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兄「寒い」妹「こたつ入れば?」


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1:
兄「……ハァ」ピト
兄「あったけーなー」
妹「……おい」
兄「あー妹の太ももあったけーよぉー」
妹「おかーさんお兄ちゃんが変なことしてくるー」
母「……まったくいい加減にしなさいよね」
母「兄は2年前に事故で死んだでしょう?」
元スレ
ニュース報(VIP)@2
兄「寒い」妹「こたつ入れば?」
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11:
妹「は? なにいってんの?ここにいるし!」
母「馬鹿なこと言ってないではなく寝なさい」
妹「そんな…ほんとに…」
妹「ほんとのほんとにお兄ちゃんは死んじゃったの?」
妹「お兄ちゃん!!」
兄「いるぞ」
14:
妹「え?あれ?…でもお母さんが」
兄「いるぞ」
妹「いるの?」
兄「まぁ正確には霊だが」
妹「霊?…ってゆーれい?」
兄「うむ そうだ」
19:
兄「俺にも分からん 」
妹「ええ? でもゆーれいって事は…」
兄「未練があるのかもな」
兄「まぁ詳しくは俺もわからん」
兄「だけどせっかくもらったおまけの日々だしな 楽しませてもらおう」
20:
妹(その日からゆーれいのお兄ちゃんとの不思議な日々が続いた)
兄「おい妹 これ干しといてくれ」
妹「あ、うんわかったよお兄ちゃんは

妹(どうやら、モノに触れることはできるみたいだ)
妹「というか…」
兄「うおりゃっ」
妹(ゲームでもなんでもござれみたい)
22:
兄「ん?なんだ元気ないな妹」
妹「いや、お兄ちゃん…ゆーれいなのに自由すぎない?」
兄「そうか? 別に普通だが」
妹「いや、明らかに普通じゃないでしょ」
妹「普通に生活できてるし」
兄「でも腹減らないじゃん」
妹「食べる必要ないからでしょ?」
26:
兄「食べる必要がないとかはおいといて食べることは出来ると思うぞ」
妹「知らないよ…」
兄「ほらもう寝ろ 明日早いんだろうが」
妹「うん…おやすみお兄ちゃん」
妹「…」
27:
兄「」グーグー
妹(普通に寝ちゃうんだもんなぁ…)
妹(でも…お兄ちゃん…自覚はあるってことは…)
妹(ゆーれいなんだよね?)
兄「」グーグー
妹(ほんとに…?お兄ちゃんなの…?)
妹(わかんないよ…)
28:
妹「…おはよ…」
兄「おはよう ってか寝癖ひどいぞ」
妹「あー…うん…」
兄「ほらこっちこい とかしてやるから」
妹「うん…ありがと」
兄「ほんとお前は…昔から朝は弱いんだな」
妹「仕方ないじゃない…」
サワッ
妹「ひゃうっ!?」
兄「ん?おおすまん」
妹「いっ!いきなり首に触んないでよね!」
兄「すまん なんか触りたくなった」
29:
妹「もぉー…」
兄「ほら終わったぞ」
妹「ありがと」
妹(お兄ちゃんの手…氷みたいに冷たかった…)
31:
別の日
妹「お兄ちゃんそれとって」
兄「どれ?」
妹「それそれ」
兄「ああこれか…………アレっ」スカッ
妹「?」
兄「すまん なんか掴めない」
妹「えっ? どういうこと?」
兄「すり抜けちまう」
33:
兄「すり抜けちまう」
妹「二度言わなくていいよ」
妹「えっ?でもほんとに?」
兄「うん ほれ」スカッスカッ
妹「………………」
兄「これは…いやぁ…」
兄「消える時が来たかもなぁ…」
妹「えっ?」
兄が死んでから二年半が経っていた
34:
妹「どういうことよ?」
兄「いや 俺にもわからんけども…ゆーれいが消えかけてるってことは」
妹「ことは?」
兄「未練が無くなりつつあるってことじゃないのか?」
妹「そ、そうなの?」
兄「いや、知らんが 」
兄「まぁでも、いい機会かもな 」
兄「おまえも来月から高校生だし」
36:
妹「いい機会って…」
兄「?」
妹「きえちゃうんだよ…?」
兄「? まぁゆーれいだからな」
妹「それでいいの?」
兄「いいもなにも…仕方ないとしか…」
37:
妹「仕方な言って…!」
兄「?」
妹「なんなのよ!」
兄「おお?」ビク
妹「もういいわよ!」
妹「勝手に消えて無くなればいいじゃない!」
妹「馬鹿兄貴!」
38:
兄「兄貴…ね…」ポリポリ
妹(なんなのよ…お兄ちゃんが死んじゃって…)
妹(どうしようもなく絶望してて…)
妹(でも帰ってきてくれて…)
妹(ほんとに嬉しかったのに…)
妹(自分で壊して…直して…また壊すの…?)
妹「ばかぁっ…!」
39:
次の日
妹「おはよー…」
妹(あー…昨日怒っちゃったからなぁ)
兄「おー…おはよ…」
妹(気まずい…)
兄「妹」
妹「なによ」
兄「どうしよう とんでもないことが起きた」
42:
妹「はぁ?」
兄「いやな…母さんが倒れちまった…」
妹「はっ?はぁっ?!」
兄「今日の朝買い物してる時にな…倒れたらしい」
兄「幸い、通りがかりの人が通報してくれてな…たった今病院に運ばれたって…」
妹「お父さんは…?」
44:
兄「今母さんといっしょの病院だって」
兄「通勤途中だったからな…着信着てないか?」
妹「ホントだ…」
兄「だろ」
妹「25件」
兄「気付けよ」
妹「それよりも…お母さんは…?」
兄「分からん なにぶんゆーれいだからな 誰も話しちゃくれない」
妹「どうやって知ったのよ?」
兄「近所のおばちゃん達のお話」
45:
妹「私行ってくる…」
兄「そーだな それがいい…俺も行く」
妹「うん…」
病院
妹「それでお母さんの容態は…?」
医者「いえ…なんのことはない過労ですね」
医者「今はベッドでお休みですがすぐに良くなると思いますよ」
妹「そうですか…」ホッ
47:
兄「よかったな…」
妹「うん…」
兄「……………………」
父「妹…来てたのか…」
妹「うん」
父「すまんな…俺が仕事ばかりに気を取られて…」
妹「そっ…そんなことないよ…」
妹「むしろ…私が…何もしなかったから…」
48:
帰宅
兄「何事もなくてほんとに良かった…」
妹「ほんと…」
妹「………」
妹「もう…………」
兄「……?」
妹「家族が居なくなるのは…こりごりだもん…」
兄「あー…」
49:
兄「んー…」
妹「どうしたの?」
兄「いや実はな…俺さっき病室行かなかっただろ?」
妹「え?うん…」
兄「病院につく少し前にな…なんか…こう…通信があったんだよ」
妹「え?」
兄「その…いわゆる…神様…?的なのから」
50:
兄「どうやらな…俺が原因らしい」
妹「…え?」
兄「お前は霊に対してかなり強い体質らしい」
兄「だけど…母さんはそうじゃなかった…」
妹「だから…病室に…」
兄「うん」
52:
妹「そんな…」
兄「それでな………」
妹「……?」
兄「俺、消えようと思うわ」
妹「…え?」
兄「消える」
妹「何で…?」
兄「なんでも何もないだろう…俺がいる限り母さん父さん、妹にまで迷惑かけちまう」
58:
妹「………ずるいよ…」
兄「え?」
妹「お兄ちゃんは!」
兄「う」ビク
妹「おにいちゃんはいつもそうやって!!」
妹「いつもそうやって!自分の気持ちを隠して!!」
妹「黙って!!隠して!!」
59:
妹「ちっちゃい頃にジュースが多いほうだってあたしにくれて!」
妹「サッカーがしたいのにおままごとに付き合ってくれて!!」
妹「好きな番組も見れなくて!!」
妹「あたしのために大学も諦めて!!!」
妹「…………あたしをかばって死んじゃってぇ………!!」
61:
妹「恨んでる筈なのにぃ…!!」
妹「誰よりも…優しいお兄ちゃんがぁ…!!」
妹「死んじゃって…!!」
妹「なのに!次はゆーれいになってぇ…」エグッエグッ
妹「また…消えるってぇ……」
妹「やだよぉ………あたし……」
62:
妹「消えないで………おにいちゃん……!!」
妹「ずっとそばに……いてよぉ!!!!」
兄「……………………」
妹「うぅ…」グス
兄「…………妹………」
64:
兄「それは………できない…」
妹「……!………」
兄「俺はな…別に俺自身の気持ちを蔑ろにしてきたわけじゃない…」
兄「確かに…お前のために、おままごともしたかもしれない」
兄「ジュースとかも…」
兄「おもちゃだって何度諦めたかわからない」
兄「大学もお前のために諦めた」
兄「……………お前をかばって死んだかもしれない」
65:
兄「だけど…別に…辛かったことなんて…一度もない」
妹「…………」
兄「俺は、俺よりお前が大事だ」
兄「お前が心の底から大事だ」
兄「お前が笑顔で入れるなら」
兄「俺はどんなことでもできるんだよ」
兄「俺は俺の…お前が大事だっていう気持ちに嘘をついたことなんて」
兄「一度もない」
68:
兄「お前が大事なんだ」
兄「だから俺は消えるよ」
兄「お前が未来へ踏み出すその足に」
兄「いつまでも死人がしがみついてるわけには行かない」
妹「うぅ…」
妹「うわぁぁぁぁぁぁっ!!!」
兄(触れることさえできなくても…)
兄(それでも…お前が眠れないときは)
兄(ずっと見守っててやる…)
72:
次の日、泣きつかれれて寝たあとに起きると兄は消えていた
今までのことが全て幻だったように
兄は何も残さずに消えた
兄が死んでから二年と半年ちょっと…
あたしは幸せな夢を見た
それは夢というにはあまりにもリアルで
時間まで過ぎていて
まさに現実世界で起きた夢だった
だけど…夢は夢……
いくら時間が過ぎていて…いくらリアルだったとしても
もうこれは過ぎ去った夢なのだ
73:
夢にはすがれない
夢では生きていけない
夢では未来へは進めない
妹「ありがとう…おにいちゃん…」
あたしも全部受け入れて前へ進んでいくよ
人の笑顔が喜べるお兄ちゃんみたいな人になるよ
だから見守っててね…
妹「ありがとう! 兄貴!!」
74:
いい話。゚(゚´Д`゚)゚。
76:
俺四年前に妹死んじゃってさ
もし立場逆ならこんな感じだろかと思って書いてみた
まぁあれだよね スレ乗っ取ってゴメンね>>1
お前ら家族は大事にしろよ
(ヾ(´・ω・`)バイバイ
77:
>>76
泣いた
強く生きろよ
7

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