【とある】御坂「アベンジャーズ!アッセンブル!」back

【とある】御坂「アベンジャーズ!アッセンブル!」


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1:
ー学園都市ー
BOOOOOM!
キャプテンアメリカ「みんな!いくぞ!」
ソー「応とも!」
アイアンマン「パーティーはお開きだ」
御坂「覚悟しなさい!」
黒子「ごきげんよう」
KA -BOOOOOM!
レッドスカル「…ゾラ博士、事情を説明してもらおうか」Rrrr…
ゾラ「今少しの時間と予算をいただければ…」Rrrr…
レッドスカル「弁解は罪悪と知れ!」Rrrr…
レッドスカル「おまえたち?!これで勝ったと思うなよ???!」
*・゜゚・*:.。..。.:*・'☆
キャップ&ソー&アイアンマン「「「今日もみーんな救われた!サンキュー!最強のヒーロー、アベンジャーズ!」」」
2:以下、名無しにかわりましてSS報VIPがお送りします 2019/04/26(金) 21:53:56.46 ID:DWRjNIYI0
 このスレッドは、
御坂「親愛なる隣人」
御坂「とある科学の蜘蛛超人(スパイダーマン)」
御坂「大いなる力には、大いなる責任がともなう」
の続編となります
!注意!
最新映画等のネタバレはありません。
コメントを書き込んでくださる場合もネタバレは絶対にしないようにしてください
5:
>>1
キャプテンアメリカ:MARVELヒーロー達のリーダー的存在である、最初のアベンジャー。本名スティーブ・ロジャース
 ひ弱な青年だったが超人血清によって超人の肉体を手に入れた。絶対に壊れない盾を武器に戦う。たまに壊れる
ソー:北欧神話の雷神。本名ソー・オーディンソン
 高潔な心の持ち主しか持ち上げられない魔法のハンマー、ムジョルニアを振るう。アベンジャーズのパワーハウス
アイアンマン:今や世界で最も人気なヒーローの一人と言っても過言では無い鋼鉄の騎士。本名トニー・スターク
 天才的な頭脳と超ハイテクスーツで戦う。映画アベンジャーズシリーズも、彼の映画『アイアンマン』の成功あってこそのもの
レッドスカル:キャプテンアメリカの宿敵。赤い骸骨のような顔をした残虐な男。本名ヨハン・シュミット
 ナチスの凶悪な怪人で、第二次大戦時からキャプテンアメリカと幾度となく戦ってきた。MARVELを代表する悪役の一人
 現実を改変するコズミックキューブや、世界最強のテレパシー能力を持つプロフェッサーXの脳を狙ったり、世界全体を揺るがす大きな悪事をしょっちゅう行う
ゾラ:ナチスの科学者。第二次大戦時代に、アンドロイドに自身の意識を移す技術を完成させ、機械の身体を得た
 頭部のない、ボディにモニターがついた身体で、そのモニターに顔が映っている。インパクトのある外見
 レッドスカルの計画を補佐したりする悪の科学者ポジション
8:
御坂「あーあ、吹っ飛んでっちゃった。スパイディ、聞こえる?後は任せたわよ」ザザッ
 スパイダーマン【こちらあなたの親愛なる隣人、空から梅干し親父とぶさいくロボットが降ってきたので、ウェブクッションでキャッチしておいたよ】ザザ
御坂「サンキュー」
黒子「クリントさん、ナターシャさん、そちらの方は?」
 ホークアイ【ヒドラの戦闘員達は全員片付けたぜ】
 ブラックウィドウ【学園都市中に仕込まれてた妙な装置も全部回収しておいたわ】
黒子「ありがとうございます。ご苦労様でしたわ」
御坂「ハルクはどう?」
 ホークアイ【あー・・・ヒドラのロボット兵器をボコボコに壊してる。もう機能停止してるのに】
 ウィドウ【落ち着くまでは放っておいてあげましょう】
御坂「やれやれ」
キャップ「今回も我々の勝利だ。諸君、よくやってくれた」
アイアンマン「レッドスカル達は我々が責任を持って元の世界に連れて帰る。面倒をかけてすまなかったな」
黒子「まったくですわ。あなた方の世界のスーパーヴィランが学園都市に来るのはもう飽き飽きですの」
ソー「ソーだな」マイティソー!
御坂「はいはい、アベンジャーズ、仕事は終わりよ。解散よ解散。撤収撤収」
9:
>>8
スパイダーマン:ご存じ、あなたの親愛なる隣人。本名ピーター・パーカー
 放射線を浴びたクモにかまれたことで10トンを持ち上げるパワーと壁に張り付く能力と危機察知能力を得た
 腕からクモの糸(ウェブ)を出していろんなことができるよ
ホークアイ:偉大なるアベンジャーにして地上最強の射手。本名クリント・バートン
 特殊なパワーは持たないが、超絶的な弓矢の腕前を持つ。他にもあらゆる武器の扱いに長けた戦闘のプロ
 コミックの方では色々とだらしないとこがあったりする三枚目だったり、復習に燃える戦士だったり、色々な面がある
ブラックウィドウ:アベンジャーであり、最強の女スパイ。本名ナターシャ・ロマノフ
 超能力等は持たないが、超人的な身体能力とあらゆる戦闘テクニックとツールで戦う勇敢な戦士
 コミックではソビエト製の超人血清を使用している。数多くのヒーローと親密になったことがあるそうで、「彼女と寝てない人いるの?」と言われたりもしたがジョークなのだろうか・・・
ハルク:地球最強の怪力を持つ緑の巨人。本名ブルース・バナー
 ガンマ爆弾の実験場に迷い込んだ少年(彼も勇敢なヒーローになる)をかばってガンマ線を浴びた結果、怒りが高まると変身するようになった
 ハルクとバナーは身体の主導権をめぐって時に対立し、時に協力することもある
ヒドラ:ナチスを大元とする悪の秘密結社。レッドスカルやストラッカー等が率いている場合が多い
 あらゆる手を使って世界征服を目論む悪者軍団。首を一つ切り落としても、そこからまた二つの首が生える・・・を標語にしている
10:
 ・・・ソレカラ ソレカラ
アイアンマン「じゃ」
ソー「ばい」
キャップ「なら」
 WWWoooooo・・・
御坂「やっと帰ってったわ。あいつらこっちに来るのに慣れすぎなのよね」
黒子「宙に現れた渦巻きに入って消えて行くアイアンマンさん達も見飽きましたの」
スパイディ「まったくだよね。異世界を行き来するなんてフツーじゃないのに」
御坂「ってアンタもいつまでこっちに居座ってんのよ!」
スパイディ「えーいいじゃんもうちょっとだけ?」チョットダケヨ?
黒子「すっかり学園都市に帰化してますの」
スパイディ「まあまあ、ソーが言ってたよ。なんだか妙な胸騒ぎがするって。僕が残って、何か見落としてないか確認するよ」
御坂「あんた達がいるとヴィランが寄ってくるから困るのよね・・・」
スパイディ「きっつぅー」
12:
 ――・・・
 オナカ<グウゥ?・・・
禁書目録「・・・・・・お腹すいたんだよ・・・」
スフィンクス<ナ?
禁書「とーまはどっか行って帰ってこないし・・・もう我慢できないんだよ・・・」
 冷蔵庫<ガキョ
禁書「とーまに『俺が帰るまで勝手に食べるな』って言われたけど、もうかまわないんだよ・・・!」ゴクリ
禁書「この数量限定激ウマ惣菜パンってやつを食べるんだよ!」パァー!
スフィンクス<!・・・ミャオ!
禁書「ダメなんだよスフィンクス、これはあげられないんだよ!」
スフィンクス<ンミャーオ!ミャァーオ!
禁書「?・・・何スフィンクス?・・・」
スフィンクス<ンニャォー1ニャロメ1
禁書「・・・・・・ベランダ?・・・ベランダに何か――」カーテン シャッ
老人「・・・・・・」
禁書「・・・・・・う、うちのベランダにおじいさんが引っかかってるんだよ」
14:
 ソレカラ ドシタノ
老人「がつがつもぐもぐ!バクバクゴクゴク!」
 スフィンクス<ナ?
禁書「・・・すごい勢いでパンを食べてるんだよ・・・よっぽどお腹がすいてたんだね」
老人「うぅむ、まだいささか足りんのう」モグモグ
禁書「えぇ・・・今食べたのがとーまの分の惣菜パンなんだよ。あとは私の分だけ――」
 スフィンクス<ナ?
禁書「・・・」ゴクリ・・・
禁書「・・・???っ・・・」グググ・・・
禁書「・・・仕方ない・・・これも食べていいんだよ」スッ
老人「おお!すまんな!感謝するぞ!」
 スフィンクス<エエコヤデ・・・
老人「ガツガツモグモグ!ばくばくごくごく!――っぷはぁ?!・・・ふぅ?久しぶりの食物じゃったわ。本当に感謝しておるぞ」
禁書「い、いいんだよ・・・」
老人「・・・して、お前は誰なのだ?」
禁書「こっちの台詞なんだよ」
15:
禁書「おじいさんはウチのベランダにひっかかってたんだよ」
老人「そんな阿呆な」ハッハッハ
禁書「おじいさん、その格好って、もしかして魔術師?」
老人「うむ、いかにもタコにも。わしこそは――」
 老人「あっ!思い出した!」ピコーン
禁書「わ!急にビックリするんだよ」
老人「そうだ、一刻も早く『あの場』へと戻らねば!わしがおらぬ間に奴らが・・・少女よ、世話になったな」
禁書「なんだかよくわからないけど大丈夫?」
老人「わしは帰らねばならぬ。わしはこの世界とは異なる世界の者なのだ」
禁書「あ?、またスパイディ達の世界から来た人か。いつものお約束なんだよ」
老人「スパイディ?・・・よくわからんが、おぬしの心の中には善良なる火が見える。たとえ小さな火であろうと、おぬしは純粋で善良なる心の持ち主だ・・・」
禁書「はあ」
老人「おぬしにわしの力を授けよう。この世界にも邪悪な存在を感じる・・・世界を支配し、破壊しようとする者達と戦う力を与えよう」
禁書「へえ」
老人「あっ!信じておらんな!言っておくが、誰にでもやっておるわけじゃないぞ!」
禁書「なんだかよくわかんないけど、ごはんのお返しをしてくれるってことなの?」
老人「まあそういうことだ。相応しき者のみが得られる力をな」
禁書「フシン・・・」
老人「不信がっておるが、いざというときには役に立つはずだ」
16:
 ・・・
老人「――これでおぬしに偉大な力が与えられたぞ」フー
禁書「なんにも変わってないんだけど・・・」
老人「そう焦るでない。困った時は呪文を唱えよ。さすれば凄まじい力が手に入るであろう」
 スフィンクス<ナ?
禁書「凄まじい力って・・・」
老人「では、世話になったな少女よ。さらばだ」
禁書「どうやって元の世界に帰るの?」
老人「わしは魔術師だ。わしくらいになれば魔法でビューンヒョイだわい」
禁書「へぇ?」
老人「それでは、ば?い、チャイチャイ」
 杖<ドンッ
 ピカッ!
禁書「わっ!・・・き、消えたんだよ」
 スフィンクス<スゲー
禁書「・・・なんだか不思議なおじいさんだったね。でも言ってることはよくわかんなかったんだよ」
 スフィンクス<セヤナ?
17:
>>16
ば?い、チャイチャイ:アニメ『宇宙忍者ゴームズ(ファンタスティックフォー)』の登場人物、デッカチー(ウォッチャー)が姿を消す時のセリフ
19:
 ―――
佐天「うぅ?いぃ?はぁ?るぅぅぁあっ!」バッサー
初春「ひあー!佐天さん!もういい加減にスカートめくるのやめてくださいよ!」
佐天「にっひひ?、涼しかったじゃろ?」ニマー
初春「恥ずかしさで顔まで熱いですよ!もー」
佐天「いやーそれにしてもまた御坂さん達とアベンジャーズが平和を守ったんだってね?」
初春「はい。ヒドラは密かに学園都市中に妙な機械装置を設置してたみたいで、白井さんがパトロール中に現場にでくわし、敵の親玉が出てきたのでアベンジャーズを呼んで・・・」
佐天「そこからお約束のドッタンバッタン大騒ぎってわけだね」
初春「アベンジャーズの皆さんは帰りましたが、警備員の方々が残されたヒドラの装置を回収して、ハルクさん・・・じゃなくってバナー博士と一緒に解析してるんです」
佐天「ふーん。戦いが終わっても後片付けは大変なんだね」
初春「白井さんからの連絡で、スパイダーマンさんも残ってパトロールをしてるそうです」
佐天「ねっ、ねっ、じゃあ私達も御坂さん達と合流しようよ。どんな戦いだったか聞きたいし!」
初春「もー佐天さんてば危機感がないんですからー。まだヒドラの残党が残ってるかもしれないんですよ」
佐天「だから尚のことだよ。御坂さんと白井さんと一緒に居る方が私達だけより安全でしょ」
初春「そうかもしれませんが――」
 ASPHALT!
佐天「わー!!!」ビクゥ!
初春「ひ、人が降ってきた!?」ビクゥ!
 「う・・・うぅ・・・」ググ・・・
佐天「だっ、だっ、大丈夫ですか!?し、しっかりしてください!」アタフタ
初春「す、すぐに救急車を――」
 「ま、待ってくれ・・・それどころじゃない・・・」ガシッ
初春「え!?・・・で、でも・・・」
サイモン「私の名は、サイモン・ウォルターズ・・・地球は狙われている!」
20:
>>19
サイモン・ウォルターズ:元軍人の黒人男性。退役しており、多少PTSDの症状に悩まされている
 スパイダーマンと共演したこともある。MARVELコミックを手がけたとある作家とそっくりの名前だが・・・実は・・・
バナー博士:ハルクの人間態。という言い方で正しいのだろうか・・・
 地球有数の天才だが、時期によっては悪人のような性格の時もある
ASPHALT!:デッドプールがアスファルトにたたきつけられた際の擬音。アスファルト!
21:
 ―――とある路地裏
上条「あんたか、ウチのポストに手紙を入れたのは」
 「ごめんなさい・・・私、どうしてもあなたとお話がしたくって・・・」
上条「まあ、差出人のわからねえ呼び出しの手紙に応える俺もどうかしてるよな・・・で、話って?」
 「私・・・あなたに助けられたんです。そのお礼を言いたくて」
上条「俺があんたを助けた?・・・え、えーっと・・・赤毛の女性を助けたっけ・・・ご、ごめんなさい・・・覚えてない・・・です」
 「いいんです。私・・・私・・・」
 ギュッ
上条「へ!?・・・あ、あの・・・な、な、なに抱きついてるんですかね・・・?」
 「ごめんなさい・・・私・・・嘘を言いました」
上条「え?」
 プシュー
上条「っ!?・・・なっ・・・??――っ」
 バタリ
 「あんたに助けられたってのはウソ」ホログラム カイジョ
上条「Zzz・・・Zzz・・・」
シン「これで一番の邪魔者は消えたわ。後は・・・『来る』のを待つだけ」ニヤ
22:
>>21
シン:レッドスカルの娘。父親と同じく極悪人。幼い頃からヴィランとしての英才教育を施されている
 本名シンシア・シュミット。元々は赤毛にそばかす顔の若い女性だったが、後に爆発に巻き込まれ、父と同じく赤いドクロのような顔に変貌した
 重度のファザコンで、父のためならなんでもする
23:
 ――とある研究施設
 THWIP!
スパイディ「街中を周ったけど、ヒドラの残党らしき連中は見つからなかったよ」チャクチ
バナー「玄関があるのに天窓から入るのはマナー違反だと思わないのかい?」カタカタ
スパイディ「あんたもウェブシューターを装備したら僕の気持ちがわかるよ。歩くのがおっくうになってさ」
バナー「それより見てくれピーター、ヒドラの残していった謎の装置を分析してみたんだが、どうやら異次元からエネルギーを引き出す類いの装置らしい」カタカタ
スパイディ「なんだって学園都市に?」
バナー「奴らはこの街に『何か』を呼びだそうとしていたようだ」カタカタ
スパイディ「なんなのさ、それって」
バナー「わからない。私の専門外の分野だ。超自然的なエネルギーだよ。この街なりの言い方をするなら、魔術に関する『何か』だ」カタカタ
スパイディ「魔術って――」?!?!
スパイディ「!・・・スパイダーセンスに反応が――」
 BEEP! BEEP!
バナー「警報だ。上空から何かが降ってくる」
 ・・・・・・oooooOOOOO
スパイディ「なんだありゃ!ものすごいスピードで・・・」
 ――oooOOOOO!
バナー「下がっててくれピーター。僕が止める。いや、僕じゃないか・・・」ス・・・
 バリバリ!
ハルク「ハルクがな!」バッ
 THOOOOOOOOOOMMM!
24:
>>23
ウェブシューター:スパイダーマンの主武装。ピーターが独力で開発した。天才故致し方なし
 カートリッジ製で、ウェブの残量が切れれば使い物にならない
 手首に装備し、手の平に装着したボタンを素早く二度押すとウェブが出る
スパイダーセンス:スパイダーマンの能力の一つ。危険が近づくと頭の後ろがチクチクする感覚がするらしい
 これのおかげで背後からの攻撃にも対応できる。近くで事件が発生するのも感知する
25:
 ――
 スフィンクス<ナ?
禁書「もー、とうま遅すぎるんだよ・・・一体どこをほっつき歩いてるのかな・・・」
 スフィンクス<ホンマヤナ?
禁書「あのおじいさんにパンあげちゃったからもうお腹と背中がガッチャンコしちゃいそう・・・」
 スフィンクス<セヤナ?
禁書「も?!早く帰ってきてよー!とうまのバカーーー!!!」
 THOOOOOOOOOOOOOOOMMM!
禁書「のわー!?」
 スフィンクス<ギエピー!
 ooooo――・・・・・・
禁書「――・・・・・・な、何?・・・べ、ベランダに何か降ってきたんだよ・・・」ソロ?
 スフィンクス<ンナ?・・・
 oooooo・・・
禁書「なに・・・これ・・・でっかいトンカチなんだよ」
 oooooo・・・
禁書「ウチのベランダは不思議なものを呼び寄せるパワーがあるのかな。それにしても・・・このトンカチ、なんだか握ってみたくなる妙な魅力があるんだよ」ソロ?
 スフィンクス<ッフシャー!
禁書「大丈夫だよスフィンクス。ただのトンカチ――」
 ッッッ
30:
 ――風紀委員支部
御坂「お待たせ、初春さん、佐天さん。緊急のお話ってなにかしら?」
黒子「慌てた様子で連絡してきたから何事かと心配しましたの」
初春「それが・・・こちら、空から降ってきたサイモンさんです。なんでも世界のピンチだそうで」
サイモン「私はサイモン・ウォルターズ。地球は狙われている!」クワ
御坂「あー、またか」ヤレヤレ
黒子「もう学園都市の危機だの世界の危機だのは聞き飽きましたの」
佐天「危機は聞き飽きた、だって?。白井さんおじさんみたい」
黒子「ハッ!わ、わざとじゃありませんの!」
サイモン「き、君達・・・冗談を言っている場合じゃないんだぞ」
御坂「はいはい、大方またスパイディの世界のスーパーヴィランがやってきたってトコでしょ」
佐天「もう何度もヴィランと戦ってるから感覚マヒしちゃってますね」
サイモン「な、なんと・・・」
初春「サイモンさん、その危機というのは具体的にどういうことなのか聞かせてください」
サイモン「それが――」
 CHOOOOOOOOOOOOMMM!
佐天「わっ!?な、なになに!?地震!?」
黒子「外で事件のようですの。行きますわよ初春!」
初春「はっ、はい!」
サイモン「来たか・・・!」
31:
>>30
ヴィラン:悪者の意味。今や日本でも定着しつつある言葉
33:
 ゴゴゴゴゴゴ・・・
御坂「なにアレ・・・地面に何かめり込んでるわ」
佐天「きっと空から降ってきたんですよ」
初春「あれは・・・ハンマーですかね?」
黒子「なぜ学園都市にこんなものが・・・」
 シン「あれこそは神の鎚よ」ザッ
御坂「!・・・」
シン「私はシン、シンシア・シュミット。レッドスカルの娘よ」
御坂「レッドスカルの・・・!?」バッ
黒子「あの方のご息女にしては似ておりませんわね」サッ
シン「これはホログラムよ。かつての私のカオ・・・そしてこれが本体の私のハンサム顔よ!」ピッ
佐天「ぉわ!?お父さんソックリ!」
初春「さ、佐天さん失礼ですよ!」
御坂「で、レッドスカル2世、そのハンマーは何なのよ」
シン「フフ、これは恐怖の神、『サーペント』の神器よ。相応しき者がこのハンマーを手にすると、最強の武力と『ワージー』の名を手にするのよ。こんな風に・・・」スッ
サイモン「ダメだ!彼女にハンマーを触れさせるな!」
 黒子「っ!」シュン
シン「もう遅いわ!」
 ッッッ
34:
シン「HAAAaaa・・・」シュウゥゥゥ・・・
御坂「な、なに?・・・ちょっと変身・・・した?」
シン「我こそは『スカディ』・・・真なる主神サーペントに仕える武将・・・」
黒子「なんだかヤバイ雰囲気ですわ」
サイモン「あのハンマーは魔法のハンマーだ。握れば無敵の力を手にする。今のヤツは、レッドスカルの娘シンではなく、サーペントの娘スカディだ」
シン「左様。そして同じ力を秘めた七つのハンマーがこの街に飛来した。我の他に七人のワージーが、この学園都市を恐怖で支配する!」
 ―――・・・
ステイル「これか、魔術の痕跡を持つ墜落物というのは」
神裂「学園都市の警備員が来るのも時間の問題です。手早く調査を済ませましょう」
ステイル「ああ、わか――」スッ
神裂「迂闊に触れては・・・!」
 ッッッ
ステイル(『モッカ 信心の破壊者』)「NNNMMM・・・」シュウゥゥゥ・・・
神裂「ステイル・・・!?」
ステイル「AAAAAAA!」
 KA-BOOOOOOOOOOOOOOMMM!
 ―――・・・
スパイディ「そんな・・・!空から降ってきたのがアレだったなんて・・・ハルク!」
ハルク(『ヌル 大地の破壊者』)「GGGRRAAAAAAA!」
スパイディ「またかよぉ!」
 CHOOOOOOOOOOOOOOOOMMM!
 ―――・・・
禁書目録(『アングリア 魂の破壊者』)「・・・う・・・うう・・・」シュウゥゥゥ・・・
 スフィンクス<ンニャニャ・・・
禁書「ス・・・スフィンクス・・・・・・逃げて!」
 KA-BOOOOOOOOOOOOOOMMM!
 スフィンクス<ンニャー!
35:
>>34
主神サーペント?:この展開は、アスガルドの王オーディンの兄である恐怖の神サーペントと、八つの魔法のハンマーが地球に飛来したイベント『フィアーイットセルフ』が元ネタ
 邦訳本も発売しており、内容も非常に面白くカッコイイので是非オススメ
スカディ;サーペントの配下であるワージー達のリーダー的存在。第二次大戦時代にレッドスカルがその力を研究しており、シンが研究を継いで魔法のハンマーを手にし、スカディへと変身した
 ワージー達の力は凄まじいの一言で、まさしく破壊の化身である
モッカ:コミックではフランスのヴィラン、グレイガーゴイルが変身している
ヌル:コミックでもハルクが変身しており、ソーと対決している
アングリア:コミックではファンタスティックフォーのシングが変身しおり、ソーと対決している
37:
 ―――・・・
佐天「あっ!見てください!アレ!」
 ・・・oooooOOOOOMM
御坂「光が落ちてくる・・・あの方角はまさか!」
黒子「常磐台の方向ですわ。このシンと言う女性が言うように、本当にハンマーが落ちてきたのなら大事件ですわ」
シン「じきに全てのワージーが目覚めるだろう。そして、この街を恐怖で染め上げた末に、主神サーペントがこの地に召喚される!」
初春「一体なんのことを言っているんでしょう・・・」
サイモン「奴らは・・・恐怖の神、サーペントを崇める者達だ。サーペントは、人々の恐怖を糧として力を増す神。その力は、ソーの父であるオーディンと互角・・・あるいはそれ以上のものだ」
御坂「ソーの父って・・・あなた、ソーと知り合いなの?」
佐天「恐怖を糧にするってつまり、たくさんの人が怖がれば怖がるほど強くなるってこと?」
サイモン「ああ。尖兵として召喚されたワージー達が街を襲い、恐怖を集め、サーペントを呼び出すつもりらしい」
黒子「ヒドラの連中はあのハンマーを学園都市に召喚するために行動していたのですね」
御坂「よくわかんないけど、わかったわ。とにかく、あのレッドスカルの娘をやっつければいいんでしょ」
佐天「わ?お短絡的ぃ」
御坂「魔法のハンマーだかなんだかしらないけど、学園都市をなめんじゃないわよ!」バリバリッ!
 KA-BOOOOOMM!
佐天「でたー!御坂さんの10万ボルト!」ピッピカチュー!
シン「ほう、小娘にしてはやるではないか」
御坂「!・・・」
佐天「全然効いてない」
38:
シン「我が鎚の威力を見よ」FOOooo・・・
サイモン「いかん!みんな伏せろ!」
 CHHOOOOOOOOOOOMMM!
初春「うひゃー!」
黒子「っ!・・・ハンマーを振るっただけですのになんて破壊力ですの・・・!」
サイモン「ハンマーを握ったワージー達は、一人一人がソーに比肩しうるほどの力を持つ。つまり、地球最強レベルの強力なパワーの持ち主なんだ」
御坂「うそっ・・・ソー並の強さの奴があと七人もいるってわけ?・・・」ゾ?
シン「理解したか、貴様等に勝ち目が無いこの絶望を」
初春「・・・学園都市中にこんな恐ろしい強さの人たちがいると思うと・・・」ゾクッ
黒子「ダメですわ初春。恐怖すれば奴らの思うつぼですわ」
初春「で、でも・・・」
サイモン「怯えることはない、初春飾利。君も知っているはずだ。どんな絶望にも屈さないヒーロー達のことを・・・」
初春「サイモンさん・・・」
佐天「でもでも!今この状況をなんとか出来る人なんてどこに――」
 ザッ
サイモン「サーペントの娘、スカディ。私が相手をする。この街には手を出すな」
黒子「サイモンさん!?何をなさるおつもりなんですの!」
サイモン「白井黒子、周囲の皆の避難を優先してくれ」
黒子「いけませんサイモンさん!危険ですわ!」
サイモン「風よ、雷よ、我が魂に応えよ・・・」
ベータ・レイ・ビル「神の力!今一度我が手に!」BADABOOOOOOOOOOOOOOOOOOOMMM!
黒子「前言撤回しますわ!」
39:
>>38
ベータ・レイ・ビル:サイモン・ウォルターズのもう一つの姿にして、宇宙を駆ける我らが勇者。ソーと義兄弟の契りを交わした盟友である。>>1が一番好きなキャラクター
 魔法のハンマー『ストームブレイカー』を持つ守護者で、自意識を持つコンピューターを搭載した宇宙戦艦『スカットルバット』と共に宇宙を旅する最強のチャンピオンである
 とある事件で地球人のサイモン・ウォルターズの身体と融合し、地面を叩くとベータ・レイ・ビルの姿に変身できるようになった
 地球から遠く離れたバーニングギャラクシーの惑星コービンが敵の襲撃によって滅び、生き残った民達が新天地を求めて宇宙を旅する際に船団の守り人として選ばれたのがビルである
 数々の試練をくぐりぬけて守り手として選ばれたビルはサイボーグ技術によって改造され、馬のような外見(コービンに生息する獰猛な獣の姿)になった
 船団が宇宙を旅して地球に近づいた際、調査のために現れたマイティ・ソーと交戦。その中でビルは高潔な精神の持ち主にしか持ち上げられないソーのムジョルニアを持ち上げる
 その後、コービンの生き残りを追い続ける敵と戦うためにムジョルニアを欲するビルは、オーディンが見守る中でソーと決闘をし、勝利する
 しかし心優しいビルはソーからムジョルニアを取り上げることを拒み、その高潔さを認めたオーディンによってムジョルニアに並ぶ魔法のハンマー、ストームブレイカーを授ける
 無敵の石鎚を手に、ソーと盟友シフの3人で敵を撃破し、ソーとは無二の友情を結び、義兄弟となったのだ
 ソーからの信頼は非常にあつく、ビルが変身宇宙人スクラルが化けた偽物かもしれないと周囲が疑う中、ソーは一切疑わずに『兄弟を見間違うものか』と断言するほど
 ソーがムジョルニアを持つ資格を失って途方に暮れていた際には、ビルが自らのストームブレイカーをソーに譲ろうとする(ソーは「受け取れない」と拒む)等、強い絆で結ばれている
 ビルの強さは地球最強レベルであるソーに勝るとも劣らない。個人タイトルの『ベータレイビル:ストームブレイカー』では惑星を破壊するなどのドワオバトルを繰り広げている
 最近はガーディアンズ・オブ・ギャラクシーの一員として銀河を駆け巡っている
40:
御坂「変身した!」
佐天「かっこいいー!」キラキラ
ビル「遠からん者は音に聞け!近くは寄って眼にも見よ!天を翔るは雷が如く、鎚を振るうは嵐が如し、刻の詩に詠まれし守護者・・・これなるはビル!ベータ・レイ・ビル!銀河に轟く勇名よ」
初春「名乗り口上まで」
黒子「歌舞いてますわね」
シン「ほう・・・貴様もアスガルドの戦士か」
ビル「いかにも。生まれた地は違えども、我が血潮にはアスガルドの魂が流れている。貴様達の思惑通りにはさせないぞ」
黒子「あの仰々しい話し方・・・ソーさんと似てますわね」
ビル「御坂美琴、白井黒子、初春飾利、佐天涙子、君達は人々の救助をしてくれ。ワージーは私が倒す」
御坂「っ!わかったわ。黒子、私達を空間移動させて。ハンマーが墜落した方に行くわよ」
シン「逃げ切れると思っているのか?愚かな・・・」スッ・・・
初春「わー!来ますよ!」
ビル「此所より悪は通さすまい!」バッ!
 KRA-COOOOOOOOOOOOOOOOOOOMMMMM!
御坂「!?・・・す、すごい威力の雷撃・・・」
佐天「か・・・かっこいい・・・」ウルウル
ビル「ゆけ!勇敢なる少女達よ!世界を救うのだ!」
41:
>>40
名乗り口上まで?:ビルはこんなこと言わない
我が血潮には?:ビルはアスガルドの生まれではないが、ソーとの交流を経てからはアスガルドも故郷のように大事に思っている
 アスガルドが滅びる『ラグナロク』の際には、無関係であるはずにも関わらず駆けつけ、命を賭けて戦った
 だが逆に、アスガルドのことにかまけてばかりいたため、本来守るべきコービンの民達から「守護者として相応しくない」と言われたこともある
42:
 ――シュン
黒子「離れているのにビルさんの戦闘音が聞こえてきますわ」
御坂「あの様子なら本当に一人で倒しちゃいそうね。それより早く行くわよ黒子。さっき落ちてきたハンマー・・・もしかしたら常磐台に落ちてるかもしれないんだから」
初春「早く空間移動で運んでくださいよ」
佐天「モタモタしてたら誰かがハンマーとっちゃいますよ」
黒子「あなた達・・・勝手なことばかり言って・・・大体初春と佐天は危険だからついてくるべきじゃ――」
御坂「!黒子!上!」
黒子「!」シュン
 BOOOOOOOOOOOOOOOMMM!
 ――シュンッ
佐天「あ、あ、危なかった・・・ありがとうございます白井さん」
黒子「いえ、それよりこれは・・・」
初春「また別の・・・ハンマーですね」
御坂「・・・っ・・・」
黒子「このハンマーに触れればサーペントの配下、ワージーになってしまうのですわね。とにかく第一発見者が我々でよかったですの。警備員に連絡して周囲を封鎖して――」
御坂「・・・何・・・声が・・・」フラッ
佐天「?・・・御坂さん?」
御坂「・・・私を呼んでるの?・・・この声は・・・」ス・・・
黒子「!お姉様!触れてはいけませんの!」
御坂「ダメ・・・逆らえない・・・!」グググ・・・
 THWIP!
43:
スパイディ「御坂!」グイッ!
御坂「わっ!」グイィ
初春「スパイダーマンさん!糸で御坂さんを後ろに引っ張って・・・」
佐天「ってかボロボロだけどどったのセンセ!?」
スパイディ「時間が無いから簡潔に言うよ。ハルクが魔法のハンマーで悪者になった。なんとか糸で拘束したけど、すぐに追ってくる」
初春「バナーさんが・・・!」
スパイディ「で、このハンマーはおそらく御坂を持ち主にしようとしてる。御坂を敵に回すのだけは避けたい」
御坂「うう・・・スパイディ・・・この声を止めて・・・呼んでるのよ・・・私を・・・」グググ・・・
スパイディ「これは覚悟がいるけど、他に手はない・・・みんな、当麻を探してくれ」
御坂「!・・・」
スパイディ「この危機を救える希望は当麻の右上だ。彼が救世主になってくれるはずだ。任せたよ」
黒子「そうですわ。あの右腕ならきっとワージーを無効化できますの」
佐天「・・・でもスパイダーマンさん、任せたよってどういうことですか?」
スパイディ「僕はこれから・・・君達の敵になる」
佐天「えっ」
 バッ!
 ッッッ!
スパイダーマン(『グレイソス 意志の破壊者』)「HHHNNNMMM・・・」ユラ・・・
44:
 ―――
上条「――・・・・・・うっ・・・っ!・・・」バッ
ヒドラ党員A「おっ、気がつきやがったか」
上条「・・・ここは」
ヒドラ党員B「第10学区にあるスクラップ工場だ」
上条「あんたら、確かスパイディ達の世界の悪党だよな。ヒドラだとかいう・・・」
ヒドラ党員A「その通りさ。安心しろ。殺しはしない。お前は戦利品だ。この街での戦争が終われば、我らの世界に戻ってお前の右腕を研究してやるぜ」
上条「・・・外はどうなってるんだ」
ヒドラ党員A「さあてな。お前には関係無い話だ。コトが済むまでここでおとなしくしてもらうんだからな」
ヒドラ党員B「ふっ、あらゆるスーパーパワーを無効化するっていうからどんな奴かと思ったが、全然ただのガキだとはな」
上条(くそっ・・・両手足を拘束されて動けねぇ。どうすりゃいいんだ・・・)
ヒドラ党員B「助けを期待しても無駄だ。こんなとこ誰も気づかないし、外はそれどころじゃないからな」
上条(・・・スパイディ)
 ―――・・・・・・
スパイディ「URRHHHH・・・ミ・・・サカ」ユラリ
御坂「っ・・・スパイディ!」
黒子「あの魔法のハンマーさん、お姉様を持ち主に選んでおきながらスパイダーマンさんに乗り換えるなんて、なんてゼータクなんですの!」
佐天「んなこと言ってる場合じゃないですよ!スパイダーマンさんが敵サイドにまわっちゃうなんて・・・」
初春「あ!アレを見てください!」
 ハルク「GGRRRHHHHHH・・・」ザッ
黒子「スパイダーマンさんを追ってきた、ハンマーを持ったハルクさんですの。これでこの場にワージーが二人・・・」
御坂「黒子、逃げるわよ」
黒子「お姉様」
御坂「初春さんも佐天さんも黒子に捕まって。これ以上敵を増やしちゃダメだわ。一刻も早く常磐台に落下したハンマーを回収に行くわ」
黒子「了解ですの」
 スパイディ「NNNNGGGHHHAAAAAAA!」バッ! ハルク「GGGAAAAAAAAAAAAAAA!」バッ!
 シュン!
45:
 ――常磐台中学・学舎の園
 シュンッ
黒子「お姉様、初春と佐天もここで警戒してくださいまし。距離はありますが、スパイダーマンさんとハルクさんが追いつくのも時間の問題ですの」
御坂「わかったわ」
黒子「ハンマー落下地点には私一人で行きますわ。ハンマーに誰も近づけないようにしますの」シュンッ
初春「私はウルトロンさんにアクセスして情報を集めます」ノートパソコン カタカタ
 ウルトロン【おはよう初春飾利】ヴィジョーン
初春「ウルトロンさん、知ってるでしょうが今学園都市中に魔法のハンマーが落下する事故が起きてます。現在の状況を教えてください」
 ウルトロン【ハンマーの落下地点は、第7学区に5つ、第11学区に1つ、第15学区に1つ、第23学区に1つ確認されている】
御坂「落下地点付近の住民の避難は?」
 ウルトロン【既に避難警報を出し、風紀員が避難誘導をしている。だが既にハンマーを手にした者が破壊活動を開始し、警備員が迎撃を行っているが、戦況は良くない】
佐天「それってつまり・・・街中でハンマー持ったヴィランが大暴れしてるってことだよね」
初春「・・・各地点の詳細を教えてください」
 ウルトロン【第11学区のハンマー使いは火炎を操り周囲に被害を出しているが、聖人の神裂火織が単独で戦闘を行っているため、人的被害は最小限に留められている】
 ウルトロン【第15学区のハンマー使いは繁華街を破壊して回っている。現在レベル5の削板軍覇が対象との戦闘を開始した。警備員も援護についている】
 ウルトロン【第23学区のハンマー使いは、ハンマーを手にした瞬間から沈黙を続けている】
佐天「戦ってくれてる人もいるんだ・・・!」
御坂「皆、今まで学園都市をスーパーヴィランから守るために一緒に戦った仲間だもの」
初春「ではハンマーの落下が集中してる第7学区の状況は?ベータレイビルさんはどうですか?」
 ウルトロン【現在もレッドスカルの娘と戦闘中。ハルクとスパイダーマンは君達の現在地へ移動中。教育機関付近でハンマーを持った修道女が破壊活動を行っており、警備員が対応中だ】
御坂「ハンマーを持った修道女?・・・それって――」
46:
>>45
ウルトロン:自己進化を繰り返す人工知能にしてアベンジャーズの宿敵のスーパーヴィラン。元々はアントマンによって作られたが反旗を翻し、アベンジャーズの全滅を目論む
 何度倒してもその度にパワーアップして復活してくる強敵で、実際に地球を支配したこともある
 このSSシリーズでは二度学園都市を襲撃し、改心して御坂達の味方となった。学園都市のネットワーク内におり、街中の機械にアクセスできる
47:
御坂「ッ!二人とも伏せて!」バッ
 KA-BOOOOOOOOOOOOMMM!
佐天「わあっ!」
初春「校舎を突き破って・・・し、白井さん!?」
黒子「っ・・・ぐっ・・・く・・・」グググ・・・
佐天「吹っ飛ばされてきたの!?」
御坂「黒子!一体何が・・・!」
黒子「逃げて・・・くださいまし・・・遅かったですの・・・」グググ・・・
御坂「!」
 ザッ
帆風(『スキルン 民草の破壊者』)「・・・」ユラ・・・
御坂「帆風さん・・・ハンマーを・・・」
佐天「アワワ・・・もう掴んじゃってたなんて・・・」
初春「!・・・御坂さん」
 ザッ! ズン!
スパイディ「NNNMMMM・・・ミサカ・・・クロコ・・・ウイハル・・・サテン・・・」
ハルク「GGGAAAAHHHHHH!」
御坂「・・・・・・これは勝てないわ・・・」
48:
ハルク「GGGAAAAAAAAAHHHHHHHH!」グワッ!
御坂「ッ!」
 KRAKA-BBOOOOOOOOOOOOOOOOOOMMM!
ソー「いたいけな少女に手を上げるとは、誇りを失ったな、戦友(とも)よ」ザッ!
御坂「ソー!」
佐天「ハルクさんをぶっ飛ばした!」スゲー!
スパイディ「よくも――」
 ZZZSSHHAAAAAAAAAAAMMM!
アイアンマン「悲しいな、ピーター。私が見込んだ男が弱い者イジメとは」
御坂「アイアンマンも!」
初春「やったぁ!アベンジャーズが助けにきてくれました!」
ハルク「GGGHHH・・・」ガラガラ・・・
スパイディ「やってくれたな」ユラ・・・
 アイアンマン:アーマー【大出力リパルサーブラストによる対象へのダメージは12%です】
アイアンマン「Uh-oh・・・思ったよりタフだな」
 アーマー【現在のスパイダーマン、ハルクの戦闘力はソーに匹敵します。後方のハンマーを持った女子生徒も同様です】
ソー「敵はサーペントの隷属だ。戦況は長引く程不利になる。アイアンマン、キャプテンの進捗はどうだ?」マイティレイセイ!
アイアンマン「案ずるな。彼は必ず任務を達成するさ。君もよく知っているだろう?」
ソー「ソーだな」マイティソー!
49:
>>48
私が見込んだ男?:映画アベンジャーズに連なる『マーベルシネマティックユニバース』ではスパイダーマン(ピーター)はアイアンマン(トニー)に見込まれて師弟関係の様になっている
 コミックでも(映画ほどではないが)師弟の様な関係の時期があり、特にシビルウォーの直前頃はピーターはトニーをビジネス面でもサポートしていたりした
アイアンマン・アーマー:アイアンマンのアーマーに搭載されている超高性能のサポートAI。ジャーヴィス、フライデー等が有名
 コミックではフライデーが『映画ターミネーターに感銘を受けた』と冗談を言ったり、まるで人間のように振る舞うことも
 このコミックではあえて名前は設定していない
50:
 ―――
 <BOOOOOM!
上条「!・・・外から爆発音が・・・!」
ヒドラ党員A「おーおー、好き勝手やってなさる」
ヒドラ党員B「直にこの街は焼け野原になるだろうな」
上条「ちくしょう!いい加減に解放しろコノヤロー!」ジタバタ
ヒドラ党員A「静かにしろジャリボーイ!」
ヒドラ党員B「まあ暇なのはわかるがな。俺達だってこんなとこで見張りさせられて退屈してるんだ」
上条「くそっ!何が退屈だ。好き勝手言いやがって・・・」グヌヌ
ヒドラ党員A「しかしこれで時給15ドルなんだからやりがいあるよなー!」ハハハ
ヒドラ党員B「ああ、楽なもんだ」ハハハ
上条(くっ・・・どうすりゃいいんだ・・・!)
上条(学園都市が大変な時だってのに、俺には何も出来ないのかよ・・・!)
上条(俺は・・・ただ退屈に時間が過ぎるのを待つしかないのか・・・)
 扉<ガァン!
ヒドラ党員A「!?な、何――」
 POW!
ヒドラ党員B「き、貴様は――」
 POP!
上条「!・・・なっ・・・どうしてアンタがここに・・・!」
キャプテンアメリカ「君を退屈から救いに来たんだ」
51:
アイアンマン「キャップから上条当麻を保護したと連絡が来た」
御坂「ほんと!?」
佐天「さっすがウィングチップス!」
ソー「あの少年の右手ならば、サーペントの支配も打ち壊すことが可能だろう。彼こそが我らの希望・・・救世主だ」マイティミライガアカルイ!
 WWOOOOMMP!
ソー「ぬっ!?」
ハルク「ゴチャゴチャうるさい奴だ・・・叩きのめしてやる!」
ソー「むう・・・いいだろう。少年が来るまでの間だが、貴様との決闘・・・満喫させてもらうぞ。戦士として!」マイティバトル!
 BLAKA-BOOOOOOOOOMMM!
佐天「ひえええ・・・すっごい迫力。常磐台こわれちゃわないかな」
食峰「まったくよねぇ。未来有望な子供達の学び舎でドンパチなんて、ロクな人間力じゃないわよねぇ」ザッ
御坂「!?食峰!?・・・無事だったのね」
食峰「でもないわぁ。あの子が・・・あの子を奪われたわ」
 帆風「GGGUUU・・・じょ・・・女王・・・」ユラリ
御坂「帆風さんは魔法のハンマーのせいで、サーペントの手下、ワージーになってしまったの。私達がなんとかするから、アンタは逃げてなさい」
食峰「冗談力が高いのねぇ☆人の上に立つ者は、下の者を守らなきゃ意味力がないのよ」
御坂「だからってアンタが戦うなんて――」
アイアンマン「食峰くん、君の覚悟は本気か?」
御坂「!アイアンマン」
食峰「そうだと言ったら?」
アイアンマン「君にこれを与えよう。正義の味方を呼ぶツールだ」
52:
>>51
ウィングチップス:キャプテンアメリカのあだ名の一つ。コミックでのキャップのマスクにはこめかみの辺りに翼がついているのが由来
53:
食峰「なにこれ、スマホ?」
アイアンマン「ピムとヘンリーと共同で作ったテレパス能力拡張ツール。君の能力を拡大させ、他人の精神の善悪を反転させることができる。防御魔法やどんなジャミング装置も貫通する」
御坂「つまり・・・悪人を善人にできるってこと?」
アイアンマン「そうだ。学園都市の強力な悪党どもを味方につけられるぞ。さすがにワージー達には無効だろうがね。使用出来るのは1回のみ、効果は24時間続く」
食峰「どうして私に?」
アイアンマン「いたいけな少女が胸を痛めているんだ。見過ごせるわけないさ」
食峰「御坂さんにも効果力あるのかしらぁ?」
アイアンマン「もちろん」
御坂「ちょちょちょ!」
食峰「ふふ、冗談力ぅ☆」
アイアンマン「いいか食峰くん。あの帆風という子は君の友達なのだろう?どんな手を使ってでも友達を救いだすんだ。いいね?」
食峰「・・・いいわ」
アイアンマン「私はスパイダーマンを相手する。御坂は食峰くんと手を組んで帆風くんを止めてくれ」
御坂「こいつと組むのはすんごく気が引けるけど・・・そうも言ってられないわね」
アイアンマン「いいか食峰くん、善悪を反転させる人数は最小限に抑えろ。効果が消えてからが大変だからな」
食峰「了解力ぅ☆」
54:
>>53
ピム:アイアンマンらと共にアベンジャーズを結成した偉大なるアベンジャーの一人、アントマンのこと。地球でも指折りの天才で、科学にはめっぽう強い
 本名ハンク・ピム。映画のマーベルシネマティックユニバースではピムは前線から退いており、映画『アントマン』で主役を張るアントマンは二代目のスコット・ラングである
ヘンリー:X-MENの一員であるビーストのこと。ミュータント能力で身体能力と頭脳が常人よりも発達しており、地球有数の天才。X-MENにおける天才科学者ポジション
 本名ハンク・マッコイ。X-MENとしてのイメージも強いが、けっこう昔からアベンジャーズのメンバーとして定着している
善悪を反転?;2014年のクロスオーバーイベント『AXIS(アクシス)』において、多くのヒーロー、ウィランの善悪が反転する事件が起きた
 トニーはスペリアーアイアンマンという悪のアイアンマンとなったり、ウルヴァリンのライバルのセイバートゥースが頼れる仲間になったり、カーネイジが親愛なる隣人になったりした
 邦訳本も発売しているので是非読もう!
55:
御坂「それで、正義の味方を呼ぶって言ってたけど、誰を呼ぶの?」
食峰「ん?、そうねぇ・・・」
帆風「じょ・・・ジョオウ・・・逃げてください!」グワ!
御坂「!あぶない!」バッ
 KRA-CHOOOOOOOOOOOOOOOOMMM!
食峰「っ!ちょっとあなたぁ!女王に向かってハンマー振り下ろすなんてどういう了見力ぅ!?」
御坂「操られてるんだってば!」
帆風「みさか・・・サン!」ブン!
御坂「のわっ!」アブネ!
帆風「UUGGGGHHHHHAAAAAAAAAAAAA!」ッッッ!
御坂「っ!」
 <ドワオ!
 \BOOOOOOOOOOOOOOOOOMMM!/
御坂「・・・!?・・・な、何?・・・今、やられるかと思った瞬間に何か閃光が・・・」
食峰「御坂さぁん、誰を呼ぶのって訊いたわよねぇ?もう呼んだわぁ☆」
 ザッ!
垣根「すまん御坂、遅くなった」
麦野「大丈夫かい?御坂」
一方通行「・・・俺達がついている」
56:
御坂「ア、アンタ達!食峰!あなたコイツらを呼んだの!?・・・って・・・アレ?みんな、なんかヘンよ・・・」
食峰「学園都市で最強力の助っ人って言えば、当然こうでしょぉ☆」
御坂「アッ!だいたい一方通行!アンタ悪い奴だったじゃないの!」
一通「何を言ってるんだ御坂・・・俺達の使命を忘れたのか」
御坂「ハ!?」
垣根「俺達は学園都市の」
麦野「自由と!」
一通「平和を守る」
 垣根&麦野&一通『レベル5だ!!!』バババーン!
御坂「  え」
一通「みんな・・・行くぞ!」ダッ!
垣根「おう!」ダッ!
麦野「ええ!」ダッ!
御坂「・・・・・・こ、これが善悪反転したレベル5・・・」ゾッ・・・
食峰「5人力を合わせたレベル5・・・さしずめ私達は『レベル5(ファイブ)ファイブ』ってところかしらぁ☆」
御坂「アンタもなにノり気になってんのよ」
59:
 KA-BOOOOOOMM!
シン「NNGGHHH!・・・こ、こいつ・・・なんという力だ」グラ・・・
ビル「我は惑星コービンの勇者にしてアスガルドの戦士。邪悪の眷属に負けるものか!」
シン「ム・・・どうやら他のワージー達もアベンジャーズと戦っているらしいな。さらには学園都市の人間どもも抵抗を試みているか」
ビル「諦めろ。地球最強のアベンジャーズがいるからには、貴様らに勝ち目はない!この街の勇敢な者達も、易々と屈するものか!」
シン「諦めろとな?勘違いしているようだな。もはやこの街は墜ちたも同然よ。貴様もこの場で敗北の苦渋を舐めるのだ。なぜだかわかるか?」
 ザッ!
禁書「GGGRRRrrrrr・・・」
ビル「!・・・増援か。かような幼気な少女を闇に染めるとはっ・・・」
シン「いくら貴様でも、二人のワージーを相手には出来まい。子供を痛めつける趣味があるのなら別だが」ニヤリ
ビル(・・・この少女を傷つけるわけにはいかない・・・万事休すか)
シン「ふふふ、さらに絶望を与えてやろう。たった今、最後のワージーが覚醒した。じきに主神サーペントが降臨する!」
ビル「・・・オーディンの血にかけて・・・たとえ何が相手だろうと、最後まで戦い抜く!我が身が滅びようとも!」バッ!
 ―――
上条「はあっ、はあっ、な、なあキャプテンアメリカ。俺達はどこに向かってるんだ?」ゼイゼイ
キャップ「アイアンマン達が常磐台中学にて交戦している。君の右腕ならば、敵に操られている者達を解放できるはず」タッタッタ
 御坂【ちょっとキャップ!アンタ今どこにいんのよ!】
キャップ「御坂くんから通信だ。すまん御坂くん、今上条くんとそちらに向かっているところだ」タッタッタ
 御坂【早く来てちょうだい。あいつじゃなきゃスパイディ達を止められないのよ。あいつは・・・救世主なんだから】
キャップ「ほう、救世主か」スピーカーオン
 御坂【そうよ、あいつは誰かを守るためなら厄介事に所かまわず突っ込んで、右手で悪い奴らをぶっ倒す・・・闇をぶち壊し、光をもたらす救世主なのよ】
キャップ「・・・だ、そうだ上条くん」
 御坂【!?・・・え】
上条「み、御坂・・・お前漫画の影響受けすぎじゃねーか?・・・」ハハ・・・
 御坂【んなっ!?キャ、キャップ!通信機スピーカーにしてたの!?サイッテー!】
キャップ「すまない御坂くん」ハハ
 御坂【すまなじゃないわよ!ボケ老人!ロートルじじい!ガンコ一徹!い、いいから早く来てよね!】プツッ
キャップ「・・・」
上条「キャ、キャプテンさん?・・・そうへこむことないって・・・」
60:
>>59
子供を痛めつける趣味が?:ベータレイビルは紳士なのでそんなことは絶対にしない
オーディンの血にかけて?:アスガルドの戦士達は自分を奮い立たせる時や、驚いた時等にこういう言葉を用いる。
 あ・・・戦う時のかけ声としては『オーディンの髭にかけて』の方が正しかったかもしれない・・・
御坂くんから通信?:アベンジャーズの面々はほぼ常にお互いに通信機で連絡を取り合っている。
 が、映画『アベンジャーズ』等では耳に何も装着していないのに連絡を取り合っているので、おそらくなんかすごい小型の通信機か何かなのだろう
61:
上条「と、とにかく急ごうぜ!御坂達も戦ってるんだろ」
キャップ「・・・ああ、邪悪に心を支配された人々を助け出さねば」
 「それは不可能だ」
キャップ「!」
上条「!?・・・お、お前は・・・」
後方のアックア「私がお前達の眼前に立っている以上、不可能なのである」ザッ
上条「アックア!?どうしてお前がここに!?それにその手に持ってるのは・・・」
アックア「迂闊であった・・・この街にて不穏な魔術を感じ、早急に駆けつけ、邪な魔力を発する原因であるこの鎚に触れた・・・」
アックア「途端に、私の精神を蝕もうとする力がこの鎚より発せられた。今の今までその力に抗おうとしていたが・・・ついには飲み込まれてしまったのである」
キャップ「サーペントのハンマーを握り、その支配に抵抗していたというのか。なんという人間だ・・・ハルクでさえも一瞬で心を飲まれるというのに」
上条「さすがは聖人のアックアさんってワケか・・・」
アックア「違う。辛うじて自我を保っているが、すぐにこの人格も飲まれよう。私はもはや後方のアックアではないのである」
後方のアックア(『ナーコッド 大洋の破壊者)』「私は主神サーペントに仕えるワージーの一人なのである」
上条「・・・キャップ、さすがのアンタでも、こいつには勝てないかもしれないぜ・・・」
キャップ「・・・」
62:
 ―――
食峰「さあ行くのよぉレベルファイブファイブ!帆風を元のイイ子ちゃんに戻しなさぁい☆」ビシッ
一通「罪無き市民を傷つける奴は容赦しないぜェ」ブォ!
帆風「NNGGGHHH!・・・AAAAAA!」グオ! BOOOMM!
一通「!?・・・反射しきれてねェ!?・・・」
垣根「気をつけろ一方通行。相手は魔法由来のパワーソースだ。計算式が狂っちまって、完全に反射できてねぇんだろうさ」
一通「そういうことか。気を遣ってくれてスマねェな」
御坂「・・・違和感がヤバイ・・・」
食峰「ちょっとぉ!言っとくけどその子に傷一つでもつけちゃダメよぉ!ちゃんと手加減力して優しく倒しなさいよぉ!」
垣根「ハハッ、無茶を言ってくれる」
帆風「AAARRRRRRR!」THOOOOOOOOOMMM!
一通「くっ!・・・ンの野郎ォ!」
麦野「ここは私に任せな。同じ女同士で解決してやるよ」
御坂「どういう自信なの」
帆風「NNNMMM・・・」
麦野「なあ、ホカゼっつったっけ?わかるよ。私もちょっと前、悪い奴に操られたことがある。つらいわよね」
帆風「・・・アナタ・・・は・・・」ユラ
麦野「わずかに意識はあるのに、身体が言うことをきかない。心の中の悪意が無尽蔵に湧き出てきて、どうしようもなくなるのよね。でも自分を強く持って・・・本当はあなたは悪くないのよ」
 佐天「あの麦野さんが母性あふるる感じになってるよ・・・」ヒソヒソ 初春「善悪が反転するとああなっちゃうんですね・・・」ヒソヒソ
63:
>>62
悪い奴に操られたことがある?:『御坂「エイジ・オブ・アポカリプス」』での出来事
 麦野は最強のミュータント、アポカリプスに洗脳されて『黙示録の四騎士(フォー・ホースメン)』の一人にされていた
64:
帆風「自分を・・・強く・・・」ユラ・・・
麦野「さ、そんな物騒なトンカチは置いて・・・茶でもしばきにいこうや」スッ
帆風「・・・」
御坂「!っ逃げて!」
 ガシッ!
麦野「!」
帆風「RRRGGGGHHHHHHHHHHHAAAAAAAAAAAAAAA!」グイッ!
 SLAMMM!
麦野「がっ!」
 初春「う、腕を引っ張って地面にたたきつけた!」 佐天「すんごいパワー!」
帆風「AAAAAAAAAAAAAAA!」グイン!
 SLAAAMM! SLAAAMM! SLAAAAMMM!
垣根「お・・・おいおい・・・何回やんだよ」
食峰「やめなさい!ほんとに死んじゃうわよぉ!」
 SLAAAMM! SLAAAMM! SLAAAAMMM!
御坂「一方通行!帆風さんの腕を超電磁砲で狙い撃つから、アイツを手放したらキャッチして!」ドォン!
帆風「っ!」ドゴン! パッ
一通「了解ィ」バッ! ガシッ
麦野「・・・っ・・・う・・・」ドクドク
一通「ひでェことしやがる・・・」
帆風「次は・・・そちらの貴方です」グオ!
垣根「!」
65:
 BOOOOOOMMM!
アイアンマン「!・・・御坂達がっ」バッ
スパイディ「よそ見してる余裕なんかないだろ?」THWIP!
アイアンマン「くっ!ピーター!目を覚ませ!」
スパイディ「世間はアンタをよく思ってない人も多いだろうが、そりゃトンだ勘違いだよな。困ってる人がいたら、その身をさしだして助けようとする」ブン!
スパイディ「僕のワージーとしてのハンマーはチェーンハンマー型。おあつらえ向きさね!」GGRRAAAAAAGGGG!
アイアンマン「!常磐台の校舎をっ!よせっ!」バッ!
 GGAAAAKKKKK!
アイアンマン「NNNMMMM!・・・ぐっ!」グググ・・・
スパイディ「Uh-huh!そうさ!まだ逃げ遅れた生徒がいるだろう学び舎の園を自分を盾にして守るのがアンタってやつさ!トニー・スターク!そうらもう一丁行くぞ!」ブン!
 GGGAAAAANNNNGGGGGG!
アイアンマン「AARRGGHHHHH!」
ソー「オーディンの髭にかけて!」BLACOOOM!
ハルク「GGGHHH・・・!」グラリ
ソー「そなたは強い、友よ。しかし、サーペントの隷属などに成り果てた貴様に負けるものか。私はマイティ・ソーだからな!」マイティソー!
ハルク「GGGrrrrr・・・うるさいロンゲだ」
 「流石はオーディンの息子。ワージーと相対して競り勝つとはな」ザッ
ソー「!・・・なっ!」
シン「だが3人のワージーを相手にすれば、さしもの貴様も勝ち目はあるまい?なあ、海賊の小僧よ」
禁書「RRRrrrr・・・」
ビル「グッ・・・うっ・・・」ボロッ
ソー「ビル!ベータレイのビルではないか!?貴様!我が兄弟に何をした!」マイティヨクモ!
66:
 DOOOOMMM!
垣根「っぐ!・・・」ガクッ
一通「ハァッ・・・ハァッ・・・」
御坂「帆風さん・・・もうやめて・・・!」
垣根「可憐な少女に暴力を振るうのは趣味じゃないが・・・今回ばかりはいたしかたない。俺も本気で相手をするしかねぇ!」
 初春「よく言う・・・」ボソッ
垣根「俺の能力で四肢を破壊すりゃ大人しくなるだろ!」バッ
食峰「ちょっ!ダメ――」
アックア「そのようなことをさせるわけにはいかないのである」
垣根「!?な――」
 BLLLAAACOOOOOOOOMMM!
垣根「がっ・・・!」
食峰「!?・・・また敵の増援力ぅ!?」
アックア「我は主神サーペントの忠実なる騎士。かつて後方のアックアと呼ばれた男である」
御坂「!・・・あ、アンタ・・・その肩に担いでるのは・・・」
 上条「―――・・・」
アックア「イマジンブレイカー、我らが主神への戦利品である」
御坂「っ!・・・キャップはどうしたの。一緒にいたはずよ」バリバリッ・・・!
アックア「星条旗を纏った男か。その場に打ち捨てたのである」
 ―――
キャップ「―――・・・う・・・上条・・・くん・・・」
67:
御坂「このっ・・・!」
シン「無駄な抵抗はよせ、雷を纏う少女よ」
御坂「!・・・レッドスカルの娘・・・」
シン「見よ」
 ソー「RGHHH・・・」
 アイアンマン「・・・COF・・・」
御坂「ソー!アイアンマン!・・・あの二人が・・・負けたの?・・・」
 スパイディ「当たり前だろ。こっちにはハンマーがいくつあると思ってる?」THWIP チャクチ
 禁書「GGHHH・・・ビリビリ・・・」
 アックア「ここに集いしワージーは6人。貴様らに勝ち目など万に一つもないのである」
 ハルク「この街、終わり」
 帆風「ミサカさん・・・」
 シン「ここに居ない残る2人のワージーも、今まさに学園都市を破壊している。恐怖が・・・恐怖があふれてくるわ!」
 ―――
ステイル「燃えつきろぉぉぉぉ!」VVVVOOOOOOWWWWWWWW!
神裂「くっ!皆さんは逃げてください!彼の炎に飲み込まれる前に!早く!」
固法「そうはいきません!付近の施設にはまだ避難できていない人がいるんです!全員を退避させるまでは現場を離れはしません!私達は風紀委員ですから!」
神裂「っ・・・勇敢な方達ですね。ですが・・・いつまで抑えてられるか・・・」チャキ
 ―――
ジャガーノート(『クールス 大地の破壊者』)「JUGGER NAUT!」BBBOOOOOOOOOMMMMGGGG!
削板「やめろ兄弟!どうしちまったんだ!なんで街をぶっ壊すんだ!」
黄泉板「なにやってるじゃん!アイツの目の前に立ったりしたら危ないじゃん!」
ジャガーノート「RRRrrr・・・グンハ・・・グンハァァァ!」グオ!
削板「くっ!やるしか・・・ないのか!すごーーーい!パァーーーンチ!」
 VLLAAAAACHHOOOOOOOOOOOMMM!
68:
シン「学園都市中の恐怖が!真なる主神の糧となる!アベンジャーズは地に墜ち、能力者達も倒れゆくのみ!愚かな人間どもが我らの前にひれ伏すのだ!」
初春「アベンジャーズのみなさんが負けるなんて・・・」
佐天「キャプテンアメリカとアイアンマン、それにソーまで・・・」
御坂「・・・!・・・見て!空が・・・」
 VVVVOOOO・・・
佐天「うす暗い緑色に・・・」
初春「あわわわ・・・」
シン「見よ!ついに刻が来た!真なる主神の降臨だ!」
サーペント「跪け。命乞いをしろ。余は主神ぞ」
69:
>>67
やめろ兄弟?:『御坂「MARVELS in 学園都市」』にて、削板とジャガーノートは意気投合し、マブダチとなった
70:
>>68
サーペント:ソーの父であるオーディンの兄にして、恐怖の神。その力はオーディンと同等で、恐るべき怪力や様々な魔法を駆使出来る
 本名カル・ボーソン。数千年前に封印されていたがシンの手によって封印を解かれ、世界を混沌と恐怖に包み込み、アベンジャーズと対決した
 復活した最初は老人の姿だが、世界が恐怖に染まるにつれて若返り、力も増していく。また、ワージー同様、巨大な石鎚を武器とする
71:
今回はここまでで。なんかややこしく見えたらすみません。頑張ってまとめる
72:
>>67
ジャガーノート:主にX-MENのヴィランとして登場する超重量級のパワーハウス。魔神との契約によって誰にも止められない無敵の人間戦車となった強敵
 本名ケイン・マルコ。X-MENの指導者であるプロフェッサーXとは義理の兄弟にあたる。勘違いされがちだが、本人はミュータントではなく魔法由来の超パワーの持ち主である
やめろ兄弟?:『御坂「MARVELS in 学園都市」』にて、削板とジャガーノートは意気投合し、マブダチとなった
73:
>>69にてジャガノの説明わすれてたので付け足し
74:
 御坂「恐怖の・・・神・・・!」
 佐天「ソーさんの叔父さんって割には若いね」
サーペント「ここか・・・祭りの場所は・・・」
シン「我が主神、真なる父神よ・・・ようこそいらっしゃいました」スッ
サーペント「よく働いたスカディ。褒めてつかわすぞ。他のワージー達もご苦労であった」
アックア「・・・」スッ
スパイディ「もったいなきお言葉です我が君」スッ
禁書「イインダヨォ・・・」
サーペント「恐怖こそ我が糧、恐怖こそ我が力、さらなる恐怖を集めるのだ。全能なる力をこの手に!」バッ
 MMMMMOOOOOWWWWWW・・・
佐天「わ、見てください。空にスクリーンみたいなのが」
初春「まるで魔法みたい・・・」
サーペント《聴け、愚かな人間よ。余は真なる主神、サーペント。恐怖の神にして全能の王である》
 削板「な、なんだぁ!?」
 黄泉川「あれが主犯格じゃん!」
サーペント《今この刻より、このガクエントシは我が物となった。この街は余が治める新たなアスガルドとなる。余の王国に人間は不要だ》
サーペント《余を恐れよ。慈悲を請うのだ。恐怖の神サーペントを崇め讃えるのだ・・・!》
サーペント《貴様らは一匹たりと逃がしはしない・・・余は・・・恐怖そのものだ!》
 VVVOOOOOOMMMMM・・・
 神裂「!?・・・空に渦が・・・あれは異世界の方々がやってくる時の渦では!?」
 固法「中から出てくるのは・・・あれは機動兵器!?」
シン「主神サーペントの力によりて、我らの世界よりヒドラ兵達を召喚した!殺戮兵器に乗ったヒドラが街中で破壊の限りをつくし、恐怖を広める!」
75:
>>74
ソーさんの叔父さんって割には若い?:封印を解かれた当初のサーペントは老人の姿だったが、恐怖を集めるにつれ若い姿になっていった
76:
 BOOOOOMMM! KA-BOOOOOM!
 男子生徒A「うわぁ!ロボットが街をぶっ壊してるー!」
 風紀委員「危ない!早くあっちに避難して!巻き込まれるわよ!」
         DOOOOOMMM! KRA-KABOOOOOOOOOOMMM!
         女子生徒A「誰か助けて!人が閉じ込められてます!誰か助けてください!」
         女子生徒B「ヒーローは・・・アベンジャーズはどこにいるの!?早く来て・・・!誰か・・・!」
 VVVOOOOOMMM! CHOOOOOOMMM!
男子生徒B「逃げろ!こっちに向かってくるぞ!」
男子生徒C「スパイディは!?・・・スパイダーマン!助けにきてくれ!」
サーペント「おお・・・恐怖が・・・恐怖があふれてくる!街中の人間が恐れおののいておるわ!」
シン「ハイルサーペント!主神万歳!」ワッショイ!
サーペント「恐怖によりて我が全能なる主神の力が手に入れば、この新アスガルドを足がかりに、再びオーディンとの戦を始めるとしよう・・・我が覇道はここからはじまるのだ!」
 バリバリバリ!
サーペント「!・・・む」
シン「何奴!主神に雷撃を放つとは!」
御坂「随分好き勝手やってくれるじゃないの、オッサン」
サーペント「ほう・・・勇敢な小娘だ。はたまた愚者か」
77:
御坂「わざわざ空にスクリーン映して学園都市中をビビらせようったってそうはいかないわ」
佐天「そーだそーだ!学園都市ナメんな!」
サーペント「・・・」ジロ
佐天「ヒッ」ササッ
初春「佐天さん、ヤジ飛ばさない方がいいですよ」
御坂「アンタが思ってるほど、この街の人間はヤワじゃないわ。そりゃ愚かなことをやってる連中もいるけど・・・」
御坂「でもね、アンタがどれだけ怖がらせようったって、私達は簡単に折れたりしない。なぜなら・・・」
御坂「なぜなら、アベンジャーズの姿を見てきたから。何があっても決して諦めない、不屈のヒーロー達の勇姿をこの目で見てきたから」
佐天「そーだそーだ!スパイダーマンさんやアイアンマンさん達のカッコイイ活躍から学んだんだ!ネバーギブアップの精神をね!」
 サーペント「・・・」
佐天「初春!アンタも言ってやれ言ってやれ!」バシ
初春「私達は皆、ヒーローを愛しています。その姿を見たがり、応援し、名前を呼び、何年も経った後も語り継ぐでしょう。苦しくても諦めちゃいけないと教えてくれた人達のことを」
初春「誰の心の中にもヒーローがいるから、正直に生きられる。強くもなれるし、気高くもなれる。そして誇りを抱いて悪に立ち向かえる」
初春「私達はその気持ちを教わったから、強くなれるんです」
78:
スパイディ「!・・・」
シン「っ・・・小童がっ・・・!」メラ
禁書「・・・」
サーペント「大きくでたな、娘よ。だが人間は非力。弱い生物が吠えたところで、何になるというのだ」
御坂「弱いかどうか、見せてやるわ!」ヴァリヴァリヴァリ!
 ZZAAAAKKKKAAAAAKKKKK!
サーペント「NGHH・・・ほう、言うだけはある!」ビリビリ!
 シン(さっきよりも電撃のパワーが増している!なんという子供だ!)
佐天「やっちゃえ御坂さーん!」
初春「すごい出力ですよ!火事場のクソ力ってやつですね!」
御坂「くぉんのぉぉっ!」ヴァリヴァリヴァリ!
サーペント「たしかにたいしたものだが・・・余を相手にするにはいささか力不足だ!」FSHHAAAAA!
佐天「!ビームで押し返してきた!」
初春「御坂さん!危ない!」
御坂「!」
ベータ・レイ・ビル「オーディンの髭にかけて!」ZZRRRAAAAAAASSSHHHHHH!
御坂「ビル!」
ビル「御坂美琴!君の勇姿はしかと見た!私の魂を震わせるその勇気が、私を再び立ち上がらせてくれた!助太刀するぞ!」
 佐天「ビルさんの雷撃が御坂さんの電撃とベストマッチしてビームを押し返した!」
ビル「いくぞ!パワーを集中させるのだ!」
御坂「了解!」
 FFFZZZZSSSSHHHHHAAAAAAAAAAAAKKKKKKKK!!!
サーペント「NNNMMMMM!?こ、このパワーは・・・!」ZZZZZ!
79:
 KA-CHOOOOOOOOMMM!
サーペント「ヌウッ・・・!」グラリ
佐天「す、すごい!御坂さんとビルさんのタッグ・・・!」
 スッ・・・
 BOOOOOOOM!
シン「!」
 スッ・・・ BOOOOOOOOM!
佐天「?・・・な、何?ビルさん、ハンマーで地面を叩いて・・・」
御坂「・・・雷鳴を呼んでる」
 BOOOOOOOOM!
シン「何度も地面を打ち付けて・・・気でもふれたか」
 BOOOOOOOOM!
アックア「違う。宣戦布告だ。あれは開戦の合図である」
 BOOOOOOOOM!
アックア「雷鳴を鳴らし、鬨の声を上げているのである」
 BOOOOOOOOOM!
ビル「学園都市よ!立ち上がれ!恐怖に立ち向かうのだ!」
ビル「目を覚ませ!そなたらの世界が邪悪に侵略されているぞ!このまま奴らに好き勝手させていいのか!?否!否否否否否!断じて否!」
ビル「我々は戦わずして滅びはしない!邪悪な敵に見せてくれよう・・・我らの勇気を!我らの力を!」
 ―――
男子生徒「!・・・そうだ・・・あいつの言う通りだ!」
        男子生徒「これ以上めちゃくちゃにされてたまるか!」
 女子生徒「一人でも多くの人を助けましょう!」
           女子生徒「私にも出来ることはきっと・・・きっとあるはず!」
 風紀委員「空に映るスクリーンが皆の不安を煽ったけど、今度は鼓舞してくれた!」
          警備員「よーし!やってやろう!みんなで!」
ビル「学園都市のために!」バッ!
 『「「「「「 学園都市のために!!! 」」」」」』
81:
シン「こ、これは・・・!?」
サーペント「人間どもの恐怖が消えてゆく・・・あの男に鼓舞され、恐怖を振り切ったか。大した男だ・・・ベータレイ・ビルと言ったか・・・」
 ソー「左様。銀河の守護者にして、我が盟友にして・・・そして我が兄弟だ」ザッ
 アイアンマン「異星のサイボーグでありながらオーディンに認められた戦士。いわば科学と魔術が交差する勇者さ」ザッ
御坂「ソー!アイアンマン!傷は・・・!?」
アイアンマン「ダメージは負ったが、まだ戦えるさ・・・」
ソー「親友があそこまで声を張っているのだ。黙って倒れたままではいられなくなってな」マイティフッ・・・!
ビル「ソー・・・」
ソー「ビル、そなたが共に戦ってくれるのなら、我にとってこれほど心強い味方はいない。サーペントなぞ恐るるに足らんわ」マイティヤルキ!
ビル「フッ・・・私もだ。そなたが隣に居るのなら、どんな戦にも負けはしまい」
サーペント「ほう・・・小童どもが、余を恐れぬと?・・・この街の恐怖は消え去ったかもしれぬが、既に大量の恐怖を得ているのだ。今更止めても遅すぎる。ゆけ!ワージーよ!」
 帆風「ミサカさぁんっ!」グワッ!
 禁書「やっちゃうんダヨ!」グワッ!
 KA-BOOOOMMM!
サーペント「!」
垣根「正義の味方はアベンジャーズだけじゃねえ。俺のジャスティスソウルを見せてやる」ザッ
一通「こっから先は正義のスクランブル交差点だ」バン
麦野「あたしらも・・・ヒーロー戦隊レベルファイブファイブもやってやるわよ」オー、アタマイテェ
御坂「・・・やっぱ違和感がやばい」
食峰「第四位の麦野さぁん、あなたもダメージ負ってるんだから無茶力発揮しちゃだめよぉ☆」
佐天「すごいや!ソーさんとアイアンマンさんとビルさんに加え、レベル5の5人が共同戦線なんて、これなら勝てるかも!」
82:
>>81
銀河の守護者にして?:最近、ビルはコズミックチーム『ガーティアンズ・オブ・ギャラクシー』のメンバーの一人となった
83:
禁書「AAAAAAAAA!」グワ!
御坂「!うおゎっ!」DOOOOOOMMM!
禁書「ビリビリィ・・・」ユラリ
御坂「あんたねぇ・・・なに敵側に回ってくれちゃってんのよ」
禁書「ビリビリ・・・とう・・・まァ・・・!」
御坂「わかってるわよ。アイツもちゃんと助けるから、その前にアンタを止めてあげるわ」
禁書「RRRGGGGHHHHAAAAAAAAAAA!」グワォ! SKA-BOOOOOOOOOOOOMMM!
御坂「っく!・・・麦野!援護して!」コイン ピーン
麦野「超電磁砲と原子崩しの同時撃ちってやつね!一斉撃ち方ァ!」ドワォ!
御坂「これでどうだ!」ドズワ!
 KA-BOOOOOOOOOOOMMM!
禁書「GHH・・・AAAAHHHHHH・・・」ユラ・・・
御坂「っ・・・なんてタフさよ」
アイアンマン「やはりソークラスの強さを持つワージー相手に戦況は厳しいな・・・仕方ない。御坂、キミにプレゼントがある」
御坂「は?」
アイアンマン「出来るなら君の誕生日まで秘密にしておきたかったが、前もって学園都市に持ち込んでおいて正解だったな。アーマー、コード《ライトニング》を打ち出せ」
 アーマー【了解】
御坂「なに?・・・こんな時に一体・・・!・・・ま、まさか!」
アイアンマン「そうさ。君の考えてる通りさ」
御坂「やった!やっとプレゼントしてくれるのね!ぃよーし!」クルッ
 <―ーーoooooooOOOOOOOOOOOOMMMM!
御坂「着装!」バッ!
 \ガシャン! ガコンガコンガコン カシャカシャカシャッ キュィーン キュィーン カタカタカタ・・・ カパッ カコカコカコ カチカチカチ/
御坂「私専用のアイアンアーマー・・・『アイアン・ライジング・アーマー』フォームアップ!」
  >カシャン<
御坂「私もアイアンマンよ」
84:
垣根「なにぃ!?第3位専用のアイアンマンアーマー!?」
一通「めッちゃ欲しいィ・・・」
黒子「おね”えさま”あぁっ!」ガバッ
佐天「わ!白井さん、さっきまでダウンしてたのに平気なんですか?」
黒子「お姉様のパワーアップイベントを寝過ごすほどこの白井黒子、愚かに見えまして!?・・・いつつ」
アイアンマン「アーマーには科学技術の最高峰を詰め込んだ。御坂くんの発電能力を何倍にも増大させられるし、それと別にアークリアクアーも搭載、リパルサー攻撃も可能だ」
アイアンマン「何より防御力。御坂くんの電力を利用することで、この装甲はハルクとソーの同時攻撃にも耐えられ、中の御坂くんは傷一つ負わない。彼女ならではの特殊アーマーさ」
アイアンマン「さらに両手首部に日本の500円硬貨をそれぞれ300枚ずつ内蔵しているから、即座に超電磁砲を打てるぞ」
初春「別に超電磁砲は硬貨じゃないとダメっていうわけではないんですが」
アイアンマン「えっ、そうなの?」
御坂「どうでもいいわよ。とにかく、これで私は科学の一番星!いくわよ恐怖の魔術師!」
禁書「カッコイイィンだよォォォォ!」グワォ!
御坂「サンダーボルトッ!ブレイカー!」ヴァリリリリィイイイ!
 KRA-COOOOOOOOOOOMMM!
禁書「ッ!」
佐天「す、すごい火力!雷があの子の身体を打ち抜いた!」
御坂「このライジングアーマー、私の発電能力でパワーアシストされてるのね。ちなみにライジングってのは『雷神』の意味もかけてるのよ。私命名」ブイ
初春「やりすぎたらダメですよ御坂さん」
御坂「わかってるわ。大いなる力には、大いなる責任がともなう・・・調子にのって助けるべき相手を傷つけたりはしないわ」
禁書「GHHH・・・」ガララ・・・
85:
>>84
リアクアー:リアクターの誤字。アイアンマンの動力源で、プラズマ技術の半永久機関
リパルサー:アイアンマンの標準装備。両手の平からエネルギーブラストを発射する
86:
垣根「一人KOだな。やるじゃねえか」
麦野「頭数は減ったわね」
シン「おのれ小娘が・・・調子にのりおって!ゆくぞ!主神の手を煩わせるまでもない、我らワージーだけで始末してくれよう!」
 アックア「決戦である」バッ ハルク「HULK SMASH!」 スパイディ「LOOK OUT! HERE COMES TO THE SPIDER-MAN!」 帆風「GRAAAAA!」
ソー「来るぞ。背中は任せたぞ、兄弟」
ビル「ああ!」
一通「兄弟ねェ、さすがサマになってるぜ」ニヤ
スパイディ「アーマー着たからって勝てると思うなよミサカァ!」グア!
御坂「電気ショックで目ぇ覚まさせてあげるわスパイディ!」キュィーン
禁書「・・・・・・NNMMM・・・GHHH・・・」
禁書(・・・やっと止まったんだよ・・・ずっと身体が言うこときかなくて、悪さばっかりして、困ってたけど、ビリビリのおかげかも・・・)
禁書(悪い奴らの仲間にさせられて、意識はあるのにどうすることも出来なくて・・・学園都市を壊しちゃって・・・)
禁書(でも・・・きっとビリビリやアベンジャーズの皆が・・・とうまが・・・また今度も皆を助けてくれるはずなんだよ・・・)
禁書(私には何も出来ることはないけど、きっと誰かがやってくれる・・・)
 《嘆かわしい。他人に頼るだけで自分は何もやらないつもりなのか》
禁書(!?・・・だ、誰!?・・・)
 《わしを忘れたか?正義の心も・・・》
禁書(・・・あの時、ベランダに引っかかってたおじいさん?)
87:
 ―――・・・◇ △ ○ □ ▽ ☆・・・―――
老人「覚えておったようだな」
禁書「!?・・・あ、あれ?・・・ここは・・・」キョロキョロ
老人「偉大なる魔法の砦。わしが守護しておる場所じゃ」
禁書「・・・もしかして、学園都市とは違う世界に来たのかも」
老人「左様。お主は異世界の魔術によりて恐怖の隷属となり、破壊の限りを尽くした。今は精神のみをここに呼び寄せたのじゃ」
禁書「どうして・・・」
老人「お主、本当に忘れておったようじゃの・・・困った時は魔法の呪文を唱えよと言うたであろうに」
禁書「そんなこと言ってたっけ?」
老人「まったく嘆かわしい。あの力さえ扱うことが出来れば、お主自身が正義を成せるというのに」
禁書「?」
老人「お主は自分が何もしなくても誰かがなんとかしてくれる・・・そう思っておる。わしはお主の中に善の心を見いだしたからこそ、力を授けた。それは間違いだったのか?」
禁書「だって・・・私はビリビリやスパイディやとうまみたいに強くないんだよ」
老人「いいや、お主は強い。純粋で善良な心の火を持つ者・・・わしが授けた力を振るうに相応しい者じゃ。強さとは腕力ではない。心の有り様じゃ」
禁書「・・・」
老人「心が強いからこそ、強い力を得る。さあ、魔法の呪文を唱えよ。さすればお主の精神は肉体に戻ると同時に力を得る」
禁書「どんな呪文か知らないんだよ」
老人「知っているはずじゃ。心でな」
禁書「魔法の呪文・・・!」
老人「決意と信念と、そして善の心を持って言うのだ!魔法の言葉を!魔法の呪文を!」
 ―――・・・◇ △ ○ □ ▽ ☆・・・―――
88:
・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・
・・・
・・

禁書「―――・・・・・・ッ」
禁書「・・・!・・・シ・・・・・・シャ・・・・・・」
  禁書目録「《 S H A Z A M !!! 》」
 KRAKKKOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOMMMMM!!!
89:
御坂「!?何!?」バッ
ソー「なんと・・・!」
サーペント「・・・!?」
禁書「――・・・お・・・お・・・」プルプル
禁書「大人の身体になっちゃったーーー!」バーン
 老人《第一声がそれとは、やはり子供じゃの》
禁書「わ!頭の中で声がするんだよ」
 老人《お主はシャザムとなったのじゃ。その姿はお主が理想とする姿。お主は魔法の稲妻を操ることが出来、神にも近い力を振るえる》
禁書「おじいさん・・・一体何者なんだよ」
 老人《わしは『永遠の岩(ロックオブエターニティ)』の最後の魔術師(ウィザード)・・・かつてのシャザムじゃ》
禁書「異世界の魔術師なんだね」
 ウィザード《お主の身体には魔術の守護式が組まれておる。本来ならばあらゆる魔法から身を守るためのものじゃろう。だがそれは、お主の世界の魔術にのみ反応するものじゃ》
 ウィザード《お主が魔法の石鎚で変異してしまったのも、シャザムの力を扱えるのも、どちらも異世界の魔法故。だから守護式は反応しなかったのじゃ》
 ウィザード《あと、本来はシャザムの力はホイホイ与えちゃダメなのじゃ。今回は特別サービスなのじゃ。あの悪ガキに与えただけでも考えものじゃからの・・・》
禁書「よくわかんないけどわかったんだよ」
 ウィザード《さあ、偉大なる魔法の力を与えられし者よ、世界を守るのだ!》
禁書「いっくぞー!」
90:
>>89
シャザム:スパイダーマンやアベンジャーズら『MARVELコミック』のキャラクターではなく、スーパーマンやバットマンら『DCコミックス』のキャラクター
 ビリー少年が魔法の言葉『SHAZAM(シャザム)!』と唱えると稲妻が落ち、大人の姿に変身するヒーロー。スーパーマンに並ぶほどのパワーを持ち、空をも飛べ、雷の操る
 昔は『キャプテンマーベル』という名前だったが2011年のDCコミックスのリブートに伴い、正式に『シャザム』に改名された。2019年に実写映画も公開された。DVDブルーレイも発売中
SHAZAM:魔法の呪文。ソロモン、ハーキュリーズ、アトラス、ゼウス、アキレス、マーキュリーら神々の名前の頭文字
 シャザムに変身すれば、ソロモンの知恵、ハーキュリーズの力、アトラスの体力、ゼウスの全能、アキレスの勇気、マーキュリーのさを持つと言われている
ウィザード:遙か古の魔術師。かつて七つの大罪を封印した偉大な魔術師達の最後の一人。正確には彼の名前もシャザムである
 コミックや映画ではビリー少年にシャザムの力を与えてすぐに消えてしまった
永遠の岩:ウィザードが善なる心の持ち主を待ち続けていた場所。七つの大罪が封印されている。異世界らしい
 行こうと思って行ける場所ではなく、ウィザードがシャザムの力に相応しい可能性を持つ者を呼び寄せている。だが・・・(詳しくは映画で!)
あの悪ガキ?:コミックや映画におけるシャザムの力を受け継いで変身する少年、ビリーのこと
 本名ビリー・バットソン。昔のシャザム(キャプテンマーベル時代)のビリーは普通の少年だったが、2011年のリブート以降は悪ガキとなっている
92:
 ビュンッ!
スパイディ「え」
禁書「わ!」
 WHAAAAMMMM!
ソー「い!」
禁書「び、びっくりした・・・ちょっと走っただけでめちゃめちゃかったんだよ・・・スパイディにぶつかっちゃった」イツツ
御坂「あ、アンタ・・・一体何なのよそのスピード。それにその姿・・・」
禁書「ふっふーん!驚いたかなビリビリ。魔術で大人になったんだよ!つまり私は大きくなったら、こんな風にぼんっきゅっぼーんのないすばでぃーになるんだよ1」
御坂「ぐぬぬぬぬぬ!」ギリギリ
 ウィザード《いや、それはお主の未来の姿ではない。お主が理想とする姿なのじゃ。つまり、お主が成長すればその姿になるとは限らん》
禁書「えー・・・がっかり」
 ガラガラ・・・
スパイディ「Ghhh・・・」ユラリ
垣根「来るぞ。誰だかしらねーが戦えるんなら手を貸せよ」
御坂「あんた、ちゃんと戦えんの?」
禁書「れ、冷静に考えたら・・・あんまり人をパンチしたりするのは慣れてないかも・・・」
御坂「なっ・・・」
スパイディ「ガキんちょめ!」THWIP!
禁書「わ!糸が――」
 グィン! WHAAAMMM!
佐天「糸で掴んで長距離背負い投げ!」
初春「スパイダーマンさん!あなたが悪いことすると街中の空に映されて・・・皆がスパイダーマンさんのこと悪い人だと思っちゃいますよ!」
スパイディ「関係ないね。僕は元々、自分の世界じゃ嫌われ者だったのさ。学園都市の愚かな連中にどう思われようと知ったことじゃない。僕はサーペントに仕えるワージーなんだからな!」
 ガララ・・・
禁書「全然痛くないんだよ」パンパカパーン
スパイディ「!?」
93:
禁書「暴力はすきじゃないけど、みんなを守るためには仕方ないかも・・・私もとうまみたいに戦うんだよ!この拳で!」グッ
スパイディ「生意気なこと言うじゃないの。いっつも周りに助けてもらってばかりのクセに」
禁書「む、そこまで言うなら手加減しないよ」
スパイディ「ほら、やってみろよ。弱虫イージー」ヒョイヒョイ
禁書「いっくぞー!」バッ
 > P O W ! <
 BOOOOOMMM!
ソー「なんと!凄まじい力だ!」
 アーマー【今の一撃は、ハルク状態のバナー博士のパンチ力に並びます】
アイアンマン「なんだと・・・あんな少女が・・・」
禁書「わ・・・すごい」ジブンデモビックリ
御坂「やるじゃないの。大いなる力を手に入れたご感想は?」
禁書「・・・なんだかおっかないかも・・・でも・・・私はこのおっかない力を正しく使う責任があるんだよ。そうだよね、ビリビリ」
御坂「そうよ。あんたは今、誰かを守れる力を持ってるの。だったら守りましょう。この学園都市のみんなを」
禁書「うん!」
94:
シン「ゆくぞ!」バッ!
禁書「その悪い心をぶちこわすんだよ!」バッ!
 CHOOOOOOMMM!
シン「GAAAAHHHH・・・!」
禁書「パンチの出し方はとうまを見てたら覚えたんだよ!」
アックア「やるな。相手をしてくれ」バッ!
禁書「わ!」
 BOOOOMMM!
アックア「!?」
一通「おっとォ、てめェの相手は俺がするぜ・・・学園都市の自由と平和を守るレベル5の俺がなァ!」
ソー「この男は戦慣れしている猛者だ。目を見ればわかる。加勢するぞ白き少年」ザッ
アックア「・・・・・・相手にとって不足はないのである」
ハルク「GGAAAAAHHHHH!」バッ!
御坂「来る!タイミング合わせなさい!」ビリビリ!
禁書「いっくよー!」ビリビリ!
御坂「ライトニングスマッシュ!」KA-CHOOOOOOOMMM!
禁書「かみなりぱーんち!」KA-BOOOOOOMMM!
 ハルク「!?」BOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOMMMM!
御坂「やるじゃないの。あんた電撃も使えるのね」
禁書「これで私もビリビリかも」
御坂「それじゃあ、私達サンダーガールズであのツンツン頭を助け出すわよ!」
95:
サーペント「貴様達が言っているのはこの少年のことか?」グイ
 上条「・・・」
禁書「あ!とうまを猫つかむみたいに持っちゃダメなんだよ!」
シン「この少年の右腕のことはこちらの世界に来る前に調べていた。あらゆる能力を打ち消すとか・・・我らが主神をお呼びする作戦の邪魔になると思って捕らえておいたのだが・・・」
アイアンマン「キャップが救い出した、と。だがあちらのアックアという男に再び捕まったというのだな」
サーペント「この子供の右腕には興味がある。もしやするとオーディンとの戦いで役に立つかもしれんのでな」
御坂「だから戦利品ってわけね」
 上条「っ・・・う・・・」ボ?
禁書「とうま!気がついたんだよ!」
サーペント「おっと、こやつにはまだ大人しくしておいてもらわねばな」バッ
 WHOM・・・
アイアンマン「!・・・水晶玉のようなものに閉じ込めたぞ。あれは?」
 アーマー【魔術的な結界のようです。突破は不可能かと】
シン「当然だ。たとえあらゆる能力を打ち消すパワーだろうと、神の・・・それも主神であるサーペントの結界を人間程度にどうこうできるわけがない!」
 上条「?・・・な、なんだこりゃ・・・ここは・・・」
禁書「とうま!」
スパイディ「気がついたかいトウマ。君はとらわれの王女様なのさ。ほら見ろ、君を救い出そうと王子様がゾロゾロ駆けつけてるぜ。いや、あっちも王女様だな」
上条「!?・・・ここは常磐台の学び舎の園か!?こんなにぶっ壊されて・・・」
スパイディ「状況が読めてきたかい?この街はもう終わりさ。僕達と・・・恐怖の神サーペントの手によって滅びるのさ!」
サーペント「・・・」
96:
上条「・・・そうか・・・・・・なんとなくわかったぜ・・・」
シン「諦めがいいな小僧」
上条「あんたらがこの騒動の主犯だってことだな。それにスパイディを洗脳した。アックアや他の連中も・・・」
スパイディ「だったら?」
上条「だったらやることは一つ・・・」
上条「そのふざけた幻想をブチ壊す!」
 パキィィィン!
サーペント「!?」
 ゴッ!
スパイディ「べ」
 ドザァー!
シン「な、な、なに!?バカな!?あの結界を破ったというのか!?ありえん!全能の力を持つ主神の結界を・・・!」
御坂「はっはー!あいつを舐めちゃダメよ!」
禁書「とうまの右手が炸裂したってことはスパイディも元に戻ったんだよ!」ヤッター!
サーペント「・・・余の結界を打ち消すとは・・・想像以上だな。あの右腕は・・・」
97:
御坂「やってくれるじゃない。恐怖の神の魔法だろうと、あんたの右腕ならぶち壊せるのね」マスクカパッ
上条「え!?み、御坂!?アイアンマンみたいなスーツを着て・・・」
禁書「とうま!私も見てみて!」エッヘン
上条「!?・・・え・・・えーっと・・・もしかしてインデックスさん?・・・い、いや・・・インデックスのお姉さんですか?・・・」
禁書「私は私だよ!」
上条「・・・ちょっと見ない間に・・・ずいぶん大きくなられて・・・」ゴクリ
禁書「どこ見てるんだよ」
御坂「どこ見てんのよ」
 フラッ・・・
上条「っ!・・・ぐっ・・・」ガク
御坂「え、ちょっとどうしたのよ」
上条「ちくしょう・・・アックアにやられた傷が・・・」ググ・・・
シン「今だ!あの少年を捕らえるのだ!」
 ハルク「GAAAAAAAHHHH!」 帆風「AAAAAAAA!」バババッ
御坂「!・・・フィールド展開!」FOOOOOMMM!
 BAASSHHHH!
佐天「すごい!アイアン御坂さんのバリヤーはハルクさんのハンマー攻撃もガード出来るんだ!」
アイアンマン「アークリアクターに御坂の電力を流し込んでいるからこその出力さ」
帆風「ミサカ・・・サァァァァァン!」グオ!
垣根「おっと、君の相手は俺達だぜ」サッ
麦野「正義の使途、レベル5ファイブがねェ!」バッ
 BWWAAAASSSHHHH!
食峰「御坂さんに相手をさせたら、あの子に傷痕を残しちゃいそうだからねぇ☆」
98:
シン「おのれ!私が直接・・・!」グオ
ビル「雷よ!我が戦鎚と共に駆けよ!」ZZZBBBTTT!
禁書「イナズマパーンチ!」バリバリバリ!
 BA-CHOOOOOOOOOOOOOOOOMMM!
シン「AAAAAAARRRRGGGGGGGGGHHHHH!」
サーペント「イマジンブレイカーの少年よ」ユラ・・・
上条「!」
サーペント「その腕を差し出せ!」バッ!
アイアンマン「御坂、周波を合わせろ!」
御坂「了解!フィールド全開!」
 FFSSHHHAAAAAAAAAAMMM!
サーペント「NNMM・・・科学の子らが、生意気な」
アイアンマン「私達がいる限り、この少年には指一本触れさせん」
サーペント「どうかな。私の相手に手一杯で・・・脇が疎かになっているぞ」
 ヒドラ機動兵器群<FOOOMMM・・・ FOOOMMM・・・ FOOOMMM・・・
アイアンマン「!・・・しまっ――」
 シン「ヒドラの者どもよ!撃て!撃ちまくれ!」
御坂「!っ・・・ロボットに乗ったヒドラ達が――」
上条「くそッ・・・か、身体が動かねぇ・・・」グググ
 ヒドラ機動兵器群<BPPPRRRRAAAAAAAATTTTTTTTTTT!
禁書「とうま!」
スパイディ「――ッ・・・・・・NNMMM・・・ARGHH・・・ッ」ゴフッ
上条「・・・ス、スパイディ・・・身代わりに・・・」
99:
ソー「!?スパイダーマン!」
アックア「余所見をする余裕など・・・」
 KA-TAANNNNG!
アックア「ないのである」
ソー「くっ・・・!」
 初春「スパイダーマンさん!」
 佐天「そんな・・・!」
スパイディ「COFッ・・・無事かい・・・当麻・・・」
上条「お、おい・・・ウソだろ・・・」
アイアンマン「アーマー!彼の傷は・・・!」
 アーマー【胸部の出血が激しく、心肺機能の低下が著しいです。このままでは・・・】
御坂「ッ・・・ウソ・・・」
禁書「だ、大丈夫だよね?・・・スパイディは今まで何度も学園都市を救ってきたヒーローなんだよ。皆の希望だから・・・絶対に負けたりしないんだよ。・・・そ、そうだよね?」
ビル「ッ・・・おのれ、非道な・・・!」
シン「なにをしておるヒドラの兵達よ!手を休めるな!」
 ヒドラ兵器群<キュィィーーーン・・・!
アイアンマン「まずい!」
禁書「ダメなんだよ!」
御坂「やめ――」
シン「学園都市の希望もこれで終わりだ!」
100:
 <FOOOOOOOOOOOOOOOOOMMM!
シン「!?」
佐天「空に渦が・・・!」
初春「中から巨大な何かが出てきます!」
ビル「あれは・・・!」
 < D O O O O O O M ! ! !
御坂「うッ、うッ・・・宇宙戦艦ン???!?」
 一通「カッケェ・・・!」
黒子「船頭に人影が・・・ま、まさかあれは――」
 ロキ「救世主のぉ!登場だぁ?????!」バーン
101:
>>100
ロキ;ソーの弟にして、悪戯の神。アベンジャーズが結成されたのは、ロキによる謀略を打ち破るためだった
 本名ロキ・ラウフェイサン。巨人の王子として生まれたが、オーディンに拾われ、ソーの弟として育てられた。栄光に光り輝く兄に嫉妬し、その首とアスガルドの玉座を狙う
 MARVELを代表する名ヴィランの一人なのだが、時にはヒーロー達に味方したり、生まれ変わったり、大統領になろうとしたり、単なる悪人とは言い切れない
102:
 御坂「ロキ!?」
 アイアンマン「ロキだと1?」
ソー「ロキ!ワッハハハ!この戯れ者めが!」ハハハ!
黒子「この大変な時にまたお邪魔に来ましたの!?」
ロキ「フフフ、愚かなりシライ クロコ。我をいつまでもお邪魔虫と思い込んでいるな。今日の我はいつもと違うぞ!」サッ
 佐天「なんか懐から取り出した!」
ロキ「さあ、アスガルドの秘宝が一つ、『ノルンの石』よ!戦士達の傷を癒やしたまえ!」カッ!
 ,゚.:。+゚,゚.:。+゚,゜.:。+゜
スパイディ「――・・・GHHH・・・」ルルル・・・
アイアンマン「ピーターの傷が治っていく・・・!」
 アーマー【彼だけではありません。トニー様に加え、戦闘で疲弊していたこちらの陣営の皆さんの体力が回復していきます】
御坂「ほ、本当だわ。疲れが癒えていく・・・!」パァァ
佐天「すっごーい!悪者だったけど今はいい奴なんだねー!グッジョーブ!」
初春「見直しましたよロキさーん!」
黒子「・・・フン、今回ばかりは感謝しますわ」
ロキ「わーっはっはっは!もっと褒めるがいい!」
103:
上条「スパイダーマン!・・・スパイディ、大丈夫か?」
スパイディ「・・・NNMM・・・な、なんとか・・・」フラフラ
上条「っ!・・・ったく、心配かけさせやがって・・・」
佐天「っていうかロキが乗ってきたあのおっきな宇宙戦艦は何!?」
ビル「あれは我が相棒、スカットルバット!次元の渦を通り抜けて駆けつけてくれたのだ!」
禁書「すかとるばっと?」
シン「おのれ!まだ仲間がいたとは!ヒドラの兵達よ!撃って撃って撃ちまくれ!」
 ヒドラ機動兵器群<キュィィィーーーン・・・
ビル「スカットルバット!敵を蹴散らせ!」
スカットルバット【了解。ターゲットロック。砲撃シマス】
 <BOOOOOM! <BOOOOM! <BOOOOM!
 KA-BBOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOMMM!
垣根「マジかよ・・・空飛ぶ戦艦がロボット軍団をブッ飛ばしてる」
一通「かっけェ・・・」
104:
>>103
スカットルバット:ベータレイビルの故郷、惑星コービンの技術を結集して建造された宇宙空間航行戦艦。ビル専用の船であり、コービンの新天地を探して宇宙を駆ける
 コンピューターの自意識を持った戦艦であり、ビルの乗り物でありながら親友でもある。ちなみに女性の人格
105:
ロキ「とーうっ」JUMP!
 \チャクチ!/
ロキ「恐怖の神サーペント・・・いや、叔父上。そなたがこの世界で悪事を働いていることを察した父上の命により、この私、ロキ・オーディンソンが参った!大人しく降伏するなら今の内ぞ!」
 サーペント「・・・・・・巨人の子め・・・生意気な」
ソー「ハハハ!父上の使いとは!ロキよ!それもまたウソであろう!大方サーペント討伐に貢献し、父上に褒めてもらおうという算段だな!」
ロキ「なっ!?う、うるさいやいっ!とにかく、今は叔父上を倒すことが先決であろう!」
黒子「そこまで言うのならあなたも手を貸してくれるのですわね?」
ロキ「いいや、私は戦わん」
黒子「えっ」
ロキ「代わりにいいものを用意した!召喚魔法チンカラホイ!」パーパパッパー
 >FOOOOMM<
佐天「わっ!?ロボットが現れた!」
ロキ「これぞ神々の破壊鎧『デストロイヤー』だ!サテンルイコ!ウイハルカザリ!貴様等にこれを授けよう!」
初春「ふぇっ!?」
ロキ「この鎧を使えば、戦力外の貴様らでもちっとは役に立つだろう。このデストロイヤーを扱うには、人間の魂を鎧の中に捧げるのだ」
黒子「無茶なこと言ってんじゃありませんわ!」KICK!
ロキ「おごぉっ!?」
106:
>>105
デストロイヤー;ソーの父オーディンら地球の神々が協力して作り上げた破壊兵器。地球を滅ぼす(かもしれない)宇宙種族に対抗するために建造された
 神々のパワーを内包しており、装甲はアンチメタルや魔法金属ウルで作られているため破壊不可能。操者の魂を捧げることで起動する
 体長は2,3メートルくらいある大きさ。映画『マイティ・ソー』にも登場した
107:
アイアンマン「私にいい考えがある」
黒子「いけませんわ。トニーさんがイケニエになるなんて」
アイアンマン「違う。時間をくれ。このデストロイヤーを改造する。魂を捧げなくても操作できるようにね」
シン「そんな時間など与えるものか!」バッ!
御坂「零点エネルギー照射!」BEEEE
シン「ヌッ!?う、動けん!?」グググ
御坂「いまよ!」
禁書「えいやあー!」KA-KOOOOOOOOOOOOOOMMM!
シン「OORRRRGGHHHHH!」<DOOOOOMM!
 アックア「!・・・いかん」ザッ
 一通「おっとォ、てめェの相手は俺ですよォ」バオ!
 ソー「スタークの邪魔はさせぬぞ」
 アックア「ヌウ・・・!」
 ハルク「GAAAHHHH!」グアッ!
 黒子「少々手荒くなりますが、鉄骨をハルクさんの足の甲に空間移動!」シュンシュン!
 ハルク「ORGHHH!」
 黒子「いまですわビルさん!」
 ビル「心得た!」ザッ
 ビル「天翔ける閃光の道標よ!汝が咆吼にて、万象を薙ぎ払え!」ヴァリヴァリヴァリ! KRA-KABOOOOOOOOOOOOOOOMMM!
 ハルク「AAAAIIIEEEEEEEEEEEEEEE!」<CHOOOOOOOOOOOOMMM!
108:
帆風「AAAAAAAA!」グオ! \DOOOOOOM!/
垣根「うおっとぉ!女の子がそんな物騒なトンカチを振り回すもんじゃねぇぜ。せっかくの美人が台無――」
帆風「VVVVVVVVVV・・・!」ビリリリッ!
垣根「えっ」
帆風「DA!」ッッッ!
 垣根「がっ!?」ドッ! THOOOOOOOOOOMMM!
麦野「ハンマーを振る度が上がった!?」
食峰「帆風の能力【天衣装着(ランペイジドレス)】よ・・・生体電気で五感と身体能力を強化するの。あの様子だと、その強化度合いも飛躍的みたいね」
麦野「大丈夫か第二位!ケガはないか!」
垣根「・・・ぐ・・・・・・ああ・・・何本か骨を持ってかれたが・・・学園都市のピンチって時に・・・へこたれてるヒマはないさ・・・」グググ
麦野「それでこそ第二位だよ。いい男だね」b
御坂「ちょっと食峰!あんた達まだ帆風さんを止められないの!?」
食峰「やってるわよ。でもあの子を傷つけないように戦うのは難易力が高いのよ」
帆風「GGHHHH・・・」ビリリッ・・・
御坂「!・・・アーマー、帆風さんの身体をスキャンして」
 アーマー【右腕の骨が折れています。おそらく、ハンマーを振るう力が強すぎるために自身の身体も耐えられないのでしょう】
食峰「まさか・・・能力で強化された腕力に身体が追いついてないの・・・?」
帆風「GGGHHHH・・・女王・・・・・・御坂・・・さん」グググ・・・
麦野「ってことはこっちが何もしなくてもあの子は自滅しちまうってこと!?」
御坂「っ・・・どうすれば・・・」
109:
黒子「私にいい考えがありますわ」シュンッ
御坂「わ”!」
食峰「いい考えぇ?」
黒子「それは・・・――ゴニョゴニョ」
食峰「――・・・えぇ・・・そんなことでぇ?」
黒子「間違いありませんわ。私にはわかりますの。それに今の彼女が能力によって五感が強化されているというのであれば、この作戦の威力は絶大でしょう」
食峰「ほんとかしらぁ・・・」
御坂「いや、たしかにそのテならいけるかも・・・黒子が言えば説得力があるわ」
黒子「さっすがお姉様!理解力のよろしいことで!」
御坂「いくわよ食峰!私が援護するから、アンタは帆風さんの懐に飛び込んで!」
黒子「お姉様が隙を作りますわ。その瞬間にあなたを帆風さんの目の前に空間移動させますの。よろしくて?」
食峰「もうっ!勝手力ぅ!」
帆風「御坂サァァァァァン!」グワ!
御坂「フィールド全開!」FOOOOOMM!
 \PHOOOOM!/
御坂「黒子ォ!」
黒子「いきますわよ!」
 シュンッ!
 パッ!
帆風「ッ!女オッ――」
食峰「潤子!暴れ回るアナタなんて――」
食峰「大っキライ☆」
110:
帆風「 ! ! ! ! ! 」
 > ッッッ <
 ドサッ・・・
垣根「――・・・・・・止まった・・・のか?」
麦野「ハンマーを手放してブっ倒れたけど・・・」
御坂「アーマー」
 アーマー【ヒューズが(気絶)飛んだ(した)だけです。息はあります】
黒子「やはり思った通りでしたわ。愛する人からの拒絶の言葉を受け、精神が崩壊しないように脳が瞬時に意識をシャットダウンしたんですの。無意識の内の、自己防衛本能ですわ」
食峰「まさか成功するとは・・・」
御坂「これでワージーがまた一人減ったわね。食峰、アンタは帆風さんを看てて」
帆風「――・・・・・・」
食峰「・・・・・・騒ぎが終わったら、たっぷり労ってあげるからね」
 <ドワオ!
一通「グァッ!・・・クソッタレが・・・やっぱ魔術相手にゃ反射が正常に作用しねェ・・・」
アックア「大人しく降伏しろ。抵抗するだけ無駄である。その命を主神サーペントに差し出し、恐怖を献上するのである」
一通「ンのヤロォ・・・!」
ソー「下がれ、白銀の少年。あの男はハンマーの持ち主である以前に、戦士としてかなりの手練れ・・・我もそなたをかばいながら戦うほどの余裕はないぞ」
一通「誰がかばってくれって言った。俺ァこの街の自由と平和を守るレベル5・・・たとえ一人になったって俺は学園都市のために戦う!ここまで来たら右折も左折も折り返しもねェ!」
ソー「・・・御見事。なればこのソー、そなたを戦友と認め、背を預けようぞ。共に悪者をやっつけるぞ!」バッ!
一通「おゥよ!正義の鉄槌をブチ込ンでやらァ!」
アックア「・・・・・・不届き」
111:
ソー「我が一撃!受けてみよ!」ギュオッ! CHHOOOOOOOOOOOOOOOMMM!
アックア「ぬう!」DOOOOOOOMMM!
ソー「ムジョルニアの一振りを耐えると!?やはりこの男・・・ただ者ではない・・・!」
一通「ブッ散れェ!」ドォ!ドワドワ!
 \KA-BOOOOOOOOOOOOMMM!/
アックア「――ムウンッ!」
一通「コ、コイツ・・・なンて頑丈――」
アックア「神の石鎚、虚空より来たりて・・・裁きを振るわん!」ッ!
 \ZBLAACCHHOOOOOOOOOOOOOOOMMM!/
一通「グアァァ!」
ソー「ORRGGGHHHHH!」
アックア「異世界の雷神トール・・・その強さ確かめさせてもらうのである!」グオ!
ソー「グム・・・!」
 ロキ「手伝おうかー兄上ー」シュタッ
ソー「手出し無用!我が身可愛いければ大人しく見ておれ!」
 ロキ「はいはーい」
一通「・・・!・・・おィ、ソーの弟。てめェさっきスパイダー野郎の傷を妙な魔法で治してたよな」」
ロキ「?・・・『ノルンの石』のことか」
一通「その石のパワーを俺に寄越せ。魔術のエネルギーが込められてるンだろ、そりゃァ。上手く行くかどうかはわかンねェがよ・・・」
ロキ「貴様・・・何をする気だ」
一通「俺の身体がブッ飛ぶか、あのハンマー野郎がブっ潰れるか・・・賭けようぜ、悪戯の神」
112:
 >KOOOOMM!<
    >THOOOOOOMMM!<
  >ZCHAAAAAAAAAMMM!<
アックア「うおお!」SLAAAAMMM!
ソー「だああ!」WHAAAAMMM!
ロキ「ノルンの石よ・・・この者にアスガルドの加護を与えたまえ・・・!」
 FFHOOOOOOMMM・・・
一通「行くぜ・・・ここから正義の花道ィ!」ドギュン!
 アックア「ッ!」
一通「どらァ!」ッ!!
 <ZZHHOOOOOOOOOOOOOOMMM! \BOOOOOOOOOM!/
ソー「おおっ・・・ノルンの石によるパワーアップか!これでそなたも奴の攻撃を跳ね返せるのだな!」
一通「いや・・・そう上手くはいかねェようだ・・・頭ン中がザッピングしてるみてェに・・・雑音だらけだぜ・・・意識を集中してねェとうまくいきそうにねェ」
ソー「では一度で確実に仕留められる手を打たねばならんということか」
一通「・・・雷神さンよ・・・俺を信じるか?」
ソー「なに・・・?」
一通「アスガルドの王子サマは、一介の地球人を信じて賭けられるかってきいてンだ」
ソー「・・・愚問」
一通「ヘッ・・・・・・俺が奴の背後に周る。てめェは全力でそのハンマーを野郎にぶつけろ」
ソー「承知」
113:
 <ガララ・・・
アックア「ぐっ・・・やってくれる」ザッ
ソー「戦士アックアよ、そなたの力しかと見せてもらった。出来るならば、次は一対一で手合わせをしたいものだ」
アックア「次などない。貴様らは滅び、この世界は主神サーペントのものとなるのである」
ソー「正気の貴公と、正々堂々勝負する日を楽しみにしている。・・・・・・これで最後だ!」ドワワッ!
アックア「!・・・石鎚にエネルギーを収束させている・・・次の一手に全力を込めるか」
ソー「天よ、地よ、雷よ!我が力となりて・・・邪悪の使者を滅せ!」ドワワワワッ!
アックア「来い・・・!」
ソー「駆けよ!ムジョルニアッ!」グワッッッ!
 <SSHHHHOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOO!
アックア「!ッ・・・ハンマーを投げ――ま、まずい!」
アックア「ぬおっ!」
 >バッッッ!<
アックア(避け――・・・!?)
ソー「少年!跳ね返せ!」
一通「ォらァ!」
 >ドッッッ!!!<
アックア「な――」
 <KRRAAAAAAAAAAAAAAAAAAAKKKKKKKK!!!>
114:
アックア「がっっ・・・!」
 ooooooOOOOOOOOOOOOOHHHSSSSSSSSSS!!!>
一通「ぐァッ・・・はァ・・・はァ・・・」ガクッ
ソー「見事。見事だったぞ少年。我が投擲したムジョルニアを奴の背後から跳ね返し、奴の背に直撃させるとは」
一通「はァ・・・はァ・・・魔術が施されたトンカチなンざ、どう跳ね返しゃいいか計算のしようがねェ・・・だがあの妙な石のパワーのおかげで・・・なンとかやりきったぜ・・・」
ソー(・・・・・・確かにこの少年の言う通り、ノルンの石の加護による芸当だろう。だがこの少年自身も・・・気づかぬ内に魔法の原理を解き明かしつつあるようだ)
ソー(いずれは自力で魔法を理解し、ノルンの石の加護無しでも我がムジョルニアを跳ね返せるようになり得るかもしれん・・・フフ、大したものだ)
ソー「共に戦えたことを誇りに思うぞ、少年・・・いや、アクセラレータ」
一通「ケッ・・・ンな大壮なことじゃねェ・・・・・・俺ァレベル5ファイブ・・・この街の自由と平和のために戦っただけだぜ」キリッ
アイアンマン「よし!デストロイヤーの改修完了だ!飾利、君のノートパソコンを貸してくれ」
初春「え、あ、はい」サッ
アイアンマン「これをこうしてここをこうこうこう!」カタカタ ターン
アイアンマン「君のパソコンでこのデストロイヤーのアーマーを制御できるようにセッティングした。次は涙子、ちょっと両手を横に広げて」
佐天「へ、ふあ、はい」バッ
アイアンマン「スキャン開始」BEEEE
アイアンマン「涙子のモーションを読み込んで、デストロイヤーアーマーに反映させる。これで涙子が動いた通りにデストロイヤーが稼働するぞ」
佐天「え!?・・・そ、それって・・・」
アイアンマン「飾利がデストロイヤーの各部出力や火器系統の制御をし、涙子がボディをコントロールして戦うんだ。君達二人がデストロイヤーの新たな操手だ!」
115:
佐天「ま、マジっすか!」バーン
初春「私達がこれを・・・!」ビーン
アイアンマン「最後の仕上げだ。私のアーマーのアークリアクターをデストロイヤーに装着し、エネルギーを安定させ暴走するのを制御する」ガッ KASSHH
佐天「で、でもアイアンマンさんの胸の丸いの(アークリアクター)ってエルギーの源なんじゃ・・・」
初春「それを外したらアイアンマンさんは戦えなくなりますよ」
アイアンマン「それを差し引いてもデストロイヤーはかなりの戦力になる。どちらにせよアーマーにダメージは蓄積されているし、私は少し休ませてもらうことにするよ」
初春「アイアンマンさん・・・」
佐天「よーし!やろう初春!私達も学園都市を守る力になろう!」
初春「はい!」
アイアンマン「ようし、アークリアクターをデストロイヤーの胸部にセット!」KASSSHHH!
アイアンマン「科学と魔術が交わる時・・・無敵の命の火を灯す!」
 デストロイヤー《VIII――・・・・・――IIIV》ヴォン・・・
佐天「デストロイヤー佐天さんカスタム!起動!」ギン!
初春「両腕部、両脚部、出力安定!エネルギー重点100%!」カタカタ
佐天「いっくぞー!初春!景気づけにドデカイの一発かましちゃおう!」
初春「フェイスカバーオープン、元素破壊ビーム発射!」
 デストロイヤー《VVOOOOO・・・!》
 ≫ZZZAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAMMMMM!≪
サーペント「!?」
 | BADA-VVVOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOMMMMM! |
116:
>>115
元素破壊ビーム:デストロイヤーの顔面部から放たれる最強の武装。他にも両手の指から光線を放ったり、物質を変換させる光線を照射したりもできる
117:
佐天「・・・・・・す、すごい破壊力・・・」
初春「これがデストロイヤーのパワー・・・」ゴクリ
 ガララ・・・
サーペント「GHHH・・・・・・貴様ら・・・」ムクリ
初春「佐天さん、次にビームを撃てるのは6分後です!」
佐天「よーし、その間は接近戦だ!いくよ!デストロイヤー!」
 デストロイヤー《GAO!》
佐天「パンチだ!デストロイヤー!」グワ
 >BA-GOOOOOOM!<
サーペント「ぬおッ!?」 CHOOOOOOOOOOOOOMMM!>
初春「御坂さん!追撃してください!」
御坂「アイアンライジングアーマーの超電磁砲をくらいなさい!」キーン ZAPRAAAAT!
 DOOOOOOOOOOOOMMM!
禁書「私もいくんだよ!カミナリサンダー!」VZZZZAAAAAAKKKK!
 BOOOOOOOOOOOOMMM!
佐天「うひょぉ!一発500円のレールガンと魔女っ子のビリビリ攻撃だ!勝った!SS完!」
サーペント「NNGGGAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAA!」>THOOOOOMMM!<
黒子「たちあがりましたわ!」
佐天「もうちっとだけ続くんじゃ!」
サーペント「童どもが・・・このサーペントを煩わせるとは!もはや容赦はせん!さらにヒドラの兵士達を呼び寄せ、この街全土を焦土としてくれる!」バッ!
初春「ま、またヒドラのロボット兵器が大量に・・・それも続々と学園都市中に出現してます!」
黒子「一刻も早くサーペントを倒さねばなりませんわ!それまで・・・学園都市のみなさんが耐え抜くことを信じますのよ!」
118:
 ―――・・・・・・
キャップ(――・・・う・・・・・・くっ・・・何があった・・・・・・)
 <BOOOOOM!・・・
  <KA-BOOOOOMM!・・・
キャップ(たしか・・・上条君を助け出して・・・アックアという男に敗れたのか・・・私は・・・)
 DOOOOOOM!・・・>
  BACOOOOOMM!・・・>
キャップ(爆発音がいくつも聞こえる・・・街中で戦闘が起こっているのか・・・・・・た、起たねば・・・)グッ・・・
 <BA-DOOOOM! CHOOOOM!>
キャップ(ぐっ!・・・傷が深いか・・・こんな時に私は・・・何もできずに・・・)
 スッ
キャップ(?・・・この手は・・・・・・誰だ?・・・誰が手を差し伸べてくれた?・・・)
 ガシッ
キャップ「ぐ・・・・・・上条くん?・・・」ググ・・・
青髪ピアス「上やんとちゃうで。キャプテンアメリカともあろうお方が道の真ん中で倒れてたらあきまへんがな」グイッ
土御門「大丈夫か?手をかすぜ大将」グッ
キャップ「・・・君達は・・・」
吹寄「キャプテンさん、私達はただの高校生です。学校に居たらあのサーペントとかいうのが街をめちゃくちゃにして・・・避難しろって言われたけど、黙ってられなかったんです」
姫神「みんな。学園都市を守るために戦ってる。私達も。出来ることはあまりないかもしれないけれど。いつまでもヒーローの皆さんに任せっきりでいられないから」
キャップ「・・・そうか・・・・・・教えてくれ、勇敢な君達の名前を・・・」
青ピ「誰でもない、学園都市の一般人・・・それでええですか」
キャップ「・・・フッ・・・・・・ああ・・・そうだったな・・・・・・この街はそういう街だった・・・・・・」
キャップ「よし・・・これより市民軍を結成するぞ。諸君に言っておく・・・・・・私も、君達も・・・・・・誰もがアベンジャーズだ・・・」
キャップ「AVENGERS!ASSEMBLE!!!」
119:
>>118
AVENGERS!ASSEMBLE!!!:アベンジャーズ、集結せよ、の意。キャップ以外にも多数のヒーローが言ったことがある
 映画では『アベンジャーズ』『エイジオブウルトロン』『インフィニティウォー』においても言われなかったが・・・『エンドゲーム』で・・・
122:
 ―――
サーペント「!?・・・どういうことだ・・・兵をさらに召喚したというのに・・・この街の恐怖が増加していない」
黒子「答えは明白、学園都市の皆さんが恐怖に立ち向かっているのですわ。これ以上あなたが力を増大させることはできませんのよ」
サーペント「・・・!」
御坂「この街を・・・学園都市をナメんじゃないわよ」
サーペント「人間程度が!思い上がりおって!」クワ!
 VVVZZZZRRRRRRROOOOOOOOOOOOOMMMM・・・
サーペント・ドラゴン『我が恐怖の力!見せてくれようぞ!』KKSSSYYAAAAAAA!
佐天「わー!巨大な羽つきヘビに変身したー!?」
 シン「おお!・・・主神が竜のお姿に!ハハハ!今さら恐怖を断ったとて、すでに集めた恐怖の力が、主神を無敵の存在にしているのだ!」
 ハルク「GGAAAAAHHH!」
ソー「っ・・・ビル!」バリバリバリ!
ビル「承知!」バリバリバリ!
 ソー&ビル「「風雷双神撃(ライトニングストーム!)」」ZZZZAAAAAVVVVVAAAAAAAKKK!
 <KA-THOOOOOOOOOOOOOMMM!
サーペント・ドラゴン『恐怖を取り込んだ余は・・・強靭!無敵!最強也!』
ビル「我らの双撃が効いていない!?」
ソー「やはり・・・父上の力添えなくしてサーペントと戦うのは無謀か・・・」
御坂「・・・いいえ、まだ希望はあるわ」 
123:
>>122
羽つきヘビに変身?:『フィアーイットセルフ』の最終決戦にて、サーペントは巨大な緑色のドラゴンに変身した。ドラゴンの姿がサーペントの真の姿というわけではないらしい
父上の力添えなくして?:ドラゴンに変身したサーペントとの対決では、ソーは父オーディンから鎧と剣を借りて戦い、なんとか勝利を得た
 本来オーディンの力は銀河を造るほど強大なもので、サーペントはそれに勝るとも劣らない(恐怖を得た状態なら)らしいので、素のソーでは勝つことは難しいと思われる
124:
禁書「そうだよ!とーまなら!」
御坂「ええ、恐怖の闇をぶち壊して、私達に光をもたらしてくれるわ」
ロキ「わかっていないな御坂美琴」ザッ
御坂「あ?」
ロキ「サーペントは『幻想』などではない。我らアスガーディアンは人間と異なる種族なだけで、魔法や異能で形作られた存在ではない。奴の右腕で触れたとて、消えはしない」
御坂「でもサーペントは街中の恐怖を集めてパワーを得たのなら、そのパワーアップした分を打ち消せるかもしれない」
ソー「!・・・たしかに。本来の奴は年老いた老人で、父上によってほとんど力が無いほど弱体化しているはず。我らが戦っていた若々しいサーペントは、恐怖を集めて力を得たが故の姿」
ロキ「なるほど・・・魔法で若返っているということになるのなら、そげぶで説教くらわせれば・・・」
禁書「とーまの右腕でヨボヨボおじいさんに逆戻りにできるかも!」
上条「よくわかんねーが・・・大体わかった」フラ・・・
禁書「とーま!大丈夫?」
佐天「ロキが持って来た魔法の石で元気になったんじゃ・・・」
ロキ「残念だったな。ノルンの石による力はあの小僧には効かんらしい」
上条「ようするに・・・あのでっけぇトカゲ野郎をぶん殴ればいいんだな・・・」
ビル「無茶はよせ。傷ついた身体でどうやってサーペントに近づくというのか」
スパイディ「僕の出番だね」ザッ
黒子「スパイダーマンさん、死の淵から生還したばかりなのに大丈夫ですの?」
スパイディ「・・・今回は皆に迷惑をかけちゃったからね。汚名をそそげるならなんでもするさ」
御坂「よし、私達が援護するから、スパイディはそいつを抱えてサーペントに近づいて。あんたはドラゴン野郎に自慢のパンチをお見舞いして、奴の魔法をひっぺがしてちょうだい」
上条「ああ・・・!」グッ
初春「まるでラグビーみたいな作戦ですね」
佐天「よーし!みんなで栄光のトライを決めよー!」
125:
>>124
我らアスガーディアンは?:ソーやロキ、サーペントらアスガルド人は地球の人間からは『神』と呼ばれているが、宇宙の一種族であり、ある意味では宇宙人のような存在
 故に幻想殺しでアスガルド人の魔法や、魔術道具の効果を打ち消すことは出来ても、アスガルド人そのものが消えることは無い・・・と解釈しております
ラグビーみたいな作戦?:『アベンジャーズ:エンドゲーム』における最終決戦で、あるものをある場所へと到達させるための戦いも繰り広げられ、ラグビーのようにも見える
126:
スパイディ「いくよ当麻!」THWIP!
シン「あの小僧を主神に近づけるな!」
ハルク「HULK SMAAAAASSHHH!」バッ!
禁書「今日は私がとーまを守るんだよ!」バッ
上条「インデックス!」
禁書「えぇ?い!」
 ≫ POW! ≪
ハルク「GAAAAHHHHH!」BA-CHOOOOOMM!
シン「おのれ!サーペントに仕える者が情けない!私が――」
御坂「させないわよ」バリバリバリ!
シン「!」
御坂「このアーマーのおかげで、エネルギーチャージの時間は短縮されてるんでね!ネオサンダークラッシュ!」VVZZZAAAAAAKKKKK!
シン「AAAAIIIIEEEEEEEEEEEEEEEE!」ZZZZZAAAAAAAAAAAAKKKKKKK!
スパイディ「今だ!」THIWP! THWIP!
サーペント・ドラゴン『俗需の産物どもが!塵に帰せ!』BBBOOOOWWWWWW!
上条「うお!?火ぃー吹いたぞ!?」
スパイディ「しっかりつかまってて当麻!間違っても右腕で僕に触れないでよ!」THWIP!
127:
黒子「佐天!」シュン
 デストロイヤー<パッ!
佐天「おくちチャックだー!」
 デストロイヤー《GAO!》
 \BAAMMMMM!/
サーペント・ドラゴン『GAFFFF・・・!』
 初春「デストロイヤーをドラゴンの頭上に空間移動させて、口を叩き閉じさせた!」
ビル「ストームブレイカーの一撃を!」CHOOOOOOOOOMMM!
ソー「ムジョルニアの一振りを!」CHOOOOOOOMMM!
サーペント・ドラゴン『AARRRGGGHHHH!』
御坂「ひるんだ!今よ!」
 THWIP!
上条「いくぜスパイディ!」
スパイディ「イマジンブレイカーのお急ぎ便だ!」THWIP!
サーペント・ドラゴン『!』
上条「サーペント!お前の幻想を――」
 ≫G R U N C H !≪
128:
御坂「ッ!」
 \SLAMMM!/
 ッ・・・・・・
禁書「とーま!すぱいでぃ!?」
サーペント・ドラゴン『愚かな者ども・・・余に触れれるとでも思うたか』Grrr・・・
黒子「寸でのところで・・・ドラゴンの尻尾で叩き落されましたの・・・!」
初春「あの度で地面に叩きつけられたら・・・」ゴクリ・・・
 ガラ・・・
上条「――・・・ぐっ・・・うぐ・・・」
スパイディ「――・・・ARGH・・・・・・」
禁書「とーま!すぱいでぃ!」
サーペント・ドラゴン『余所見なぞ』BBWWOOOOOWWWW!
ビル「危ない!」バッ! \BBBOOOOOOMMM!/
ビル「彼らに気をとられていればやられるぞ!」
禁書「っ!・・・」
ソー「惜しいがあの二人をこれ以上戦わせるわけにはいかぬ。我らだけでサーペントを止めねば」
御坂「ロキ!あの石を――」
ロキ「残念だがパワーを使いすぎた。もうガス欠だ」
御坂「っ・・・そんな・・・」
ハルク「GGGAAAAAAAA!」SMAAASSHHH!
シン「すぐに手当てをしなければ、あの二人の命はじきに尽きるだろう・・・だが、そんな暇はないぞ。ふふふ・・・」
129:
サーペント・ドラゴン『幻想殺しの少年は墜ちた!もはや余を脅かすものは存在しない!学園都市の人間どもよ!貴様らの唯一の希望は消えたのだ!』
 神裂「!」
   削板「!?」
 黄泉川「っ・・・!」
サーペント・ドラゴン『この街を新たなアスガルドにしようと思ったが・・・貴様らは恐怖に抗った。もはや慈悲は無い。学園都市を完全に滅ぼしてくれる!』
 VVVOOOO・・・!
サーペント・ドラゴン『恐怖の魔物達よ!世界を滅ぼせ!』
黒子「ヒドラの兵器に続いて、今度はモンスターを召喚していますわ・・・」
ソー「九つの世界に点在する魔物達だ。サーペントを討たぬ限り、際限無く押し寄せてくるだろう」
シン「HAHAHAHAHA!世界最後の日だ!ハイルサーペント!主神万歳!」
サーペント・ドラゴン『余を恐れよ!我こそは恐怖の神サーペント也!!!』
 上条「――・・・・・・み・・・さか・・・・・・インデックス・・・」
御坂「!」
禁書「とーま!?」
130:
上条「・・・・・・なんだっけかなぁ・・・・・・救世主は何をするんだ?・・・・・・闇をぶち壊し・・・?」
御坂「!・・・・・・光を・・・もたらす・・・・・・」
上条「きこえねーよ!」
禁書「・・・闇をぶち壊し!光をもたらすんだよ!」
 ガラ・・・
上条「ハア・・・ハアッ・・・・・・きっついな・・・お前らの期待に応えんのは・・・」ググ・・・
スパイディ「GHHH・・・・・・女の子にああいわれちゃ・・・寝てるわけにいかないね・・・」フラ・・・
御坂「・・・できるわよ!・・・アンタとスパイディなら・・・・・・」
禁書「だって2人はヒーローだから!」
131:
上条「・・・・・・へへ・・・わかったよ・・・」ググッ・・・
スパイディ「肩を貸すぜ相棒」グイ
上条「・・・サンキュー。スパイディ・・・もう一度やろうぜ」
スパイディ「ああ・・・!」
サーペント・ドラゴン『もうよい!魔の隷属達よ!やれぃ!』
 魔物『GRRAAAAAAAAAAAA!』グワ!
上条「!」
 KRAKA-BBOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOMMM!
サーペント・ドラゴン『!?・・・何!』
上条「・・・・・・あ、あんた達・・・」
ソー「戦友(とも)よ、まだ戦えるのだな」ザッ
ビル「諦めず、恐怖に立ち向かうその姿・・・しかと見届けよう」ザッ
スパイディ「ハハ・・・異世界の巨大モンスターも・・・風神雷神にゃ勝てないね・・・」
上条「二人共・・・!」
ソー「なれば我らが守護(まも)ろう。人々のため・・・学園都市のために!」
ビル「我らは――」
ソー「轟く雷鳴のマイティ・ソー!」KRA-COOOOOOOOOOMM!
ビル「吹き荒ぶ風のベータ・レイ・ビル!」KRA-COOOOOOOOOOMM!
132:
シン「ええい!ヒドラよ!あの邪魔者どもを始末しろ!」
 ヒドラ兵器群<BBPPPRAAAATTTTTTTTTT!
食峰「レベル5ファイブ!わるいロボット軍団をやっつけちゃいなさぁい☆」
麦野「灰の一欠けらも残すかよ!」ズズワワッ!
 BBOOOOOMMM! KA-BOOOOOOOOOOOMMM!
垣根「人は何かを成す為に生を受け、成し終えた時死んでゆく・・・・・・だが今日じゃない」ズワオオオ!
 KA-BOOOOOOOOMMM! CHHOOOOOOOOOOOMMM!
シン「お、おのれ!生意気な・・・ケツの青いガキどもが・・・!」
一通「黒だよ・・・・・・真っ黒ォ!」ドワワッ! ズオオォォォ!
 KA=DDOOOOOOOOOOOOOOOOOOMMM!
シン「AAAIIIEEEEEEE!」
スパイディ「今だ。行くよ当麻!」THWIP!
上条「ああ!」ガシッ
ハルク「GHHHH・・・!」ザッ
スパイディ「どいてくれハルク!僕らは世界を救わなきゃならないんだ!」THWIP!
上条「!・・・スパイディ、大丈夫だ」
 THWIP!
ハルク「・・・」
スパイディ「!?・・・・・・見逃してくれた?」
上条「目を見てわかったぜ。アイツは――」
シン「ぐ・・・何をやっている・・・この木偶の坊・・・早く奴らを片付けろ!」
ハルク「・・・」プルプル・・・
シン「さっさとやれぇ!この腕っぷしだけの脳筋役立たずがぁー!」
ハルク「GGGAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAHHHHHHHHHHHHHHHHHH!!!」
上条「かなり怒ってる」
133:
スパイディ「ハルクアップだ!蓄積された怒りが爆発したんだ!」
上条「今のうちだスパイディ!一気にサーペントまで行くぜ!」
シン「き、貴様!?サーペントに仕えるワージーが何を――」
ハルク「YOU!!!」ビシッ
シン「!?」
ハルク「・・・」チッチッチ・・・
シン「・・・・・・え?」
ハルク「RGAH!」
 >> B A C O O O O O O M M M ! <<
シン「ッ」
   < °??????°??☆
ハルク「・・・・・・うっ・・・」フラッ・・・
 ドサッ
スパイディ「忠実な部下はお星様になったよサーペント!」THWIP!
上条「ハルクも意識を失ってあとはてめぇだけだ!」
サーペント・ドラゴン『愚かな・・・!』
 魔物A『KSSYYAAAAAAAAAAAHHH!』
スパイディ「わ!」
 シュンッ
黒子「デストロイヤー召喚ですわ!」
初春「顔から破壊光線!」ポチットナ
デストロイヤー《GAO!》<VVVEEEEEEEEEEEEEEEE!
 魔物A『GGYYYAAAAAAAAAAAAAAAA!』ドジュゥ?!
佐天「ど?うだ!私と初春とデストロイヤーのつよさ思い知ったか?!」アッハッハ
 魔物B『RRRRRAAAAAAAAA!』グワ! 魔物C『EEEEEEEEEEEEEE!』ゴワ!
黒子「っ!数が多い・・・!」
134:
アイアンマン「黒子!私をデストロイヤーの前に飛ばしてくれ!」
黒子「了解!」シュン シュン!
アイアンマン「初春!破壊光線を私に!」
初春「わかりました!信じますよトニーさん!」ポチットナ
 デストロイヤー<VVVEEEEEEEEEEEEE!
アイアンマン「アークリアクターを動力に繋げたデストロイヤーのエネルギーをアーマーに蓄えれば・・・!」カアァッ!
 魔物D『FFEEEEEEEEEE!』
 魔物E『WWWOOOOOOOOOOOOOO!』
アイアンマン「全方位リパルサーブラストだ!」バッ!
  \ XVEEEEEEEEEMMM! /
 \VEEEEE!\ \VEEEEE!/ /VEEEE!/
 KA-BBOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOMMM!
佐天「すっごぉ?い!」
ロキ「よくやったぞスターク」
 スカットルバット<ドドドドドドド!
黒子「ロキ!?スカットルバットの艦首に仁王立ちを・・・!」
サーペント・ドラゴン『!?』
スカットルバット【痛イノヲブッ喰ラワセテヤリマス】
ロキ「一斉撃ち方!」
 <BOOOOMMM! BOOOOOMMM! BOOOOOMMM! BOOOOOM! BOOOOOOOOOMMM!
サーペント・ドラゴン『KIIIIEEEEEEEEEEEEEEEE!』
ロキ「わーーーっはっはっは!ロキ様の力思い知ったか?!」エッヘン!
黒子「セコいですの」
135:
スパイディ「ひるんだ!今だ!」THWIP!
サーペント・ドラゴン『NNNMMMM!こざかしい!』VVOOOOWWWW!
ソー「むぅん!」VVOOOOSSHHHH!
ビル「でぇい!」ZZZAAAASSSSHHHHH!
サーペント・ドラゴン『RRGGHHHH!我が身体は無類無敵!』
 御坂「だったら・・・!」バリバリバリ!
 禁書「みんなで・・・!」バリバリバリ!
 ソー「四つの力が今、一つの勇気になる!」バリバリバリ!
 ビル「受けてみよサーペント!」バリバリバリ!
 >ZZZZZZAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAKKKKKKKKKKKKKKKKKK!!!<
サーペント・ドラゴン『GGGAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAA!』
 バリバリバリッ・・・!
御坂「いくわよ!」バリバリ!
禁書「うん!」バリバリ!
 バッ!
サーペント・ドラゴン『!?』
御坂「超電磁・・・!」グルグルグル!
禁書「いなずま・・・!」グルグルグル!
御坂「ダブルッ!」バッ!
禁書「きぃーーーーーーーーーーーっく!」グオッ!
 \ F W W O O O O O O O O O O O S S S H H H H H H H ! /
136:
御坂&禁書『はあぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!』WWWWWOOOOOOOOOOOOOO!!!
サーペント・ドラゴン『AAAAARRRRREEEEEEEEEEEEEEEIIIIIIIGGGGGHHHH!』
 \ D O W A O ! /
御坂「いまよっ!」
禁書「やっちゃえとーまーっ!」
 サーペント・ドラゴン『――っ!』
 THWIP!
スパイディ「最高の仲間だね」
 バッ
上条「最高の街だよ」
 パキィンッ
サーペント・ドラゴン『キサマたち・・・っ!・・・・・・NNNMMMMGGGGGGGHHHHHHHAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAA!!!』
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・
・・・・・
・・・
・・

137:

・・
・・・
・・・・・
・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
老サーペント「――・・・・・・オォ・・・おお・・・・・・我が力が・・・恐怖が・・・・・・失われてゆく・・・」ヨロッ・・・
スパイディ「うまくいったみたいだね」チャクチ
上条「なんとか・・・な・・・」フラッ
スパイディ「おっと」ガシッ
上条「すまねぇスパイディ・・・あんただってボロボロなのに・・・」
スパイディ「いいってことさ」
禁書「とーまーーー!」タタッ
御坂「スパイディ!やったわね!」
初春「またまた学園都市を救いましたね」
佐天「今回は私たちも大活躍!ね、デストロイヤー?」
 デストロイヤー《GAO!》
黒子「やれやれですわ」
スパイディ「みんな、ありがとう。みんなのおかげだよ。本当に・・・」
禁書「えっへん!」フンス
138:
老サーペント「・・・余が・・・恐怖の神サーペントが・・・こんな童どもに負けるとは・・・」
御坂「あ!サーペント!」
佐天「ほんとにおじいさんになっちゃったんだ」
 WWWOOOOOO・・・・・・
黒子「ヒドラやモンスターが、出てきた次元の穴に吸い込まれていきますわ」
スパイディ「サーペントの魔力が消えたんだ」
老サーペント「もはや余にはほとんど力は残っておらぬ・・・ワージーとなった者達も、ハンマーのパワーを失い、正気に戻っていることだろう・・・」
 ―――・・・
ステイル「――ッ・・・・・・う・・・」
神裂「ステイル!よかった・・・気が付いたのですね」
固法「ヒドラのロボット兵器も渦に吸い込まれるように消えた・・・勝ったのね、私たち・・・」
ステイル「・・・・・・僕は・・・すまない・・・・・・意識はあった・・・それでも止めることができず・・・」
神裂「謝るのはこの街の人々にです。それに気に病むことはありません。戦いは終わったのだから・・・」
 ・・・――
ジャガーノート「ハッ!?・・・・・・お、俺は一体・・・」
削板「兄弟ぃぃぃ!」ガバァ!
ジャガーノート「うお!?軍覇・・・」
削板「よかったな兄弟!正気に戻ったんだなぁぁぁ!」ウオーン
ジャガーノート「ああ・・・ありがとうよ軍覇・・・俺を止めてくれて・・・」
黄泉川「総員に通達!戦闘終了!ただちに要救護者の搬送を急ぐじゃん!」
139:
ソー「我々の、学園都市の勝利だサーペント。降伏せよ」
老サーペント「ふ・・・降伏とな?余は神ぞ・・・貴様らに頭を垂れることなどありえぬわ」
ソー「なれば、覚悟はできているのだな」グッ
御坂「!・・・ソー」
ソー「止めるでない。これはケジメだ。戦争を始めた敵将の首を取るのが戦士の務め。情けをかけるのは敬意を欠くことになる」
御坂「でも・・・」
 《そこまでだ》
御坂「!」
 パワワワワ・・・ THOOOOOOOOOOOOM!
禁書「わ!空から虹が降ってきたんだよ!」
ソー「これは虹の橋(ビフレスト)!そしてその声はまさか・・・!」
御坂「なに!?また新たなヴィラン!?」サッ
オーディン「とんでもねえ、あたしゃ神様じゃよ」
140:
>>139
オーディン:ソーの父にしてアスガルドの王。全能の主神。その力は銀河をも造るといわれている
 本名オーディン・ボルソン(ボルの息子)。基本的にアスガルドの王という立ち位置だが、時と場合によってはその玉座をソー等に譲っている場合もある
 2019年のMARVELのクロスオーバーイベント『ウォーオブザレルムス』でも活躍し、その戦いの末には・・・・・・
虹の橋:アスガルドから異なる世界へと繋がる魔法の橋。MARVEL世界の地球と、そのほかの九つの世界へと自在に移動できる
 門番であるヘイムダルが常に守護している
141:
ソー「父上!」ザッ
ビル「主神!」ザッ
御坂「え?えっ?」
佐天「ど、どしたんですか急にひざまずいて・・・」
ロキ「えぇいひかえいひかぇい!この方をどなたと心得る!アスガルドの王にして全能なる主神オーディンであるぞ!頭が高?い!ひかえおろ?!」
オーディン「お調子にのるでない」ポカ
ロキ「いてっ」
佐天「つまりソーさんのお父さん・・・!」
初春「は、はじめまして!」アセアセ
オーディン「此度はわしの身内のせいで迷惑をかけてしまった。すまない」
老サーペント「弟よ・・・」
オーディン「我が兄、カル・ボルソン・・・お前にも謝らねばならんな」
老サーペント「・・・・・・なに?」
オーディン「すまなかった。わしはお主を追い詰め、闇へと追いやってしまった・・・此度の戦は・・・わしが原因だ」
老サーペント「!」
ソー「ち、父上!?なにを・・・」
ビル「そのようなことはありませんオーディン!あなたが頭を下げるなど・・・」
オーディン「無益な戦いの連鎖を終わらせよう・・・兄よ」スッ
老サーペント「・・・・・・わかった。我らの兄弟ゲンカも今日で終わりにしよう」ガシッ
ソー「な、なんと・・・父上が謝罪を!?」
ロキ「あの父上が自分の非を認めてゴメンナサイするなんて・・・!」
オーディン「二人とも帰ったらおしおきな」
142:
>>141
父上が謝罪を?:オーディンはけっこうな自信家で自分の考えは常に正しいと思っており、見方によれば傲慢ともいえる
143:
オーディン「学園都市のミッドガルド人達もすまなかった。この戦によって傷ついた街を治そう。マハリク・・・マハリタ・・・ヤンバラヤンヤンヤン!」
 °???°???(???)???°??°パアァァァ・・・
禁書「わ!すごい!壊れた建物が元通りになっていくんだよ!」
佐天「さっすが神様!」
黒子「もうオーディン一人でよかったんじゃありませんの・・・?」
オーディン「それと・・・デストロイヤーは返してもらう。ここに置いておくのは危険だからな」
佐天「えっ」
初春「わかりました。お借りしてすみませんでした」
オーディン「いや、曲がりなりにもデストロイヤーを扱い戦ったそなたらには敬意を表する。大したものだ。スタークもな」
アイアンマン「お褒めにあずかり光栄です陛下」スッ
佐天「デストロイヤー・・・短い間だったけどありがおう。元気でね・・・」グスン
デストロイヤー《GUU・・・》
オーディン「かつては邪悪の手に落ちたこともあったデストロイヤーを、見事に扱い、さらには自我のような物が芽生えているとは・・・面白いな」
黒子「いいも悪いも操者次第ですわ」
佐天「・・・オーディンさん、デストロイヤーをよろしくお願します」
オーディン「ああ。アスガルドの一員として、手厚く面倒をみよう」
佐天「いい子でねデストロイヤー。お父さんとお母さんもあなたのことを忘れないよ」
デストロイヤー《GAO!》
初春「だれがおかあさんか」
144:
オーディン「さあ、アスガルドに帰るぞ」
ソー「皆、よく戦ってくれた。ありがとう」
御坂「こちらこそ、また学園都市を救ってくれてありがとね。ロキも、今回ばっかりは助けられたわ。ありがと」
ロキ「ふん、貴様らに感謝されてもうれしくなんてないわ」
スパイディ「オーディン、僕はロキに助けられたんだ。いっぱいご褒美をやってちょうだい」
オーディン「ロキ、お主の活躍も見ていたぞ。がんばったな」
ロキ「!」
オーディン「自慢の息子だ」
ロキ「・・・・・・父上」
ビル「私は学園都市に残ろう。またヒドラ達が襲ってくるやもしれんからな」
ソー「任せたぞ、兄弟」
オーディン「では、さらばだ皆の者」
 WWWWWOOOOOOOOO・・・・・・
 ―――・・・・・・
ソー「よかったなロキ!父上に褒められたな!」ワシャワシャ
ロキ「ふ、ふん!当たり前だ!私がいなければ学園都市は全滅していたんだからな!」
老サーペント「オーディンよ、ロキの活躍を見ていたと言ったが・・・お主、実は戦いが終わるまで様子を見ていたな?」
オーディン「ギク」
ソー「な、なに!?父上・・・まさか我らが必死に戦っていたのに助力もせずただ見ていたのですか!?」
オーディン「い、いやぁ?・・・息子達の成長が見たくて・・・」ハハハ
ロキ「ソー!父上に一発お見舞いしてやれ!」
ソー「心得た!」
オーディン「わ?!すまん!反省してるってば?!」
145:



黒子「出動ですわ初春!銀行で強盗事件ですわ!」
初春「待ってくださいよ白井さーん!靴紐がほどけて・・・」トットトト
黒子「早くいかないとまた先を越されますわよ!」
初春「わかってますって?!」
 ザッ!
黒子「風紀委員ですの!両手を挙げて・・・・・・って」
ビル「遅かったな黒子。また私が先だった」
 強盗「ま・・・まいりました・・・」
黒子「もうっ、サイモンさん、何度も言っておりますがあなたは風紀委員でも警備員でもありませんの。行き過ぎた自警行為は慎んでもらいたいのですが」
ビル「この街を守護するとソーと約束したんだ。それに、この姿の私はサイモン・ウォルターズではなくベータ・レイ・ビルだよ」
初春「はあ・・・はあ・・・白井さん、もうサイモンさんと競争するのやめましょうよ?」
ビル「ベータ・レイ・ビルだ」
黒子「競争ではありませんの。私達の仕事を横取りされてるんですのよ!あなたももっと責任感をもって・・・」
ビル「おや、どこからか叫び声が聞こえた。ゆかねば」バッ
黒子「あっ!待ちなさいサイモンさん!逃がしませんのよ!」シュン!
初春「も?・・・また走るんですかぁ・・・・」
146:
上条「ギャアアアーーーーー!やめろインデックス?!」イデデデ
禁書「今日という今日は我慢の限界なんだよー!」ガブガブ
ビル「なんだ、当麻と禁書目録の痴話喧嘩か」ザッ
禁書「あ!びる!」
上条「助けてくれビル!俺は何も悪いことはしてないのにインデックスが噛みついて・・・」
禁書「女の子の下着を見るなんてサイテーなんだよ!」ガブガブ
上条「風でスカートがめくれただけだろー!不幸だー!」
黒子「あら、事件じゃなかったんですのね」パッ
ビル「そういえば禁書目録、君のあの不思議なパワーはどうしたんだ?雷を纏った大人に変身するあのパワーは」
禁書「お返ししたんだよ。あの戦いのあと――」
 ???
禁書「!・・・ここは・・・」
ウィザード「永遠の岩(ロックオブエターニティ)だ。また呼び出してすまんの」
禁書「おじいさん、ぱわーをくれてありがとう!おかげで私も戦えたんだよ」
ウィザード「そうか・・・ところで、そのパワーじゃが・・・」
禁書「お返しするんだよ」
ウィザード「!・・・執着しないのか」
禁書「大いなる力には大いなる責任がともなう・・・私には大きすぎるんだよ」
ウィザード「・・・そうか。だがいいのか?また邪悪な者が襲ってくるやもしれんぞ?」
禁書「へいきだよ。とーまが守ってくれるから!それにビリビリやみんなも!」
ウィザード「・・・・・・ふふふ、やはり君にシャザムのパワーを与えたのは正しかったな」
 ???
147:
黒子「――それは勇気ある決断をしましたのね」
禁書「そうかな?」
ビル「大丈夫さ禁書目録。何かあれば私が守るからな」
禁書「うん!」
初春「ひい・・・はあ・・・し、白井さ?ん・・・」ポテポテ
佐天「ビッグニュ???ス!大変だよー!」パタパタ
黒子「あ、初春。それに佐天も」
佐天「第5学区で大規模な戦闘だって!SNSで目撃情報が連発してるんですよ!私達も行ってこのトレンドに乗らなきゃ!」
 THWIP
上条「おっ、そりゃ急がなきゃ間に合わなさそうだぜ」
 バリッ・・・!
佐天「あ・・・!ほんとだ、早くしないと終わっちゃう!」
初春「アイアンマンさんからもらったアーマーは修理中だから、能力を使って飛んでるんですね」
黒子「まったく、お姉さまったら・・・」
初春「がんばってくださーい!御坂さーん!スパイダーマンさーん!」
禁書「やっちゃえスパイディー!ビリビリー!」
スパイディ「いくよ御坂!例のヤツ、君が言うかい?」THWIP
御坂「いいの?じゃあ、言わせてもらうわね」ビリビリッ
御坂「AVENGERS!・・・・・・――」
 ≪ASSEMBLE!≫
    END
148:
 ?おまけ?
 ――第5学区――
 KA-BOOOOOM!
一通「逃げンなコラァ!よくも恥かかせてくれたなァ!」
垣根「てめーのせいで街中の笑いモンだコノヤロー!」
麦野「お嫁にいけねぇじゃねぇかコラァーーー!」
アイアンマン「だからスマンと言ってるだろー!それに善悪逆転装置を作ったのは私だけじゃ――」
食峰「みんな?☆やりぎちゃダメよ?☆」
帆風「あ・・・あの///・・・女王?・・・・・・ど、どうして私を膝枕してくださるのですか?・・・と、とてもうれしいですけど///・・・」カァ?
食峰「いいのよぉ。あなたは満喫力してればぁ☆」ナデナデ
帆風「は、はい・・・///」
アイアンマン「アベンジャーズ!アッセンブルー!」
 ?おしまい?
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