寝ようとする→兄の焼死体がこっちを見ている→起きる(再掲)back

寝ようとする→兄の焼死体がこっちを見ている→起きる(再掲)


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ひーちゃんは中学生の頃に三人殺した
父、母、兄の三人だ
自殺しようと思って、自宅に火をつけた
はた迷惑な野郎だ
そしたらひーちゃんだけが助かってしまった
やっちまった、とひーちゃんは思った
いい人達だったのに燃やしちまった
4: 忍法帖【Lv=40,xxxPT】 2012/02/20(月) 19:12:18.26 ID:/v9F0tRR0
>>2
なんだこれwww
5: 以下、
家が無くなり、家族が全員死んで、
親戚の家で暮らすことになったひーちゃんは、
「いざとなったらもう一回自殺すればいいや」と思い、
そしたらけっこう生きるのが楽になった
火をつけたのがひーちゃんだとは誰も思わなかった
6: 以下、
やめろ
7: 以下、
高校は遠い、勉強は難しい、親戚は優しい、
多忙な生活の中で、ひーちゃんはふつうの人間になっていった
「なんで自殺なんかしたんだろう?」と思うようになった
中学の頃の俺は、頭がおかしかったんだ
8: 以下、
ひとごろしのひーちゃんは、
奨学金を使って大学へ進学し、一人暮らしを始めた
全ては順調に行っているように見えたが、
春の終わりごろから、寝不足に悩まされるようになった
兄が寝させまいとしてくるのだ
確かに悪いのはひーちゃんの方なので、
そういうことをされても仕方ないとひーちゃんは思った
9: 以下、
眠りにつくその瞬間、ふっと目が覚めて、
窓なんかに目をやると、兄がこっちを覗いている
死んだときの姿そのままで
あまり気持ちの良いものではない
率直に言ってびっくりする
正直さいしょは悲鳴をあげた
直接的な何かをしてくるわけではないが、
ひーちゃんは着実に弱っていった
10: 以下、
授業中に居眠りをするようになって、
ひーちゃんはある法則を発見した
人前で寝る分には、兄は現れない
教室や食堂など、人の集うところだと、
ひーちゃんは安心して寝られるようになった
一人でもひーちゃんの存在を意識している人がいれば、
ひーちゃんはよく寝ることができた
13: 以下、
じゃあ友達に手伝ってもらえば寝られるじゃん!
しかしひーちゃんには友達がいなかった
罪の意識からくる自分への戒めなのか、
単純に人付き合いが苦手なのか分からないが、
とにかくひーちゃんには友達がいなかった
眠くなると、近所のマックやドトールに行って迷惑がられた
それでも睡眠時間はろくにとれなかった
14: 以下、
なにこれ怖い
15: 以下、
たぶんひーちゃんは寿命が残り少なかった
ひーちゃんもそれを自覚していた
兄は本気でひーちゃんを連れていくつもりだった
ひーちゃんも仕方のないことだとは思った
むしろ、父と母が同じように現れないのが不思議だった
親と言うのは心が広いんだなあ
16: 以下、
嫌いじゃない
17: 以下、
そうだ!天国へ行こう
19: 以下、
一生懸命生きてきて、自分の人生に愛着も湧いていたが
一方で、そんなに生き残りたいとも思わなかった
ただし、積極的に死のうという気もなかった
そのうち目が悪くなり、耳も遠くなってきた
起きてるんだか寝てるんだかも曖昧になってきた
23: 以下、
その日もひーちゃんはイオンのフードコートで寝ていた
携帯がガタガタいう音で目が覚めた
そういえば携帯って振動するんだっけ
ひーちゃんが携帯をぱかっと開けると、
なんと着信が五件もきていた
これはひーちゃん的には一年分に相当する
24: 以下、
おもしろいじゃないか。ハッ!
25: 以下、
は・や・く
26: 以下、
選択科目の授業でペアを組んでいる相手だった
授業のことで何かあったのだろうか
あわててひーちゃんはリダイヤルした
咳払いをして声を整えた
死期が近づいていると分かっていても
相変わらずどうでもいいことが気になる
単位なんてとっても仕方ないのだが
27: 以下、
「寝てた」とひーちゃんは言った
「だろうと思った」と相手の子は言った
しょっちゅう隣の席で寝ているから
ひーちゃんがよく寝る人だということは知っていたようだ
ひーちゃんは聞いた、「で、何の用事?」
「ほら、あれ、水曜一限の課題」
「なんかあったっけ?」
「今日の六時までのやつ」
「それ、大事なやつ?」
「はあ?」お怒りの様子だ
28: 以下、
「それって、成績に響く?」ひーちゃんは聞いた
「これやんないと単位もらえない、超大事」
「分かった。大学行けばいい?」
「いや、君んちの傍にいる」
「え? 知ってんの?」
「前授業で言ってたじゃん」
「あー。でも俺、今イオンにいる」
「はあ?」
授業の時も、しょっちゅう「はあ?」と言うので、
ひーちゃんはこの子のことを、頭の中で「はーちゃん」と呼んでいた
29: 以下、
「早くこっちきてよ」
「三十分くらいかかる」
「はあ? さっさと来てよ」
ひーちゃんは原付を飛ばして帰った
人と話すのは久しぶりだった
自分ってこういう話し方だっけ? と思った
アパートにつく
ドアの前に、はーちゃんが座っていた
明るい髪色で、目がパンダのはーちゃん
ひーちゃんが一番苦手なタイプだった
30: 以下、
気になる
31: 以下、
「ここ、パソコンある?」とはーちゃんが聞いた
「ある。ネットには繋がってないけど」
「じゃあ、ここで作業するよ。もう時間ないし。いいでしょ?」
「いいですよ」
はーちゃんはひーちゃんの部屋に入って
ひととおり物の無さと生活の質素さに驚いて
四回「はあ?」って言ったあと、課題をはじめた
ひとごろしひーちゃんにとって、ここは生活空間ではないのだ
32: 以下、
まずいことに、その課題の趣旨は
「相手がこれまでどのように育ってきたか」を
インタビューしてレポートにまとめるというものだった
まずひーちゃんがはーちゃんにインタビューした
三歳からピアノを始めた、小学校から塾に通った
中学は体操部に入った、高校は女子校
はーちゃん、意外とお嬢様だった
33: 以下、
これは・・・
35: 以下、
ひーちゃんは聞いた
「どうしてお嬢様が、そんなんになっちゃったんだ?」
はーちゃんは少し間をおいて答えた
「良い本や良い音楽と巡り合ったから」
はーちゃんの口からそんな言葉を聞くとは思わず
ひーちゃんはなんか久々につぼに入って笑った
実に久しぶりだった
ひーちゃん的には爆笑だったのだが
はーちゃんには薄ら笑いを浮かべてるようにしか見えなかった
はーちゃんはちょっと不機嫌になった
36: 以下、
ところがその本や音楽について聞いてみると、
ひーちゃんの趣味と結構似ていた
ひーちゃんがそれらのCDや本を持っていると言うと、
はーちゃんは「知ってるよ。そこにあるやつでしょ」と言った
「はあ?」って言ってもらえなくてひーちゃんがっかりした
37: 以下、
はーちゃんの好きなグールドのCDを流しつつ、
ひーちゃんの人生についての説明が始まった
壮絶過ぎてはーちゃんコメントに困った
もちろん自殺については隠したが
はーちゃんは話題を逸らすことにした
「さっき、電話で『寝てた』って言ったよね?」
「うん。寝てた」
「イオンで寝てたわけ?」
「そういうこと」
はーちゃんますます混乱した
39: 以下、
続きが気になるわ
44: 以下、
グールドってグレングールドのことか?
俺も好きだわ
46: 以下、
>>44
そうそう
よく御存じで
41: 以下、
はーちゃんは聞いた、
「君、一日何時間寝てるの?」
「量だけなら、六時間くらい」
「昼夜逆転型なの?」
「特殊な不眠症なんだ」
はーちゃんはひーちゃんの顔を見た
明らかに睡眠不足の顔だった
でこぴんすると二秒遅れて「痛い」と言った
反応度とかも相当にぶっている
これは重傷だ、とはーちゃんは判断した
43: 以下、
互いのインタビューが終わり、二人はレポートを書きはじめた
ひーちゃんが一足先に書き終えた
ひーちゃんは眠気で頭がどうかしているので、
はーちゃんに馴れ馴れしく話しかけた
「早く書けよ、はーちゃん」
「うるさいなー、急いでるよ」
「そっちが終わらないと俺も終わらないんだから」
「てか、はーちゃんって誰だよ」
ひーちゃんはあだ名について説明した
以後、はーちゃんはあんまり「はあ?」って言わなくなった
47: 以下、
「あとどれくらいかかる?」とひーちゃんは聞いた
「二十分くらい……」
「寝よ。終わったら容赦なく起こして」
はーちゃんはキーボードを叩く手を止めた
「なんでいっつもそんなに眠いの?」
「人がいるとこでしか寝れないんだよ」
「はあ?」
「信じなくてもいい」、ひーちゃんは笑った
50: 以下、
ひーちゃんは熟睡した
はーちゃんはレポートを仕上げたあと、
喉が渇いたので、外の自販機まで行った
赤い夕焼けで、皆が空を見上げていた
冷たいコーヒーを二つ買って戻ると、
さっきまでいた部屋から、ガラスが割れる音がした
51: 以下、
「なに、今の?」戻ってきたはーちゃんは聞いた
「ゴキブリがいたから殺そうとしたんだよ」
ひーちゃんは笑って言った
携帯を投げて窓を割ったらしい
「顔、真っ青だよ?」
「ゴキブリ、苦手なんだ」ひーちゃんは答えた
53: 以下、
ガラスを集めながら、はーちゃんは理解した
この人、本当に、人がいるとこでしか寝れないんだ
ていうか、寝れない以上の何かがあるんだろうな
マジあたまおかしーんじゃねーの
「……寝れないなら、友達とか、呼べばいいじゃん」
「見りゃ分かるだろ、友達いないんだよ」
そんで家族は一人もいない、か
はーちゃんはひーちゃんの頭を撫でてあげたかった
でも不気味がられるだろうからやめておいた
54: 以下、
変なとこ見られちゃったなあ
ひーちゃんはちょっと気まずかった
二人はようやく完成したレポートをメールで送り、
はーちゃんはここにいる理由がなくなった
はーちゃんは立ち上がった
CDをポリーニに換えて戻ってきた
「まだなんかあった?」とひーちゃんが聞くと、
「さっきの話、全部本当だよね?」とはーちゃんは言った
「ゴキブリってのは嘘だ」とひーちゃんは答えた
55: 以下、
期待
57: 以下、
「ゴキブリってのは嘘だ。俺、ちょっと頭おかしくてさ。
 一人で寝ようとすると、眠りについた瞬間にふっと目が覚めて、
 全身焼けただれた兄がこっちを見てるっていう幻覚を見るんだ」
「……はあ?」
「マジだよ、はーちゃん。おかしいよな」
ひーちゃんが笑った
ひーちゃんが笑うタイミングが、
なんとなくはーちゃんには分かった気がした
60: 以下、
はーちゃんはしばらく黙っていた
音楽のおかげで、沈黙は苦痛ではなかった
窓から差し込む西日が部屋を赤く染めた
はーちゃんはひーちゃんを横からどついた
弱っていたひーちゃんはあっさりソファの上に倒れた
「寝なさい」とはーちゃんは言った
ひーちゃんは頷いて眠った
61: 以下、
ひーちゃんはびっくりするほどよく眠った。
62: 以下、
ひーちゃんが目を覚ました
うつらうつらしているはーちゃんが横にいた
「おはよう」とひーちゃんは言った
「ん? ……ああ、おはよう」
時計を見て、ひーちゃんは驚いた
「七時間、ずっとここにいたんだ?」
「ん、まあ。本もあったし」
はーちゃんは慌てて本を掲げてそれを証明した
本が逆さまであることに関して
ひーちゃんは特に何も言わなかった
63: 以下、
重松清系の怖さに近いのかな
このテンポと文体が誰かを思い起こさせるんだけど
わかんね
64: 以下、
こわいおもしろい
こわいおもしろい
65: 以下、
ひーちゃんはお礼を言った
「ありがとう。あと、コーヒーありがとう」
「君、人にちゃんとお礼言えるんだね」
はーちゃんは目を逸らして言った
「言えるよ。君こそ、人に優しくできるんだね」
「別に。あー眠い」
はーちゃんはすぐに眠りだした
ひーちゃんは外に出て、久しぶりに心地よく伸びをした
よく寝たー。
67: 以下、
二時間後、はーちゃんが目を覚ました
ひーちゃんのソファを使っていたことに気づき、
気まずそうな顔で丁寧になおした
「寝ちゃった」とはーちゃんは言った
「おはよう」
「おはよう……帰るね」
「ん、じゃあ」
はーちゃんは目をこすりながら出ていった
ひーちゃんはその光景を一生忘れないと思う
もうすぐ死ぬから当たり前と言えば当たり前か
あんまり死にたくないなあ、とひーちゃんは思った
でもそういうわけにもいかないのだ
70: 以下、
以来、はーちゃんはときどき手伝ってくれるようになった
「ひーちゃん、ひーちゃん」
「んー?」
「最近寝てる?」
「寝てない」
「寝る?」
「寝さして」
二人でいるときは、いつもどっちかが寝てるから
あんまり言葉を交わすこともなかったが、
ひーちゃんもはーちゃんもその時間がとっても好きになった
71: 以下、
はーちゃんいい子
マジいい子
72: 以下、
ちなみにこれを書き込んでいるテキストファイル名がヒーハーであることは言うまでもない。
75: 以下、
>>72
73: 以下、
何故今言った
74: 以下、
はーちゃんが好きな煙草はキャスターだった
「部屋ん中で煙草吸わないで」
「いいじゃん、どうせもうすぐいなくなるんでしょ、きみ」
「おいしいか、それ?」
「まさか。おいしいわけないじゃん」
「吸うなよ」
「だって私に煙草が似合うんだもん、しょうがないじゃん」
「似合わないよ。あと、髪染めるのも似合わない」
「似合うし」
「化粧濃い」
「うっせー」
はーちゃんの化粧は徐々に薄くなり始めた
76: 以下、
はーちゃんは俺の嫁
77: 以下、
大学には保育科のためのピアノ練習室があった
講義の合間に、ひーちゃんが眠くなったとき、
はーちゃんはそこにひーちゃんを連れ込んだ
はーちゃんは定番のゴルドベルク変奏曲を弾いて、
ひーちゃんはピアノカバーにくるまって寝た
音楽室は外の音が全く聞こえなかった
はーちゃんはひーちゃんが起きるのを待つ間、
試験範囲をバカにも分かりやすくまとめることにした
自分がそこまでしてあげる理由が分からなかった
80: 以下、
はーちゃんがいても兄が現れるようになったことは言わないでおこう。
82: 以下、
マジかよ、ひーちゃん終わりじゃねぇか
84: 以下、
「なんで自殺しようと思ったの?」
その頃にははーちゃんも、ひーちゃんの自殺未遂で
家族が全員死んじゃったってことを知らされていた
「生きてて楽しくなかったんだ。本当に深い理由はない。
 当時の俺は知的生命体じゃなかったんだよ」
「それで死ぬなんて、馬鹿じゃないの?」
「そう、馬鹿だったんだ。けっこう生きるの楽しいのにな」
そう言った後で、ひーちゃんはちょっと嫌な気持ちになった
ひとごろしのひーちゃんは三人も殺したのだ
楽しい楽しい人生を三つも焼却してしまった
殺されても文句は……あるよな、それでも
85: 以下、
「罪ってのは永遠に許されないもんだと思う?」
ある日ひーちゃんは唐突にそう言った
「そうだなあ」とはーちゃんは考えた
どうにもうまい慰めの言葉を思いつけなかった
だって、確かにひーちゃんは悪いやつなのだ
今のひーちゃんは絶対に悪さはしない、
いわゆる「更生した」ひーちゃんだけど、
三人殺してしまったことが許されることはない
86: 以下、
困り果てたあげく、はーちゃんは、
「私は君のこと好きだよ」と言った
「はぐらかさないで」とひーちゃんは言った
「そっちこそはぐらかさないで」とはーちゃんも言った
ひーちゃんは眠気で理解力が落ちていて、
はーちゃんが何を言いたいのか分からなかった
87: 以下、
はーちゃんはひーちゃんをソファに押し倒した
「気にすんなよ。寝なさい」
でもひーちゃんは目を開けたままだった
はーちゃんはソファに座り、ひーちゃんの頭を膝に乗せた
ひーちゃんますます眠れなくなった
88: 以下、
大学生の癖に可愛いやつらめ
90: 以下、
はーちゃんはちょっと考えた
これ、二人で住んだ方が効率いいよなあ
そうしたらいちいちお互いの家まで来なくて済むし、
家賃も安くなるし、私ひーちゃん好きだし
ようやく寝息を立て始めたひーちゃんの
頭をそっと撫でながら、はーちゃんは決めた
ひーちゃんが起きたら、一緒に暮らそうって言おう
91: 以下、
おい…
93: 以下、
「おはよう」ひーちゃんが起きた
「おはよう。よく寝れた?」
「正直、緊張してあんまり寝れなかった」
「あはは。だっせー」
「嬉しいけど、こういうのは困る」
「そっか。次もやろうっと」
「暗いから気を付けて帰りなよ」
「うん。じゃあね」
はーちゃんは手を振って家を出た
ひーちゃんはドアが閉まってもしばらく手を振っていた
94: 以下、
やめたげて…
95: 以下、
はーちゃんが帰ると、ひーちゃんはもう一度眠った。
96: 以下、
>>95
エッ
97: 以下、
バン(∩`・ω・)バン
 _/_ミつ/ ̄ ̄ ̄/
  \/___/ ̄
98: 以下、
翌日はーちゃんが部屋を訪れると、
ひーちゃんはもういなかった
鍵は開いていたので、はーちゃんは待つことにした
99: 以下、
はよ
100: 以下、
はーちゃんはちょっと寂しかった
十六時間くらいそこで寝たり起きたりした
裸足のまま外に出てみた
虫の声がひりひりきこえた
夏の匂いは濃すぎるくらいだった
「ねえ、映画観に行こうよ。ひーちゃんは寝ててもいいからさ」
はーちゃんはひとりごとを言った
「殺人犯が酷い目にあうやつ。一緒に見に行こうよ」
ひーちゃんがしかめづらをするのを想像して、はーちゃんは笑った
「あと、ついでにさ……こうやって行き来するもの面倒だし、一緒に住みませんか?」
なんで敬語なんだよ、と言われるのを想像して、はーちゃんは笑った
そんで泣いた
101: 以下、
なんだろこれ…
泣ける
泣いてる
外なのに…
恥ずかしいわ
102: 以下、
だからそれ以来、はーちゃんはしおらしくなった
煙草をやめて、髪も黒くして、化粧も薄くなった
ひーちゃんが見ても、私だと気づかないだろうな
ひーちゃんの部屋から持ち帰ったCDをかけて、
はーちゃんは自室で今日もうつらうつらする
膝に乗せたひーちゃんの頭の重みを思い出しながら、
手に触れる硬い髪の感触を思い出しながら。
103: 以下、
以上でひーちゃんとはーちゃんの話、お終い。
最後まで読んでくれた人は暇人。ありがとう暇人。
そして久しぶりの宣伝。
http://fafoo.web.fc2.com/other.htm
107: 以下、
>>103

-次回予告-
寝ようとする→ひーちゃんの変死体がこっちを見ている→起きる
104: 忍法帖【Lv=40,xxxPT】   【55.8m】 2012/02/20(月) 21:34:04.04 ID:7WBdX0xN0
ひーちゃん‥‥
105: 以下、
乙乙乙
これ実話?
114: 以下、
>>105
>>103を見れば大体わかるよ!
108: 以下、
スレタイからは想像できなかった
切ない乙
106: 以下、
面白かった
110: 以下、
ひーちゃん何処行ってしもたん…?
111: 以下、
死ぬ前に自ら消えるなんて猫みたいだな
113: 以下、
乙・・・
115: 以下、
テンポが好きだった
面白かったよ乙
116: 以下、
おもしろかったぜ
117: 忍法帖【Lv=40,xxxPT】   【58.1m】 2012/02/20(月) 21:40:41.29 ID:7WBdX0xN0
引き込まれたわ
店舗よくて読みやすい
119: 以下、
面白かった!乙乙
122: 以下、
すげーよかったよ
なんか切ない感じになった
#kako_link a {color:#0000ff;}
▼合わせて読みたい人を自殺させるだけの簡単なお仕事です
ある女性に人生を変えてもらった話
忘れられない夏がある
なぜ彼はサイコパスなのか?ミルウォーキーの食人鬼、ジェフリー・ダーマーの生い立ち
【SF】彡(゚)(゚)「タイムマシンやんけ!3年前に行ったろ!」
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1 不思議な
しょうもな!!
2 不思議な
途中まではおもしろかったけど都合よく都合のいい女が出てきたところで結局安易で幼稚な方に走るのかと読むのやめた
3 不思議な
ええ..なんでそんなに叩くん
俺は良かったと思うぜ
4 不思議な
またげんふうけいか!!
実話まがいにしたほうが面白いのに(ボソッ
5 不思議な
やっぱげんふうけいさんか
6 不思議な
おもろいやん
7 不思議な
犯罪者をネタに扱うなんて人として最低
もっとマトモな題材用意して出直して来い
8 不思議な
こないだのってたやつよりは良かったよ!!
9 不思議な
ガチ作家で草
そらここまで引き込まれますわ
10 不思議な
まおか
11 不思議な
うーん
12 不思議な
情景をひとつひとつ想像したら映画見みたいで引き込まれた
最低限のト書とセリフだけで構成されてるから一見、単純なようで味わい深い
アメリカ文学で、こんな感じのがあったなあ
13 不思議な
つまらん
14 不思議な
心霊でもなければ体験談でも自分語りでもないただの創作かよ…
15 不思議な
好みじゃないけど読みやすかった
16 不思議な
なんか創作ばっかでつまらんサイトになってきたな、こんなサイトだったっけ?不思議ネットって
17 不思議な
最近この手のステマ多くなってきたな
18 不思議な
数年後めでたく結婚した二人は全身をピンクの衣装に包み
夫婦漫才で成功したという。
19 不思議な
なに掲載するのも自由だと思うけど、カテゴリで創作かSSとでもタグつけておいてもらえるとうれしい
20 不思議な
はーちゃんに幸あれ
21 不思議な
※18
節子、それペーパー師匠やで
22 不思議な
脚本家の良くも悪くもな所だよな
「あーそういうドラマあるよね、わかるわ」
という風にみんながすぐ思い浮かべられるシーンをベースに構築する事で、
効率的にそれっぽいものを書ける
その代償として、要するに内輪受けの表現になる
23 不思議な
批判厨顔真っ赤で焼死体みたいだゾ
24 不思議な
ひーちゃんどこ行ったの!
25 不思議な
そのうち、世にも奇妙なにパクられてそう。
26 不思議な
なんやこれ
27 不思議な
ひーちゃんはどっかで生きてるし、はーちゃんはひーちゃんをいつか忘れるよ。
28 不思議な
これ読んで批判してるやつのほうが本読んでなさそう
こういう文学作品もあるよ、好みが分かれるだけで
29 不思議な
怖い話ですらなかった
30 不思議な
タイトルを見て、平山夢明のそんな短編小説あったのを思い出した
31 不思議な
素晴らしかった。簡素で読みやすいし。
32 不思議な
途中まではよかった
33 不思議な
今回のは今までで一番微妙だと思った
ヒロインが主人公を好きになる理由や描写設定に無理がある話、
または描写が弱い話は
なんだか妄想全開で微妙だなって話の途中で思ってしまうんだよなあ
この人の作品はヒロインが男の都合良くかわいいんだけど
主人公を好きになる理由の描写設定が甘く違和感があって
全作品ワンパターンでプロの作家と言っても
売れてないメジャーに慣れない理由が分かる
まあほんのり良い話だなあって思う作品多いしこの人好きだけどね自分は
ただ今のままだとメジャーには慣れないな
34 不思議な
ホラーだと思ったのに結局恋愛かよ、つまんな。
35 不思議な
面白かった
36 不思議な
???
37 不思議な
何十年も一緒に暮らした女を殺したら毎夜その女が夢に出てくる、と自首してきたていう男のニュースを思い出した
38 不思議な
ネットにつながってないのにどうやってメールを送ったのだろうか
39 不思議な
ジャンプ+で漫画化してるあの作者か
けっこう好きやであの漫画
40 不思議な
面白かった。最後切なくて泣ける。はーちゃんが何故か頭の中でペコで再生されてた。てことは、ひーちゃんは地味にしたりゅうちぇるでいいのかな
41 不思議な
自殺しようとして家族巻き込むってただの糞やんけ
なんがひーちゃんかて!アホか!
42 不思議な
面白かった
43 不思議な
※38
携帯でもメールはやりとりできる
※41
人殺しのひーちゃん、
はーちゃんとの対になるようにしてる意味もあるだろう
44 不思議な
ひーちゃんがクソだからといって叩いてる奴、お前が叩かなくてもひーちゃん自身が一番自分自身を糞だと叩いてるよ、だからはーちゃんの前から消えた。
45 不思議な
この手のスレに糞手厳しい俺でも最後まで読んでしまった
46 不思議な
昔のスレをまとめるな
47 不思議な
ロックスターと歌唱ロボットの話の人か
岩に結ばれた少女の話とか覚えてるわ
48 不思議な
げんふうけいだったか
なんか今回のはらしくなかったな
寿命売る話の方が数段面白かった
ていうか正直今回のは面白くなかった
俺あんたのファンなんだよ
頑張れ
49 不思議な
お前らこれが無名のSS作家とかならボロクソに叩いただろw
50 不思議な
創作乙
51 不思議な
森博嗣の短編っぽい。いいね
52 不思議な
しあわせはゆめまぼろしよ
53 不思議な
米33
めっちゃ早口で言ってそうwww
54 不思議な
基本的に他者を叩きたいのよ、人間てのは
見るに耐えないならコメ残さずバックすればいいのにね
55 不思議な
読みやすいけど話がピンとこないというか行動の根拠が弱いから話に入れない
56 不思議な
少し前にまとめられてた、
寝ている兄弟が死体になる話かと思ったわ。
ひーちゃんなのか俺なのか、なんで男なのにひーちゃんなのか。
そういう書き方だと言われたらそれまでだけど素人には意味不明だった。
ひーちゃんは俺っ娘なのか?野郎とか俺とか書いてあるし男だよな。
57 不思議な
遠藤周作の海と毒薬を思い出した。
高校の頃、国語の先生とバスの中で会い、頑張って会話をしていたらそれを貸してくれた。読み終えて返却したら、意外に思われたのか少し驚かれた。懐かしい。
高校の頃の良い思い出の一つだ。思い出させてくれてどうもありがとう。
58 不思議な
あ、あとひーちゃんの奴もまぁまぁ面白かったよ。
59 不思議な
げんふうけいだったか気付かなかった。
だいたいワンパターンで読まなくなったけど今回は良かった。
60 不思議な
最初の主人公の行動があまりにも自分勝手すぎて何やっても嫌悪感しか湧かない
兄を死なせてしまったにしても、もうちょっと情状酌量の余地があるような話だったら少しは感情移入できたのかもしれんが
61 不思議な
久しぶりに読み返した。
なつかしくて泣きそうになった。
62 不思議な
面白かった
63 不思議な
この惹き込まれ方に覚えがあると思ったらげんふうけいさんか!賛否両論あると思うけど自分は好きだなぁ
64 不思議な
面白かった!
65 不思議な
※7
全ての推理物創作を無下にする発言
66 不思議な
久しぶりにちょっと面白いと思った
ただリポートはどうなったんやろか
67 不思議な
これぞやまなしいみなしおちなし
68 不思議な
なんかスッキリしない
ひーちゃんは何処行ったの
69 不思議な
情景描写で色を足したら、幻想文学になるかも
70 不思議な
いい短編だった
久しぶりに面白かった
71 不思議な
※2
で、結局その女の格好も黒髪、薄化粧、とかオタク好みの清楚()ファッションに矯正していくっていう
72 不思議な
こめ7はんの言ってることよくわかない
73 不思議な
結局ひーちゃんは自殺しちゃったのか?
最後がよくわからん
74 不思議な
ようわからんとこはあるけど、雰囲気良かった 情景も想像しやすい
75 不思議な
中々おもろい
76 不思議な
一人称形式で進めてて主観が入れ替わるところがあると萎える
なので読むのを止めました
77 不思議な
いい作品だったよ。短編集で発売しててもおかしくない出来。
78 不思議な
リンクから飛んでみたらガチのプロ作家じゃんw
79 不思議な
漫画好きなら面白いと思うが小説好きはつまらないと思う
80 不思議な
※73
兄に連れていかれたってことだろ。お前ちゃんと読んだか?
なんで焼死しようと思ったんだろうね。
面白かったけど切ないな。ひーちゃんの自業自得だけどよ。
81 不思議な
これが好きならチラシの裏漫画の「有害無害玩具」見るといいよ
他にも似た雰囲気の漫画が公開されてるから
不思議ネット好き向けの漫画だな
82 不思議な
めちゃ良いやん!
こういうので初めて引き込まれた。
好きです。
83 不思議な
初めてこうゆうの読んだけどおもしろかった。
また見たい
84 不思議な
「創作ってタグつけろ」てw
オカルト話の150%は創作だぞ
85 不思議な
ひーちゃんからはーちゃんに視点が唐突に変わるのがよくない
もっとどうにかできたはず
86 不思議な
あかん、この物語からなんでせつないという感情が引っ張り出される奴がいるのが理解できん
87 不思議な
はーちゃん死ねよ
88 不思議な
これ読みやすいな
水を飲むようにスッと胸に入ってくる文章
でもなんだろう120円のジュース飲んだようなすぐ忘れそうな感動だな
89 不思議な
ひーちゃんがまたどこかで誰かを焼き上げる話だろ?
これはーちゃんが焼かれてひーちゃんの夢にはーちゃんも出てくるようになるんだよな
そしてまた焼こうとしたら今度は逆に火炎放射器で焼かれそうになって
焼き合戦が始まる
途中一緒に焼き鳥食いに行った時の描写とかが秀逸でな
90 不思議な
面白かった?
コメ欄消えないかな…
管理人さん。
91 不思議な
自称批評家が増えたなぁ
当時はもっと純粋に面白いとか面白くないとかいう感想が多かったのに
揚げ足取りのように批判する人が増えたな
ネットの雰囲気も変わったもんだ
久々に読んだけど、やっぱり面白かった
早く新作書いてくれないかな
92 不思議な
正直微妙かな…
93 不思議な
※91
電車男の時代ですら「創作だ!」という指摘がありましたけどねえ
そんな純粋に面白い、面白くないだけ書き込むサイトが
どこにあったんですかねえ
ネットの雰囲気の違いを知る批評家の方ですか?
是非、書き込む内容が管理された
素晴らしいサイトを教えて頂きたいです!
94 不思議な
猫が死ぬ間際に姿を消すと言われるのは
死期が近くても少しでも長く生きる努力をする為に
体を休めて回復に専念できる場所に入り込むからであり
死ぬ所を見られたくないとかそのテの理由ではありません
95 不思議な

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