友「くすぐりフェチ推進委員会?」back

友「くすぐりフェチ推進委員会?」


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1:
友「何なの、そのふざけた名前のものは……」
女「名前の通り、『くすぐり』というフェティシズムをもっと世に浸透させるべく創られた組織だ」フンス
友「そうゆうことを訊いているんじゃなくて」
女「ちなみに、私が創った」ドヤァ
友「あんたかい」
女「現在、メンバーは一人。どうだ友、入らないか?」
友「入らない」
女「即答しないでくれ」シュン
元スレ
SS深夜VIP
友「くすぐりフェチ推進委員会?」
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2:
女「まぁまぁ、少しは私の話を聞いてくれ」
友「別に、私はそんなものに興味は……」
女「『くすぐり』とは、指や道具を用いて皮膚表面を刺激、『くすぐったい』という感覚を与えて笑わせる行為のことだが」ペラペラ
友「お願い、少しは私の話を聞いて」
女「エロいと思わないか?」ズイッ
友「別に」
女「な、何だと……!!?」ガーン
友「そんな、世界の終わりみたいな顔されても」
女「君には分からないというのか……!? 肌に駆け姦る指の感触ッ! 苦しくも甘い、くすぐったさという不思議な感覚ッ! 楽しくもないのに笑わされてしまう甘美なる屈辱ッ! その逆も然りだッ!!」
友「そんなこと言われても……」
女「先人たちの発想は偉大だ。『あけおめこちょよろ』、『Tickle or Treat』、『メリークスグリマス』。全てはくすぐりに対して並々ならぬ愛があるからこそ生み出された言葉だ」ウンウン
友「お願い、私と会話して」
3:
女「……仕方ない。私がじっくり講義してあげよう」ジリッ
友「な、何なの……っ。来ないでよ……」タジッ
女「おっ? 段々良い表情になって来たじゃないか、ぐへへへへ」ジリジリッ
友「どうして貴女はそんなにキャラクターがブレるの。良いから向こう行――」
女「問答無用ぉおおぉぉッ!!」ガバッ
友「ひ……!? きゃ――」
ドッシーンッ!
友「痛……っ。貴女って人は本当に……っ!」
女「さて、くすぐりと拘束、これらは切っても切れない関係な訳だが」テキパキ
友「えっ、ちょ……っ!? あ、貴女、いつの間にロープなんて」ギシッ
女「I字拘束やM字拘束、器具やマシンを用いるなどなど、単に拘束と言ってもその種類は膨大。更には『動いたらお仕置きだよ』なんていう精神的な拘束も加えればまさにアイディアの数だけ存在するとも言える」テキパキギュッギュッ
友「い、いい加減に……っ! あ……っ!?」グイッ
女「しかし、今回はロープでベッドに大の字拘束という、最もオーソドックスなものでいかせて貰おう」カンセイ
4:
女「さて、拘束が終わり、すぐにでも友の全身をくすぐり姦したい所ではあるのだが」スッ
友「ひっ……!? 嫌……!」ビクッ
女「それは少々勿体無い。こうやって指をこちょこちょさせている様子を見つめさせて、相手の想像を掻き立てるのだって有りだ」コチョコチョウネウネ
友「や、止めてよ……! そんなもの、見せないで……っ!?」
女「如何だろうか。普段はクールな友も、くすぐりを前にしてしまえばただの美少女。童顔なことと、胸がちょっと小さいことがお悩みの、黒髪ロングの制服姿の女の子だ」ボイン
友「ちょっと、頭が冷えた」イラッ
女「…………」コチョコチョ
友「……っ! く……」
5:
女「ほぉらほら、こちょこちょこちょこちょ。どこをくすぐろうかなぁ? 脇の下? お腹? 足の裏? なぁ、友。友はどこが良い?」コチョコチョコチョコチョ
友「ど、どこも嫌に決まってるでしょ……!」
女「そうかそうか。それじゃ、最初は私が決めてあげよう」ウネウネウネウネ
友「それなら、早く……。指、退けてよ……っ!」
女「よし、最初は足の裏だ」スッ
友「……っ」
友(く、来る……!?)ギューッ
女「そんな素直な友が、私は好きだよ」コチョコチョコチョコチョッ
友「いなぁっ!!? お、おにゃかあぁぁっはははははははははははははははっ!!?」ビックゥッ
女「相手の意表をつくのも、私は嫌いじゃないぞ」コチョコチョコチョコチョッ
友「あぁっははははははははははははっ!! 止め、やめぇえぇっへへへへへへへへへへへへへへへっ!!」ビクビクッ
6:
女「さて、普段はクールな友が、顔を真っ赤にして可愛らしく笑い悶えているが。次の講義だ」コチョコチョコチョコチョッ
友「い、いい加減にぃいぃっひひひひひひひひひひひっ! いひゃっ!? あぁっひゃっははははははははははははははははっ!!」
女「くすぐりというものは奥が深い。各人が持つ趣向によって、ありとあらゆる方向に細分化される」コチョコチョコチョ コチョコチョコチョ
友「しゃ、喋りながらぁあっぁっはははははははははは!! く、くしゅぐるなぁあぁぁぁぁっ!!?」
女「まずは性別だ。女性が男性にくすぐられるものを好む人も居れば、男性が女性にくすぐられるものを好む人だっている。機械や触手、他の生き物など、人外にくすぐられるものだってある」サワサワサワッ クシュクシュクシュゥ
友「あひゅぅっ!!? おへそっ!? やらっ!! へ、変にぃいぃっひひひひひひひひひひひひっ!!?」
女「全てがそうとは限らないが、男性のmale、女性のfemaleなどを使って、M/Fなどという表し方も存在する。スラッシュの左がくすぐる側で、右がくすぐられる側。M/Fは男性がくすぐり、女性がくすぐられるということだ」カリッ カリカリカリカリッ
友「きひぃいぃっひひひひひひ!!? ひ、引っ掻いちゃ、ぃやぁあぁぁっはははははははははははははははっ!!!」
女「私と友のこれは、F/Fという訳だな」キラン
7:
女「強弱だって好みに大きく左右される。例えば、優ぁしく」スリスリスリ サワサワサワァ
友「ひっ!? ぁ……、く、ふふふ……っ! いや、ぞくぞく、してぇ……!?」ゾクゾクゾク
女「例えば、激しく」グニュグニュグニュッ グニグニグニグニッ
友「いぎぃいぃッ!!? いぎゃぁあぁぁっはははははははははひゃひゃひゃひゃッ!!? やぇッ!! お腹、揉まなッ!!? あがッ!? ぁ゛あ゛ぁあぁぁっははははははははははははははははははははは!!!」ビクッ ビクビクビクッ!
女「そのくすぐりが、プレイなのか、じゃれ合いなのか、はたまた拷問なのか。くすぐりとは愛撫の一種なのか、リョナの一種なのか。各人が持つ目的やイメージに応じて、強弱も随分変わるだろう」サワサワッ コショコショコショ...
友「んふぅっ! っ、くふふふふ……っ! じゃ、じゃぁ、これは、何だって言うの……っ!」ピクッ ピクッ
女「講義だ」キッパリ
友(意味が分からない)
8:
女「そして、とても大切なのが、くすぐる場所だ」コチョコチョ クリクリクリッ
友「あくぅっ!? お、お腹っ!? つ、強くしなぁっははははははははははっ!!? くひっ、ひぁあぁっははははははははは!!!」
女「今はこうしてお腹をくすぐっているが、人体なんてくすぐる部分は沢山ある。例えば、脇の下」コチョコチョコチョコチョッ
友「いひぃっ!!? そこひゃらっ!!? くしゅぐっひゃぁあぁぁっはははははははははははははははははははははっ!!!」ビクッ ビクッ
女「首筋」スリスリスリ サワサワサワ
友「んくぅっ!? 嫌……っ! 止めてよぉ……っ」ピクピクッ
女「ちっちゃい胸」コチョコチョコチョ コチョコチョコチョコチョ
友「貴女、時々喧嘩をぉ……っ! くふっ、ふふふふ……!? や、止め、変に……! ひゃ、ぁあぁぁ……っ!?」ゾクゾクッ
女「細い腰」カリカリッ カリカリカリカリッ
友「いきゃぁっ!? きゃあぁっはははははははははははははっ!! いきなり、そんなぁあぁぁっはははははははははははっ!!」ジタバタ
女「太もも」サワサワ コショコショコショコショォ
友「ひ……ッ!? 嫌ぁっはははは……!? そんな、えっちな、ひゃぁあぁ……っ!!?」ゾワゾワ
9:
女「そして、足の裏」コチョコチョコチョ コチョコチョコチョコチョッ
友「――ッ!!?」ビックゥウゥ
女「こちょこちょこちょ、っと」
友「ぃやぁ゛あ゛ぁあぁぁぁぁっはははははははははははははっ、ぁあぁぁっははははははははははははははははははははははッ!!? だめ、だめぇえぇぇぁぁあぁぁっははははははははははははははははははははははははははは!!!」ビクビクビクッッ!!
女「うぉっ!?」ビクッ
友「は……ッ! はぁ、ぁ……っ!!」グッタリ
女「…………」ジッ
友「ぜぇ……、はぁ……っ! けほっ、こほっ……」
女「……友」
女「エロい」グッ
友「いつか……っ、殺す……」
女「私を殺すなら、くすぐりで殺してくれ。本望だ」
10:
女「他にも、筆や羽根などの道具を使ったり、ローションで滑りを良くしたり、もっと大勢で全身を同時にくすぐり姦してみたり。現実ではあり得ない催眠術や超能力、魔法やら魔物やら機械やらと語れることは沢山あるのだが」
友「……っ」ゾクッ
女「どれもこれも、今は準備がない。そこら辺は次回に回すとしよう」
友「次回なんて、絶対にないから……っ」ホッ
11:
女「さて、私の講義は終わりだ」スルスルスルッ
友「そ、そう言って、どうして私のソックスを脱がせるの……っ!」
女「次は、実践だ」ニッコリ
友「じ、実践って……っ!? あ、あんなに私のことくすぐっておいて……!!」
女「なんの。あんなのはくすぐった内に入らないさ」ハハハハ
女「足の裏、弱いんだろう?」ニヤ
友「っ」ビクッ
女「あれだけ可愛い反応をしておきながら、隠し切れるとでも思っているのか?」ニヤニヤ
友「…………」カァ
女「別に嘘を付いても良いぞ? 『へぇ、弱くないんだ〜。それじゃ、くすぐられても我慢出来るよね〜(棒)』的シチュエーションも嫌いじゃない」ニヤニヤニヤ
友「…………」マッカッカ
女「ぁー、くすぐりたいなぁ。友の敏感な足の裏、こちょこちょしたいなぁー」ウネウネ
友「……っ!」ビクッ
12:
友「……い」ボソッ
女「んー? 何だ?」
友「……弱い、から」ウルッ
女「んんんんー? 弱いから? 弱いから何だと言うんだ?」
友「……足の裏、弱いから……。お願い、もう、くすぐらないで……」ジワッ
女「っ」ゾクゾクッ
友「お願いだから、女ぁ……っ。もぉ、止め――」
――コチョコチョコチョコチョコチョコチョッッ コチョコチョコチョコチョコチョコチョッ
カリカリカリッ ガリガリガリガリガリガリッ コチョコチョコチョ
サワサワサワ サワサワサワ コショコショコショコショォ ガリガリガリッ
コチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョッッッ
友「ぃ゛……ッ!!? ぃ゛やぁあ゛ぁぁぁぁっははははははははははははははははははははは!!! ぁ、ぁ゛あぁ゛あぁぁぁぁっはははははははははははははははははははははははははははははははッ!!!?」
13:
女「いやぁ、この為にSやってるようなもんだ。本当に」コチョコチョコチョコチョ コチョコチョコチョコチョ
友「おねがいぃ゛いぃぃひひひひひひゃひゃひゃぁあぁぁっははははははははははははははははッ!!? やめてやぇてやめへぇえぇぇぇえぇぇぇっへへへへへへへへへへへへへへへ!!?」
女「たーくさん、くすぐったくしてあげるからなぁっ」カリカリカリッ コチョコチョコチョコチョ
友「いやぁ゛あぁぁぁ!! あひッ!!? あしがぁあぁぁ!! こわれ、こわれひゃぁあぁぁぁぁっはははははははははははははははははははははははははははははははッ!!!」
女「指の付け根は効くだろう? 爪でかりかりされたら堪らないよなぁ?」カリカリカリッ ガリガリガリガリガリッ
友「ぁあぁ゛っはははははははははははははははははは!!! らめ、死んじゃ、しんじゃうよぉおぉぉぁぁあっははははははははははははははははははははは!!!」
女「足の甲をさわさわされるのはどうだ? また違ったくすぐったさも良いものだろう?」サワサワサワ コショコショコショコショ
友「ひゃうぅうぅッ!!? くひっ!? やぁっ、ぞくぞく、しへぇ……ッ!! あひっ、ぁあぁっはははははははははっ!!?」
女「やっぱり一番は土踏まずか? ほぉら、こちょこちょこちょ、こちょこちょこちょっ」コチョコチョコチョ コチョコチョコチョコチョ
友「いやらいひゃらぁあ゛ぁ゛ぁっははははははははははははははひゃひゃひゃひゃひゃッ!!! ぁ゛、あ゛あぁぁぁあぁぁぁっはははははははははははははははははッッ!!!!」
14:
女「…………」コチョコチョコチョコチョ
友「あぁあぁぁっはははははははははははっはははははははははははは!!!」
女「…………」イッシンフラン コチョコチョコチョコチョ
友「ひゃふぅうぅっ!!? そぇっ!? ひゃぁあぁぁん!! ぁはっ、ぁあぁっひゃははははっ!!?」
女「……本当に、可愛いな。友……」ボソッ
友「ひゃひぃっ!!? あ、あなた、今、なにをぉおぉっほほほほほほほほほほほほほほほほほほほほっ!!」
女「い、いやっ。何でもないっ」カリカリカリカリカリッ!
友「ぃあ゛ぁあぁぁっ!!? つよ゛くしにゃ゛あぁあ゛ぁぁぁっはははははははははははははははははははははははははは!!!!」
――――
――
友「はひ……ッ、ひ……!? いひ、ひひゃ……っ!!」ビクン ビクン
女「……ぁー」
友「おぇ、がひ……。もぉ、くしゅぐら、にゃひ……っ!?」ビクン ビクン
女「ヤり過ぎた」
15:
女「まったく、ロープもこんなに固くなってしまって……っ」グググッ
友「…………」
女「ほら、解けたぞ。……って、気絶しているか」シュルッ
友「…………」
女「…………」ジッ
友「…………」
女「…………」ジーッ
チュッ
女「……っ」カァ
友「…………」
女「……わ、私は何を」マッカッカ
女「か、帰――」
――ギュッ
16:
女「…………」ボーゼン
友「……逃げないで」ギューッ
女「起きて、いたのか」
友「……最初っから、ぼうっとしていただけ」
友「さっきのは、何のつもり?」
女「ぇ、ぁ……」カァ
友「…………」ジー
女「……分からない」
友「……そう」グイッ
女「っ、と……っ?」フラッ
ドサッ
友「…………」オシタオシ
女「…………」オシタオサレ
17:
友「凄く、くすぐったかった」
女「だろうな」
友「今も何だか足がそわそわするし、恥ずかしいし、悔しいし」
女「それがまた、快感だろう?」
友「それは、分からない」
女「そうか」シュン
シュルッ
女「あ、手……」グッ
友「……だから」
友「今度は、逆を試してみようか」
女「……っ」カァ
友「あれ、嫌?」ニヤ
女「……いや」
女「望む所だ」ニッ
18:
 この日を境に、私は二つのことに目覚めた。
 一つは、くすぐり。
 弱点は足の裏。されるより、する方がちょっとだけ好き。
 もう一つは、私を目覚めさせた馬鹿のこと。
 私より胸が大きくって、憎たらしくて、可愛い馬鹿のこと。
 あれから毎日、私たちはくすぐり合って過ごしている。
 二人っきりの委員会は、まだまだ続く。
 くすぐりフェチ推進委員会 副委員長 友
友「くすぐりフェチ推進委員会?」
おしまい。
19:
 後悔はありません。
 今年も笑いに満ち溢れた一年でありますように。
21:
素晴らしい
23:
素晴らしかった 乙
しかし投稿が早過ぎてレスする間もないwww
25:
まるで雷のようにすぎたな
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