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飼い主が亡くなった後行方不明になっていた3本足の猫が再び家族を見つけるまでの物語(カナダ)


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飼い主が亡くなった後行方不明になっていた3本足の猫が再び家族を見つけるまでの物語(カナダ)
2020年12月09日 ι コメント(0) ι 画像 ι 動物・鳥類 ι #
3本足の猫が再び家族とめぐりあうまで image credit:somebubbytolove/Instagram
 猫は自ら飼い主を選ぶとよく言われているが、人間と猫の不思議な縁というものはやはり存在するのかもしれない。
 去年カナダで飼い主男性が他界した後、数年間行方不明となっていた3本足の茶トラ猫が発見された。高齢のその猫は、辛い野良生活を送っていたようで衰弱していたところをようやく保護された。
 既に男性の家族は引っ越しをしており連絡がつかない状態だったのだが、保護された施設のFacebookで、男性の娘が猫のことを知る。
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Bubby the cat
ある日突然現れた3本足の野良猫
 カナダ・ニューファンドランド・ラブラドール州の路上で、前足1本と尻尾を失いながらも野良暮らしを続けていた猫のバビーは8年前のある日、食べ物を求めて民家のキッチンに現れた。
 その家の男性は、バビーを追い払うことなくやさしく迎え入れた。餌をあげたところ、以降バビーは定期的に男性の家に通うようになった。
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 男性の家には既にセゾンという飼い猫がいた。セゾンとも友情を築くようになったバビーは、一家に快く迎え入れられ、かわいがられた。
 しかし、野良暮らしが長かったバビーは、どれだけ男性一家の居心地がよくても室内に留まろうとはせず、いつも餌を食べ終えると外に戻って行った。
 バビーが男性宅へ通い続けて数年の月日が流れた。その後、先住猫のセゾンが虹の橋のたもとに向かい、男性もセゾンの元へと旅立っっていった。
 ところが、セゾンと男性が亡くなった後、バビーはプツリと姿を消してしまったのだ。
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野良暮らししていたバビーが保護される
 バビーのことを気にかけていた男性は、自分にもしものことがあったら、バービーの世話をしてくれるよう家族や近所の人たちに頼んでいた。
 しかしバビーは姿を現さなかった。家族はしばらくバビー専用のボウルに餌を入れて外に置いていたが、手つかずのまま残されているという日々が続いた。
 時が流れ2019年の夏、亡き男性の家の近所に住むレイ・ビンセントさんが、バビーらしき野良猫を偶然発見した。バビーはすでに年老いており、辛い路上生活をしていたためにかなり衰弱していたという。
 だがこの時、男性の家族は家を引っ越しをしまっていた。
 獣医院での治療が必要だと推測したレイさんは、バビーをつかまえようとした。ところがバビーは何か月間もそれを回避し、レイさんはなかなか保護することができずにいた。このままでは、もうすぐやってくる厳しいカナダの冬に、バビーが耐えられないだろう。
 そこでレイさんは、亡き男性の家に新しく越してきた女性のもとを訪れ、バビーについて説明し、「もし見かけたら連絡してほしい」と頼んだ。
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バビー、亡き男性の娘に引き取られることに
 すると翌日にその女性から「今、猫が台所に来ている」という連絡があった。レイさんはすぐに駆け付け、ついにバビーを保護することに成功。
 レイさんはバビーを地元の動物保護施設『Exploits Valley SPCA Adoptables』へ連れて行った。獣医による診察を受けたところ、脱水症状と怪我をしていることがわかり治療が施された。
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 施設ボランティアのサラ・マクレオドさんが、「このタイミングで保護されていなければ、バビーは冬を乗り越えることはできなかったでしょう」と口にしたほどバビーは弱っていたようだ。
 しかし、そんなバビーに幸運が訪れた。バビーのことが投稿された施設のFacebookを見た亡き男性の娘が施設を訪れたのだ。
 女性は、バビーがかつて男性宅で使っていたボウルを持参し、バビーの姿を見て涙を流した。
 再会できた時から「バビーを引き取りたい」という女性の心は決まっており、同居しているボーイフレンドを説得し、施設からバビーを家に迎え入れた。
 女性宅には先住猫と犬がいたが、バビーはすぐに彼らに受け入れられた。かつて自分をかわいがり、いつも世話してくれていた男性の娘である女性との不思議な縁を感じたのだろうか、バビーもまた新しい家族になつくまでに時間はかからなかった。
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今、バビーは一度も外に出たいという仕草を見せません。きっと、ここが自分にとって永遠の家だと理解しているのでしょう。
バビーは、3本脚でも他の猫と変わらず魅力的で、知的です。悲しげな目をしていますが、その目でみつめられるとついつい甘やかしてしまいます。バビーに再会できて、本当に幸せです。
 再び幸せを手にしたバービーの日常はInstagramのアカウント「somebubbytolove」で見ることができる。
written by Scarlet / edited by parumo
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