【閲覧注意】死ぬ程洒落にならない怖い話を集めてみない?『十字路・電柱の女の子』back

【閲覧注意】死ぬ程洒落にならない怖い話を集めてみない?『十字路・電柱の女の子』


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8:
旅館の朝食
弟が東北大震災後のボランティアで2年間大槌町って場所の旅館で寝泊まりしながら奉仕活動してて正月帰ってきた時に聞いた話。
朝8時には旅館出て夕方早くて17時には帰ってくるのがいつもらしく朝は旅館の方の好意で簡単な飯を出してくれるらしい。
旅館の主人の人が飯食ってると出てきて
「いつもこんなものしか出せなくてごめんね。」と申し訳なく言うんだと。
弟は美味しい料理でこれっぽっちも不満に思ったことは無いと主人に行ったらうちの女房が毎朝申し訳ないと思って作って行くから俺が作ったんじゃないんだよ。
こんな感じで朝はほのぼのしてるらしい。
809:
>>808続き
かなり滞在してるから慣れて旅館の事も少し手伝ってと奥さんに言われるらしく、風呂場の掃除やら何やらで宿泊費が浮いたり助かってたらしい。
正月前、旅館の奥さんに変える前に掃除手伝ってと言われて手伝ってて薪ストーブがある居間の横にある仏壇をふと見た時鳥肌が立った。
仏壇の上に朝話してるはずの旅館の主人の遺影があったんだって
聞いたらその主人は震災で亡くなったんではなく震災前にお亡くなりになっていたとの事。
812:
弟的にもその時はゾワッとしたらしいけどあまりにも普通の生きてる人間のように話してる姿を見てるから恐怖ではなく遺影見た時、まじか・・・・・。って思ったぐらいの事だったみたいですな。
あと、震災で亡くなったんじゃ無いって聞いてなんか安心したってのも聞いた
勿論俺は怖いと思ったからここに書いたのだが・・。
ここの人たちは凄いですね。
815:
遺影みた次の朝からは主人出てこなくなったの?
819:
>>815
それ気になって聞いたら、全然その後は主人に合わなくなったって。
だけどソレ以後奥さんに仏壇に毎朝仏壇に拝んで行ってねって言われてから違う形で毎朝主人には会えてるみたいですな。
844:
長期政権町長
祖父から聞いた町長の話
数年前に、俺の住んでいる町の町長が「年齢的にもうキツい」って言って任期を満了して辞めた。辞めた町長は、まだファミコンが発売されてないような時代からずっと町長をやってた超長期政権だった。
小さい町とはいえ、なんで1人の人間がそんなに長期に渡って政権を維持出来るかというと、任期満了で町長選挙しようぜ!ってなっても、毎回毎回他の対立候補者が出てこないから。
どうして候補者がいないかというと、たまに立候補する人が出ると『何故か』その立候補した本人や身内、支援者に不幸が訪れるから。
具体的には
【候補者自身が交通事故で障害が残るほどの重症】【候補者の身内が謎の転落死したり突然行方不明になる】【支援者の店が謎の出火】【支援者の会社の社用車のタイヤが全部バースト】
↑これだけだと、『辞めたくない現任町長がヤクザ雇って候補者に嫌がらせをしてる』って感じになるけど
【立候補者が衆人環視の中、1ダース程の野生のトンビに襲撃され重症】【立候補者宅に雷直撃で全焼】
【立候補の息子(30)が突然発狂→入院】【雪が少ない年に、立候補者の支援者の工場だけにピンポイント積雪&暴風→工場が(物理的に)潰れる】
祖父曰く「2つの意味でツいてる」
ちなみに町長としては優秀だったらしく、彼の任期中に『村→町』になったり、世界的有名企業の誘致で税収や人口が文字通り桁違いになったりした
849:
折れ曲がった世界
中学の時のアカンと思った話。
夏休み直前、半ドンだったので帰宅部の俺は昼飯を食って即帰った(友達もいなかったんで…)。
いつもの帰り道で、急に頭がぼーっとして、近くの小さい雑貨屋の影に避難した。
備え付けの自販機でコーラか何かを買って、自販機の隣の段差に座り込んで、
アスファルトから蜃気楼がゆらゆら揺れるのをこれまたぼーっと見ていたら
なんとなく蜃気楼に合わせて世界の全部がゆがんでいくような気がして、怖くなった。
以前頭はしゃっきりしないけれど、とりあえず帰ろうと思って立ち上がって、何かで頭を打った。
隣の自動販売機が中央からくにゃりと90度に曲がって、俺の頭にかぶさっていた。
はぁ?
と思って、垂れた自販機の頭を避けて立ち上がったら、道の先のカーブミラーや電柱が全部曲がっていた。
しかも全部俺に向くように曲がっていたのを覚えてる…。
そして、いちばん向こうの電柱から、これまた腰からぽっきり真横に90度折れた、ハゲで白い肌着だけのおっさんが
手を振りながらすごい勢いでこっちに走ってきて。
これヤバいだろ、と考えた時には身体がもう雑貨屋の中に入っていて、入り口のドア(手動)を力いっぱい押さえつけていた。
何してん? と店主のオバハンに訊かれて、ゼェハァしてて1?2分くらい喋れなかったけど、その間に冷静になって、
ドアのガラスから外を見渡したら、オッサンはもういなくて、折れ曲がった世界も元に戻ってた。
オバハンに話したら、「それ熱中症じゃ」と一蹴。冷えピタを貰った。ついでに黒い安い傘(300円くらい?)を買った。
レジで会計してる途中に外からすごい音がして、出てみたら交通事故。何かを避けるように何度も曲がったタイヤ跡が道に。
オバハンが警察に電話してるのを尻目に、俺はどこかでオッサンが見ているような気がして、もうとにかく全力で帰った。
次の日以降、少し遠回りだが別の道を使うようになった。親の車で3?4回その道を通った時もあるが、特に何もなかった。
その道で別の事故が起きたとかそんなこともなく、なんとなくただあの日だけ、オッサンはあの道にいたんだと思った。
思い出すたび、次はまた別の道で出会ってしまうかもしれないという妄想が俺を襲う。
878:
福耳先生
一つ、昔話を。
中学の頃、霊感があると言われていた凄く目力がある福耳の先生がいた。
私は勉強が嫌いで落ちこぼれだったが、本を読むのは好きで授業中によく本を読んでいた。
もちろん先生に叱られるがしばらくすると授業を中断する方が良くないと判断されたらしく本を読んでいるのが見つかると職員室に連れて行かれ手が空いてる先生たちに怒られるようになった。
福耳の先生は怒るというより目を見て諭すように話てくれるので頭ごなしに叱ってくる先生たちにくらべ好きだった。
879:
福耳の先生に霊感があるという噂が私の中で核心に変わったのは福耳の先生が顧問を務める文芸部に私を入部させた直後の事だった。
まだ入部したばかりの私は最終下校時間の19時までよく学校に残っていた。
中学1年の秋だったと思う。
その日、最後まで部室に残っていたのは私一人で見回りにきた福耳の先生と部室を出て廊下で話をしていた。
向かい合って話をしているのに福耳の先生が私の向こう側を見た。
するとパタパタと誰かが走ってくるような音が聞こえた。忘れ物でもしたのかな、と思って振り向くと誰もいなかった。
一直線の廊下で誰もいないのに足音だけが近づいてきたのだ。
私は驚いて福耳の先生を見た。
880:
福耳の先生はまた私の目を見て普通に文化祭に出す文芸誌の話し始めた。
そうしてる間に足音は私たちのそばまで来た。
蛍光灯に照らされているのに影も見えないまま私たちの横まで来て止まった。
今まで1度も心霊体験などしたことがなかった私は緊張で爪が食い込むほど手を握り、その場から逃げ出したいのを我慢した。
福耳の先生がそろそろ最終下校時間になるから、帰りなさい。と言った。
私が声が出せずに頷くとパタパタと足音が遠のいて行った。
私は福耳の先生にあれはなんなんですか?と詰め寄った。興奮していたのだ。
すると先生はいつものように私を見つめて言った。
881:
「いつも君が怒られてると駆けつけてくるから、いまも怒られてるんじゃないかと見に来たんだね」
福耳の先生が私を諭している時、私の向こう側を見るのは足音が来るのをみているんですか、と私は聞いた。
「彼女、裸足でくるから急いで来たんだなって思ってた」
彼女って、女なんですか、とか、怒られてる私を心配して来てるんですか、とかまだ興奮していた私は聞きたいことがたくさんあったが先生にもう下校時刻だからとあしらわれた。
怖いから玄関までついてきてというと玄関まで送ってくれた。
歩いてる時に思う。
私が上履きで歩くとタンタンと音が出る。つっかけで歩く福耳の先生の足音はパタンパタンだ。
882:
裸足なら足音はペタペタじゃないの?と先生に言うと先生はちょっと笑ってこう言った。
「彼女は来客用のスリッパに気がついたんだ」
この足音の彼女は卒業する少し前に姿も見れるようになった。
そしてわかったことは私が怒られてると走ってきて怒られてる私を覗き込んでひとしきり笑った後、楽しそうに帰って行くことだけだった。
福耳の先生とは中学を卒業して以来会っていないが、在学中は正しの鏡や合宿、修学旅行と数々の幽霊事件に私を巻き込んでくれた。
この話はただの前触れだったんだと今では感じる。
891:
くねくね
生まれも育ちも秋田のド田舎なんだけど、つい先日都市伝説でくねくねの話を見ました。
そのとき初めてくねくねが秋田発祥だって知って驚いたんです。
まあそれはいいんですけど、問題はそのあとです。
家の周りは田んぼだらけで、畦道がずーっと続いてるんです。
そこを歩いていたときに、「かかかかかかかかかかかかかか」って笑い声?みたいなのが聞こえてきて、
なんだろうとあたりを見回したら、田んぼを3つくらいはさんだ畦道になにか肌色の変に激しく動いているものがいたんです。
声はそれから出てました。
892:
で、くねくねの話を見た直後でしたし、すぐにそれがくねくねだと分かりました。
確か正体を知ったら正気じゃいられなくなるって書いてあったので、見ないようにしないとと思ったんですが、
不思議なことに見たいと思ってしまったんです。
どうしてもそれから目が離せませんでした。
冬なのに、夏みたいな生暖かい湿った風が吹いていたのを覚えています。
それと何か生臭い匂いも混じってました。
どれくらいそれを見ていたのか分かりませんが、ハッと気づいたらあたりは真っ暗になっていて、
暗くなったことに気づいたと同時にそれはいなくなってました。
あとはもう怖くて家めがけてダッシュ。
893:
…書いてから言うのもあれですけど、客観的に見てあんまり怖くないかもしれないですね、この話。
でも私自身はそんなに時間たっていないはずなのに気づいたら夜だったって言うのがむちゃくちゃ怖かった…
918:
じゃんけん
どうでもいい今日…違うや、昨日の昼の話。
俺には姪っ子がいんだけど、まだ幼稚園ぐらいのちっさい可愛い子。
その子が、今日実家に親(姉)と来て、その姉が出かけるって言うから
しばらく一緒に遊んでてあげたんだ。
でも俺にも仕事があるし、3時間ちょい姪っ子に断って仕事させてもらってたのね。
そしたら、洗面台から姪っ子のすごく嬉しそうな声が聞こえんの。
髪をいじって遊んでるのかな?なんて考えてたら、急にその子が走ってきてさ…
「おじちゃん聞いて! 私、鏡の私にじゃんけんで4回も勝ったんだよ!」
778:
子供の掌
死に目を看取った叔父の話。
独身だった叔父は姉の子供のオレを我が子のようにかわいがってくれていた。
オレも叔父が大好きだったし、社会人になってからオレは叔父と同居して、叔父が亡くなるまで一緒に住んでいた。
叔父には一つだけ変な癖があった。
叔父の変な癖とは、叔父は子供の掌をとても怖がる癖だった。
どのくらい怖がっていたかというと、小さかった頃のオレが手を少しでも上げようとするだけで全力で走って逃げるほどだ。
オレはそれが面白くて、よく手を叔父に向けたまま叔父を追いかけて遊んでいた。
意地悪く追いかける俺が走り突かれて立ち止まると、叔父は息を切らせながらも、それでも引きつった笑顔で頭を撫でてかわいがってくれていた。
そんな、優しい叔父だった。
779:
社会人になって数年経った頃、オレは叔父と晩酌をしながらテレビを見ていた。
その日は二人とも珍しく深酒し、やがて話しはオレが子供時代の話になっていた。
叔父はある時の正月の話しをし始め、、当時よくロードショーでやっていたキョンシーの映画を見た正月に、オレが夜中にトイレに行けなくて泣いていた話しを嬉しそうにしていた。
叔父の背に隠れるようにトイレに行くオレが、叔父はかわいくて仕方なかったと、真っ赤な顔で嬉しそうに話していた。
昔の恥ずかしい話しをされて少し腹が立ったオレは、叔父が子供の掌を怖がっていたことを逆にいじり始めた。
暫くオレは叔父が如何に情けなく怖がっていたのかを意地悪く話していたが、ふと、叔父の顔が怖いほどに真剣になっていることに気がついた。
初めは叔父が怒ったかと思い、慌てて謝ったりもしてしたが、その内、叔父がなにか言いにくい事を言おうとしているのだと察して、オレは叔父が話し始めるのを黙って待った。
それでもなかなか話し始めない叔父にオレが声をかけようとした時、漸く叔父はぽつぽつと話しを始めた。
780:
叔父の話によると、昔叔父はトラックドライバーの助手をしていた時期があったらしい。
トラックドライバーの助手と言っても、まだ大型免許を取るために教習所に通っていた最中の叔父は、
勤めていた会社と契約しているドライバーの運転するトラックに同乗し、解いた先で荷物の上げ下ろしを手伝うのが仕事だった。
荷物の上げ下ろしはともかくとして、目的地に向かう最中の車内では特にやる事もなく、叔父は良く車窓から景色を眺めて過ごしていた。
そんなある日珍しく長距離トラックの助手になった叔父は、話すネタが尽きてドライバーが鼻歌を歌い始めた頃から、高道路の景色をいつものように眺めていた。
その地方は何日か前に雪が降ったらしく、高道路の道や路肩には、うっすらとシャーベット状の雪が残っていた。
暫く景色を眺めていた叔父は、ふと、併走していたバンに小さな女の子が乗っているのに気がついた。
ぼんやりとその女の子を眺めていた叔父だったが、女の子の方も叔父に気付いたらしく、初めは恥ずかしそうに、その内徐々に叔父に笑顔を向けた。
叔父も笑顔を返しながら、家族で旅行にでも行っているのだろうと、ほんわかした気持ちでその女の子を眺め続けていた。
すると、すっかりはしゃぎ始めた女の子は窓ガラスにくっつくように身を寄せると、その小さな手を叔父に千切れんばかりに振りはじめた。
気をよくした叔父が手を振りかえそうと思った瞬間、
「やりやがったっ!!」
運転していたドライバーが、突然怒声を上げて急ブレーキを踏んだ。
781:
叔父が慌てて前を向くと、そこには雪にタイヤを盗られて高道路を斜めに滑っている大型トラックの姿が目に入ってきた。
叔父の乗ったトラックも焦って急ブレーキを踏んだせいで徐々に車体が横を向いていき、徐々にフロントガラスに近づいてくるアスファルトを見て、叔父は自分たちのトラックが横転しそうな事を理解した。
慌ててシートベルトを強く握って衝撃に備えた叔父の目に、同じように雪に滑って横向きに滑る女の子の乗った車の様子が飛び込んできた。
女の子は横向きで進む車の窓ガラスに押しつけられ、かわいらしかった顔を化け物のように歪めてガラスに張り付いていた。
やがて滑る事を堪えられなくなった女の子の車は、今度は車体をアスファルトに叩き付けるように横に回転し始めた。
回転し女の子が押しつけられた側が地面に叩き付けられる度に、そのこの顔酷く潰れ、車内に血が飛び散る様子が、
叔父の目にはハイスピードカメラで撮った映像のようにゆっくりと見えていた。
その後、結局叔父の乗ったトラックもそのまま横転し、叔父はその凄まじい衝撃で気を失った。
782:
目覚めると叔父は病院のベットにおり、そのまま暫く入院する事になった。
見舞いに来た上司の話によると、叔父に手を振っていた女の子は、アスファルトに叩き付けられた衝撃で、原型を止めない姿になってなくなったらしいと叔父は聞かされた。
その後叔父は会社を辞め、進んでいた大型トラックの免許の講習も中断して別の会社に就職した。
その時の窓ガラスに押しつけられた女の子の姿が忘れられず、結婚して子供が出来た時、生まれてきた子が女の子だったらと思うだけで強い恐怖感を抱くようになり、結局、生涯独身のままその人生を全うした。
叔父曰わく、それ以来、子供の掌を見るとあの時の光景がフラッシュバックしてしまい、怖くて仕方がないと言っていた。
血にまみれ真っ赤に染まった車の回転する度に砕けていく女の子が張り付いた窓ガラスで、その子の小さな掌だけが白かったんだよ。
そう言うと、氷が溶けて薄まった焼酎を一息に呷って、空いた手でがりがりと爪を立てて頭をかきむしっていた叔父の姿が、今でもオレの脳裏にこびり付いている。
811:
お守りババア
地元のキチガイの話し。
オレが小学生だった頃、地元に有名なキチガイババアがいた。
あだ名は『お守りババア』
お守りババアは俺が通っていた小学校の正門前に、夕方頃になるといつも立っていた。
お守りババアは一年中厚手のコートを着ていて、同じくいつも被っているフェルトの帽子には、沢山の小さなぬいぐるみが縫い付けてあった。
コートも帽子も原色まんまの赤一色で、教室から校門を見ただけで、一目でお守りババアがいる事が分かった。
お守りババアはいつも両手を体の脇にぴたりとつけた気をつけの姿勢で、その姿勢を崩す事は決してなかった。
いつから入浴をしていないのか、お守りババアの周りにはいつもアンモニア臭がきつく漂っていた。
そんなお守りババアがお守りババアと言われるゆえんは、
「お守り作ったけ、貰ってくんろ」
と通りかかった小学生に声をかけてくる事からだった。
高学年や親にお守りババアの事を話しても、いいから気にしないで無視して関わるな、と誰もが言われていた。
単純に不気味だったからと言う事もあったが、そのせいで殆どの子がお守りババアを無視して日々を過ごしていた。
そんなある日、オレの学年に転校生がきた。
そいつは初日から鼻息が荒く、意地っ張りで向こう見ずな奴だった。
今思えば、転校生だからとナメられたくなかったのだと思うが、そいつはいろんな事に直ぐ張り合ってくる奴だった。
812:
「なあ、夕方に校門前にいるおばさんなんなの?」
そいつが転校してきて何日か過ぎた後、オレのグループが昼休みに校庭で遊んでいると、突然転校生がオレのグループに声をかけてきた。
どちらかというとおとなしい子が多かったオレの学年の中で、オレのグループはやややんちゃな奴が集まり、良くも悪くも学年の話題の中心にオレ達のグループはいた。
今思えば、友達がまだ出来ていなかった転校生は、オレ達のグループと仲良くなれば早く学年にになじめると思ったのだろう。
オレ達は突然の乱入者に途惑いながらも、お守りババアのことを転校生に教えた。
初めは真面目な顔をしていた転校生だったが、オレ達が腫れ物を触るようにお守りババアの事を話す様子を見てか、徐々にオレ達のグループにかみつき始めた。
「臆病だな。オレはそんなババア怖くも何ともないよ」
こちらを蔑むように言う転校生にだんだん腹が立ってきたオレ達は、じゃあ、とお守りババアからお守りを貰ってきたらオレ達のグループに入れてやると意地の悪い事を転校生に言った。
初めは何のかんのいって断ろうとする転校生を、オレ達も悪のりし始て、貰ってこなかったらお前が実は臆病な奴だと言いふらすと言ってしまった。
そうしてその日の放課後、転校生は後ろから囃したてるオレ達に追われるようにして、お守りババアに近づいていった。
お守りババアはその日も校門から出てくる子供達に、
『お守り作ったけ、もらってくんろ』
となんどもなんども同じ調子で繰り返していた。
転校生は時折泣き出しそうな顔でこちらを振り向いていたが、腕組みをしてにやにやと笑いながら見ているオレ達の様子を見て覚悟を決めたのか、
早足でお守りババアの前に進んでいった。
「お守りください!」
うわずった声で怒鳴るようにお守りババアに声をかけた転校生の方を、お守りババアはゆっくりと向いた。
「手作りだっけ、大切にしてくんろ」
そういうと、お守りババアは帽子を手に取り、その中からフェルトで縫った赤いお守りを取り出して転校生の前に突きだした。
813:
転校生は何度か躊躇した後、奪い取るようにお守りを受け取ると、オレ達の方に駆け寄ってきた。
汗を浮かべて青ざめた顔の転校生にオレ達は何も言えず、ただ呆然と転校生の顔を見つめていた。
「ありがとな。大切にしてくんろ。ありがとな。大切にしてくんろ、ありがとな。大切にしてくんろ。ありがとな。大切にしてくんろ。ありがとな。大切にしてくんろ」
呆然としているオレ達の前で、突然お守りババアが同じ台詞を大声で繰り返し始めた。
オレ達は突然物すごく怖くなり、叫びながら裏門に向かって全力で走ってその場を後にした。
裏門のある校舎裏に逃げ込んだオレ達は、息を切らしたまま、汗だくで引きつったお互いの顔をじっと見つめていた。
しばらくして恐怖感が薄れると、思わず吹き出してしまい、オレ達は腹を抱えて笑いあった。
そこには当然、その日の主役の転校生もまじっていた。
「なあ、お守り開けてみようぜ」
誰が言い出したのか覚えていないが、逃げ出すほどの恐怖感を味わった反動なのか、
逆に妙な興奮状態になっていたオレ達は転校生の手に握られたお守りを囲うように身を寄せ合うと、
にやにやしながらお守りのヒモを緩めて中身を取り出した。
814:
お守りの中には、一枚の紙が入っていた。
『この子が早く死んで、敬子とあの世で遊んでくれますように
 敬子が好きな事
 ?折り紙
 ?一輪車
 ?縄跳び
敬子が好きだった赤色になるように、血まみれでこの子が死にますように』
さっきまでの興奮状態は直ぐに引き、逆に鳥肌が全身に立った。
その紙を取り出した転校生はぶるぶる震えだし、紙を凝視したままぼろぼろ涙をこぼし始めた。
オレ達はそんな転校生の様子を見ても何も言えず、ただ同じように紙を凝視していた。
すると突然、転校生が誰かに強く髪を引っ張られ、校舎裏の地面に引き摺り倒された。
振り向くと、そこに鬼のような形相をしたお守りババアが、転校生の髪を掴んでオレ達の後ろに立っていた。
「大切にしてくんろぉ!! 大切にしてくんろぉ!! 大切にしてくんろぉ!!」
お守りババアは転校生の髪を掴んだまま腕を振り回し、転校生は恐怖で口から泡を吹きながら、髪を掴んでいるお守りババアの手にしがみついていた。
パニックになったオレ達は何度もゴメンナサイ!と叫びながら、転校生を振り回すお守りババアを止めようと、
アンモニア臭がきついお守りババアの体に泣きながらしがみついた。
815:
やがて騒ぎを聞きつけた先生達が駆けつけ、お守りババアは先生達に取り押さえられた後、警察に引き渡されていった。
事情を聞くために警察署に言ったオレ達は、しゃくり上げるほど泣きながら、その日の出来事を警察官に隠さず喋った。
オレ達を迎えにきた母親達は、オレ達が無事である事にほっとすると、何度も平手で頭を叩いてきた。
「だから関わるなって言ったでしょうが!」
涙を流しながら頭を叩いてくる母親を見て、オレ達は調子に乗って転校生をたきつけた事を後悔した。
その日の夜、帰宅した父親にオレはコブが出来るほどきつく拳骨を食らい、この事件の事もお守りババアの事も、二度と口にしないようきつく約束させられた。
翌朝会ったグループの友人達もコブが出来ていたり青タンを作っていたりしており、皆一言も昨日の事件について話そうとしなかったので、どこの家も同じような状況だったのだろう。
そしてその日以来、転校生は学校に来なくなった。
事件から一週間ほど過ぎた後、オレ達は担任の先生に呼び出され、転校生をイジメただろうと問い詰められた。
オレ達は否定したが、その日、転校生の親が学校に乗り込み、転校生がイジメが原因でおかしくなってしまったと騒ぎ立てたらしい。
そうしてオレ達の親は学校に呼び出され、当事者の親たち同士の話し合いの末、結構な額の慰謝料を転校生の親にオレ達の親は支払った。
慰謝料が支払われると、転校生は再び転校していった。
お守りババアも、その後二度と校門の前に現れる事はなかった。
結局、名前すらおぼえてあげられないまま転校した彼がどうなったのかも、お守りババアが何故あんなものを配ろうとしていたのかも、オレは今も知るよしもない。
986:
長い豚の肉
15年くらい前に爺ちゃんから聞いた話(うろ覚え)
爺ちゃんは日中戦争でシナに配属されてたんだけど、太平洋戦争が始まって南方に派遣されたらしい。
その時の南方の島(オセアニア周辺か?)での話。
爺ちゃん達の支隊が島を調査していると、現地民の集落を発見。
おそるおそるピジン・イングリッシュで話しかけてみると、通じたので一安心。
現地民は好意的で、お祭りを開いて歓迎をしてくれると言う。
日本軍は南方では漁を教えたり、畑を作ったりしていたので、原住民から歓待を受けることは結構あったらしい。
(なんか来訪神信仰とかもあって、あちこちで歓迎を受けてたそうだ)
だから爺ちゃん達も警戒を解いて、歓迎に応じた。
集落の中で宴会が始まると、魚やら果物やらが次々と運ばれてくる。
(余談だけど、バナナの葉で包んだ魚の蒸し焼きが死ぬほど美味かったそうだ)
ところが、その中に奇妙な肉が混じっている。
バナナの葉で包んだ肉の蒸し焼きなんだけど、明らかに髪の毛のようなものが生えている。
村人に何の肉だと聞くと「長い豚の肉だ」という返事が返ってくる。
もともと、南方の島には食人の風習が残っているという噂があったため、爺ちゃんたちはすぐに察して帰ろうとする。
軍の任務に戻るとか、適当な理由を付けて別れを告げると、村人たちは名残惜しそうに果物をお土産として持たせてくれたそうだ。
987:
ただ、何を思ったのか爺ちゃん達は「長い豚の肉」の正体を確かめたくなった。
帰ったふりをして近くに潜んで、集落を監視。
村人が集落から出ていくのを見て、「肉を取りに行くんだな」と思い尾行したそうだ。
すると辿りついた先は森の中の洞穴。村人がそこからバナナの葉に包んだ肉を持って出ていくのを見てから、中に忍び込んでみた。
洞窟は結構広くて、奥の方から物音がするので探索してみた所、人間牧場があったらしい。
広いスペースの中に四つん這いになった人間が二十人くらい居て、真っ白でブヨブヨした人型の化け物が棒でそれを叩いていたそうだ。
その光景を見た瞬間、爺ちゃんは驚きすぎて呆然としてしまった。
人型の白い化け物も爺ちゃん達に気付いて、目が合うんだけど、向こうも「え?」みたいな顔をして驚いていた。
白目とか瞳孔とか無い、真っ赤なギョロギョロした目が洞窟の中で光ってたそうだ。爺ちゃん曰く「あれは絶対人間じゃねえ」とのこと。
最初はお互いに唖然としてたんだけど、次第に化け物の目玉が吊り上ってくから、爺ちゃんも「あ、これは怒ってるんだな」と我に返って、その場から半狂乱で逃げ出したらしい。
ほうほうの体で大隊の本部に戻って、将校に事と次第を報告したんだけど信じて貰えなかったそうだ。
ヒロポンでもやってたのかと笑われて、爺ちゃんも仲間たちもムッとしたらしくて、次の日に集落と洞窟を探したんだけど二度と見つからなかった、とのこと。
今でもあの集落と洞窟の光景がなんだったのかわからない、って言ってた。終わり。
989:
>>987
怖くは無いが凄く面白かった!
俺的には今年初の良作、名作だぜ
じいちゃんがお元気ならまた何か不思議な話が無いか聞いてみてくれよ
いい話をありがとう
154:
十字路
大した話じゃないし表現力も足りてないと自覚してるが体験した話を少々
一昨年の夏の平日の出来事です、
その日、早朝、車通勤途中で通ろうとした裏道の十字路で事故があったみたいで
手前で警官が通行止めと迂回の指示
それに従い、そのまま仕事場に向かった
その時は、何の気にも留めてなかった
残業の為夜遅く仕事が終わり帰宅途中、事故を思い出したが
流石に12時間以上経ってるし交通規制はありえないだろうと思い
帰り道に通って帰ろうとした
夜遅いから誰もいないし優先道路だから十字路を突っ切っる
ふとバックミラーで十字路を見ると街灯に照らされてか、真っ赤に染まっていたんだ
一瞬ビクってなったが
街灯の色が赤っぽい色(オレンジ)だったんだと、確認しなかったが、その時は納得した
帰宅後、疑問に思いながらも
仕事場が変わるから、しばらく通る機会もないと考え忘れることに
しばらく経って忘れたころにその道を通った
朝はいつも通りに順調に通勤
問題が起きたのは夜
夜に通った時に前の事を思い出した
街灯の光の色を見たときに震えが起きた
街灯の光は白かったんだ
それだけならよかった
十字路を突っ切って、止せばいいのにバックミラーを視ちゃったんだ
そこに映ってたのは
真っ赤な十字路と、そこに立つ人の影
それ以来いくら急いでても、その道だけは夜に通るのをやめました
182:
隣のベランダ
去年の夏、友達の家に泊まったとき夜中に目が覚めてタバコ吸いにベランダ出たら、隣から猫の鳴き声が聞こえた
猫って3階まで入り込めんのかな、隣でこっそり飼ってんのかな、とか思いながら覗くつもりとかじゃなくなんとなく目を向けたら
隣のベランダとの仕切りの隙間から女がこっち見ながらにゃーにゃー言ってた
184:
>>182
想像すると相当怖いニャ
190:
中学北校舎3階踊り場
中学の頃苛められてた
オタだし、よそ者だしという理由で
「学校休むとか許さない」
という親の方針でギリギリ不登校はしなかった
休み時間は屋上につながる(屋上への扉は溶接されてて開けられない)階段の踊り場で、
一人でぼーっとしてた
そこは変な場所だった
ほこりっぽいし、お札をはがしたような長方形の跡、
そして天井から数本?10本ぐらいの髪の毛が生えてた
日によって本数は違うけど、天井の壁紙から、
こう、縫い針に糸を通すと、Uを逆さにしたように糸が通るじゃん?
ああいう感じで生えてた
学校に行きたくない
でも行かないと家で居場所がない
胃薬を飲みながら頑張って学校に通った
もうタヒにたくてしょうがなかったけど、
ためらい傷はできてもそれ以上はできなかった
191:
それでもなんとか卒業することはできた
もう中学校のことはほとんど記憶を封印して生きてきたんだけど
成人してからふと夢であの踊り場を見た
踊り場にたどり着くまでも魑魅魍魎のはびこってる夢だったけど、
踊り場ではスウィートホームってファミコンのゲームのラスボスのような、
髪の毛がぼさぼさで長くて、顎が細長くとがってる化け物が
「お前もこっち来い、こっち来い」
と誘ってきた
「嫌だ!行かない!!」
と声を出すと
「お前もこっちに来ればよかったのに、こっちに来ればよかったのに!」
と言われた
目が覚めたときは体がだるかった
「どうして封印してた中学のあの場所を夢で見たんだろう」
と考えると、踊り場に行ってた時期と、
夢を見た時の自分の状況下が似てた
本気でタヒぬことを考えてた時だった
多分、中学ではあの場所に「呼ばれてた」のだと思う
195:
深夜3時のいたずら
語らせていただきます。
もう5年も前になりましょうか。
僕はあるマンションを借りました。
初めての一人暮らしということもあり、とても緊張していたことを覚えています。
借りられたその部屋は、広さにそぐわない家賃でとても嬉しかった反面、怪しいと思わなかった訳ではありません。
しかし、そのマンションにかれこれ十年近く住んでいる友人の話では、何の因縁も無く、ついこの間まで会社員の男性が住んでいて、実家の農家を継ぐ為に退去したそうですから、僕は思い切ってソコに住む事にしたのでした。
そして住み始めてから一週間近く経ったある日のことでした。
寝ていると、けたたましくドアを叩く音で目が覚めました。
まだ意識が定まらないなか、ポケットから携帯を取り出して時刻を確認しました。
3時………夜中の3時………誰だ…迷惑だな、とボヤキながら、体を起こして、フラフラとしながらもドアに辿り着き、覗き穴から招かれざる客の姿を拝もうとしました。
覗くと………ソコにはだれもいませんでした。
僕はドアをみて、廊下を見渡しました。
誰も居ません。
196:
次の日の夜の事です。
また、ドアを叩く音で目覚めました。
時刻は再び3時。
連日の訪問に嫌気がさした僕は、今日はこの迷惑極まるイタズラの犯人を捕まえてやろうという気持ちでいっぱいでした。
布団から飛び起きた僕は、脱兎のように扉に飛びつき、勢い良く開け放ちました。
誰も居ません。
昨日と同じです。
僕はまたもや、モヤモヤとした気持ちで布団に戻りました。
その日も、それから寝付けませんでした。
朝にはイタズラと寝不足との苛立ちで、最悪の気分でした。
次の日も同様に、3時のイカサマは僕を苦しめました。
あと、僕の歯ブラシがどこかへ行ってしまいました。
197:
次の日、僕がテレビを見ている時でした。
小腹が空いた僕は、買い置きのカップラーメンを食べようとキッチンに行きました。
シーフードが一つ残っていたはずでした。
しかし、いくら探しても見つかりませんでした。
昨日の歯ブラシのこともあり、若干の気持ち悪さを覚えたので、もう一度戸締りをして、もう寝る事にしました。
しかし、一向に寝付けません。
そこで、どうせ三時にイタズラで起こされるなら
時間まで起きて、犯人を捕まえてやろうと思い、椅子を扉の前に置いて、待機する事にしました。
しかし、待つ事数分で強い眠気に襲われ、いつのまにか寝付いていました。
起きたのは、やはり3時。
ドアを叩く音です。
スグにドアを開けようと、鍵に手をかけました。
しかし………思いとどまり、五回ほど叩かれた後
ゆっくりと開けました。
誰も居ません。
ドアを閉めます。
ムネを撫で下ろしました。
自分でも心境の変化についていけませんでした。
たぶん、歯ブラシとラーメンのことが、尾を引いているのだと思いました。
ドアの向こうにいるモノを見るのが怖かったのです。
その日も、ソレからは眠れませんでした。
199:
次の日、友人にもう一度部屋について聞いてみました。
ですが、この前と変わりありません。
僕はモヤモヤとしながら部屋に戻ると、管理人さんが僕の部屋の前にジッと立って扉を見つめていました。
思わずたじろぐと、こちらに気づいた管理人さんは、ペコリと会釈をして、立ち去ってゆきました。
不安は大きくなるばかりでした。
その場で立ちすくんで、もしや一連のことは全て管理人さんの仕業かもしれないと思いました。
ですが、そう考えると少し救われたような気が
しました。
201:
その日の夜。
3時にいつものように、ドアの音で起きました。
ですがこの日はドアを開けに行きませんでした。
もし扉の向こうのモノに会ってしまったら………と考えると体が強張りました。
ですから布団をより一層強く掴んで、包まって、丸まって、音が止むのを待ちました。
音は弱くなるばかりか、強くなって、更に間隔がドンドンと狭まってゆきました。
最終的には部屋の隅から隅まで聞こえる位の、
大音量が連続で響き、僕の耳を蹂躙しました。
最後に、ドン………!!と、とびきり大きい音が聴こえて、静かになりました。
僕は安堵から、体がふやけるのを感じました。
緊張からカラカラになった喉を癒すために、水を飲もうと、立ち上がる寸で、ドンドンドンとまた叩く音が聞こえました。
しかし、それはドアからではありませんでした。
窓からです。
僕は窓を見ず、固まる体にムチをうって、鍵も
かけずに家を飛び出しました。
朝。
僕はマンションの下まで戻ってきました。
昨日はあれからネットカフェで夜を凌ぎました。
そして、しばらく眺めていました。
五階にある僕の部屋を。
202:
帰ってきたその日。
僕はあえて自分の部屋に一日中いました。
ソロソロ、白黒をつけたかったのです。
3時の客人がなんであるのか、確かめる必要がありました。
それほど僕の心は磨り減っていました。
そしてもう擦り切れる寸前だということもわかっていました。
ですから部屋でジッと待っていました。
時間は体感より、ずっと早く流れました。
夜になりました。
3時です。
いつもの時間です。
そしていつもの音が響きます。
ドンドンドン!!!!
ドンドンドン!!!!!
ドンドンドン!!!!!!
今までの教訓でこれを無視します。ここで見に行っても、恐らく影すら掴めないでしょう。
音が激しくなり、調子が勢い良くなりだします。
それに合わせて鼓動もまた、早くなりました。
そして音は一旦止み、とびきりが出た後、再び止みました。
そして。
背後の窓を叩く音が聴こえます。
ドンドンドンドンドン!!!
ドンドンドンドンドンドンドンドンドン!!!!
僕は。
振り返りました。
203:
僕はガラス越しに、ついに犯人を見ました。
女性でした。
いや、人とは言えないかもしれません。
長く振り乱した髪が、所々青黒くなったブルーチーズみたいな体にペットリとくっついていて、
その体は一糸纏わぬ裸体により如何なく見せ付けられています。
ですが最も目を引くのは、その顔でした。
唇とその周りの肉が無く、歯茎と歯が丸見えになっているのです。
更に口が耳まで裂けていて、顔の半分近くを占めているのです。
ですから、歯茎と歯は獣みたいに大きく………
禍々しいものでした。
また顔のそれら以外のパーツはいたって普通で、こちらをみて微笑んでいました。
真逆な顔で。
その女性は、顔だけ真逆でアゴとかエラ辺りから髪を生やしていて、頭部と首が繋がっているのでした。
僕はその姿に、その瞬間は怖いだの、気持ち悪いだのといった、感想はなにも感じませんでした。
ただただ、ヤバイ………と感じました。
自分の体とは思えないほどの、俊敏さで部屋を飛び出した僕は、後ろを振り返らず、一目散にマンションから飛び出しました。
204:
そして、昨日のネットカフェに逃げ込みました。
そして、呂律も回らないなか、店員にどうしよう、どうしようと叫びながら、掴みかかって揺さぶり続けました。
自分でも何がしたかったのか、わかりませんでした。
店員に言って解決するものでもありません。
ですが、とにかく助けが欲しかったのです。
店員は僕を諭すと、奥に引っ込んで、なにやら探しているようでした。
そして優しく僕にズボンを渡してくれました。
僕には何のことかわからず、唖然としていると、
店員が僕の腹部あたりを指差しました。
僕はそのズボンの意味を理解し、すぐさまトイレに入り、着替えました。
どうやら僕は何時の間にか漏らしていたのでした。
腹部から股下にかけて、尿で散々に濡れていました。
僕は着替えて、汚れたズボンを貰った袋に詰め込んで、店で夜を明かしました。
次の日、僕は管理人さんに実家にもどる旨を伝えそのマンションから退去したのでした。
205:
そしてつい先月。
そのマンションに今だ住んでいる友人にこの話をすると友人経由で管理人さんに伝わったらしく、
謝罪をしたいと管理人さんに言われました。
僕はやはりあの部屋には恐ろしい、いわくがあったのだと、恐ろしく思いました。
そして管理人さんに会い、話を聞くと、どうにもおかしいのです。
管理人さん曰く、私は貴方が怪しく思っているのが可笑しくて、一度だけノックをしてふざけたことがあったが、それも一度きりで、女の事など何もしらないのとのことでした。
僕は狐につままれた気分になりました。
一連のことは僕の妄想なのでしょうか。
その事より後にも先にも恐怖体験をしたことは一度もありません。
268:
髪の毛の女
あんまり怖くないけど友人Sと髪の毛の女の話を書いてみる。
もう15年くらい前、高1だったころから現在?までのこと。
たぶん事の起こりは、友人Sが廃アパートに肝試しに行ってから。
昼間だったんだけど、入口からは入れないから、ベランダ伝いに2階だか3階だかを手すり越えで各部屋に移動してたらしい。
すると、とあるベランダの物干しざおに長い髪の毛が束で引っかかっていて、友人Sは気づかずにつかんでしまい手に髪の毛が絡み付いてパニックに。
さすがに怖くなってその日は帰ったそうだが、それ以来友人Sに髪の毛の長い女が着いてきてしまった。
当時友人Sは仏間のある古い家に住んでいて、霊道と言うんだろうかただでさえ変なものが色々でる場所だったのに、以来髪の長い女がヒエラルキーの頂点に君臨。
仏間のある部屋にたまに現れるようになったそうだ。
269:
つづきです。
それから数年にかけて友人Sは長い髪の毛に悩まされることになって、たとえばバイト中にトイレ掃除しようと便器を見たら髪の毛がいっぱい詰まってたり、
外をホースで流そうと水を出したらどろっと髪の毛がいっしょに流れてきたり、ちりとりでごみを取ってふと見るとその中に髪の毛が大量に入ってたり。
私自身が実際友人Sから聞かせてもらったのは、携帯の留守録。
いつの間にか入っていた留守録で、しばらく風の音のような「ごぉ????」と言う雑音が流れ、最後に女の声で「あ、髪の毛が」でぶつっと途切れる。
早口で細い声でしかも雑音の中だから、非常に聞き取りづらかったけどたしかにそう録音されていたと記憶している。
友人Sに怖くないのと聞いたこともあったが、幽霊はけっこう美女だそうなのでオッケーだとか。
実際、ほかの友人が家に泊まりに来てから、そっちへしばらく着いて行ってしまって、その時は残念そうにいなくなっちゃったと言ってて私は神経を疑ったこともある。
すぐまた戻ってきたそうだけど。
その後、いまから7,8年ほど前に生き仏のような祖母が他界して以降、家の守り神がいなくなったせいか霊障がハンパなくなり、
家族にも不幸なことが相次いで、他の霊が活性化したせいか髪の長い女も現れなくなり、友人Sが結婚して家を建てた期に実家は引き払うことになったそうだ。
以降別段幽霊が現れることもなくなったらしいが、先日久々に友人Sに会ったら、こんなことを言っていた。
娘(5歳・長女)が時々部屋の中で「あのお姉ちゃんだれ?」とか嫁に質問することがあったと。
嫁からその話を聞いた友人Sが娘にどんなお姉ちゃんなの?と尋ねると、「かみのけのながいお姉ちゃん」と答えたと。
友人S曰く、「まだ居るかもしれんなぁー、ハッハッハ」だそうです。
292:
鈴の音
私は鈴の音が嫌いです。
小学生のころ、学研の「科学と学習」を読んでいたときに、小学生の怪談の中で、鈴の音がしてから、異次元の世界に連れ去られてしまうという話があったからです。
その話を読んでから、クラスメイトの女の子が鞄につけている鈴の音や近くに住んでいる女の子がキーホルダーに持っているアクセサリーから鈴の音が鳴っているのも
嫌な気分になったものです。もちろん、生活している中では鈴の音も聞くこともあるので、多少の耐性がついていたとはいえますが、やはりその音を聞くとドキッとしたものです。
小学6年生のころまでは、夜中に尿意を催すと母親に言って、一緒にトイレまでついていってもらうという体たらくでした。
293:
そんな怖がりが中学、高校と恐怖体験をしなかったことは僥倖といえるでしょう。
もちろん疲れからくる金縛りや怪異現象もありましたが、ごく普通の高校生活をすごしました。
大学受験も終え、無事第一志望校に合格し、大阪での学生生活を満喫していたころの話です。
当時はそれほど裕福ではなく、6畳一間のワンルームマンションでの生活がスタートしました。
それなりに楽しい毎日を過ごしていたと思います。学校の友人と飲んで、マージャンをして、
夜の街に出てはナンパをしてというごく一般的な学生生活だったと思います。
294:
当時住んでいたのは狭い部屋でしたので、家具を設置すると部屋はほとんど埋まってしまいました。
そのため、スペースを確保するために高めのパイプベッドを利用し、そこで就寝しておりました。
分からない人のために説明すると、二段ベッドの二階部分だけあり、その下のスペースに家具を置ける
ようになっているものです。一人暮らしの学生には非常に都合のよいものでした。狭いながらも快適な
日々を過ごしておりました。
その日もアルバイトを終え、くたくたになりながらも、入浴を終え、歯磨きをして就寝の準備を
いたしました。夏のことでしたが、それほど暑いわけではないのにうまく眠ることができません。
皆様も経験があることと思います。1?2時間もやもやとしながらベッドに横になっていました。
それからやっと睡魔がやってきて、うつらうつらしてきたときのことでございます。
295:
半覚醒といえるのでしょうか。夢か現かどちらとも判断できない状態でしたが、たぶん夢だったのでしょう。
頭の中に鳥居が浮かびました。神社にあるあの鳥居です。真っ赤でそれほど大きくもなく、どこにでもあるような
鳥居でした。実家の近くにも神社は数多くありましたが、その鳥居は何個も何個も奥に連なっている鳥居です。
そう、ご存知の方もいらっしゃるでしょうが、京都にある伏見稲荷様のようなものでした。夢の中ではありましたが、
何か不安な心持ちになりました。すると一番奥の鳥居から「ちり?ん。」と鈴の音が聞こえるのです。
小中学校のころには怖がっていましたが、さすがに大学生にもなればそのような音は怖がるはずもありません。
幼少時に鈴の音に怖がっていることもありましたが、今ではそう思うこともありませんでした。
しかし、その鈴の音は徐々に近づいてきたのです。鳥居をひとつひとつこちらに近づいてくるように。
「ちり?ん。」
「ちり?ん。」
「ちり?ん。」
近づくにつれ音は大きくなっていきます。
夢であろう、夢であろうと自分では思っているのですが、やはり幼少時の恐怖がよみがえってきます。
300:
丑の刻参り
本当に体験したスレにも書いちまったんだが
どっちかって言うとこっちに書くべきだと後悔したから
こっちにも書かせてもらう
30分前の話
2chを見てたおれは急にポ○チが食いたくなって歩いて5分ほどの、
コンビニに行った神社の境内を、通れば5分が3分に出来るから帰りは
境内を突っ切ったんだ。そしたら境内の御神木の裏から
カンッカンッカンッっていう釘を叩く音?が聞こえた
オカルト大好きな俺は興味本位で、近づいた後ろを覗いた時後悔した
後ろには、明らかにおかしい女がいた。白装束に身を包み
身体中に、色々な道具がありまさに丑の刻参りの格好だった
301:
次の瞬間には俺は走り出した。今までならあり得ないスピードで俺は走ってた
だけどあの女はそれ以上で、走ってたと思う家までの3分間が物凄い長かった。
あの女は俺の後ろを走り謎の声を発してた(呪いの言葉?)
やっとの思いで家についた俺は携帯もってガクブルしてた
あの女は俺の家までついて来てたからだ
怖すぎて耐えられなかったから2chに書いた
駄文ですまん
302:
その女が何日目だったかは知らんが
誰にも見られずに百日かそこら参らなければ効力が無く
しかも途中で誰かに見られたらその時点でノーカンになる為に
見てしまった者はかなり恨まれるという恐ろしい呪詛だな
303:
丑の刻参りを見られたらその見た人を殺さないと自分が死ぬんじゃなかったっけ?
305:
>>303
そうそう
呪いが返ってくるんだよな
315:
トイレ怖い
この間東京に用事があって行ったんだよ。
片田舎からの上京なので朝一の高バスに乗って、9時頃に新宿駅に着いて。
で、その途中にトイレ休憩もあったんだけど眠くてずっと寝てたのよ。
そしたら、新宿駅に着いたころにはウンコ出たさがMAXになっちゃって、
ケツ閉めながらバス降りて新宿駅でトイレ探したんだけどなかなか見つからないのな、あそこ。
ようやく「TOILET→」みたいな表示を見つけてやったと思ったらまだそこにはなくて
「↑TOILET」「←TOILET」みたいに色々迷路みたいに歩かされたんだ。
さすが新宿駅だけあって朝9時で店あまりやってないのにものすごい人混みで
まっすぐ歩けないほどだったんだけど、その表示の通りに歩いていったら
いつの間にか壁と壁の隙間みたいな狭い通路に案内されて、人も誰もいなくなった。
その頃には俺の肛門は限界寸前だったが、細い曲がり角を曲がったところでようやく
トイレを見つけた。よし間に合った!と思ったが、トイレの入り口の前で1人待ってる人がいる。
うわーこんな奥まった所のトイレなのに順番待ちかよ。さすが新宿駅だな、なんて思ってたら
その待ってる人が「あ、お先にどうぞ」って通してくれた。
316:
え?なんで?と思いつつ肛門爆発寸前だったので「あ、すいません」といい猛ダッシュで個室へ。
洋式の便器に座ると同時にウンコ放出。ふう、何とか間に合ったか、と冷静になってあれ?と思った。
「お先にどうぞ」って、個室が空いてるたにさっきの人は一体何を「待ち」してたんだ?
しかも個室は俺が今入ってるのを含め2つ、どっちも空いてたのにあいつは何を「待って」たんだ?
次の瞬間、閉じたドアと壁の3mmくらいの隙間から刃物がスッと差し込まれた。
寿司屋が使うような柳刃包丁がスッと差し込まれたかと思うと、隙間を上下に思いっきりガチャガチャし始めた。
閉まってる鍵の部分に当ってもおかまいなしでガシャガシャグサグサ刺しまくってくる
俺はあまりのことに震え上がって便座の上で膝抱えてじっとするしかなかった。
そのうち、包丁は反対側の隙間、下の床とドアの隙間からも差し込まれて上下左右に暴れまわったが
ギリギリ俺の体には当たらずに済んだ。
しばらくすると包丁は引っ込み、物音ひとつしなくなったんだが、俺は恐ろしくて5分くらいは
そのまま便座の上で固まってた。その後、思い切って俺はドアを勢い良く蹴って開けたんだが
もうそこには誰にもおらず、絶対さっきのあいつだと思って警察に通報したのだが
状況証拠も何もなく被害もないのでそのままうやむやにして流されてしまった。
やっぱり東京って怖いわ。
332:
おかしくなった婆ちゃん
心霊系じゃないし洒落にならない程怖いかって言われると分からない
けど、個人的にゾッとした話
この間、曾祖母ちゃんの住んでたアパートが火事になった
被害は曾祖母ちゃんの部屋が焼けただけで
隣の部屋に燃え移ったとか大きな事にはならなかったんだ
今までは曾祖母ちゃんが一人で住んでたわだけど
火事起こした以上は一人では無理だって事で
親戚一同集まって話し合いが開かれたんだ
集まったのは俺と俺の親、親兄弟と婆ちゃんと
今までちょいちょい曾祖母ちゃんの面倒をみてくれてた叔父さん
うちも親兄弟のとこもそれぞれ自分達の事で精一杯だから
娘である婆ちゃんに面倒をみてくれって話になったんだが
婆ちゃんがそれを拒否して騒いだんだ
それから、火事で火傷を負って憔悴してる曾祖母ちゃんに向かって
「ざまあみろ」って大声で三回も怒鳴った
それが切っ掛けでケンカになって、結局曾祖母ちゃんは
市で経営してる施設に入れる方向で話は進んだんだけど
火事で憔悴してる、しかも実の母親に向かって
ざまあみろって言った婆ちゃんが怖かった
ここ数年、熟年離婚してから婆ちゃんがおかしくなったのが怖い
333:
>>332
まだまだ地獄の入口にも入ってないぜ。
本当にやばくなるのはこれから。
334:
>>333
不安になるような事言うなよ…
熟年離婚してから婆ちゃんがマジで怖いんだ
隣の家の子供に後を付け回される、とか
家に監視カメラを仕掛けられた、とか
わけ分からん事を言うようになった…
幽霊より生きてる人間の方がよっぽど怖い
340:
>>332だけど、レスにもあるように糖質だと思ってる
元々、婆ちゃんは子供大好きで孫にまで嫉妬する人だったんだけど
離婚してから悪化して爺ちゃん宅、俺宅、従兄弟宅を
ストーカーの様に観察して歩き回ってるんだ
爺ちゃんと血の繋がりがないから余計そうなのかもな…
取り敢えず、幽霊よりうちの婆ちゃんが怖いわ
341:
離婚後の話なんだけど、普段は婆ちゃんばかり世話してるから
久し振りに爺ちゃん宅に集まって
身内で飲もうって話をしてたんだ
俺も久し振りだったし乗り気で支度してたら
従兄弟の父から電話があって飲み会が中止になった
理由を聞けば、何処から聞きつけたのか婆ちゃんが
爺ちゃん宅に凸してきてガソリンを撒こうとしたり
包丁を持ち出して泣いて暴れるという惨劇が繰り広げられたらしい
その後、婆ちゃんがストーカーしてる事が発覚
普段はそんなに酷くはないんだけど
稀に取り憑かれたように気狂い起こす
普段は普通な分怖いんだよな…
342:
電柱の女の子
後輩に聞いた話1。
だいぶ前に他のところにも書いたので知ってる人がいるかもしれない。
後輩は4人兄弟で体験したのは1番上の兄貴。
その兄貴が小学校低学年の時の話だ。
その日、兄貴は友達数人と近くのグランドで野球をして遊んでいた。
グランドの周りは雑木林になって薄暗かったそうだ。
野球をしていた兄貴がふと雑木林の方を見ると誰かがこちらを見ていることに気づいた。
よくみると、それは自分たちと同じ歳位の女の子で木の陰から顔を半分だけ覗かせてこちらをじっと見ている。
343:
2
知らない子だったがずっとこちらを見ているので、一緒に遊びたいのかと思った兄貴は友達と相談して女の子に声をかけ仲間に入れてやろうということになった。
野球を中断しみんなで雑木林の方へ行くと
「一緒に遊ぼうよ」
と相変わらずこっちを見ている女の子に声をかけた。
すると女の子は木の陰に顔引っ込めて隠れた。
兄貴達は女の子が恥ずかしがっているのかなと思い「ねぇ」と声をかけながら木の陰を覗き込む。
しかしそこには誰もいなかった。
344:
3
「あれ?」
おかしいなと思いながらあたりを見回すと、別の木の陰からさっきと同じように顔を半分出した女の子がこちらを見ている。
兄貴たちはまた声をかけながら女の子の方に近づいていった。
しかし女の子はまた木の陰に隠れてしまう。
またみんなで木の影を覗くが女の子はいない。
そしてまた別の木の陰からこちらを見ているのに友達が気付いた。
兄貴たちが近づくと顔を引っ込め、木の陰を見ると誰もいない。
しかも女の子が移動する瞬間は誰も見ておらず、いつの間にか別の木にいる。
そんなことが何度も続き、兄貴たちはだんだん気味が悪くなってきた。
345:
4
そのうち誰からともなくもう帰ろうということになり、女の子はほっといて帰る事にした。
帰り道、さっきの子
気持ち悪かったななどと話していると友達の1人が急に叫んだ。
そいつは後ろを見て
「あれ!あれ!」
と何かを指差している。
みんなが後ろを振り返るとさっきの女の子が電柱の陰から顔半分だけ出してそこに居た。
気味悪さを通り越して怖かった。
それは友達も同じだったようで
「逃げよう!」
誰かが叫んで走り出そうと前を向くと、今まで後ろにいたはずの女の子が前方の電柱の陰から顔を半分出している。
ありえない。
これは人間じゃない。
兄貴たちはパニックになり悲鳴を上げてばらばらに逃げ出した。
346:
5終
兄貴は目をつぶって電柱の横を走り抜け全力で家まで帰ると、押し入れの中に逃げ込み親が帰ってくるまでずっとそこで泣いていた。
「家に入る瞬間、振り向いたらまた居たんだよね。電柱の陰からこっち見てた。」
その後、この女の子を見た事はなく、この一回だけらしい。
遊びたかっただけなのかも知れないが、顔を半分しか出さないのに何か意味はあるのかな?と想像すると結構怖い。
この後輩の実家の近くには大きな霊園があって後輩自身の怖い話もあるので、まとめたらまた書きにきます。
350:
迷い道
8年前位に大阪で一人暮らししてたころ
妙な体験をしてて、ちょっとわかる人いたら聞きたいんだけど
大阪の難波付近で、道の片側に高さ4.5mくらいの
鉄の壁がずっと続いていて、その反対側が
工場地帯になってる場所知ってる人いるだろうか
351:
なんでそんな話聞きたいかっていうと
当時、19くらいだったんだけど友人と深夜1時
くらいまで遊んで、チャリで帰ったんだが、
帰りになんとなくいつもと違う道で帰ろうと思って
普段使わない道通ってみたんだ、そこの道は
一度も通ったことなかったんだけど、方向があってればまあ
帰れるだろうと思って、
ホントになんとなくだったんだけども
352:
で、その知らない道をずうっと道なりに
進んでったら、さっき言った右手が
4?5m鉄の壁になってて左手が工場地帯
で、その工場の手前にベンチがポツポツとある
通りになったんだ
鉄の壁には100mおき位に扉が付いてた
外灯も立ってたんだけど
結構離れた間隔で置いてあって
妙に暗い道だった
そこをずっと進んでったんだけど、いけどもいけども
景色が変わらない
20分くらいチャリで走ってたんだけどずっと
同じ景色なんだよ
353:
そこを方向的には右に曲がらないと
自分の家につかないんだけど、ずっと鉄の壁が
あるから、どうしても右に曲がれなかった
ふと、壁の向こうはどうなってるのか気になって
工場の方によって壁の向こうがどうなってるのか見ようとしたんだ
立ちこぎになって首を伸ばせば向こう側が見えるかと思って
そしたら建物全然近くに見えないんだ、めちゃくちゃ遠くに
ビルとかマンションの明かりが見えるだけで
それで、あ、これ帰れねえやと思っていい加減引き返すことにした
結構走ってたんだけどね
357:
規制されたから代理で書き込みます。
で、その戻り道、言ったとおりベンチがいくつかあったんだけど
行きは、そのベンチ無人だったんだよ
それがさ、戻ってる時にいくつか
人が座ってるベンチがあったんだよね
二人で座ってぼそぼそ話してたり
何かパンみたいのひたすら食べてたりしてた
よくは見えなかったけれどみんなおじさんだったと思う
深夜の1時まわってたんだけどね
それでまあ、何事もなく元の道に戻って
そこからはいつもの道で帰った。
次の日友達にその話をしたら面白そうだから
その道に行ってみようという話になって行こうとしたんだが
道は見つからなかったんだ
36

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