【最怖】死ぬ程洒落にならない柿い話を集めてみない?『逆恨み・木が生える人』back

【最怖】死ぬ程洒落にならない柿い話を集めてみない?『逆恨み・木が生える人』


続き・詳細・画像をみる

6:
呪いの柿
俺が小学校5年の秋
郊外にある従兄弟の家(農家)に一家で遊びに行った
従兄弟が、うちの柿の木に“呪いの柿”がなっているんだ、と言いだした
“呪いの柿”とは何だと問うと
従兄弟の庭の柿の木の枝が1階の屋根の端まで伸びていて、大きな実がかたまってなっている
その実が“呪いの柿”なんだそうだ
1週間ほど前、従兄弟が屋根に出てその柿の実をもいで食おうとしたら、
運動神経の良い従兄弟にもかかわらず、屋根から転落してしまった
幸い、下の地面が柔らかく大事なかったが、
次の日に従兄弟の弟が全く同じ理由で転落したそうだ
その後も従兄弟の友人ら3人までが次々とその柿に手を伸ばしたところで転落したそうだ
おかげで“呪いの柿”はもがれる事なく今日まで枝にぶら下がっている
俺も見たけど本当に屋根の端からちょっと手を伸ばせば簡単に取れそうな位置にある
俺と弟は日頃から高い所に登ったり、
塀の上で遊んだりしていてバランス感覚には自信があった
さっそく弟が取ってやる、と言って窓から屋根に乗り出し“呪いの柿”に簡単に手を伸ばした
しかし次の瞬間、まったく突然に転落してしまった
俺はこのときピンときた!
その後俺が“呪いの柿”に近づき、そして枝をつかんで横の方に引っ張ってみると
もとの位置からは全く死角になっていた実の裏側にシナンタロ(いら蛾の幼虫)が二匹ついていた
こいつに刺されると電撃的な痛みに襲われ、ショックで弾かれたようになるのだ
“呪いの柿”に近づいた者がことごとく転落したのはこれが原因であった
言うまでもなく一度シナンタロに刺された従兄弟はそれがわかっていたが、知っていながら俺達に
“呪いの柿”取りに行かせたのだ
従兄弟の友人3人も同じように従兄弟にだまされたに違いない
洒落にならん従兄弟である
48:
奇形魚
では、死ぬほどシャレにならない話を
スルーせずに、最後の動画だけでも見てください。背筋が凍るから。
145 :偽モルダー ◆26r9vDYRZI :2013/01/19(土) 00:06:59.46 ID:TvNC3ZLQ0
2012年6月4日月曜日
「千葉県南房総の漁師さん」を名乗る人が、海産物、水産物の放射能汚染を大暴露。
高濃度のセシウム汚染は当たり前。奇形魚が続々と出ているというのです。
そして、奇形魚たちは、安い回転ずしに流れているのだとか。
こうした現状を受け、本当に親しい人には「食べるな」と言っているそうです。
もし本当なら、タイヘンです(((( ;゚Д゚)))ガクガクブルブル
音源はこちら。
(ラジオ番組)
・ustream:6/2 米原幹太のもう朝ですよ!ゲスト・南房総の漁師
http://www.ustream.tv/recorded/23011507
*ラジオ番組なので、音声のみ。
(動画)
・奇形魚水揚げのようす
http://www.mobypicture.com/user/zerokaranokibou/view/12894081
63:
ランドセル
結構気になることがあって書いていいかな
あんま怖くないかも
2週間くらい前に最寄りの駅のデパートに行った時のできごと。
そのデパートは入ってすぐ目の前にエスカレーターがあって
左のほうに階段があってフロアの一番奥の方にエレベーターがある。
まぁよくある作りだと思うんだけどそのデパートはちょっと変わってて、
何故かそれに加えてフロアの奥、エレベーターより
もっと右の死角になってるとこにも階段があるんだ。
しかもその階段が入口横の階段よりでかくて豪華?
っぽい感じになってて従業員用っぽくないんだよね。
んでそのデパートで買い物をして、そろそろ帰ろうって思って
近くのエレベーター乗ろうとしたらちょうど扉が閉まって下に降りてっちゃったんだ。
待つのめんどいしエスカレーター乗ろうと思った時にその奥の階段に気付いた。
でも買い物してたのが5階とかでどうしようって悩んでたんだけど
せっかちな性格だから階段でさっさと降りようってなってその階段を使った。
その階段の存在は知ってたけどその時初めて使ってさ、
その時気付いたんだけど何故か階数が踊り場とかに表示されてないんだよ。
普通でかいデパートとかってあると思うんだけど、
ないから仕方なく自分で階数を数えて降りたわけですよ。
やっと一階についたーっとか思ってたら何故かそこは二階だった。
フロアの奥だから中まで来てようやく異変に気付いた。
変だな?って思ったけど仕方ないからエスカレーターで一階まで下りて、
数え間違えってことにしてその日は帰った。
71:
>>63
続きです
んで昨日またそのデパートに買い物に行ったんだ。
買い物を済ませて帰ろうと思った時にこの前のことを思い出した。
思い出した時に何故か、やっぱ絶対に数え間違いはしてないだろって
ムキになってしまってもう一度確かめたくなってまた階段のとこに行った。
それで今回は一階下りたらフロアをしっかり確認することに決めたんだ。
わざわざフロアの中に行かなくとも横のエレベーターで確認すればいいし。
とりあえずそういうことで階段を下りていったわけです。
そのときは六階にいたのでそこから始めて、五階に下りたらエレベーターのとこまで行って?、四階に下りたらエレベーターのとこに行って?ってのを繰り返した。
それで三階についた時だった。明らかにおかしかった。
まず天井が他のフロアに比べて異常に低い。恐ろしいほどにすっからかんなフロア。
他のフロアも死角になってる階段付近はがらんとしてるけど三階は異常だった。
というかもっというと、ここ俺の知ってる三階じゃない.....
72:
>>71
続きです
それでもとりあえず確認しとこうと思ってエレベーターまで行った。
でもそこにはエレベーターは無かった。なにも表示されてないし、ただ空っぽのフロアだった。
その時俺は初めて怖くなった。
なんか来ちゃいけないとこに来ちゃったみたいな、異世界みたいだったよ。
あと何故かその空っぽのフロアは明りがついてたんだよね
電気代とかどうなってんだろとかビクビクしながら馬鹿なこと考えてた。
恐怖?っていうのかな、とりあえず動けなくなっちゃってただその場でぐるぐる周りを見回してた。
それで奥のほうに何かがあるのを見つけた。デパートってフロアに柱みたいなのあだろ?
その柱の影に黒っぽいのが横たわってるのが見えるんだ。
最初人かと思って本当に頭が真っ白になったよ。
でもよく見たら人にしては小さいし人形?っぽいなって思った。
それでも十分怖いけどさ。それ見つけた時に金縛りが解けるみたいに動けるようになった。
凄い怖かったのに見に行っちゃたんだ。普通逃げると思うんだけどその時は頭になかった。
見なきゃいけないみたいな強迫観念みたいなのにかられてたと思う。
それで柱まできて安堵した。
その黒っぽいのはランドセルだった。
78:
>>72
続きです
心の底からランドセルかぁ?って安心した。人とか人形とかよりマシだからね。
でもその横にまだ何かあるみたいだった。
ランドセルに覆いかぶさってよく見えないから仕方なくランドセルをどかした。
手で触るのが嫌だったから足で軽く蹴る感じでどかした。
でも思いのほか強く蹴っちゃったっぽくてランドセルが思いっきり飛んでった。
それでやばいと思ってランドセルを直しに行ったら
開いちゃったらしくて中の物が外に出てしまった。
急いで中の物を戻そうと思って見たらそこには上履きとノート一冊があった。
ランドセルの中に上履き?とか思ったけどよく見たら上履きに苗字が書いてあった。
いや、当たり前なんだけどさ、なんか人が使ってたっていう
リアル感みたいなのが一気に増してまた固まってしまった。
それでノートの名前欄を見るとその苗字とは違う言葉が書いてあった。
ぐしゃぐしゃで何故か濡れて滲んでたせいでよく読めなかったけど
なんとなく「おかあさん」って読めた。
それ見てまた動けるようになって、そういえばランドセルの横にあった
物はなんだろうって思ってすぐ振り向いた。
そこには赤いハイヒールと灰色の変な物が数個落ちてた。
でも色々ありすぎて感覚が麻痺してた俺はそれをしっかり確かめたくなった。
近くまで行ってよーく見るとハイヒールの横の灰色の物体は人間の生爪だった。
本気でゾッとして全身の鳥肌が総立ちして、人生で初めて死を覚悟した。
その瞬間にピンポンパンポ?ンみたいな館内アナウンスが響いて、
それと同時にダッシュで逃げた。
マジでなんだったのあれ.....
そこでバイトしてる友達いて聞いてみたけどそんな階ねーよって言われた。
どうしよう呪われたりしてないかな......
とりあえず今は階段を前段飛ばしとかして逃げたから足が痛くて死にそうです。
102:
2階にいる何か
あれは俺が10歳のころの話
俺は冬休みに祖父母のいるA県へと泊りに来ていて、いとこのBやCと一緒に遊んでいた
ある日Bが「立ち入り禁止になってる2階行こうぜwww」といいだした
正直怖くて行きたくなかったがチキンと思われたくないので俺とBとCで2階へ行った
2階に行くと右隅に扉が一つあった
確認しようとすると中から「コポォwwwwwwwwブフゥwwwwwww」という
低い不気味な声が聞こえたので
怖くなった俺たちは急いで1階に戻った
祖父が何事だと駆けつけたので今起きたことを話したら「みたのか!!あれをみたのか!?」
と凄い剣幕でいいだしたので俺たちは声は聞いたけど中はみてないと言ったら祖父は
「そうかとりあえずもう2階には行くのをやめなさい」といった
俺は祖父に中には何がいるの?と聞いたら祖父は
「お前たちが大人になればいずれわかる存在だ」といった
その日の夜Bは震えながら言った
「実は……俺見ちゃたんだよな少しだけ……」と
一体何を見たんだと言ったがBは「とても話せない」といった
それから家に帰るまで2階には上がらず特に変わったこともなかった
あれから20年の月日が流れた
今思うと2階にいた何かの正体をBが必死になって隠したのか
祖父が「大人になれば分かる」といったのか分かった
俺がその何かになってしまったから
ほら今も顔も見たことない俺の甥姪たちが俺の部屋に近づいてくる――
116:
>>102
これは怖い
303:
当たり屋
よし、書くぞ。先に言う。俺は怖かった。
ここは、地方都市で狭い路地が多い。そして、行き止まりも。
タクシーが一台、その行き止まりまでお客を乗せてきた。
スペースに余裕が無いから、若干バックして
広いところで方向転換をしないと帰れない場所だ。
タクシーが止まりドアが開いた瞬間、
犬を散歩させていた中年男性が何かをタクシーにむかって投げた。
餌だ。犬はリードを引きずったまま、その餌をめがけて走る。
狙いすましたように、後輪の影に餌はある。
…もちろん、タクシーはバックし始める。甲高い悲痛の叫びと、ぐしゃと言う鈍い音。
中年男性は、犬に駆け寄る訳でもなく、真っ先にタクシーの運転席向かって行った。
つまり、そういうことだ。
俺は一部始終を見てしまった。
そして、関わりなくないから逃げた。
304:
>>303
こえええええ
311:
インドネシアの怪夜
大学の夏休みに短期ボランティアで東南アジアに行った時の話です
俺たちのグループはベトナム、カンボジアときて最後にインドネシアへ向かった。
滞在は2週間ほどで、最初は市街地で活動していたんだが、
ラスト5日ほどは地方で学校の手伝いをすることになった。
そこはジャングルの中の凸凹道を車で3時間以上走ったところにある集落で、
人口は1000人ほど。でも学校は思ったより立派だった。
近隣の集落からも子供たちが通ってくるかららしい。
学校に隣接している宿舎が俺たちの寝床で、
そこには欧米のボランティア団体も滞在していた。
部屋割は2人1部屋になるんだが、折角だからと言うので
欧米人たちとペアを組もうということになった。
俺と相部屋になったのはジョージというオランダ人だった。
背が高くがっしりとした体格で顔つきも何か
ゴツゴツして怖そうでとっつきにくいかなと思ったけど、
話してみたらフレンドリーだったので一安心した。
AKB話で盛り上がったw ちなみに部屋はベッドが2つ並んでいるだけの殺風景なシロモノ。
そして怪異はその夜から始まった。
313:
初日から力仕事の連続で俺はへとへとになってベッドに倒れ込んだ。
寝る前の日課だとか言って腕立て伏せしてるジョージと言葉を交わしてるうちに
眠り込んだようだった。確か9時頃だったと思う。
ところが、急に目が覚めた。周りは真っ暗。
枕元の腕時計を見ようと首を動かそうとして同時に2つのことに気付いた。
まず首が動かない。というか身体が全く動かない。金縛り状態。
そしてベッドの脇に誰かいる。立って俺を見下ろしている。
暗くてよく判らないが半裸で布のようなものを腰に纏っていた。
胸が平らなので男だと思った。顔は暗くて見えない。
と、その男がぐぐぐっと姿勢を前に倒してきた。俺の顔を覗き込もうとしているらしい。
それと共に暗かった顔の輪郭が徐々に見え始める。俺は必死に目を逸らした。
しかし首が動かないので視界の左側にしっかり男が入り込んでいる。顔を見てしまう。紫がかって生気のない表情。目鼻立ちは現地人ぽくくっきりとしている。
見たくないのに眼球が吸い寄せられるようにピントを合わせる。目と目が合った。
そのまま微動だにしない。男の顔が少しずつ大きくなっていくように感じる。
ヤバい。このままじゃ殺される。心に突き刺さるような恐怖を感じた。
俺はそのまま気を失ったようだった。
315:
翌朝、目が覚めてすぐ部屋の中を見渡したが変わったことは何もない。
ジョージも気持ちよさそうに寝てる。
俺はジョージを起こして昨晩何か起こらなかったかと聞いたが何もなかったとの返事。昨日あったことを話すと夢でも見たんだろと笑われた。
朝飯の時に他のメンバーの前でも話したんだが、そこでの反応も似たり寄ったりで、
何だか些細なことで騒いでるみたいで恥ずかしくなった。
その日も初日に輪をかけたような重労働で俺はすぐ寝入った。
急に目が覚めた。暗い。時計を見ようとして首が動かない。
そして男が……両側にいる。左側に半裸の男。そして右側には小柄な人影が見えた。
右側はすぐ壁のはずなのに、確かにそこに佇んでいるのだ。
もやがかかっているようだがどうも老人のようだ。と、老人が屈み込んできた。
それに合わせたように眼球が動く。嫌だ。見たくない。見たくないのに。
赤黒く皺だらけの顔に目、鼻、口。ポツンポツンと穴が開いている。
口と思しき部分が何やら蠢いていた。俺を見ながら何か言っているのか。
頬にひんやりとした冷気が当たった。顔の周りだけ温度が違う。
左側の男もいつ間にか前屈みになっている。老人の顔が更に近付いてきて……。
気がついたら朝だった。
317:
その朝もジョージに確かめたがやはり何もなかったとのこと。
朝飯の時に今度は2人になったと言ってみたが、またも失笑を買うだけだった。
一緒に食事していた現地のスタッフは心配そうに気遣ってくれたが、
彼女も何も解らないようだった。その時ジョージが笑いながらこんなことを言った。
「お前日本人だから恨まれてるんだよ、昔日本軍がインドネシアで
どんな酷いことをしたか知らない訳じゃないだろ?」
それを聞いて俺は笑えなかった。そうかも知れないとの思いが頭を掠めた。
ふとインドネシア人の子を見ると眉を顰めて俺とジョージを見比べていた。
その日は今までと比べて肉体労働は少なく、ジョージと夜中まで喋った。
ジョージたちの団体は明日引き上げることになっており、
彼はやっと文明社会へ帰れると喜んでいた。
俺も寝るのが億劫だったこともありその夜は1時過ぎくらいまで起きていた。
やはり目が覚めた。直後に恐怖が襲ってくる。ベッドの周りを黒い人影に囲まれていた。
大きさはまちまちで半裸の人がちらほら見えた。子供もいた。
俺が目を覚ますのを待っていたかのように一斉に屈み込んできた。
視界に覆い被さってくる顔、顔、顔。青黒い顔、紫の顔、白い顔、しかし無表情なのは同じだ。
睨んでいるというのではないが、とても正視できない。もうダメだと思った。
見えるのは顔だけ。怖気が身体中を駆け巡ってもうどうにもならなかった。
しかも前二晩と違って一向に気が遠くならない。今夜が最期なんだと悟った。
もう行くところまで行ってしまうんだと。
俺は口の中で謝罪の言葉を繰り返した。
戦争の時ごめんなさい日本軍がごめんなさい。迫る顔は止まらない。
そして顔がぬちゃあっとした感触に包まれた。
その時、何故か口が開いて息がはああっと漏れた。
そのまま息が吸えなくなってやっと意識を失えた。
318:
その日の朝は恐怖が生々しく残っていてひどく気分が悪かった。
ジョージに顔色が真っ白だと言われた。
俺の様子を見て他のメンバーも流石に心配になったらしく、
今日は休んだ方がいいと口々に言ってくれた。
しかし部屋にいるよりも働いていた方が気が紛れるからと断わり、
その日はインドネシア人の女の子たちと一緒に食事係をすることになった。
ジョージたちは昼過ぎに出発したが去り際俺に向かって
「お前のじいさんかひいじいさんがこの村の人たちを虐殺したんじゃないか?
日本は過去の過ちに真摯に向き合わないといけない」
なんてことを大真面目な顔で言った。
後から思い出すと酷い暴言なのだが、その時はそれも有り得るかもと思っていた。
でないと他の日本人に何も起きていないことの説明がつかないじゃないかと。
俺の側にいてジョージの言葉を聞いたインドネシアの子は
何とも複雑そうな表情を浮かべていた。
俺は申し訳ない気持ちになってしまってどうにも居心地が悪かった。
そして4日目の夜、インドネシアで過ごす最後の夜だ。明日になれば日本へ帰れる。
しかし、今夜はあの部屋に1人で眠らなければならない。
320:
誰かに一緒に寝て貰おうかとも思ったが、
女の子じゃあるまいしプライドが邪魔して言い出せなかった。
いっそ徹夜しようとも思った。帰りの車内や飛行機で寝ればいいからと。
しかし1時半頃になると疲労感がどっと襲ってきて強烈な睡魔に襲われ、
ダメだと思いながら眠りに落ちていった。
目を覚ましたら朝だった。何も起きなかった。夢も見なかった。
俺はベッドに上半身を起こしたまましばらくぼんやりとしていた。
特に気分が悪い訳でもなく、久しぶりに気持ちの良い朝だった。
朝飯の後現地のスタッフとお別れセレモニーがあったのだが、
その時前日一緒に作業した女の子が昨夜のことを尋ねてきたから
何も無かったと告げると妙に納得したように頷いた。
俺が何か心当たりがあるのかと訊くと、女の子は声を顰めて
「貴方は許されたんだと思う」と言った。どういうことかと尚も訳を訊くと
「貴方は恨まれていたんじゃなくて、改められていた」
「改められた?」
「そう。貴方も含めるべきか否か」
「含めるって??」
「日本軍はインドネシアで酷いことをしたとあの人は言ったけど、オランダはもっと酷いことをした」
「あ……え?まさか」
「あの人は決まっていた。改めるまでもなかった」
今更のように背筋を悪寒が這い上がっていった。
最後の夜何も無かった理由が解った気がした。行ったのだ、尾いて。
322:
怖かった
51:
変な影
中学の美術室には夕方になると変な影が現れます。
私が中学の頃の夏、
出展用の作品を仕上げるために部員5人で放課後残って作業していました。
作業といってもやはり女子5人。楽しくお喋りしながらの作業です。
喉が渇いてきたからコンビニに買出しでも行こうかという時
いきなり友達が廊下側の窓を指差して言いました。
「廊下に誰かいない?」
「え?」
皆で廊下側の窓を見ると、友達の言うように窓に人影が映っていて
そのときは先生か他の生徒だろうと思ったのですが
その廊下にいる人が部室に入ってくる気配がないので仕方なく私が廊下に出ることにしたんです。
「だれ?」
ドアを開けて廊下を覗いたけど…誰もいない。
びっくりして帰ったのか?と思って
「誰もいないよー」
と、中にいる先輩と友達に言うと
一瞬の沈黙の後皆の慌てた声・・・
「そんなことない!…まだ人影映ってるよ!!」
「え!??」
嘘・・・と目を疑いました。
だって自分の今いる廊下には本当に誰もいないのです。
だけど中にいる友達たちは「まだいる!」「動いてる!走ってる!」と叫んでいて・・・。
その影はいつの間にか消えてしまったけど
翌日先輩に話をしてみたところ、先輩もそのまたOBの
先輩たち部員以外の生徒も度々その影を見ていたそうです。
窓に映るのに、でも誰もいない・・・。
不気味な現象ですがそれ以上なにをするわけもなく、
それから何度か体験しましたが何も起こりませんでした。
ただ・・・今もまだその現象が起きていると後輩が教えてくれました。
52:
ついでに
その美術室の古い木製の棚を整理していたとき
棚の奥からゴッソリとした絵の具がベッタリの髪の毛が出てきたことがありました。
私は体験していませんが、同級生の子が言うには美術室には変な現象ばかり起きるそうです。
97:
流し雛
2008年の8月の終わり頃、一週間ほど夏休みが取れたので兵庫県の実家に帰省しました。
ある日、叔父(父の弟)に頼まれた簡単な仕事の手伝いを終え、二人車で帰路につきました。
時刻は夕方で、全開にした窓からの風はまだまだ熱気を孕んだものでしたが、
しかしそれは夏の終わりを感じさせるもので、
なんだか切ない気持ちになったのを覚えています。
実家付近の川原にさしかかると、ふと叔父が「寄ってみるか?」と言いました。
実家から車で10分くらいの川原でしたが、最後に来たのは小学生の頃です。
汗と埃を洗い落としたかったのと、
懐かしさとで二つ返事で賛成しました。
その川は水量も少なく、またかつて名水百選にも選ばれた
川の傍流にあたるためその透明度は言うに及ばず、
つかの間休憩するにはうってつけの川原でした。
小学生の頃、自由研究で川の水位を測るための目印とした
岩も残っていて、ずいぶんと感慨深いものを覚えました。
さて、水で顔を洗い、‘石切り’などしていると、叔父が言いました。「誰か来るぞ」と。
叔父の言う方を見やると、確かに対面の岸に手を振る人影が見えます。
人影までそう遠くはないのですが、
靄(もや)のような霧がかかり、影のようにしか見えません。
しかし手を振る人影は、どうやら小舟に乗って
こちらへやって来ているのが分かりました。
98:
人影は二人連れらしく、その内のひとりがこちらに手を振っています。
叔父がその人たちに気付いたときから
こちらに手を振っているため、知り合いか、もしくは何か用があるのかな、と思いました。
誰だろう?と叔父と僕は顔を見合わせました。
叔父も見当がついていないようでしたが、怪訝な顔つきのまま手を振って応えていました。
そろそろ靄を抜けるか、という境まで来て、まだ手を振っているのを見て
改めて誰なのか考えつつ、僕はしゃがみ込んで待っていました。
そしていよいよ完全にその姿を目視出来る距離まで来て、
その二人の、あまりにあまりな正体に、僕と叔父は戦慄しました。
さっきまで手を振って、小舟に乗ってこちらへやって来ていた人影は、
二 体 の 人 形 だったのです。
叔父と二人、女の子みたいに悲鳴をあげながらも、
それから目を離さずにはいられませんでした。
99:
まず手を振っていた方は水色の和装で、
少年の人形(一般的な雛人形を一回り大きくして立たせたような感じ)
のようです。顔は元は真っ白だったのでしょうが、
雨風に長い年月さらされたような汚れがあり、唇に剥がれかけた
朱色の紅がひいてありました。あと腰に白い刀を下げていました。
もう一体の方は少女の人形で、髪が長いのと着物が薄い赤色というの以外は
少年の人形と同じで、一見で対になっているのが分かりました。
毬か道具箱か、何かを抱えていたような気がしますが定かではありません。
あと小舟と思っていたのは、長方形の平べったいお盆のようなものでした。
僕が震えながらもその姿から目を離せないでいると、
叔父がこの不気味な人形たちの、更なる異常さに気付いて言いました。
「流れ逆やぞ、これ!」
川は僕たちから見て右上に流れています。つまり人形たちは、
川 の 流 れ に 逆 ら っ て
こちらへやって来たのです!
それに気付いた僕たちはたまらず一目散に車に飛び乗り、川原を後にしました。
僕が恐る恐るサイドミラーで確認すると、
二体の人形は本来流されるべき方向へ、流れに乗ってゆっくりと遠ざかっていきました。
車中、叔父とあの人形が手を振っていたのは
思い違いではないという事を確認しあい、急いで家へと戻りました。
あれから不思議とあの人形たちは夢にも出てきませんが、
あの一件以後、川には近づけなくなりました。
101:
>>97
怖すぎる。
796:
>>97
流し雛ってな
川の途中で引っかかって流れないと、
妖怪化するという言い伝えが昔から有る
141:
赤い付け爪
前住んでた公営住宅での不思議な体験
俺と彼女の同棲だったんだが、俺も彼女もその家に友達を呼ぶことはなかったし
俺と彼女以外だと、1年に1度の点検業者くらいしか入ったことがなかった。
そんな家なのに、ある日TVの上に赤い付け爪が1つあって、
それを発見した彼女が「女を連れ込んだでしょ」と立腹し、喧嘩に。
浮気してなかったし誰も連れ込んだ覚えもない俺は、頑なに否定し1ヶ月ほど冷戦が続いた。
俺自身、前彼女とかこの家にような知り合い
(家族)もいなかったので、俺関係のトラブルではないはず。
彼女関係かと思ったが、彼女は付け爪なんて買ったこともないらしいし、
あの時の喧嘩もマジだったしまったく覚えがない、とのこと。
また、発見されたTVの上っていうのが、広いスペースじゃなかったし、
誰かのが服に引っかかって落ちたとかだとしても
そこにのる説明はつかない。あと、家に泥棒が入ったような痕跡はまったくなかった。
その後彼女と結婚した今でもたまに腹を割って話すことがあるが、
あれはマジで何だったのか分からない。
いまだ未解決。
144:
>>141
座敷女を思い出したわ。
210:
臨床検査センター
昔の話なんだけど
大阪の森小路にある、臨床検査センターで仕事をしていた
元々そこは病院で、潰れてからセンターのオーナーが安く買って
臨床センターに改造したのね
で、あたしは各病院に回って血液回収などの仕事をしていたの
一応制服もあって3階の更衣室で着替えて回収に行く毎日だったのですが
回収してる従業員は男性がほとんど(って言っても5人だけ)、
女性はというと、センター長の奥さんと
雑務処理をしてるおばさんとあたしと40代のおばさんでそのセンター全員でした
211:
続きです
おかしいなと思い出したのは働き出して2週間位してからのことです
仕事にも慣れてきて、周りの様子なども観察出来るようになり
私以外の女性はその更衣室を使っていないって分かったんです
でも、聞き出しにくく、そのままあたしだけ着替えて回収っていう日々が
数日続きました
ある日渋滞に巻き込まれ帰社が遅れたんですが
もう回収班は皆帰ってしまって残ってるのは奥さんと私だけになっていまして
奥さんが居るところは昔の病院の受付を個室にしたところに居ます
212:
続きです
昔病院だったこともあり、独特の雰囲気があるセンターだったのですが
その日に限って、嫌な感覚が有りまして
早く帰ろうと更衣室のある3階に急ぎました
でも更衣室を開けるのが怖いって思いながらも着替えなきゃ帰れないので
勇気を振り絞り、開けました
その瞬間 あ 居るって感覚があり緊張と怖さがMAXになったのですが
その居る場所を見ないで、いつもよりも早く着替えをし、もちろんメイク直し
などもせず、慌てて更衣室から出ました
213:
続きです
更衣室(元病室)をでて真っ直ぐに階段まで急ぎ足で行きました
1階まで行き奥さんの居る部屋の電気が見えたところで
ほっと安心出来まして、後ろを振り向いたんです
そしたら、真っ白くて、でも白濁した人間の形をした何かが
階段に向かって歩いていく姿を見ました
翌日雑務のおばさんに、この話をすると奥さんとオーナーにこっぴどく怒られました。
不審に思い回収班の40代のおばさんにそれとなしに聞いてみました
「ここは何人も死んでる病院だからでるのよ」って聞きました
それから数日は更衣室を使わず、雑務のおばちゃんの居る部屋で着替えをしていたのですが
216:
ラストです
更衣室で着替えなさいと、奥さんに言われ続け
再び更衣室で着替える事になったのですが
前回見た物体が話しかけてくるようになり(制服は白衣にスカート)で看護士さんと
間違うような制服だったので、患者さんが声を掛けてきたのかもしれません
その日に辞める決心をして、奥さんに辞める趣旨を伝えました
引き止められたのですが、怖すぎるので辞めました
物体に言われた言葉「看護婦さん苦しいんだがのぉ」でした
今はそのセンター有るのか分かりませんが
なに○医学サービスセンターってとこです
長文 乱文でごめんなさい
他にも色々あるのですが それはまた今度書きます
217:
そんなとこやめて正解。
こっぴどく怒られたのが納得いかない
264:
団地の足音
昔オレが社会人1年目の頃の話 5階建の団地に1人暮らしをしていた。
周りはとても静かでオレはその場所をとても気に入っていた。
しかし1つ問題があった。
深夜3時頃になると尋常じゃない足音で階段を降りてくるヤツがいた…
姿を見た訳じゃないが、足音の感覚からおそらくまだ小さな子供のような感じがした。
しかもその足音はオレのいる4階のフロアでピタッと止まるのだ。
その時は恐怖感みたいなものはまったくなく、ただうるさいなぁぐらいの感じだった。
足音もそれ1回でなくなるし眠いのもありさほど気にしなかった。
265:
しかし一週間たっても一向にその足音は消えない。決まって深夜3時頃に
ダダダダダダッとものすごい足音で階段を降り、4階でピタッと止まる…
いい加減ストレスも溜まってきたオレは1フロア2部屋の団地の4階に住んでいたので
向かい側の部屋と5階の2部屋の住民に確認しようとその日の夕方訪ねてみた。
しかし向かい側のサラリーマン風の男性に聞いてもめんどくさそうに
そんな足音は聞いたことないといわれた。
おかしいなと思い5階へ上がると2部屋は空部屋になっていた。
その当時幽霊などまったく信じないオレはタチの悪いイタズラ、
または向かいのヤツ怪しいなとか色々考えていた。
267:
そしてその晩も足音はやまず、それから3日目ぐらいにオレのストレスは爆発して
足音が5階から降りてきた時に「うるさいっ!!」と大声で叫んでしまったのだ。
するといつものように足音はオレの部屋の前でピタッと止まった。
さすがに不信に思い玄関ドアののぞき穴から確認してみたが誰もいなかった…
ただその時全身に寒気が走り、背筋が凍りついた感覚は今でもはっきりおぼえている。
部屋中の明かりをつけ、テレビもつけ、その日は眠れなかった。
そして朝になり、仕事にいこうと階段を下りると2階に住む80過ぎ位のお婆ちゃんに会った。
268:
オレはだれかにこの話を聞いてもらいたいと思い、そのお婆ちゃんに全部話をした
そして、そのお婆ちゃんの話を聞いてオレは絶句した…
269:
オレがこの団地にくる20年程前に5階に夫婦2人、
子供2人の4人家族が父親の手により、無理心中したというのだ…
そのとき母親と姉を殺されたとこを見たまだ幼い男の子が、
逃げ出す途中に階段で足を踏み外し、4階フロアで頭を強く打ち亡くなったと言うのだ。
しかもその時間が深夜3時頃…
その話を聞いたときは恐怖感で本当に気を失いそうになった…
それから会社の同僚の部屋に泊めてもらい、すぐそこから引っ越すことにした。
あの4階向かい側に住んでるヤツ大丈夫かなぁ…
270:
終わりです。
今では幽霊信じるバリバリのオカルト人間です。
長文失礼します…
273:
乙♪面白かったよ?
296:
深夜の霊園
んじゃ、書き込みさせていただきます。
もう、15年以上前、自分が地方の大学生だった頃の話。
友人のタケ(仮名)が中古車を手に入れた。
自分たちが住んでいたのは田舎だったので、車が無いと不便ではあったが、
まだ2年生だった自分たちの中で車の所有率は高くなかった。
タケは嬉々として毎晩のように自分たちを誘ってドライブを楽しんでいたのだが、
ある日、一緒のチームで実験をしている最中「今夜は霊園に行ってみないか?」と誘ってきた。
俺の他に誘われたのは、同じチームのサダ(仮名)。
気は優しくて力持ち、東北出身の純朴な青年で軽く霊感持ち。
俺もサダもそういうことは大好きだったので、喜んで誘いに乗ったのだが、
これを同じチームのエディ(仮名:純日本人)が聞いていた。
こいつがちょっと面倒なヤツで、浪人と留年のせいで自分たちより3歳ほど年上。
そして何を勘違いしたのか、自分が学年の有力者として慕われていると思っており、
自ら名乗るエディという愛称を嘲笑混じりに呼ばれ疎まれたりしていた。
そして、何よりも迷惑なのが『自称霊感のある人』だということ。
「おい、オマエら霊園行くのかよ?」
「え、ええ。まぁ・・・面白そうなんでちょっと・・・」
タケが(しまった)という顔で答える。
「あそこはなぁ、マジでヤバいって!先輩の○○さんが事故ったのもあそこに行った後・・・」
散々、知ったかぶりの講釈を垂れた後、エディは言った。
「ま、何かあったら俺が何とかすっからよ。用心しながらついてこいよな!」
俺たちがまだ何も言ってないうちからエディは勝手に同行することになっている。
それに、連れて行くのはタケなんだが。
297:
俺たちは無碍に断ることもできず、その夜は4人で霊園に向かうことにした。
夜8時、タケがそれぞれのアパートに迎えに来てくれ、大学近くの定食屋で夕食をとる。
そして4人を乗せた車は霊園に向けて出発。
この霊園なのだが、大学前を通る県道を町のはずれに向けて走っていくと、
小高い山の中腹にぽつりと位置している。
正面のゲートを抜けると駐車場があり、その奥に斎場と管理事務所の建物、
それを取り囲むようにロータリー状のアスファルト道が一周し、
道の外周に墓石が建ち並ぶつくりになっている。
ここは昼間は見晴らしも良く、取り立てて嫌な雰囲気があるわけでもない。
だが、全国どこにでもあるように、この霊園にも『ジンクス』があり、
大学の地元では心霊スポットとして有名な場所でもあった。
それは『深夜にロータリーを3周してクラクションを鳴らし、ライトを消すと・・・』
というありふれたものだ。
学内ではそれをやったOBが事故にあっただの、霊に取り付かれたなどということが
まことしやかに噂されており、自分も入学した当初、先輩などから散々聞かされていた。
俺たちは食事の最中からエディの薀蓄や講釈に軽くうんざりししたり、
彼が首から提げている怪しげな数珠に笑いを堪えたりしながら30分ほど山道を走り、
霊園へと続く分かれ道に差し掛かった。
「・・・結構いるね」
エディが真顔でつぶやく。
(ほら、はじまったよ)他の3人は同じようなことを思っていた。
夜間も開放されているゲートを抜け、車はゆっくりと墓石の並ぶロータリーを進んだ。
「おい、見えるか?悪意のある霊じゃないけどあそこの木の陰とか・・・」
後部座席で『霊感』を発揮するエディ。
俺は助手席で笑いを堪えるのに必死だった。
タケはロータリーを3周し、斎場正面に車を停めた。
「いいっすか?いきますよ」
タケはクラクションを鳴らし車のライトを切った。真っ暗な車内に沈黙が流れる。
サダがごくりと唾を飲み込んだ音がした。
そのとき・・・。
298:
「ヤバい!タケ!車出せ!!」
突然エディがわめきだした。
「え?どうしたんですか?!」
「いいから早く出せ!来てる!!」
周囲を見回したが俺には何も見えなかった。
タケは言われるままアクセルをふかし、車を急発進させる。
「いるか?」
俺はタケに訊いたが彼も全く見えてはいないようだった。
後部座席を振り返ると、わめきちらすエディの横でサダが硬直していた。
「早くしろ!来てるってば!いっぱいいるんだよ!!」
エディは後ろを振り返りながらパニックになっていた。
そして数珠を握り締めながら九字を切ったり、お経のようなものを唱えたりしていた。
(なにこの出鱈目・・・)俺は素人ながらも冷めた目でエディの様子を見ていたが、
それでも狂ったように何かを唱えるその姿には怖くなってきた。
隣のサダもエディの姿に恐怖を感じていたのか、
ドアに体を寄せ、必死で距離を置こうとしているようだった。
ハンドルを握るタケも必死だった。
咥えたタバコに火を点けることすら忘れ、タイヤを鳴らしながら車を走らせた。
ようやく町の灯かりが見え始め、タケはスピードを落としコンビニの駐車場に車を入れた。
「マジヤバかったなぁ」
大きく肩で息をしながらエディが言った。
「クラクション鳴らしてライト切った途端、いろんなとこからワラワラ出てきたんだぜ」
「俺、ぜんぜん見えてませんでしたけど、かなりいたんですか?」
俺はエディに尋ねてみた。
「馬鹿!オマエ、あんだけいたのに何も見えてなかったのかよ!
2?30人はいたけどよ、あの中でも特に鎧の落ち武者みたいなのが・・・」
ひとしきり、どれだけヤバかったのかを語ると、エディは得意気に言った。
「何とか俺が○○経唱えて式も打ったからよ、無事に帰ってくることができたわけだな」
俺とタケとサダは顔を見合わせ、とりあえず「お陰様でした」と言うしかなかった。
299:
俺たちはコンビニで飲み物を買い一息ついた後、そこから一番近いエディをアパートへ送っていった。
エディは意気揚々と部屋に引き上げ、ベランダから俺たち3人を見送った。
タケはエディを送り届けた後、さっきまでのことを語りたかったらしく、
俺の部屋で飲もうということになった。
3人は再びコンビニに寄って酒とツマミを買い、
俺の部屋で安堵のため息と一緒にビールを開けた。
「で、本当にいたわけ?」タケが尋ねる。
「いや、何も。でもエディのパニックがマジで怖かったよ。狂ったのかと思った」
俺は笑いながら答えた。
「サダは何か見えたの?」
タケの問いにしばらくの沈黙の後、サダが口を開いた。
「・・・うん、いたね」
「マジでマジで?!」霊感ゼロの俺とタケは興味深々で食いついた。
そしてサダはぽつりぽつりと語り始めた。
「あのさ、エディさんは2?30人とか言ってたけど、いたのは1人。
あの人にはいっぱい見えてたのかもしれないけどね。でも、俺に見えたのは一人だけだったよ」
「例の落ち武者?」
俺が尋ねるとサダは首を振った。
「いや、そんなのはいなかった。だって、この辺ってそういう話聞いたことないし、
昭和になってから初めて造成された土地でしょ?落ち武者は考えられない。
俺が見たのは女の人だった・・・」
「どんな?」
「よくわかんないけど、不自然に首の長い女の人。髪が長くて・・・」
「それが車を追ってきてたわけ?」
「ううん、追いかけてきてるんじゃなくてさ・・・」
「?」
「エディの横に座ってた。すげえ気持ち悪くてさ、お経唱えたりしてるエディをずっと見てたよ。
ニタニタ笑いながらキチガイみたいな表情でね。」
俺とタケは凍りついた。
「・・・まさか、ずっと車にいたの?」
「ううん、コンビニに着いたときにはいなかったよ」
サダはビールの缶を握りながら言った。
「でもさ、部屋にいた。エディがベランダから手を振ってたじゃん?その後ろにその女がいたよ。
やっぱり首が異様に長くて、身長も2mくらいあった」
300:
以上、大学のときの話でした。
読みづらくてごめんね。
このときの友人に纏わる話は他にもあるんだけど、
需要があったらまたいずれ書き込みます。
305:
>>300
面白かったよ
他にもあるという話はエディのその後?
ぜひ読みたい
…にしてもトリ名はともかく、友人の仮名はもうちょっと何とかならなかったのかな?
308:
布団に入って携帯から。
>>305
個人的にA、Bみたいな仮名が好きじゃないんで、当時の呼び名を軽くもじったんだけど、
また書くことがあったら再考してみます。
おやすみなさい。
301:
とりあえずお前はもう少しトリ名を考えた方がいいとおもう
それですべて台無しだ
途中で気がついて笑ったぞゴラァ!
304:
>>301
ごめ、昔から仲間内で使ってる筆名だもんでw
360:
おいてかないで
初めて書き込むので、至らない点があったらごめんなさい
中学生の頃に体験した事です。
母の兄弟が亡くなりまして
悲しむ母を連れて家族皆で母方の実家の葬式に向かったんです
一通り終わって女性は集まってリビングに男性は2階の部屋で寝る事になり
みんな泣き疲れたのかグッスリ寝ってました。不気味な程に
シーンとする真夜中、
母がスッと立ち上がって言ったんです
おいてかないでおにいちゃん
フっと目が覚めて母がペタペタとゆっくり何処かに行く足音だけ聞こえ
ポトポト涙を流しながらトイレに向かって歩いて行ってるのを確認してゾっとしました
目だけ見える真っ黒い人型のものが母を呼んでる
私は起き上がって母の手を引きました。何処に行くの?と
黒い影は私を見て目を見開いて近付いてきて消えました
超安堵しました
その家を離れるまで誰にも話しませんでした。
あとになって気付いたんです
何故、15人居たのにみんな静かに寝れていたのかと
あそこで声かけなかったらと考えると怖いです
それから、今でも時期が来ると黒い影が私のところにガンつけにきます
不思議な事に毎年やって来るのにいつ来るのか覚えてないんです
ただ恐怖だけ残ってまた私はその日を忘れます
362:
その後、母親はどうしたのよ?
365:
>>362
母親は黒いやつが消えた後、布団に誘導したら寝ました
家を離れた次の日に黒いやつの事を母に言ったんですが、覚えてないみたいでした
ただ、夢でおにいちゃんに会ったそうです。
おにいちゃんに「ついておいで」と言われたと、離れたくなかったと寂しげに語る母
その話を運転席できいた父が「そいつはおにいさんじゃない!!
知らない奴についてったらダメだ!!」と一喝した事を覚えています
母は今もすこぶる元気です。
403:
小さな人影
数年前、何となく1人で旅行へ行った時の話
ホテルで寝ていると、クチャクチャと誰かが汚らしく何かを
食べているような音がしてきて、その音で目が覚めた。
「なんだ?!」と思い布団から起き上がったが、部屋は真っ暗だし
室内に誰かいる気配も無い。
気のせいかな?とそのまままた布団に潜り込み寝ようとすると、
またクチャクチャと口を半開きにしたままものを食べるような音がしてくる。
「…これは寝ぼけているのでも気のせいでもないな」と、ひとまず
気味が悪いが電気をつけてみようとして、ふと気が付いた。
最初は廊下の明かりかと思っていたんだが、良く見てみると
廊下へ出る出口近くにある備え付けの冷蔵庫の扉が開いていて、
扉の向こうに小さな人影のようなものが見えた。
「マジ?誰か入ってきてるのか????」と軽くパニックになり、
布団からガバッと起きてその人影を捕まえようと冷蔵庫の前へ行った。
すると、冷蔵庫の扉の陰に身長60cmくらいの人がいる。
俺の接近にも気付かず夢中で中のつまみを食っていた。
すでにサイズからして「普通じゃない」のだが、俺はその時軽く
パニックになっていて、大声で「誰だ!??」と声をかけた。
声に反応してそいつはゆっくりとこちらを振り向いた。
サイズはともかく見た目は普通の日本人っぽく見えたが、
何故か俺はその時異様な気色悪さを感じた。
続く
404:
続き
喩えるなら…
PSのゲームでバイオハザードってあるだろ?
あのゲームで初めてゾンビに遭遇して、ゾンビが振り向いた時の
おぞましさとでも言えば良いのか…
なぜかその時バイオのゾンビのイメージが頭に浮かんだ。
俺がそいつのなんだか解らないおぞましさにすくんで絶句して
いると、そいつは何故か俺を指差し怒鳴り出した。
ただ、その言葉は日本語では無く、何か別の国の言葉の
ように俺には聞こえた。
そいつは二言三言俺を怒鳴り散らすと、そのまま壁の中へ消えていってしまった。
俺は何がなんだか解らず、何で怒鳴られたのか意味不明で、
そのまま暫らく立ちすくんでいたんだが。ふと我に返り「これは
従業員に報告すべきなのか?」と悩んでしまった。
だってこんな話信じてくれるとはとても思えないしな…
結局俺が基地外扱いされそうで報告はしなかったが、当然の
事ながら冷蔵庫の中身の料金はチェックアウトの時俺が支払わされた。
気色悪いやら何かやるせないやり場の無い理不尽さを感じたが…
なんか中途半端なオチですまん。
でもこれが俺の体験した唯一の理不尽で恐怖な体験。
405:
ちっさいおっさん!
408:
壁に消えたのは謎だけど小人って結構いるよね
414:
>>408
結構いる?どこにいるんだw滅多にいないだろw
416:
リモコン
深夜に布団をかぶってベッドに寝転びながら携帯いじり。
横向きになって壁の方を向いて寝転んでいたが、
同じ姿勢は疲れるので仰向けになったりまた横向いたり。
壁と逆の方では見る気もない深夜番組を、小さなテレビが垂れ流していた。
厚手のカーテンで外の明かりも入らず、テレビと携帯の明かりで白みがかった部屋。
シンとした中でテレビの雑音だけがざわざわと騒がしかったが、突然
――プツン
と、テレビの電源が落ちた。
途端に部屋は暗く、静かになる。
ハッと振り向くがもちろん部屋には一人きり。携帯の明かりだけが部屋で光っている。
携帯をパクンと閉じる。しばらくして携帯のサブディスプレイすらも消えると、
電灯の紐の先についた蛍光プラスチックが仄かに光るだけで、
部屋はほぼ完全な暗闇になった。
停電か?と思いその電灯の紐をひっぱってみると、普通に点灯。
おかしいなぁ、と思いながらもテレビをつけようとリモコンを探すが、見当たらない。
仕方なく主電源を押すと、これもまた問題なく番組が流しだした。
電灯を消して再び横になる。
携帯を開こうとすると――プツン
再び暗くなる部屋。
417:
なんだ、このテレビもう壊れたのか?といぶかしむ。
仕方ないなぁ、とテレビの方に向きなおると――プツン―プツン
一瞬電源が入り、またすぐ消えた。
ここにきてさすがになにか気持ち悪いぞ、という思いが沸きはじめた。
しばらく真っ暗な部屋でじっと息を潜めて見るが、テレビは消えたままだ。
なんだか気持ちわるい。
もう寝てしまおうと布団を頭までかぶり、ごそごそて寝る態勢を整える。と、
――プツン
テレビの音が聞こえだした。同時にお尻の下に硬い感触。
ああ、なんだ、リモコン踏んでたのか。
どうやら布団の下にリモコンが入りこんでしまったらしい。
もぞもぞと取り出すと、やはりそれはテレビのリモコンだった。
安堵の息をはく。オチもついたしもう寝よう。
リモコンの電源ボタンでテレビの電源を落とした。
部屋にはテレビの主電源の小さな光が赤く光っていた。
542:
>>417
こえぇ
419:
ルームチェンジ
ビジネスホテルの夜勤フロントでバイトしてるんだが、
よく客からルームチェンジの要望が来る
ほとんどの場合、タバコの臭いが気になるからやっぱり禁煙部屋に変えてくれだとか
もっと眺めのいい部屋に変えてくれって理由が多いんだが、
中には「夜寝付けない」だとか
「なんかあの部屋は気分が悪くなる」といった曖昧な理由もあるんだ
まだバイト入りたての頃、ルームチェンジの履歴を整理してて見て気付いたんだ。
「夜寝付けない」「気分が悪くなる」といった理由でチェンジが出てる部屋が、いつも同じ。
それも全部お客さんが一人で泊まったときばかり
不思議に思いながらもその夜は、一人で泊まってるお客さんがその部屋を使用していた。
普段は1:00?6:00はフロントって全く人が来なくて暇だから、
本読んだり居眠りしてるんだけど、その日は深夜2時を回った頃かな、
フロントに泊まり客が訪ねて来た。
なんか寝ぼけてるのか、目が大きく開いてて、キョトンとした顔。
どうかなさいましたか、ってこっちが尋ねるまで無言だった。
「すみません、部屋変えてもらえないでしょうか・・・」
うわー、マジかよ面倒くせえな?とか思いながらも
使用してる部屋のナンバー聞くと・・・例の部屋だった。
これはなんかあるぞwwwwwと思って、仮眠取ったあと社員に聞いてみたら、
「うん、あの部屋『何か』いるんだよね」
やっぱり有名だったらしい。
でも創業から自殺があったとか、そういう類の話はないらしい。
もし霊的な何かが住み着いてるんだとしたら、宿泊代払えってカンジ
420:
ホテルマンつええな、霊にも宿泊代請求するとは。
479:
逆恨み
夜中に田舎の田んぼ道を車で走っていたら前方に倒れているバイクと血まみれの人を発見。
一目見てこりゃやばいって状況。声かけすると目をうっすらと見開いてまたすぐ閉じてしまった。
救急車を呼んで、待っている間もう一度声をかけると、
な…ん…で?と言ってぐったりしてしまった。
たぶん自分が事故を起こして転んだ事なんかわからないまま死んでしまったのだろう。
警察に色々聞かれたりして、正直「あんな場面に出くわしちゃって運悪いなぁ」とか
思いながら帰宅し布団に入った。
眠っていると、妙に喉がかわいて、
水を飲んでいる時に耳元で「お前がひいたのか!」いう声が聞こえた。
どうやら俺が車でバイクをはねたと勘違いしているらしい。
そんな事よりも怖い、とにかく怖い。
外に出て公園でどうすべきか考える。家には戻りたくない。怖い。
友達に相談してみようか?幽霊に勘違いされて恨まれてるんだけど・・・
なんて話をしても頭おかしいんじゃねーの?って言われるのがオチだ。
しょうがないから車で眠る事にした。
車に入った瞬間いやーな空気がした。
案の定「この車ではねたの?」って耳元で声が。
怖い…怖い。なんでこんな目にあわなきゃいかんのだ。
480:
>>479
コエぇぇえええ!!
525:
木が生える人
俺の友達に変なやつがいる、そいつの話を。
そいつは女なんだが、なんと言えば良いのか、とにかく不思議な感じのするやつで、
けっこうかわいいので最初俺は付き合いたいと思い色々しようとしたが、なぜか
雰囲気的にできずいつの間にか普通の友達みたいになっていた。
その子が去年の11月に俺のアパートに遊びに来ていた時のこと。
最初はゲームとかやっていたが途中で飽きてしまい、
何となくテレビをつけてみていた。特に面白いものがやってるわけ
でもなく、ぼーっと見ていると、そいつが独り言のようにボツリと
「あ…この人もだ」と言い出した。
俺は殆どテレビを見ないので良く解らないが、
どうも今映っている若手らしいお笑い芸人の事を言っているようで、
俺は「何が?」と聞き返した。すると彼女は、最初「何でも無いからw」
と笑って誤魔化していたんだが、俺は暇だった事もあり話題が欲しくてしつこく聞いてみた。
すると渋々こんな話をし始めた。
「こんな事言うと変な人に思われるかも知れないけど、
むかしから特定の人に変なものが見えるときあるんだ。
高校生の頃まではほんとに極稀な感じだったんだけど、最近その変な
ものが良く見える、今の人にもそれが見えた」
俺は意味が解らず「それってよく言う霊感みたいなやつか?」と聞くと、
彼女は「そうなのかな?幽霊とかは見た事無いんだけど…」と言葉を濁した。
俺はその時は結構どうでもよくて、まあ話のタネになればと思い詳しく聞いてみると、
彼女が見えるのは人型の何かとか黒いモヤとか、
そういう「よくある」ものではなく、たまに人の背中から生えている木?
のようなものが見えるときがあるらしい。
彼女はそこまで話すと、突然ハッとした顔をして
「信じなくて良いよw忘れてw」と笑いながら言い、
その話をもう終わりとばかりに友達呼んで夕飯でも食べに行こうと言い出した。
何か雰囲気的に「それ以上その事を追求しないでくれ」と言っているようで、
俺はまあいいかとその話をするのを止めた。
526:
>>525の続き
携帯で何人かの友達を呼んでファミレスで飯を食い、
まだ時間あるしカラオケでも行くか?とファミレスの外で話していると、
その彼女が人ごみの方を見て「あ…」と呟いた。
結構大きな声だったため、みんなその方向に注目していると。
突然道を歩いていた高そうなスーツを着た
サラリーマン風の人が、よろよろとし始めそのまま道に倒れた。
周囲は大騒ぎとなり、救急車が呼ばれてその男の人はそのまま運ばれていった。
その一部始終を見終わった辺りの頃、女友達の一人がその子に
「また見えたんだ…気にしないでいいよ、○○(彼女の名前)のせいじゃないし」と
話しており、どうも詳しく事情を知っているようだったが、
彼女はどことなく悲しそうな顔をしていて雰囲気的に事情を聞けるような
感じでもなかったため、その日は適当にカラオケに行きそのまま解散になった。
次の週の事。
俺が大学のサークル棟の近くのベンチでマンガを読んでいると、例の彼女とあの時
彼女を慰めていた女友達が俺のところへやってきて、「ちょっと話があるからいい?」と
聞いてきた。
特にすることも無かった俺は「良いけど何?」と聞き返すと、
場所を替えたいという事で近場にある喫茶店に場所を移す事にした。
「何か深刻そうな顔してるなぁ…」と思っていると、その女友達がまず口を開いた。
俺は例の木の話を聞いたので、一応関係があるし
ちゃんと話を聞いて欲しいらしく、その話をし始めた。
女友達によると、彼女は子供の頃からその人に生える木が見えていたらしく、
最初は親に相談したらしいが。親はまともに取り合ってくれず、
変な子供と思われるのも嫌でずっと自分だけの秘密にしてきたらしい。
527:
>>526の続き
そこから彼女が続けた。
しかし、その「木が生えている人」にとある問題がある事にある日気付き、
独りで抱え込むのに耐えられなくなったらしく、
少しずつ友達などのその事を話すようになったとか。
本当は両親にも話したかったらしいが、
小さい頃に信じてもらえなかった事が引っかかって
話す事ができず、この話を知っているのは彼女の友達だけらしかった。
ちなみに、どうやら俺には話す気は最初一切無かったらしいが、
偶然独り言を追求されてしまい、勢いで話してしまったため、
今一緒にいる女友達と話し合って全て話す事にしたらしい。
ここまでは特に「俺にとっては」問題となる話は無かった。
ただし、その後に話した事が問題だった。
要点は四つ。
528:
>>527の続き
一つめ
この木は少しずつ成長するらしく、普通の木と同じにだんだんと大きくなり枝分かれしていき、
最終的には数メートルの大きさにまで成長するらしい。
彼女は長年この木が生えた人を見てきたが、小さな苗木のような状態から
大きな木になるまでは人によって様々だが何年かかかるらしい。
問題はそこからで、この木は成長して大きくなるだけでなく、
成長しきった状態?にまでなると枯れるらしい。
ちなみに、数年で枯れた状態になる人もいれば、
数年経ってもまだ1mくらいの人もいたりとかなり個人差があるようだ。
この「枯れた状態」になると、木の生えている人にとんでもない不幸が訪れるとか。
全て把握しているわけではないが、少なくとも彼女の把握している範囲では
大病を患ったり大怪我をして後遺症が残ったり、人身事故を起して多額の賠償金を
背負わされたり、何らかの理由で一家離散してしまったり、
最悪の場合事故死や病死や場合によっては自殺してしまったりという事まであり、
本当にろくな事になっていない。
二つめ
彼女がショックだったのが、それまで見てきた木の生えた人は全員他人で、
関わりがあっても殆ど他人同然の人だけだったらしいのだが。
彼女のバイト先に来るお客さんで、結構親しく話しもする人に
つい最近その木が生えたらしく、彼女にとって自分に近しい人に
木が生えたのがかなりショックだったとか。
ちなみに、彼女には木は見えるが触ったりする事はできず、
一度生えてしまうともうどうすることもできないようで、
その仲の良いお客さんの事はもう諦めるしかないらしい。
彼女は「…話しても信じてくれないだろうし」と泣きそうな顔になっていた。
529:
>>528続き
三つ目
これが俺にとってはかなり大問題だった。
なぜか理由は解らないが、この話を彼女が人に話すと、
全員ではないが「同じように木が見える」ようになってしまう人がいるらしい。
ちなみに一緒にいる女友達は聞いても見えるようにならなかったらしいが、
彼女の中学時代の友達と、高校の頃の彼氏は「見えるように」なってしまったらしく、
彼氏のほうとはそれが原因で疎遠になり別れたとか。
俺はそこまで聞いて「ちょwww何で俺に話すんだよwwww」と笑いながら聞いたが、
内心かなり焦っていた。
すると女友達が「○○(俺の名前)がしつこく聞いたからいけないんでしょ、自業自得じゃん」と
食って掛かり、何かかなり理不尽な気がしたがそれ以上その事で追求は出来なかった。
今日話したのも、途中まで聞いてしまえば恐らく同じ事だろうという事で、
ならもしもの時に備えて心の準備をしてもらおうとやってきたらしい。
本来ならそんな話信じないのだが、
実際にファミレス前での事件があったので俺は信じざるをえなかった。
要するに事故にあったと思って諦めろという事なのだろう…
四つ目
これも結構大問題だった。
彼女が言うには、今月に入った辺りから、
テレビを見ていると芸能人やニュースキャスターで「木が生え始めた人」がかなりいるらしく、
それが最初のほうで言った「最近良く見る」という事の意味らしい。
話を聞く限り時期がどうも皆殆ど一緒らしく、何か不気味な物を感じた。
もう一つ気になったのが、テレビに映った映像だからなのかどうかはわからないが、
テレビの向こうに見える木は全て真っ黒い色をしているらしく、
今までのような普通の木とは雰囲気が違うとか。
530:
>>529の続き
彼女と女友達が話した内容の要点は以上の通りだった。
ここまで聞いて俺は2人にある疑問をぶつけてみたくなり、彼女にこう聞いた
「話すと見えるようになるなら、そのバイト先のお客さんにはやっぱ話したほうが良いんじゃないか?」
「見えるようになれば流石に信じるだろ」
と俺が聞くと。
まず女友達のほうが
「見えるようになるかは運次第だし、それに“あなたにもうじき不幸が訪れます”なんて言えるわけ無いじゃん」
と返してきた、更に彼女のほうも
「話したところで何の解決にもならないし…」
と悲しそうに語った。
確かにその通りだと思った。
もし自分に木が生えていて、今と同じ事を伝えられてもどうしたら良いか解らない。
まず嘘だと思うだろうし、仮に見えるようになったとしたら、
まるで自分の寿命のカウントダウンをされているようで
とても冷静でなんていられなくなるだろう。
俺は自分がバカな事を聞いてしまったと反省し、彼女に「ごめん」と謝った。
ちなみに、普段彼女が見る木の生えた人は。
普通新宿駅や東京駅などの大勢の人がいる場所でも多くて2?3人程度らしいが、
最近増えているニュースキャスターや芸能人の場合はテレビを見ると必ず
番組内に大抵1人はいるらしい、かなり異常な数だ。
最近何か大きな変化が起きた事は間違いないが、
俺にも彼女にも女友達にもそれが何を意味するのかはさっぱり解らない、
そもそも彼女自信、何で木なのかとか何故そんなものが見えるのか、
そもそも何故この話を彼女がすると同じように見えるようになるのかさっぱり把握していない。
俺はこんな物を何年も見続けてきた彼女が可哀想になった。
そして、そんな境遇でも明るく振舞える彼女は凄いと思った。
531:
>>530の続き
彼女とは最近もよくつるんで遊びまわっているが、
彼女が言うにはこの話を聞いて見えるようになる人は、
1年以内に見えるようになるらしく、今年の11月までに見えないなら俺はもう安心らしい。
また、これはなぜか「彼女が直接話さないと見えるようにならない」ようで、
俺がここに書き込んでも見えるようになることは無いらしいので、読んだ人は安心して欲しい。
ちなみに彼女と一緒にいるときに一度だけ「あの人…」と教えられた事があった。
その直後、その人は車に轢かれて吹き飛び、
足が関節とは逆方向に向いて折れ曲がりそのままピクリとも動かなくなってしまった。
何か物凄い物を見てしまい、俺は相当なショックを受け
「もし見えるようになってしまった時」の心構えが必要だと真剣に考えるようになった。
そしてその時にある事に気が付き、彼女に聞いてみた。
「枯れるとやばいのは解った。でも、なぜ“その瞬間”までが解るんだ?」と。
すると彼女はこう言った。
「その時が来ると、枯れた木が折れるから解る」と。
以上で俺の話は終わり。
彼女にもここに書く事は了解を貰っている。
それとテレビの向こうで木の生え始めた人は、
ちょっと前まで少しずつ増えていたが、最近は増えていないらしい。
俺は彼女に「もうテレビを見るのをやめたほうが良いんじゃないか?」というと、「そうする」
と言っていた、その後彼女がテレビを見なくなったかどうかはわからない。
終わり
556:
心霊スポット巡り
今から3年程前の話。
その頃の俺はなぜか心霊スポット巡りにどっぷりハマっていて、
全国各所のあらゆる廃墟――そのほとんどが無人の廃病院、
廃ホテルなんかだったけど、どんなに遠方だろうが構わず足を運んで、
写真に撮ったり、データを記録したりしていた。
大抵はなんにも起こらず、廃墟をブラブラ歩いた後に近くの温泉で寛いて帰ってくるのがオチw
しかし、とある場所の廃墟で信じられないほど恐ろしい目に遭った。
インターネットで事前調査をした時点では、それほど怖そうな場所には見えなかった。
(たまたま調べたサイトがそっけなく紹介していたせいかもしれないが)
建築物の名前は??館とかそんな感じで、
どことなくお洒落な雰囲気の漂う西洋風の建物だった。
写真を見ると、それほど老朽化も進んでなさそうな程度の良さげな建物に見えた。
これまで結構多くの廃墟に入ったこともあって、実際に足を踏み入れるのに
大して危険はないだろうと判断した。友人に話すと、同行してくれると返事がきた。
しかしいざ現場に到着すると、調査が甘かったことに気付かされた。
入り口付近はほとんど崩れかけてボロボロに廃れており、半壊状態の正面玄関からは
とても中に入れるような状態ではなかった。建物から5mほど離れた草むらには
ロープや荷台なんかが放置してあり、サビついた車のパーツとかもあった。
それらを見た友人曰く、「かなり古いぞここ。30年じゃきかないくらい経ってる」とのこと。
あのサイトはだいぶ昔の写真を掲載していたということだろう。
この現状に近いものを調べることが出来ていればもっとマシな装備で来たんだが…
泣き言を言っても始まらないので、
仕方なく裏口方面から中に入ることにした。
557:
裏手のドアは鍵が壊れていたのでそのまま俺が先導で入り、友人が後続した。
建物の中はあちこちが崩れかけていて、
入ってみると廃墟の中でもかなり危険度の高い部類だと分かった。
懐中電灯で前方を照らしながら進むと、二階への階段付近に
妙なものが落ちているのに気付いた。
それはオルゴールのようなものに見えた。
直方体の木箱に、円柱型の鉄の塊が収まっている。
オルゴールと異なるのは、円柱型の鉄塊が固定されずにただ木箱に入ってるだけという点。
かなり立派なもののように見えたが、箱には何も記されていなかった。
友人を呼ぼうと思った矢先、二階のほうから変な音がした。
「ぎぎゃぎゃぎゃ、がぎゃぎゃぎゃぎゃががが!!!」
凄まじい勢いで地面の上を何かで引っ掻くような、引き摺るような音。
自分らよりも先に先客が来ているという可能性もゼロではなかったが、
その音はともかく暴力的すぎて、まともな人間が出すような音ではなかった。
友人も悟ったらしく、「早くこっち来い!!早く!!!」
裏手のドアから逃げ出すも、2階のほうからはがぎゃぎゃぎゃぎゃぎゃと気味悪い音が
鳴り続いている。無我夢中で車を出し、洋館から数キロ離れたところまでノンストップで走った。
洋館から離れたこともあって、落ち着きを取り戻した
俺らはさっきの音の正体について考えた。
友人が言うには、「絶対に人間じゃない。もし人間だったらイカれてる。」
俺も同じ意見だった。時計を見るとまだ午前11時。
こんな昼間から、あんな廃墟であのような轟音を出すような
状況などあり得るのだろうか?まさか今更、取り壊しの工事などある筈もない。
腑に落ちないまま帰路につく訳にもいかなかったので、
もう一度だけあの洋館を調べることにした。
廃墟の状態が思った以上にひどかったのでまずは装備を整えた。
ヘルメットやプロテクターに加え、ビデオカメラ、護身用のナイフも用意した。
その日の夕方、再び洋館に向かい侵入を試みた。
558:
裏手のドアを開けるや否や、友人と俺は片っ端から爆竹に火をつけて投げ入れた。
「バンバン、ババババババ!!!」
爆竹の破裂音に応えるように、さっき聞いた不気味な音が頭上で鳴った。
「ぎぎゃぎゃぎゃぎゃぎゃ、がぎゃぎゃぎゃぎゃぎゃぎゃががががががガガガガガガガ!!!!!」
やはり2階だった。どの辺にいるかは見当もつかないが、これまでに聞いた中で最悪の音だった。
何より不気味なのは、凄まじい轟音であるにも関わらず、
建物そのものには別段変化が見られないこと。
ふつう建物が振動したり、老朽化したコンクリが崩れてもおかしくないのに、
音のボリュームとはあまりに不釣合いな建物の様子が逆に怖かった。
その時、2階に爆竹を投げ入れようとした友人がぎょっとした表情になったのを確かに見た。
今度こそ本当の危機を感じたのか、
友人は爆竹を投げずにそのままアイドリング中の車のほうに
駆け出して、俺も後を追うように乗った。
洋館の2階からは、耳を塞ぎたくなるような気持ち悪い音がぎぎゃぎゃぎゃと鳴っていた。
2階の窓を双眼鏡で覗くと、赤ペンキを顔中にぶちまけたような真っ赤な顔面の女がいた。
そいつはただひたすらに無感情なカオで立っていた。
それからは廃墟巡り、もとい心霊スポット巡りとは一切縁を切った。
友人はしばらく撮影したビデオの映像と格闘していたけど、結局何も映っていなかった。
一つ心残りなのが、階段の側にあったオルゴールのようなものを回収できなかったこと。
これを読んだ人の中にも、もしかすると
スポット巡りなるものに心得のある人がいるかもしれないので
興味があったら調べてほしい。身の危険を感じたら、何もかも忘れて逃げれ。
618:
>>558
スポットめぐりってのがなんかワクワクガクプルでいいね。
こえ?!
いってみたいようで絶対いきたくねぇ?!
573:
フクロウ?
私の祖母が若いころに体験した話を書き込みます。
それが起こったのは祖母が祖父の家に嫁入りした頃で、
その家の台所には上のほうに小さな窓がついていました。
仕事からもうすぐ帰ってくる祖父のために
祖母がいつものように料理を作っていると、その小窓の
むこうを何か白いものがさっと横切るのが見えたそうです。
フクロウか?と窓を見やり、料理しているとまた白いもの
が窓を横切ります。
「なんだろう?」
フクロウじゃないと思った祖母は、今度はしっかり見てやろうと
窓をじっと見ていました。
そして・・・再び窓を横切っていったもの、それは
苦しそうな表情を浮かべた女性の横顔でした。
まともにお化けを見てしまった祖母は悲鳴をあげて寝室の布団に
くるまり、祖父が帰ってくるのを震えながら待っていたそうです。
574:
祖父が帰ってくると祖母は起こったことを泣きながら訴えました。
すると祖父は何も言わずに問題の窓に板を打ちつけてふさいだ後、
祖母を座らせ、こんなことを話し始めたそうです。
「俺が子供のころに近所の家で女が首つり自殺してね、そいつの
首が村中を飛びまわってるって噂があったんだ。まさかまだいたとはな」
とんでもないところに嫁に来てしまった!と思ったそうですが
新婚そうそうに実家に戻るわけにもいかず、しばらくは家中の窓に
カーテンや布をかけて過ごしたそうです。ちなみに祖母は今も
その家に住んでいます。問題の小窓は今は戸棚になっており、
私は実家の台所に立つとこの話を思い出します。
702:
天井
文才ないから、怖くなかったらごめんなさい
前に住んでた借家の話です
私は身体が弱いのかすぐ病気になったりするので、いつも家に居たんだ
持病が悪化するからいつも家に一人
その家は2階建ての3LDKで、
引越しの時にリビングの天井に御札っぽいのが張ってあったんだ
引っ越してきた当時は子供だったから、何?この邪魔くさいステッカーって
お兄ちゃんと一緒にガリガリ剥がしちゃったんです。
今思えば、その張ってあった天井ってね・・・2階の私の部屋だったの
引越して一月位してからかな、私の部屋のテレビが点いたり消えたりしだして
夜中になるとお爺さんと男の子が出るようになった。
でも無害だったから気にしてなかったんだ
ただじーーーっと恨めしそうに見てるだけ。そのうち見えなくなったんですが
でも、一年位してからかな、顔が灰色の男の子が出るようになった
その子は黒目が異常に大きくて、口が半開きで
ドアの扉から顔を半分出して見てくるの、時々ニヤアとしながら
気が狂ったみたいに凄いさでドアを開け閉めして
走ってにげてるのに鬼ごっこみたいに気づいたら台所に居たりした
台所のドアの前でこっちを見て口元が笑ってた
703:
そんな毎日が続いてた心労からか
高校に入ってから私は身体がもっと弱っていってました。
そしていつからか分からないけど、私の部屋には女の子がいたんです
その子は肩から少し長めの黒髪で少し可愛らしい印象でした
それにその子は男の子程怖くはなかった
不思議ですよね。怖くないなんて
あの家に10年耐え過ごしてきたからか、私の感覚はおかしかったんだと思います
家を建てて引越してから、だんだん前の家が恐ろしくなりました
入った人の感覚を狂わして家に居させようとする
何かがあったとしか私には思えないところでした
新しい家に引っ越して何もかも新鮮で病状も落ち着いて
今では無理な運動をしなければ大丈夫なくらい回復したと、
掛かりつけの先生に言われた時は嬉しかったです
でも、一週間目に夢を見ました
前の暗い家の中で私と女の子が居て。
女の子が「どこにいくの?」ってきいて
私が必死で走って今の家に行く夢でした。
その次いつ位だったかまた夢を見ました
同じように走って今の家に行く夢でした、でも今度は
女の子がこっちを向いて「見つけた」と笑っていました
その次は「入れて」
新しい家に入ってもうすぐ2年経ちます
あの夢は今はありません、それでもあの家の前を通る気にはなりません
一つ心配はその借家に新しい家族が住んでる事です
742:
さえがみさん
俺は子どもの頃は超がつくド田舎に住んでいた
山々に囲まれた閑静な農村地帯だった
その村では一年のうちである月の満月の日の
前後一週間は絶対に山に入ってはいけないという決まりがあった
村の子どもたちにはその期間は山の神様が降りてこられる日だからと聞かされていた
その期間は山の入り口のところにある道祖神様(俺らは「さえがみさん」って呼んでた)の祠の前で山から村に入る道に注連縄を張って道祖神様を御祭りしていた
このお祭りの間は子どもだけでなく大人たちも決して山に踏み入ることは許されなかった
村の子どもたちは物心ついたときから厳しく戒められているのと、
山に入っても楽しい時期でもなかったこともあって
わざわざ叱られるのを覚悟で山に分け入るやつはいなかった
とはいえ、腕白盛りの子どもたちのことだから、
それでも数年に一人か二人は無謀にも山に入ろうとする馬鹿が現れるのが常だった
隠れて山に入ったのが見つかったやつは厳しく叱られて頭を丸坊主にされて
学校を休まされた上で隣村にある神社で泊り込みで
一週間修行させられるというお仕置きが待っていた
それを見た村の子供たちはお仕置きを恐れて期間中は山に入らない→世代交代した頃にまた馬鹿が現れる→お仕置きを見て自重→忘れた頃にまた。。。ということが繰り返されていた
ここまでの話だと、田舎によくあるわけのわからない風習で終わってしまうのだけど、
俺が小学6年のときにその事件は起こった
起こったといっても俺自身が”何か”を見たというわけではないし、
”それ”自体も単なる村の風習と精神錯乱で、
オカルトとは関係ないと言われればそれまでかもしれない
ただ、村の禁を破って山に入った俺の従兄弟の妹が精神に異常をきたしてしまい、
その兄も責任を感じてかその後おかしくなってしまったという事実だけが残っている
その年は従兄弟の親父さんがお盆に休みを取れないということで、
お盆の帰省の代わりに季節外れのその時期に一家四人(両親と兄と妹)で里帰りしてきた
普段だったら誰も訪れないような時期のことである
そして、それが全ての間違いの元だった
743:
村の子どもたちはその時期に山に踏み入ってはいけないと厳しく教えられていたが、
従兄弟たちは普段はこの時期には村には帰ってきていないのでそのことは知らなかった
祖父と祖母が従兄弟たちにそのことを教えたが、
都会育ちの従兄弟たちにとってはイマイチ理解できていなかったのかもしれない
あるいは古風な村の風習だということで迷信だと馬鹿にしていたのかもしれない
今となっては知るすべもないことではあるが
従兄弟たちが普段帰省してくる夏休み中であれば俺たちも学校が休みなので
一日中つきっきりで遊びまわれるが、あいにくとその時期は平日で
俺たち村の子どもたちは学校に行かなくてはいけなかった
学校が終われば俺たちは従兄弟たちと一緒に遊ぶわけだが、
少なくとも午前中は従兄弟たちは彼ら兄妹だけで遊ぶことになる
俺たちが学校に行っている間は祖父母が山に入らないように
見てたりするわけだが、さすがに常につきっきりというわけにはいかない
それでもまぁ、3日目くらいまでは従兄弟たちはおとなしく
祖父母の言いつけを守っていた。。。少なくともそう思わせていたわけだ
問題が起こったのは従兄弟たちが村にやってきて4日目のことだった
さえがみさん(道祖神様)の御祭りも丁度中日でその日が満月の日だった
俺たちが学校に行っている午前中に、祖父母に隠れて従兄弟の兄(Sとする)が
妹(Y子)を連れ出してこっそり山に入ってしまったらしい
Sは祖母に「妹と川で遊んでくる」と言って出かけたそうだが、
俺たちが昼頃に家に帰って(土曜日だった)川にSを探しに行ったら姿が見えなかった
最初はもしかして事故かと思ったけど、川に行くときにいつも
自転車を止めさせてもらうことになっている友人のDのおばちゃんに聞いたら
「朝から来てない」とのことで、俺は友人たちと一緒にSたちを探すことにした
そうしたら友人のTが山の入り口の近くの木陰にSの乗っていた自転車
(祖父の家のやつ)が隠すように老いてあるのを見つけた
あいつら、隠れて山に入ったのかと思って追いかけようとしたけど、
厳しく山には入るなと言われていたこともあって、その前に祖父に知らせることにした
744:
家に帰って祖父に知らせたところ、祖父は「それは本当か!」と
普段は温和な祖父らしくない形相で聞いてきた
それを聞いた祖母は血の気の引いた顔をしていた
叔父(Sの父親で祖父の子で俺の親父の弟)も心なしか顔色が悪かった
叔母(Sの母親)は何が起こっているのか理解できていない様子だった
祖父は俺から話を聞いてすぐにどこかに電話していた
そのあとはもう大変だった
村の青年団がさえがみさん(道祖神様)の社のある山の入り口に集合して、
長老たちが集まって何事か話し合っている
いくら村の決まりごととはいえ子どもが山に入ったくらいで
これはないやろと思ったのを覚えている
そのあとのことだけど、青年団が山の入り口に集まってしばらくした頃に
Sが何かに追いかけられるかのような必死の形相で山道を駆け下りてきた
それを見た祖父がさえがみさん(道祖神様)のところに供えてあった
日本酒と粗塩の袋を引っ掴んで酒と塩を口に含んでから自分の頭から酒と塩を
ぶっ掛けて、それからSのところに駆け寄ってSにも同じように頭から酒と塩をかけていた
その後でSにも酒と塩を口に含ませていた
酒と塩を口に入れられたSはその場でゲェゲェと吐いていた
Sが吐き出すもの全部吐き出してから祖父がSを連れて戻ってきた
祖父とSが注連縄を潜るときに長老連中が祖父とSに
大量の酒と塩をぶちまけるようにぶっかけていた
その後、Sは青年団の団長に連れられてどこかへ連れて行かれた
(あとで聞いたところによると隣村の神社だったらしい)
745:
妹のY子だけど、何故か祖父も含めて山に入って探そうとはしなかった
不思議に思って父に聞いたら「今日は日が悪い」と言って首を横に振るだけだった
叔母が半狂乱になって「娘を探して!」と叫んでいたが、悲しそうな諦めの
混じったような表情の叔父がそれを宥めていたのが印象に残っている
結局、Y子はそれから4日後に山の中腹にある山の神様の祠で保護された
後で聞いた話ではそのときにはもうY子は精神に異常をきたしていたそうだ
発見された後でY子は何故か病院ではなく、兄と同じく隣村の神社に送られたらしい
このとき、村の長老たちの間で一悶着あったらしいとかなり後になって父から聞いた
後日談だけど、Y子は今でも隣村の神社にいるらしい
表向きは住み込みで巫女をしているということになっているけど、
実際は精神の異常が治らずに座敷牢みたいなところで監禁に近い生活を送っているそうだ
このことは一族内でもタブーとされていてこれ以上詳しいことは聞き出せないんだ、
すまん監禁の件は親父を酒に酔わせてやっと聞き出せたくらいだし
Sの方だが、彼は一時期は強いショックを受けていて錯乱気味だったけど、
その後は心身ともに異常はなく普通に生活を送っていたそうだ
あの事件以降は叔父一家は帰省しなくなったので
俺が直接Sに会うことはそれ以降なかったわけだが
その後、Sは妹をおかしくしてしまったのは自分の責任だと
思い詰めて精神に異常をきたしたらしい
おかしくなったSは18歳のときに妹が見つかったという
山の神様の祠の前で自殺したと聞いた
そのときには俺は進学で村を出ていたので、
その話を聞いたのは成人して成人式で村に帰省したときだった
以上、体験した俺も何が何だかわからない話です
まとまりのない長文でまったく怖くもない上に意味不明ですまんです
778:
白いツブツブ
さっきあった話。
寝ぼけて枕元に手を叩き付けたら、
「クシャ」と「ブチュ」が合わさった嫌な感触。
恐る恐る手を上げ、近くにあるスタンドの電源を入れたら
蛾の小さい版みたいな虫が小さな白い卵ぶちまけて潰れてた。
当然枕元で潰れた訳だから、枕カバーには卵の他に体液も付着していた。
吐き気を押さえながら枕カバーを洗濯して干し、
再び布団に潜ったが気持ち悪過ぎて全然眠れない。
脳裏から枕についていたあの白いツブツブが頭から離れん。
マジ洒落にならん。もう焼きたらこ食えない。助けて。
779:
>>778
虫系は無理だ。
卵とか…勘弁…
897:
今日のダウンタウンデラックスの的場さんの話、めちゃめちゃ
怖かったね、見終わったあと24のスーパーに買い物行ったんだけど、
すげー夜道びびっちゃったよw
つーか的場さん、稲川純二のポジション狙ってるのかな?w
900:
>>897
どんな話かkwsk
923:
>>897
文字にすると怖いかわからないけどw
的場さんの怖い話
的場さんが二十歳の頃、ゾッキーの友達達と何年に一回で山奥のダムが水を
すべて抜いてるらしいんで「ダムの底って見てみたいよな」って感じで
山奥のダムに行ったそうな、
で、山道の途中で白い服を着た女の人が立ってて、一度は通り過ぎた
んだけど「あれって誰か悪いやつにナンパかなんかされて、途中でおろされ
ちゃったとかじゃない?かわいそうじゃね?町まで送ってってやってやろうぜ」
って感じで引き返して女の人がいた場所まで戻っても女の人はいなかった、
「俺たちのことも怖がって隠れちゃったのかな?」とか思って車からおりて
「おーい、大丈夫だよー、下まで送ってくよー!」とか言いながら女の人が
立ってた場所に行ったら道一面に供養する花束がばーーって置いてあった、
924:
「うわぁ」
なんて思いつつ気を取り直してダムに向かったんだけど、途中の道で
何回も土砂崩れで通れない道があって、どんどん道に迷ってしまいに
細―い道で下が断崖絶壁みたい道に迷い込んじゃって、しまいには行き止まり
で「こりゃバックして引き返すしかないな」てなったんだけど、運転してた
的場さんの友達がもーパニックになってて
「バックしてて裏見たら変なものが見えちゃそうで無理!」
ってハンドルの所でうずくまっちゃったんで仕方なく的場さんが運転を
交換してやって、裏の席から運転席に車内で移って、窓をあけてバックするために
窓あけて前を見たら一面がお墓で「げっ、、」とか思ったらそのお墓のほうから
「キヒヒヒヒヒヒ!」って凄い不気味な女の人声が聞こえた、
925:
で的場さんももーパニクっちゃって「うわぁぁぁぁぁ!」って
断崖絶壁を気にせず、猛スピードでバックして車を引き返して山をおりたそうな。
なんか話し方で怖くなるし「その女の人の声、って獣の鳴き声とかじゃ?」
とか思ったんだけど、その深夜スーパーまでの途中の踏み切りが自殺
の名所で何年かに一回は飛び込み自殺があったり、何年か前には隣
の家の女の子が自殺したり、って事があったんでガクブルで買い物
行ってきたよwなんもなかったけどねw
長文失礼です
【閲覧注意】芸能人の体験した怖い話『B'Z RISKY』『キャシー中嶋 ケンちゃん』
http://blog.livedoor.jp/nwknews/archives/3965745.html
930:
>>923
うへ、文字でも十分に怖いです。まとめ方うまいね。乙でした。
901:
洒落にならないほど柿い話
ある秋、干し柿の産地で有名な地方を車を運転してた。
しばらくすると大きな昔風の家にの軒下に柿すだれが大量につるさがってたんだ。
その時は何にも思わなかったんだけど、
よく考えたらJAの指導で衛生面から屋内に干すようになってるはずなんだよ。
もういちどその家行こうとしたけど何回行き来しても
その大きな昔風の家にはたどり着けなかった。
90

続き・詳細・画像をみる


Pフィーバーパワフル3爆誕!!過去機種から入替待ったなし!

山?康晃←こいつが同点の場面で起用された理由wwww

ガサラキとかいうゴリゴリの政治劇ロボアニメが日曜朝9時半から放送していたという事実wwww

銀歯治療は時代遅れ!? → その衝撃理由が・・・

【動画】パチンコで全額失ったおっさん、店の前で咽び泣く

【画像】現役女子慶大生の生乳首、流出wwwwww

【画像】日本人さん、津波用の避難ポッドを作ってしまう・・・

【なに?】「アルファロメオ」「シトロエン」「ルノー」←このへんの車乗ってる奴のイメージ

ワイ4月から転勤マン、引っ越し代75万円と言われ無事死亡へ

【衝撃】昔のインターネット、受話器をくっつけて通信していた

【画像】 着物の帯をヒールで踏みつけ Koki出演のヴァレンティノの動画が物議

Pフィーバーパワフル3爆誕!!過去機種から入替待ったなし!

back 過去ログ 削除依頼&連絡先