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最強天才俺「やれやれ……俺の出番ってわけか」


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少女「……ねえ、お母さん。ランドセル……あの、中古とかでもらえたりしないのかな……」
母「アンタは何言ってるの! そんなお金あるわけないでしょ!」
少女「ごめんなさい、そういうことじゃなくて……あの、中古で……」
母「母親に口ごたえするんじゃないわよっ!」
少女「ご、ごめんなさい……」
少女「でも……でも皆、少女ちゃんはランドセルも持ってないって……」
母「でもじゃないわよ! 何? お母さんが悪いっていうの? 家出てったあの馬鹿男が悪いのよっ!」
少女「お父さんの悪口……言わないで。お母さんがそんなのだからお父さんも……」
母親「うるさいって言ってるでしょ!」
少女「ごめ、ごめんなさい……」
母親「そればっかね、あんた。あの馬鹿男みたいで気持ち悪いわ。だから虐められるんじゃないの?」
少女「…………」
男「俺の嫁が和風すぎて困る」
http://world-fusigi.net/archives/9242909.html
引用元: ・最強天才俺「やれやれ……俺の出番ってわけか」
2: 風吹けば
不良女「少女ちゃ?んwwwまたボロボロの手提げかばん持ってるwww」
少女「…………」
取り巻き「貧乏が移りそうwwwこの鞄、臭いから廊下に出しといてよwww」
不良女「っていうか、少女ちゃんが臭いから出てってよwwwお風呂いつ入ったのwww」
少女「…………」
取り巻き「ねえ本当に出てってってwwwどうせ給食費払ってないんでしょwww」
イケメン「やめなよ」
少女「えっ……」
イケメン「見てて、気分いいものじゃないからさ」
不良女「な、なによ……萎えたわ、行きましょう」
取り巻き「う……うん」
イケメン「大丈夫だった?」ニコッ
少女「…………////」コクコク
3: 風吹けば
少女(なんで助けてくれたんだろ……)
少女(ひょ、ひょっとしてイケメン君、私のこと……好きなのかな)
少女(そんな、そんなことあるわけないよね……。私なんて、お母さんにも愛されてないんだから……)ハァッ
イケメン「なあ」
少女「ひゃっ、ひゃい……」 不良女「な、なによイケメン」
イケメン「不良女、今日、久し振りに一緒に帰らないか?」
不良女「調子いいわね……昼間は私のこと邪魔した癖に」
イケメン「当たり前だろ。イジメなんてかっこわるいぞ、お前には似合わねーよ」
不良女「なによ……それ」
少女(……二人共、そういえば幼馴染だったかな)
少女(私……馬鹿みたい)シュンッ
4: 風吹けば
少女「……帰りたくない。お母さんと、顔合わせたくない……」
少女「お父さん……お父さん……」シクシク
?「どうしたのですか可愛らしいお嬢ちゃん? 放課後に一人残って……」
少女「あ、先生今帰ります! ごめんなさい!」
?「ぼくは先生じゃありませんよ」
少女「あっと……ど、どなたですか?」
少女(外国の人? 男の人か女の人かもよくわからない)
?「ぼくは
少女「私……友達いないから」
?「おや、それは失礼しました。貴女が欲しいもの、三つだけ何でもプレゼントしてあげますよ」
少女「な、なんでも?」
?「ええ、なんでも、です。なんでも」
5: 風吹けば
?「富でも名声でも、友達でも構いませんよ」
少女「ほ、本当に!」
?「ええ、もちろんですとも、ええ。でも、時期が来たら返してもらいます。利子をつけて」
少女「え?」
?「幸せは自分で掴むものです。泥の中から、ね。ぼくは、人間に幸せの素晴らしさを知って欲しい。そのためのお試し期間のようなものです」
?「難しく考えないでください。貴女が返せないようなものは要求しませんから」ニコッ
少女「…………」
少女「お父さん……でも、いいの?」
?「はい」
少女「友達でも?」
?「はい!」
少女「こ……恋人、とかでも?」
?「はい!! はいもちろん!!」
6: 風吹けば
?「では、確かに聞きましたよ!」
?「サヨウナラ! 貴女が望んだもの、必ずお届けしましょう!」
少女「あ、あの……
?「…………」
?「それ、は答えられません。ぼくの名前に、繋がりかねませんので」ニコッ
少女「
?「仮名ですよ、勿論。ああ、自分の名前を口にするだなんて、そんなことができるはずがない!」
少女(変わった人だなぁ……)
?「それでは、今度こそサヨウナラッ!」バッ
少女「消えちゃった……」
7: 風吹けば
母「遅いわよ少女! いつも早く帰ってこいって言っているでしょう!」
少女「ご、ごめんなさい!」ビクッ
父「仕方ない。少女は、友達と遊んでいたんだろう? 若い内は、遊ぶのも勉強さ」ハッハッ
少女「え、お、お父さん? どうして……ここに……」
父「どうしてってなんだどうしてって」
少女「…………」ジワァッ
少女「お父さんっ!」バッ
父「どうしたんだ少女? 怖い夢でも見たのかい?」ギュッ
少女「うん……うん!」
9: 風吹けば
少女(ランドセルもある……)
友「やっほー少女ー!」
少女「あ……クラスメイトの、友さん……。お、おはよう」ペコッ
友「なんだよ他人行儀ー! どうしたの少女ー!」バンバンッ
少女「と、友さん?」
友「いつも通り友ちゃんって呼んでよ。なんかむず痒いって!」
少女「え? う、うん……」
10: 風吹けば
イケメン「おはよう、少女ちゃん」ニコッ
少女「…………」キョロキョロ
イケメン「少女ちゃん?」
少女「ごご、ごめんなさい! えっと……私じゃなかったら嫌だなぁって……」
イケメン「変な少女ちゃん」クスッ
少女「う……うう……」
イケメン「少女ちゃんさ、週末の委員長さんの誕生日会のプレゼント、買った?」
少女「そ、それ私も行くの?」
イケメン「……少女ちゃんが行くから、俺も行くって流れになったの忘れたの?」
少女「そ……そうなの?」
12: 風吹けば
少女(明後日……一緒にプレゼント買いに行くって……)
少女(こ、これってデート……だよね?)ソワソワ
不良女「…………」ドンッ
少女「痛っ!」
不良女「どんくっさいわねぇあんた!」
少女「きゅ、急にぶつかってきたの……不良女ちゃん……」
不良女「はぁ? あんたさ、最近調子乗ってない?」
少女「そんな……」 イケメン「なんだ、どうした少女ちゃん」スッ
不良女「っ! あんたは関係な……」
イケメン「関係ないのは、お前だ。俺に付き纏うのも、少女ちゃんに嫌がらせするのもやめろ!」
不良女「…………」ダッ
少女(……取り巻きちゃん、一緒じゃないんだ)
イケメン「大丈夫?」
少女「う、うん……」
13: 風吹けば
少女「サッカーチームの練習ほっぽりだしちゃっていいの?」
イケメン「いいんだよ。今日は少女ちゃんといっしょに帰りたい気分だったから」
少女「そそ、そんな……////」パタパタ
イケメン「多少休んでも、レギュラー落ちはまずしないし。これくらいでいいんだよ」
少女「でも……ん、なんだろう、あの人集り……」
イケメン「交通事故かな。あんまり見ない方がいいぞ」
少女「…………」
少女(なんだろ……嫌な予感がする……)バッ
イケメン「お、おいっ!」
14: 風吹けば
少女「…………」
イケメン「ど、どうしたんだ?」
少女「お父さんな……わけない。お父さん、こんな時間に帰ってくるはずない……」ブツブツ
イケメン「…………」
イケメン(あの運ばれてる人……もう、死んでる)
少女「ち……違う。そんな、そんなわけない……。他人の、他人の空似だもん……」ブツブツ
15: 風吹けば
『体調が悪いから、早めに退社したそうです』
『眩暈が酷いって言ってましたから……きっとそれで……信号が変わったのを見落として……』
少女「…………」
少女(どうして……離れて暮らしてただけのお父さんが……そんな……)
少女(返すって……そんな、死んじゃうなんて……おかしい、おかしいよ……)
友「少女……その、元気出してって。ショックだったのはわかるけど」
少女「……友ちゃん、
友「あ、と……七不思議の?」
少女「う、うん!」
友「知ってる……けど、それがどうしたの?」
少女「教えて! 教えてほしいの!」
16: 風吹けば
早すぎんか死ぬの
18: 風吹けば
あくあく?
20: 風吹けば
笑うせぇるすまん的なもんか
24: 風吹けば
つづき気になるからはよ
27: 風吹けば
 悩み事を抱えている子供の前に現れる、謎の人物『
 
 教室で一人でいるとき、
 『なんでも三つプレゼントしてあげる。でも、必ず利子を付けて返してもらう』
29: 風吹けば
 
 でも必ず、そのプレゼントを踏み躙るような『取り立て』を行う
 
 でもそんな
30: 風吹けば
 欲しいものを二つ言い、最後に『プレゼントはいらないから名前を教えてください』と言う
 
 それでも折れなければ、最終的には喚き散らしながら姿を消してしまう
 しかし律儀なことに頼んだ分は叶えてくれるし、『取り立て』も行わない
31: 風吹けば
なんやなんや
32: 風吹けば
友「って感じだったかな?」
少女「……それじゃあ、取引が終わっちゃったら、どうしようもないの?」
友「え? うん、そうなんじゃない?」
少女「…………」ジワッ
友「ど、どうしたの少女?」
少女「……私、
友「え? そ、それで何を頼んだの?」
少女「…………」
友「少女?」
少女(そんなの……言えるわけないよ……)
少女(友ちゃんなんだよ、なんて……)
33: 風吹けば
あっ…
34: 風吹けば
少女(ごめんなさい……ごめんなさい……。私のせいで、私のせいで友ちゃんが……)
友「しょーじょっ」ポンッ
少女「え?」
友「諦めるのはまだ早いって! 
友「だから……名前を当てちゃったら、取り立てを放り出して逃げちゃうんじゃないかな?」
少女「名前なんて、わかりっこないよ」
友「できるよっ! 私手伝うから、ね? 泣き止んでよ」
少女「……ありがとう、友ちゃん」
友「当然だよ、友達でしょっ?」ニコッ
少女「…………」
35: 風吹けば
イケメン「俺を屋上なんかに呼んで……どうする気だ?」
イケメン「錠、壊されてんじゃん。本当に入っていいのかなこれ」
イケメン「なんだ? 誰もいないじゃないか? 悪戯……にしても」
不良女「…………」スッ
イケメン「とっ! 隅に隠れてたのか!」
イケメン「いったい何のようだ! あれほど俺と少女ちゃんを付け回すなと……」
ドンッ
イケメン「えっ?」
37: 風吹けば
少女「…………」
友「学校、しばらくお休みだってね……。なんで、こんなことが……」
友「自殺じゃなくって……押したの、不良女さんかもしれないんだって。昨日から帰ってないって……」
少女「違う、違うよ……」
友「え?」
少女「私が……私が、殺したんだ。私が……
友「……
友「噂話があるってことは、ひょっとしたら名前を聞いたことがある人がいるかもしれないよ! 私のお母さん、ここの小学校の卒業生だから、一緒に聞きに行こう? ね?」
少女「ごめんなさい……」
友「え?」
少女「私が
44: 風吹けば
少女「ごめんなさい、ごめんなさい、ごめんなさい……」ブツブツ
友「…………」クスッ
友「……わかってたよ」
少女「え?」
友「あそこで黙ったんだから、ひょっとしたらそういうことかなって」
少女「お、怒らないの? 私のせいで、私みたいな子の友達にされて……挙句の果てに、そのせいで死んじゃうんだよ?」
友「怒るわけないじゃん」
友「少女とは、そんな取引がなくても親友になってたって、私、そう思うもん」
少女「でも……」
友「それにさ、少女は、私のこと見殺しにするつもりはないんでしょ? ほら、
46: 風吹けば
友母「……
友「昔のクラスメイトに連絡取ったりってできない?」
友母「そんな怪談話のために連絡取るのも……皆忙しい身だから」
少女「お願いしますっ! どうしても、
友母「…………わかったわ」クスッ
友母「せっかくだからオバさん、クラスで一番カッコよかった中田君から電話しちゃおっかな」
友「……浮気はしないでね、母さん」
47: 風吹けば
ワイも探すで
48: 風吹けば
・名前を言われると力を失う←真偽不明
・名前を訊かれた時点で逃げてしまうので、名前を知れた人はいない
・名前は日本語の発音で言うと「あ」から始まる←真偽不明
・外見から名前を特定されないため、性別も出身国もわからない恰好をしている?←真偽不明
・少なくとも30年前から学校にいる
・月を作ったのは
友「……名前、わからなかったかぁ」
少女「付け足されたようなのも出回ってそうだし……これじゃあどこまで本当かもわかんないよ」
友「出所がわかんなかった噂は真偽不明って書いといたけど、実際これ、全部胡散臭いしなぁ……」
少女「このままじゃあ、友ちゃんまで……」
54: 風吹けば
友「学校に行ってみない?」
少女「え、でも……今生徒は立ち入り禁止なんじゃ」
友「ここにいても、立ってるだけだよ。何かわかったらお母さんに電話で教えてもらうから」
友「学校に何か手掛かりがあるかもしれないよ」
少女「う……うん。じゃあ、行ってみよっか」
56: 風吹けば
少女「ぜぇ……ぜぇ……」
友「走り過ぎだって……。少女、体力ないんだからさ。ちょっと歩こうよ」
少女「時間、ないかもしれないんだよ」
友「……そうだけど、さ」
車「キキーッ!」
友「きゃっ! な、なに?」
おっさん「君……友ちゃんだね。実は君のお父さんが職場で倒れて、病院に運ばれているんだ」
友「え?」
おっさん「もう、長くないかもしれない。送るから、最期に君の顔を見せてやって欲しい」
58: 風吹けば
友「う、嘘ですよね?」
おっさん「嘘じゃあない! もう時間がないから、早く乗るんだ! さあ!」
友「…………」ススッ
おっさん「どこにいくつもりだっ! 早く乗れ!」ガッ
友「きゃあっ!」
少女(ひょ、ひょっとしてこれ……誘拐なんじゃ……)
少女「は、放して! 友ちゃんを放して!」
おっさん「…………」ゴンッ
少女「あっ!」ドサッ
友「少女……これが、
少女「でも……でも……」
友「……だから、私が無事なうちに学校に行って、
おっさん「ごちゃごちゃうるさいっ! さっさと乗れっつってんだろ!」ガンッ
60: 風吹けば
少女「ナンバープレート……曲げられてる……」
少女「やっぱり、誘拐なんだ……私の、私のせいで友ちゃんが……」
少女「警察……警察に……」
友『……だから、私が無事なうちに学校に行って、
少女「…………」
少女「学校、学校に行かなきゃ……」
少女「でも……そんな都合よく、
少女「…………」
61: 風吹けば
少女(学校内にパトカーが止まってる……)
少女(グラウンドの裏側……鉄線が破れてるところから入ろう)ガッ
少女「痛っ!」
少女「頬……切っちゃった……」
少女「……早く、校舎の中に入らなきゃ」
67: 風吹けば
この不安でゾクゾクくる雰囲気すき
69: 風吹けば
ガチャアンッ
少女「…………」
?「おや、また会いましたね可愛らしい御嬢ちゃん」
?「しかしバットで窓を叩き割って教室に侵入とは、あまり感心しませんね。そのバット、盗んできたんですか?」
少女「……倉庫から借りてきただけ」
?「これはこれは、出会ったときよりたくましくなられましたね」
?「それで、なんのために学校へ?」
少女「……今から友ちゃんが無事なうちに名前を見つけるなんて、できっこないから」スッ
少女「あなたを、ぶん殴りに来たの」
?「おやおや、穏やかではない」クスッ
73: 風吹けば
少女「うわぁぁあぁぁっ!」ブンッブンッ
?「……しかし、考えられる中で最も悪手ですね」スッ スッ
?「よりによって、このぼくを殺そうなどと」
?「貴女、友達に申し訳なく思って、一番危険な手を選んで贖罪にしようとしただけなのでは?」
?「おかしな話ですね。元々ぼくが作ってあげただけの関係なのに、そんなものを気にして振り回されるなんて」
少女「……黙ってよ」ゼェゼェ
?「友情感じて申し訳なく思うのはおかしいですよね? 作り物の関係を押し付けてしまったことを悔いるのならいざ知らず、この期に及んで友情のためだなんて、それは自分に酔っているだけでしょう」
少女「黙れ!」
?「ぼくは喋るのが仕事ですから、それはできません。どうしました? もうバットを振る力も残っていないようですが……」
少女「うるさぁいっ!」ガンッ
?「…………」
少女「当たった?」
?「当たってあげたんですよ?」クルッ
少女「そ、そんな……今、思いっ切り……」
89: 風吹けば
?「ああ、そうだ。今友さんがどうなっているか、教えてあげましょうか?
少女「えっ?」
?「あの男性に犯された後、撲殺されましたよ」
少女「あ、ああ……」ヘナッ
?「今例の男性が、御両親の方に電話を掛けているところです。まだ生きているふうを装って、金もふんだくってしまおうという算段なのでしょうね」
友母『せっかくだからオバさん、クラスで一番カッコよかった中田君から電話しちゃおっかな』
友『……浮気はしないでね、母さん』
少女「……………」
?「利子もいただきましたので、ぼくはそろそろ失礼しましょうか。また悩める子羊達を導かねばなりませんので」
?「これから貴女が、ぼくの見せてあげた短いを幸せを糧に、また新たな幸せのため精進することを心から願っておりますよ」
女「…………」
?「聞いていますか?」
94: 風吹けば
友『いつも通り友ちゃんって呼んでよ。なんかむず痒いって!』
少女「…………友ちゃん」
友『できるよっ! 私手伝うから、ね? 泣き止んでよ』
友『当然だよ、友達でしょっ?』ニコッ
友『少女とは、そんな取引がなくても親友になってたって、私、そう思うもん』
友『それにさ、少女は、私のこと見殺しにするつもりはないんでしょ? ほら、
少女「…………」
?「おやおや、貴女、ひょっとして幸せになる意思がない?」
少女「…………」
?「だったら……仕方ありませんねぇ。特別に、貴女の命ももらってあげましょう」
?「さあ、ほら、早く歩くのです。屋上に行きましょう」
97: 風吹けば
最強天才俺…
頼む…早くきてくれ…
99: 風吹けば
ヒュウー
少女「…………」
?「さあ、飛ぶのです! ここから飛び降りるのです!」
少女「…………」
少女「お父さん……イケメンくん、友ちゃん……ごめんなさい、ごめんなさい」ポロポロ
?「ああ、まったく、貴女がいなければ三人ともまだ元気に生きていたでしょうに! 貴女と関わらない世界で!」
?「貴女の傲慢、エゴが殺したようなものでしょう!」
?「さあ、その罪を、今こそ償うときです! 飛び降りるのです!」
「その必要はないぜ」
?「む? どなたですか?」
最強天才俺「やれやれ……俺の出番ってわけか」
?「貴方は……」 少女「だれ?」
101: 風吹けば
俺って誰だよ
102: 風吹けば
あく
104: 風吹けば
うおおおおおおお!!!!!
107: 風吹けば
キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!
103: 風吹けば
って、なんで俺くんが!?
106: 風吹けば
>>103

108: 風吹けば
はよ
109: 風吹けば
?「貴方、なぜここに?」
最強天才俺「天才だからだ」
少女「え? え?」
最強天才俺「さあ、覚悟しな悪党。俺のパンチ、下衆とカスには少し効きすぎるぜ?」
?「ふふ……言ってくれますね。人間如きが、このぼくに何をしようと?」
少女「お、おじさん、
最強天才俺「は? そんなくだらんもん知らんわ」
?「……少々驚かされましたが、ただの馬鹿でしたか」
113: 風吹けば
最強天才俺「おらおらおらぁっ!」ヒュンヒュンッ
?「そんなパンチ……躱すまでもなオガァッ!?」
ゴスゴスゴスッ
最強天才俺「歪(ひずみ)を感じてくれば……小学校に居座るただのロリコン下級精霊か、くだらん。」
?「ぼ、ぼくがロリコン下級精霊だとぉっ! 人間の分際で舐めた口をッ!」
?「いいだろう! 全力で相手をしてやるっ!」スゥー
最強天才俺「遅いっ!」ゲシッ
?「無駄ですよ。ぼくの名前を知らない貴方からは、今のぼくに干渉できません」スカッ
最強天才俺「……ほう」
?「ぼくを馬鹿にして、楽に死ねると思わないでください」ニタァッ
115: 風吹けば
さあお前の罪を数えろ
118: 風吹けば
くぅ?疲れました!
120: 風吹けば
最強天才俺「ふんっ!」ブンッ
?「当たらないって言ってるでしょうが! くらえ、針山地獄!」
ザザザザザッ
少女「な、なにもないところから急に針が……」
?「さあ、その鬱陶しい強がりもそこまでですよ」
最強天才俺「……ふむ、そこそこの威力だな。ちょっと血が出たぞ」ペロッ
?「……なるほど、甚振るのは無理らしい」
少女「あ、『あ』から始まる名前かも、しれないって……」
最強天才俺「あ? アホの坂田か?」
?「どこまでも舐め腐った態度を……」
125: 風吹けば
くっ!やっぱり名前が分からなきゃ無理なのか!?
126: 風吹けば
そういうことか…!
128: 風吹けば

129: 風吹けば
?「貴方の頑丈さはわかりました」
最強天才俺「そりゃ光栄だ坂田さん」
?「ですがっ! そんな低次元な話は関係ない!」ブゥンッ
最強天才俺「お? 光る剣?」
?「氏ねぇっ! 空間ごと破壊してやる!」ズンッ
最強天才俺「むぐっ!?」
少女「お、おじさん!」
?「……どうして、空間が斬れたのに生きてるんですか?」
最強天才俺「俺が最強だから?」
131: 風吹けば
ほほう
134: 風吹けば
最強天才俺「最強天才パンチ」ブンッ
?「だからそんなパンチなぞオブジェ!!」グシャッ
?「……な、なんで」
?「まさかぼくの、ぼくの名前を?」
最強天才俺「だからそんなくだらないもん知るかっつうの」
最強天才俺「なぁーにが、名前が知られない限り無敵だ。どこの構ってちゃんだよ。どんなけ詮索してほしいんだよ」
最強天才俺「お前みたいなクソヤローは、誰からも名前ひとつ覚えてもらえず孤独にひっそり死んでいくのがお似合いだぜ」
最強天才俺「お前が必死にコツコツ小学生相手に積み上げた『
最強天才俺「どれだけ必死に隠されようが、お前みたいな嫌な奴の名前、誰が知りたがるかっつうの」
?「こ……この……言わせておけば……」
最強天才俺「最強天才キック」フンッ
?「ヒデブゥッ!」ゴシャッ
139: 風吹けば
最強天才俺がんばえー!
141: 風吹けば
名前は松尾昇やろ
142: 風吹けば

144: 風吹けば
?「……ふ、ふふ、ぼくでは貴方に敵わないようですね、それは認めましょう」
?「ですが、ぼくの勝ちです。ぼくの遺した傷跡は、決して癒えやしない! 世界は何も変わっちゃいない!」
?「貴方がどれだけぼくを殴ろうと、それはただの憂さ晴らしにもなりやしない!」
天才最強俺「…………」
?「ぼくは貴方のいない平行世界に跳ぶことにしましょう」
?「そこでまた同じことを繰り返すだけですよ! この世界からは引いてあげましょう!」
?「それではお嬢ちゃん、お幸せに。クァーファッハッハッ! クゥワーハッハ!」
天才最強俺「行くならさっさと行けよ。こっちはお前の面なんか見たくねぇっつってんだろ」ブンッ
?「アゴゥッ!」ゴキィッ
147: 風吹けば
やったか!?
149: 風吹けば
少女「き、消えた……
最強天才俺「いや、アイツの言う通り俺のいない平行世界に逃げただけだ」
少女「…………」
最強天才俺「殺してほしかったか?」
少女「そんなの……わかりません」
最強天才俺「でもな……お嬢ちゃん。あいつの悪行をなかったころにならできるぞ?」
少女「え?」
最強天才俺「空間を斬ったり他世界へ逃げたりしていただろう? 平行世界を混ぜこぜして好きな世界を創るのが、あいつのプレゼントの正体だ」
最強天才俺「俺なら……捻じれを戻し、元の世界に変えることができる」
少女「ほ、本当ですか?」
最強天才俺「ああ、本当だとも」
151: 風吹けば
ほーん
152: 風吹けば
少女「…………」
少女「あれ? ここ、教室?」
最強天才俺「よう、お嬢ちゃん」
少女「お、おじさんこれは?」
最強天才俺「おじさんじゃねぇ、
少女「……は?」
最強天才俺「お前の願い、三つだけ聞いてやろう。なんでもな」
少女「…………」
最強天才俺「なんだその馬鹿にした目は?」
少女「あ……と、ごめんなさい! そういうつもりじゃなかったんですけど……」
154: 風吹けば
お茶目w
155: 風吹けば
ほっ
158: 風吹けば
少女「お父さん……」
最強天才俺「ほうほう」
少女「友達……」
最強天才俺「青春だねぇ」
少女「恋人……」
最強天才俺「いいねぇ、進んでるねぇ今日日の小学生は」
少女「……は、自分で見つけます」ニコッ
最強天才俺「当たり前だろうが。おじさんはなんでも聞いてやるとは言ったが、叶えてやるとは言ってねぇぞ」ハンッ
最強天才俺「じゃあな、お嬢ちゃん。教室を出て家に帰って久し振りにお父さんに電話でも掛けるこった」
少女「……電話番号知らないもん」
最強天才俺「お婆ちゃんにでも頼んで探してもらえ。そこまで面倒見ないぞ俺は。せいぜい化け物倒して世界改変してやるくらいだ」
160: 風吹けば
かっけえ…
161: 風吹けば
ええやん
170: 風吹けば
少女「……本当に、ありがとうございました」ペコッ
最強天才俺「じゃあな、さっきのロリコンみたいな変な男には引っ掛かるなよ」
少女「あの人、男だったんですか?」
最強天才俺「俺がチンピクしなかったから多分男だわ」
少女「?」
最強天才俺「とと……ガキに言うことじゃなかったな。俺はまだやることがあるから、あばよ」
171: 風吹けば
( ;∀;) イイハナシダナー
175: 風吹けば
?「ああ……とんでもない目に遭いました」
?「まさか、あんな奴がいるなんて……」
?「しかも、ほとんどすべての平行世界に存在していると来た。ようやく奴のいないところに来ましたが……しばらく世界渡りはできませんね」
最強天才俺「よう、また会ったな」
?「ああ、お久しぶりです。聞いてください、さっき大変な目に……」
?「って、はぁっ! ななな、なんでこの世界にお前が!? ぼくの面なんて見たくないと言っていただろうが!」
最強天才俺「誰がお前みたいな奴との約束を守るかっつうの。他に優先事項があったから後回しにしただけだぜ?」
?「そっちじゃない! どうして、絶対、この平行世界にお前はいないはずなんだ! まさか、お前も世界渡りを!? いや、そんなこと、できるはずがない! できてたまるかぁっ!」
最強天才俺「できるさ」
最強天才俺「なんせ俺は、最強で天才だからな」

178: 風吹けば
やったぜ。
181: 風吹けば
おつ
183: 風吹けば
スレタイで碌なオチ期待してなかったから
面白く見れたわ、ありがとやで
184: 風吹けば
最終はほんとに良かった
187: 風吹けば
天道総司みたいな奴やな
189: 風吹けば
スレタイのわりには面白かった
190: 風吹けば
変にバッドにされるよりはこっちのが好き
194: 風吹けば
乙やね
180: 風吹けば
お疲れ面白かったやでありがとう
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内容読んでないけどコメントだけ
ラノベモドキはもういいです
5 不思議な
ワイは全面的に支持する
6 不思議な
おもんな…
うん、おもんな
7 不思議な
かなしいY
8 不思議な
ウオォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォ!!!!!!!!
最強天才俺さんマジカッケェェェェェェェェェェェェェェェェ!!!!!!!!
痺れるぜぇぇぇぇ!!!!
9 不思議な
面白かったわ。やるじゃん
10 不思議な
本スレ日付が今月になってるな
これ何年か前のやつだよね
11 不思議な
ええ話やんけ 面白かったわ
12 不思議な
猫の記事より100億倍マシ
13 不思議な
不思議ネットさんに文句垂れるクソガキ多すぎだなw
現実何も思い通りにいってないからその鬱憤をそういう言葉にして晴らしてるのか知らんが、まだまだだな。 だからガチクソ底辺なんだよクソガキ共
底辺クソ野郎は全てをつまらなくするにしか全力を捧げない。だからこそ動かずに周りに求める
動かないからこそつまらない、だからまた周りに求めるという最低なエンドレス
14 不思議な
普通に面白くって好きだった
15 不思議な
第一話、完。
16 不思議な
割と好き
17 不思議な
※1
>もうなんつーか俺の好きなサイトじゃない
そもそも ※1 が読者対象でないことに気付いてないことに涙した俺が居た・・・、
まるで相手にされてないのに、さも良いことを書いてる気になっている ※1 が痛すぎるっす(TmT)ウゥゥ・・
というか、なんで他の全ての人が ※1 と同じことを考えてるなんて誤解をするのだろう?
つまらないネタを載せさせないように、ひたすら面白いネタをここの掲示板に書き込むほうが建設的だと考えるだけの知能も無いのがまた悲しすぎて・・・"(/へ\*)"))ウゥ、ヒック
18 不思議な

19 不思議な
なんかコメント消されてて草
20 不思議な
そんなに自分の読みたいものがあるならぼくがかんがえたさいきょうのスレ立てくらいしなよ
21 不思議な
面白く拝読した
22 不思議な

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