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【ガルパン】みほ「高校の頃のイジワルを思い出して後悔してる時のエリカさん好き」


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エリカ「ただいま」
2: 以下、
<「……。」シーン
エリカ「あれ?」
エリカ「……ああ、そっか」
エリカ(みほ、今晩は大洗の連中と同窓会だっけ……)
エリカ「失敗した。晩飯の食材、二人分買っちゃった」
エリカ(もーなんで忘れてたんだろ。ここのとこ仕事忙しいし、疲れてんのかしらねぇ)
エリカ「ご飯食べて風呂入ってさっさと寝ちゃお。みほ、どうせ遅くなるだろうし──ん?」
<チッカ、チッカ:「留守番電話ガ一件、アリマス」
エリカ「む」
----------------------------------------------------------------------------
3: 以下、
エリカ(……。わざわざ家の電話に留守電。ということは……)
エリカ「ハァ……一人で聞くの、ちょっと気が重いわね」
エリカ(どうしてみほがいないときにかかってくるのよ……)
エリカ「……、うー……」
 ……ぴっ
エリカ「……。」
まほ『もしもし、私だ』
エリカ「──。」
エリカ(隊長の声、けっこう、久しぶりになるのよね)
4: 以下、
まほ『エリカ、元気にしているか?』
エリカ「──はい。隊長も、お元気にしていますか?」
エリカ(……。)
まほ『みほはちょくちょく私に連絡をくれている──エリカも、もっと私に連絡をしてくれると嬉しいのだがな』
エリカ「……。」
エリカ(みほがいない時にかけてきてくれて、むしろ良かったのかしらね。)
まほ『……。』
まほ『……お母様は──』
エリカ「っ……」
まほ『二人の事を、もう、以前ほどには怒っていない』
エリカ「……。」
まほ『油断するな。あくまで「以前ほどには」、だからな、ふふ』
エリカ(ふふふ、もう、隊長ってば……)
5: 以下、
まほ『ともあれ──エリカ。お前の戦車道の才能、無駄にするにはあまりに惜しい。私は本心からそう思っている』
エリカ(……。)
まほ『約束する。5年だ。5年間だけ耐えてくれれば、私が西住の家を継いで見せる。そうしたら、もう、お母さまにやかましくさせはしない。だから、戦車道に、西住流に帰ってきてはくれないか?』
エリカ「隊長」
まほ『──というような事を日々私は思っているし、なにより、またお前とのんびり話しをしたいとも思っている』
エリカ(……。私もです、隊長……)
まほ『なんだったら──姉さん、と呼んでくれても私はかまわないぞ』
エリカ「ぐひっ!?」
エリカ(変な声でた……)
6: 以下、
まほ『じゃあ、もうきるよ。気が向いたら、いつでも私の携帯に連絡をくれ。みほによろしく──』
 プツ、……『もう一度再生する場合は──』……
エリカ(…………………………。)
エリカ(はぁ?……)
エリカ「どうしてもっとこう、楽な感じに生きられなかったのかしらねぇ…………やれやれだわ……」
エリカ(んもう! みほ、早く帰ってきなさいよ! 八つ当たりでこねくり回してやるのに……!!)
7: 以下、
王道のエリみほレズビアン系だよ?
12: 以下、
エリカ「はー、まぁいいわ、さっさとお風呂にはいろう。腋も足もくっさいわー──」
 <ガチャガチャ
エリカ「ん?」
 <ただいまー
エリカ「あれ?」
エリカ(みほ、もう帰ってきたの?)
13: 以下、
みほ「──エリカさん。もう帰ってたんだねぇ?」
エリカ「おかえりなさい酔っ払い、貴方、顔がフニャフニャよ」
みほ「えへへぇ、お酒おいしかったよぉ」
エリカ「ていうか、早かったのね」
みほ「うん?」
エリカ「久しぶりに大洗の連中と会うのだから、もっと遅くなるかと思ってた」
みほ「……ねぇエリカさん……私、帰ってこないほうがよかったのかな……」
エリカ「あほ」
みほ「えへへぇ。本当はもっとゆっくりしたかったんだけどね、でも──」
エリカ(……、『エリカさんが寂しがってるかと思って』とか言い出すのに、100マルク)
みほ「──沙織さんも、優花里さんも、赤ちゃんが心配だからって」
エリカ(──────。)
14: 以下、
エリカ「……そっか、大変よね、子どもができると」
みほ「お父さんがあてにならないからーって、でも、本当は二人とも赤ちゃんに早く会いたかっただけじゃないかなぁって、えへへ、かわいいもん」
エリカ(──。)
エリカ「うん、そうね、可愛いでしょうね」
みほ「華さんも麻子さんも、お華は研究が忙しいみたいだし──」
エリカ(……。子どもかぁ)
みほ「いつでも会えるんだし、また、近いうちに会えばそれでいいよねって──」
エリカ(……。子ども……)
みほ「それに──えいっ!」
 ぎゅっ
エリカ「わ」
みほ「えへへぇ、エリカさんが寂しがってるかもしれないから、私も早く帰らなきゃなぁって」
エリカ(……っ)
エリカ「……たく、この酔っ払い」
みほ「いひひ。ところでエリカさん、お帰りのちゅーがまだですね?」
15: 以下、
エリカ「はいはい……もっとこっち、来なさい」
 みほ「ん……ちゅ、んぅ」
 エリカ「ん、ふ……」
みほ「ぷはぁ、ただいまエリカさん」
エリカ「おかえり、みほ……ホッケの風味がしたわ」
みほ「えへへ」
エリカ(100マルク、ゲットだぜ)
エリカ(……。)
エリカ(子ども……ね……。)
16: 以下、
エリカ「みほ、貴方──」
エリカ(──いやちょっと、やめなさいエリカ、あんた、みほに甘えるんじゃないわよ──)
みほ「うん?」
エリカ「……。」
エリカ「っ……子供、とか、あんたも……欲しいと思う?」
みほ「……。」
エリカ(みほは、にへらとした表情を替えなかったけど──)
エリカ(でも、私は見逃さなかった)
エリカ(ほんの一瞬、みほの、ちょっぴりとろんとしたその瞳が、かすかに揺らめいたのを──)
みほ「んー……でも、私にはもう、エリカさんっていうおっきな子供がいますし」
エリカ「っ、何言ってんのよ、バカ」
みほ「ほらほら、もっと私に甘えてください」
エリカ「あほっ! ……。……ごめん、みほ、変な事聞いて」
みほ「……。よしよし、ほらエリカさん、元気だして?」
エリカ「ぐ……やめて、ホントまじで……。元気になったから……」
みほ「うふふ」
エリカ(はぁ……自己嫌悪……)
22: 以下、
エリカ「あーもー……んじゃお風呂、先に入るわよ」
みほ「えー? それは許可できませんよ」
エリカ「ダメなのか」
みほ「私だって早くお風呂入りたいんです。私いま、すっごく足臭いですよ」
エリカ「ほんとかしらね」
みほ「嘘じゃないですよ、ほら」
エリカ「どうだかねぇ……(くんくん)……ウッ!」
みほ「えへへぇ」
エリカ「うぷ、まじで吐きそう……臭い……」
みほ「え……そんな、ひどい……」
エリカ「このままじゃ部屋中が臭くなるわね。もういいからさっさお風呂にはいりなさい」
みほ「そこまで言うことないのに……って、どうしてエリカさんも裸になるの?」
エリカ「私だって汗臭くてたまらないの。一緒に入るわよ」
みほ「あ。わーい」
エリカ「早くしな酔っ払い」
23: 以下、
お風呂:
みほ「ふあぁ?、気持ちいい……ねぇエリカさん?」
エリカ「うぃい?……なに?」
エリカ(あぁ、二人一緒につかれる湯舟……ちょいと値は張ったけど、この買い物は大正解よねぇ……)
みほ「同棲を始める時、しましたねー、こんな約束。そういえば」
エリカ「ん?」
みほ「お互い、隠し事や、モヤモヤは抱え込まない。なんでも素直に言う……って」
エリカ「あぁ……したわね」
エリカ(……ちぇ……もう気づかれた……? この子、ほんと目ざといのよのね。ちょっと私がウニョウニョしだすとすぐに気づくんだから──)
みほ「だから、私、ちゃんとエリカさんに言うね」
エリカ(ったく、おちおち悩み事もできやしな──)
エリカ(…………ん?)
エリカ「えと、あぁ、うん。言ってみなさいよ」
エリカ(なんだ、自分のことか)
みほ「あのね」
エリカ(ってきり赤ちゃんのことで私がもやったのを察せされたのかと──)
みほ「──正直言うね、私も、赤ちゃんほしいなぁ……」
エリカ(……………………。)
24: 以下、
エリカ「……。子猫か子犬でも、飼う?」
みほ「うーん、それならボコがいいなぁ」
エリカ「熊、飼えるのかしらね。日本」
みほ「ダメかも……」
エリカ「でしょうね。けど……ロシアとかなら、いけるかも」
みほ「じゃあ、ロシアにお引越し?」
エリカ「カチューシャに頼めば、ワンチャン」
みほ「ボルシチ?」
エリカ「おいしいわよね。明日、作りましょうか」
みほ「わぁい」
エリカ「まぁ、それで──赤ちゃん、欲しいのね、みほは」
みほ「……ほしいなぁ……」
エリカ(……。)
25: 以下、
エリカ「まぁ……養子とか、ね。選択しとしてはあるのかなって、正直、考えたことはあるわよ」
みほ「え……エリカさんひどい、約束を破ったんですね」
エリカ「は?」
みほ「エリカさんがそんなこと考えてるって、わたし聞いてないです」
エリカ「いやべつに、本気で欲しいわけじゃなくて、あるいはそういう選択もあるのかなってボンヤリ考えたことがあるってだけよ……」
みほ「まぁ、別にいいですけど。」
エリカ「……なんか偉そう」
みほ「えへへぇ」
エリカ「酔っぱらってるからって、調子のんじゃないわよ」ぱちゃぱちゃ
みほ「ひゃあぁ変なとこに手いれないで」
26: 以下、
 ぱちゃぱちゃ
みほ「ちょ、エリカさん」
 ぱちゃぱちゃ、きゅ、きゅ、
みほ「んっ……、やっ、エリカさっ……んっ」
 ぱちゃぱちゃ、ちゅぱちゅぱ
みほ「んふっ……ぁっ……」
 ……ぱちゃ
エリカ「……ふぅ」
みほ「ふぇ、あ……?」
エリカ「とりあえず満足した」
みほ「……わたしまだもうちょっとしてほしかったのに……」
エリカ「なんか言った?」
みほ「……なんでもないです」
エリカ「ふふん」
27: 以下、
みほ「養子、かぁ」
エリカ「まー、師範は大層たまげるでしょうね」
みほ「うーん……でも、養子よりは、私……」
エリカ「ん?」
みほ「私、赤ちゃんなら、養子じゃなくて、エリカさんの赤ちゃんがほしいなぁって……」
エリカ「はぁー?」
みほ「……。」
エリカ「……。」
エリカ「……あのねぇ、残念だけど、私もあんたもオチンチンついてないの」
みほ「おちっ」
エリカ「あんた、酔っぱらって、変なもの見えてない? 大丈夫? ほら、何にもついてないでしょここ?」
みほ「も、もう! み、見えてないです! 」
エリカ「なら、変なこと、言わないでよ」
みほ「そうじゃなくて……あのね、エリカさん。……精子バンクって、知ってる?」
エリカ「……!」
みほ「……。」
エリカ「ま……まぁ、聞いたことは、あるけど……」
みほ「うん、私もね詳しく知ってるわけじゃないけどね……」
エリカ「……。」
エリカ(……みほ……結構、真剣に、子供のこと考えてるのかな……)
エリカ「……こら」
みほ「あいたっ、な、何?」
エリカ「あんたこそ、約束やぶった」
みほ「どうして?」
エリカ「あんたがそんなこと考えてたって、私、知らなかったんだから」
みほ「ち、違うよ、私だってボンヤリ考えてただけだもん。別に、ちょっと、赤ちゃんってかわいいなぁって思ってるだけだし……」
30: 以下、
エリカ「まぁ私だって、子どものこと、なんにも考えてなかったわけじゃないわ。」
みほ「そう、なの?」
エリカ「これからのことを考えるなら──そういう選択肢も、考えておかなきゃいけないと思ってた」
みほ「エリカさん……。……ありがとう。嬉しい」
エリカ「あんたは、子ども、本気でほしい?」
みほ「どこまで本気かって言われると、良くわからないけど……うらやましいなって、思ったことは、本当」
エリカ「……精子バンクとか、いろんな方法を、一応、調べておかなきゃね」
みほ「エリカさん、うれしい」
エリカ「ま、私は自分が良い母親いなれるとは到底思えないから、別に子どもなんかほしくないけどね──」
みほ「あはは、エリカさんらしい」
エリカ「あぁ? 少しはフォローしなさいよ。「そんなことないですよ」ってさ」
みほ「ごめんなさい。でも私は本当に、エリカさんは良いお母さんになると思ってるよ」
エリカ「そう? 貴方のお母さまみたいに、すっごく厳しい母親になるかも」
みほ「それはちょっと、う、うーん……」
エリカ「自分で言っといてなんだけど、今のあなたの反応、師範が聞いたら泣かれるわよ」
みほ「泣いたりしないよぉ、お母さん、とってもきびしくて、私ほんとにたいへんだったんだもん」
エリカ「だったら自分の子どもには、そんな思いはさせたくない? だとしたらわたしはやっぱり母親にはなれないわねぇ」
みほ「大丈夫、私が盾になるよ。怖い怖いエリカママから、子供を守ってあげる」
エリカ「はぁ?? あんた、私に母親役を押し付けて、良いとこどりするつもりぃ?」
みほ「えへへ?」
エリカ「えへへ、じゃない」
みほ「うふふ」
 いちゃいちゃ。
 かぽーん……
33: 以下、
エリカ「あのさ、みほ」
みほ「うん?」
エリカ「私達、結構ちゃんと、やれてるわよね」
みほ「うん。二人でちゃんとお仕事して、自分達の力で暮らして……これからのことだって、二人でちゃんと考えてる。……ちゃんと、大人になれたよね」
エリカ「よね」
エリカ(そうよ、もっと、自分に自信を持ちなさい逸見エリカ──、ただ、それにしても……)
エリカ「……はぁ?……」
みほ「?」
エリカ(──この子と、こんな風に幸せになるだなんて──考えもしなかった)
エリカ「……。」
みほ「エリカさん。きゅーに黙っちゃ、ダメで──きゃっ!?」
エリカ(こーやっておしりを撫でて、二人で一緒にお風呂に入って……それを嬉しいと思うようになったのは──)
エリカ「──いつからなのかしらねぇ」
みほ「な、何が……?」
エリカ「人生」
みほ「へ??」
エリカ「ま、幸せだからいーけど、あはは、オバサンくさいわねぇ……」
みほ「??」
34: 以下、
エリカ「えい」
みほ「っ!?」
 もみもみ
みほ「エリカさんっ、……ちょっ……」
エリカ「やわらかーい」
みほ「もーっ…………ねぇ、エリカさん? 今度は──」
エリカ「?」
みほ「途中でやめないで、欲しい、かも……」
エリカ(──ムラッ──)
エリカ「えっち」
みほ「っ……」
 もみもみもみもみ
みほ「うぅ……」
エリカ「あ、そーいえば、隊長から留守電きてたのよねぇ」
みほ「ふぇ、ええ?」
 もみもみもみもみもみもみもみ
みほ「っ……」
35: 以下、
エリカ「戦車道また始めないかって言われちゃってるのよね?」
みほ「っ、もぅ!、お姉ちゃんの話をしながら肋骨もむのダメです!」
エリカ「あぁー、なんかスペアリブが食べたいわ」
みほ「だめ、ボルシチ……だよぉ……」
エリカ「ボルシチはまた今度。明日はスペアリブで決定ね」
みほ「やあああああああああん──」
 もみもみもみもみもみもみもみもみもみじもみもみもみもみもみもみもみも──
 ────────────────────────────────。
エリカ「──────……。」
 ……ちゅんちゅん、ちゅん…………
エリカ(……まぁ、そりゃ……夢に決まってるわよ……。)
36: 以下、
 ……ほー、ほっほほー……
エリカ「はぁ……ほんっと無駄な機能よね、『夢』とかいらない……」
エリカ(あの子とおかえりなさいのキスをして、二人で仲良くお風呂にはいってイチャついて──)
エリカ(できもしないことを、情けないったら……──)
アズミ「──おはよ、良い夢を、見れたのかしらん?」
エリカ「────っ!!!???」
アズミ「クソまじめな貴方でもオフの日は朝寝坊なのねぇ」
エリカ「……………………。」
アズミ「ん? お、は、よ。こーら。先輩が挨拶をしてるんだからちゃんと返事を──」
 ──────ばふん!!!!
アズミ「もがっ!?」
エリカ「おはようございます。あの、私の枕、返してもらえますか?」
アズミ「あ、あんたが投げつけたんでしょうが……先輩に向かって……」
エリカ「人の部屋に無断で侵入しといて偉そうに先輩ヅラしないでください」
アズミ「先輩だからこそ可愛い後輩の部屋にのりこむのよ」
エリカ「他の先輩方はこんなことしませんが」
アズミ「そうなのよね。皆、シャイすぎると貴方も思うでしょ?」
エリカ「…………。」
37: 以下、
夢落ちには人生の大切な全てのことが詰まってるんだよォ?、まぁ大体の人がそれに気づいてるんだけどね:)
38: 以下、
あ、夢オチは夢オチだったけどまだ終わりじゃないんじゃわ?
も少しだけ続く。
39: 以下、
いいゾ?
40: 以下、
エリカ「ハァ……幸せなのは夢の中だけだわ……」
アズミ「へぇ、どんな幸せな夢を見ていたの? 気になるじゃない」
エリカ「……。……みほと同棲して、二人で一緒にお風呂へ」
アズミ「……おやまぁ」
エリカ(先輩は少し目を丸くして、笑う。その笑みが、差し込む朝日の中で輝いて……って、この人、勝手にカーテンを開けたな)
アズミ「貴方って……ほんっっっと、西住さんの事が好きなのね」
エリカ「っ……『黙れ、どっかへ行け』と、先輩相手でなければ怒鳴ってますよ」
アズミ「こわいこわい。けどねぇ貴方、そこまで西住さんを好きなんだったら、やっぱりさぁ……」
エリカ「……何です」
アズミ「思い切って、告白したほうがいいんじゃない?」
エリカ「なっ」
アズミ「『私はレズビアンです、本当は貴方の事が好きでした』……って」
エリカ「バカ言わないでください。私の顔を見ただけで緊張するような子ですよ。……100%玉砕ですよ」
アズミ「いいじゃないのべつに」
エリカ「はぁ?」
アズミ「だって、フラれるために告白するのだもの」
エリカ「……そんな事をして何の意味があるんです」
アズミ「大ありよ。フラれてすっきりしたほうがアンタの為よ。」
エリカ「……。」
アズミ「同棲生活を夢にまで見るなんて……自分でも女々しいと思ってるんじゃないの?」
エリカ「先輩に指摘されると、なんかすごく腹立ちますけど、まぁ……その点については認めます」
アズミ「お、じゃあホントで西住さんに愛の告白を──」
エリカ「──しないです」
41: 以下、
アズミ「なんでよ」
エリカ「万が一あの子がOKしたら、どうするんですか」
アズミ「え……はい? いや、あんた、『100%玉砕』って、さっき自分で言ったでしょう」
エリカ「あの子、ときどき私の想定外の行動をとるので」
アズミ「だったら、その可能性に賭けてみればいいじゃないの」
エリカ「だから、言ってるじゃないですか。OKされたら……困る……」
アズミ「いや、だから、なんでよ」
エリカ「……ハァ……胸元ガバガバな先輩には理解できない事なのかもしれませんが──」
アズミ「なんだと」
エリカ「家元の娘が同性愛者だなんて、それを許容してくれるほど、西住流は寛容じゃありません。あの子──今度こそ勘当されますよ」
アズミ「……。」
エリカ「ていうか……私に告白をしろと言うなら──────アズミ先輩、貴方こそ愛里寿隊長にさっさと告白してください」
アズミ「っ!? な、何よ! それは、今は関係ないでしょ……」
エリカ「はぁ?、マジいってます?」
アズミ「に、睨まないでよ……。だって、アリス隊長は島田流の跡継ぎなのよ……迷惑、かけたくないし……」
エリカ「……、先輩。『精子バンク』って知ってます?」
アズミ「せっ!? 何言ってんのよあんた……!」
エリカ「まぁ、とにかく、です──────自分にできないことを人にやれと言うのは、クズの言動だとは思いませんか?」
アズミ「……ぐ、ぐぅ……」
エリカ「……。」
エリカ(はぁ?????……)
エリカ(んっとにもう、この人は……)
エリカ(憧れだったまほ隊長とも、……夢の中のあの子とも、この人は少しも似ていない)
エリカ(……なのに……)
エリカ(なのに、どうして私は、この人の事が──────)
44: 以下、
エリカ「──ハァ??……」
アズミ「ちょっと、やめなさいよ、タメ息なんか」
エリカ「なんかもう……何でもっとこう、上手に生きられないんだろう……」
アズミ「……。……何いってるの、おバカ」ピコンッ
エリカ「痛っ。……よくも私にデコピンをしましたね」
アズミ「貴方が情けない事を言ってるのが悪い。もっとシャンなさい」
エリカ「……先輩に言われたくないです」
アズミ「ふん、そうそう、アンタはそうやって、生意気な口を聞いて、ゴリゴリ戦車を動かしていればいいの。……私達の恋は、間違ってなんかないんだから」
エリカ「……。」
エリカ(そう言って、先輩が、ニヤリと口元をゆがめる。私を元気づけようとしているように──というのは好意的に解釈をしすぎなのかな──)
アズミ「しかしホント、あんたは生意気で可愛くないったらありゃしない」
エリカ「……なんなんですか急に」
アズミ「お互いにレズビアンだとせっかく秘密を打ち明けてるのに────なのにアンタは、私のタイプとは程遠いのよねぇ……」
エリカ「っ、勝手なことばかり……いい加減キレますよ、先輩相手だろうが」
アズミ「怒れ怒れ。ま、西住みほがタイプだというのなら、アンタにとっても、私なんかはかすりもしないでしょうけどね、あっはっは」
エリカ(……。)
エリカ「……ええまったく、その通りですよ」
アズミ「まぁ、一点だけフォローを入れるとしたら──」
エリカ「……?」
アズミ「高校の頃のイジワルを思い出して後悔してる時のエリカは、ちょっとだけしおらしくて、可愛いかもね? うふふ」
エリカ「────っっっ!!」
 ──ばふん!!
アズミ「もガッ!? このぉ、また枕を投げたなぁ!?」
エリカ「っこのっ、いいかげんに出ていけーーーーーーーーーーーー!」
エリカ(────ああもう!! 何もかも、みほ、あんたのせいよ!!)
エリカ(本当はアンタに言ってほしかったその言葉を、アンタから与えてほしかったその許しを、アンタは絶対に言ってくれないから────!!)
エリカ(悪くない、悪くない……! 私は、悪くないーーーーー!!!!!!)
【ガルパン】みほ「高校の頃のイジワルを思い出して後悔してる時のエリカさん好き」
?完?
45: 以下、
以上です。
身体はアズエリに奪われても心まではみほエリなんだから!
最後までお付き合いくださりありがとうございました。
元スレ
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遊星「またD-ホイールでオナニーしてしまった」……サティスファクション!!
遊星「どんなカードにも使い方はあるんだ」龍亞「本当に?」パワーカードだけがデュエルじゃないさ
ヲタ「初音ミクを嫁にしてみた」ただでさえ天使のミクが感情という翼を
アカギ「ククク・・・残念、きあいパンチだ」小僧・・・!
クラウド「……臭かったんだ」ライトニングさんのことかああああ!!
ハーマイオニー「大理石で柔道はマジやばい」ビターンビターン!wwwww
僧侶「ひのきのぼう……?」話題作
勇者「旅の間の性欲処理ってどうしたらいいんだろ……」いつまでも 使える 読めるSS
肛門「あの子だけずるい・・・・・・・・・・」まさにVIPの天才って感じだった
男「男同士の語らいでもしようじゃないか」女「何故私とするのだ」壁ドンが木霊するSS
ゾンビ「おおおおお・・・お?あれ?アレ?人間いなくね?」読み返したくなるほどの良作
犬「やべえwwwwwwなにあいつwwww」ライオン「……」面白いしかっこいいし可愛いし!
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IvankoOU:DIO「ASB?」
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登山隊について来た野良犬、一緒にヒマラヤ山脈を踏破してしまう

自分は医者にアスペ認定されたわけじゃないが、まあ恐らく影ではあいつアスペ臭いと言われてる

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