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プーチンのガチで恐ろしい話を淡々と語る


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1:
オリガルヒ(ロシア新興財閥)とプーチンの仁義なき政争についてのんびり書いてく
他になんかあったら書いてってください
4:
まずオリガルヒのやばさについて説明していきます
オリガルヒとは寡頭制(Oligarchy)を語源とし、
ロシアが共産主義体制から資本主義体制に移る過程で発生した
強力な資金と政治力を持つ新興財閥のことです
共産主義時代のエリート層であるノーメンクラトゥーラが、
自由主義に移る過程で暗躍し発生しました
6:
元KGBなんだしヤバい過去は一つ二つじゃすまんでしょ
7:
日本で財閥と言えば三菱や住友、さらに巨大企業である川崎や日立がイメージされますが
そういった財閥とは少し性質が異なります
9:
共産主義下では莫大な利益の出る事業であっても政府が管理していたので、
巨大企業や企業経営者で強力な政治力を持つ人物は抑えられていました
しかしその体制がゴルバチョフ時代に変わり始めます
経済が停滞したソ連が自由資本主義体制を導入し、
企業を抑えていた制約を外していったのです
日本とかと同じような競争社会になるだけじゃないのか?と思われるかもしれませんが
しかしそれまで長い間政府に管理されていたソ連経済界は
その運営ノウハウを知っている人物が少なかったのです
しかも共産主義による仕事の分化が定着してしまっていました
ようするに自分の仕事さえやってれば給料入ってくるし、
それ以外の仕事やっても金変わらないから他の仕事への
知識を持とうとする人物が少なかったのです
11:
よって、ごく一部のいち早く資本主義の性質に気付いた者は
他を出し抜き一気にのし上がれたのです
何名かオリガルヒの例をあげます
13:
ボリス・ベレゾフスキー
ただの数学者のおっさんでしたが、資本主義体制への移り変わりのチャンスを見抜き企業家に転身
「当時ソヴィエト市民が手に入れたいものは二つ、一つは自家用車でもうひとつは個人住宅です。そこで私は車のビジネスを始めようと考えました」
ベレゾフスキーは国の輸出奨励政策を利用し、輸出用の国産車を格安で仕入れました。
しかし、それを輸出せずに国民に公定価格で販売したのです。
輸出とは名ばかりのビジネスでした。
「まとまった金を手にしたのはアレが最初でした。数百万ルーブル、当時としては相当な金額です。幸先のいい滑り出しでしたね」
こうして初期資本を手に入れると一気に事業の幅を広げ最初期のオリガルヒとなります
14:
オリガルヒってだいたいユダヤ系?
19:
>>14
ユダヤ系もあります
オリガルヒは基本的に政商(政府(政治)や官僚との癒着(官民癒着)により
躍進を遂げた企業グループ)ですが
最初から政治への影響力が巨大だったわけではありません
首脳がゴルバチョフからエリツィンに変わり、
アメリカやユダヤが積極的に参入してきたころから変わり始めます
16:
ロマン・アブラモヴィッチ
孤児として育ち、石油業界の下っ端から成り上がっていきます
サッカークラブ、チェルシーのオーナーとして有名で現在でも
ロシア最高の富豪で公表しているだけで純資産187億ドルを保有します
1999年12月の下院選挙でチュクチから立候補し当選した。
翌2000年12月にはチュクチ自治管区知事選に立候補し当選
現在のオリガルヒ筆頭と言える存在です
彼だけでなく、オリガルヒにはエネルギー関係の人物が多くいます
電力会社やガス会社が力を持つのは日本でもそうですが、
ロシアの場合は資源産出国なのでその力は桁違いです
その力を政府が管理していたのですが資本主義体制に移行する際に、
まとめてかすめとっていったらこれほどの資産を持つことになります
21:
エリツィンの時代には共産主義の基盤は揺らぎ、
それまでの共産党独裁時代と違い政治闘争がかなり激しくなっていました
そこで彼は支援者を欲するようになりました
その時に登場したのが自由主義体制で資金力をつけ始めていたオリガルヒでした
23:
オリガルヒは豊富な資金力をバックにさまざまな事業を展開し、
莫大な金以外にも多くの雇用に関係していましたし
なによりも生活の基礎であるインフラを支配していました
彼らの力があればエリツィンはその政治力を保てると思い積極的に繋がりを持ち関係を深めます
当然、オリガルヒは力を提供するだけでなく見返りをもらいます
それこそが政治力でした
27:
さまざまな政府の役職にオリガルヒの人員が入りこむようになり始めると同時に
オリガルヒは各種情報媒体への影響力も強めます
マスコミを買収し、メディアを支配していったのです
ここでの買収とは裏金とかじゃなく、メディア企業そのものの買い取りです
ここが日本の財閥との大きな違いでもあります
ちなみにオリガルヒはインフラ、銀行、軍産複合体などを支配していたので
メディア買収でヒトラーの言っていた国の支配に必要なものを全て揃えたことになります
こんなやつらとプーチンは戦うことになるのです
29:
もう一度政府管理下に置くことになる共産党の政権奪取を恐れたオリガルヒは、
再選を目論むエリツィン大統領と利害が一致し、
1996年の大統領選挙において、エリツィンを支持し
再選に大きな貢献をした。特に新興財閥は支配下の各メディアを使って
エリツィン支持の世論形成に大きな役割を果たしました
大統領選挙後、新興財閥は影響力を強め、
ポターニンは第一副首相、ボリス・ベレゾフスキーは、安全保障会議副書記や
CIS執行書記などの政府高官の位置を占めたほどである。
特にベレゾフスキーは、エリツィン選対責任者で、
第一副首相、大統領府長官、蔵相となったアナトリー・チュバイスや
エリツィンの次女で補佐官となったタチアナ・ディアチェンコと強い結びつきを持ち
「政商」や「政界の黒幕」の名をほしいままにした。
彼らエリツィンを中心とした側近集団は、後にセミヤー (Семья: 家族の意。俗にエリツィン・ファミリー "Семья" Ельцина) という一大派閥を形成するに至ります
30:
すごく読みやすいし おもしろいよ!
31:
これでだいたいのオリガルヒの説明は終わります
ここからプーチンはメディア、軍、インフラ、金融全てを支配する者たちから
政治を取り戻す戦いを行うのです
しかもソ連の変革期ですから裏金や情報操作といった違法なことはなんでもござれですし
ぶっちゃけた話オリガルヒは暗殺すらしています
32:
どうでもいいですがベレゾフスキーはこんな顔してます
     ____
   /     \
 / ─    ─ \  
  / -=・=-  -=・=- \
  |      (__人__)   |
  \    ` ⌒´   /
34:
こええよ
36:
そんなこんなでオリガルヒが盤石になり、当然のように汚職と富の独占を行うようになる中
プーチンはエリツィン政権の末期に当確を表してきました
彼はKGB出身である程度情報機関にコネがある状態から政治に参入しています
しかし彼は政治参加した初期からこのエリツィンに重用されるようになるまで
あまり過激なことや派手なことは行っていません
オリガルヒや他の政敵からの評価は「おとなしい物静かで有能な人物」と言った程度でした
現在の「強いリーダーシップを持った政治家」というイメージからはかけ離れていますね
しかしプーチンは大学の論文で「豊富な資源を国家管理下におき、
ロシアの内外政策に利用する」というテーマで学位をとっており
かなり初期からオリガルヒとの敵対を予期し、
強行に出る機会を狙い猫を被っていたことが分かっています
38:
プーチンがかっこいい予感
39:
1998年5月にプーチンはロシア大統領府第一副長官に就任した。
ここでは地方行政を担当し、地方の知事との連絡役を務めたが、
後にプーチンはこの職務を「一番面白い仕事だった」と振り返っている。
同年7月にはKGBの後身であるロシア連邦保安庁(FSB)の長官に就任。
この時、ボリス・エリツィン大統領(当時)のマネーロンダリング疑惑を捜査していた
ユーリ・スクラトフ検事総長を女性スキャンダルで失脚させ、
首相だったエフゲニー・プリマコフのエリツィン追い落としクーデターを未然に防いだ。
この功績によりプーチンはエリツィンの信頼を得るようになります
ここまでならオリガルヒに対抗できるような勢力ではないのですが、
ここから一気にプーチンは加します
プーチンはエリツィンによって1999年8月9日に第一副首相に任命されると、
なんと同日にセルゲイ・ステパーシンが首相を解任されたため
そのまま首相代行に任命されます
化け物だらけのロシア政界のライバルを完全に出し抜き、
エリツィンはこの時明確にプーチンを自身の後継者であると表明することになるのです
40:
そんなヤバイのと敵対してるのに、なんでプーチン今も生きていられるん?
45:
それからすぐに第二次チェチェン紛争でプーチンは強硬姿勢を貫き、
国民に「強いリーダー」のイメージを強烈に、そして一気に広めます
有名な便所に追い詰めるだの殺すだの言ってる例の画像のやつですねw
当時、次期大統領選のプーチンの有力な対抗馬として元首相のプリマコフがいましたが
この後の選挙で敗退すると、なぜかあっさりと彼は引退してしまいます
健康上の理由だそうです、仕方ないね
50:
健康のためってのは間違いないな
46:
大統領と首相って違うの?
51:
>>46
違いますがちょっとロシアの変革期の大統領と
首相のパワーバランスは難しいので省かせていただきます
どなたか説明できる方いたらお願いします
ここからプーチンの大統領出馬に移ります
48:
この時点でプーチンは混乱するロシア政界を完全にリードし、
他の政治家と一線を画すようになります
今だから言えますがおそらくオリガルヒはここで判断を間違えたのでしょう
プーチンを「エリツィンと同じように保身のために我々オリガルヒの力を必要とする」
その程度の人物であると思い過小評価していたのです
まぁ議員、官僚、軍産複合体、メディア、インフラ、金融を支配していたのですから
普通なら慢心ではなく当然の自信だったのでしょうが
52:
同年12月31日に健康上の理由で引退を宣言したエリツィンによって
大統領代行に指名されプーチンの大統領としての
そしてオリガルヒとの戦いが始まります
54:
大統領代行となったプーチンが最初に行ったのは、
大統領経験者とその一族の生活を保障するという大統領令に署名することだった。
これは、エリツィンに不逮捕・不起訴特権を与え、
エリツィン一族による汚職やマネーロンダリングの追及をさせず、
引退後のエリツィンの安全を確保するものでした
そしてこれを見た他国の人間、ロシアの民衆はこう思いました
「プーチン自身もこれで保身になるな」
オリガルヒもまた、そう思いました
そして恐らくそれは正しいのですが、保身に走った人間とは思えない行動を
プーチンがとるとはだれも想像できませんでした
ある意味これは駆け引きの一つだったのでしょう
57:
超ワクワクするおもしれぇ
61:
しかしプーチンは既にオリガルヒとの対決を決めており、着々とその布石を敷いていきます
当然、それとわからないように。
プーチンは大統領選挙で過半数の得票を受け、圧倒的な支持率を達成します
プーチンは「強いロシア」の再建を目標とし、
地方政府が中央政府の法体系と矛盾した法律を乱発するなど
いろいろ制御がきかなくなってヒャッハーしていた地方政府の管理を行い、中央集権を強めます
具体的には2000年5月、ロシア全土85の地域を7つに分けた連邦管区を設置し、
各地域の知事を大統領全権代表に監督させました
中央政府によって地方への支配力を強め効率化を図る、というのが目的ですが
この政策は「地方の政治への大統領の影響力の拡大」になっています
66:
ここでようやくオリガルヒはちょっと怪しく思い始めます
地方での権力濫用と汚職はオリガルヒの支配下だったからです
この時に各種メディアによって「強引で独断的だ」という意見がでています
しかしプーチンはチェチェンなどの強硬姿勢で民衆にある程度の指示を得ていましたし
1998年のロシア金融危機で打撃を受けた経済が回復し成長を続けたタイミングが重なり
圧倒的な支持率を持っていました
68:
いい忘れましたが、プーチンが大統領になるちょっと前から民衆の間では
オリガルヒが資本を独占し権力を持ち過ぎていると批判がでてきていました
オリガルヒという名前は一般的ではありませんでしたし、かなり漠然とした勢力でしたが
69:
プーチンは様々な税制改革を行い経済の活性化に成功しますが
同時にその政策により横行していた脱税や汚職を減少させます
これによりロシア政府の国庫は潤い、市場でも自由経済が活発化し
外資などが入りオリガルヒの独占が崩れ始めていました
70:
そしてある程度ロシア経済の安定成長と政府の安定化に成功したプーチンは
ついにオリガルヒとの明確な対決を開始します
77:
まず政治家や官僚にKGBや軍出身のプーチンの息のかかった人物を大量に登用し始めます
オリガルヒの政治勢力の減衰と自身の政治基盤の強化を同時に行ったのです
当然オリガルヒは反発し、保有するメディアを使いプーチンを批判します
「彼は独裁を行い、保身のためにコネ採用ばかりしている」といった具合にです
オリガルヒの筆頭であるベレゾフスキーは
「私は知り合いを通じて、公共テレビを民営化する必要があるという考えを広めました。」と言っています
1994年にわずか数億円でロシア公共テレビを手にいれています
80:
エリツィンなどのそれまでのロシアの政治家は
この金とメディア戦略によって屈服していました
屈服と言ってもある程度妥協しオリガルヒを優遇してあげれば自身にもオリガルヒから
莫大な報酬が払われるのですから政治家たちはむしろ喜んで彼らと協力したのです
しかしプーチンは違いました
あらかじめ支配していたメディアや民衆の間に浸透させた自身の勢力を使い対抗します
その情報戦は彼が政治家として基盤を固めるため、
かつてオリガルヒの協力の元で堂々と作っていたものでした
83:
そして抑制策をすると同時にプーチンはオリガルヒへの懐柔策を獲ります
自身に協力し政治への影響力を減らすのなら
ある程度の権力と財力には手をださない、と言ったようにです
これはそれまでの政治家たちとオリガルヒの癒着とは明確に違いました
パワーバランスが「プーチン個人>>>全オリガルヒ」としようとするものだったのです
まるで個人のようにオリガルヒを扱っていますが、
オリガルヒは新興財閥の総称であり決してまとまった意志を持つ組織ではありません
むしろ自由資本主義の競争の中で生まれた互いに市場で優位に立とうとする
「普通の企業」と言えるかもしれません
まぁ違法的なことをやれるので普通ではないかもしれませんが
84:
そしてオリガルヒの連携を阻止しながら、プーチンはついにオリガルヒの抹消に動きます
2000年6月13日、ロシア検察当局は、ウラジーミル・グシンスキーを詐欺などの容疑で逮捕したのです
89:
グシンスキーはイスラエルとスペインの国籍を持つ有力なオリガルヒです
若いころは演劇を志し演劇専門学校をでています
後に西側の企業のロシア進出に協力し、銀行を支配する巨大な財閥を作り上げます
当然いろいろ黒いことをしていたので逮捕は妥当なものでしたが、そんなこと他のオリガルヒも
他の多数の政治家も官僚も企業家もみんな似たような違法行為をやっています
そうしなければ共産主義崩壊の中で生き残れなかったのですから。
しかしプーチンと敵対する彼が突然逮捕されました
91:
オリガルヒでありユダヤ人でもあったグシンスキー逮捕にロシア財界は震撼します
しかしプーチンは驚きから立ち直る暇すら与えませんでした
7月11日には、ガスプロムに対しては、財務関係資料提出を要求。
ルクオイルに対しては、脱税容疑で捜査を開始。
インターロスに対しては、ノリリスク・ニッケル株取得の際の違法性を指摘します
この一連の事件によりグシンスキーやベレゾフスキーは壊滅的な打撃を受けます
メディアのバッシングは当然強まりますがメディアの影響が出る前に倒してしまったのです
93:
オリガルヒが支配していたメディアはそっくりそのままプーチンの勢力に早変わりします
もともとオリガルヒは富の独占や汚職だけでなく
どうどうと多額の脱税を行っており民衆からの批判は強く
また、その批判には正統性があったため
プーチンはメディア戦略で圧倒的優位に立つことになります
もちろんオリガルヒはまだ支配しているメディアで抵抗を続けますが彼は意に介しません
今日の日本でのプーチンの独裁的で強権的で無茶苦茶なことをする、
というイメージはこのときに広まりました
ですが時間がかかりすぎるその戦略は、投票で過半数の支持を得るほどの
プーチンを倒すにはあまりに効果のない策と言えました
96:
ここまでの描写ではまるでプーチンが正義の主人公のように思われるかもしれませんが
彼も同じように汚職をしていますし、なによりも戦争や暗殺すらいとわない
彼を正義と言えるのかは微妙です
すでに49人のジャーナリストがロシアで殺され
3ケタ近い政治関係者やジャーナリストが行方不明になっています
有名なのはプーチン批判をしていたら自宅で銃殺されたアンナ・ポリトコフスカヤ
放射能で暗殺された亡命スパイのアレクサンドル・リトビネンコなどがいます
そしてこれらは現在でも続いています
ソ連国家保安委員会(KGB)、ロシア連邦保安庁(FSB) の職員だったロシアの人物。当時の階級は中佐。後にイギリスに亡命しロシアに対する反体制活動家、ライターとなった。2006年、何者かに毒殺された。死の直前にイスラム教に改宗している。
http://ja.wikipedia.org/wiki/アレクサンドル・リトビネンコ
100:
プーチンが殺されないのは、殺そうと思ったら逆に殺される可能性があるからか
101:
ちなみにこのときチェルシーのオーナーで有名な
アブラモビッチさんはプーチン側につくことにしています
プーチンに協力することである程度制限された中でも利益を上げ続け
後にロシア最高の大富豪になります
彼以外にも多くのオリガルヒがプーチン側に傾き始めていましたが
まだまだオリガルヒは強い影響力を保持しており
それを削り取り、なによりもこれまで政治を支配する側だったのに、
従順になるように求めるプーチンに反抗する者が数多くいました
そんな者たちがまとまりプーチンを潰そうとする中、
彼はまるで何も恐れないかのように行動します
108:
エリツィン政権下でオリガルヒともプーチンともつながりをもち、
有力な政治家であった、ボリス・ネムツォフの仲介のもと
オリガルヒを集め、プーチンと話し合いの場を持つことになります
反プーチン派のオリガルヒは団結し彼に対し
圧力をかけようという思惑を持ちながらその場に赴きます
そして数多のオリガルヒが集まった円卓会議の席が始まりました
各種の財閥がそれぞれの思惑を暗喩するように話しをする、
まさにドロドロの経済・政治闘争が進められる中
プーチンがオリガルヒ全員に向け宣言します
112:
     , , -‐─ - 、
       /: : : : : : : : : :::ヽ
     l::: :  : ::::l
     ,、l::: : :   : ::::l
     lヽ:: : :  : ::::::l; エリツィン時代のような財閥の政治介入は容認しない
     ヽl、 '‐、;-,, ,,-,-、::/
   _ -‐::´~~l:: `‐´, `ニ´ /ヽ,,___      一切だ
   , -‐::::::::::::::::::::::::ヽ  ;  ,; : ノ:::::::::::::::::::`::::::ヽ,,
     /;;;;;;;;;;;::::::::::::::::::::::;;lヽ ヽ---; /,,::::::::::::::::::::::::::::::;;;;l
   l;;;;;;;;;;;;;;;;;:::::::::::::::::::::;;l ` - 二, ´l;::::::::::::::::::::::::::::::::;;;;;;l
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  l;;;;;;;;;;;;;;;;く;,,,,,,,,,l `l/_ヽ ヽ ヽl : : : : : :l::::::::::::::::::::::l__/-/ _/_ヽ__`;;;;;
115:
オリガルヒたちの圧力などまるで意に介さぬように
駆け引きなどまるで無視し
場の空気を自ら作り、支配し
プーチンはオリガルヒたちの運命をはっきりと告げたのです
120:
自分の理想のためには手段を選ばない訳か
プーチンの印象上がったわ
122:
そしてここから急激にオリガルヒたちの反抗は減っていきます
彼らは本来の企業の務めである本業に専念するようになり、
余計な権力獲得に走らなくなっていきました
それでもプーチンにとって邪魔な勢力は容赦なく叩き潰されました
プーチンを批判し野党を支援し、かつてのように政治権力を持とうと
増長した石油会社の社長ミハイル・ホドルコフスキーは
プーチン政権の望まぬ石油合併を強行しようとしたため2003年10月に、
脱税などの罪で逮捕・起訴されます
ちなみに彼はアメリカの企業との提携を強めようとして潰されました
裁判で禁錮9年が言い渡されましたがそれでも批判をやめない彼に対し
プーチンは「数十年でも監獄にぶちこんどくべきだ」と言っています
127:
その後オリガルヒはプーチンに従順な者たちばかりになりながらも、
ロシアの経済成長の恩恵を受け
彼の支配の下で莫大な金を得ることができました
しかし首輪に繋がれたその状況にオリガルヒが安住するはずがなく、
根を張り巡らすように影響力をじわじわ強めます
そしてプーチンはこのころにようやくかつてオリガルヒがやってきた
メディア戦略の効果がではじめ
批判が噴出するようになり支持率が下がり始めます
証拠がないにもかかわらずジャーナリスト殺害などの犯人だと決めつける報道がその典型です
これにはロシアの復活を恐れる諸外国の影響もあります
128:
プーチンがかつてのような力が無くなり始め、
オリガルヒが力を取り戻し始めた矢先の2007年
世界的大事件が起きます
サブプライムローンに端を発する世界金融危機です
134:
ロシア株式市場が暴落し、オリガルヒたちは巨額の損失を抱えます
長者番付にランクインするような十億ドル以上の資産を持つ富豪は激減しました
打撃を受けた彼らは政府、つまりプーチンに助けを求めます
プーチン政権も危機的な状態でしたが、そこでうろたえることなく利用したのです
政府の資金でどの新興財閥を救済するかを選定。
選定された財閥は生き残ることが出来る(但し、政府のコントロール下に置かれる)が、
選定されなければ容赦なく没落していくという状況にし
復活しつつあったオリガルヒの首輪を逆に締め付けます
136:
これによりプーチン政権とオリガルヒの政治的な立場は揺るがぬものとなり
ようやくプーチンは彼らとの戦いに区切りをつけることができたのです
140:
その後、ロシアの富豪たちは復活し、
世界的な不況にもかかわらず金融危機以前よりその資産を増やしています
2010年末の段階で10億米ドル(約832億円)の資産を持つ人の数は
過去最多の114人となりその後も増えています
しかし彼らはかつての「オリガルヒ」と呼ばれ
政治に介入し恐れられた存在ではもはやなくなり
他の資本主義国家にある財閥と同じ、企業になっています
長らく語ってきましたがひとまずここでこの話は終わりにさせていただきます
146:
おまけ
ベレゾフスキーさんの最期
数学者から身を興し「黒幕」とか「政商」の名をほしいままにし
ロシアの頂点まで駆け上がった彼はプーチンと敵対後失脚
資産を失い横領疑惑などでベレゾフスキーへの追及を強め、
逮捕を恐れたベレゾフスキーは国外に脱出した。
2002年10月、本人不在のまま、最高検察庁は、詐欺の罪でベレゾフスキーを起訴した。
亡命先のイギリスではプーチン政権に対する批判を続け
2007年4月13日付けのガーディアン紙のインタビューでは
「プーチン政権を武力によって転覆しなければならない」と発言した
2013年3月23日 イギリスで彼は自殺した
かつては実業家として巨万の富を得たベレゾフスキーであったが、
最近の生活は妻との離婚訴訟に関わる費用や慰謝料、
さらにはロマン・アブラモヴィッチとの訴訟も抱えるなど多額の出費を強いられており、
アンディ・ウォーホルの「赤いレーニン」などの美術品や、
1927年型ロールス・ロイスなどのクラシック・カーといった
所蔵するコレクションを次々と売却するなど、資金繰りに窮していたとされる
彼の持っていた株式などはプーチン派のアブラモビッチが保有することになっている
?終わり?
147:

お疲れさま?
148:
みなさんここまで読んでくださってありがとうございます
書きためもせずgdgdながらなんとか終わらせることができました
日本ではあいまいなイメージで恐れられるプーチンの功罪について
具体的に知ってほしくてこのスレを建てました
一人でも呼んでくれたなら満足です
ありがとうございました
おやすみ同志
  , -.―――--.、
  ,イ,,i、リ,,リ,,ノノ,,;;;;;;;;ヽ
 .i;}'  "ミ;;;;:}
 |} ,,..、_、  , _,,,..、  |;;;:|
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  ヽ、oヽ/ \  /o/  |
旧ソ連の恐い話
http://blog.livedoor.jp/nwknews/archives/4350424.html
149:
勉強になったわ
152:
読み返すと日本語いろいろおかしいw
「保身に走るな」
ですね
155:
この大統領>>オリガルヒの関係も
オリガルヒが政治に干渉しないのもあくまでプーチン政権かですので
今後彼が身を引いた後もオリガルヒが大人しくしているかはびみょうです 
157:
三菱日立川崎住友トヨタホンダ東電関電東京ガスがメディアを支配した状況で
そこから政治権力ひっぺがしたってことだな
おそろしあ
三菱財閥凄すぎわろた
http://blog.livedoor.jp/nwknews/archives/4293712.html
158:
でもオリガルヒが一枚岩なら無理だっただろうな
恐怖とか利益とかを利用してうまく分断したのが効いた
ロスチャイルド一家がどれくらいすごいのか教えてくれ
http://blog.livedoor.jp/nwknews/archives/3979804.html
162:
>>158
所詮利益を享受するための集合体に過ぎないからな、分解するのは容易い
よく見るとわかるが飴と鞭の比率とタイミングが、完全に尋問や拷問のそれに等しい
6

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