【Xファイル×モバマス】不幸back

【Xファイル×モバマス】不幸


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P「うっひゃっひゃ!!デッカい事はいい事だ?!!!」
裕子「えぇ……この量は流石にこれはちょっと引くんですけど…」
茜「プロデューサーさんこれ美味しいですよ!あー!これも!!これも!!ああ?、流石アメリカ!!」
早苗「Hey!!Master!!Beer please!!More More More!!!!」
志希「にゃははは?、早苗さん特訓の成果出てるね?」
美優「お酒の頼み方ばかりですけど…」
芳乃「そなたー、おかわりを所望するのでしてー」
モルダー「隣、いいかな」
8: ◆kHP27SAHvY 2019/08/05(月) 22:10:33.91 ID:rBJwAim00
P「え?あっ…ぅ…?」
志希「隣座ってもいいかってさ?」
P「ああー!オーケーオーケー!カモーン!おーいぇーアハーン」
スカリー「私達、FBIの者です。いくつか質問してもよろしいかしら?」
P「え……なんて…?FB…?」
志希「FBIの人、職質ってやつ?」
早苗「うぇ!?え…FBI!!?すごっ本物のFBI初めて見たわ!!!」
美優「あの……えっと……………………プロデューサーさん…?」
P「………FBI………ぇ…えふ……えふびーあい……………………………………ぅ……うわあああああああああああああああああ!!!!!????」ダダダダッ
モルダー「!!??…待て!!」ダッ
スカリー「ちょっと…何!!!??」
9: ◆kHP27SAHvY 2019/08/05(月) 22:11:19.89 ID:rBJwAim00
?路上?
P「俺は何もやってない…何もやってない…!!」ダッダッダッダ
モルダー「待て!!!!話を聞いてくれ!!!」
P「よっ!はっ!」ザッザッ
モルダー「……なんてヤツだ。まるでニンジャだな……クソッ」
P「……ハァ…ハァ…ハァ………………」
モルダー「止まれ!!」バッ
P「!!?このっ……!!」ドンッ
モルダー「うわっ!!」ドスン
P「………わ、悪いな!!俺は捕まる訳には…!!」
スカリー「動かないで!動くと撃つわよ!」スチャッ
P「ひっ!?」
10: ◆kHP27SAHvY 2019/08/05(月) 22:12:06.68 ID:rBJwAim00
モルダー「っ………ありがとう、スカリー…」
スカリー「怪我は無い?」
モルダー「ああ…大丈夫さ………」
P「ぁ……アイム・ソーリー……ア…ぁぃ……アイ・ドント・ハヴ・チャイルドポルノ……アイム・ノット・ギルティ……」
スカリー「??……なんですって?」
P「プリーズ……プリーズ・フォギブ・ミー…クレメンス……」
モルダー「クレメンス?それってどういう意味だ?僕たちは…」
P「プリーズ……」
スカリー「…………?」
モルダー「…………?」
11: ◆kHP27SAHvY 2019/08/05(月) 22:13:59.09 ID:rBJwAim00
?ニューヨーク郊外・公園?
※作劇の都合上、通訳の描写を割愛しています※
P「あのすいません、何てお詫びすれば言いか…」
モルダー「いえ…それより、2・3質問させてください。昨日の事故について」
P「昨日の…?それを……FBIが?」
スカリー「ええ、すぐ済みますから」
P「は…はぁ……」
モルダー「事故があった時の状況を詳しく教えていただけますか。できればバスに乗るところから」
P「えぇ……でも…あれは……」チラッ
モルダー「?」
スカリー「?」
ほたる「茜さん、大丈夫ですか…?お水ありますよ…」
12: ◆kHP27SAHvY 2019/08/05(月) 22:14:44.77 ID:rBJwAim00
P「……いえ、お話します。私達は日本から来ました。名目上はエンターテイメントの本場アメリカでの研修ですが、実際にはご覧の通りただの旅行です。昨日はみんなで舞台を観てから早めの夕食をとって、それから…それからバスに乗り込みました」
モルダー「あのバス会社を選んだ理由は?」
P「ツアー会社が用意したものです」
スカリー「昨日の18:
P「いえ?……特に無かったと思いますが…」
モルダー「じゃあ18:42頃は?」
P「いえ…」
モルダー「では、貴方達の乗ったバスが事故を起こすまでに何か変わった事は?」
P「いえ、何も……あの、それが事故と何か関係が…?」
モルダー「実は貴方達の乗ったバスの近くで事故がいくつか起きていて、その情報を集めているんです」
P「ああ………それは…本当ですか?」
スカリー「ええ、そうです……何か心当たりが?」
P「ああ、いえ……でも…それは……」
モルダー「どんな些細な事でもかまいません。それが……信じられないような事であっても」
P「でも………FBIの方にお話するような事では…」
スカリー「………?」
P「………これはその……不幸…なんです」
モルダー「……・不幸…?」
13: ◆kHP27SAHvY 2019/08/05(月) 22:17:03.06 ID:rBJwAim00
スカリー「ご協力感謝しますわ、Pさん」
P「ええ、こちらこそ、すいません。変な話聞かせてしまって……あと…」
スカリー「ええ、彼女達に他の事故の事は内密にしておきます」
P「ありがとうございます」
モルダー「あの、最後に一つだけ…」
P「?」
モルダー「貴方は超常現象や超能力を信じますか?」
P「……ええ、信じますよ」
モルダー「……ありがとう」
モルダー「彼の話、信じるかい?」
14: ◆kHP27SAHvY 2019/08/05(月) 22:18:46.82 ID:rBJwAim00
スカリー「信じるも何も、ただの迷信じゃない。人一倍不幸がふりかかる少女だなんて、三文小説の題材だわ」
モルダー「そうだね、でも、あの子もバスに乗っていた」
スカリー「それはそうだけど、あのバスだけじゃなく他の車も事故を起こしてるのよ?運なんていう個人的なものが周りのに影響を及ぼすだなんて、信じるほうが難しいわよ」
モルダー「でも例えば、彼女が何らかの超能力を持っていて、それが無意識下で周りに影響を及ぼしていると考えたらどうだい?彼女は自分を不運な人物だと信じ込み、ああなって欲しくない、こうなったら嫌だとナーバスになって考える。その心理的ストレスが彼女の秘められた能力の引き金になって…」
スカリー「モルダー……911のテロの時、貿易センタービルから生還した女性が一ヵ月後に旅客機の墜落事故で死んでるのよ?それも超能力のせいにするつもり?」
モルダー「そうじゃないさ……」
スカリー「人間がこの世に存在している以上、そういう人もいれば宝くじの最高額を二度も当てる人だっているわ。それは何の不思議も無い事でしょ」
モルダー「じゃああの日、あの高道路にたまたま運の悪い連中が集まってたって、そう言いたいのかい?」
スカリー「そうね、今ある証拠を見る限りはそうとしか言いようが無いわ」
15: ◆kHP27SAHvY 2019/08/05(月) 22:19:25.72 ID:rBJwAim00
モルダー「実はこんなものがある。超能力者が出す特殊な脳波を検知できる装置だそうだ」ゴソゴソ
スカリー「こんなものどこから?」
モルダー「いつもの3人さ」
スカリー「あのオカルトマニアからなの?そんなもの信用できないわ」
モルダー「それはやってみないとわからないだろ」
スカリー「ちょっと、まさか彼女に話を聞く気?さっき話さないって言ったばかりじゃない」
モルダー「"他の"事故については話さないよ」
スカリー「ちょっと!」
モルダー「なんだよ」
スカリー「私がやるわ、相手はティーンの女の子ですもの、貴方が行ったら怖がられるでしょ」
モルダー「そうか、じゃあ…」スッ
スカリー「………モルダー…」
16: ◆kHP27SAHvY 2019/08/05(月) 22:19:57.53 ID:rBJwAim00
モルダー「いいから、持っていってくれ。反応が無ければそれで良し。もしあった時は……」
スカリー「……分かった…」
スカリー「こんにちわ」
ほたる「え!?…はい……は…ハロー・・・」
スカリー「少しお話を聞きたいのだけど…通訳は……」
17: ◆kHP27SAHvY 2019/08/05(月) 22:21:38.70 ID:rBJwAim00
志希「じゃじゃーん☆マッドジーニアスしきちゃんただいま登場?♪」
ほたる「きゃっ・・・志希さん…」
志希「ハァイ、FBIさん、アタシが通訳するよ?」
スカリー「…英語がお上手なのね」
志希「にゃははは?、すこ?しこっちに住んでたからね?。大学で」
スカリー「そう…専門は?」
志希「化学♪まあ研究上医学も少しかじったけど」
スカリー「貴方もしかして……えっと…シキ…」
志希「ご名答?、シキ・イチノセ」
スカリー「貴女の論文を読んだ事があるの。でもどうして……貴女ほどの才能が歌手なんて…」
志希「まぁそれはいいじゃない?それよりお話って?殺人?強盗?それとも麻薬かにゃ??志希ちゃんいい子だから?合法なものしかやらないよ??」
スカリー「…興味深いお話だけど、私達は昨日の事故について調べに来たのよ」
18: ◆kHP27SAHvY 2019/08/05(月) 22:22:37.74 ID:rBJwAim00
ほたる「あの…」
志希「ああ、ゴメンゴメン、昨日の事故について聞きに来たんだって?」
ほたる「昨日の…ですか…」
スカリー「ええ、高道路でタイヤがバーストなんて危ないでしょう?だから、何かおかしな事は無かったか調べているのよ」
志希「だってさ」
ほたる「あの……それは…私のせいですから…」
スカリー「…………」
ほたる「あ、すいませんすいません…こんな話…」
スカリー「いいのよ、聞かせて」
ほたる「…………あの私…昔から運が悪くって……所属した事務所がことごとく潰れてるんです…道を歩けば躓いたり……植木鉢が落ちてくるなんてのもしょっちゅうで…」
スカリー「植木鉢?」
ほたる「はい……他にも…」
ヒュンッ
バシィッ
ほたる「あいたっ!?」
19: ◆kHP27SAHvY 2019/08/05(月) 22:25:21.14 ID:rBJwAim00
スカリー「たいへん…!大丈夫?!」
少年「お前すげえな!ホームランだぞ!!………あ、すいませーん!大丈夫っすかー!?」
志希「Bullsh*t!!F**k!!!Asshole!!!Son of a BIIIIIIITCH!!!!!」ヒョイー
少年「サンキュービッチ!!」
スカリー「見せて…腫れてるわね……冷やさないと…」
ほたる「私の鞄に氷嚢があるから大丈夫です…」
スカリー「え?」
ほたる「あ、あの…えっと……アイ・ハヴ……アイス…!えと…イン・マイ・バッグ」
スカリー「そうなの…?」
志希「ふぅ…まったく……んにゃ?どっか行くの?」
ほたる「ええ、私のバッグをとりに…」
志希「んじゃ志希ちゃんも行く?」
スカリー「自分が不運だと思うようになったのはいつから?」
20: ◆kHP27SAHvY 2019/08/05(月) 22:25:50.46 ID:rBJwAim00
ほたる「いつから…でしょう………分かりません」
スカリー「でもそれは一過性のものよ、誰しも幸運な時とそうでない時があるわ。例え終わりが無いように思えても、明日にはいい事があるかもしれないじゃない?」
志希「だってさ、ほたるちゃん。ダニーは優しいね?♪」
スカリー「……ありがと」
ほたる「ありがとうございます……でも、少なくとも今は幸せなんです…大きな事務所に入れて、それにこんな海外旅行まで出来るんて…これを不幸なんて言っていたらバチが…」
ヒュオンッ
ガッシャァァン!!
志希「!!」グッ
ほたる「きゃあっ!!」
21: ◆kHP27SAHvY 2019/08/05(月) 22:26:25.57 ID:rBJwAim00
スカリー「大丈夫!?怪我は無い!!?」
ほたる「ええ……ありがとうございます、志希さん」
志希「ん??なんの事かにゃ?♪」
スカリー「大丈夫!?…これは……植木鉢…?」
おばさん「大変…!貴女たち大丈夫!?ごめんなさいね…しっかり固定してたはずなんだけど…」
ほたる「大丈夫ですっ……あ…アイム・オーケー…」
おばさん「そうなの…?あっ、ちょっと待ってて!」ドスドスドス
ほたる「え?あの…」
おばさん「はい、私が作ったクッキーなの。びっくりさせちゃったお詫びよ、受け取って」
ほたる「ええっ!?でも…」
志希「サンキュー♪ほたるちゃん、日本じゃないんだから謙遜は失礼だよ?」
スカリー「そうよ、頂きましょう」
ほたる「あ…ありがとうございますっ…!」
おばさん「アリガットー、アリガットー」ニコニコ
ほたる「…………」
スカリー「どうしたの…?」
ほたる「ぁ……国が違っても、人ってこんなにも優しいんだなって…」
志希「だってさ」
スカリー「…………」
22: ◆kHP27SAHvY 2019/08/05(月) 22:27:24.67 ID:rBJwAim00
スカリー「モルダー」
モルダー「やぁスカリー、どうだった」
スカリー「はい、コレ。何の反応も無かったわ。その機械がインチキか彼女が超能力者じゃ無いかは分からないけど、とにかく収穫無しよ」
モルダー「そうか…」
スカリー「帰りましょうモルダー、やっぱりこれはただの事故よ」
モルダー「…………君は一足先にワシントンへ帰っててくれ。僕も明日には帰るよ」
スカリー「モルダーあなたね…!」
モルダー「なに、一日だけさ」スタスタ
スカリー「ちょっと!……まったく…」
23: ◆kHP27SAHvY 2019/08/05(月) 22:28:05.82 ID:rBJwAim00
?20:
P「よーし、みんなー。今日は大人しく寝るんだぞー」
一同『はーい!』
P「よしよし……ん?」
モルダー「やぁ」
P「あれ?…昼間の……」
モルダー「ちょっと近くで一杯どうだい、君の話を聞いてアイドルに興味が湧いてね」
P「は…はぁ……」
24: ◆kHP27SAHvY 2019/08/05(月) 22:29:32.17 ID:rBJwAim00
?22:
モルダー「アハハハハッ!それは災難だったな」
P「でしょー!?あん時はもう俺ダメかと思いましたよ?!あははは!」
モルダー「いやぁ、ゲイノウカイっていうのは大変なところだね。ああ、ボイラーメイカー2つ」
P「ああ、すいませ…いや、ありがとうございます」
モルダー「今日は僕のおごりだ」
P「おおぉ…アメリカは土地だけじゃなくて、人もでっけぇ……お、そうだ」ゴソゴソ
モルダー「?」
P「これ、うちの娘達のライブなんかを納めたDVDです。良かったら見てください」
モルダー「ああ、ありがとう……あの子のライブも入ってるのかい?」
P「あの子…?ああ、ほたるのことですか……」
モルダー「あぁ、すまない、そういうつもりじゃ…」
P「いえ、いいんですよ。実際のところ、あの子の体質が人気の一要素であることは否定できませんから…」
モルダー「君自身はどう思うんだい?」
P「え?俺ですか?俺は……別に、どうでもいいですね」
モルダー「というと?」
25: ◆kHP27SAHvY 2019/08/05(月) 22:30:47.72 ID:rBJwAim00
P「うちの事務所には色んな子がいますからね、国籍が不明なヤツに超能力者、サンタに魔王に吸血鬼…どいつもコイツも変な奴等ばっかりですけど、みんな同じくステージに立って、同じ光景を見ていますし、俺はいつも袖から見ています。俺にとっちゃみんな可愛い妹や娘みたいなもんですし、同時に仲間なんです。別に不幸がどうとか関係ないですよ」
モルダー「……そうか…いいヤツだな、君は」
ウェイター「ヘイ、ボイラーメイカーお待ち!」
モルダー「さぁ、グッといってくれ」
P「あざっす」
モルダー「Cheers」
P「Cheers」
チンッ
P「ぷっはあ?……ついでに、これもプレゼントしておきますね…」
モルダー「??これは…?」
P「This is my favorite!Mana Sakura is goddess!!」
モルダー「woo...cool....」
26: ◆kHP27SAHvY 2019/08/05(月) 22:32:54.20 ID:rBJwAim00
?00:
モルダー「おい、大丈夫か?」
P「あ゛あ゛?…らいじょうぶ…らいじょうぶっすよ?……うちの飲兵衛どもに鍛えられれましゅらら?……」
モルダー「やれやれ……ん?」
裕子「げっ!プロデューサー!?」
P「んん?おまー!ユッコころやろー!!なーんzxc、mんzk;gは;しh!!!」
裕子「ひぇー!!?サイキック脱兎ぉー!!……って、何ですかプロデューサー…そんなべろんべろんになっちゃって・・・」
P「おだまりっ!!」
裕子「ええ…」
ジジ……ジジジ……
モルダー「?」
ジジ……ジジジ……
モルダー「(センサーが反応している…!?)」
27: ◆kHP27SAHvY 2019/08/05(月) 22:34:15.66 ID:rBJwAim00
P「ユッコォ?……」ヨロヨロ
モルダー「あ、おい!」
裕子「ぎゃあああああ!?」
早苗「伝家の宝刀100tハンマーーーー!!!!」ドゴォッ
P「もっこり!!!!?」
モルダー「………日本の女性はお淑やかって聞いてたけど、どうやら違うらしいね…」
早苗「あら、昼間のFBIさん。それじゃ、ごめんあそばせ?」ナゲキスナゲキス
モルダー「あ、あぁ…」
モルダー「…………」
28: ◆kHP27SAHvY 2019/08/05(月) 22:37:25.33 ID:rBJwAim00
?09:
P「よぉ?し、みんな揃ったな。今日の予定はタイムズスクエア行ったりブロードウェイ行ったり怒涛のスケジュールだからな…ん?」
モルダー「やぁ、昨日はよく眠れたかい?」
P「モルさん……今日も聴取なんですか?」
モルダー「いや、今日は非番なんだ。せっかくだし、ニューヨークを案内しようと思ってね」
P「…………実は本当に俺を疑ってるなんてこと…無いよね?」
モルダー「君が逮捕されたら、お宝を譲ってくれる友人が減るからね」ニッコリ
P「Oh…Soul Brother…」
早苗「…・・・怪しいわね…あの二人」
裕子「おっ、元刑事の勘ですか?」
早苗「女の勘よ…!」
美優「あの…それは…」
29: ◆kHP27SAHvY 2019/08/05(月) 22:38:28.89 ID:rBJwAim00
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