老人施設はペット同居不可。家族にお願いするも断られる。おばあさんの最愛の猫たちの運命は?(アメリカ)back

老人施設はペット同居不可。家族にお願いするも断られる。おばあさんの最愛の猫たちの運命は?(アメリカ)


続き・詳細・画像をみる

1. カラパイア »
2. 知る »
3. 動物・鳥類 »
4. 老人施設はペット同居不可。家族にお願いするも断られる。おばあさんの最愛の猫たちの運命は?(アメリカ)

-->
老人施設はペット同居不可。家族にお願いするも断られる。おばあさんの最愛の猫たちの運命は?(アメリカ)
2019年05月01日 ι コメント(10) ι 知る ι 動物・鳥類 ι #
image credit:Facebook
 誰もが年老いていく。それは人間もペットも同様だ。美しいバーマンという品種の姉妹猫を長い間飼っているおばあさんは、この世で最もつらい決心をした。それは「老人施設へ行くこと」である。
 愛猫たちは16歳になった。自分も思うように体も動かなくなってしまった今、自分に何かあった時、愛猫はどうなるのか?そう考えた時、彼女には他の選択肢がなかったのだ。
 おばあさんは猫たちを連れていける施設を探したが、彼女の行くことができる地域の施設ではペットの同居は許されていなかった。
 そこでおばあさんは、自分の家族に猫の面倒を見てくれるようにお願いしたが断られてしまった。それどころか家族は猫たちを安楽死させるべく動物病院に連れて行ってしまったのである。
 おばあさんの愛猫たちの運命は・・・
スポンサードリンク
-->
老人施設にも家族にも愛猫の受け入れを断られてしまう
 アメリカ、メリーランド州に住むおばあさんは、自身の老いと、愛猫たちの行く末の狭間で苦しんでいた。
 彼女にはジッパーとミッシーというバーマンの16歳の老猫姉妹がいた。我が子同様に目に入れたって痛くない愛しい存在だ。
 できればいつまでも愛する猫たちと一緒に暮らしたい。だが老い先短く一人暮らしの自分の身に何かあったら、猫は行き倒れてしまう。
 
 おばあさんは、自分たちの未来を老人施設に託すことにした。けれども施設は愛猫たちの受け入れはできないという。
 そこで家族にお願いすることにしたが、家族にも老猫姉妹の受け入れを拒否されてしまった。それどころか、家族は老猫姉妹を安楽死させるべく獣医のもとへと運んでしまったのだという。
image credit:Facebook
まだ健康な猫たちを安楽死させることはできない。猫たちは保護施設へ
 しかし、獣医は「シニア猫とはいえ健康状態も良い猫を安楽死するのは賛成できない」とその施術を拒否した。
 こうして九死に一生を得たジッパーとミッシーは保護施設に預けられることとなった。
 おばあさんにとって、もう何年もの間一緒に暮らしてきたジッパーとミッシーとの別れはまるで我が身を裂かれるようにつらかったろう。
 しかし、自分のいない家に猫たちを放っておくわけにもいかない。ジッパーとミッシーにとって現在残されている選択肢は、シェルターにて心優しい次の飼い主に出会うのを待つことだけなのである。
image credit:Facebook
愛猫の為に丁寧な手書きのメモを残したおばあさん
 おばあさんは施設に入る前、ジッパーとミッシーのために書き記したメモを残した。そこには2匹の特徴や好き嫌いなどが丁寧に書き込まれている。
・必ず2匹を一緒にいさせてあげてください
・水に入れないであげてください
・子供のいない環境が望ましいです
・外に出たことはありません
・窓の外の景色を見るのが好きです
・ミッシーは怖がりで大きな音は苦手です
・カリカリは食べられません。ソースのついたごちそうが好きです
・ジッパーはご飯を山のように盛って出されるのが好きです
・ジッパーはエビと魚のご飯が好物です
・ジッパーはおやつにアメリカンチーズを丸めたものを出すと喜びます
・エサは刻んであげてください
image credit:Facebook
 などなど・・・長年愛情をもって猫たちと暮らしてきたおばあさんだからこそわかるメモだった。猫たちの行く末を案じるおばあさんの心配が見えかくれしているメモでもある。
慣れない施設暮らしを不安がる猫たちだったが・・・
 当初、ジッパーとミッシーは施設での暮らしに慣れなかったという。そこにはいつもいたおばあさんはいないのだ。特に怖がりで繊細なミッシーは目に見えて痩せてしまったという。
image credit:Facebook
 愛猫たちのこんな姿を知ったらおばあさんは悲しむに違いない。だが運命は彼女たちを見捨てなかった。
 おばあさんの祈りが通じたのか、美猫姉妹の写真をFacebookに投稿したところ、あっという間に何人もの引き取り希望の連絡が相次いだのだ。
2匹を一緒に引き取ってくれるぴったりの家族が見つかる
 施設側は条件に適った里親希望者の選別を行った。そしてそれはその中にあった。2匹にとってぴったりの家族が見つかったという。
image credit:Facebook
 たまたまジッパーとミッシーについての投稿を読んでいた女性が「この老猫姉妹は、自分の両親がにぴったりではないか?」と考え両親に連絡した。
 両親はこの話を快諾し、すぐに猫たちと面会した。すると相性もぴったりで、見事良縁が叶ったようなのだ。
 このご両親、現在ジッパーとミッシーがいる施設からおよそ8キロほどのところに住んでおり、彼らは飼っていたシニア猫を亡くし落ち込んでいたところだったという。
 あまり外に出たことのない猫たちにとって長距離移動は恐怖の体験となってしまうこともある。近距離に住む人に渡せるのは理想的ともいえる。
image credit:Facebook
 2匹のうちで比較的社交的なジッパーは好物の液状おやつを新しい家族の手のひらから食べるなど、少しずつ心を許し始めてきているという。
 シニア猫は自分の好みの生活スタイルがある。
 新たな環境にすぐに馴染むのは難しいかもしれないが、時間をかけて新たな住処をマイホームにしていくことだろう。
新たな飼い主との家族写真。
老猫姉妹は2匹で内緒話をしているようなポーズを見せている。
image credit:Facebook
 比較的ご近所に引き取られたということもあり、おばあさんに会いに行くこともできるかもしれない。ジッパーとミッシーのシニア猫ライフが充実したそして穏やかなものであることを祈ろう。
References: Facebook/Cheez Burger/など / written by kokarimushi / edited by parumo
あわせて読みたい
養護老人ホームの高齢者たちがぼっちになった子猫たちを育てるプロジェクトが発足。
全てはニャーゼのシナリオ通り?老人ホームに忍び込んだ野良猫、老人たちに猫かわいがりされ永久就職(アメリカ)
歩くことはできないけど、ここに座ってずっとみんなを癒してあげるから。ロシアの動物病院で働く黒猫の天使
ペットはかけがえのない家族。カナダの病院で重症の患者にペットのお見舞いを許可したところ患者の病と闘う力がアップ
残された時間がわずかとなってしまったおばあさんと片時も離れたくない猫のいる光景
この記事が気に入ったら
いいね!しよう
カラパイアの最新記事をお届けします
スポンサードリンク
- twitter公式アカウント
- facebook公式ページ
- カラパイア全記事一覧
「知る」カテゴリの最新記事
「動物・鳥類」カテゴリの最新記事
「動物・鳥類」カテゴリをもっと見る
この記事をシェア :
人気記事
最新週間ランキング
1位
1475 points
参加してみないか?大富裕層が開催するバトルロワイヤル形式のサバゲー、優勝賞金はなんと約1460万円!
2019年4月22日
139002956
2位
1219 points
アメリカ陸軍兵士も取り入れている「2分で眠りに落ちる」テクニックとは
2019年4月25日
378077269
3位
866 points
飼い主に置き去りにされた犬。以来10年間、再び飼い主が来るのを信じ、同じ場所で待ち続けている。
2019年4月24日
7880375
4位
787 points
車を停車させゴミ捨てから戻ると、ガリガリに痩せた犬が助手席に座っていた。ここから始まる犬の物語(アメリカ)
2019年4月28日
539017375
5位
578 points
人間の遺体を堆肥にし、自然に還す「有機還元葬」がアメリカ・ワシントン州で合法化される見込み
2019年4月24日
5030471
もっと読む
----------------------------------------------------------------------------
スポンサードリンク
Facebook
カラパイア
コメント



1


1. 匿名処理班


- 2019年05月01日 11:43
- ID:QbpQsRVx0 #





老美猫姉妹か・・・不細工だったら貰い手なかったよなぁ。
食事の内容も贅沢だし・・・






2


2. 匿名処理班


- 2019年05月01日 11:44
- ID:KoeJ.h0i0 #





まず安楽死が選択項目にあるとか考えられないぞ…。
幸せに生きてほしい






3


3. 匿名処理班


- 2019年05月01日 11:48
- ID:6IhtojbA0 #





紆余曲折あったけどハッピーエンドでほっとした。
おばあさんに再会できたらもっとハッピー!






4


4. 匿名処理班


- 2019年05月01日 12:01
- ID:4aX1Kb190 #





……理由はそれなりにあるのかも知れないけど
受け入れられないってこと自体はしょうが無いんだろうけど
いきなり安楽死させようとするって…………






5


5. 匿名処理班


- 2019年05月01日 12:08
- ID:.j5H8iHq0 #





引き取られてよかったなあ






6


6. 匿名処理班


- 2019年05月01日 12:12
- ID:lvZhoMtN0 #





施設も人手が足りないとかで仕方がない部分があるかもしれないけど、入居者のボケ予防や生活の質を上げるにはペットがいた方がいいんでねえか?夜中の徘徊や不安行動の相手するのが減ると思うんだ
動物がいれば職員のストレスも緩和されると思うし






7


7. 匿名処理班


- 2019年05月01日 12:28
- ID:ceFkwKGN0 #





…まあ、結果オーライってことで






8


8. 匿名処理班


- 2019年05月01日 12:32
- ID:cUumkQwj0 #





二人とも幸せになっておくれ(どうにも飼い猫を匹と呼べず)






9


9. 通りすがり


- 2019年05月01日 12:41
- ID:4u7xygJM0 #





安楽死は飼えない時の最後の選択肢
最後まで面倒見る理想からは程遠い
しかし外に出してからではそれは遅い
最低限度の責任の取り方ですよ







10


1

続き・詳細・画像をみる


中小企業←年収300万 大企業←年収500万

【画像】桜井日奈子の太ももエチエチすぎワロタwww

定食屋の女将「よくきたわね。いらっしゃい」ワイ(あっ…)

【平成未解決事件】生きたまま赤ん坊を引きずり出す猟奇事件「名古屋妊婦切り裂き殺人事件」

職場の同僚が赤ちゃん産まれたら会いたいってしつこい。本当は赤ちゃん触らせたくない

平成の30年で消えた職業、タイピスト、ミシン販売員、キャバレーのレジスター係、腹話術師

ブレンパワードで印象に残ってるセリフってある?

新天皇が現在59歳という事実

ソニー「Xperiaの商品力は確実に上がっている!販売台数の減少具合も緩やかに!」信じるぞ? 次は期待していいんだな?

「社民党」の改元にあたっての談話

【画像うp祭り】 GWだしおまえらの猫みせてよ

【テレビ】<中川翔子>NHK「退位特番」に出演 ネット沸く「何故しょこたん!」

back 過去ログ 削除依頼&連絡先