ワカメ「わたし、バイトしたいわ。」back

ワカメ「わたし、バイトしたいわ。」


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1:
サザエ「だめよ、まだ早いわ。勉強を優先しなさい。」
ワカメ「早いって、私もう高校生よ!周りはみんなバイトしてるもん!」
サザエ「みんなは勉強もちゃんとして働いてるのよ?」
フネ「まあまあ、いいではありませんか。」
サザエ「母さん、、、」
フネ「ワカメ、どうしてバイトを始めようとおもったんだい?」
ワカメ「だって、もうすぐお父さんの誕生日じゃない。私、お父さんに腕時計を買ってあげたいの!」
サザエ「ワカメ、、、」
ワカメ「お願い、おかあさん、ちゃんと勉強もするから!」
フネ「うふふ、いいんじゃないかい?ちゃんと責任持って働くのよ?」
ワカメ「わかったわ!ありがとう、おかあさん!」
6:
サザエ「働くって言っても、一体どこで働くのよ?」
ワカメ「この前駅前のコンビニの求人をみたの。そこなら通いやすいわ。」
フネ「そうかい、頑張るんだよ?」
ワカメ「うん!」
9:
波平・マスオ「ただいまー」
ワカメ「おかえりなさい!」
マスオ「どうしたんだい?ワカメちゃん、嬉しそうな顔して。」
ワカメ「えへへ」
16:
マスオ「へぇー、ワカメちゃんもとうとうバイト人かぁ。」
波平「働くのは構わんが、ちゃんと先輩の言うことを聞いて責任もって働くんだぞ。」
ワカメ「お父さん、お母さんと同じ事いってる」
マスオ「あははっ、気が合いますねぇwwwところでワカメちゃん、どこで働くんだい?」
ワカメ「コンビニよ?」
20:
マスオ「コンビニ・・・いったいど、、」
波平「何処のコンビニだ?」
ワカメ「駅前よ?」
波平「駅前にも2つコンビニがあるだろう!ファミリーと、ロースン。」
ワカメ「ロースンの方よ?」
波平「なに・・・」
マスオ「お父さん・・・」
27:
波平「で、でもまだ働くって決まった訳じゃないだろう?」
ワカメ「ううん、さっき電話したら来週の火曜日から働くことになったわ。」
マスオ「まさかの電話面接!?」
波平「そんないい加減なところ、止めときなさい!」
ワカメ「え、でも、、、」
フネ「お父さん、さっきから一体どうされたんですか?あそこのコンビニは人手不足なので、受かったんですよ。」
波平「むぅ、、、」
フネ「さっきから一体、なにを焦っているのです?」
28:
波平「な、なにも焦ってなどおらんぞ!」
フネ「そうですか。ならいいんですが。」
マスオ「でも、なんで急にバイトなんか、、、」
サザエ「うふふ、ワカメったらね、今度お父さんに・・・」
ワカメ「おねえちゃん!だめ!」
サザエ「はっ!」
マスオ「?どうしたんだい?」
サザエ「な、なんでもないのよ!うふふふ」(私ったら、ついうっかり。)
フネ「ふふふ。」
29:
波平もマスオもクビになってた予感
30:
波平、リストラに合う
32:
ごちそうさまー!
マスオ「お父さん、まずくないですか?」
波平「あぁ、よりによってロースンとはな、、、」
マスオ「しかも、来週の火曜日ですよ。」
波平「よりによって発売日とは。」
マスオ「来週はゆきえたんの特集だったのに。」
波平「仕方あるまい。火曜日までに別の店を、探そう。」
マスオ「そうですね!頑張りましょう。」
35:
翌日の夕方。
波平「はぁ、このロースンとも、もうお別れだな。」
ウィーン ラッシャッセー
波平「お!今週の特集もなかなか・・・」
店員「おじさーんw毎週性がでますねぇ!来週はとうとう、ゆきえたんのヘアですよ!」
波平「はははっ、まあな。」
店員「おじさん?元気ありませんね?」
波平「いや、実はな。」
37:
店員「・・・そんなことが。」
波平「ああ、だから今日は君に今までのお礼がしたくてな。」
店員「おじさん、、、」
波平「今まで、わしの為にレジに立ってくれてありがとう。お陰で恥じる事なくこの本を買えることができた。」
店員「いや、べつにあなたの為じゃねぇ」
波平「娘が、世話になるぞ。」
店員「・・・おじさん。」
38:
イイハナシダナー
40:
中島「ってことがあったんだよ。」
カツオ「へぇ、いい年してまだエロ本なんて買ってるおじさんがいるのか。」
中島「なんかもう、ドン引きってかんじでさぁw」
カツオ「分かるわぁw俺絶対そんな大人になりたくねーもんwww」
中島「俺もだよwwwしかもそのおっさん、子供も居るらしいんだよwww」
カツオ「はぁ!?家族持ちかよw絶対そんな家に産まれたくねーわwww」
42:
中島「でさでさ、そのおっさんの娘が、今度うちで働くことになったみたいでさぁwww」
カツオ「はははwwwマジかよ!気まずぅwww」
中島「だろぉwしかも俺と同じ、火曜日の17時からだってよwww」
カツオ「うっはwwwってか、お前、何処のコンビニで働いてんだよ?」
中島「あれ?言って無かったっけ?駅前のロースンだよ。」
カツオ「え?」
中島「え?」
43:
カツオ「ただいまー・・・」
波平「おお、帰ったかカツオ」
カツオ「・・・」
波平「・・・」
カツオ「」スタスタスタ
波平「かつお!?カツオオ!」
46:
波平「くっついに、、、」
マスオ「火曜日、ですね。」
波平「うむ、まずは向かいのファミリーに行ってみよう。」
マスオ「はい。」
ウィーン トゥルルルトゥルン♪トゥルルルルン
波平「おっ、左のレジの男性店員、あの人なら気軽に買えそうだな。」
波平「よーし、早いい店を見つけたぞw灯台もと暗しってやつだ。」
花沢「お次でお待ちの方ー!こちらのレジへどうぞー」
49:
波平「げっ、花沢さん・・・」
花沢「あらー!磯野くんのお父さんじゃなーい!」
波平「い、いやぁぁ、、、」
花沢「私が会計しますよぉー」
波平「まま、マスオくーん!」(くっ、逃げられた!)
花沢「?早くしてください、後ろ、詰まってますよ?」
波平「い、いや、」
花沢「お預かりしまーす。」ピッ
波平「あ、ああ!!」(もう、おわりだぁぁ。)
花沢「お会計、590円になりまーす。」
波平「へ?」
51:
ウィーン アリャトッザイマシター
波平「女神だ、、、!」
中島「そろそろあのオッサンの娘が来る頃だぞぉwww」
ワカメ「ごめんなさい!遅れました!今日からお世話になる、磯野ワカメです!よろしくお願いします!」
中島「・・・ワカメ、ちゃん?」
ワカメ「あっ。」
53:
中島「あれ、ワカメちゃんも、今日からなんだ。」
ワカメ「はい!お久しぶりです。」
中島「あぁ、うん。よろしく。」
ワカメ「よろしくお願いします」
中島「・・・あれ、もう一人さ。」
ワカメ「はい?」
中島「もうひとり、女の子来るとかって、聞いてないかな?」
ワカメ「いえ、特には・・・」
中島「そっかそっか、そうだよね、俺も聞いてない、アハハ」
ワカメ「?」
中島「そっかぁ、そういうことかぁ。うん、どっかで見たと思ったんだ。うん。」
ワカメ「あのぉ、どうかしましたか?」
中島「ん!あぁ、なんでもないよ!じゃ、レジから説明するね!」
54:
ワカメ「ただいまぁ」
サザエ「あら、お疲れ様ご飯用意してあるわよ」
ワカメ「ありがとー!」
フネ「おや、お疲れ、どうだい?仕事の方は。」
ワカメ「うん!これからも続けて行けそうだわ」
フネ「おや、そうかい。頑張るんだよ?」
ワカメ「うん!・・・あ、そういえば、中島くんもあのロースンで働いてたの!」
カツオ「・・・」
波平「!?ww??!??」
サザエ「あら、そうだったの!?カツオ、知ってた?」
カツオ「・・・ごちそうさま。」スタスタスタ
サザエ「ちょっと!?カツオ!」
波平「はわわわ・・・」
56:
キーンコーンカーン
花沢「それでね、磯野のお父さんが、、、」
カオリ「えー、マジ?」
中島「おい、磯野来たぞ!」
カツオ「・・・おはよう。」
中島「おはよう磯野w」
花沢「ちょっとなに笑ってんのwww」
カオリ「マジっべーわwマジっべーよw」
カツオ「・・・。」
60:
ガタンゴトンガタンゴトン
(まじ、あんな大人やだわーw)
(もうwやめときなさいよ中島ww)
(っべー、マジっべーよwwww)
カツオ「くそっ・・・」
ドアヒラキマス、プシュー
カツオ「・・・」テクテクテク
ワカメ「あれ?おにいちゃん?」
カツオ「・・・おぉ、ワカメか。」
カツオ「これから、バイトか?」
ワカメ「うん!そうよ。」
カツオ「そっか、頑張れよ、帰りも暗いから、気をつけてな。」
ワカメ「うん!じゃーね!」タッタッタ
カツオ「・・・はぁ。」
61:
波平「ふっふー♪今日は火曜日♪今日は火曜日♪」
ウィーン
花沢「あら、磯野くんのお父さんwwwそっか、今日は火曜日かwww」
波平「いやぁw今日もお願いしますよwwwお・ね・え・さ・まナンツッテwww 」
花沢「もぅ!やだぁwww」(うっわー、やっべー。)
63:
キーンコーンカーン
花沢「それでね、昨日磯野くんのお父さんがセクハラ・・・」
中島「えーwマジかよやっばwww」
カオリ「っべーな!マジ、っべーな!www」
ガラガラっ
先生「ほーら、席につけー!ホームルームはじめるぞぉ。」
中島「?あれ?せんせーい磯野はぁ??」
先生「ああ、今日は体調不良で休みだ。」
花沢「はははwまじか」
中島「そりゃそうだよなー!自分の親がセクハラ変態オヤジって知れば」
花沢「ちょw中島www」
カオリ「っべーwwそれはっべーわ!」
ザワザワ
エ?ナニ?ナニ?
ウッソーキモーイ
ザワザザワ
65:
堀川「磯野ー!」
ワカメ「あ、堀川くん、どうしたの?」
堀川「お前の兄貴のクラス、大変な事になってんぞwww」
ワカメ「え?」
花沢「それでぇ、磯野のオヤジがぁw」
クラスメイト「うわーw」
中島「はっはっはwww !?おい、変態の娘が来たぞ!」
ザワザワ
アレガイソノノ、、、
ヘンタイノ
ザワザザワ
ワカメ「なに、これ。」
67:
ガタンゴトン
ワカメ「う、うぅぅ。」グスツ
ドアヒラキマス、プシュー
ワカメ「」トボトボ
ノリスケ「ん!?おーい!ワカメちゃーん!」
ワカメ「?あ、ノリスケさん・・・」
ノリスケ「今帰りかい?」
ワカメ「そうです。」
68:
ノリスケ「ワカメちゃーん、聞いたよ?バイト始めたんだって!?」
ワカメ「はい・・・」
ノリスケ「そっかー!どこで働いてんの?」
ワカメ「えっと、あそこの、コンビニ・・・」
ノリスケ「ああー!ロースンね!あそこって確か、バイトは時給千円だよね!?」
ワカメ「は、はい。」
ノリスケ「うひゃー!小金持ちってわけだ!」
69:
ノリスケ「はっはー!ものは相談なんだけどさwパチンコでまけちゃってぇwww」
ワカメ「・・・」
ノリスケ「ちょっと恵んでくださいませんか?ワカメ様ぁ。」
ワカメ「・・・」
ノリスケ「なんつってwww冗談冗談wwww 」
ワカメ「・・・いいですよ。」
ノリスケ「え?」
ワカメ「これ、通帳とキャッシュです。暗証番号は、これ。」
ノリスケ「えぇ!?本当にいいのかい?やった!」
ワカメ「いいんです。もう使い道ありませんから。」
70:
fin.
73:

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