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俺はおばあちゃんが嫌いだ


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俺はおばあちゃんが昔から嫌いだ
正確には「寝たきり」になってから
嫌いだと気が付いた、それまでは
興味がなかったって言うほうが正しい
ある日おじいちゃんが亡くなった
葬式の話をした、そしたら
「私は出ないよ、家に居とく」
これがきっかけだった
別れるのが辛いからだと僕は
勝手に思っていた、たけど違った
「足が痛いから」
「階段が辛いから」
「着替えるのが嫌だから」
この日を境に俺はおばあちゃんを嫌いになった
5:
父親が説得するもおばあちゃんは
頑なに葬式に出る事を拒否した
理由は変わらず、母親も呆れ返り
姉は冷たい目でおばあちゃんと父親を見た
俺はもうこの人を家族として見れない
そんな気がした、俺はおばあちゃんを嫌いなった
結局無理やり着替えさせて
近所の病院から車椅子を借り
葬式に参加させた、俺は呆れた
自分の愛した人が死んだと言うのに
父親と母親が席を外した途端
小声でブツブツ文句を言い始めた
まるでそれを俺に聞かせるかのように
引用元: http://hayabusa.open2ch.net/test/read.cgi/livejupiter/1549316352/
6:
?したんや
7:
葬式が終わり、会食が始まった
するとさっきまで不機嫌そうに
文句を言っていたおばあちゃん
久々に会う兄弟や親戚の前で
泣きながらおじいちゃんの話をした
信じられなかった、けど一瞬
「本当は我慢してたのかな」と
思い直した、だけど違った
家に着くなり着替えさせろ
早く部屋まで連れてってくれ
階段を上る度に息切れした声で
父親に当たりはじめた
俺はやっぱりこの人が嫌いだ
8:
恥ずかしいねぇ
9:
おじいちゃんが死に、年金も等々
底を尽いた結果俺達がこの人の生活を
支えなきゃならなくなった、正直
そんな裕福ではないし余裕もない
だから最大限に手軽に安く色々と
済ませよう、葬式の後話し合い
みんなでおばあちゃんの面倒を見る
この日を境に地獄が始まった
母は毎朝姉の弁当を作る
そのついでにおばあちゃんの分も作る
そしてそれをおばあちゃんに朝渡す
おばあちゃんは耳が悪い、その上
娯楽がテレビしかない
当然爆音でただただ垂れ流されるテレビ
母は大きな声で弁当の事を伝える
するとおばあちゃんは母に向かって言った
「聞こえてるよ!!わかったから!!」
絶対に聞こえてない、何故ならその日
お弁当は食べられる事もなく捨てられたのだ
10:
母はよかれと思って作った
ちゃんと塩分や糖質を控えた
物で作ったお弁当は一日中
常温で放置され、おばあちゃんは
そのお弁当に気が付かず
父親の会社帰りに買い物を頼んで
その時買ってもらったカップ麺を食べ
その容器を洗い溜め込んでいる
ある日おばあちゃんの部屋から
うなり声が聞こえた、明らかに
苦しがっていた、その日は俺しか
家におらず嫌だったけど部屋へ向かった
「お腹が痛い、病院へ連れて行け」
俺は免許を持っていない
慌てて父親に連絡した
会社を早退した父親は急いで
おばあちゃんを車に乗せ
病院へ向かった、この時俺は
「このまま死んでくれたらいいな」
正直、そう思った
12:
病院に着き診てもらった
何か重い病気なら入院もある
死ななかったとしても少し
家での仕事がなくなり楽が
出来る、そんな期待を胸に
呼び出されるのを待ってた
「ただお腹を下しただけですね」
は?それだけ?え?それだけなの?
どうやら原因はおばあちゃんが飲んでる
水だった、飲み口を軽く濯いだ
ペットボトルに水道水を入れそれを
冷蔵庫に入れず常温で放置した結果
水が腐りそれに気が付かずそのまま
飲んで腹を下しただけだと言う
無事な事には変わりない、けどまさか
こんな理由で父親はわざわざ早退して
病院まで着替えもせずに連れてきた
俺は絶句し、父親は深い溜息を吐いた
おばあちゃんはただただ痛いと言い続けた
14:
え、年中常温の水飲んでるわ
気を付けよう
15:
帰宅し父親は水の事を話した
しかし耳が悪いおばあちゃんは
一度では話が理解出来ない
父親は段々声を荒げた、しかし
怒っているわけではない
こうでもしないとおばあちゃんは
話を理解できないから
話し終えた父親は部屋に戻り
家で出来る仕事をしはじめた
俺も部屋に戻りバイトに行く準備をした
行く前にトイレに行こうとした時
おばあちゃんの部屋から話し声がする
俺は部屋に近づき盗み聞きをした
「そうなんだよ、すぐ怒鳴るんだよ」
「もう辛い、死にたいねぇほんとに」
「孫も無関心で態度が悪くてねぇ」
「はぁ、なんで生きてるんだろうねぇ」
絶句した、おそらく兄弟に電話をし
まるで自分が悲劇のヒロインかのような
話をしていた、聞き間違いだと思いたい
この日から俺はおばあちゃんの部屋に近づかなくなった
16:
携帯小雪かな?
18:
救急車呼べよなんで父に連絡やねん
19:
「便が出ない」
おばあちゃんは寝たきりで
一日中ただただテレビを見て
カップ麺や菓子パンを食べ
水を飲む、そりゃ便秘にもなるわ
しかしあまりにもうるさい為
父親は掛かりつけの病院で
便秘薬を貰ってきた、そして
薬の説明をまた声を荒げて
話していた、俺はその荒げた声が
聞こえてくるのが嫌だった
次の日、俺の職場に突然
電話が掛かってきた、出ると
それはおばあちゃんからだった
「お腹が痛い、死にそう」
またか、俺は今から帰るのは無理
胃薬とか飲んで様子を見てくれ
そう伝えたが横で聞いたいた店長が
「帰ってあげな、他の奴呼ぶから」
結局俺は急いで帰りおばあちゃんの
部屋に入った
24:
>>19
便秘になりやすい婆さんはおるわな…
亡くなった祖母もそうやったが自分で定期的に浣腸して多みたいだが
23:
もうボケとるんやろ
25:
部屋に入った瞬間
俺は腹痛の原因をすぐ理解した
机の上は大量の便秘薬の空袋
呆れた…思わず膝から崩れ落ちた
「腹痛くなって当たり前だろ!!!」
思わず怒鳴った、今思えば
我慢すればよかった話かもしれない
けど俺はとっくに限界だった
こんな理由で俺は職場の人に
心配をかけ、急いで帰って来たのに
薬を用意してくれた病院に連絡し
とにかく白湯などを飲ませろと
薬の大量摂取は老人の中で
よくあるパターンらしい
とりあえず言われた通りの方法を
おばあちゃんに進めた、しかし拒否した
「医者の言う事なんか信用できるか」
等々我慢の限界が来てしまった
26:
えーと
婆さんは用途を守らずに服用してたってこと?
28:
医者のいうことは信用ならんのに薬は飲むガイジ
30:
「医者の言う事なんか信用できるか」
ここがわからんが
処方されたクスリ自分で飲んどいてこんなこと言うんかと
>>28
それよ
33:
「じゃあもうそのまま苦しんでろ!!」
そう怒鳴り俺は自分の部屋に戻った
しばらくするとおばあちゃんが自ら
部屋を出てトイレに行く音が聞こえた
さっさと出すもん出してそのまま
くだばってくれ、心底そう思った
トイレからは苦しそうな唸り声が
一時間響き続けた、こっちまで胃が
痛くなってきた…そして声が止まり
そこからまた一時間くらい経った
さすがにおかしい、そう思い
トイレを見に行った
開けっ放しのドア、只ならぬ異臭
そしてドアの前で倒れてるおばあちゃん
流石に色々とまずいと思い
窓を開け近寄り大丈夫かと声をかけた
返事は返ってこなかった
35:
ただのしかばねのようだ
36:
人生ではじめて救急車を呼んだ
救急隊員の人達が慌しく階段を上り
担架に乗せ俺はそのまま付き添い
病院へ行った、数時間後家族が来た
とりあえずまだ生きてる事だけ伝えた
そして全員医者に呼ばれた
この時俺は不安より期待してた
ああ終わるんだなやっと
もうあんな奴の面倒見ずに済む
そう思っていた、けど違った
「便が詰まりそれを出そうと力んだ」
「それが原因でただ気絶しただけです」
俺はおばあちゃんをもっと嫌いになった
それと同時に家族もおばあちゃんを嫌いになった
37:
なんで呼んだ
38:
悪いが草
39:
イッシャ「ただ気絶しただけ」
40:
入院をする必要はない
便秘薬はもう出せない
消化のよい食事を食べさせろ
なんでこんな事になったんだ
ちゃんと面倒見てるんですか?
医者の口から出た言葉は
あまりにも残酷だった
食事は用意しても食べない
薬の説明もちゃんとした
他にどうすればよかったのか
俺達が間違っていたんだろうか
父は深く溜息をつき
母は下を向いたまま
姉は呆れ果てていた
施設に入れるべき
親戚や兄弟からそう提案された
一週間後、おばあちゃんは施設に入れられた
42:
やはりそーなるわけやね
44:
ボケが始まっている
もう話も理解出来てない
施設の人にそう説明された
今更かよ、んな事わかってるわ
だけど入れるのが遅くなったのは
俺達の判断ミスだった
施設費は正直バカにならないぐらい高い
だけど精神的に楽になるなら仕方がない
全員で話し合った結果だった
これでやっと終わり
やっと肩の荷が下りる
その予定だった
施設に入ってから一ヶ月後
「ちゃんとごはんも食べてます」
「車椅子での移動もするようになりました」
「自分からお風呂に入る事も出来ますよ」
施設の人達からそういう連絡が
定期的に届いた、なんでもっと早く
入れなかったんだろうと改めて思った
あとはそこで余生を過ごしてほしい
それから更に一ヶ月ほど経った
「おばあちゃんが居ません」
深夜に突然施設から連絡が来た
45:
急展開キター
46:
担当介護の人がいつも通り
巡回をしていたらおばあちゃんが
部屋に居ない事に気が付いた
施設中を探したけど見つからなかった
捜索願を出した
俺達も探し回った
行きそうな所
近所に住んでる兄弟や
親戚の家、全部回った
けど見つからなかった
そして一旦家に戻った
玄関の前におばあちゃんが居た
47:
だろうな
48:
ババァはタクシー駆使してでも帰れるから
49:
おもろ
50:
いそいで駆け寄った
「どうしたんだよ!!」
「何してんの!!」
父親泣きながら声を荒げた
母は座り込み泣いた
見つかってよかった
大きな事件にならずに済んだ
嫌いでもやっぱり家族
俺は怒りよりも先安心した
そんな俺達をじーっと
ただ見つめるだけのおばあちゃん
なんか様子がおかしい気がした
「あんた達誰だい?誰なんだい?」
「ここは私とじいさんの家だよ!!」
耳を疑った
51:
ボケ来た
52:
「なに言ってんだよ母さん!!」
父親は泣きながらおばあちゃんの
肩を掴もうとした、おばあちゃんは
振り払った
「だから誰だい!!警察呼ぶよ!!」
「じいさんがお腹すかしてるんだ」
「早くごはんの支度をしなきゃ」
全てを察した
もう俺達の知ってる
おばあちゃんではない
結局施設の人達がうまく
説得してくれておばあちゃんみたいに
ボケた人達用の施設に連れて行かれた
俺はおばあちゃんが嫌いだ
けどもう俺の嫌いなおばあちゃんはいない
53:
死んだん?
54:
終わりです
オチもなんもないけど実話です
55:
亡くなったん?
56:
>>55
死んでないです、未だに施設にいます
もう俺の事も家族の事も覚えてません
57:
そういう意味でか…
徐々に家族からフェードアウトしてったわけやね
58:
この家はもともとばあさんらのものやったん?
64:
>>58
おじいちゃんが大工で俺の両親が
結婚して孫と一緒に住みたいって理由で
立てた家だからまぁ実質そうですね
59: ■忍法帖【Lv=6,メタルスライム,tCb】 2019/02/05(火)08:18:59 ID:Qoj
ひぇ…これ実話やったんか
60:
なんでこんな事を書いたかというと
俺の事をどうやら昔亡くなった兄弟の
息子だと思ってるみたいで俺の嫌いだった
おばあちゃんは俺に厳しくて優しさなんて
ひとつも与えてくれなかっただけど
今じゃすごい優しく接してくれます
施設に面会しにいく度にすごい笑顔で
「よく来たねぇ?!!ほらここに座りな!!」って
それでなんか悲しくなって酔った勢いで書いた
62:
>>60
平日の朝やで…
66:
いい話かもしれないけど俺はずっと
おばあちゃんの事は嫌いです
俺の事を知ってた頃のおばあちゃんは大嫌いです
69:
>>66
今の婆ちゃんは好きならそれでええやん
イッチの祖母はいったん死んで今の姿に生まれ変わったんや
71:
>>69
正直好きではないかもしれません
けどもう俺の知らない人なんで嫌いでもないです
67:
思い出がそれなりにつまっとるんやろうね…
だからこその先の台詞もわかる
73:
脱走もせぇへんのやろ?安定してるんやで
74:
俺は家族が楽になったんでよかったです
これからあの人が施設で幸せに暮らして
最後を迎えるなら見守ろうと思います
みんなは俺みたいに家族を嫌いにならないでね
んじゃ、おやすみなさい
75:
たぶんイッチも気に病んでてスレで吐き出したんやろうね
嫌うのは別に悪いことでもないんやからな
76:
朝から泣いたわ
イッチおつかれさん、介護はほんまに神経磨耗するからなしゃーない
ワイもボケる前に死にたいわ
- おーぷんなんJ
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