死ぬ程洒落にならない怖い話を集めてみない?『青い袴の人、七五三』『カーナビ』『ヒダル神』他・・・back

死ぬ程洒落にならない怖い話を集めてみない?『青い袴の人、七五三』『カーナビ』『ヒダル神』他・・・


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貴方が聞いた・体験した怖い話や、2ちゃんの色んなスレから拾ってきた死ぬ程洒落にならない怖い話を集めてみませんか?
53:本当にあった怖い
住所不明
この前コンビニのコピー機に免許が忘れてあったんです。
で近くだったら届けてあげようとおもって、住所を見たんです。
で、その住所が自分の住んでいるマンションの住所だったんです。
じゃあ届けられるね、っておもったんですが、その部屋番号は存在しないんです。
何回見ても、グーグルマップで検索してもやっぱり自分の住んでいるマンションなんです。
部屋番号だけがないんです。
怖くなって交番じゃなくて、コンビニの店員さんに渡したんですがどうなったんでしょう。
あの写真の人は誰なんでしょう。
54:本当にあった怖い
>>53
地味にこわい
56:本当にあった怖い
お歯黒の女
ついこの間の話。
夜、会社帰りで自宅近くの信号が青になるのを待っていた時なんだけど、
信号待ちの先客に若い女の子が一人いた。
夜で暗かったので多少の色の違いはあるかもしれないけれど、
上は黒っぽい色の薄手のパーカー、下はカーキ色?の短パン(カボチャパンツみたいな形のやつ)、
さらに蛍光紫?のストッキングで靴が赤いハイヒールだった。
なんか色がごちゃごちゃしてるなーと思って眺めてた。
その日は朝から雨が降っていて、私もその子も傘をさしてた。
その子の傘は黒地に銀色で星座がプリントしてあった(関係ないが、私の傘は透明ビニール)
厨二病が疼く傘だなーと思いつつ、今度は傘を眺めていたら、視線に気付いたのか女の子がこちらを見た。
茶髪のボブで、化粧はギャル風だった。失礼ながらつけまつげが多過ぎてちょっと似合ってなかった。
視線ががっちり合ってしまったので軽くぺこっとしたら、女の子は無表情でこちらをじっと見つめ返して来た。
「じろじろ見てんじゃねーよ」とか思われてるのかな…と不安になっていたら、前触れもなく女の子がにっと笑った。
一瞬、歯がないように見えたが、お歯黒してた。
ぎょっとしていたら、女の子が歯をむき出しにしたまま前を見た。
つられて正面を向いたら信号が青になっていて、すぐにまた女の子の方を向いたら女の子はいなくなっていた。
見晴らしのいい場所なので、まさかあんな一瞬で遠くまで移動できたとも思えず、
ハイヒールだったのに物音一つ立てずに素早く移動したというのも解せなかった。
なんとなくこのまま道路を横断する事を躊躇って、私は信号を一つ見送ってから次の青信号でそこを渡った。
少し歩いて自宅に着き、鍵を開けてドアを開くと、玄関にさっきの女の子のハイヒールと傘があった。
ん?と混乱して、状況がよく理解できないまま室内に上がってみたけれど、誰もどこにもいなかったし、
窓なんかの人が侵入できそうな所はどこも鍵がしまっていた。
おかしいなと思って玄関に戻ったら、靴も傘もなくなっていた。
帰宅時に玄関は鍵がしまっていたし、誰かの悪戯ってことはないと思う。
疲れて見た幻覚だったのかも…でもあんなにはっきりした幻覚を見てしまったのが怖い。
81:本当にあった怖い
チェンジ
大阪玉出のカラオケ屋のある部屋は幽霊が出ることで有名
バイト曰く、その部屋だけ即「チェンジ」を頼む客が異常に多い
本当にその部屋だけ
ほんでその部屋の片付けいったら、マイク触ってないのに急にハウリングしたり
お客さんが煙草吸ってないのにやたら煙たかったり
エアコン切ってるのに寒い、などなど
中でも一番鳥肌が立ったのは、その部屋に普通の家族連れが入りカラオケしてたら小さい子どもが急に泣き出した
親御さんが理由を聞くと、
「知らんおばさんがそこの窓から覗いてる」
勿論窓には誰もいない、子どもが嘘をついてる様に見えないのですぐに部屋を変えたそうな
バイトがその部屋を片付けにいくと、窓の外には誰もいないが何か視線をずっと感じるので
大声でミスチルを歌いながら片付けをしたそうな
92:本当にあった怖い
八尺様っぽいのを見たんだがどうすればいい?
93:本当にあった怖い
唐辛子をヘソに貼ればいい
120:本当にあった怖い
青い袴の人、七五三
お口直しにこんなのいかが
ほん怖からの転載だが俺的にはほんのりじゃなかった
86 :本当にあった怖い
昔のことなので曖昧なとこも多いけど投下。
こんなことを自分で言うのは何なのだが、私は小さい頃けっこう可愛かった。
今はどうかってのは喪女だということでお察しください。
でも、小さい時の写真を見れば、髪も肩でまっすぐに切りそろえてたから、
着物着たらマジ市松人形。
が、そのせいで怖い目にあったことがある。
先に言っとくと、変なオッサンに追いかけられたとかじゃない。
時期は七歳の時、場所は祖父母の家。
七五三に行く少し前で、七五三のお参りに来ていく着物を
祖母に着せてもらう練習かなんかだったと思う。
ともかく本番前に一度着物を着せてもらったんだ。
私はきれいな着物を着せてもらって嬉しくてしょうがなかった。
それを見た母は、絶対に汚さないという約束で、
家に帰るギリギリまで着物を着てていいよと言ってくれて、
私は着物姿のままで、祖父母の家をぱたぱた歩き回っていた。
祖父母の家はいわゆる旧家というやつで、
家の奥には今はもう物置になっているような部屋がいくつかあった。
私はそこに入り込んで、薄暗い中、古い道具の入った箱の中を見るのが大好きだった。
それでいつものように奥の部屋に入り込んで、古い道具や何かを見ていると
不意にすぐ後ろに誰かが来て、「楽しいか」と声をかけてきた。
121:本当にあった怖い
87 :本当にあった怖い
若い男性の声だったから上の従兄かなと思って、「うん」と振り向きもせず遊びながら返事。
すると、
「かわいいね。お人形がおベベ着て遊んでいる」
もっと古風な言い回しだったような気がするけど、そんなことを言った。
振り向こうとすると「だめだ」と言う。
目の端に青っぽい模様の入った袴が見えたので、
「お兄ちゃんも着物着たの?」と訊くと、
「いつも着物だよ」
「わたしね、今日はお正月じゃないのに着物着せてもらったんだよ」
と、しばらくの間、その後ろの人を相手に、着物がいかにうれしいかを話していた。
なぜだか後ろは向けなかった。
するとじっとそれを後ろで聞いていたその人は
「着物がそんなに嬉しいの?
じゃあ、ずっと着物でいられるようにしてあげようか。
この部屋で、ずっと着物で遊んでおいでよ。お兄さんも一緒だよ」
「ほんと!遊んでくれるの?やった!」
と嬉しそうな私に、後ろの人は続けて言った。
「じゃあ、ずっとここで一緒に遊ぼうね。約束だよ」
「でも、わたし、お外でも遊びたいよ。木のぼりとか虫取りもしたいよ」
「だめだよ。お人形がそんなことをしてはいけない」
122:本当にあった怖い
88 :本当にあった怖い
「やだよ、お外で遊ぶもん。友達とも遊ぶもん」
「だめだよ。外に出てはいけないよ」
こんな感じの問答をずっと繰り返していると、後ろの人はすっと私の後ろにしゃがみ込んだ。
そして私の髪にさわって、静かな口調で言った。
「かわいいねえ、かわいい。いい子だから言うことを聞きなさい」
ここでやっとおバカな私は、この着物のお兄さんが従兄ではないことに気が付いた。
手元の古い道具ばかり見ていて気付かなかったけども、
いつの間にか部屋は暗くなっていて、うっすら白いもやまで立ち込めていた。
「かわいいお人形だ、かわいい、かわいい……」
やさしい手つきで髪をさわっているけれど、背中が総毛立った。
「かわいい、かわいい、いちまかな、カブロかな、かわいい、かわいい、かわいい……」
少し怖くなった私は頑張って言った。
「わたし、人形じゃないよ」
「かわいい、かわいい、かわいい…」
「この着物は七五三で着せてもらったんだよ」
手がぴたりと止まった。
「七五三?」
「うん、着せてもらったの」
「もう七つ?」
123:本当にあった怖い
89 :本当にあった怖い
ここで私は、嘘でも七つと答えなければいけないような気がした。
実際にはまだ六つで七五三には次の週かなんかに行く予定だったんだけども、
嘘でも七つと答えなければいけないような気がした。だから答えた。
「七つだよ」
すると後ろの人は、すっと立ち上がり、
今度は頭をなでて「かわいいね。でも、もうお帰り」
そのとたん、部屋がふっと明るくなった。
慌てて後ろを振り向いたが誰もいない。
変なの、と思ったが、その後は特に気にせずそのまま遊んでいた。
でも夕方だったのですぐに母親に呼ばれて、部屋からは出た。
それでその時は洋服に着替えさせられて家に帰った。
親には一応話したけど、遊んでるんだろうと思って本気にはされなかった。
それで、次の週かその次の次だったかもしれんが、七五三に行った。
神社の帰りに祖母の家に寄ったけども、奥に行く気にはならなかった。
もしあの時「ここにいる」「六つだ」と答えていたら、一体どうなってたんだろう。
90 :本当にあった怖い
可愛いからというより、気に入られたのかもしれないけど、
それ以来「かわいい」という言葉には自然と身構えるようになってしまった。
後ろに立ってた人についてはいまだに何もわからない。
長文失礼しました。
129:本当にあった怖い
>>120
悪くなかった
125:本当にあった怖い
ほんのりでおk
244:本当にあった怖い
>>120-124の後日談みつけた
265 :本当にあった怖い
投稿していいのかな?しちゃいますね
以前ほんこわスレ77で、七五三の前に祖父母の家の奥の間で、
青い袴の人に連れて行かれかけたという話を投稿した者です。
覚えておいででしょうか。
後日談が出てきてしまったので話させてください。
うまくまとめられなかったので少し長いです。
あの話を投稿した後、青い袴の人の正体が気になって、
改めて両親や親戚に心当たりがないか尋ねてみました。
すると上の従兄(私が最初青い袴の人と間違えた人です)が、
「今だから話せるんだけど」と話してくれました。
266 :本当にあった怖い
従兄は、幼い頃の私が奥の間で遊ぶのをあまりよく思っていなかったそうです。
当時、祖父母と同居していた従兄は、誰もいないはずの奥の間から気配がしたり、
かすかに琴か何かを弾いているような音が聞こえることがあって
(合奏ではなく一人で弾いているような感じだったそうです)、
あの部屋には何かいるのでは…と疑っていました。
特に弦の音が聞こえるのは私が遊びに来ている時や、その日の夜が多く
当時の従兄は、私が何か関係しているのではないかと思って
様子をうかがったりしていたそうです。
245:本当にあった怖い
七五三を過ぎて私が奥の間で遊ばなくなると、奥の間の気配も徐々に静かになって、
従兄はしばらくそのことは忘れていました。
ところが何年かたって、再び奥の間から琴の音が聞こえるようになりました。
家族にそんなものは聞こえないと言われ、
従兄は意地になって奥の間に何かないか探したそうです。
しかし琴など見つからず、あったのは従兄曰く「親父の昔のエレキだけ」
他に怪談や因縁話もなく従兄はお手上げ状態になりました。
(ただ後で訊いてみると琴の音は知っている人がいました。
お正月と雨の日によく聞こえたそうです)
 
267 :本当にあった怖い
しかし、音が復活して何年かたったある年のこと、
伯母が奥の間の箪笥から一枚の着物を出しました。
私が成人式で着るための振袖です。
振袖を風に当てるため、従兄は伯母の手伝いをしていました。
衣紋掛けに振袖を広げ、伯母が他の用で部屋を出ていき、奥の間に従兄一人になった時。
なんとはなしに振袖をながめていると、
後ろに確かに人の気配が立って、男性の声が呟くように言ったそうです。
「サキテチリニシハナナラマシヲ」と。
驚いたけれど不思議と怖くはなかったそうです。
それよりもなぜか無性に泣きたくなって困ったと言っていました。
私は、成人式の日、祖父母の家に挨拶に行きましたが、
従兄にはその日の夜、ずっと奥の間から琴の音が聞こえていたそうです。
そしてその日以来、音は一切聞こえなくなりました。
今はもう祖父母の家は取り壊されており、あの奥の間も無くなったことから、
もう話しても大丈夫だろうと思って話してくれたそうです。
246:本当にあった怖い
268 :本当にあった怖い
あの青い袴の人が何を言っていたのか、
「後で調べてやれ」と従兄に言われてググりましたが、
正直、複雑な気分になりました。
正しくは「咲きて散りにし花ならましを」だそうで、
「自分の身がすぐに咲いて散ってしまう花だったらいいのに」という意味だそうです。
奥の間で一人で寂しかったのかと思えば可哀想な気もします。
でも、不用意に親しくすれば七歳以降でも連れて行かれていたのかもしれないし、
無事だった今だからそう思えるのかもしれません。
あのおかげで今でも人形がトラウマですから。
ただ、気になることが一つ。
従兄は琴など無かったと言っているのですが、私の記憶では琴はちゃんとありました。
祖父母の家を壊すことが決まった時に、私は祖母の琴を貰っているのです。
奥の間の壁にずっと立てかけてあったものです。
あんなに大きな物を従兄が見落とすとは思えません。
今、我が家で琴の音が聞こえることはも勿論ありませんし、
私の貰った琴があの青い袴の人が弾いていたものかもわかりません。
結局、あの人が何者だったのかはわかりませんでしたが、
もう会うことも無いと思います。私は相変わらず喪女のままです。
長々と失礼しました。
 
以下ほんこわまとめサイトのコメ欄から↓[ 15861 ] NO TITLE
>「サキテチリニシハナナラマシヲ」と。
万葉集だな
長き夜を 君に恋ひつつ 生けらずは 咲きて散りにし 花ならましを 
長い長い秋の夜を君を恋いつつ生きるよりも
咲いてすぐ散ってしまう萩の花であった方がよかった [ 2011/12/29 ] NO NAME ◆-
247:本当にあった怖い
いい話だなー(´;ω;`)
248:本当にあった怖い
人形やカブロってなんだったんだろうね
128:魔界の車窓から 2013/06/22(土) 12:51:26.42 ID:ToG7sP3t0
魔界
この喧騒とした世の中に魔界があるなんて考えもしませんでした
そう、あの時までは…
その日、私は会社での業務を終えて電車に乗りました
窓にはゲッソリと疲れ切った私の顔が映り、ため息をつきました
その瞬間の事です
何故か窓に映る私の顔が不気味に微笑んでいるのです
私は思わず目を逸らし、周囲を見渡していました
すると先程まで酔っぱらいで騒がしかった車内に誰もいないのです
再び窓に目を向けるとたくさんの乗客が映っているではありませんか
更に、窓に映る私が言うのです
「私そっちの世界に飽きちゃったの、魔界にね」
鳥肌がたちました
この時既に私は悪魔と入れ替わり、魔界に来てしまったのです
ショックのあまり気絶してしまい、気付いたら早朝の某駅でした
この世界が魔界なのか元の世界なのか、私は今も怯えながら暮らしています
140:本当にあった怖い
>>128
ほんまかいな
147:本当にあった怖い
恐すぎて書き込めない
149:本当にあった怖い
聞きたくない((((;゚Д゚)))))))
151:本当にあった怖い
ならば, 私が体験したお話を投稿してもよろしいでしょうか?
152:本当にあった怖い
hey!!
待ってます!
154:本当にあった怖い
カーナビ
ちょっと長くなるけど…
大学4年生の初夏の話
といっても2年前だけれども…
アパートは都心から離れるため, 衣服や家電関係は車でないとなかなか行き難いものがあった.
ある日, 仲の良い友人Aと, 私の車で服を買いに行こうという話になった.
156:本当にあった怖い
ところが, 私の車のバッテリーが上がってしまっていた.
普段なら車のことは後にして電車で行こうと思うのだが, 何故かバッテリーを充電しようと思った.
近場で且つ車持ちの友人に連絡を取ってみたところ,
友人Bが「都心の駅まで送迎をしてくれるなら, 車を貸してやんよ. 迎えは深夜だけどwww」と言ってくれたので,
内心「なら充電させてくれた方が(ry」等と思いつつ, そこは承諾.
157:本当にあった怖い
Aにこれまでの経緯を説明し, これから一緒にB宅へ向かう旨を話した.
もともと大らかな性格Aは快諾してくれた.
しかし, Aが「歩くのタルいからBをこっちに呼んで, 充電してから行こうぜ」と言い出した.
私は「さっき快諾したやん!?」と思ったが, そもそもの原因は私なので, Bと掛け合ってみると,
充電は嫌だが車を持ってくることは承諾してくれた.
この時点で, なんか違和感があった.
158:本当にあった怖い
ほどなくして, Bの車が到着し, A, Bと駅へ向かい, その後Aと買い物を楽しんだ.
都心までの道程では踏切を一度渡ってから, 線路沿いを走っていくという感じだ.
通いなれた道であるためカーナビを使うことはなかった.
しかし, Aが妙に緊張というか不安を感じているのが分かった.
私が慣れない車(私の車は普通車, Bのは軽というのもあった)を運転してい訳だし,
そもそも私の運転がDD(Deth Drive)と言われるほど, お世辞にも上手とは言えないのもあるのだろうと思ってた.
159:本当にあった怖い
買い物が一通り終わったAと私は, Bの迎えがAM2:00ということもあり, 一旦帰路についた.
この時もAから緊張が感じ取れたので, 和ませようと夏の定番怪談話をした矢先だった.
今まで沈黙していたカーナビが「700m先目的地です」と言ったのだ.
その前の怪談話もあり, Aと私はかなりビビッて顔を見合わせた.
だが何より驚いたのは, 700m先は踏切の真上だった. カーナビの画面も目的地が踏切になっている.
160:本当にあった怖い
私の知る限り, それまでカーナビにはAもBも触れていない.
お互いカーナビの調子が悪かったということにし, カーナビの目的地を削除した.
どちらにせよ踏切は渡らなければ帰れないので渡ったのだが, 渡り切った後でカーナビが道案内を始めた.
Aと私は無言で見合わせ, もう一度カーナビの画面を確認.
目的地は踏切. しかもこの先にあるところだ.
161:本当にあった怖い
ほうほう
162:本当にあった怖い
最早, 調子が悪いなんて事ではない. 幽霊かそういうものだと感じた.
とりあえず無視することにして, 車を走らせた.
その間, 踏切を目的地にしてカーナビの案内が続いた. 初めの数回は目的地の削除をしていたが, 効果がなかったのであきらめた.
通り過ぎる度に, その先にあるものを目的地にした道案内が続くので, Aと私は恐怖とパニックで半泣きだった.
通り過ぎる踏切がなくなったところで, ラジオから感情のない女性の声で「おろしてよ」と声が聞こえてきた.
163:本当にあった怖い
私は「ギャッ」とうめいてしまった. Aはうつむいて無言だった.
ラジオからは「早く戻って」と声が続いた...
さらに怒った感じで「早く...」と聞こえてきた辺りで, Aが堰を切ったようにキレてラジオに罵声を浴びせだした.
「ふざけるな!!」「昼間からまとわりついてんじゃねーよ!!」「キレたいのこっちだ!!」
「お前なんざ消えちまえ!!」「失せろ!!」的なことを矢継ぎ早に言いながら, ラジオをガンガン殴ってた.
164:本当にあった怖い
運転しながらキレてるAの横顔を見たら, 涙流しながら鬼のような形相してた.
数分後, またAは無言になったというか眠ってた.
いつの間にかカーナビの目的地は消えており, ラジオからも声が聞こえなくなっていた.
家についたところで, Aを起こした.
「昼間からまとわりついてた」ってところが気になって, どういうことか聞いたが「何のことだ?」返ってきた.
166:本当にあった怖い
そもそも, 最初の「おろしてよ」辺りで意識がなかったらしい.
キレてたあんたはなんなんだよ?とか, 昼間からってなんだよ?とか, いろいろ疑問が残ったが大事に至らなくて良かったということで, めでたしめでたしとなった.
それ以来, Aと私はBの車に乗らないことにした.
Bのお迎えに関してだが, 何故か私の車のバッテリー上がりが直っていたので, 私の車で行きました.
私の車からは怪奇現象は起きなかったし, 事故を起こしそうになるとかもなかった.
167:本当にあった怖い
Bには「俺の車で充電したのかよ!?」と怒られたが, とりあえずそういう事にしておいた.
怪奇現象については伏せてカーナビ故障してるぞと言うと, 故障も何もカーナビ使ってないから線を切ってあると返ってきた.
最早, 「そうか...」としか言えなかった.
ちなみにAがキレるところを見たのは, 後にも先にもあれが初めてです.
カーナビやラジオの件も怖かったけど, あの時のAの顔は恐さと意外さで今でも頭に焼き付いている.
168:本当にあった怖い
>>165さんへ
申し訳ありません
メモ帳で書き溜めてはいたのですが, 何度か規制に引っかかってうまく投稿できませんでした.
本当に申し訳ありませんでした.
178:本当にあった怖い
>>154
踏み切りで車が止まって立ち往生になるんじゃないだろうかとか
いつの間にか幽霊が後部座席にいたりするんじゃないだろうかとか
ビクつきながら読みすすめてしまったw
いや、ナビと声だけでも怖かったけど。
文章についてはちょっとあれ?という部分は確かにあったけど
読解力がそんなに高くない自分でも意味は理解できたよ。
普通にその状況や光景を思い浮かべながら読めたし。
179:本当にあった怖い
>>178
同意
内容はドキドキしたよ
リアルに起きたら全身にいやな汗かいちゃうシチュエーションだよね
170:本当にあった怖い
踏切で死んじゃったのかな…女の人。
それにしてもカーナビも怖いもんだ。
193:本当にあった怖い
向かいのじーさん
ほかの板にあったものだが板違いな上に結構怖い話なので転載させてもらう
20年くらい前に俺が経験した話
小学校に上がりたてだった俺はさっそく出来た友達と毎日のように遊んでた
その友達の家は学校から見て山の間反対側にあって小学生の足じゃ1時間ぐらいかかるようなところにあった。
で、その友達の家の周りには田んぼしかなかったんだけど、友達の家の向かい側に一件だけ家があった。いかにも昭和初期に出来たようなボロクサイ家で住んでいるのも腰が曲がった小汚いじーさん一人だった。
194:本当にあった怖い
でもそのじーさんが結構変な人で、話したことはないんだが俺が友達の家の側に自転車止めるとそのちょっとした音に反応して家の扉開けてじっとこっちを見てんだよ。
俺が友達の家にはいるまでずっと。これが毎回続いてたし、友達やその両親が家を出るときも同じようにじっとこっちをガン見してくるらしい ある日、俺がいつものように友達の家に遊びに行くとなぜかそのじーさんは出てこなかった。
俺は不思議に思いながら大声で「●○くーん!あそびにきたよー!」と友達を呼ぶ。その当時友達の両親は共働きで家にいなかった。
195:本当にあった怖い
そして友達が玄関の扉を開けた瞬間、向かい側の家(俺からしてみれば背後)からすごい勢いでじーさんが出てきて
「おまえかぁぁぁぁぁぁおまえなのかぁぁぁぁぁぁ」
と訳の分からんことを叫び散らしながら俺たちの方に走ってくる。よく見えなかったが両手に紙切れ(?)のようなものを持っていた気がする。
俺たちは急いで家に逃げ込んだ。
196:本当にあった怖い
居間でガタガタ震えてると玄関をぶち破りそうな勢いでじーさんが扉をバンバン叩いてる。 ずっと、
「おまえならゆるさないぃぃぃぃぅぁぁぁぁぁ」
と叫び散らしていた。当時の俺たちは携帯なんか持ってないしそれどころか電話の使い方も知らなかったので大人や警察に電話することも出来なかった。
心臓が爆発しそうだった。ワァワァ泣き叫びながら大人が帰ってくるのを待つことしか出来なかった
197:本当にあった怖い
しばらくしてじーさんは帰ったようで、静かになったが俺たちはずっと震えたままだった
1時間ぐらいたって友達の母親が帰ってきた。そして
「●○??こんなのが玄関に貼ってたんだけど??イタズラ?気味悪いからやめてー」
といい、2枚の紙切れを俺たちに見せてきた
一枚は古い家族写真のようで、あのじーさんとその家が写っていた。
じーさんの隣にはじーさんの奥さんと思われる中年の女性。
その手前には息子(娘かもしれんが)夫婦と思われる若い男女と孫と思われる小さい女の子が写っていた。
198:本当にあった怖い
そして二枚目の紙切れを見て俺は震え上がった。
それは新聞紙を切り取ったもので一面記事のようでずいぶん大きかったが、
そこにはあの家と写真に写っているじーさんを除く家族の顔写真が写っていた。
記事の内容は、じーさん以外の一家全員が向かいの家に住む30代の男に包丁で滅多刺しにされて殺されたというものだった。(当時漢字が読めなかったので母親に読んでもらったが)
犯人はすぐに捕まり死刑となったが犯人が住んでいた家はまだ残されていたみたいで、どうやら今友達が暮らしているこの家が当時犯人が暮らしていた家らしい
199:本当にあった怖い
たまたまその母親がそういう系の話信じてくれる人で、次の日ウチの両親も含めて寺に行って相談したんだよ
そしたら住職さんが、
「その犯人が死刑になっても、殺された家族はその犯人のことを許してない
おそらくそのおじいさんも憑かれてる。
だから向かいの家の住人のことを毎日監視していたんでしょう
そしてなにが起点になったのかわかりませんが、なにかそのおじいさんに溜まっていた家族の怨念を爆発させるようなことが起こり、襲われたのでしょう」
と言った。友達の家族からしたらいい迷惑だろうがとにかくあの家に住み続けるのは危険らしい
201:本当にあった怖い
あと、あの写真と新聞もすぐに処理しないとマズいらしい。
そんなわけで、友達家族もすぐに引っ越しできるほど裕福じゃないので実家に帰ってしまい、友達とはそれっきりになってしまった。
それ以来あの家には近づいてないが、まだあそこにあのまま残っているのかはわからない。
以上です
249:本当にあった怖い
将棋の天才
今、僕は東北の温泉に居る。静養のためである。行く前に三つ、誓いを立てた。
一、酒を飲まない。二、嫌なことを思い出さない。三、嫌なことに触れない。
そこへ、村山聖が死んだとの知らせた入ってきた。
死というのは常に意外なものであるが、半ば予期していたことでもあった。
一年くらい前、彼が今まで指した将棋の実戦集を出したいと言いだし、ついてはどうしても僕に
代筆を頼みたいといっているとの噂が入った。
将棋指しが将棋指しの実戦集の代文をする。それを書かねば貧窮するわけでもないので断ろうと思ったが、
手術の後の微妙な時期に実戦集を出したいということに彼の迫力を感じ、迷いに迷った。
迫力というのはややこしい言葉だが、ありていにいってしまえば彼は死期を悟っているなと思った。
深夜の居酒屋で、郷田、中田功と激論を交わしながら、 気合いで書くことに決めた。
「彼が死ぬと思うから俺は書くんだ」酔った勢いで僕は叫んだ。横で中田功がボロボロと泣いていた。
村山が東京にアパートを借りていた頃、たまに飲んだ。
ワインが好きな男だった。(この、だった、という言葉にまだ非常なる違和感を感じる)
250:本当にあった怖い
二度ほど、急性アルコール中毒で病院に担ぎ込んだこともあった。
二度とも、僕は点滴の横で彼の横で彼の鞄の中にある推理小説を読んでいた。
一度目に倒れたとき、泥酔し、ほとんど歩けないような村山が勘定だけは割り勘にしようと言い張った。
理由を訊くと、ろれつの回らない声で君には借りをつくりたくないと呟いたり叫んだりした。
将棋指しがライバルに借りを作りたくない。この神経は分からなくもない。
が、それにしても彼は酔っていた。ふらふらだった。それでも必死で財布からお金を出そうとする姿に、
僕は一種の狂気と執念を感じた。実際、村山はシビアな男だった。
並の将棋指し以上にあらゆる勝ち負けにこだわった。
麻雀をやれば、彼が勝っているか負けているかは一目で分かった。
子供の頃から死を見つめて来た男にしては達観することがなく、 お金の貸し借りには潔癖だった。
そのくせ、大崎編集長と三人で飲んで世界普及のために若手棋士が金を出し合おうと冗談を言うと、
次の日に百万円を用意してきて周りを慌てさせたこともあった。
251:本当にあった怖い
村山は普通の青年が当たり前のようにすることをしたいという願望が強かった。
そのために麻雀を打ち、酒を飲み、人生を、将棋を、ときには恋を語り合った。
二人で飲んだとき、村山が、唐突に僕に向かって、「先崎君はいいなあ」と言い出したことがあった。
健康の話ならばいまさらという気がしたが、どうもそうではないようであった。
僕に、彼女がいるのを羨ましがっているようなのだ。
自分には夢が二つある、と彼はいった。一つは名人になって将棋をやめ、のんびり暮らすこと。
もう一つは素敵な恋をして結婚することだと言った。
大丈夫だよ、君をいいという人が必ず見つかるさ。僕は言った。
ダメだ、こんな体じゃ。彼はふるえた。そして呟くように言った。 死ぬまでに、女を抱いてみたい・・。
それから、彼は堰を切ったように家族の話をしはじめた。
母に心配されるのが一番辛いといい、自分には兄貴がいて、これが自分に似ずに格好いいんだわ、と
何度も何度も繰り返していった。そして東京に来て嬉しいことは、皆と麻雀をしたり
君とこうして酒が飲めることだと言って、倒れた。 二度目の点滴のことである。
それが、最後の二人の席になった。
252:本当にあった怖い
村山が膀胱癌になったと聞いたとき、様々に僕はショックを受けた。
彼が小さい頃から患った腎臓以外のところが悪くなったのもショックだったし、
酒や麻雀などの不摂生で自分が片棒を担いでしまったかとの思いもあった。
それにもまして、彼の二つの夢が、どちらか一つでも死ぬまでに叶うのだろうかと思った。
彼の体を心配してくれる女性は母親以外にいるのだろうか。彼は恋をしているのだろうか。
村山聖には志があった。名人になりたいというでっかい志が。
と同時に普通の青年として生きたいという俗人としての欲望もまた強かった。
強く、切なく、そして優しく悲しい男だった。
今、この文章を読んだ方は、決して忘れないで頂きたい。そして語り継いで頂きたい。
平成初期の将棋界を駆け抜け夭折した男は、将棋の天才だったと。
と、同時に人間味溢れる青年だったと。  
今、僕の誓いは二つ目と三つ目が脆くも崩れた。
仕方がないので、僕は酒を飲んで君のことを思い出すことにする。
254:本当にあった怖い
恐ろしいな
261:本当にあった怖い
病気があったから将棋と出会って外で遊べないから将棋が強くなりA級まで上った
死ねばおしまいかもしれないが
死んでも誰ひとり思い出されることのないやつもいるだろ
278:1/2 2013/06/27(木) 04:36:11.16 ID:IrtFVBwi0
幽霊のいたずら
友達の先輩の話。
先日その先輩の友人のお通夜があった。死んだいきさつはこうだ。
とある心霊スポットに肝試しに行った男女数人のグループ。
結構な大きさの建物。一通り見て回ってそろそろ帰ろうか、と建物を出たが
1人の女の子がいない。(A子とする)
携帯に電話をかけると普通に繋がった。
先輩「あ、もしもしA子?今どこ?俺らもう外に出たよ?」
A子「え?ごめん、今すぐ行くねっ」
279:2/2 2013/06/27(木) 04:37:43.83 ID:IrtFVBwi0
・・・ぐしゃっ!!!!
先輩「・・・えっ?」
友人達「うわ、うわあああああ!!!」
電話を切った瞬間にA子は建物の屋上から飛び降りて自殺。
幽霊のいたずらで屋上が出口に見えたのか?元々自殺する為にきたのか?
A子がいないので真相は分からない。
286:本当にあった怖い
>>278
>とある心霊スポットに肝試しに行った男女数人のグループ。
ハイ、撤収!
……と思ったが、シンプルにまとまって中々よかった
301:本当にあった怖い
オカルトソファー
高校生の時、親元を離れ家賃2万の風呂無しアパートを借りて住んでいた。
その部屋には何故か黒いソファーが備え付けてあった。
6畳の部屋には似合わない本皮のどっしりとした大きなソファーで、大家のおじいさんが言うには前の前の前くらいの住人が「いらないので」と置いていったとのこと。
住人が引っ越す度に「持って行けよ」と言うのだが「いや、いらないです」と断られるらしい。
それを聞いた自分は「うわあ!オカルト話でよくあるやつ!」なんて思ったが、貧乏でテーブルしか持っていなかったので、ありがたくベッド代わりに使わせてもらうことにした。
ソファーは左側の壁にピタリと寄せて置いてあり、動かそうにも一人ではビクともしなかった。
住み始めて数日経った夜、ソファーで寝ていると突然背中に痛みを感じた。
チクチクと爪楊枝で刺されてるような嫌な痛み。
何か虫?と思いながら体を起こし電気をつけてソファーやTシャツを確認してみたが何も見当たらず、そのうち痛みもなくなった。
その日から不思議なことが起こるようになった。
背中のチクチクに加え、金縛り、うめき声、モヤモヤとした黒い影が部屋に入ってくる、誰かが背中に顔をベタリと付けてくる、包丁で刺される夢を見る・・・。
全てソファーで寝ている時に起こる。
「やっぱりこのソファー・・・」と思い、引越しを考えたがそんな金があるわけもなく、
仕方なくソファーにシーツをかけ、なるべくソファーに近づかないように生活をしていた。
302:本当にあった怖い
ある朝、便所に行こうと廊下へ出ると大家さんと大家さんの孫と出くわした。
「あ、おはようございます。あれ?どうしたんですか?」
「いやあ、隣のAさんから急に電話着て、もうアパートに戻らないから片付けてくれだってよ」
自分はそれを聞いて思わずガッツポーズをしそうになった。
何故ならこの隣のAさん、かなりアレな人だったからだ。
40歳?50歳くらいの太った眼鏡のおばさんで、もう10年以上住んでいるらしいんだけど、挨拶も無し、少し物音をたてただけで壁をドン!、ドアに「うるさい!」「掃除!」と書かれた張り紙をしてくるなど酷かった。
一番鮮明に覚えているのが、廊下でAさんが突然ひっくり返った。偶然近くにいた自分が「大丈夫ですか?!」と駆け寄り、手を差し伸べるとバチーンとすごい勢いで弾かれた。
「なんだコイツ」と思いながらも見守っていると、近くにコンビニの袋が落ちているのに気付いた。何の気なしに拾ってみるとエロ漫画とコンドームが入っていた。
それをまた凄い勢いでAさんは奪い取るとドシドシと部屋に戻っていった。
そんな人だったので「引っ越してくれてありがとう!」と心から感謝していた。
鼻歌交りに部屋に戻りダラダラしていると、隣が何やら騒がしい。何かあったのかな?
303:本当にあった怖い
なんて思っていると、「B君(俺)!ちょっと来て!」と大家さんの孫が呼ぶ声が聞こえた。
「どうしたんですか?」と隣の部屋に行くと、大家さんの孫が血相を変えてどこかを指差している。
パッと指差した方を見てめちゃくちゃビックリした。
壁に釘が何十本もぶっ刺してあった。
呆然と見ていると大家さんが「よく見てみろ。色々書いてある」と言うので近寄って見てみると、釘のぶっ刺してあるところを中心に壁にバーっと細かい字と汚い絵が沢山書いてあった。絵は小学生が描いたような女と男の裸の絵で、上から爪か何かで引っ掻いた跡があった。
細かい字の方はもう「死」とか「呪」とか「殺」とか・・・いかにもな字が並んでいた。
「○○死ね」というが沢山あって、もちろん俺の名前もあったのだが大家さんが言うには「B君の前の住人たちの名前があるな」と言っていた。
それを見て何となく気付いた。この壁の向こうって丁度ソファーがあるあたりだ。
あの現象ってソファーが原因だったんじゃなくて、これが原因だったんじゃないかって。
恐らく前の住人たちはこの事実を知らずに、ソファーに原因があると思って置いていったんだろうなあと思うと何とも言えない気持ちになった。
Aさんが何でアパート出て行ってから、しばらくぶりにソファーで寝てみたが何も起こらなかった。
やっぱりあれが原因だったのかと確信した。
ちなみに大学を出るまで住んで、出るときに大家さんに「ソファー持ってくか?」と聞かれたけど「いや、いらないです」って断った。でかいんだもん。
314:本当にあった怖い
>>301
いいねー、読み易いから話に入り込み易いしスッキリ纏まってる
良かったらまた書いてねー
でも、sageは半角でお願いしますねw
374:本当にあった怖い
ヒダル神
地元にある舞子墓園ってとこで自分と友達が体験した話
自分の人生の中で唯一といっていいくらいハッキリ異常だと言い切れるおかしな体験だった
そこはそこそこ大きな下り峠の中に墓園を作ったような場所で、それなりに色々な噂はあった
夏になれば自分も友達と一緒に肝試しをしたり写真を撮ったりしたけど、一度も心霊的なことは起こらなかった
そんな夏が過ぎた冬のある日の夜、遊びにいった帰り道友達とチャリを押しながら「近道なるし墓園通って帰ろうや」という話になった
墓園は結構急な上り道なだけあって確かに近道になる、二人でチャリを押しながら墓園に入っていった
世間話をしつつ墓園の中の車道を進む
ここは基本的に灯りが無いので、車が来たらすぐにわかる
中程まで進み、街灯が全く無い曲がり道に入った辺りで何かがおかしいことに気づく
自分達の周りが異常なまでに暗い
暗いなんてもんじゃない、ほとんど視界がゼロ、手元以外何も見えない
本当に何も見えない
いつの間にか会話が無くなっていた友達に声をかける
友達の顔も真っ暗で見えない
「なぁ、そこおるよな?」
「うん・・おるで」
「ちょっと暗すぎへん?」
「やっぱそうやんな・・」
「なんかおかしない?」
「おかしい、おかしいでこれ」
375:本当にあった怖い
絶対におかしい
いくら夜で街灯が無いからって、ここまで真っ暗になるなんておかしい
とにかく前に進むしかないと思っていたら、今度は何かグニャグニャした感覚がする
目の前がモザイクかかっているみたいにグニャグニャしてる
「なんかグニャグニャせん?」
「する、めっちゃ気持ち悪い」
なんかもう自分がどの方向に進んでいるのかがわからなくなってきた
というか前に進んでいるのかどうかもわからなくなってきた
そのくらい真っ暗
そして、ここからは今思い出しても鳥肌が立つんだけど
急に「もう動きたくない」「ここにいたい」「もう何もしたくない」
っていう感情がドンドン湧き上がってきた
自分の心の中がそういう感情で一杯になってしまった
「ごめん、ちょっと止まろう」
「あかん!進もう!」
「ちょっとだけ、おれもういやや」
「あかんて!手に力入れて進むねん!」
376:本当にあった怖い
友達のその声と、チャリがあって本当によかったと思う
俺はもう目を閉じてチャリを押すことだけ考えた
ハンドルを強く握ってチャリが前に進んでいるという感触をひたすら感じて自分に「帰る、家に帰る、帰る」と言い聞かせた
そして友達の「灯りや」という声で目を開けた
前に街灯が見える
俺たちはそのままのスピードで街灯の下まで行った
そして二人で
「なんやったん今の!?」
「マジで何!?」
「なぁ!!」
「意味わからん!!意味わからん!!」
今きた道を振り返る
相変わらずその道は真っ暗で、とてもとてもそこにまた入っていく気にはならなかった
俺たちはチャリに乗ってダッシュで家に帰った
月日が経って免許を取り車で友達を複数人連れてその道にいったけど、あの時の暗さは結局一度も体験できなかった
今でもその友達とはあの時の話をして盛り上がる
377:本当にあった怖い
後日談としてとても興味深い話がひとつあって
その墓園のすぐ近くにある賢いほうの高校に通ってた友達が担任から聞いた話
その担任はアメフト部の顧問をしていて、昔はその墓園でランニングするのがメニューになっていた
ある日、ランニングにいった部員がいつまでたっても帰って来ない
顧問が様子を見にいくと、アメフト部員が何人か座りこんで全く動こうとしない
話を聞くと、「腹が減った」「飯が食いたい」「どこもいきたくない」としか言わない
すぐに他の部員にたらふくオニギリを買ってこさせ、それを食べさせると大量のオニギリをバクバクバクバクあっという間に食べてしまった
そしてケロリと元気になったという話
部員がふざけている様子は一切なかった
顧問はこれを「ヒダル神」の仕業だとして代々生徒に話しているそうな
自分達がした体験とよく似ていたので、この話を聞いた時は少し鳥肌が経った
あの時は全然お腹は減らなかったから、ヒダル神と関係は無いかもしれないけど
長々と失礼しました
378:本当にあった怖い
結構面白い
382:本当にあった怖い
妖怪ですか
457:本当にあった怖い
黒い靄
社会人になって1年ぐらい経ったころに起きた心霊現象を語る。
俺は元々所謂“見える”人間だった。
高校・大学時代に有り余った時間にかこつけて心霊スポット巡りとか廃墟に突撃とか頻繁に繰り返したりしていた。
それも社会人になり東京の会社に就職する事が決まって、きっぱりとそんな学生気分にケジメをつけて、もっと他人と気軽に共有できる趣味でも持とうと思っていた。
早東京の部屋を探しに母親と一緒にあらかじめ目星をつけていた物件を見てまわることになった。
その中でも23区内で月5万、1Kの風呂トイレ別で築10年ちょっと、更にはベランダ付のかなりの優良物件を見つけた。
他の候補もあったが、不動産会社の人も「これだけいい物件は自分も中々お目にかかったことないですね」と言ってた。
事故物件とかでもなさそうなんで、母親も納得してその部屋を借りることに決め、他の人にとられないうちにと契約を結んだ。
458:本当にあった怖い
引越しも滞りなく終わり、仕事が落ち着いてきた頃から新しい趣味でも見つけようと色々な事に手を出してみた。
その中で俺は料理とカメラとギターに嵌っており、学生時代の心霊体験とかその時は既に自分の中では遥か過去の思い出となっていた。
その代わり、色んな趣味に手を出しすぎた代償として生活は本当にかつかつだった。
元々嵌った趣味のためなら金を惜しまない主義だったので、持ってたカードの限度額は常に上限ぎりぎりまで使っているような有様だった。
勿論そんなこと両親には言えなかったけれど、理由をつけては金を送ってもらったりもしていた。
そんな生活が続いて1年ちょっと経った頃。
新入社員も入ってきて先輩になっても、家計は火の車だった。
生活レベルは落としたくない、でも金はない。
今から考えればこの頃もまだ学生気分と言うか若いから何とかなるだろう、と言った気持ちがあったんだと思う。
最後に心霊現象を体験してからは2年以上経っていたと思うがそれは突然やってきた。
459:本当にあった怖い
深夜、おそらく2?3時ぐらいだとは思うが、俺は急に目が覚めて自分が金縛りにあっていることに気づいた。
金縛り自体は正直嫌というほど経験してきたので、抜け出し方のコツも掴んでいた。
大体寝不足とかで金縛りにあうときはどこか一点(腕とか頭とかどこでもいい)に力を入れて思いっきり動かせば解放されることがほとんどだった。
しかし、金縛りの中でも所謂霊的な事象が絡んでいる場合は明確な解除方法なんてなかった。
死ぬほど怖い思いをして、ヤバイと思った瞬間に解けるとかそういうこともよくあった。
今回の金縛りは紛れもなく後者のものだった。
460:本当にあった怖い
こういった場合にお約束で首さえも動かす事ができなかったので、目だけを動かして後は耳から聞こえる音を頼りに現状を把握しようと頑張っていたと思う。
そうすると、階段を上って誰かが廊下を歩いてきている音が聞こえた。
いや、正確には何かの気配が自分の部屋の扉の前までやってきている、ということを直感的に感じていたんだと思う。
ここまできて俺はこれが学生時代に散々嫌というほど経験してきた現象と同類のものである気づいた。
幽霊とかお化けとかそういう類はもう卒業したんだよ、マジで勘弁してくれ……とか考える暇もなく、唐突にその気配が乱暴に扉を開けようとしている音が聞こえてきた。
鍵のかかっているドアノブをやたらめったら回して、俺は解けない金縛りの中で心臓だけがばくばくと鼓動を早くするのを感じていた。
するとぴたり、とドアを開けようとする音が止み、それと同時にその気配が玄関を入って戸一枚隔てた俺の寝室の前にまでやってくるのを感じた。
そのとき唯一動かせる目を扉のほうへやると、引き戸が5cmほど開いていることに気づいた。
461:本当にあった怖い
正直オカルト大好きだった昔取った杵柄とかそんなものはなく、ただ入ってくるなよ入ってくるなよ、と叶いもしない祈りをしながらひたすら怯えてた。
そうしていつの間にか引き戸から目を離せなくなっていた俺は、何か人型の黒い靄のようなものが扉を開けて入ってくるのをまともに見てしまった。
すーっと、部屋に入ってきたそれは俺の足元までやってきて、そこで立ち止まった。
顔なんてわからないので男か女かなんてものも全くわからなかったが、そいつが俺の足元に立ってこちらを見つめていることだけはわかった。
程なくしてその気配はベランダのガラス戸がある方へ向かい、そのまま外へ出て行ってしまった。
汗でびしょびしょになった身体を起こしながら、俺はキッチンと寝室を隔てる引き戸を確認してみた。
その引き戸は俺が最初に見たときと同じように、5cmぐらいの隙間が開いているだけだった。
「心霊特番とかでもよくあるけど、こういうちょっとした隙間から幽霊が入ってくるとか定番だよなぁ」
とか思いながら、実害がなかったこともあってか、あっという間に余裕を取り戻してもう一度ベッドに潜り込んだ。
462:本当にあった怖い
段々とさっきの出来事は夢かなんかだろうな、と勝手に結論付けて眠りについた俺は、その後またすぐに目を覚ますことになった。
状況は先ほどと同じ、はっきりと何かの気配が階段を上って廊下を歩いてくるのがわかる。
そしてドアノブを乱暴に開けようとする音を聞くところまで同じ。
ここまでくると正直夢であっても早く覚めてくれという気持ちでいっぱいだった。
一瞬頭をよぎったのは、今度も本当に実害がなく通り過ぎていくのか? ということだった。
こちらを見つめてくるだけで済むのか? 黒い靄の正体がはっきり見えたら?
そんな俺の思考はそっちのけで、謎の靄はやはり人型のまま寝室に入ってきた。
先程起きたときに開いていた5cm程の隙間は、そのままにしておいたのか閉めたのか、記憶ははっきりとしていなかったが、金縛りの中で視線だけを巡らせた結果、引き戸の隙間は前回と同じように開いたままだった。
部屋に侵入してきたそれは、やはりベッドで寝ている俺の足元で歩みを止めた。
そしてそれから目を話せない俺は、黒い靄のようなものが前回よりもはっきりとした人の形を取っていることに気づいた。
463:本当にあった怖い
髪の長い女だ。
真っ黒な髪を腰ぐらいまで伸ばした女だが、顔ははっきりとしない。
完全に怯えきった俺を見つめていた女は、唐突に俺の足首を掴むとがくがくとベッドごと俺を揺さぶり始めた。
金……返せ、返せ、金……!
はっきりとそんな言葉が聞こえたが、正直その時は恐怖以外の感情なんて欠片もなく、いい年して泣きそうになりながら金縛りから逃れようと必死だった。
その時、不意に力が入り物凄い勢いで上半身を起こすことができた。
ベッドから転がり落ち、とにかくその女から逃げようと顔を上げた瞬間、既に部屋には誰もいないことに気づいた。
ふと引き戸をみると、やはり5cmほどの隙間が開いたまま。
俺は何度も戸を閉め、隙間が開いていないことを確認し、俺は再びベッドに潜り込もうとした。
しかし、俺はその時に一瞬、寒気のようなものを感じた。
もう一度部屋の中を見てみると、ベランダへのガラス戸がわずかな隙間、開いていた。
流石に戸締りを忘れた覚えのない俺は、誇張でもなんでもなく歯をがちがち鳴らしながら布団を頭からかぶって寝てしまった。
464:本当にあった怖い
結果としてその夜、女が再び現れることはなかった。
朝、ベッドから起きようとしたときに、足首を捻った様な痛みを感じたが、特にアザやそういったものを確認することはできなかった。
ただ、俺の中で昨夜のことは夢とかではなく、間違いなく現実に起きた現象だと言う確信だけは持っていた。
それからと言うものの、俺は寝る前に寝室の戸が完全に閉まっていることを必ず確認するようになった。
その時の俺が趣味や遊びに金を使って、親から金を借りていたことに気づいたのは、多分冷静になった翌日のことだったと思う。
465:本当にあった怖い
生活状況を改め、夢ではない心霊現象にあったことも段々と忘れ始めていた頃、東京に遊びに来ていた両親・妹・叔母・従妹にこの話をした。
妹は「何でお兄ちゃんそんなこと言うん!? いやや、叔母ちゃんらと一緒にホテル泊まる!」とか駄々をこねてたが、幽霊否定派の親父が一喝して渋々俺の部屋に泊まることになった。
逆に従妹は昔からこういう話が好きだったこともあってか、泊まりたい泊まりたいと最後まで抵抗しながら叔母に連れられて帰っていった。
親父は死体とかをよく見る職業についていたのだが「何十年もこんな仕事してて幽霊とか一度も見たことないわ。心霊写真とかも何枚も見たけど全然信じられへん」と豪語していた。
466:本当にあった怖い
その後、正月に家に帰ったときに知ったことだが、どうやら俺はその年、厄年(しかも本厄)だったそうだ。
幽霊を見たことと関係があるのかは不明だが、母親がえらくそのことを気にして厄除けの御札を買ってくれた。
決められた方角に向けて玄関に貼らなければならないらしく、家に帰って早貼ったのだが、1000円そこそこの御札でも何かとてつもなく頼りになるように見えて仕方がなかったことを覚えている。
あれからずっと同じ部屋に住んでいるが、再びでそういった心霊現象にあうことはなくなった。
今でもあの霊の正体はわからないが、あれから生活に余裕ができるようになったのも事実だ。
468:本当にあった怖い
洒落コワというには物足りないけど、文章はかなり読ませるレベル
で読みやすくてよかった

470:本当にあった怖い

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