『やまわら』『右手見ませんでしたか?』他 海にまつわる怖い話・不思議な話back ▼
『やまわら』『右手見ませんでしたか?』他 海にまつわる怖い話・不思議な話
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やまわら
小学4年か、5年の夏休みだったと思う。
両親の仲がうまくいかなくなり、色々あって
半月あまり、父親の実家に預けられた。
祖父も祖母も優しくしてくれたので寂しくはなかった。
特に祖父は、釣りの好きなオレを気に入ってくれていた。
(どうもオレの父親は釣りが好きじゃなかったらしい)
今日は朝方○×の港、明日は夕方△□の磯、そんな感じで
色々な釣り場で釣りの秘訣を教えてくれた。
「アキ(←オレ)はなかなか筋が良いわ、
タケ(←父)は全然駄目だったがな...。」
そう言って笑う祖父の顔を見ると、オレも嬉しくなる。
自分でも色々工夫するし、自然に釣りが上手くなった。
海怖シリーズ
http://world-fusigi.net/tag/海にまつわる怖い話
引用元: ・海にまつわる怖い話・不思議な話 15
引用元: ・海にまつわる怖い話・不思議な話 16
752: 751 2011/11/03(木) 18:43:33.96 ID:XNK0L8ee0
そんなある日、祖父と一緒に夜釣りに出かけた。
何度か連れて行ってもらった場所だから勝手は知ってる。
さっさと支度して仕掛けを投げこみ、クーラーボックスに
2人並んで座り、祖母が作ってくれたおにぎりを食べていた。
満月から少し欠けた月が明るくて、風が涼しい。
「明る過ぎる、今夜は難しいかなぁ。」と祖父は言ったが
ひっきりなしにアタリがあって、大きなアナゴ、チヌ、
それから、外道ででかいノコギリガザミ。
2個目のおにぎりを食えないほど、忙しい釣りになった。
しかし、9時を過ぎた頃、急にアタリが止まった。
それに何となく変なニオイがして、気分が悪い。
「じいじ、何か変なニオイがしない?」と聞くと、
祖父は「アキ、これから俺が良いと言うまで絶対喋るなよ。
それと、誰に何て言われても絶対振り向くなよ。」という。
そして、小さい声で念を押す。「良いか、絶対だぞ。」
俺が小さくうなずくと、背後から足音が聞こえてきた。
754: 751 2011/11/03(木) 19:03:14.20 ID:XNK0L8ee0
それはどうやら草むらをかき分けて近づいてくる。
足音が近づいてくるにつれ、嫌なニオイが強くなった。
「よう、良く釣れてるな。」嗄れた声が響いた。
風邪をひいた子供のような、変な声。
「わしと組んだらもっともっと釣れるぞ、どうだ?」
祖父は声が聞こえていないように、黙って海を見ている。
とても怖かったが、オレも黙って海を見ていた。
「あれ、こいつは何だ?」声がオレの背後から聞こえた。
ブタが鼻を鳴らすような音がして、気配が更に近づく。
ニオイがすごくて吐きそうだが、両手を握り何とか耐える。
「まだ小さいが、良い手じゃのぉ。なぁ、わしと組まんか?」
声はもう、オレの右耳のすぐ後から聞こえてくる。
今にも肩に手をかけられるような気がして体が硬くなる。
755: 751 2011/11/03(木) 19:05:16.29 ID:XNK0L8ee0
怖くて怖くて泣きそうだったが、必死で黙っていたら、
祖父が釣り具箱の中から煙草を取り出し、火を点けた。
そして大げさに、ふーっ、ふーっと煙を吐くと
その声が「ん?...げごご...ごっ!」と言ったきり、
背後の気配が急にパタリと消えてしまった。
祖父が「アキ、もう良いぞ。」と言うので
恐る恐る振り向いたが、何もいない。ニオイも全然しない。
「あれはな、やまあら(やまわら?)だ。」
「あれの姿を見ると魅入られる。あれと一緒に行くと
魚は沢山釣れるそうだが、一度魅入られると逃げられない。
毎晩毎晩、それこそ死ぬまで釣りに連れ出されるそうだ。」
「妖怪とか精霊みたいなもの?」と聞くと、
「まぁ、そんなもんだ。魔除けに持ってて良かったが、
煙草なんぞ吸ったから気分が悪い。もう帰ろう。」と言う。
756: 751 2011/11/03(木) 19:08:57.94 ID:XNK0L8ee0
海岸線に停めた軽トラに向かって細い道を歩いていると
祖父は「前にあの声を聞いたのはいつだったかな...」
「タケが中学生...もう30年も前になるか。」と呟いた。
そして「まだあんなものがこの世にいるとは思わなかった。
アキは運が良かっ...いや、あれ、怖かったか?」と言う。
「うん、怖かった。とっても怖かった。」とオレが答えると、
祖父は「じゃ、もう釣りは嫌か?」と心配そうに聞く。
今思うと不思議だが、怖くて釣りを止めようとは思わなかったから、
「嫌じゃないよ。あんなの滅多に出ないでしょ?」と答えると、
祖父は「そうか、アキは強いな。」と笑ってオレの頭を撫でた。
「でもな、釣りにしろ何にしろ、海は怖い所だ。」
「それを忘れると、海で命を落とすことになるんだぞ。」
そう言った時、月に照らされていた祖父の真面目な横顔。
今でも1人で夜釣りをしていると時々思い出すよ。
祖父が肝臓癌で亡くなったのは、もう8年も前のことだが。
766: 本当にあった怖い
>>751-756
海の話なのに、出てきた怪がやまわら(山童?)ってのが面白いねえ
山の者だから自分で魚は釣れないのか
しかしタバコは万能アイテムだなあ、たしか蛇系にも良く効いたっけ
爺ちゃんの言いつけをちゃんと聞いて良かったね
見てしまっていたら、クネクネを見たようになってしまうんだろうか
767: 751 2011/11/04(金) 03:24:36.44 ID:Ro1DNwfx0
>>766
「やまわら」は、どうも「山童」だね。
このスレに書き込んだら何だか懐かしくなって
久しぶりに祖母に電話したら、
「あれは夏の間やまわら、他はかわわら。」って言ってた。
「かわわら」は河童の親戚みたいなものらしい。
海に潜って魚を捕るし、釣りも凄く上手いみたいだよ。
ただ、「アレが捕った魚は片眼が抜かれてるから高く売れん。」
迷惑そうに「何で今頃そんなこと...」って言ってた。
ググったら沖縄のキジムナーに似た話が沢山あるな。
煙草と嫌なニオイの記述は見あたらないが、多分同じ怪の類だろう。
祖父母の島は九州でも南の端っこに近いからね。
でも、キジムナー退散アイテムは8本足のタコ。
「タバコ」と「タコ」は1字違いだが関連あるのかな?
来年の夏は祖母の家に泊めてもらって釣りをしようと思う。
768: 本当にあった怖い
>>767
面白い話だったー。情景が浮かんできたよ。
とーちゃんが釣り嫌いだったのは、同じ体験をしたことがあったからかな。
763: 本当にあった怖い
タバコは魔除けになるってのはよく聞くね。
253: 本当にあった怖い
老夫婦が乗る車
昔体験した気になる事
確か5月か6月頃の平日、知り合いの兄ちゃんに連れられて江ノ島方面へ釣りに行った時の事
徹夜で釣りしてたんだけど全然釣果が無く、場所を代えて寂れた漁港みたいなとこで粘ってて昼過ぎた辺り
兄ちゃんは釣れないのと運転疲れで仮眠という名のふて寝中
俺の方はいろいろな釣り方試そうとして、前の仕掛け片付けてるとガリガリっていう鉄を削るような音が
音がした方を見てみると、古そうな車が船を止めるロープを結ぶ出っ張り(r状のアレ)を車の腹で擦って立ててる音だった
おいおい擦ってる擦ってるって突っ込もうと運転席見たら、老夫婦が真顔で乗ってる
ナンバー見たら札幌ナンバー
この人達こんな所に来てまで何やってるんだ? てかまだ擦り続けてるし
何かしらの珍事が発生していると認識し兄ちゃんに報告に行くと、兄ちゃんは既に起きていて忌ま忌ましげに例の車を時折睨みながら道具を片付けていた
「おいっ、ボン(俺の事)もう帰るぞ」
と片付け終わると直ぐさま帰宅
その頃にはもう例の車は動いてなかったんだけど、車降りて確認とかせずに相変わらず二人して座ったまま
帰り道、なんで急いで帰るのかと聞くと
「ああいうのが出てくると今日はもうダメなんだよ。あと帰り上混むし」
と言ってこの話はこれで終了しました
翌日のニュースには車が海に飛び込んだといった事件は無かったと思います
最近になってこの話を思い出したんだけど
本当にそういう伝承があるのか知りたくて書き込みました
それとも単に帰りの首都高の渋滞が面倒になって話作ったんですかね
兄ちゃんとは何年も前から音信不通なので本人に聞くことは出来ません
ちなみに兄ちゃんの職業は的屋で出身は四国だったと記憶しています
396: 本当にあった怖い
>>253
亀ですが・・・その的屋の兄ちゃんは全てを分かってたんだと思います。
あれは生きてる連中じゃないってね。あなたが見た老夫婦は間違いなく
以前そこから車ごと投身自殺をした人ですよ。海の上で怪しいものを
見たときはその話をしてはいけないことになっています。なぜなら「俺を呼んだかー」
と言って船の上に上がってくるからだそうです。そういう時は目で合図をし、
握り飯を海に投げると良いと言います。きっと兄ちゃんもそこで話してはいけない事を
知っていたのでしょう。遅杉でスマソ。
398: 本当にあった怖い
>>396
>>俺を呼んだかー?
怖すぎ
60: 本当にあった怖い
寒い場所
とくにオチもないんだけど、霊感ゼロの人間が唯一体験したひやっとした話
一応海沿いの話なのでここに投下、スレチだったらごめん
4年前の夏、バイクの免許取って、中古なんだけど400ccのバイクを購入
納車の日の夜19時過ぎ、仕事終わってwktk(・∀・)しながらヘルメットを持ってバイク屋さんへ
バイク屋さんに着き、状態を確認してから街をブラブラと走ってた
一通り走ったあと、信号待ちやら混んでるわで街中ではあまり気ままにドライブできないことに気づき海岸沿いを走りたくなった
それで車でよくドライブに行ってた志賀島(しかのしま)へ向かったんだけど
夏だったこともあり、100km近く出しても全然涼しくない
ぬるい風が強く吹き付けるってだけみたいな
それでも初めての自分のバイクでのドライブで楽しかった
ただ、ある瞬間から変化があった
61: 本当にあった怖い
俺はもともと霊感なんて皆無で、生まれてこの方そういうものを見たことも聞いたこともない
こういうオカルトとかも話聞くのは好きだけど半信半疑
んで、福岡の人なら分かると思うんですが、志賀島はほぼ一本道の海岸沿いを抜けたら、小さな島をぐるっと回る分かれ道がある
どっちに行っても戻ってくる道で、何回も車で来たことはある
で、なんとなく左の道を行くことにした
道に入ってすぐ、小さな集落というか何軒かの民家があるんだけどそこを抜けて
道が開けて海がぶわっと見えた瞬間、急に気温が下がった
夏場、冷房の効いたお店に急に入ったみたいな変化
ま、まぁ海沿いだし時間も時間で(23時ぐらい)冷えてきたんだろうなぐらいに最初は思ってた
だけど、その冷たさが尋常じゃない
真夏なのに、寒い。肩が勝手にガタガタ震えてくるぐらいに
62: 本当にあった怖い
半袖ってこともあったのかもしれないけど、ある場所から急に寒いなんてちょっとおかしい
そもそも時100km/h出して寒くなかった海岸線があったのに、なんで時60km/hほどでここだけ極端に寒いのか
ただ、どうにかして自分を納得させようと思いあれこれ考えた
より海沿いだから冷えたんだ!とか街の熱が遠くなったからなんだ!とか
辺りは、たまに外灯があるぐらいでかなり暗い。寒い寒すぎる。すぐ横が海だからとかいうレベルじゃない。ほんとにバイクだけが頼りだった
幸い、ヘルメットの隙間からイヤホンを忍ばせて音楽を聴いていたのでどうにか平常心で運転できた
ただ、こういうときって、なんか怖いことを連想してしまいがちで、もしかしてバイクの後ろになんか乗ってんじゃないか・・?
とか考えてしまう。
それを考えさせるぐらいの寒さだった
63: 本当にあった怖い
そして、ドライブスポットなのにこういう時に限って対向車なんかはこない
寒さと暗さでどうにかなりそうだったけど、なんとか中間地点っぽい施設についてバイクを停めてほっと一息
ただ、真夜中ってこともあって、その施設も明かりは最小限しかつけてなくて人気もない
音楽を消すと静寂に包まれて、急にまた怖くなった
慌てて、バイクにまたがってギアをいれると、バイクのエンジンが止まった・・
一番最悪な事態に
エンジンをかけて、何度も何度もギアを入れようとするけど、止まる
焦りがどんどんでかくなってきて、なぜか友達にとりあえずメールしたりした
なんで?どこで?一人か?そんなやりとりをしていると、急に施設の電気が全て、ふっと消えた
65: 本当にあった怖い
恐怖はピークになって、周りを見渡したらだめだ!ってなんか思った
そしてすがる思いで、バイクにまたがってギアを入れたら入った
なんとも馬鹿な話、俺の乗ってるバイクはスタンドを上げていないとギアが入らない安全設計だった
電気が消えたことで、逃げ出したい気持ちが高まり、スタンドを上げたのが良かったんだと思う
そして電気が消えたのは、ただ単に0時で日付が変わっておそらくだけど施設の自動消灯・・だと思いますというか思いたい
とくにオチはなくここで話は終わり。ただ、そこから走り出してすぐ寒さはまったくなくなりました。ほんとになんだったのか・・
長文でオチもない話でスマヌー。志賀島近辺の海でなんか過去にあったりするのかな?と思ったので投稿
225: 本当にあった怖い
ワープ
大昔、幼少期に海水浴行った時、当時、耳を水の中に入れることもできないくらい泳ぎがダメだったため、
水中メガネとシュノーケル付けて漂いながら、真下海底からせいぜい10数センチ程度の間しかない海の中をただ眺めるだけという楽しみ方で、漂っていた
耳は海面上に出しているから、周囲の喧騒も聞こえていたんだよね
結構な賑わいだった
ところが、いつの間にか全く喧騒が無くなり、無音状態になっていた
海中の画がとても素晴らしく、かなり集中していたため、音に集中していなかった
よく海中を見ると、砂だった海底もいつの間にか石ころが多くなっていたことに気付いた
怖くなって、慌てて海底に足を着けて立ち上がると、さっきまでの賑やかな光景ではなく、誰もいない静かな岩場になっていた
周囲には誰もいない
227: 本当にあった怖い
半べそかきながら、赤茶色の岩をいくつか越えると、さっきまでいたはずの人々で賑わう海水浴場が見えてきた
10分くらい掛けて、そこに到達すると、母親にえらく叱られた
5時間くらい捜したとか、警察を呼ぶ一歩手前だったとか言っていた
空間と時間をワープしたのかなあ?
未だに理解できない出来事
247: 本当にあった怖い
溺れる子供
あ、沖縄の友達から聞いた話。
厨房ん時、夜中に仲の良い友人を誘って海岸で遊んでたんだって。
月の暗い夜で花火やらバーベキューやらで盛り上がりも最高潮な時に
『オイッ!あれ』
誰かが海を指差して叫んだ。
指差した先には波に揉まれて溺れかかる子供が!
『助けなきゃ!』
と波打ちに走り出す奴等を止めたのは誰だったか…
『待て行くな駄目だ!アレを見ろ!』
249: 本当にあった怖い
続き。
『よく見ろ!アレは違う!』
…確かにバシャバシャと手を挙げて溺れているように見えるが…その顔は…笑っている!!
ニタニタと笑っているように見えるのだ。
しかも…月の暗い、他に灯りもない海でどうして子供だと分かるほど明るく見えるのか?
助けようと走り出した友人も呆然と見ている。
不意に子供の姿が消えた。
海は静寂な波の音。
…あれはなんだったのだろう。
と沖縄の友人は締め括った。
423: 本当にあった怖い
ロッカーの手
約三年前の話なんだがいいよな?
俺の科は三年生になると3ヶ月の乗船実習がある。
俺の時は2ヶ月間は沿岸航海
1ヶ月は遠洋航海だった
部屋割りはかなり狭い二段ベットが2つとロッカーしかない部屋を四人で使う。
一番トイレに近い部屋だったから誰かが嘔吐したり苦しんだりする声がよく聞こえてきた。
沿岸航海が多かったせいで着岸する機会が多く船酔いと陸酔いと2つの酔いに襲われてた
着岸して当直に疲れて寝てると誰かが急に俺の足首を掴んできた
俺は誰かのイタズラだと思い、掴んできた手を蹴り飛ばした
脚力には空手をやってたので自信があったのだがその手はピクリともせず逆に俺のこと引っ張りロッカーの中に引きずり込もうとする
ロッカーの中から真っ白な手がでてきていて俺をロッカーの中に引きずり込もうとしてきた
俺は「ざけんじゃねー!!」って怒鳴って掴んできた手を必死に蹴って蹴って蹴りまくった
必死に蹴っていたら急に手を離したのですぐに飛び起きてロッカーを閉めてロッカーの取っ手を板で固定して鍵しめたらその日はもうなにもなかった
474: 本当にあった怖い
太平洋戦争のとき全員戦死という軍艦が何隻かあった。主なところでは戦艦扶桑
巡洋艦鳥海、同筑摩。駆逐艦や潜水艦などは多数。ほか客船龍田丸。死ぬ人は影
が薄いと言われるが全員死んでしまう船の中はどんな雰囲気なのだろう。想像す
るだけでゾッとする。
542: 本当にあった怖い
うろ覚えだけど
動物話を集めた日本の民話集から
ある漁師が日頃全く見たことがない不気味な魚をGetした
皆に見せようと活かして持ち帰ったところ
その夜生簀から打ち寄せる波をテーマに繰り返し歌う声が聞こえてきた
たまらなくなった漁師はその魚を海に戻したところ
翌朝大津波が襲来したという
日頃全く見た事がない不気味な魚の正体は恐らく何らかの深海魚だろう
深海魚の浮上が津波の前触れだというのは昔から知られてたんだね
634: 本当にあった怖い
海蛍
怖い話じゃなくても、不思議な話ならここでいいんだよな。
もう10年ほど前の事だが、長期の出張で、ある離島にいた。
「何もあんな僻地に...」って同情してくれる先輩もいたが、
オレは釣りが好きなんで、まさに願ったり叶ったりの人事だった。
たまの連休も実家には戻らず、釣り三昧の毎日、まさに天国。
で、ある新月の晩、いつものように夜釣りに出かけた。
良い潮なんだが、馴染みのポイントには他に釣り人がいない。
仕掛けを放り込んで懐中電灯を消したら、それこそ真っ暗。
曇り空だからか星も見えず、本当に真っ暗なんだよ。
あ?、これくらい暗くて静かならチンの良型来るんじゃね?
なんて思いながら缶ビール飲んでたら、眼が慣れてきたのか
眼の前の海にうっすらと緑色の光の筋が見えてきた。
光の筋はオレの前から真っ直ぐ、次第に深く沖へ伸びている。
635: 634 2011/10/22(土) 19:59:54.10 ID:gO+HxjUu0
最初はそれが何だかわからなかったが、しばらくして気付いた。
光の筋はオレの投げ込んだ釣り糸に沿って伸びている?
そこら中に海蛍がいて釣り糸にぶつかった奴が光ってるのか?
でも、そんな沢山の海蛍が海岸近くにいるなんてことがあるのか?
ボンヤリ考えてたら、いきなり竿先の鈴が鳴った。
当たりだ!チンか?と慌てて竿を取ってアワセをくれる。
そしたら光の筋が今までより強い光を放って大きく揺れてるんだ。
ああ、やっぱり海蛍。頭の隅で納得しながらリールを巻く。
重い手応えとともに、ゆっくり魚が近づいてくる。
だがチンにしては少し引きが鈍い。時折底につっこむが
横走りもしない、何だこりゃ?もしかしてウツボか?
少しガッカリしていたら海の中に緑色の光の塊が見えてきた。
それは体をくねらせながら近寄ってきて、
緑色に光る魚の姿になった。「ハタだ!」
636: 634 2011/10/22(土) 20:02:12.24 ID:gO+HxjUu0
何て言ったらいいのか、図鑑とかに星座の絵があるだろ?
あんな風に緑色の小さな光の点がハタの形になって光ってるんだ。
ハタの大きさがどれくらいか、どんなふうに泳いでるか、
はっきり見える、真っ暗な海の中で。しかもそれは
ハタが近づくにつれていっそうはっきりくっきり見えてくる。
ハタを水面から抜き上げる直前には、
ヒレやウロコまで見えていたような気がするくらい。
釣り上げてみるとやっぱりハタ(50cm弱)だったんだが、
海水にぬれた仕掛けも、釣り上げたハタも、光ってなかった。
ハタを〆てから次の仕掛けを投げこんだが、光の筋はもう見えない。
ついでに朝まで魚は釣れず、小さな当たりすら全くない。
あれは、たぶん海蛍。とてつもない数の海蛍...だったと思うが、
あんな経験はあの時1回だけなんだよね。
今思い出しても何とも言えない光景、闇に浮かんで緑色に光る魚。
つまんないかも知れないがオレには今でも凄く不思議な経験だ。
長文をここまで読んでくれた人、ありがとう。
638: 本当にあった怖い
>>636
そういうおもしろい経験ができるのは幸せだよねえ
650: 634 2011/10/24(月) 02:37:24.73 ID:oF5WyRgS0
不思議なおじさん
久しぶりに休み取れたし、良い感じのレスもらえたんで
調子に乗ってもう少し書いてみる。オレが釣りを始めた頃の話。
オレの祖母は離島出身で、夏休みは毎年その島に遊びに行ってた。
その島でオレは祖母の弟っていうおじさんから釣りを習った。
幼稚園生になったかならないかの頃だから複雑な仕掛けはムリ。
オレンジ色のでかいプラスチックの浮子つけて五目釣りだ。
どこまでも海の底が透き通って見える海に仕掛けを投げこむと
いろんな魚がわらわらと寄ってくるのが見えて、すぐに釣れる。
チョウチョウウオだったり、ニザダイだったり、メジナだったり。
(方言名で書くと島を特定されそうなんで標準和名で...)
651: 634 2011/10/24(月) 02:50:41.83 ID:oF5WyRgS0
夢中になって釣ってると、そのおじさんがニコニコしながら
「○○(←オレの名前)は釣りが好きか?」って聞いたんだ。
「うん、好き。とっても楽しい。」って答えたら、
「そうか?、じゃ、面白いもの見せてやる」って言う。
何かと思ったら、おじさんはいったん仕掛けをあげて、
「ここにいる魚のうち○○の好きなのを釣ってやる」って...
オレは???って思ったけど、「じゃニザダイ」って言ったら
「ほいよ」って、すぐにニザダイを釣り上げた。
「ヒラアジ」「ほいよ」「ブダイ」「ほいよ」
???
「チョウチョウウオ」「ちっと難しいな、ほいよ」
??????
652: 634 2011/10/24(月) 03:21:14.38 ID:oF5WyRgS0
「何でそんなこと出来るの?」って聞いたら
「○○も上手になったら出来るようになる」って笑う。
今思うと、あの仕掛けで換えられるのは浮き下くらい。
しかし、それで完璧に魚の釣り分けができるとは考えられない。
仕掛けを入れた途端にわらわら魚が群がるあの海で...
色んな釣りを一通りやり、多少は上手になったが
いまでもあの「リクエスト釣り」は出来る気がしない。
というより、上手になるほど出来る気がしなくなるんだ。
一体、どうやってたんだろうね。本当に不思議だよ。
そのおじさんは数年前にガンで他界した。
最後に見舞いに行ったとき、「治ったらまた釣りに行こう
今度は魚の釣り分けの仕方、教えてくれよ」と言ったら、
「○○が上手になってたら教えてやる」って笑ってた。
多分あれは、オレには一生できないだろうな。
659: 本当にあった怖い
>>652
釣りに詳しくない自分は餌を変えれば出来るんじゃね?って思ってしまうんだけど、それでも不思議なおじさんだねー!
675: 634 2011/10/25(火) 23:44:15.98 ID:/ENPLxXO0
声
これも長期出張で同じ離島の話。
その日も仕事が終わってから河口近くの波止で夜釣りをしていた。
1投目、仕掛けを入れた直後から竿先が微妙に揺れるので、
大げさにアワセをくれて仕掛けをあげた。すると10cm位の赤い魚が
ぶら下がってる。お前どうやってエサを口に押し込んだんだって感じで
針に掛かってもないのにエサを咥えたまま上がってきた。アヤメエビスか?
何だか可笑しくなって魚の口からエサを外し、逃がしてやった。
しばらくプカ?ッと浮いていたが、バシャッと泳いで逃げていった。
その後仕掛けを入れたが当たりがない、飲んだビールの酔いもあって
ウトウトしてたら「ねぇ、釣れるよ」って声がして目が覚めた。
すぐに竿先の鈴が鳴って50cm強のコロダイが釣れた。
誰が声を掛けてくれたのか周りを見回すがだれもいない。
不思議に思ったが次の仕掛けを入れてまたウトウト...。
「大きいの釣れるよ」って声がしてまた目が覚めた。
すぐに竿先の鈴が鳴って、今度は60cm弱のゴマフエダイ。
やっぱり周りには誰もいない、不思議と怖い感じは全然なかった。
いるはずのない、小さな子供みたいな声なのに、何故だろうね。
676: 634 2011/10/25(火) 23:58:35.85 ID:/ENPLxXO0
もう一度仕掛けを入れてまた居眠り。
すると耳元で少し切羽詰まった声、「起きろ、雷だ!」
飛び起きて風上の空を見ると黒雲が湧いて雷光がピカピカ。
慌てて仕掛けを片付け車に避難、間一髪セーフ、濡れずに済んだ。
もう一度辺りを見廻したが、やっぱり周りには誰もいない。
車の中で朝まで仮眠してアパートに帰った。そのまま昼寝してたら
夢の中で幼なじみの従姉妹が乙姫様のコスプレで登場、
「世話になった。だがもう少し気をつけて釣りをしろ」って
言ったところで目が覚めた。今でも全然意味がわからない。
因みにその従姉妹は結構な美人で巨乳だ。ますます意味不明。
677: 本当にあった怖い
>>675
きっと座敷わらしの海バージョンみたいなものじゃない?
良い事があった、と素直に喜んでその声に感謝しておけばまた声がかかるかもね
718: 本当にあった怖い
船を出してはいけない日
何年か前に、父(他界)に聞いた話。
父が子供の頃、近所に漁師のおっちゃんがいて偏屈だったけど父は可愛
がられていた。
その地方(山口県のある所)では、雨の降る日には絶対に船を出してはいけ
ないといい伝えがあったらしい。どの程度の天気とかなぜとかは不明・・・。
ある日、そのヤバイ雨の日にその偏屈な漁師が船を出すとか言い張ってみんな
が反対するのを振り切って船を出したらしい。
行ってすぐに戻ってきたみたいだが、様子がおかしかったのでみんなが聞いて
も何にも言わなかったみたいだが、父だけには話してくれた。
そのおっちゃんが船をだして、ちょっとしたら霧が出てきて海岸からは見えなか
ったみたいだが、沖に向かっていくと帆をはったすごく大きな船がいきなり見えて
誰も人は見えなかったが帆の部分に「南無阿弥陀仏」て書いてあったそうだ。
そのおっちゃんでも、さすがに怖くなってこれ以上はやばいと思いすぐに引き返
してきた。
無事に戻れてよかったと言ってたそうだが、父に話をした後、次の日に漁に出て
スクリューに巻き込まれて死んだらしい・・・・。
723: 本当にあった怖い
>>718
南無阿弥陀仏の帆をあげてるということは、補陀落渡海の渡海船か。
中世の頃から漂ってるのかなぁ。
18: 本当にあった怖い
平成五年頃じゃなかったかと思います。
当時、父は、年金をもらいながら、とあるダーティな海運会社に、
正規の船員の休暇用の交代要員として臨時雇いされておりました。
その時は、中国・台湾とを結ぶ航路に勤務しておりまして、日本人船員は二、三人で、
あとはフィリピン人船員が数名のっておりました。
外国航路が初めての、語学力のまったくない父を少し心配していたのですが、
フィリピン人たちは、老境にさしかかっていた父をとても大切にしてくれていて、
父の話の中にも和気藹々とした雰囲気が満ちており、ひと安心していました。
そんなある日のことです。
船は沖縄を目指す航路の途上、中国の艦船に遭遇しました。
父は当直時間ではなかったので、自室にいたのですが、中国船が近づいてくるらしいというので、
甲板に出ようとデッキへの扉に手を掛けたときです。
ダダダダという音がして、たまたま後ろにいたフィリピン人が父の肩を掴んで制したのです。
船は機銃の掃射を受けたのでした。
父は、とっさに何の音かわからず、彼が止めてくれなかったら、そのまま外に出てでしょう。
そのまま中国船は去っていったのですが、その後、甲板に出てみると、扉の下の方に弾痕が。
扉を開けていたら危ないところだったのです。
父は幸い無事でしたが、たしか誰かけが人が出たと思います。
その夜、何も知らない私は、その日も残業から帰ってきて、ニュース・ステーションを見ながら
遅い夕食を取っておりますと、父の乗っている船の名前が。
私はとてもびっくりして、台所に居た母を呼び、テレビに釘付けになりました。
船との電話のインタビューがあり、答えていたのは父ではなかったのですが、
わりと落ち着いた様子なので、ひとまず安堵したのを覚えています。
尖閣諸島を巡って、中国と台湾が揉めている頃の話です。
19: 本当にあった怖い
無事でよかったねえ。
34: 本当にあった怖い
人型
もう10何年か前になるけど、親父と親父の友達数人で船のイカ釣りに行ったんだ
もちろんイカ釣りは夜中にライトを付けて釣る釣りだから
夕方からの出船だったんだけど当日は天気もよくて、
海に沈んでいく夕日を船の上から眺めて、一緒に来ていた
親父の友達の子供と騒いだりしていた、で、暗くなった頃に
ポイントに到着したんだが、かなり沖に出ているので
360度何処を見渡しても水平線しか見えない状態で
もし船が沈んだら絶対助からないな、などと親父と冗談を言い合いながら
釣り始めたんだが、これが全くつれない、普通イカというのは群れで動いているから
釣れ始めるとバタバタとつれるはず・・なんだがたまに誰かが一杯か二杯
パラパラとつり上げる程度で、嫌になるほどつれない、隣で釣ってたおっさんは
船長の腕が悪いとかブツブツ言いながら釣ってたし俺は早々に船酔いになって
船室に引っ込んで仮眠を取ったりした、で、そんなこんなで真夜中を過ぎた頃
俺が起きて釣り座に戻ってみると、みんな嫌になったのか、殆どの客が
寝ている状態になっていて、高い船賃を払って釣りに来たのか
海に寝に来たのか解らない状態になってた、なにせ操縦室のぞいたら
船長までうたた寝してやがったくらいでw、そんな状態で何となく仕掛けをおろす気にもならなくて
海の中をのぞいていたら、集魚灯にものすごい量の小魚が集まっていて
その下にはかなり大きな魚が腹を返す光や影が見えていた
イカ釣りの仕掛けしかなかったのが悔しくて、親父に「道具持ってきてたらあれ釣れるよね」
などと言っていたとき、親父があれなんだ?と船の下の方を指さしたので
その方向をじっと見てみると、かなり大きな影が結構深そうな所を泳いでいる
サメか何かか!?と思って目をこらしてみているとその影・・・明らかに人型なんだわ
岸に使い所ならダイバーと言う可能性もあるだろうが、今居る場所はかなり沖の
まさに太平洋のど真ん中でそれもあり得ない、周りを見渡しても遠くに別のイカ釣り船の
漁り火が見えるだけ、親父と俺はしばらく顔を見合わせた後、仕掛けを上げて
船室に入ってそのまま朝まで釣りもせずに夜を明かした、他の人も居たけど
見たのは俺たちだけだったみたいだった、朝になって船が漁港に戻るとき
見えた岸の懐かしかったことといったら
35: 本当にあった怖い
もし大物用の釣り具があれば半魚人が連れたかもしれないのに・・・実に惜しかったですね
45: 本当にあった怖い
ヒトガタか
61: 自治スレでローカルルール他を議論中 2010/10/17(日) 15:42:33 ID:3ZAea4Li0
海坊主
むかしむかし、ある夏の事です。
漁師(りょうし)たちが海で魚を取っていましたが、どうした事か、今日は思うように魚が取れません。
「仕方ない、もっと沖へ行こう」
「そうだな。これでは、かせぎにならん」
そこで船を沖へ移動させると、今度は面白いように魚が取れます。
そこでついつい、夢中で取っているうちに、すっかり日が暮れてしまいました。
「さあ、今日は、もう帰るぞ」
そう言って漁師たちがアミをしまっていると、突然波の中から、坊主頭の様な物が、浮かび上がってきました。
「でっ、出たー! 海坊主だー!」
漁師はみんな、ブルブルと震え上がりました。
「なにをボヤボヤしている! はやく船をこいで、浜(はま)へ逃げるんじゃ!」
船頭の言葉に漁師は我に返ると、懸命に船をこぎ始めました。
しかし、海坊主も泳いで来て、船べり(→船の側面)に手をかけました。
そして、恐ろしい声で言います。
「ひしゃく。ひしゃくをくれえー。ひしゃくをくれえー」
「わかった、いまやる」
62: 自治スレでローカルルール他を議論中 2010/10/17(日) 15:43:35 ID:3ZAea4Li0
漁師の一人が、ひしゃくを渡そうとすると、船頭は、そのひしゃくの底を素早く打ち抜いて、船べりから、なるべく遠くへと投げました。
「それ、今のうちに、全力でこぐんだ」
一方、海坊主は遠くへ投げられたひしゃくを追いかけていきましたが、そのひしゃくの底が抜けている事に気がつくと、
「よくもだましたな! 待てぇー!」
と、すごい勢いで船を追いかけてきました。
しかし船は間一髪のところで浜へ着くと、みんなが浜へと駆け上がったので、海から出ることが出来ない海坊主にはどうすることも出来ません。
海坊主は、しばらくうらめしそうに漁師たちを見ていましたが、やがてどこかへ行ってしまいました。
「ああ、恐ろしかった。しかしどうして、ひしゃくの底を抜いて、遠くへ投げたんじゃ?」
漁師の一人が聞くと、船頭はこう答えました。
「これからもある事だから、よ覚えておけよ。もしあの時、海坊主の言う通りに、底のついたひしゃくを渡してしまったら、海坊主はそのひしゃくで海の水を船にくみ入れて、最後には船を沈めてしまうんだ。
かと言って、ひしゃくを渡さないと、海坊主は怒って船を壊してしまう。だから、底を抜いたひしゃくを渡すんじゃ」
それを聞いて、漁師たちはさらに震え上がりました。
おしまい
63: 自治スレでローカルルール他を議論中 2010/10/17(日) 17:24:43 ID:08AFmZ9a0
それの船幽霊パターンが多いね。
柄杓を1本渡しても、それが何本、何十本にもなって
船幽霊の手に手に握られて、あっと言う間に海水を
汲み入れられちゃうって話し。
67: 自治スレでローカルルール他を議論中 2010/10/20(水) 14:39:58 ID:EZxFeiOX0
たまたま見た式根島のサイトにあった話
【かんなんぼうし(海難法師)】
江戸の昔、年貢の取立てがとても厳しい代官がいました。
島の人々はその日の暮らしにも困る中での厳しい取立てにほとほと困り果てていました。
そんな中の1月24日、代官が各島を巡回したときのこと。
大島から新島へ渡る途中、島の若い衆が相談して、船の栓を抜き、船ごと代官を海に沈めてしまいます。
ところがそれからその1月24日になると、死んだはずの代官が海から現れ、島の人々を苦しめたといいます。
それから、その日を親だまり、翌日25日を子だまりと言い、夕方早くから仕事を休み、
音も立てないように早々に布団に入り、外に出なくてもいいように家の中に便器まで用意したそうです。
不思議なことに、かんなんぼうしの日には、どんなに風が吹いていても、ピタリとやみ、ナギになるときがあるといわれています。
一説には、島を徘徊するのは、代官ではなく、代官を海に沈めたものの、
後難を恐れどの島からも助けてもらえなかった25人の若い衆だというものもあります。
104: 本当にあった怖い
16 :
去年の夏から秋に変わるくらいの頃だった
その日は日曜日で、朝からたまっていた仕事を続け、気付けば夕食時
「今日は釣りに行きたかったのに」と外を見るときれいな満月
時計は9時に差し掛かるくらい
「こりゃいいや」とベイト1本に小さなボックス1つで近くの人工湖へ。
それが悪夢の始まりだった・・・
釣り場にはもちろん電灯などは無かったが、月明かりで困るほど暗くはない
家を出たときは気持ちの良い涼しい風が吹いていたのに、
釣り場は風も無く生暖かさすら感じるほどだった
「気持ち悪いな」と思ったが、どうしても釣りがしたくて釣り場に立った
1時間くらいだったか、45を1本、30ほどを3本となかなかの釣果、そんなときだった
105: 本当にあった怖い
「右手見ませんでしたか?」
「釣れますか?」背後から低い声がした
何の気配も無く、物音ひとつさせずに人の声がする
とても驚いたし、怖かったので振り返らずに「つ、釣れますよ」と答えた
「そうですか・・・ところで・・・」と言葉が発された次の瞬間
ロッドを持ち立ったまま金縛りに しかし頭だけは妙に冴えている
「この辺で、右手見ませんでしたか?」今度は真後ろから声が
わめき叫びたくとも声が出ない。
「そう、ちょうどこんな感じの太い腕・・・」といって何かが右手をつかんだ、
そのとき「うわぁー!」金縛りがとけ声が出た
とたんにその場に座り込み10分そこらその場から動けなかった
ふとわれに返り、車まで一目散に走り家に帰った
家に帰り私の顔を見た家族が「どうしたの?」と言った次の瞬間妻が「きゃーっ」
右腕を指しながらガタガタ震えている 見るとはっきりと手でつかまれた後が
しかもそれは1つではなく3、4つも・・・そして急に激痛が
・・・次の日手にあざは無かったが 車に行ってみて血の気が引いた
人の手形が車中にびっしりとつけられている
その日は仕事を休み家で過ごすことに
結局それからは何も無くその後もその池には普通に釣りに行っている
みなさんも夜釣りには十分気をつけられてください
760: 本当にあった怖い
助けて
じゃ、俺の叔父が体験した話でも
?
20年位の前の話しだが叔父と当時小4だった従弟が真冬の海に夜釣に行ったんだ
そこはよく行く釣り場だったんだが冬に行くのは初めてだったらしい
その釣り場は地元の人しか知らないような場所なんだが叔父は釣友に教わって
車で2時間位かけてよく通っていた
ただ、そこ時折強風が吹き込んでくる岩場で所々に命綱を結ぶための鉄杭があった
叔父と従弟もそこに登山用の命綱を結んで釣を始めた
その日は全然当りが来なくて寒いし風邪ひきたくないしで早々に切り上げようとしたら
従弟がフラフラしながら海に向かって歩き始めた。見ると命綱が切れてる
761: 本当にあった怖い
?
叔父があわてて従弟を抱き抑えて岩場から離れた
叔父は従弟に「お前!危ないだろ!何してるんだ!」と聞いたら
従弟は海の近くの岩場を指差しながら「あそこから子供の声で『助けて」って聞こえた」
と、言い出した。従弟は何だか無気力な感じで様子がおかしかったので
叔父は従弟を車に乗せ家に帰った。車中での従弟はずっとボンヤリした様子だったが
翌朝目が覚めた時には何時も通りで前日の事件のことはあまりよう覚えていなかった
ただ、後から叔父が従弟が着けていた命綱を見てみたら変な切れ方してたわけ
まだ新しいのに何かそこだけ局地的に腐ってて腐敗臭が凄かったらしい
結局、後から叔父が釣友に聞いたら2、30年前にその場所で子供が溺れた事故があったんだけど
その子供の遺体は引き潮でも波が引かない侵食された岩場の空洞(?)に
引っかかってて半年位見つからなかったらしい
889: 本当にあった怖い
直接心霊とかではないのだが。
数年前、千葉のある堤防に友人達と釣りに行った時の話し。
夏なので夜釣りをしたかったのだが、初めて行く堤防だったので様子見をかねて明るいうちから始めて夜釣りに入る事にした。
日中は何も釣れず、周りの釣り人もただ竿を出して常連さん達と話してるだけの状態だった。
しばらくして日が暮れはじめると、常連さん達が「じゃ、また明日」などと言いながら次々と帰ってしまい、最後は俺らだけになった。
土曜日で堤防貸し切りなんてラッキー過ぎるわーなんて話していたら、日暮れ時のゴールデンタイムに突入。
入れ食い状態でアジやらイワシがかかってくる。久々のラッシュでテンション上がってたら、チャリに乗った地元のおっさんが話しかけて来た。
オッサン「釣れてる?」
俺ら「昼から粘ってやっと釣れ始めましたよー」
オッサン「そうかぁ。でも真っ暗になる前に帰りなよ。ここ出るから」
俺ら「え?」
オッサン「向こうの角さ、一段下がってる所があるんだけど、そこに花があるんだよ。」
俺ら「 さっきまで常連さん達がいて見えなかった…」
オッサン「ここ前から事故が多いから、その時も声かけたんだけどね。やっと釣れ始めたから、もう少しやってから帰るって言われてね…」
俺ら「マジですか…だから常連さん達、皆帰ったんだ…」
オッサン「地元じゃ割と有名だからねぇwま、一人じゃないから大丈夫だと思うけど、念のためね。夜釣りするなら穴場教えてあげるよ」
で、穴場を教えてもらいながら平静を装いつつ、全員竿に仕掛けをつけっ放しで慌てて片付けて移動した。
この時の皆んなの慌て様は笑い話になるのだが、何故常連さんがいなくなって、俺ら新参だけになった途端釣れ始めたのかと考えると今でも少しゾーッとする。
413: 本当にあった怖い
修学旅行で行った沖縄の海。
少し遠くの方に何人もの人が立ってた。明らかに人が立てない深い所なのに上半身がしっかり出てて驚いた。
あれは霊だったのかな
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コメント
1 不思議な
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