1番怖いコピペ貼った奴が優勝『幸せの丸い貝』back

1番怖いコピペ貼った奴が優勝『幸せの丸い貝』


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9:
3日
都内にある病院では、他の患者のショックを考慮して、
死期間近の患者を個室の病室に移す習慣があった。
交通事故に遭った友人は、他の病室が満室という理由で
3日間限定でその病室に入院することになった。
深夜、友人が一人で寝ていると天井からドンドンと音がする。
上の階にガキでもいるのかと憤り、友人が目を開けてみると、
天井に2メートはあろうかという大きな老婆の顔があり、
「あと、3日」と言った。
次の日の深夜。今度は病室の入り口に黒い老婆の影が現れ、
「あと、2日」と言って、消えた。
その病室に泊まる最後の日の深夜。
今度はベッドの脇に青白い顔の老婆が立ち、友人を見下ろしながら、
「もう、明日」と嬉しそうに言って、消えた。
次の日の朝、別の病室のベッドが空いたので、友人はにそちらに移された。
もし、その病室にそのまま泊まっていたら友人はどうなっていたのだろうか。
2:
明日晴れるよね?
「ねぇお父さん、明日晴れるよね?」
「え?どうしてだい?」
「だってお父さんとわたしで、てるてる坊主二つだよ」
「あぁそうか。うん、晴れるだろうね。結果はわからないけどきっと晴れるよ」
193:
>>2がわからん。。。
194:
>>193
実際自分がてるてる坊主と同じことをやったらどうなる?
27:

もう2年前になる。
大学に入ったばかりの俺の親友が、バイクで派手に転んで、死んだ。
ほんとに突然だった。
葬式の次の日、俺を含めあいつの友達5人くらいで、あいつの部屋に行った。
この春から一人暮らしを始めたあいつは写真が好きで、
近所の公園、キャンパスの日常、部屋からの風景などの写真があいつの部屋にはいっぱいだった。
ただ一枚、なにか気になる写真があった。
それは、鏡を写したものだった。
その鏡は、どこにでもある縦に長い、全身の映る鏡。
鏡には、四方の壁が映りこんでいる。部屋の隅に写真と同じ鏡がある。
それを真正面から撮っただけの写真なのに、
どこか、違和感がある。
鏡の写真なんて、考えてみればあまり見ない。だからか…?
219:
>>27
その写真を撮った親友が写ってないから
28:
部屋の隅に大きめの鏡があるんだが、
このスレを読んでたら、恐いもの見たさで恐る恐る鏡見たら
俺の背後の窓に人が居て鏡越しに目が合ってくそビビッた、、
でも落ち着いてみたら窓に自分が映ってるだけだった、、アホだな俺ww
436:
>>28
こええよ!
62:
飛び降り自殺
サイレンやら何やらで外が騒がしいので、様子を伺いに出てみた。
すると下の階で警察が現場検証?らしき事をしていた。
「何かあったんですか?」と尋ねると「4階で飛び降り自殺があったんだよ。」
うわぁ、と思って思わず下を除いてみると、確かに下では誰かを搬送しているようだった。
「危ないから覗かないでね。」と言われ、
俺だってあんまり長居したくないし、早々に自分の部屋へ引き上げた。
しばらくして、どうなったかな?と気になって外に出てみると、
まだ警察の現場検証が終わってなかった。
現場検証ってやる事いっぱいあって忙しいんだなーと思って
「お疲れ様です、現場検証って時間かかるんですねー。」
と警察に話しかけた。すると、警察は「いや、ちょっと不審な点が多くて時間がかかってる。」と言った。
なんかあるんですか?と尋ねると、飛び降りたのは20代女性。
4階から飛び降りて即死だったらしいんだが、どうも飛び降りる以前に打撲の痕がある。
それに加え、階段に謎の血痕があり、結局それは彼女のものだったという。
いじめを苦にした自殺だろうなと思っていたが、風の噂でこんな事を聞いた。
恋愛と仕事の失敗で落ち込んでたらしい。
64:
>>62
つまり…どういうことだってばよ?
69:
>>62のヒント
彼女は紛れもなく自殺
飛び降りる階までの階段に彼女の血痕
飛び降りる以前に打撲の痕
71:
>>69
二回飛び降りた?
72:
>>71
正解ですねぇ
67:
隣の部屋の声
大学生になって念願の一人暮らしを始めた 立派ではないけど俺の城だ 自由って最高!
・・・だけどひとつだけ気になることがある 3ヶ月たつが隣の住人を見たこと無い
たしか入居してるって不動産屋が言ってたけど・・・なんか気味が悪い・・・
更に気味が悪いことに夜中になるとその部屋から女の押し殺したような笑い声が聞こえる
毎日決まって3時ぐらい・・・ヤバイ女でも住んでんのかな?
ある日体調が悪く大学をサボっていたら不動産屋が新しい客を連れてきたのが窓から見えた
そこで隣の入居者についてちょっと聞いてみた
『ああ、隣は君と同じ歳の男の子だよ、同じ大学の子じゃなかったかな?多分今いるよ』
俺は思いきって挨拶しに行くことにした
「こんにちはー、隣のものですけど・・・」
『はーい、なんですか?』 (お、いた!)出てきたのは普通の男だった
「いやー、なんか越してきて一度も会ってなかったんで・・・なんか不動産屋から同じ大学とも聞いたんで・・・」
『ああ、君も○△大学なんだ、これから宜しく!俺いつも遅くまで居酒屋でバイトしてるからあまり家に居ないんだけどね』(なんだそういうことねw)
俺たちは他愛も無い話をした
「そういやあ時々女の子の声するけど・・・」
『ああ、彼女同じバイトなんで一緒に仕事入った日は時々終わってからこっちに来てるんですよ』
(マジかよ!?うらやましいなあ・・・)
「ふーん、そうなんだ、じゃあ彼女さんに宜しく」
『もし良かったら今度一緒に部屋で酒でも飲みましょう!そっちの彼女が来てる時に』
(チクショー・・・俺彼女なんかイネーよ・・・)
83:
>>67は?
84:
>>83
自分の部屋からも時々声が聞こえる
85:
>>84
怖っ
74:
友達100人
一年生になったら
一年生になったら
友達100人できるかな
100人で食べたいな
富士山の上でおにぎりを
ぱっくんぱっくんぱっくんと
75:
>>74
一人足りない・・・
95:
踏んだもの
夜中喉が乾き、電気をつけずに冷蔵庫までいったのだが、
何かカシャッってものを踏みその後ヌルッテ、、、感じがした。
その時は寝ぼけていたので、あんま気にせず麦茶を飲んだ。
喉が潤いさっきのが気になって電気を着けたら、、、、、
そこには潰れた完全体であったゴキブリが、、、、
180:
おばあちゃんの写真
娘を連れて実家に行ったときの話
私の実家には先祖代々の写真が飾られたいるんですが
それを見た娘が母に
「おばあちゃんの写真は飾ってないの?」と聞いたのです
写真がないことがわかると 娘はこんなことを言ったんです
「かわいそうに、おばあちゃんの写真も早く飾られるといいね」
228:
プレゼント
去年、友人の妹が車にはねられて死んだ。
ひき逃げだった。
犯人はまだ捕まっていない。
その悲しみせいか、去年の誕生日に友人は祝ってくれなかった。
今日の誕生日、友人は久し振りの笑顔を見せた。
そして、誕生日プレゼントがあると言われた。
「直接渡すのは恥ずかしい。紙に書いておくから、俺が帰ってから探してくれ。」
と言われた。
友人が帰ったら、俺はプレゼントを探しはじめた。
すると、友人が置いて行ったのか紙に、調味料の棚の、お酢の上の段の布の中にある。
と書かれていた。
自分はすぐにそこに行って確かめた。
あの友人が何をくれるのか楽しみだった。
布と一緒においてあった紙には、腐る前に食べてくれ。
と書かれていた。
布の中には俺の大好きなぼた餅がくるまれていた。
まだ食べていないがとても美味しそうだ。
友人には何を返そうかな。
229:
>>228
わかんね
今日の誕生日ってのが気になるが
231:
>>229
ヒント:大事なところは、
友達の妹の事故の後の友人の久しぶりの笑顔→今日嬉しい事があった
誕生日プレゼントは食べ物なのに
直接渡さない所→誕生日プレゼントを渡した時に同じ場にいなかった。
隠す場所→一番大事
240:
酢の上=すの上=し=死
これ関係ねえかなぁさっぱりわからん
241:
>>240で把握
酢の上=し
布の中=ぬねの=ね
し ね
242:
>>241
友人は俺が妹をひいたことを知り、俺を殺そうとした。
今日が死ぬ時で友人は喜んだ。
アリバイを作るために、死ぬ時にはどこか違うところへ行き、
俺がそれを食べた瞬間死ぬ。
※もちろん友人は捕まらないように色々な工夫をしています。
261:
真夜中の公衆トイレ
夜居酒屋でバイトしてた頃、残業してたらいつもの電車に間に合わなくて
途中の寂れた駅までしか帰れなかった時 があった。
その日は給料日前日で全然金なくて、始発出るまで公園で寝てたんだけど
寒さで腹壊しちゃってトイレに行ったの 。
そしたら、少しして隣の個室に人が来た んだけど、
何か電話しながら入って来た みたいで話が聴こえた。
外からは車の音とかするんだけど、トイ レの中かなり静かだから手側の声も 微妙に聴こえたんだ。
「ん?うん、分かってるって。あはは! あ、ごめんごめん。何?」
『・・なった・・い つか・・』
「あぁ、そーだなー。大丈夫だって。気 にすんなよ。
え?おう。あははっ!やだよ。なんで だよ!ふふ。うん。そーなの?」
『たしか・・かけ・・し・・』 「そうだっけ?おう・・あー、そうかも しんね。わり!ちょっと待ってて」
で、トイレから出ようとした時、 隣から「かさっ、しゅっしゅっ」と言う
音と同時に、はっきり相手側の声が聴き 取れた。
急に怖くなり駅まで走って 駅前で震えながらシャッターが開くのを待ってた。
ただ物凄く気味が悪くて怖かった。 思い出すとまだ夜が怖い。
269:
>>261はどういうこと?
313:
>>261
おかけに【なった】でんわばごうは げんざ【い】
【つか】わ れておりません ばんごうをお【たしか】めのうえ お【かけ】なお【し】く
319:
>>313
ゾッとした、こえーーー!!
273:
さよなら
俺には彼女がいるのだが、最近嫁に感づかれたらしく、
家に帰るといつも『どこ行ってたの』『誰と一緒だったの』等うるさい。
逆に彼女は毎日メールで励ましてくれるし俺にとってはオアシスのような存在だ。
しかし今日はメールが返って来ない。
俺はフられたのかと沈んだ気持ちで家に帰ると、ペットのジョンがものすごく上機嫌で迎えてくれた。
嫁も機嫌が良く、口うるさくなくなった。
もう不倫はやめようと思い、彼女に最後の『さよなら』メールをした。
どこかで彼女のメール着信音が聞こえたような気がした
275:
>>273って浮気相手の女が嫁にバラされてジョンの餌にされたでぉk?
276:
>>275
おk
327:
幸せの丸い貝
374 名前: 本当にあった怖い名無し [sage] 投稿日: 2011/08/04(木) 01:49:27.56 ID:Z2Bg4Jnv0
大学で日本の風俗を研究している私は、休みを利用して、東北の海沿いの道路を歩いていた。
道路から階段が伸びていて、下には岩場がある。
ふと下りてみたそこには1人の少女がいた。
少女は岩場を、何かを探すように歩いていた。
「何か探しているのですか」私は声を掛けた。
「貝を」少女は言った。
「幸せの丸い貝を探しています」
貝とはまた奇妙だ。
それは希少で高級な貝なのかと問えば違うという。
食用かと問えば、食べる人もいるが、と言う。となると、恐らく貝殻が必要なのだろう。
「祭で必要なのです」と少女は言う。「幸せの丸い貝が無いと、祭が台無しになってしまう」
その話に興味を持った私は祭のことを少女に問うたが、少女はよくわからないという。
親類が詳しいというので、頼み込んで家まで案内してもらった。
少女の家はまさに祭りの前日といった様子で、着くなりたくさんのご馳走で歓迎された。
酒が入っていたからだろう。ろくに質問もせぬうちに私は眠ってしまった。
目を覚ますと、もう祭りは始まっていた。少女はいない。私は一番近くにいた人に話し掛ける。
「幸せの丸い貝は見つかったのですか」
「ああ、もうここにあるよ」
やがて祭りは佳境に入り、私は幸せの丸い貝がどんなものなのか理解した。
ああ、それにしても奇妙な風習じゃないか。
330:
単純に頭じゃね?
希少で高級な貝なのかと問えば違う→何も制限しない、誰の頭でもいい
食用→脳
祭りで必要、祭りが台無し→生贄 たくさんのご馳走も逃がさないためとか?
もうここにあるよ→「私」の頭
少女はただの釣り餌だったと
331:
食うこともあるってことは頭食うのかよwww
332:
幸せの丸い貝
幸丸


もう気づいたな?
334:
>>332
すげぇ!理解した。
336:
>>332
これは凄い
理解できたけど、 このコピペって
怖い
ってか 言葉遊びじゃね?
なるほど
とは思っても 怖い とは思わない
339:
>>336
少女が探していたのは幸せの丸い貝→贄
男は着いてすぐ眠ってしまった→一服盛られた
一番近くの人に話しかける→動けない
ここにある→男が貝
理解する→殺される
食うこともある
十分怖いと思ったが
411:

これは私の身におきた恐ろしい出来事です。
私は夜中に空腹のため目がさめた。しばらく布団のなかで
何か食べようかそれとも空腹を堪えて寝てしまおうか逡巡していたが、
ふと近所からおすそ分けしてもらった餅が冷蔵庫にしまってあることを思い出し起きて台所へ行った。
電気をつけようとしたが、もともと切れかけていた蛍光灯はとうとうきれてしまったらしく電気はつかない。
しかしまあ蛍光灯の明かりはなくとも、薄暗い小さなランプのあかりでも
餅を切って焼くくらいなら問題なかろうと判断して、冷蔵庫から餅を取り出した。
包丁で餅を切り分けようとしたが、いつもならすうっと切れるはずの餅がその日に限って切れない。
冷蔵庫にしまって置いたから冷えて固くなりすぎてしまったのかな、
と考えた私は手にさらに力をこめて切ろうとした。
しかし餅は頑なに包丁の刃を拒んだ。
いらついた私は包丁の背に手をあててぐいぐいと押すようにしたが、餅には筋ひとつつかなかった。
1、2分格闘しただろうか、私はついに握りこぶしをつくりそれを
包丁の背にどんどんと打ちつけ始めた。しかし、それでも餅に包丁の刃がめり込むことはなかった。
ふと、背筋に寒気のようなものを感じた私は 薄暗い明かりの中で手元を良く見た。
私は包丁の背を餅にあてていたのだ。
412:
>>411
ぎゃああああああああ
417:
このスレは絶対まとめにのる
おれの文字色は紫でお願いします
426:
俺、地味に白でいいや
意味怖ではないが、こーいうのもある
現実に起こりえる恐怖ってやつだな
記憶喪失
31 :おさかなくわえた名無しさん :2005/06/27(月) 09:45:58 ID:vLg9Gq2N
2001年の秋
風邪ひいてて寒気がするので、大久保にある病院に行くため西武新宿線のつり革につかまってた。
で、あたまがぐわんぐわんと痛くて、目を閉じて眉間にしわ寄せて耐えてた。
そこで記憶が途絶えて、気がついたら夕方で、あたりは見知らぬ景色。
買ったことない服着てて、髪染めたこともなかったのに茶髪になってた。
パニクって近くのラーメン屋に入って、ここどこと聞いた。
大阪市の福島駅の近くで、時間が一年近く経ってた。ケータイの種類が変わってた。
アドレス帳には、「ま」とか「ひ」とか、
一文字の名前で電話番号が10程度あったけど、知り合いや実家の電話番号がない。
俺はなぜだか知らないがその知らない電話番号が恐ろしくて、川に捨てた。警察から実家に連絡した。
向こうもパニクってた。俺に捜索願が出てた。
とにかく、帰って、今もまだ月一で精神病院に通ってる。
仕事は元の会社には帰れないみたいだったので、今は派遣やってる。
427:
もう1つおまけで
東海北陸自動車道
(2002年の記事)
県境越えた病院建設 過疎地“安心の拠点”
県境越えた病院建設 広域行政? 過疎地“安心の拠点”
「とても不安でした。病院に間に合わないんじゃないかと…」。
岐阜県白川村の主婦山本美加枝さん(37)が振り返る。
十五年前、真冬二月の深夜に産気づき、夫の車で同県高山市内の病院まで約二時間かけて走った。
「道がしみてて(凍っていて)滑って危なかった」。山本さんは病院に着いてすぐに分べん室に入り、
無事女児を出産した。
「あのとき東海北陸自動車道があれば、病院も近くなり、道も安心で、
あんなに焦らないで済んだのに…」。“秘境”と呼ばれ、
不便を強いられてきた村がいま、大きく変わろうとしている。
http://www.hokuriku.chunichi.co.jp/toyamaoffice/hietsu/index1-4.shtml
    ↓
(2004年の記事)
高事故 トラックと乗用車衝突、7人死亡 東海北陸道
県警高隊の調べでは死亡したのは、岐阜県白川村荻町、会社員、山本衛さん(48)
▽妻美加枝さん(39)▽長女麻理さん(16)=県立高山高2年
▽長男隆司さん(14)=同村立白川中2年▽二男淳司さん(9)=
同村立白川小3年――とみている。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040727-00000015-maip-soci
452:
>>427
なにこれ切ない
481:
絶対実行しないで下さい
以下は大変危険ですので実行の際の注意は必ず守って下さい。
また、実行は自己責任でお願いします。
なお、この方法を読んで寒気を感じたり、肩が重い、
もしくは肩がこる感じになる人は絶対実行しないで下さい。
?深夜(午前2時?3時)寝る前に、仰向けのまま天井の四隅を真北に一番近い隅から反時計回りにゆっくり見ていきます
?必ず「反時計まわりにゆっくり、ちょうど3周してください
?胸の上で手を組み「おんべいろきゃましろにそわか」と3回唱えます
?手をくんだまま、血だらけの白い着物を着た長い黒髪の女が、長い髪を顔にたらしたまま、
 ゆっくりと自分に近づいてくるのを想像してください。
?女が目の前まで来たら想像するのを止めてください。
?手を組むのを止め、真っ暗に電気を消して寝てください。
?あなたの夢の中に血だらけの白い着物の女が出てきます。
注意!!:女が近づいてきても、絶対に話しかけないで下さい。
名前を聞かれるかもしれませんが、絶対に答えてはいけません。
右の耳元で女がなにかボソボソつぶやきはじめたら、右手で振り払ってください。
たぶん、それで目が覚めてくれるはずです。
目が覚めて、部屋の隅のどこにも女の黒い影が見えなければ、あなたは安全です。
610:
ショートの直球だけどこれ好きだ
学校の肝試し
夜遊びをしていた中学生達四人組。
学校にいってみようということになりました。
体育館にあったバスケットシューズを盗んだり
スプレーで所かまわず落書きをしていたそうです。
そうこうしている内に肝試しをしよう、ということになりました。
内容は単純です。非常階段を使って屋上までいって戻ってくる、というものです。
しかし、屋上の壁が高いので屋上にいったかどうかが見えないのです。
議論した結果、手を上げればその手が見えるだろう、ということになりました。
肝試しが始まりました。
まず一人目。屋上から手が見えました。続いて二人目、三人目。
最後、四人目です。「四だってよ。縁起悪いな」さんざんおどかされてスタートです。
そして四人目が屋上で手をふりました。
その瞬間、窓という窓から手が出てきてこちらに向かって手をふっていたそうです。
191 :パンターG好き:2008/01/25(金) 22:20:08 ID:KE2D8QUJO
とんでも無い拾い物
だいぶ前だが、デパートに行ったの。
買い物終わって、外のベンチに座りながら煙草吸ってて、何気なく隣に置いてたゴミ箱覗いたの。
中はほとんど空で綺麗なんだけど、携帯が捨てられてた。
放っておけばいいのにさ、本当に何気なく拾ってみると、
折りたたみ部分がネジれてて、完全に壊れてたんだ。
ゴミ箱に戻そうと思って、ふとメモリカードを確認したら、1ギガのミニSDが入ってた。
ラッキーと思って、カードだけ持ち帰ったの。これが最悪だった。
家に帰って、カードをPCに差し込んでみたんだ。何が入ってるのか気になるでしょ?
エッチな奴でも入ってないかなぁ(最低?)と、ドキドキしながら開いてみたら、写真が100枚位入ってた。
一枚目を開いて、次々に>で見たんだけど、全然面白くない。
中年の女やその子供らしい若い女(まったく×)がメインで、
後は東京や福岡とかの名所が写ってるだけ。
オッサンが家族や出張先を写したんだろなって思った。
192 :パンターG好き:2008/01/25(金) 22:24:21 ID:KE2D8QUJO
かなりテンション下がったけど、惰性で次々見てたら、変な写真が出てきた。
暗い部屋の中で、髪の長い女の後姿が写ってるの。
少し期待したね。だって女が裸なんだもん。
ワクワクしながら次の写真見たら、女がこっち向いてたの。首だけ。
えっ?て思った。身体は向こう向いてるの。でも顔はこっち。
エクソシストみたいだけど、更に気持悪かったのが、女の目が無いんだ。
隠れてるんじゃなくて、目の部分が皮膚になってるの。頬みたいに自然にさ。
なんじゃこりゃ?って思ったけど、次の写真も見てみた。
そしたら真っ黒になってた。
その次も、次のやつも真っ黒で、3枚真っ黒が続いて終わり。
正直気味が悪かったけど、オッサン(かどうか知らないが)が、何かふざけて撮ったんだろって思うことにした。
肝だめしの練習とかさ。
気にしないことにして、カードをフォーマットすることにしたんだが、
フォーマットをクリックした途端、部屋の電気が消えたの。全部。
俺はマンションで一人暮らしなんだけど、5年住んでてそんなの初めて。
夜の10時くらいだったから、当然暗いんだけど、PCの明かりがあったから真っ暗じゃなかった。
194 :パンターG好き:2008/01/25(金) 22:38:35 ID:KE2D8QUJO
窓の外見たら、向かいのスーパーの光が見えたから、停電じゃないと分かったよ。
ブレーカーかなと思って、玄関に行こうとしたところ、カツンて台所から物音がした。
ドキッとする。一人暮らしなんだから、俺以外にいるわけがない。
気のせいだろって、深呼吸して、廊下に出た。
真っ暗なことに気付いて、明かりの代わりに、さっきまで使ってたPC(ノート)を持ち上げた。
その瞬間、カツカツカツ!て台所から聞こえてきたの。堅い靴履いて歩くような音。
もう気のせいとかいうレベルじゃないのね。確実に聞こえるもん。
俺は「ワー!!」て叫びながら、玄関めがけて走ったんだけど、
後ろから何か追いかけてくるような足音が聞こえたの。
半泣きになりながらブレーカーを上げた(やっぱり落ちてた)ら、ニ、三回点滅しながら電気がついて、
いつもの白い廊下が見えた。勿論何もいない。
俺がさっきまでいた部屋から、大音量でTVが鳴ってる音が聞こえたの。
恐る恐る引き返してみると、TVがついてて、音量がマックスになってた。
ブレーカー落ちるまでTVつけてなかったし、音量も普通にしてた筈なのに。
195 :パンターG好き:2008/01/25(金) 22:42:58 ID:KE2D8QUJO
TVを消して、座り込んだ俺は、自分が未だににPCを持ってることを思い出した。
PCのモニタに、『フォーマットが完了しました』ってメッセージが出てたよ。
それ見て、何となくだけど、終わったような気分になった。
さっきの台所の音や足音も、気のせいに思えてきた。
寝ることにしたんだけど、さすがに怖くて、部屋中の電気つけたまま横になった。
どのくらい寝たのか分からないけど、なんか息苦しくなって目が覚めた。
起きる寸前まで呼吸が止まってたような感覚がした。
ハアハアと息しながら、電気つけようと思って思い出したの。
寝る前に電気つけてた筈なのに消えてる。
そう思った途端、カサカサって音に気が付いた。
台所じゃなく、今いる部屋の中で。
カサカサカサカ…
昆虫が這う音にも聞こえるし、それならゴキくらいだろ。嫌いだが怖くはない。
そう思いこもうとしたけど、身体は多分違うって気づいてんだろうね。
心臓が破裂するくらい早くなって、耳が詰まったようになる。
起きて電気つけようかと思ったけど、またブレーカーだったら、今度は玄関まで辿り着けない気がした。
目を閉じて、そのまま寝ることにしたの。
196 :パンターG好き:2008/01/25(金) 22:46:54 ID:KE2D8QUJO
そしたらだんだん音が近づいてきて、顔の上を何かが撫でたの。
感触で分かったよ。髪の毛だ。
そんで、すぐ耳元で聞こえたんだ。
「だれ」
凄く小さな声だったけど、間違いなく聞こえた。女だったよ。
俺のセリフだよ、と思ったけど、黙って返事しなかった。
そしたら、カサカサいう音がまた聞こえて、離れていったよ。
いつの間にか眠ってた俺は、翌朝起きて鏡見てびっくり。顔中にミミズ腫れができてた。
とりあえず会社休んで、病院行こうと思ったんだけど、その前に気になってPC立ち上げたの。
そんで、拾ったカードを開いたんだけど、フォーマットした筈なのにデータが復活してた。
マジ勘弁してよって泣きそうになった。
見たくなかったけど、昨夜のことが気になって、もう一回見てみると、やっぱりあの目の無い女が写ってる。
女の次の真っ黒な写真に代わったところで、あることに気付いたの。
昨日は分からなかったけど、真っ黒の中に、ほんの少しだけ光が見えるの。裂目みたいに。
次の写真もそう、端のほうが黒が薄くなって、その向こうに肌色が見えるの。
197 :パンターG好き:2008/01/25(金) 22:51:25 ID:KE2D8QUJO
気になって、フォトショップ使って明るさ調整したり拡大して見てたら、思いついたの。
これってもしかして、レンズに髪の毛が巻き付いてんじゃないかな?って。
向こうに見えるのは、あの女の目の部分じゃないかな?って。
違うかもしれないけど、1度そう思ったらたまらなく気分悪くなってね。
カード抜いて、御守り(祖母から貰った縁結び)に突っ込んで、近所の神社に走ったの。
そんで、境内の隅に埋めて、猛ダッシュで逃げ帰った。
その日は会社休んで皮膚科に行って薬貰って、スパに行ってのんびりして、
家に帰る頃には、俺馬鹿だから恐怖感も失せてたの。
で、部屋に入ったんだけど、なんか意味なく心臓が痛くなったの。耳もおかしい。
198 :パンターG好き:2008/01/25(金) 22:57:35 ID:KE2D8QUJO
えっ?て思いながら、PC確認したけど、当然カードは無い。
神経過敏になってるのかな、って思いながらモニタ見たら、マイドキュに記憶にないフォルダがあったの。
嫌な予感がして開いてみたら、予想通り、あの写真だったよ。
全部入ってた。コピーなんかしてないよ?
もう無理と思った俺は、その日の内にPCを中古屋に持ち込んで下取りして貰った。
中味は個人情報入ってるからと、OSごと一度消して貰った。
それからは怖くてPC持ってない。だからこれも携帯からのカキコ。
その後は、顔の腫れも引いたし、変な音も聞こえなくなった。
たまにポケットに長い髪の毛が入ってるけど、気のせいと思う。
皆さんも、拾い物には注意して下さい。
49:
ホームヘルパー
こんにちは、はじめまして。わたしが昔とある老人福祉施設で働いていたときの話です。
当時あるお婆さんが入所していました。
そのおばあちゃん(以後Aさんとします)はお年の割には
とても元気な方で多少認知症は認められるものの、
自分で車椅子に乗り降りでき、食事、入浴ともご自分で済まされる方でした。
印象的だと思ったのはその声でした。90代にもかかわらず
非常に高音な声色で滑舌な喋り方をするのです。
たまにぼーっとしている事はありましたが意思表示もハッキリ出来る方で、
他の入所者ともトラブルもなく、とても印象の良いおばあちゃんでした。
私はその施設から比較的近い距離にある独身寮の3階に住んでいました。
Aさんが施設へ入所してきて以来、その独身寮で私は不思議な体験をするようになっていました。
わたしが勤務を終えて自分の部屋へと向かう階段を
登っていくと5歳くらいの男の子が降りてきました。
ここは独身寮、子供がいるはずがありません。
しかし寮の誰かの家族か関係者が子供を連れて
遊びにきたのだろうと思い、最初はあまり気にしませんでした。
男の子は無表情で、わたしと階段で出会った瞬間から
ずっとそこに立ち止まり、わたしの顔をじっと見ていました。
わたしは男の子に軽く笑顔で応じ、その男の子を見ながら
自分の部屋へ向かって階段を登っていきました。
その男の子はわたしとすれ違うまでわたしの顔を無表情でじっと見ていました。
それからわたしはこの男の子を寮で時々見かけるようになりました。
男の子は出会う度にわたしの顔を凝視していました。
50:
おばあちゃんの話に戻ります。
ある日の夜中、突然携帯の電話が鳴りました。
それは勤め先の施設からの電話で、Aさんが不穏になっていて、
暴れたり奇声をあげたりで手がつけられないから来てくれないかとの事でした。
あのAさんが?と信じられない気持ちながら、とりあえず車で施設へと赴きました。
施設に着くと夜勤の人が玄関で待っていました。
その人と一緒にわたしはAさんの部屋へといくと、他の夜勤の2人が
Aさんの手を必死で押さえつけている光景が目に飛び込んできました。
どうしたんだ?と聞くと
「暴力を振るので押さえつけている、おばあちゃんなのに
信じられない力で、2人掛かりでやっと抑えている」
との事でした。
わたしはAさんの顔を覗き込むと、目の周りに真っ黒でハッキリとしたくまが浮かび上がっていて、
普段の穏やかな表情とは異なり正に鬼のような形相で目を剥いていました。
これは明らかに普段のAさんではないな、と思いました。
取りあえず夜勤の2人に手を離させてAさんに話を聞いてみました。
すると
「ベッドの下に子供がいる、子供がいる、出してあげにゃいかん」
「人殺しが来る前に子供をだしてあげにゃいかん」
という内容の事をしきりに訴えていました。
不穏はその後も続き、収まる気配がないので、
夜勤の人と相談して眠剤を投薬して落ち着いて貰うことにしました。
この事を報告書に書き、明日の朝上司に書類を渡して貰うようにと夜勤の人に言付けし、
Aさんの行為が腑に落ちないまま、わたしは寮へ帰りました。
寮の駐車場へつき、車を止めてエンジンを切ったとき、
ふと近くに止めてあった黒い軽サイズの車に目が行きました。
そして真っ暗の中、その車の座席をよくみると一人の女の人が座っていました。
女の人は身動き一つしないでじっと下を向いていました。
時間が時間だけにさすがにビックリしたものの、
夜中まで遊んでいた職員がメールでもしているのかなと
思うことにして、わたしは部屋へと向かいました。
51:
そのときでした。部屋へ戻るため階段を登っていると、あの、男の子に出会いました。
戦慄が走りました。
真夜中の独身寮に男の子がいるのです。
なぜこの時間に「ここ」にいるのだろうと思いましたが、
その場で納得できる答えを出すことは出来ませんでした。
男の子は相変わらず、無言でこっちを見ています。
わたしは恐怖を感じながらその男の子のそばをそそくさと通り過ぎました。
恐怖のあまり頭の中は真っ白で冷静さを欠いていたと思います。
通り過ぎて、しばらく歩いてふと、階段の方を振り向いてみました。
男の子はまだこっちをじっと見ていました。
首だけ、こちらを見ていました。
部屋へ入り、そういえばあの男の子の親を一度も見たことがないなと、今更ながらに思いました。
窓のカーテンが開いていたので(わたしは寝るとき、カーテンの開閉はあまり気にしない性格です)
今日は閉めて寝ようと思い、窓に向かうとさきほどの黒い軽に目が行きました。
黒い軽の前にはさっきの男の子(暗くてよく解らなかったのですが小さな影が確かに見えた)
と思われる人影が立っていました。
恐怖で立ちくらみの様なものを覚えたのですぐにカーテンを閉めて、
その日は朝が来るまで寝ずに起きてました。
とても寝れる精神状態ではありませんでした。
わたしは朝になって睡眠を取り、午後から出社しました。
そして上司に昨日の夜中のAさんの件をわたしからも話をしようと思い、上司に報告しにいきました。
その日にわたしの周りで起きた夜中の出来事も上司にすべて話すことにしました。
上司はわたしの話を聞いてから、応接室で話をしようという事になり、そこへついて行きました。
上司から話された内容は
「早くに夫を亡くしたAさんにはむかし娘がいたが、娘が不特定の男と子供を作り、
事情でAさんと娘で子供を育てていかねばならなくなった。
娘は子供の養育費など経済的に苦労しノイローゼになり、
子供を殺して自らも車にのったまま海に飛び込んで自殺した。
君の話とAさんの過去が繋がるかどうかは自分には判断できないが。」
というような事でした。
52:
Aさんはその後も不穏が続き、日に日にやつれ、
目の周りのくまが昼夜問わずクッキリと残るようになっていきました。
他の入所者もその日を転機に子供がいる、と訴えるようになりました。
わたしのほうも寮の階段で男の子見ることはこの件のあとも続きました。
わたしはその後、異動願いを出し、上司の配慮もあり
早期に児童福祉施設のほうへ異動になり、その際に寮のほうも退所しました。
Aさんは不穏状態が続き、その治療のため他の施設に行く事になりました。
最近その上司に会い、Aさんの事を尋ねると、次のような言葉が返ってきました。
「あのとき言わなかったが、Aさんがウチの施設に来る前、在宅介護でいろいろ揉め事があったんだ。
Aさんの介助をしていたホームヘルパーが次々とノイローゼになって、その内の一人が自殺したんだ。
だから環境を変えるためにAさんはウチの老人施設に来たんだ。」
Aさんは今も施設を転々としているそうです。超長文失礼しました
58:
連れて行く
数年前に姉から聞いた、姉の親友Aさんの体験談です。
Aさんはマンションで一人暮らしをしています。
Aさんは肝っ玉も座っていて、金縛りにあっても気にせず寝直したり、
夜中に不審者が部屋に入ってくると包丁を持って追いかけたりする程です。
(「包丁持って『怖かったよ?』って部屋に来られても、私はアンタの方が怖い」姉談)
そのAさんが実家に帰った時の話です。
母・弟の3人でマンション暮らしをしているのですが、どうもその部屋には霊らしきものがいるようなのです。
家族全員気付いていましたが、不気味な姿を見せるわけでも
悪さをしてくるわけでもないので大して気にしていませんでした。
ある晩、寝ている最中に突然誰かに足首を掴まれ、ぎょっとして飛び起きました。
その手はAさんを引きずって行こうとするのです。
顔が布団に埋もれるくらいまで引っ張られた時、我に返ったAさんは
「連れて行かれてたまるかぁ!」
と、近くにあったテーブルの椅子を掴みました。
しばらく綱引き状態が続いた後、ようやく足首が解放されました。
すると母親と弟が部屋に入ってきて、聞けば二人とも同じ被害に遭ったというのです。
「今までこんなこと無かったのにね」
と首をかしげながら、その夜は三人一緒に寝ました。
59:
翌朝、Aさんが目覚めると、
「大変大変」
と母親が外から帰ってきました。
何と、隣室のおばさんが自殺をしたというのです。
驚いたAさんでしたが、詳しい話を聞いて更に驚きました。
お隣さんは、昨夜の内に寝巻きのままベランダから落ちて死んだそうです。
旦那さんは
「いつものように横で寝ていたはずなのに」
と言っているそうです。
Aさん一家で失敗した霊が、標的をお隣さんに変えたのでしょうか?
「連れて行かれそうになった」という話はよく聞きますが、
こんな露骨に連れて行くことがあるなんて…とゾッとしました。
62:
>>59
分かり易いね!!もう終わりじゃないね?
63:
>>62
|A-) じゃあ次は長いのを
けんけん婆あ
子供の頃近くの山が遊び場で、毎日のように近所の同世代の友だちと一緒にその山で遊んでた。
この山の通常ルート(小さな山なので、登山道というよりは散歩道)とは別に、
獣道や藪をつっきった先には謎の廃屋があり、俺たちにしてみれば格好の遊び場だった。
小さな山だったから、俺たちは道のあるとこ無いとこ全て知り尽くしていた。
山はある意味、俺たちがヒエラルキーのトップでいられる独壇場だった。
しかし俺たちにも天敵がいた。それが"けんけん婆あ"だ。
廃屋に住み着いているらしい年取った浮浪者で、名前の通り片足がなかった。
けんけん婆あは俺たちに干渉してくることはなかったが、
俺たちは山で遊んでいるとき、よく視界の端で捉えては気味悪がっていた。
しかし好奇心旺盛な子供にとっては格好のネタであったのも確かで、
どれだけけんけん婆あの生態を知っているか、
どれだけけんけん婆あに気付かれずに近づけるかが、一種のステータスになっていた。
俺の知る限りどちらかがどちらかに声をかけた、なんてことは皆無だった。
その日、俺たちはかくれんぼをすることになった。
隠れることのできる範囲は山全体。
ものすごい広範囲のように聞こえるが、
実はこの山でまともに隠れることのできる範囲というのはごく限られている。
どちらかというと鬼はそれら隠れることのできる場所を巡回するだけという、
隠れる側としてはほとんど運次第な遊びだった。
で、俺はその「定番の隠れ場所」のひとつである廃墟に隠れることにした。
廃墟の壁には錆付いたトタン板が立てかけてあり、俺はそのトタン板の下に隠れていた。
耳を澄ましていると、
「○○ちゃんみーつけた!」
という声が遠くの方でしたりして、その声の方向から
今鬼がどこにいるのかを推察しながらドキドキしていた。
64:
で、鬼のいる場所が次第に近付いてきて、あっち行け!
でもそろそろ次は俺かなとか思っていたとき
「けんけん婆あが基地ンほうに行ったぞー!!」
という鬼の叫び声が聞こえた。
基地というのは俺の隠れている廃墟のことだ(俺たちは秘密基地と呼んでいた)。
しかしこれはカマをかけて隠れている人間を燻り出す鬼の作戦かもしれないし、
例え本当でも、これはけんけん婆あをすぐ近くで観察して英雄になれるチャンスだ。
そう思って、俺はそのまま隠れ続けていたんだ。
とさっとさっとさっ
まさにけんけんするような足音が聞こえてきたのは、そのときだった。
この時点でもう後悔しまくり。
とさっとさっとさっ
片足で枯葉を踏む音が、もう廃墟のすぐ前、
俺から5メートルほどしか離れていない場所まで近付いている。
見つかったら殺される!
そんな考えに取り付かれて、俺はもうマジビビリだった。
そこで俺はよせばいいのに、いきなり隠れ場所から
飛び出して猛ダッシュで逃げるという選択肢を選んだ。
もう飛び出すやいなや、けんけん婆あのほうは絶対に
見ないようにしながら必死で友だちの所まで逃げた。
で、事情が良く分かっていないみんなを半分引きずるかたちで下山。
そこで始めて詳しい事情をみんなに説明した。
でもやはり、あの恐怖は経験した本人にしか分からないわけで。
逆に友だちは、そんなに近くまでけんけん婆あに近付いたことをすげぇすげぇと褒め称える始末。
俺もガキだったから、すぐに乗せられて、恐怖なんて忘れて多少の誇張を交えつつ誇らしげに語りまくった。
(実際はけんけん婆あの姿は見ないまま逃げ帰ったわけだし)
でも、その話をすぐそばで聞いていたのがうちの母親。
そんな危ないことは絶対にしてはだめと、めちゃくちゃ怒られた。俺号泣。
65:
その晩、俺の母親は他の両親や近所の大人(婦人会の人たち)、
それにこの山の所有者の人を集めて話し合いを開いた。
なんでも、子供の遊び場付近に浮浪者の人が寝泊りしているのは、何があるか分からないので危ない。
だからといって子供に山で遊ぶなというのは教育上良くないので、
ここは浮浪者の人に出て行ってもらおうと。
大人は山に浮浪者が住み着いているということを知らなかったらしく、皆すぐに同意。
もともと私有地の山だったので話も早く、所有者の人を先頭にぞろぞろと山に出かけていった。
でも結局会えなかったらしく、1時間もすると帰ってきた。
廃墟の入り口に退去願いの張り紙だけして戻ってきたらしい。
でもここで、俺たちは訝しげな顔をした大人たちに、
本当に浮浪者が居ついているのかということを質問された。
子供の俺たちにとっては考えもつかなかった疑問の数々。
まず例の廃屋は屋根と壁の半分が腐り落ちている状態で、
浮浪者といえどとても人間の住める場所ではなかった。
暖を取ることはおろか、雨風すらしのげない。
生活の跡らしきものも見当たらなかったらしい。
それにその場所。
「獣道や藪をつっきった先」と書いたが、途中にかなりスリリングな崖や有刺鉄線で遮られた場所があって、
健常者でも辿り着くのに一苦労だ。
(俺たちは有刺鉄線の杭の上を上っていた)
ましてや片足の老婆が、日々行き来できる場所ではないと。
また、大人は誰もけんけん婆あを見たことがないらしい。
特に山のふもとに住んでいる人間なら必ず目撃しているはずなのに、誰一人として見た人間がいない。
断言できるが、あの山で自給自足することなんて不可能だ。
66:
そんなこれまで考えもしなかった疑問に困惑しているとき、俺の父親が帰ってきた。
話を聞いた父、すぐに
「なんだあの婆さん、まだいたのか……」
初の俺たち以外の目撃者。
父が何人かに電話をかけると、近所のオッサン連中が2人ほどやってきた。
父を含め3人とも同世代の地元の人間で、子供の頃よくこの山で遊び、
俺たちと同じようにけんけん婆あに遭遇していたらしい。
なんと"けんけん婆あ"という呼び名は、当時からあったようだ。
懐かしそうに思い出を語る3人だったが……
ここで山に入る前から黙りがちだった山の所有者のひとが、
「実は……」
と口を開いた。
彼はいわゆる地主様の家系で、彼の祖父の代には家に囲われていた妾さんがいたらしい。
しかしあるとき、その女性は事故か何かで片足を失った。
それが原因で彼女が疎ましくなった地主は、
女性を家から追い出して自分の持っていた山に住まわせたらしい。
それ以降ずっと山に住んでいたらしいが、そう言えば死んだというような話も聞かない、と。
ただそれが本当だとすれば、けんけん婆あは軽く150歳を超えていることになってしまう。
それに例の廃屋も、もとはなんだったのか分からないが、
30年ほど前は山を整備するための道具おきとして使われていて、
その時点ではすでに誰も住んでいなかったと。
67:
さっきまではしゃいでいたオッサン3人組も婦人会の人たちも、これを聞いて絶句。
地主さんがぽつりと
「明日、宮司さんに頼んで御払いして貰うわ」
という言葉で、静かにお開き。
普段気丈な両親も、目に見えて沈んでいました。
それ以降、私たちはけんけん婆あを見ることはありませんでした。
彼女が何だったのかは未だに分からず終いです。
はたして150歳を超える老怪だったのか、それとも何かの霊だったのか。
ただ、未だにあの
「かさっかさっ」
という足音を忘れることができません。
今でもあの山で耳を澄ますと、どこか遠くのほうかで
こちらに向かって近付いてくる片足の足音が聞こえるようで、怖くてなりません。
73:
|A-) 今日の最後の話
死神
自分は幼少時代、四国の瀬戸内海沿いの
田舎の村で育ちましたが、この話は六歳の誕生日の出来事です。
だいぶん昔の話ですし、幼少時代の自分の想像力と事実の境界線が不明瞭ですが、
出来うる限り事実に基づいて書いていきたいと思います。
自分は誕生日に良い事があった経験が無いのですが、この年の誕生日は高熱が出て(40度以上)、
家族は単なる風邪ではないと判断し病院に行く事になりました。
誕生会などは園や学校が休みになる週末に行っていたはずですが、
誕生日当日となると、毎年こういう感じでした。
五歳の誕生日は、座敷の絨毯でスリッパを履いて
滑って遊んでいて足を骨折し、これまた病院で迎えました。
(その時の誕生プレゼントはZZガンダム1/100可変式でした)
母の車で病院へ向かいました。
この瀬戸内海に面した土地は、現在は平成15年の合併でH市と名前を変えていますが、
当時はH田町S鳥町O内町に分かれていて、自分が連れて行ってもらったのはS鳥町の病院でした。
出発した時は夜中でした。
座薬も効かず、車内に毛布ごと担ぎ込まれて運ばれました。
田舎の人間は周囲を気にするもので、救急車を呼んで
周りの家を起こすなどという恥ずかしいマネはできません。
田舎の夜の病院は医者の人数に対して患者の人数が少なく、
絶えず患者が運ばれる救命病棟といった雰囲気は無く、
土地も無駄に余っており、母はガラガラの無駄に広い駐車場に車を止め、
急患の受付へ、診てもらえるかどうか聞きに行きました。
勿論高熱を出している子供を担いでいくわけにも行かず、一人車の中に取り残されて、
熱で朦朧とする頭に秋の虫の声が響いていました。
75:
どれくらい車の中で待っていたのか分かりませんが、突然、
「○○ちゃん、開けてー」
という声が聞こえました。
自分は母が戻ってきたものと思いましたが、今考えれば車の鍵は母が持っているはずで、
高熱を発する息子にドアを開けさせるというのもおかしな話です。
もう一度
「○○ちゃん、あけて?」
という声がしました。
ものすごく甘い声でした。
自分は母親だと思っていますから、毛布から頭を出し、声のする方を見ました。
そこには、顔の白い女が居て、両手を車の窓にくっつけてこちらを覗き込んでいました。
子供ながらに、きれいな人だな、と思いました。
でも今考えると、きれいというのはおかしな表現だったと思います。
その顔は、記憶している限りでは、左右対称で違和感がある感じでした。
顔の印象で言うと年は20台後半、肉付きのいい顔でした。
唇の色が、白い顔と対比して目立っていた。
「ねえー開けてー?」
「お母さん病院へ行っちゃったから、お姉さんと一緒に行こう」
というような事を言われた記憶があります。
自分は大人の期待を裏切るのを恐れる子供でした。
それは関係ないとしても、この人が自分を病院まで
運んでくれるのではないかという考えが、なぜか頭に浮かびました。
車に残されて心細かったというのもあると思いますが。
出て行った方が不安が取り除かれる気がしたのです。
これは、内心その時の状況に不安を感じていたせいかもしれません。
76:
熱でふらつく体を起こし、ドアを開ける為に体を起こしました。
そしてドアの取っ手に触ったとき、この上ない恐怖を感じました。
ドアを開ける事が急に怖くなりました。何故かは分かりません。
顔を上げて女の人の顔を見ても、今では安心感は無くなっていて、
その整った顔にひたすら恐怖だけを感じました。
首を振って、開けないという意思表示をしました。
その次に起こった事は今でも忘れられません。
女の顔がくちゃっと寄りました。
寄ったというのは、顔の中心に向かって引っ張られる感じに歪みました。
その次に聞いた声も生涯忘れないとおもいます。
「あぁ????けぇ?????てぇ?????????」
男が腹の底から搾り出すような声でした。
頭が真っ白になる感じがしました。
恐怖で、体が上手く動かせませんでした。
体が浮いている感じでした。
入ってくる、と思いました。毛布をかぶって座席の間にうずくまりました。
女は、
「うーーーーーーっ?」
「ううーーーーーーーーー」
「あけてえ??????っ?」
と叫びながら車の周りを走り回りました。
なぜか、自分から開けて入ってくることは出来ないようでした。
どれくらいそのままで居たか、突然車のドアが開きました。
その時の幼稚園児のショックを想像してください。
「どこで寝とるの、病院まで歩かないかんよ、ほら、立って」
それは母でした。
77:
病院からの帰り、自分は母に、待っていた間の出来事を話しました。
母は驚きました。その女を人さらいだと思ったらしいです。
その時は自分も、言われるまま、同じように思いました。
しかし、中学、高校と年を重ねていくと、
ライトの無い駐車場で女の顔がはっきり見えた事や、女の顔を思い出して、
あれは人間とは少し違うものだったと思っているのですが、実は車の鍵もしっかりされていて、
中から開けないと開かない状態だったのかもしれませんし、
自分としても、基地外の人さらいの方が人外よりも怖いです。
確実に人生狂いますから。
法事で親族が家に集まる時、自分の不思議な体験を喜んで話す叔父が居るのですが、
その叔父に話した所、それは死神じゃないか、というような事を言いました。
今思えば随分適当な事を言われたと思いますが、その時はそうなのかな?とも思いました。
当時を思い返してみても断定は出来ません。でも、こういう体験をした事は間違いないです。
独自の解釈の様なものは出来るだけ挟まずに書いてみました。
ちなみに、高熱はおたふく風邪でした。
79:
|A-) じゃあまたね
8

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