べジータ「なにぃ?もしも俺様が恋する乙女だったらだとぉ?」back

べジータ「なにぃ?もしも俺様が恋する乙女だったらだとぉ?」


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1:
べジータ「ふざけるな!」
クリリン「まあまあ、たまにはこういう話題で盛り上がるのもいいじゃないか」
悟空「そうだぞ、べジータ。久し振りにみんな揃ったんだから、もっと
 楽しもうぜぇ」
ブルマ「あんたがそれ言う?声掛けなかったらいつまで経っても来ないくせして」
悟空「へへへ、まあそう固いこというなよ」
ブルマ「まったく!」
3:
べジータ「だまれ!俺はいまこいつと話をしてるんだ!」
クリリン「オレェ?」
べジータ「他に誰がいる?」
クリリン「いや、他にもいっぱい人はいるけど…」
べジータ「だまれだまれ!いいから俺の質問に答えやがれ!」
6:
クリリン「質問って……まあどうぞ…」
べジータ「ふん!貴様、さっきもしも、俺様が恋する乙女だったらと
  ぬかしやがったな?」
クリリン「う、うん」
べジータ「相手は誰だ?」
クリリン「えぇ?」
べジータ「答えろ!相手はいったい誰なんだ?」
9:
クリリン「相手って……そりゃあ悟空なんじゃないのか?」チラッ
べジータ「!?」
悟空「ん、どうした?オラの顔になんかついてるか?」
べジータ「なんでもない!貴様は向こうで飯でも食ってろ!」
悟空「あ、あぁ…」
13:
べジータ「カ、カカロットが相手か……悪くないな」ボソッ
クリリン「あの?、べジータさん?」
べジータ「はっ!?」
べジータ「貴様、俺様の独り言を盗み聞きするとは、いい根性だな」
べジータ「生きて帰れるとは思うなよ?」
クリリン「いいいいぃぃぃぃっ!?」
17:
クリリン「き、聞いてないよ!?おれは一言も聞いてないから!!!」ブンブン
べジータ「本当だろうな?」
クリリン「か、神様に誓って!」
べジータ「ふん、ナメック星人に誓ったところで、それがどれ程信用できるかは
  疑わしいがな…」
クリリン「そ、そういう意味じゃ…」
18:
べジータ「まあいい。許してやる」
クリリン「ほっ」
べジータ「それでさっきの話だが…」
クリリン「え?なんの話だっけ?」
べジータ「バカ野郎!俺様がカカロットに恋する乙女だったらという話だ!」
クリリン「あ、あぁソレね…」
べジータ「ふん、記憶力の悪い奴め」
20:
べジータ「いいか?これはオレの今後を左右する大事な話なんだぞ!」
クリリン「えぇぇぇぇ!?」
悟空「ん?」クルッ
ドカッ!!!
べジータ「バカ野郎!声がでかい!カカロットに気付かれたら、おしまいだぁ!」
クリリン「い、いたたたた…」
22:
べジータ「向こうで話すぞ」クイッ
クリリン「わ、分かった…」
ヒュン
べジータ「よし、これだけ離れたら大丈夫だろう」
クリリン「なにもここまで……飯が食えないじゃないか…」
べジータ「心配するな。あとでなんとかしてやる」
クリリン「えっ?」
23:
べジータ「それより今は俺様が恋する乙女だったらという話が先決だ」
クリリン「……あ、ああ」
べジータ「単刀直入に聞くぞ。オレはカカロットと釣り合ってると思うか?」
クリリン「へ?」
べジータ「は、はやく答えんか!」
24:
クリリン「よ、よく分かんないけど、釣り合ってるんじゃないか?」
クリリン(強さ的には……)
べジータ「そ、そうか!そう思うか!?」
クリリン「う、うん…」
べジータ「はーーーーはっはっは、なかなか見所があるな、貴様」
クリリン「そ、それはどうも…」
26:
べジータ「よし、いける!いけるぞ!」
クリリン「いけるって、なにが?」
べジータ「聞いて驚け!カカロットを(押し)倒す方法だぁ!!!」
クリリン「な、なんだって!?」
べジータ「くくくくっ、ようやくこのオレの時代が来るのだ!待っていろよ、カカロット…」
クリリン(こ、こりゃあ不味いかも?)
27:
ベジータ「おい、クリリン!貴様も……」
し???ん
べジータ「む?ドコ行きやがった……?」
ベジータ「ふんっ、まあいい。……今のオレ様は誰にも止められん」
ベジータ「は?????はっはっはっはっはっはっは!!!!」
28:
一方。
クリリン「ご、悟空??????!!!」
悟空「おぉ、クリリン。どうした、そんな慌てて?」
悟空「心配しなくても飯はまだまだあるぞぉ!」
クリリン「バカ野郎!そうじゃねぇよ!」
悟空「うん?」
クリリン「ベジータが、ベジータが……!!!」
悟空「ベジータがどうかしたのか?」
29:
クリリン「ベジータがお前を倒すって…」
悟空「なんだ、いつものことじゃねぇか。慌てる必要なんてねぇぞ」
悟空「それより飯食おうぜ!上手いぞぉ!ここの飯」
クリリン「ち、違うんだ悟空」
悟空「ん?」
クリリン「いつものベジータとは雰囲気が違った。たぶん、あれは本気だ…」
悟空「!!!」
31:
悟空「本当か?」
クリリン「ああ……いつものベジータじゃなかった。なんかこう、
  鬼気迫る感じでさ…」
悟空「そっかぁ、あいつ、本気なのかぁ」
クリリン「も、もしかしたら、また地球を滅ぼそうって考えてるのかも?」
悟空「それはねぇと思うが…」
33:
クリリン「と、とにかく、もし戦うことになったら、悪いけど頼りに出来るのは
  悟空だけだ」
悟空「分かってる」
悟空「悟飯じゃベジータ相手に全力出せねぇだろうからなぁ」
クリリン「ああ、あとは悪いが戦力外だ」
悟空「だな」
クリリン「すまないな」
悟空「なあに、気にすんな!」
34:
クリリン「それから、ベジータはお前を倒す秘策があるようにも言ってた。
  気をつけろよ!」
悟空「秘策?必殺技かなんかか?」
クリリン「たぶん」
悟空「そっか、じゃあふんどししめてかかんなくちゃな!」
クリリン「頼むぜ、悟空!」
悟空「おう!」
37:
一方。
ベジータ「俺が何気なくカカロットにぶつかって、そしてカカロットが俺を
  やさしく受け止める…」ブツブツ
ベジータ「やさしく受け止めようとするカカロットに目にも止まらぬスピード
  で足払いをかけて、そのまま密着した状態で二人一緒に倒れる…」ブツブツ
ベジータ「そしたらその後は…」ブツブツ
悟空「お?????い、ベジータ????!!!」
ベジータ「はっ!?この声は愛しのカカロットォ!?」バッ
38:
ベジータ「な、なにか俺に用か?」ドキドキ
悟空「ちょっと二人だけで話があるんだ」
ベジータ「なにぃっ!?」
悟空「!?」ビクッ
ベジータ「す、少しまて!まだ心の準備が…」ドキドキ
悟空「わ、分かった…」
41:
ベジータ「スーーーーハーーーーー、スーーーーーーーーハーーーーーーー」
ベジータ「よしっ!」
悟空「もういいか?」
ベジータ「大丈夫だ!さあ、どこからでもかかってこい!」
悟空(ベジータ。話し合いなんかせずに、やっぱオラと戦うつもりなのか…)
ベジータ「どうした?こんのか?」
悟空「ここじゃいろいろと不味い……場所を変えるぜ?」
ベジータ「なにぃっ!?」
44:
ベジータ「ば、場所を変えるとは、いったいどういう意味だぁ!?」ドキドキ
悟空「だ、だってここはみんなも、それに地球人もたくさんいるし…」
ベジータ「き、貴様ぁもしや初めからそんなに全力で来る気なのかぁ?」ドキドキ
悟空「まあ、相手はおめえだからな」
悟空「はなっから飛ばしてかねぇと、オラも参っちまうと思うし…」
ベジータ「ぶほぉっ!?」
悟空「お、おい。ベジータ!?」
45:
ベジータ「予想外の攻撃だぜ。まさか貴様の方から攻めてくるとはな!」
悟空「よ、良くわかんねぇけど、大丈夫か?」
ベジータ「これから貴様と一晩中(ベッドの中で)バトルするのにこれしきで
  俺がやられるはずはないっ!」
悟空「そ、そうか」
悟空(やっぱ、ベジータはオラと戦う気マンマンみてぇだな)
悟空(しかも場所を変えて戦うのを嫌がるなんて、これじゃあまるで昔の…)
46:
ベジータ「どうした、カカロット?」
悟空「いや、なんでもねぇ。それよりベジータ。おめぇの目的はなんだ?」
ベジータ「なに!?」
悟空「オラを倒した後、そのあとはどうするつもりなんだ?」
ベジータ「お前を(押し)倒したあとか……さあな、あんまり深くは考えてない」
悟空「?」
ベジータ「今の俺は、お前を(押し)倒す事だけが目標で、それ以外は何も
  持ち合わせてはおらん!」
ベジータ「いや、むしろお前を(押し)倒す事だけが、俺の中での唯一の目標だ!」
悟空「それを聞いて、安心したぜ」
47:
ベジータ「ふっ、なんだ。貴様もけっこう嫉妬深い奴だったんだな」
ベジータ「安心しろ、俺の目には貴様以外映っていない」
ベジータ「貴様を倒すことだけが俺の生きがいだからな!」
悟空「へっ、やっぱおめえはそういう奴だよ!」
悟空「おめえの事は、誰よりもオラが一番知っている!」
ベジータ「くくくくっ」
悟空「へへへへへ」
50:
悟空「じゃあ行くか!」
ベジータ「おう!」
ドヒュン ドヒュン!!!
53:
とある島。
ベジータ「ここは…」
悟空「無人島だ。ここなら人もいねえし思いっきりやれるぞ!」
ベジータ「ふふふ、モノ好きだな貴様も…」
ベジータ「まさか初めてで青姦を選ぶとは…」
悟空「青姦?必殺技か?」
ベジータ「必殺技……まあそう呼ぶ奴もいるのかもな」
54:
ベジータ「カカロット…知ってるか?」
悟空「?」
ベジータ「サイヤ人は青姦が大好きだってことを!!!!」ズァァァァァッ!!!
悟空「くっ!?」
悟空(す、すげえ気だ!)
55:
ベジータ「こいよ、カカロット。サイヤ人の王子の力!いまこそ見せてやる!」
悟空「くっ、お、おおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!」ドンッ
ベジータ「きたな!!!」サッ
悟空「!?」
悟空「っち!かわされ……」
ベジータ「ここだぁ!」ズァ
悟空「なにっ?」
56:
ベジータ(決まった!足払い!シュミレーションが役に立ったぜ!)
ベジータ「あとはこのまま……」
悟空「っち!」グイン
ベジータ「なにっ?舞空術だと?」
悟空「あぶねぇ、あぶねぇ…」
ベジータ「カカロット!どういうつもりだ!」
悟空「どういうって……そんなに強引なのはちょっと痛そうだったから、つい…」
ベジータ「なにぃっ!?」
57:
ベジータ「ご、強引なのはダメなのか…」ガクッ
悟空「いや、そういうわけじゃ…」
ベジータ「!?い、いいんだな?」
悟空「ああ、別に。ってベジータ、おめえなんか変じゃねーか?」
ベジータ「俺様は変じゃない!」
悟空「そっかなあ」
ベジータ「変なのは、俺様の心をときめかす、貴様の存在だぁぁぁぁぁああああ!!!」グアッ
悟空「いぃぃぃっ!?」
58:
悟空「ちょ、たんまたんま!そんなにやったら(地球が)壊れちまうよ、ベジータ!?」
ベジータ「す、すまん。すこし加減を間違えたようだ…」シュン
悟空「ったく、(地球が)壊れたらどうする気だったんだよ?」
ベジータ「もちろん、俺が責任をとるつもりだ!」
悟空(ドラゴンボールにでも頼む気だったのか?)
悟空「でも、あんまり壊すなよな。もしもって事があるだろ!」
ベジータ「すまん…」
59:
悟空「ちゃんと気をつけてくれよ?」
ベジータ「分かってる…」スッ
悟空「ん?ベジータ、おめぇいつの間に後ろに…」
ベジータ「でぇぇええええええいいいい!!!」ダキッ
悟空「しまっ…」
ベジータ「捕まえた!捕まえたぞ、カカロットォオオオオオ!!!」ダキッ
悟空「しまった、油断した…」
60:
ベジータ「もう離さんからな!!!一生離さないからな!!!!!」ギュウウウウウウウ
悟空「くうっ!」ボゥ
ベジータ「無駄だ!!!」ボボボボボゥ
悟空「おめえ、いつの間に超サイヤ人3に?」
ベジータ「修行の成果だ!あきらめろ、カカロット!」
悟空「っちぃ!」
63:
ズリッ!!!
悟空「!?」
悟空「ベジータ、なんでオラの道着の帯を……」
ベジータ「は????はっはっはっはっは!これで残すは下着のみ!」
悟空「ちょ、ちょい待ち?」
ベジータ「待たんっ!!!」
ズルッ!!!
65:
ベジータ「ふはははははははは、やった、やったぞ!」
悟空「ひぇぇぇぇ、ベジータが壊れちまった…」
ベジータ「バカ野郎!壊すのはこれからだ!」
悟空「ひぃいいいいいいいいっ!?」
それから、悟空とベジータの闘いは3日3晩続いた。
初めはお互いの勘違いから始まったこの闘いだが、悟空がベジータの
行動に虚をつかれてから、闘いのペースをつかみ切れず、ベジータ優位
での戦闘と相成ることとなった。
つまりそれは、すなわち……
66:
ベジータ「はぁ、はぁ、どうだ、カカロット?」
悟空「ふぁぁぁぁぁぁ……ハラん中がパンパンだぞぉ…」
ベジータ「そうだろう、なんせ俺のが入ってるんだからな…」
悟空「ああ、舞空術も使ってねぇのに、空を飛んでるみてぇだ…」
ベジータ「くくく…」
68:
悟空「けど、やっぱオラは入れられるよりも、入れるほうが好きかもしんねぇ」
ベジータ「ふっ、おまえのムスコは自己主張ナンバー1だからな…」
悟空「へへへ…」
ベジータ「くくくくく…」
悟空「なあ、ベジータ。これ抜いたらさ…」
ベジータ「ああ、また俺のケツにぶち込めばいい」
悟空「やった♪」
70:
ベジータ「しかし、まさか貴様がこんなに乗り気になるとはな…」
ベジータ「勘違いしてたんだろ?まさか俺とこういう関係になるなんて…」
悟空「ああ、オラもびっくりだよ」
悟空「まさかおめぇとズッコンバッコンするなんてなぁ」
ベジータ「ばっ、もう少し言葉を選べ!はしたない!」
悟空「へへっ」
71:
ベジータ「とにかく……悟飯やブルマには絶対言うなよ?」
悟空「分かってるって♪」
ベジータ「……ん」
悟空「んちゅ…」
ベジータ「んはぁ……ん…」
悟空「あぁん……むちゅ…ちゅ…ぷはぁ」
ベジータ「ぷはぁあああああ!?」
74:
ベジータ「はぁ、はぁ、はぁ……」
ベジータ「ゆ、夢か……」
ベジータ「なんという夢を見ているんだ、俺は!?」
ベジータ「ま、まさかカカロットのヤツとするなんて……」
ベジータ「くそっ!」
76:
ベジータ「俺もやきがまわったもn……」
悟空「ZZZZZZZ……ZZZZZ……」
ベジータ「なにぃっ、夢じゃないのか!?」
悟空「う、う???ん。どうしたんだよベジータ?」
ベジータ「!?」
ベジータ「あ、あぁぁぁ、あぁぁぁ…」
悟空「ああ、これ?ドラゴンボールにお願いしてさ」
ベジータ「なんだとっ!?」
80:
悟空「これからもず???っとず????っと一緒に居ような、ベジータ!!!」
ベジータ「はぅぅぅぅっ!?」
さて。
昔々の物語もようやく現代に追いついて、続きは今もなお現在進行系
だそうですが……。
これから二人はいったいどんな道を歩んでいくんでしょう?
それではみなさん、ごきげんよう。
機会があったら、またお会いしたいものです。
でわ
べジータ「なにぃ?もしも俺様が恋する乙女だったらだとぉ?」  終わり
82:
終わりです
読んで下さった方がいたらありがとうございました
84:
最後ベジータは”乙女”になっちゃったのね
83:
懐かしい雰囲気でよかった
またやってくれよ
86:

8

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