景には明らかに無い影がひとつあった。
鉄橋に首吊り自殺の死体がぶら下がっていた。
全然気づかなかった、鉄橋のシルエットしか見えなかったと本人は言う。
351:
>>349
金曜八時のあの人かな
356:
熊が出たぞ?
高尾山に登ったときの話です。
高尾山に登るにはケーブルカーやリフトがありますが、まぁ僕は歩いて登ったわけです。
下山してくる人はすれ違うときに軽く挨拶をしてくれます。
まだ朝の八時頃でしたから下山者は少なく、半分ほど登っても1人しかすれ違いませんでした。
やがて中腹にある見晴台に到着し、五分程度休憩を取りました。
上の方から人が下りてきました。かなり急いでいました。
どうも様子がおかしい。なにか恐ろしい物でも見たような引きつった顔で、
一人でなにか叫びながら走り去っていきます。
「熊だ?熊が出たぞ?」
はぁ?熊なんて八王子にいるわけがありません。
わけのわからんヘンな奴はほっといて、さらに登山を続けました。
やがて頂上に到着。
平日だったからか先客はまだ一人しかいませんでした。
背の低い、見覚えのある顔。
レオナルド熊さんでした。
そう、さっきの変人は彼のことを言っていたのす。
そういえば最近あまりテレビに出ないけど、ヒマなのかな、
とか思いながらも、「どーもー」とか言って会釈をし、
「良い天気ですね」「どっからきたの」等等、2、3分よもやま話をしました。
それからしばらく熊さんにあの独特の訛りで解説してもらいながら(彼はとても詳しかった)
一緒に景色を眺めていましたが、
僕が缶ジュースを飲み干すほんの数秒のうちに熊さんはどこかへ居なくなってしまいました。
なんだか不思議な人でした。
うちに帰って、嫁に「レオナルド熊と会ったよ?」と自慢げに言うと、
嫁は怪訝そうな顔をしてこう言いました
「はぁ?何言ってんの?レオナルド熊なら先週死んだじゃん」
407:
シンデレラ城
この話は友達に酒飲ませて聞きだした話だから与太話程度に読んでくれぃ
某ネズミーランドのバザールの真ん中らへんで左に曲がると33と書かれたドアがあって…
というのは有名な話だと思うんだけど友達から聞き出したのはシンデレラ城の中に慰霊碑があるという話
慰霊碑の安置してある扉は目立たないようにしてあって気づかないけどアトラクション中でも確認できるんだと
シンデレラ城作るときに何人も死んだ為の物って話なんだけど
これもよくあるネズミーランドの話なんかね?
他には夜にゴミ箱にゴミを捨てるとゴミ箱が喋りだすだの
スプラッシュマウンテンの滝落下するらへんで最後尾が空いてると今までいなかった子供が居るだの
ホーテッドマンションのメイドさんの中に一人だけ素足の目が逝っちゃったメイドがいるとか
色々聞いたがどれも有名な話のかな?
ネズミーランドの噂でした
【閲覧注意】ディズニーランドでの心霊体験
http://blog.livedoor.jp/nwknews/archives/4719667.html
417:
>>407
マジレスするとTDLのワールドバザール内の会員制のクラブ『CLUB 33』だろ。唯一酒が飲める。
会員になるには金持ち、TDLの役員、スポンサーになるしかない。
477:
>>407
スペースマウンテンに位牌があるってのは聞いたことある。
459:
カラー幽霊
ちょっと長くなるかもだけど体験した話。
俺がまだ厨房だった頃だからかれこれ10年前になる。普段から視界の端にカラーで幽霊らしきものが見えると思い込んでた。
そう恐らく思い込みだったんだ。そいつに会うまでは。
俺の家の間取りは吹き抜けになった階段を上り切った正面に親父の和室。右手に兄の和室。左手に俺の洋室とあるわけだがその日も調
子よく少々螺旋状になった階段を駆け上がったが登りきる前に硬直した。
そいつが居たんだ。
続きます
460:
正面の和室の半分開いた襖から身を半分乗り出し、手を襖にかけている。
ただ恐ろしいのは今まで遠くの方しかも視界の端にしか見たことなかったのに1メートル位しかない距離でしかも真正面に対峙している事と
そいつはカラーでなく真っ白で髪が長くめちゃくちゃ睨んでくる。
怒っているのが一発でわかったし、それから異様なのが中指やら五指の内2、3本がやたらと長い。
俺は何も言わず素早く階段を掛けおり台所で用事をしていた母の隣にいった。
しばらく二階には上がれなかった。
461:
これにはまだ後日談がある。以下後日談
その日から一ヵ月以内に母が一階の居間で金縛りにあった。
彼女は非常に怖がりなので疲れていたからだと自分に言い聞かすが、明らかに胸に何か乗ってきてがくがく震えが止まらなかったそうだ。
次に玄関で靴を履いていたら天井に消えていく白いカーテンの裾みたいなのを俺が見た。
ちなみに玄関の上は親父の部屋。
んでまた少し日が空いて親父がきもい事を言いだした。寝ていたらずっと顔の怖い白い女に睨まれている夢を見ると。
当時そいつがこの家にすんでるんだと思うと怖くてたまらなかった。
しかもその頃頻繁に俺が部活で居ない筈の時間帯に俺の声で買い物から帰ってきた母におかえりと二階から言う声がしたと言う。兄も言われたらしい。
462:
それからやっと怖さも薄れてきた頃自分の部屋で寝ているとそいつが俺の部屋の壁を突き抜けて隣の家に行くのを見た。
約半年の付き合いだった。
それでごく最近やっとこの話を人に語れるようになったので飲みに行ったときとか調子に乗ってしゃべりまくってたわけ。
そしたらまた帰ってきた。
風呂場に幽霊がいると兄が言ったのだ。
基本的に信じないので嘘つくなぼけとその場は流したがある日自室に居ると下から母の声で「●●ー下りてきいよーー!」と叫ばれた。
だるかったので「嫌じゃぼけー」と帰したらすごく近い距離でふざけんなよと言われた。
部屋には俺一人だったのに。
以上長文になりましたがこんな話です。これかいてる間肩が痛くてタンスがピシピシなっていると言うことはあいつはまだ俺んちにいますねorz
533:
五月蝿い
俺の親父が脳腫瘍で死ぬ前の話なんだけど、
ある日見舞いに行くと、
「五月蝿くてかなわないんだ・・・」と言う。親父の病室は2人部屋で、もう一人の患者さんもお年寄りで息も絶え絶えの感じ。
その呼吸音が夜中でも気になるのかと思って、黙ってそちらを指差し目配せすると、「そうじゃない」と。
「窓の外から大勢でこっち覗いてブツブツ言ってるんだ。怖いし五月蝿いし寝られないよ」と言う。
病室は8階にあり、ベランダとか無い。俺はゾッとしながらも病気からくる幻視だろうと思って何も言わないでいると、
「前に同室だったおっさんも居て、笑いながら何か言ってるんだ」と言う。俺が何も言えないでいるとそのまま眠りだしたので、しばらくして俺は帰った。
それから1ヶ月もしないで親父は眠る様に息を引き取った。
あの病院で、親父も誰かの病室を覗いているのだろうか・・・
536:
>>533
そういうのあるよね。
うちの親も死ぬ前にカラスを見たと言ってた。
534:
盛り塩
俺が足を怪我して入院してた時、俺より早くから入院してた奴と仲良くなった。
ある日、消灯後に喫煙所でダベってると、
「あ?部屋帰りたくね?」と言う。俺と奴は病室が違う。誰か気の合わない奴が病室にいるのかと思い、そう聞くと「いや、そんな事もないよ」と言う。
「ただジイさんがさ?」と顔をしかめるので、「確かに年寄りって気難しい人いるよな」と話を合わせると、「いや、生きてるジジイならどうでも良いんだ」と言う。
俺は話しが見えないので「ハア?」と聞くと、奴は話出した。
入院してしばらく経った頃、消灯後喫煙所から部屋に戻ろうとEVを出て病室前の廊下に出ると、暗い廊下にお爺さんが一人病室入口前でボーっとつっ立っていたと。
「ボケちゃってるのか、邪魔だな」と思い、「すいません、通りたいんですけど」と声をかけても何も反応がない。
535:
>>534続き
奴は無視されたと思い、ムッとして「どけよっ」と多少声を荒げたんだけど、やっぱり無視。
もう強引に通るしかないなと思って肩をこじ入れようとしたら、無抵抗で通れたんだと。
「エッ」と思って振り返ると、その爺さん焦点の合わない目で奴の顔を見てる、と言うより奴の頭のもっと後ろを見てる感じだったそうだ。まったくの無表情で。
奴は「ヤバイ!」と思って急いで自分のベッドに駆け込むと布団にもぐり込んでブルブル震えてたんだと。
そして朝が来て看護師さんが検温に来た時、奴は聞いた。
「ここって・・・お爺さん、いるよね?」と。そしたらその看護師バツの悪そうな顔して、
「あ?見ちゃった?貴方、見えちゃう人なんだ・・・」と言ったと。
537:
>>535続き
奴はそれからもその病室に入院し続け、俺と仲良くなったんだけど、奴が言うには、
「段々中に入ってるんだよ。昨日夜中に小便したくなって起きたら俺のベッドの脇に立ってるんだよ。今日はどうなってるか考えると病室戻りたくないんだよ。」
俺は笑うしかなかったな。
取り合えず盛り塩して寝ろとしか言えなかった。
でも、その事が結局奴を救った事になったのかもしれない。次ぎの日に話聞いたら結構ヤバかった。
539:
>>537続き
俺が話を聞いた夜、奴と奴の病室前まで行った。
「いる?」俺が聞くと、「いや、もう廊下にはいないよ。いるとしたら窓際だな」と言う。入口から覗き込むと6人部屋で、一番奥の窓際の右手が奴のベッド。「どう?」もう一度聞いたが奴は「今日は出ない日かも」と言う。
俺は「何だよ、ツクリかよ。」と笑いながら言うと、奴は固い表情のまま、「塩を小皿にいれとけば良いの?」と聞いてきた。
「お前、塩なんて持ってるの?」「この間彼女に持ってきてもらった」
「じゃあ皿に入れておけば良いんじゃねエ」とか会話して、俺は自分の病室に帰った。
俺は何事もなく寝た。
541:
>>539続き
次ぎの日の朝、喫煙所で煙草吸ってると、奴が蒼い顔してやって来た。
「ヤバかったよ・・・」俺が挨拶する前に奴は話だした。
奴の話によると、枕もとに塩入れた小皿置いて寝たんだと。中々寝つけなかったけど、気が付いたら夢を見てたと。その夢を要約すると、
気が付くと古い藁葺き屋根の大きい民家の玄関前にいた。
玄関を入ると大きな土間だった。上がり框の向こうは畳み敷きの部屋があり、その向こうに障子が閉まっていた。
その障子を開けて進むと、4方が障子で区切られた部屋だった。また奥へ進むと同じ様に4方が障子の部屋。その奥へ入ったら突き当たりに大きな仏壇のある部屋だった。右手が障子。左手も障子。
左手はとても嫌な感じがしたので、自分は右手に行きたかったと。どうしても右手に行きたいんだけど、体が引っ張られる様に左へ行ってしまう。
542:
>>541続き
「嫌だ、右に行くんだ、行くんだ」と叫んでも、強い力で左へ行かされる。
とうとう左手の障子を開けてしまうと、とても明るい場所だった。何故か、あんなに嫌がっていたのが嘘の様にホッとして部屋を出る時、
耳もとで
「チッ!しくじったかっ!」
と野太い声が吐き捨てる様に呟くのが聞こえ、ハッとして目が覚めたら朝だったと。
起き上がって塩を入れた小皿を見ると、塩がぐちゃぐちゃのゲル状みたいに溶けていたと。
「あのまま右に行ってたら、俺どうなってたんだろう・・・」
奴の質問に答えられる言葉は俺にはなかったな・・・
544:
>>542
おつかれ。おもろかったよ。
557:
赤子火鉢
不思議な体験・エニグマスレより
654 525 sage New! 2006/01/14(土) 12:17:06 ID:FXPiSy2o0
家は昔質屋だった、と言ってもじいちゃんが 17歳の頃までだから私は話でしか知らないの
だけど結構面白い話を聞けた。
「赤子火鉢」
 喜一じいちゃんが学校から帰ると店にうす汚い火鉢が置いてあった(客が売りに置いて
行ったのかな?)マジマジ見ていると「そいつは価値のある物なんださわんじゃねーぞ」
おやじが奥から出て来た、「えっ!?コレがぁ?」と眉を潜めるとおやじは「イワク付き
なんだよ」と得意げに言うと喜一は慌てて火鉢から離れた。
 イワク付きの物はウチは確かに多いが、いったい誰がそんな物を買うのかと聞くと「世
の中変わった物を欲しがる悪趣味金持ちがいっぺぇいるんだよ、そう言った顧客は大事に
しねぇとな…」と笑っていた。
イワクと言うのはこんな話しだった。
 早くに事故で夫や家族を亡くした老婆は息子を異常に溺愛していた、そんな家へ嫁が入
り嫁姑戦争が始まった、息子も頭を抱えていたが1年もすると姑が病で倒れまた1年後に
は嫁の看病空しく亡くなってしまった。
 悲しみに暮れた息子は母を溺愛していたがため奇行走り、妻に3食毎日母のお骨を盛っ
たのだ、息子はお骨を食べた人が妊娠するとお骨の主が宿ると言う言い伝えを信じていた。
 何も知らない妻は子に恵まれ喜び元気な女の子を産んだ、息子と嫁は大事に育てたが奇
病に掛り、日に日に赤子は痩せて萎れて行った。嫁の看病空しく赤子は1年でまるで小さ
な老婆の様な姿になり、ある日突然「この女があたしを殺したんだよ」と声を上げた。
 嫁は大声で叫び人殺しと罵る我が子を火鉢へ突っ込んだ、ところが赤子は嫁の袖をしっ
かりと掴んで離さず嫁にまで火が回って来たのだ、嫁は助けてと叫んだが嫁を信じれ無か
った夫は家から走り去ってしまった。
558:
続き
656 525 sage New! 2006/01/14(土) 12:19:19 ID:FXPiSy2o0
 気がつけばすべてが燃えてしまった後、残ったのはこの火鉢だけだった…。
毋が大事にしていた火鉢なので形見にと思ったのですが、毎夜毎夜火鉢からあの赤子がひ
ょっこり顔を出すんです私の名を呼びながら…と男は言った。
 寺では無くウチへ持って来たのは火事の後で少しでも金が入るのだろう、足下を見てお
やじは安値で買った。
 
「でもそんな呪われた火鉢なんか売って、客が呪われちゃったらどーすんだよ」と喜一
が聞くと「俺だってプロだ何か憑いてりゃ払って売るさ、客が死んじまったら食ってけね
ぇからな!それにこの火鉢は呪われてなんかいねーよ見た所タダの火鉢だ、化けて出て来
る何て男の後悔と罪悪感がで紡いだ幻だろうよ。呪われてるとすりゃぁ…」
それから数日後、新聞に奇声を上げ火事の中へ男が飛込み死亡と言う記事が乗った…おや
じはパラパラと店の帳簿(売買いした客の名前、住所を記した物)を見るとニヤっと笑い
「店番頼む」と言うと、新聞と火鉢を片手に上等な下駄に履き替え出かけて行った。
きっと今日はごちそうだ、喜一が始めて複雑な気持ちと言う物を味わった話し。
623:

じゃ俺の友人の話を。
ある日友人が「泊めてくれ」と言ってきた。
一人暮らしなので奴を泊めてやることは時々あったが、
この時は明らかに様子がおかしかった。妙にびくついてるし、
顔色もえらく悪い。
風呂上り、ビール片手に話を聞いてみた。
奴曰く、家にいると『目』に見られるのだという。
目って何じゃい?と聞き返す俺に、奴は説明してくれた。
とにかく『目』としか言いようがない。
それはありとあらゆる隙間から自分を見てくる。
本棚の隙間、
カーテンの合わせ目、
エアコンの吹き出し口、
開いたカバンの中、
挙句の果てには布団の奥から、など。
人の顔というよりも、暗がりの中に『目』だけがあって
まばたきもせずにただじっと、見つめてくる。
どう聞いても幻覚症状です、ありがとうございました。
…こりゃヤバい、と思った。確かにしばらく前、隣の住人が
うるせーと愚痴ってたような気はしたが…そこまで参ってたのか。
「疲れてんだ神経科行ってこいゴルァ!」と友人を励ましつつ、
その日は寝た。奴もなかなか寝付けなかったようだったけど、
最終的には良く眠れたみたいだ。
625:
その後、1週間かそこら奴は外泊を続けたらしい。流石に俺んちに
連泊するのははばかられたのか、他の友達の所とか漫喫とかで
過ごしていたようだ。しかし更にその後、奴は入院することになった。
いわゆる精神系の病院に。
見舞いに行ったが面会も出来ないような状態らしかった。
奴のオカンが泣きながら、それでも「来てくれてありがとう」と
お礼を言ってきた。
心が痛むけど奴のことも気になったので、オカンに詳しいことを聞く。
そうなったきっかけこそ判らないが、今息子はノイローゼ状態にある。
手で固く両目を覆って、何も見ようとしない。
一度指の隙間からこっちを見たとき、搾り出すような叫びをあげて
「見てる!!見てる!!暗くないのにいるよお!!」
と泣き出してしまった…
んでこういう話にありがちな陳腐なオチと言われそうだけど、その
少し後になって、奴のアパートの隣室から死体が見つかったそうだ。
聞いたところによると、心筋梗塞の発作を起こして突然死。
一人暮らしのおっさんで身よりもないし、また冬だったので発見が
遅くなったらしかった。
死の直前の苦痛は相当のものだったようで、部屋のものは激しく散乱、
押入れのふすまなんかもバタバタ倒れたりしてたらしい。
苦しんだ末か、押入れの奥、隣室側の壁に顔面からのめりこむような
変な姿勢で倒れていたということだった。
かっと、両目を見開いたままで。
690:
ピアノの怪談
私が高校生だった頃の思い出話です。
私の通っていた高校は、全寮制の、歴史ある学校でした。
県下で一の伝統を誇り、建物は古く、先生方の頭も古く、指導の厳しいところでした。
生徒の自主性といった今流行りの考えとは縁遠く、何事にも増して伝統とそれに支えられた
校風の維持を重視する環境だったのです。
そんな中で生徒たちは、先生方の言動に怯えながら、抑圧された日々を過ごしていました。
おしゃれも禁止、外出も行き先を言って許可を求めなければいけません。
私たちが校内で楽しめる娯楽と言えば、ただ会話をするくらいでした。
私たちはただひたすら本を読み、先生方のチェックがやや緩かった雑誌などから情報を得て、
いかに互いにとって面白い話をするかに腐心していました。
そんな私たちの会話の中によく出る話題の一つに、「怪談」がありました。
抑えつけられ閉じられた学校生活の中で、怪談から得られる恐怖は何にも変えがたい刺激でした。
放課後の夕闇に包まれる教室で、あるいは夕食後他に人のいない談話室で、
私と友人たちは、互いに持ち寄った怖い話をしたものでした。
私たちの学校はさすがに古いだけはあって、七不思議系の怪談が七つじゃきかないほどに
ありました。
他の学校にもあるような話が多くて、この手の怖い話は本当に何も話すことが無くなった時に、
場を繋ぐ話題として出されるくらいでした。
691:
その日の放課後も学校の授業の話から始まって、本の話、雑誌で得たおしゃれ知識の話、
そして怖い話としていき、いい加減日の暮れる頃には話すことが無くなっていました。
もう帰ろうかという雰囲気になった時、友人の一人だった美紀が、
「そういえば……呪いのピアノの話、知ってる?」
と皆に問いかけてきました。
これには皆がうなずきました。呪いのピアノは私たちの学校の七不思議の一つで、
あまりにも有名な怪談だったからです。
放課後、誰もいないはずの音楽室からピアノの音が聞こえると言う、いかにもありがちな怪談でした。
「何言ってるの、今更そんな話……」
皆あきれた顔をして答えると、美紀は首を横に振ります。
「違うの。今までのとは違うのよ。この前聞いたんだけどね、今度は音だけじゃなくて、幽霊を見たって言うのよ」
「幽霊?」
美紀の話はこうでした。
先日放課後、音楽室の前を一人の生徒が通りすぎた時、ピアノの音が聞こえた。
ちょっと好奇心を出して覗いてみると、ピアノの前に私たちの学校の制服を着た子が立っていた……。
「制服が血に濡れたみたいに赤黒くなってて、すごく怖かったって」
私たちは笑いました。
「それって、本当にうちの生徒がピアノ弾いてたんじゃないの?」
「ピアノの音がして、ピアノの前に人が立っていたなら普通じゃない」
「ちょっと美紀、信じすぎだよ」
私たちが口々に言うと、美紀は不満顔になりました。
「違うって! まだ続きがあるんだから!」
「続き?」
「うん、続き。その見た人はね、怖くなって走って逃げたんだけど……」
逃げて、落ち着いて考えてみたら、単に誰か生徒が練習をしていただけかもしれないとその生徒も考えたという。
しかし何か違和感があった。
数日後、それは明らかになった。
692:
「その制服はね、旧制服だったんだって。私たちのとは肩のあたりの形が違ったらしいよ」
私たちの学校は制服のデザインを十数年前にかえていました。
職員室前の校史年表や、ホームルームでのスライド授業でしか見たことはありませんでしたが、現行の私たちの制服に
良く似たものでした。
「もし生徒が練習してたなら、旧制服なんておかしいでしょ?」
「それこそ見間違えだと思うけど……」
「まあ、そうかも知れないんだけどさあ……」
しばらく私たちはそんな話は嘘だ本当だ、怖い怖くないと言い合っていたのですが、
ぼそりと佐智子(友人の一人です)がつぶやきました。
「みんな結局気になってるんだし、なんなら今から行ってみる?」
そして日も沈む頃、私たちのうち何人かは、音楽室に行くことにしたのです。
693:
音楽室に行ったのは、美紀と佐智子、絵里(こちらも友人の一人です)、そして私の四人でした。
いつもより遅くまで残っていたので、校舎に人影が全く無く、廊下に私たちの足音が響くのが印象的でした。
音楽室の前で皆一旦足を止め、耳を澄ましましたが、ピアノの音は聞こえませんでした。
「開けるよ……」
美紀が扉を静かに開けました。
音楽室には誰もいませんでした。
真っ赤な西日の差し込む教室に、普段私たちが座る椅子と、大きな黒いピアノが一つ、置かれているだけでした。
私たちはしばらく誰も何も喋らず、ぼおっと音楽室の中をみて回っていました。
「結局、何もないじゃない」
「うん……」
絵里のつぶやきに、美紀がうなずきます。
絵里はピアノの前に立ち、鍵盤の蓋をあけ、軽くピアノを弾き始めました。
佐智子と私は椅子に座ってそれを聞き、美紀は窓辺に立って外を見ていました。
と、美紀の方を見たとき、私はどきりとしました。
窓辺に立った美紀は、窓にうっすらと姿が映っていたのですが、その窓に映った姿がまるで血を浴びたようだったのです。
制服は赤黒く濡れ、頭から血を流しているようでした。
西日のせいだとか、そんな風には言えないくらいに、濡れたように生々しい赤でした。
そして、美紀の髪はショートカットだったのに、窓に映った姿は髪の長さがもっとずっとあるように見えました。
さらには、制服の肩のあたりが少し膨らんだ形になっていて……それは私たちの着ているものとは違う、一つ前の制服でした。
「さ、佐智子……!」
隣に座っていた佐智子に、慌てて言おうとしました。しかし、不意に美紀が私の方を振りかえり、言葉が詰まってしまいました。
694:
そんな私の目の前で、美紀はゆっくりとした足取りで、ピアノの方へ向かって行きました。
そして、相変わらず絵里が流れるようにピアノを弾くその傍らに美紀は立ち、次の瞬間鍵盤の蓋をものすごい勢いで下ろしたのです。
絵里の悲鳴が響き、ピアノがバァン!と大きくなる音、そして蓋と鍵盤とに挟まれた指が折れるボキボキという音が、確かに
聞こえました。
「美紀!?」
「ちょっと! 何やってるの!!」
私と佐智子は慌ててピアノの方に駆け出しました。
美紀を取り押さえようとしましたが、美紀は信じがたい力で、私たち二人の力をものともしませんでした。
二回、三回と蓋がおろされ、その度に絵里の悲鳴とピアノの音と骨の砕ける音が響きました。
「絵里、鍵盤から手を離して!」
「離れない! 離れないのよ! どうなってるの!? もう、や、美紀! やめてえぇっ!」
四回目に蓋が下ろされた時、ぐちゃりと音がして、折れた骨が皮を突き破って出るのがわかりました。
白い鍵盤の上に、見る間に絵里の赤い血が広がっていきました。
絵里はその瞬間小さく悲鳴をあげ、がくりと気を失ったようでした。膝をつき、力なくうなだれているのに、
何故か手がピアノの鍵盤から離れることはありませんでした。
もう美紀の悲鳴は聞こえず、音楽室には絵里の手がつぶれる音と、その勢いで押されるピアノの重々しい音がしばらくの間響き、
ピアノの下に小さく血溜まりが出来る頃、美紀もまた糸が切れたように気を失い、倒れました。
695:
私たちは先生方にきつく怒られました。
ただ、美紀は本当に自分に何があったのかわかっていなくて、絵里は一時入院したけれど美紀を責めることは無かったので、
結局「事故」と言うことになり、誰も処分されないですみました。
「良くわからないんだけど……
ただ、あのピアノは私のものだって、そんな気がして、それでそこから先は何も覚えてなくて……」
そう美紀は言いました。
絵里は完治しても手に痺れが出たりという障害が残りました。
こんなことがあったので、私の友人たちは皆幽霊を信じるようになりました。
そしてこんなことがあったのに、その後もみんな集まって怖い話をして、時に肝試しもしました。
そうせずには居られないほどに、退屈な日常だったのです。
ひとまずこれで、思い出話を終えたいと思います。
735:
時計
俺は安アパートの2階に住んでいる。
夜中、なにやら騒がしくて目を覚ました。
消防車のサイレンや鐘の音が鳴り響いている。
レム睡眠の途中で目を覚ましたらしく頭がクラクラする。
サイレンの音は一つではない。
火事らしい。それもすぐ近所だ。
ベッドから這い出して窓を開けると、となりの家屋の少し向こうの夜空が
オレンジ色に輝いて染まり、吹きあがる黒煙のなかを炎が舞っている。。
焦げた匂いが風にのってただよってくる。
避難した方がいいのだろうか。
隣の部屋の若い会社員も窓から顔をだしたので、俺は声をかけた。
「ずいぶん近いですね」
「うん。●●ハイツじゃないかな」
俺は通学途中の路地にある白いモルタルアパートを思い出した。
「避難した方がいいですかね」
「着替えて貴重品まとめておいた方がいいかもね」
そう言うと会社員は顔をひっこめた。
俺もスウェットを着替えて、荷物をまとめはじめた。
貴重品といっても財布と貯金通帳くらいで、あとは通っている専門学校の
学生証やテキスト、着替えなどをバッグにつめ込んだ。
そういているうちにサイレンの音は止み、救急車のサイレンが複数台分聞こえ、
やがて外は静かになった。どうやら鎮火したらしい。
携帯を探し出して時間を見ると、4時前だった。
あと3時間は眠れるな、と思い、俺はふたたびスウェットに着替えて
ベッドにもぐりこんだ。
736:
翌朝、学校へ行く途中、現場の前をとおると、建物は無残な残骸状態だった。
屋根も2階の床も焼け落ちて、柱や壁が黒こげで立っていた。
立ち入り規制の黄色いテープが周囲に張りめぐらされている。
つい数時間前まで、あの空間の中で人が寝ていたのかと思うと、
火災の恐ろしさを実感させられた。
学校のあと、いつものバイトに寄り、その後に飲み会があって、
気がついたら帰宅は終電の一本手前くらいだった。
駅から人気のなくなった暗い路地を自分のアパートに向かって歩き、
例の焼け跡の前をとおる。街灯のうす灯りに、焼け落ちた建物がぼんやりと見える。
1階の部屋の玄関跡らしい焦げたコンクリートの段のうえに、
白っぽくまるい掛け時計が置いてあった。
暗くてはっきり見えないが、汚れていないようだ。
俺は部屋に時計を持っていない。周囲を見回すと、幸いなことに誰もいない。
(これって、火事場泥棒だよな)
酔った気安さも手伝って、俺は内心自嘲しながら立ち入り禁止の黄色いテープをくぐった。
掛け時計を手にすると、案の定、放水をあびたのだろう、時計は3時42分で止まっていた。
俺は舌打ちをして、時計を戻そうとした。
そのとき、ふいに秒針がうごきだした。
(お、ラッキーじゃん)
俺は時計を小脇にかかえ、もう一度周囲を見まわして、そっとその場を離れた。
後日、隣の部屋の会社員から聞いたのだが、出元は1階の隅の部屋で、その部屋を含めた
二つの部屋から、それぞれ一体づつ焼死体が見つかったそうだ。
出火原因は不明だが、火元の部屋の女が焼身自殺を図った可能性もあるらしい、との事だった。
737:
それから半年ほどたった夜中だった。
夢を見ていたのかどうかも覚えていない。
深い闇の底で俺はもがき、あまりの息苦しさに目を覚ました。
呼吸が荒れ、寝汗をかき、心臓がドクドク鳴っていた。
何の夢も見ていない。闇の底でもがいていただけだ。
部屋の闇のなかで、壁掛け時計の秒針の音だけが聞こえてくる。
一秒、一秒、時を刻む音が、カチ、カチ、カチ、カチ・・・と。
俺の心臓の鼓動が、秒針の音にシンクロしている。
ドク、ドク、ドク、ドク・・・、と。
時計が、一秒、一秒、時を刻むごとに、俺の心臓の鼓動が大きくなっていく。
ドク、ドク、ドク、ドク・・・、と。
俺は心臓病で胸をかきむしりながら死んだ祖父を思い出した。
俺の心臓の鼓動がどんどん大きくなっていき、このまま破裂するような気がした。
「遺伝」とか「若年性心疾患」などという言葉が脳裏をよぎり、
俺はゆっくり心臓の上に右手をあててみた。
そこに、冷たい、誰かの手があった。
俺の右手のひらが触れたのは、冷たく骨の細い、小づくりな手の甲だった。
そして、その冷たい手の甲が裏返り、華奢な指で、俺の右手を握り返した。
俺は、わあっ、と叫んで手をふりほどき、ベッドからころげ落ちると、
慌てて部屋の電気をつけた。
部屋に蛍光灯の光があふれ、俺はベッドの掛け布団をはぎとった。
なにもなかった。
時計を見ると、4時少し前だった。
眠れなくなった。
俺はあの火災で焼死者が2名出たことを思い出した。
うち一人の女は、焼身自殺を取りざたされたのだ。
拾ってきた壁掛け時計は、その焼身自殺女のものだったかも知れない。
俺は恐ろしくなった。そして空が白むのを待って時計を取り外し、
まだ薄明のうちに近所の寺の本堂にそれを置いてきた。
738:
それからまた2ヶ月ほどたった。
夜中、なにやら騒がしくて目を覚ましかけた。
消防車のサイレンや鐘の音が鳴り響いているようだ。
レム睡眠の途中で目を覚ましかけたらしく頭の中が動かない。
サイレンの音は一つではない。
火事らしい。それもすぐ近所だ・・・。
739:
いや、それは夢だった。俺は暗闇のなかで目をひらいた。
サイレンの音も鐘の音も聞こえない、沈黙の真夜中だ。
聞こえるのはただ、時を刻む時計の音だけ。
カチ、カチ、カチ、カチ・・・、と。
だが、俺は半年前に掛け時計を捨てたはずだ。その後、時計は買っていない。
なぜ部屋の中に秒針の音がするのか。
カチ、カチ、カチ、カチ・・・、と。
俺は漆黒の闇のなか、音の聞こえる方向に顔を向けた。
捨てたはずの掛け時計が、闇のなかに青白く浮かび上がっていた。
だが、その文字盤の数字は逆に並んでいる。12、11、10、9・・・、と。
その逆配列の文字盤のうえを、秒針が時を刻みながら進んでいく。
カチ、カチ、カチ、カチ・・・、と。
11、10、9・・・、5、4、3、2・・・、と。
そして時計の秒針が"0"になった瞬間、ベッドのしたから
乱れた長髪の血まみれに焼け爛れた顔の女が這い上がってきて俺の首を絞めた。
叫ぼうとしたが全身が金縛りとなり、喉がひきつって声が出なかった。
部屋の片隅が赤い光に染まり、小さな焔がゆれて見える。
もがこうとするが金縛りで体が動かない。首を絞められ続け意識が遠のきそうになる。
部屋を赤く染める焔はおおきくなり、焼けた匂いがただよってくる。
ふと、金縛りが解け、体が動いた。叫びながら部屋から飛び出す。
アパートの階段を転げ落ちそうになりながら駆け下り、裸足のまま夜中の路地を走った。
ふりむくと、俺の住んでいたアパートの方の夜空はオレンジ色に染まり、
黒煙と焔が激しく吹きあがっていた。
俺の住んでいたアパートは全焼し、隣室の会社員を含め、6人の焼死者を出した。
出火元の住居者である俺は、偽装失火・・・焼身自殺未遂によって巻き添えの
焼死者を出した容疑で、現在、取り調べを受けている。
844:
サウンドレコーダー
当時中2だった私はその時ちょうど夏休み中でした。
運動部に所属していたのですがその日は8月16日、送りお盆で部活は休み。
うちの家系は日蓮宗(創価とか怪しいのとは無関係です)で
送りお盆の時は海とか川に仏壇に供えたものを流すのですが
その日も例年通り両親は流しにでかけていて、家には私と姉と2人だけでした。
(いつもならついていくのだけどその年は何故か留守番してた)
最初は一緒にリビングでだらだらしていたのですが
昼間なので面白いTVもなく姉はリビングから離れ、
ピアノのある両親の部屋へ行きピアノを弾き始めました。
私もリビングから離れ隣の仏壇のある和室へ移動しそこでPCを始めました。
(当時、仏壇の隣にPCデスクがあった)
恥ずかしい話、当時の私は「サウンドレコーダー」で
自分の歌声を録音するのにハマっていて、その日も自分でアカペラで
某歌手の歌を歌ったのを録音していました。
そして、一通り歌い終わり録音を止め再生。
聞きなれた自分のへたくそな歌が流れ、それを聞きながらニヤニヤ。
そして歌が終わり、姉が別室で弾いているピアノが数秒流れて
再生を止めたマウスの音が「カチッ」と聞こえたので
「もう1度上から重ねて何か録音しよう」と再生停止ボタンを押そうとした瞬間
「ザーー」とTVの砂嵐のような音が流れていることに気付きました。
846:
「録音停止ボタン押したら何も聞こえないのかと思ってたけど
聞こえるんだなぁ」と思ってその雑音を聞いていると
映画「リング」の貞子のうめき声のような「ぅぅ・・・ぅぅぅぅ・・・」というのが聞こえてきました。
私は凍り付いて何が起こったのか分からずそれを暫く聞いていました。
うめき声だったものが「だ・・・・て・・・・し・・て・・・ここ・・・して」のような
何かを訴えるものに変わり、その声に混ざって物凄く低音の太い
男のような声、ブレスの音、明かに録音を停止したあとの部分に
私のものではない「何か」の声が録音されていました。
私はあまりの恐怖に再生停止を押すのも忘れすぐに姉のもとへ行き事情を説明。
姉は「嘘だぁw」と言いながらPCの部屋へ。
私はリビングで耳を塞ぎ狂ったように泣いて(恐怖で泣いたのかな?)、
姉はPCに近づいたか近づかないかで「ギャー」と声をあげ私のもとへ飛んできました。
「ききききききこえたっ!ここから出してっていってる!」と。
私は恐怖で動けなかったのでただただ泣くばかりでしたが
姉が仏壇から仏様の仏像を持って来て(日蓮さんのかな、謎)私に抱かせ
姉はPCのある部屋で数珠を振り回し、泣きながら
「出てけ!ここからでてけ!ここにいたってうちらは何もできないんだからな!」と
叫びながら一生懸命払って(?)くれました。
そして姉はその不気味な声が録音されたものを保存せずに削除。
すぐに両親に電話して帰ってきてくれるように頼んでくれました。
やっぱり姉は頼りになります。
847:
でもどうして変な声が録音されたのでしょうか。
よく歌手のCDに変な声が入ってたとかあるけどあの類なのでしょうか。
祖父母は「送りお盆の日に、無縁仏みたいのが集まってきたんだろ」と
言っていましたがあれは今考えても不気味だし謎です。
ただ当時住んでた社宅はいろんな現象があったのでそのせいなのかな、
と今は思ったりします。
長文&乱文で失礼しました。
当事者の私と姉は洒落にならない位怖かったのですが怖さをうまく表現できませんでした。
848:
姉萌
849:
ああ、姉萌だな
939:
歯ブラシ
流れ無視して投下
昔俺の大学の知り合いにしきりに歯を磨き、白くしたがる奴がいた。
そいつの歯は遠目に見れば十分白いんだが、そいつはそれでも気に入らないらしく日に6回は確実に歯を磨いていた。
そいつは歯磨き粉や歯ブラシにもこだわっていて、そいつの友人の歯医者のところで少し高めの一般人にはあまり出回らないものを使っていたらしい。
ある日そいつは使っている歯ブラシのストックが無くなりかけていたので、その歯医者のとこに歯ブラシを買いに行ったそうだ。
いつも通り友人の歯医者から数十本の歯ブラシを買うと、家に帰って早歯を磨いたそうだ。
新しい歯ブラシの歯に当たる感触、歯の黄ばみが取れていく感覚が例えようもなく気持ち良いらしく、数日後に1本はおしゃかになるらしい。
日が経つにつれて歯ブラシは無くなっていき、新しいのを使おうと棚から残りの内の1本を出し、いつも通り朝飯の後に磨いた。
そして、そいつはその歯ブラシがいつもと違うことに気づいたそうだ。
歯ブラシの毛の色が少し黄色く、そして太く、いつもより歯が白くなっていたらしい。
940:
続き
歯ブラシがいつもと違うことに嫌悪感を抱いたんだそうだが、歯が白くなっていることの方が嬉しかったらしく、そのまま使い続けたそうだ。
それからまた数日たった後、そいつが歯ブラシをしている最中、急に口から血が出始めたんだと。
確かにあの歯ブラシを使ってからは歯が一段と白くなって、歯を磨くにも力がはいってたらしく、そいつはそのせいで口の中を切ったんだと思ったらしい。
そのまま、また数日使い続けたそうなんだが、今度は血の変わりに口臭がとてもひどくなったそうだ。
そして歯もあまり白くならなくなった。歯ブラシの毛先のしなりも悪くなり、
それどころか歯が汚くなってくるらしい。
そいつはその歯ブラシを使うことを諦めて、ゴミ箱に投げ捨てたんだが、
おかしなことにその後、歯ブラシ自体から悪臭がし始めたんだそうだ。
変に持ったそいつがゴミ箱をあさって歯ブラシを出すと、今までに嗅いだことのない最悪の匂いがしたそうだ。
そいつは段々と怖くなり、歯ブラシを手からすべり落としてしまったそうだ。
落ちた歯ブラシは衝撃で何か小さいものが歯ブラシの毛から飛び散っていったそうだ。
そいつが恐る恐る拾ってみると、それは何か、かさぶたのようなもので、硬く、
つまんだだけでぽろぽろと崩れていったそうだ。
問題の歯ブラシはおかしなことに毛の大部分は茶色いのだが、一部白くなっていたらしい。
良く見てみると、骨のようなものが見えたそうなんだが、臭くて顔を近づけけられなかったらしく、なんだったのかは良く分からなかったそうだ。
今でもそいつは歯を磨くことが好きみたいだが、今は市販の高い奴に変えたそうなんだと。
959:
ハト
大学時代、よく散歩をした公園にはハトがたくさんいた。
舗装された道に、一体なにがそんなに落ちているのか、
やたら歩き回っては地面をくちばしでつついて行く。
なかでも、よく俺が腰掛けてぼーっとしていたベンチの
近くに、いつもハトが群れをなしている一角があった。
何羽ものハトがしきりに地面をつついては、何かをつい
ばんでいる。
(このベンチに座って、弁当の残りカスでも投げている
 人でもいるんだろう)
と思っていた。
2回生の春。
サークルの新入生歓迎コンパを兼ね、その公園の芝生に
陣取って花見をした。
綺麗な桜が咲いていた。
別に変なサークルではなかったが、ひとりオカルトの神の
ような先輩がいて、俺は師匠と呼んで慕ったり見下したり
していた。
その師匠がめずらしく酔っ払って、ダウンしていた。
誰かがビール片手に
「最初に桜の下には死体が埋まってるって言ったのは、
 誰なんだろうなあ」
と言った。
すると師匠がムクっと起き上がって、
「桜の下に埋まってる幸せなヤツばかりとは限るまい」
と、ろれつの回らない舌でまくしたてた。
960:
すぐに他の先輩たちが師匠を取り押さえた。
暴走させると、新入生がヒクからだ。
俺は少し残念だった。
「ちょっと休ませてきますよ」
と言って、いつも座っているベンチまで連れて行き、横に
ならせた。
しばらくしてから、水を持って隣に腰掛けた。
「さっきはなにを言おうとしたんです?」
師匠は荒い息を吐きながら、
「そこ、ハトがいるだろ」
と指をさした。
ふと見ると、すでに日が落ちて暗い公園の中にハトらしい
影がうごめいていた。
一斉にハトたちは顔を上げて、小さなふたつの光がたくさん
こちらを見た。
「おまえに大事なことを教えてやろう」
酔っているせいか、師匠がいつもと違う口調で俺に話しか
けた。
思わず身構える。
「いや、前にも言ったかな・・・人間が死んだらどこへ行く
 と思う?」
「はぁ? あの世ですか」
師匠は深いため息をついた。
961:
「どこにも行けないんだよ。無くなるか、そこに在るかだ」
よくわからない。
師匠はいろいろなことを教えてくれはするが、こんな哲学的
なというか、宗教がかったことをいうのは珍しかった。
「だから、隣にいるんだ」
人間にとっての幽霊とか、そういうもののことを言っている
のだと気づくまで少し時間がかかった。
「そこでハトに食われてるヤツだって、無くなるまで在って、
 それで、終わりだ」
え?
目をこすったが、なにも見えない。
「すごく弱いやつだ。もう消えかかってる。ハトはなにを
 食ってるか分かってないけど、食われてる方は『食われた
 ら、無くなる』って思ってる。だから消える」
「わかりません」
たいていの鳥はふつうにヒトの霊魂が見えるんだぜ、
と師匠はつぶやいた。
いつもハトが集まっていたところで、むかし人が死んだと
言うんだろうか。
「ほんの少し離れてるだけなのになあ」
ハトに食われるより、桜に食われた方がマシだ。
酒くさいため息をつきながらそう言ったきり、師匠は黙った。
芝生の向こうではバカ騒ぎが続いている。
「師匠は自分が死ぬときのことを考えたことがありますか」
いつも聞きたくて、なんとなく聞けなかったことを口にした。
「おんなじさ。とんでもない悪霊になって、無くなるまで
 在って、それで、終わり」
ワンステップ多かったが、俺は流した。
962:
バッタ
子どものころ、バッタの首をもいだことがある。
もがれた首はキョロキョロと触覚を動かしてい
たが、胴体のほうもピョンピョンと跳び回り続
けた。
怖くなった俺は首を放り出して逃げだしてしま
った。
その記憶がある種のトラウマになっていたが、
大学時代にそのことを思い出すような出来事が
あった。
怖がりのくせに怖いもの見たさが高じて、よく
心霊スポットに行った。
俺にオカルトを手ほどきした先輩がいて、俺は
師匠と呼び、尊敬したり貶したりしていた。
大学1回生の秋ごろ、その師匠と相当やばいと
いう噂の廃屋に忍び込んだ時のこと。
もとは病院だったというそこには、夜中に誰もい
ないはずの廊下で足音が聞こえる、という逸話
があった。
963:
その話を仕込んできた俺は、師匠が満足するに
違いないと、楽しみだった。
しかし
「誰もいないはずはないよ。聞いてる人がいる
 んだから」
そんな森の中で木を切り倒す話のような揚足取り
をされて、少しムッとした。
しかるにカツーン、カツーンという音がほんとに
響き始めた時には、怖いというより「やった」
という感じだった。
師匠の霊感の強さはハンパではないので、「出る」
という噂の場所ならまず確実に出る。
それどころか火のない所にまで煙が立つほどだ。
「しっ」
息を潜めて師匠と俺は、多床室と思しき病室に身
を隠した。
真っ暗な廊下の奥から足音が均一なリズムで近づ
いてくる。
「こどもだ」
と師匠が囁いた。
964:
歩幅で分かる。
と続ける。
誰もいないのに足音が聞こえる、なんていう怪奇
現象に会って、その足音から足の持ち主を推測
するなんていう発想は、さすがというべきか。
やがて、二人が隠れている病室の前を足音が。
足音だけが、通り過ぎた。
もちろん動くものの影も、気配さえもなかった。
ほんとだった。
膝はガクガク震えているが、乗り気でなかった
師匠に勝ったような気になって、嬉しかった。
ところが微かな月明かりを頼りに師匠の顔を覗
き込むと、蒼白になっている。
「なに、あれ」
俺は心臓が止まりそうになった。
師匠がビビッている。
はじめてみた。
俺がどんなヤバイ心霊スポットにでも行けるのは
横で師匠が泰然としてるからだ。
どんだけやばいんだよ!
俺は泣いた。
965:
「逃げよう」
というので、一も二もなく逃げた。
廃屋から出るまで、足音がついて来てるような
気がして、生きた心地がしなかった。
ようやく外にでて、師匠の愛車に乗り込む。
「一体なんですか」
「わからない」
曰く、足音しか聞こえなかったと。
いや、もともとそういうスポットだからと言った
が、「自分に見えないはずはない」と言い張る
のだ。
あれだけはっきりした音で人間の知覚に働きかける
霊が、ほんとうに音だけで存在してるはずはないと
いうのである。
俺は、
(この人そこまで自分の霊感を自負していたのか)
という驚きがあった。
966:
半年ほどたって、師匠が言った。
「あの廃病院の足音、覚えてる?」
興奮しているようだ。
「謎が解けたよ。たぶん」
ずっと気になっていて、少しづつあの出来事の
背景を調べていたらしい。
「幻肢だと思う」と言う。
あの病院に昔、両足を切断するような事故にあ
った女の子が入院していたらしい。
その子は幻肢症状をずっと訴えていたそうだ。
なくなったはずの足が痒い、とかいうあれだ。
その幻の足が、今もあの病院にさまよっていると
いうのだ。
俺は首をもがれたバッタを思い出した。
「こんなの僕もはじめてだ。オカルトは奥が深い」
師匠はやけに嬉しそうだった。
俺は信じられない気分だったが、
「その子はその後どうなったんです?」と聞くと、
師匠は冗談のような口調で冗談としか思えないこと
を言った。
「昨日殺してきた」
967:
落とした鍵
大学2回生の夏休み。
オカルトマニアの先輩に
「面白いものがあるから、おいで」
といわれた。
師匠と仰ぐその人物にそんなことを言われたら
行かざるを得ない。
ノコノコと家に向かった。
師匠の下宿はぼろいアパートの一階で、あいかわ
らず鍵をかけていないドアをノックして入ると、
畳の上に座り込んでなにかをこねくり回している。
トイレットペーパーくらいの大きさの円筒形。
金属製の箱のようだ。表面に錆が浮いている。
「その箱が面白いんですか」
と聞くと、
「開けたら死ぬらしい」
この人はいっぺん死なないとわからないと思った。
「開けるんですか」
「開けたい。けど開かない」
見ると箱からは小さなボタンのようなでっぱりが全面
に出ていて、円筒の上部には鍵穴のようなものもある。
「ボタンを正しい順序で押し込まないとダメらしい」
師匠はそう言って夢中で箱と格闘していた。
968:
「開けたら、どうして死ぬんですか」
「さあ」
「どこで手に入れたんですか」
「××市の骨董品屋」
「開けたいんですか」
「開けたい。けど開かない」
死ぬトコ見てみてェ。
俺はパズルの類は好きなので、やってみたかったが我慢した。
「ボタンは50個ある。何個連続で正しく押さないといけな
 いのかわからないけど、音聞いてる限りだいぶ正解に近づい
 てる気がする」
「その鍵穴はなんですか」
「そこなんだよ」
師匠はため息をついた。
2重のロックになっていて、最終的には鍵がないと開かないらしい。
「ないんですか」
「いや。セットで手に入れたよ」
でも落とした。
と悲しそうに言う。
「どこに」
と聞くと
「部屋」
探せばいいでしょ。こんなクソ狭い部屋。
師匠は首を振った。
969:
「拾っちゃったんだよ」
「ハァ?」
意味がわからない。
「だから、ポケットに入れてたのを部屋のどっかに落としてさ。
 まあいいや、明日探そ、と寝たわけ。その夜、夢の中で玄関
 に落ちてるのを見つけてさ、拾ったの」
バカかこの人は。
「それで目が覚めて、正夢かもと思うわけ。で、玄関を探した
 けど、ない。あれー?と思って部屋中探したけど出てこない。
 困ってたら、その日の晩、夢見てたら出てきたのよ。
 ポケットの中から」
ちょっとゾクっとした。
なんだか方向性が怪しくなってきた。
「その次の朝、目が覚めてからポケットを探っても、もちろん鍵
 なんか入ってない。そこで思った。
 『夢の中で拾ってしまうんじゃなかった』」
やっぱこぇぇよこの人。
「それから、その鍵が僕の夢の中から出てきてくれない。いつも
 夢のポケットの中に入ってる。夢の中で、鍵を机の引き出しに
 しまっておいて、目が覚めてから机の引き出しを開けてみたこ
 ともあるんだけど、やっぱり入ってない。どうしようもなくて、
 ちょっと困ってる」
信じられない話をしている。
落とした鍵を夢の中で拾ってしまったから、現実から鍵が消滅して
夢の中にしか存在しなくなったというのか。
そして夢の中から現実へ鍵を戻す方法を、模索してると言うのだ。
970:
どう考えても、キチ○ガイっぽい話だが、師匠が言うとあながち
そう思えないから怖い。
「あー! また失敗」
と言って師匠は箱を床に置いた。
いい感じだった音がもとに戻ったらしい。
「ボタンのパズルを解いても、鍵がないと開かないんでしょ」
と突っ込むと、師匠は気味悪く笑った。
「ところが、わざわざ今日呼んだのは、開ける気満々だからだよ」
なにやら悪寒がして、俺は少し後ずさった。
「どうしても鍵が夢から出てこないなら、思ったんだよ。
 夢の中でコレ、開けちまえって」
なに?
なに?
なにを言ってるのこの人。
「でさ、あとはパズルさえ解ければ開くわけよ」
ちょっと、ちょっと待って。
青ざめる俺をよそに、師匠はジーパンのポケットを探り始めた。
そして・・・
「この、鍵があれば」
その手には錆ついた灰色の鍵が握られていた。
971:5/

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