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彡(゚)(゚)「若くていい投手?」


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(*^◯^*)「そうなんだ!今ものすごく若くていい投手が欲しいんだ!」
彡(゚)(゚)「そんな都合のいい選手簡単に見つかるわけないやろ」
(*^◯^*)「そうはいかないんだ!本当困っているんだ!」
彡(゚)(゚)「まあ確かお前のチーム今ぶっちぎりの最下位やっけ?お前もそろそろ成果上げないとクビやろな」
(*^◯^*)「ぶっちぎりじゃないんだ!『最下位争いしていて』最下位なんだ!」
彡(゚)(゚)「あっそっかぁ…」
2:
(*;◯;*)「冗談は置いといて本当に困ってるんだ。そろそろ成果出さないと今シーズンの内に首なんだ」
彡(゚)(゚)「そら怪我持ちの打てない捕手をお情けでスカウトにして雇ってるからな、しゃーない」
(*;◯;*)「はっきり言わないでよ、傷つくなぁ…」
(*;◯;*)「だから、『野球狂いのやきう民』と呼ばれてる君に頼みに来たんだ!お願いなんだ!」
彡(゚)(゚)「まあお前とは古い付き合いやからな、ワイも営業で各地を回るからそのついでで探したるで」
(*;◯;*)「ありがとなんだ!僕も頑張るんだ!」
3:
彡(゚)(゚)「ああは言ったけど若くていい投手ンゴねぇ…」
彡(^)(^)「そんな都合のいい選手いたら他の強豪チームに眼つけられて取られてるやろ!ないない!」
彡(゚)(゚)「まあでも探しといてやるか、『野球狂いのやきう民』って言われるぐらいやし」
--------------------------
彡(^)(^)「うーん、見つからんw!何週間も探したけど見つからんw!やっぱそんな都合の選手おらんわ!!」
彡(^)(^)「こら酒場でリフレッシュするしかあらへんなぁ」
4:
カランカラン
(゜G゜)「いらっしゃい!何になさいます?」
彡(^)(^)「親父、酒w!」
--------------------
(゜G゜)「お客さん、よく飲みますねー」
彡(^)(^)「そらそうよ、ワイは酒のセールスマンやぞ」
(゜G゜)「へーなら酒場をやっている僕と気が合いそうですねー」
(゜G゜)「お客さんは趣味とかあります?」
彡(^)(^)「野球大好きや!嫁からは『野球狂い』って呼ばれとるで!」
(゜G゜)「!僕も野球好きなんですよ!嫁からは呆れられてます!」
彡(^)(^)「やったぜ。やっぱアメリカ国民なら野球好きは当たり前だよなぁ?」
5:
彡(^)(^)「さすがに飲みすぎたわ、明日暇やけど今日はここまでにしとくで」
彡(^)(^)「今日はありがとな、楽しかったで」
(゜G゜)「いえいえ、こちらも貴重な話を聞けましたので」
(゜G゜)「そういえばお客さん、いい投手を探しているって言ってましたよね?」
彡(゚)(゚)「せやで、古い友人からの頼みや」
彡(^)(^)「言われて各地を探したけどそんな都合のいい選手おらんかったわ!いてももう他のやつに唾つけられてて手出しできへん」
(゜G゜)「それがいるんですよ、この町に」
彡(゜)(゜)「ファッ!?」
6:
(゜G゜)「いや、この地域じゃ有名な子でしてね、ジョンソンっていうまだ二十歳人もなってない子ですよ」
(゜G゜)「元々は別の地域の子らしいですけど、お父さん仕事の影響で各地を転々としてたらしいです。しかも、ジョンソン君はいく先々で素晴らしい投球をしていったらしいですよ」
彡(゜)(゜)「ほえーすっごい…でもそんな凄い選手ならもう唾つけられとるやろ?」
(゜G゜)「確かにプロチームに何度かスカウトされたらしいですけど、ジョンソン君はその都度断っているらしいです」
彡(゜)(゜)「ファッ!?なんでや!?」
(゜G゜)「都会で暮らすより田舎で暮らした方がいいみたいですよ」
彡;(゜)(゜)「そんな化石みたいな子供がまだいるんか…」
(゜G゜)「もしよければ明日町の練習場に行ってみたらどうです?たしか、明日はあそこで練習してるはずですよ」
彡(^)(^)「ありがとナス!」
7:
------------
彡(゜)(゜)「あの親父が言っていた選手がいるって言っていたチームはここか…」
彡(゜)(゜)「ちょっとええか?ここにジョンソンっていう投手はおるか?」
「今投げていますよ」
彡(゜)(゜)「サンガツ、どれどれ?」
(´・ω・`)
彡(^)(^)「純朴そうで草」
8:
彡(^)(^)「(ありゃあの親父も嘘つきやな、まるで覇気を感じられんで)」
(´・ω・`)「…いきまーす!」
彡(^)(^)「初々しいンゴねぇ、ワイもああだった頃が…」
(´・ω・`)「…」ブゥン!
ギュィィィイイイイイインン!!!!!!!!!!!!
バシィイン!!!!
彡(^)(^)
彡(・)(・)「は?」
9:
彡;(゜)(゜)「なんやあいつ・・・うせやろ?」
彡(゜)(゜)「(本当に20にもなってないんか・・・?球がすぎるぞ)」
(´・ω・`)「変化球いきまーす!」
彡(゜)(゜)「!(み、見たい!どんな球を投げるんや!)」
(´・ω・`)「‥」ブゥン!
ククッギュィィィイイイイイインン!!!!!!!!!
バシィイン!!!!
彡(・)(・)「・・・」
彡(・)(・)「完璧や」
10:
--------------
ジリリリリン!!
(*^◯^*)「ハロー、こちらポジハメなんだ!」
彡(・)(・)「ポジちゃんか?至急アイダホにこいや」
(*^◯^*)…?
(*^◯^*)!!
(*^◯^*)「も、もしかして見つかったのか!?」
11:
彡(・)(・)「せやで、まだ興奮が収まらん。こんな凄い投手生まれて初めてや、サイヤングの再来や」
(;*^◯^*)「す、す、す、す、凄いんだ!!!やきう君!ありがとなんだ!!今すぐ行くんだ!!!!」
ガチャン!
12:
------------------
(*^◯^*)「どこにいるんだ?」
彡(゜)(゜)「あそこやで」
(´・ω・`)
(*^◯^*)「素朴そう(小並)いい奴そう(小並)」
彡(゜)(゜)「まあ見てろや」
(*^◯^*)「でもやきう君、あの子には全然覇気が…」
---------------------------
(*・◯・*)
彡(゜)(゜)「お、どうしました?(挑発)」
13:
(*・◯・*)「完璧なんだ…完璧なんだ…」パクパク
彡(^)(^)「せやろ?」
(*^◯^*)「すぐにジョンソン君にアタックするんだ!やきう君も手伝ってほしいんだ!」
彡(^)(^)「かしこまり!!!」
(*^◯^*)「ジョンソン君!!!こんちは!!!」
(´・ω・`)「え、あ、こんにちは(なんだこの人…)」
14:
(*^◯^*)「実はかくかくしかじかで君をスカウトしたいんだ!」
(´・ω・`)「スカウトの方でしたか、お気持ちは嬉しいのですがお断りさせていただきます」
(*^◯^*)「え、なんで?(殺意)」
(´・ω・`)「僕はこのアイダホの町を気に入っています。都会の喧騒な場所に住むよりは静かで、両親と妹弟たちのそばで暮らせます。」
(´・ω・`)「それに、今務めさせてもらっている会社にはよくさせてもらってますので離れるわけには行けません」
彡(゜)(゜)「ほえー…めっちゃいい子…」
15:
(´・ω・`)「ですので、僕はここを離れる訳にはいきません」
(*゜◯゜*)
彡;(゜)(゜)「ジョンソン君、ワイが言うのも何なんやが、君ほどの選手ならメジャーで絶対活躍すると思うやけどそれでもかいな‥?」
(´・ω・`)「それでもです。」
(´・ω・`)「先ほども言いましたが僕は両親や弟妹たちもいますのでそんな賭けには乗れません」
彡;(゜)(゜)「うーん、ポジちゃんこれは無理かもしれんで…ポジちゃん?」
(*◯*)「…ドル」
彡(゜)(゜)(´・ω・`)「え?」
(*●◯●*)「契約金100ドル!!!」
彡()()(´゜ω゜`)「ファッ!?」
(*●◯●*)「今シーズンの残りに月350ドル払うんだ!!!!これなら問題ないんだ!!!」
彡()()(´゜ω゜`)「えぇ・・・(困惑)」
16:
(;´・ω・`)「ちょっ、あの!そんなこと言われても困りますよ!」
彡;(゜)(゜)「そうやでポジちゃん、いくらなんでもやりすぎやぞ!破産してまうで」
※当時1ドル=5000円 なので契約金で50万円、月に175万円払われることになる。当時としては異常な契約内容
(*;◯;*)「だってクビになるんだあああああ!!!ほんと成果上げてないから形見狭すぎるんだあああああ!!!!」
(*;◯;*)「クビやだあああああああああ」
彡(゜)(゜)「あのさぁ(呆れ)」
17:
(;´-ω-`)「…わかりました、今日父と会社に相談します」
(;´・ω・`)「もしどちらからも許可が下りればそちらに行きます、それでいいですか?」
(*;◯;*)「!ありがとなんだ!ありがとなんだ!」
(´・ω・`)「じゃあ明日の昼頃に野球場に」
彡(^)(^)「駄々こねたら成功しそうで草」
18:
----------------
(´・ω・`)「おはようございます」
(;*^◯^*)「ど、どうでしたか!?」
(´-ω-`)「どちらもノリノリで許してくれました」
(*^◯^*)「しゃあああオラァ!!!!これで来月も野球が出来るぅ!!」
(´・ω・`)「はっきり言って僕はこの町から出たくなかったんですけどね…まあしょうがないですね」
(*^◯^*)「さっそく入団の準備なんだ!今は仮契約だけど正式な契約はワシントンで行うんだ!」
(´゜ω゜`)「え゛っ、ワシントンにまで行くんですか!!?」
(*^◯^*)「本拠地がそこなんだから当たり前なんだ」
19:
(;´゜ω゜`)「…あのぉ…」
(*^◯^*)「?どうしたんだ?」
(*^◯^*)「今さら行きたくないなんて無しなんだ!」
(;´゜ω゜`)「…ワシントンまでの汽車代はどうすれば…」
(*^◯^*)「…そんなの僕が払うんだ」
(´゜ω゜`)「じゃあ、もしダメだったら帰りの汽車代は…?」
(*^◯^*)「それも払うんだ」
(´゜ω゜`)「あ、ありがとうございます…今月ピンチなんですよ…」
(*^◯^*)「(なんか申し訳なくなるんだ…)」
20:
-----------
彡(゜)(゜)「どうやった?契約できそうなん?」
(*^◯^*)「してくれたんだ」
彡(^)(^)「よかったやん、これでお前は首にならずにすむンゴねぇ」
(*^◯^*)「…」
彡(゜)(゜)「どうしたんや?」
(*^◯^*)「ジョンソン君が純情すぎて心配なんだ…心がか細すぎて活躍できるか心配なんだ」
彡(^)(^)「草、大丈夫やろー彼は絶対成功するで」
(*^◯^*)「心配なんだ…」
21:
ー数日後、駅前ー
(*^◯^*)「めっちゃ人がいるんだ…」
彡(゜)(゜)「全員ジョンソン君の見送りやな…」
(;,,´゜ω゜,,`)「恥ずかしい…」
彡(゜)(゜)「じゃあワイはここまでや、ジョンソン君頑張りや」
(´・ω・`)「はい!数日の間でしたが、お世話になりました」
(*^◯^*)「やきう君!この恩はいつか返すんだ!じゃあまたなんだ!」
-------------------------
ーワシントンー
(*^◯^*)「やっと着いたんだ!流石に夜通しで来るもんじゃないんだ!」
(´゜ω゜`)
(*^◯^*)「…ジョンソン君?」
(´゜ω゜`)「トカイ…ヒトガイッパイ…」
(;*^◯^*)「(ほ、本当に心配なんだ…)」
22:
(*^◯^*)「はい、これで正式な契約は完了なんだ!改めておめでとうなんだ!」
(´・ω・`)「これで僕はプロに…実感わかないなぁ」
(*^◯^*)「さあ!次は監督にご挨拶なんだ!」
----------------------------
(*^◯^*)「監督!彼がジョンソン君なんだ!」
(´・ω・`)「失礼しま…」
(´・ω・`)「え、なにこの人(困惑)」
23:
(´゜ω゜`)「(見た目ゴリラだけどオラウータンなのか…)」
※デカいので一列AAにします
24:
(・)ハ(・)「さっそくだけど君の投球を見せてもらうぞ。すぐに着替えてグラウンドに来てくれ」
(´・ω・`)「!はい、わかりました!」
---------------
(´・ω・`)「…」ブゥイン!
ギュィィィイイイイイインン!!!!
バシィン!!
(・)ハ(・)「たまげたなぁ…横手投げでここまでい球を投げるとは」
(・)ハ(・)「ポジハメ、お前をスカウトにさせて正解だったよ」
(*^◯^*)「しゃぁ!!クビ免れktkr!(ありがとなんだ!)」
25:
(・)ハ(・)「ジョンソン君、チームに入ってくれてありがとう!この調子だとすぐに戦力になるぞ!」
(´・ω・`)「ありがとうございます!」
(・)ハ(・)「よし、それじゃあ明日頼むぞ」
(´・ω・`)「はい!…明日なにかあるんですか?」
(・)ハ(・)「明日の試合にお前を使う、プロ初登板だな」
(;´゜ω゜`)(;*^◯^*)「ファッッッッッッッ!!!!!!!!??」
26:
(;*^◯^*)「監督、いくら何でも無茶なんだ!」
(;´゜ω゜`)「そうですよ!無理です!絶対無理です!」
(●)ハ(●)「無理じゃねえんだよ!!やるんだよ!!!!!他にもう計算できる投手がいねーんだよ!!!」
(;*^◯^*)「でも、明日の相手は首位独走中のタイガースですよ!?しょっぱなからそれはジョンソンには荷が重すぎるんだ!」
(●)ハ(●)「だからできる出来ないじゃねえんだよ!『やる』んだよ!!!!!」
ギャーギャー!
(;´゜ω゜`)「帰りたい…」
27:
-----------------------
『皆さんこんばんわ。これより、ワシントン対タイガースの試合を行います。』
『ワシントンの先発はまだ20歳にもなってもいない若き新鋭です。噂ではジョー監督の切り札と言われていますが、どういう投球をみせてくれるのでしょうか!?』
『試合開始まで残り数十分です!』
(´゜ω゜`)
(*^◯^*)「すまんなんだ…」
28:
--------------
「おい聴いたか?今日は20歳以下のガキが投げるんらしいぞ」
( ・`ω・´)「なに?20歳以下だと?」
「まあラッキーって考えようぜ、実際あのチーム誰が投げてもラッキーなのは変わらないんだし(煽り)」
( ・`ω・´)「(誰が相手だろうが関係ない、まあ様子見だな)」
29:
--------------
『さあプレイボールの時間です』
『…少し様子がおかしいですね』
( ・`ω・´)「おい、ピッチャーはどうしたッッ!!!」
「なんでピッチャーがいねーんだよ!これじゃあ試合が出来ねえか!」
審判「あのさぁ…お宅のチーム一人欠けてますよぉ?(煽り)」
;(・)ハ(・)「ちょっと待っててくれ、すぐ呼ぶ!」
(●)ハ(●)「おい、あいつはどうした!?」
(*:◯:*)「今探してるんだ!」
-------
ー客席ー
「あー今日も負けかなぁ」
「どうせ負けるんだ、帰って別のことしようぜ」
「おい、出てきたぞ」
(´:ω;`)「ああああああああああああ!!!!!すいません!!道に迷って遅れましたああああ!!!」
「「「えぇ…(困惑)」」」
31:
(; ・`ω・´)「…?なんだあのガキ…?」
「かっぺクッサwww鼻抜けるわwwwwwww」
(●)ハ(●)「ジョンソオオオオン!!!!さっさとこおおおいっ!!!!!」
(´:ω;`)「すいませええん!!!!」
ヨタヨタヨタ
「ファーwwww見ろよwwwあいつの歩き方wwwファーwwww」
「牛やんけwwwモーwwwモーwww牛さん生えるwww」
( ・`ω・´)「(…あれが今日の相手なのか?)」
―客席―
「あっ・・・(察し)」
「負けたな(確信)やっぱこのチーム糞だわ」
「うーんこの…やめてくれよ…(共感性羞恥心)」
33:
「おいジョーwww早くしろよーwwwそいつお前の切り札なんだって?www」
「干し草与えたらいい投球するかもしれないぞーーwww」
ギャハハ!
(●)ハ(●)「…」
(´:ω;`)「か、監督…」
(●)ハ(●)「おまえ、この試合終わったら田舎に帰れ、二度と私の前に顔を出すな」
(´゜ω。`)
34:
(´゜ω。`)「(ハハッ…いきなりワシントンに連れていかれてこの仕打ちはないよ)」
(´゜ω。`)「(まあいいや…どうせ首になるんだし気楽に投げよう。うん、そうしよう)」
(*^◯^*)「ジョンソン…」
----------------
「じゃあサクッとやってくるンゴwww」
プレイボール!
「よろしくニキーwww」
「…ん?」
(´・ω・`)
「(なんで真顔なんだ?)」
(´・ω・`)「(なんか逆に緊張ほぐれちゃった、気楽に投げよ)」
(´・ω・`)「…」ブゥイン!!!
ギュィィィイイイイイインン!!!!!!
バシィィィィイイイイィン!!!!!
「‥」
「へ?」
審判「…ス、ストライク!」
(´・ω・`)「(え?なにこの空気)」
35:
「お、おい…あいつ案外くね」
「いや…たまたまじゃね?」
「いや、でも…」
( ・`ω・´)「…!(なんだの球は…?)」
―客席―
「ファッ!?すぎぃ!?」
「え、これいけるんじゃね…?」
「まだポジるな!こうやって期待させて終わるのがオチだ!!!」
--------------------
『ストライク、バッターアウト!』
(・)ハ(・)「ジョンソンすげええええええ!!!!!!!!」
(*^◯^*)「ジョンソンすげええええええ!!!!!!!!(監督まだツーアウトですよ!まだまだなんだ!)」
―客席―
「ジョンソンすげええええええ!!!!!!!!」
「ジョンソンすげええええええ!!!!!!!!」
「ジョンソンすげええええええ!!!!!!!!」
「よっしゃ!これだけで今日のポジられるわ!」ポジポジポジ
36:
---------------------
( ・`ω・´)「おい、あいつの球どういうことだ?」
「いや…その…」
( ・`ω・´)「はっきり言え」
「…音が聞こえた」
(; ・`ω・´)「…音?」
「音だけが聞こえた…」
( ・`ω・´)「…(そんな馬鹿なことがあるか)」
『バッター、タイ・カッブ』
「あっ…」
「はい、終戦」
「今日はもうポジポイントあるしいいや」
「二塁打ならまだ許容範囲やぞ」
( ・`ω・´)「(さて小僧、お前の球はどんなもんだ?)」
(´,,・ω・,,`)「(わあ、カッブ選手だ。かっこいいなぁ。失礼のないようにしなきゃ)」
( ・`ω・´)「…なぜか気の抜ける奴だな…」
37:
-------------------------
ギュィィィイイイイイインン!!!!!!!!!!!
バシン!!!!!
(; ・`ω・´)「…!(なんだこの球は、本当に『音』を立てるとは…)」
(´,,・ω・,,`)「…(ドキドキワクワク)」ブゥイン!
ギュィィィイイイイイインン!!!!!!
(; ・`ω・´)「!?クソ!」
バシィン!
『ストライク、バッターアウト!チェンジ!』
ワアアアアアアアアアアアアアアアア!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
(・)ハ(・)(*^◯^*)「ジョンソンすげえええええええええええええ!!!!!!!!!!!!!!」
―客席―
(*^◯^*)(*^◯^*)(*^◯^*)(*^◯^*)「すげえええええええええ!!!これはポジられずにはいられねえ!!!!!!!」ポジポジポジポジ
(´゜ω゜`)「わっわっ、カッブさんを三振しちゃった…」
(; -`ω-´)「…」
38:
---------
-----
---
39:
ゲームセット!
(´・ω・`)「(あの後打たれて2?3で負けちゃったなぁ…)」
(´-ω-`)「(まあいいや、僕は今日でクビだし)」
(・)ハ(・)「ジョンソン!」
(´゜ω゜`)「あっ…監督」
(´゜ω゜`)「あの…昨日今日限りでしたがありがとご(ry
(^)ハ(^)「明日も頼むぞ」ニッコリ
(´・ω・`)「え?」
(^)ハ(^)「お前のような有望な若手を手放すわけないだろう」
(´・ω・`)「え、でも試合前…」
(^)ハ(^)「ほら、お客さんの方をみてみろ」
(´・ω・`)「…?」クルッ
40:
(*^◯^*)「ワアアアアアアアア!」ポジポジポジ
(*^◯^*)「パチパチパチパチ!」ポジポジポジ
(*^◯^*)「ナイスピッチング!」ポジポジポジ
(´゜ω゜`)「!?」
(^)ハ(^)「この様子だと今日でお前はスター選手だなぁ」
(^)ハ(^)「というわけだ、今度も頼むぞ」
(´・ω・`)「…」
(´・ω・`)「(がんばろ)」
41:
-------------
(*^◯^*)「ジョンソン君!!今日の新聞なんだ!」
(´・ω・`)「あ、わざわざありがとうございます。どれどれ?」ファサー
『ワシントン、ついに光が!?20歳未満ルーキーが救世主!?』
(´゜ω゜`)「え!?この新聞僕の写真が載ってるじゃないですか!?」
(*^◯^*)「当たり前なんだ!ワシントンは今君の話で持ち切りなんだ!」
(´,,・ω・,,`)「…なんか、恥ずかしいですね」
(*^◯^*)「凄いことなんだ!僕も昨日は何度も昇天しそうだったんだ!」
(;´・ω・`)「あ、ありがとうございます…」
(*^◯^*)「よし、今から特訓なんだ!球場に向かうんだ!」
(;´・ω・`)「え、ポジハメさんスカウト…」
(*^◯^*)「行くんだ!」
(;´・ω・`)「わかりましたよ…」
42:
------------------
( ・`ω・´)「…」
「おい、タイラスの奴、凄い苛立っているぞ」
「当たり前だ、あいつ昨日のガキの球にかすりもしなかったからな、今日は関わるのはやめた方がいいぜ」
「…俺ですらファールしたのに…w」
「おい…!」
( ・`ω・´)「おい…少し黙ってろ…」
「ヒェッ…」
( ・`ω・´)「(俺はあの小僧の球に思わず腰が引けてしまった)」
( ・`ω・´)「(…近い将来、とんでもない投手になるな)」
( ・`ω・´)「(警戒が必要だ、今から奴の情報を集めなくては)」
( ・`ω・´)「…俺をコケにさせた代償は大きいぞ、名前は覚えたぞ…
『ウォルター・ジョンソン』…!」
43:
--------------
―アメリカ大陸のどこか―
彡(゜)(゜)「ファッ!?ジョンソン君タイガース相手に超善戦したやんけ!?」
彡(^)(^)「やっぱりワイの眼には狂いはないんやなぁ、やったぜ。」
彡(゜)(゜)「…」
彡(゜)(゜)「ジョンソン君、どんなピッチャーになるんやろ」
彡(゜)(゜)「ありゃ間違いなくパワーピッチャーや、それでいて三振バシバシ取れるタイプや」
彡(゜)(゜)「本人も真面目で不衛生な生活は絶対しないやろ、長く続けられるな」
彡(^)(^)「という訳で、200勝はいけるやろwww!ファーwww」
彡(゜)(゜)「さすがに盛りすぎたわ、仕事しよ」
44:
その後、ジョンソンは無援護に苦しみながら弱小チーム、あまつさえ、大エースとなった。
成績の低迷、父親と娘の死、様々な不幸で引退も考えたがファンの支えで見事復活し、夢の優勝、400勝を達成した男、ウォルター・ジョンソンがデビューするまでの流れだという。
彡(゜)(゜)「このスレの内容は理解しやすいように色々と改編が入れられてるから気を付けてや」
彡(゜)(゜)「ちなみにポジハメの元の人はこの2年後に無事解雇やで、悲しいなぁ」
(*^◯^*)「あああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!(ブリブリブリブリュリュリュリュリュリュ!!!!!!ブツチチブブブチチチチブリリイリブブブブゥゥゥゥッッッ!!!!!!! )」
おわり
45:
見てくれてサンガツ
久しぶりにss書いたから短めやけど変な部分あったらすまんな
46:
おつおつ
wiki見てきたけれどカッブのボックスギリギリに立つという対策法すき
47:

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