保健の先生(32)「ふっ…またキミか……サボりも大概にな?」back

保健の先生(32)「ふっ…またキミか……サボりも大概にな?」


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1:
先生「ん…?サボりに来たわけじゃないって?……ふふっ、おかしなことを言う…サボりでなければ、ここに来る意味がないだろ?……仮にも保健の先生である私が言う台詞ではないか…」
先生「それで?…キミは一体何のために保健室に来たんだ?……見たかぎりいたって健康そうに見えるぞ?…………は?私に会いに来た、だと?」
先生「ふっ、ふはははははっ…そうか、そうきたか…っふふ……なるほど、しかし……青春真っ盛りの男子高生にとって…私はそこまで魅力的か?」
先生「……ふぅん?本気なのか…へぇ?…そうか……ふふっ、ならば返事をしなくてはいけないな…………まぁ…職業柄、『私もです』とは言えないな…」
先生「……っふふ、キミのそんな顔は初めて見るぞ?…まったく、そう落ち込んでくれるんじゃない……くっふふ…可愛いな……」
先生「…まあ、デートくらいならしてやらんこともないぞ?それくらいなら他の先生への言い訳もできるしな……何より、私はキミのことは嫌いじゃない………ただし、条件がある」
先生「…今度の期末試験で……そうだな…トータル500点を取ったら、デートをしてやる………ふっ、ふふふっ…一気に顔が暗くなったな…だが、約束は守るぞ…?」
先生「ふふっ……期待しているぞ?」
元スレ
ニュース報(VIP)@2
保険の先生(32)「ふっ…またキミか……サボりも大概にな?」
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52:
先生「…ん?…やぁ、キミか……この前の期末試験の結果、もう返ってきただろ?……ふふふっ、どうだった?」
先生「…………え、625点…だと?……案外キミって頭が良かったんだな……そうか……ふ、ふふふ…そうかそうか……ならば、約束は守らねばなるまい…」
先生「……確認のため聞くが、キミの気持ちは変わってないか?………ふふっ、そこまで肯定されると…なんだかむず痒いぞ……」
先生「…で、たしかデートをするんだったな……ふふっ、さあ…キミは私をどこへ連れて行ってくれるんだ?……馬鹿をいうな、デート先は男性が決めるものだぞ?…そんなこと言ってるとモテないぞ?………私だけにモテればいいって?……ばっ、馬鹿なことを抜かすな…」
先生「と、とにかくだっ、デート先はキミが決めろ…いいな?私はそれに最大限合わせるから……ヒントとして、私は騒がしい所は苦手だ…」
先生「?……ああ、日にちは…日曜日なら大概暇だぞ…日曜日は生徒が来ないから仕事がないからな」
先生「……ふふ、恥ずかしいから、そんなに張り切らないでくれ………ああ、じゃあキミに期待してるよ……じゃあな…うん、さようなら…」
ガラララッ…バタンッ
先生「…………どうしよう」
56:
動揺するBBAかわいい
64:
先生「まずい……非常にまずいぞ…本当にデートする流れになってしまったっ…!どうする…?今更断れないし……しかし…」
先生「…本当にデートしてしまったら、私が男性経験0なのがバレてしまわないだろうか……いや、確実にバレるだろ……こんな歳になって男性未経験だなんて……アイツ、幻滅するんだろうなぁ〜…」
先生「くっ…し、しかし……アイツとのデートを楽しみにしているのも、また紛れもない事実だ……あっ…まずい…服どうしよう……」
先生「服っ…!そうだ服だっ、碌な服持ってないぞ私…!……うわぁ…どうしよ…まさか部屋着のネコ耳パーカーで行くわけにもいかないし……大人っぽい服なんて持ってないぞ…?」
先生「………買うか…いや、しかし…キツい……財布事情がキツすじる……そもそもっ、なんでアイツは私とデートなんてしようと思ったんだっ…!無駄な努力をしおって……!」
先生「……でも、ふふっ…そうか…私のために、頑張ってくれたのか…ふふふっ……それは…まぁ、嬉しい…けど……ふふ、駄目だ…口元が緩む…」
先生「…なんだかんだ言って………楽しみだな、デート…」
69:
あわてるBBAの前で余裕ぶっこきたい
87:
先生「……やぁ、待たせてしまったか?………なんだ、あんまりジロジロ見るんじゃない…は、恥ずかしいだろっ………へ、変じゃないか?…そ、そうか…良かった…」
先生(あ、A○eCan見といて良かった……なかなか高くついたが…どうにかガッカリさせずに済んだぞ……ありがとう、押○もえ…!)
先生「……で?今日は私をどこへ連れて行ってくれるんだ…?………ほう、植物園か……いやなに、実は私は植物が好きでな…いつか行ってみたいと思っていたから、ちょうど良かったよ……ふふっ、ナイスチョイスってやつだな…」
先生「…っはは!見ろ…!オオギヤシだ…いやぁ〜大きいなぁ!………こほん、済まない…はしゃぎすぎてしまったな………なに?『普段見れない姿が見れて嬉しい』だと?……ば、馬鹿ものっ、あんまり年上をからかうものじゃないぞ…?」
先生「なんだか……私だけはしゃいでしまったが……キミは楽しいか?…いや、その…実は……だな……いや、なんでもない……なんだかお腹がすいたな…なにか食べようか、今日は奢ってやるぞ?」
先生「……ふふっ、子どもが見栄を張るんじゃない、確かここら辺に旨いパン屋さんがあってな…そこで軽く軽食もとれるんだ…そこでいいか?……ああ、じゃあ案内しよう」
105:
カフェェエエエ
先生「………それで、どうして私とデートをしようと思ったんだ?…普通は同級生とか、仲のいい女の子と行くものだろ?…なにか、私と行きたいと思った"きっかけ"があるんだろう…?」
先生「………一目惚れ、ねぇ…確かキミは、一年生の頃からずっと保健委員だったな……ふふ、なるほど…その頃から私のことが好きだったわけか?……ふ、ふふふ!…なんだか…嬉しいぞっ………こほん…ふむ、なるほどキミが私に拘る理由は分かったよ…」
パンケーキオマチッスー
先生「お、キミのだな…なに、遠慮はいらないぞ…さぁ、食べるといい……………なんだ、パンケーキを差し出して……もしかして、『あーん』…か?」
先生「やらんぞ、私はやらんからなっ…………そ、そんなに悲しそうな顔をするな………くっ…!…あ、あーん……んむっ…もく…もく………ん、なっ、なかなか美味いなぁっ、あ、あははははははっ……」
先生(は、恥ずかしすぎて…味が分からんっ///)
110:
先生「……ありがとう、今日は楽しかったよ…普段のは違うキミの姿が見れて実に有意義な時間だった……キミも、普段とは違った私が見れて良かったろ…?」
先生「……今日は車で来ているから、良ければ家まで送って行こう……なに、気にすることはないよ…さぁ、乗りなさい」
先生「家はここでいいのか?…そうか、じゃ………おや、キミのお母さんか?……どうやら外でキミの帰りを待っていたようだな…もう夜も遅くなってしまったし、心配するのも無理はない……おや…?」
先生「………はじめまして、息子さんの学校で保健医をしている者です」
先生「…っ……………いえ、先ほど歩いている彼を偶然見かけましたので、私の車でお送りしに来ました……ええ、本当に偶然…」
先生「……ええ、それでは失礼します……それじゃあ、キミもゆっくり休みなさい…では、また明日…」
先生「…………お母様に…『今日は息子さんとデートしていました』なんて……言えるわけがないだろう…っ…」
111:
 _, ,_  ほう
( ・∀・) 
( ∪ ∪  
と__)__)旦~~
126:
先生「……やぁ、またキミか…ふふっ、昨日はありがとうな…?おかげで楽しかったよ…………昨日の、私のお母様へ言った言葉が気に食わなかったのか…?」
先生「………キミがいくら私のことを好きでも、それは世間はそれを認めてくれないんだよ…それを、キミは理解するべきだ」
先生「……だから、デートはこれっきりにしよう?…これ以上は、ボロがでる……これ以上続けたら、いずれ誰かにバレて…それでキミが好奇の目で見られて……キミが辛くなるだけだから…な」
先生「……なぁに、私は楽しかったぞ?……ふふっ、実を言うと私も…ドキドキしたよ……本当に、年甲斐もなくドキドキしてしまったよ…」
先生「デートのために服を買いに行って…化粧品だって、何年か振りに買い直した……まるで、高校生に戻ったかのような気分だったよ」
先生「……だから、私をこんな気持ちにさせてくれたキミだから……傷つくのが目に見えているのに、これ以上過ちを起こさせたくないんだ…ふふっ…」
先生「これからは健全に青春を謳歌しんむっ…!?――――」
134:
先生「…っぷぁ……っはぁ、はぁっ…っはぁ…はぁ………これは、なんのつもりだ…?」
先生「…………そうか、自分の道理が通らぬならば、力業でどうにかしようと…そういう意味か?……自分が納得すれば、世間や…相手すらどうでもいいと……なるほどな、高二にもなって………ここまでガキか……っ」
パシンッ
先生「……恥を知るといい、今のキミは………最低だ……誠に勝手だが、裏切られた気分だよ…」
先生「………出ていってくれないか……一人にしてくれ…そして、しばらく、ここには来ないでくれないか…」
先生「…しばらく……キミには、会いたくない…」
……………………。
ガラララッ…バタン
先生「………………これで、良かったんだ……そう…これで………っ……グスッ……っく……ひぅっ…」
141:
あれから、一年が過ぎて…気づけばもう…卒業の日を迎えていた
あれ以来、彼には会ってない……会ってはいけないような気が、なんとなくしたから
彼のことは、風の噂で聞いていた…どうやら、進学の道を諦め、地元の工場に就職するようだ
しかし、もうそんなことはどうでもいい……明日から、彼とは関わりが無くなるのだから
そう、思っていた
コンコン
先生「…ん?……どうぞー、まったく…卒業式だというのに、どうやったら怪我をするんだ…?」
ガラララッ
先生「……!……キミは…」
150:
先生「………やぁ、キミか…ふふっ、なんだか久しぶりだな………今日はどうした?…まさか、卒業式までサボりではあるまい?」
先生「…………私に話がある、だと?…………まさか、キミは……いや、何も言うまい…で?話ってなんだ?」
先生「……なんだ、その花束は…?…………なに?『結婚してください』…だと?」
先生「……もしやとは、思ったが…やはりキミは…まだ、私を………だが結果は同じだよ、キミは学生で、私は教師……それは世間ではタブーなんだ……………まさか…っ?」
先生「くっ、ふふふふ…はははははははっ……そうか、だからキミはわざわざこのタイミングで……そうだな、たしかに、キミは明日から学生ではなくなる……だが、まだ問題は残っているぞ…?」
先生「ふふっ、学生ではないキミを、私は養っていけるほど財力もないし、そんな気もさらさらない………あっ」
先生「たしか……キミは、就職…?……………なっ!まさかキミは…っ!私のために…!?」
151:
先生「…ばっ、馬鹿なッ!?……な、なんでそこまで…そうまでして、私のことを……?ひ、一目惚れ……したから?」
先生「…くっ、馬鹿ものっ!…なんでキミは…そこまでっ、あーもう!!」
先生「………いいのか?こんな私で…?年増のBBAだし、愛想も無いしっ、料理だって下手だしっ!部屋着だってネコ耳パーカー…だし………その、男性経験無いから…果たしてキミを満足させられるか…って、私は何を言ってるんだ…っ?!」
先生「……それでも…こんな私でも…もらってくれますか…?私を……幸せにしてくれますか…?」
先生「………ふ、ふふっ……期待、しているぞ?」
    糸冬
   ………………
   製作・著作 NHK
152:
 _, ,_  イイハナシダヨネー
( ;∀;) 
( ∪ ∪  
と__)__)旦~~
154:
>>152
光栄です
16

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