宮藤「オリジナルすごろくやりましょう!」ネウロイ「……」カサカサカサカサback

宮藤「オリジナルすごろくやりましょう!」ネウロイ「……」カサカサカサカサ


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1:
―501基地―
芳佳「いち、に、さん、よん。えーと、『左隣の人に「大好き」と心を込めて言う』……? えぇ?!? 誰がこんなマスを用意したんですかぁ!?」
エイラ「ダレダロナー。ヒドイ、ヤツモ、イルナー」
ペリーヌ「エイラさんですわね」
リーネ「芳佳ちゃんからみて左だから……」
美緒「バルクホルンだな」
芳佳「あの……」
バルクホルン「ルールだ。やれ」
芳佳「それじゃあ……。だ、大好きっ!」
バルクホルン「そうか」
…カサカサカサカサ…
シャーリー「ん? 虫か? ていっ」パシンッ
…パリィン…
ストライクウィッチーズ劇場版 秘め歌コレクション4 -宮藤芳佳、坂本美緒、服部静夏-
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2:
リーネ「いち、に、さん、よん、ごっ。あー、ふりだしにもどるってなってる……」
ルッキーニ「にゃはぁー!! 次、あったしぃー!! これでゴールしちゃうもんねー!! とぉっ」コロッ
ルッキーニ「でたぁー!! 6だーっ!!」
ペリーヌ「ふっ。喜ぶのは早いですわ」
ルッキーニ「えーと、10回休み……?」
ペリーヌ「おーっほほほ。ゴール直前にはそういうマスもあるべきかと、わたくしが用意いたしましたのよっ。これで後続の方にも逆転の可能性が――」
エイラ「意地悪だな、おまえ」
ルッキーニ「うぇ……うぇぇぇぇん!!! 10回もやすみだぁぁ!!!」
ペリーヌ「なっ!? ちょっと!! 何も泣くことはないでしょう!?」
ルッキーニ「うぇぇぇぇん!! つまんなぁぁい!!!」
ペリーヌ「どうして……わたくしはただ、あの……逆転の要素を……」
芳佳「ル、ルッキーニちゃん、泣かないで。楽しくやろうよ。ね?」
リーネ「ケ、ケーキ、食べる? 作ったのがまだ余ってるから」
ルッキーニ「うぇぇぇぇん!!!! ケーキ、たべりゅぅぅ……」
ペリーヌ「……」
6:
シャーリー「お? 5マス進むか。よしよし、一気にリードだ。んー。やっぱり、加っていいなぁ」
ルッキーニ「ぬかしゃれたぁ……」
芳佳「ルッキーニちゃん、私なんてほら、リーネちゃんと仲良く振り出しにもどったから」
リーネ「うんうん。ルッキーニちゃんはすごいよぉ」
エーリカ「でも、これ。ゴール付近に振り出しに戻るとか10回休みとか多いなぁ。やめてよぉ」コロッ
エーリカ「あ、ゴールだ。わーい、わーい」
芳佳「おめでとうございます、ハルトマンさん!」
リーネ「わー」パチパチ
美緒「流石だな」
エーリカ「どうもどうも」
ルッキーニ「うぇぇぇん!! まけたぁぁぁ!!!!」
シャーリー「よしよし。ゲームとはいえ、悔しいなぁ」
ペリーヌ「……」
エイラ「落ち込んでるのか?」
ペリーヌ「……別に」
8:
芳佳「あー。おもしろかったぁ」
エーリカ「うんうん。扶桑ってこういうボードゲームがあるんだね」
美緒「バックギャモンと似たようなものだが、こちらのほうが楽しいだろう? 戦略もなにもないがな」
リーネ「確かに運だけのゲームだよね」
芳佳「だからこそ、こうサイコロを振るときの緊張感がいいんだけど、あまり運が悪いと……」
ルッキーニ「うぇぇぇぇん……シャーリー……!!」
シャーリー「はいはい。次、がんばろうな」
ルッキーニ「うじゅぅ……」
ペリーヌ「……」
エイラ「あー。次はサーニャと一緒にしたいなぁ」
芳佳「そうですね。今度は501のみんなとしましょう」
エーリカ「ところでさぁ、さっきからトゥルーデが動かないんだけど」
美緒「なに?」
バルクホルン「……」
美緒「おい、どうした? バルクホルン? ……顔を弛緩させたまま、気を失っているのか?」
9:
お姉ちゃんマジお姉ちゃん
10:
ミーナ「――坂本少佐!」
美緒「ん? どうかしたのか?」
ミーナ「今、サーニャさんから連絡があって、微弱ではあったけど基地のほうからネウロイの反応があったって」
美緒「なんだと?」
ミーナ「ネウロイが基地内に進入している可能性もあるわね」
芳佳「ネ、ネウロイが基地の中に……!?」
リーネ「そ、そんな……」
エイラ「前にも似たようなことあったな」
エーリカ「虫型のヤツか。ズボンにはいってくる。あいつ、なんでズボンの中に入ろうとしてきたんだろう」
エイラ「狭いところが好きだったとか?」
美緒「総員、ただちにネウロイ捜索にあたれ!!」
芳佳「了解っ」
美緒「ミーナ、サーニャを呼び戻してくれ」
ミーナ「既に呼び戻したわ。もうすぐ到着するはずよ」
美緒「そうか。では、私たちも行くぞ」
11:
―翌日 ブリーフィングルーム―
サーニャ「基地内部にネウロイは確認できません」
エイラ「しらみつぶしに探したけど、居た痕跡すらないな」
エーリカ「なーんだ。逃げたんだね、きっと」
シャーリー「誰かが知らないうちに潰したんじゃないか?」
リーネ「えぇ。そうなのかなぁ?」
芳佳「うーん。小さなネウロイなら踏み潰しちゃったかもしれないよね?」
リーネ「そ、それじゃあ、靴の裏に……!!」
エイラ「うぇ。マジか?」
ルッキーニ「あたしの靴にはいないよー」
美緒「潰れたら砕け散ってしまうんだ。倒しているのなら今更痕跡を探っても見つけられることはないだろう」
エーリカ「そっかぁ」
ミーナ「だけど、もし基地内部に侵入していたとしたら、何が目的だったのかしら?」
美緒「問題は、そこだな」
ペリーヌ(終盤に逆転できる要素がないと、ゲームとしては盛り上がりに欠けると思いますが……うーん……)
12:
芳佳「あれ、そういえばバルクホルンさんはどうしたんですか?」
エーリカ「体調不良なんじゃない?」
芳佳「えぇ!? そ、それなら私が……!!」
エーリカ「いーから、いーから。時間が解決してくれるよ」
芳佳「そんな! もしバルクホルンさんが倒れたらどうするんですか!!」
エーリカ「大丈夫だって」
美緒「ネウロイの反応が完全に消失してしまっては我々にできることはもうないか」
ミーナ「恐ろしいわね。何を考えているのか分からない相手だと特に」
シャーリー「ま、とりあえずの脅威はないわけだし、あたしはユニット弄りの時間にさせてもらおうかな」
ルッキーニ「あたしもいくー!」
エイラ「サーニャ、寝るか?」
サーニャ「うん」
リーネ「芳佳ちゃん、訓練の時間だよ?」
芳佳「で、でも、バルクホルンさんのこともあるし」
ペリーヌ「わたくしは……間違ってなんて……いないはず……」
13:
―サーニャ・エイラの部屋―
エイラ「すぅー……すぅー……サーニャぁ……みてみろぉ……わたしとの、こどもだぁ……なまえはぁ……エイラーニャ……にしよう……ナァ……」
サーニャ「……」ピクッ
サーニャ「……!!」ガバッ!!
エイラ「あ……? ど、どうかしたのか?」
サーニャ「なにこれ……」
エイラ「サーニャ? 私、変な寝言でもいったか?」
サーニャ「ネウロイ……」
エイラ「なに? どこだ?」
サーニャ「外を見て、エイラ」
エイラ「外って……。おぉぉ!? な、なんだ、あれ!? 島が浮いてる……!?」
サーニャ「違う……。あれがネウロイよ」
エイラ「あ、あれが!? ちょっとまってくれ!! あれ、どうみても全長2キロはあるぞ!!」
サーニャ「行こう、エイラ。きっと大変なことになるわ」
エイラ「あ、ああ!! その前にズボンを……」
14:
―滑走路―
芳佳「なんだろう……あれ……」
リーネ「島……かな?」
芳佳「でも、島が浮くかな?」
リーネ「それじゃあ、新しい輸送機?」
芳佳「あんなに大きなのが飛ぶかな?」
リーネ「うーん。それじゃあ、わからないね」
芳佳「そうだね。リーネちゃん。考えるのやめよう」
リーネ「うんっ」
芳佳「おやつはどうするー?」
リーネ「うーん。クッキーなんてどうかなぁ?」
芳佳「わーい! リーネちゃんのクッキーだいすきー!」
リーネ「ふふっ。ありがとう、芳佳ちゃん」
シャーリー「おい!! 二人とも!! 緊急招集だ!! ブリーフィングルームにこい!!!」
芳佳「……やっぱり、あれはネウロイなんだ」
15:
―ブリーフィングルーム―
ミーナ「もう全員が肉眼で確認していると思うけれど、あの大きな影はネウロイです」
バルクホルン「あれが……!? バカな!!」
美緒「残念だが、コアも確認した。間違いなく、ネウロイだ」
ルッキーニ「しゅごーい……」
美緒「5km超級のネウロイだ。人類がネウロイを確認してから、史上最も巨大なネウロイということになる」
エイラ「5キロも……あったのか……アレぇ」
サーニャ「倒せるんですか?」
ミーナ「既に応援要請は済ませてあるけど、到着を待って居られる状態ではないわ。504も戦力がまだ整ってはいないし……」
美緒「心配するな。コアは見えている。内部に侵入し、コアを破壊すればいい。ウォーロックのときのようにな」
エーリカ「あとはどうやって入るか、だね」
ミーナ「501は全員出動します。サーニャさん、いける?」
サーニャ「はい。問題ありません」
美緒「これは総力戦になるだろう!! 全員、覚悟はいいか!!」
芳佳「は、はい!! いけます!!」
16:
―上空 ネウロイ―
美緒「ネウロイと間もなく接触するぞ!!」
エーリカ「接触っていっても、もうこれ接触してるようなもんじゃない?」
バルクホルン「本当に島だな」
エイラ「でも、こいつすげー薄っぺらいぞ。サーニャのフリーガーハマーで落せるんじゃないか?」
サーニャ「ダメ。質量が違いすぎる」
芳佳「こんなのに勝てるの……」
美緒「宮藤!!」
芳佳「は、はい!!」
美緒「ウィッチに不可能はない!!」
芳佳「坂本さん……。その通りです!! すいません!!」
ミーナ「……攻撃を仕掛けてくる様子はないわね」
美緒「好都合だ。周囲を観察するぞ」
シャーリー「こいつ、どっからわいて出てきたんだ……? ネウロイの巣から出てきたってわけじゃないよな……?」
ルッキーニ「このネウロイ、やる気あんの? さっきから動いてないけど」
17:
ペリーヌ「それにしても……。このネウロイ、妙な模様をしていますわね。今までとは違う……斑点のようなものがいっぱい……」
芳佳「本当だぁ。なんだろう、あれ」
リーネ「うーん……」
美緒「何か文字が書いてあるようだな」
芳佳「文字ですか?」
美緒「……『10回休み』……?」
ペリーヌ「え……?」
美緒「別の場所には……『バルクホルンにお姉ちゃんと愛情を込めて言う』……?」
リーネ「そ、それって……!!」
芳佳「みんなで作ったすごろくじゃ……」
美緒「……」
ミーナ『――坂本少佐。こちら側からも確認したけど、内部に入れそうなところはないわね』
シャーリー『ルッキーニとハルトマンが魔法を使ってみたけど穴一つ開かない。こいつ薄いくせに頑丈すぎる』
エーリカ『むかつきぃー』
ルッキーニ『プンプンだよぉ!』
18:
美緒「ネウロイに降りてみるぞ」
ミーナ『な、何をいってるの!?』
バルクホルン『少佐、正気か? 取り込まれるかもしれないぞ!!』
美緒「いや。それはないだろう」
バルクホルン『何故、そういい切れる?』
美緒「とにかく降りてみればはっきりする。降下班は私、バルクホルン、ハルトマン、シャーリー、ルッキーニだ。残りの者は別令あるまで待機」
芳佳「あ、あの……」
美緒「心配はいらん」
ペリーヌ「お気をつけて」
美緒「ああ。いくぞ!!!」
エイラ「大丈夫かぁ?」
サーニャ「ちょっと、不安ね」
リーネ「でも、どうしてすごろくになってるんだろう?」
芳佳「……」
ペリーヌ「あぁ……少佐ぁ……どうかご無事で……」
19:
―ネウロイのすごろく場―
エーリカ「うわ……。これって……」
ミーナ「マス?」
シャーリー「あ、ルッキーニ、こっち見てみろよ!!」
ルッキーニ「にゃに? おぉぉー!! これ、あたしが書いたマスだー!!」
バルクホルン「なに!?」
シャーリー「三回回って、にゃんと鳴くってな」
エーリカ「なんだそれ?」
美緒「……ふむ」
ミーナ「どうしたの?」
美緒「ゴール地点にコアがあるな。内部に向かう道もしっかり用意させれている」
ミーナ「どうしてネウロイがこんなことを……」
美緒「それはわからんが……」
バルクホルン「少佐、コアの位置が分かっているならそこに向かおう。ネウロイが攻撃してこないのは不気味だが。こんな巨大なネウロイが空に留まっているほうが気持ち悪い」
シャーリー「よし! あたしがパパっと行ってくる!」
20:
美緒「まて、シャーリー!!」
シャーリー「え?」
美緒「そこから先へ行けそうか?」
シャーリー「そりゃぁ――」ゴンッ!!
シャーリー「いたぁぁ……」
エーリカ「どうしたの?」
シャーリー「な、なんか、あるぞ……」
バルクホルン「……見えない壁だな」
ルッキーニ「にひぃ! ちょっとどいて!! ――ルッキーニ、アターック!!」ドゴォ!!!!
ルッキーニ「うにゃぁ!! いたぁぁい……おでこぉ……」
シャーリー「ああ、おいおい。大丈夫か?」
美緒「どうやら、特殊な障壁があるようだな。魔法も通じないような」
バルクホルン「少佐、どうする? 一度、撤退も考えたほうが……」
エーリカ「ねえねえ。おっきなサイコロみつけたけど、これ、何に使うと思う?」
ミーナ「え……? もう、それって……すごろくじゃ……」
21:
シャーリー「ゴールのところにコアがあって、マスがあって、サイコロがあるってことは……」
美緒「すごろくをやれと言うことか」
ミーナ「そんなことが……」
バルクホルン「しかし、どうして私たちが作ったすごろくなんだ……?」
エーリカ「昨日の晩にサーにゃんが捉えたっていうネウロイがなんかしたとか?」
バルクホルン「理由が何もわからないな」
ルッキーニ「で、どうするの? すごろくやりゅの?」
美緒「……」
バルクホルン「こんなネウロイのようなサイコロなど振りたくもないし、そもそもこれは罠と考えるべきだ」
ルッキーニ「よいしょっ」コロッ
ミーナ「ルッキーニさん!? 何をしているの!?」
ルッキーニ「え? だって……」
エーリカ「お、3だね」
ルッキーニ「おぉー」
…ゴゴゴゴ…
23:
美緒「なんの音だ?」
ルッキーニ「うにゃ?」
シャーリー「少佐、向こうのマスが光ってるぞ」
美緒「ふむ、いってみるか――」ゴンッ
美緒「くっ……うぅぅ……」
ミーナ「だ、大丈夫、美緒!?」
美緒「おでこが……」
エーリカ「相変わらず見えない壁があるけど?」
バルクホルン「ほら、みろ。やはりこれはネウロイの罠だ」
シャーリー「見えない壁におでこをぶつけさせるためのかぁ?」
ルッキーニ「あれ? あたしは進めるー」
シャーリー「あ、おい!! ルッキーニ!! まて!!!」
ルッキーニ「シャーリーも一緒にいこっ」グイッ
シャーリー「いや、あたしが一緒だと……あれ、いけた?」
ルッキーニ「にひぃ! レッツゴー!」
27:
ミーナ「待って!! 私たちも――」ゴンッ!!
ミーナ「きゃふっ!?」
バルクホルン「ミーナ!! しっかりしろ!!」
美緒「どうやら、サイコロを振った者に触れていなければならないようだな」
エーリカ「おーい!! だいじょーぶー?」
シャーリー「ああ。なんともない!!」
ルッキーニ「3マス目って何かあったよね、確かぁ」
シャーリー「序盤は確か、宮藤とリーネが考えていたはずだから無理難題はないはずだけど……」
ルッキーニ「隣に居る人の好きなところを10個言う、だって」
シャーリー「隣って、ルッキーニのことでいいのか?」
ルッキーニ「あ、どうなんだろう?」
<隣 ニ イル者 ノ 好キナ トコロ ヲ イエ>
ルッキーニ「シャーリー!! なんか、文字が……!!」
シャーリー「な、なに? なんだこりゃぁ?」
<マス目 ノ 指示ニ 従エ ナイ場合 強制排除 スル>
28:
美緒「どうした!! なにがあった!!」
シャーリー「マス目の指示に従えないと強制排除するって文字が出てきた!!」
バルクホルン「強制排除だと!?」
エーリカ「シャーリー!! 逃げたほうがいい!!」
シャーリー「分かってる!! 飛ぶぞ、ルッキーニ!!」
ルッキーニ「うん!」
シャーリー「はぁぁ!!」ブゥゥン
ルッキーニ「やぁー!!」ブゥゥン
ゴンッ!!!
シャーリー「がっ……!?」
ルッキーニ「うぇぇぇぇん!!! あたまうったぁぁぁ!!!」
バルクホルン「まさか……」
美緒「閉じ込められたのか……?」
シャーリー「くそ。見えない檻の中か……」ガンガンッ!!!
ルッキーニ「うぇぇぇぇん!! いたぁぁい!!!」
29:
シャーリー「どうするか……」
<早ク シロ>
シャーリー「なんだと。ネウロイの分際で」
<ソンナ コト ヲ 言ッテ イイ ノカ?>
シャーリー「やるっていうのか?」
<一生 ココ カラ ハ デラレ ナイゾ ソウナル ト トイレ トカ 困ル ダロ?>
シャーリー「まぁ、確かに」
<ルッキーニ ノ スキナ トコロ ヲ 10個 イエ>
ルッキーニ「シャーリー……」
シャーリー「少佐!! もうあたしたちは進んでいくから!!」
美緒「それしかなさそうだな。私たちもあとを追いかける!!」
エーリカ「でも、サイコロが動かないぞ?」
バルクホルン「かせっ!! ふぬぬぬぬ……!!!」
シャーリー「やめろって。多分、あたしたちが指示されたことを果たさないとサイコロも触れないんだろ」
バルクホルン「くっ……。完全にネウロイの腹の中ということか……」
31:
シャーリー「好きなところか。うーん、可愛いし、笑顔もいいな。無邪気で純粋なところだろ? いつでも明るくて、元気を振りまいてくれる」
シャーリー「それから、良く食べるし、全員とすぐに仲良くなれる。あと、大きな胸が好きなところもポイントが高いな」
ルッキーニ「えへへ。ありがとう、シャーリー」
シャーリー「次はルッキーニな」
ルッキーニ「えっと、美人で、かっこよくて、胸がおおきくて、背がたかくて、優しくてぇ、いつでも甘えさせてくれてぇ、いつでも遊んでくれてぇ」
ルッキーニ「みんなのことをちゃんとみてるところもいいしぃ、面白いしぃ、いつも笑ってるところが一番すきー!」
シャーリー「そうかそうかぁ」
<良シ>
シャーリー「いいのか? おーい、サイコロ振れるんじゃないか?」
エーリカ「あ、ホントだ。よし」
バルクホルン「いい目を出すんだぞ、ハルトマン!!」
エーリカ「はいよー」コロッ
美緒「5か」
ミーナ「5マス目は何があるの?」
バルクホルン「覚えていないな。いってみるしかない」
32:
ルッキーニ「うにゃぁ、にゅかされたぁ」
シャーリー「気をつけろよ」
バルクホルン「分かっている」ギュゥゥ
エーリカ「みんな、くっつきすぎ」
ミーナ「貴方から離れたら大変なことになるでしょ?」
美緒「いや、もう離れてもいいらしい。スタート時だけのようだな」
バルクホルン「5マス目か……なにがあったか……」
<変 ナ 顔 ヲ シロ>
エーリカ「だってさ。これ、みんなでかぁ?」
<代表者 一名 デ 良イ>
美緒「ふむ……」
バルクホルン「頼むぞ」
エーリカ「ミーナ」
ミーナ「ちょっと!? どうしてぇ!?」
バルクホルン「私はハルトマンに言ったんだ!!」
33:
―ネウロイ 上空―
リーネ「応答してください!! 中佐!! 少佐!!」
エイラ「私たちも行ってみるか?」
サーニャ「でも、待機命令でてるし」
ペリーヌ「そうですわ。勝手なことはしないように」
芳佳「でも、坂本さんたちがどうなっているのか、ここからじゃよくわからないし……」
ペリーヌ「そんなことはわかっていますわよ!!!」
リーネ「ダメ……。ジャミングがかけられているみたい……」
芳佳「やっぱり、行こう!! こんなところでじっとなんてしていられないよ!!」
ペリーヌ「およしなさい!! また貴方は命令無視をしますの!?」
芳佳「ペリーヌさんは心配じゃないんですか!?」
ペリーヌ「心配に決まっているでしょう!? ですけど、外にも戦えるものがいないといざというときに……」
『――心配しなくていいよー!!』
リーネ「この声……?」
『宮藤ちゃん!! 私たちが来たんだから、もう安心よ!!! さぁ!! 一緒に戦いましょう!! それで504に入りましょう!!!』
35:
―ネウロイのすごろく場―
シャーリー「おーい。後ろがつまってるんだけどさぁ」
ルッキーニ「まだぁ?」
バルクホルン「ちょっとまて!!」
エーリカ「ミーナの変な顔みたいじゃん」
ミーナ「あのね!! 状況を考えて!!!」
美緒「ハルトマンなら臆することなく実行できるだろう?」
エーリカ「えぇー?」
バルクホルン「やれ!! ハルトマン!!!」
エーリカ「しかたないなぁー。よぉーし、やりますかぁ」
美緒「頼むぞ」
エーリカ「うー……。――アヘェぇぇ……んほぉぉ……」
バルクホルン「……」
美緒「ハルトマン、人間を捨てたか……」
ミーナ「ありがとう……フラウ……」
37:
これは放送事故ですね…
38:
<良シ>
エーリカ「ふぅ。次、同じような指示だったらミーナがやってよ」
ミーナ「……」
エーリカ「私ばっかりじゃ不公平だぁー」
美緒「そうだな。次は私がやろう」
エーリカ「流石、少佐ぁ」
シャーリー「うしっ。次はあたしたちだな」
ルッキーニ「いっけー、シャーリー!!」
シャーリー「……サイコロは?」
ルッキーニ「向こうに転がってるけど?」
シャーリー「なんだよ。取りにいかなきゃいけな――」ゴンッ!!
シャーリー「あ……たぁぁ……」
ルッキーニ「シャーリー!!」
シャーリー「おいおい。サイコロ振らないと、次にいけないだろ。サイコロぐらい取らせろ」
<追加 ノ 参加者 ガ キタ シバシ 待テ>
39:
美緒「追加……?」
ミーナ「それって……」
エイラ「おお!! 向こうにいるぞ!!」
サーニャ「よかった。無事みたい……」
ペリーヌ「少佐ぁー!!!」テテテッ
美緒「お前たち!! どうして勝手にきたんだ!!!」
ペリーヌ「少佐ぁー!!」ゴンッ
ペリーヌ「おぉぉぉぉ……」
芳佳「ペリーヌさん!!!」
美緒「ここは危険だ!! 戻れぇ!!!」
ミーナ「私たちにもしものことがあったらどうするの!? 貴方達は外で待機をしていなさい!!」
リーネ「あの! 502と504の方たちが到着されたんです!!」
ミーナ「え……!?」
芳佳「だから私たちは坂本さんたちを助けたくて!!」
バルクホルン「そんなことはいい!! 戻れ!! 宮藤!! ……いや、もう手遅れか」
41:
リーネ「え? どうしてですか?」
エイラ「ん? おかしいなぁ。見えない壁があるぞ」
サーニャ「どいて、エイラ」ガチャン
エイラ「サーニャ!?」
サーニャ「ふっ!!」ドォォォン!!!
ペリーヌ「サーニャさんのロケット弾が……」
ルッキーニ「無理だよー。なにしたって傷もつかないんだよー」
美緒「ここに足をつけてしまった時点でもう逃げ出すことはできないからな……」
ミーナ「でも、考えようによってはいいことかもしれないわ」
美緒「どういうことだ?」
ミーナ「このすごろくはみんなで作ったものを再現しているのでしょう? なら、マス目に何を書いたのか把握している人たちが揃っていれば、何が持ち受けているのかは分かるわ」
バルクホルン「事前に対策は立てやすいか」
美緒「なるほどな」
シャーリー「おーい。そこのサイコロをふれー。で、こっちに来るときは何人かと一緒にこい。そのほうがいい」
芳佳「わかりました!!」
42:
エイラ「やっぱり、これって私たちが作ったやつなのか……?」
サーニャ「中佐の話を聞く限りだとそうみたい」
エイラ「なら、終盤は地獄だな」
ペリーヌ「……」
リーネ「そ、それなら、芳佳ちゃん。1と6だけは出さないようにしてね」
芳佳「わかってるよ」
サーニャ「1と6マス目には何かあるの?」
リーネ「それは――」
芳佳「ていっ」コロッ
エイラ「……1だな」
リーネ「芳佳ちゃん!!!」
芳佳「ごめん!!!」
美緒「どうしたぁ!! 1マス目には何が……あ、そうか……あれか……」
ミーナ「な、何が書いてあるの?」
エーリカ「トゥルーデの全力ビンタだっけ?」
44:
芳佳「ど、どうしよう……?」
エイラ「お前が面白半分でそんなの書くからダゾ、宮藤」
芳佳「そんなぁ。エイラさんだって良いなそれって言ったじゃないですかぁ!!!」
エイラ「シラナイナー」
芳佳「ひどいですよぉ!! あぁ……でも、いかないと……」
ペリーヌ「宮藤さんと一緒にいけば……その……大尉の……」
リーネ「いやぁぁ……」
サーニャ「芳佳ちゃん……がんばってね……」
芳佳「えぇぇ!? 私一人ぃ!?」
美緒「それは危険だ!! 本当に私たちが作ったすごろくなのかもまだわからん!! 最低でも二人以上で行動しろ!!」
リーネ「……うん! 芳佳ちゃん!! 一緒にいこっ!!」
芳佳「リーネちゃん!! ありがとう!!」
エイラ「わ、私もいく!!」
サーニャ「え? エイラ……?」
エイラ「悪い、サーニャ。大尉のビンタを書かせたの私だし……その、宮藤をビンタから守ってやらないと……ダメな気がするんダ」
45:
芳佳「エイラさん……」
エイラ「いくぞっ」
芳佳「はい!!」
リーネ「うぅ……」
ペリーヌ「あぁ……なんてこと……」
サーニャ「エイラ……かっこいい……」
芳佳「うぅ……あぁ、やっぱり、バルクホルンさんからのビンタって書いてるぅ……」
エイラ「本当に私たちが作ったやつなのか、これぇ」
リーネ(だとすると、中盤からルッキーニちゃんとシャーリーさんが書いた……あれも……)
<バルクホルン 二 全力 デ ビンタ サレロ>
芳佳「誰が……ですか?」
<代表者 ヲ 選ンデ 良シ>
芳佳「あぁ……」
リーネ「う……」
エイラ「くっ……大尉!! 私が受ける!! さっさと来てくれぇ!!!」
47:
バルクホルン「――いいのか?」
エイラ「そうしないと、進めないんだろ?」
バルクホルン「その通りだ。いくぞ」スッ
エイラ「……っ」
バルクホルン「――はぁぁぁ!!!!」パァァァン!!!!!
エイラ「ぶふっ!!!」
芳佳「エイラさぁぁぁん!!!」
リーネ「いやぁぁ!!!」
サーニャ「うっ……」
ペリーヌ「な、なんて痛ましい……」
エイラ「がっ……あぁ……」
バルクホルン「エイラ!! 大丈夫か!?」
エイラ「ぉ……ん……」
芳佳「今、治療を……!!」
<ダメダ 全力 ニ 非ズ>
49:
リーネ「えぇ!?」
<モウ イチ度>
バルクホルン「何を言っている!! 本気だ!! 今のが私の全力だ!!!」
<マホウ ヲ 使エ>
バルクホルン「な……に……!?」
エイラ「魔法……?」
芳佳「そんなの!! エイラさんの顔が吹っ飛んじゃう!!!」
<全力 デ ヤレ>
バルクホルン「ふ、ふざけるな!!! これ以上、付き合っていられるか!!」
エイラ「そうだ、大尉の全力なんて本当に死ぬ……」
<実行 ヲ 拒否スル ノカ?>
シャーリー「まて、それだと強制排除になるんだろ!?」
エイラ「強制排除?」
ルッキーニ「マス目のことができないと、排除されるって……」
リーネ「それじゃあ……どっちを選んでも……」
51:
<実行 ヲ 拒否スル ノデアレバ 参加者全員 ヲ 排除スル>
バルクホルン「そういうことなのか……!!」
エイラ「なんだ、そうだったのか。なら、話は早いな」
芳佳「エイラさん?」
エイラ「やってくれ、大尉」
バルクホルン「できるわけがないだろ!!」
エイラ「いや、かっこいいじゃないか。501の全員を守って死ねるなんて。私らしいしナ」
バルクホルン「お前……」
芳佳「ダメぇ!! そんなの絶対に!!!」
リーネ「やめて、エイラさぁん!!!」
サーニャ「エイラ!! 早まらないで!!」
ペリーヌ「エイラさん!! ダメ!! 考え直して!!!」
<早ク シロ>
エイラ「大尉、頼む。少佐の命令を無視した、罰だと思えばいいだけだ」
バルクホルン「しかし……」
52:
美緒「エイラ!! 勝手なことは許さんぞ!!」
エイラ「大尉、やってくれ」
シャーリー「おい!! よせ!!」
ルッキーニ「いやぁー!!」
バルクホルン「……」
<実行 デキナイ ノデアレバ 強制排除 ヲ 行ウ>
エイラ「大尉。時間がないゾ」
バルクホルン「……っ」
芳佳「エイラさん……!!」
ミーナ「宮藤さん!! エイラさんに魔法を使って!!」
芳佳「え!?」
ミーナ「はやく!!」
芳佳「は、はい!!」
バルクホルン「いくぞ!! エイラ!!!」スッ
エイラ「――あぁぁぁ!! やっぱり、いやだぁぁぁ!!!」
53:
バルクホルン「はぁぁぁ!!!」ドゴォォ!!!!
エイラ「ばっぁ!!?」
サーニャ「エイラ!!!」
ルッキーニ「うにゃぁー!!!! やっちゃったぁー!!!」
シャーリー「バカ!!! なにやってんだぁ!!!」
美緒「エイラ!!! 無事かぁ!!」
エイラ「ぉ……う……?」
芳佳「はぁ……はぁ……」
エイラ「宮藤……」
芳佳「ぶたれる前から魔法を使っていれば……いくらかは緩和できるかなって……ミーナ中佐が……」
エイラ「ぁ……ァ……いきてる……」
バルクホルン「エイラ、すまない……」
エイラ「いや、いいんだ……アハハハ……」
<良シ>
エイラ(奥歯が吹っ飛んでいったのは、黙っておくか……)
55:
ペリーヌ「ちょっと、宮藤さん!!」
芳佳「は、はい!!」
ペリーヌ「6は……なんなのです……?」
芳佳「6も……バルクホルンさんのビンタです……」
ペリーヌ「そ、そんなぁ……」
サーニャ「えい」コロッ
ペリーヌ「サーニャさん!! なにを勝手にぃ!!」
サーニャ「でも、転がさないと終わりませんから」
ペリーヌ「そ、それは……でも、もっと慎重に!! もし6が出たら……!!」
サーニャ「5です」
ペリーヌ「はぁ……ぁ……」ペタンッ
エイラ「サーニャ、気をつけてな」
サーニャ「うん。サーニャ、かっこよかったわ」
エイラ「いやぁ、それほどでもあるけどナ」
リーネ「……あ。歯が落ちてる」
56:
こ…こ、これがエイ、エイラちゃんの歯…!!
フ…フヒヒw
57:
<変な顔 ヲ シロ>
サーニャ「いきますっ。――んほぉぉ……んへぇぇ……!!」
ペリーヌ「おぉぉ……!!」ブルブル
<良シ>
サーニャ「ふぅ」
バルクホルン「サーニャ、その顔芸は誰から教わった?」
サーニャ「ハルトマンさんから」
エーリカ「んへぇぇ」
ミーナ「……フラウ。ここから無事に戻れたら、話があるから」
美緒「よし。シャーリーの番か」
シャーリー「サイコロは……」
ルッキーニ「下からでてきたぁ!」
シャーリー「よぉーし。ルッキーニ、転がせ。ただし、ビンタのマスだけは避けてくれ! 宮藤がいないと絶対に死ぬ」
ルッキーニ「わかったぁ」コロッ
シャーリー「お! 6か!! よしよし!! いくぞ!!」
58:
シャーリー「えーと、宮藤。9マス目はなんだ?」
芳佳「何もありません」
シャーリー「ラッキー。ルッキーニ、いくぞ」
ルッキーニ「あい!!」
美緒「油断はするな。ネウロイによって書き換えられている可能性もある」
シャーリー「わかってますよ。――よし、到着」
ルッキーニ「なーんにもかいてなーい」
ミーナ「やっぱり、みんなが作ったとおりになのね」
美緒「最後まで気は抜けないがな」
エーリカ「よっと」コロッ
ミーナ「3ね。進みましょう」
バルクホルン「8マス目はなんだ?」
芳佳「8マス目は……」
美緒「どうした、早く言え」
リーネ「言ってもいい秘密を暴露する……だったような」
59:
サーニャのアヘ顔が容易に想像出来てワロタ
61:
>>59
サーニャは淫乱だからナ仕方ない
http://www.amazon.co.jp/dp/B00EPXSAM8/
60:
エーリカ「あ、ホントだ」
バルクホルン「言ってもいい秘密か……」
美緒「宮藤が楽しみに取っておいたミカンを私が誤って食べた、とかでもいいのか?」
<良シ>
芳佳「えぇぇぇ!?!?」
ミーナ「美緒!!」
美緒「はっはっはっは。つい、うっかりな。すまん、宮藤」
芳佳「あれ、あぁ……」
エイラ「元気だせ、宮藤」
リーネ「ま、また補給がきたときに、ね?」
芳佳「うん……」
エイラ「よ、よし! 気を取り直していくぞ!」コロッ
リーネ「5……ですね」
芳佳「5……?」
エイラ「5か……」
62:
「うぎゃぁぁぁぁぁぁ!!!!!!」
ペリーヌ「エイラさんの断末魔が……」
サーニャ「ペリーヌさん、次は6です」
ペリーヌ「6、ですわね。宮藤さん、11マス目はなんですか?」
芳佳「え、えーと……何もなかったはずです」
ペリーヌ「ふぅ……。よかったですわ。行きますわよ」
サーニャ「はい」
ペリーヌ「お先に失礼いたしますわ」
サーニャ「エイラ……」
エイラ「おぁ……ふぁーにゃぁ……」
サーニャ「芳佳ちゃん、エイラのことお願い」
芳佳「うん!」
バルクホルン「エイラ、すまない」
エイラ「いいンふぁ……うん……」
リーネ「また歯が落ちてる……」
64:
―中盤 30マス目付近―
サーニャ「――ここも何も書いてません」
ペリーヌ「はぁ……。バルクホルン大尉のビンタマスはもうありませんわね!?」
芳佳「大丈夫です!!」
リーネ「でも、ここからは……シャーリーさんが担当したところ……」
エイラ「うーん……歯がないのって……気持ち悪いな……」
芳佳「戻ったらきちんと治療しましょうね!」
エイラ「ああ、頼むナ」
シャーリー「おーし!! そーりゃ」コロッ
ルッキーニ「にひぃ! 4だ、よん?」テテテッ
美緒「おい。今は交戦中であることを忘れていないだろうな?」
シャーリー「わかってますって」
エーリカ「あ、忘れてた。いま、ネウロイの中にいるんだ」
ミーナ「ハルトマン中尉……!」
ルッキーニ「えっとぉ、ここはぁー」
65:
シャーリー「しまった。ここから、あたしとルッキーニの担当じゃないか!!」
ルッキーニ「あにゃぁー!!!」
バルクホルン「何を焦っている……。って!! そうか!!」
ミーナ「な、なに!? なんなの!?」
エーリカ「あぁ……魔の中盤だね」
ペリーヌ「……お、おぞましい」
サーニャ「どうして?」
ペリーヌ「分かるでしょう? シャーリー大尉とルッキーニさんが悪ふざけで書いたマスばかりなのですわ。中盤のゾーンは何も書かれていないマスが存在しませんの」
サーニャ「え……」
芳佳「シャーリーさーん!! そこにはなんて書いてあるんでしたっけ?」
<隣ノ 人ノ頬ニ キス>
シャーリー「やるか」
ルッキーニ「うんっ。どーぞ、シャーリー」
シャーリー「んっ」
ミーナ「な……なぁ……!! もしかして、こういうマスばかりが……?」ガタガタ
67:
エイラ「私が書いたマスもあるけどなぁ」
芳佳「確か、ズボン交換とかいうマスもあったような……」
リーネ「隣の人にプロポーズなんてマスもあった気が……」
エイラ「それ、私だナ」
サーニャ「エイラ……」
エーリカ「とにかく、進まないと終わらないし。とぉ」コロッ
バルクホルン「よし。進むぞ!」
美緒「これで37マス目になるか……。まだ半分か」
ミーナ「な、なんて書いてあるの?」
<501ノ中 デ 一番好キナ 人ニ 向カッテ 男マエナ 台詞 ヲ 言エ>
ミーナ「なぁ……!!」
エーリカ「これ、宮藤とペリーヌがやってたなぁ」
バルクホルン「よし、代表者を決めるか」
<全員 ガ ヤレ>
バルクホルン「な、なんだと!? ルールが違うぞ!!」
69:
<文句 アルノ?>
バルクホルン「くっ……」
美緒「全員か。できなければ……」
<強制排除ヲ 実行スル>
美緒「仕方ない。私が先陣を切ろう」
ミーナ「美緒……でも……あの……」
ペリーヌ(少佐の一番好きな人って……一体……!!)ドキドキ
美緒「……ミーナ」
ミーナ「は、はい!」
美緒「お前の命は私が守る。どんなことがあろうとも、ミーナだけは傷つけさせない」
ミーナ「……どうも、ありがとう」
<良シ 次>
エーリカ「よーし! サーにゃん! こっちおいでー」
サーニャ「はい」テテテッ
エーリカ「オッケー。――サーニャ。結婚しよう」キリッ
70:
エイラ「なぁー!!! 中尉、やめろぉぉ!!! こらぁぁぁ!!!」
サーニャ「ありがとうございます」
エーリカ「いいって、いいって」
<良シ 次>
バルクホルン「……ハルトマン」
エーリカ「んー? 私?」
<ダメ>
バルクホルン「な、なに!?」
<一番 好キ ナ 人>
バルクホルン「だ、だから、ハルトマンに……!!」
<一 番 好 キ ナ 人>
エーリカ「見抜かれてるねぇ」
バルクホルン「ネウロイがぁ……!!!!」
<文句 アンノ?>
美緒「バルクホルン、恥ずかしがるな。全員が助かるために今は従うしかないのだ。やってくれ」
75:
バルクホルン「……宮藤ぃ!!」
芳佳「は、はい!!」テテテッ
バルクホルン「……あー……その……お、おまえのことはぁ、とてもだいじ、に……おもって、いて……」
芳佳「……」
バルクホルン「も、もし、こ、まったことが、あれば……いつでも、あ……あね、のように……たよってほしい……」
芳佳「はい!」
<ダメ>
バルクホルン「な、なに!?」
エーリカ「もっと、キリって感じで言わないとダメなんじゃない?」
バルクホルン「これ以上になくかっこよかっただろう!?」
エーリカ「そうかぁ?」
芳佳「あの、がんばってください!! バルクホルンさん!!」
バルクホルン「くそぉ!!」
ミーナ「美緒、私も貴方のことは守るわ。だから、いつまでも傍にいてね」
美緒「当然だろう?」
78:
バルクホルン「私をいつでも頼ってくれ。本当の姉のようにな」
芳佳「はい」
バルクホルン「これで……いいだろう……」
<ダメ>
バルクホルン「な、に!? なにがいけないんだぁぁ!!!」
<本音 ヲ イワズ シテ ナニ ガ 男マエ カ>
バルクホルン「この……!! お前の匙加減ではないか!!!」
<排除サレタイ ト イウコトデ ヨロシイ カ?>
バルクホルン「ふぅ……ふぅ……!」
エーリカ「トゥルーデ、正念場だ」
バルクホルン「宮藤!!!」
芳佳「はいっ」
バルクホルン「私の妹になってくれ!!!」
芳佳「……」
<良シ>
80:
エイラ「いくぞ」コロッ
リーネ「次はええと……41マス目だよね?」
芳佳「シャーリーさん、何が書いてあるんですか?」
シャーリー「ん? あぁ、ズボン交換じゃなかったか?」
芳佳「え……えぇぇぇぇ!?」
エイラ「ホントだ。隣のヤツとズボン交換って書いてあるぞ」
リーネ「ど、どうしたら……?」
<三人 ガ ズボン ヲ 交換 スル ダケ>
リーネ「だ、だけって……」
エイラ「仕方ない。脱げ、リーネ、宮藤」スルッ
芳佳「エ、エイラさん!!」
エイラ「早くしろよ」
リーネ「………………はい」スルッ
芳佳「リーネちゃん!!!」
リーネ「芳佳ちゃん、やらないと……進めないから……」
82:
ミーナ「うぅ……」
美緒「宮藤!! 心配するな!! ここには我々しかいない!!!」
芳佳「で、でもぉ!!!」
エイラ「おら、宮藤。脱げぇ」
芳佳「いやっ!! ダメぇ!! エイラさん……あぁ……!!!」
リーネ「芳佳ちゃん、ごめんね……」
芳佳「あぁー!! いやぁー!!!」
ペリーヌ「まさに地獄絵図ですわ……。リーネさんもこの極限状態で精神がおかしくなりつつありますし……」
サーニャ「エイラも様子が変……」
エイラ「宮藤のは誰が着るンダ?」
リーネ「私が着ます」
エイラ「それじゃあ、私のスボンは宮藤がはけ。私はリーネのをはく」
芳佳「あぁ……ぅぅ……」モジモジ
エイラ「よしっ!! かんぺきだっ!!」
リーネ「次へ行きましょう」キリッ
84:
サーニャ「――6です」
ペリーヌ「流石はサーニャさん! 早く、この悪ふざけしかないところから抜けなくてはいけませんものね。出目は多いほうがいいですわ」
サーニャ「はい」
美緒「気をつけろよ、ペリーヌ」
ペリーヌ「はいっ!」
サーニャ「……」
バルクホルン「きらわれた……きもちわるがられた……みやふじにきらわれたんだ……わたしは……」ブツブツ
サーニャ「あの……」
エーリカ「私は怒ってるよ。トゥルーデをこんなにしたネウロイに。だから、早くコアのところに行こう!」
サーニャ「はいっ!」
ルッキーニ「ペリーヌぅ。それ、何マス目だっけ?」
ペリーヌ「ええと……。45ですわね」
シャーリー「45ってことは、隣のやつとイチャイチャするだっけか」
サーニャ「イチャイチャ?」
ペリーヌ「そ、それはどうすればよろしいんですの……?」
87:
<交際 3日目 ノ 恋人 ミタイ ナ?>
ペリーヌ「……またも、ネウロイの匙加減ではありませんかぁ」
サーニャ「……」
ペリーヌ「ど、どうしますの?」
サーニャ「わかりません……」
シャーリー「なんか、演技をしたらいいんじゃないか? 思うままに」
美緒「ペリーヌ!! 羞恥心は捨てろ!!」
ペリーヌ「そんなこと言われましても……」
サーニャ「ペリーヌさん……」スッ
ペリーヌ「は、はい?」
サーニャ「私のこと、好きですか?」
ペリーヌ「ちょ、ちょっと!!」
サーニャ「(演技です)」
ペリーヌ「……あ、あい、して……まっす……わぁ……」
<ダメ>
89:
ルッキーニ「ふわぁぁ……」
ミーナ「ルッキーニさん、ネウロイとの交戦中よ。気を引き締めて」
ルッキーニ「だってぇぇ……もう1時間ぐらいたったのにぃ、まだ順番がまわってこないんだもーん」
芳佳「ペリーヌさん!! がんばって!!」
エイラ「ガルルルルルルルルルッ」
リーネ「エイラさん、落ち着いてください」
サーニャ「ペリーヌさん……」スリスリ
ペリーヌ「サ、サーニャさん……」
エーリカ「ペリーヌ、やる気あるのかぁ?」
ペリーヌ「そんなこと言われましてもぉ!!」
サーニャ「……ペリーヌさん。私では無理ですか?」
ペリーヌ「え?」
サーニャ「私はペリーヌさんのこと……本当に好きですよ?」
ペリーヌ「そんな……。私はあなたのことを幽霊だのなんだの、言ってきたのに……」
サーニャ「ペリーヌさん、それはもう謝ってくれました。それに、私は別になんとも思っていません」
90:
ネウロイさんは百合厨の鑑
91:
ペリーヌ「サーニャさん。その……あの……わたくしも、あなたとは仲良くしたいと……ずっと……」
サーニャ「嬉しい」
エイラ「サーニャぁ!!」ガンッガンッ!!
リーネ「エイラさん!!」
芳佳「エイラさん!! 頭が割れちゃいますから!!」
ペリーヌ「これからも仲良くしてもらえますか?」
サーニャ「喜んで」
ペリーヌ「サーニャさん」
サーニャ「はい……」
<良シ>
ペリーヌ「わたくしもサーニャさんのこと、好きですわ」
サーニャ「――え? なんですか?」
ペリーヌ「……」
シャーリー「起きろ、ルッキーニ!! サイコロがきたぞ!!」
ルッキーニ「きたー!! 早く2を出して、シャーリーとディープキスしゅるー!!」
94:
―終盤 50マス目付近―
美緒「ここまで来たか……」
エーリカ「ここからは本当にきついよ。振り出しに戻ると休みのマスばかりだから」
ミーナ「1回休みは問題ないとして、振り出しに戻されるのは嫌ね」
美緒「我々の誰かがコアへ辿り付ければいい。問題はない」
バルクホルン「……」
ルッキーニ「おなかしゅいたぁ……」
シャーリー「考えてみたら、このまますごろくをやらされ続けたら、餓死するよな」
ルッキーニ「うじゅぅ」
芳佳「外にいるみなさんもきっと心配してるよね」
リーネ「うん。それにこのネウロイの所為で、町の人たちは不安になってるだろうし」
エイラ「サーニャぁ……どうして、この手がとどかないんだぁ……」
サーニャ「エイラ……もうちょっとで抜け出せるわ」
エイラ「あぁ、がんばろうなぁ」
ペリーヌ「はぁ……サーニャさん……」
96:
美緒「いくぞ!!」コロッ
ミーナ「5ね」
エーリカ「いくよ、トゥルーデ!!」
バルクホルン「ああ……」
美緒「――ふぅ。何も書いていないな」
ミーナ「あと何マスあるの?」
美緒「85マス目がゴールだ。そこにコアがある」
ミーナ「あと、30マス……」
リーネ「えい」コロッ
エイラ「6か!!」
芳佳「わーい!! 6だぁー!!!」テテテッ
リーネ「――あぁ!!」
エイラ「……」
芳佳「エイラさん……リーネさん……」
<フリダシ ニ モドレ>
98:
シャーリー「宮藤たちが落ちたか……」
ルッキーニ「うえぇぇ……芳佳ぁ……」
エイラ「……」
芳佳「ここまできたのに……」
リーネ「……もどろ、芳佳ちゃん」
<駆ケ足>
エイラ「サーニャ!! すぐに追いつくからなぁ!!」ダダダッ
サーニャ「うんっ」
ペリーヌ「その前にゴールしてしまいますわよ!!」コロッ
サーニャ「4……」タタタッ
ペリーヌ「――10回休み、ですわ」
サーニャ「……」ガクッ
シャーリー「そりゃ!!」コロッ
ルッキーニ「6ぅー!! きたぁー!!!」ダダダダダッ
<フリダシ ニ モドレ>
99:
ルッキーニ「うぇぇぇぇぇぇん!!!!! なんでぇぇぇぇ!!!!」
シャーリー「よしよし。あたしも一緒だ、ルッキーニ」
ルッキーニ「うぇぇぇぇぇん!!!! もうちょっとだったのにぃぃぃぃ!!!!」
ペリーヌ「……」
サーニャ「エイラがあんなに遠い……」
エーリカ「あーあ。ダメダメだね」
美緒「もう私たちのみか」
ミーナ「いくわよ」コロッ
バルクホルン「2か」
エーリカ「よっと。さーて、なにかなぁ?」
<フリダシ ニ モドレ>
美緒「な……!!」
ミーナ「そ、そんな……」
バルクホルン「よし。戻るぞ。急げ」
エーリカ「トゥルーデ、自暴自棄になってない?」
102:
―スタート地点―
エイラ「また大尉のビンタに怯えないといけないのかぁ……いやだぁぁ……」
芳佳「それよりもあの終盤のゾーン。運が悪いと永遠にゴールには辿り付けませんよ」
リーネ「振り出しに戻るのマスが4つほど並んでいるところもあるもんね」
シャーリー「といっても、バックギャモンとは違ってテクニックの介入がない、完全な運だからな」
バルクホルン「また、シャーリーが作った下劣なマスの沼を歩んでいかなくてはならないのか」
シャーリー「なんだよ。まさかこんなことになるなんて思ってもなかっただけで」
バルクホルン「シャーリー……何故、あんなマスを作ったんだぁ……!! 何故ぇ……!!!」
シャーリー「ゲームとして盛り上がるからだろう!!」
バルクホルン「お前のその後先を考えない結果がこれだ!!! どう責任をとる!!!」
シャーリー「ネウロイがこんなことするなんて誰が予想できるんだ!!」
美緒「やめろ!!!」
バルクホルン「……すまない」
シャーリー「いや……いいけど……」
ルッキーニ「おなかしゅいたぁ……」
104:
―数時間後 中盤 40マス目付近―
エイラ「よし」コロッ
リーネ「ええと……。501で一番好きな人に抱きつくって書いてます」
芳佳「リーネちゃん!!」
リーネ「芳佳ちゃーん!!」ギュッ
エイラ「サーニャぁぁぁ!!」
サーニャ「エイラー」ギュッ
<良シ>
ペリーヌ「さ、休みも終わりですわよ」コロッ
サーニャ「……1」
<10回 ヤスミ>
サーニャ「……」ガクッ
シャーリー「ルッキーニ!! 3か5だ!! 3か5!! そこにディープキスあるから!! 周りのマスは絶対に避けろ!! 体力奪われるだけになるからな!!」
ルッキーニ「わかったぁー!!」コロッ
シャーリー「よ、よし!! 3だ!! よくやった!! こい、ルッキーニ!!」
105:
サーニャに温かい血は流れてないんですかね…?
107:
―数時間後 スタート地点―
シャーリー「ダメだぁ……。もう、ゴールできる気がしねー……」
ルッキーニ「もう、くちびるふやけたぁー」
美緒「あの振り出しに戻るが4つも連なっているところでどうしても躓いてしまう」
ミーナ「はぁ、ここまで運に見放されるとね」
バルクホルン「ボードゲームならハルトマンはあっさりとゴールしたというのに」
ペリーヌ「……」
サーニャ「エイラ、大丈夫?」
エイラ「あぁ……でも、また大尉のビンタマスがあると思うとな……」
芳佳「どうして……このままじゃ私たち、死ぬまですごろくを……」
リーネ「そんなのいやだよ……芳佳ちゃん……」
芳佳「わ、わたしだって……でも……」
エーリカ「おかしいなぁ」
美緒「どうした?」
エーリカ「このサイコロ、おかしいよ。やっぱり」
112:
バルクホルン「何がおかしいんだ?」
エーリカ「白状するけどさぁ、昨日のすごろくではイカサマしてたんだよ」
芳佳「イカサマ?」
エーリカ「あんな連続フリダシゾーンなんてイカサマでもしないと抜け出せないって思ったからさぁ、サイコロを振るったあとに小さなシュトゥルムで……」ゴォッ
美緒「魔法でサイコロを動かしていたのか?」
エーリカ「都合のいい出目を出さなきゃ終われないよ」
バルクホルン「お前は……。まぁ、不正行為については今は黙っておこう。それで、そのイカサマと現状にどんな関係がある?」
エーリカ「私、イカサマ使ってたんだって。でも、どうしてもいい目が出ない」
シャーリー「それって……」
エーリカ「イカサマをされているんじゃない?」
リーネ「そういえばこのサイコロ、ネウロイのような模様をしてるってことは」
美緒「まさか……」キュィィン
ミーナ「どうしたの?」
美緒「このサイコロ……ネウロイだ。コアはないが。間違いない」
芳佳「サイコロが生きてるってことですかぁ!?」
114:
シャーリー「おいおい……道理でルッキーニと都合よくディープキスばっかりすると思ったら……」
ルッキーニ「うじゅぅ……」
バルクホルン「ハルトマンをジャイアントスイングしなければならなくなったり、私がミーナとズボンを交換する羽目になったりしたのは……」
美緒「ネウロイの意思か」
エイラ「そんなの絶対にゴールなんてできないぞ!」
サーニャ「そんな……」
美緒「私のミスだ……私が軽率に突入しなければ……」
ミーナ「美緒……」
美緒「どうすれば……いい……どうすれば……」
芳佳「エイラさんに何度もビンタをさせたのも、ネウロイってことですよね?」
エイラ「宮藤?」
芳佳「リーネちゃんにズボンを脱がさせたのも……」
ミーナ「そういうことになるわね」
芳佳「ゆるせない……みんなにひどいことして……」
シャーリー「サイコロをどうにかするしか、ないよなぁ」
115:
積極的に脱いでた気がします
118:
ペリーヌ「あ、あの」
ミーナ「どうしたの?」
ペリーヌ「ネウロイがすごろくのルールを遵守しているのは間違いないでしょうか?
美緒「だろうな。それがどうした」
ペリーヌ「つまり、出た目は絶対ということですわよね?」
エーリカ「まぁ、そうじゃない? ルールブックがあるなら、そう書いてると思うよ」
ペリーヌ「もし、仮にですが、わたくしたちのルールだけしか知らないとするなら、抜け道もあるのでは?」
シャーリー「あたしたちだけのルール?」
ペリーヌ「サイコロを振り、出た目の数だけ移動し、そしてマスに書かれていることを遂行する。できなければそれなりの罰がある。ネウロイはこれだけしか知らないのでは?」
リーネ「昨日、私たちが遊んでいるのを見て学んだっていうなら、そうかも」
エイラ「あ、そうか。中尉がイカサマしてたから、出目を操るのはルール違反じゃないってネウロイは認識してたのか?」
エーリカ「おぉ! そうかもね!」
バルクホルン「おまえの所為でややこしいことになっているのかぁ!!! ハルトマン!!!」
エーリカ「素直にごめん」
美緒「では、何とかして出目を操ることができれば、まだ勝機もあるということか」
119:
芳佳「ど、どうやって……?」
美緒「……次は誰だ?」
シャーリー「あたしとルッキーニからだ」
ルッキーニ「おにゃかしゅいたぁぁ」
美緒「シャーリー、ルッキーニ。サイコロを振った後で、砕いてみろ」
シャーリー「え!? いいんですか!?」
美緒「昨日のすごろくではサイコロを砕くことはルール違反だとは誰も言っていないはずだ」
シャーリー「まぁ、そんなの暗黙の了解ですからね」
美緒「だからだ」
シャーリー「……よし。ルッキーニ! やってみるぞ!」
ルッキーニ「うんっ」
シャーリー「はいっ」コロッ
ルッキーニ「うにゃぁぁ!! ルッキーニアタック!!!」ドゴォォ!!!
…パリィン…
芳佳「あ!! サイコロが……!!」
120:
リーネ「二つに割れて、5と6が……」
シャーリー「11マス進めるか!?」
ルッキーニ「いっくよー!!!」ダダダダッ
サーニャ「いけた……!」
シャーリー「おぉ!! よし!! いけるぞ!!」
ルッキーニ「やったぁー!!」
美緒「よし。全員、出目を操れ。サイコロを――」
エーリカ「よっ」コロッ
美緒「烈風斬!!!」ザンッ!!!
…パリィン…
美緒「このように割ってな」
ミーナ「5と6ね。行きましょう」
芳佳「よし!! 私たちもやろうよ!!」
リーネ「うん!! 芳佳ちゃん!!」
エイラ「で、私たちはどうやって割ればいいんだ?」
123:
「うぎゃぁぁぁぁ!!!!!」
「エイラさぁぁぁん!!!」
「いやぁぁぁ!!!」
サーニャ「はい」コロッ
ペリーヌ「トネール!!!」バリバリバリ
サーニャ「1と5です」
ペリーヌ「失敗しましたわね。難しいですわ」
サーニャ「……」
ペリーヌ「サーニャさん、どうかしまして?」
サーニャ「……ペリーヌさん、どちらが、受けますか?」
ペリーヌ「な、なにをですの?」
サーニャ「……」
バルクホルン「エイラ!! しっかりしろ!!」
ペリーヌ「あぁ……そうですわ……6マス目は……あぁぁ……」ガクガク
サーニャ「どうしますか……?」ブルブル
124:
―中盤 40マス目付近―
シャーリー「よし!! 5と6で11だ!!」
ルッキーニ「シャーリー! ディープキスだよー!!」
シャーリー「おぉし!! こい、ルッキーニ!!」
美緒「……」
ミーナ「美緒、あまり見ちゃダメよ」
美緒「わかっている」
ミーナ「それよりも昨日、あのマスにとまった人は?」
エーリカ「キスのマスには誰も止まらなかったよね」
バルクホルン「……早く、脱出しよう。ペリーヌが危ないんだ」
美緒「分かっている。ハルトマン」
ハルトマン「オッケー」コロッ
美緒「はぁ!!」ザンッ!!!
ミーナ「11マス進めるわね」
バルクホルン「またズボンの交換か!! わずらわしい!! 早くすませるぞ」スルッ!!
128:
―終盤 70マス目付近―
シャーリー「宮藤班とペリーヌ班はまたスタート地点にもどったか」
ルッキーニ「よしか、かわいそう」
エーリカ「ここからまたふりだし地獄だねぇ」
バルクホルン「だが、もう心配はいらない。11マス進み続ければいいだけだからな」
美緒「シャーリー、急いでくれ」
シャーリー「分かってる。ほっ」コロッ
ルッキーニ「うにゃぁ!!!」ドゴォ
…パリィン…
シャーリー「な……!?」
ルッキーニ「えぇぇー!? どうして4と5なのぉ……!?」
シャーリー「9ってことは……振りだしに戻るか……」
ルッキーニ「ごめん、シャーリー……」
シャーリー「仕方ない。こういうこともある」
ミーナ「今のは……」
130:
バルクホルン「今の不自然だったな」
エーリカ「こっちのやり方に対応してきたんじゃない?」
美緒「そういうことなら……」
エーリカ「はいっ」コロッ
美緒「はぁぁ!!!!」
―コロンッ―
美緒「……今回は割らない」
バルクホルン「6か!!」
ミーナ「やったわ!! 振りだしのマスに当たらない!!」
バルクホルン「ゴールは目前だ!!」
エーリカ「きたきたぁー!!」
美緒「最後まで気を緩めるな!! これで終わらせるぞ!!!」
バルクホルン「ああ!!」
「あぁー!! また6ダー!!!」
「エイラさーん!!」
134:
―ゴール地点 コア―
美緒「……ようやくたどり着いたか」
ミーナ「長かったわね……」
エーリカ「それじゃあ……早ぅ……」
バルクホルン「待て、ハルトマン。私にやらせろ」
エーリカ「トゥルーデ」
バルクホルン「楽しかったぞ?」
<ソレハ ドウモ>
バルクホルン「お前のおかげで宮藤には嫌われ、エイラとペリーヌには瀕死の怪我を負わせた」
<ソレガ ルールダ>
バルクホルン「ここで……消してやるぞ……」
<タノシカッタゼッ>
バルクホルン「砕けろ!!! ネウロイ!!!」ドゴォォ!!!
…バリィン!!…
140:
―上空―
ミーナ「みんな。集まってくれてありがとう」
美緒「助かったぞ」
『無事で何よりよ、坂本少佐』
『宮藤ちゃん!! 504にきなさい!! こんなところじゃ命がいくつあっても足りないわよ!!」
芳佳「ごめんなさい」
『……私は諦めないわよ!!』
エイラ「あー、ありがとな」
サーニャ「ありがとうございました」
『気にしないで』
『イッル、顔つき変わったな』
ルッキーニ「あぅぅ……もうすごろくいやぁぁ……」
シャーリー「つかれた……もう夜じゃないか……」
『ペリーヌさーん!!! ペリーヌさーん!!! 大丈夫ですかぁー!!』
ペリーヌ「……なんとか……いきてますわ……」
141:
あ?フェル隊長の宮藤ちゃん呼びが可愛いんじゃ?^
144:
―501基地―
芳佳「エイラさん、もうすこしですから」
エイラ「元の顔に戻るか? これぇ」
サーニャ「エイラ、前よりもかっこよくなってるわ」
エイラ「本当か?」
サーニャ「ええ」
エイラ「なら、いいか。このままでも」キリッ
ペリーヌ「眼鏡が粉々に……」
リーネ「災難でしたね」
ペリーヌ「もう、あんなところに大尉による平手打ちのマスを固めないでくださいな!!」
エイラ「ペリーヌだって、あんなにフリダシのマスを一箇所にかためてただろ」
ペリーヌ「……もうしわけありませんでしたっ!」
美緒「しかし、何故またネウロイはすごろくに目をつけたのだ」
シャーリー「ルッキーニが大泣きしてたからとかぁ?」
ルッキーニ「えぇー!? あたしの所為なのぉー!?」
146:
エーリカ「うーん。このすごろくに何か魅力があったのか」
ミーナ「基地に進入した小型と思われるネウロイがどんな働きをしていたかだけど」
美緒「少なくとも、そのネウロイはすごろくを見ていたことになるだろうな」
バルクホルン「では、私たちがボードゲームに興じているときにネウロイもいたということか」
美緒「だろうな」
シャーリー「……あ」
美緒「ん? 何か思い当たる節でもあるのか?」
シャーリー「そういえば、小さな虫みたいなのを叩きつぶしたなって思って」
ミーナ「どこで?」
シャーリー「すごろくの上を這っていたから、ぺしって」
エーリカ「盤の上で潰したの?」
シャーリー「まぁ、うん」
バルクホルン「まさか、すごろくの上で死んだネウロイの復讐だったのか?」
美緒「最後に浮かび上がった文章を見る限り、そんな風でもなかったがな」
シャーリー「どっちにしても、あたしの潰した場所が悪かったのか……?」
147:
芳佳「もういいじゃないですか。こうしてみんな無事に戻ってこれたんですから」
美緒「それもそうか」
リーネ「あの紅茶いれたんですけど、どうですか?」
ミーナ「ありがとう。頂くわ」
エイラ「サーニャ、どれぐらいかっこいい?」
サーニャ「5割増しぐらい」
エイラ「なるほど」キリッ
ペリーヌ「あ、大尉?」
バルクホルン「どうした?」
ペリーヌ「その、わたくしはもう気にしておりませんから。あのときは非常時でしたし」
バルクホルン「そうだな……」
ペリーヌ「大尉?」
バルクホルン「はぁ……」
芳佳「バルクホルンさん、お茶、どうですか?」
バルクホルン「宮藤……あぁ、頂く……」
150:
落ち込むお姉ちゃん可愛い
153:
芳佳「どうかしたんですか?」
バルクホルン「どうかしただと? 宮藤、分かっていて訊いているのか?」
芳佳「え?」
バルクホルン「もういい……気持ち悪いだろう……こんな私など……」
芳佳「あの、何がですが?」
バルクホルン「私はお前になんと言った!?」
芳佳「妹になってほしいって」
バルクホルン「それをきいて……お前はどうおもったんだ……」
芳佳「嬉しかったですけど」
バルクホルン「ふんっ。見え透いた嘘を……」
芳佳「バルクホルンさんはもう私にとっては、お姉ちゃんですから」
バルクホルン「……」
芳佳「違いましたか?」
バルクホルン「宮藤、では……私の事は……?」
芳佳「大好きです。それが、なにか?」
157:
シャーリー「あぁー。とりあえず、今日はゆっくり休もう」
ルッキーニ「うじゅぅー」
エーリカ「そうだねぇー。あー、もうすごろくはこりごりだぁー」
美緒「扶桑の遊戯も嫌われたものだな」
ミーナ「仕方ないわね。あれだけのことがあったんですもの」
美緒「悲しいものだ」
リーネ「芳佳ちゃーん」
芳佳「なーにー、リーネちゃーん」
バルクホルン「……」プルプル
エイラ「大尉、震えてるけど、寒いのか?」
バルクホルン「……501は……最高だな……エイラ……」
エイラ「え? あぁ、そうだな」
バルクホルン「生きてきて……こんなに嬉しいことが……あるか……いや……ない……」
サーニャ「どうしたの?」
エイラ「さぁ。まぁ、大尉はたまにこうなるしな」
161:
リーネ「食器片付けるの、手伝ってくれる?」
芳佳「うん! それにしても、少し残念だよね」
リーネ「なにが?」
芳佳「みんなと一緒に遊べるものが一つ減ったでしょ?」
リーネ「そうだね。私ももうしばらくはすごろくはいいかな」
芳佳「私もそうなんだけど、やっぱりみんなで一緒に遊べるのって貴重だったと思うし」
リーネ「芳佳ちゃんはみんなで遊べるほうがいいんだ」
芳佳「だって、そのほうが楽しいから」
リーネ「芳佳ちゃんらしいね」
芳佳「そうかなぁ」
美緒「――宮藤。では、これはどうだ?」
芳佳「坂本さん? それ、なんですか?」
美緒「麻雀牌だ」
芳佳「マージャンパイ?」
美緒「ルールを理解すればするほど面白くなり、ついつい朝までやってしまうほどの中毒性がある。4人までなら一緒に遊べるぞ。やってみるか?」
164:
―数日後―
バルクホルン「……これだ」パチッ
美緒「悪いな」パタンッ
バルクホルン「……くっ」
シャーリー「あたしも」パタンッ
バルクホルン「え?」
ミーナ「ごめんね、トゥルーデ」パタンッ
バルクホルン「ミーナまで!? ぐ……よし!! ズボンをかける!! もう一局だけ、頼む!!」スルッ
芳佳「――ドンジャラ!」
リーネ「ふふっ。また芳佳ちゃんの勝ちだね」
エイラ「イカサマすんなぁ、宮藤ぃ!!」
ペリーヌ「宮藤さん、卑怯ですわよ!!!」
芳佳「イカサマなんてしてませんよぉ!! そういうエイラさんこそ、魔法は禁止ですからね」
エイラ「だから、魔法は封印して戦ってるだろ! あー!! もう一回だ!! もう一回!! ドンジャラマスターになってサーニャを驚かせるんだ!!」
ルッキーニ「あーん。次、誰かかわってぇー!!」
166:
賭けするなよw
167:
脱衣麻雀か
168:
…カサカサカサカサカサ…
芳佳「ドンジャラ!!」パタンッ!!
…パリィン…
ペリーヌ「ぐっ……くぅ……!!」
エイラ「うわぁー!! もういいー!!!」グシャァ
ルッキーニ「芳佳、なんでそんなに強いのぉー?」
芳佳「さぁ、なんでかなぁ。いいのが手元に来ちゃって」
リーネ「ふふっ……」
美緒「宮藤、そろそろこっちに来るか? バルクホルンが降格処分を受けたのでな」
シャーリー「ドンジャラで腕を磨いてこい」
バルクホルン「くそ……!!! いつか、かならずこの雪辱を晴らしてみせる……!!! そして奪われた服とズボンを取り返す……!!」
エーリカ「トゥルーデ、顔に出すぎだから」
ミーナ「あ、ちょっと待って、サーニャさんから通信が……。え? わかったわ。サーニャさん、すぐに戻ってきて。――坂本少佐、またネウロイの反応が基地内部からあったそうよ」
美緒「なに!? よし!! 全員、ネウロイの捜索にあたれ!!! 今度こそ取り逃がすな!!! もうすごろくのような地獄など見たくないだろう!! 急げぇ!!!」
芳佳「はいっ!!」
    END
172:
お姉ちゃん裸オチかよ
176:
ドンジャラやってる年下組かわいい、乙!
171:
おっつん
18

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