死ぬ程洒落にならない怖い話を集めてみない?『家出』『祖父がくれた日本人形』『恐怖のフルコース』他back

死ぬ程洒落にならない怖い話を集めてみない?『家出』『祖父がくれた日本人形』『恐怖のフルコース』他


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家出
あれは僕が小学5年生のころ。
当時、悪がきで悪戯ばかりだった僕と、
友人のKは、しょっちゅう怒られてばかりでした。
夏休みのある日、こっぴどく叱られたKは、
僕に家出を持ちかけてきました。
そんな楽しそうなこと、
僕に異論があるはずもありません。
僕たちは、遠足用の大きなリュックに
お菓子やジュース、マンガ本など
ガキの考えうる大切なものを詰め込み、
夕食が終わってから、近所の公園で落ち合いました。
確か、午後8時ごろだったと思います。
とはいっても、そこは浅はかなガキんちょ。
行く当てもあろうはずがありません。
「どうする?」
話し合いの結果、畑の中の小屋に決まりました。
僕の住んでいるとこは、長野の片田舎なので、
集落から出ると、周りは田畑、野原が広がっています。
畑の中には、農作業の器具や、
藁束などが置かれた小屋が点在していました。
その中の、人の来なさそうなぼろ小屋に潜り込みました。
中には、使わなくなったような手押しの耕運機?があり、
後は、ベッドに良さそうな藁の山があるだけでした。
僕たちは、持ってきた電池式のランタンをつけ、
お菓子を食べたり、ジュースを飲んだり、
お互いの持ってきたマンガを読んだりと、
自由を満喫していました。
洒落怖シリーズ
http://world-fusigi.net/archives/cat_238783.html
引用元: ・死ぬ程洒落にならない怖い話を集めてみない?113


52: 50 2005/10/24(月) 17:05:35 ID:SWG6yl+h0
どのくらい時間がたったでしょうか。
外で物音がしました。
僕とKは飛び上がり、
慌ててランタンの明かりを消しました。
探しに来た親か、小屋の持ち主かと思ったのです。
二人で藁の中にもぐりこむと、
息を潜めていました。
「ザリザリ・・・・ザリザリ・・・」
何か、妙な音がしました。
砂利の上を、何かを引きずるような音です。
「ザリザリ・・・ザリザリ・・・」
音は、小屋の周りをまわっているようでした。
「・・・なんだろ?」
「・・・様子、見てみるか?」
僕とKは、そおっと藁から出ると、
ガラス窓の近くに寄ってみました。
「・・・・・!!」
そこには、一人の老婆がいました。
腰が曲がって、骨と皮だけのように痩せています。
髪の毛は、白髪の長い髪をぼさぼさに伸ばしていました。
「・・・なんだよ、あれ!・・・」
Kが小声で僕に聞きましたが、僕だってわかりません。
老婆は何か袋のようなものを引きずっていました。
大きな麻袋のような感じで、
口がしばってあり、長い紐の先を老婆が持っていました。
さっきからの音は、これを引きずる音のようでした。
「・・・やばいよ、あれ。山姥ってやつじゃねえの?」
僕らは恐ろしくなり、ゆっくり窓から離れようとしました。
53: 50 2005/10/24(月) 17:06:38 ID:SWG6yl+h0
ガシャーーーン!!
その時、Kの馬鹿が立てかけてあった鍬だか鋤を倒しました。
僕は慌てて窓から外を覗くと、老婆がすごい勢いで
こちらに向かって来ます!
僕はKを引っ張って藁の山に飛び込みました。
バタン!!
僕らが藁に飛び込むのと、
老婆が入り口のドアを開けるのと、
ほとんど同時でした。
僕らは、口に手を当てて、
悲鳴を上げるのをこらえました。
「だあれえぞ・・・いるのかええ・・・」
老婆はしゃがれた声でいいました。
妙に光る目を細くし、
小屋の中を見回しています。
「・・・何もせんからあ、出ておいでえ・・・」
僕は、藁の隙間から、老婆の行動を凝視していました。
僕は、老婆の引きずる麻袋に目を止めました。
何か、もぞもぞ動いています。
と、中からズボっと何かが飛び出ました。
(・・・・・!)
僕は目を疑いました。
それは、どうみても人間の手でした。
それも、子どものようです。
55: 50 2005/10/24(月) 17:07:58 ID:SWG6yl+h0
「おとなしくはいっとれ!」
老婆はそれに気付くと、
足で袋を蹴り上げ、
手を掴んで袋の中に突っ込みました。
それを見た僕たちは、もう生きた心地がしませんでした。
「ここかあ・・・」
老婆は立てかけてあった、フォークの大きいような農具を手に、
僕たちの隠れている藁山に寄ってきました。
そして、それをザクッザクッ!と山に突き立て始めたのです。
僕らは、半泣きになりながら、
フォークから身を避けていました。
大きな藁の山でなければ、今ごろ串刺しです。
藁が崩れる動きに合わせ、
僕とKは一番奥の壁際まで潜っていきました。
さすがにここまではフォークは届きません。
どのくらい、耐えたでしょうか・・・。
「ん?、気のせいかあ・・・」
老婆は、フォークを投げ捨てると、
また麻袋を担ぎ、小屋から出て行きました。
「ザリザリ・・・・ザリザリ・・・・」
音が遠ざかっていきました。
僕とKは、音がしなくなってからも、
しばらく藁の中で動けませんでした。
「・・・行った・・・かな?」
Kが、ようやく話し掛けてきました。
「多分・・・」
しかし、まだ藁から出る気にはなれずに、
そこでボーっとしていました。
57: 50 2005/10/24(月) 17:10:04 ID:SWG6yl+h0
ふと気が付くと、背中の壁から空気が入ってきます。
(だから息苦しくなかったのか・・・)
僕は壁に5センチほどの穴が開いてるのを発見しました。
外の様子を伺おうと、顔を近づけた瞬間。
「うまそうな・・・子だああ・・・・!!」
老婆の声とともに、
しわくちゃの手が突っ込まれました!!
僕は顔をがっしりと掴まれ、穴の方に引っ張られました。
「うわああ!!!」
あまりの血生臭さと恐怖に、
僕は気を失ってしまいました。
気が付くと、そこは近所の消防団の詰め所でした。
僕とKは、例の小屋で気を失っているのを
親からの要請で出動した地元の消防団によって
発見されたそうです。
こっぴどく怒られながらも、
僕とKは安心して泣いてしまいました。
昨晩の出来事を両方の親に話すと、
夢だといってまた叱られましたが、
そんなわけがありません。
だって、僕の顔にはいまだに、
老婆の指の跡が痣のようにくっきり残っているのですから。
149: 1/6 2005/10/25(火) 14:27:53 ID:ktf7AiQo0
祖父がくれた日本人形
私が高校入学したばかりの頃の話です。
父の地元、祖父の住むそばに引っ越すことになりました。
同じ県内ですがそこは県の端っこで遠くです。
高校は町の高校だったので、遠くなるのはいやでしたが、受験する前から決まってたことだし、友達もいない高校に行くくらいなら電車で通うほうがましでした。
私達は祖父が昔は人に貸していたという家に引っ越しました。
祖父は畑仕事をしながら1人で暮らしていました。
祖父は厳しい感じの人で、私はあまり近寄りませんでした。それまで疎遠だったし、息子である父も小学校から従兄の家で育ったせいか祖父によそよそしいところがあったせいもあると思います。でも近くですぐ会えるようになったからか、私を喜ばせようとこけしや鏡と櫛のセットなんかを持ってきてくれました。
150: 2/6 2005/10/25(火) 14:28:53 ID:ktf7AiQo0
ある日、日本人形を祖父が持ってきました。私は人形が苦手なので、箱に入れて部屋の押入れの奥にしまいこみました。2、3日経ってから変なことが起き始めました。
必ず明け方に目が覚め、またすぐ眠るのですがその夢に女の人が出てきます。
もんぺ姿で髪をまとめてます。農作業をしてたり見たことない土間にいたり。
目が覚めてその後夢を見る、は10日くらい続きました。
その日の明け方も目が覚めました。ただいつもと違いました。その女の人がそばに座って私の足に触っているのです。布団越しにその感触がわかりました。
「これ夢だよね・・・いや夢だ・・・起きなきゃ・・・」と思いますが目は開いています。目をつぶってみましたが腹、腕と触られているのがわかります。
薄目を開けると女の人は枕元に来ていました。夢に出てくる女の人です。
もんぺ姿、まとめた髪。1つ夢の中と違うところがありました。
額に大きな釘が刺さっていました。うっすら明るい部屋の中ではっきりと見えました。
151: 3/6 2005/10/25(火) 14:29:57 ID:ktf7AiQo0
私は叫び声を上げました。女の人はいなくなり、両親がやって来たので今起こったことを話しました。私の様子がただごとではなかったせいもあり、翌晩から父母の部屋で一緒に寝ることになりました。すると朝まで眠れるようになりました。
1週間後くらいに学校から帰ってくると、母は出かけてました。1人で家にいるのはいやなので、祖父の家にでも行こうとかばんを居間に置いて玄関に戻ると、「どん」という音が2階から聞こえます。「え?」と聞き耳を立てるとまた「どん」と何かにぶつかるような音がします。
泥棒かもしれないとそっと出て祖父の家に駆け込みました。祖父は「お前は危ないからここにいなさい」と出て行きました。外の様子を窓から見ていると、母の車が帰って来たので家に向かいました。
駐車場で母に事情を話すと、車に乗ってなさいと言われました。中で待っていると祖父が家から跳び出てきました。手に祖父の上着でぐるぐる巻きにした何かを持っています。
母が駆け寄り心配しています。私も車から降り近づくと祖父が「お前は見るんじゃない!」と叫びました。それより驚いたのは祖父の手が血だらけだったことでした。
祖父は病院に行き、帰ってきてから父母と話し込んでいました。翌朝母が私にくれた人形は、返してほしいと祖父が持って行ったよ、と淡々と告げました。
今まで起こったことはみんな人形のせいかもしれないと自分を納得させました。
152: 4/6 2005/10/25(火) 14:32:22 ID:ktf7AiQo0
しばらく何もない日々でした、が・・・
私の体に小さな水ぶくれのようなものができてきました。病院にも行きましたが
この病気だ、というのははっきりせず、どんどん広がって足の裏や手のひらにもできてきました。できてはつぶれ、またできるの繰り返しで肌はぼろぼろになりました。痛みは全くなかったです。顔にもできていて、肌荒れと縁がなかった私は外に出ることが恥ずかしくて辛くて、学校から帰るといつも泣いていました。
父母が見かねて、帯状疱疹ということにして学校を休ませてくれました。
居間の隣の和室に布団をひいて寝ていました。このまま治らなかったらどうしようと思いながら、そのままうとうとしてしまいました。
目が覚めると夕方です。部屋の隅にあの女の人が立って見ていました。
額には大きな釘が刺さっています。口元は笑っていました。
急にひどく絶望感がわいてきて、大声で泣き出しました。
隣にいた母と祖父が横のふすまから入ってきました。女の人はもういません。
私は母に抱きついて女の人が来た、とわんわん泣きました。
すると祖父がいきなり「すまん!!」と土下座をしました。びっくりしていると祖父は泣いていました。大人が泣くところを見たことがない私は呆然です。
「すまん・・・すまん・・・」と私に謝り続けます。母が居間に連れ戻そうとしますが、祖父は頭を下げたままです。「勘弁してくれ・・・そんなにわしが憎いのか・・・」
厳格な祖父には似合わない弱々しい声でつぶやきました。
153: 5/6 2005/10/25(火) 14:33:16 ID:ktf7AiQo0
次の日も休んで母と病院から帰って来ると、玄関に靴がたくさんあります。
居間から祖父や父、父の姉達の声がします。母は「邪魔になるから出かけようね」とまた私を連れて車に乗りました。何でみんな来てるの?と聞くと一言だけ「相談があるんだって」と言いました。
その夜父が母と私を呼び、「前の町に戻る」と言いました。何で?とは思いましたが、いろいろ怖い目にあったこの家には住みたくありませんでした。今考えると無茶なスケジュールで部屋探し、引越しとなりました。
引っ越す日、祖父が1人で引っ越しの様子を見ていました。私は何となくそばに行き「おじいちゃん、また来るから」と言いました。すると祖父は優しく笑みを浮かべて「もう来なくていい。心配するな。これでお前も大丈夫だ」と私の頭をなでました。
154: 6/6 2005/10/25(火) 14:35:08 ID:ktf7AiQo0
町に戻ってから水ぶくれはどんどんなくなっていきました。生活が落ち着いてきた頃には、何もなかったかのように普通の肌になっていました。
女の人もあれから見ることはありませんでした。
その後は祖父の話もタブーみたいな雰囲気になり、会わないまま祖父は去年亡くなりました。畑で倒れていたそうです。
後に父の姉に聞きましたが、父は姉が3人いるのですが、父だけでなく3人とも祖父母に育てられていないそうです。それぞれ親戚の家で育っています。
また祖母は亡くなったと思っていましたが、父が小学生になった頃に離婚し、実家に戻りその後再婚しているそうです。
怖かったことだけは確かですが、訳がわからないことだらけでした。
あの女の人は?あの2階の音は?なぜ祖父は怪我をしたのか?日本人形はどうなった?
なぜ私にだけ水ぶくれができ、治ったのか?祖父が言った言葉の意味は?
祖父が亡くなった今となっては、もうわからないままです。
157: 本当にあった怖い
>>149
乙です。
謎の部分が多すぎて、怖さがあまり伝わってこなかったのが残念
158: 本当にあった怖い
俺は逆になぞの部分が多くてリアルな感じがして怖かった
156: 本当にあった怖い
乙です!
昔からの因縁ですかね……
165: 本当にあった怖い
タクシーのババア
15年ほど前の話。
当時高校生だったオレは深夜3時頃
原付で家路についていた。
雨がパラパラ降り出していたので、普段は通らない近道を通ることにした。
その道は、かなり大きな公園の外周道路で、道の両サイドが竹やぶになっている。
この竹やぶがまた広くて、周辺に民家は全く無い。
歩行者は公園内を通れるし、なにより薄気味悪いので、その外周道路を人が歩いているのを見たことが無かった(歩道もない)。
原付でその道に入っていく。
周りを竹やぶに囲まれているせいか、気温がグッと下がるのを顔に当たる風で感じる。
歩行者どころか車すら走っていない。
相変わらず気味の悪い所だ…
200m程進み、左に大きくカーブした所にババアがいた。
166: 165 2005/10/25(火) 17:46:56 ID:ZRltjLp+0
道路の真ん中に立ち、無表情でこちらを向いている。
他に車も無い。オレとババアだけ。
「エッ??」
と思った瞬間、フラッと動き、原付の俺を手で止めようとした。
間一髪ババアを避けて通り過ぎる。
「ボケーッ!!」
と叫びながら振り返ると、ババアはこっちを見て立っている。オレは走りながら2つ3つ暴言を付け加え、バックミラーで小さくなるババアを見ていた。
『確実にボケてしまってるんだな。家族は何してんだよ。』
などと考えながら、その道を抜けていった。
2キロほど走ったところで信号に引っかかった。
ボーッと待っていると、後ろから車が近づきオレの真横で止まる。タクシーだ。
なんとなく後部座席を見ると、さっきのババアがオレをジーーッと見ている。その距離50cm。
顔には表情は無い。只々オレを凝視している。
さすがにビックリして目を逸らした。
167: 165 2005/10/25(火) 17:47:40 ID:ZRltjLp+0
『よくタクシーもあんな所でババアを乗せたな』
と考えていると、信号が青になりタクシーが走り出した。
オレもタクシーの後を走りだす。
するとババアがタクシーの座席から体を乗りあげて、
後ろの窓ガラスに顔を近づけオレをずーっと見ている・・・
『気持悪い!…運転手注意しろよ!』
その時違和感を感じてアクセルを緩めた。
何かがおかしい・・・・・・・・・
ふとタクシーの天井を見てみるとランプが光っている
・・・・・空車!?
全身に鳥肌が立つ・・・まさか・・・???
オレはブレーキをかけて止まった。タクシーは離れていく。
ババアは後部ガラスに内側からへばりついてオレを見ていた。
実体験である。
昔その外周道路でどうのこうのって後日談は無い。
そのババアも以降見ていない。
タクシーがメーターを下げ忘れていただけ…? ワカラン。
173: 165 2005/10/25(火) 18:13:40 ID:ZRltjLp+0
ババアの容姿の描写が少ない訳だが、
忘れてしまったのでは無い。
鮮明に憶えているのだけど、
頭にその容姿を思い浮かべながら書くのが嫌。
181: 本当にあった怖い
PCを手に入れてすぐの話。
当時はやっとインターネットが出来るようになり、色々なサイトを回ってた。
当然ながら、その中にはオカルト系のサイトもあった。
とあるサイトに俗に言う「呪われた話」が載ってて、何も考えずにお気に入りに追加していた。
ところが、そのサイトをお気に入りに追加してから俺のPCに色々と変なことが起こった。
強制的に電源を切られたり、マウスが使えなくなったり、キーボードの設定が操作中に突然変わったり。
PCに詳しい友人に調べてもらったが、メモリも十分容量が残ってるし、ウイルスの類も入ってないとのこと。
そこで、そのサイトをお気に入りから消去してみると、PCは元に戻った。
それ以来「呪われた話」には気をつけるようにしている。
204: 深い意味は無い 2005/10/26(水) 00:10:31 ID:qN4++7730
俺の兄貴が体験した怖い話
俺の兄貴が結構心霊現象に出くわすのよ
聞いてるこっちが怖くなるような体験をしてるのに
「まあ長い人生こんなことがあってもいいでしょう」
とか、のんきなこと言ってるんだよ。
でも俺は結構怖いと思うからとりあえず一話書き込んでみる。
許可は取ってないけど多分怒られないと思うし
205: 深い意味は無い 2005/10/26(水) 00:12:53 ID:qN4++7730
冬の桟橋
俺の兄貴が高校生の頃の話(確か2年だったかな?)
当時住んでいた場所が東北のほうで。毎年冬になると
白鳥が越冬しにくる川があったんだ。
ある年兄貴はバイトでその川に越冬しにきた白鳥の飛来数を数えるバイトやってて
確か週末を利用したバイトだったらしいんだけど
朝が早いから川の近くに仮設住宅みたいのがあって前日の夜はそこに寝泊りして
次の日の早朝から仕事をする、みたいなシステムだったらしい。
んで、日の出とともに調査を開始するらしいんだけど
初日の朝に少し早く眼が覚めて近くのコンビニまで朝飯を
買いに行こうと思って一人で着替えて外に出たんだって。
んでまだ真っ暗な川べりを雪明りを頼りにテチテチ歩いて行くと
不自然な事に気がついたんだって
その川には用途不明の桟橋があって毎年白鳥たちはその桟橋を中心として
集まっているらしいんだけど、その日は白鳥が桟橋から離れて集まってたんだって
不思議に思って桟橋に近づいてみると、その日はよっぽど寒かったのか
桟橋の周りの流が無くなっている水面に氷が張ってたんだって
続く
206: 深い意味は無い 2005/10/26(水) 00:15:55 ID:qN4++7730
冬の桟橋2
兄貴がその氷を見ていると桟橋の右側の氷に大きな穴が開いていて
んでよく目を凝らしてみると、子供が溺れてバタバタもがいてたんだって。
「きっと氷の上に乗ろうとして氷が割れて落ちたんだろう」
と兄貴は思ったらしく、その桟橋まで走っていって子供を助けようと
真冬の川に飛び込んだんだって(本当に馬鹿な兄貴だよ)
桟橋の近くだから足が着くと思ってやったらしいんだけど
それが普通に深くて兄貴のほうが溺れかけたらしいのよ
っで、すぐに子供を助けようと探したんだけど
その子供が何処にもいないのよ。寒さが尋常じゃ無かったからすぐに桟橋の上に戻って
もう一度川を見てみたんだけど氷には自分の落ちた穴しか無くなっている
「おかしい!確かに子供が・・・」
そこまで思って兄貴はドキッとしたんだ。
見えるはず無いんだよね。日の出前のかろうじて道がわかる程度の明かりの中じゃ
誰かが溺れてても子供だなんてはっきりはわからない、それ以前に
真冬のそんな朝早くに子供がいるわけないんだって。
そのあと兄貴は風邪引いてバイトはキャンセル。さんざんな週末になったらしい。
後で兄貴がそのバイトしている先輩に聞いたらしいんだけど
結構前にその桟橋から子供が落ちて死んでいたらしい。兄貴は
「俺って寒いよなw」
とか言って笑ってたけど
それは笑える話じゃねぇよ兄貴・・・・・って思った。
207: 本当にあった怖い
下手すると兄様死んでたな‥つーか真冬しかも早朝氷張った川に飛び込んで生還したのがスゲー。他にも死にそうになった事あるんジャマイカ?
209: 本当にあった怖い
兄貴カッコイイな。
211: 深い意味は無い 2005/10/26(水) 00:31:29 ID:qN4++7730
他のスレで一回書いたんだけどやっぱり兄貴の話
こっちは怖くは無いけどね
穴場の海水浴場
兄貴が大学生の時の話なんだけど、サークルのメンバーと海に行ったんだって
けっこう穴場なスポットで海岸と砂浜の境目みたいな場所だったんよ。
穴場っていっても一応海水浴場だしライフセイバーももちろんいる
普通に地元の子供達も泳ぎに来ていてあるていど込み合ってもいたんだ
そんで皆で泳いでいると、沖のほうに出ていたゴムボートが波でひっくり返されて
中に乗ってた子供達が投げ出されちまったみたいなのよ。
その時それに気がついたのはその海で兄貴とサークルの先輩のうち一人の二人だけだったんだって
んで先輩と二人で子供達を助けに行ったんだって。
でもそのガキどもが馬鹿ばっかりでパニックになって暴れたらしいのよ
まあ一応6人(?)の子供達は全員無事だったんだけど、先輩が最後の子供を助けて
すぐ倒れちまったんだって。子供達を助けて体力を使い果たしてて
さらになんかヤバイクラゲに刺されちまってたらしいのよ
で救急車で運ばれたんだけどショック症状起こして死んじゃったんだって。
続く
212: 深い意味は無い 2005/10/26(水) 00:38:38 ID:qN4++7730
その死んじまった先輩ってのが本当にいい人で、正義感の塊みたいな感じの人だったんよ
サークルの皆もなんで馬鹿なガキどものせいで先輩が死んじまったんだって
泣いてたって。兄貴は家に帰ってきてからも泣いてた。
で次の年の命日にまたサークルのメンバーで海に行ったんだって
んで花束を海に投げ込んで帰ろうとしたら、何か砂浜が騒がしくなってたんだって
近くの崖から足滑らせて落ちた女の人が流れついたんだって。
かなりの高さの崖だったにもかかわらず怪我はかすり傷程度で
意識もハッキリしてたんだと。んで、うわごとみたいに
「海に落ちたら男の人に手を捕まれて岸まで運ばれた」
って言ってんのよ。で、さらにそこのライフセイバーが
「一週間前に溺れた子供もお兄さんに助けてもらったって言ってたんだよなぁ」
とかいって首をひねってたんだって。
まさか!と思って話を聞いてみると、それが死んじゃった先輩の特徴と
ピッタリ一致するんだって。
偶然かもしれないけど
「先輩は死んでもその海で人を助け続けてるそう思いたい」
って兄貴は言ってる、んで今も夏になると花持ってその海に行ってる
今思うと兄貴いつかは先輩と同じことになりそうだな
俺がしっかり見ておかないと・・・・・笑えねぇ・・・・・
213: 本当にあった怖い
成仏せずに留まることを選んだのか・・・
人生なんか人それぞれだ。死んでからもな。
そういう逝きかたもあるだろう。
220: 本当にあった怖い
自分が学生だった頃の話です。
高校卒業以降、なかなか集まることができなかったので
ひさしぶりに地元の連中で飲もうって事になり
昔からの地元メンバー7?8人で集まって家飲みしてました。
大学の話や恋愛の話で盛り上がってけっこう時間が経った頃に
自分ともう一人の心霊好きで肝試しに行こうと提案したと思います。
それと言うのも家飲みしてたやつの家は山の中にあって
けっこう雰囲気があるんです。
詳しい場所は伏せますが横浜市の小学校なら
多分一度はこの山に遠足に行ってると思うので
ピンとくる方いるかもしれません。
みんな酔っ払ってたのも手伝ってんじゃ行こうかってことで
山の中に神社があるんですがそこに行くことに。
幽霊いるーいねーとかそんな話しながら歩いてたと思います。
で神社についたら自称霊感有りの一人が気分が悪い今日はやめよう。。
とか言い出すので、おいおいおいと自分ともう一人。
他のメンバーは歩いてくるだけで疲れた&もう満足?って雰囲気になり
結局神社に入らず戻ってきました。
結局その日は酔っ払ってそのままそいつの家で潰れてました。
で数日後ニュースを見てたらその某神社の境内で女性の死体発見。
殺されたのが丁度自分らが肝試しに行った夜でした。
そのニュースみて飲んでた面子にすぐ電話したのを覚えています。
そいつらとはお互いやばかったよなぁとか冗談ぽく笑って話してましたが
もし神社の中入ってたら現場に鉢合わせだったかもとか
もしかしたら自分らその犯人に見られてないだろうかとか
数日間本当に眠れずに過ごしました。
296: 本当にあった怖い
ついてきた
高校の頃の友人には霊が見える父親がいた。
その父親(仮にR氏とする)はユネスコホテルの職員をしていた。年中、全国にあるホテルを飛び回っているらしい。
R氏は毎年夏になると○○県にあるホテルを訪れることになっていた。
そのホテルは4階建ての本館と別館があり、その間は渡り廊下でつながっていた。
7年程前にそのホテルに訪れた時、渡り廊下の4階から下にいるR氏を女の子が見ていた。
小学校低学年ぐらいで、どこにでもいそうな普通の女の子。普通と違う所は、彼女は既に死んでいるという事。
R氏にはそれがすぐに解った。
「可哀そうにな・・・成仏するんだよ・・・」
心の中で手を合わせ、ホテルの職員事務所に歩いていった。
297: 296 2005/10/26(水) 17:27:47 ID:BOb6pRZW0
仕事を片付け、常駐の職員と雑談をしていた。
先程の女の子の事を話そうとしたが、見えない人にわざわざ伝えることも無いかと思い直し、そのままホテルを後にする事に。
帰りがけにもう一度渡り廊下を見てみると、まだ4階からこちらを見下ろしていた。
次の年も去年と同じように4階の渡り廊下から女の子はR氏を見ていた。
その次の年も、そのまた次の年も・・・。
女の子を毎年見かけるようになって5年ほど経った夏、今年も同じ所にいるのだろうと、R氏は渡り廊下を見上げた。
女の子は今年もいた。3階の渡り廊下からR氏を見下ろしている・・・3階!?
R氏は不思議には思ったが、そんなこともあるのだろうと勝手に納得し、例年どおり仕事をこなしてホテルから移動した。
298: 296 2005/10/26(水) 17:28:32 ID:BOb6pRZW0
「で、次の年そのホテルに行ったら、2階からおとうさんを見てるんだ。それが去年の話。今年は目の前にいるのかな?」
と、この話を娘(オレの友人)に聞かせて、R氏はそのホテルに出かけていった。
娘は父親がこのまま帰ってこないような気がしてならなかった。
「ただいま」
父親が帰ってきた。とりあえず無事のようだ。
娘はホッと胸を撫で下ろす。
「おかえりー。どーだった?」
小走りで玄関まで父親を迎えに出た。
しかし父親の様子がおかしい。
どことなくバツが悪そうに娘に話しかける。
「・・・・・・・ついてきた・・・」
父親は声を震わせながら、自分の脇の空中を指差しそう言った。
その日の内に母親と娘はR氏を一人置いて家を出た。
その後まもなく離婚。
R氏は今でも一人でその家に住んでいる…いや二人でか。
300: 本当にあった怖い
親父カワイソス
304: 296 2005/10/26(水) 17:46:29 ID:BOb6pRZW0
離婚前にこの父親に会ったことあるんだけど
こんな事(幽霊話)ばっかり言ってるのよ。
時々聞かせてもらうオレは楽しんでいたけどしょっちゅう聞かされる家族としては耐えら
れなかったのかも。
このR氏の話が本当かどうかは知らないけど、
この出来事は事実。
312: 本当にあった怖い
恐怖のフルコース
5年位前に体験した話をします。怖くなかったらごめんなさい
当時転職した会社でそこそこ仕事にもなれた頃の話しです。
小さい会社で事務の仕事をしてました。
その日、明日必要な書類作成の為残業してました。
事務は私一人しかおらず、いつもは社長も残ってくれるのですがその日は他の用事で不在でした。
途中彼からメールが来たのですが、今日は残業だからと返信して仕事を続行してました。
時間はそんなに遅くはなかったと記憶してます
そろそろ終わりそうといった所でコーヒーでも飲もうかと立ち上がった時
ドアがコツン コツンと小さく鳴りました
ドキっとしましたが、気のせいかな?疲れてるしと気にせず
自販機は事務所の外にありましたのでドアの方へ向かいました。
ドアの前に来た時今度は大きく ドン ドン ドン
ところが外には誰もいないのです その事務所にはモニターがありますが
何も映ってなかったのです
続きます
313: 本当にあった怖い
もう怖くて仕方なくなり、デスクに戻りあわてて彼に電話しました。
その時急に停電というか真っ暗になりました。
もう恐怖の局地に達してしまい、兎に角逃げようとした時
立てないのです 下を見るとデスクの下で女の人が私の両足首を
つかんでいるのです
状況わかりますか?グレーのよくある事務デスクで下半分が開いてるタイプ
なんですが、その女の人は寝そべる形で私の足首をつかみ
ただただ無表情にこちらを見ていました。
私はあまりの恐怖に気を失ってしまいました。
どれ位たった事でしょうか ドン ドン ドン とドアを叩く音と私を呼ぶ
聞き覚えのある声で意識を取り戻しました。
電話の様子がおかしかったので心配した彼が来てくれたようです。
それ以来恐怖体験はありません。これが一番怖かった体験です。
文章能力がなく、読みづらくてすみませんでした。
315: 本当にあった怖い
>>312-313
怖ぇ
音、誰もいない、突然停電、掴まれる
恐怖のフルコースじゃねーか
314: 本当にあった怖い
>>313
こういう日常に急に入り込んでくる恐怖体験が共感できて怖いな

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コメント
1 不思議な
「ユネスコホテル」じゃなくて「ユースホステル」かなぁ…。
2 不思議な
確かに“ユネスコホテル”で検索してもこの話くらいしか出て来ないわ
3 不思議な
最近は足を掴まれたとかそういう話はないよな
話の傾向にも時代のトレンドがあるんだろうか
4 不思議な

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