雪ノ下「だめのん?」back

雪ノ下「だめのん?」


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1:
このスレは隠れだめっ子の雪ノ下雪乃を見守るスレです。
キャラ崩壊等も多少あるかとは思われますので、
出来る限り広い心でご覧になっていただけましたら幸いです。
7巻までのネタバレがあるかもしれませんので、
未読の方はご注意ください。
お題をいただけましたら可能な限り努力いたします。
ではよろしくお願いいたします。
3:
『ゆいがはまさん』
雪ノ下「ひゅいがはまさん」
由比ヶ浜「(ゆきのん今噛んだ……)」アワアワ…
八幡「(比企谷くん、と混ざりやがった……)」
雪ノ下「ゆ、ゆいぎゃはまさんっ」
由比ヶ浜「(ゆきのんまた噛んだ……)」
八幡「(ああ、さっき噛んだところ乗り越えて油断したな……)」
雪ノ下「ゆ、ゆっ、ゆいがはまにゃん!」
由比ヶ浜「(ゆきのん……)」ハラハラ…
八幡「("にゃん"て……)」
雪ノ下「………………」
由比ヶ浜「………………」
八幡「………………」
雪ノ下「……ゆいゆい」テレッ
由比ヶ浜「だめのん!!」キュンッ
4:
『ひきがやくん』
雪ノ下「ねぇ、ひきがやきゅん」
八幡「あっ(こいつまた噛みやがった……)」
由比ヶ浜「(がんばれゆきのん! もう一回言ったらいえるから! がんばれ!!)」
雪ノ下「………………」
由比ヶ浜「………………」
八幡「………………」
雪ノ下「……はちまん」ブッスー
八幡「だめのん!!!」
由比ヶ浜「(いじけたゆきのんかわいいなぁ)」
5:
『のぞきみ』
雪ノ下「比企谷くん、どこへ行ったのかしら。由比ヶ浜さんはまだ来ないし……」
雪ノ下「(ん、あれ、比企谷君がさっきまで読んでた本)」
雪ノ下「彼はいつも何を読んでいるのかしら……? いつもブックカバーで隠れていて見えないのよね」
雪ノ下「ぶっ、部員の嗜好を知るのは大切なことだわっ」
 テクテクテク……
雪ノ下「(チラッとだけ、チラッとだけなら……)」チラッ
雪ノ下「きゃああああああああっ!!!!!」ガタガタガタッ
雪ノ下「ほっ、ほ、ホラー漫画……ハァ、ハァ……」
雪ノ下「も、もう!! 比企谷君のばかぁ!!!!」プルプル
 ?ドアの外?
由比ヶ浜「だめのん……」コソッ
7:
『みえを、はる』
由比ヶ浜「今日はゆきのんの家でDVD鑑賞会ー!!」
雪ノ下「なぜこんなことに……」
八幡「まったくだ……」
 ?雪ノ下の部屋の前?
雪ノ下「さ、上がってちょうだっ―――ま、待って!!!」
 ドタバタガタガタ……
八幡「なんだ、どうした?」
 ?5分後?
雪ノ下「ま、待たせたわね。どうぞ、今度こそ上がって頂戴」
由比ヶ浜「わーい、ゆきのんのおうち?♪」
八幡「(俺は部屋に入った瞬間に気がついていた)」
由比ヶ浜「前来た時も思ったけど片付いてるよねー」
八幡「(クローゼットからはみ出した……)」
雪ノ下「もともと余計なものを置かないからよ」ドヤァッ
八幡「(巨大なパンさんぬいぐるみの腕を……)」
由比ヶ浜「さすがゆきのん、カッコイー……キラキラキラ」
八幡「だめのん……」
雪ノ下「ギクッ」
8:
『ひとりにしないで』
 ?DVD(ホラー)鑑賞中?
由比ヶ浜「キャーキャー!!」
八幡「おおうっ」
雪ノ下「…………」
 ?鑑賞後?
由比ヶ浜「あー、超怖かったけど超面白かったねっ!」
八幡「これ由比ヶ浜が買ったやつ? 小町好きそうだから借りてって良い?」
由比ヶ浜「うん、いいよいいよー♪ ゆきのんはどうだった?」
雪ノ下「ストーリーに整合性が無かったのではないのかしら? 結局あの怪物はどうして人を襲うのかしら?」
由比ヶ浜「あはは、ゆきのんはホラーとかぜんぜん平気そうだもんね」
八幡「んじゃもう良い時間だし俺そろそろ帰るわー」
由比ヶ浜「あっ、あたしもー」
雪ノ下「ゆ、由比ヶ浜さん!」
由比ヶ浜「ふぇっ、ど、どうしたのゆきのん?」
雪ノ下「きょ、今日、泊まっていかない……?」
由比ヶ浜「えっ!? いいのゆきのん!!? やったー!!!」
八幡「(俺は黙って部屋を出ることにした。いいよ、分かってるから……)」ガチャ…バタン
 エー! イッショニネテイイノー!? ドウシタノユキノン!!?
八幡「お前、意外と怖いのダメだもんな……」
八幡「……だめのん」
10:
『わんわんさん』
 ?ペットショップにて?
雪ノ下「じぃーっ……」
 ワンワン! ワンワンワワン!!
由比ヶ浜「あ、あれ、ゆきのん、向こうでいぬ見てない?」
八幡「えっ、あいつ超いぬ嫌いだぞ。……むしろ怖がってるまである」
由比ヶ浜「なんかゆきのんぶつぶつ言ってる?」
 ワンワン! ワンワンワワン!!
雪ノ下「あなたなんか怖くないわ。なぜこの私があなたなんかに怯えなくてはならないの。私は負けないわよ。この、この、この―――」
 ワン!!!
雪ノ下「ひいっ!」ビクッ
由比ヶ浜「だめのん!!」
11:
『にゃんこさん』
由比ヶ浜「あっ、ゆきのん移動したっ」
八幡「何で勝ち誇った顔してんだよ……判定基準どこだよ……」
由比ヶ浜「ねこコーナー行っちゃった。ゆきのん超真剣な顔してるーっ!」カワイー!
八幡「さっきのいぬ成分をねこで中和しようとしてるな……」
雪ノ下「……にゃー」
由比ヶ浜「いっ、今ゆきのん、にゃ、にゃーってっ」ワタワタ
八幡「ああ、言ったな……(見られてるぞバカやめとけって)」
 ニャーニャー!! フニャー!!
由比ヶ浜「あ、あれ?ゆきのん超逃げられてる……?」
八幡「ねこってガン見してくる人嫌うから……」
 フニャー!! フシャー!!
雪ノ下「ぐすん……」
八幡「だめのん……」
14:
『えすえふ』
雪ノ下「巷では平塚先生は未来の私だという噂があるそうね」
由比ヶ浜「未来からタイムスリップしてきてるんだよねっ♪」
八幡「メタい話だなおい……」
雪ノ下「どうしてそんな話が出たのかしら。納得いかないわ」
由比ヶ浜「二人とも黒のロングだし、美人だからじゃないの?」
八幡「あと友達いないところとかな」
雪ノ下「比企谷君……誰が誰に言っているのかしら……」
由比ヶ浜「まぁ似てるといえば似てるよねー」
雪ノ下「そうかしら……納得いかないわ……」
 ガララッ
静「ういーっ……あー、だめだー。昨日飲み過ぎたぁー……ま、部屋で一人酒だけどな……あたまいたい……けっこんしたい……」
由比ヶ浜「だめのん!!!」
雪ノ下「私じゃないじゃない!!」
15:
『もしものはなし』
静「ん? 私が未来から来た雪ノ下だって? そりゃあいいな」ハハッ
雪ノ下「何がいいのですか先生。適当なことを言わないでもらえますか?」
八幡「まぁそうカッカすんなって……」
静「(もし私が本当に未来から来た雪ノ下だったら……)」
静「(昔の彼氏が比企谷で、その彼氏に別れるときに家財道具までかっぱらわれて……)」
静「(多分その未来の八幡はたぶん由比ヶ浜に奪われてる……)」
静「(しかも最悪なことにわざわざ過去に飛んで昔の自分と元カレと恋敵の前で結婚したい結婚したいと言い続けている……)」
静「(ひどい、ひどすぎる!! 目も当てられんぞ!!!)」
静「だめのん……」
雪ノ下「……なぜ哀れみの目で見るのですか」
16:
『だんさいんざだーく』
雪ノ下「ちょっと遅くなってしまったわね」
八幡「うわ、もう外真っ暗だ。廊下の明かりもほとんど消えてら」
雪ノ下「鍵を返すのは明日でよさそうね。さ、行きま―――きゃっ!」トトッ
八幡「………………………………」
雪ノ下「………………………………」
八幡「なぁお前今躓いて―――」
雪ノ下「何を言っているのかしら比企谷君はまるで暗闇で何も見えないくせにあてずっぽうで可笑しなことを言わないでくれるかしら大体あなたのその腐った目でこの世の何が見えるというのあなたの腐った目に映るものなんて所詮腐ったものだけなのよだから―――」クドクド
八幡「だめのん……」
雪ノ下「ぐぬぬ」
18:
『あいさつ』
雪ノ下「やっぱり、好かれていることに甘えてはいけないわよね」
雪ノ下「由比ヶ浜さんのことをもっと受け入れようと努力しないと」
雪ノ下「……今なら誰もいない……練習するなら今のうち……」
雪ノ下「………………………………」
雪ノ下「…………や、」
雪ノ下「やっはろー!」
八幡「おいーす、遅くな」ガララッ
八幡「………………………………」
雪ノ下「………………………………」
八幡「…………やっはろー」
雪ノ下「やさしくしないで!!!」
 ?ドアの外?
由比ヶ浜「だめのん……」キュンッ////
20:
『みらのふう』
由比ヶ浜「ゆきのんとサイゼ!!」
雪ノ下「これ、どれを頼めばいいのかしら……」
由比ヶ浜「あそっか、ゆきのんあんまりこういうとここないよね? あたし的にオススメはやっぱりミラノ風ドリアかな!」
雪ノ下「ゆ、由比ヶ浜さんが勧めるならそれにしておくわ////」
由比ヶ浜「ゆきのん……//// じゃあミラノ風ドリアとドリンクバー2つずつ!! ゆきのんドリンクバー好きだったよね? 一緒にいこっ♪」
雪ノ下「べっ、別に好きというわけでは……」
 ?数分後?
由比ヶ浜「いっただきまーす。 あっ、ゆきのん、すっごい熱いから気をつ―――」
雪ノ下「ひゃふっ!!!!」
由比ヶ浜「―――けて、って言おうとしたんだけど遅かったね……ごめんね」
雪ノ下「……ひたひゃけどひたわ(舌、火傷したわ)」ヒリヒリ
由比ヶ浜「だめのん……」
雪ノ下「……」ショボン…
21:
『れいとんせんせい』
 ―コノクライトウゼンダヨ、エイコクシンシトシテハネ―
由比ヶ浜「あっ、ヒッキー、そのゲームあたしもやりたーい!」
八幡「ん、あっ、勝手に取るなよお前」
由比ヶ浜「前に姫菜がやってて面白そうだったんだー」
八幡「海老名さん……ああ、"時間旅行"な……」
由比ヶ浜「あーれー、この問題わかんない……」
八幡「おいおいお前早かよ……なるほどこりゃわからん」
 ウーンウーン… コリャワカラン…
雪ノ下「さっきから二人とも何をやっているの?」
由比ヶ浜「そうだ、ゆきのんならこれ分かるかも!!」
雪ノ下「なにこれ、クイズ? 簡単じゃないの、答えは59分よ」
由比ヶ浜「ほんとだ合ってるー! ゆきのん凄い!! じゃあこれはこれは!!?」
雪ノ下「えっ、ちょっと由比ヶ浜さん……」
 ?1時間後?
雪ノ下「……だから、ここのマスにこの数字が入るから、ここはこうね。ふふっ、また正解だわ♪ ……次は……」
由比ヶ浜「ゆきのんさっきからずっと一人で喋りながらやってる……」ハラハラ
八幡「ゲームとか初めてなんだろうな……すっげぇたのしそうだぞオイ」
雪ノ下「……ふふっ、また正解っ……次、次っ♪…………」
由比ヶ浜「だめのん……」
八幡「(今度マリカーでもさせてみるかな……)」
37:
『ごみ』
由比ヶ浜「き、今日はヒッキーの家に遊びに来たよ!」ソワソワ…
雪ノ下「そ、そうね……」ソワソワ…
八幡「お、おう…」ソワソワソワソワソワソワ…
小町「なーにしてんのお兄ちゃん。ささっ、結衣さんも雪乃さんも上がってくださいー」
小町「やー、ちょぉっと待っててくださいねー。今お茶入れますからー」
八幡「あっ、じゃあ俺もてつだ―――」ソワッ
小町「あ?」
八幡「ナンデモナイデス……」スゴスゴ…
小町「ったくごみいちゃんは……」
雪ノ下「ご、ごみいちゃん……」
由比ヶ浜「ていうかヒッキーそこまでそわそわするなら無理に呼ばなくていいのに……」
38:
『かみなりばっかりでたのに』
由比ヶ浜「あたしキノピオー!」
小町「小町はカロン一筋ですよー!」
八幡「俺はルイージ。ルイージ超好き。なぜならあんまり人気ないから!」
由比ヶ浜「ヒッキー……」
小町「おにいちゃん……」
雪ノ下「え、えっと、これはどれを選べばいいのかしら……?」
小町「結衣さん意外とやりますねぇ」
由比ヶ浜「小町ちゃんこそー」
八幡「……なんでお前らそんなうまいの?」
小町・由比ヶ浜「友だちといっぱいやったから」
八幡「ぐぬぬ」
雪ノ下「そんな……わたしがこんな……。由比ヶ浜さんや小町さんだけでなくあの比企谷くんにまで負けるなんて……これは、夢……そうよ、夢なのよ……こんなことはありえないわ……」
小町「だ、だめのん……」
八幡「あのってなんだ、あのって」
40:
『ばいは』
小町「ゲームを変えましょう!」
 バイオー ハッザード フォー
由比ヶ浜「ゆきのん一緒にやろー!」
雪ノ下「私初めてなのだけれど……」
由比ヶ浜「適当でもいけるって! うおー!! ばんばんばん!!」
雪ノ下「えっ、急に、きゃっ! お、おばけ!? えっ、あっ、わっ」ワタワタ
八幡「あー、ったく、しゃーねーな……」スッ
雪ノ下「あっ、ひきがやくんっ」
小町「(うおー! お兄ちゃん急接近!! からの手を取り合って教えてるー!!)」
「これで前へ進む、これ方向転換、これ銃打つ。おーけー?」スッ
雪ノ下「お、おーけー……////」テレッ
小町「ちょろのん……」ニヤァアアアッ
由比ヶ浜「むー……」
41:
『だからひとりにしないでってば』
由比ヶ浜「やっば、もうこんな時間!? あたし今日早く帰って来いってママに言われてたんだった!! ごめんヒッキーあたし帰るねっ! ゆきのんまた来週!!」ドダドタドタ…
八幡「じゃーなー。……ま確かにもういい時間だな。お前どうすんの?」
雪ノ下「えっ、あっ、えっと、その……」プルプル…
小町「(おおーっとこれはちょろのんフラグチャンスかーっ!!)」
八幡「あー、そっか……えっと、小町の部屋に泊まってくか?」
雪ノ下「え、ええ、せっかくだからそうさせてもらおうかしら……」コクコクコク
小町「……………………はぇ?」
雪ノ下「こ、小町さん……わ、私をお姉さんだと思って甘えてもいいのよ……」ギュウウウ
小町「(あっれなんでこうなってんのこれ? 小町的にポイント低くない? あっれー??)」
八幡「そうだよな……やってる時は必死に隠してたけど……」
八幡「ゾンビ怖いんだよな、」
八幡「だめのん……」ハァ…
43:
『くしゃみ』
 …ヘニャッ
八幡「ん?」
由比ヶ浜「ヒッキー今なんか言った?」
八幡「いや、何も…」
 …ヘニャッ
八幡「お前なんか言った?」
由比ヶ浜「ううん、あたしじゃないよ?」
八幡「……………………」
由比ヶ浜「……………………」
雪ノ下「……へにゃっ」
由比ヶ浜「ゆきのん!?」
八幡「なにそれ……」
雪ノ下「へにゃっぷっ」
44:
『えふ』
 …シャカシャカズンズンドガドガドガ…
八幡「おい、由比ヶ浜。すんげー音漏れしてんぞ」
由比ヶ浜「うえっ、あっ、ごめん、ついっ」
八幡「いやまぁいいんだけどよ。つーか何聞いてんの?」
由比ヶ浜「聞いてみるー? 優美子と隼人のお気に入りなんだってー」
八幡「お、おう…(イヤホン、片方……だと……?)」
由比ヶ浜「(ひゃーっ、ちかいちかいちかい……うー、顔真っ赤だよぉ……)」
 …ズンズンシャカシャカドコドコ…
雪ノ下「…………」ムッスー
雪ノ下「ゆ、由比ヶ浜さん、私にも聞かせてもらえるかしら」パッ
ポアダポアダポア!! ポアダポアダポア!! ポアダポアダポア!!!
ポアダポアダポア!! ポアダポアダポア!! ポアダポアダポア!!!
ポアダポアダポア!! ポアダポアダポア!! ポアダポアダポア!!! (ポアダポアダポア!!!)
ポアダポアダポア!! ポアダポアダポア!! ポアダポアダポア!!! (ポアダポアダポア!!!)
雪ノ下「ひゃっ!」
八幡「クラシックしか聞かない奴にホルモンは刺激が強すぎるわな」
由比ヶ浜「だめのんっ」プンスカ
45:
『いつかでっかく』
材木座「ムハハハ、ではさらばだ!」ドダドダ
八幡「やっと帰ったか……」
雪ノ下「……彼のような『ワナビー』って、世間にはたくさんいるのかしら?」
八幡「何か無謀なものを目指してる奴、って意味なら結構いるだろそりゃ。歌手とか、サーファーとか」
由比ヶ浜「あそっかー、小説家だけじゃないんだねー」
八幡「ま、ある意味お前もその一人だよな……」
雪ノ下「私? なんのことかしら……?」
八幡「……(・д・)ジーッ」
雪ノ下「……………………?」ストーン
由比ヶ浜「……………………?」バンヤヤヤイーン
雪ノ下「…………ハッ! …………比企谷くん、不可解な言いがかりはやめてもらえるかしら……」ゴゴゴゴゴゴ…
由比ヶ浜「だめのん……」ナデナデ
雪ノ下「ぐぬぬ!」
56:
『ねことねごと』
八幡「おいーす」
由比ヶ浜「ヒッキー!静かにー!」シィーッ
八幡「な、なんだ……ああ、珍しい。雪ノ下寝てんのか」ヒソヒソ…
由比ヶ浜「疲れてるみたいだから、そっとしとこ」ヒソヒソ…
雪ノ下「……んんっ! ……むにゃ……」
八幡・由比ヶ浜「―――っ!」ビクッ
八幡「びびった……寝言か……こいつ寝言とか言うんだな」
雪ノ下「……ねこ……ねこ……」ムニャムニャ
由比ヶ浜「ゆきのん、ねこの夢見てるの?」キュンッ
雪ノ下「ねこ……がぶ……がぶ……」
八幡「……がぶ?」
雪ノ下「ねこ……まるかじり……えへへ……」
由比ヶ浜「食べちゃった!?」
八幡「だ、だめのーん……?」
雪ノ下「むにゃ?」ノソリ
57:
『いたばさみ』
雪ノ下「ねこ……ねこさん……」ムニャムニャ
由比ヶ浜「ゆきのんまた寝てるー」
八幡「またねこ食わねーだろーなこいつ」
雪ノ下「ねこさん……ぱんさん……だぶる……」エヘヘヘヘ…
由比ヶ浜「あっ、パンさんも登場だっ」
八幡「食うなよ!? パンさんは食うなよ!!?」
雪ノ下「どっちも……ひとりじめ……」ムニャリ
八幡「なんて強欲な夢だ……あっ」ピコーン
由比ヶ浜「? どしたのヒッキー?」
八幡「……どっちもなんてダメだよ……どっちか選んでよ……」ヒソヒソ…
由比ヶ浜「ピコーン! ……そうだよ……ぼくらのどっちがいいんだよ……」ヒソヒソ…
雪ノ下「ふえっ……やだ……えらべないよぉ……」モゾモゾ
八幡「……ねこだよ……ねこにするんだよ……」ヒソヒソ…
由比ヶ浜「……ぼくだよね……パンさんだよね……」ヒソヒソ…
雪ノ下「……むぅー……だめー……いじわるだめぇ……」イヤイヤ
川崎「ねぇ、ちょっと弟のことで相談が……」ガラッ
 ヒソヒソ…ネコダヨ… ヒソヒソ…パンサンダヨ…
 ダメー…ドッチモー…モゾモゾ…
川崎「……なにしてんの?」ヒキッ
八幡・由比ヶ浜「あっ」
雪ノ下「……だめぇ…………のん……」ムニャムニャ
58:
『ぱんさんがわり』
 ?夏キャンプの夜、女子部屋にて?
由比ヶ浜「ゆきのん、ちゃんと明日優美子に謝るんだよ?」
雪ノ下「つ、突っかかってきたのは向こうの方よ……」ボソッ
由比ヶ浜「それでも、さすがに言い過ぎたかも、って思ってるでしょ?」
雪ノ下「…………わかったわ。ちゃんと謝るから」
由比ヶ浜「うんっ、ゆきのんえらいっ」ナデナデ
雪ノ下「むー……」ムスーッ
 ?深夜?
由比ヶ浜「(あ、あれ、動けない……? か、金縛り!?)」
雪ノ下「……ぅむにゃむにゃ……ぱんさぁん……もぞもぞ……」ギュウウウ
由比ヶ浜「(あっ、ゆきのんかー……ってゆきのん!? 何でゆきのんに抱きつかれてるの!?)」
雪ノ下「ぱんさん……わたしわるくないもん……わたしわるくないのに……にぃ……」
由比ヶ浜「(ゆき……のん……? ……か、かわえー!! 夢でパンダのパンさんに甘えるゆきのんちょーかわえー!!! うひょー!!)」
雪ノ下「由比ヶ浜さんにきらわれちゃう……やだよぉ……ぱんさぁん……」
由比ヶ浜「(ゆっ、ゆきのん……!////)」キュウウウンッ
 ?翌朝?
由比ヶ浜「ゆ、ゆきのん!」
雪ノ下「ん、どうしたの、由比ヶ浜さん?」
由比ヶ浜「ごっ、ごめんね昨日! ちょっと言い過ぎたかも!!」
雪ノ下「ど、どうしたの急に……そもそも言い過ぎたのは私の方で」
由比ヶ浜「あたしもゆきのんのこと大好きだからねっ!!」ギュウウウ…
雪ノ下「な、なに、何一体っ。あ、暑苦しいわ離れてちょうだいっ////」
由比ヶ浜「だめのーん!!」ギュウウウ…
雪ノ下「くるしい……」ムググ
59:
『ねずみのらんど』
 ?3人で遊園地に遊びに来ました?
由比ヶ浜「ひゃっはー! 遊園地超久しぶりー!! しかも奇跡的にガラガラー! ヒャッハー!!」
八幡「ヒャッハーてお前」
雪ノ下「私は初めてだわ」
由比ヶ浜「えっ! ゆきのんほんと!?」
八幡「俺ですら家族と来たことあるぞ……お前本当に千葉県民?」
雪ノ下「……ああ、そういえば中学校の校外学習で行ったわね」
由比ヶ浜「なんだー、ゆきのん行ってるじゃんー」
八幡「…………」
雪ノ下「一緒に回る人がいなくてベンチで本を読んでいたから忘れていたわ」
由比ヶ浜「だ、だめのん……」
八幡「(俺は気づいてたから何も言わなかったし)」
60:
『ばんぶーはんとはんたー』
由比ヶ浜「さ、どれから乗る!? 早く行こうよ!!」
雪ノ下「あっ……。いえ、何でもないわ……」モゴモゴショボン
八幡「はぁ……。由比ヶ浜、とりあえずパンさんのバンブーハントでいいか?」
雪ノ下「―――!」パァアアアアッ
由比ヶ浜「あっ、うん。そうだね。それが良さそう」フフッ
 ?1時間後?
雪ノ下「も、もういっかいっ」キラキラキラ
由比ヶ浜「う、うんいいよ……」
八幡「空いてたのが災いしたな……」ボソッ
由比ヶ浜「並ばないからってもう4回目だよ……」ボソッ
雪ノ下「?♪」
八幡・由比ヶ浜「だめのん……」
61:
『ねずみおうこくにおばけやしきありましたっけ?』
 ?とてもこわいお化け屋敷?
由比ヶ浜「つ、次あれ行こっ!」
八幡「ま、まぁ、俺はいいけどよ……」チラッ
雪ノ下「ええ、構わないわ。由比ヶ浜さんはああいうの好きね」
由比ヶ浜「えへへー、女子的には押さえとかないとー☆」
 ?3人で仲良く入りました?
由比ヶ浜「ひ、ヒッキー、あんまり早く歩かないでよぉ……」
八幡「別にそんなことないから。ほらちゃかちゃか歩きなさいな」
雪ノ下「暗がりで見ると本当にあなたの眼は生き物のそれではないわね……」
八幡「俺ここでならバイト続けれるかなぁ……」
由比ヶ浜「ひ、ヒッキー! 手!手ぇ!」
八幡「うおわっと、おま、急に引っ張んな!」
雪ノ下「あなた、暗闇に乗じて由比ヶ浜さんにおかしなことしないでしょうね……」
八幡「んなことするか!!」
由比ヶ浜「即答……(´△`)」
八幡「(ていうか雪ノ下さん……)」
八幡「(由比ヶ浜が手を繋ぐ前からずっとズボンのベルト引っ掴んでるのはなんでなんですか……)」
雪ノ下「由比ヶ浜さんは怖がりなのね」ギュウウウウウ
八幡「(苦しい苦しい苦しい苦しい)」
 ゴァアアアアア!!
由比ヶ浜「きゃー!!」
雪ノ下「きゃっ!」グイッ
八幡「ぐえっ」
62:
『さーちあんどもふもふ』
八幡「そろそろ飯かなぁ?」
由比ヶ浜「んー、どこいく?」
 ワーワー! パンサーン!!
雪ノ下「―――ッ!」タタタタタッ
八幡「ハンバーガーとかは?」
由比ヶ浜「ピザもいいかもー……って、あれ? ゆきのん?」
八幡「ん、どこ行ったあいつ?」
 ダダダダダッ…ギュウウウウッ
雪ノ下「…………」モフモフ
川崎(着ぐるみバイト中)「(ゆ、雪ノ下!?……雪ノ下? 本当に? この一心不乱にパンさんにもふもふしてるのが? えっ、えっ、誰これっ?)」
雪ノ下「パン……さん……」モフモフモフモフ
川崎「(なにこれかわいい)」キュン…
八幡「おーい、だめのんやーい」
由比ヶ浜「どこいったのー?」
63:
『むじかく』
由比ヶ浜「むー、ゆきのんどこいったのかなぁ、もう30分はさがしてるよ……」
八幡「パンさんの着ぐるみ見つけて突撃でもしたかなあいつ」
由比ヶ浜「いくらゆきのんでもそこまでだめっ子じゃ……」
 ピンポンパンポーン♪
『迷子のご案内を申し上げます』
八幡「もうちょっと探していなかったら俺らもこれで呼んでやるか」
由比ヶ浜「それはひどいよ……」
『……色のジーンズ、白いスニーカーをお召になった、腐った目をお持ちの、ひきがやはちまんさま。お連れ様が―――』
八幡「あのアマやりやがったな!!」
由比ヶ浜「これヒッキーのことじゃん!!」
八幡「言うなよ恥ずかしいから!!」
 ダダダダダッ…
 ?案内所?
雪ノ下「まったく、二人して迷子だなんて恥ずかしいわ」シレッ
八幡「はぁ、はぁ……こいつ……!」
由比ヶ浜「だめのん……」
64:
『つんでれ』
雪ノ下「そろそろ帰りましょうか」
由比ヶ浜「楽しかったけどつかれたねー!」
八幡「誰のせいとは言わねぇけどな……」
雪ノ下「どうかしたの? 迷子菌が伝染るから見ないでちょうだい」
八幡「(自覚ねぇもんなぁ……)」
由比ヶ浜「ほんとたのしかった!! また三人で来ようね!!」
八幡「俺らはしばらくはいいよ……」
由比ヶ浜「また二人共ひきこもるー!」ブーブー!
雪ノ下「わ、わっ、わ、わたしは、その……」
八幡「んぁ、どしたん?」
雪ノ下「私は、その、また来ても……////」カァァァァッ
由比ヶ浜「ゆ、ゆきのーん! だいすきー!!」
雪ノ下「なっ、いきなり何を、って抱きつかないで!苦しいからっ!!」
八幡「(これ別に雪ノ下ダメでもなんでもなかった)」
65:
『ゆりのん』
雪ノ下「ねぇ、由比ヶ浜さん」
由比ヶ浜「なぁにゆきのん?」
雪ノ下「なんだか、良い匂いがしないかしら?」
由比ヶ浜「あっ、ゆきのん気づいてくれた!? あのね、新しい香水買ったんだー♪」
雪ノ下「へぇ、そうなの」スタスタスタ……
由比ヶ浜「ん、あれ、どうしたのゆきのん?」
雪ノ下「これは……グッチかしら? ENVY?」クンクン……
由比ヶ浜「ゆきのんすごーい! なんでわかるのー!!……ん、あれ?」
雪ノ下「クンクン……クンカクンカ……クンカクンカスーハー……」
由比ヶ浜「あ、あれ、ゆきのん? どうしたの? えっと、ち、近くない?」
雪ノ下「ゆ、由比ヶ浜さん……イイニオイ……」
由比ヶ浜「ちょ、だめだって、は、離れてよ?っ!!」
雪ノ下「……クンカクンカクンカクンカクンカクンカクンカクンカクンカクンカ…………」
八幡「わり、遅くなったわー」ガラララッ
由比ヶ浜「だめ?!」
雪ノ下「Non.」
八幡「Oh...」
66:
『いちかばちか』
雪ノ下「…………」ソワッ…ソワソワ…ソワソワ…
由比ヶ浜「ゆ、ゆきのん……どうしたの? 今日ずっとそわそわして―――」
雪ノ下「にゃんのことかしらっ!?」
由比ヶ浜「―――るけど、って何そのあからさまな動揺っ!!?」
八幡「お前虚言は吐かないって触れ込みはどこへいったんだよ……」
由比ヶ浜「ゆーきーのーん……なにをかくしてるのー」ジリジリジリジリ…
雪ノ下「にゃ、にゃんのことかしら。さっぱりわからにゃいわ」アセアセッ
八幡「ああ、普段嘘つかないから絶望的に下手なんだな」
 …ニャー
雪ノ下「…………」
由比ヶ浜「…………」
八幡「…………」
雪ノ下「……にゃー」
由比ヶ浜「…………」
八幡「…………」
雪ノ下「……に、にゃー?」
由比ヶ浜「押し切ろうとしないで!!」
八幡「お前もう喋んな! 悲しくなるから!!」
 トテトテトテ…ニャーニャー
雪ノ下「あっ、きちゃだめっ」
由比ヶ浜「きゃっ、でたっ!」
八幡「うわ、真っ白だなこのちび」
八幡「……んで、どうすんだこれ」
雪ノ下「その……ここで飼ったら、だめ、かしら?」
由比ヶ浜「だめ!」
八幡「ノー」
雪ノ下「んー……」ショボン
八幡「というわけで飼い主が見つかるまでの間ここに住むこゆきさんです。命名は雪ノ下」
小町「うわー雪乃さんセンスー」
74:
『かぞく』
雪ノ下「私達三人が?」
八幡「三人兄弟?」
由比ヶ浜「そう! なんかスゴイ楽しそうじゃない?」
八幡「いや俺小町いるし……」
雪ノ下「私も一応姉がいるのだけれど……」
由比ヶ浜「んもー! そういうことじょなくってー!! 2人共ノリ悪い?」
八幡「ていうかこんな口悪い妹いやだし」
雪ノ下「こんな腐った男が弟なんて耐えられないわ」
八幡「……いやいや、お前何言ってんの?」
雪ノ下「まさかあなたが上のつもりなの?」
八幡「いやどう考えても俺だろ」
雪ノ下「その自信はどこから来るのかしら。大体こんなシスコン男の妹になるだなんて身の危険しか感じないわ」
八幡「俺だってお前が妹でも別に可愛がったりしねーし。小町だからだし」
由比ヶ浜「まーまー、ふたりとも、けんかしないでっ。お、お姉さん怒っちゃうよ?」
八幡・雪ノ下「それだけはない」
由比ヶ浜「ふたりしてひどい……(´△`)」
75:
『それだけはいや』
 ????????
由比ヶ浜『あっ、ヒッキーおかえりー! 待ってね、もうすぐご飯の用意できるから!』
雪ノ下『おかえりなさい。今日も残業だったの? 頑張るわね』
八幡『好きでしてるんじゃねぇよ……はぁ、仕事辞めたい……』
雪ノ下『そうよね、年収は私の半分以下なのだから、別に辞めてもらっても構わないんだけど……』
由比ヶ浜『ダメだよヒッキー! ちゃんと働いて、ちゃんとした大人になるんだから! ゆきのんも甘やかしちゃダメっ!』
雪ノ下『そうね、私としたことが失言だったわね……』
八幡『あの暴言は甘やかしたうちに入んのかよ』
由比ヶ浜『さっ、準備できたからご飯にしよ? 今日のはちょっと自信作なんだ?……』
 ????????
由比ヶ浜「って感じで!」
八幡「……何その地獄絵図」
雪ノ下「ほとんど悪夢じゃないの……」
由比ヶ浜「なんで!?」
八幡・雪ノ下「なんでって……」
八幡「俺働いてるし」
雪ノ下「由比ヶ浜さん料理してるし」
八幡「しかも収入ボロ負けしてるし」
雪ノ下「だいたいいい年して兄妹で三人暮らしというのが、ね……」
由比ヶ浜「むー……」ブスー
76:
 『ひとりのときはすなお』
 ?雪ノ下・自宅にて?
雪ノ下「まったく、由比ヶ浜さんったらおかしなこと言い出すんだから」
雪ノ下「由比ヶ浜さんが私の姉だなんて……」
雪ノ下「あんな頼りない人が私の姉だったら……」
 ????????
由比ヶ浜『ふえええぇぇぇんっ、ゆきのーん、たすけて?』
雪ノ下『どうしたの結衣姉さん、暑苦しいわ、抱きつかないで……』
由比ヶ浜『あのね、あのね、大学のレポート終わんないの手伝ってぇ?』ビエェェエン
雪ノ下『はぁ……姉さん、大学のレポートを高校生の妹に頼るってどうなの……?』
由比ヶ浜『でもねでもね、ゆきのんはすっごい頭いいし、優しいから、手伝ってくれるよねっ?』ネッネッ?
雪ノ下『はぁ……。もう、姉さんはしかたないわね』ナデナデ
由比ヶ浜『ん????っ!! ゆきのんだいすきっ!!!』ギューッ
 ????????
雪ノ下「…………////////」カアァァァァァッ
雪ノ下「……な、わ、悪くはない、わね……」
77:
 『ひとりだけどつんでれ』
雪ノ下「私と比企谷君が兄妹なんて、想像を絶するわ」
雪ノ下「あんなシスコン犯罪者予備軍の妹だなんて……」
雪ノ下「(でも彼は妹にはちょっと態度が違うのよね……)」
雪ノ下「(優しい、というか、甘い、というか……)」
雪ノ下「(もし、もしも、いえ、ありえない話だけれども、万が一私の兄が比企谷君だったら…………)」
 ????????
八幡『雪乃世界一可愛い。愛してる。好き好き大好き超愛してる。妹としてではなく、一人の女性として……』
 ????????
雪ノ下「……!!!」ボフンッ
雪ノ下「あ、あ、あ、な、なにを、いっているのかしら、おにいちゃ、や、ひき、ひきがやくんってば」カァァァァァァァァァァァァッ……
雪ノ下「あ、あ、あまりに気持ち悪いことを想像してしまったせいで、き、気分が悪くなってきたわ。はやめにねましょう。ええ、そうしましょう」
雪ノ下「パ、パンさん……」ギュウウウウウウウウッ
 ゴロゴロゴロゴロ?…ジタバタジタバタ…
79:
 『ほんとはだめだった』
川崎「……何か飲む?」
雪ノ下「私はペリエを」
由比ヶ浜「あ、あたしも同じのをっ!?」
八幡「俺はMAXコー」
雪ノ下「彼に辛口のジンジャーエールを」
川崎「くすっ……かしこまりました」
 キーン…
由比ヶ浜「(あっ、炭酸のお水なんだー。へんなのー)」
八幡「(俺の知ってるジンジャーと違う……ひりひりする……)」
雪ノ下「(うえぇ……しゅわしゅわする……舌いたい……)」
川崎「(あれっ、この子、もしかして炭酸ダメ……?)
雪ノ下「(かっこつけるんじゃなかった……のめない……)」
川崎「(だめのん……???)」
81:
 『おもいでのひとこと』
小町「あー、雪乃さんいらっしゃーい。こ、こーゆきちゃんに会いに来たんですよねー」プッ…クッ、ワ、ワラウナ…コラエロコマチ…
雪ノ下「そ、そうなのだけど、どうして震えているの……?」
八幡「あー、いや、うん、気にするな。お前はそのままで良いんだ……」
雪ノ下「なっ、何を急に……////////」
小町「ちょ、ちょろのん……!?」
八幡「お願いだから小町さん黙ってください」
82:
 『うわがき』
八幡「ほれこゆき、名付け親だぞー」
 ニャー。トテトテトテトテッ
雪ノ下「久しぶりね、こゆきさん―――って、あれっ?」
 ニャー。タタタタタッ
雪ノ下「あ、あ、あれっ? どうして比企谷君の方へ……?」
八幡「おいっ、お前を拾ってくれた恩人だぞ?」
小町「あれじゃないですかね、すりこみ的な奴が上書きされちゃったとか?」
雪ノ下「ひっ、きっ、がっ、やっ、くん……っ!!!」ギギギィッ
八幡「おいなんつう目で見てんだよ。こええよ。俺わるくないじゃん、やめろって、こわいんだって、こっちくんじゃねぇよ!」
雪ノ下「ユルサナイユルサナイユルサナイユルサナイ……」ゴゴゴゴゴゴゴゴ…
八幡「こわいこわいこわいこわいこわい!!!」
 ギニャアアアアアアアァァァァァッ……
小町「だめのん……」ハァ…
83:
 『やんでれ』
雪ノ下「こ、こゆきさん……こっちへ、こっちへ来なさい……」ハァハァ
ニャー…
雪ノ下「こわくない、こわくないわよ……や、やさしく、優しく抱っこするだけよ……」
 ニャ、ニャァ…プルプル…
雪ノ下「えへ、えへへっ、だめよそんなに可愛く震えたら……ああ、もう、がぶってしたい……」
八幡「お前もう最近俺の前だと取り繕わなくなりつつあるよな……」
雪ノ下「こ、こわくない、こわくないわよ……」
八幡「そもそもヤンデレ声してるもんなー」
雪ノ下「先っちょだけ、先っちょ噛むだけだから……」ハァハァハァハァ…
八幡「だめのんだめのん('A`)」
84:
 『おまもり』
 ?3人で初詣に来ました?
由比ヶ浜「おまもりならんでるねー」
雪ノ下「すっと買ってしまいましょう。長時間ここにいられないわ……」
八幡「はげどー……」
由比ヶ浜「ヒッキー! なんのおまもり買ったの?」
八幡「ん? 家内安全だけど?」
由比ヶ浜「えー、なにそれつまんないー!!」
八幡「あ? ……じゃあお前なに買ったんだよ?」
由比ヶ浜「えっ? そ、そ、そりゃ、恋愛成就に決まってるじゃん……女子だもん」テレッ
八幡「あーあーあー、でたでたでた!」
由比ヶ浜「な、なによー!」
八幡「恋愛成就恋愛成就。ったく、女どもはみんなそのピンクのおまもりに群がりやがって。ピンクの糸屋ばっか儲かるっての。そーもそも、よくもまぁ神様にまでそんな私利私欲を願えるもんだぜ。その点俺を見てみろ。家内安全。自分以外の人間の幸せを祈る、この美しい心ったら……マジ俺仏だわ」
由比ヶ浜「まーた変なへりくつゆってー」ムスー…
雪ノ下「そもそも神社で仏の比喩はどうなのかしら……」
八幡「うっせ。ていうかお前は何買ったんだよ」
雪ノ下「な、なんだっていいじゃないの。どうしてそんなことをいちいち聞くのかしら。やめてくれるかしら気持ち悪い。大きな声を出すわよ」
八幡「(お前、まさか……)」
八幡「だめのん」ボソッ
雪ノ下「ぎっくぅ」
由比ヶ浜「やめたげてよ!」
94:
『りふじん』
 ?>>77の翌日?
八幡「おいーす」ガラガラッ
雪ノ下「あら、おにいちゃ……!」サァーッ
由比ヶ浜「ゆ、ゆきのん……?」
八幡「おま、お前今なんつった……?」
雪ノ下「あっ……いや、あっ、その……」
雪ノ下「(昨日一晩中おかしなこと考えてたからっ……!)」
八幡「おま、お前、どうしちゃったんだ……?」
雪ノ下「違うわ。比企谷君何か勘違いをしているわ。違うのよ。違うったら」
八幡「いや、違うっていうか、あのさ、昨日の―――」
雪ノ下「ちっ、違うの……違うのよ……」
由比ヶ浜「ヒッキー、ちょっと黙って。……ゆきのん、ちょっとこっちきて」
雪ノ下「え、ええっ、ど、どうしたの由比ヶ浜さん……?」
八幡「おこられた……なんで……(´△`)」
95:
 『ひそひそ』
 コソコソコソコソ…ヒソヒソヒソ…
由比ヶ浜「……ゆきのん、昨日の夜、なにしてたの?」
雪ノ下「えっ、えっ、べ、べつになにとか……」
由比ヶ浜「ゆきのん? うそつくの?」
雪ノ下「え、べ、別に嘘とかではないのよ、ただね、あのね」
由比ヶ浜「……ヒッキーにいっちゃうよ?」
雪ノ下「あっ、だめっ! おねがいっ!! ごめんなさい!!」バタバタッ
由比ヶ浜「……ゆ、き、の、ん?」ゴゴゴゴゴゴゴゴ…
雪ノ下「…………も、妄想してました」
由比ヶ浜「なにを?」
雪ノ下「うう……なんだかこわいわ今日の由比ヶ浜さん……」
由比ヶ浜「じぃーっ……(ΦωΦ)」
雪ノ下「ぐぬっ……あ、あの、その、き、きょ、兄妹になったらって」
由比ヶ浜「ヒッキーと?」
雪ノ下「い、いえ、二人と……」
由比ヶ浜「ほえっ、あたしも?」
雪ノ下「あ、当たり前じゃない……」テレッ
由比ヶ浜「はわわわわっ! ゆ、ゆ、ゆきのーん!!!」ギュウウウウッ…
雪ノ下「恥ずかしい……しにたい……」
 ヒソヒソヒソヒソ…ギュウウウウウッ…
八幡「はぶなう……(´△`)」
由比ヶ浜「でも昨日は"お兄ちゃん"にいっぱい甘えたんでしょ?」
雪ノ下「ぐぬぬ……////////」
103:
 『いっぱんじょうしき』
静「やっぱりバトルが燃える3部と5部だろ?」
八幡「いやいや、頭脳戦の熱い2部と4部っすよ」
静「君はやっぱり高2病そのものだなぁ……」
八幡「あんたはいつになったら大人になるんだよ……」
静「わっ、若手だから! わかてだからぁ!!」
八幡「オーケーもう黙ろう……」
静「ぐぬぬ……(´△`)」
雪ノ下「さっきからなんの話をしているのかしら?」
八幡「ん、あぁジョジョだよ、ジョジョ」
静「何部が好きかトークはやはりもりあがるなぁ」
雪ノ下「あの、ジョジョ……とはなんですか? 聞いたことが―――」
八幡・静「ないの!!?」ズイッ
雪ノ下「え、ええ……」ヒキッ
八幡「まさかなんでも知ってるゆきペディアさんがジョジョを知らないとは……!」
静「いいか雪ノ下、ジョジョとは正式名称をジョジョの奇妙な冒険といってだな……」
 クドクドクドクド…ガミガミガミガミ…ジョジョジョジョ……
雪ノ下「わ、わかりました、読みます、読みますから……っ」
八幡「まったく、しょうがないやつだぜ」
静「これだからだめのんは……」
雪ノ下「理不尽だわ……」ゲッソリ
 ?部室の外?
由比ヶ浜「あたし遅れてきてよかった……」
104:
 『おれしゅら』
 ?部室にて一人ジョジョ読破中?
雪ノ下「(なるほど……たしかに比企谷くんたちが勧めるのもわかるわ……)」
雪ノ下「(内容も丁寧だし、絵も独特で読み応えがある……)」
雪ノ下「べっ、別に比企谷くんが薦めたから読んでいるわけではないのだけれどっ」
雪ノ下「それにしても、独特な立ち姿を描くのね……彫刻か何かのような絶妙なバランス……」
雪ノ下「しかしいくらなんでも人体の構造上こんなポーズは不可能なのではないかしら?」
雪ノ下「えっと、腰と首の向きは90度の捩れで、片足つま先、腕はこうで、手首は逆にひねって……」ゴソゴソ
八幡「おいーす」ガララッ
八幡「……………………」
雪ノ下「……………………(ジョジョ立ち中)」
八幡「…………夏川真涼?」
雪ノ下「キャラ被ってるとかいわないで!」
105:
 『りべんじ』
由比ヶ浜「またゆきのんの家に遊びに来たよー!」
八幡「……今日はちゃんと隠せてるみたいだな」
雪ノ下「あら、なんのことかしら?」シレッ
由比ヶ浜「あっ、ゆきのんWii買ったんだ!? マリカーもある!」
雪ノ下「いえ、姉さんが新しいの買ったからって置いていったの」
八幡「(こいつまさか……!)」
由比ヶ浜「あたしキノピオー!」
八幡「ぼっちは黙って緑一択」
雪ノ下「私はピーチ姫」
 ワーワー マンマミーヤ
由比ヶ浜「わー、また負けたー! ゆきのんすんごい強くなってない?」
雪ノ下「あの時はゲーム自体初めてだったから。私大抵のことは二回やればできてしまうもの、ゲームだって例外ではないわ」ドヤァァァアア
由比ヶ浜「やっぱゆきのんすごーい……かっこいい……」ポヤーン…
八幡「(くやしくなんかないもん……雪ノ下の指だこ見たら逆に悲しいだけだもん……ぐぬぬ)」
雪ノ下「あら、比企谷くんいたの? あまりに後ろにいすぎて気が付かなかったわ」カミノケファサァ?
八幡「(あ、だめだこいつ泣かしたる)」イラッ
107:
 『おしおき』
由比ヶ浜「ヒッキー、やっぱゆきのんはすごいねー」
八幡「そうだな。もうどんなゲームも同じようにできちゃうんだろうなー」
雪ノ下「ええ、きっとそうでしょうね。でもごめんなさい、貰い物だからソフトはこの一本しかないの……」
八幡「あー! そういえば今日材木座からたまたまソフト借りてたんだー! せっかくだしやってみようぜー!!」
雪ノ下「えっ」
由比ヶ浜「あー、スマブラじゃん!! やろやろー!!」
雪ノ下「えっ」
由比ヶ浜「あたし64のころからずっとカービィだし」
八幡「わかってねぇな今時代はMr.ゲーム&ウォッチだっての」
由比ヶ浜「なにそれへんなのー! なんか黒いー!!」
八幡「くくく……笑っていられるのも今のうちだ……」
 テイウカ ヒッキーモ チューニモ ボッチナノニ ダレト スマブラ スルノ ?
 ナンデ ソンナ ヒドイコト イエルンダヨ…
 コマチチャン ダケ ?
 ツイゲキ スンナヨ…
雪ノ下「えっ、えっと、わ、わたしは、つかいなれてるし、ぴ、ピーチ姫で……」
八幡「(くっくっく、ショータイムだ!!)」
108:
 『ふるぼっこ』
由比ヶ浜「えっとね、これが攻撃で、こうやったらふっとばすの。そんで、ふっ飛ばしたり地面から落としたら勝ち。おーけー?」
雪ノ下「お、おーけー……」
八幡「まぁ雪ノ下はもうゲームのコツってのを掴んじゃってるからな。手加減なんかいらないだろ?」
雪ノ下「あっ、当たり前じゃないの。何を言っているの比企谷くんは。あなたごときに手加減されるようなことは何一つないわ」
由比ヶ浜「負けないからね! ゆきのん!!」
由比ヶ浜「おりゃー! ふっとばしたー!! ……ってあれっ!? またふよふよ帰ってきてるし!!?」
八幡「はい、仕返しー。よしゃ、これで俺の勝ち越しだな」
由比ヶ浜「んあー、4勝6敗……。その黒いのん飛ばしても飛ばしても帰ってくるー……」ムー…
八幡「このうっとうしさがたまらん」ドヤッ
 ……グスッ…グスン…
由比ヶ浜・八幡「……ん?」
雪ノ下「ふえええぇぇぇぇ……ぐすっ……ぐじゅ……ぐすん、ぐしっ……うぇぇ……」ボロボロ
由比ヶ浜「ゆ、ゆきのん!?」
八幡「まじかこいつ!?」
雪ノ下「ぐすっ、ふっ、ふたりして、ひっひどいぃ……うぅ……うえええぇぇぇぇ……っ」
由比ヶ浜「ゆきのんごめんっ!? えっ、ちょっ、なかないでっ!!」
八幡「何もほんとに泣くこたないでしょうよ……」
 ウェェェェェン…ビエェェェェェン……
由比ヶ浜「ごめんね、ゆきのん。よしよし」
八幡「また練習しような。よしよし」
雪ノ下「ぐすっ、ふ、ふたりとも、おっ、おぼえてなさいっ……うえええぇぇぇぇ……」
八幡・由比ヶ浜「だめのん……」
111:
 『きんだんしょうじょう』
小町「お兄ちゃんと初ねこカフェー!」
八幡「カマクラ可愛がってやれよ……」
小町「小町ってば浮気症な小悪魔だから……」
八幡「それポイント低くないか……?」
 イラッシャイマセー
小町「わー、ねこいるねこいるー♪」
八幡「ん、なんかあそこすごいねこ固まってるぞ?」
小町「あ、ほんとだ。……うわっ! ねこの下に人いる! 誰か下敷きになって寝てるよ!」
八幡「うわなんだあれ……あれっ? ……あれ……? ……あれ、雪ノ下じゃん……」
小町「ほ、ほんとだ……雪乃さんなにしてるの……」
店員さん「あの、お客様、あちらのお客様のお知り合いですか……?」
八幡「あー、えーと、誠に遺憾ながら……」
店員さん「あのかた開店すぐに来たと思ったら、なんか不思議な方法であの子らを呼び寄せて、それからずっとあのままなんですが……」
八幡「魔女かおまえは……」
小町「雪乃さんどこへ向かおうとしてるの……」
雪ノ下「うへへ、えへ、えへへへへ……ねこ……ねこいっぱい……ふへへへへへ……しゅごい……」
八幡「危ないおくすりキメてんじゃねーだろーな……」
小町「よだれだくだく垂れてるんだけど……」
店員さん「あの、他のお客様の迷惑にもなりますので、何とか言っていただけませんでしょうか……?」
八幡「何とか、って……」
小町「あれに……?」
 デュフフ…ネコ…ネコマミレ……ネコジゴク……ツブサレチャウ……ネコサンニ、オシツブサレチャウ……シュゴーイ…シアワセェ……
八幡・小町「だめのん……」
雪ノ下「しあわせ……」アヘー…
114:
 『せいへき』
由比ヶ浜「はい上がりー! いえー、ヒッキー罰ゲームー!!」
八幡「アホ相手じゃ読みもクソもねぇ、ちくしょう。ていうかその言い方だと俺の存在が罰ゲームみたいじゃねーか」
雪ノ下「そうよ」
八幡「一言で済ますなよぉ……やるならちゃんとやれよぉ……」
由比ヶ浜「じゃあー、一旦部室出てこれ付けてきて?」
八幡「何この紙袋?」
由比ヶ浜「へへー、ないしょー♪ ほらはやくっ!」
八幡「はいはい、わーかりまーしたよー……」トボトボ…
雪ノ下「由比ヶ浜さん、彼に何を渡したの?」
由比ヶ浜「んふふー、見てのお楽しみだよっ♪」
八幡「由比ヶ浜……てめぇ……」ガララッ
由比ヶ浜「やー! やっぱり猫耳ヒッキーかわいー!!」
八幡「かわっ……//// ば、ばっか! 何変なこと言ってんだお前!!」カァッ
由比ヶ浜「えー、超可愛いよ? ね、ゆきのん?」
雪ノ下「由比ヶ浜さんパシャッ、何を言っているのパシャッ。そんな腐った眼の男がパシャパシャッ、そんな格好しても気持ち悪いだけだわ」パシャパシャパシャパシャパシャパシャッ
八幡「そう言いながら何枚写メとってんだよお前は!! やめてくださいお願いしますっ!!」カァァァァッ//////
由比ヶ浜「うーん、夏のキャンプのやつもらっといてよかったぁ。絶対ヒッキーにつけようって決めてたもんっ」
八幡「お前なんて下らない計画を……あと、あの、雪ノ下さん……」
雪ノ下「……………………なにかしら、ひきがにゃ君」
八幡「超真剣な顔で耳撫で回すのやめてもらえませんか……あと名前も違います……ぼくひきがやです……」
由比ヶ浜「ひきがにゃ可愛い! 今度からそう呼ぶね!!」
八幡「やめて……」ゲッソリ…
戸塚「はちにゃんかわいい……」ノゾキミー
115:
 『なかよし』
雪ノ下「比企谷君、今からあなたに大事な話をするわ」
八幡「……え?」
由比ヶ浜「えっ、あー、えっと、あたしお邪魔かな?……」
雪ノ下「いいえ、由比ヶ浜さん、あなたにもいて欲しいの。……あなたにも、聞いて欲しいわ」
由比ヶ浜「う、うん……」
八幡「お、おい、いや、あのさ……」
雪ノ下「黙って。黙って私の言葉を聞いて頂戴」
雪ノ下「比企谷君、あなたのことが、好きです」
八幡「―――!」
由比ヶ浜「…………っ」ジワァァッ
雪ノ下「―――そして、由比ヶ浜さん。あなたのことも、好き」
八幡「えっ」
由比ヶ浜「えっ」
雪ノ下「"友人"だとか"恋人"だとか、そういう問題ではなく、二人とも、比べられないくらい好き。他の誰とも比べ物にならないくらい好き。おかしいことを言っている自覚はあるわ。でも、二人とも好きなの」
由比ヶ浜「ゆきのん……!」
雪ノ下「私暴言も失言もするけれど、虚言は吐かないの。ほんとうに、心から、あなたたち二人を、愛しているわ」
由比ヶ浜「ゆきのん……。あたしも……あたしもゆきのんのこと大好き……。すっごい尊敬してるし、なんていうか、ずっとそばに居たいって思ってる……」
雪ノ下「由比ヶ浜さん……」ギュウウウウッ
由比ヶ浜「ゆきのん、"結衣"って呼んで……?」ギュウウウッ
雪ノ下「ゆ、結衣……」カァァァッ////
由比ヶ浜「ゆきのん可愛い……」
 ユルユリーン……
八幡「(ハブ……だと……!?)」
116:
 キャッキャウフフ…
由比ヶ浜「……ねぇ、ゆきのん。あたしも大事なこと言わなきゃ」
雪ノ下「……そうね。ごめんなさい、抜け駆けしちゃったかしら?」
由比ヶ浜「ゆきのんならゆるすっ」ギュッ
雪ノ下「……もう////」
八幡「(……なんだよなんだよ、もう勝手にやっとくれー……ふーんだ……)」イジイジ
由比ヶ浜「ねぇヒッキー」
八幡「っ、ひゃい!」
由比ヶ浜「(噛んだ……かわいい……)」
雪ノ下「(かわいい……)」
由比ヶ浜「ゆきのんに先越されちゃったけど、あたしも言うね」
八幡「おっ、おう」
由比ヶ浜「ヒッキー、好きだよ」
由比ヶ浜「大好き。愛してる。あんな始まりだったけど、間違った始まりだったけど、そんなことどうでもよくなるくらい好き。好き。大好き。もうだめ、我慢できない。―――もう逃がさないからね?」
八幡「おい、いや、その、なんていうか……」
雪ノ下「比企谷君、正直に言って」
由比ヶ浜「ヒッキーがなにを思ってるのかが知りたいの」
八幡「……………………」
雪ノ下「……………………」
由比ヶ浜「……………………」
八幡「あー、くそ……はぁ、もういいや……」
雪ノ下「("もういいや"って何? いくらなんでも失礼すぎないかしら)」プンスカ
由比ヶ浜「(どうせまた「罰ゲームとかイタズラだったら?」とか考えてるんだろうなぁ。ヒッキーのへタレっ)」プンスカ
八幡「ぐっ、な、なんだよ、なに怒ってんだよ……」
雪ノ下・由比ヶ浜「おこってない……」ムッスー…
八幡「こわいって……。え、えっとさ、あー、あの、そ、そりゃ、その、俺だって……お前らのこと、まぁ、嫌いじゃないよ。一年近く一緒の部活で、いろんなことやって、すれ違ったりもしたけど……楽しかった」
117:
八幡「中学のときとか色々あったりで素直にそういう気持ちになれないんだけど、俺なんかでよければ、その、なんていうか…………よ、よろしくお願いします?」
雪ノ下「……ん? つまり、どういうことかしら?」
由比ヶ浜「あたしらも言ったんだよ? ヒッキー、ほら、言ってよ♪」
八幡「お前ら性格悪いぞ……あー、分かったよ、言うよ、言うから……!」
雪ノ下「……………………」ワクワク
由比ヶ浜「……………………」ワクワク
八幡「雪ノ下、由比ヶ浜。お前らのことが
 …………好きだ」ボソッ
由比ヶ浜「ヒッキー!!」ガバッ
雪ノ下「比企谷君っ!!」ガバッ
八幡「ちょ、急に、おいっ!」
由比ヶ浜「ヒッキー……大好き……」ギュウウウウウウッ
雪ノ下「ひきが―――は、八幡、好きよ……」ギュウウウウウッ
由比ヶ浜「あっ、ゆきのんずるいっ。あたしも八幡って呼ぶっ!!」
 ウヘヘーハチマーン……
 ハチマン…アイシテル……
八幡「(どうしよう……どうしていいのかわからない……)」
 ギュウウウウウッ
八幡「(あと密着されて改めて実感できる格差問題……)」
八幡「(ぺたのん……)」
118:
八幡「……あー、あのさ」
由比ヶ浜「なぁに……八幡?」エヘヘー
八幡「あの、結局、何をどうするつもりなんだ……?」
雪ノ下「何を、とは、何についてかしら? は、ち、ま、ん?」ニヤッ
八幡「(無視だ無視!) いや、俺らの、なんてーの、その、関係性? ってやつ?」
雪ノ下「そうねえ……」
由比ヶ浜「とりあえずさ、今日はゆきのんのおうちに三人でお泊りしよ?」
八幡「おい由比ヶ浜、何がとりあえずなんだ」
雪ノ下「ゆ、結衣、そんなに突然言われても―――」
由比ヶ浜「だめぇ?」キュルルンッ
雪ノ下「うっ! ……し、しかたないわね……っ」
八幡「がんばれよだめのん! 甘やかしすぎだぞ!!」
由比ヶ浜「さっ、じゃあもういこっ? 明日休みだしおやつ買っていこうよー!」
八幡「休みとおやつにつながりあんのか……?」
雪ノ下「由比ヶ浜さんの分はともかく、八幡の寝巻きがないわね。仕方がないわね、買っていきましょう。……今後使う機会はたくさんあるでしょうし」
八幡「雪ノ下さんぼそっと何言ってるんですか……?」
由比ヶ浜「ほら八幡!早く行こうよ!! ……今夜は、寝かさないからねっ?」エヘッ
雪ノ下「何ぐずぐずしているの、八幡。……躾を、してあげるわ」ニヤァッ
八幡「……ありがとうな、二人とも」
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【画像あり】 「掃除機かけるよー」 → フクロウの反応wwwwwww

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