善子「曜さんって千歌さんのこと好きなの?」 曜「えっ」back

善子「曜さんって千歌さんのこと好きなの?」 曜「えっ」


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バスの中
曜「そ、そりゃ好きだよ!もしかして、善子ちゃんは千歌ちゃんのこと嫌いなの?」
善子「そうじゃなくて、その……」
善子「恋愛の意味で……」
曜「え……」
曜「えっ!?」
SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1515249773
引用元:http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1515249773
2 :以下、
曜「そ、それはその、えっと……」
曜「うぅぅ……////」
善子「……」
善子「やっぱりそうだったのね」
曜「いや、あの……」
曜「はい……///」
3 :以下、
曜「あの、やっぱりってことはわかってたの?」
善子「まぁ、そうね」
善子「だってわかりやすいんだもの」
善子「千歌さんに対して何というか……」
善子「ちょっと違う感じっていうか」
曜「ホント!?」
曜「うぅー……もしかしてみんなにもバレてるのかな?」
善子「んー、どうかしらね?」
曜「いや、さっきわかりやすいって言ってたじゃん!」
善子「取り敢えず千歌さんが気づくとは思えないし、大丈夫だと思うけど」
4 :以下、
曜「それは、良いような悪いような……」
曜「はぁー……」
曜「それじゃ、また明日ね善子ちゃん……」
善子「また明日、曜さん」
タッタッタッ
善子「はぁ……」
5 :以下、
翌日
曜「あー……」
善子「どうしたの曜さん?」
曜「どうしたのじゃないよー」
曜「昨日善子ちゃんに言われてから、曜さん大変なんだから!」
善子「変に意識しててぎこちないなーとは思ったわ」フフッ
曜「もー! 絶対変って思われちゃったよー」
6 :以下、
善子「なら早くモヤモヤをなんてかしないとってことね」
曜「そうしないと曜ちゃんの心がもちません!」
善子「それなら、もう道は一つしかないんじゃない?」
曜「一つ?」
善子「そう……」
善子「告白!」
曜「……え?」
7 :以下、
曜「こっ、こ告白!?!!////」
曜「いや、無理無理無理?!///」
善子「やる前からそんな……」
曜「だって告白って!いや、だって告白って!///」
善子「でもそれ以外ないじゃない」
曜「いや、まぁ、そう……かなぁ?……」
善子「そんなに無理なの?」
曜「いや、だって告白だよ?!」
善子「さっきからそればっかりね……」
曜「いや、だって……」
善子「……」
8 :以下、
善子「多分だけど、上手くいくと思うわよ」
曜「……ほんと?」
善子「ええ」
善子「だってあんなに仲がいいじゃない」
善子「お互い好き同士なのは何となくわかるし」
善子「だから問題は……」
善子「千歌さんが女の子が恋愛対象なのかってことね」
9 :以下、
曜「うーん……それはわかんないなぁ……」
曜「そんな話題になったことないし……」
善子「まぁ、何となく想像できるわ……」
善子「……」
曜「んー……どうしよう……」
善子「……」
10 :以下、
善子「……私がなんとか聞いてみるわ」
曜「え!? ほ、本当!?」
善子「上手く聞き出せる自信はないけど……」
曜「いや、本当にありがとう!」ガシッ
善子「!? そ、そんな、まだ……」
曜「善子ちゃんっという友達を持って渡辺曜は感激であります!」
善子「友達……」
善子「……ふんっ!流石私のリトルデーモン!」
善子「もっと褒め称えるがいいわ!」
曜「ははぁー、ヨハネ様ー!」
11 :以下、
曜「って、もう着いちゃった」
曜「それじゃまた明日ね、善子ちゃん!」
善子「また明日、曜さん」
タッタッタッ
善子「……」
善子「友達……か……」
13 :以下、
翌日
善子「私なりにそれとなく訊いてみたんだけど……」
曜「う、うん」ゴクリ
善子「……大丈夫だそうよ」
曜「ほ、ホントに!?」
善子「満更でもないというか……」
曜「おぉー!」
善子「だから……自信もっていいと思うわ!」
曜「ありがとう善子ちゃん!」ギュッ
善子「!?/// も、もう!まだ成功したわけじゃないんだから!」
14 :以下、
曜「でも、善子ちゃんがいなかったらわからなかったわけだし!」
曜「ホントに感謝だよ!」
曜「ありがとう善子ちゃん!」
善子「うん……」
曜「そ、それじゃあ明日……がんばってみるね!」
善子「あ、明日!?」
15 :以下、
善子「そんな急がなくても……」
曜「んー……」
善子「れ、練習! 練習とかした方がいいんじゃ……」
曜「それは大丈夫!」
曜「例え失敗したっていいんだよ」
曜「その時の気持ちを、今までの気持ちをしっかり伝えることができれば」
曜「それにね」
曜「私って臆病だからさ……」
曜「こういうキッカケがあったら直ぐ行動しないとダメなんだよね」
曜「きっと何もせず終わっちゃうから……」
善子「曜さん……」
16 :以下、
曜「あ、それじゃあここだから……」
曜「また明日ね、善子ちゃん」
曜「本当にありがとう!」
善子「あのっ!」
曜「ん? どうしたの?」
善子「いや、あの……」
善子「……」
善子「明日……がんばってね……」
曜「うん! ありがとう善子ちゃん!」
タッタッタッ
善子「……」
善子「…………」
善子「……明日…….……」
善子「……終わっちゃうんだ……もう……」
17 :以下、
翌日
曜「……」
善子「……どうだったの?」
曜「……」
善子「あ、もしかして、告白できなかったとか?」
曜「……」
善子「もう、しょうがないんだから曜さんは!」
善子「肝心なところでヘタレちゃうなんて……」
18 :以下、
善子「それなら、一緒に流れを考えましょうか? それか、理想の場所まで私が……」
曜「善子ちゃん!」
善子「!? ど、どうしたの曜さん?」
曜「あの、もしかしてだけど……」
曜「善子ちゃんて……」
曜「私のこと…………」
19 :以下、
善子「言わないでっ!!!!」
曜「っ!?」
善子「言わなくて……いいから……」
曜「でもっ……」
善子「いいの、私が望んでたことだもん……」
善子「私は曜さんが幸せなら、それで、いいの……」
善子「私は、それで……」
曜「ごめん……」
善子「どうしてわかったの?」
曜「……」
善子「もしかして……千歌さん?」
曜「……ごめん」
善子「はぁ、見てないようで見てるのね……」
善子「流石Aqoursのリーダーと言ったところかしら」
曜「……」
20 :以下、
曜「ホントに最低だよね、私……」
善子「そんなことない!」
善子「曜さんは本当に悪くないから!」
善子「ただ、私がやりたいように勝手にやってただけだから!」
善子「曜さんに……幸せに……なってもらいたく……てっ……」
曜「ごめんっ……」
善子「だから……っ……」
21 :以下、
曜「……今回ね、振られちゃったんだ」
善子「えっ?」
曜「私ね、千歌ちゃんに振られちゃったんだ」
善子「そんな……だって!」
曜「好きな人、いたんだって……」
曜「色々、してくれたのに本当にごめんね……善子ちゃん……」
善子「曜さん……」
22 :以下、
曜「って、ごめんね?」
曜「こんな時に話すなんて……」
曜「私……ダメだな……うっ……」
曜「こんな……あ、あぁぁ……」
善子「曜……さん……」
曜「なんで……」
23 :以下、
曜「なんで善子ちゃんが泣いてるの?」
24 :以下、
善子「だって、私のせいで……」
善子「本当にごめんなさい!」
善子「私が根拠のないことを言ったから……」
善子「適当なことを言ったから……」
善子「期待を持たせるようなことを言ったから……」
善子「曜さんを……傷つけて……」
曜「ううん……善子ちゃんのせいじゃないよ?」
善子「でもっ!」
25 :以下、
曜「善子ちゃんはきっかけを、くれたんだ」
曜「だから私は千歌ちゃんに告白できた」
曜「善子ちゃんには感謝をしても、怒るわけないよ」
善子「曜さん……」
曜「でも、ごめん……ちょっと……」
曜「もう、グスッ……あぁぁ……抑えきれない、や……」
善子「うん、曜さん」
曜「あ、あぁぁぁぁぁぁぁ!」
曜「千歌ちゃっ……千歌ちゃん!なんでぇぇえ!あぁぁぁぁぁぁぁぁ!」
善子「……」ギュッ
26 :以下、
翌日
曜「昨日はごめんね? 情けないところ見せちゃって」
善子「それはもう言わない約束でしょ?」
曜「あはは、そうだったね」
善子「……」
曜「……」
曜(なんか、気まずい……)
曜(何話せばいいんだろ……)
27 :以下、
善子「曜さん……」
曜「な、なに!」
善子「……」
曜「……」
善子「……」
曜「……」
善子「私、堕天使ヨハネだから」
曜「え?」
善子「善子じゃないから、私は堕天使ヨハネ」
曜「いや、それは知ってるけd……」
善子「これが私にとってのきっかけだから言
うわね」
28 :以下、
善子「私は曜さんのことが好き……」
善子「私と付き合ってください!」
曜「!?」
29 :以下、
善子「傷心してる所につけ込むなんて最低だってわかってる、でも!」
善子「それくらい曜さんのことが好きなの!」
善子「これから曜さんの、い……側にいたいの……」
曜「……でも私、今まで千歌ちゃんのことずっと好きで、善子ちゃんの好意に全然気づかなかったんだよ?」
善子「いいわよ」
曜「その上あんな相談したり……」
善子「いいわよ」
曜「それに! まだ千歌ちゃんのこと、全然諦めきれてないんだよ!」
曜「こんな、こんな中途半端な気持ちじゃ! 善子ちゃんと付き合えないよ……」
曜「付き合えるわけ……ないじゃん……」
善子「……」
30 :以下、
善子「いいわよ、それでも」
曜「なんでよ!」
曜「だってまた! 善子ちゃんを傷つけるかもしれないんだよ!? 」
善子「それでもいいわよ!」
善子「それでも……曜さんの側にいられれば、私はそれでいいの!」
曜「善子ちゃん……」
31 :以下、
善子「だってそうすれば絶対っ!」
善子「わ……」
善子「私の絶対なる魔力で虜にして見せるんだから!」ギラン
32 :以下、
曜「……」
曜「……ふふっ」
曜「あはははっ!」
善子「な、なによ!///」
曜「だって、いきなり堕天使になっちゃうんだもん。ふふっ」
善子「いや、だって……あっ、最初に言ったじゃない!堕天使ヨハネだって!///」
曜「今あっ、て言ったよね?」
善子「言ってないわよー!」
曜「えー」
善子「えーじゃない!」
33 :以下、
曜「善子ちゃん」
善子「なによ! あとヨハネ!」
曜「こんな私で良かったら……
……よろしくお願いします」
34 :以下、
曜(善子ちゃんは堕天使なんかじゃない……)
曜(私を笑顔にしてくれる天使だよ)
曜(本当に善子ちゃんのことを好きになって)
曜(本当に恋人同士になれるって、そう思ったんだ)
おわり
35 :以下、

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