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飼育放棄され餓死寸前のところを配達員に救助された犬、人間の愛情を得て驚くべき変化を遂げる(アメリカ)


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飼育放棄され餓死寸前のところを配達員に救助された犬、人間の愛情を得て驚くべき変化を遂げる(アメリカ)
2020年09月02日 ι コメント(1) ι 知る ι 動物・鳥類 ι #
死の間際にいた犬が人間の愛情を得て蘇る時 image credit:Phoenix Fighters/Facebook
 アメリカのフロリダ州で、心無い飼い主に飼育放棄されて餓死寸前だった1匹のグレートデーンが、配達員の男性に命を救われた。
 その後動物保護団体に引き取られた犬は、時間をかけてゆっくりと回復。新しい飼い主も見つかり、久しぶりに窮地を救ってくれた配達員の男性と再会した。
 あの時の同じ犬だとは思わないほど素晴らしい変貌を遂げた犬を見て、男性は驚き、とても喜んだという。『I Heart Dogs』などが伝えている。
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配達員の男性、餓死寸前の痩せ細った犬を発見し救助する
 2013年の1月、フロリダ州のいつものルートを配達していたUPSドライバーのギャビン・クロウズリーさんは、ある1匹の犬と出会った。
 その犬は、短い鎖に繋がれ、骨が透けて見えるほど痩せ細り、もう長い間餌も水も与えられていない様子で、ただそこに横たわっており、瀕死の状態であることは明らかだった。
 このまま放置すれば、きっと餓死するか、厳しい寒さで凍死してしまうだろうと思ったギャビンさんは、犬を救ってあげなければと思い、飼い主と揉めることを承知で、その犬を窮地から救い出すことに成功した。
大いなる愛情を注がれ、犬は順調に回復
 犬は、ギャビンさんにより同州クレイ郡にある動物愛護協会へと連れて行かれ、保護された。
 フェニックスと名付けられたそのオス犬を、最初ギャビンさんはダルメシアンだと思っていたが、極度の栄養失調状態になっていたグレートデーンであることが判明し、驚いた。
 大型犬のグレートデーンは、通常オスならば軽く50kgを上回る体重だが、フェニックスは32kgを切っており、グレートデーンには到底見えなかったのだ。
 しかし、フェニックスはギャビンさんによって命をつなぐことができた。施設に到着した時は、栄養失調以外にも肺炎と凍傷を患っていたため、治療には時間がかかったが、フェニックスはスタッフから大きな愛情をもらい、ゆっくりと回復し、体重が73kgに増えた。
 片方の目が見えず、耳が全く聞こえない状態は変えることができなかったが、保護施設スタッフの温かいケアを受けたフェニックス。あれほどひどい目にあっていたのに、それでも人間に対して失望することなく、受けた愛情を享受し、その愛情を返してくれた。
 そうしてフェニックスは、一生涯一緒にいることができる、やさしい飼い主を見つけることができたのだ。
 その7か月後、ギャビンさんは久しぶりにフェイックスと再会を果たした。あまりの素晴らしい変貌に驚き、喜んだ。
 フェニックスは、あの時救い出された痩せ細った犬ではもうなかった。明らかに新しい飼い主のもとで、たっぷりの愛情を受けていることがギャビンさんにも十分伝わったようだ。
セラピー犬としても活躍したフェニックス、生涯を閉じる
 新しい飼い主は、フェニックスをセラピー犬として訓練し、老人ホームを訪ねて入居者らを元気づける日々を過ごすようになっていたという。
 また、フェニックスのために立ち上げたFacebookアカウントが注目されると、フェニックスは飼い主と一緒に苦境にいる他の犬たちを救うための募金活動も行った。
 しかし、残念ながらフェニックスは、最近になってその生涯を閉じた。
 正確な年齢は不明だが、おそらく10歳以上にはなっていたと推測されている。グレートデーンの寿命は8歳から10歳であることを考えると、その生を全うしたと言えよう。
 フェニックスを失った悲しみは深いが、飼い主は今もフェニックスの意思を継ぐべく、他の犬たちの救済活動に尽力しているという。
 ギャビンさんに救われて以来、多くの人をインスパイアしてきたフェニックス。きっと新しい飼い主のもとで、最期の瞬間まで幸せな日々を過ごしたことだろう。
 Facebookには、とても幸せそうな様子の晩年のフェニックスがシェアされている。フェニックス、どうか安らかに。
written by Scarlet / edited by parumo
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コメント



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1. 匿名処理班


- 2020年09月02日 11:51
- ID:1Lt9VnK.0 #





ガリッガリの骨と皮だけのお尻が、筋肉もついてふっくら丸々と毛艶もつやつやの健康的なお尻に変わったのを見て、涙が…
救出してくれたギャビンさんや保護施設の人たち、安らげるおうちをくれた飼い主さん、それぞれの愛情と努力がこの奇蹟のようなお尻を作ってくれたんだね
人間が原因で長い苦難の時間をすごしたけど、それでもセラピー犬になれるほど人間に対して優しい気持ちを持っていてくれたフェニックスもとっても頑張ったと思う
もう一度信じてくれて、愛情を示してくれてありがとう、って思った。






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