死ぬ程洒落にならない怖い話を集めてみない?『連続する夢』『かんのけ坂』『玄関の男』他back

死ぬ程洒落にならない怖い話を集めてみない?『連続する夢』『かんのけ坂』『玄関の男』他


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連続する夢
手が遅いのと文才がないので、ちょっとずつ書いててくじけそうになってきました
途中までだけど、一度投下します
みなさんの反応見て、続きを書くか検討します・・・すみません
中学の自習時間に先生がしてくれた実体験談?です。
先生から聞いただけの話だけど、臨場感を出すため語り手を先生(俺)として書きました
洒落怖シリーズ
http://world-fusigi.net/archives/cat_238783.html
引用元: ・死ぬ程洒落にならない怖い話を集めてみない?315
610: 本当にあった怖い
十年くらい前、俺がまだ大学生だった時の話。
同じサークルでよくつるんでた友達が二人いた。名前はKとH。
俺とHは学生寮に住んでいて、Kだけが安アパートで独り暮らしだった。
どいつも親は別に金持ちじゃないから、仕送りも衣食住でかつかつ程度だったし
大学は最後の自由時間って感じで、講義もそこそこにバイトしては遊ぶ毎日だったよ。
彼女もいない野郎三人。
つるんでゲーセンやカラオケ行ったり、独り暮らしのKの家で夜通しゲームしたり、
今思えば、受験戦争から解放されて精神年齢が逆戻りしたようなアホな大学生活だった。
そんなある日、いつものように三人で馬鹿話してると
Kが「最近おもしろい夢を見る」と言い出した。
連続する夢、夢の続きをまた夢で見るのだと言う。
それも毎晩見るのではなく、数日あいてまた同じような夢を見るらしい。
俺とHがどんな夢かたずねると、Kは「自転車に乗っている夢」と答えた。
自転車に乗って走ってる夢で、夢の中のKは「どこか」に行かないといけないと思っていて
その「どこか」を探しているらしい。
ストーリー性のある夢かと思ってたから、正直つまらねー話だと思ったよ。
それのどこがおもしろいのか、たずねたら
Kは「ペダルを踏む感覚や景色がすごいリアルで、夢と思えない夢だ」と興奮していた。
611: 本当にあった怖い
それからなんとなく、Kに会ったら夢の話を聞くのが俺とHの日課になった。
どっちか片方が聞いたらもう片方にも伝える。それでKに会ったらもう一度直接聞いたりして、
なんだかんだでKの夢の内容は、三人で共有する形になっていた。
「昨夜は残念ながら見なかったな」とか
「昨夜は海辺を走った」とか「薄暗くて山道みたいだった」とか
Kの夢に共通してるのは、それがK本人の行動として描かれることと、必ず自転車に乗っていることだった。
俺たちはおもしろがって、Kの夢をあれこれ診断しようとしたりした。
占いや精神分析とかを本で調べてみたり、Kの過去や思い出を聞いてみたり。
夢が現実にある場所かもしれないとKに心当たりがないか尋ねてみたが、
景色を「リアルだ」と思うのはあくまで夢の中のKであって、
目覚めた時に夢の景色をリアルに記憶しているわけじゃない、ということだった。
「実体験のような夢」を見てるだけで、目が覚めれば「夢は所詮夢」ってことらしい。
612: 本当にあった怖い
Kの夢に異変が起きたのは、Kから夢の話を聞くようになって一ヶ月近く経ってからだった。
奴はその頃、街中を走る夢を何度か見ていて、最初に聞いた時はその延長だと思ったよ。
K「昨夜は線路の横を走った」
H「昨夜も?」
K「そう、昨夜も。二夜連続!」
俺「すげえ!連夜は初めてだな」
Kは二晩続けて「線路の横を走る」夢を見ていた。
街中を横断する線路で、上下二本の線路の両側は細い道路を挟んで住宅地になっているらしい。
その線路横の細い道路を自転車で走る夢だった。
二晩の夢の線路は続いていて、Kは線路伝いに「どこか」へ向かっている途中だと言う。
その時のKは「ようやく目的地が見えてきた気がする」と、現実の話でもないのにやけに張り切っていた。
それから一週間くらい、俺は課題だバイトだと忙しくてKともHとも話す機会がなかった。
大学で久しぶりにHに会ったら、Kの様子がおかしいと言う。
講義を欠席してサークルにも来なくなり、電話で遊びに誘っても生返事。
新しい夢について尋ねても「うーん、まぁそれなりに」としか言わなかったらしい。
後で考えると本当に直感だったんだが、俺はHからKのことを聞いたその時、ものすごく嫌な予感がした。
617: 本当にあった怖い
(すいません。落ちてました。なのであまり進んでません。眠い)
「とにかくKに会おう」ということになり、電話して居場所を尋ねたら友達の家にいると言う。
外出したくないと言うKを説得して、Kの居場所から一番近かったファミレスに呼び出した。
俺とHは先にそこへ行ってKが来るのを待ってたんだけど、店に入ってきた奴を見て
俺は自分の直感が正しかったことがわかった。
Kは異様なくらいやつれていた。
目の下にすごい隈を作って痩せて、ろくに寝ても食べてもいないようだった。
俺とHはしぶるKを一生懸命説得して、この一週間に何があったのか話すようにうながした。
Kは前置きに「お前らに話をすると本当になりそうで怖い」と何度も繰り返しながら、
ぽつぽつと話した。それはやっぱり、例の夢の話だった。
Kが二晩続けて線路横を走る夢を見た後のこと。
二日間は夢を見なかったらしい。
ところが次の日から、夢は毎晩やってきてKの睡眠を脅かした。
 その日。自転車で線路横を走る。前方には踏み切りが見えてくる。
 次の日。踏み切り前で電車が通り過ぎるのを待っている。自転車にまたがって、一番前で。
 次の日。自転車で踏み切りを渡る。何度も何度も繰り返し渡る。
 次の日。どこかの路地で自転車を降りて、踏み切りへ歩いていく。
 次の日。踏み切りを歩いて渡る途中、線路の真ん中で立ち止まる。
 次の日。線路の上を歩いている。踏み切りを後にして。線路をまっすぐ。
618: 本当にあった怖い
夢が進むにつれて、Kにはこの夢が何を意味するのかわかったのだろう。
夢のことを知る俺とHには相談できなかったと語った。口に出せば、正夢になりそうだったから。
Kは眠るのが怖くなった。場所を変えれば夢を見ないかもしれない。アパートを出て友達の家に転がり込んだ。
しかし、夢は毎日容赦なくやってきた。ほんのちょっとのうたた寝の隙にも。
昼夜問わず一日一回必ず。正確にリアルに・・・
「俺は自殺の夢を見ている!」
Kは真っ青になって震えていた。
「この後は何を見せられるんだ?最後まで見たら俺はどうなるんだ?」
もちろん俺とHには、返事のしようがなかった。
Kによると、夢の中のKは「明確な意志を持って」そこへ向かっているのだと言う。
現実のKに自殺願望はないのだが、夢の中のKの自我は淡々と目的を果たそうとしているのだと。
俺とHはとにかく、半狂乱のKを必死でなだめた。
「現実でお前はちゃんと生きていて、自殺なんか絶対にしない。俺たちが絶対にさせないから!」
その日の夜、Kは友達の家を出て、俺たちと一緒にアパートのKの部屋へ戻った。
当面は、俺とHでできる限りKから目を離さないことにしたからだ。
俺はその日、バイトが夜のシフトでどうしても代わりが見つからず、仕方なくKをHに任せて出かけた。
HはKのアパートで、Kを見張りながら一晩すごすことになった。
二人には何かあったらすぐ連絡するよう念押ししていた。
バイト終わっても終電過ぎてKのアパートには戻れず、特に連絡もなかったから俺は寮で寝ることにした。
翌朝7時頃。Hから電話があった時、俺は疲れてすっかり熟睡していた。
Hは「Kは無事だけど、大変なことになった。とにかく早く来てくれ!」と言う。
電話で事情を聞こうとしたが、Kをなだめるのに手こずっているようだった。
Kの声もしていたが、何を言っているのかよく聞き取れなかった。
俺は急いでKのアパートへ向かった。
623: 本当にあった怖い
(あまちゃん見てました、すみません。先生が割とそういう話し方で・・・物語調というか)
Kは多少落ち着いたのか、泣き腫らした目でぐったり座り込んでいた。
しゃべる元気もないようで、俺はほとんどの説明をHから聞くことになった。
Kは明け方に、またあの夢を見てしまったらしい。
 夢の中で。Kの目には、一面の、青い空が広がっていた。
 線路の上に、仰向けに、寝転がって。
 体の下に、近付いて来る、振動を聞きながら。
俺たちは全員、もう時間がないとわかった。
次の夢を見てしまったら、何か恐ろしいことが起きると思った。
Kは今確かに生きているが、これは明らかにおかしい。正夢じゃなくても、この夢は絶対に異常だ。
それで、Kをどこかの神社で御祓いしてもらおうとか、精神科で深層心理調べるとか、
催眠術?みたいなのでKの知らない記憶が見えないかとか、いろいろ話したけど
俺もHもKもそういうのに詳しくなかったし、詳しい知り合いもいなかったから
とりあえず自分たちで原因を探ることにした。
まだ朝で、そういう頼れるかもしれない場所がどこも開いてなかったのと、
俺たち自身が焦っていて、とにかく何かして動いてないと不安だった。
今度は俺が憔悴したKを見ることにして、昨夜寝ずの番をしたHは調査に出ることになった。
眠りたくないKは俺と一緒に、Kの部屋やアパート周辺を調べる。
HはKの生活圏周辺の、線路への飛び込み自殺者情報を調べる。
当時はネット普及前で、調べると言っても駅周辺で聞き込みするか、図書館で新聞あさるしかない。
警察にこんなオカルトめいた話して、何か情報が得られるとも思えなかった。
そもそも「いつ?どこで?死んだ奴?がKに悪夢を見せているのか?」当てのない話だしな。
でも事件が解明したのは、結果的には新聞を調べたHと警察のおかげ?みたいな感じになった。
624: 本当にあった怖い
俺とKはアパート周辺をうろうろ歩き回っていた。
Kの住むアパートは、駅や線路からは離れた場所にあった。
古い安アパートで外観も中もオンボロだったけど、二年住んでるKは霊障なんて聞いたことがなかった。
Kの部屋は一階で、裏の駐輪場に自転車を置いていた。自転車にも特に変わった所はなかった。
俺の役割は調査よりKの監視だった。フラフラするKを支えて、眠らせないよう歩かせる。
とりとめないことを延々と話しかけ、返事をうながし、Kの意識が夢に沈まないように注意した。
9時に図書館へ飛び込んだHは、新聞で直近の人身事故情報を探した。
Hから連絡があったのは昼頃。最近二ヶ月の事故情報は、死亡・重傷あわせて5件。
路線名や地名や地図を確認しながら、Kの記憶に残るものがないか調べた。
1件にKが反応した。二週間前に隣県で起きた死亡事故。女性の飛び込み自殺だった。
その日、Kは自転車で隣県へサイクリングに行ったと言うんだ。
見るようになった夢に触発されて、急に自転車で遠出したくなったらしい。
隣県に着いて駅前に自転車を停めて、そのまま歩いて街の散策と食事に出かけた。
事故はその間に起きていたのだが、数時間後に戻って自転車で帰ったKは気付かなかった。
事故を見たのはKではなく、Kの自転車だったんだ。
俺とKは図書館から戻ったHと合流して、もう一度Kの自転車を丹念に調べた。
そうしたら、サドルの真下に黒っぽい物がへばりついていた。
俺たちはすぐに最寄の警察に行って、
その日Kの自転車が事故現場の近くにあったこと、遺体の一部が付着しているかもしれないことを話した。
一応、簡単にだけど、妙な夢の話もした。信憑性が増すのか減るのか、判断迷ったけど一応ね。
もちろんその日のうちに警察から連絡なんか来なかったが、その晩からKの夢はピタリと止んだ。
俺とHはその夜もKの部屋にいて、怯えるKをなだめつつ、結局朝には全員つぶれてた。
目が覚めて、Kは夢を見なかったことを泣いて喜んだ。
数日後、警察から連絡あった。
Kの自転車に付いていたのは、被害者の目玉だったんだ・・・
625: 本当にあった怖い
・・・以上です。
本当の話かは知りません。先生の体験談ってことなので。
ただ、女性の事故死とKの夢の始まりが同時じゃないので、女性の自殺願望が
生霊?みたいな感じでKに夢を見せたのか、不思議だと先生は言ってました。
645: 本当にあった怖い
>>610
こえええええマジ怖い
629: 本当にあった怖い
普通にぞくっとした
253: 本当にあった怖い
玄関の男
心霊関係じゃなくて申し訳ない
先日の日曜に体験した冗談抜きで体中から冷や汗が吹き出して止まらなかった話
俺は嫁と娘と息子の四人家族でアパートに暮らしている。ここは結構な田舎で都市部で起こる犯罪とはほぼ無縁な土地なので(と思い込んでた)気温の高い日なんかは玄関のドアを半分開けた状態で日中は風通しを良くしたりなんて事が日常だった
先日の午前もそんな状況で、私用で外出した嫁の変わりに俺が息子と娘を面倒見て居間でまったりしていた時の事
254: 本当にあった怖い
「喉が乾いたー」と息子(5)が、玄関と直通のキッチンに走って行った。居間のドアは開けっ放しなので冷蔵庫を開ける姿は丸見え
横目で見える息子のいつもの光景、でもその日は違った。お茶を取ってから今度はコップと玄関方向に向き直った息子が容器を落とした。なにやってんのよと俺が息子を直視すると、玄関を物凄い形相で見つめて微動だにしてないんだよ
しばらく間があって異常を感じた俺がキッチンに入って玄関を見ると、そこに見たこともない若い男が立ってた
255: 本当にあった怖い
見た目二十代ぐらいだろうか、夏らしい格好をしてたけど雰囲気がおかしい
軽く息が切れててしきりに半開きのドアから外をチラチラ見てる。しばらく金縛りに合ってた俺だけど、今ここには子供がいるって事を思い出すと全身の毛が逆立つような感覚に襲われて男に怒声を浴びせた
俺「お前なにやってんだ!」
男「・・・・・・ちょっと疲れた。いや外にいるから・・・・ちょっと」
俺「だからテメーはなにやってんだそこで!!!」
男「・・・・・」
ここで異常を感じた娘(12)が居間から顔を覗かせてすぐに引っ込む
俺が何を聞いても男の返事は訳が解らないモノばかりだった
257: 本当にあった怖い
どれくらい時間が経ったのか覚えてない
話も通じないので無言で対峙する俺と男、俺も相当テンパってたんで子供守るにはどうすればいい?、あれか包丁しかないかとかもうギリギリの事考えてたら
先ほどから外をチラチラ見てた男が急に玄関から外へダッシュ。それと同時に「おい待て!コラ!」の声と共に扉の隙間から制服警官が見えた
「????」と安心で半ば腰抜かした俺が呆然としていると、娘が「呼んだら来てくれた」と携帯片手に登場。そこで俺、全力で腰が抜けた
後で警官から聞いた話、俺らがまったりしてた朝に露出狂の男が近所に出没。他の住民からの通報で警官が捜索してる途中だったらしい
段々と追い詰められて逃げ場を失った男が思わず最後に飛び込んだのが家だったと言うわけ
最後に警官が一言「あいつはコレをやっとるみたいだったからまともな判断が出来なかったんだな」と注射器のジェスチャーをされて、俺ちょっと泣きました
これが昨日あった俺の信恐です。大したことなくてスマセン
263: 本当にあった怖い
>>253
親父さんDJ!
258: 本当にあった怖い
>>257
特に被害が無くて本当に良かった(汗)
娘さんの好判断が素晴らしいね!
最近そういうの多いからマジで怖いわ…
240: 本当にあった怖い
自分が体験した実話です。
高校の時にバイトしてた喫茶店で、調理師(Nさん)が若くして事故死したんです。
車が好きな人だったのでスピード出してたんだと思う。
しかもその事故現場が、喫茶店の前の交差点だった。ホントに目の前の。
車で塀に激突して亡くなったんだけど、
店の横が家だったので、その現場をマスター(店長)が目撃したらしいです。遺体も見てしまったらしい・・・。
241: 本当にあった怖い
その事故から少し経ったある日、
自分はホールで接客だったんだけど、閉店したあと"レジ締め"っていって、
売上金や客数とかの計算とかしてたら・・・・
突然、ピンポーン!って客が呼び鈴を押すボタンが突然鳴って、スタッフ待機側の電光掲示板にそのテーブル番号が・・・。
───もちろん閉店後だし、客は居ないはずなのに。
242: 本当にあった怖い
しかも・・・・テーブル番号が・・・・「4」
喫茶店とかで働いた事ある人は知ってると思いますが、テーブル番号に4ってありえないんですよね。
縁起が悪い数字なので電光掲示板に4は出ないんです。
それなのに、鳴るはずのない呼び鈴が鳴って4の表示。
マスターはNが帰ってきたかwとか笑ってましたけど・・・・マジで鳥肌もんでした。
243: 本当にあった怖い
4番テーブルなんてどこの喫茶店でも普通にあったと思うが
地域性でもあるのかね
掲示板には4があってテーブルだけ欠番なの?
244: 本当にあった怖い
>>243
テーブルは4番目のテーブルは数えませんでした。
オーダー用紙なんかの記入欄も、テーブルは1、2、3、5、6・・・と番号が振られてました。
電光掲示板も4は出ないように設定してました。
気味が悪いのであれはただの故障だったんだと思いたいです。
249: 本当にあった怖い
だるまさんがころんだ
親父の墓参りを済ませて、自分のアパートに帰ってきたのは夜の八時ごろだった。
玄関を開けると、テレビが点けっぱなしになっているのが音と光で分かった。
しまったな、と思いながら電気を点け、テレビを消す。
部屋が無音になった途端、背後に嫌な気配がし始めた。産毛をかすかに触れていくような意地の悪い感触だった。
ゆっくり振り返ると、部屋の隅に、壁に向かって立っている男がいた。
何をするでもなく、ただ壁に向かって立ち尽くしている。
後ろ髪は肩よりも長く垂れ、身につけているのは小汚いタンクトップとトランクスだけだった。
部屋から出なければ。
しかし、部屋を出るには、男の横を通りすぎなければならない。
近づくとこちらに何かしてくるのではないかと思うと、足がすくんで動けなくなった。
手探りでカバンから携帯を取り出し、警察に通報しようとした。しかし、そこで私は固まった。
男が少し向きを変えていた。
音も出してはいけないのだ。
私は何人かの友人にメールを送り、助けを求めた。しかし、返事はどれだけ待っても来なかった。
しばらく無音の硬直に耐えていると、突然、
「だるまさんがころんだ」
男の方からかすれた声で聞こえた。
そのとき、隣の部屋の住人が帰ってくる足音が聞こえた。
いっそ大声で助けを呼ぼう。
そう思った瞬間、男の向きがまた少し変わった。住人の足音に合わせて、ズズズ、ズズズと回転する。
男の正面がいよいよ私に向いた。
男の顔は垂れた前髪でほとんど隠れ、鼻先と口が露出している。
ニタニタと笑いながら、男はさらに向きを変える。
やがて男は動きを止めた。
壁に向いていた。
隣の部屋の方向だ。
瞬間、男が「田宮さん! 動いた!」と叫び、壁に溶け込むように走っていった。
それきり、男は消えた。
250: 本当にあった怖い
翌日、昨夜の疲れもあり仕事を早めに切り上げて夕方帰宅すると、アパートに警察と救急が来ていた。
なんとなく、予想ができた。
隣の部屋の住人が死んだらしい。
死亡推定時刻が昨晩の九時ごろで、何か知らないかと警察に尋ねられた。
さすがに男の話は信じてもらえない。私は特に何も、と答えておいた。
警察は同様にアパート住人に聞き込みをすると引き上げていった。
あの男は、私が墓参りから何か連れて来てしまったものなのだろうか。
それとも、虫の知らせのようなものなのだろうか。
警察が来て物事を淡々と処理している事実に触れ、何だか昨夜のことが不思議な出来事程度に思えてきた。
しかし、何も終わっていなかった。
その日の夜、また男が出た。
私が風呂から出ると、男は既にいた。昨日と同じ部屋の隅に、同じ向きで立っていた。
相変わらず、後ろ姿には不潔な雰囲気が漂う。
音を立てないように慎重に服を着て、一人掛けの椅子に腰掛けた。
男をしばらく観察した。だが、やはり昨日と何ら変わらない。
恐怖心がすっかり麻痺してしまった私は、試しに物音を立ててみることにした。
椅子の足を、かかとで軽く叩く。すると、男はズズズと回転する。
動きはすぐに止まり、再び静寂になる。
なるほどこれならば、注意を払えば恐れることはなさそうだ。
要は大きな音を出さなければいいのだ。
「だるまさんがころんだ」
アパートはすっかり、静かになった。
286: 本当にあった怖い
屋内プールで働いていた頃、営業が終わりシャワー室の点検に行った
シャワーの個室はカーテンで仕切られ、地面との隙間は15?くらい
その隙間から足が見えた。「終了の時刻となりましたので」と言いつつも異変を感じた
カーテンは薄手でシルエットが解るのに、体の影がない
足が見えてるだけで、よく見ると異様に青白い足
混乱していると真後ろから
「苦しい」
と言われ振り返ると誰もいない。シャワーを向き直ったら足も消えていた
なんだ?と思いながらシャワー室から出ると
「○○?(男性の名前)、おーい」
と俺の足の下としか思えない所から声がした。全力で逃げた
俺の頭の中では、以前、心筋梗塞で溺れてしまった
親子連れのお父さんの事しか考えられなくなっていた
290: 本当にあった怖い
山の神様かその類
一発で書ける文字数が少ないんで内容薄いわりにだいぶわかれるよ
つい最近の事なんだが、何年か前に山の中で撮った写真が変だった
子供が2人写ってる写真なんだが、どう見てもその片方に沢山の手の形をした影が巻きついてるみたいにしか見えなかった
だけど昔はそんなの見えなかったのを覚えてる
あと、それを見たらものすごく気分が悪くなった
291: 本当にあった怖い
たまたま部屋の掃除のときに見つけたアルバムで見かけたんだが、その場で掃除をやめてとりあえず近所の寺に行ってみる事に
だけど相談しにいったら顔を見ただけで「うちじゃ無理」みたいな対応
それで紹介された別の寺に行ったらどうもその写真は「本物」だったらしい
俺もお払いしてもらって、写真は残念ながら思い出のアルバムごと焼却する事に
292: 本当にあった怖い
で、詳しい話を聞いてみるとその子供が山の神様かその類の強い霊に魅入られてるらしくって、たぶん10歳まで生きられないんじゃないかとの事
その話を聞いて、お払いまでしてくれた坊さんの前で申し訳なかったんだが、どうしても我慢できずに吹いてしまった
「こいつ、今も生きてます。これ、隣に写ってるの俺です」
本当はそいつすごく背が低くて子供のころは実際より年下に見られてたの思い出して吹いたんだが(ちなみに写真撮ったのは小6の夏)
なんか似たような話あったもんだから、もしかしてこいつも何か凄いもん憑いてるのかって思ってその後も話したのが間違いだった
293: 本当にあった怖い
その友人はそこらに昔からいる一族の家系なもんだからもしかしたら知ってるかなって思って坊さんに名前を言ってみたら
「ああ、あそこの息子さんか。じゃあ仕方がないな」
って何か納得した感じ
話を聞いてみたら何でも「古い強い霊でも逆に祟るような呪いを抱えてる」そうで
ちょうどその写真を撮る1年くらい前に俺らより年下の女の子が「呪いに失敗した」って泣きじゃくりながら相談しに来たらしい
その時に呪う筈だった相手が問題の友人で、その子は何かしらの呪いの手順を踏んだ上でよくある動物とか人の体の一部の代わりとして自分自身で首を吊ったそうだ
294: 本当にあった怖い
だけどその友人も生きてるし、呪ったって子にも呪いが返ってる感じも無い
だから失敗したんだろうって事で放ってたらしいんだが、誰かの葬式でその友人が寺に来た時に「それ」を見たらしい
女の子の呪いはある意味失敗していて、だけどある意味成功していて、その友人自身が呪物の代わりになっていたそうだ
コトリバコの話の箱とか、リョウメンスクナとか、この板だったらそういった類のものって言えばわかりやすいかも
奥に引っ込んではいるが、抑え込まれている感じもない
295: 本当にあった怖い名無 2013/09/11(水) 02:17:07.82 ID:0My8xpPG0
危険なのはわかるが敵意は感じられず、また対処できる代物でもなかったらしい
結果的にそれは「悪いものを払っている」との事で放置しているらしい
あっちでどういう理由でそう判断したのかはきいてない
だけど俺はその友人とトラブル起こした連中の家族が急死してるの知ってたから、本当に安全なもんなのかって疑問に思った
あとガキの頃から隣にいた奴がそんなもん抱えてたって知ったら気分悪かった
それともうひとつ、お払いしてもらったのに最近なんか家の中が騒がしいのと、あとなんかやっぱり調べてみたらその山の辺りに神隠しみたいな話もあったから明日また相談してくる
ダラダラと失礼
302: 本当にあった怖い
かんのけ坂
今年の2月に起きた本当の話。そろそろ自分の中でも整理ができてきたので投下する。
今大学4年で就職も決まり学校生活も落ち着いたので、念願の車の免許を取るべく免許合宿に行ったんだ。俺の地元は近畿なんだが、合宿場所は中国地方だった。そこで地元が同じである4人の大学生と仲良くなった。
毎晩話をしているうちに免許合宿が終わったらお祝いもかねて何処かにドライブに行こうという話になった。無事全然免許を取得することができ、後日ドライブの日程を決めようということで解散した。
303: 本当にあった怖い
≫302の続き。遅くてごめん。
後日LINEで連絡を取りあい、日程をきめた。その日親の車を使えるのが俺だけだった。他の4人は住んでいる所も比較的近くだったため、どこかで集合し原付で俺の家までくることになったようだった。
4人のうちの1人にアルバイトがあったため夜中の1時に俺の家に到着というプランだった。
ここからは聞いた話になる。4人は12時に無事集合し、全員原付で出発したようだ。夜中だということもあり車も少なく快適なドライブだったらしい。
4人横並びで交差点で信号待ちをしているときに、信号がかわるとともに一斉に走り出しどれだけ次の信号に引っかからずに行くことができるか、というレースのような状態になった。
304: 本当にあった怖い
>>303続き。色々読みづらいな。
すいません。
レースに夢中になり、ふと気付くと1人いなくなってたらしい。3人で今来た道を戻り原付を脇に止めて困り果ててるのを発見した。調子が悪くて動かなくなったんだそうだ。素人4人だったが、なんとかまたエンジンをかけることができた。
1人の調子が悪いのでレースは控えてゆっくり行こうという話になり、そいつの後ろに3人がついて行く陣形で走っていた。
先程原付が故障した1人もなんの問題もなく走っていたため、またレースがはじまってしまった。
305: 本当にあった怖い
>>304続き
気付くとまたさっきの1人がいなくなっていた。また故障かと思い、3人はまた戻ったそうだ。するとまた原付が脇に止めてあった。
あぁまたかと思ったが今度は乗っていた本人がいなかった。どうしたのかと3人は原付を停めてあたりを探した。10分ほど探したが見つからなかったため途方にくれていたときに、脇の田んぼから携帯音の着信がしたらしい。
このとき一時を少し過ぎており、俺が電話したのが丁度行方不明の彼だった。
306: 本当にあった怖い
>>305続き
三人は着信音に驚き、田んぼの方に恐る恐る歩いていったらしい。そこは街頭も少なくとても暗かったという。
するとそこに行方不明だった1人がいた。
その時の彼の様子はまるで恐ろしいものでも見たように目を見開き、涙を流し失禁していた。口も開いたまま、泥だらけになり田んぼの真ん中らへんで突っ立っていたそうだ。
見つけた3人は焦って呼びかけたがまるで反応がなかった。全員が田んぼに入り泥だらけになりながらなんとか彼を引き揚げた。
ここで俺に別の1人から電話が入り、風呂と着替えを用意しておいてほしいということと、ドライブは中止だということを言われた。
308: 本当にあった怖い
>>306続き
俺は事情が分からないまま言われた通りにし待っていた。4人が到着したのは結局2時すぎだったと思う。
4人は3台の原付でやってきた。彼の原付は置いてきたそうだ。上着で無理やり運転者と彼を縛りつけていた。
まだ放心していた1人を4人がかりで風呂にいれ、ジャージを着せた。
その頃には徐々に回復しており、なんとか喋るくらいにはなっていた。失禁もしていたため、俺らは気を遣い先程のことはきかなかった。
するとぽつんぽつんと話し始めた。
突然また原付が故障し脇に止めて皆が戻って来るのを待っていた。
309: 本当にあった怖い
>>308続き。変な所できってしまった。
すいません。
すると道の向こう側で女の人が忽然と現れて手招きをしているのだという。街頭に照らされ凄く不気味だったそうだ。話かけても決して話し返してはくれずただ手を拱いてるだけだったという。
そこから記憶がないとのことだった。
俺らは震えながら話す彼になにも声をかけることができず、その晩は俺の家に泊まり、明日車で彼の原付を取りに行こうということだけ決めて寝ることにした。
3人はすぐに寝つき、彼も以外とすっと寝付いた。それを見て安心し、いつの間にか俺もねてた。これが3時くらいだと思う。
311: 本当にあった怖い
>>309続き
4時頃、だれかに話しかけられて起こされた。話しているのは彼だった。
俺もう帰らないといけない。俺帰らないと。そう言っていた。あんなことがあったため、驚いたがしきりに帰りたがるので俺は全員を起こして彼を説得しようとした。
全員で引き止めたが、彼は帰らないと、としか言わなかった。結局らちがあかず不安ではあったが家についたら必ず電話するようにと念をおして、1人が原付を貸して彼を帰らせた。
凄く不安だったが、およそ1時間後に電話が入り無事家についたと連絡がきた。原付も自分のものと途中で乗り換えたのだという。俺らは心の底から安堵し、いつの間にかまた眠ってしまっていた。
312: 本当にあった怖い
>>311続き
朝10時過ぎ頃電話で起こされた。彼からだったので嫌な予感がしたが、出ると女性の声だった。
電話してきたのは彼の母親で泣きじゃくりながら彼が死んだと言っていた。
朝彼の原付があったので帰ってきたのかと思い部屋に入ると死んでいたのだそうだ。
驚いて皆を起こし、住所をききすぐさま親の車で彼の家に向かった。家につくと警察がいた。彼の母親が外にでてきてくれて、中にいれてくれようとしたが警察にとめられた。昨晩一緒にいた旨を伝えると余計に見せることはできないと言われた。
母親とも引き離され、意味が分からないまま外で待っていると警察署にきてほしいと言われた。
313: 本当にあった怖い
>>312続き
結局パトカーと俺の車に分けられて警察署につれていかれた。運転は警官がしてくれた。
取り調べ室のような所に4人座らされ待っていると、中年の男性が写真をもって入ってきてこういった。
相当の衝撃をうけるかもしれない。怖い人は見なくていい。
そして写真をみせられた。全員が思わず見てしまったが、本当に見ていた全員が驚きのあまり立ち上がった。
写真には仰向けになり、天井に手を突き出したまま死んでいる彼の姿が映っていた。目は見開き涙を流し口からは血が混じった涎がたれていた。手は限界まで開いており血の気がひいて真っ白だった。
314: 本当にあった怖い
>>313続き
中年の刑事がすぐにポケットに写真をなおして彼の様子を説明してくれた。
写真では分からなかったが、彼は尿も便も漏らしており、白目も真っ赤なほど充血していた。死後硬直では考えられないほど、手と腕が硬直していた。また肩が上から無理やり引っ張られたように両方抜けていたという。
一番覚えていることが、肩が抜けているのになぜ手が天井を向いたままなのか全く分からないと呟いていたことだ。
俺らは震えながら昨日のことを話した。
316: 本当にあった怖い
>>314続き
中年男性は黙ったまま最後まで聞いてくれた。俺らの話が終わると一言田んぼの場所とはじめに彼の原付の調子が悪くなった場所はどこかということだけ聞いてきた。昨晩彼と一緒だったうちの1人が地図で場所を教えると、男性はそこかぁと呟いた。
そのあと簡単な調書のようなものを取られそれぞれ家に返された。原付も警察が回収してくれたようだった。
後日代表して俺が父親と彼の両親に話をしに行った。向こうの両親も警察から事情を聞いていたらしく、ただただ静かに泣いているだけだった。
317: 本当にあった怖い
>>316続き
結局司法解剖は彼の両親が拒否したので、彼の死因は心筋梗塞だということになった。
後日彼の葬式があり、父親と友人と参列した。焼香するために彼の遺影の前までくると棺桶がなかった。そのまま焼香を終えたが、あの時帰らさなければという後悔がすごくあり、なんとしても彼に謝りたかったので思い切って彼の両親にきいてみた。
すると彼の棺桶は祭壇の裏にあるのだという。会わせてほしいとお願いをするも断られた。無礼だとは思ったがお願いし続けると渋々了承してくれた。
318: 本当にあった怖い
>>317続き
葬式が終わるまで無理だと言われたため、終わるまで全員で待っていた。やがて式が終わり彼の両親に呼ばれ行ってみるとそこには棺桶ではなく箱があった。
高さ2mほどで横も2mほど、幅は棺桶と変わらない幅だった。両開きの扉が側面についていた。装飾も一切なくただの木の箱にみえた。
俺らが立ち尽くしていると、彼の両親が正直私達でも見るのが辛い、見る覚悟がある方だけ息子を見てやって下さいと言った。
正直足が震えていたが、嫌な予感がしつつも俺は両開きの扉をあけた。
予想通り彼はあの写真のままの姿でそこにいた。
319: 本当にあった怖い
>>318続き
手を突き出し、恐らくまぶたを閉じることができなかったのか目の部分には白い布が被せてあった。思わずひっと声がでて引きつけを起こしそうになった。俺の父親を含め全員がみたが、皆同じような反応をしており中には腰が砕けて立てなくなる者もいた。
全員が見終わって彼に謝ったあと、彼の両親が事情を説明してくれた。
腕をさげるには、もう肩も外れているため両腕を肩から切断するしかなかった。瞼もまるで皮膚がそこだけなくなったかのようになっており、閉じることができなかったという。
俺らはただただ泣きながらそれを聞き、彼の両親に謝った。
321: 本当にあった怖い
>>319続き
彼の両親はあなた達のせいじゃない。とずっと言ってくれたが、俺らはただただ謝るしかできなかった。その後泣きながら父親に連れられて家に帰った。
父親が帰りながら車中で、ふと警察で中年男性がしたのと同じ質問をしてきた。地図で説明していたのを聞いたので大体の場所を言うと父親もそこかぁと呟いた。その場では聞く気になれず、その日はそこで会話は終わった。
彼の四十九日が終わり、父親に葬式の日のことを聞いてみた。
323: 本当にあった怖い
>>321続き
父親は話半分で聞いてくれとの前置きをして教えてくれた。俺の祖父が父親に話したことだそうだ。
恐らく彼の原付が初めに故障したのは「かんのけ坂」とよばれている所だろう。今ではかんのけと訛っているが、昔は棺桶坂と呼ばれていた。少なくとも祖父が子供の頃はそうだった。
当時、棺桶をつくる仕事は(あくまでその近辺では)身分の低い人がする仕事だったそうだ。そのため棺桶一つの値段も安く、ひもじい生活をしていたそうだ。また差別もありかなり虐げられていたらしい。
324: 本当にあった怖い
>>323続き
そんな仕事で唯一儲かるのが特注品だった。例えば既成のものに入らないほど巨漢であるとか、なんらかの事情で既成の棺桶に入れられないケースに特注品を作るんだそうだ。
特注品の話を聞き、合点がいった。棺桶に入らないほどの巨漢などそうそういるものではない。
父親は続けた。手を拱いていたのが女性だという点でも思いあたる節があるという。祖父が子供の頃棺桶を作るのがとても上手な器用な女性がいたらしい。
その評判は周囲に広まり、気付くと特注品の注文はすべてその女性の所にいったそうだ。
325: 本当にあった怖い
>>324続き
既成品はある程度作り置きしているが、特注品は死後注文が入って死体が腐る前にすぐに用意しなくてはならない。
その女性は特注品であれど注文が入れば必ず次の日には棺桶を作り上げた。見た目もただの箱ではなく、装飾もちゃんとついておりとても一晩で作り上げたとは思えない出来だったそうだ。
丁度その頃不審死が相次ぎ、彼女はそれらの注文を全てこなしたという。
しかし最終的に、特注品の注文が彼女の所にしかこなくなり、どんどん私腹を肥やして行く彼女は、他の棺桶屋や周囲の農民からも妬まれ最後は若くして惨殺されたそうだ。
327: 本当にあった怖い
>>325続き
大勢に農具や工具で原型をとどめないほど無残に殺され田畑の肥やしにされたらしい。
父親は、ここからは自分の予想だという。恐らく彼が田んぼの中で硬直していたのもそのせいではないか、手を拱いていた女性はその女性ではないだろうかと。
考えすぎだと思うし、ここからは祖父の作り話かもしれない。ここまでの話は知っている人もいるだろうが、ここからの話は祖父からしか聞いたことがない。と父親は続けた。
例の女性が殺されたあと殺した棺桶屋たちが彼女の家に押し入ったそうだ。どうして特注品があんな短期間で作れるのか。特殊な道具、方法でもあるんじゃないかと探したらしい。
328: 本当にあった怖い
>>327続き
すると家には作りかけの特注品の棺桶と見たこともない祭壇があったそうだ。特注品と言えど亡くなり方は様々なため一つ一つの大きさ、形が違う。にも関わらず彼女が特注品を先に作っているのを全員が不審に思ったそうだ。
そんな最中不審死が起こった。
棺桶屋たちはもしやと思い彼女の作りかけの棺桶を見にいくと寸分違わずぴったりだったらしい。もしかすると彼女が特注品の注文を貰えるようなんらかの方法、呪いで不審死を引き起こしていたのかもしれない。
また、それが今回俺の亡くなった友人にたまたま降りかかったのでは無いだろうかと言って口を閉ざした。
329: 本当にあった怖い
>>328続き
亡くなった彼の両親は地元の人じゃないので、この話はしらないだろう。
友人にも話していない。
ただ、もう自分で溜め込んでおくのが辛くてここに書き込みをさせてもらいました。
長文乱文駄文を長々とすいません。
あのとき引き止めておけばと今でも思うのですが、正直怖かった。体も冷たく瞬きもせずに帰りたいという彼から離れたかった。
本当に申し訳ない。
読んでくれた方ありがとう。
330: 本当にあった怖い
久々に読み応えがあった。
お疲れさん。
362: 本当にあった怖い
んじゃ投下
小さい頃に体験したんだが
アパートの二階に住んでいた
ある日夜中に、ふとトイレに行こうと目を覚ましたんだ
トイレで座って用を足してたんだ
夜だからドアを開けっ放しにしてたんだ
ふと視界に何か見えたんだそしてドアの方をみたら
白い手袋のようなものをはいた手が見えて
その瞬間、全力でベットにダイビングして
目を瞑って早く寝ようと繰り返してたんだ
案の定眠れるわけもなく震えてたんだ
すると、どこからか「ドンッ、ドンッ」って何かを叩いてるような音がしたんだ
そのときは、何故か確認したくなったんだ
そして音がする方見ると窓があって外側から髪の長い女が
手に血をつけて窓を叩いてたんだ
これみて小さかった俺は見事に気絶してしまった
そして次の日の朝、窓を見ると血は無かったが、叩いたあとが沢山あった
あの女の正体は未だにわからない
421: 本当にあった怖い
6年程前の実話。
20の時に彼氏と同棲してた1Kの狭いアパートがいろいろヤバすぎた。
クローゼットが勝手に開くとか、音楽聞いてるとそれに合わせて知らない女の声が歌ってるとか、壁に何度帽子を掛けても振り返ると落ちてる、なんて当たり前過ぎて全然気にならないくらい。べつに迷惑でも何でもないし。
記憶に残る出来事だけまとめてみる。
まずネギ散乱事件!
朝起きてトイレ入った時に、突然パーン!と変な音が。爆発音の様なそんな感じ。
焦って慌てて飛び出すと、トイレの目の前に、冷蔵庫に入っていたタッパーが落ちてた。ネギを刻んで保存してたやつ。蓋は玄関まで飛んでた。
部屋を見て唖然としたよ…部屋中に綺麗にまんべんなく散りばめられた刻みネギ。
とっさにネギを手で押さえてみた。
やっぱりひんやりしてる。ついさっきまで冷蔵庫に入ってた感じ。ヒドい。片付けすごい大変だった。ちなみに朝イチだから冷蔵庫開けてもない、冷蔵庫開けるときの独特のあの音も聞こえなかったし、部屋には私一人だった。
あの一瞬で、どうやってどんな様子でネギが飛び散ったのか…トイレに入ってたのが残念でならない…
422: 本当にあった怖い
長くて申し訳ないがあと一つ。
彼とはロフトで寝ていて、その時は真冬だった。物音一つしない深夜に、なぜか急に目が覚めた。静か過ぎてキーンと耳の奥で聞こえる感じ。
そしたら突然外から、ビタビタビタビタ…!って音が聞こえて、部屋のベランダの前あたりで止まった。
多分、子供が裸足でアスファルトを走る音。『なんだ子供か。』と思ったけど、この時間に?しかも真冬なのに裸足?
まあいいや、明日も仕事だし。
とおもって寝ようとした頃。
ビターン!ビターン!
両足でジャンプしてやがる。これが意外とうるさい。しばらくイライラしてたけど、それも止まった。そしたら今度は急に大勢で唱えるお経の低い声が出したので、イヤホンで音楽を掛けて耳を塞いで寝た。当時これくらいの事じゃわざわざ彼氏起こしたりしなかった。
ところが朝起きると、彼氏がげっそりしていた。
実は彼氏にもあのビターンビターンが聞こえていて、音が止んだ後カーテンレールの隙間から子供がずーっと覗いてたみたい。
黒目が無くて光ってたとか言ってたけど謎。
ちなみに2階。頑張れば子供でも覗けるけど…うーん。見なくて良かったwww
443: 本当にあった怖い
心霊ロケ(1/2)
霊能者を連れ、某廃墟ホテルへと行き、その様子をカメラに収めるという番組があった。
そのホテルでは昔火災が発生し、多くの人が亡くなった場所でもあり、女性の霊を見た、
叫び声が聞こえるなど、そういった噂が絶えないまさにいわくつきの場所でもあったようだ。
ホテルに入ると中はかなり物が散乱しており、かつてここがホテルとして通常に営業していたとは
思えないほどその光景はひどいものであった。
そこから2F、3Fへと上がって行くと、ふいに霊能者が人が叫ぶような声が聞こえると言い出した。
早カメラを再生してみると、確かにうめき声?のようなものがかすかに聞こえる。
この声がどうも隣の部屋から聞こえるというので部屋に入ってみる。
部屋の光景は他と同様、散らかっており、かつての面影はない。
ふと目を向けると大きな窓がついており、カメラマンが下から見下ろすと
ちょうど見下ろした位置に大きなプールがあった。
とりあえずホテル内は一通り回ったので、最後にプールへと寄ってからロケを終りにしようと
いう事で、全員プールへと向かうことにした
444: 本当にあった怖い
心霊ロケ(2/2)
プールへと着いたスタッフは、霊能者に何か感じるかと聞いてみた。
すると指をスッと向け、あそこの部屋から物凄い形相をした男がこちらを見下ろしているという。
その霊能者が指を差した方向を見ると、先ほどうめき声が聞こえるというので覗いてみた部屋である。
「もうこれ以上は無理です。これ以上ここへはいたくない。早く帰りましょう」と怯えた表情の霊能者が言うので、
スタッフも了承し、ロケバスへと引き返すことにした。
ホテルを後にし、車中にて霊能者が恐ろしい話をする。
「私は最初、あの男の霊は我々を見て睨んでいると思った。でも違うんです。そんなことじゃない。もっと恐ろしいことです。
ホテルの火災は放火によるものです。部屋が燃え、男が逃げられない状況であると知っている中、犯人は男の目の前で息子を惨殺し、
男に見える位置に死体を置いたんです。あのプールへと・・・
男が我々に見せたあの表情は死への絶望とどうすることも出来ない無念によるものです。男は死んだ後も、永遠にその場面を繰り返し
繰り返し見ているんです・・・。」
・・・・犯人はいまだ逮捕されていない
416: 本当にあった怖い
怖い話というか、気味悪い話なんだけど、
この前シャトルバス乗ったら、隣の女がイヤホンで音楽かなんか聞いてて、
音が漏れてる。うるさいなぁ寝れないじゃんかと思いつつ、よくよく聞いてみると
ずーっと「パパー!、パパー!」って叫んでる声だった。
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▼合わせて読みたい幼少から続いてる恐ろしい体験を話す
ガチで霊がいるかわかる方法
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コメント
1 不思議な
自転車に目玉が付着してて気付かないなんてことがあるか?となって全然怖くなかった…
2 不思議な
山の神様かその類って話、友人は(一族の家系の人間?)とんでもない呪いを抱えてて、その呪いは呪いの癖に友人にとってはプラスどころかマイナスになる様なものでさえも攻撃する
分かりやすく言えば「俺の獲物に手を出すな!コイツは俺が呪ってるんだ!手を出すならお前も呪うぞ!」状態って事かな?
3 不思議な
>その子は何かしらの呪いの手順を踏んだ上でよくある動物とか人の体の一部の代わりとして自分自身で首を吊ったそうだ
だけどその友人も生きてるし、呪ったって子にも呪いが返ってる感じも無い
ん?その呪いを行った女の子は首吊りはしたけど死んではいなかったのか
4 不思議な
怖いの苦手なのに寝る前に怖いもの見たさで読んで寝れなくなった…
5 不思議な
昔から金縛りには良くなるんだけど…5分から10分 である日 これからオ○○ーするんだけど!って言ったら一瞬で解けた
この前なんかは解ける寸前に「また?」って女性の声が聞こえて少し笑っちゃった
6 不思議な
ママーッ!ママーッ!
7 不思議な
巣食うものみたいな話ね。
8 不思議な
今の棺桶は規定サイズがSSからLLで、身長175センチが最長。
それ以上の人は特注だが、1日あれば作って持ってくる。
そもそも棺桶の「在庫」は作らない。
協定で決まってる。
大災害や大事故が起きた時に棺桶の数が足りるのは失礼だし気味が悪い、ってね。
9 不思議な

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