御坂「MARVELS in 学園都市」【前半】back

御坂「MARVELS in 学園都市」【前半】


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1:
御坂「親愛なる隣人」
御坂「とある科学の蜘蛛超人(スパイダーマン)」
御坂「大いなる力には、大いなる責任がともなう」
御坂「恵まれし子らの学園」
御坂「永遠のヒーロー達」
 の続編です
2:
今作は短編をいくつかという形になります。といってもそれぞれ短編というほど短くないのですが。
また、別のSSも同時並行して書いてるので更新はとても遅くなりがちだと思います。ご了承ください
いつものごとく、>>1がかくアメコミ情報はミスや間違いもありますのでご注意ください
書くのがとてつもなくゆっくりだと思うので、見てくれてる方はアメコミ談義などなさってくれても>>1的には全然かまいません。むしろしてくらはい。俺もしたい
※注意
とある作品で、いつ頃の時期なのかなどの細かい設定は決まっておりません。ので矛盾などもあるかもしれません。ご了承ください
3:
 ―学園都市―
強盗「人質が大事ならカネを用意しろー!」
アンチスキル「なんてこった!強盗犯に手がだせないー!」
 THWIP!
女性「!見て!あれ!」
スパイディ「正義のヒーローの登場だ!」KRAK!
強盗「グエ!」
男性「ヤッター!強盗犯を退治したぞー!」
女性「流石よ!私達の『親愛なる隣人』!」
 『AMAZING SPIDER-MAN!!!』
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・
・・・・・・
・・・

スパイディ「っていう感じに悪人と戦うはずだったのに、今度は風邪と戦うことになるなんてね・・・ゴホゴホッ」
5:
>>3
AMAZING SPIDER-MAN:スパイディのコミックのタイトルの一つ。元々は『アメイジングファンタジー』というコミックの1話に登場したスパイディの個人タイトルとして刊行された
 スパイディの最も基本的なタイトルでもあり、これから『スペクタキュラー・スパイダーマン』や『スパイダーマン・ピーター・パーカー』など複数のタイトルが刊行されていく
 複数のコミックで複数の活躍をしているスパイディ、ウルヴァリンといった人気キャラとなると刊行タイトルも増え、自然と活躍が増えていくことから読者は『分身してる』と言っている
 ちなみに作品世界内でもデアデビルがスパイディのことを『1か月であんなにたくさんの事件に首をつっこむなんて僕にはできない』と言っていたりする
 最近は『スペリオル(スぺリアー、スぺりオールとも言われる)スパイダーマン』というタイトルになっている。このタイトルでのスパイディの中身はとんでもない人になっている
9:
 ―――――
初春「『ジャスティスリーグ』の皆さんが学園都市に現れ、『ダークサイド&サノス事件』が幕を閉じ、リーグの皆さんが元の世界に帰っていってまたしばらくたちます」
初春「リーグの皆さんはこっちの世界をまた訪れるということはないそうですが、連絡はとれるみたいなのであまりさみしくないです」
初春「あと、スパイダーマンさんが無事に戻ってきて、そのニュースはすぐに皆さんに広がりました」
初春「スパイダーマンさん生還の報はアベンジャーズの皆さんにも知らせられ、何とかジャスティスリーグの皆さんにも伝えられたそうです」
初春「結果的に言うと、今までとあまり変わりない日々が戻ってきました。スパイダーマンさんは学園都市に、アベンジャーズの皆さんもたまに来る程度で」
初春「しかし、学園都市の波乱万丈な日常はまだまだ続いているようです」
 ―――――
10:
 ―ジャッジメント支部
御坂「風邪ェ??」
黒子「ですの」
初春「スーパーヒーローも風邪ひくんですねえ」
スパイディ「おはずかしいです・・・ゴホ」
佐天「それならマスク脱いで着替えればいいじゃないですか」
御坂「マスクの上に口マスクって変な画ね」
スパイディ「あー、センチネル相手よりよっぽどツライ・・・ゴホゴホ」
固法「・・・で、なんでココで休んでるの?宿泊施設ってちゃんとあるんでしょ?」
スパイディ「ココのが落ち着くし、何より人のぬくもりがほしくて・・・ゴフォ」
固法「・・・そうやってムゲにできない言い方すると追いだせないじゃない」
御坂「イスで横になってるだけじゃ治るもんも治らないんわよ」
佐天「マスクとタイツも」
スパイディ「いや、大したことないから・・・ここで休むだけで十分だゴホ」
黒子「たしかに学園都市に来てから毎日毎日大忙しでしたものね・・・スパイダーマンさん」
11:
黒子「それにしても困りましたわね?。今日の午後からスパイダーマンさんのイベントがございましたのに・・・」
佐天「イベント?」
初春「といっても、トークショーですよ。一般の方の客を集めて質問にお答えするっていう」
佐天「へー」
固法「私達も警備に配置されてたんだけど・・・当の本人がこれじゃイベントは中止ね」
スパイディ「うーん・・・ゴホゴホ」
御坂「なんとかできるもんならなんとかしたいわね」
黒子「はい、言質とりましたー」
御坂「・・・ん?」
黒子「初春、固法先輩、聞きましたわね」
初春「はい」
固法「録音もバッチリ」
御坂「?」
スパイディ「・・・黒子・・・ホントにするの?ゴホ」
黒子「ええ、『お姉さまにしかできないことですわ』」
佐天「へ?何なに?なんなんですか?」
黒子「お姉さまにスパイダーマンさんの代役を務めてもらいますの!」
13:
御坂「・・・・・・は?」
黒子「この黒子お手製の『スパイダーマンスーツ女性用』とマスクを着てくださいまし。あ、さすがに素肌にタイツはダメなのでシャツと短パンをはいてくださいね」
御坂「ちょっとまって」
黒子「ピッチリタイツだったらシャツと短パンの浮きが見えちゃうので、さらっとバレないように少し余裕のあるサイズにしてあります。ですので近くで凝視しない限り違和感はありません」
御坂「ちょっとまてェェェーーーッ!何を言ってるのよーーーッ!」
スパイディ「御坂・・・君を『スパイダーマンレディー』に任命する!ゴホゴホ」
御坂「なにぃーーー!?」
スパイディ「スパイダーウーマンなら他にもたくさんいるんだけど・・・御坂ならまだレディーって感じだもんね。あ、スパイダーレディーの方がいいかな?」
初春「実はスパイダーマンさんと白井さんの考えで・・・御坂さんって壁にはりつけるからいけるだろうって」
スパイディ「君なら僕の跡をついでくれるだろう・・・ゴホリン」
御坂「何いってんのよ!そんなの無理に決まってるじゃない!バレるって!絶対!第一アタシそんなカッコぜったいやだからね!」
佐天「あー、なるほど。御坂さんなら女性だけど身体のラインの凹凸があまりないから、同じカッコならスパイダーマンさんとあまり見分けつかないカモ」
御坂「佐天さん決闘しましょう」
14:
>>13
スパイダーウーマンなら?:スパイダーウーマンという名のヒーローは4人ほどいる。最も有名なのは初代のジェシカ・ドリュー。ニューアベンジャーズの創設メンバーである(・・・が)
 スパイダー名前つながりではあるものの、スパイディとは何らかかわりはなく、見た目もほとんど違う
 偶然名前がかぶったという設定。スパイディは『勝手に名前パクられた』と言っている
 ちなみに、未来世界においてピーターとMJの間に生まれた子『メイ・パーカー』が『スパイダーガール』というヒーローになっている。
 こちらは胸のあるスパイダーマンといった感じで見た目もほぼ同じ。ちなみにこの時間世界ではピーターの親友、ハリーの息子が『グリーンゴブリン』となっている
15:
初春「御坂さんさっき『なんとかできるもんならなんとかしたい』って言ってたじゃないですか?」
御坂「いや、こんなことはさすがに・・・」
黒子「せっかくわたくしがオーダーメイドしましたのに・・・」
固法「あー、これでイベントは中止かしらねー。あすなろ園の子供達を招待していたのに残念だわ」
御坂「う・・・」
初春「そうですよね・・・子供達もきっと楽しみにしていたでしょうに・・・」
御坂「ぐ・・・」
佐天「あー、子供達がかわいそーダナー」
御坂「だー!もうっ!わかったわよ!やりゃあいいんでしょやりゃあ!」
黒子「ッシャ!」
初春「それでこそ御坂さんです!」
佐天「困った時は御坂さんですね!」
スパイディ「以前の僕の代役は親友に世話になったもんだよ」
16:
>>15
僕の代役?:ピーターのクローン、ベン・ライリーがスパイダーマンとして活躍していた時期がある
17:
佐天「――ということで御坂さん、着てみたけど・・・」
初春「これだけ近くだと別人ってバレますかねやっぱり?」
固法「でもイベントでは舞台上からだからバレないでしょ。大丈夫大丈夫」
黒子「全身タイツのお姉さまもナカナカ」ハアハア
御坂「・・・これ、すっごいはずかしいんだけど・・・」カアー
スパイディ「似合ってるよ御坂。正式にスパイダーレディーだねこりゃ」
御坂「あんまりホメられてる気がしない・・・」
佐天「でもトークライブって言ってましたけど、しゃべりはどうするんですか?」
黒子「そこはスパイダーマンさんがここからマイクでしゃべるんです。言うならお姉さまは口パクみたいなものですわ」
固法「スパイダーマンの声に合わせて御坂さんは身振り手振りしてね」
御坂「うう・・・不安だなあ・・・」
スパイディ「あ、僕ってことをアピールするためにも壁に貼りついての登場してね。前やってたやつね」
御坂「不安だぁ?・・・」
28:
 ―イベント会場―
固法「ご来場の皆さんこんにちはー!今日は『親愛なる隣人、スパイダーマン・ザ・トークショー』にようこそー!」
 ウオー! スパイディー! ウオー!
初春「けっこう人多いですね。最前列にあすなろ園の子達が座ってますが、他は大人から子供までたくさん・・・」
黒子「お姉さま、準備はいいですわね」
御坂「う?・・・ホントにこのカッコで人前に?・・・」
黒子「さだめとあれば心をきめるのでございます!」
固法「それでは本日の主役、スパイダーマンに登場してもらいましょー!皆で呼ぼー!せーのっ!」
 <スパイダーマーン!!!
黒子「さあ!いってくださいまし!」
御坂「ああもう!こうなりゃヤケよ!」
 バッ!
 \デーデデーン、デッデデーン/
 オオー! スパイダーマーン! カックイー!
スパイダーレディー(御坂)「えっと、壁に張り付いて・・・っく・・・やっぱはずいコレ・・・」
スパイディ(吹替え)【やあやあ、親愛なる隣人スパイダーマンだよ。今日は集まってくれてありがとうね。入場料の返金はできないから文句はナシだよ】
30:
・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・
・・・
・・

固法「お疲れ様。なんとかのりきったわね」
御坂「・・・は、はずかしかった・・・でもなんか・・・ふっきれたかも。アハハ」
初春「終わってみればあっという間でしたね」
佐天「私、客席から見てたけど違和感なかったですよ。あんまり」
御坂「このタイツ着てるとなんか『使命感』みたいなのがわいてくる気がする」
黒子「グヘヘ・・・秘蔵アルバムが一気に増えましたの・・・『全身タイツ』という新たなカテゴリーを作らねば」
<キャー!ヒッタクリー!
初春「!ひったくり!?」
 ダッ!
固法「!?御坂さん!?ちょ、これはジャッジメントの仕事よ!待ちなさい!」
ひったくり「ヘヘッ、100メートル11秒で走る俺の俊足に追いつけるわけ――」
 ザッ!
ひったくり「!?」
御坂「そこまでだひったくりめ!このスパイダーマンが相手する!」バーン!
初春「ああ?・・・なんか変なスイッチ入っちゃってますよ?」
黒子「写撃」パシャパシャ
32:
ひったくり「ひっ!スパイディ!?」
御坂「だっ!」バシ!
ひったくり「っぐ!?足が――」
御坂「チェイサー!」スパァン!
ひったくり「ッ!???―――ッ・・・」ドサッ
初春「スゴイ!あしと頭に蹴りいれて倒しました!」
固法「御坂さんも逮捕すべきかしら?」
黒子「スパイダーレディーお姉さまもイケますわね・・・」ハアハア
 「さすがだ!やるなスパイディ!」
御坂「・・・え?」
 「かっこよかったぜ!見事な蹴りだったー!」
御坂「あの・・・ちょ」
 「さすが私達の親愛なる隣人!これからもがんばってね!」
御坂「いや・・・私は・・・・・・」
佐天「あらら?、御坂さん皆からスパイダーマンと認められましたね?」
御坂「な・・・」
黒子「そうですわ。これからはスパイダーマンさんとしてご活躍するべきですわ」
御坂「何ィ!?」
黒子「一般人のお姉さまが犯罪者に手を出すのはいかがなものかと思いますが、スパイダーマンさんとしてならばオトガメなしですの」
初春「そっか。スパイダーマンさんなら悪人をこらしめるのも問題ないですもんね」
黒子「つまり!お姉さまは今日のイベントだけでなく、今後もスパイダーマンさんとして活躍するのですわ!・・・いえ、『スパイダーレディー』という新ヒーローとして!」
 バーン!
37:
 ―次の日・ジャッジメント支部
御坂「絶対イヤよ!」バン
佐天「まあまあそう言わずに・・・ホラ、アイロンかけときましたからタイツ」
御坂「絶対ヤダ!もうあんなカッコしないからね!大体なんでそんな『スパイダーレディー』なんかやらなきゃあならないのよ!」
初春「それはスパイダーマンさんが風邪でお休みですから・・・」
スパイディ「有給休暇ってことで・・・ゴホッ」
固法「スパイダーマンなしじゃあ町も不安なのよ。もうシンボルみたいなものだからね」
御坂「だからって・・・」
黒子「それに・・・これをご覧になってくださいまし」スッ
御坂「・・・なにこれ・・・ネットニュース?・・・『ニュースパイダーマン現る!』、『2代目スパイディデビューか!?』・・・何コレ?」
初春「昨日のひったくり退治の場を録画してて、ネットにアップした人がいるみたいです。で、スパイダーマンさんのファンの方が『これは本物と違う』と気付いたらしくて・・・」
佐天「イベントに出てたのも本物じゃないって気付かれたらしいです。で、二代目スパイダーマン!って世間じゃ認知されてるんですよー」
御坂「そ・・・そんな・・・」
黒子「つまりッ!新スパイダーマン(お姉さま)はもう学園都市のヒーローの一人になってしまったのですわ!もう後にはひけません!」
御坂「もうあれっきりで何もしなけりゃいいじゃないの!一回キリ!」
黒子「そうはいきません。すでにファンも獲得しちゃってるんですわ。ホラ、『ニュースパイディファンサイト』。この方達を落胆させるおつもりで?」
佐天「あすなろ園の子供達も、イベントの時のスパイダーマンは別人って聞いてすっかり気に入ったらしいですよ。ダブルスパイダーマン!ってね」
御坂「う・・・」
固法「もはや御坂さんはニュースパイダーマンとして引くに引けない状況なのよ」
御坂「それでもヤダー!」ダダダ!
黒子「あ!お姉さま!」
初春「走って出てっちゃった・・・」
佐天「そんなにスパイダーマンコスがいやなのかな」
スパイディ「心にグっとくるよ佐天。どーも」
39:
御坂「はァ???・・・なんだってこんなことになっちゃうのよ・・・・・・そりゃ、あのカッコしたからスパイディになりきってひったくり退治したけど・・・」
御坂「でもまたあんなカッコで街を出歩けなんてできっこないわ・・・」
打ち止め「あ!お姉さまー!ってミサカはミサカは手をブンブンふって自分の存在をみせつける!」
一方通行「おゥ」
御坂「あら、あんたたちいつも一緒ね」
一通「開口一番それかおィ」
打止「ねーねーお姉さま、ウェブヘッドの新バージョンが登場したの知ってる?ってミサカはミサカはマイブームを振ってみる」
御坂「ギク」
一通「こいつ昨日からコレばっかりだ。ニュー蜘蛛野郎に夢中でよォ。会いたくて会いたくてしょォーがねェーからこうやって街あるいてるってこった」
御坂「そ・・・そう・・・ねえ打ち止め、なんで新スパイディが気に入ったの?」
打止「だってウェブヘッドがもう一人なんてスゴイ!もちろん今までのウェブヘッドもすきだけど新しい方も応援したくなっちゃうってミサカはミサカは情熱を語る!」
御坂「あ・・・そう」
打止「あー新しいウェブヘッドに会いたいなー。会いたいなー」
御坂「ッ・・・」
一通「お前ェ昨日からズッとそれじゃねーか。マジでいいかげんにしろって。そうそう簡単に会えるもんじゃねーってのォ」
御坂「・・・」
打止「いやだー!会いたい会いたい会いたいのー!」ジタバタ
御坂「・・・・・・ちょ、ちょっと待ってて!アタシ・・・その・・・ニュースパイディも知り合いなの」
打止「エッ!?ってミサカはミサカは知らなかったテイでおどろいたフリをする!」
一通「ほォ??お前ェそっちとも知り合いなのかァ?」
御坂「ちょ、ちょっと待っててね!」ダッ
打止「ニヤ」
一通「あいつアホだな」
40:
スパイダーレディー(御坂)「とうっ!」バッ!
打止「ああっ!みて!壁にウェブヘッドが張り付いてるー!ってミサカはミサカは棒演技で言う」
一通「おィおィマジかァ?。ニュー蜘蛛野郎かよォ?・・・ククッ・・・」
レディー「君達だね。打ち止めと一方通行っていうのは。わた・・・僕はスパイダーマンの代役を務めてる・・・えっと・・・ああもうッ!スパイダーレディーよわたし!」
打止「スパイダーレディ!スゴイ!まるでお姉さまみたい!」
一通「おめェ女なのかァ?パッと見じゃあわかんねェなァ?・・・クッ」
レディー「そ、そうよ!なにかモンクある!?」
打止「ううん!女の人なのにスーパーヒーローなんてかっこいい!ってミサカはミサカはほめちぎる」
一通「あァ、イイ趣味してんぜェ。ところでよォ、超電磁砲はどこいったァ?」
レディー「う・・・あ、あのね、御坂美琴は急用ができたって行って帰っちゃった。彼女も色々忙しいのよ」
打止「あー、それは残念ってミサカはミサカはウソにつきあってあげる」
一通「おめェは蜘蛛野郎みてェにジョークいわねェのな。これじゃまるっきりパチモンだぜ」
レディー「そ、そんなことない。えっと・・・君って白いね。冬の妖精だったりするの?な?んて・・・アハハ」
一通「・・・」
打止「こりゃオリジナルウェブヘッドのほうがイケてるや。ってミサカはミサカはダメだしする」
45:
一通「おめェマジで蜘蛛野郎の代わりやる気あンのかァ?そンなンじゃァファンはなっとくしねェぞ?」
レディー「うっ・・・」
一通「蜘蛛野郎のジョークはもっと気が効いてて、思わずニヤリとしちまうようなもンだ。ちゃんと勉強してやりなおせ」
レディー「は・・・ハイ」
打止「さすが筋金入りのファンは厳しいってミサカはミサカはキャラの崩壊っぷりに冷や汗モノ」
禁書目録「あ!スパイディーだー!」タタタ
上条「おースパイディー」
レディー「ッ!ッゲ!?」
打止「あー、インデックスとカミジョー。ってミサカはミサカは手をふる」
一通「おゥ、こいつァ蜘蛛野郎じゃなくってルーキーの方の蜘蛛野郎だ」
禁書「ルーキー?・・・ああ!ニュースパイディのことだね!」
上条「ホントだ。ちゃんと見ると小柄で違うってのがわかるわ。アンタもあっちの世界の人なのか?」
レディー「うっ!・・・じっ、ジロジロみるな!」
上条「えっ」
禁書「とうま拒否されたッ!」
一通「こォ見えて一応コイツ女らしいからよォ」
上条「えっ」
打止「名前はスパイダーレディー!」
禁書「すごい!女の子のスターなんだよ!」
レディー「そ・・・そんなんじゃ・・・」
上条「すげーなー。女の子のスパイディか。がんばれよ!」
レディー「!」
上条「スパイディの代役ってのは色々大変だろうけど、俺はあんたも応援してるぜ。がんばれよ!」
レディー「・・・・・・とッ!当然よ!アタシはスパイダーレディー!学園都市を守るスーパーヒーローの一人よ!」
打止「あー、お姉さまがもう引くに引けない状況に・・・ってミサカはミサカはつぶやく」
46:
 ―ジャッジメント支部
御坂「スパイディ!ウェブシューターちょうだい!」
スパイディ「おいおいなんだよ御坂・・・急にやる気になっちゃった?コミック見て自分もヒーローになれるんじゃないかって影響うけたとか?」
御坂「アンタの代役するにはウェブが必要よ。電撃でそれっぽいこともできそうだけど、スパイダーレディーの正体が電撃使いってバレると特定されやすいかもしれないじゃない」
スパイディ「バレたくないの?」
御坂「そりゃそうよ!あんなカッコしてるのがアタシがなんたバレたらもう外を歩けないわ。だから早くウェブシューターちょうだい」
スパイディ「ひっどいなあ。僕年がら年中このカッコなんだけどなあ・・・とにかくシューターはあげれないよ。かわりに作り方教えるから自分で作ったら?」
御坂「そんな簡単にできるもんなの?」
スパイディ「僕が開発したんだから作り方さえ教わればできるだろ?あ、ついでにウェブの作り方も教えとくから。僕まだカゼ治ってないんだよね。ゴッフォ」
御坂「なら前に使ってた『電気を通すタイプのウェブ』の作り方教えてよ。スパイディのウェブって普通は電気通さないタイプなんでしょ?」
スパイディ「あ?、そういえば前にそんなウェブ作ったね。それ以降作ってないけど・・・アハハ」
御坂「あたしの能力とうまく使いあわせるからさ!電気を帯びるタイプのがいいわ!早く教えてよ!材料買ってくるし!」
スパイディ「なんだよそのやる気・・・当麻にでもホメられたとか?」
御坂「なッ!なッ!うっさい!」バリリッ
スパイディ「ショッカーッ!」ビリビリ
初春「・・・御坂さんどうしたんですかね?急にやる気になっちゃって・・・」
佐天「あんなにいやがってたのに・・・」
黒子「・・・いいえ、きっとお姉さまはヒーローとしての責任を再確認したのですわ!私達もお姉さまが『新たなスパイダーマン』になるために協力しましょう!」グッ
49:
 ―――――
御坂「完成ー!これがウェブシューターね!」バーン
スパイディ「機材そろえて、作り方を理解できたらけっこう簡単に作っちゃった・・・ちょっと切ないかも・・・ゴホ」
初春「こっちも糸できましたよー。さっそく試し撃ちしましょう」
御坂「ありがとう!えーっと、このウェブをシューターにいれて・・・」
佐天「アタシにやらせてください!一回だけ!」
御坂「はい。手首に装着して、手のひらの部分にボタンが来るようにして」
佐天「こうですね?」カチャカチャ
御坂「で、ボタンを二回連続で素早く押すんだって」
黒子「どうして二回なんですの?」
スパイディ「手のひらにボタンがあると、間違って発射しちゃうかもしれないだろ?そういうのを防ぐためにそういう設計なのさ」
黒子「なるほど」
佐天「つまりダブルクリックですね!とりゃ!」SWHIP!
初春「おおッ!ホントにできましたね!」
佐天「かっこいいー!」
御坂「これで本格的にスパイダーレディーになれるわ!」
スパイディ「甘い甘い。装備をそろえたくらいでスパイダーマンを名乗るなんてイチゴパフェより甘いよ」
御坂「え?」
スパイディ「ウェブをうまく扱う練習、ウェブでスイングする練習をしなくっちゃあダメだよ。いきなりターザン並のアクションなんてできないだろう?」
御坂「あ・・・そっか」
黒子「心配ご無用ですわ!私がつきっきりで練習にお付き合いいたします!」
初春「私も!」
佐天「私もです!」
御坂「皆・・・ありがとう!それじゃあさっそく練習に行きましょう!」
スパイディ「・・・あれ?ホントにすごいやる気だな・・・なんか自分のイスが奪われる危機感が・・・ゴホン」
50:
 ―――――
御坂「とりゃ!」SWHIP!
御坂「アチョー!」ビューン
御坂「ッ!うわわっ!」グンッ
 ドサッ
佐天「御坂さん!大丈夫ですか!?」
御坂「イタタ・・・うん、大丈夫」
初春「やっぱり最初は難しいですね?・・・」
御坂「スパイディっていつもウェブでビュンビュンしてるのに・・・自分でやってみるとこんなに怖かったなんて・・・」
初春「振り子みたいな動きですからね」
佐天「スピードもいし・・・」
黒子「・・・お姉さまは恐怖を振りほどかなければなりません」
御坂「え?」
黒子「恐怖が身体をすくめて失敗してしまっているのですわ。スパイダーマンさんほどとは言わなくても、お姉さまにはウェブスイングをマスターしなければなりません」
御坂「そ・・・そうは言っても・・・」
黒子「お姉さまの場合、もし万が一落下したとしても能力で地面にぶつかるのを止められます。なので大丈夫ですわ」
初春「あー、たしかに電撃使ってすんごい移動したりしてますもんね。なら落下しそうになってもなんとかできそうですね」
佐天「それでも怖いもんは怖いでしょ・・・」
黒子「『失敗』を恐れないでくださいまし!失敗を恐れていては成長はしません!なんどもなんども失敗することで成功するのですわ!」
御坂「!・・・そうね!失敗しないようにするんじゃなくって失敗してでもやってやるって気でいくわ!」
黒子「その意気ですわ!」
御坂「いっそ失敗する!」
黒子「それはちょっと違いますわ」
51:
 ―――――
御坂「とう!」SWHIP!
 ビューン
御坂「そりゃ!」SWHIP!
 ビューン
佐天「すごいすごい!御坂さんもうモノにしてますよ!」
初春「さすがは努力してレベル5になっただけはありますね」
黒子「それでこそお姉さまですわ!」グッ
 ―――――
佐天「この並べた空き缶に糸ボールを当ててくださーい」
御坂「よーし。そらっ」SWHIP!
御坂「もいっちょ!」SWHIP!
御坂「最後の一つ!」SWHIP!
初春「すごい!百発百中!」
黒子「元から電撃を放っていたりしましたから、この類のことならすでにかなりの腕前ですわね」
御坂「でもまだウェブの扱いは慣れないわ・・・もっと練習よ!」
55:
 ―――その後・・・何度も何度も練習して・・・
銀行強盗A「金をだせやァ!俺は金を引き出しに来たんだぜェ!」
銀行員「う、撃たないでください!」
強盗B「少しでも妙なマネしやがったらズドンだぞおい」
強盗C「さっさと準備しろやァーーー!」
 ガシャーン!
強盗A「!?」
スパイダーレディー「昼間っから強盗なんてヒマな連中ね。職業安定所で並ぶ方がずっと有意義なんじゃないかしら?」
強盗B「す、スパイダーマン!?」
レディー「いいえ違うわ。アタシは『ニュースパイダーマン』だとか『二代目スパイディ』とか言われてるけど・・・『スパイダーマンレディー』よ!」
強盗C「れ、レディーだァ?おめー女かよ!?ウシャシャ!ぜんっぜんカーブのねえ身体じゃあねーか」
レディー「ム」
強盗B「ああ、実は女のフリしてる男なんじゃあねーの?ケケケッ」
 SWHAP!
強盗B「ムグッ!?」
レディー「女の子に対しての不適切な発言は取り消してやるわ」
強盗A「てめえ!」ジャキ
レディー「おっと、銃は禁止」SWHIP!SWHIP!
強盗A「!?な、何ッ!銃口に糸が・・・」
強盗C「こうなりゃ直接やっつけてやるぜ!」
レディー「スパイディほどジョークはうまくないけど、そっちの練習もしてるんだからね!」
56:
強盗A「おりゃ!」ナイフブン!
レディー「おっと。チェイサー!」スパァン!
強盗A「グエッ」ドサッ
強盗C「な、なんと見事な延髄斬り・・・てめえやるな!」
レディー「女でも練習すれば男に勝てるのよ。護身術って知ってる?」
強盗C「だが俺にもその蹴りが通じるかな?」ズーン
レディー「・・・・・・まあ、他の二人よりは大柄ね。ジムで鍛えてるの?」
強盗C「黙りやがれ!」グオ
レディー「スパイダーパーンチ!」ブオ
レディー(拳をあてる瞬間に電撃を流して・・・)ビリリ
強盗C「ウゲア!?」ビリリ ドサッ
レディー「まっ、こんなもんよ(電撃使いってバレないようにできたかな?)」
強盗B「ムググ・・・ムグッ!」
銀行員「ひいッ!」
レディー「おっと、アンタ忘れてたわ。口にウェブつけてそれっきりね・・・ナイフを銀行員につきつけて、それ人質ってこと?いい度胸ね」
強盗B「ムググ!」
レディー「何言ってるか知らないけど、大方『おとなしくしないとコイツにナイフをブスリだぞ』とかでしょうね。でも」SWHIP!
強盗B「!?」
レディー「ウェブの早撃ちの練習もしたのよ。ナイフにあてて取り上げるくらいどうってことないわ」
 ダッ
強盗B「!」
レディー「スパイダーキーック!」バキッ!
 ドサッ
レディー「これにて一件落着ッ」
銀行員「あ、あの!ありがとうございました!スパイダーマン!」
レディー「いいのよ。それよりあたしはスパイダーマンじゃないわ。『スパイダーマンレディー』・・・『スパイダーレディー』よ!」バーン
68:
 ・・・・・・・・・・
不良A「ねえねえお嬢ちゃん??俺達とお茶しない??」
常盤台生徒「や・・・やめてください・・・」
不良B「いやがるんじゃあねえよ。おら、こっちこいや」グイ
 バキッ (ビリッ)
不良B「ムェッ」バタンキュー
常盤台生徒「!」
不良A「な、なんだァ!?ッゲ!」
レディー「そこまでよ。アタシの後輩・・・じゃなくて女子中学生をナンパなんてイイ趣味してんじゃないの。その趣味趣向の矯正として老人ホームで働くとかどうかしら?」
不良A「ス、スパイディ!?」
レディー「スパイダーレディーの方よ!・・・ったく、見分けがつかないってーのも考えものね・・・個性を出さなきゃなあ・・・でも正体がバレない程度の個性って・・・どんな・・・」ウーン
不良A「・・・な、なんかシラネーが今のウチだ!」ダッ
常盤台生徒「あ、逃げた」
レディー「おっと、そうはいかないわ」TWHIP!
不良A「!?あ、足がッ」グイン
レディー「電導ウェブで感電攻撃よ」ビリリ
不良A「アベベ!」バタンキュー
レディー「さ、これで一件落着ね。大丈夫?」
常盤台生徒「あ、ありがとうございます!・・・あ、あの・・・もしかしてアナタは・・・」
レディー「ギク」
常盤台生徒「ミサ――」
レディー「そ、それじゃあね!いっておくけどあたしは常盤台の生徒じゃないからねー!」ビューン
69:
 ―――――
黒子「できましたわお姉さま!黒子と固法先輩でオーダーメイドしたお姉さま専用の『スパイダーレディーコスチューム』!」バーン
佐天「おー!なんかスッキリしたデザインですねー」
固法「動きやすさを重視してスパイダーマンのオリジナルコスチュームみたいにピッタリタイツは廃止。マスクはそのままだけどね」
初春「スパイダーマンさんと同じデザインのマスク、ノースリーブのスパイダーマンさんっぽい感じの服、スパイダーマンさんのコスチュームの手の部分だけ切り取ったみたいな手袋・・・」
佐天「下はスパイダーマンさんっぽいハーフパンツ・・・うん、御坂さんっぽい服装をスパイディーカラーにしたって感じですね。ソックスで御坂さんって一目瞭然」
御坂「あ、ありがたいけどコレ・・・あたしってバレないかしら?」
黒子「バレませんバレませんわ」ブンブン
固法「そのネプチューンマンみたいな靴下をやめればバレないかも?」
佐天「それをやめたら御坂さんじゃなくなっちゃいます!ダメです!」
御坂「え、そんな重要アイテムだったの?コレ」
初春「まあそれだけで御坂さんって特定はできないでしょう。多分大丈夫です多分」
黒子「さあ!スパイダーレディーオリジナル新スーツで学園都市の平和をお守りくださいまし!」
御坂「そ、そうね!ウッシャー!やるぞー!」ダダダ
佐天「・・・バレませんかね?」
黒子「お姉さまらしさを残しつつ、スパイダーマンさんとは別とハッキリさせるためですわ」
佐天「・・・バレませんかね?」
黒子「バレたらバレたでもうオヨメにいけないということになればわたくしが・・・」
佐天「本音はそれか」
70:
 ・・・・・・・・・・数日後
スパイディ「カゼがなおりましたー!」パンパカパーン
初春「長引きましたねー」
スパイディ「まったくだよ。でもまあ、久々の連休と思えばそれはそれで」
佐天「ヒーローに休みナシ」
黒子「その間はお姉さまがスパイダーレディーとしてしっかり学園都市を守っておられましたわ。もちろんわたくし達ジャッジメントも」
スパイディ「ありゃ?マジで御坂スパイダーレディーやってんの?ジョークのつもりだったのに」
初春「えー?本人はかなりやる気でしたよ?」
スパイディ「ノせられやすい子ってことだね。詐欺に注意だよホント。ま、僕の代役に御坂ってのは最適かもね。クモコスに電撃ってまるっきりスパイダーウーマンだし」
佐天「代役かあ・・・そうも言ってられないかもしれませんよ?」
スパイディ「?」
黒子「フフ・・・これを」スッ
スパイディ「なに?パソコン?アベンジャーズの映画の新トレーラー公開したとか?」スス・・・
 【スパイダーレディー大活躍!ジャッジメントよりも素早い対応に市民も絶賛!】
  【スパイディのピンチヒッターが人気急上昇!関連グッズの売上も大好評!】
 【新ヒーロー人気沸騰中!その名もスパイダーレディー!】
スパイディ「・・・何コレ・・・御坂のこと?・・・・・・」
初春「御坂さん、もうすっかり新ヒーローですよ」
黒子「スパイダーマンさんが寝込んでる間、一気に知名度と人気を獲得しましたの」フフフ
佐天「スパイダーマンさんは元の世界に帰ったって思いこまれてますよ。で、御坂さんが入れ替わりで人気者に」
スパイディ「!?」
佐天「つまり!スパイダーマンさんのポジションは御坂さんに完全にとってかわられたんですよ!アナタはもう過去の人です!」バーン
スパイディ「ガーン!!!」
初春「佐天さん、それは言いすぎです」
佐天「ゴメン、ノリで」
71:
>>70
まるっきりスパイダーウーマン?:初代スパイダーウーマンは女性で蜘蛛のコスチューム。能力として電撃攻撃を発する『ベノムブラスト』が使える。ヴェノムとは関係ない
72:
スパイディ「ぼ、僕のイスが・・・完全に乗っ取られたっての!?御坂・・・シドイ!」ウアーン
黒子「まあまあ」
初春「別にそんなひどいことじゃないですよ。また復帰すれば元通りですよ」
佐天「そうそう。それどころかスパイダーマン&スパイダーレディーのコンビで人気でるかも!」
スパイディ「なんだよその言い方じゃ僕がバーターみたいじゃん・・・」
黒子「いやいや、復帰するだけでも話題になるかと」
初春「スパイダーマンさんは元の世界に帰ったと思われてるから、復帰したらそりゃあもうすごい話題に・・・」
Dr,ストレンジ「それも考えものだな」シュゴー・・・
佐天「うわあ!?い、いきなりヒゲのおっさんが・・・ってあなたはたしか・・・」
黒子「私たちが『恵まれし子らの学園』に行く際に色々やってくださった・・・」
スパイディ「ドクター・ストレンジだね。何いきなり別世界に出現してんのさ」
ストレンジ「ああ、実はちょっとした注意をしようと思ってね」
初春「注意?」
スパイディ「なんだよまたドーマムゥがこっち侵略しようとしてるとか?それとももっとヤバイ連中?コズミックビーイングとかエルダーズオブユニバースとか」
黒子「いつも思うのですがあなたがたの世界はどれほどヤバイ連中がいるんですの・・・」
73:
>>72
コズミックビーイング:MARVEL世界の宇宙を律する神々。ギャラクタスなどが有名
エルダーズオブユニバース:正確には『エルダーズ・オブ・ザ・ユニバース』。何十億年も存在する宇宙の超存在。MARVELのヒーローやヴィランを『遊び道具』に使ったりしたこともある
 有名なのは『ゲームしか興味がないグランドマスター』や、『コレクションが趣味のコレクター』、『星を殴り壊すチャンピオン』、『光よりいランナー』、『宇宙園芸師のガーデナー』など
 これらはかの有名な『インフィニティ・ガントレット』の『インフィニティ・ジェム』を所持、管理していた。
 グランドマスターとコレクターが賭け勝負をしようとMARVEL世界のヒーロー達をそれぞれ持ち駒にして戦わせたりした。ちなみにこの二人(二柱?)は不老の存在のはずなのにジジイである
 一部では『コズミック・ビーイング』に組み込まれているっぽく書かれているが、詳細は不明。恐らくエルダーズとコズミックビーイングは別・・・?
74:
初春「で、注意ってなんですか?」
ストレンジ「実はね・・・ずいぶん今更だが、この世界にピーターや私達・・・つまり異世界の者がかかわると『本来あるべき歴史』が多少変化するということだ」
佐天「・・・?」
黒子「つまり・・・どういうことですの?」
ストレンジ「『この世界の未来に起こるはずだった出来事が、起こらない』等がある。例えば『ある人物が銃弾を頭に受けて重傷を負う』ということが『本来なら起こるはずだった』が起こらない」
ストレンジ「『ある人物が命を落とす事件が起こらない』などといった未来の改変だ。この世界が本来の歴史からズレてしまっているのだ」
佐天「あー、たしかにスパイダーマンさんが来なければ御坂さんがスパイダーレディーになるなんてありえないことですもんね」
スパイディ「僕達がこの世界を汚染してるっての?」
ストレンジ「語弊があるかもしれないが、そうとも言える。異世界の者との交流など、本来はこの世界ではありえないことなのだからな」
黒子「それはまずいことなんですの?」
ストレンジ「それはわからない。とらえかたによっては良いともいえるし悪いともいえる」
初春「なんだか難しいですね・・・」
スパイディ「これだからオカルトキャラは・・・」ハア
ストレンジ「一応注意しておくべきかと思ってね。かといって注意したところでどうしようもないんだが」
黒子「念のため知らせておくということですわね」
ストレンジ「それともう一つ」
佐天「まだあるんですか・・・」
ストレンジ「こっちはもっと重大かもしれないが」
佐天「マジすかッ」
75:
ストレンジ「先日の『サノス・ダークサイド事件』の際、サノスが『異次元・アポコリプス』と『複数の異次元世界を融合させようとした』ことを覚えているかい?」
黒子「そんなこともありましたわね・・・」
佐天「あったっけ?」
初春「ちょっと前作見直してきます。えっと・・・『御坂「永遠のヒーロー達」』ってタイトルのSS・・・」カタカタ
スパイディ「やめて初春第四の壁破壊しないでよ」
ストレンジ「ご存じの通りそれは防がれたわけだが・・・その影響で『この世界と異次元世界との境界が緩んでしまっている』んだ」
黒子「・・・?」
佐天「理解できる風に訳すると?」
ストレンジ「あの時、この世界を含む複数の世界が融合させられようとして、それが元に戻った。その際に別の異次元世界とこの世界が『互いに認知した』」
初春「つまりスパイダーマンさんの世界、ジャスティスリーグの皆さんとの世界と、この学園都市の世界のことを、別次元の世界の人にも知られたということですか?」
ストレンジ「そうだ。異次元世界というのは無限にある。だが『認知する』ということは『移動することも可能』ということだ。何もない砂漠でオアシスの場所を覚えるようなものだ」
黒子「それが問題でも?」
ストレンジ「今までは我々の世界の者、ジャスティスリーグの世界の者がこの世界に来たが、『さらに別の世界の者がこちらの世界に来る可能性がある』ということだ」
佐天「また別世界のヒーローが来るかもってことですね!?」
スパイディ「つまりヴィランもってことだね」
黒子「サノスも面倒なことをしでかしてくれましたわね・・・」
初春「未知の世界の・・・すごい魔法使いとかすごい科学技術を持った人とかがこの世界への移動手段をつかんだらこっちに来るかもってことですね?」
佐天「宇宙探査みたいなもんだね!未知の星には調査にいくもん」
スパイディ「また別世界のヒーローやヴィランが来るかもってことかあ・・・こりゃ当分休みなしだな」
黒子「荒らされるこっち側の身にもなってくださいまし」
ストレンジ「逆もまたしかり・・・さて、私はそろそろ帰るとするよ。ウマーに呼び出されてドーマムゥと食事をしなければならなくてね。それじゃあ」シュゴー・・・
スパイディ「魔法業界もエライことになりそうだ」
佐天「つまり不思議博士の話をまとめると、またさらなる別の世界の人が来るかもってことですね!」
初春「なんで佐天さんそんなワクワクしてんですか」
佐天「そりゃ新ヒーローとかはロマンじゃん!」キラキラ
黒子「これ以上この世界をごちゃごちゃにしないでほしいものですわ」
スパイディ「一作目みたいにシンプルな頃の方が良かったかもねー」
初春「スパイダーマンさん、メタ発言ですよ」
スパイディ「Uh-oh」
84:
 ―――・・・・・・その後しばらくして・・・
スパイディ「フゥム・・・・・・『スパイダーレディー大活躍!強盗を一日で5件退治!』、『蜘蛛の少女!学園都市のニューヒーローに!』・・・こりゃいよいよもってマジで世代交代か?」モグモグ
スパイディ「師匠は弟子に越えられて満足っていうけど、僕としてはなんだかさみしい気もするなあ・・・ま、昼間っからスタバとミスド食いながらコミック読める自由も捨てがたいなァ」モグモグ
スパイディ「・・・・・・スパイダーマン、引退・・・かあ・・・・・・」ズズー
 ―――――
御坂「んン???ッ・・・今日もいい天気ねェ?」ノビー
ミサカ10032号「この世界はサザエ時空みたいに1作めのころから夏ですね。と、ミサカはメタ発言をします」
御坂「ここんとこ毎日スパイダーレディーとして活動してたからなんだか疲れが・・・スパイディって毎日こんなことやってたのね?。そう思うとスゴイねホント」
ミサカ「そういえば白井さんや初春さん達はどうしました?と、ミサカはふと尋ねます」
御坂「なんかジャッジメントの仕事が大変らしいわよ。最近変な組織が学園都市に潜伏してるって話よ」
ミサカ「またすか」
御坂「しかも1つだけじゃないらしいわ。水面下で複数の組織が動いてるんだって。そっちの対応で大変らしいわ。佐天さんもそーいう地下組織に興味シンシンなんだって」
ミサカ「まったく、この街はどれほど面倒事を起こせば気がすむのでしょう。と、ミサカは素直にフィクションのお約束に疑問を持ちます」
御坂「それほどこの街がスゴイってことじゃないの?」
 <ドーン!
御坂「おっと、言ってるそばから爆発音」
ミサカ「こんな昼間っから爆発音がしてるのにその反応というのがスデにもう・・・と、ミサカは慣れへの恐怖を感じます」
御坂「さあて、こうしちゃいられないわ」ススッ
レディー「スパイダーレディーの登場よ!」THWIP!
85:
>>84
スパイダーマンの引退?:コミックでもスパイダーマンは引退したことがある。名作エピソードの一つ、『スパイダーマンの引退』。
 ヒーローとしての多忙な毎日に加え、メイおばさんが発作で倒れた際にそばにいられなかったことや、JJジェイムソンのメディアを利用した批判などからヒーローに疑問を感じる
 そしてピーターはマスクとコスチュームを捨て、引退を決意する。ジェイムソンは捨てられたコスチュームとマスクをゲットしてウハウハ
 ピーターの自分のことだけをする生活は快適で順調だったが、ある日強盗に襲われている警官を見かけ、周りには自分しかいなかったためやむなく救出する
 その警官がベンおじさんに似ていたことから、過去のベンおじさんの事件のことを思い出し、『自分の力は人を助けるためにある』と再認識する
 もうベンおじさんの事件のようなことを繰り返さないためにもピーターはカムバックを決意し、ジェイムソンの部屋に侵入してマスクとコスを取り戻した
 『スパイダーマンは永遠に不滅だ!』というところで終わり。このエピソードは旧実写映画版の『スパイダーマン2』にも違った形で組み込まれている
88:
レディー「あちゃー、まーた銀行かー。煙が上がってるわ・・・ったく、ホントなんなのよ」ビューン
 チャクチ
レディー「はいはい銀行強盗さんそこまでよ!アタシが来たからにはもうそれ以上1円もその銀行から持ち出させないわ!」
Dr,オクトパス「ム?・・・・・・スパイダーマンのコスチューム?おい貴様、何者だ。なぜ貴様がそんなコスチュームを着ている!それを着る男は一人だけだ!」
レディー「はい?私を知らないの?今学園都市で一番アツイヒーローのスパイダーレディーよ。それよりアンタのそのカッコなんなの?あ、スパイディの世界の連中ね」
オクトパス「貴様・・・やはりスパイダーマンを知っているな!教えてもらおう!奴はどこにいる!」
レディー「聞いてもいいかしら?その銀のパイプみたいな触手はなんなの?そんなオモチャは学園都市じゃ売ってないわよね。異世界にはそんなオモチャもあるのねー」
オクトパス「・・・どうやら奴のマネごとをするだけの二番煎じか」
レディー「ムッ・・・あたしはあたしよ。スパイディとは別。それよりそのいかにもな『$』マークの袋に詰めたお金をとっとと銀行にもどしなさい。今時そんなのコミックでしか見ないわよ」
オクトパス「そんなに言うなら自分でやるんだな!」ブン
レディー「うおっと!?」スカッ
 TWHIP!
レディー「自分のことは自分でしなさい!」ブン
オクトパス「ARGH!」バッシィ!
レディー「スパイディのこと知ってるならこのウェブのことも知ってるわよね?そりゃ!」TWHIP!
オクトパス「ム!」ガキーン
レディー「っと、銀の触手みたいなのでガードされた」
オクトパス「わが名はオットー・オクタビウス・・・ドクターオクトパスだ!私にはこの機械の四本の腕がある!8本の手足だ!貴様は蜘蛛の姿でも4本しかない!どちらが上だと思う!」
レディー「だったら吸盤とか墨とかも徹底しなさいっ」
91:
>>88
Dr,オクトパス:スパイダーマンの宿敵の一人で最も有名かつ古いヴィランの一人。日本での知名度も高く、USJの『スパイダーマンザライド』にも登場している
 本名オットー・オクタビウス。天才的な科学者で、作業の効率化の目的で4本の金属製のアームを装着するも、事故によりアームが外せなくなり、ヴィランしか道がないと決意する
 アームはMARVELで最も硬い『アダマンチウム』でできており、パワーも高い。元々が実験の効率化のためのアームなので器用なこともできる
 基本的な外見はマッシュルームカット、緑の全身タイツにサングラスという見た目。髪型を変えたり、白いスーツでパリッとしたりしている
 スパイディのヴィラン達を集めてチームを結成した『シニスター・シックス』のリーダーでもある。が、スパイディを敵視しているのは『邪魔するから』で、単にヴィランとは言い切れない部分も
 追われているスパイディを助けたり、世界規模の事件の際には人々のために活動したり。だがスパイディの因縁の相手であるのは変わりない
 余命いくばくもない事を知ると、なんと地球を人質にとってスパイディに勝負を挑んだことも。近年ニュースにもなった『スパイダーマン最終回』の敵もこのオクトパスである
 内容は一応伏せるが、スパイディの最後の敵として登場し、最後の戦いを繰り広げるも互いに長い間戦い続けてきたので手の内を知り尽くしており、勝負が決まらないという感じ
 そしてアメイジング(おどろき)の結末が・・・・・・
 旧実写版『スパイダーマン2』のメインヴィランとして登場し、オリジン(誕生秘話)はほぼそのままだが見た目は現代風に変更。悪人の意識もアームによる暴走という感じに
 個人的にスパイディVSオクトパスの電車上での戦いは非常に面白い。どちらも本人ならではの戦い方を繰り広げ、とてもつもなくカッコイイ
93:
 ZZZAAAKKK!
レディー(!レーダーに反応が!後ろから!?)
 バリィ!
レディー「っく!・・・何?・・・電撃?・・・・・・ちょっとびっくりしたけど・・・このあたしに電撃なんて意味な・・・おっと、ばらしちゃうとこだった」
エレクトロ「・・・何だと?俺の攻撃を打ち消しやがった!?・・・あ、アノヤロォ?ッ!何モンだー!」
オクトパス「ム、遅いぞエレクトロ。何をやっている。さっさとそいつを電撃でマヒでもさせろ」
エレクトロ「そのつもりでやったんだがな・・・こいつ・・・俺の電撃を消しやがって・・・ムカつくぜェー!」
レディー「まーたヴィランか・・・それにしてもヴィランってーのはハデダサコスが制服っていうルールでもあんの?能力まるわかりじゃないの」
エレクトロ「だっ、黙れ!このコスチュームをコケにするな!カッコイイだろうが!」
レディー「えっ」
オクトパス「えっ」
エレクトロ「おいッ!てめーはその反応する側じゃあねーだろうが!」
オクトパス「いや・・・それはダサイだろ」
エレクトロ「てめーから先にシビれさせっぞおい!」
レディー「そうしてちょうだい。その方がこっちとしては楽だから」
エレクトロ「うっせオラァ!」ZZZAAAKKK!
レディー「っと」ビリリ
エレクトロ「な、なんで効かねえんだァ!」
94:
>>93
エレクトロ:スパイダーマンの宿敵の一人。その名の通りの電気人間。映画『アメイジングスパイダーマン2』にもメインヴィランとして登場するらしい
 本名マックス(マクスウェル)・ディロン。電気会社で働いていたが落雷事故により電気を操れるようになりヴィランになる
 イナズマのようなコスチュームでいかにもそれっぽい見た目。『ニューアベンジャーズ』結成のきっかけの事件を起こした張本人でもある
 その際に『コスチュームは着ていいか?』と黒幕に尋ね、『別にええけど』と言われるとニンマリしながらコスチュームを着ていたので、けっこう気に入ってるのかもしれない
 能力として電撃を放ったりできる上、地磁気を使っての飛行もでき、電撃で身体能力を強化もできる。応用の幅がかなり広い
 スパイディのヴィランチーム『シニスター・シックス』のメンバーでもあり、チームに参加している時期は多い
 『アルティメットスパイダーマン』ではキングピンの部下の一人として登場したが自慢のコスチュームはナシ。坊主頭のシンプルなデザイン
96:
レディー「あんたの電撃程度じゃアタシには効かないわよ。マッサージのつもりかしら?」
エレクトロ「てっ、テメェ!」
オクトパス「もしや貴様、エレクトロと同じような能力を?・・・」
レディー(ヤバッ、あんまりやりすぎるとバレるから電撃の軌道を逸らして回避とかにしなくっちゃ)
エレクトロ「この!」FFFZZZAAAKKK!
レディー「おっと」ヒョイ
エレクトロ「なっ!あのヤロウ!」
オクトパス「面倒だ。さっさと叩きのめす!」ブン!
レディー「!あぶなっ!」スカッ
オクトパス「4本のアームから逃れられるかな?」ブンブン!
レディー「っと、スパイディほど身軽じゃないけどこのくらいならカンタンよ(電磁レーダーでいち早く感知して、アームに反発するように電磁波を出しながらならできるわ)」
オクトパス「っく・・・」
レディー「今度はこっちよ!」TWHIP!TWHIP!
レディー(ウェブから電撃を流してッ・・・)ビリリ!
オクトパス「ARGHッ!・・・っぐ・・・」
レディー「な・・・今ので気絶すると思ったのに・・・タフね」
エレクトロ「しゃおらぁ!」ブオン!
レディー「うわっ!いきなり殴りかかるんじゃないわよ!」
エレクトロ「じゃかましい!サンダーが効かねえなら殴るっきゃねえ!」
レディー「こっちには電撃が効かないから・・・素手でやっつけるしかないわね」
エレクトロ「なんだ?俺にはパンチで応戦しようってか?てめェみたいなひょろひょろ野郎に俺が倒せるかァ?」
レディー「野郎じゃない!スパイダーレディーよ!」
エレクトロ「え?女?だって・・・え?・・・あっ・・・」
レディー「ぶっとばすぞ!」
99:
エレクトロ「だとしても、女ならなおさらテメーが俺を腕力でいわすなんて不可能じゃねーのか?」ニヤ
レディー「ふん、腕力だけが力じゃないのよ」
レディー(たしか・・・太ももの外がわに蹴りを入れる!相手は足が麻痺してたまらず膝をつく!)ゲシッ
エレクトロ「アウアッ!」ガクッ
レディー(そしてみぞおちに一撃!相手はもうそりゃあ痛い!)ドスッ
エレクトロ「ウゴアッ!」グフッ
レディー「どう?女性でも護身術を身につければアンタくらいの奴なら倒せるのよ」
エレクトロ「グッ・・・このッ・・・ウグ・・・」
レディー「さ、降参する?ジャッジメントかアンチスキルか・・・どっちに連絡しようかしら。アンタ達程度ならジャッジメントでいっか」
オクトパス「そこまでだスパイダーマンの模造品」
レディー「!」クルッ
布束「Oh・・・何か変な人につかまってしまったわ・・・」
オクトパス「それ以上抵抗すればこの女の首をコキっとひねるぞ」
レディー「布束さん!?」
オクトパス「ほう、こいつを知っているのか・・・」
布束「?」
レディー「っ・・・」
オクトパス「エレクトロ、さっさと立ち上がれ」
エレクトロ「ウググ・・・てめェ・・・ふざけやがって」
オクトパス「そいつをさっさとノシてやれ。いっておくが、抵抗はしない方がこの女のためだぞ」
レディー「くっ・・・コスい手段はヴィランらしいわね」
エレクトロ「っせえこの!」WHAM!
レディー「あぐッ!」
108:
エレクトロ「こいつ・・・さんざてこずらせやがって!」ドカッ
レディー「っうぐ!」
オクトパス「人質をとれば手も足もでない・・・ヒーローとは面倒なものだな。私にはとてもできないだろう。そんなヒーローの考えなど理解できるわけがない」
レディー「ッ・・・」
エレクトロ「おい蜘蛛のお嬢ちゃん、モノホンのスパイディはどこにいる?」
レディー「!」
オクトパス「我々の目的は2つ。1つはスパイダーマンに仕返しだ。ヤツにノされて仕返ししようとしたら姿を消していた・・・こちらの世界にいると聞いて我々は来た!」
レディー「・・・残念だけど、今この学園都市では私がスパイディの代わりなの。だから――」
 BOK!
レディー「っが!」
オクトパス「貴様はスパイダーマンのマネごとでしかない。本物のスパイダーマンはもっと素早く!もっとハチャメチャで!もっとアクロバティックだ!」
エレクトロ「それにもっとジョークもいうし!もっと何をするか読めないし!もっとナマイキで!もっとムカついて!もっと面白いんだ!」
レディー「・・・」
布束「・・・すきなの?」
オクトパス&エレクトロ『ちがうッ!!!』
110:
オクトパス「やつを連れてこないとこのヌノタバの無事は保証できんぞ!覚えたか!」
レディー「!?・・・待って・・・なんで布束さんのことを知ってるの?・・・」
エレクトロ「おまえもやん」
レディー「わ、わたしはいいの!」
オクトパス「我々の目的の2つ目は・・・この学園都市の優秀な頭脳を持つ者を引き入れることだ。このヌノタバは優秀な頭脳だ・・・とりわけクローン関連の知識はスゴイ」
布束「!」
レディー「!」
エレクトロ「俺がこの街の機械にハッキングして調べたんだぜ」
オクトパス「他にも目星はついている。ありえないほどの腕をもった医者・・・『能力』について詳しい学者・・・それにあのウルトロンもな」
エレクトロ「ウルトロンがおとなしい機械になったなんてトンでもねえが、『あの』ウルトロンを手に入れれば・・・想像もできねえぜ!」
オクトパス「さあ、まずはスパイダーマンだ。奴をここへ呼べ!さもなくばこのヌノタバの首をひねる!」
布束「っく・・・」
レディー「・・・・・・スパイディは呼ばない。今は私が学園都市を守ってる!いつまでもスパイディに街を任せてられない!」
エレクトロ「っほほォ?。いい根性だ。だが手を出せば人質が危険だぜ?サンドバッグになるってか?おい!」WHAM!
レディー「ッ!」
オクトパス「貴様に勝ち目などないのは目に見えている・・・いや・・・貴様を叩きのめせば本物のスパイダーマンが来るかもしれん。ならばさっさと終わらせる!」
レディー「!」
布束「But・・・レディーを痛めつけてもスパイダーマンは来ないかも」
オクトパス「やってみれば答えはでる。覚悟しろニセモノ!」
112:
>>110
クローン関連の?:悪名高き『クローンサーガ』は本来は『ジャッカル』というヴィランが原因だが、『アルティメットシリーズ』ではオクトパスが原因となっている
 ピーターのクローンとしてスパイダーウーマン(ジェシカ)などが登場した
111:
 ガンッ
オクトパス「いたッ」
 ゴンッ
エレクトロ「いたいッ」
レディー「!」
男A「てめえらスパイダーレディーに何しやがんだ!ヒキョーだぞ!」
男B「学園都市のヒーローに手ェだすんじゃねえ!このやろう!」ブン
エレクトロ「いたい!て、てめえら!空き缶や空き瓶は分別して捨てろ!投げるな!」
女A「レディーの敵は女の敵よ!このっ!」ブン
女B「スパイディの代わりに街を守ってくれてるのになんてことすんのよ!」
エレクトロ「っく!なんなんだ一般ピーポーどもが!」
オクトパス「おのれ・・・ちょこざいな。たかが数人のガヤが!」
布束(・・・けっこう当たってるけど言わない方がいいのかな)ゴン
レディー「み・・・皆・・・」
男C「スパイダーマンは今はいないんだよ!さっさと帰れコラ!」
女C「もう引退したのよ!」
エレクトロ「な・・・何ィ!?」
オクトパス「・・・」
エレクトロ「ど、どうするゥ?スパイディの奴いないみてーだぜ」
オクトパス「いや、いるはずだ。絶対な・・・ならばスパイダーマンのニセモノよ!このヌノタバを返してほしくばセブンスミスト前に2時間後に来い!スパイダーマンをつれてな!」
レディー「な・・・何!」
オクトパス「本物のスパイダーマンがいなければヌノタバは我々の世界へ連れていく!それでは2時間後、また会おう!」
 ウィーン ガシャンガシャン ビューン
レディー「・・・アームでガシャガシャ移動と、地磁気で飛んでった・・・・・・ど、どうしよう」
エレクトロ「なんでセブンスミスト前?」
オクトパス「やっぱヒーローとの対決は目立つとこでだろ」
113:
 ―ジャッジメント支部
スパイディ「・・・『スパイダーレディー大苦戦!』・・・『初代スパイディにカムバックの声!』・・・『スパイダーレディー!大ピンチ!』・・・」
スパイディ「・・・・・・何やってんの御坂・・・・・・ニュースにいっぱい出てるぞ・・・どうするつもりだ?・・・」
テレビ【現在、学園都市では至る所で混乱状態になっております!ジャッジメントとアンチスキルが総出で謎の組織と抗争を続けているかと思えば、スパイダーレディーに危機です!】
テレビ【二人のヴィランに人質をとられ、手出しできないスパイダーレディーはさんざんに痛めつけられたのです!ヴィランの名前はDr,オクトパスとエレクトロとのことです!】
テレビ【二人は『初代スパイダーマン』の身柄を条件に人質を解放すると言い残し、その場を後にしました!2時間後のセブンスミスト前で待っているとのことです!】
テレビ【アンチスキルもジャッジメントも手が足りず、もはや対応できない状況です!引退したスパイダーマンはどこにいったのでしょうか!?】
スパイディ「・・・」
テレビ【私達の親愛なる隣人、スパイダーマンはもう学園都市にはいません。新たなヒーロー、スパイダーレディーはこの状況をどう打破するのでしょう!】
スパイディ「・・・・・・親愛なる隣人・・・か」
 THWIP!
114:
レディー「うっ・・・本気で殴ってくれちゃって・・・」フラ
男A「おいレディー・・・大丈夫なのか?」
女A「あの二人組にどう立ち向かうつもり?」
レディー「決まってるわ・・・私一人で行くしかない。なんとかして布束・・・人質を救って・・・あとはボッコボコにしてやるわ」
女B「で・・・でも・・・」
レディー「私が・・・スパイディの代わりに助けなきゃ・・・このマスクをかぶってるからには学園都市を守るヒーローにならなきゃいけない!」フラ・・・
男B「おいおい・・・フラッとしてるぞ」
男C「相手は2人なんだ。分が悪い上に人質まで・・・どう考えても無茶だ!」
 「それじゃ、僕が加勢すれば2on2でいけるね」
レディー「!」
 THWIP!
スパイディ「やっ、みさ・・・スパイダーレディー。ピンチなんだって?」
レディー「す、スパイディ!」
男A「スパイダーマン!?」
男B「元の世界に戻ったんじゃあ・・・」
スパイディ「そりゃ勝手な印象操作だよ。ここしばらくゆっくりピザ食べながらテレビとゲームの毎日だったんだ。おかげでスタイル崩れたかも。ねえ太ってみえるかな?」
女C「いや、大丈夫よ。ちょっと腰まわりが気になるけど・・・」
スパイディ「マジかよ?ッ。ピラティス教室行くかな?」
レディー「ちょ、ちょっとスパイディ!そんなことより!なんであんたがここにいるの?・・・」
スパイディ「ピンチに駆けつける、それがヒーローってもんだろ?」
レディー「っ・・・」
115:
ウルトロンTV【遅いぞスパイダーマン。スパイダーレディーが苦戦しているというのによ】
スパイディ「うおっ!ウルトロン・・・テレビから話しかけられるとびっくりしちゃうよ。何、見てたの?」
ウルトロン【うむ。私にはどうすることもできないけどね。テレビとラジオを使えるだけ。それより今まで何をしてた。そして・・・どういう風の吹きまわしで戻った?】
スパイディ「風邪は治ったし、別に大けがしてたとかでもないんだからさ。そろそろ現場復帰しようかと思ってね」
レディー「・・・いいの?」
スパイディ「うん?」
レディー「ここしばらくスパイダーレディーとして活動して・・・スパイディの大変さを体感した・・・あんなのを毎日・・・ずっと続けてたんなら・・・もっと休みがほしいんじゃないかって・・・」
スパイディ「なーにいってんの。休みってのはたまにあるからいいの。ずーっと休んでたら身体がなまっちゃうよ。人気だって下がっちゃうし」
レディー「・・・」
スパイディ「それに、困ってる人がいるのに何もしないなんてヒーローじゃないよ。それこそベンおじさんに怒られちゃうし」
スパイディ「ヒーローっていうのはお腹を空かしている人にためらいなく自分のパンをあげれるような人のことだ。自分の身をいとわずに・・・」
レディー「スパイディ・・・」
ウルトロン【エエハナシヤー】
女A「・・・もしかしてアンパンマンのこと言ってるのかな?」
女B「まあ世界一優しいヒーローだからね」
スパイディ「さあ、行くよスパイダーレディー!悪者退治だ!」
レディー「ええ!」
女C「がんばれー!二人ともー!」
男A「悪い奴らをぶっとばしてくれー!」
スパイディ「おまかせあれ!困ったことがあったら親愛なる隣人、スパイダーマンまでお電話を!」
 THWIP! THWIP!
女A「スパイダーマンの復活だー!」
 ウルトロン【特ダネだよ!アイツが帰ってきた!】
  THWIP!  THWIP!
116:
>>115
特ダネだよ?:旧実写映画版『スパイダーマン2』にて、一度引退したスパイダーマンが復帰する際に発せられたセリフ。名シーン
 オクトパスがMJを誘拐して暴走し、スパイディのいないNYはかつてない不安に煽られていた。今までスパイディをさんざん嫌っていたJJジェイムソンも考えを改めていた。
 自分がスパイダーマンを追いやったのだと、部屋に飾っていたスパイディのマスクとスーツを見ながら『彼はヒーローだった』と認め、自分の今までのバッシングを反省していた
 が、ふと目をはなした一瞬、マスクとコスチュームが消え、『親愛なる隣人、スパイダーマン』のメモが置かれていた。スパイディが取り返したのだった
 すぐさまジェイムソンは『街をおびやかす悪人だ!』などの今までのアンチスパイディ節をまくしたて、『スパイダーマンを捕まえてやるー!』と叫ぶ
 そして画面にデイリービューグルの新聞が映り、『特ダネだよ!アイツが帰ってきた!』というナレーションと共に、新聞を突き破ってスパイディが登場するという流れ
 ちなみにこのナレーションセリフ、字幕では無い。吹替えのみ新聞の文字を読み上げる形でセリフが入る
 >>1的にこの場面はとてもとても燃える場面で、見る度に鳥肌がたつくらい。ジェイムソンの動きとセリフ、新聞バン!特ダネだよ!のセリフ、スパイディの登場
 本当にこの場面は盛り上がる。『アベンジャーズ』でアベンジャーズが勢ぞろいする場面と並ぶほど燃えると思う
122:
 ―セブンス・ミスト前―
オクトパス「・・・来たな・・・やはり」
 THWIP!
スパイディ「やあオットー。異世界でも対決なんて僕達まるでベストカップルだね。おえっ、自分で言ってキモチワルイや」
エレクトロ「待ってたぜスパイディー!」ビリビリ
スパイディ「マックスもか。人気者はつらいねー。発電所でその有り余るパワーを有効活用するって案どうかな?ここだったらどんだけ電力があっても困らないからね」
エレクトロ「減らず口もそこまでだぜ!」
レディー「布束さんを返しなさい!」
布束「AMAZING・・・スパイダーマンの復帰ね・・・」
スパイディ「ありゃりゃ、ロープでぐるぐる巻きなんてホントいつまでもコミックの悪役のすることだね」
オクトパス「そうだな。我々に勝ったらこいつを解放しよう」
レディー「っな・・・」
エレクトロ「全力で来い!俺達と勝負だぜ!」バリバリ
スパイディ「やれやれ、御坂・・・またまたチームアップだね」
レディー「ちょっと!」
スパイディ「Uh-oh。そうだった。これは『スパイダーマン』と『スパイダーレディー』のチームアップだね。さながらスパイダーデュオだね」
オクトパス「来い!ダブルスパイダーマン!」
123:
>>122
ダブルスパイダーマン?:かつてスパイディ(ピーター)と、そのクローンであるスカーレットスパイダーことベン・ライリーとのコンビがあった
 スパイディの大図鑑『スパイダーマン大全』にてこのタッグは『ダイナミック・デュオ』と書かれている。
 ちなみにベンがいない最近はもう一人のクローンであるカイン(ケイン)がスカーレットスパイダーを継いでいたり
125:
オクトパス「腕をひっこぬいてやる!」ブオ!
スパイディ「おっと、マトリックス回避!」スカッ
スパイディ「ご自慢のアームが邪魔だなあ。ブンブンうごいてハエかよ。こういうのってどうするんだっけ。ハエ取り紙でとっつかまえるんだ!」TWHIP!THWIP!
オクトパス「っぐ!」グイグイ
スパイディ「たこがトリモチにひっかかったぞ!」
レディー「私も!」THWIP!THWIP!
オクトパス「ぬおお!」
レディー「おまけにビリっとさせるわ!」バリリ!
オクトパス「ARRRGGGHHH!」バリバリバリ!
スパイディ「さっすが、オットーのやつレディーにおもわずシビれちゃったね」
エレクトロ「なんかしらねえがくらえっ!」ZZZAAAKKK!
スパイディ「っとお!」ヒョイ
レディー「あんたの電撃なんかあたんないっての」
エレクトロ「ヌヌヌ・・・ならば!ビリビリドーピング!」ビリビリ!
レディー「!」
エレクトロ「電気で身体能力強化!いくぞおらあ!」
スパイディ「僕に任せて。センスがありゃ回避は簡単だ」
エレクトロ「サンダーパーンチ!」ブオ!
スパイディ「え、思ったよりい」
 BAKI!
スパイディ「ARGH!」
レディー「スパイディ!」
エレクトロ「なめるなよ・・・俺ァエレクトロだ・・・ずっと一線でヴィランやってきたんだぜ」
スパイディ「っいってえ?・・・ねえレディー、僕の歯ァ折れてない?」マスクメクッテアー
レディー「あちゃー・・・2本くらいいってるわね」
スパイディ「マジかよ!っもう!またさし歯にしなくちゃならないの!?今月の食費が?!」
エレクトロ「てめっ!こらっ!なめんじゃあねえぞこらァッ!」
126:
 「がんばれー!スパイディー!」
 「応援してるぜ!帰ってきてくれてありがとなー!」
「てめえコスプレ電気野郎!スパイディ殴るんじゃねー!」
エレクトロ「ええい!ギャラリーどもがうっせえ!こんな目立つ所で戦うからこーなるんだよ!」
スパイディ「あー・・・いてて・・・皆の声援にこたえるためにも負けてらんないね」
レディー「周りからすれば初代とレディーの共演ってことで盛り上がってるんじゃないの?」
スパイディ「まるでプロレスで名タッグの試合を見てるみたいな感じだろうね。もちろん、あっちがヒールね」
オクトパス「GAHHHH!」ブチブチブチ
スパイディ「あ、タコが糸ちぎっちゃった」
オクトパス「よくもやってくれたな!今度はこちらの番だ!」
エレクトロ「!・・・ま、まさか『アレ』を!?」
レディー「スパイディ!危ない!アームが来る!」
 グオオ!
スパイディ「さばききるさ!僕の運動性はキュベレイ並さ!」ヒョヒョイ
オクトパス「4本の腕からのがれられるかあ!」
 CHATCH!
スパイディ「!足がっ」
オクトパス「とらえたぞ!」ガシガシガシ!
レディー「スパイディ!」
オクトパス「我が8本の手足を最大限に使った大技!」グオ!
レディー「!?スパイディをアームと一緒にかかえこんだ!?」
スパイディ「な、何をッ!」
オクトパス「くらえい!『エメラルド・フロウジョン』!!!」
 ズガガァン!!!
スパイディ「ッ!!!・・・っか・・・」
レディー「じ、地面に・・・叩きつけた・・・まるでプロレス技・・・」
エレクトロ「あれをくらっちゃあ立ちあがれっこねえ・・・」
スパイディ「が・・・っ」ZOOOM
 「スパイダーマーン!」
「負けるなー!」
  「立て!立つんだスパイディー!」
オクトパス「終わったな・・・カウントとれ!カウントだ!」
127:
>>126
運動性はキュベレイ並?:『スーパーロボット大戦』シリーズで第○次シリーズでのキュベレイの運動性はグンバツ。ほぼ命中率0%
 >>1はこの世代のスパロボは実際にプレイしておらず、見てただけな上、当時まだ子供だったので確証はないが、たぶんそんな感じだった
エメラルド・フロウジョン:プロレス技。日本を代表する名レスラー、三沢光晴のオリジナル技でフィニッシュホールドの一つ。
 簡単に相手の胴を両腕で抱え込み、上下さかさまにした状態でリングに叩きつける技。三沢光晴の代名詞ともいえるフェイバリットである
 三沢光晴のイメージカラーであるエメラルドグリーンから名づけられた。三沢は緑のロングタイツを着用しており、オクトパスも緑のタイツが印象的
 このSSではアームを駆使して繰り出してるってことで
128:
スパイディ「いいや・・・ダウンカウントはとらせないぞ」フラッ
オクトパス「!」
 「スパイディが立ったァーーー!」
<ワーーー!!!
   いけースパイディー!>
<たたきのめせー!
オクトパス「まさか・・・あれをマトモにくらって・・・」
スパイディ「まだまだだなオットー。技をマスターしきれてないぞ・・・こんどは僕の――」
 GANG!
スパイディ「ば」
 ドサッ
 「スパイディが倒れたァーーー!」 「エレクトロとかいうのが後ろからパイプ椅子でぶん殴りやがったー!」
レディー「スパイディ!・・・っく、卑怯よ!イスで後ろからなんて!」
エレクトロ「戦いに卑怯もへったくれもあるか!俺の『ストーンコールド・スティーブ・オースチン』ばりのイスさばきをみせてやるぜえ!」
 GANG!GANG!GANG!
スパイディ「ARGH!GHH!GA!」
レディー「このッ!」
エレクトロ「来るかよ乙女スパイダー!今度はテメェを叩きのめしてやるぜ!」
レディー「凶器は禁止!」ビリッ
エレクトロ「!?イスが磁石みたいに引っ張られて・・・」
レディー「すかさず即答部への延髄斬り!」ドガ!
エレクトロ「ぐえあ!」
レディー「ウェブを額にひっかけて・・・ひっぱる!」THWIP!グイン!
 GANG!
エレクトロ「いでえ!顔面から地面にごっつんこいてえ!」
レディー「うつぶせのとこにウェブで動けなくして・・・」THWIP!THWIP!
レディー「身体が動けない状態で背中にウェブをくっつけてひっぱる!あたし流の『キャメルクラッチ』よ!」THWIP!グググ!
エレクトロ「いたいいたいいたい!折れる折れる折れる!」グググ・・・
129:
>>128
ストーンコールド・スティーブ・オースチン:アメリカの有名プロレスラー。『テキサスのガラガラ蛇』などの異名をもつ。90年代後半に活躍した
 リング上でビールがぶがぶ飲んだり、『WHAT?』と相手を挑発したりとヒール(悪役)っぷりが有名。ライバルでもあるザ・ロックとハチャメチャして観客を盛り上げた
 最近は事実上引退しており、映画俳優として活動してたり。あの『エクスペンダブルズ』にも登場した。他に『スティーブ・オースチン』がタイトルに含まれる映画が5本、いずれも主演を演じている
 >>1的には『スティーブ・オースチン S.W.A.T』は面白い作品。限られたエリア内での戦いで、かけひきなどがけっこう面白い
 ちなみに、『エクスペンダブルズ』でシルベスター・スタローンと殴り合いのシーンを演じたが、あまりの激しさでスタローンの首の骨にヒビが入ったとか
キャメルクラッチ:うつぶせの相手に乗っかってアゴをつかんで相手の身体を反らせるプロレス技。『キン肉マン』でラーメンマンの得意技として描かれた
 簡単かつめちゃ痛いので小学生もマネしちゃう危ない技。このSSではウェブでひっぱって反らせてるってことで
130:
オクトパス「おのれ!ニセモノを先に始末するしか――」ガシッ
スパイディ「そうはいくか・・・僕のターンだ!」
オクトパス「スパイダーマン!」
 THWIP!
オクトパス「!?」
スパイディ「君達が大暴れしてくれたからセブンスミストもめちゃくちゃだよ。中の賞品まで外にでてきちゃってさ・・・そこで『コレ』を見つけた!」
オクトパス「それは・・・木製のイス!」
スパイディ「ジャッキー・チェン直伝のイスさばきだ!」KRAK!KRUNCH!WHUND!
オクトパス「いたい!やめ・・・いで!貴様ァ!」グオ!
スパイディ「アチョー!」バシバシ!スカッ!バキッ!
オクトパス「ARGH!」
スパイディ「どうだ!ジャッキーに教えてもらったんだぞ。向こうがテレビの中でやってただけなんだけど」
エレクトロ「ぬおお!」SLASH
レディー「うわっ!ウェブが切られた!」
エレクトロ「てめえええ!もうカンベンならねえぜえええ!」
レディー「!」
 タッチ
エレクトロ「!?・・・あん!?」
布束「The・end・・・あなたはもうおしまいよ」
レディー「ぬ、布束さん!?」
エレクトロ「てめえ!縄をほどきやがったのか!?・・・しかし何のつもりだ。俺にやさーしくタッチしてくれて、ねぎらってくれるってのか?」
布束「Sorry・・・そうじゃないわ。私の能力は『寿命中断』・・・触れた相手の寿命を中断できる・・・つまり・・・あなたはもう終わり」
エレクトロ「え」
131:
>>130
ジャッキー・チェン:言わずとしれた世界的大スターのカンフー俳優。スタントマンを使わず体当たりなアクションを撮ることでも有名。
 素手でも比類なき実力を持つが、木製のイスを持たすと天下無敵になる。世界一イスさばきの上手い男。数十人のギャングが相手でも勝つ
 そこにサモ・ハン・キンポー、ユン・ピョウがそろうともう負ける気がしない
132:
エレクトロ「う、うううううそだよね?やめてこわいこというの。ね」
布束「・・・」フイッ
エレクトロ「目をそらすんじゃねえ!おい!ちょっと!?」
オクトパス「っく・・・さすが本物のスパイダーマンだ・・・やはりお前と私は永遠に戦い続けなければならないようだな!」
スパイディ「勘弁、そんなの僕ヤだからね。老後はチェアーにゆっくり腰かけながら真っ白な犬をながめるのが僕の目標なんだ。ログハウスなんてのもいいなあ」
オクトパス「ふふふ・・・そんな軽口も――」
 タッチ
布束「Complete・・・これでおしまい」
オクトパス「!?・・・き、貴様!ヌノタバ!何を・・・」
エレクトロ「おおい!そいつに触られたら終わりだ!寿命が中断されちまう!」
オクトパス「な・・・はあ!?」
布束「もうあなた達の命は・・・私の手の中よ」
エレクトロ「おいおいどおーすんだよおー!おいおいおい!やだよ俺!なあ!どうすんだよ!アンタの天才頭脳でなんとかしろよおいおいおい!」グイグイ
オクトパス「な、なななな何を本気にしている!ウソにきまってるるるだろう!ビビるんじゃない!」
エレクトロ「そういうお前もガタガタふるえてるじゃねーか!なんとかしてくれよー!」
レディー「・・・スパイディ、これって・・・」
スパイディ「ああ、チャンスだね」ダッ
オクトパス&エレクトロ『!?』
 THWIP!THWIP!THWIP!THWIP!THWIP!
 THWIP!THWIP!THWIP!THWIP!THWIP!
エレクトロ「うおお!?うぇ、ウェブがっ!」
オクトパス「全身にッ・・・うぐおお!」
レディー「さあて、布束さん、離れてて」
布束「」ソソクサー
スパイディ「さあギャラリーの皆さん、こっからは企業秘密だからカーテンをしめさせてもらうよ」ポイ
 BOM!
「うわっ!ウェブカートリッジをなげて糸の壁を作った!?」
 「これじゃスパイディとレディーが見えない!」
スパイディ「準備は整った。さあスパイダーレディー!オシオキビームをくらわせてやれ!」
レディー「OK!」バリバリバリ!
エレクトロ「おい!動けねえぞ!早くなんとかしろ!」
オクトパス「そういうお前もなんとかしろ!」
エレクトロ「ふん!」バリバリバリ!
オクトパス「ンガー!やめろ!このウェブは電気を通す!お前が電気だすとこっちまで来るんだよ!」
エレクトロ「じゃあどうしろってんだ!」ジタバタ
オクトパス「ウェブをひきちぎるんだ!早くしないと――」
 グオッ
オクトパス「あ、やばい」
133:
レディー「超電磁砲!」
 ドオ!
オクトパス「!」
エレクトロ「で、でえじょうぶだ!俺には電気なんざ――」
 DOOOOOM!
・・・・・・・・
・・・・
・・・
・・

スパイディ「フーッ、最後はお決まりのフェイバリットで〆かあ。まるでアニメだね」
レディー「超電磁砲が周囲の人に見られたらあたしって一目瞭然だもんね。隠してくれてありがと」
スパイディ「あー・・・でも」
布束「やっぱりあなただったのね、スパイダーレディーの正体」
レディー「ブーッ」
スパイディ「彼女、ウェブウォールの中側にいたみたい。アハハ・・・」
布束「まあ、なんとなく気付いていたけれど・・・」
レディー「ぬ、布束さん!このことはどうか!どうか内密に!」
布束「Well・・・ケーキバイキングでどう?」
レディー「んなッ!」
布束「レベル5のあなたならどうってことないでしょ」
レディー「グ、グムー・・・」
スパイディ「で、このノビちゃってる二人はどうする?」
オクトパス「」プスプス
エレクトロ「」プスプス
レディー「あー・・・アンチスキルに引き渡す?」
スパイディ「そだね。あ、でもなんか今アンチスキルとジャッジメントは何かどっかの組織とモメてるって聞いたけど」
レディー「はあ・・・ほんと退屈しないわね学園都市って」
134:
布束「で、帰りたいんだけどこのウェブのカーテンのおかげで外に出れないわ。なんとかしてくれない?」
スパイディ「おっとそうだった。でもウェブは数時間待たないと消えないからなあ・・・」
レディー「上を飛び越えるしかないわね。さ、布束さん、つかまって」
布束「ん」
スパイディ「え、ちょっと待ってよ。僕一人でオットーとマックスをかかえて行けっての?」
レディー「当然でしょ。私は『レディー』だもの。じゃあね?」THWIP!ビューン
スパイディ「・・・こーゆう時だけ・・・まったく・・・」グイグイ
スパイディ「ええい!重いんだよオットー!体重測定の時もアームはずさないの!?はずせるんなら今はずせよ!もう!」
 THWIP! ビューン
 ―――・・・・・・・・・その後
 『スパイダーマン復帰!初代とレディーのタッグにヴィランボコボコ!』
  『人質を助けて悪を倒す!我々のヒーローの復活!』
 『新旧スパイディの共演!学園都市よ、これがスパイダーマンだ!』
黒子「すっかりフィーバーですわね、お姉さまとスパイダーマンさん」
佐天「そりゃやっぱ引退した選手のカムバックってのは燃えますからねー」
初春「これからはダブルスパイダーマンとしてデビューですね!」
スパイディ「まるでアイドルだなあ」
御坂「あたしは当分お休みするわ・・・もうあんなの大変だしコリゴリよ」
佐天「えー!そんなー!」
初春「街の皆も御坂さんの活躍待ってますよー?」
御坂「うーん・・・」
黒子「まあ、毎日とはいわず、たまに登場するヒーローというのもオツなものではありませんの」
御坂「・・・そうね。たまにはいいかもね」
黒子「ッシャ」
135:
スパイディ「そういやあジャッジメントの方も大変だったそうじゃない。何かあったの?」
黒子「まあ色々とありましてね・・・」
初春「大忙しでしたよ」
佐天「あたしも大活躍したんだから!」フンス
御坂「へー、一体何があったの?」
佐天「それはですねえ・・・」
 BEEP!BEEP!
黒子「おっと、何やら事件ですわ」
佐天「えー・・・今から話すとこだったのに?」
スパイディ「ま、それは帰ってからってことで。さあ行くよ御坂・・・いや、スパイダーレディー」
御坂「ええっ!?」
初春「スパイダーデュオ再びですね!」
黒子「REC●」
スパイディ「さあ、マスクをかぶるんだ。強くなれる」
御坂「ああもう!しょうがない!」グイッ
レディー「さっさと行ってさっさとすますわよ!」
スパイディ「ああ!あなたの親愛なる隣人、そして超電磁砲がいくぞー!」THWIP!
レディー「その代名詞バレるからやめて」THWIP!
 THWIP! THWIP!
スパイディ「遅いぞレディー!そんなんじゃあスパイダーマスクは返品してもらうよ!」THWIP!
レディー「言ったわねー!アタシのスピードなめるんじゃないわよ!」THWIP!
スパイディ「おっと・・・焚きつけちゃったかな?」
レディー「スパイダーデュオのお出ましよ!」
 THWIP!
第一編『スパイダー・デュオ』・完
146:
 ―学園都市
・・・スパイダーレディーがデビューし、スパイディの風邪が治ったころ(>>70の頃)
スパイディ「さーて、僕はどーしよっかなー」
佐天「せっかく風邪治ったんですし、ゆっくり休んだらどうですか?」
黒子「そうですわ。病み上がりですし、街の治安はお姉さまにお任せしておけば・・・っあ、ジャッジメントにもですわ」
スパイディ「そだね。ここで僕が復帰したら初代の人気が再熱して御坂の人気が大暴落しちゃうかもしれないし?」
初春「Dr,ストレンジさんの言っていたこと、注意しててくださいね。私達も気をつけますので」
スパイディ「はいはい。さ、アルティメットMARVEL VS CAPCOMの練習しーよおっと」スタタタ
佐天「ノンキだなあ。別の世界からまた何かが来るかもしれないっていうのに・・・」
初春「まあ今の私達にはどうすることもできませんからね」
 BEEP!BEEP!
黒子「あら、固法先輩から電話が」Pi
固法【白井さん?第10学区のあたりで不審者が数名いるらしいんだけど、ちょっと見てきてくれないかしら?】
黒子「第10学区ですか・・・わかりましたわ」
固法【何か黄色い防護服みたなのを着こんだ不審者が5,6人ほどいるって。気をつけてね。もし何かありそうだったら連絡してちょうだい】
黒子「了解ですの」PI
佐天「問題発生?」
黒子「不審者に職務質問するお仕事ですわ」
初春「それじゃあ行きましょうか」
黒子「いえいえ、私一人で十分ですわ。いざとなればこらしめるのは簡単ですの」
佐天「今まで色々乗り越えてきたから説得力がはねあがってますねその言葉」
147:
 ―――――
黒子「・・・この辺りですわね・・・・・・黄色い防護服みたいなのを着こんだ連中・・・」キョロキョロ
黒子「・・・話だけ聞くとどこかの業者とかそういう方々のようにも思えますが・・・・・・っあ」
 「このくらいでいいんじゃないか?」
 「そうだな。次の場所へ行こう。ここはとにかくハデにやりゃあいいって言われただけだし、テキトーでもいいだろ」
 「ワオ」
黒子「あれですわね・・・・・・お待ちなさい!」ビシィ
「!」
「やべっ」
黒子「ジャッジメントですの。あなた達、ここで何をなさっているんですの?」
「・・・これがジャッジメントか。学生って聞いてたけど本当に子供なんだな」
「どうする?始末するか?」
「見られたんならそうするしかないな」ジャキッ
黒子「おやおや、いたいけな乙女に銃を向けるとは・・・どうやらこらしめるの対象になるようですわ」シュン
「!?」
「消え――」
 ズダン!
「いでえ!」
「っな!・・・こいつ・・・ミュータントか!」
黒子「二人ぐらい一瞬で片づけられますの。さ、答えてくださいまし。あなた方は何者ですの?」
「・・・へへ、二人ぐらいなら・・・か。二人じゃなかったら?」
 DOOOOOMMM!
黒子「!」
 ズシーン ズシーン
黒子「な・・・駆動鎧!?・・・」
148:
パイロットA「ダッハハハハハ!油断したなあ!そいつら2人だけだと思ったら大間違いだ!この3人乗りのパワードアーマーの威力を見ろ!」ズシーン
パイロットB「少々やかましいが仕方あるまい!我々の姿を見たからには駆除してくれる!」
パイロットC「覚悟しろジャッジメント!」
黒子「・・・そういえば5,6人いると固法先輩がおっしゃってましたわ・・・確かに油断しましたの・・・さて、どうやってこらしめましょう」
パイロットA「われわれ『A.I.M.』の科学力を見ろォォォ!」
 CRASH!
パイロットA「え」
 BOOOOOOOOOOMMM!
パイロットB「!?な・・・ボディが爆発!?」
パイロットC「い、いや・・・これは!」
ウルヴァリン「ちょいと失礼するぜ。免許証の確認だ。『大型破壊兵器で暴れまわる』許可はもってんのか?」THUNK!
黒子「あら、ローガンさん」
パイロットB「き、機体にウルヴァリンがはりついてやがる!」
 THUNK! THUNK!
パイロットA「お、おい!やばいぞ!どんどん壊されてく!」
パイロットC「やばい!緊急脱――」
 BOCOOOOOOOOOMMM!
 シュン
黒子「っと・・・ちょいとローガンさん。あまりハデにしないでくださいまし。爆発前に救出するこっちの身にもなってくださいな」
ウルヴァリン「お前なら楽勝だろ。そうでなきゃ一人ひとり機体からひっこぬくなんてめんどくせえことやんなきゃならねえんだからよ」
パイロットA「」
パイロットB「」
パイロットC「」
黒子「おかげでこの3人は気絶してますわ。・・・それでは、最初にこらしめた2人にお話を伺いましょうか」
149:
>>148
A.I.M.:アドバンスド・アイデア・メカニクスの略。読みは『エイム』。世界制服を目論む悪の組織。MARVELを代表する悪組織の1つ。
 元々は『ヒドラ(ハイドラ)』の内部の組織だったが分裂して独立。高い科学力をもってあらゆる悪事を働く秘密結社になった
 キャップのライバル、『レッドスカル』を現代に復活させたのはこの組織であり、あの『コズミックキューブ』を開発したのも実はA.I.M.とのこと。
 映画『キャプテンアメリカ:ファーストアベンジャー』、『アベンジャーズ』にも登場した『四次元キューブ』のことをコミックではコズミックキューブという
 映画ではソーの父、オーディンの所有物だったということだが、コミックでは『なんかしらんが偶然できたすげえキューブ』という感じ。レッドスカルの宝物
 組織のメンバーは黄色い防護服のような制服を着込んでおり、幹部クラスも黄色い制服である。下っ端は顔も覆い隠すマスクをしておりいかにもザコ構成員という感じ
 リーダーはMVC3にも登場したガンメン、『モードック』
 映画『アイアンマン3』にも同名の組織が登場。コミックとは設定が異なるが、エクストリミスを開発した組織として登場
 ちなみに、『アイアンマン3』での組織のリーダーがペッパーにホログラムを使ってエクストリミスの説明をしている際に、巨大な脳のホログラムが映るが、
 この巨大な脳のホログラムが組織のリーダーの頭の部分と重なって見える。もしかしたら巨大な頭を持つモードックとかけているのかもしれない・・・(>>1の完全な個人的解釈)
151:
AIM工作員A「話を伺うだと?俺達はプロだぜ。口をわるもんか」
AIM工作員B「そもそも俺達は散歩していただけだ。なのにいきなりケンカをふっかけてきて・・・パワードアーマーの修理代を弁償してもらうぞ!」
黒子「・・・」
ウルヴァリン「そんじゃあどれくらいの痛みまで耐えられるか試してみようぜ」SNIKT!
AIM工作員A「っひえ!や、やめてくれ!俺達は何も知らないんだ!」アタフタ
AIM工作員B「ここら辺に爆弾をしかけるように命令されただけだ!上の連中が何が目的なのかなんて知らない!本当だ!」
黒子「怪しいもんですわね」
ウルヴァリン「・・・いいや、コイツらはウソをついてねえ。匂いでわかる」
黒子「この方達は組織ぐるみのようですが、やはりローガンさん達の世界の方ですか?」
ウルヴァリン「ああ。こいつらは『A.I.M.』とか言う科学組織だ。俺達ミュータントとはあまり接点はねえが、世界制服したがってる集団だ」
黒子「また子供っぽいことで・・・」
ウルヴァリン「こいつらが1人いりゃ20人はいると思うこった。おそらくだが学園都市で何やらコソコソしてやがんだろうぜ」
黒子「ではとりあえず補導いたしましょうか。あとアンチスキルに連絡して爆弾の回収をしてもらいますのでセットした場所を教えてくださいまし」
AIM工作員A「だ、誰が教えるか!」
ウルヴヴァリン「・・・」SNIKT
AIM工作員A「あっちです」スッ
黒子「ではアンチスキルに連絡しますわ。ローガンさんはこの連中の話を聞かせてくださいまし」
ウルヴァリン「ビール持ち込みありか?」
黒子「なしで」
154:
 ―ジャッジメント支部
固法「アンチスキルが無事に爆弾の回収を完了したらしいわ。で、ローガンさん・・・そのAIMとかいうのはどういう組織なんですか?」
ローガン「簡単にいえば悪の組織だな。それ以上でもそれ以下でもねえが、科学的な分野にかけちゃ秀でてる連中だ。この学園都市の科学技術に興味を持つってのは十分あり得る話だぜ」グビグビ
黒子「ビール飲みながらなんて緊張感のないこと」
初春「そのAIMという組織がなぜ爆弾をしかけてたんですかね?学園都市の技術がほしいなら壊すなんて逆じゃないですか」
固法「AIMの連中がいた第10学区は細菌関連の施設がある学区ね・・・パニックでも引き起こすつもりだったとか?」
黒子「わざわざ異世界にきてまですることがパニックをひきおこして皆を困らせるだけとは思えませんの」
初春「調べてみたところネット上に『黄色い防護服の連中』の目撃談が多数あります。数日前から学園都市でAIMが活動していたということになりますよ」
固法「水面下で行動していたのね・・・つまり第10学区以外にも爆弾や何かをしかけている可能性があるということか」
黒子「どうやら思ったよりも面倒なことのようですわね・・・」
初春「じゃ、じゃあジャッジメントとアンチスキル総出で学園都市全体を捜索するしか・・・」
ローガン「あきれるほど面倒なこったな。そんなことよりAIMの活動を把握してるヤツを見つけ出して全部ゲロさせるほうが早いんじゃねえか?」
固法「そうは言っても、さっき捕まえた連中は何も知らないし・・・」
 プシュー
佐天「その話待ったァ!」ドーン
初春「佐天さん?・・・と、そちらは・・・」
食蜂「レベル5の食峰操析だゾ☆」キラッ
黒子「常盤台の女王・・・どうして佐天さんと?」
佐天「それが食蜂さんがそのエイムとかいう連中の一団を見つけて軽く片づけちゃったんでしょっぴいてきたんです」
固法「え」
黒子「いや・・・佐天さんとお知り合いでしたの?」
佐天「はい。ちょっと前に・・・・・・」
155:
 ・・・・・・・・・・
―セブンスミスト・アベンジャーズグッズコーナー
佐天「うーん・・・ハルクさんのフィギュアはなんか面白みがないなあ」
バナー「ええっ。本人を前にそれ言うかい?」
佐天「だってなんかとりあえず筋肉って感じで・・・シンプルすぎるっていうか」
バナー「・・・それじゃあブックレットでも買ってよ。僕に売り上げ関係ないけどさ」
佐天「どうせなら他の人のもみてこっと」
食蜂「はァ?・・・雷神ソーのフィギュアの美力はすごいわぁ・・・細かい装飾品までこだわってて・・・ブロンドの髪も細部まできっちりと作られてるところに職人力を感じるわぁ」
食蜂「買おうかなぁ・・・でも何だか買ったところでナニ?って感じがしないでもない・・・どうしようかしら・・・雷神ソーはすきだしぃ・・・」
佐天「おー、そのソーさんのフィギュアかっこいいですねー」ヒョッコリ
食蜂「うひゃぁ!?な、なんなのあなたぁイキナリ!」
佐天「あ、すみません。つい」エヘヘ
食蜂「・・・これ、買うのぉ?」
佐天「うーん、私には手が出ない値段ですねー。でもそれ、ハンマーのムジョルニアの持ち手の部分のデコボコもしっかり作りこまれてていいですよね?。マントもかっこいいし」
食蜂「・・・」
佐天「それにコスチュームの□のデコボコもこまかーく作ってあるし、買いですよこれ。いい仕事してますね?」
食蜂「あなた名前はぁ?」
佐天「へ?えっと、佐天涙子です」
食蜂「いい目力を持ってるわぁあなた。私、食蜂操析よぉ☆」
佐天「あー、レベル5の・・・・・・ってええ!?ホントですか!?」
食蜂「ホント☆」
バナー(誰がこういうフィギュア作ってるんだろう・・・利益はどこにいってるんだろう・・・僕達聞いてないけど・・・)
156:
 ・・・・・・・・・・
佐天「・・・ということで仲良くなって」
初春「ヒーローきっかけとは・・・」
黒子「・・・で、AIMの連中のお話は?」
食蜂「佐天ちゃんと一緒に歩いてたら黄色い連中がいたからとりあえずあやしかったから頭の中見たのよぉ。そしたら何か危険なこと考えてるっぽくてぇ」
佐天「一人だけリーダーっぽいのがいたから、そいつだけ残して他の数人はアンチスキルに引き渡してきました。で、その一人ってのがこの人」
AIM工作員班長「」
固法「・・・これ洗脳してあるの?」
食蜂「そうよぉ☆おとなしくさせてあるから大丈夫」
黒子「この人ならAIMの目的などを知っているかもしれませんわね」
初春「すごいです!食蜂さん!さすがレベル5!」パチパチ
食蜂「当然よぉ☆」
ローガン「なんだ?こいつはチャックと同じ能力を持ってんのか?」
佐天「チャックってエグゼビア教授のこと?」
黒子「ええ。他人の心を操作できるといった所ですわ。記憶も見れるらしいんですの」
食蜂「ウルヴァリンさん、雷神ソーと会わせてもらえないかしらぁ?サインほしいんだけどぉ」
ローガン「神にサインか。なかなか肝のすわった女じゃねえか。だがやっこさんも忙しいんでな。今度学園都市の危機が来たら来るんじゃねえか?」
食蜂「ムー」
ローガン「まあそのうちだろどうせ」
黒子「そんな季節ごとのイベントみたいに軽々しく学園都市を危機にしないでくださいまし」
157:
>>156
チャック:チャールズ・エグゼビア教授(プロフェッサーX)のことをウルヴァリン(ローガン)はチャックと呼ぶ
158:
固法「それじゃあ食蜂さん、あらいざらい話させてちょうだい」
食蜂「ええ、それじゃあ・・・えいっ☆」ピッ
AIM工作員班長「・・・我々A.I.M.は異世界の学園都市の技術を奪いに来た。『人造人間』を製造し、それを利用した特殊能力の応用などの技術はとても貴重である」
佐天「!」
初春「それって・・・」
黒子「フェブリとジャーニーのことですの!」
固法「二人は今どこに?」
佐天「えっと・・・確かあの騒動の後に布束さんと外国行って、それから帰ってきて学園都市で布束さんとフェブリとジャーニーで平穏に過ごしてるんですけど・・・」
初春「何ごともなかったかのように平和にしてるはずです。・・・でもAIMの目的がフェブリとジャーニーなら・・・」
黒子「すぐにでも3人の所へ向かわなくては!」
食蜂「待ちなさい。まだ続きがあるみたいよぉ」
AIM工作員班長「もうひとつは強大なテレパス能力を利用できる『エクステリア』の奪取」
食蜂「!!!」
佐天「エクステリア?・・・なんですかねそれ」
初春「さあ・・・」
 グイッ
食蜂「どうして!どうしてそれを知ってるの!?どこでそれを知ったのよ!」
佐天「!?しょ、食蜂さん!?」
黒子「落ち着いてくださいまし!いきなりどうしましたの!」
食蜂「・・・っく!」ダッ
佐天「あ!食蜂さん!どこ行くんですか!」
食蜂「・・・そいつが言ってた『エクステリア』の方は私が何とかするわ。任せてちょうだい。逆にもう一方は任せたわ」
 プシュー
初春「・・・行っちゃいましたね。どうしたんでしょう急に」
佐天「・・・」
159:
>>158
このSSでは『とある科学の超電磁砲S』で登場したアニメオリジナルキャラのフェブリとジャーニーは、アニメ本編後に布束とどっか行ったみたいですが、
帰ってきて学園都市で3人で平穏に過ごしてるということで。時系列とか細かいことは大目にみてくらさい
160:
黒子「本人がああおっしゃっていたので、私達はフェブリ達に専念しましょう」
固法「そうね。そもそもエクステリアが何かも知らない私達じゃどうしようもないものね」
佐天「・・・そうですね。食蜂さんだったらエイムとかが全員かかってきても大丈夫だろうし!とにかくフェブリ達を何とかしなくちゃ!」
初春「それじゃあすぐに布束さん達の安全を確認しましょう」
 ―――――
食蜂「・・・まさか・・・ここまで来ていたとはねぇ」
AIM工作員「―――」
AIM工作員「―――」
食蜂「この場所まで突き止めたのは素直にすごいわ。でも8人だけで来たのはミスだったわね。下見ってとこかしらぁ・・・さて、この後何をするつもりなのか教えなさい」ピッ
AIM工作員「第2学区にある才人工房のエクステリアの場所を割り出した我々は計画の最終段階に移行。あらゆる場所で騒ぎを同時に起こし、アンチスキル、ジャッジメントの注意を逸らす」
AIM工作員「事件が発生した以上、アンチスキルもジャッジメントも対応しないわけにはいかない。その間にエクステリアの履歴を修正して利用できるようにする」
食蜂「・・・本丸を落とすために学園都市の至る所を爆破ってとこねぇ」
AIM工作員「現在我々はエクステリアの保管場所の最終確認をしている。だが、ジャッジメントにA.I.M.の工作員が捕獲されたため我々のことが知られている危険がある」
AIM工作員「そのため、我々は60人体制で現在行動中である」
食蜂「!?・・・60・・・人?」
 ジャキッ
食蜂「っ!」
AIM戦闘員「どうやら邪魔が入ったらしいな。総員!撃て!」
食蜂(しまった!後ろに大勢!油断――)
 SMACK!
食蜂「!?」
161:
AIM戦闘員「ぐあっ!」ドサッ
AIM戦闘員「な、なんだ貴様!」BLAM!BLAM!
???「・・・」スッ
 TWHAM! SMACK! CRACK!
AIM戦闘員「グハッ!」
AIM戦闘員「ッガ!」
食蜂(・・・な、なに?突然忍者みたいなのが現れて・・・数十人の戦闘員を一方的にやっつけてる・・・銃撃もかんたんに回避して・・・)
 BAKI! CRASH! SMASH!
 ドサ・・・
???「・・・」
食蜂(結局・・・一人で50数人を倒しちゃった・・・・・・どうやら敵ではなさそうだけど・・・一応調べておこうかしらぁ)ス・・・
???「やめてくれショクホウ。そのリモコンを下ろしてくれ」
食蜂「!」
???「その能力は私に効く。やめてくれ」
食蜂「・・・・・・あなた・・・何者なの?」
ローニン「主君を持たない侍、ローニンと名乗っている」
食蜂「・・・えっと」
162:
>>161
ローニン:黒い装束に身を包んだ忍者のようなヒーロー。MARVEL的解釈で『主君を持たない侍=浪人』ということでローニン。初代から三代目までいる
 初代はデアデビルのかつての宿敵でもあるエコー(マヤ・ロペス)、二代目はホークアイ(クリント・バートン)、三代目はマイナーヴィラン
 日本の内状(シルバーサムライの復帰などのゴタゴタ)を治めるためにニューアベンジャーズが日本へ赴く際、デアデビルがキャップに紹介する形で初代が登場
 忍者集団『ザ・ハンド』を相手に一人で立ちまわり、ニューアベンジャーズとこの騒動を治める。が、後に再び『ザ・ハンド』を倒すために日本へ行くが失敗してしまう
 『ザ・ハンド』に捕らえられた初代のエコーを救うためにニューアベンジャース(シークレットアベンジャーズ)が日本へ向かう際、『ハウス・オブ・M』の際に復活したホークアイが合流
 だが、ホークアイとしてのコスチュームと名前は使えないということで、ローニンのマスクと衣装を受け継ぎ、二代目となった
 三代目はブラックウィドウの元旦那だったが、すぐに退場することとなる
 見た目は和風なウォーズマンみたいな感じ。侍と名乗っているものの見た目は忍者っぽい。
 初代は寡黙であまりしゃべらず、刀やヌンチャクを武器とする。二代目はホークアイということで初代とはうってかわってよく喋る(時期的に凹んでる時なので快活ということではない)
 口も悪く、表情も荒くてホークアイらしさがでている。ヌンチャクは使用しないが得意の弓矢を扱うことも。刀は刃がボロボロのものである
 >>1的にかなりすきなキャラ。初代のクールな感じも、二代目の荒っぽい感じもものすごくかっこいい。一人で忍者集団を無双したり、弓矢で宇宙人を一気に射抜いたり・・・
 ちなみに、ゲーム『アルティメットMVC3』にてホークアイが参戦した際、DLCとしてローニンのアレンジコスチュームが配信された
 ローニンの見た目もかなりカッコイイ上、ホークアイのBGMがそもそもめちゃくちゃカッコイイのでものすごくカッコイイ。もう通常のホークアイのカラーは使わないほど
 見た目だけでも十分カッコイイのでぜひ画像検索を
168:
食蜂「なんであたしのことを知ってるのぉ?」
ローニン「私はこの世界の者ではない。スパイダーマンを知っているか?」
食蜂「もちろんよぉ。ちなみに私は雷神ソーが気に入ってるわぁ☆」
ローニン「私は彼らの世界から来た。我々の世界の『とある集団』がこちらの世界にもぐりこんだことを知り、殲滅するためにこちらに来た」
食蜂(もしかしてAIMのことかしら・・・)
ローニン「だがその集団の件は『別の者』が始末してくれることになった。そんな矢先に別の組織・・・A.I.M.のことを聞き、殲滅することにした」
食蜂「・・・あらぁ?あなたが追ってきた組織っていうのはAIMじゃないの?」
ローニン「違う。A.I.M.はこちらに来てから知った」
食蜂「ということはAIM以外にもそっちの連中がいるってことねぇ・・・ホント面倒なんだから」
ローニン「奴らが『えくすてりあ』というものを狙っていることを知り、私はこの場所を突き止めて駆けつけた。君に手をかそう」
食蜂「ちょっと・・・エクステリアのことまで知ってるなんて・・・あなた本当に何者?」
ローニン「君や学園都市のことは調べさせてもらった。私の情報収集力でな」
食蜂「あら・・・それはすごいわねぇ・・・でも、あなたが私の『敵』じゃないって確証はないの。調べさせてもらってもいいかしら?」
ローニン「人の頭の中を見るのはあまり勧められることではない」
食蜂「そんなこと言って、あなたはマスクをして正体を隠してるじゃない。そんな奴の言うことをハイそうですかって聞けるわけないわぁ」
ローニン「・・・」ス・・
食蜂(あら、意外とすんなりマスクを脱いで・・・って・・・・・・)
エコー「私の名はマヤ・ロペス。エコーとも呼ばれている」
食蜂「お・・・お・・・女だったのぉ!?」
170:
>>168
エコー:デアデビルの宿敵として登場した元ヴィラン。顔に白い手形のマークがある女キャラ
 耳が不自由だが、他の感覚が研ぎ澄まされている超人的能力を持つ。超能力などは持たない生身の人間だがかなりの達人。盲目のデアデビルとは対ともいえる
 また、あのタスクマスターと同じく『写真的反射(フォトグラフィック・リフレックス)』も備えているため、他人の動きをそっくりマネできる
 デアデビルが父の仇と教え込まれたため、デアデビルを倒そうとしていた。だがホントは犯罪王キングピンが仇だったために和解した
 以降はデアデビルの恋人になったりした。ローニンの衣装をホークアイにゆずって以降もマヤ・ロペスとしてシークレットアベンジャーズのメンバーになり、活躍した
 耳が聞こえないが、目を見て話せば言っていることを読める
172:
エコー「私はかつて、ウソを見抜けず悪の道を知らぬ間に歩いていた。だが今はそれをかき消すつもりで悪と戦っている。あなたの力にならせて。ひいてはそれが、この街を救うことになる」
食蜂「・・・・・・・・・わかったわぁ。とりあえずは同じ目的ってことね。エクステリアをAIMに奪われないために戦うっていうねぇ」
エコー「ああ。奴らはすでに街中に爆弾などを仕掛けている。それの起動を合図にここを襲撃してエクステリアを奪取するつもりだ。我々はここを固める」ス・・・
ローニン「奴らの数は不明だ。二人では心もとないかもしれない。仲間を呼べるか?」
食蜂「何いってるのぉ。私一人でも十分よぉ」
ローニン「さっき油断して後ろから撃たれそうになっていたが?」
食蜂「ぐ・・・」
ローニン「仲間はいないのか?」
食蜂「わ、私は他人をまきこみたくないのぉ!」
ローニン「・・・」
食蜂「・・・・・・なによ」
ローニン「・・・友達つくれよ」
食蜂「よけいなおせわよぉ!」プンスカ
 ―――――
黒子「――ということで、AIMの工作員から情報を全部聞きだす前に食蜂さんがどこかへ出かけたので、教授におこしいただいたんですわ」
佐天「久しぶりですねープロフェッサー!」
教授「久しぶりだね。相変わらず学園都市はてんやわんやしてるそうだね」
初春「あはは・・・」
固法「わざわざ異世界の人まで呼ぶなんて・・・」
黒子「教授は他人の頭の中を見れるので。AIMが爆弾をどこに仕掛けたのかを聞きださなければなりませんわ。・・・教授を呼ぶためにゴム男さんを呼ぶのはヤでしたが」
リード「HAHAHA☆まったくクロコってばキッツイなぁ!僕がいないと別次元にいる者を連れてくるなんてことはフツーできないんだゾ?僕天才だからできるんだよ?」
黒子「ああもうっ」クシャクシャ
リード「ちなみこのエグゼビア教授は『僕達の世界の教授』じゃなくって、依然クロコ達が訪れた『僕達の世界そっくりなパラレルワールドの教授』だゾ☆ややこしいけどねっ☆」
初春「このSSシリーズの前々作の教授です」
173:
黄泉川「そんじゃさっさと爆弾の位置を教えるじゃん。わざわざ呼ばれて来たんだから収穫ナシなんて言わせないじゃん」
固法「AIMが学園都市に設置した爆弾の位置を聞き出せば、アンチスキルとジャッジメントで回収するから」
佐天「そんじゃあ教授、この人の頭から情報引き出してください」
教授「任せたまえ」MMM・・・・・・
AIM工作員班長「・・・」
教授「・・・ペンとメモをかしてくれ。場所を描く」
固法「あ、はい」
教授「・・・ここに描いた位置に爆弾をしかけているとのことだ」
黒子「な・・・こんなに・・・」
黄泉川「こりゃかなりの数じゃん・・・」
教授「連中は爆弾の起動とともに二か所の本丸を襲撃する。こことここだ」
佐天「こっちは何か知らないけど・・・こっちの本丸ってのはフェブリ達の家だ!」
初春「フェブリとジャーニーと布束さんを誘拐するって言ってましたから・・・」
黄泉川「ジャッジメントはこの二か所の周囲の警備を固めるじゃん。爆弾は私達アンチスキルが回収する。危険じゃん」
固法「わかりました」
黒子「おそらく、フェブリ達の家では無い方・・・こちらが『エクステリア』とやらに関係する場所なのでしょうね」
初春「食蜂さんが向かったみたいですけど・・・大丈夫ですかね」
佐天「そういう時はサイクロン佐天にお任せ!『仲間』を送っておくよ!」ケータイピッピ
黒子「仲間?」
佐天「はい!私達はフェブリ達を守りましょう!」
初春「あ、そういえば学園の皆さん元気ですか?」
教授「もちろん。スコットとジーンはイチャイチャしてるし、ハンクはフェニックスと一緒に宇宙について討論、ボビーとウォーレンはかわらずさ」
黒子「あの恐ろしかったフェニックスさんも仲良くしてるそうで何よりですわ」
教授「元ブラザーフッドのメンバーも合流して、エリックと私で学園をきりもりしてるよ」
佐天「平和そうで何より」
174:
食蜂「・・・エクステリアを保管してるここを真ん中にして周囲をジャッジメントが固めてるわぁ。ここに気付いたのね・・・」
ローニン「A.I.M.の目標である2地点を警護するつもりだろう。ここともう一か所。そしてこの建物から少し離れた位置で待機している」
食蜂「・・・どうやら佐天ちゃん達も何らかの方法でAIMの目的とこの場所を割り出したみたいねぇ☆あまり知られたくないんだけどぉ」
ローニン「君のそういう気持ちを気づかって、距離を置いて警護しているのだろう」
食蜂「能力者じゃないあなたが何でそんなことわかるのかしらぁ?ましてやテレパス系の能力でもないのにぃ」
ローニン「察しくらいつくだろう。君は心を読めるわりにはニブいな」
食蜂「ムッ・・・ジャッジメント達の脳内は『緊張なう』とか『AIMとやらめ!かかってこい!』とかの考えだらけよぉ。あたしのことなんてこれっぽっちも考えてないわぁ」
ローニン「知らされていないからだろう。この地点を警護する。それだけしか知らされていない。君の言うサテンチャン達が気づかっているのでは?」
食蜂「なんでもお見通しってわけぇ?頭の中を読める私よりもぉ?」
ローニン「能力などなくても、人の考えは感づくものだ。君のような大それた能力などなくともな・・・」
食蜂「・・・なによぉ・・・知った風な口を・・・」ムスッ
 バッ
婚后「おーーーっほっほっほ!食蜂さんッ!この婚后光子が助太刀に参りましたわっ!」バーン
食蜂「!?」
泡浮「食蜂さん、私達も微力なれどお力添えいたしますわ」バーン
湾内「婚后さんに呼び掛けられて、私達も馳せ参じました」バーン
食蜂「あ・・・あなたたちぃ・・・ど、どうしてここに・・・」
ローニン「知り合いか?」
食蜂「・・・あ・・・えっと・・・・・・」
婚后「そうっ!私達と食蜂さんは『オトモダチ』ですのよ!」
食蜂「!」
175:
 ・・・・・・・・・・ちょっと前、セブスミスト―
佐天「へー、やっぱり買うんですねー食蜂さん。そのソーさんのフィギュア」
食蜂「え、ええ。あなたがそこまで言うならしょおーがないから買うだけだけどぉ☆」
佐天「そうだ!どうせならハルクさんのフィギュア買いません?あっちにありましたけど」
食蜂「いらないわ♪」
佐天「おっとバッサリ」
婚后「あら?佐天さんではありませんの?」
佐天「あ!婚后さん、湾内さん、泡浮さん」
湾内「このような所でお目にかかれるとは・・・お買いものですか?」
佐天「はい、まあ・・・私は見てただけなんですけねー」
泡浮「あら?・・・そちらにおられるのは・・・」
食蜂「どうもぉ☆」
湾内「もしかして・・・食蜂さんですの!?」
泡浮「まあ!はじめまして、私、泡浮と申しますの」
湾内「湾内ですわ」
婚后「?・・・こちらの方はどなたですの?」
佐天「え!婚后さん知らないんですか!?この人は何を隠そう、常盤台の女王!レベル5の食蜂さんですよ!」ジャーン
婚后「なっ!・・・あ、あの『派閥』の女王!?」
食蜂「そんなホメるんじゃないゾ☆」
婚后「わ、わたくしは婚后光子と申しますわ。以後お見知りおきを」
食蜂「はいはい♪・・・あら?あなたが持ってるのは・・・スパイダーマンのフィギュア?」
婚后「っ!・・・こ、これは・・・」ササッ
湾内「婚后さんはスパイダーマンさんのファンなので」クスクス
泡浮「でも本人は頑なに違うと申されてますの」クスクス
婚后「ち、ちがいますの!これは・・・その・・・そう!エカテリーナちゃんの遊び相手として購入するのですわ!」
佐天「スパイダーマンさん・・・」
食蜂「へぇ?☆いい目利きねぇ。このスパイダーマンのフィギュア、いいものよぉ?」
婚后「当然ですの!わたくしの眼力を侮らないでくださいまし」
食蜂「でもぉ、私の雷神ソーの方がいい仕事してるけどねぇ☆」
婚后「っ!・・・っく・・・確かにそちらもいいものですわ・・・さすがレベル5・・・」グヌヌ
佐天「ああ、交流が広がっていく・・・ヒーローとはすばらしいね」
176:
婚后「――ということで、オトモダチになった食蜂さんの『仲間』として駆けつけましたの!」
泡浮「佐天さんから『食蜂さんが一人で戦うつもりみたいだから、手助けしてあげて』と申されたので」ニコ
食蜂「っ・・・」
ローニン「なるほど。『仲間』はいたか」
湾内「そちらの方は?」
ローニン「主君に仕えない侍、ローニンと名乗っている」
湾内「かっこいいですわ?」
ローラ「少し遅れた。・・・あなたは・・・確かエコー?」
婚后「あら、ローラさん。何をなさっていたので?」
ローラ「ちょっとローガンと戦いの算段を・・・」
ローニン「X-23・・・君もこちらにいたのか。心強い」
食蜂「・・・何だかジャッジメント以外でも大所帯になってきたわねぇ・・・」
ローニン「内心では安心しているだろう?」
食蜂「ハッ!第一AIMとかいう連中なんて私一人で十分力よぉ☆まったく、あなた達が危険なだけだわ」
ローニン「・・・」
食蜂(・・・いや、もしかすると・・・この子達・・・ニセモノだとか洗脳されてるとかかもしれないわぁ・・・『敵』かも・・・・・・調べなくっちゃね)ス・・・
ローニン「ショクホウ」
食蜂「!」
ローニン「君は頭の中を覗かないと他人を信用できないのか?」
177:
ローラ「・・・」
食蜂「・・・当然でしょ?この学園都市じゃ何が起こるかなんて誰にもわからないんだから」
ローニン「・・・あまり人の頭の中を勝手に読むのはすすめられない。君は能力を持つがゆえに、能力でしか人を信じれない。・・・それではダメだ」
食蜂「・・・・・・何説教してるのぉ・・・」
ローニン「私は耳が聞こえない。ましてや心を読むなどできない。だが目を見て話せば、信じれる人かどうかわかる」
食蜂「・・・」
ローニン「私だけの特別な能力ではない。コンゴウもワンナイもアワツキも・・・同じだ。彼女らも目を見て人を信じる」
食蜂「なんであなたにわかるのよぉ!」
ローニン「現に今、君を信じて彼女らはここに来た」
食蜂「!」
ローニン「彼女らは心を読む能力を持っていない。だが君のためにここにきた。・・・少しは君も、一々頭を読まずに人の目を見て信じてみるべきじゃないのか?」
食蜂「・・・」
ローニン「耳を研ぎ澄ますよりも、目を見つめる。それだけで人を信じれるんだ」
食蜂「・・・ローニン」
婚后「あの・・・何のことを話してらっしゃるのでしょう?」ヒソヒソ
湾内「さあ・・・食蜂さんの能力の是非のことかと」ヒソヒソ
泡浮「何やらピリピリしてますね」ヒソヒソ
ローラ「・・・」
食蜂「・・・わかったわぁ・・・・・・あなた達を信じてみるわ。トモダチとして、ねぇ」
ローニン「・・・」ニコッ
婚后「?・・・な、なにかわかりませんがとにかくこれで万事OKですわね!」
湾内「後はAIMさん達を迎えうつだけですわ!」
泡浮「皆さんで力を合わせれば大丈夫です!」
ローラ「あなた達には絶対にケガさせないわ」SNIKT!
178:
モードック「ンにゃーーーッハッハッハ!とうとうこの時が来たなァ学園都市ィ!俺ェー様率いる世界最強の悪の軍団!A,I,M,がてめェらをブチのめしてバラバラに解剖してやんよォォォ!」バーン
モードック「オラァザコ戦闘員ンンン!準備は万端なんだろォなァァァ!?」
AIM戦闘員「ハッ!現在学園都市には108の爆薬を仕掛けております。作戦開始と同時に全て爆破し、行動開始できます」
モードック「てめェーーー!108こも準備したならあと2こくらい準備しろやァァァ!ハギレわりぃだろがァァァ!」ビリビリ
AIM戦闘員「ARRRGGGHHH!・・・もっ・・・申し訳ありません!」
モードック「次ミスがありゃテメーの鼻と耳に直電流だオイィィィ!オラァ!A.I.M.のザコ戦闘員どもォーーー!世界で一番の科学者は誰だァーーー!?」
 『モードック様です!』
モードック「世界で一番つえェ科学者は誰だァーーー!?」
 『モードック様でーす!』
モードック「世界で一番頭でっかちは誰だァーーー!?」
 『アンタだーーー!』
モードック「っせェェェおらァァァァァァ!!!」バリバリバリ
 『ARRRRRGGGGGHHHHH!!!』ビリビリ
モードック「・・・強大なテレパス能力を得れる『エクステリア』・・・そして人造生命を応用しての強大なマシンコントロールが可能な『フェブリとジャーニー』・・・」
モードック「ほ、ほ、ほしぃぃぃ???ッ!どっちも手にいれてェェェ???ッ!」
モードック「行くぜェ!A.I.M.!学園都市から略奪だぜェェェ!」
179:
 >>178
モードック:正式にはM.O.D.O.Kと書いてモードックと読む。A.I.M.の首領にして頭。文字通りの頭
 元はAIMの科学者だったが、改造実験によってガンメンになり、AIMのトップを奪いとった。見た目は1頭身の顔野郎
 様々なハイテク技術を装備しており、アーマーのように装備している(ほぼ顔だが)。機械のパワーで空も飛べる
 強力な破壊光線『サイオニックブラスター』や、電撃を流すアームなど様々な武器で戦う顔。ゲームのマブカプ3に参戦して知名度も上がった(たぶん)
 ちなみに、日本人アーティストの『グリヒル』が、映画『アベンジャーズ』のエンドロール後の食事風景を『ベイビーズ』風に描いたイラストに、映画に出てないのに描かれている
 『ベイビーズ』というと、キャップやアイアンマンなどのヒーローが赤ちゃんになって描かれたものであり、グリヒルの描くコミックの代表格といえる作品
 そのイラストにモードックが描かれているのは、グリヒルが気にいってるからなのだろうか
187:
佐天「やっほいフェブリー!ジャーニー!元気にしてた?」
フェブリ「るいこだー!」
初春「この部屋でフェブリとジャーニーと布束さんの3人で住んでるんですねー。・・・あれ?布束さんは?」
ジャーニー「そとにでかけてる」
佐天「・・・もしかして危ないかも。どうする初春?」ヒソヒソ
初春「ジャッジメントとアンチスキルに探してもらいましょう」
黒子「――はい、ですので布束さんの捜索を・・・はい?タコの怪人と電撃怪人が暴れてる?・・・そちらはおねえさ・・・スパイダーレディーさまにお任せすれば大丈夫でしょう。はい」ピッ
初春「どうでした?」
黒子「何やら妙な二人組が暴れてるとのことですの。ジャッジメントもアンチスキルもAIMの件で手一杯なのでお姉さまにお任せすることになりそうですわ」
初春「布束さんの捜索は?」
黒子「ここと『エクステリア』の護衛にあたっているジャッジメントの方々を一部割いて捜索してもらうことになりましたの」
初春「外はジャッジメントの皆さんが守ってくれてるから、私達はフェブリとジャーニーの二人が外に出ないように見守るしかありませんね」
佐天「ほーらフェブリ、ジャーニー、スパイダーマンさんのおもちゃであそぼ?」フリフリ
フェブリ「おらあ!」ガシャン!
佐天「ああ!なんでスパイダーマンさんのおもちゃを投げるの!?」
188:
モードック「うっしゃあああああ!作戦開始だあああああ!オラァ!爆弾を起爆しろォォォい!」
AIM戦闘員「ハッ!」
 ポチットナ
AIM戦闘員「・・・アレ?」
モードック「おいどしたァ!?ぜんっぜん爆発してねえぞオイ!」
AIM戦闘員「ど、どうやら爆弾が解除されてるみたいで・・・」
モードック「んだとおおおオイィィィ!?」
AIM戦闘員「報告します!目標地点二か所にジャッジメントが護衛している模様です!ど、どうやら作戦がバレてるみたいです!」
モードック「ヌヌヌヌヌヌ!ムッカつくぜェ!ムッカつくぜェ!こうなりゃキレたァ!てめェら!問答無用だァ!作戦開始ィィィ!」
 オー!
 ドーン!
黒子「!・・・外で爆発音!」
初春「え、AIMが来たみたいですね・・・」
ジャーニー「いまのおとなに?」
佐天「あー・・・えっと、花火だよ花火」
フェブリ「まだひるだけど?」
佐天「そ、そう。今は練習だよ練習。夜の本番のために今はまだ窓の外は見ちゃだめだよ」
 ―――――
ローニン「・・・来たみたいだ」
食蜂「っま☆あたしが一気に支配して終わりにするゾ☆」
189:
AIM戦闘員「撃て撃てー!」
 ダダダダダダダダダ!
風紀委員「くっ!盾を前に!相手は銃器を持ってるぞ!」
食蜂「はいはい、そこまでよぉ☆」
AIM戦闘員「!・・・――」クルッ
 ダダダダダダダダダ!
AIM戦闘員「うあっ!?何をする!?」
AIM戦闘員「味方を撃つんじゃない!」
風紀委員「!?・・・こ、これは・・・能力か!」
食蜂「私の支配力でAIMを同志討ちさせちゃってるんだゾ」
風紀委員「す、すごい!」
食蜂「っま、そんなことしなくても全員を支配しちゃえば戦闘もなしで終わっちゃうけどねぇ☆こんなふうに」ピッ
AIM戦闘員「―――」
AIM戦闘員「―――」
風紀委員「こ、これだけの数を一斉に黙らせるというのか・・・」
食蜂「・・・ン?・・・・・・あれ?」
AIM戦闘員「フフフ・・・ショクホウの能力は調査済みだ。我々もテレパス対策をしてきた!」バーン
風紀委員「お、おい!無事な奴が大半だぞ!」
食蜂「あ・・・頭にかぶってるヘルメットが・・・私の能力を遮断している!?」
AIM戦闘員「やはりモードック様は天才だった!我々にショクホウの能力はきかないぞ!」
食蜂(え?・・・あれ?・・・能力無効の装備されてたら・・・私どうすればいいの?・・・)
AIM戦闘員「我々A.I.M.はァ!やはり無敵だァ!」
 BOK
AIM戦闘員「ッゲ」
ローニン「能力が効かないのなら、物理的に倒すだけだ」
190:
AIM戦闘員「な、何だきさ――」ドォ!
婚后「オーッホッホッホ!この婚后光子を侮ってもらっては困りますわ!」
AIM戦闘員「っ・・・ジャッジメントに増援か!」
湾内「いいえ!私達はジャッジメントではありません!」
泡浮「私達は食蜂さんのトモダチです!」
食蜂「!」
ローニン「ジャッジメント、ここより先に奴らを通さぬように気を張れ」
風紀委員「!・・・は、ハイ!」
AIM戦闘員「っく!やはり能力者達は面倒だ!だが!」
 ガシャーン ガシャーン ズシーン
AIM戦闘員「我々A.I.M.の科学力はァーーー!世界一ィィィーーー!巨大ロボアーマーに乗り込んで戦うッ!」ガシャーン!
湾内「まあ!なんとカッコイイことでしょう!」キラキラ
泡浮「量産型の大型メカアーマー!ロマンですわあ!」キラキラ
AIM戦闘員「名付けて!AIM戦闘員用大型パワードスーツ!戦闘員皆がそれぞれ乗り込んでるからたくさんいるぞ!」
婚后「あらあら・・・」
AIM戦闘員「ティーンエイジャーどもに!このパワードスーツはたおせな――」
 ZANG
ローラ「機械に乗ってる分、倒しがいがあるわ」
 BOOOOOM!
婚后「ローラさんかっこいいですわー!」
191:
 BOOOOOM!
固法「もう!なんでメカなんかに乗ってるのよ!ホント異世界の連中って意味不明!」
風紀委員「しかも全員ロボに乗ってるなんて!どうする!?」
AIM戦闘員「ふははははは!人造人間の二人をもらう!」
黒子「そこまでですの!」シュン
 ドゴォ
AIM戦闘員「!?んな・・・動力炉に・・・鉄針が――」
 BOOOOOM!
固法「白井さん!?」
黒子「あまりにも騒々しいので私も参戦させていただきますの。フェブリとジャーニーは初春と佐天さんに任せてますわ」
固法「そう・・・助かるわ」
AIM戦闘員「ええい!ジャッジメントなんぞに負けるものか!いくぞおおお!」
ウルヴァリン「俺もいるぜ」
AIM戦闘員「!?ウルヴァ――」THUNK!
 BOOOOM!
固法「ローガンさん!」
風紀委員「うおー!マジもんのウルヴァリンだぜ!」
風紀委員「うっしゃあ!俺達もいくぞー!」
 オー!
192:
AIM戦闘員「っく!まずいぞ!パワードスーツを着ていても不利かも・・・」
 BEEP! BEEP!
AIM戦闘員「!・・・増援だ!『彼』が来たぞー!」
 バサァ!
固法「!?・・・な、何・・・あれ・・・」
黒子「・・・きょ、巨大な・・・・・・恐竜!?」
ウルヴァリン「おっと、面白い奴がきたぜ」
サウロン「FUHAHAHAHAHA!AIMの用心棒として来てやったぞ!わが名は『サウロン』!貴様等は私にひれふせェ!」
193:
>>192
サウロン:ミュータントの翼竜に噛まれたことで能力を得た吸血恐竜。最初は『他人の能力を吸収する能力』を持っていたが後に翼竜の姿に変身できるようになった
 本名はカール・ライコス。医者だったが能力を得て以降、普通の生活はできないと、南極にある『サベッジランド』へと移住する。サベッジランドは恐竜やミューテートがウジャウジャいる所
 吸血恐竜の姿、サウロンへと変身すると人格も変わるらしい。他人の能力を吸収したり、目を見て催眠術をかけたりできる。口から火を吹く
 ちなみになぜ『吸血恐竜』かというと、サウロンが登場した当時、アメコミの内容を規制する『コミックスコード』というものがあり、吸血鬼や狼男などを描くのが禁止されていた
 読者に悪影響を与えるということで、コミックで『銃を使うのは禁止』、『悪が勝つのは禁止』、『吸血鬼や狼男など禁止』など、あらゆる表現が禁止されていた
 そこでMARVELは『吸血鬼がダメでも吸血恐竜なら問題ねーだろ?』ということで、サウロンは吸血恐竜になったとか(真偽は謎)
 スパイディ曰く「恐竜ってだけでも面倒なのにその上吸血鬼もミックスとか属性持ちすぎだろ!」
200:
黒子「プテラノドンのような恐竜!?ローガンさん、あれもアナタのお連れですの?」
ウルヴァリン「わりぃな黒子、そういうこった。ヤツぁ『カール・ライコス』。能力をパクる能力を持ってる。まあ、ミュータント遺伝子による能力じゃなきゃ大丈夫だろうがな」
サウロン「AIMからの報酬はたんまりもらう。その分、貴様らをいたぶる仕事がつかえてる!さっさと始末させてもらう!」VVVOOOOOOO!
固法「!?火を噴いた!?」
風紀委員「盾を前に!並べ!」
 BBBOOOOOWWWWWOOOOO!
黒子「っく・・・機械に乗り込んでる連中はともかく、あの恐竜は面倒ですの」
ウルヴァリン「俺に任せろ。ミュータントの問題はミュータントにってな」SNIKT
黒子「ではサポートいたしますの。相手の頭上の位置で?」
ウルヴァリン「ああ。なんなら体内に直接テレポートでもいいぜ。慣れてるしな」
黒子「流石に生物にそれをしたくはありませんの。では」シュン
ウルヴァリン「よう、カール」
サウロン「!?ウルヴァリン!?」
 THUNK!
サウロン「RRRRREEEEEEEE!」
固法「今よ!AIMのロボを一気に片付けましょう!」
風紀委員『オオーーーーー!!!』
202:
フェブリ「なんかそうぞうしいね」オエカキカキ
初春「えと・・・お祭りの準備で盛り上がってるんですよ」
 ガン!ガン!
ジャーニー「?・・・だれかドアをたたいてる」
佐天「!あたしが見てくる!」バッ
佐天(ドアの穴からそ?っと・・・!)
初春「・・・どうですか佐天さん」
佐天「・・・初春、警備ロボがドアの前でガンガンやってる」ヒソヒソ
初春「ええ?っ!?」
佐天「たぶんマンション内の警備ロボがAIMにコントロールされてるんだと思う・・・建物の外はジャッジメントが囲んでるから・・・内側のを・・・」
初春「ど、どうしましょう!」
佐天「・・・ここは佐天さんにお任せよ」スッ・・・
初春「!?佐天さん!?・・・な、何を・・・」
佐天「フェブリ!ジャーニー!この金属バットをかりるね!」ガシッ
フェブリ「いいよー。やきゅうようにもらったけどつかってないから」
初春「佐天さん+バット・・・も、もしや!」
佐天「初春はここで二人を!元X-MEN、『サイクロン』佐天さんの実力・・・見せてやるわ!」ガチャ!
佐天「警備ロボがなんぼのもんじゃーい!」ドカ!バキ!ドゴォ!
フェブリ「?・・・るいこなんでけいびロボぶっこわしてるの?」
初春「え・・・えと・・・・・・お、お祭りだから!」
ジャーニー「なるほど」
203:
湾内「わたくし達の能力もローラさんとの交流で成長していますの。私の水流操作も・・・このように『刃状』に鋭くして!」スパァン!
AIM戦闘員「うおあ!?パワードスーツが・・・」BOOOOOMMM!
湾内「あなた方のロマンたっぷりのアーマーもこの通りですわ(ああ、一台くらい残しておいて後でもらえないものでしょうか・・・)」
泡浮「そして壊れたスーツなどを私が軽くして持ち上げ・・・」ガコン
AIM戦闘員「!?な、なんという怪力!これがジャパニーズ『SUMOUレスラー』!?」
泡浮「叩きつけます!」BOOOOOMMM!
AIM戦闘員「うあああ!SUMOUパワーにはまいったな!」ドーン
婚后「フフフ・・・御坂さんの超電磁砲に並ぶわたくしの新技・・・この特別製の鉛のダイスに噴射点を設置して・・・」
AIM戦闘員「子供なんぞに負けるかァーーー!」グオ!
婚后「撃つ!」ドシュッ!
 バゴォ!
AIM戦闘員「!?・・・な・・・なんじゃとぉー!?」BOOOOMMM!
婚后「噴射点はダイス上の一点に絞っているので出力は増大。ホースの先をつかんで勢いを増すのと同じように・・・これぞ『一撃風弾(ワンショット)』ですわ!」バーン
ローラ「やだ・・・かっこいい」
ローニン「・・・」
食蜂「・・・・・・」
204:
>>203
ワンショット:アメコミにおける『一話の完結のお話』という意味。読み切り作品のこと。品質が良いものらしい
 このSSで書いたように技名とかそういうのでは全然ない
206:
AIM戦闘員「っく!ジャッジメントだけじゃなくこいつらも強いぞ!」
ローニン「アテがハズレたみたいだな」SPOK!SMASH!BOK!
AIM戦闘員「やはりNINJAは強かった!」BOOOM!
風紀委員「いけいけー!」
風紀委員「うおー!」
 BOOOM! DOOOM! DOOOM!
ローラ「私の爪とローガンの爪、どっちが痛い?」
AIM戦闘員「え?・・・そりゃくらうならローラちゃんの方が――」BOOOM!
ローラ「BYE,BYE」
食蜂「・・・すごいわぁ・・・皆がんばって戦ってくれてる・・・・・・私・・・何もできない・・・」
モードック「くォらぁぁぁーーー!なァーにしてくれとんじゃァーーー!」ZZZAAAAAAKKK!
風紀委員「!?うああああ!」ビリビリ
風紀委員「ぐあああああ!」ビリビリ
湾内「!?な、なんですの!?」
泡浮「ジャッジメントの皆さん!大丈夫ですか!?」
ローラ「あれは・・・AIMの親玉よ」
婚后「!」
モードック「手下どもがてこずってると思ったらテメェーらが邪魔してくれとるからかコラァー!このモードック様直々にてめェらをオブジェに愉快に変えてくれるぜェーーー!」
ローニン「頭をつぶせば敵は崩れる。文字通りな。ヤツを狙うぞ」
ローラ「ええ」SNIKT
モードック「フッフフフ、そォ?んなこと言ってる場合かァ??このスイッチを見ろォーーー!」バン
婚后「な、なんですのあの絵に書いたような赤いスイッチは・・・」
モードック「てめェらどーやったかしらねェが俺達が仕掛けた爆弾解除してくれちゃったなァー!だが!こいつぁ緊急用にとっておいた『超大型爆弾』のスイッチだぜェー!」
ローラ「!?」
泡浮「な、なんと!」
モードック「時限爆弾さぁー!5分後に起爆すっぜェー!学園都市のどこで爆発するかなァ??フッフフフ!こいつォーーー!ポチっとなァーーー!」ポチットナ
湾内「!」
モードック「5分後にゃあ学園都市のどっかで大爆発だぜェー!ンにゃーーーっはっはっは!」
208:
風紀委員「ぐ・・・な・・・なんだと・・・」
モードック「さぁーてどーっすかねェ?!?爆弾ほっぽいて俺達と遊ぶのかなァ?!?」
ローニン「ジャッジメント、ウイハルカザリに連絡しろ」
風紀委員「!?」
ローニン「彼女は『ゴールキーパー』と言われているのだろう。爆弾の位置を探させるんだ」
風紀委員「ど、どうしてそれを・・・」
ローニン「事前に調べただけだ。早くしろ」
風紀委員「は、はい!」
 BEEP BEEP
初春「!?は、はい!もしもし!・・・・・・え!?・・・はい・・・わ、わかりました!」ピッ
フェブリ「?」
初春「え?っと・・・ここのパソコン使ってもいいかな?」
フェブリ「いいよー。しのぶがつかってるだけだしー」
初春(いいのかな・・・でも今はそんなこと言ってられない!)カチ ヴョーン
 カタカタカタカタ
ジャーニー「なにがはじまるんです?」
初春「アンチスキルの皆さん、こちらジャッジメントの初春飾利です。この回線はアンチスキルの回線に直接通話してます。AIMの爆弾がまだ残されているという情報が入りました」
警備員【なんだって!?】
警備員【全部解除したじゃないか!】
初春「どうやらAIMのリーダーだけが知っていた緊急用の爆弾らしいです。AIMの工作員から得た情報になかったのはそのためかと・・・今場所を割り出してます」カタカタカt
黄泉川【場所が特定できたら、今一番近くにいる奴が現場に向かうじゃん!】
初春「割り出しました!場所はセブンスミストの屋上です!」
警備員【そんなとこで爆発したらとんでもないぞ!】
黄泉川【一番近いのは誰じゃん!】
鉄装【わ、私です!鉄装が行きます!】
209:
黄泉川【任せるじゃん!急げ!】
鉄装【そ、それと・・・今セブンスミスト前にいるんですが、捜索していた布束砥信を確認しました!】
警備員【何!?セブンスミストにいたのか!?】
鉄装【いえ・・・何やら妙なカッコの悪人二人組に捕らえられているみたいで・・・スパイダーレディーが対応するみたいです!】
初春「みさかさ・・・・・・スパイダーレディーさんが対応してくれるんなら任せておくべきです。むしろ布束さんがAIMにつかまっていないのがよかったです」
黄泉川【布束のことはスパイダーレディーに任せてお前は早く爆弾を!】
鉄装【は、はいィ!】
初春「・・・緊急用の爆弾ということは・・・もしかすると特別仕様かもしれない・・・AIMのことを調べないと・・・・・・」
佐天「サイクロンバットアターック!警備ロボがナンボのもんじゃー!」ドゴーン!
初春「!そうか!佐天さんが家の前で警備ロボを倒してくれてたんだ!佐天さーん!」
佐天「・・・ふう・・・初春呼んだー!?」バチバチ・・・プシュー
初春「警備ロボを一体こっちに連れてきてください!はやく!」
佐天「え・・・ええ!?」
フェブリ「るいこてつだうー!」ダダダ
ジャーニー「3ぼんのやはおれないんだよ!」ダダダ
佐天「よ、よーし!いくぞー!」ズリリッ・・・ズリリッ・・・
 ガシャン
佐天「フゥー・・・これでいい?」
初春「ありがとうございます!早・・・」カタカタカタ
佐天「?何してんの?」
初春「この警備ロボはAIMにコントロールされてるんならAIMの細工が施されてるはずです。そこからAIMのネットワークに侵入して情報を探ります」カタカタカタ
フェブリ「おお!いってるいみはわからんがすごいじしんだ!」
ジャーニー「どういうりくつなのだろう」
佐天「・・・そんなことホントにできんの?」
初春「出ました!爆弾の解除法を探します!」カタカタカタ
佐天「Uh-oh」
211:
鉄装【爆弾解除作業に入ります!あ、あと3分しかありませんがなんとかします!】アタフタ
黄泉川【落ちついて作業するじゃん!】
初春「出た!やっぱり特別仕様になってる!もしも解除されたら爆発する仕組みになってる!待ってください!解除はまだ完了しないでください!」
鉄装【え、ええ!?でももう時間が・・・】
初春「今解除作業を完了させちゃうと爆発します!その仕組みを解除するために安全装置みたいなのが別にあるみたいです!その安全装置を解除してから爆弾を解除しないとダメです!」
鉄装【えェ?ッ!?】
黄泉川【その安全装置ってーのはどこにあるんじゃん!もう時間がない!】
初春「えっと・・・どうやら『カール・ライコス』という人が所持しているみたいです!」
黒子【カール・ライコス?初春、それは本当ですの?】
初春「うあッ!?し、白井さん!?この通話ジャッジメントにも繋がってたんですか!?」
黒子【そのカール・ライコスとやらと今戦闘中ですの!カール・ライコスが持っている装置を壊せばいいんですのね!?】
初春「え、えっと・・・そういうことになります!」
黒子「了解しましたの!・・・しかし、見た所どこかに装置を隠し持っている風には見えませんの」
固法「見た目はただの羽のある恐竜だもんね。でも私の能力で・・・」ギューン
ウルヴァリン「おらぁ!」ZZZGGGAAA!
サウロン「GGGYYYYEEEEE!」
固法「・・・!見えた!背中の左斜め上の辺りに機械が埋め込まれてるみたい!皮膚の内側よ!白井さん!」
黒子「お任せあれ」シュン
 CHOCK
サウロン「!?・・・金属矢が・・・背中に――」
 WHAAA-BOOOOOOMMM!
サウロン「AAAAARRRRRGGGGGGHHHHH!」
黒子「カール・ライコスが所持していた安全装置は破壊しましたの!スグに爆弾の解除を!」
215:
鉄装「え、えと・・・じゃあもう解除していいんだよね!?もう1分切っちゃう!」
黒子【お任せしますの!】
モードック「ンにゃーーーっはっはっは!あと1分だぜェ!1分で爆弾がどっかーんだぜェェェ!なんとかできるかなァァァ!?おいィAIMのザコどもォ!合体しろォォォ!」
AIM戦闘員『了解!』
 ウィーン ガシャガシャ ガコンガコン バシュー ガキョンガキョン
婚后「!?なんですの・・・AIMの方々が乗っているメカが集まって・・・」
AIM戦闘員『フォームアップ!スーパーA.I.M.ロボプライム!』バーン
ローニン「・・・超巨大なメカに合体か」
泡浮「か、かっこいい?ですわぁ?!」
湾内「なんというロマンロボ!」
風紀委員「おいおい!あんなデカイのをどうすりゃいいんだ!」
食蜂「っち・・・やっぱり能力は効かないわぁ・・・こうなれば最初に洗脳したAIM戦闘員を戦わせるわぁ!」ポチ
AIM戦闘員「攻撃シマス」ダダダダダ!
スーパーAIMロボプライム『効くものかァーーー!』BACHOOOOOMMM!
食蜂「っ・・・一掃されちゃった・・・」
ローニン「X-23、行くぞ」ダッ
ローラ「ええ」ダッ
スーパーAIMロボプライム『!?』
 BOK!CRASH!ZAGGG!
スーパーAIMロボプライム『ムムム!ええいうっとうしい!』BUCHOOOMMM!
ローラ「っうあ!」
ローニン「X-23!」
 DOOOOMMM!
スーパーAIMロボプライム『A.I.M.の科学力に勝てるものかァーーー!』
217:
婚后「ローラさん!大丈夫ですの!?」
ローラ「っく・・・やってくれるな」ガラガラ・・・
婚后「っほ・・・流石ローラさん。ヒーリングファクターの回復力ですのね」
ローラ「光子、『アレ』をやってちょうだい」
婚后「ええっ!?あれって・・・本当にやるんですの!?」
ローラ「ええ、ローガンも巨大な機械を相手にする時にやったというからね」
婚后「それじゃあ・・・行きますわよ!」
ローラ「ああ!」
スーパーAIMロボプライム『NINJAもROBOTの前には手も足もでまい!』DOOOMMM!
ローニン「捕らえてみろ」ZOCK!KRASH!SPACK!
スーパーAIMロボプライム『っく!ちょこまかとっ!動きながら攻撃しやがって!』
婚后「ろーにんさん!気をつけてくださいまし!」
ローニン「!」
婚后「くらいなさい!『ガールズ・アンド・ファストボールスペシャル!』」ズドォ!
ローラ「ぶちぬく!」VVVOOOOOOO!
 GGGGGAAAAAACCCCCKKKKK!!!
スーパーAIMロボプライム『ッ・・・な・・・なんだと・・・・・・』
 BBBOOOOOOOOOOOOOOOOOOMMMMM!
食蜂「・・・す、すごい・・・ローラとか言う人の足に噴射点をつけて、打ち出した。あんなことやって大丈夫なのかしらぁ」
ローラ「ふう・・・これで合体ロボは片付いたな」
湾内「ああ?せっかくの合体メカが・・・少しもったいないですわ?」
ローラ「大丈夫。一応、形が残るように気をつけて壊したから」
泡浮「さすが!ローラさんさすがですわー!」
食蜂「Uh-oh」
218:
>>217
ローガンも巨大な機械を相手に?:ある事件で、自我を持ったコンピューター、セレブロとの戦いにおいて巨大な機械の塊になった相手とX-MENが戦ったことがある
 ウルヴァリンはその機械相手にファストボールスペシャルで突撃した。ちなみにこの機械、X-MENの学園のコンピューターの、あのセレブロ。後に味方に戻る
219:
モードック「ンにゃにィィィーーー!?まさか・・・AIMのスーパーロボを・・・ッチィ!やるじゃあねーか!だがなァ!もう爆弾が起爆する時間だぜェェェ!」
食蜂「!」
婚后「!」
鉄装「えっと・・・これをこうして・・・ここはこう!後は・・・・・・お決まりの『どっちを切るべきなのかの選択』だァ?!ど、ど、どっち?・・・赤?青?どっちを切るの!?」
鉄装「あ、あと15秒!どっちを切るべきなの!?赤か青か・・・赤、青、赤、青・・・赤・・・青・・・ああ!どっちなのォー!?」
モードック「そォ?れ!あと8秒だぜェェェ!」
鉄装「あと6秒!ええい!もうやるっきゃない!」
モードック「それッ!ドカーン!」
鉄装「だりゃあーーー!」
 パチンッ
鉄装「・・・・・・・・・と・・・止まっ・・・た・・・・・・」ヘナヘナ
モードック「・・・?・・・・・・な・・・なんでだ?・・・・・・なんで爆発しないんだよォォォ!」
ローニン「・・・どうやら・・・やってくれたみたいだな」
風紀委員「今連絡がきました!アンチスキルが爆弾の解除に成功したそうです!」
ローニン「そうか」
モードック「ンにゃァにィィィーーー!?」
220:
サウロン「こ・・・これは・・・我が身体にこんな機械なんぞを埋め込んでいたのか!いつの間に・・・AIMの連中め!」
ウルヴァリン「おっと、内輪もめは元の世界に戻ってからにしろ。今てめェの意識を消してやるからよ」
サウロン「!う、ウルヴァリン!貴様ァ!」
 SLASH!
サウロン「GHH・・・・・・GGGAAAAAAEEEEEEE!」ズズーン・・・
ウルヴァリン「っへ」
固法「ウルヴァリンさんがサウロン・・・カール・ライコスをやっつけてくれる間に、AIMもだいぶ倒したわ。これでフェブリとジャーニーの護衛はジャッジメントだけで十分になった」
黒子「どうやらエクステリアの方はまだ戦闘が収まっていないようですの。ローガンさん、援護に向かいましょう」
ウルヴァリン「こっちはもうジャッジメントだけで十分だしな。じゃあ黒子、てめェの能力で――」
初春【待ってください白井さん!私も連れてってください!】
黒子「初春?・・・今から行くのはAIMとの戦闘場所ですのよ?」
初春【私にいい考えがあります】
佐天【ちょっと待ったー!サイクロン佐天さんも行きますよー!連れてってください!】
初春【さ、佐天さん・・・隣で大声出さないでください】
黒子「・・・初春はともかく、一般人の佐天さんを連れていくわけには・・・」
佐天【なにをいまさら!元X-MENのメンバー、サイクロン佐天さんをナメないでくださいよ!】
黒子「はあ・・・しょうがありませんわね。今行きますわ。あ、ローガンさんは自力で向かってください」
ウルヴァリン「なんだと!?てめぇの能力で一気に移動すりゃいいじゃねえか」
黒子「私の能力でもローガンさんと一緒に移動するは一杯いっぱいですの。初春と佐天さんとなら簡単ですが・・・今度からはダイエットしておいてくださいまし」シュン
ウルヴァリン「あ!てめぇ!・・・っち・・・」
221:
婚后「どうやら・・・アテが外れたみたいですわね」
湾内「堪忍なさってください」
泡浮「もうアナタ方に手立てはありませんわ」
ローラ「エクステリアは渡さない」
食蜂「・・・」
ローニン「覚悟しろ、A.I.M.」
モードック「・・・ンンン?・・・ンンン!ンにゃァーーーーー!」ZZZZZRRRRRRAAAAAAAAAAAAAKKKKKK!
婚后「!?」
ローラ「危ない!皆伏せて!」
 BBBBEEEEEEEEEEEEEEEEE!
風紀委員「ぐあああああああああ!」
風紀委員「ぎゃああああああああ!」
モードック「てめェらまとめてぶっとばしてやるぜェェェ!この俺様をさんざナメやがってェェェ!」
ローニン「・・・まずいな・・・ジャッジメントの護衛部隊は皆気を失ったぞ」
モードック「いくぜェェェAIMのザコ戦闘員どもォォォ!俺様につづけェェェ!」
AIM戦闘員『オオーーー!』
ローラ「合体してなかったAIMの連中・・・けっこうな数ね」
ローニン「任せてくれ。対多人数戦には慣れている」
婚后「私も戦いますわ!」
湾内「もちろん!」
泡浮「わたくし達も!」
ローラ「・・・行くわよ。皆、気をつけてね」SNIKT!
食蜂(・・・この人達・・・・・・どぉしてここまでやるの・・・多勢に無勢よぉ・・・なのに・・・・・・)
222:
 シュン
初春「そこまでです!」スタッ
黒子「手助けに来ましたわ」スタッ
佐天「バット佐天さん登場!」スタッ
婚后「!白井さん達・・・」
モードック「なァんだァァァ?ティーンエイジャーが増えただけじゃあねェかァ?!」
初春「AIMの皆さん!降伏してください!」
黒子「?・・・初春?・・・」
モードック「あ?・・・・・・ン・・・ップ!ンにゃァァァーーーっはっはっは!何を言うかと思ったらァァァ!なァ?にが降伏だァ??なんでンなことしなきゃなんねェんだァァァ?」
初春「私達にはこれがあります!」サッ
モードック「・・・?」
初春「AIMのネットワークに侵入して得た、AIMの機密情報や研究所の位置などの情報です!これはスパイダーマンさん達の世界での、AIMの秘密情報のデータです!」
モードック「!?」
初春「降伏しなければこれをキャプテンアメリカさん達に渡します。そうなればあなた達はもう終わりです。降伏するならこれはお返ししましょう」
佐天「・・・初春が恐喝してる」
黒子「まさかAIMのネットワークに侵入してそんなものを・・・これはゴールキーパーというよりストライカーですわね」
モードック「・・・ンッンッンッ・・・ンにゃーーーっはっはっは!そんな脅しに屈すると思ってんのかァァァン!?それにィィィ!そのデータをUSBに入れて持ってきたのはミスだったなァ!」
 BBBEEEEEEEE!
初春「!」
黒子「初春!」ガシッ
 シュン
初春「っ・・・あ、ありがとうございます白井さん・・・」
黒子「いきなりビームを撃つとは・・・」
モードック「そのUSBをぶっ壊せばなァーんにもならねェよなァ!おらぁAIMのザコどもォ!あいつらをぶっちのめしてUSBをぶっ壊すぞォ!」
AIM戦闘員『オー!』
佐天「・・・初春・・・ここに来たのはミスだったんじゃない?」
初春「今ので上手くいくと思ったんですけど・・・」
佐天「このドワオ!」
223:
モードック「サイオニックブラスター!」ZZZZZEEEEE!
黒子「初春!しっかりつかまっててくださいまし!」
初春「うひー!」シュン
 ZZZEEEEE!
婚后「これ以上私のお友達に手を出さないでくださいまし!一撃風弾(ワンショット)!」ドンドンドン!
モードック「GYAAA!いでェ!いでェ!なにしやがる!おいザコ戦闘員ども!あいつらとっととやっつけろォ!」
AIM戦闘員『オー!』ガションガション
湾内「そうはさせませんわ!水のカッターをお見舞いします!」ズバズバズバ!
AIM戦闘員「!?」BOOOOMMM!
泡浮「私も!あなた方のメカスールの浮力を消して・・・とりゃ!」ドン!
AIM戦闘員「な!?こっちに猛スピードで迫って――」BOOOOOMMM!
泡浮「直接は見ておりませんが、依然こちらの世界に来られた『フラッシュ』というヒーローの方の摩擦をゼロにして相手を押し飛ばす技のマネですわ!」
ローニン「機械など相手になるか」SMACK!DOKA!KRASH!
AIM戦闘員「うあっ!」BOOOM!
AIM戦闘員「なにぃー!」BOOOM!
ローラ「こっちよ」SLASH!
AIM戦闘員「うあああ!」BOOOM!
佐天「泡浮さん!私の浮力を軽くしてくさい!」
泡浮「え?は、はい!」タッチ
佐天「湾内さん!このバットを水のカッターで覆ってください!」
湾内「こ、こうでしょうか」シュパァ
佐天「婚后さん!私の背中にブースターを!」
婚后「ええ!?そ、そんな・・・大丈夫ですの?」
佐天「大丈夫!風系の能力は慣れました!」
婚后「では・・・」タッチ
佐天「うおおおおお!3人のパワーをまとって・・・スペシャル佐天涙子だァー!いっくぞー!」ドヒュン!
224:
>>223
サイオニックブラスター:モードックが装備しているビーム武器。すさまじい威力を持つ。
 これに限らず、他のキャラも『サイオニックブラスト』など、サイオニックが名前につく攻撃を使う者が多い
226:
佐天「くらえい!」ドゴム!
AIM戦闘員「うぐあ!」BOOOM!
佐天「こっちだよ!」ドヒューン!
AIM戦闘員「っく!早い!」
佐天「どりゃあああ!」バゴン!
AIM戦闘員「なにー!」BOOOMMM!
泡浮「す、すごいですわ佐天さん・・・軽々とした身のこなしと婚后さんのエアロハンドの能力によるブーストを上手く扱ってますわ」
湾内「わ、私はずっとバットに覆われた水の刃に集中してなければなりませんが・・・」ムムム・・・
婚后「でもこれで大半のAIMの戦闘員達をやっつけましたわ!」
黒子「さて、AIMの親玉らしき大きな顔の御仁、そろそろ降参すべきだと思いますが?」
初春「そうです!これ以上の抵抗は無意味です!」
モードック「ンにゃーーーっはっはっは!てめェらなんざザコ戦闘員どもがいなくても俺様一人で楽勝なんだよォー!こっから一発逆転なんざァ簡単さァー!・・・・・・だがなァ・・・」
初春「・・・?」
モードック「お前だ。AIMのネットワークに侵入したという貴様だ。・・・いィ?い腕前だぜェ・・・まさかAIMの機密情報まで奪うとはなァ?・・・正直すげェぜ」
初春「・・・」
モードック「そこでだァー!どォうだァ?俺の下で働かねェかァ?」
初春「!?」
黒子(無駄な勧誘パート来ましたわ・・・)
228:
モードック「お前の腕前は正直に評価すりゃあAIMでも高い地位につけるぜェ。そこらにすっころがってるザコ戦闘員よりもズっとなァ。こんなとこでチマチマやってる器じゃあねェぜ」
初春「・・・」
モードック「AIMに来りゃあお前の腕をもっともっと振るえるぜェ!そしてもっともっとすごいこともなァァァ!ショクホウとかいう女!おめーもだぜェ!」
食蜂「!」
モードック「てめェの能力をAIMで有効活用できる。有意義になァ。こんなごちゃごちゃした街で手前の部下をはべらせるだけに使うんじゃあもったいねえってもんだ」
食蜂「・・・」
モードック「てめェら二人がこっちに来るってんなら学園都市から手を引いてやってもいいぜェ・・・さあ、どうする」
初春「あ、お断りします」
モードック「キッパリ!」
食蜂「!」
初春「私はジャッジメントとして学園都市のためにがんばることしかできませんし、もっとすごいことなんて今はいいんです。あなた達AIMの手下になるなんていやです」
モードック「てめェ・・・その腕をもっと上等なことに使いたいとおもわねえのか!」
初春「なんと言われようと私は悪人に手はかしません。朝起きて、洗面台に映る自分の顔を、まっすぐ見つめていたいから」
食蜂「!!!」
黒子「はァ?・・・まっ、そういうことですの」
モードック「っ・・・っ・・・・・・て・・・てめェらもう終わりだァァァァァ!!!」
229:
>>228
朝起きて、洗面台に映る自分の顔を?:『アイアンマン:エクストリミス』にてトニーが言った名言
 後ろめたいような行動はしないという意志の表れ。しかしその後に色々あったりするのだが・・・・・・
230:
モードック「ファイナルアルティメットウェポンスペシャル展開!」バシュバシュバシュッ!
初春「!」
婚后「ぶ、武器が色々出てきて・・・」
モードック「てめェら皆ァ!粉々の肉片すら残さねェぜェェェ!」ウィーン
ローニン「させるか。武器は没収だ」KRASH!SMACK!CRACK!
モードック「!」
湾内「水の槍をさしあげますわ!」ドシュドシュドシュ!
泡浮「あなた方の作ったアーマーを返品します!」ブオン!バゴオ!
婚后「10個の鉛ダイスを一斉にお受けなさい!」ドオドオドオドオドオ!
モードック「AH!AH!GHHH・・・AAARRRGGGGGHHHHH!」
佐天「佐天さんスペシャル使用の攻撃を!くらえェー!どっせーい!」バゴムン!
黒子「金属矢をありったけ使いますわ!」シュンシュンシュン!
モードック「AAAAAAHHHHHHHHHH!」
ウルヴァリン「間に合ったぜえ!俺にもやらせな!」ダダダ
モードック「!」
ウルヴァリン「FATAL CROW!」ZZZAAAGGGYYYYY!
ローラ「ローガン!」
ウルヴァリン「おうローラ。Let's go」
ローラ「Let's end this」
モードック「!?」
ウルヴァリン&X-23『WEAPON XX!!!』SLAAAAASSSHHHHH!!!
モードック「ンにゃァァァァァァァ!!!」BOOOOMMM!
232:
>>230
FATAL CROW:格ゲーのマブカプシリーズにおけるウルヴァリンの大技。大抵はコンボの〆に使う。(つづりはCLOWカモ・・・)
WEAPON X:ウルヴァリンの骨格にアダマンチウムを埋め込んだ実験の名前。
 『X』とはローマ数字の『10』を意味し、この実験の最初(ウェポン1)の実験はキャプテンアメリカに超人血清を注入した実験の名前
 マブカプシリーズではウルヴァリンの大技名として登場する。このSSではローラと一緒にしたからXXということで
231:
初春「!」
食蜂「!・・・・・・心が・・・読める!あのモードックとかいうのの心が見えるわぁ」
ローニン「どうやら奴の対テレパス用の装備も、今の攻撃で破壊されたようだな」
婚后「ということは・・・食蜂さんの能力が効きますのね」
佐天「食蜂さん!今までのうっぷんをばーっとやっちゃってください!」
食蜂「・・・ええ☆」ニッ
モードック「・・・ぐ・・・・・・うう・・・・・・おのれ・・・この俺様が・・・・・・AIMの首領たる俺様が・・・」グググ・・・
 ザッ
モードック「!」
食蜂「よくも私の『友達』にさんざんひどいことしてくれたわねぇ。そういう悪い人にはおしおきが必要なんだゾ☆」
モードック「なッ・・・何を・・・」
食蜂「大丈夫よぉ。ちょーっと今まで受けた痛みを頭の中で繰り返すだけよぉ。一万回くらいねぇ☆」
モードック「!?・・・ッ・・・・・・ン・・・・・・ンにゃァァァァァァァ!!!」
・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・
・・・・・
・・・
233:
 ・・・・・・・・・・
黒子「ふう・・・やっと解放されましたわ」
佐天「AIMの人達をまとめて逮捕とか、パワードスーツの後片付けとか、色々大変でしたねー」
初春「今でもアンチスキルとジャッジメントで後片付けを続けているんですよ。私達は功労賞として特別に早めに解放されたんですよ?」
黒子「それにしても婚后さんも湾内さんも泡浮さんも・・・ローラさんも大活躍でしたわね」
婚后「おーっほほほ、まああのくらいなんてことありませんわ。もっとも、皆さんのおかげでもありますが」
湾内「婚后さんのおっしゃる通りですわ」
泡浮「ジャッジメント、アンチスキルの協力あってこそですの」
ローラ「モードックやAIMは私達の元の世界へ護送するらしいわ。さすがにこちらの世界には置いておけないもの」
ローガン「まったく、ショクホウとやらのテレパス能力もそうとうのもんだな。モードックのやつ再起不能だぜ」
食蜂「当然よぉ☆私の洗脳力を甘く見るんじゃないゾ♪」
黒子「・・・この場に食蜂さんがおられることになるなんて、少し前までは想像もできませんでしたの」
佐天「まあまあ、もう友達なんですしいいじゃないですか」
食蜂「本当よぉ。白井ちゃんってばつめたいゾ」
黒子「あ、そのような意味では・・・」
食蜂「冗談よぉ☆それじゃあ私はこの辺でおいとまするわぁ♪派閥の子達も心配してるだろうしぃ」
婚后「またご一緒いたしましょうね」
湾内「お待ちしておりますわ」
泡浮「派閥の方々にもどうぞよろしくお伝えください」
ローラ「何かあったら呼びなさい」
初春「今度は一緒にお菓子でも食べましょ?」
佐天「ケーキ食べにいきましょ!ケーキ!」
黒子「お気をつけて」
ローガン「せいぜい能力を鍛えるんだな」
食蜂「はいはい☆じゃあねぇ?」
234:
婚后「さて、私もそろそろ・・・」
佐天「えーなんでですかー?御坂さん達も来ますよー?」
婚后「この後、ローラさんのお買いものにお付き合いするんですの」
湾内「コーディネートしてほしいとのことですわ」
泡浮「ローガンさんもぜひご一緒に」
ローガン「ほう、ローラの服選びか。面白い」
ローラ「っちょ・・・」
黒子「ではまた。お話でもいたしましょう」
初春「いつでも遊びましょうねー」
佐天「ローラさんのコーデ見せてくださいね!」
湾内「もちろん!」
泡浮「御坂さんにも見てもらいますわ!」
ローラ「ちょっ・・・なんかはずかしいじゃない」
婚后「いいえ、ローラさんは学園都市中に見せるべき美貌ですわ」
ローラ「っうう・・・」
ローガン「複雑だ」
236:
食蜂「・・・色々と・・・ありがとねぇ・・・ローニン」
ローニン「私よりも貢献したあの子達に礼を言うんだな」
食蜂「ちゃんと言ったわぁ・・・でも、あなたには特別に、ねぇ」
ローニン「・・・」
食蜂「・・・能力を使わなくても・・・人を信じることができるようになった・・・あの子達・・・自分にとって何ら利益になりもしないのに、あんなに頑張って・・・」
ローニン「・・・」
食蜂「あそこまでされちゃ、逆に心を読むことなんてできないわよぉ。あなたのもね」
ローニン「・・・その調子だ。人と心を通わすのに、心を読む必要などない」
食蜂「・・・」
ローニン「・・・では・・・・・・いずれ、また」ザッ
食蜂「・・・またねぇ☆」
初春「はァ?・・・婚后さん達も行っちゃいましたね」
佐天「何だか私達色々あったけど、他の所でも色々あったらしいよ。御坂さんも悪人2人と戦ってたっていうし」
黒子「そうですの。布束さんが誘拐されていて、お姉さまとスパイダーマンが救出されたそうですの」
初春「今はフェブリとジャーニーと何ごともなかったかのように元の生活に戻ってるそうですね」
佐天「これにて一件落着ってことだね」
237:
御坂「ヤッホー皆、お待たせー」
スパイディ「いやァ?まさかオクトパスとマックスが来るとはねェ?。今までのヴィランに比べりゃ楽だけどちょっと意表をつかれたよ」
黒子「おねェさまァァァ!」ガバッ
御坂「こらァ!」ビリビリ
黒子「ンニャアーーー!」ビリビリ
佐天「お約束!」
初春「お疲れ様ですお二人とも」
スパイディ「まったくだよ。せっかくのダラダラライフがまーたフイになっちゃった」
御坂「そんなこと言って・・・ホントはチヤホヤされる生活に戻りたかったんでしょ?」
スパイディ「Oh、バレた?」
初春「二人の記事みましたよー。ほら、『スパイダーデュオ結成!』、『初代とレディーのチームアップ!』とかニュースでいっぱいです」
黒子「ほら、これらを」
 『スパイダーマン復帰!初代とレディーのタッグにヴィランボコボコ!』
  『人質を助けて悪を倒す!我々のヒーローの復活!』
 『新旧スパイディの共演!学園都市よ、これがスパイダーマンだ!』
黒子「すっかりフィーバーですわね、お姉さまとスパイダーマンさん」
佐天「そりゃやっぱ引退した選手のカムバックってのは燃えますからねー」
初春「これからはダブルスパイダーマンとしてデビューですね!」
スパイディ「まるでアイドルだなあ」
御坂「あたしは当分お休みするわ・・・もうあんなの大変だしコリゴリよ」
佐天「えー!そんなー!」
初春「街の皆も御坂さんの活躍待ってますよー?」
御坂「うーん・・・」
黒子「まあ、毎日とはいわず、たまに登場するヒーローというのもオツなものではありませんの」
御坂「・・・そうね。たまにはいいかもね」
黒子「ッシャ」
スパイディ「そういやあジャッジメントの方も大変だったそうじゃない。何かあったの?」
黒子「まあ色々とありましてね・・・」
初春「大忙しでしたよ」
佐天「あたしも大活躍したんだから!」フンス
御坂「へー、一体何があったの?」
佐天「それはですねえ・・・」
 第二編『AvG』完
243:
 ―学園都市のとある場所・・・
・・・御坂がスパイディの代役を務め、スパイダーレディーとして活動するよりちょっと前・・・
一通「・・・・・・なンなンですかァこの集いは・・・」
上条「上条さんもサッパリ・・・」
浜面「俺を呼びだすとはよっぽどのことなんだろうなー」
一通「こりゃしょーもないことらしィなァ」
浜面「ちょっと!?」
土御門「悪いにゃー御三方。ちょいと面倒なことになっちまったぜよ。・・・いや、ちょいとどころかかなーりだが」
上条「またかよ!?ウルトロンにドーマムゥ、サノスにダークサイドとあれやこれやとやってきてまた何か来るっていうのか!?」
土御門「まあそういう事ぜよ。俺はその連中の襲撃に関して何もできなかったが、今回は事情が事情なもんでな。ステイルとねーちんはいくつか戦いに参加してたそうだが・・・」
ステイル「僕達はドーマムゥ、サノスとダークサイドの時も少し加わっただけだがね。おかげでキャプテンにお会いすることができたからよかったが」
神裂「私もスパイダーマンに直にお会いできて満足でした」
上条「不謹慎じゃないのか」
浜面「俺はどれにも関係してねーけどな!あれ?涙が頬を・・・?」ツー
一通「こちとらウルトロンの頃からレギュラーなンだが」
浜面「・・・」ツー
土御門「落ち込むな。俺もだにゃー」ツー
上条「あの・・・そろそろ本題に入りませんか?」
244:
土御門「・・・この前の『サノス/ダークサイド襲来事変』のことは知ってるな。あの事件で、複数の異次元世界とこの世界が融合しかけたということも知ってるだろう」
上条「ああ・・・」
一通「聞いてる分にはムチャクチャっつゥーかガキの考えた話みてーだがな」
土御門「あれがかなり面倒なことらしくてな・・・どういうことか簡単に説明するぜよ」ジャラジャラ・・・
上条「小石?地面に石を適当にまいてなんだってんだ?」
土御門「この石の一つ一つがそれぞれ異次元世界として例えてくれ。無作為に並べたこの石がそれぞれ独立した異次元ってことだ。そのうちの一つ・・・これを『この世界』とする」
浜面「・・・?」
土御門「そんで他に散らばってる石が別世界。そのうちの一つはスパイダーマン達の世界ってことぜよ。そしてまた別の石はこないだのバットマン達の世界、別の石は未知の異世界」
浜面「・・・?」
土御門「これら複数の異次元世界ってのは、本来決して交差することのないものらしい。俺も詳しくはないが聞いた話じゃあ互いの世界を認識すらできないはずらしい」
ステイル「だが、サノスのせいでそれが変わった・・・・・・この大きな石を、ダークサイドの世界『アポコリプス』とする。それを中心に他の石達が収束されようとしたんだ」
土御門「大きな石に他の石が吸い込まれるってとこだにゃー。だがそれも間一髪のところで防がれ、事なきを得たんだが・・・それぞれの世界がそれぞれを『認識』した」
浜面「・・・?」
土御門「スパイダーマンやバットマンの世界だけでなく、『まだ見ぬ未知の異世界の連中も、俺達の世界のことを知った』ってことぜよ。これが問題なんだ」
神裂「場所が特定されれば、向こうからこちらの世界に来る可能性は十分に高い。それは『こちら側にも同じこと』なのです」
浜面「・・・?」
ステイル「異世界を認識したことで互いに干渉できるようになったんだ」
土御門「認識してない未知の世界に行こうにも、その場所がわからなきゃあ行きようがないからな。広い広い砂漠で指輪を探そうにも場所がわからなきゃどうしようもないみたいなもんだ」
一通「・・・だが蜘蛛野郎はこっちに来たんだろ?何も関係もなかった頃によォ」
神裂「スパイダーマンがこちらの世界に来たのは偶然です。悪魔博士とやらの異次元間移動装置の誤作動で偶然こちらに来たそうです。途方もない確立とのことです」
上条「・・・つまりまとめると、別の異世界の連中がこっちに来るかもってことだな?」
土御門「まあ、それぞれの世界でもそれなりにすごい奴くらいだろうがな。異世界について認識できる奴は」
浜面「・・・・・・えっと」
245:
一通「ンなことで呼びだしやがったのか?そンなもン来た時に返り討ちにすりゃいいだけじゃァねェか。今までみたいによォ」
土御門「ところが、そうじゃないんだにゃー。今回は『逆』ぜよ」
上条「・・・逆?」
ステイル「とある魔術士が異世界へコンタクトをとった。正確に言うなら『悪魔召喚の儀式を行った』というとこかな」
上条「!・・・な・・・どういうことなんだそりゃあ・・・」
土御門「天使の力を召喚するような魔術とは全く別で、『未知の異次元世界の悪魔をこちらの世界に呼び寄せた』んだ。イギリス清教の者達がその魔術師を捕らえたものの・・・」
神裂「悪魔の召喚はすでに完了していたのです。それも2度・・・」
上条「2度!?つまり『2体の悪魔がこっちの世界に来たってことか!?」
ステイル「そういうことだ。今回はこちら側が原因・・・何としてでも始末をつけなければならない」
浜面「ちょいまて!悪魔召喚って・・・・・・ブッとびすぎじゃねえか話が」
一通「慣れろ」
土御門「召喚した魔術師ってのも未熟な奴だったらしく、悪魔を使役するどころか何もできなかったそうだ。1体召喚したが勝手に姿を消しちまったらしいぜよ」
ステイル「だからもう一度別の悪魔を召喚した。その二度目の召喚儀式の際に我々が魔術師を捕らえ、召喚された悪魔も保護した」
上条「なんだ・・・2体目の悪魔はイギリス清教が保護してるのか・・・」
土御門「だが依然、1体目の悪魔はどこにいるのか謎だ。おそらくはこの学園都市の近くにいる」
一通「なンで学園都市に来るんだよ毎回」
土御門「だからぜよ。毎回毎回異次元の連中が暴れるから色々とエネルギー的なもんが充満してるんだと」
浜面「・・・それじゃあ俺達を呼んだのは、その悪魔を探してとっちめろってことか」
土御門「そういうこと」
一通「ッチ、めんどくせェ・・・」
246:
上条「とりあえずはわかった。なんとかするよ」
ステイル「せいぜい気をつけるんだな。相手は異次元世界の悪魔だ。こちらの常識が通じない可能性が高い」
浜面「悪魔ってだけでもうすでにと思うが・・・」
一通「はいはい、そんじゃァ俺ァ帰るぜ。悪魔だろうがなんだろうが俺の能力にゃ勝てっこねェっての」スタスタ
上条「あ、おい一方通行!・・・行っちまった。俺も行くよ。じゃあな」タタタ
浜面「・・・はァー・・・なんかもうなんでもありになってきたなあ・・・俺も行くわ。アイテムの皆にも言わなきゃならねえし」
土御門「おっと、お前にはもう一つ話があるぜよ。とっても重大な話がな・・・・・・」
浜面「・・・?」
一通「――っつゥことでお前ら気をつけろ。知らない人に声かけられても無視しろ」
打止「はい!了解しましたってミサカはミサカは悪魔に気をつける!」
番外個体「それ聞いてたところでミサカ達じゃどうしようもないと思うだけど」
一通「とりあえず一人でどっか出歩くな。行きてェとこがありゃ俺がついてってやっからよォ」
番個「うわあ・・・キモイ」
打止「じゃあさっそく!ってミサカはミサカは挙手して言う」
一通「あァ?」
打止「ほらこれ見て!ウェブヘッドの新人が出てきたんだよってミサカはミサカはネットニュースをみせつける!」
一通「・・・『ニュースパイダーマン現る』?・・・マジかよ・・・」
打止「実はこれって・・・たぶんお姉さまだと思うのってミサカはミサカは名推理する」
一通「はァ?」
番個「載ってる写真を見ただけだけど、なんとなくそんな感じがするんだって。ミサカにゃイマイチわかんないけど上位個体はそうだって言い張ってさ」
打止「これを調べるためにも街へ出かけてお姉さまを探すのってミサカはミサカはうずうずする」
一通「・・・しょォがねェなァ・・・蜘蛛野郎の後を継ぐつもりなら徹底してるかどうか確かめなきゃなンねェからなァ」
番個「なにこの二人」
345:
 ―学園都市・・・アイテムのアジト
麦野「はァ??何だって浜面ぁ!」
浜面「ひいッ!殴らないで!」ビク
滝壺「むぎの、話を最後まで聞かずに殴るのはダメ」
絹旗「まったく、知り合いに呼ばれたからと超外出して帰ってくれば・・・『観光客を護衛する任務を任された』だなんて超意味不明ですよ」
フレンド「それって結局暗部の仕事とカンケイない訳でしょ?」
浜面「あ、ああ・・・だがほっとくわけにもいかなくてさ・・・アハハ」
麦野「なんで私らがそんなことしなくっちゃならないんだよ!」
浜面「そ・・・それがな・・・」
 ?回想・・・>>246の直後?
浜面「何だよ重大な話って・・・」
土御門「実はにゃー・・・こっちの世界に召喚された悪魔、2体のうち2体目の悪魔はイギリス清教が保護してるって言ったよな?」
浜面「ああ」
土御門「その悪魔なんだが・・・学園都市に来ることになった」
浜面「へー」
ステイル「さすがに教会で悪魔をかくまい続けるのは問題だからね。それに本人も学園都市に来たがってるらしい」
浜面「ほー」
神裂「しかしその悪魔は学園都市のことは何も知りません。さらに本人は『敵』がいると言っています」
浜面「ふーん」
土御門「で、その悪魔さんのガードマンっつうか、案内人としてお前に護衛してもらいたくってな」
浜面「おー」
土御門「ひいてはお前ら『アイテム』に、その悪魔と一緒に行動してもらいたいってことだぜい」
浜面「えー」
浜面「えェーーー!?」
247:
 ・・・次の日
打ち止め「あ!お姉さまー!ってミサカはミサカは手をブンブンふって自分の存在をみせつける!」
一方通行「おゥ」
御坂「あら、あんたたちいつも一緒ね」
一通「開口一番それかおィ」
打止「ねーねーお姉さま、ウェブヘッドの新バージョンが登場したの知ってる?ってミサカはミサカはマイブームを振ってみる」
御坂「ギク」
一通「こいつ昨日からコレばっかりだ。ニュー蜘蛛野郎に夢中でよォ。会いたくて会いたくてしょォーがねェーからこうやって街あるいてるってこった」
御坂「そ・・・そう・・・ねえ打ち止め、なんで新スパイディが気に入ったの?」
打止「だってウェブヘッドがもう一人なんてスゴイ!もちろん今までのウェブヘッドもすきだけど新しい方も応援したくなっちゃうってミサカはミサカは情熱を語る!」
御坂「あ・・・そう」
打止「あー新しいウェブヘッドに会いたいなー。会いたいなー」
御坂「ッ・・・」
一通「お前ェ昨日からズッとそれじゃねーか。マジでいいかげんにしろって。そうそう簡単に会えるもんじゃねーってのォ」
御坂「・・・」
打止「いやだー!会いたい会いたい会いたいのー!」ジタバタ
御坂「・・・・・・ちょ、ちょっと待ってて!アタシ・・・その・・・ニュースパイディも知り合いなの」
打止「エッ!?ってミサカはミサカは知らなかったテイでおどろいたフリをする!」
一通「ほォ??お前ェそっちとも知り合いなのかァ?」
御坂「ちょ、ちょっと待っててね!」ダッ
打止「ニヤ」
一通「あいつアホだな」
248:
スパイダーレディー(御坂)「とうっ!」バッ!
打止「ああっ!みて!壁にウェブヘッドが張り付いてるー!ってミサカはミサカは棒演技で言う」
一通「おィおィマジかァ?。ニュー蜘蛛野郎かよォ?・・・ククッ・・・」
レディー「君達だね。打ち止めと一方通行っていうのは。わた・・・僕はスパイダーマンの代役を務めてる・・・えっと・・・ああもうッ!スパイダーレディーよわたし!」
打止「スパイダーレディ!スゴイ!まるでお姉さまみたい!」
一通「おめェ女なのかァ?パッと見じゃあわかんねェなァ?・・・クッ」
レディー「そ、そうよ!なにかモンクある!?」
打止「ううん!女の人なのにスーパーヒーローなんてかっこいい!ってミサカはミサカはほめちぎる」
一通「あァ、イイ趣味してんぜェ。ところでよォ、超電磁砲はどこいったァ?」
レディー「う・・・あ、あのね、御坂美琴は急用ができたって行って帰っちゃった。彼女も色々忙しいのよ」
打止「あー、それは残念ってミサカはミサカはウソにつきあってあげる」
一通「おめェは蜘蛛野郎みてェにジョークいわねェのな。これじゃまるっきりパチモンだぜ」
レディー「そ、そんなことない。えっと・・・君って白いね。冬の妖精だったりするの?な?んて・・・アハハ」
一通「・・・」
打止「こりゃオリジナルウェブヘッドのほうがイケてるや。ってミサカはミサカはダメだしする」
249:
一通「おめェマジで蜘蛛野郎の代わりやる気あンのかァ?そンなンじゃァファンはなっとくしねェぞ?」
レディー「うっ・・・」
一通「蜘蛛野郎のジョークはもっと気が効いてて、思わずニヤリとしちまうようなもンだ。ちゃんと勉強してやりなおせ」
レディー「は・・・ハイ」
打止「さすが筋金入りのファンは厳しいってミサカはミサカはキャラの崩壊っぷりに冷や汗モノ」
禁書目録「あ!スパイディーだー!」タタタ
上条「おースパイディー」
レディー「ッ!ッゲ!?」
打止「あー、インデックスとカミジョー。ってミサカはミサカは手をふる」
一通「おゥ、こいつァ蜘蛛野郎じゃなくってルーキーの方の蜘蛛野郎だ」
禁書「ルーキー?・・・ああ!ニュースパイディのことだね!」
上条「ホントだ。ちゃんと見ると小柄で違うってのがわかるわ。アンタもあっちの世界の人なのか?」
レディー「うっ!・・・じっ、ジロジロみるな!」
上条「えっ」
禁書「とうま拒否されたッ!」
一通「こォ見えて一応コイツ女らしいからよォ」
上条「えっ」
打止「名前はスパイダーレディー!」
禁書「すごい!女の子のスターなんだよ!」
レディー「そ・・・そんなんじゃ・・・」
上条「すげーなー。女の子のスパイディか。がんばれよ!」
レディー「!」
上条「スパイディの代役ってのは色々大変だろうけど、俺はあんたも応援してるぜ。がんばれよ!」
レディー「・・・・・・とッ!当然よ!アタシはスパイダーレディー!学園都市を守るスーパーヒーローの一人よ!」
打止「あー、お姉さまがもう引くに引けない状況に・・・ってミサカはミサカはつぶやく」
250:
レディー「じゃあね!私がんばるから!」スタタタ
禁書「行っちゃった」
一通「ところで・・・おめェらそんなノンキに出歩いてていいのか?悪魔がどっかに潜ンでるンだろ?」
上条「鏡みろ」
打止「この人はミサカのわがままについてきてくれただけだよってミサカはミサカは弁護する」
上条「俺はあの話を聞いていてもたってもいられなくなってな・・・自分なりに探索しようと思ったんだが・・・インデックスまでついてくるって言い張ってな」
一通「おィおィあぶねェなァ」
禁書「大丈夫だよ!なんてったって私はウルトロンを倒すのに一役かったんだからね!」
打止「お姉さまと一緒に雷の魔法使ったんだよねってミサカはミサカは過去を振り返る」
上条「まあ何かあったとしても俺が守るしな」
一通「おーおー、立派な騎士様だなァ」
禁書「ねーねーとうまー、お腹すいたんだよ」グイグイ
上条「すげえ唐突だなおい」
禁書「腹が減っては戦はできないんだよ」
上条「はあ・・・あんまり食わないでくれよな?そんじゃあな一方通行、打ち止め。気をつけるんだぞ」
一通「そちらさンこそなァ」
打止「じゃあねーってミサカはミサカは手を振ったり」ブンブン
禁書「またねー」ブンブン
251:
 ―――夜・・・一方通行宅
一通「おい、飯くったンだから歯ァ磨いとけよ。寝る前になるとめンどくさくなっちまうからなァ」
打止「はーいってミサカはミサカは洗面所へダーッシュ」タタタ
番個「すっかりパパだねェ」ニヤニヤ
一通「追いだすぞコラ」
番個「やめてよここ追い出されたらミサカ行くあてないもん」
一通「黄泉川なりなんなりのとこ行け」
番個「上位個体にはアマアマなのにミサカにはつめたいのねー」
一通「っせェ。ンな違いねェよ。・・・コンビニ行ってくる。なンかいるもンあるか?」
番個「アナタと同じものを」
打止「プリンー!」
一通「ハイハイ・・・そンじゃおとなしく待ってろ。外には出るンじゃねェぞ」
 ・・・・・・・・・・
<アリヤトヤシター
一通「すっかり暗くなっちまったなァ。悪魔ってーのはやっぱ夜に活動するもンなのかねェ?」
一通「っま、かかってきたところでどーもなんねーけどな。むしろさっさとかかってきて問題解決してェ」
 バサァ
252:
一通「・・・・・・ン・・・・・・・・・?」
 「・・・」
一通「・・・・・・なンだァ・・・何もンかしらねェが・・・ビルの屋上からこっち見てやがる・・・・・・あれが悪魔さンとやらか?・・・」
 「・・・」
一通「おィ、なんか用か?・・・・・・降りてこい」
 バサァ!
 スタッ・・・
一通「・・・真っ赤なデケェマントに・・・黒いコスチュームと装飾・・・・・・なるほど、蜘蛛野郎みてェに異次元世界らしさ全開だな」
 「・・・」
一通「お前・・・悪魔か?」
 「違う」
一通「・・・じゃあなンだ?」
スポーン「俺は『SPAWN(スポーン)』だ・・・悪魔を追ってこちらに来た」
256:
>>252
スポーン:世紀末、日本での90年代のアメコミブームの終焉を飾ったダークヒーロー。デビューして早々人気爆発し、その名を轟かせたニューヒーロー
 本名はアル・シモンズ。元CIAの凄腕工作員だったが、魔界(地獄)の支配者『マレボルギア』が目をつけ、部下とするために策をめぐらせてアルの命を奪う
 マレボルギアはアルに、妻のいる地上に復活させる代わりに『地獄の将校・ヘルスポーン』となり、魔界の軍勢を率いる任を与えるという
 アルはスポーンになる契約をし地上に復活したものの、すでに5年の月日が流れた後で、妻ワンダはアルの親友テリーと再婚し、子供もできていた
 絶望したアルは彷徨い歩き、ホームレス達が暮らす町『ラットシティ』に流れつく。そこでアルは犯罪者を退治し、魔界からの尖兵を返り討ちにし、天界からの刺客と戦う
 様々な敵と戦ううちに町のホームレス達はアル(スポーン)を受け入れ、友人として、家族として、守護者と認めるようになり、アルの支えとなった
 アルはアル・シモンズではなくスポーンとして、ラットシティの人々を守るために戦い、地球意思、邪神といった強敵、そして魔界の支配者マレボルギアと戦うことになっていく
 スポーンとは個人名ではなく、『魔界の将校』としての名。過去にも多くのスポーンが存在し、神話の時代の『タイタンスポーン』や、『サムライスポーン』など種類も豊富
 中には日本の文化を意識したデザインの『MANGA スポーン』や、メカちっくな『サイバースポーン』、もちろんヒーローお約束の女性版スポーン『レディスポーン』などもいる
 能力は魔界の将校として魔界の軍勢を率いる資格の他、治癒能力やテレポートなどの魔法の類も扱える。また、アルは元々CIAの工作員だったため銃器の扱いも非常に長けている
 素顔は焼けただれているが、魔法で人間の姿にもなれるものの、白人の姿にしか変身できない。アルは元々は黒人のため、白人の姿にはなりたがらない
 初期のころは魔法を使用するのにもMPのような制限があったものの、後に無制限に使えるようになった。ほぼ万能に様々な魔法を扱うことができる
 また、纏っているコスチュームも武器となる。コスチュームそのものに意識があり、スポーン(アル)の花嫁となっている。互いにラブラブ
 スポーンの作品として『愛』が重大なテーマであり、『愛の前では善悪の基準はなんら意味を持たない』とのこと。Gガンダムの最終回みたいな感じなのか
 地球意思に触れて以降、アルは『魔界の将校』としての資格は失われ(その証であるメダルが外れ)、地球意思の代弁者となり、『アルマゲドン(世界の終わり)』を防いだ
 歴代スポーンの中でもアルはズバ抜けて才能がある。天界と魔界の調停者、地球の代弁者として在り、その存在こそが世界にとって重大なものと言われているほど
257:
>>256の続き
 スポーンを編み出したのはスパイダーマンなどのペンシラー(絵を描く人)として名を馳せ、『ヴェノム』などを生み出したとも言われるアーティストの『トッド・マクファーレン』
 コミックのキャラクターの権利が制作サイドの会社にあることに意義をとなえ、賛同したアーティストらと共に『IMAGEコミック』という新たな会社を立ち上げた
 そして『スポーン』の大ヒットによって、イメージコミックは設立間もないのに、MARVEL、DCの二強状態のアメコミ業界でアッと言う間に3番手にまで上り詰めた
 さらにマクファーレンは自分の納得のいくフィギュアがほしいという理由から『マクファーレン・トイズ』というおもちゃ会社まで立ち上げ、スポーンのフィギュアを制作
 こだわりぬいた高いクオリティのフィギュアは、それまで『子供のおもちゃ』でしかなかったアメコミフィギュアを『大人も楽しめるおもちゃ』にのしあげた
 シリーズも多く、たくさんのフィギュアが制作され、日本でも『おしゃれな店にはスポーンのフィギュアがある』とまで言われていたとか。一種のブランドとも言われるほどだったらしい
 また、実写映画も制作されている。当時はまだCG技術が発展途上の段階だったものの、スポーンのマントなどのコスチュームをダイナミックに描いている
 実は続編、もしくはリブート(リメイク)して新たに映画を制作しているとの話もある。新作が公開されればまたスポーン人気が再熱するかも
 ちなみに設定的にMARVELを代表するダークヒーロー、『ゴーストライダー』ととても似ているが、どちらの映画でも吹替えを担当しているのは大塚明夫さん
 コミックは『魔界の支配者マレボルギアとの決戦』というもはや最終回といえる話が終わり、キレイに終わった・・・・・・終われるはずだったのだが・・・
 現在も連載は続いており、後付け設定で『アルは過去、妻に暴力を振るうDV夫だった』という話もでてきてるとか・・・
 ちなみにそのマレボルギアとの決戦を簡単に説明すると、『アルマゲドン』を引き起こそうとしたマレボルギアとスポーンの最後の戦うことになる
 苦戦するスポーンだったがライバルでもあり仲間でもある天使アンジェラの言葉をきっかけにマレボルギアを倒す
 魔界の住人達は『新たな支配者の誕生だ!』と騒ぎ、天界の者達は『世界を救った功績として天界に招待する』とたたえる。が、スポーンは魔界にも天界にも興味はなかった
 スポーンは、ラットシティの人々の所に戻り、町の王として、守護者として、家族として町を見守ることにしたのだった・・・・・・という感じ
 ここでキレイに終われたのに・・・という意見も多いとのこと
 余談だが、『トライガン』や『血界戦線』などの作者で大のアメコミファンである内藤泰宏もスポーンのファンらしい。
 『トライガン』の主人公、『ヴァッシュ・ザ・スタンピード』のある1場面で、スポーンのようにマントがバサバサしている場面がある。これは本人も『やりすぎたw』とコメントしている
262:
一通「・・・何か間の抜けた名前だなァ・・・・・・悪魔を追ってきただとォ?」
スポーン「ある日・・・俺の町に黒い悪魔が現れた。ヤツは第八階層の主、マレボルギアを倒したこの俺を倒すために別世界から来た悪魔だと言った」
一通「・・・意味のわからねェ単語があるが、とにかく別世界のヤツがてめェをぶちのめして名をあげようとしたってトコか」
スポーン「無論、返り討ちにしてやったが、ヤツはこの世界へと落ち延びた。というより、この世界の者が悪魔召喚の儀式を執り行っていたのに乗じてこちらに流れこんだらしい」
一通「なるほど」
スポーン「そいつを追って俺もこの世界に来た。異次元間の移動はあまり得意ではないがな」
一通「単独で異次元移動ってことはテメェがとンでもねェって証拠だなァ。で、その悪魔ってのはどンなヤツだ?」
スポーン「それは――」
 VOOOOOOOOOOMMM!
一通「!」
スポーン「・・・いたぞ。ヤツだ」
一通「なンじゃあ・・・ありゃあ」
ブラックハート「FUHAHAHAHAHA!来たかスポーンよ!この私を追ってくるか!いいだろう・・・貴様を倒し、その力を得て魔界の玉座に座るのはこのブラックハートなり!」
263:
>>262
第八階層の主?:スポーンの宿敵、マレボルギアのこと
ブラックハート:主にゴーストライダーの宿敵として登場するヴィラン。MARVELの魔界(地獄)の王、メフィストの息子。つまり魔界の王子。アシュラマンではない
 メフィストの座にとって代わろうと画策するも失敗して追放され、ライダー達に『メフィストを倒すために協力しよう』と持ちかけるも断られ、戦うことに
 ウルヴァリン、パニッシャーとライダーの3人を相手にして戦ったり、ソーとも互角に渡り合うほど強いパワーを持つ。催眠術や魔法の類も使える
 さらには瞬間移動や衝撃波も操れ、炎も操る。人間の姿にも変身できる。格ゲーの『マブカプシリーズ』にも登場していて日本での知名度も比較的高い
 ゲームではスピードが無い分パワーがあるタイプ。ちなみに『ブラックハートがいるのに、主役のゴーストライダーがいない』という状態が続いていたが、UMVC3にて逆転した
 映画版『ゴーストライダー』の1作目にも登場。部下をつれてライダー(ジョニー・ブレイズ)を狙っていた。が、部下はライダーの圧倒的パワーになすすべなくコテンパンに
 本人は数多くの魂を吸収してパワーアップしてライダーと戦ったものの、『魂さえあれば問答無用で再起不能にする技、贖罪の眼(ペナンスステア)』で敗北した
 しかも最初から最後まで人間の姿のままで、ゲームやコミックのような姿にならなかったためファンは落胆したとか
265:
一通「あれがてめェの追ってる悪魔ってか?」
スポーン「ああ。手強いぞ」
一通「ッヘ、俺もさァ」
ブラックハート「フフフ・・・『ラットシティ』で貴様と対峙している時、この世界が召喚の門を開いたのを感じ・・・こちらに召喚『されてやった』が・・・こちらの世界もなかなか面白いみたいだ」
スポーン「黙れ。貴様をこれ以上野放しにはしない。ここで決着をつける」
 KLSSSSSSKKKKKKKKKK!
一通「!?(スッポン野郎の身体に纏わりついてる鎖が・・・勝手に動いた!?)
 KRAK!
ブラックハート「グヌ!?」
 KRAK! KRAK! KRAK! KRAK! KRAK!
ブラックハート「うぐっ!グアッ!」
 バサァ!
 ガシィ
スポーン「貴様程度が、俺に勝てると思ったか・・・」
ブラックハート「・・・フフフ・・・・・・やるな・・・元人間とは思えん・・・歴代のスポーンでもズバ抜けて優秀な男・・・やはり興味深い・・・だがな、人間あがり程度がこのブラックハートに――」
 SMASH!
ブラックハート「!?ARGH!」
 SLASH! SMACK!
ブラックハート「GHHH・・・ッグ・・・・・・な・・・貴様・・・」
 SMASH!
スポーン「誰が人間あがりだと・・・もう一度言ってみろ!」
266:
>>265
纏わりついてる鎖が?:スポーンの武器の一つとして、鎖を扱う。全身に巻き付いた鎖が動いて相手を攻撃する
 設定的に似ているゴーストライダーも鎖を武器としている
268:
一通「強ェ・・・あのスッポン野郎・・・一方的にボコボコにしてるじゃァねェか・・・」
 VOOOOOOMMM!
一通「!?」
スポーン「GHHH!」
ブラックハート「やってくれるな・・・だが・・・このブラックハートは魔界の王となる者!貴様らとは格が違う!」VVVAAAAA!
一通「ンなッ!?魔法の衝撃波かァ!?」
スポーン「っぐ・・・」
ブラックハート「フフフ・・・こちらの世界にも魔法があるらしいな・・・・・・こちらの世界の魔術も吸収し、貴様の力を奪ってみせようぞ!」
 MMMMMMMOOOOOOOOO・・・・・・
スポーン「!?・・・何だ・・・・・・影が広がって・・・」
 ザザザザザザザザザザ
一通「はァ?・・・影から人が現れた・・・っつゥか・・・山ほどの・・・忍者ァ!?」
ブラックハート「私の世界にいる戦闘集団だ。我が催眠術で支配下においた。貴様等の相手をするのはこ奴ら『ザ・ハンド』だ!」
忍者「戦う 今」
忍者「それら 始末する」
269:
>>268
ザ・ハンド:MARVEL世界の日本を拠点とする凄腕戦闘集団。NINJAで構成されており、その構成人数は測定不能(無限)
 首領は代替わりしており、初代はマツオ・ツラヤバ。すごい名前だがふざけてるのではない。他にエレクトラやデアデビルも首領にされたことがある(裏事情あり)
 組織として悪魔を崇拝しており、蘇生秘術も行うことができる。また、喋り方が日本語だが何かおかしい
276:
一通「忍者ァ?」
ブラックハート「フハハハハ!貴様らの相手には丁度いいだろう」
忍者「戦う 今!」
スポーン「うせろ」SKASH!
一通「おォ・・・頭から真っ二つにしやがった・・・えげつないねェ」
忍者「油断」
 カン
忍者「!?」サクゥ
一通「お?・・・あァ・・・俺に手裏剣なり刀なり向けても無駄だぞ。そっくりそのまま返るからなァ」
スポーン「ほう・・・面白いパワーだ」
一通「てめェも大概だろ」
ブラックハート「フフフ・・・今はまだ・・・こちらの世界の魔術とやらに関することを調べることとしよう・・・・・・せいぜい『ハンド』の連中と泥試合でもしていろ」シュン
一通「おィスッポン野郎、こっちの忍者どもは俺に任せなァ」
スポーン「なら、俺はこっち半分を始末しよう」
一通「あァ・・・そういやァこいつらヤっちまっていいのかァ?一応は俺の世界の者じゃァねェからその辺気にしとくべきかと思ってよォ」
スポーン「気にすることはない。『この世界とは別世界の者の魂は消えずに元の世界に戻る』ように魔法をかけておいた」
一通「はァ?」
スポーン「つまりこいつらの頭を八等分にしたとしても、元の世界に戻るだけで、死ぬということではない。だから遠慮せずに八つ裂きにしろ」
一通「・・・・・・そんなことできンなら全部簡単に解決できンじゃねェの?」
スポーン「それはそれ、これはこれ」
277:
一通「・・・まァ、ムッチャクチャなのは今にはじまったことじゃねェかァ」
忍者「斬る 今!」
忍者「始末 今!」
一通「あァ、適当にかかってきてくれやァ」カン カン
忍者「!?」ズバ
忍者「!?」ザクッ
スポーン「NINJAには文明というものを教えてやろう」ジャキン
忍者「!」
スポーン「貴様らで言う、テッポウというものだ。弾と弾数は段違いだがな」
 BBBBBBBBRRRRRRRRRRRPPPPPPPPPPPPTTTTTTTTTTT!
忍者「ウギャ!」 忍者「ッガ!」 忍者「ギャア!」
スポーン「ほらほら、走れ走れ」BLAM!BLAMM!BLAMMM!
一通「・・・ガトリングガン・・・魔法とか使うクセになンであンなもん使うんだよ・・・」
スポーン「他のも味見してみるか?」ZZZZZMMMMMMMMM・・・・・・
一通「・・・あ、あン!?今度はマントが生き物みてェに・・・」
忍者「!?グアッ!・・・」
忍者「は・・・はなせ!今!」
スポーン「ならこうだ」
 SLASH! SKIT!
忍者「ベ」
忍者「ガ」
一通「・・・刃物みてェに鋭くなって切り裂きやがった・・・・・・銃だの魔法だのヘンなマントだの・・・こいつマジでなにもンだ」
278:
>>277
ガトリングガン?:スポーンの武器の一種として銃器も扱う。魔法で取り出したりする。ゴツくてデカイ銃を両手に持ってブっぱなす姿はカッコイイ
マントが生き物?:スポーンのマントは意思で動き、相手を締めあげたり切り裂いたりする。また、グライダーのように空を飛ぶことも可能
 さらには形を変えてスポーンを包みこんだり、万能な武器として扱える
279:
忍者「それらは手強い!」
忍者「それらは恐ろしい!」
スポーン「逃がすものか」SKLIT
忍者「!?」
スポーン「驚いたか?これはマントを斧、『アゴニー』に変形させたものだ。俺の手で直々に貴様達をかち割ってやる」
 SLIKT! SRIKT! SLAAAASH!
一通「・・・あの野郎ォ・・・なンでもありじゃァねェか」
スポーン「終わったぞ。そっちはどうだ」
一通「ン?・・・あァ」
忍者「」
忍者「」
一通「・・・いつの間にか終わってたわ。忍者集団は全滅ですねェ」
スポーン「ブラックハートは」
一通「あ・・・いつの間にか消えてやがる・・・・・・ッチ」
スポーン「・・・お前の名は?」
一通「一方通行」
スポーン「アクセラレータ、お前に家族はいるか?」
一通「はァ?」
スポーン「お前の家族を割り出し、狙う可能性もある」
一通「!!!」
280:
>>279
マントを斧?:スポーンのマントは斧にもなっちゃう。マント全体が収束して『アゴニー』という斧に変形する
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