シャア「ガンダムで最高の女は誰かだと?」 シロッコ「そうだ」back

シャア「ガンダムで最高の女は誰かだと?」 シロッコ「そうだ」


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1:
シャア「そんなもの決まっている。永遠の心の母、ララァ・スンしかあるまい」
シロッコ「貴様はそう言うだろうがな、それを議論して決めようというのだ」
シャア「以前にもそのような試みをしたことがあったが、結局『みんな違ってみんな良い』という結論に落ち着いたぞ」
シロッコ「ふん、いかにも俗人共が出しそうな答えだ」
シャア「なに?」
シロッコ「シャア、答えが出なかったのは議論した相手が、何も変えられん偽善者共だったからだろう」
シロッコ「だからこそ、そんな曖昧なことになる。所詮連中は同じ場所をグルグルと回っているだけだ!」
シャア「ならば、誰と話せと言うのだ」
シロッコ「安心しろ、私が相応しいと思う連中に声を掛けておいた。人々を統べた経験を持つ、決断できる一握りの者達だ。さあ、来い!」
ゾロゾロゾロ・・・
ギレン「まったく、この私を呼びつけるとは」
フリット「休む暇もないほど忙しいというのに」
リボンズ「ふふふ、しかし中々面白そうな話じゃないか」
カロッゾ「・・・・・・・・・・・・」
シャア「うわぁ」
2:
シャア「このメンツで最高の女を決めるのか・・・・・・」
シロッコ「善玉で話し合うから当たり障りのないイイコちゃんな結論で終わってしまうのだ」
シロッコ「我々悪玉ならば他者を傷つけようとも必ず明確な答えを出せる! 決め方にもちょっとした腹案があるしな」
フリット「おい! 誰が悪玉だ! 貴様等と一緒にするな!」
フリット「私は主人公だぞ!?」
シャア「私だって、兄貴分を演じたこともある男だ!」
シロッコ「どちらも、その後の話をしている」
ギレン「そもそも、何を持って悪玉と決めつける。ガンダムは勧善懲悪ではないとよく言うだろう」
シロッコ「別に悪玉という言い方が気に入らなければ言い換えても良い。しかし、我々にはある共通項がある」
フリット「共通項だと? 私がこの悪役共とどう共通しているというんだ」
シロッコ「我々は全員、民間人の大量殺戮を企図、ないし実行している」
フリット「む」
シロッコ「要するにその目的の為には手段を選ばぬ姿勢を重視し、貴様等を選別したのだ」
ギレン「な、なら貴様はそれで良いのか? 自分自身を悪と言っているも同じだぞ!」
シロッコ「私は歴史の立会人だ。自身を客観的に見ることが出来る。貴様等とは違うのだ」
7:
フリット・シャア・ギレン「ぐぬぬ」
リボンズ「・・・・・・」
シャア「おい、リボンズ・アルマーク!」
リボンズ「ん、なんだい?」
シャア「貴様も何とか言ったらどうだ。悪玉扱いをされて納得できるのか?」
リボンズ「・・・・・・ふ、善だの悪だの、くだらないね。これだから人間は」
フリット「なに?」
リボンズ「僕は君たち人類の上位種、神そのもの」
リボンズ「つまり、人間の定める善悪などとうに超越している」
リボンズ「僕の存在そのものが善なのだから、下等な人類に悪と言われようが気にもならないよ」
シャア「お前にふった私が間違いだった」
10:
リボンズ「まあ、そんなことはどうでも良いよ。重要なのはガンダムシリーズ最高の女性を決めることだろう?」
リボンズ「もっとも、それにしたって答えはもう出ているけどね」
シロッコ「なんだと?」
リボンズ「この僕が決めた女性が最高だ。異論は認めないよ」
フリット「ヴェイガンどころか人ですらない貴様が何を言うか」
リボンズ「ふっふっふっふっふ。分かっていないね」
リボンズ「この中で僕こそが最も女性について理解している存在だということを」
ギレン「なにィ?」
シャア「またか」
フリット「戯れ言を! 性別すら持たない貴様に女性の何が分かるというのだ!」
リボンズ「やれやれ、これだから人間は……」
リボンズ「いいかい? 僕はたしかに無性だから生殖器は無い」
リボンズ「しかしね、食事はするから排泄器官はあるんだよ」
13:
ギレン「何が言いたい!?」
リボンズ「君たち人間にも分かりやすいよう単刀直入に言おうか」
リボンズ「僕はアレハンドロ・コーナーによって何度も肛門をファックされている」
フリット「・・・・・・!?」
シロッコ「ま、まさか」
リボンズ「そう、つまりは僕はこの中・・・・・・いや、映像化された中で唯一挿入される側、すなわち女性の気持ちを理解できる存在だというわけさ」
ギレン「待て! 貴様がアレハンドロ・コーナーとニャンニャンした映像など見た記憶がないぞ! 見たくもないが!」
シャア「……スペシャルエディションの中で、大使とこいつの事後と思わしき場面が追加されているらしい」
ギレン「何だと!?」
フリット「……してやられたな」
リボンズ「ふふふふ」
15:
フリット「では訊くが、君はどの女性キャラが最も優れていると思うのかね」
リボンズ「決まっている。マウアー・ファラオだよ」
リボンズ「ガンダムシリーズの大半は気の強い女達で構成されているが、彼女は違う」
リボンズ「優しくて、控えめで、従順……結婚後のことまで考えれば、彼女のような女性でないとならないのさ」
ギレン「別に気の強い女性であろうと結婚は出来るだろ」
リボンズ「愚かだね。それは君が結婚したことがないからそう言えるんだよ」
リボンズ「良いかい? 女性というものは妊娠・出産を経ると急激に気が強くなる」
シロッコ「ぬ……」
17:
リボンズ「元が気の強い女性となればなおさらそうさ。頑固で、絶対に折れない手のつけられぬ女となる」
リボンズ「こっちが運転している時に横からあれこれと注文をつけてきて気を散らせ、ほんの少し危なかったというだけで金切り声をあげ怒りだしたり」
リボンズ「悩みを話してきたから、解決策になりそうなアイディアを言ってみただけで『私の話を聞きたくないの!?』と怒りだし」
リボンズ「『そっちの助言なんて欲しがってないの、ただ話を聞いてくれれば良いだけ』と怒鳴ったり」
リボンズ「それで喧嘩になったけれど、いつまでもこんな状態じゃ良くないと思ってこっちから謝ったら『当然』という顔をして一言の謝罪もなかったり……!」
リボンズ「そして更には! こっちの言葉の誤用を指摘してきて、いや誤用じゃないよと言って聞かせても納得しなかったから、わざわざ辞書まで持ち出してやっぱり誤用じゃなかったことを確認したのに」
リボンズ「『でもフツーはそんな使い方しないから、恥かくだけだしもう使わない方が良いよ』と言い放ちやがったりぃいいいいいい……!!」
リボンズ「あと、それから……ッ!!」
シャア「お、おい、落ち着け!」
ギレン「分かった、もう分かったから! な!?」
リボンズ「……ハッ」
リボンズ「…………」フーッ・・・フーッ・・・
リボンズ「……ふ、まあ、そういうわけで、気が強い女性は嫁にしない方が良いんだよ」
リボンズ「もっとも、僕は人類を超越した上位種だから、今のはあくまで一般論だけどね」
シロッコ「お、おう。そうか……」
20:
シャア「……しかし、分からんでもないな」
ギレン「なに? 貴様も未婚だろうが。共感できるのか?」
シャア「ハマーンのことを考えるとな。こう、ちょっと想像してしまった」
ギレン「おい、ふざけるな、ハマーン・カーンは良い娘だろう。貴様にベタ惚れだし、リボンズのようにはなるまい」
リボンズ「いや! 僕の話じゃないから! あくまで一般論を……」
シャア「私にベタ惚れなうちはまあ良いかもしれん。だが、何十年も恋愛感情が続くわけではないだろう」
シャア「いずれそういった感情は薄れていって、生まれるとすれば家族愛や愛着というものだ」
シャア「そうなった時、ハマーン・カーンが良妻でいられると思うか?」
ギレン「…………う、うーん」
23:
リボンズ「ふふふ、君たちにも理解できたようだね」
リボンズ「フリット・アスノ、君だって既婚者なんだから分かるだろう?」
フリット「私の家内は従順で気が弱いから全く共感できないな」
リボンズ「ちくしょおおおおおおおおお!!」
シロッコ「おい! だから落ち着けと言ったはずだ!」ガバッ
リボンズ「人間風情がああああああ!! 羨ましいんだよおおおおおおおお!!」
シロッコ「どうどう!!」
フリット「哀れな奴だ」
29:
――――――
――――
――
リボンズ「……ふふ、すまなかったね。少々お見苦しいところを見せてしまったようだ」
シャア「本当にな」
リボンズ「しかし、これで分かったろう? 最高の女性はマウアー・ファラオだということを」
シャア「しかしだな、おしとやかな女性で言えば別にマウアーに限らずとも……」
シロッコ「ストップ!」
シャア「なんだ?」
シロッコ「それ以上はやめろ。互いに個人名を出していったところで折り合うはずもなかろう」
ギレン「最高の女を決めると言ったのは貴様ではないか」
シロッコ「最初に言ったはずだ、腹案があると」
シロッコ「ボンズリが先走ったせいで言うタイミングを逃していたが、今回決める方法は別にある」
リボンズ「何だというんだい? もったいぶってないで早く言いなよ」
シロッコ「ふっふっふ、そう焦るな」
シロッコ「ズバリ、『最高の女の条件』だと思うものを1人ずつ挙げていくのだ」
31:
フリット「条件?」
シロッコ「そう、そのうえでその条件全てに合致する女性を最高だと決めるのだ」
ギレン「なるほどな、それならば議論が平行線になることもあるまい」
シャア「条件に一致する者が複数いても、かなり絞られているだろうから投票にできそうだな」
リボンズ「人間が考えたにしては中々悪くないんじゃないかな」
シロッコ「そうだろう、そうだろう」
シロッコ「では、さっそく1人ずつ条件を出していこうか。リボンズ……はもう散々言ったからいいな」
リボンズ「そうだね。僕の条件は従順であることだ。お淑やかや控えめと言い換えても良い」
シロッコ「よし、ではシャア。条件を言ってみろ」
シャア「やはり母性だろうな」
ギレン「予想通りの答えだな」
シロッコ「まあ、シャアならそれしかあるまい」
シャア「……何か腹立つな、貴様ら」
33:
シロッコ「では、ギレン総帥。貴様が考える最高の女の条件とはなんだ?」
ギレン「処女だな」
シロッコ「え?」
ギレン「処女であることだ」
ギレン「性の乱れは文化の乱れ」
ギレン「複数の男と関係を持つ女など優良種とは言えん」
ギレン「よって当然ながら最高の女たるには処女であることが必要不可欠である」
シロッコ「…………ああ」
シャア「うわ」
35:
まさかの処女厨
36:
流石ギレン閣下
38:
リボンズ「……」ニヤッ
シロッコ「はい、じゃあフリット・アスノはどうかな」
フリット「そうだな、私は」
ギレン「おい待て! 何だそのリアクションは! なぜちょっとひいている!?」
シロッコ「いや、大丈夫です。別にひいてないです」
ギレン「ひいてるじゃないか!」
シャア「しかし、なあ」
ギレン「いい加減にしろよ。貴様らが挙げた条件だって大概なのに、なぜ私だけこんな扱いを受けねばならん」
シロッコ「まあ待て。別に何も言ってないだろう。その条件で良いから」
ギレン「いいや良くない! 貴様等の偏見をはらさねば気が済まん!」
シロッコ(こいつめんどくせえ)
ギレン「そうだ、例え話をしよう! 例えばだ!」
ギレン「ここに2つのアイスがある!」
ギレン「1つは新品で袋に入ったままのアイスで、もう1つはどこの誰かも知らん男がベロベロ舐め回した後に水道水で洗ったものだ!」
ギレン「はい!! あなたはどちらを選びますか!?」
40:
ギレンさんwwwwwwwwwwww
45:
シャア「……新品の方だが」
ギレン「だろ!? つまりそういうことだよ!」
シロッコ「はい、じゃあフリット将軍いってみようか」
ギレン「待てェい! 待ってくれ!」
フリット「なんなんだ……」
ギレン「いや私だって食べられなくはないぞ!?」
ギレン「もし新品がクソ不味くて、こっちの方が旨いというのなら、知らんオッサンがベロベロ舐めたアイスを選ぶかもしれん!」
ギレン「だがな、嫌だろ!? どうしてもそのことが頭をチラついて嫌悪感を拭えないだろう!?」
ギレン「だとすれば、同じくらいの味ならば、新品の方を選ぶ。私が言っているのはそういうことだ!!」
ギレン「じゃあ逆に訊くが!? 貴様等は他人が舐めたアイスを心から愛せるというのか!?」
シロッコ「総帥、落ち着いてくれ」
48:
アイスを愛すってかwwwww
50:
シャア「だいたい、貴様の言う処女の基準は何なのだ。作中で喪失してもアウトなのか?」
ギレン「いや、1人の男としか関係を持っておらず、かつそいつと離縁していなければセーフだ」
ギレン「ようは何というか……運命の相手と出会うまで処女ならばそれで良い、みたいな、そんな感じだ……ふふ」
シロッコ「やめろ! 鳥肌が立つ!」
52:
リボンズ「となると、僕の作品で言えばフェルト・グレイスなんかも失格かい」
ギレン「いや、彼女はセーフだな」
リボンズ「へえ、なぜだい? 彼女は相手が死んだからとはいえ、一度心変わりしているんだよ」
ギレン「心は関係ない。体が処女であれば良いのだ」
ギレン「フェルト・グレイスはたしかに好意の対象を変えているが、処女は失っていないと考えられるからな」
ギレン「唇を奪われたのは正直グレーだが、まあ大目に見よう」
ギレン「極端な話、相手が破瓜の瞬間に別の男のことを想っていても、私にとっては何ら問題ではないということだ」
ギレン「いっそ興奮する!」
ギレン「私が重視するのは体だけだ! 心にまで拘る奴は真の処女厨とは言えん。そういう連中に比べれば私は寛容だろう?」
シロッコ「むしろ、ゲスさが増している気が……」
54:
シロッコ「まあ、とにかく第二条件は処女であることか」
シロッコ「残念ながら貴様が推すララァ・スンはここで脱落だな」
シャア「それは違うぞ!」
フリット「だが、ララァ・スンは元売春婦ではないのか?」
シャア「勘違いしている奴が多いが、その設定は小説版のうちの1つだけのものだ」
シャア「原作やその他の小説版では描かれていない! だとすれば、ララァを非処女とは決めつけられんはずだ」
シロッコ「ふむ、なるほどな……では、処女評論家のギレン・ザビ総帥に判断を委ねよう」
ギレン「アウトだ」
シャア「なにぃ!?」
ギレン「たしかに貴様の言うことも一理あるが、あまりにも売春婦設定が浸透してしまっている」
ギレン「それに加え、原作その他でも貴様に拾われるまで荒んだ環境にいたことが匂わされている」
ギレン「よって、あまりにも非処女の臭いが強すぎる為、ララァ・スンは脱落とする!」
シャア「くそうっ!」ガンッ
シロッコ「残念だったな」
56:
ギレン「やはり地球は恐ろしい場所だ」
ギレン「それに比べて我がジオン公国は、私の意向で性風俗について強く締め付けていたからな」
ギレン「地球に比べれば未婚女性の処女率は極めて高かった」
リボンズ「……公衆便所」ボソッ
ギレン「!?」
シロッコ「おい、やめろ」
60:
リボンズ「グローブ、だったかな。君の言うことが本当ならば、そこに住む女性達も処女が多かったんだろうねえ」
ギレン「」ブルブルブルブル
シャア「よせ、相手にするんじゃない」
リボンズ「君のお陰で守られてきた処女を、連邦兵が美味しく頂いたわけだねwww」
ギレン「貴様ァッ!!」ダッ
リボンズ「せいっ」バキッ
ギレン「ぐああっ」ドサッ
リボンズ「やめて欲しいなあ。人間風情が僕に敵うはずがないだろう?」
ギレン「……ちくしょう」
ギレン「ちくしょおおおおおおお!!」
リボンズ「wwwwwっwwwwww」
シロッコ「お前……」
シャア「このメンツの中ですら、貴様は抜群に性格が悪いな……」
64:
ギレン「くそう、くそう……」ポロポロ
シャア「おい、もう泣くんじゃない。奴を喜ばせるだけだぞ」
ギレン「くそ……なんで……なんで……」
ギレン「なんでアーチェを非処女にしやがったんだァッ!!」
シロッコ「何の話だ」
ギレン「ソニア王女もだああああああああ」
67:
シロッコ「何かどっと疲れたな」
シロッコ「よし、今度こそフリット、貴様の番だ。さあ、条件を言え」
フリット「うむ、私の条件は決まっている」
フリット「Xラウンダーないし、それに準ずる存在であることだ」
ギレン「つまり、ニュータイプやコーディネイター、イノベイター等ということか?」
シャア「今度はまともな条件が出てきたな」
シロッコ「まともか? これ」
70:
リボンズ「だけど、君の細君はXラウンダーではなかったはずだよ?」
フリット「だからこそだ」
シロッコ「ん?」
フリット「凡人を妻にしたばかりに、我が子達は私の才能を受け継がなかった」
フリット「それを反省し、伴侶もまたXラウンダーの才能を持った者でなければならないと気がついたのだよ」
フリット「それも片鱗ではない……そう、ユリンのように偉大な素質を持つ者が!」
シロッコ「やっぱりまともじゃなかった……」
75:
リボンズ「これで条件は出揃ったようだね」
ギレン「『従順で、母性があり、しかも処女で、なおかつ強力なニュータイプであること』か」
シロッコ「貴様ら、揃いも揃ってろくでもない条件を出しおって……」
フリット「それこそユリンはどうだ?」
シャア「いやダメだ。彼女には母性が足りない。守られ感が強すぎる。私を包み込んでくれる気がしない」
フリット「むう……」
シロッコ「そもそも条件が無茶苦茶だろうが」
リボンズ「探せばいるんじゃないかい?」
シロッコ「強力なニュータイプの時点で狭いのに、強気でもなく、しかも処女だと? そんな都合の良い女性がいるはずが……」
カロッゾ「……ティファ・アディール」
シロッコ「!」
カロッゾ「ティファ・アディールなら該当するのではないか?」
76:
カロッゾ急に出てくんなよwwwww
78:
いたのかwww
79:
シロッコ「そ、それは」
リボンズ「たしかに、彼女は従順だね」
シャア「それに母性もある……とりわけ後半は」
シロッコ「だ、だが、彼女は研究所に長年囚われていた……処女を失っている可能性も」
ギレン「そんな描写の全くないところまで含めるわけにいかんだろう」
ギレン「彼女は処女だ。アーチェと違って」
シロッコ「ぐ……」
フリット「Xラウンダー……いやさ、ニュータイプとしての才能も豊かだな」
リボンズ「完璧だね」
シャア「ああ」
ギレン「認めざるを得まい」
フリット「まさしく」
シロッコ「……だがな」
シロッコ「ベタじゃね?」
シロッコ「ティファって結論……ベタ過ぎじゃね?」
84:
リボンズ「良いじゃないか、別にベタでも」
シロッコ「……条件が厳しすぎるかもしれん」
シャア「なに?」
シロッコ「ここは一つ、条件を外してみよう。偶々1つの条件に引っかかっただけで除外というのはフェアじゃない」
シロッコ「3条件のみ満たす女性もありということで考えてみようじゃないか」
シロッコ「じゃあとりあえず、ギレンの処女という条件を外すぞ。まず、これが厳しすぎだ」
ギレン「おい、ふざけるな! 私はオッサンの舐めしゃぶったアイスなど愛せないと……」
シロッコ「黙れ!」
ギレン「」ビクッ
86:
シロッコ「よーし、そうだな……」
シロッコ「そうだ、手始めに最近の作品からマリーダ・クルスはどうだ」
シロッコ「彼女は非処女代表のように言われているが、一方で高い人気を誇る」
シロッコ「ギレン総帥のアレな条件で彼女のような優れた女性を除外するのは損失だ」
シロッコ「よし、なら彼女をティファに続く第二候補として」
フリット「いや、彼女はダメだ」
シロッコ「?」
シロッコ「なぜだ。彼女は処女ではないが、他の条件は全て満たしているだろう」
フリット「たしかにマリーダ・クルスはXラウンダー能力を持ってはいる」
フリット「だが、彼女は子供が産めない体ではないか」
シロッコ「」
フリット「私が条件として挙げたのは『優秀な子を産めるようなXラウンダーであること』だ」
フリット「才能があっても子が成せないのであれば何の価値もない」
87:
なんという畜生
91:
シロッコ「…………」
ギレン「うわ、ゲス……」
フリット「!?」
リボンズ「最低の人間だね君は」
フリット「ふざけるな! 貴様等にだけは言われたくない!!」
ギレン「なんだと!?」
リボンズ「そもそも妊娠出産という仕組み自体が古いんだよ。子供は全て試験管で造れば問題解決さ」
ギャーギャーワーワー
シャア「……まとまらんな」
96:
シロッコ「……そ」
シロッコ「そうだ鉄仮面! いやカロッゾ・ロナ!」
シロッコ「全く喋らないからすっかり忘れていたが、貴様はどうなんだ!」
シロッコ「貴様の思う最高の女性の条件を言ってみろ!」
カロッゾ「…………」
リボンズ「ふふふ、まあ言わなくても察しはつくけどね」
シロッコ「おい」
リボンズ「大方、浮気をしない貞淑な女性であること、だろう? ふふ、ふ」
シャア「また貴様は……」
カロッゾ「いや」
リボンズ「?」
カロッゾ「浮気は、しても良い……」
シロッコ「え?」
カロッゾ「ただ、浮気をして……他の男のところへ行っても」
カロッゾ「最後には、私の元へ帰ってきてくれる……それだけで、十分だ」
98:
カロッゾさん…………
99:
悟り過ぎだぞwww
105:
泣いた
106:
カロッゾ「…………」
リボンズ「…………」
シャア「…………」
ギレン「…………」
フリット「…………」
シロッコ「…………」
108:
どうすんだよこの空気・・・
110:
シロッコ「…………っていうか」
シロッコ「ぶっちゃけティファが最高だな!」
リボンズ「まあ、結局そうなるよね」
シャア「うむ、妥当だな」
ギレン「ふ、異論はない」
フリット「右に同じだ」
シロッコ「何というか、あまりにもベタな結論だったから意固地になっていたが」
シロッコ「やっぱティファが一番良いわ」
112:
シロッコ「よーし」
シロッコ「風俗行くか!」
115:
なんでだよwww
116:
シャア「いいな。良い店をしっている」
リボンズ「そこはもちろんア○ルを攻めてくれるんだろうね?」
シャア「当然だ。無料オプションでな」
リボンズ「ふふふ、分かっているじゃないか」
フリット「あ、もしもしエミリーか? 私だ。今日ちょっと帰り遅くなるから」
ギレン「その前に呑みに行こう呑みに。な、カロッゾ」
カロッゾ「良いのか?」
ギレン「シロッコの奢りだ」
シロッコ「っておい!」
ドッハハハッ
117:
シャア「やはり総帥はファンタジア派か?」
ギレン「ああ、私は1st原理主義者でな。ミント最高」
シロッコ「エターニアも良いぞ」
フリット「ヒロインで言えばコハクが好みだ」
カロッゾ「私はジュディスさんだな」
シャア「あっ、分かるわーそれ! 話があうな鉄仮面」
prrrrrr
リボンズ「……ごめん、ちょっと電話だ」
リボンズ「もしもし……? うん……うん、いやまだソレスタルビーイング号」
リボンズ「え? いや、仕方ないだろう、最近忙しいんだから」
リボンズ「いや言ったよ、ヴェーダのチェックが……ああ、ああ、うん、分かってるって」
リボンズ「うん、で、もうちょっとかかりそうだから……え?」
リボンズ「いやでも…………うん……うん、いやそれっ……うん」
リボンズ「……分かったよ。はい……うん……じゃあね……はーい……」
118:
リボンズ「……僕ちょっと用事が出来たから行けないわ」
シロッコ「お、おう。そうか。残念だ」
シャア「まあ、また誘うから、うん」
リボンズ「ああ、ありがとう……じゃあ楽しんできなよ」
ギレン「なら、またな」
フリット「行くか」
カロッゾ「気を強く持てよ」
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リボンズ「…………」
リボンズ「………ティファと結婚したかった」

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