まどか「こんなの絶対おかしいよ!」back

まどか「こんなの絶対おかしいよ!」


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1:
まどか「………………」
ほむら「???♪」
まどか「…………じーっ……」
ほむら「???♪」ポヨンッ
まどか「……………ねぇ、さやかちゃん…」ヒソヒソ
さやか「なに?まどか」ヒソヒソ
まどか「ほむらちゃん…おかしくない……?」
さやか「あー…まどかもなんだか違和感感じてたんだ…あたしもなんだか違和感感じてたんだよね…」
ほむら「私がなんなのよ」
さやか「うわぁっ!?」
5:
さやか「い…いやぁ?…なんだか今日のほむらって明るいような気がしてね!うん!」
まどか「そ…そうだよ!なんだかいいことあったの?ほむらちゃん」
ほむら「そんなことないわ、いつも通りよ」ファサッ
さやか「そう?なんだかちょっとウキウキしてるような…」
ほむら「気のせいよ」
まどか「でもなにかいいことがあったら嬉しいよね、ほむらちゃん」
ほむら「ありがとう、まどか」
8:
さやか「しかし…」
ほむら「???♪」
さやか「なにかあったとしか思えない…明るすぎる…」
まどか「そ…そんなほむらちゃんがいつも暗いみたいな言い方しなくても…」
さやか「いや、絶対いつもより明るいって!ほむらが鼻歌を歌いながら登校してたことなんてあった?」
まどか「それは…ないけど…」
さやか「でしょ?だから絶対なにかある!この名探偵さやかちゃんが暴いてみせましょう!」
ほむら「貴女は迷探偵じゃないの?美樹さやか」
さやか「うわぁっ!?」
9:
ほむら「なにをまどかとコソコソしてるのよ?」
さやか「い…いやぁー…なんだかほむらがいつもと雰囲気が違うからそのことについて…あはは…」
ほむら「だからいつも通りだって言ってるじゃない」
さやか「そうだね!ほむらはいつも通りだ!…………あたしと面と向かって話してる時は……」ボソッ
ほむら「……?まぁいいわ、そろそろ学校につくわね」
まどか「あ、マミさーん!」
マミ「あら、鹿目さんたちじゃない、おはよう」
さやか「おはようございます!マミさん!」
11:
マミ「暁美さんもおはよう」ニコッ
ほむら「えぇ、おはよう、巴マミ」ニコッ
さやか「ねぇまどか…やっぱりおかしくない?マミさんにも愛想がよすぎるというか…」
まどか「だ…だから…それだとほむらちゃんがいつもは愛想が悪いみたいじゃない…」
ほむら「誰が愛想が悪いですって?美樹さやか…?」ニコッ
さやか「ひえぇっ!?な…なんでもないです…!はい!」
マミ「まぁ愛想がいいのはいいことよ?暁美さんも愛想がよくなってよかったじゃない」
13:
さやか「そ…そうだよ!愛想がよかったらみんなにも人気が出るんじゃない?あたしはそう思うな!」
ほむら「貴女は私が一部の人にしか人気がないって言いたいの?」
さやか「そういうわけじゃないけど…まぁこの話はやめよう!やめやめ!」
まどか「あ!そろそろ予鈴がなっちゃうから急がないと!」
ほむら「そうね、行きましょうか」
さやか「じゃあマミさん、またお昼にでも!」
マミ「えぇ、お昼にね」
16:
休み時間
女子A「それでね?…」
ほむら「へぇー、そうなの」
さやか「なんだか昨日までのほむらと違う…ような…?」
まどか「さやかちゃん…さやかちゃんがこの話はやめようって言ってたのに…」
さやか「あー…ごめん…つい気になっちゃってね…」
女子B「ねぇねぇ、今日の帰りにお茶しない?」
ほむら「今日は…先に用事が入っているの…ごめんなさい…」
女子B「そう?なら仕方ないねー」
さやか「でも放課後のノリの悪さは変わらないね」
まどか「さやかちゃん…今日はみんなで私の家に集まるから断ってくれたんだよ…?」
17:
さやか「わ…忘れてた…!」
まどか「もう…もし私が言わなかったらなにかしようとしてたの?」
さやか「あはは…ちょっとCDショップにでも…まぁこれはまた明日でもいいかな」
まどか「じゃあ今日は私の家に集合ね!マミさんもケーキを持ってきてくれるみたいだから」
さやか「おー!それは楽しみだ!マミさんのケーキはめちゃうまっスから!」
19:
放課後・まどかの家
ガチャッ
さやか「失礼しまーす!」
まどか「いらっしゃい!さやかちゃん!」
マミ「こんにちは、お邪魔します」
まどか「はい、マミさんもいらっしゃいです」
ほむら「お邪魔するわ」
杏子「あたしも誘ってもらって…悪いな…」
まどか「いいんだよ、みんな揃ったね!」
22:
まどか「じゃあみんな私の部屋に行こっか」
さやか「おー!」
まどかの部屋
まどパパ「やぁ、今日はいっぱい連れてきたんだね」
まどか「うん、時々みんなで集まってるんだ!」
まどパパ「いつもは他の人の家に行ってるんだね、今日は来てくれてありがとう」
さやか「いえいえ、こちらこそ今日はありがとうございます!」
まどパパ「じゃあ紅茶でも入れてくるから待っててね」
まどか「うん、ありがとね、パパ」
24:
マミ「さて…始めましょうか…」
さやか「ねぇマミさん、今日はなにするんですか?ゲームですか?それとも他のことですか?」
マミ「今日は勉強会よ!」ニコッ
さやか「えっ……」
マミ「美樹さん、あなた成績がよくないみたいね?鹿目さんから聞いたわよ?勉強会を開けばするかもしれないって思ったからね」
ほむら「安心しなさい、美樹さやか、私も教えてあげるから」
杏子「なぁ…あたしはなんのために呼ばれたんだ?」
26:
さやか「い…嫌だ…!あたし帰る!」
マミ「あら…なら次から美樹さんにだけケーキはなしにするわよ?」
さやか「ぐぅっ……!」
ほむら「安心しなさい、素敵な教授が今日は2人も揃ってるから」
杏子「なぁ…あたしは?…?」
ほむら「貴女は癒し枠よ」
まどか「杏子ちゃんも私と一緒に勉強しよっか」
28:
杏子「なぁまどかー、これはどうするんだー?」
まどか「これはね、ここをこうして…こうしたらほら…」
杏子「おー!なるほど!こうするのか!ありがとな!」
さやか「うぇー…あ…頭が…」
マミ「まだ一時間しか経ってないじゃないの…」
さやか「休憩しましょうよ!休憩!ケーキでも食べながら!」
まどか「ならパパに頼んで紅茶のおかわりを持って来てもらおうかな?」
さやか「賛成!それがいいと思います!」
ほむら「こういう時は調子いいわね…」
30:
まどパパ「はい、紅茶のおかわりお待たせ」
まどか「ありがとう、パパ」
さやか「ありがとうございます!」
まどパパ「どういたしまして」
さやか「マミさん!ケーキケーキ!」
マミ「こういう時は本当に調子いいわね…それが美樹さんのいいところであり、悪いところでもあるわよ?」
まどパパ「おっと、ケーキを食べるならお皿とフォークも用意しよう」
マミ「ご丁寧にありがとうございます」
まどパパ「いえいえ、ちょっと待っててね」
33:
まどパパ「はい、お皿とフォーク、ケーキを持参してもらって悪いね…うちからなにか出せればよかったけど」
マミ「いえいえ、場所と食器だけで十分ですよ、ありがとうございます」
まどパパ「次に来る時は言ってね、僕がケーキを作ってあげるから、じゃあ僕はこれで」
さやか「やっぱりまどかのパパって優しいねー」
まどか「うん、やっぱりパパは優しくて、ママをちゃんと支えてくれてるし、いいパパだよ」
ほむら「そうね、いい人だわ」
マミ「じゃあさっそくケーキを食べましょうか?」
さやか「賛成!」
34:
さやか「ごちそうさま!」
マミ「はい、ごちそうさま」
ほむら「さて、片付けて続きを始めようかしら…」
さやか「い…いやぁー…もう5時じゃない?そろそろ終わってもいいんじゃないかな?」
ほむら「大丈夫よ、7時くらいに帰るって連絡すれば問題ないわ」
さやか「でも…暗くなっちゃうし…」
まどか「確かにそれはそうかな…ちょっとパパに聞いてこようかな…」
さやか「じゃあお願いね!まどか!」
ほむら「本当にこういう時は調子いいわね…」
35:
まどか「パパに聞いてきたよ、暗くなる前には帰りなさい、暗くなってから女の子が出歩くのは危ないからって」
さやか「じゃあ早…」
ほむら「待ちなさい、五時半くらいまでは大丈夫のはずよ?もう少し勉強しましょう?」
さやか「えー…」
マミ「なら間をとって15分にしましょう、それなら頑張れるんじゃない?」
まどか「そうだよ、もうちょっと頑張ろ?さやかちゃん」
さやか「わかった…頑張ってみる…」
マミ「よく言ったわ、ならもう少し頑張りましょうね?美樹さん」
36:
さやか「終わったー!」
マミ「よく頑張りました、美樹さん」
ほむら「美樹さやかはサボろうとする才能だけはあるんじゃないかしら…」
まどか「あはは…それは言わないであげて…」
杏子「なぁ、もう終わりなのか?」
マミ「えぇ、そろそろ帰るわよ?佐倉さん」
さやか「じゃあまどか、また明日ねー!」
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