【恐】死ぬ程洒落にならない怖い話を集めてみない?『脱落者の烙印』back

【恐】死ぬ程洒落にならない怖い話を集めてみない?『脱落者の烙印』


続き・詳細・画像をみる

2:
血だらけの女
一昨日の夜にあった俺の怖い体験談です。
みんなにはあんまり怖くないかもけど
俺には初めての霊的な体験で怖かったので投稿します。
実は2日経った今もガクブルで会社休んでる。
文章下手ですまん。
俺の会社は8階建てのオフィスビルに入っていて各階ごとに違う会社が入っている。
今回関係あるのは4階の会社にいる俺と
1階の不動産屋のKさんと5階の弁護士事務所のFさん。
一昨日の22:
喫煙場所は屋上にある。
屋上に出ると先客がいてよく顔を合わせる5階の弁護士事務所のFさんがいた。
弁護士のFさんとはいつも喫煙所で顔を合わせると挨拶して世間話をする間柄だった。
だけど一昨日の夜は挨拶しても軽く会釈されただけで睨まれてしまった。
「あれ?」と思ったが、話をする気分じゃないのかなと思いFさんには特に話しかけなかった。
でもなぜかFさんは時折おれを睨んでくる。俺とFさんとの距離は5?6メートルぐらい。
なんかFさんに失礼なことでもしたのか?と
最近の彼との会話とかを思い起こしても特に思い当たることはない。
293:
はて?話かけたほうがいいかな?とFさんをみるとまた俺を睨んで険しい顔をしている。
やっぱり話しかけるのやめようと思いタバコの火を消した瞬間
突然Fさんがこっちに近づいてきて突然大声で怒鳴った。
「今の二人はどうしたんですか!」
俺はわけも分からずきょとんとしてしまった。
「え?」
「今の二人はどうしたんですか!」Fさんはもう一度怒鳴るように言った。
「今の二人って・・・?」
「Sさん(俺のこと)の隣にいた女とKさんですよ!」
「は?Kさんって?」
「1階の不動産屋のKさんですよ!」
「え?」
Kさんは1階の不動産屋の従業員で煙草も吸わないのにたまに屋上で顔を合わせる人だった。
俺とKさんとFさんで何度か喫煙所で話をしたことがある。
「今Sさんの隣に女とKさんがいたでしょうが!」
Fさんは興奮しまくって何を言っているのか意味不明だった。
「今二人がいたんですよ!気が付かなったんですか!」
「また?かつがないでくださいよ?」
「かついでないですよ!女もKさんも顔が血だらけでしたよ!」
突然耳鳴りが起こった。
「Kさんて1階の不動産屋のKさんですよね?」
「そうです!あの女は誰ですか!」
294:
Fさんが落ち着いてから話を聞いてみると顔中血だらけの女と同じく
顔を血だらけにした1階の不動産屋のKさんが俺の隣にいたらしい。
女とKさんは俺の後にぴったりくっついて屋上に上がってきて、
女は何度も俺の顔を覗きこんでKさんとなにやらコソコソ話をしていていたが
やがて二人は俺を残して屋上の出入り口から
踊り場に入り階段を降りていなくなったとのことだった。
タバコを1本吸う合間だからこの間3?5分ぐらい。
Fさんは女とKさんが屋上に入ってきた瞬間から金縛りになって身動きができなかったらしい。
Fさんは顔面蒼白で立っていられない状態で
俺も話を聞いているうちに気分が悪くなってしまった。
今起こったことはなにか説明の付かない現象だったということを俺とFさんは認識した。
とりあえずFさんを抱えるようにして5階の弁護士事務所に運んだ。
5階に戻るとFさんは奥さんに電話をかけて車で迎えに来てくれることになった。
Fさんは少し落ち着いたようだった。
295:
「Kさん大丈夫かな?」Fさんがいった。
「ちょっと待っててください」俺はFさんに言って
1階にある不動産屋へ階段で駆け下りた。不動産屋は閉まっていた。
すぐに階段で4階に駆け上がって名刺ホルダーを出した。
Kさんとは名刺交換したことはなかったが俺が
今の会社に入社した2年前に1階の不動産屋の支店長と名刺交換をしたことがあった。
名刺には支店長の携帯番号が書いてあった。すぐに電話をかけた。
「もしもし、夜分にすいません。5階の○○社のSです。
突然ですませんがKさんの連絡先をおしえていただけますでしょうか?」
支店長は個人情報保護法の関係で俺からは
おしえられないから本人から直接連絡をさせるといった。
俺は5階の弁護士事務所に戻ってFさんにこの事を伝えた。
「何時でも構わないからKさんから連絡があったら私にも連絡をください」Fさんがいった。
Fさんの奥さんが迎えに来るまで俺とFさんは終始無言だった。
俺も家に帰り朝まで寝ずにKさんからの
電話を待ち続けたけど結局Kさんから電話は来なかった。
翌日会社に休む旨を伝えて電話がつながるまで不動産屋に電話をかけまくった。
296:
9:
開店が10:
Kさんは既に外出中で不在だったが出社はしていた。
夕方電話したときは支店長が出て「Kは元気に出社してます」といった。
俺が何度も電話をしたので今日の昼過ぎにKさんから電話が来た。
ストーカーみたいに何度も電話したのでKさんは
相当訝しんでたけど「僕は元気ですよ」とのこと。
俺が何度も電話をかけたので相当迷惑そうだった。
一昨日の夜にあったことを話すとKさんが
気持ち悪がると思ったのでその事は話さなかった。
ただ無事かどうか確認しただけ。
とりあえず不動産屋のKさんに何事もなくてほっとしている。
297:
以上です。
弁護士Fさんは昨日電話したら俺と同じく寝込んで休んでいた。
Kさんが出社して元気に仕事していることを伝えるとFさんもほっとしていた。
今日から事務所に出ると言っていた。
喫煙所にいくのは嫌だから事務所を喫煙にすると笑っていた。
Kさんに何事もないのならあの夜のことは
本人には言わないほうがいいんじゃないかとFさんがいうので俺も同意した。
おれはまだガクブルだけど明日には仕事行く予定。
まあ俺は直接不思議ななにかを見た訳じゃないからガクブルする必要ないんだけどねw
弁護士Fさんが取り乱してた事が怖かったのかな。
直接お化けを見たわけじゃないからなんとも言えないけど
不思議なことは起こるなーってのが今回の感想です。
298:
何だろ、生き霊かなー
何が起きてるのかよくわからないけど、
>>297も屋上行くのはもうやめとくんだね。
302:
>>297
怖いな。。
今後後日談があったらまた投稿よろ
112:
脱落者の烙印
上京してきた友人に聞いた話です。
友人は山奥の集落みたいな村に住んでたそうです
その村ではいわゆる大地主一家が権力者で、
一部の人は「様」付けで呼ぶほどの崇拝染みた扱いを受けてました
当時友人は、その一家を異常だと思っていたそうです、
その理由はあまりにも完璧だったから。
少し興味があったので「何故?」と私が聞くと、
友人は自分が体験した、聞いた事を話してくれました。
友人は集落の中の上ぐらいの立場だった、村の年寄りは皆地主の事を崇めるらしい
当時は「気に食わない、でもあいつ等は皆かなりの実力を持っている
テストは大体満点、成績もトップ、運動神経も良くてマラソン大会では常にも一位だった
でも異常なんだ、少なくても30年以上完璧な奴しかいないんだ、
地主一家は多産で兄弟が多い、
その中には一人くらい駄目な奴がいてもいいじゃないか」と思ってたと言う
私は「実はいろんなとこから連れて来てるとか、優秀そうな子を」と言った
友人は「いや、地主の所に子供が生まれると必ず小さな祭りが行われる、
確かに二十歳ぐらいで都会に行く人もいるが
彼らも年末年始に帰ってきて皆の前に現れるんだ。
むしろ家に留まってる奴らの方が怪しかった、殆ど顔出さないんだ、
年末年始にもちょっと襖の隙間から顔見せるくらいで…
家の中で村をまとめる重要な仕事してるらしいんだけど、
どうも怪しかったし出てった人より能無しっぽいんだ、
まあ…と言うか、見ちまったんだけどな…」
ここで友人は顔を暗くしてため息を漏らした、
あれは思い出したくない物を思い出した時の顔だった
113:
友人はゆっくり語り始めた
「地主一家の一人が亡くなり葬式をした日の事なんだけど…、
俺はまだ未成年だったけど目を付けられて、日本酒を飲まされたんだ、当然酔い潰れた、
そして地主の家に一晩泊まる事になって、夜中に目が覚め、起きてトイレに向かった」
地主家は広く薄暗い、友人は慣れて無かったので(若干酔ってたせいもあると思うが)案の定迷ったらしい
トイレの場所が分からなくなり、とり合えず元来た道を引き返そうとしたら、後ろの方から
ペたっ…ペたっ…ペたっ…
と足音?が聞こえた、いや足音でも歩いてる音とは少し違った
どちらかと言うと弾んでるような音、それが近づいてくる。
ぺたっ…シュリ…ぺたっ…シュリ…ぺたん…
近づくに連れ何かを擦るような音も聞こえ始め、
怖くなって近くの物入れの中に隠れて様子を見た
…物音の正体は人だった、安心してトイレの場所を聞こうと思ったが、
飛び込んできた恐怖で体が止まった。
その人は黒装束を着ていて、顔には能面みたいな物を付けており
足が片方付いて無い、しかし手には足が一本握られていた。
余りのショックで息もできなかった、それが幸いしたのか黒装束に見つかる事も無く、
そいつは片足で …ペタンッ…ペタンッ… とケンケンしながら奥に消えていった。
その夜は一睡も出来ず布団の中で震えた。
早朝、昨晩の出来事は地主一家に話すか話さないか迷ったが、好奇心に負け
地主一家で一番信頼できる人に話した。
その人は「本当か!?ちょっと待っててくれ」
と言って奥の方に走って行き5分くらいで戻ってきた
「すまなかった、見てしまったんだな…
出来れば忘れて欲しいが直にアレを見てしまったのでは無理だろう
今日はもう帰りなさい、後で話すがトラウマは少ないほうがいいから」
と言って帰された
114:
2日後、その人と話したが信じ難い内容だった
あの黒装束は、代々地主一家に取り憑く幽霊の類だそうだ。
そいつが単体で何かをするわけでは無いが、ある条件の人に取り憑き
ある条件の人に、ある事をするらしい、その条件は聞けなかったが、想像に難くなった。
幽霊は、『脱落者』に取り憑くのだ。そして『脱落者』の候補に『脱落者の烙印』を押すのだと。
脱落の条件は成績等が芳しくない一族の者だろう、烙印は黒装束が持っていた物だろう
これで地主一家の優秀さが分かった、彼らは必死になって努力したのだろう
報われた者は秀才として家を出て行き、報われない者は家に留まる
言い換えれば、家から逃げ出せた者と、烙印を押されたが為に逃げ出せない者
脱落者は家の中に隠され存在する事だけ、他人と話すことが無いから
周りの人は優秀な人しかいないと感じる
115:
友人は「村の年寄りは全部知ってるらしい」と付け加える
私は「その事他人に話しても大丈夫なの?」と聞いた
友人は「話してもアレを見て無い人は信じないだろ?
それに地主一家はいろんなとこにパイプを持ってる
選挙なんて地主が入れた人が確実に当選するらしいしな」と言う
友人「ちなみに俺が見た時『脱落』した奴がこの前死んだよ、
若かったし多分発狂したんじゃないかな
話してくれた人も顔が傷だらけだったし、
俺でもエリートから脱落して引きこもりを強いられたら狂っちまうよ
それにあの家の東側は誰も行けないようになってるんだが
偶に小さな悲鳴が聞こえるからな
あれの存在で全てが繋がったよ、
俺のクラスに3男がいたんだがマラソン大会でゴールした後ぶっ倒れて
救急車に運ばれてったんだよ、俺はそこまで必死になるのが理解出来なかったんだけど、今なら分かる」
…友人はその後もその一族の武勇伝のようなものを次々と語りました
本人は気に食わないと言ってましたが、その口調は一族を称えてるようにしか聞こえません
知らず知らずの内に崇拝されるようなカリスマが
その一族にはあるのかまたは霊的なもので洗脳されるのか…
私は後者に感じました、実際今でも友人は地主一族と交流があり
「彼らにはお世話になりっぱなし」
と言います、何より脱落した人として無い人では話し方が全く違うのです
「アレを見た時から彼らを見る目が変わったよ」と笑顔で話す友人を見て
その時友人が霊に中てられたのではないか、と言う考えが浮かび、恐怖を覚えました。
終わり
116:
怖くて面白い
161:
忌み子
十数年前、小六の夏休み頃の話
地元はかなりの田舎で滅多に観光客なんか来るような所じゃなかった。
そのせいか、年寄りはヨソモノを毛嫌いし、
昔ながらの風習だとか何とか意味の分からない事を言っていた。
夏休みになり俺は近所に住むAとよく二人で遊んでいた。
近くに川が流れていて、釣りをしたり泳いだり毎日のように朝から晩まで飽きずに遊んだ。
七月も終わる頃、いつものようにAと川に遊びに行った。朝の8時頃だったと思う。
俺達が秘密のポイントと呼んでいた釣りの穴場に誰かがいるのが分かった。
対岸からその誰かを見ると麦わら帽子を被っていて同い年ぐらいのように見えた。
Aが、
「お前誰じゃ!何組の奴じゃ!」
その子はただ俯いて竿を垂らしているだけ。
俺とAは川の向こう側に周り、その子に話かけた。
「あれ?見かけん顔じゃのう?転校生か?まぁええ。
俺はA。こいつは〇〇(俺の名)って言うんじゃ!よろしくな」
その子は小さな声で、
「〇〇(仮にBとする)です。よろしく」
肌は白く第一印象は線の細い奴と思いながらも、すぐに友達になり一緒に遊びだした。
次の日、母と祖母に新しい友達が出来たとニコニコしながら話した
164:
いつものようにAとBと俺で川で遊んでいると、
「おぉ?い」
と原付にまたがった父がこっちに向かって手を振りながら、
「もうすぐ暗くなるけぇ、二人共早よぉ帰れよぉ」
そう言ってそそくさと帰っていった。
AかBが見えなかったんだろうと深く考えていなかった。
空が夕陽に染まりだし、三人で帰る事にした。
ふとBが、
「僕、もっと遊びたいなA君、〇〇君もう少しだけ遊ばない?」
俺は父に怒られるのが怖くて誘いを断り、AとBを残して走って家に帰った。
家に着くと中が騒がしかった。ただいまと言うと父が驚いた顔をして泣きながらビンタをしてきた。頭の中が??だらけで、母と祖母も駆け寄って来て泣きながら俺を抱き締めた。
近所の人も口々に良かった良かったと泣いていた。
話を聞くと夜になっても帰って来ない俺達に捜索願いが
出ていて三日経っていて諦めかけた頃に俺が帰ってきたらしい。
俺は父と話してから、まっすぐ家に帰って来たと一生懸命説明した。
AとBも少し遊んでから帰ってきてるはず!と。
165:
父はハッとした顔をして、
「B!?誰にそんな事聞いてきたんぞ!」
父は血相を変え、俺を連れていつも遊んでいた場所まで行った。
Aの両親も来ていて、指をさしながら説明していた時、
ドッボーンッと暗い川の中で大きな音がした。ライトを向けると波紋だけが広がっていた。
すると、
「A?!!」と叫ぶ声がした。川の対岸を見るとAがこっちに向かって手を振っていた。
Aの両親が川に飛び込み対岸に届く寸前、Aは川に飛び込みそれっきり浮かんでこなかった。
それから数日後、祖母にBとは誰かを聞いた。
「Bは忌み嫌われた子」としか教えてくれなかった。
ただこの世の者ではないと言って、もうこの話はするなと言った。
未だにAは帰って来ていない。もしかしたら、まだBと遊んでいるのかもしれない。
242:
神様のお世話
俺小さい頃母親に軽い虐待っぽいものを受けてたのね。
でも当時小さくておまけに母子家庭で一人っ子だった俺は
他の家の家庭環境なんて分からないし
同い年の子がどういう風に親と接してるかも分からなかったから
きっと他所の家族もこんなもんなんだろうなぁ
位にしか思わなかったから誰かに言ったりもせずに普通に幼稚園とかも行ってたの。
で、たぶん6歳くらいの時に母さんが仕事を辞めたから
二人で母方の実家に住むことになった。
その爺ちゃんちってのが親戚の中で分家本家とか
あるうちの本家の方で、家に大きな神棚みたいなのがあって
そこに神様が居たの。神様って言ってもお化けとか普通の人には
見えないとかそういうのじゃなくて、なんていうか神様の本体みたいな。
分家にはそれをかたどった偽者みたいなのがあるらしいんだけど、
爺ちゃんちは黒塗りでちっちゃい観音開きの縦置きにした
棺みたいなのにその神様が入ってるのね。
でもその神様は女の人がお世話をしちゃいけないみたいで、
毎年決まった日にその家の男の人が中から出して世話をするのがしきたり。
俺には父さんが居なかったから自動的に次に世話をする
役目につくのは俺って言う事になる訳で、爺ちゃんはそれが嬉しかったんだか
ノリノリで神様のことを小さい俺に説明してくれたりしてた。
俺は神様が(女の子でいうとぬいぐるみみたいな感じ)
可愛くて小さい家族みたいなイメージで大好きになって、
幼稚園から帰ってきては神様に向かって話をして
庭で花を摘んでは家の裏にあるお稲荷さんとその神様にお供えしたりしてた。
ある日、爺さん婆さんが居ないうちに母さんが俺にプチ虐待をしてくるような事があって(喜ばれる話じゃないから具体例割愛するね)でも俺は虐待って認識はなかったから、凄く怒られたくらいの捉え方で家の裏のお稲荷さんの祠まで逃げてそこで泣いてたんだ。
で俺はいい事を思いついた。母さんのことを神様たちに相談することにしたの。
俺は泥で作った団子と花とお金とをお稲荷さんと神様に供えて「母さんが許してくれますように、俺の事もっと好きになって優しくなってくれますように」ってお願いした。
でも当然そんな事をしたぐらいで事態が良くなる事はなくて、むしろ仕事を始めたばかりでストレスが溜まってたのか母さんのプチ虐待は頻度を増してった。
243:
次第に爺さん達も俺の痣とかを怪しみ始めてて、
子供心にもこれはやばいと思った俺は毎朝毎晩お供え物を持って何度も何度もお願いした。
そしたら2週間くらいたった頃、明け方早くに目が覚めることが多くなって来たんだ。
物音がしたような気がしてはっとして起きるけど音なんて全然鳴ってない。
そんなことが何日も続いた。
そしてある日の朝、3時か4時位にいつものように目が覚めてしまった俺は
おしっこがしたくなって、便所に行くついでに神様に挨拶をしに行くことにしたんだ。
それで縁側の廊下を歩いてたら、庭に誰か居ることに気づいた。
障子を開けてみると、見た事ない白緑の着物を着たおじいさんが
庭にある焼却炉の上から俺をじっと見ていた。
おじいさんは俺と目があった事に気づくと、にこっと笑って頷き俺に向かって
何かゆっくり喋った(ガラスが閉まってたから声は聞こえない)
俺はきっと近所の神主さんか何かなんだろうと思って、
お辞儀をしてそのまま便所に行って寝たんだけど、
それから何日も経たないうちに母さんが倒れた。
原因は職場のストレスらしかったけど、胃がおかしくなったみたいで
2週間かそのくらい入院していた(たぶん精神科とかにも行ってたんだと思う)
244:
2週間後、退院して帰ってきた母さんはそれこそ人が違ったかのように
俺に優しくなっていた。というか、母さんじゃなくなってた。
もう明らかに違う。見た目とか声とかは変わってないんだけど、
俺に対する態度とかはまるきり別人だった。
まず呼び方が変わっていた。
以前は下の名前でそのまま読んでいたのに帰ってきた母さんは
俺をゆーちゃん(本名がゆうすけなんです)なんて呼びはじめて、
おまけにいきなり料理が作れるようになったり手を繋ぎたがるようになったり
昔はありえなかったのに一緒に買い物に連れて行ってくれたり
オムライスの字とかまで書いてくれたりするようになった。
でも、その代わりに俺の好きな物とか好きな色とかは忘れてる。
もともと知ってる方ではなかったけれど、きれいさっぱり。
母さんがくれた押し花を見て「ゆーちゃん押し花が好きなの?お母さんも押し花やってみたいな^^」とか(俺が知ってる母さんの唯一の趣味が押し花なのに)
そしてそれから13年間、今に至るまで母さんはそのままだ。
虐待の事はそもそも俺と母さんしか知らなかったんだけど
そのことに関してもまるきり忘れたみたいな感じだった。
もちろんそれから殴られたり蹴られたりもしなくなった。
これは俺の勝手な想像だけど神様は別の誰かを
母さんの中に入れたんじゃないかと俺は思ってる。
だとしたら最初に母さんの中に入ってた本物の母さんはどこに行ったんだろう。
俺ももうそろそろ20歳。神様のお世話をする年齢が間近に迫った今、
それが毎日気になって仕方がない。
310:
コードブルー
医療器械の納入業者をしています。ある日夜9時過ぎに病院から
「臨時の治療で物品を大量に使ったので、すぐ補充して」
という連絡が入ったので、帰宅ついでに病院へ行った。
そんなのは割とよくある話で、連絡の来た部署(仮に25番検査室としておく)に
物品を持って行ったのが10時ごろ。
ちなみにその部屋は循環器で使う心臓カテーテル室という検査室。
連絡が入ったと言っても、担当職員はみんなその場からは引き上げていて誰も居ない。
検査室は真っ暗だったので電気を点け、さっさと納品しようと検査室内の機材庫に入った。
その時だった。
いきなりスピーカーから「ビーッビーッ」という大きな音が聞こえてきて
続いて「コードブルー発生!コードブルー発生!25番検査室です!」という院内放送が入った。
(コードブルーというのは、緊急で蘇生の必要な患者が発生した、という意味の放送)
「こんな時間にコードブルーかよ。大変だな。25番検査ってどの部屋だろう」
と、音にビックリしたもののあまり気にすることなく、納品を続けた。
気づいたのは、同じ放送がもう一度繰り返された時だった。
「・・・25番検査室ってここじゃない?」(普段25番とは呼ばないため、気づかなかった)
再度検査室内を見回すも、当たり前のように人っ子一人いない。
それなにのなぜこの部屋でコードブルー??
312:
続き
それっきりその放送は無かったが、非常に気味が悪くなったため
超適当に納品して、そのまま逃げるように検査室の外へ出た。
そうしたらちょうどその時に、よく知っている循環器の医者が
こっちに向かって歩いてくるのが見えた。
今のコードブルー聞いてきたのかな?と思い、その先生に
「臨時もあったのにこんな時間にコードブルーって大変ですね。
でもカテ室(25番のこと)誰も居ませんよ」
と声をかけると、医者はきょとんとした顔で
「何言ってんの?コードブルーなんて無いよ。臨時はあったけど、もう終わってるし」
「えええ?今、聞いたんですけど」
自分の耳を疑いながら申し立てる俺に、先生は
「夜だから全館放送に制限かかってんのかな?気づかなかった」
と、その場でPHSにて事務へ電話確認をしてくれた。(放送をする部署に)
しかし結果としては「そんな放送はどっからも依頼されていない」とのこと。
要するにコードブルーなどない、と。
「聞き間違えたんじゃないの?」
と笑って、先生はくだんの検査室へ入っていった。もともとそこに用があったらしい。
普段の営業としての俺なら追って入って話の一つでもするところだけど、
それはもうカンベンな気持ちだったので、そのまま帰宅した。
書いてみると全然怖くないけど、本当に洒落にならんくらい怖かったんだよ・・・
313:
リアルな感じがでててイイ!
333:
ハイハイ
学生の頃、バイト先の店長から聞いた体験談です。
ある日、店長が友人数人と居酒屋で飲んでいた時のこと。
みんな程よく酔いが回ってきた頃、一人だけ酔い潰れていた人がいました。
もともと強くないクセに一気とかして潰れる人だったそうで、
毎回のことだからと店長も友人達もあまり気にしていなかったそうです。
それから更に時間が経ち、友人の一人がある異変に気づきました。
例の酔い潰れた人の周りを、赤ちゃんがハイハイでグルグルと囲うように回っていたのです。
後から考えると、ありえない光景なんですが、酔っ払っていたせいか、店長と友人は他のお客さんの子供だと思ったそうです。
そこで、近づいて赤ちゃんを覗き込んだ友人が悲鳴をあげました。
友人「ひっ!」
店長「どうした!?」
友人「あ、あ、赤ちゃんの顔が!」
店長「顔がどうしたんだよ…うっ!」
不審に思った店長が赤ちゃんの顔を覗くと、
そこには赤ん坊とは思えない醜悪な笑みを浮かべた真っ青な顔がありました。
その赤ちゃんは、唖然とする店長達の前でそれから少しの間ハイハイを続け、
最後は不気味な笑い声を上げてスーッ…と消えていったそうです。
そこの場にいた全員がその光景を目の当たりにして血の気が引き、
一気に酔いが醒めたとのこと。
そのあとすぐに酔い潰れた友人を叩き起こし、逃げるように居酒屋を出たそうです。
翌日、例の友人に酔い潰れたときの事を聞いてみた(勿論、赤ちゃんの話は伏せて)そうですが、
何か体中が重かったのは覚えているけど、その時の記憶はあまり無いとの事でした。
それから数日経って、その方は事故でお亡くなりになったそうです。
う?ん、文章に書き起こしてみると何かイマイチ怖くないですね。
聞いたときは軽くトラウマになるくらい怖かったのに…(´・ω・`)
長文駄文ですみませ(ノД`)
339:
山遊び

子どもの頃の話。
大して遊べる施設がない田舎町だったので、遊ぶといえば
誰かの家でゲームをするか、
山とか集落を歩いて探検するとか、の2択くらいしかする事がなかった。
小学校が休みの日、最初は友だちとゲームしたりして遊んでたんだが
どうにも飽きてしまってどっか面白いところは無いか、て話になった。
俺は近所にうちの爺さんがよく山菜を取りに入っている山があるのを思い出した。
よくふきのとうやきのこをザルいっぱいに取ってうちにもってきてくれていたんだ。
で、その山にいって山菜とかを取りにいくか、て事になった。
341:

一旦みんな家に帰って山歩き道具を自転車に詰め込んでその山に向かった。
途中まではアスファルトの道路があるんだが、その先は何もない。
あとはうすら位杉の森が広がっているだけだ。
どこから入ろうか、と思案にくれていると友だちの一人が
草むらの先にけもの道を見つけた。3時くらいなのに日があまり差しこまなくて暗い。
用意がいい俺たちは懐中電灯をつけて進むことにした。
その山は入って見ると思いのほか鬱蒼としていて山菜取り、なんて雰囲気ではなかった。
懐中電灯片手に草むらをかきわけて進む。
ちょっとした探検みたいで小学生の俺たちは目的を忘れて奥へ、奥へと入っていった。
342:

で、暫くいくと唐突に草むらがない空間で出た。
俺たちは山の奥に自分たちしか知らない空間を見つけた、という喜びで舞い上がった。
ここをしばらく探索の拠点にしようよ、と言って
そこで普段禁じられてるサバイバルゲームみたいなことや花火やらでしばらく盛り上がった。
そんな折友だちの一人が不意に声をあげた。
やっていなかった夏休みの宿題の再提出の期限が明日だった、と言い出したのだ。
もういいじゃん、一日くらい変わらないよ、とみんな言ったが、
そいつは先生が怖いから、と言って先に抜けることになった。
343:

そんな事をしている内に暗くなってきて、その日は帰ることになった。
当然この日の事は友だちだけの秘密って事になった。
山を出る頃には真っ暗になっていたが、こういう山歩きには
慣れていたので特に問題なく山を抜けることが出来た。
ちょっと不気味な雰囲気になってきてはいたが
みんなバカ話に夢中でそんなこと気にもしなかった。
でも、自転車を泊めたところについたとき、話は止まった。
あいつの自転車まだおいてあるじゃん。
344:

携帯なんてなかった時代だ。
一回外で離れてしまえば家に着くまで連絡の取りようがない。
小学生の俺たちは声をあげてそいつの名前を呼んだ。
一人が山に入って探そうって言い出したが、それは別の友だちに止められた。
もしかしたら自転車を置いて車で近くまで迎えに来てもらったかもしれないという話も出た。
なにせ、広場からここまではさっき通ったけもの道を
まっすぐ来るだけなんだから、迷うわけがない。
落ちて迷い込むような淵も窪みも無い。だからそうに違いない、という事だったのだ。
で俺たちはとにかくそいつの家に確かめに行くことにした。
だけど、そこに友だちはいなかった。
自分たちの遊びを隠すこともできず友だちの親父さんに事情を話した。
345:

親父さんは顔色を変え、寄り合いまで車で行ってしまった。
俺たちはどうしていいかわからずとにかく帰ることにした。
家で事情を話すと普段じゃ考えられないくらいこっぴどく怒られた。
他の友だちもそうだった。
そのときはただ友だちと危険な遊びをしたこととか、友達を見捨てて
帰ったことを責められたんだ、と思っていたが、
爺さんが事情はまるっきり違う事を教えてくれた。
あの山には昔、この地方を治めていた城の出城があり、
この地方が近くの有力な大名に呑み込まれる
際に、まっさきに焼かれ落ちたところで、その跡地は今でも草木が生えないのだ、
と伝わっているという事。うちの爺さんはその供養で
その山に時折入っては神酒をまいたりしているそうだ。
そんなところで花火やら戦の真似事をしていたら
連れて行かれる者が出ても仕方が無い、と静かに言ったのだ。
果たして友だちはまだ見つかっていない。
俺たちはあの時山に入って探しにいくべきだったのだろうか?
以上です。スレ汚し失礼しました。
348:
>>345
面白かったよ
できればその後のことも詳しく知りたい
352:
>>348
いなくなった友達は警察にも届けられましたが今も見つかっていません。
自分たちは子どもだということ、またこういう事情を伝えていなかったことも
いけないのだということで、家以外ではむしろかわいそうな子、のように扱われました。
とくに他の友だちがどうかなった、という話は聞きません。
後日談という話でもないですが、その山はうちの集落の中の誰かで
そういう供養が行われてきたようなのですが、ここ何代かはうちの家系でやっている
そうで、「お前は昔目をつけられているからな・・・」と爺さんは渋っていますが、
いずれ自分がやるだろう、という事になっています。
そのような事件があったところで守り役を変わってくれる人はいないですから。
今度こそ自分が連れて行かれるかもしれませんが、それは覚悟の上です。
362:
>>352
理不尽だな。友達は宿題をやるために先に一人で帰ったんだろ。
そういう場合普通残って遊んでるほうが連れてかれると思うんだが。
友達かわいそうだ。
354:
タクシー運転手の謎
Fさん、女性(29歳)が深夜勤務の帰り、タクシーをひろった。
ドアが開き、Fさんはタクシーに乗り込んだが、その運転手は何も言わず、ただだまって
Fさんの顔をじっと見ていたので、ちょっと不気味な感じだったが
疲れていたのであまり気にせず自分の自宅の住所を告げた。
暫くして自宅に着き、料金を払う時に
何か気持ち悪かったのでおつりをもらわずさっさと外に出た。
その運転手は結局最後まで何もしゃべることはなかった。
とりあえずお風呂に入り、その日は寝たが、朝になって携帯電話がないことに気付いた。
Fさんは忘れ物をすることが多いので、タクシーに乗った時は必ず会社名、
運転手の名前、顔などを覚えるクセがあった。
そのタクシー会社はいつもよく利用してるので、電話番号を覚えていて、
早家の電話から問い合わせてみた。
乗車した日時、場所、運転手の名前、失くしたものを告げると、なんと向こうからは
「そのような乗務員はこちらには在籍しておりませんが」と言われた。
自分の勘違いかも知れないし、もし該当することがあれば連絡下さいと言って電話を切った。
すると、10分ぐらいしたらそのタクシー会社から連絡があり、
なんとその乗務員は1年前の同日・同時刻にFさんを乗せた場所で
勤務中に事故死したとのこと・・・
11:
同棲生活
十数年前、自分がまだ高校生の頃付き合った彼女話。
高1の夏休み前に父親の会社が倒産した、
家計が厳しくなり学校に許可を貰い近所の仕出し弁当を作ってる工場でバイトすることに。
昼は学校、そのまま夕方?夜は工場でバイトそんな生活が続いた。
父親は仕事から解放された喜びからか就活するどころか毎日遊んでいた。
必死に働く自分とは裏腹に毎日遊んでる父親を見て苛立ったが
落ち込むよりは良いということでそのままにしておいた。
そんな生活が秋くらいまで続いて失業保険も終わり
焦らないといけないはずの時期になっても父親は就活もしないで毎日遊びに行っていた。
ある日、そんな父を見てか母親が貯金を持って蒸発してしまった。
母親もパートで家計を手伝っていたので蒸発した悲しみよりも先に生活が心配になった。
それから母親が戻らず2週間位たった頃、
「ちょっと母さんを探しに行ってくる」と父親も蒸発してしまった。
結局二人とも帰ってくる事は無かった。
いきなり一人ぼっちになりお金も手持ちの分しかなかったので
さらに生活が厳しくなり、高校も休業しバイトに専念することになった。
その時は高校も休学してバイトをフルタイムで出来るし
月15万位行くし持ち家だから余裕だろと生活に関しては楽観的に考えていた。
実際の生活はギリギリで風呂も服も洗わず工場の弁当を貰って
食べるという生活が続いたりもした。両親を思い出して泣いたりもした。
友達も居なく、頼る当ても無く精神的にも肉体的も辛かったが、
たまに父方の祖父と祖母が来て世話をしてくれた。
一緒に暮さないかと誘われた事があったが、
「もうちょっと待って両親が帰って来なかったらお願いします」とか言った。
なんでそんな事言ったのかは忘れたが、そう言いながら後悔してたの覚えてる。
両親の事は既に諦めていたし。
まぁ、その時は不幸のどん底で人間不信にでもなってたんだと思う。つづきます。
12:
つづき。
バレンタインの日、バイトから上がろうとしていたら
職場の年下の女の子からチョコレートを渡され告白された。
もちろん自分はOK、付き合う事になった。
ずっと誰とも話さなかった毎日の反動か彼女とは喧嘩も無く本当に幸せな毎日を送れた。
彼女は独特な世界観を持ってて、考え方とかも他の人と変わってて、
会話が噛み合わなかったりしたけどそれが逆に喧嘩をしないで済んだ理由かもしれない。
春頃に彼女が家に居させてと深夜に家にやって来た。
話しを聞いたところ父親の借金が原因で家を追い出され、
そんな父が嫌になり逃げてきたらしい。
俺の家はボロい家だったが彼女と一つ屋根の下、二人暮らし。
夢の様な願っても無いチャンスだったのでOKし同棲生活が始まった。
次の日の朝、俺がボーっとしてたら彼女が変な事を言い出した。
「私、人の心が読めるんだ。今さ、頭の中で○○の曲歌ってたでしょ?」
俺はあっけに取られながらも寝ぼけて鼻歌でも歌ってたんだろうな…とか考えてた。
だが、俺の考えとは裏腹に彼女は何かある度に俺の頭の中を覗いて来た。
俺は恐怖もあったがまた一人になるのも嫌だし同棲生活は楽しいし続けてた。
彼女が家に来てからおかしな事が起こり始めた。
家の隣の畑から深夜お祭り音がしたり、夜寝ようとすると隣の部屋から変な音するし。
そんな狂った生活が続き、季節は夏へ。彼女はもっと変な事を言い出した。
「前に人の心が読めるって言ったけど、実はあれは嘘で○○(俺)の近くに居ると
○○の心が聞こえるんだよ。他の人も聞こえるって言ってるし。」
「でも私は○○の事を好きなのは変わらないし、本当に今まで嘘ついててごめん。」
俺も「嘘だろ?」と言ったが彼女は真面目な顔してるし本当の事だと信じた。
凄く怖くなって俺はそれから何も考え無いようにして
「ちょっと出かける」と言って家を出て人の居ないような農道をフラフラと歩いていた。
日も落ち始めた頃やたら空が眩しくなってきた。
俺はボーっとその空を眺めていた。つづきます。
14:
つづき。
それからしばらくして気が付いたら病院のベットの上だった。
近くに看護婦さんが居たので話しを聞いた。
俺は自分が熱中症で倒れたんだと勝手に思っていたがどうやら違ったようだ。
それどころか、この病院に入院して既に1年近く経ってる、
さらについさっきまで起きてて何か行動してたらしい。もちろん俺には記憶が一切無い。
外を見ると初冬って感じで寒そうだった。さっきまで夏だったよな…
とか混乱する俺の元へ医者の人がやってきて状況を説明してくれた。
高1の年明けに自宅で撹乱状態の俺をたまたま世話に来た祖母に見け、
そのまま119番してくれたらしい。
正直、さっき家を飛び出して熱中症で
倒れたと思ったのにこんな事を話されても理解出来ない。
そもそも高1の冬って彼女と出会う前だし、じゃあ彼女との記憶は?
そもそも彼女は存在しないのか?平然を装ってたが頭の中はほぼパニック。
ベットの中で頭を整理しても整理しても
全然理解出来なくて一週間くらい食事も殆ど食べれなかった。
でもよく考えるとバイト先に高1の自分よりが年下の彼女に会うことはありえないし、
あの生活自体矛盾だらけだったし現実を納得せざるを得なかった。
一時は自殺しようとも考えたが、結局ビビりな自分では
死ねなくて今まで統失の治療をしながらダラダラと生きてます。
今でも彼女の事は好きだし、夢であの同棲生活を見たりする。そして泣いたりする。
おかしな彼女も、そんな彼女を持った幸せな自分も、
まだ違う世界で幸せに暮してるのかな?とか思ってみたり。
16:
なんてこった、空気を読まずに投稿してしまった…
19:
>>16
いい話だね。
こんなこと言ったらあれだけど、
たぶん頑張ってるあなたへの神様からのプレゼントでもあったんじゃないかな。
頑張ってる人は絶対むくわれる。
きっと夢に出てきたようなステキなカノジョにいつか出会うんじゃないかな。
37:
小人の石
そろそろ時効だと思うので、吐き出させてくれ。
パソコン持ってないので読みにくかったらすまん
小学生のころ、俺の家族は青森の海沿いの田舎に住んでいた。
俺は幼い頃からよく浜で遊んでいたんだが、
年末の1週間(5日くらいだったかも)は、夕方に浜で遊ぶのは禁止されていた。
だが、小学3年の大晦日、親たちは年末で忙しく、
退屈な俺は友達と二人で浜に行き、言いつけを破り夕方まで遊んでいた。
岩でできた小さな洞窟っぽいのがあって、俺たちはいつもそこを秘密基地にして
焚き火をしたり漫画を読んだりしていた。
その日もその洞窟で遊んでいたんだが、そこで変なものに出会った。
それは小人だった。一つ目で、仲間(?)を数人引き連れていた。
仲間というよりは同じ人の形をしているペットみたいな感じで、
キチキチと鳴き声を上げて、理性がないような感じだった。
先頭の一つ目だけがまともな仕草で、俺たちに綺麗な石を差し出してきた。
なぜか怖くはなく、二人ともすごい生き物を見つけた!ってテンションだった。
俺が石を受けとると、いつの間にか姿がなくなっていた。
探したが見つからず諦め、最後は石の取り合いになった。
結局、見せるために受け取った友達が石を離さず、俺が負けた。
38:
俺はすごく悔しくて、
「俺が受け取ったんだから今度会ったら絶対取り返そう」と思って家路に着いた。
しかし、友達はその晩亡くなってしまった。
夜高熱を出し、朝には息をしていなかったという。
(俺は小さかったから、詳しくは聞かされなかった。)
親たちは俺たちが浜に行ったことを知らないが、
俺は友達の死の原因は小人にもらったあの石だと思う。
そして、もし俺が石を持って帰っていたら、俺が死んでたんじゃないかと思う。
44:
祠の女
俺が小学低学年の時、両親の離婚問題(裁判等)で、
俺は夏休みの間、母方の田舎で爺ちゃん婆ちゃんと暮らすことになった。
ほんとド田舎で周りは田んぼと山。
まぁ当時ガキだった俺には、昆虫採集が出来て楽しかったが。
でも爺婆に『あそこだけは行ってはいけん!』と何度も言われた場所があった。
それは裏山の中腹にある祠(防空壕?)だった。
行ってはダメと言われれば、やっぱ行きたくなる。
ある日俺は、クワガタを捕りに行くと嘘をつき、その山に入った。
獣道を10分程登ると祠がある。
45:
その祠の入り口は横幅2メートル縦1.5メートル程で、
白い綱が横方向に垂れ掛かっていて、それに白い布が数枚掛けられていた。
(力士の化粧回しぽい)
とりあえず、外から中を覗き込んだが、入ってすぐに数段の降りる階段があり、
その先は少し広めの空間があるように見えた。
とりあえず、白い綱を股がり、中に入った。
入った瞬間に、夏なのに中はメチャ涼しい、てか寒いぐらいだった。
苔の生えた階段を降りると、外から見た通り、
若干横幅が広がっていて、更に奥まで続いていた。
しかし、奥は真っ暗な上に、風の音が反響して、
なんとも不気味で、昼間だったが、その時は怖くなり、すぐに引き返した。
47:
その晩、爺婆の約束を破った後ろめたさがあったのか、夢にまで祠が出てきた。
明くる日、どうしても祠の事が気になり、懐中電灯を片手に、もう一度、祠へ出向いた。
祠手前で周囲に誰もいないことをよく確認し、素早く入った。
階段を降り、直ぐ様、懐中電灯をつけ、奥を照らした。
見たところ奥行きは10メートル程だろうか、、、
もう少し前進しないとはっきり見えないが、
何やら奥にも、入り口にあったのと同じような白い綱のようなものが見えた。
反響する風の音『ゴォー・・・』に合わせて、その綱が少し揺れているのが辛うじて見えた。
49:
急に怖くなって、また引き返そうと思ったが、好奇心も旺盛だったので、ジリジリと前進した。
出来るだけ懐中電灯を握った右手を前に伸ばして。
2メートル程進むと、白い綱がはっきり見えた。
更にその奥には木の観音扉があった。
『ただの変わった神社かな?』と思い、懐中電灯でその観音扉を照らしてみた。
その観音扉、閉まっているんだが、障子みたいな感じで枠組みがあるんだが、
障子紙自体はボロボロで中が丸見え。
何やらお供え物があったであろう食器類や、
蝋燭立て、そして中央奥に変色して所々緑がかった丸い鏡があった。
50:
なんかそこらの神社の境内と変わらなかったか、
半分がっかり、半分安堵って感じで、引き返そうとしたとき、
『ゴォー・・・』と風の反響音と共に
『ギィ・・・』と軋む音がした。
振り返り懐中電灯を照らすと、観音扉が片方、ゆっくりと開きだし、
『パサッ』と白い綱も片方だけが落ちた。
俺は全身に鳥肌がたち、ビビりすぎて、声は愚か、一歩も動けなかった。
その時、観音扉の中の鏡のなかに何やら動くものが見えた。
小さな小さな白く動くものが・・・
懐中電灯の灯りが反射してハッキリは見えないが、何かが鏡の中で動いている…
いや、よく見ると、鏡の中ではなく、鏡に写る俺の頭部、の後ろ…
つまり、俺の後ろに何かいるのが鏡に映っていた。
52:
俺は膝はガクガク、身体中に悪寒が走り、振り返る事も出来ず、ただただ心の中で
『ごめんなさい、ごめんなさい、ごめんなさい、ごめんなさい、ごめんなさい、…』と何度も言った。
その白い何かは、しばらく俺の背後で活発に動いていた。
はっきりとは見えないのだが、なぜか背後にピタリと寄り添うよういるのがわかった。
人影?のように見えた。
俺は鏡から目を反らすと、その瞬間にその白い人影?に襲われる気がして、
目線から指先爪先まで微動たり出来なかった。
鏡越しに背後の人影は、激しく手?(腕)をメチャクチャな感じで振り回し、
気でも触れたかのような感じで暴れているように見えた。
何分間、いや、ほんとに、時間の感覚が解らず、とりあえず『ごめんなさい、』と
念じていたら、少しずつ、その白い人影は霧のように消えていった。
その瞬間俺は地面だけを見て、一目散に抜けかけた腰と、ガクブルな足で走って逃げた。
帰ってからも爺婆にはその事を告げなかった。
(約束を破ったことで怒られるのが恐く)
55:
結局、それ以来、祠へは行かず、夏休みが終わり、
俺は母に育てられる事になり、母と二人で新たな町で生活することになった。
それから数年たち、俺が社会人になってから、爺が他界した。
もちろん葬式は田舎の爺宅で行われたのだが、爺の田舎では葬式の晩に、
村の者が集まり、夜通し酒を飲み、明るく死者を送るしきたりがある。
俺も地元のオッサンらと酒を飲み、いろんな事を話しているとき、ふと祠について聞いてみた。
57:
『爺に、何度も祠には近づくなって言われたけど、なんかあるんですか?』
みたいな感じで。
すると、それまで騒いでいたオッサン連中の顔色があからさまに変わった。
『防空壕だ・・・』と一人のオッサンが言った。
しかし、べろんべろんに酔った地元の青年が
『あ、俺、あれの噂!ガキの頃聞いたことあるさ、昔、○○○゛○なオナゴさ、あそこに・・・』
すると、すぐ横にいたオッサンが『何バカな事言うとる!変な話するでね!飲み過ぎだオメー!』と、その若者を羽交い締めにして表へ連れ出した。
俺はすぐにピンときた、と言うか話が繋がった。
あの時、俺が振り向いていれば、今頃俺はここには存在しないだろう。
もちろん、その祠に入ったことは誰にも言ってない。
61:
あの時、私の背後には
『白い何か』
ではなく
『半狂乱な色白の女』
が両手をデタラメに振り回しながら立っていたのです。
あの祠に祀られていた彼女。
62:
一つだけ気になるのは、
彼女は最後、霧のように消えていったのですが、成仏したのでしょうか?
それとも、白い綱(今思えば白い綱に垂れ下がっていた白い布は呪符?)が
外れたことにより、祠から解放され、今も何処かをさ迷っている、
あるいは、自分をそのような境遇に合わせた人物を探しているのでしょうか?
今でもあの日の事を思い出すと全身に鳥肌立ち、眠れません。
65:
>>62
正直わからないけど、察するに
封印は彼女に取っては暫定とはいえ安堵だったんじゃないかな
今彼女は再びさまよってるのでは?
成仏できればいいんだけどなぁ
129:
三面鏡
今はあまり見かけなくなった三面鏡・・・
この前、実家に帰った時、紫色の布をかぶせた三面鏡があった。
布を上げてそれを広げてみると、自分の顔がたくさん映ってる。
いろんな角度で見えるんだな?と、しばらく見ていたが、
まっすぐ見てる時に視界になんかすごい不気味な気配を感じた。
右端の方でなにやら黒っぽい影が・・・
全身は緊張してブルブル震えだし、すごく嫌な予感がする。
見たいけど怖くて見れない。恐る恐る見てみると、
だいぶん前に亡くなったおばあちゃんがこっちを見て笑っていた・・・
699:
何で俺なんだよ
最近体験した怖い出来事です。
文章堅いのでいまいち怖くないかもしれませんが、洒落にならないくらい怖かったです。
今年の2月下旬、出張で都内のビジネスホテルに泊まった。
翌朝、同僚と一緒にホテル一階のレストランでモーニングを食べていると、
ホテルの前にパトカーが止まり、警察官が駆け込んでくるのが見えた。
何だろ?と思っている間にパトカーがどんどん増え、レスキューまで来たので、
「ちょっと見てくる」といって、同僚を残してホテルの前の道路に出た。
外ではレストランの窓からは見えなかったが、救急車や覆面パトカーなどが
列を作っていて、多くの通行人が立ち止まってホテルを見上げていた。
俺もつられて見てみると、ホテルの屋上に手をかけて、
人間がぶらさがっているのが見えた。
外壁を足で蹴り、這上がろうとしているのかバタバタと動いている。
ちなみにホテルは十数階建てだった。
びっくりしてしばらく見ていたが、このままだと嫌なものを
見るハメになると気付き、レストランに戻ることにした。
席に着いた俺に同僚が「何だった?」と聞いてきたので、
「屋上から人がぶらさがってる」とだけ答えた。
700:
同僚は驚いた様子だったが、外に見に行こうとはせず、
なんとなく会話もなくなって二人で飯を食べてた。
そのまま五分くらい経って、何の動きも無かったので助かったのかな、と思った瞬間、「バーン!」という大きな音が聞こえた。
思わず同僚と顔を見合わせる。
「落ちたね……」同僚が呟くように言い、俺も頷きながらそのまま無言で食事を続けた。
しばらくして、警察官がレストランの窓の外に青いビニルシートを貼り付けだした。
しかし窓がでかかっため、シートでは全て隠すことはできず、隙間から外を見ることができた。
俺は窓の横の席だったが、なるべく気にしないようにしてコーヒーを飲んでいたが、
間もなく消防隊員がタンカを持って窓の横を通るのが見えた。
見たくなかった筈なのに、自然と目が吸い付けられる。
タンカに乗せられ、白いシーツを被せられた人型の盛り上がりが目に入った。
顔まで被せられてるのは死んでいるからだろうか?
時間にすれば一瞬だったが、シーツの白さがやけに瞼に残って気持ち悪かった。
701:
二日後、出張を終えて会社に戻り、
週末と重なったので月曜日に久しぶりに出社したところ、同僚が休んでいた。
体調が悪いとのことで、同期の女の子に「東京で悪い病気貰ってきたんじゃない?君は大丈夫?」とからかわれたが、出張中は特に調子の悪そうな様子は無かったので、不思議に思った。
仕事が終わり、見舞いがてら様子を見に行こうと、同僚が住むマンションに立ち寄った。
エレベーターで七階に上がり、同僚の部屋を訪ねると、目の下にクマをつくった、
異様に疲れた表情の同僚が迎えてくれた。
「大丈夫か?飯は食べてるか」
俺が聞くと、同僚は軽く笑った。
「ああ。外に出れないから、買い置きのインスタントばっか食べる。」
「そんな悪いのか?じゃあ何か買ってくるよ。何がいい?」
尋ねる俺に、同僚は泣き笑いみたいな表情を見せた。
明らかに精神的にやばくなってるようだった。
「でれないんだよ。エレベーターでも、階段でも、アイツがいるんだ」
「何?アイツって誰だよ?借金取りか何かか?」
「そんなんじゃないよ!!何で俺なんだよ、何で……」
同僚はそのまま泣き出してしまった。
702:
ラチがあかないと思った俺は、取りあえず飯でも食おうと外に誘ったが、
同僚は外に出ることを激しく嫌がった。
冷蔵庫の中身はほとんど空で、買い置きも無い様子だったので、
仕方なく俺は買い出しにいってくると告げて、玄関の外に出た。
同僚の様子を会社に連絡するか、それとも両親に知らせるか、
などと考えながらエレベーターを待っていると、
下から上がってきたエレベーターが目の前を通り過ぎていった。
エレベーターは扉がガラスになっていて、外からでも中を見ることが出来た。
通り過ぎていくエレベーターの中に、子供のような低い姿が一瞬見えた。
エレベーターは最上階に止まったまま、なかなか降りてこなかった。
5分くらいしても降りてくる気配のないエレベーターに嫌気がさして、階段で降りることにした。
七階だが、下りならそれほど苦でもない。
階段のドアを開けると、普段あまり使う人がいないためか、空気が淀み、埃がたまっていた。
しばらく降りていくと、下から誰かが上がってくる音が聞こえた。
703:
階段使う人もいるんだな、と少し驚きながら降りていくと、
下から上がってきたモノとすれ違った。
それは、子供ほどの身長だった。
顔は中年の女。どこにでもいそうな顔だが、位置が違う。
顔は本来あるべき場所より遥か下の、ミゾオチのあたりにあった。
強い力で頭を押し込んだような感じといえばいいのか?
腕はやや上向きに開いており、歩くたびにユラユラ揺れていた。
俺はあまりのことに息を呑んだ。叫ぶこともできなかった。
足が固まり、悪夢でも見ているかのような思いだった。
女は硬直した俺の横を、ヒョコヒョコと階段を登っていき、やがて音も聞こえなくなった。
俺は金縛りが解けたように大声で叫ぶと、無我夢中で階段を降り、マンションから逃げ出した。
コンビニまで走り、明るい場所で同僚に電話した。
俺は慌てまくっていたが、同僚は以外に冷静だった。
「あれ、飛び降りた女だよ。あの時タンカなんか見るんじゃなかった。
運ばれていくアイツと目が合ったんだ。潰れて、めり込んだ顔で目だけが
やたら大きく見えて…あんなに警察や消防がいたのに、何で俺なんだよ」
そう言って同僚は大きくため息をついた。
704:
しばらくして同僚は会社を辞め、田舎に帰った。実家は平屋なので安心すると言っていた。
不思議なのは、同僚はタンカに乗せられた女を見たと言っていたが、
タンカには確かにシーツが被せられ、人は見えなかった筈なのだが。
俺はあの日以来、なるべく階段は使わないようにしている。
またアイツとすれ違ったらと思うと、怖くて使えないからだ。
70

続き・詳細・画像をみる


【pickup】【朗報】未亡人(34歳・子持ち)と結婚した結果wwww

JC「何故人間は逃げてはいけないなんて答えに辿り着いたのだろう」

銀行員「ざんね〜〜ん、15時で退勤するんでATMで手数料払って引き出してね笑」(シャッターガラガラー)

交通接触事故目撃して 警察「車種なんだか覚えてますか?」 私「普通自動車だったと思います」

最強に怖い話を集めようぜ

日本で三番目に有名なサヨナラホームラン

【動画あり】アリの巣に溶けたアルミを注ぐときれいなオブジェができる

ヤクルト村上(20)「1年間1軍で投手の球筋配球を見れたお陰で昨年より打率を上げられた」

【小池知事】東京感染者1300人超えコメント「コロナに年末年始はない。ステイホームを」

モスバーガー「高いです 遅いです そこそこ美味しいです」←これ

TKO木下 ガキ使登場!毒抜きヨガで「もうペットボトルは投げません」

中国「闇」ワクチン流入 日本の富裕層が接種

back 過去ログ 削除依頼&連絡先