アイリス「えーっ! ヒカリさんの彼氏ってポッチャマなんスか!?」back

アイリス「えーっ! ヒカリさんの彼氏ってポッチャマなんスか!?」


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1:
ヒカリ「そうよ。この子は私の初めてのパートナーなの。いつも私を守ってくれるのよ、ねっ」
ポッチャマ「ポチャポーチャ!」エッヘン
アイリス「マジウケるwwwポケモンが彼氏とか発想が子供ねwwwww」
ヒカリ「ムッ。そういうアナタだってキバゴを髪の中に入れて連れ歩いているみたいだけど?」
アイリス「は? こいつはアレだしwwwwババアに育てろって言われたから連れてるだけだしwww」
アイリス「適当にバトル眺めさせてオノノクスに進化させちまえばお払い箱だしwwww」
キバゴ「zzz……」スヤスヤ
ポッチャマ「ポチャー(憐れみ)」
元スレ
ニュース報(VIP)@2
アイリス「えーっ! ヒカリさんの彼氏ってポッチャマなんスか!?」
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3:
アイリス「てか観ましたよ、先輩の現役時代の映像wwwコーディネーターされてたんすねwwww」
アイリス「あれ何だっけ、フレイムアイスっすかwwwオリジナルの厨二技炸裂しまくりwwww」
アイリス「ゲームで複合タイプ技が導入されたら即採用っすねwww誰も覚えなさそうだけどwww」
ヒカリ「あれはポケモンたちと協力してアニメ映え――もといコンテスト映えする技を編み出した結果」
  「あなたに笑われる筋合いなんてないわ。それに、今だって現役ですからね、私」
アイリス「あとwwwブッwwwやべ思い出し笑いwwwプラスルとマイナンとのバトルも観ましたwww」
ヒカリ「!! あれは……」
アイリス「ピカッてましたねwwwしかも髪の毛爆発wwwウケるwww」
アイリス「あれが全世界に発信されたのによく出歩けますねwwwもしかして心臓の毛まで爆発してるとか?www」
アイリス「ねぇwwwどうなんスかwwwピ・カ・リ・さんwwww」プギャー
6:
ヒカリ「ちょっとアナタ! さっきからカンジ悪いけど、どういうつもり!?」
ヒカリ「新シリーズが始まるっていうから呼ばれて来てみれば、ずっとこの部屋で待たされて
 当て擦りまで言われて! これじゃちっともサトシに会えないじゃない!」
ガチャ
サトシ「おーい、まだ準備終わらないのか?」
ヒカリ「あっ! サトs……」ドンッ
アイリス「ああーん、サトシぃ〜! 待っててって言ったじゃ〜ん」
アイリス「女の子にはサトシの知らない秘密がいっぱいあるからメイクに時間がかるのよん」
サトシ「そうなのか? でも早くしてくれよな、デントも待ちくたびれて寝ちゃったよ」
アイリス「んも〜、せっかちね。ほんとサトシは子供なんだから。でもそこがまたカワイイんだけど」
アイリス「後で女の子のヒ・ミ・ツ教えてあげるから、もう少し待っててん」
サトシ「あっ、おい、押すなよ、いるんだろヒk……」
バタン!
8:
ヒカリ「イタタ……ちょっとアナタ、既にサトシ来てたんじゃない!」
ヒカリ「サブウェイのダイアの乱れで遅れてるっていうのは嘘だったのね!」
アイリス「は? 先輩が一向にその下品なピンクのミニスカートを履き替えないから
  衣装のセットが終わらないだけなんですけど?」
ヒカリ「これは私のトレードマーク! 正装よ! それに、ワンピースだし(多分)」
ヒカリ「ははーん、アナタ、サトシの前でだけ露骨にキャラ変えて猫なで声なんか出して……」
ヒカリ「さてはサトシのこと好きなんでしょう?」
アイリス「なっ……んな訳ないし! 子供番組なのにすぐカプ妄想するとかキモイんですけど!」
アイリス「仮にあんなポケモンバカにばれて旅が出来なくなったとしても全然こたえたりしないし!」
ヒカリ「ほら図星。語るに落ちたわね。やっぱりサトシのこと好きなんじゃない」
ヒカリ「大方ヒロインの座とサトシを私に奪われる前に、私を怒らせて帰らせようとしてたってところかしら」
アイリス「ギクッ」
13:
ヒカリ「フン。サトシはともかく、誰がヒロインに相応しいか……それを決めるのは視聴者よ!」
ヒカリ「どれどれ、ポケッチのささやきアプリ『ゴニョッター』でどっちが人気があるのか見てみましょう」
アイリス「ぽ、ぽけっち? ごにょった???」
――ポケモン図鑑「ゴニョッター。ツ○ッターのポケモン世界版」
ヒカリ「まずは私がみんなにどう思われているかね。なになに……」
ヒカリ「『髪型が変わるのがカワイイ』『健気』『応援したくなる』『足がきれい』『はいてない』
 『口癖に癒される』『等身大の女の子っぽくてイイ』『歴代ヒロインNo1』とあるわ」
ヒカリ「いやーん、誉め言葉ばっかりで照れちゃうな〜」ギュウウ
ポッチャマ「ポ、ポチャ・・・」ギチギチ
16:
アイリス「な、なによ、そんなの! 私の方が人気あるし!」
ヒカリ「うるさいわね……えーと、次はアイリスについてのささやきよ。読むわね……」
ヒカリ「『キャンキャンうるさい』『口癖がウザい』『自分勝手』『汗臭そう』『走り方が致命的にキモい』
 『ヒロインのデザインじゃない』『里に帰れ』『映るな』『ツタージャにヒロイン譲れ』……とあるわ」
アイリス「ぐぬぬ……何よそれ、悪口ばっかりじゃない! どうせ選んで読み上げてるんでしょ!」
ヒカリ「そんなことないんだけどなー。あっ、一人だけ誉めてる人がいるわ」
ヒカリ「『アイリスは褐色ヒロイン再興の星』……そのあと全否定されまくってるけどね」
ヒカリ「でも、これでどっちがヒロインに相応しいかわかったでしょ」
ヒカリ「これじゃ私が呼ばれるのも無理ないわね」
※注)ネット上ではコイルが人気No.1ポケモンになったりするので
 よい子のみんなはネットの情報を鵜呑みにするのはやめましょう
19:
ヒカリ「これでわかったでしょ? 世間はアナタより私のようなヒロインを求めているの」
ヒカリ「たとえ私への妨害工作に成功したところで、アナタの新シリーズのヒロイン続投はまずないわ」
ヒカリ「つまり、私が新シリーズのヒロインってことで、ダイジョーブ!」キラリン☆
ポッチャマ「ポチャ ポーチャ!」ピョィン
アイリス「ムキー! ムカツクムカツクムカツクー!! こうなったら……」
アイリス「アンタのその顔メチャクチャにして二度とTVに映れなくしてやるんだから! 覚悟なさい!」
ヒカリ「な、何よ、返り討ちにしてあげるわ! 行くわよ、ポッチャマ!」
ポッチャマ「ポチャッ」シュタッ
???「待ていっ!」
ヒカリ「えっ、誰!?」
23:
デント「話は聞かせてもらった! その勝負、ボクが預かる!!」バーン!!
アイリス「デント!? いつからロッカーの中に!? 待ちくたびれて寝てるはずじゃ……?」
デント「フフフ……それは変装したヤナップとイワパレスさ」
 「サトシの目を盗んで部屋を抜け出したボクは、通気口を伝ってこの部屋まで移動し
  さっきサトシが様子を見に来たタイミングで素早くロッカーに身を隠したのさ!」
アイリス「でも、どうして忍び込んだりなんか」
デント「そりゃあ、Sクラスソムリエとしてあの人気コーディネーターのヒカリさんの
 生着替えを見逃す手はないからね。しかとこの目に焼き付けに来ました」ハァハァ
ヒカリ「ひっ」ゾワッ
26:
アイリス「Sクラス? デントはAクラスのソムリエのはずじゃなかった?」
デント「それはポケモンソムリエとしてのクラス。ボクが最も得意とする分野――
  ガールズテイスティングにおいては、Sクラスの称号を持っているんだ!!」
ヒカリ「が……ガールズテイスティング?」
デント「そう。女の子のあらゆる魅力を男の子の目線で味わい尽くし、評価する」
デント「それがガールズテイスティングさ。容姿や内面は勿論のこと、萌えポイントや
 セクシーさ、果てはスメルと五感で女の子を堪能し、余すところなくその魅力を玩味するんだ」
アイリス「五感で……って、何するつもりよ!?」
デント「何もおかしなことはしないよ〜。ただ君たちが血を血で洗う争いを繰り広げる前に
 ガールズテイスティングでどっちが
 ヒロインに向いているかを客観的に決めてあげようってだけだよ」
アイリス「そうじゃなくて、私たちに変なことするつもりでしょ!?」
デント「大丈夫、今回はこの舌を使うまでにしておくから」レロン
ヒカリ「ひっ」ゾワッ
デント「というわけで、イッツ テイスティング タァイムッ!!」チャラララチャラッチャラ♪
アイリス&ヒカリ「きゃああああああぁぁぁ!!」
30:
(――中略――)
アイリス「そ、そんな……私って男の子にそんな風に思われてたわけ……!?」ガクリ
ヒカリ「これがSクラスガールズソムリエの舌鋒……」
ヒカリ「聞いてるこっちがいたたまらなくなるなるほどにムゴい言いようだったわ」ゴクリン
ポッチャマ「ポ、ポチャ・・・」フルフル
デント「んー、容姿と内面、あと匂いだけのテイスティングだったけど、こんなものかな」
デント「本当は完璧なテイスティングのために味や肌触りも確かめたかったんだけどねぇ」ペロッ
 でも、変態紳士たるボクは女の子の同意なしにフルテイスティングしないからご安心を」ジュルリ
ヒカリ「ひっ」ゾワッ
アイリス「ちょっと、今のは個人的感情が入ってるでしょ! やり直しなさいよ」
デント「やり直すってことは、お触りありのフルテイスティングをお望みってことかい?」
アイリス「なっ、そんなのイヤに決まってるじゃない!」
デント「ま、フルテイスティングをしたところでアイリスが
 ヒカリさんを超えることはないと思うけどね」
アイリス「ぐぬぬ」
31:
アイリス「……アンタたちに何が分かるのよ……」
ヒカリ「?」
アイリス「ザコポケとちっとも言うこと聞かないドリュウズだけ持たされて
  竜の里を追い出されたアタシが、どんなに惨めだったか……分かるわけない」
デント「アイリス……? 里を追い出されたって、一体?」
アイリス「私に出された修行の目的は“キバゴをオノノクスに進化させる”こと」
アイリス「その目的を達成するまでは里に戻ってはいけないと言われたわ」
アイリス「でも、そんな無理難題……帰ってくるなって意味だと、すぐに分かった」
アイリス「そう、わたしは捨てられたのよ、竜の里から……」
ヒカリ「そんな……」
33:
アイリス「それでも里に帰るため手を尽くしたわ」
アイリス「アホそうなトレーナーから不思議なアメを横取りするため旅に同行してみたり」
ヒカリ「それって、まさか……」
アイリス「そう、私がサトシの旅について行ったのは、進化用の不思議な飴強奪が目的だったのよ」
デント「なんだって!?」
アイリス「だけど……サトシを好きになっちゃったのは予定外だったけどね」
――そのころサトシは――
サトシ「暇だな、ピカチュウ、自主トレでもするか! 俺に向かってエレキボールだ!」
ピカチュウ「嫌だよめんどくさい」
35:
デント「うーん、なんだかよく分からないけど、とりあえず
 ポケモンバトルで決着をつけてみてはどうだい!?」
ヒカリ&アイリス「望むところよ!」
――外のバトル場へ移動――
デント「では、審判はボクが務めるよ」
デント「使用ポケモンは3体、交代あり。ポケモンがすべて戦闘不能になったら負けだ」
デント「では始め!」
アイリス「エモンガ、出ておいで!」ッポン
エモンガ「エッモー」
ヒカリ「ミミロル! あなたに決めたわ!」ッポン
ミミロル(ミミロー)
ヒカリ「諸事情で喋らないけど、やる気は十分よね、ミミロル!」(ミミロッ)
 「こっちから行くわよ! ミミロル、冷凍ビーム!」
ミミロル(ミミー ロー!!)シビシビシビ
38:
アイリス「いやっ、氷ダイプのワザ!? エモンガ、かわして〜っ!」ブルブル
エモンガ「エモエモー!!」サッ
アイリス「やった! エモンガ、メロメロで反撃よ!」
エモンガ「エモ〜ン」ハァト
ミミロル(?)
デント「どうやら、そのミミロルはメスみたいだね」
ヒカリ「そうよ。女の子らしくオシャレしてたのにねー、ミミロル。 失礼しちゃうわ」
39:
アイリス「ぐぬぬ……なら放電よ!」
エモンガ「エッモー!」バチバチバチバチ
ヒカリ「そう来ると思ったわ! メロメロに失敗した以上、得意な電気タイプで攻めてくるとね!」
ヒカリ「ミミロル、戻って!」
ミミロル(ミミロー)ピシューン
アイリス「何!?」
ヒカリ「頼むわ、マンムー!」
マンムー「マンムゥゥー!!」ビビビビビビビビ
マンムー「マムッ」ケロリ
デント「うまい! 電気技を読んで地面タイプで技を無力化した」
デント「エロカワイイだけじゃない、トレーナーとしてもかなりの実力者だ……!」
ヒカリ「」ゾワッ
44:
アイリス「キーッ! なら今度こそメロメロで戦えなくしてやるんだから!」
アイリス「股間のモッコリ具合からしてそのマンムーはオスよね!? やって、エモンガ!」
デント「そういう下品な物言いが好感度を下げているのだとなぜ気づかない!?」
エモンガ「エモ〜ン」ハァト
マンムー「マムッ?」ケロリ
デント「そうか、マンムーの特性は『鈍感』……メロメロ状態にならないんだ!」
ヒカリ「呆れた……特性も考えずに技を出すなんて」
アイリス「イッシュ地方のポケモンじゃないから詳しいはずないじゃない!」
アイリス「こうなったら接近戦よ! エモンガ、ボルトチェンジ!」
エモンガ「エモエモッ」バチバチ
46:
ヒカリ「ハァ? ボルトチェンジのどこが接近戦な――」ハッ
アイリス「今気付いても遅いわ! 出てきて、ドリュウズ!」
ドリュウズ「ドリュンドリュ!!」
アイリス「でもってドリルライナー!! いっけえぇー!」
ヒカリ「しまった! マンムー、氷のつぶてで応戦――」
アイリス「無駄よ!」
ギュルギュルギュル!!
マンムー「ムマーッ」ドズーン
デント「マンムー、戦闘不能!」
アイリス「どう!? これがあたしの実力よ!!」
48:
ヒカリ「……ありがとう、マンムー」シュバアァン
ポッチャマ「ポチャポーチャ!」ポンッ
ヒカリ「そう、やってくれるのね、ポッチャマ。行くわよ!」ポチャ!
アイリス「ふん、またドリルライナーで一撃よ」ドリュッ
ヒカリ「こっちもドリルくちばしで対抗よ!」ポチャー!
ガガガガッ
ポッチャマ「ポチャーッ!」ダーン!!
アイリス「フン、回転勝負でドリュウズが負けるはずないじゃない」
51:
ヒカリ「く……ポッチャマ! もう一度、ドリルくちばし!」
ポッチャマ「ポ、ポチャーッ!」ギュルルル
アイリス「はあ? 力負けしてるってわかってるのに同じ技? 子供ね! ドリルライナー!!」
ドリュウズ「ドリュンドリュ!!」ギュゥゥゥン
デント「これじゃさっきの二の舞だ! どうして同じ技を……!?」
ヒカリ「ポッチャマ、今よ! 回転でかわして!」
ポッチャマ「ポチャチャチャチャーッ!」ユウキリンリン♪
アイリス「何よあれ!? ドリルライナーがかわされた!?」
デント「あれが以前サトシの言っていた“回転”……そうか、
  話半分で聞いていたけど、花びら大回転のことじゃなかったんだね!」
アイリス「くうっ! ドリュウズ、体勢を立て直して、穴を――」ハッ!?
54:
アイリス「渦潮……!? いつの間にあんな大きな技を!?」
ヒカリ「かわした時の回転力を利用したのよ! ドリルライナーの力も使ってね!」
ポッチャマ「ポチャポチャポチャ!!」ザバババーン!!
ドリュウズ「ドリュドリュwwwwwww」ゴボゴボ
アイリス「ああっ! くそモグラ!!」
ヒカリ「そしてハイドロポンプよ! いっけぇー!!」
ポチャ「チャーーー!!」ビシューン!!
ドリュ「ドキュゥ……」バタンコロ
デント「ドリュウズ、戦闘不能!!」
57:
――(中略)――
アイリス「ああっ! エモンガまで!」
ヒカリ「やったぁ、パチリスもどきも倒したわ!」
ポッチャマ「ポチャポチャ」エッヘン!
デント「これでアイリスの残りの一体はキバゴだけ……どうする、アイリス?」
※注)カイリューゲット前の時系列です
アイリス「……おい、降りろ、ゴミ」ポイッ
キバゴ「キバッ!?」ビターン!!
59:
アイリス「こんな戦力外のカスポケで勝てるわけない……」
キバゴ「キハバ…?」フルフル
ヒカリ「勝負をあきらめる気!? 私はよくても、その子のために戦いなさい!」
アイリス「……ねえキバゴ、わたしのこと、好きだよね?」
キバゴ「キバ…キバキバッ!!」コクコク
アイリス「じゃあ、わたしを守れるよね。わたしのために、強くなれるよね?」
キバゴ「キバーッ!!」フスーッ
60:
アイリス「じゃあ、これを食べて」
キバゴ「キバッ」フガフガフガッ
デント「ム!? トレーナー同士のバトルにドーピングアイテムは使用禁止だよ!」
アイリス「関係あるもんですか。それに、元々使っちゃいけないブツだし……」
キバゴ「キバ…!?」ビキビキ
ヒカリ「キバゴの様子が変だわ!?」
ポッチャマ「ポチャ…!?」
キバゴ「キバ…オノンドーーー!!!」ドギューン!
オノンド「オノッ……オノンドォーーー!!」グォォー!!
デント「キバゴがオノンドに進化した!? そんな、まだバトルもしていないのに!?」
64:
ヒカリ「あなた、一体何を……!?」
アイリス「ポケモンを強制的に進化させるアイテム、『かなり不思議なアメEX』を与えたのよ」
デント「なんと……そんなアイテムがあったなんて!」
ヒカリ「アナタ、狂ってる……カワイイ枠のメインパートナーを進化させるなんて、正気じゃないわ!」
デント「そうだ、人の都合だけで無理矢理進化させるなんて、ひどすぎるテイストだよ!」
ヒカリ「歴代のカワイイ系だって子供人気を保つために進化させられてこなかったっていうのに!」
ポッチャマ「ポチャポチャ(そうだよ、ボクだってなんだかんだ理由つけられて進化できなかったんだ)」
デント「あら、そっちの方に怒ってるのね……」
デント「ともかく、アニメの禁忌を犯す……なんてバイオレンスなフレーバーなんだ」
66:
アイリス「何とでも言いなさい! まだまだいくよ! オノンド、かなり不思議なアメEX!」
デント「なんと!? もう一つあったのか!!」
オノンド「オノッ オノノッ」ブルブル
オノノクス「オノノノッーーーークス!!!」 バァーン!!
アイリス「ふふふ……やったわ! ババア見てるか!! オノノクスに進化したのよ!」
  「アハハ……!! はじめからこうしていれば良かった、初めから……!!」
オノノクス「オーーーーノーーー!!!」ビリビリ
ヒカリ「かわいそう……あのオノノクス、泣いてる……」
オノノクス「オーーーーノーーー!!……」ハァ ハァ
68:
アイリス「……オノノクス、これで終わりにしよう。竜の怒り」
オノノクス「オノノ…オノノ…オオオオオオオ!!」キュイーン
デント「なんてことだ……今までのものよりはるかに強力そうなテイスト!!」
ヒカリ「怒りだけじゃない、あの子の悲しみも技のエネルギーになってる……」
デント「止めないと! パワーアップした竜の怒りからは爆発オチのフレーバーしかしない!!」
ヒカリ「でもどうやって!?」
デント「ダメだ、間に合わな……」
アイリス「ごめんね、オノノクス……ううん。さよなら、キバゴ」
アイリス「り ゅ う の い か り !」
71:
サトシ「ピカチュウ! 10万ボルト!!」
ピカチュウ「ピーカーヂュゥゥゥゥッ!!」バチバチバチバチ
オノノクス「オノノノノwwww」シビレビレ
ビリビリビリビリ……シュウゥゥゥゥン……
ヒカリ「た、助かった……?」
アイリス「ど、どうして!? オノノクスの竜の怒りのパワーは
  10万ボルトなんかでかき消せるものじゃなかったはずなのに……」
デント「そうか! オノノクスの足元はさっきのバトルで濡れていた……だから電気が
  オノノクスの体を通じて地面に流れたんだ! その電気の流れに乗って
  竜の怒りのエネルギーが地面に逃げて、技の発動を防いだんだ!!」
ヒカリ「すごいわ、サトシ! 咄嗟によくそんな作戦を思い付いたわね!」
サトシ「いや、何にも考えてなかったぜ!」
一同「ありゃりゃりゃ」ズコー
72:
アイリス「サトシ……なんで来るのよ……」
サトシ「おめでとう、アイリス!!」
アイリス「え!?」
サトシ「遂にキバゴが進化したんだな! ヒカリとのバトルで育ったんだろ?」
 「いいなあ。凄いなあ。一日に二回も進化するなんてさ。でも、バトルなら俺も呼んでほしかったぜ!」
ビカチュウ「おい空気読めよ」
デント「違うんだサトシ、これは」
サトシ「でも、俺はこんな日が来るって思ってたぜ。だって、キバゴとアイリス、いつも一緒だったじゃないか」
 「俺とピカチュウみたいにさ。愛棒だもんな。一番強くなるに決まってる。なあ、そうだろ、ピカチュウ」
ピカチュウ「愛棒言うな」
サトシ「だから、アイリスならキバゴを進化させて立派なドラゴンマスターになるって――」
アイリス「やめて!! もう……それ以上言わないで……!」
73:
ピカチュウのキャラなんなんだよwwwww
74:
サトシさんの巧妙な精神攻撃
75:
アイリス「わたし……裏切ったのに……サトシも、キバゴも、ドラゴンマスターになるっていう
  自分の夢も……逃げたの!! できなかったの、わたしなんかじゃ!」
サトシ「……アイリス、ごめん。なんか、辛いこと言っちゃったみたいで」
 「でもさ、アイリス。俺、アイリスのこと、すごいなって思ってるんだ」
アイリス「はぁ? どこが! このザマのどこがすごいのよ!」
サトシ「キバゴってさ、個体値オール最低じゃん。性格も不一致で、ほんとゴミだったろ」
 「でもさ、竜の怒り――あれはすごかった。あのレベルで放てる威力じゃない」
アイリス「それがどうしたっていうのよ。たまたまキバゴにだって長所があったってことでしょ」
76:
なんやかんやでサトシ言いたい放題だな
77:
サトシさんひでぇな
79:
サトシ「違うんだ。前から思ってたんだけど、また子ども扱いされそうで黙ってたことがあるんだ」
 「もしかしてさ、アイリスとキバゴ、繋がっているんじゃないかって……」
アイリス「わたしと……キバゴが繋がってる……?」
サトシ「アイリスってさ、怒りっぽいじゃん。でもさ、キバゴがバトルした後は、いつもスッキリしてる」
 「きっと、アイリスの怒りがキバゴの技の力になってたんだよ」
デント「Oh……なんとも非科学的なトンデモ論。でも続けて」
サトシ「その仮説が確信に変わったのはキバゴが逆鱗を覚えた時だ。いくらポテンシャルが高かったとしても
 ゴミクズには覚えられるはずのない強力な技だ。多分、いつも一緒にいたアイリスの怒りを
 キバゴは自らの技にして戦っていたんだよ」
80:
ゴミクズ言うなやwwww
82:
ゴミクズ言いすぎィ!
83:
アイリス「そんなはずない……わたし、あの子のこと好きでもなんでもないし……」
サトシ「じゃあ、龍の怒りがあんなに強いのはおかしいと思わなかったのか?」
 「どうしてアイリスは氷ポケモンや寒いのが怖いんだ?」
 「どうしてこの前キバゴの気持ちが伝わって来たんだ?」
アイリス「それは……」
サトシ「きっとさ、キバゴがさ、アイリスの事大好きなんだよ。誰よりも」
 「ほら、耳を傾けてみろよ。聞こえるはずだぜ、キバゴの……オノノクスの声が」
アイリス「オノノクス……?」
((((ファンファンファーン)))))
オノノクス「イタイ…コワイ…ノド カワイタ…コブチャ ノミタイヨ…」
アイリス「聞こえた!! こぶ茶飲みたいって!!」
サトシ「だろ!? なっ、思った通りだ」
ピカチュウ「やれやれ。とんだ茶番だぜ」
89:
アイリス「ごめんね、キバゴ……わたしの辛いの、引き受けてくれてたんだね……」ポロポロ
オノノクス「オノノwwwwwwww」
サトシ「やっぱりすごいや。俺とピカチュウだって、あそこまで通じ合ってるかどうか」
ピカチュウ「スーパーマサラ人などと通じ合う気は毛頭ない」
サトシ「ところでさ、なんか揉めてたみたいだけど、何かあったのか?」
デント「それが――」カクカクシカジカ
90:
――数日後――
ヒカリ「それで、私とアイリス、どっちを選ぶか決まったの!?」
アイリス「今日こそは白黒はっきりさせてもらうんだから!」
サトシ「いや、だからさ……みんな好きだよ。デントも、ピカチュウもさぁ」
ヒカリ&アイリス「そういうことじゃないってば!!」
デント「うーん、女の子として好きっていう気持ちはないのかなあ」
サトシ「そんなこと言われても、俺、まだ恋とか分からないし……」
ピカチュウ「タイプの相性すら未だに分かっていないしな」
デント「具体的に言うとね、こう胸が高鳴って、体がカーッと熱くなって、
  ドキドキワクワク、早く会いたいってなる――そんな女の人はいるのかい?」
サトシ「ドキドキして会いたい女の人……あっ! 一人いる!」
ヒカリ&アイリス「誰よ!?」
97:
サトシ「そりゃもちろん、シンオウ地方チャンピオンのシロナさんだぜ!」
一同「ハァー!?」
ドーーン!!
デント「何だ!?」
ガブリアス「ガヴァー!!」
ヒカリ「あっ! シロナさん!? どうしてここに?」
シロナ「お前たち、次シーズンのヒロイン・メロエッタを連れてきたぞ」
 「すぐ姿を消すので縛っておいた。こいつだ」ポイッ
メロエッタ「メロエ…」ピクピク
アイリス「何これ? どういうこと?」
103:
ヒカリ「初めて見るポケモン……ていうか、ヒロインがこの子ってどういうこと?」
シロナ「何を言っている? ポケモン番組だからヒロインは人間のはずなかろう、ポケモンだ」
シロナ「何やら巷では小娘の下馬評をとやかく言う輩がいるようだが……」
シロナ「おっと、ちなみに私の得意な亀甲縛りにしておいてやったぞ。喜べ萌え豚ども! これで満足だろう!?」
シロナ「そしてもう一つ。6月29日よりBWシーズン2スタート! 見逃したらドラゴンダイブだよ!」
サトシ「は、はあ……」ポカン
シロナ「用事はそれだけだ。では、また会おう。帰るぞ、ガブリアス!」
ガブリアス「ガオッ」ビシューーン!!
デント「行っちゃった……」ポカン
105:
サトシ「シロナさん、何言ってたんだ? 新シリーズは『XY』じゃないか……」
デント「きっと、自分の出番がないことを受け入れられなかったんだろう」
 「ちなみにボクも離脱組だけど、ポケモンドクターとのSPがあったもんね」フフン
ヒカリ「このメロエッタって子、大丈夫かしら……」
メロエッタ「メ…」
ピカチュウ「完全に賞味期限が切れているな」
106:
アイリス「ともかく、アニメはこれからも続くし、また一緒に旅をしよう、サト――!?」
サトシ「そしてXYは既に始まっているじゃないか……今作もピカチュウ以外の手持ちなし」
 「更にやっとウザキャラの二人と離れて気ままに旅が出来るんじゃあないか……」
アイリス「ちょっと、サトシどうしたの!? そんな遠い目をしないで! わたしを見て!?」
サトシ「しかもカロス地方までは巨乳のおねえさんと二人きり……
 おまけに本編では過去最高にかわいいヒロインがストーカーしてくれるんじゃあないか」
ヒカリ「いや……そんな! サトシ、やめてーっ!!」
サトシ「……ようし、ピカチュウ! まだ見ぬポケモンに会いに、行こうぜ、カロス地方へ!」
ピカチュウ「それには同意する」
108:
パンジー「あら、サトシ君? 私、カロス地方に帰るんだけど――」
サトシ「はいっ! 一緒に行きます! デント、アイリス、ヒカリ! ここでサヨナラバイバイだ!」
ヒカリ「ま、待ってー! わたしも連れて行って!」
アイリス「サトシー、置いていかないでぇ〜!」
デント「やれやれ、ほんとサトシの行動は読めないよ……」
 「ま、こうなったら旅の無事を祈って――ベストウィッシュ! 良い旅を、サトシ!」
――こうしてサトシはカロス地方へ旅立った。いろんなフラグをへし折って、性急に。
 デコロラ諸島だとかイッシュ四天王だとかを飛び越えてゆくサトシとピカチュウ。
 それはくしくも、ゲーム『ポケモンX』『ポケモンY』の発売と同じ時期の事だった――
      完
オノノクス「キババ……(ボク、この姿のままなんだけど)」
109:
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しょこたんこと中川翔子さんがゾンビメイクするも激しく方向性が違う感じにwwwwwww

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【野球】日本シリーズ第2戦 E2-1G[10/27] 楽天接戦制し1勝1敗!田中12K完投!銀次先制打!藤田貴重な適時打! 巨人寺内1発1点のみ

ジュビロ磐田、清水サポに「じぇーつう?」とゲーフラ煽られる ダービーでも敗北し絶望の状況へ

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