女騎士「姫様が敵将に捕まった!」剣士「何だと!」back

女騎士「姫様が敵将に捕まった!」剣士「何だと!」


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1:
兵士「申し訳ございません…。敵の猛将、貴族騎士の奇襲で本城は大打撃を受け、避難に遅れた姫様は…。」
女騎士「くそっ!私が前線から、もっと早く帰還していれば!」
元スレ
女騎士「姫様が敵将に捕まった!」剣士「何だと!」
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2:
剣士「あんま自分を責めるな。」
女騎士「姫様は、私の実の姉のような人でもあるのだ!」
剣士「女騎士…。」
大将軍「すまぬ、王の護衛をしていたとはいえ、城に在りながら姫様に危害が加わることを許してしまうとは…私は騎士失格だ。」
女騎士「大将軍様…。」
剣士「助けるにも、俺たちは押されてる。手を打たないとな。」
女騎士「傭兵のお前にも、苦労をかけてすまない。」
剣士「これも仕事だ。必ず姫さんを助け出そうぜ。」
女騎士「あぁ!」
3:
しかし三ヶ月が経っても戦局は良くならなかった
ある日、敵方の参謀から魔道球(魔法力で映し出す映像媒体)が届いた
4:
女騎士「敵方からだと!早く見せよ!」
大将軍「一体何の映像なのだ?」
兵士「姫様に関わることだそうですが。」
剣士「おい、嫌な予感がするぜ…。」
5:
貴族騎士「「貧弱なる王国の諸君こんにちは、吾輩は帝国の猛将、貴族騎士である。」」
貴族騎士「「今回映像を送ったのは他でもない、吾輩とそちらの姫との婚約の報告だ。」」
女騎士「婚約の報告だと!ふざけるな!」
貴族騎士「「では、それまでの経緯の一部始終を見せてやろう。」」
女騎士「姫様…無事で…。」
7:
姫様「「嫌です!」」
貴族騎士「「嫌じゃない!吾輩と結婚しろ!」」
姫様「「なんでですか!絶対に嫌です!」」
貴族騎士「「強情な女よな、ならば、これで従わせてくれよう!」」
女騎士「おのれぇ!姫様に何をする気だ!」
8:
貴族騎士「「吾輩が学生だった時のテストだ!見よ!五教科497点だぞ!学年1位だぞ!」」
姫様「「え?」」
女騎士「え?」
剣士「…は!?」
9:
貴族騎士「「どうだ、頭脳明晰。結婚したくなったか?」」
姫様「「い、いいえ。」」
貴族騎士「「ノォォォゥッ!!!何故だっ!何故だぁぁぁっ!」」
貴族騎士「「ならば、これだ!」」
女騎士「貴様!今度は何を!」
10:
貴族騎士「「表彰状だ!剣術の大会で優勝した時のものだ!」」
女騎士「え?」
剣士「おや?」
11:
貴族騎士「「どうだ!文武両道!惚れただろう?」」
姫様「「あの、いいえ。」」
貴族騎士「「シィィィッット!!!何故だぁぁぁっ!」」
姫様「「ご、ごめんなさい。」」
貴族騎士「「こちらはどうだ!ボランティアの表彰状!優しさも持っているぞ!」」
姫様「「すみません…。」」
貴族騎士「何故だ!何故ダメなのだ!ダメだと言うところを挙げてみよ!」」
12:
姫様「「…ルックス?」」
貴族騎士「「オーマイガッ!!!」」
貴族騎士「「うぅ…ルックスはしょうがないじゃん…生まれつきだもん。」」
姫様「「あぁ、泣かないでください。言いすぎました。」」
13:
貴族騎士「「じゃあ、結婚してよぉ。」」
姫様「「せめて、上から目線な性格を改めてください。そうしていただければ…。」」
貴族騎士「「よかろう!あ、いや!わかりました!」」
姫様「「はい♪よくできました。」」
女騎士「…終わりか?」
14:
貴族騎士「「ここまではプロローグである。次から吾輩と姫様のラブストーリードキュメント149分の放映だ。」」
剣士「うっわ。」
貴族騎士「「ちなみに本題はエピローグだが、絶対に飛ばさず見ろよ?絶対だぞ?」」
15:
参謀「「はい、カーット!」」
貴族騎士「「どうだ、いい画取れた?」」
参謀「「ばっちしですな。ところで将軍、映像でのキャラ、上から目線でしたよ。」」
貴族騎士「「あ、やべっ。嫁には内緒な?な?」
参謀「「いいっすよ。」」
兵士「「参謀、まだカメラ止まってませんよ〜。」」
貴族騎士「「あ、ちょっ、ここ切っといてよ。」」
16:
大将軍「編集、失敗したのかな。」
女騎士「あ、チャプター機能付いてる。」
剣士「プロローグ、情事、ラブストーリー、エピローグ、か。」
女騎士「情事、だと!?」
17:
貴族騎士「「姫よ、どうだ?気持ち良いか?」」
姫様「「そ、そんな…こと…。」」
貴族騎士「「おや?口ではそう言っているが、下の口は正直なようだぞ?」」
姫様「「くっ、外道な騎士なんかに絶対負けたりしない!」」
姫様「「あへぇぇぇっ!イきましゅぅぅぅっ!貴族騎士様のサーベルで私の砦が落城しちゃいましゅぅぅぅ!」」
貴族騎士「「ふはははは!堕ちおったわ!」」
女騎士「姫ぇぇぇ!」
剣士「あの野郎!こんな手を使いやがるとは!」
大将軍「先程までのは、奴の演技だったのか!?」
兵士「姫がぁぁ!」
「「うひぃぃ!イくぞぉぉぉ!」」
全員「!?」
18:
貴族騎士「「姫ぇぇ!もうイかせてくれぇぇ!」」
姫様「「ダメですよ?私がいいと言うまでイかせてあげません♪」」
貴族騎士「「そ、そんな…あ、あぁぁぁ!」」
姫様「「もっといい声でお泣きなさい!」」ピシィ
貴族騎士「「あうん!」」
19:
貴族騎士「「姫、約束は守ったようだな?」」
姫様「「は、はい…。」」
貴族騎士「魔動張型を入れっぱなしの一日は、どうであった?」」
姫様「「はい、すごく…興奮しました。」」
貴族騎士「姫は淫乱だなぁ?淫乱なメス豚だなぁ?」」
姫様「「あなたがやれって言ったんでしょう!」」
貴族騎士「「ひ、姫!ごめん言いすぎた!ほら、シチュエーションプレイだから!」」
姫様「「あ、ごめんなさい…。」」
貴族騎士「「いや、でも、吾輩ほら、約束したし。上から目線しないって。演技とはいえムカつくのも当然だよ。」」
姫様「「本当にごめんなさい…。」」
貴族騎士「「あぁ、姫、泣かないでくれぇ。…今日は、普通にラブラブHしよっか?」」
姫様「「ぐす…。…うん。」」
女騎士「しちゅえーしょんぷれい…。」
剣士「姫さん…?」
20:
貴族騎士「「貴様ら!この情事とはなんだ!」」
姫様「「こんなの入れるなんて聞いてませんよ!」」
参謀「「いやぁ、二人のラブラブっぷりが伝わるかなぁって。」」
貴族騎士「「姫の痴態を、仲間たちに見せるのだぞ!吾輩だけならまだしも!」」
姫様「「でも…それ、ちょっと興奮しちゃうかも。」」
貴族騎士「「姫っ!?」」
剣士「姫さんっ!?」
大将軍「姫っ!?」
女騎士「…!?」
兵士「!?」
21:
貴族騎士「「そもそもラブラブっぷりはラブストーリーで見せるのだ!」」
参謀「「あ、そっか。」」
剣士「今度こそ、ラブストーリーか。」
大将軍「ドキュメントらしいな。」
22:
参謀「「はーい、ラブストーリー撮影しまーす。」」
姫様「「はーい。」」
兵士「「配置おっけーでーす。」」
貴族騎士「「吾輩も良いぞー。」」
〜貴族騎士の朝は早い〜
貴族騎士「「いやー今日も王国との戦争ですよ。ま、我々が優勢ですけどね。」」
〜貴族騎士の活躍は、帝国の勝利に大きく貢献しているのだ〜
貴族騎士「「実は、今付き合ってる彼女とも、戦争で出会ったんですよ。」」
〜貴族騎士の彼女とは一体〜
<CM入りまーす
23:
兵士「「君も、帝国軍人になって国を守らないか?」」
「「兵士募集中、危険な仕事ですが、三食昼寝宿にデザート付き、有給もばっちり!」」
「「国のために何かしたいそこのあなた!兵士へGOだ!」」
皇帝「「わしは優秀な人材なら学歴生い立ち一切問わず、重役に置くよ。」」
参謀「「僕も平民の出ですが、皇帝陛下に推薦されて参謀の地位にいます!」」
「「帝国印の?」」
「「「健康牛乳〜!!」」」
<CM明けまーす
24:
〜貴族騎士と彼女の出会い〜
※本人たちによる再現
貴族騎士「「はぁっ!王国兵も大したことはないなっ!」」
姫様「「きゃぁっ!」」
貴族騎士「「むっ、女。止まれい!」」
姫様「「くっ…。」」
貴族騎士「「な、なんとぉ!?」」
〜貴族騎士さんの一目惚れ〜
貴族騎士「「そなた、名を何と申す!」」
姫様「「ひ、姫、です。」」
〜お相手はなんと、王国の姫様!!〜
<え〜〜〜!
25:
〜お相手はなんと、王国の姫様!!〜
<え〜〜〜!
姫様「「それでその、彼に凄い口説かれまして。最初は断ったんですけどね。」」
〜まんざらでもない顔で語る姫様〜
姫様「「彼、凄く真剣でしたし、こんなに思ってもらえると、ちょっと揺れちゃいますよね。」」
<あ〜〜〜
姫様「「遂に、OKしちゃいましたっ。」」
26:
〜実は国王に話をしていない貴族騎士さん〜
貴族騎士「「はい、まだお義父様には許しを得ていなくて…はい…。」」
<え〜〜〜
〜許しを得るために二人で作戦を練っているという〜
〜ここからは、二人の生活に密着!?〜
<CM入りまーす
27:
「「い!硬い!強い!強靭な馬なら帝国馬舎へ!」」
「「さは並の野生馬の約1.2倍!?」」
「「このさで重装甲!戦争中に馬が傷つきません!」」
「「重装甲も内部に負担のかからない工夫!馬も大事に扱わないとね!」」
「「帝国軍人なら、一人に一頭重装軍馬!」」
<CM明けまーす
28:
姫様「「貴族騎士様、あーん。」」
貴族騎士「「うむ、おいしい。」」
姫様「「はい、今度は私に。」」
貴族騎士「「あーん。」」
姫様「「あー
貴族騎士「「なんちゃってーパクッ」」
姫様「「あーっ!」」
〜ラブラブカップルのお二人〜
剣士「いつまでこんなん見てんだ!」
女騎士「はっ!?見入っていた。」
剣士「本題はエピローグなんだろ?見るぞ!」
女騎士「だが、飛ばすなと…。」
剣士「真面目すぎだろ!」
29:
姫様「「これ、今カメラ回ってるの?」」
参謀「「回ってまーす。」」
姫様「「あ、はいはい。始めましょうか。」」
貴族騎士「「こほん、と、言うわけで、吾輩と姫の結婚が決まりました。」」
姫様「「ではなくっ?」」
貴族騎士「「あ、はい。えっと、国王様、いえ、お父さん!娘さんを、吾輩にください!」」
姫様「「はい、よく言えました。偉い偉い。」」
貴族騎士「「うぅ、姫ぇ。」」
剣士「うっわ、きつっ。」
30:
姫様「「なので、もしお父様の許しがあったら、国には戻りません。大将軍、女騎士、兵士のみんな、傭兵の方々も、私の心配はしないで。幸せになりますから!」」
女騎士「ひ、め…。」
剣士「女騎士、つらいよな…。実の姉みたいな人が…。」
女騎士「じあわぜになっでぐれぇぇぇぇ。」
剣士「えっ?」
大将軍「姫様、おめでとうございますっ!」
兵士「俺達のアイドル…姫様が…うぅ、結婚しちまうのかよぉ。寂しくなんなぁ…。」
剣士「いいの?これでいいの?」
貴族騎士「「吾輩と姫様が結婚することにより、我々は王国に同盟を申し込む!戦争は終わりだっ!」」
姫様「「やりましたねっ!」」
31:
王様「ええいっ!何をしている!準備をせぬか!」
剣士「王様!いらしていたのですか!」
大将軍「何の準備でしょうか?」
王様「決まっておろうに!」
剣士「姫様を取り戻す、決死隊ですか?」
王様「祝宴じゃ!祝宴の準備じゃ!わしは結婚を認めるぞ!」
剣士「えぇっ!」
32:
参謀「王様から許しの手紙が来たぞぉっ!」
皇帝「そうかっ!よかったな貴族騎士よ!」
貴族騎士「はいっ!」
姫様「これから、末永く、よろしくお願いします。旦那様。」
貴族騎士「幸せにしてみせようぞっ!」
姫様「あら?」
貴族騎士「い、いや!してみせますっ!」
姫様「うふふ、はいっ。」
33:
こうして二つの国は大きな絆で結ばれ、両国間の平和は何百年も続いたという
ちなみに剣士は女騎士と結婚して、幸せに暮らしたという。
34:
終わりだ
35:
めでたしめでたし!
乙なの?続きは?
36:
>>35
終わりだ
見てくれてありがとう
37:
貴族の癖にいいやつじゃないか
3

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