市原仁奈「ゼブラの気持ちになるでごぜーます!」back

市原仁奈「ゼブラの気持ちになるでごぜーます!」


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仁奈「いくでごぜーますよー!」
タタタタタッ!
ちひろ「ちょっ、ちょっと仁奈ちゃん!?」
仁奈「ふふふっ! あははははっ!」ニコニコ!
タタタタタッ!
バッファローマン「クックック!……何ィ、本物はどこに居やがる!?」
仁奈「えいっ!」
ぎゅうっ!
バッファローマン「ハッハッハッハ! こいつはやられた! 降参だ!」
https://www.youtube.com/watch?v=UTSEe0NiWSs
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2:
ちひろ「すみません! すみません!」ペコペコ!
バッファローマン「なあに、気にするこたぁねえぜ」
仁奈「んー! バッファローマーン!」
ぐいぐいっ!
バッファローマン「ん? どうした?」
仁奈「仁奈は、ゼブラの気持ちでやがりましたよ!」
バッファローマン「……おお、そうか! そいつは悪かったな!」
ひょいっ!
バッファローマン「そらっ! これでどうだ!」
仁奈「ふおお! すっげー! すっげーたけーでごぜーます!」
バッファローマン「ロングホーンには注意しろよ!」
仁奈「はい! あはは、髪がモジャモジャでやがります!」ニコニコ!
バッファローマン「ハッハッハッハッハ! 確かにその通りだ!」
ちひろ「すみません! すみません!」ペコペコ!
3:
ちひろ「迷子になった仁奈ちゃんを見つけて頂き……」
ちひろ「……その上、事務所まで送って頂けるなんて」
バッファローマン「さっきも言っただろう? 気にするこたぁない」
バッファローマン「それに、また迷子になったら困っちまうだろうからな」
仁奈「そうですよ、ちひろさん!」
仁奈「ちひろさんが迷子になって、仁奈すっげー心配しました!」
ちひろ「えっ、ええっ!?」
バッファローマン「しかし……お嬢ちゃんは、超人に詳しいな?」
仁奈「はい! 仁奈は、ちょーじんが――」
仁奈「動物のちょーじんが、すっげー好きです!」ニコニコ!
バッファローマン「へへへ! そいつは嬉しい事を言ってくれるじゃねえか!」
4:
 ・ ・ ・
路地裏
酔っぱらい「う?い! 飲みすぎちまったぜ、ヒック!」
酔っぱらい「真っ昼間っから飲む酒は、最高だぜぇ?!」
???「……」
フラフラっ…
酔っぱらい「酒は命の水だから、咲かせて見せます紅にぃ?」
―ドンッ!
酔っぱらい「っととと!? テメエ! どこに目ぇ付けてやがる!」
ゼブラ「……」
酔っぱらい「ひええ??っ!? キン肉マン……ゼブラ!?」
酔っぱらい「どっ、どどど! どうしてこんな所に!?」
5:
 ・ ・ ・
仁奈「おっぱいゆらゆら、モォモォモォ?♪」ニコニコ!
ゆっさゆっさ!
ちひろ「にっ、仁奈ちゃん! 上でそんなに暴れちゃ駄目よ!」
バッファローマン「おいおい、オレ様を舐めて貰っちゃ困るぜ」
バッファローマン「首に関しちゃあ、鍛えに鍛えてるのよ」ニヤリ
トン、トン!
ちひろ「あっ、いえあの……落ちたら大変、って意味で……」
バッファローマン「……おう、そりゃ確かにその通りだ」
酔っぱらい「――ケッ! 全然大したことねえじゃねえか!」
酔っぱらい「何が運命の五王子だ! てんで弱っちいじゃねえか!」
バッファローマン「……」
バッファローマン「……運命の五王子だと?」
6:
バッファローマン「……お嬢ちゃん、此処で待っててくれ」
仁奈「? バッファローマン?」
バッファローマン「すまねえな」
ひょいっ
バッファローマン「ちょいと、確かめなきゃならん事が出来た」
仁奈「仁奈も、一緒に行っちゃ駄目でごぜーますか?」
ちひろ「……仁奈ちゃん、此処で待ってましょう」
仁奈「ちひろおねーさん?」
ちひろ「ねっ?」
仁奈「……?」
バッファローマン「……」
バッファローマン「さあて……一体、どこの王子やら、だ」
7:
 ・ ・ ・
ゼブラ「……」
ゼブラ「……む……此処は……?」
ゼブラ「何故、俺はベッドの上に……」
ぎゅっ!
仁奈「すぅ……すぅ……」
ゼブラ「? なんだ、このチビは……?」
バッファローマン「――よう、お目覚めのようだな」
ゼブラ「っ!?」
バッファローマン「ここは、芸能事務所――346プロダクションの医務室」
バッファローマン「そのお嬢ちゃんは、市原仁奈」
バッファローマン「てめえの、命の恩人よ」
ゼブラ「何だと……?」
ぎゅっ!
仁奈「すぅ……すぅ……」
ゼブラ「命の……恩人……?」
8:
バッファローマン「ああ、そうさ」
バッファローマン「オレとしちゃ、くたばっても問題無かったんだがな」
バッファローマン「……あんな顔で頼まれちゃあ、断れなかったぜ」
ゼブラ「……」
仁奈「すぅ……すぅ……」
ぎゅっ!
ゼブラ「……」
バッファローマン「おかげで、オレのパワーが少し減っちまった」
バッファローマン「ロングホーンで、無理やり――」
バッファローマン「――普通の心臓から、超人心臓に切り替えたおかげで」
ゼブラ「……」
仁奈「すぅ……すぅ……」
ぎゅっ!
ゼブラ「……」
9:
バッファローマン「……おい、聞いてるのか?」
ゼブラ「……フン」
ゼブラ「オレは、助けてくれなんて頼んだ覚えはないぜ」
バッファローマン「なっ!?」
ゼブラ「こんなチビに頼まれて、だと?」
ゼブラ「ハッ! 随分とお優しいウシ野郎だな!」
バッファローマン「何ぃ!?」
仁奈「う……んんっ……」
ゼブラ「おい、チビ! いい加減、手を離し――」
仁奈「――ゼブラっ! 起きたでごぜーますか!?」パアッ!
ゼブラ「!?」
10:
仁奈「痛い所は、ねーでごぜーますか?」
仁奈「グッスリ寝て、元気になりやがりましたか?」
ぺたぺたっ!
ゼブラ「な、何だ……!?」
仁奈「あっ! まだ、寝ててくだせー!」
ゼブラ「う……むっ……」
バッファローマン「……ハッハッハッハ!」
バッファローマン「さっきまでの威勢はどうした、シマウマ野郎!」
仁奈「もー! バッファローマンが、大声を出すから!」
バッファローマン「すっ……すまねえ」
仁奈「あっ! お水! お水を取って来るですよ!」
仁奈「だから、待っててくだせー!」
タタタタッ、ガチャッ! バタンッ!
バッファローマン・ゼブラ「……」
11:
ゼブラ「……おい」
ゼブラ「一体、何がどうなってやがる」
バッファローマン「それはこっちの台詞だぜ」
バッファローマン「超人が、ただの人間に殴り殺されそうになるなんてよ」
バッファローマン「それも、テメエ程の実力者が、だ」
ゼブラ「……実力者? オレが?」
バッファローマン「ああ、そう――」
ゼブラ「友を犠牲にして! それでも、夢にまるで届かない!」
ゼブラ「……超人甲斐随一のテクニック?」
ゼブラ「そんなもの! 勝利出来なければ何の意味もない!」
バッファローマン「……お前」
ゼブラ「……俺は、もう……何でも無い」
ゼブラ「白も黒も無い……ただの、灰色のクズだ」
バッファローマン「……」
12:
バッファローマン「……へっ、情けない野郎だ!」
ゼブラ「……何とでも言え」
ゼブラ「オレには、何も残っちゃいないのさ」
バッファローマン「! テメエ! いい加減に――」
ガチャッ!
仁奈「ただいまでごぜーます!」
バッファローマン「……っ!」
仁奈「はい! お水と……あと、オレンジジュースがありやがりました!」
ゼブラ「……」
仁奈「どっちが良いです?」ソワソワ
ゼブラ「……」
ゼブラ「……ジュースは、お前が飲め」
仁奈「! はいでごぜーます!」ニコッ!
バッファローマン「……オレには無いのかい?」
13:
 ・ ・ ・
超人墓場
???「ああ……憎い……!」
???「全てが憎い……憎くてたまらん……!」
『ゲギョゲギャゲギョゲギャ???!』
『おお、なんと素晴らしい邪悪な心か!』
???「なんだ……? 誰だ……?」
『お前こそ、わが憎しみの感情を体現するに相応しい!』
『――さあ、手を伸ばせ』
『悪魔となり、その無限の憎悪の炎を解き放つのだ!』
???「グロロ……悪魔だと?」
???「……フフフ……フハハハハハッ!」
???「この憎しみに力を与えてくれるのならば――」
ネプチューン・キング「――ワシは、完璧な悪魔となろう!」
14:
 ・ ・ ・
数日後
ベテトレ「1・2・3・4! 5・6・7・8!」
ベテトレ「はいっ、そこでターン!」
仁奈「っ!」
クルッ―
仁奈「あ、わっ!?」
…ヨロヨロッ
ベテトレ「最後まで気を抜くな!」
ベテトレ「よし……10分間休憩!」
仁奈「はいでごぜーます!」
仁奈「……えへへ、ちょっと失敗しちゃったですよ」
ゼブラ「……」
15:
仁奈「最後のターンが、すっげー難しいです……」
仁奈「全然、上手くいきやがりません……」ションボリ
ゼブラ「……フン」
ゼブラ「そんなのは、当たり前だろう」
仁奈「えっ?」
ゼブラ「……最後を意識しすぎだ」
ゼブラ「全てを一連の流れとしてやるんだよ」
仁奈「えっ、と……いちれん……?」
ゼブラ「……チッ!」
ゼブラ「最後のターンの事は、考えるな」
仁奈「うむむ……なんだかよくわからねーけど、わかりました!」
仁奈「考えずに、やってみるですよ!」
ゼブラ「……」
16:
仁奈「え?っと……ふ?ん、ふん――」
トンッ、トンッ
仁奈「――ふふ?……」
クルッ―
仁奈「……?ん♪」
―ピタァ!
仁奈「……やったー! 出来た!」ニコッ!
仁奈「出来やがりましたよ、ゼブラ!」ニコニコ!
ゼブラ「……」
ゼブラ「……ああ、そうだな」
仁奈「えへへっ♪」ニコニコ!
ゼブラ「……」
17:
仁奈「ありがとーごぜーます、ゼブラ!」ニコニコ!
仁奈「トレーナーさんにも、見せてくるです!」ニコニコ!
タタタタッ!
ゼブラ「……」
バッファローマン「――よう! 随分と面倒見が良いじゃねえか!」ニヤニヤ
ゼブラ「……のぞき見とは、趣味の悪い牛だ」
バッファローマン「ハッハ! 面倒見の良いゼブラさんには及ばんぜ!」ニヤニヤ
バッファローマン「……しかし、どういう風の吹き回しだ?」
ゼブラ「……フン!」
ゼブラ「……ただの気まぐれよ」
バッファローマン「……ヘッ、そうかい」
18:
ゼブラ「見て欲しいと、強引に連れて来られてみれば……」
ゼブラ「……あんな無様なもんを見せられたからな」
バッファローマン「だが、良いもんが見られた」
ゼブラ「……」
仁奈「あっ、バッファローマン!」ニコニコ!
仁奈「バッファローマンも、来てくれたでごぜーますね!」ニコニコ!
バッファローマン「……だろう?」
ゼブラ「……あ――」
仁奈「えへへっ♪」グニャッ!
バッファローマン・ゼブラ「っ!?」
仁奈「すっげー! すっげー、嬉しいでごぜーます!」グニャァッ!
バッファローマン・ゼブラ「……!?」
19:
 ・ ・ ・
キン肉星
キン肉マン「う……むむむっ……!」
キン肉マン「――そうりゃっ!」
ぶちっ!
キン肉マン「あっ、鼻毛の枝毛」
ミート「コラ???っ! 何遊んでるんですか!」
キン肉マン「うおわあっ!? ミート!?」
キン肉マン「きゅ、急に大声を出さんでくれい!」
キン肉マン「ビックリして、抜いた毛を落としてしまったではないか!」
ミート「そんな事はどうでも良いんですよ!」
ミート「仕事してください! しーごーとー!」
20:
キン肉マン「そっ、そんな事言ったって仕方ないでは無いか!」
キン肉マン「最近、じぇ?んじぇんアイドルがテレビに出ないんだもん!」
キン肉マン「私だって、それじゃあやる気が出んわい!」
ミート「も?っ! しっかりしてください!」
ミート「そりゃあ、僕だってそう思いますけど……」
ミート「でも! それとこれとは話が別です!」
キン肉マン「――ミート」キリッ!
ミート「っ! ど、どうしました!?」
キン肉マン「テレビに出ないなら、直接見に行けば良いんじゃない?」
キン肉マン「そうすれば、全て丸く収まる! どう? どう?」
ミート「……!」だああーっ!
ミート「駄目に決まってるじゃないですか!」
21:
キン肉マン「しかし……どうしてアイドルが出なくなったのだろうか」
キン肉マン「何でも、全部の仕事をキャンセルしてるようだし」
ミート「それは……確かに、ニュースになってますね」
ミート「……なんだか、悪い予感がします」
キン肉マン「やっ、やめてくれいミート!」
キン肉マン「ミートの悪い予感は、良く当たるんだから!」
???『久しぶりだな、キン肉マン……!』
キン肉マン・ミート「!?」
キン肉マン「こっ、この声は……聞き覚えがある!」
キン肉マン「かつて、ネプチューンマンとタッグを組み――」
キン肉マン「――そして、私とテリーのタッグと死闘を繰り広げた!」
ネプチューン・キング『グロロロロ……!』
キン肉マン「――ネプチューン・キング!!」
22:
キン肉マン「何故じゃ?っ!?」
キン肉マン「お前は、確かに死んだはず!」
ネプチューン・キング『その通り!』
ネプチューン・キング『だが、その憎しみを晴らすため……』
ネプチューン・キング『……地獄の底から蘇ったのよ――ッ!』
キン肉マン「ええい! ならば、姿を見せろ!」
キン肉マン「マグネット・パワーの無いお前など敵では無いわい!」
ミート「これは……恐らく、声だけを僕達に届けてるんですよ!」
ネプチューン・キング『グロロロロ! 察しが良いな!』
ネプチューン・キング『――そして! ワシは新たな力を手に入れた!』
キン肉マン「なっ!? 何じゃと?っ!?」
ネプチューン・キング『フフハハハハ――ッ!!』
23:
ネプチューン・キング『マグネット・パワーは……地球の力』
ネプチューン・キング『ワシが手に入れた新しい力は――人間の力!』
ネプチューン・キング『人々を引きつけてやまぬ、笑顔の力!』
ネプチューン・キング『名付けて!』
ネプチューン・キング『マグネット・パワー・オブ・スマイル!』
ネプチューン・キング『ワシの激しい憎しみ――負の感情!』
ネプチューン・キング『そして、笑顔と共に奪った――正の感情!』
ネプチューン・キング『本来のマグネット・パワーに、勝るとも劣らんわ!』
キン肉マン「……笑顔と共に奪った?」
キン肉マン「まっ、まさか!?」
キン肉マン「キサマが、アイドル達から笑顔を奪ったと言うのか?っ!?」
ネプチューン・キング『グロロロロ! そのまさかよ!』
24:
ネプチューン・キング『もうすぐ、完全に笑顔を奪い取れる』
ネプチューン・キング『さすれば、キサマ如き容易くひねり潰せよう……!』
キン肉マン「まっ、待て!」
キン肉マン「完全に、笑顔を奪い取るだって!?」
キン肉マン「そんな事をしたら、アイドルはどうなる!?」
ネプチューン・キング『さてなぁ?』
キン肉マン「……!?」
ネプチューン・キング『其処からでは、もう間に合わん!』
ネプチューン・キング『残念だったな! キン肉マンよ!』
ネプチューン・キング『……首を洗って、待っているが良い』
キン肉マン「待て! ネプチューン・キング!」
キン肉マン「頼む! お願いだから、待ってくれ!」
ネプチューン・キング『ハッハッハッハッ! ハーッハッハッハッ!』
25:
 ・ ・ ・
ちひろ「……ごめんなさい」
ちひろ「仁奈ちゃん、今は二人に会いたくない……って」
バッファローマン・ゼブラ「……」
ちひろ「あっ、か、勘違いしないでくださいね!?」
ちひろ「二人のことが、嫌いになったんじゃなくて……ですね」
バッファローマン「……」
ちひろ「今は、上手く笑えないから……って」
ちひろ「笑うと、変な顔になっちゃうから……」
ちひろ「それで……二人に嫌われたくない、って」
ちひろ「……そう言ってるんです」
ゼブラ「……」
26:
ゼブラ「……フン」
ゼブラ「なら、オレはもう行くぜ」
ゼブラ「傷ももう癒えた――此処に居る理由も無い」
バッファローマン「何!?」
バッファローマン「おい、シマウマ野郎!」
バッファローマン「この状況を放っていこうってのか!?」
ゼブラ「――オレには関係無い!」
ゼブラ「下らんセンチメンタリズムに巻き込むな!」
バッファローマン「何ぃ???っ!?」
ゼブラ「……やるか?」…スッ
ちひろ「けっ、ケンカはやめて――」
「グロロロロロ???ッ!!!」
ゼブラ・ちひろ「!?」
バッファローマン「こ……この声は……!?」
27:
CMタイミングなので寝ます
おやすみなさい
29:
 ・ ・ ・
仁奈「……」
仁奈「!」グニャッ!
仁奈「……」
仁奈「!」グニャァッ!
仁奈「……やっぱり……上手く笑えねーです」
仁奈「こんな変な顔してたら、二人に嫌われちまいます……」
「グロロロロロ???ッ!!!」
仁奈「!?」
仁奈「今の声は……なんでごぜーますか……?」
仁奈「……そうだ! キグルミを……」
ゴソゴソッ!
ウサギ仁奈「これで、仁奈の顔は見えねーですよ!」
30:
 ・ ・ ・
346プロ 正門前
ネプチューン・キング「――まさか、こんな所に下等超人が居たとはなーっ!」
バッファローマン「お前は、死んだはずのネプチューン・キング!」
バッファローマン「テメエ?っ! 何をしに迷って出やがった!」
ネプチューン・キング「グロロ……何をしに、だと?」
ネプチューン・キング「――決まっておる!」
ネプチューン・キング「我が新たな力――マグネット・パワー・オブ・スマイル!」
ネプチューン・キング「それを盤石なものとするため……」
ネプチューン・キング「……笑顔を完全に吸い取るため!」
ネプチューン・キング「直接、此処まで出向いてきたのよーっ!」
バッファローマン「何ぃ?っ!?」
バッファローマン「それじゃあ、全部テメエの仕業だったのか!?」
ネプチューン・キング「ヒャ――ッハッハッハッ!」
ネプチューン・キング「ワシの力となれるのだ!」
ネプチューン・キング「光栄に思って貰いたいものだなぁ!」
バッファローマン「……!」
31:
バッファローマン「うおおおおおっ! 許せねえ!」
タンッ! タンッ! タンッ…!
ネプチューン・キング「ほう! 許さんだと?」
ネプチューン・キング「下等超人如きが、つけあがるなーっ!」
バッファローマン「抜かせーっ!」
バッファローマン「ハリケーン・ミキサ――ッ!」
ダダダダダダッ!
ネプチューン・キング「グロロ……つけあがるなと言った筈だ!」
ネプチューン・キング「マグネット・パワー・オブ・スマイル!」
バババババババ!
バッファローマン「うっ、おおおっ!? か、体の自由がきかねえ!」
…フワァッ
ネプチューン・キング「そうらっ! 地面に叩きつけてくれる!」
バッ!
バガァァンッ!
バッファローマン「ぐおおおっ!?」
32:
 ・ ・ ・
ゼブラ「力の差は歴然……勝負にならんな」
ゼブラ「全く、みっともねえ牛野郎だぜ」
ウサギ仁奈「ああっ!?」
ウサギ仁奈「バッファローマンが、やられてるでごぜーますか!?」
ゼブラ「! お前……」
ウサギ仁奈「あっ、見っ、見ないでくだせー!」
バッ!
ウサギ仁奈「笑ったら、変な顔になっちゃうから……」
ウサギ仁奈「キグルミで、顔を隠してるでごぜーますよ……」
ゼブラ「……」
33:
ウサギ仁奈「二人共……ビックリしてやがりました……」
ウサギ仁奈「だから、仁奈は……仁奈は……」
ゼブラ「――お前は、オレの命の恩人」
ゼブラ「余計なお世話だと思ったが、その事実は変えられん」
ウサギ仁奈「……えっ?」
ゼブラ「そして、どうやら……その借りは――」
ゼブラ「いくら金を積んだ所で、返せない」
ウサギ仁奈「ゼブラ……?」
ゼブラ「――戦ってしか、返せんものらしい!」
ウサギ仁奈「なっ、何を言ってるでごぜーますか……?」
ゼブラ「……フッ!」
ゼブラ「オレとした事が、厄介な相手に借りを作っちまったもんだと――」
34:
 ・ ・ ・
バッファローマン「ぐ……おおおっ……!」
グググッ…!
ネプチューン・キング「グロロ……さあ、どいて貰おうか!」
ネプチューン・キング「マグネット・パワー・オブ――」
???「スリャアア――ッ!」
ヒュッ―
ネプチューン・キング「むううっ!?」
ガシイッ!
ゼブラ「――それだけの話よ!」
トンッ―
―スタッ!
ゼブラ「こんな所でおねんねとは、行儀の悪い牛だぜ」
バッファローマン「ぜ、ゼブラ……!」
ネプチューン・キング「グロロ…」
35:
ゼブラ「さっさと立ったらどうだ?」
ゼブラ「まさか、メシを食ったばかりで眠いなんて言うんじゃあるまいな?」
バッファローマン「……バカなことを言うんじゃねえ!」
バッファローマン「外道を前にして、血が滾ってしょうがねえぜ!」
ゼブラ・バッファローマン「……!」
ネプチューン・キング「フハハハハ、面白い!」
ネプチューン・キング「キサマらには、新たな力の実験台になって貰おうか!」
ネプチューン・キング「そして此処は、それに格好の場!」
ゴゴゴゴゴゴゴッ…!
ネプチューン・キング「346プロダクションは、芸能プロダクションとして存在していたのではない!」
ネプチューン・キング「遥か古来より、下等超人を――粛清するための場!」
ネプチューン・キング「その本来の名は――Missing law(ミッシング・ロウ)プロダクション!」
ネプチューン・キング「あの屋上に現れたリングで、お前達を血祭にあげてくれる!」
36:
 ・ ・ ・
吉貝「さあて! 遂に始まります、粛清の超人デスマッチ!」
吉貝「良い子も見るため、ソード・デスマッチではありません!」
中野「最近は、そういうのに厳しくなりましたからね?っ」
吉貝「実況は私、吉貝と」
中野「解説は、おまたせシマウマ?! 待たせたゼブラ!」
中野「世界に羽ばたく、アデランスの中野さんです?!」
吉貝「――で、お送りします!」
ゼブラ「オレの足を引っ張るなよ、牛ヤロウ」
バッファローマン「ハッ! それはこっちの台詞だ、ヘボシマウマ!」
ネプチューン・キング「グロロ……戦いの前に仲違いとは、所詮は下等超人!」
ネプチューン・キング「この処刑方法は、一人で複数を相手に出来る……!」
ネプチューン・キング「下等超人程度に、一対一の勝負をするまでもないからなーっ!」
ネプチューン・キング「ヒャ――ッハッハッハッハッハッ!!」
37:
ゼブラ「だが……ヤツを倒せば、全て元通りになるのか?」
バッファローマン「ああ、パワーの扱いに関しちゃオレも覚えがあるからな」
バッファローマン「しかし……ヤツから感じる気配……!」
ネプチューン・キング「グロロ……!」
バッファローマン「キサマーっ! どうやって――」
バッファローマン「――誰の力で、復活しやがったーっ!?」
ネプチューン・キング「バッファローマン、お前も知っているだろう」
ネプチューン・キング「偉大なる魔王――サタン様を!」
バッファローマン「ゲエエ――ッ!? さ、サタンだとぉ――ッ!?」
カ――ンッ!
吉貝「なな、なんと! 衝撃の事実が明らかになりました!」
吉貝「その衝撃の中、開始のゴングが鳴った――っ!」
38:
ネプチューン・キング「ワシは、サタン様に憎しみの心を認められ……」
ネプチューン・キング「――在りし日の、若々しい肉体を取り戻し!」
ネプチューン・キング「――新たな力を得る機会を授かったのだーっ!」
バッファローマン「な……なんて事だ……!」
バッファローマン「ヤツの背後には……大魔王サタンが居るだなんて……!」
ゼブラ「――それがどうした」
トンッ…! トンッ…!
ネプチューン・キング「何ぃ……?」
ゼブラ「キサマは、このオレが一人で相手をしよう」
ゼブラ「そこのヤツは、サタンの名を聞いてブルっちまったようだからな」
トンッ…! トンッ…!
バッファローマン「まっ、待て! ヤツを侮るな!」
ゼブラ「うるせえ! すっこんでいろ、このヘボ牛がぁ――ッ!!」
ダダダダダッ!
吉貝「キン肉マンゼブラ! 物凄い勢いでネプチューン・キングとの距離を詰めるーっ!」
39:
ネプチューン・キング「フン! そんな直線的な動きなど!」
グワッ!
ゼブラ「そいつはどうかな?」
ダダダダダッ――キュッ!
ネプチューン・キング「むおっ!?」
吉貝「ああ――っと! ゼブラ、待ち構えるネプチューン・キングの前で急停止!」
吉貝「タイミングを外していく――っ!」
ゼブラ「セリャア――ッ!」
ボグウッ!
ネプチューン・キング「ぐおっ!?」
吉貝「そして! 強烈なボディブロー!」
ゼブラ「フンッ! ハアッ! ウオリャア――ッ!」
ガッ! ドガッ! ズドォッ!
ネプチューン・キング「がっ! ごっ! おああっ!?」
吉貝「ボディ! ボディ! ボディ――っ! ボディブローの嵐だ――っ!」
40:
ネプチューン・キング「ええい! つけあがるな、下等超人が!」
ガシィ!
ゼブラ「!」
吉貝「ああ――っと! ネプチューン・キング、ゼブラの腕を掴んだ!」
中野「さすがは、嘘っぱちだったとは言え自称完璧超人軍の首領」
中野「それに、ネプチューンマンの師匠でもあるわけですからね?っ」
ゼブラ「へっ、ロックが甘いぜ!」
パシッ!
ネプチューン・キング「むおっ!?」
ゼブラ「トアアッ!」
トンッ―
吉貝「ゼブラ、腕の拘束を難なく外し、ネプチューン・キングの背後へと跳躍!」
吉貝「そのまま両足で相手の腕を取り、締め上げるこの体勢は――」
ゼブラ「ゼブラ・ヘルズサブミッション!」
グワァキィッ!
ネプチューン・キング「ぐおお……っ!?」
吉貝「決まった――っ! ゼブラの、高等な立ち関節だ――っ!」
中野「あの技、自分の背中の方が痛そうですよね?っ」
41:
ネプチューン・キング「グロロ……さすがは、超人界随一のテクニック……!」
ネプチューン・キング「――だがっ!」
グアッ!
ゼブラ「むおおっ!?」
吉貝「ああ――っと! ネプチューン・キング、力だけで強引に技を外したーっ!」
中野「おかしいですね?っ、私の目には完璧にきまっているように見えましたよ」
ゼブラ「そうだ……確かに、完璧に決まっていたはず……!」
ネプチューン・キング「完璧? フハハハッ! 何が完璧なものか!」
ネプチューン・キング「確かに、テクニックは優れているかもしれん!」
ネプチューン・キング「だが、お前の攻撃は全て生っちょろいのよーっ!」
ゼブラ「何だと……!?」
ネプチューン・キング「グロロ……残念だが、ここまでのお前の攻撃」
ネプチューン・キング「ノーダメージだ!」
ゼブラ「……!」
吉貝「なな、なんと! ネプチューン・キング、まるで効いていないとアピール!」
中野「むむむっ! 確かに、動きにぎこちなさは微塵も見られませんね?っ!」
42:
ゼブラ「オレの攻撃が生っちょろいだと……?」
ゼブラ「――ならばっ! お前には地獄を見せてやろう!」
トンッ―
吉貝「ゼブラ、背後のロープに跳び乗り――」
ゼブラ「とあっ! はっ! とうっ! せあっ!」
バウンッ、バウンッ、バウンッ、バウンッ!
吉貝「リングの四辺を渡っていく――っ!」
中野「おおっ、ゼブラが何人にも見えますよ?っ!」
中野「皆さん、こちらはテレビの故障ではありませんので、チャンネルはそのままで」
ゼブラ「トアア――ッ!」
ネプチューン・キング「ぬ……おおっ……!?」
グワアアッ!
吉貝「ゼブラ! ネプチューン・キングの背後から襲いかかり、その体を蹴り上げ上昇!」
ゼブラ「キン肉族、三大奥義の一つ!」
ガァキィッ!
ネプチューン・キング「ぐ、うおっ!?」
吉貝「そして! 空中で体勢を入れ替え、右足でネプチューン・キングの右腕をロック!」
吉貝「加えて、左手で両脚を抱え込み! 隣に立つビルへと突っ込んでいく――っ!」
ゼブラ「真・マッスル・インフェルノ――ッ!!」
ガガァンッ!!
ネプチューン・キング「……!」
43:
ゼブラ「どうだ? 地獄の炎に焼かれた気分は!」
ネプチューン・キング「……ぬるい」
ズボ!
ネプチューン・キング「ぬるすぎて、アクビが出るわ――っ!」
ゼブラ「なっ、何……!?」
吉貝「ああ――っと! ネプチューン・キング、未だ健在!」
ネプチューン・キング「フハハハハハ――ッ!」
ボワァァァ…!
吉貝「むしろ! 私の目には先程よりも力が増しているように見えます!」
中野「私の記憶では、マスクに攻撃を受けると回復をしますからね」
中野「ネプチューン・キングにとっては、むしろ手助けになったのではないでしょうか」
ネプチューン・キング「これが――本当の必殺技だったら、回復する暇は無かった」
ネプチューン・キング「しかし! 何のことはない!」
ネプチューン・キング「三大奥義が聞いて呆れる、ただの欠陥技よーっ!」
ゼブラ「ま……マッスル・インフェルノが……!」
ゼブラ「キン肉族三大奥義の一つが……欠陥技だと……!?」
44:
ゼブラ「ばっ、バカな! そんな事があってたまるか!」
ゼブラ「ならばオレは! キッドは、何のために!」
ネプチューン・キング「ワシの命を刈り取れなかったのが、その証拠よ」
ゼブラ「……!?」
ネプチューン・キング「見せてやろう!」
ネプチューン・キング「完璧な、真の必殺技というものをな――ッ!」
ネプチューン・キング「マグネット・パワー・オブ・スマイル!」
ババババババ!
ゼブラ「う、おおおおおっ!?」
フワァァ…
吉貝「ああ――っと! ゼブラの体が、リングの真上!」
吉貝「頭を下に向けた状態で、垂直に固定された――っ!」
45:
ネプチューン・キング「とあっ!」
タンッ!
ゼブラ「むうおっ!?」
吉貝「ネプチューン・キング、逆さまのゼブラの足裏に、自分の足を乗せた!」
ネプチューン・キング「グロロ……ワシの必殺技に――」
ネプチューン・キング「――この力を更に上乗せし!」
バババババ!
吉貝「な、なんと! 上空の二人から、リングへと向けて!」
吉貝「まるで、エレベーターのようにエネルギーの線が伸びている――っ!」
中野「ひええっ!? 私のカツラが! あっ、ちょっと待って!」
ネプチューン・キング「全開! マグネット・パワー・オブ・スマイル!」
ゴゴゴゴゴゴ!
ゼブラ「う、おおおおっ!?」
吉貝「ああ――っと! 物凄いさで、急降下していく――っ!」
ネプチューン・キング「マグネティカ・メガトン・キング落とし!!」
ゼブラ「うおおおああっ!?」
46:
――ガガァァンンッ!!
吉貝「ももっ、物凄い衝撃音です!」
中野「普通に落下するだけでなく、マグネット・パワーを利用したわけですからね?っ」
中野「当然、落ちた時の威力は跳ね上がりますです、はい」
ネプチューン・キング「グロロ……邪魔が入ったか」
ネプチューン・キング「だが――その代償は、大きかったようだなぁ!」
吉貝「ああ――っと! ネプチューン・キングの下敷きになっているのは――」
バッファローマン「ウゲハァッ!?」
吉貝「バッファローマン! バッファローマンです!」
ゼブラ「……!?」
吉貝「一体、何がどうなっているのでしょうか!?」
吉貝「先程の攻防を超スーパースローカメラで再生してみましょう!」
47:
 ・ ・ ・
ネプチューン・キング『全開! マグネット・パワー・オブ・スマイル!』
ゴゴゴゴゴゴ!
ゼブラ『う、おおおおっ!?』
バッファローマン『ちいいっ!』
バッファローマン『あれを食らっちゃ、ひとたまりもねえ!』
タンッ、タンッ、タンッ…!
ネプチューン・キング『マグネティカ・メガトン・キング落とし!!』
バッファローマン『オリャアアア――ッ!』
ダダダダダッ!
バッファローマン『ハリケーン・ミキサ――ッ!』
ドンッ!
ゼブラ『うおおおああっ!?』
ヒュッ―
――ガガァァンンッ!!
ネプチューン・キング『……!』
バッファローマン『……!?』
バッファローマン『ウゲハァッ!?』
48:
 ・ ・ ・
吉貝「なっ、ななな、なんと!」
吉貝「バッファローマンは、ハリケーン・ミキサーでゼブラを吹き飛ばし!」
吉貝「代わりに、ネプチューン・キングの下敷きとなっていた――っ!」
中野「本人の分の体重がかかっていないとは言え、あの音ですからね?っ」
中野「超強力なフライング・スタンプと言った所でしょうか」
バッファローマン「ゲエッ……ハバァッ!」
ゼブラ「なっ、何をしている! 余計な真似をしやがって!」
ゼブラ「お前は、一体何を考えているんだ!?」
バッファローマン「そっ……そりゃあ、こっちの台詞だぜ……!」
ヨロヨロッ…
バッファローマン「お前は……何のために、リングに上がったんだ……!」
吉貝「ああ――っと! バッファローマン、立ち上がった!」
中野「しかし、やはりダメージは大きいようですね?っ」
中野「あの磁気の中取れないとなると、良いカツラ使ってますね?っ!」
ゼブラ「……!」
49:
バッファローマン「ゴチャゴチャと考え事をするためか! ええ!?」
バッファローマン「だったらさっさとリングから降りやがれ!」
バッファローマン「目障りなんだよ! このクソシマウマが――ッ!」ジワァァ…
ゼブラ「ふっ、ふざけるな――っ! お前に何がわかる!?」
ゼブラ「オレの友との……キッドの命を犠牲にしてまで会得した技!」
ゼブラ「マッスル・インフェルノを侮辱されて、黙っていられるか――ッ!」ジワァァ…
ネプチューン・キング「グロロ……やはり、所詮は下等超人」
ネプチューン・キング「バッファローマンよ!」
ネプチューン・キング「お前は、何も学んで居なかったようだなーっ!」
バッファローマン「何だと!?」ジワァァ…
バッファローマン「ゲエエ――っ!? こ、これは……」ジワァァ…
バッファローマン「アイアン・スェット!」ジワァァ…
ゼブラ「な、何だ……!? 体の自由が……!」ジワァァ…
吉貝「ああ――っと! バッファローマン、そしてゼブラの体から汗が滲んでいる!」
中野「あれは、アイアン・スェットですね」
中野「正義超人同士が憎しみ合ったり、傷つけ合ったりすると体内のバランスが崩れ」
中野「はぁ……はぁ、ちょっと休憩」
中野「体内のバランスが崩れ、鉄分を含んだ汗が出てしまうのです!」
50:
ネプチューン・キング「グロロ……アイアン・スェット!」
ネプチューン・キング「それが出た今!」
ネプチューン・キング「お前達には、最早一欠片の勝機も無いわ――ッ!」
バッファローマン「……」ジワァァ…
ゼブラ「くっ……!」ジワァァ…
吉貝「アイアン・スェットが鉄分を含んでいるということは!」
吉貝「バッファローマンと、キン肉マンゼブラの体は鉄も同然!」
吉貝「マグネット・パワー・オブ・スマイルで良いように操られてしまいます!」
中野「しかも、あのアイアン・スェットはどんどん固まっていきますからね?っ」
中野「しまいにゃ、二人共鉄の塊になってしまいますよ!」
バッファローマン「……」ジワァァ…
バッファローマン「クッ……ククク……!」ジワァァ…
バッファローマン「ハァーッハッハッハ! ワッハハハハハッ!」ジワァァ…
吉貝「なっ、何でしょう!? 笑っている! 笑っています!」
吉貝「バッファローマン、ピンチだと言うのに笑っています!」
51:
ネプチューン・キング「どうした、恐怖のあまりおかしくなったか」
ネプチューン・キング「これだから、精神面が未熟な下等超人は」
バッファローマン「うるせぇ――ッ!」ジワァァ…
バッファローマン「テメエなんぞに、オレの笑いの意味がわかってたまるか!」ジワァァ…
ネプチューン・キング「笑いの意味……だと?」
バッファローマン「ゴッハァ?ッ……!」ジワァァ…
バッファローマン「アイアン・スェット……上等じゃねえか!」ジワァァ…
バッファローマン「そこのシマウマ――」ジワァァ…
ゼブラ「ぐっ……!」ジワァァ…
バッファローマン「――いやさ! キン肉マンゼブラが!」ジワァァ…
バッファローマン「リングに戻ってくる前に、片を付けてやるぜ!」ジワァァ…
バッファローマン「このオレ様の――ド迫力パワーでなぁ――ッ!」ジワァァ…
バッファローマン「ウウウオオアア――ッ!!」ジワァァ…
吉貝「バッファローマン、吠えた――っ!」
中野「あれは、物凄い気合ですよ?っ!」
52:
ネプチューン・キング「ならば、お前から先に血祭りにあげてくれる!」
ネプチューン・キング「グロロ……そうさな……」
ネプチューン・キング「ジャスト10分!」
ネプチューン・キング「マスク狩り――いや、顔面の皮を剥ぎ取ってなーっ!」
吉貝「ああ――っと! ネプチューン・キングの予告だーっ!」
中野「ひええ?っ! 10分後に、刺激の強い映像が流れるかもしれませんね!」
ネプチューン・キング「もっとも……10分保つかわからんがな!」
ネプチューン・キング「その場合は、死体から顔面を剥ぎ取ってくれる!」
ネプチューン・キング「ヒィ――ッハッハッハッ!!」
バッファローマン「そいつはどうかな!」ジワァァ…
バッファローマン「ドリャアア――ッ!」ジワァァ…
ダダダダダッ!
吉貝「バッファローマン、怒涛の勢いでネプチューン・キングに迫り!」
バッファローマン「おらあああっ!」ジワァァ…
ネプチューン・キング「ぬおおおおっ!」
ガシィッ!
吉貝「リング中央! がっぷりと組み合った――っ!」
53:
ネプチューン・キング「バカな……!?」
ネプチューン・キング「下等超人……しかも、アイアン・スェットを滲ませて!」
バッファローマン「ゴッハァァ……!」ジワァァ…
ネプチューン・キング「これだけのパワーを発揮するだと……!?」
グッ…ググググッ…!
吉貝「ああ――っと! パワー勝負はバッファローマンが優勢か!」
吉貝「しかし! いつにも増して凄い迫力ですね!」
中野「そうですね?っ! これならば、女房を質に入れてでも見に来る価値があります!」
バッファローマン「グゴラァ?ッ!」ジワァァ…
ググググッ…!
ネプチューン・キング「……ええい! 鬱陶しいわ――ッ!」
ネプチューン・キング「マグネット・パワー・オブ・スマイル!」
バババババ!
バッファローマン「うっ、おおおっ……!?」
フワッ―
吉貝「おお――っと! バッファローマンの体が、宙に浮かび上がった――っ!」
54:
バッファローマン「ぬううおっ……!?」ジワァァ…
フワァァ…
ネプチューン・キング「とあっ!」
トンッ!
吉貝「ネプチューン・キング、それを追って跳躍!」
ネプチューン・キング「ぬんっ!」
ガシィ!
バッファローマン「……!」ジワァァ…
吉貝「そのまま、バッファローマンの体を抱え込み――」
ネプチューン・キング「地獄へ落としてくれるわ――っ!」
ネプチューン・キング「磁気嵐ドライバ――ッ!!」
ズシィィッ!
バッファローマン「……!」
バッファローマン「グハァッ!?」
吉貝「強烈なツームストンドライバーで、リングに叩きつけた――っ!」
55:
ネプチューン・キング「まだまだ――っ!」
ネプチューン・キング「マグネット・パワー・オブ・スマイル!」
バババババ!
吉貝「続いて、リングに突き立ったバッファローマンにパワーを照射!」
ズボ!
バッファローマン「う……おおっ……!?」
フワ…ァ…
吉貝「バッファローマンの巨体が、ゆっくりと浮かび上がっていく――っ!」
ネプチューン・キング「……なんだ?」
ネプチューン・キング「引き寄せる勢いが弱いだと……?」
バッファローマン「へ……へへへ……!」
バッファローマン「それは、今のテメエの一発で――」
バッファローマン「オレの中にあったわだかまりの心が!」
バッファローマン「汗と共に、キレイサッパリ吹き飛んだからよ――ッ!」
56:
ネプチューン・キング「グロロ……だが、もう遅い!」
ガシィ!
バッファローマン「ぐうっ!?」
吉貝「ネプチューン・キング! バッファローマンの体を後ろから抱え込み――」
ネプチューン・キング「磁気スープレックス!!」
ゴガァンッ!
バッファローマン「……!」
バッファローマン「グボハァッ!?」
吉貝「ジャーマン・スープレックスで再度リングに叩きつけた――っ!」
中野「この連続技は、相当な威力がありますよ?っ!」
中野「見てるこっちまで頭がクラクラします……あっ、クラクラ!」
バッファローマン「ぐ……おおっ……!」
…ドサッ!
吉貝「バッファローマン、たまらずダウ――ンッ!!」
57:
ゼブラ「くっ、あのヤロウ……!」ジワァァ…
ゼブラ「オレへのわだかまりが無いだと……!?」ジワァァ…
ゼブラ「バカな! そんな事があってたまるか!」ジワァァ…
ゼブラ「オレは、金のために友を犠牲にし……」パキ……パキ……
ゼブラ「キン肉星の大王の座を狙い……」パキ…パキッ…
ゼブラ「そして今も、体が動きやしない……」パキパキッ!
ゼブラ「何がテクニックだ……オレは……」パキーンッ!
ゼブラ「何の役にも立たない、ダメ超人だ……」ビキィ!
ウサギ仁奈「バッファローマ――ンッ!!」
ゼブラ「!」ビキィ!
吉貝「ああ――っと! ここでリングサイドに乱入者が!」
中野「むむっ、あれは……ウサギのキグルミを着た、誰ですかね?」
58:
ウサギ仁奈「頑張れ、バッファローマン!」
ウサギ仁奈「バッファローマ――ンッ!!」
バッファローマン「く……ぐぐっ……!」
ググッ…!
ネプチューン・キング「ば、バカなっ!?」
ネプチューン・キング「何故、そのダメージで立ち上がれる!?」
バッファローマン「テメエには、聞こえねえのか……?」
グググッ…!
ウサギ仁奈「バッファローマ――ンッ!!」
バッファローマン「声援がオレのエネルギーよ!」
バッファローマン「ウォオオ――ッ!!」
吉貝「立った! 立ち上がりました、バッファローマン!」
59:
バッファローマン「ゴッハァァ……!」
バッファローマン「さあ、勝負はここからだぜ!」
ネプチューン・キング「グロロ……ほざけ、下等超人が!」
ネプチューン・キング「……ヒィーッハッハッハ!」
ネプチューン・キング「そうだな、まずは――」チラッ!
ウサギ仁奈「バッファローマ――ンッ!!」
バッファローマン「!?」
バッファローマン「おい! 何を考えてやがる!?」
ネプチューン・キング「ハ――ッハッハッハッ!」
ネプチューン・キング「全開! マグネット・パワー・オブ・スマイル!」
バババババババ!
…ゴロゴロゴロゴロッ…!
吉貝「ああ――っと! ネプチューン・キング、空に向けてエネルギーを照射!」
吉貝「リングの上空に、巨大な雷雲が発生した――っ!」
中野「むむっ、これはいけませんよ!」
吉貝「どういう事ですか、中野さん!?」
中野「急いでおヘソを隠さにゃなりません」
60:
ネプチューン・キング「ワシも、まだこの力に慣れていなくてなぁ!」
ネプチューン・キング「うっかり……そう、うっかり」
ネプチューン・キング「迷い込んだウサギを殺してしまうかもしれん」ニタァッ!
バッファローマン「何ぃ!? や、やめろぉ――ッ!」
ヨロヨロッ…
バッファローマン「ぐうっ!? あ、足が言うことを聞きやがらねえ!」
ネプチューン・キング「ヒャ――ッハッハッハッハッ!」
ネプチューン・キング「さあ! 降り注げ!」
バババババババッ!
ゴロゴロゴロゴロッ!
ネプチューン・キング「サンダー・サーベル!!」
ピカッ! バリバリィィッ!
吉貝「む、無数の雷が降り注いできます!」
中野「あわっ、わわわっ! 危ない危ない!」
61:
バリバリィィッ!
ウサギ仁奈「かっ、雷が落ちてきやがります!」
ゼブラ「……!」ビキィ!
ゼブラ(ぐうっ! 体が固まって、まるで動かん!)
ゼブラ(……)
ゼブラ(フン……これが、ゼブラ様の最期とはな……)
ウサギ仁奈「っ、ゼブラっ!」
ゼブラ「……」ビキィ!
ゼブラ(……悪いが、助けてはやれん)
ゼブラ(オレは……所詮――)
ウサギ仁奈「早く逃げてくだせーっ! 早く!」
ぐいぐいっ!
ゼブラ「!?」ビキィ!
ゼブラ(なっ、バ、バカなっ!?)
ゼブラ(何故だ!? 何故、一人で逃げない!?)
62:
ウサギ仁奈「うーん! うーん! 重てー!」
ぐいぐいっ!
ゼブラ「……!?」ビキィ!
ゼブラ(コイツは、自分が危険だと言うのに……!)
ゼブラ(こんな……オレのために……!)
ゼブラ「……!」…ピシッ!
バリバリィィッ!
吉貝「ああ――っと! 雷が、ウサギの少女へと降り注いだ!」
中野「ひええ?っ! ナンマイダーナンマイダー!」
ウサギ仁奈「ゼブラ! ゼブラ――ッ!」
ぐいぐいっ!
ゼブラ「――!」ピシピシピシピシッ!
…パキィ――ンッ!
63:
ゼブラ「セリャアア――ッ!」
トンッ―
吉貝「ああ――っと! 鉄の固まりとなっていたゼブラ!」
吉貝「その殻を破り、跳び上がった――っ!」
ゼブラ「セイント・マッスルパンチ――ッ!!」
ヒュガッ! ガッ! ガツッ!
吉貝「ななな、なんと! キン肉マンゼブラ、パンチで!」
吉貝「パンチで、降り注ぐ雷を叩き落としていく――っ!」
中野「むむっ! あれを見てください!」
バリバリバリィィッッ!!
吉貝「こ、これは大きい! 巨大な稲妻のサーベルだ――っ!」
ゼブラ「ウオオラァァ――ッ!!」
ドグシャアッ!
吉貝「しかししかし! それすらも撃ち落とす――っ!」
中野「ですが、今の音……拳が砕けたんじゃないでしょうか!?」
64:
ゼブラ「……」
―スタッ!
ウサギ仁奈「ぜ、ゼブラ……ゼブラっ!」
ウサギ仁奈「手が……お手々が……!」
ネプチューン・キング「フ……フハハハッ!」
ネプチューン・キング「バカめ! 冷静な判断すら出来んとは!」
ネプチューン・キング「いくら超人ボクシングのスーパー・ヘビー級チャンピオンとはいえ!」
ネプチューン・キング「拳が砕けてしまっては、ただの木偶の坊よ!」
ウサギ仁奈「ゼブラっ……!」
ゼブラ「……オレには、夢があったんだ」
ウサギ仁奈「何を言ってやがるですか……!?」
ゼブラ「そのためなら、何でもやった」
ゼブラ「人が嫌がる事も……何でもやった」
ゼブラ「だから、今回も……そうしたまでだ」
ウサギ「夢……ゼブラの、夢って……何?」
ゼブラ「……超人に――」
ゼブラ「――偉い超人になる事さ!」
65:
誤)>ウサギ「夢……ゼブラの、夢って……何?」
正)>ウサギ仁奈「夢……ゼブラの、夢って……何?」
66:
ゼブラ「――バッファローマン!」
バッファローマン「……へっ! モタモタしやがって!」
ゼブラ「……すまんな」
ゼブラ「ここからは、オレも全身全霊を――命を賭けよう!」
ゼブラ「さあ、タッチだ! バッファローマン!」
バッファローマン「おうよ!」
バッファローマン「任せたぜ、ゼブラ!」
パァンッ!
吉貝「おお――っと! キン肉マンゼブラと、バッファローマン!」
吉貝「今、交代のタッチを! 戦いのバトンを繋げた――っ!」
中野「いえ……私にはあのタッチが――」
ゼブラ「ああ、任された」
バッファローマン「頼むぜ、相棒」
中野「――固く結ばれた、握手に見えますよ」
67:
ウサギ仁奈「いっ、命はダメでごぜーます!」
ウサギ仁奈「ダメ! ぜーったい、ダメ! ダメ!」
ぐいっ!
ゼブラ「おっ、おい! 離してくれ!」
ウサギ仁奈「死んじゃダメです! ダメ――ッ!」
ぐいぐいっ!
バッファローマン「だ、だが……ヤツを倒すには……!」
ウサギ仁奈「二人が居なくなったら、仁奈は悲しいでごぜーます!」
ウサギ仁奈「そんなんじゃ、笑顔になんてなれないもん!」
ウサギ仁奈「だから……だからっ!」
バサッ!
仁奈「あっ! き、キグルミのフードが……!」
ゼブラ・バッファローマン「……」
仁奈「み、見ないで……見ないでくだせー……!」
68:
バッファローマン「こう言ってるが……どうするよ、ゼブラ?」
ゼブラ「そうだな……じゃあ、オレの頼み事を聞いてくれるか?」
仁奈「た、頼み事……?」
ゼブラ「ああ、そうだ」
仁奈「な、何でごぜーますか?」
ゼブラ「オレにも……力を」
ゼブラ「笑顔の力をわけてくれ」
仁奈「で、でも……今、仁奈は笑うと……」
ゼブラ「頼む」ニコリ
仁奈「……!」
仁奈「はいっ♪」グニャアァッ!
バッファローマン「へへっ! どうだ?」
ゼブラ「――ああ」
ゼブラ「こんな最高の笑顔を向けられたら!」
ゼブラ「頼みを聞かん訳にはいかんなぁ――ッ!!」
69:
https://www.youtube.com/watch?v=Jugt7mldTRc
ゼブラ「――待たせたな」
ネプチューン・キング「グロロ……! 別れの挨拶は済んだか?」
ネプチューン・キング「拳が砕けたお前に、何が出来る!」
ネプチューン・キング「ハァ――ッハッハッハッ!」
ゼブラ「――必殺技だ」
ゼブラ「オマエを倒すためのなぁ――ッ!!」
トンッ―
吉貝「ぜ、ゼブラ! 先程破られた――マッスル・インフェルノの体勢に入った!」
ゼブラ「はあっ! たっ! ふっ! とあっ!」
バウンッ、バウンッ、バウンッ、バウンッ!
ネプチューン・キング「フハハハハ――ッ!」
ネプチューン・キング「またその欠陥技か!」
ネプチューン・キング「下等超人は、考えることを知らんらしい!」
ゼブラ「はっ! とっ! せいっ! せあっ!」
バウンッ、バウンッ、バウンッ、バウンッ!
70:
ネプチューン・キング「ええい! チョロチョロ鬱陶しいわ!」
ババババババ!
ネプチューン・キング「ふんっ!」
ガシッ!
ネプチューン・キング「サンダー・サーベル!」
ヒュッ―
―スパァッ!
吉貝「ああ――っと! サンダー・サーベルによって、ロープの一辺が切断!」
中野「ややっ! これでは、マッスル・インフェルノの体勢が崩れますね!」
ネプチューン・キング「グロロ……! さあ、悪あがきもこれまでだ!」
ゼブラ「……!」
バッファローマン「――そうはさせねえぜ!」
ダダダダダッ!
グァシッ!
ゼブラ「バッファローマン!」
バッファローマン「ゼブラよ! オレの体をロープの代わりにしろ!」
ゼブラ「――おおっ!」
バウンッ、バウンッ、バウンッ、グァシッ!
吉貝「間一髪! バッファローマンが体を滑り込ませた――っ!」
71:
ネプチューン・キング「ええい、小癪な真似を!」
ネプチューン・キング「ならば、飛び回るハエを直接――」
ババババババ!
ゼブラ「そうはいくかな?」
ネプチューン・キング「何っ!?」
バッファローマン「ウオオオ――ッ!!」
ダダダダダッ!
ネプチューン・キング「!?」
バッファローマン「ハリケーン・ミキサ――ッ!!」
ドガァァッ!!
ネプチューン・キング「ぐおおおおっ!?」
ギュルギュルギュルギュルッ!
吉貝「ああ――っと! バッファローマン、ハリケーン・ミキサ――っ!」
吉貝「ネプチューン・キングの巨体が、錐揉みしながら跳ね上がった――っ!!」
ゼブラ「セリャアア――ッ!!」
吉貝「そして! ゼブラも――あ、あれは!?」
ゼブラ「オオオオオッ!!」
バッファローマン「ゴッハァ――ッ!!」
グワアアッ!
吉貝「な、なんと! バッファローマンと共に、空へ上っていく――っ!!」
72:
ゼブラ「この技は――友情によって、会得した技!」
ボォォォッ!
バッファローマン「オレに遠慮することはねえ! ぶちかませ!」
ボォォォッ!
吉貝「きっ、キン肉マンゼブラとバッファローマンが!」
吉貝「ほっ、炎に! 燃え盛る炎に包まれていきます!」
中野「……キン肉族三大奥義が描かれた壁画」
中野「それは、全て未完成の状態で描かれていたと聞いています」
吉貝「つまり、マッスル・インフェルノとは……まさか!?」
中野「解説の私如きでは、わかるはずもありませんよ!」
中野「ですが――あれも、一つの完成形なのかも知れません」
ゼブラ「くらえいっ! オレの――オレ達の炎を!」
ボォォォッ!!
ネプチューン・キング「う、おおおっ!?」
ゼブラ「完全! マッスル・インフェルノォォ――ッ!!」
ズドオォォッ!!
ネプチューン・キング「ぐおあああっ!?」
73:
 ・ ・ ・
キン肉マン「ええい、離せ! 離さんか、ミート!」
ミート「ダメです! どこへ行こうって言うんですか!」
キン肉マン「そんなもの、地球に決まっておるだろうが!」
ミート「決まってません! ワガママ言わないでください!」
キン肉マン「ワガママなものか! 見ろ、テレビを!」
『あははははっ!』
キン肉マン「あ?んな良い笑顔、テレビで見るんじゃ勿体無いわい!」
キン肉マン「私は行く! 止めんでくれ、ミート!」
ミート「あっ、ちょっと! も?っ!」
ミート「どうせ行くなら、僕も連れてってくださいよーっ!」
https://www.youtube.com/watch?v=jLiyCYcjZ8s
おわり
元スレ
http://engawa.open2ch.net/test/read.cgi/mitemite/1539347429/
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