ルルーシュ「C.C.、お前太ってきてないか?」back ▼
ルルーシュ「C.C.、お前太ってきてないか?」
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3:
ルルーシュ「お前、最近食っちゃ寝る食っちゃ寝るの日々じゃないか」
C.C.「そうは言っても基本的にやる事が無いんだ。仕方がないだろ」
ルルーシュ「あるだろ。俺の身代わり、つまりゼロの影武者。それともしもの時の為のナイトメアフレームへの搭乗。そんなだらし無い体じゃとてもじゃないが任せられない」
C.C.「心配するな。自分の体は自分が一番理解している。まだ大丈夫だ」ムシャムシャ
ルルーシュ「警告してるのにピザを食べるな!」
C.C.「そうカリカリするなルルーシュ」
ルルーシュ「したくもなる。全く、俺はこんなブヨブヨ腹で二重顎になりかけてるピザニート女と共犯者だとはな」
C.C.「人聞きの悪い事を言うな。ルルーシュ。というか今の言葉はかなり傷ついたな。私じゃなければ泣いてるぞ。私も女性への気遣いがなってない童貞坊やと共犯者だとはな。悲しいよ」
ルルーシュ「自覚があるのなら痩せろ」
C.C.「言ったはずだ。まだ大丈夫だと。それに、ふくよかな女性の方がモテるんだぞ?」
ルルーシュ「お前の体はふくよかじゃなくてリアルチーズくんだ」
4:
C.C.「チーズくんか。それも悪くない。チーズくんは抱き心地が良いからな。ルルーシュ、特別に私を抱きしめても良いぞ」
ルルーシュ「こっちは真剣なんだぞ!」
C.C.「ノリが悪いな」
ルルーシュ「クソ、全力で痩せろ!」キュイイン
C.C.「私には効かないぞ」
ルルーシュ「……そんなにまだ大丈夫だと言うのなら、試しに影武者用のゼロのスーツを着てみろ」
C.C.「いいだろう。着てやる」
5:
ルルーシュ「……C.C.、何故仮面からなんだ?」
C.C.「別にいいじゃないか。私の好きなようにさせろ」
ルルーシュ「普通は服からだぞ」
C.C.「つべこべ言うな」スポッ
C.C.「よし、入った」
ルルーシュ「入ったと言ったな? 今入ったと入ったと言ったな?」
C.C.「何を言ってるんだルルーシュ? 私がいつそんな事を言った?」
ルルーシュ「今言っただろ。お前、さっき自分の体は自分g」
C.C.「次は服だな」
6:
C.C.「ルルーシュ、後ろを向いてろ。これからズボンを履く。絶対に覗くな」
ルルーシュ「誰が覗くか」クルッ
C.C.「お前は照れ屋だな」グイッ
C.C.「……」
ルルーシュ「どうした?」
C.C.「別に、何でもないさ」グググ…
C.C.(これは……思ってたより苦戦しそうだ)
7:
ルルーシュ「まさか履けないのか?」
C.C.「そんな馬鹿な事があるわけないだろ」グググ…
C.C.(キツイ。ちょっと油断した)
C.C.(だがこんな所で諦める私じゃないさ)グイッ
C.C.「せいやっ!」グイッ、ビリッ!
ルルーシュ「……C.C.、今の音は何だ?」
C.C.「履けたぞ。ルルーシュ」
ルルーシュ「……」クルッ
C.C.「どうだルルーシュ。私はまだまだ大丈夫だぞ」
ルルーシュ「……C.C.、ズボンが残念な事になってるぞ。パンツが見えてるじゃないか」
8:
C.C.「このくらいたいしたことない。それよりもルルーシュ、お前は女性のパンツを見ても動揺しないんだな。成長しt」
ルルーシュ「C.C.」
C.C.「何だ?」
ルルーシュ「もう認めろ」
C.C.「何をだ?」
ルルーシュ「お前が一番わかっているはずだ」
C.C.「……」
ルルーシュ「C.C.、お前はふt」
C.C.「あーあー! 何も聞こえない」
ルルーシュ「……痩せるぞ。C.C.」
C.C.「……」グスン
10:
ルルーシュ「……と言うわけで至急プランを考えた」
ルルーシュ「最初は断食を考えたが、そもそもお前は元々食事など必要のない体だ」
ルルーシュ「そんな奴に断食をしたところで痩せないからな。全くの無意味だ」
ルルーシュ「だからこの紙に書いてあるスケジュール通りの事を行え」ピラッ
C.C.「ルルーシュ、朝から晩までギッチギチじゃないか」
ルルーシュ「普通の人間なら倒れるところだがお前なら出来るだろ?」
C.C.「面倒だ。もう少し楽にしてくれ」
ルルーシュ「駄目だ。それに一応休憩時間も入れてあるんだから我慢しろ」
C.C.「もっと休ませろ。不老不死だって万能じゃない」
ルルーシュ「痩せたら最高級のピザを食わせてやる」
C.C.「ふふふ、この程度のスケジュール、私には朝飯前だ」
11:
翌日
ルルーシュ「俺は学校に行くからちゃんとやれよ」
C.C.「ああ」
ルルーシュ「ちなみに時々咲世子が見に来るからな。サボってたら困るからな」
C.C.「私は信用されてないな」
ルルーシュ「全力で痩せろ。作戦に支障が出ると困るからな」プシュー(ドアが閉まる)
13:
C.C.「……全くルルーシュの奴、あんなにカリカリして」
C.C.「でもズボンが履けなかったのはちょっと傷ついたな。このままじゃ本当に黒の騎士団に影響が出るな」
C.C.「それにしても……」チラッ
プニョプニョ
C.C.「自分の体は自分が理解してるとは言ったが……改めて見ると太ったな。私は」
C.C.「お腹の弾力がすごいな」プニプニ
C.C.「顎も危ないな……」ジッー(鏡で自分の顔を見る)
C.C.「よし! 始めるか!」
14:
C.C.「で、スケジュールは……腹筋に腕立て伏せ、ランニングマシーンで二時間フルに走る、etc……拷問だな」
C.C.「ルルーシュは悪魔の様な男だな」
C.C.「だが私はやり遂げてみせるさ」
C.C.「ルルーシュをギャフンと言わせてやる」
一時間後
C.C.「かったるい。面倒臭くなってきた」
16:
C.C.「やる気が出ない??」ダラダラ
C.C.「チーズくんのように怠けたい??」ダラダラ
C.C.「チーズく???ん」ゴロゴロ
チーズくん「……」
C.C.「私とイチャイチャしないか?」
チーズくん「……」
C.C.「チーズくんは照れ屋だな。チュッチュッ!」
咲世子「C.C.様」プシュー(自動ドアが開く)
C.C.「ほわあ!?」ビクッ
17:
咲世子「C.C.様、ダイエットは?」
C.C.「い、今は休憩中だ!」
咲世子「……C.C.様、まだ休憩時間ではありませんよ」
C.C.「そ、そそそうだったか?」
咲世子「……しばらく私が見張る必要がありますね」
C.C.「えー」
咲世子「さっ、続けますよ」
C.C.「……」ショボン
19:
数時間後
咲世子「お疲れ様です。では休憩時間になりましたので休んでも良いですよ」
C.C.「やっと休めるのか」
咲世子「私はこれから黒の騎士団の仕事がありますので抜けますね。しばらくは見張りが出来ませんので私がいなくてもちゃんとやって下さいね」
C.C.「わかった」
プシュー
C.C.「さて、休憩時間はいいな」
C.C.「だが休むにしてもテレビを見るくらいだしな」
C.C.「少し歩きまわるか」
20:
浴場
カレン「……嘘でしょ?」
カレン「体重が増えてる……」
カレン「そんな……確かにここ最近トレーニングはしてなかったけど増えてるなんて……」
カレン「でも、お腹はちゃんと引き締まってるし、おっぱいが大きくなったわけじゃないし……」
カレン「どうして?」
C.C.「これは問題だな」
21:
カレン「!! C.C.!?」
C.C.「黒の騎士団の主戦力であるお前がボディの維持を怠ってたなんてな」
カレン「あ、アンタに言われたくないわよ!」
C.C.「だがこれは大問題だぞ。そんな体で紅蓮に乗れるのか?」
カレン「あ、当たり前じゃない!」
C.C.「増えた理由はこのお腹が原因か?」ツンツン
カレン「さ、触らないでよ!」
C.C.「ふふふ、このまま行くとお前は肉付きカレンになるな」
22:
カレン「はぁ? ふざけないでよ! そもそも私よりアンタの方が酷いじゃない!」
カレン「あなたの方こそ、その体なんとかしたら?」
C.C.「心配するな。今はダイエットしてるからそのうち戻る」
カレン「どうだか。それに私の事肉付きカレンって呼ぶならアンタなんてD.B.(デーブー)よ!」
C.C.「な、何だと!?」
カレン「悔しかったら早く痩せる事ね」
C.C.「言われなくてもするさ」ツカプニョツカプニョツカプニョ(カレンの前から去る)
カレン「全く、失礼しちゃうわね」
カレン「でもどうして体重増えちゃったんだろう……」
23:
アッシュフォード学園
シャーリー「うーん……最近服がちょっとキツイなあ。体重もちょっと増えたし」
シャーリー「スイーツ食べ過ぎたのが原因かな? 水泳してるのに」
ミレイ「オッ、何かお悩みかな?」ダキツキ
シャーリー「ひゃ!? か、会長!」
ミレイ「腰回りは……前と変わらない、いえ、ちょっと増えたかしら?」
シャーリー「そ、そんな」ガーン
ミレイ「でもこのくらいできつくなるとは思えないわね。ということはもしかしてたら胸かしら?」ムニッ
シャーリー「ひゃう!?」ビクッ
24:
ミレイ「ふむふむ、やっぱり前より増えてるわね」ムニムニ
シャーリー「か、会長、いつの間に測ったんですか?」
ミレイ「秘密?」ムニムニ
シャーリー(でも腰の部分も増えてるのは確かなんだよね。う?、私って食にだらしがないなあ……私のダメ人間)
ガチャ
シャーリー「あっ、ルル」
ルルーシュ「……会長、何やってるんですか?」
ミレイ「えー、私だけー?」
ルルーシュ「会長は相変わらずですね」
ミレイ「ニャハ♪」
26:
その後いつも通りの生徒会
ルルーシュ・リヴァル・スザク「うんたらかんたら」
ミレイ「シャーリー」ボソッ
シャーリー「何ですか?」
ミレイ「この際だからルルーシュに聞いてみたら? どういう体型の子が好みか?」
シャーリー「ええっ!?」
ルルーシュ「ん? どうかしたかシャーリー?」
シャーリー「う、ううん、何でもない」
ミレイ「ほら、聞いてみなさいって」
シャーリー「う、うーん」
28:
シャーリー「ね、ねえルル」
ルルーシュ「何だ?」
シャーリー「ルルって、どういう体型の女の子が好みなの?」
ルルーシュ「!? な、何だ急に?」
シャーリー「い、いいから聞かせて!」
リヴァル「オッ、それ俺も気になるな」
ルルーシュ「リヴァルまで……」
シャーリー「ルル、聞かせて!」
29:
ルルーシュ「と言われてもな、そんな体型の事なんて考えた事ないからな」
ルルーシュ「好みって言われてもな……」
シャーリー「はぐらかさないでよ!」
ルルーシュ「はぐらかしてなんかないよ」
シャーリー「じ、じゃあさ、ちょっと食にだらしない子ってどう思う?」
ミレイ(オッ、珍しく攻めてるわね)
ルルーシュ「食に?」
シャーリー「うん。その、何て言うのかな、自分では体重増えるかもしれないって気にしときながらも、ついつい食事が止まらないって子どう思う?」
リヴァル(シャーリー体重増えたんだ)
ミレイ(相手が鈍感なルルーシュだから聞ける事ね)
30:
ルルーシュ「うーん、本人がちゃんと気をつけとけば別にいいんじゃないのか?」
ルルーシュ「それにふくよかな女性の方が好かれる事が多いからな」
シャーリー「! ホント?」
ルルーシュ「それに完璧な人間なんていないんだ。少しくらいダメな部分があっても良いと思うぞ」
シャーリー「そ、そうだよね! 少しくらい食生活が乱れても大丈夫だよね!」
ルルーシュ「? そうだな」
スザク「それは駄目だよ」
リヴァル「スザク?」
スザク「確かに完璧な人間なんていない。でも、それに甘んじてダメな部分を見逃すのはどうかと思う」
シャーリー「うっ……」
32:
スザク「そうやって自分自身を甘やかして現実を見ない人間はいずれ身を滅ぼすんだ」
シャーリー「……」
スザク「そういう人間は一生ダメ人間のままなんだ!」
リヴァル(アチャー)
スザク「でもシャーリー、どうしてそんな話をするようになったんだい? あれ? シャーリー、どうしてそんなに落ち込んでるんだい?」
ミレイ「スザク?」
スザク「何です?」
ミレイ「後でちょっとお姉さんとお話しましょうね?」
スザク「?」
リヴァル(スザク、安らかに眠れよ)
33:
一方、C.C.は……
C.C.「運動の後のピザは美味いな」モグモグ
咲世子「C.C.様、ダイエットは順調です…か……?」プシュー
C.C.「ああ、今、ピザを食べてる。ダイエットしたら食事も美味くなるんだな」
咲世子「……」
咲世子(駄目だ……早くこのお方をなんとかしなければ……)
咲世子「C.C.様、まだダイエットは終わってませんよ。それに食事は禁止されてる筈です」ヒョイ
C.C.「ああ、私のピザが……」
咲世子「C.C.様、C.C.様はやる気はあるのですか?」
C.C.「も、もちろんだ」
咲世子「C.C.様、ルルーシュ様は以前のC.C.様の様なスリムな体型に戻って欲しいのですよ」
C.C.「な、何?」
34:
咲世子「C.C.様の前では言わないだけで、スレンダーな体、手の平に収まるような柔らかいお胸、ハドロン砲を発射したくなるような引き締まった魅力的なお尻、そんなC.C.様に戻って欲しいと待ち焦がれているのです」
C.C.「ルルーシュの奴……私の事をそこまで……」
咲世子(申し訳ありませんC.C.様、全部適当に言いました)
咲世子「C.C.様、ルルーシュ様の為にも頑張りましょう!」
C.C.「ああ、私は頑張るぞ!」
数時間後
C.C.「ホッ、ホッ」
咲世子「その調子です。C.C.様」
C.C.「咲世子、だんだん(精神的に)疲れてきた」
咲世子「ルルーシュ様の為にファイトです!」
C.C.「ゴロゴロしたい……」
36:
咲世子(このままではマズイ! 何か手段は……!)チラッ
咲世子(あれなら……)
「C.C.」
C.C.「ん?」チラッ
チーズくん(咲世子の裏声)『頑張って、C.C.』
C.C.「……何をしてるんだ? 咲世子」
チーズくん『違うよ。僕だよ。チーズくんだよ』
C.C.「いや、咲世子だろ? なんで腹話術をしてるんだ?」
チーズくん『ふ、腹話術じゃないよ。僕は今、咲世子さんの体を借りて喋ってるんだ』
C.C.「何!? いや、でもそんな事が出来るはずg」
チーズくん『出来るよ! だって咲世子さんだもん!』
37:
C.C.「ほ、本当にチーズくんなのか?」
チーズくん『うん! だからC.C.、怠けないで。僕も応援するよ』
C.C.「チ、チーズくん」ウルッ
咲世子(チャンス!)
チーズくん『C.C.、ファイト! ファイト!』
C.C.「よーし、頑張るぞー」
チーズくん『ダンスしながら応援するね。頑張れ頑張れC.C.! 負けるな負けるなC.C.! エロいお尻を取り戻せC.C.!』クネクネ(咲世子も踊る)
C.C.「フン、ハ! フン、ハ!」
ルルーシュ「帰ったぞ。ダイエットはどうだ?」プシュー
咲世子「!!」
38:
C.C.「帰ったか。ルルーシュ、聞いてくれ。チーズくんが私の為n」
咲世子「急用が出来ましたので失礼します」スタスタスタ
ルルーシュ「ん? ああ」
C.C.「行くな咲世子! そんな事したらチーズくんが喋れなくなる!」
ルルーシュ「チーズくん?」
咲世子「さようなら?」スタスタスタ、プシュー
C.C.「行ってしまった……」
ルルーシュ「C.C.、ダイエットは順調か?」
C.C.「あ、ああ」
ルルーシュ「じゃあそのまま続けてくれ」
C.C.「もちろん。ウブな坊やの為に頑張ってやる」
ルルーシュ「?」
39:
翌日
C.C.「よし、3キロは減った」
C.C.「だが毎日こんな事を続けるのは面倒だな。咲世子も何故か来ないからチーズくんが喋れない。チーズくんが応援してくれたらやる気が出るんだが……」
プシュー
C.C.「ん?」
カレン「C.C.」
C.C.「どうした? 肉付きカレン?」
カレン「肉付きカレンはやめてよ。それよりもあなたに報告したい事があるの」
C.C.「何だ?」
カレン「私、体重は増えてなかったから」
C.C.「何!?」
40:
カレン「体重計(デジタル式)の調子が悪かっただけで別の体重計で量ったら体重は変わってなかったわ」
カレン「だから、私は肉付きでも何でもないのよ」
C.C.「それじゃあ、太ってるのは私だけ……」
カレン「そうよ。だから早く痩せなさい。じゃないと本当にルルーシュの足手まといになるわよ」
C.C.「言われなくてもするさ」
カレン「じゃあね。D.B.」プシュー
41:
C.C.「カレンめ……」
C.C.「だが一刻も早く痩せないとな」
C.C.「だが面倒臭い」
C.C.「もっと楽な方法はないのか?」
C.C.「とりあえず休憩時間だしテレビでも見るか」ピッ
テレビ『ブリタニアチャンネーール!!』
C.C.「!」
44:
『体重が増えた。でも痩せたい。でも失敗しちゃう。そんな悩みをかかえていませんか?』
C.C.「オッ」
『でも大丈夫! そんなあなたを救ってくれるアイテムを今日は紹介しましょう!』
C.C.「何?」
『ブリタニア特製スーパーブルブルマッスィーーーーン!!!!!』
C.C.「こ、これは……」
『これを腰に付けると、一分間に約600回の振動を腹に与えるので、それだけでとってもハードな運動をした事になるんだ!』
『ワァーオ! なんて素晴らしいのかしら!』
C.C.「す、素晴らしい」
『運動をする時間がないあなた。これさえ付ければ、料理を作ってる時や掃除をしてる時、さらにはテレビを見てる時でも運動した事になるぞ!』
『正に一石二鳥ね!』
C.C.「一石二鳥だ!」
46:
『実は僕もこの前まで太ってたんだ。見てよこの写真』
『まあ、だらしないわ』
C.C.「私より酷いじゃないか」
『でもこのブルブルマシーンを付けた事で見てよこのお腹の筋肉』
『ワァーオ! カッチカチね! カッチカチね!』
C.C.「オオ!」
『これを見てるあなた、今、電話をしてくれたら今日中に届けますよ』
『早い者勝ちだから急いでね』
C.C.「急いで電話だ!」ピポパポ
50:
そして……
ルルーシュ「……で、何もしてないと」
C.C.「全部このマシーンが任せてくれるからな」ブルブルブル
C.C.「これで無駄な体力は使わずに済む」
ルルーシュ「……」ブチン
C.C.「お、おい、ベルトを取るな」
ルルーシュ「こんなので痩せるわけないだろ」
C.C.「何!?」
ルルーシュ「C.C.、やる気はあるのか?」
C.C.「あ、あるさ、だから私は」
ルルーシュ「だったらプラン通りの事をしろ」
C.C.「だがあれはキツすぎる」
ルルーシュ「俺は今すぐにでもお前に痩せて欲しいんだ!」
C.C.「!」
51:
ルルーシュ「俺は……俺はあの頃のようなお前に戻って欲しい!」
ルルーシュ「あの頃のお前がいないと、俺(の計画)はダメになる! 俺はあの頃のお前がいなきゃ終わりなんだ!(ナナリーを救えないんだよ!)」
C.C.「ルルーシュ……」
C.C.(咲世子の言った通りだ。ルルーシュは私の体がそんなに魅力的だったんだな)
C.C.「ふふ、そこまで言われたら私はどんな苦難をも乗り越えられそうだ」
C.C.「ルルーシュ、私は今度こそ本気を出す!」
ルルーシュ「本気じゃなかったのか……」
C.C.「細かい事は気にするな」
53:
その後…
ルルーシュ「見事に戻ったな」
C.C.「フフン!」
ルルーシュ「さて、これで計画に狂いがなくなる」
C.C.「ルルーシュ」
ルルーシュ「ん?」
C.C.「私の体が見たかったんだろ? ほ?ら、特別にじっくりと見てもいいぞ」
ルルーシュ「何を馬鹿な事をしてるんだ?」
C.C.「なっ!?」
ルルーシュ「全く、何がしたいのやら」
54:
C.C.「ふん、恥ずかしがり屋だな……そういえばルルーシュ、痩せたら最高級のピザを食わせてくれるんだよな?」
ルルーシュ「そういえばそんな事も言ったな」
C.C.「約束は守ってもらうぞ」
ルルーシュ「わかったよ。それじゃあ後で一番高いピザを食わせてやる」
C.C.「よし、久々にピザが食べれる」
C.C.「痩せた記念に10枚は食べるか」
終わり
56:
>>1です。読んでくれてありがとう。
名無しの頃に書いた
アーニャ「・・・BL本買っちゃった」と
C.C.「風邪引いた・・・」以来久しぶりです。
57:
乙!
58:
これは良かった
59:
乙
C.C.大好きだからもっと頻繁に書いてよ!
6
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