デレジョジョ その3 前編/後編【デレマス&ジョジョ】back

デレジョジョ その3 前編/後編【デレマス&ジョジョ】


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その1
??「さあ……行きましょう」
悠貴「は、はいっ!!」
??「次のステージに進む為に……」
??「必ず手に入れます……」ゴゴゴゴゴ
悠貴「……」ゴクリッ
??「ものすごい美容効果を発揮するという、伝説の……」
??「『スーパー化粧水』を……!」バァーン
3:
『スーパー化粧水』
スーパーエイジャの化粧水版的な物。
なんかすごい美容効果。波紋は増幅しない。
4:
早苗「『スーパー化粧水』を狙ってる子達がいるって聞いてはいたけどー」
早苗「まさかこんなに早く仕掛けて来るとは思わなかったわ」
巴「そうじゃな……」
巴「しかも、まさか」
悠貴「……」プルプルプル
巴「悠貴一人で来るとは、予想外じゃったな……」
早苗「生まれたてのバンビみたいに、プルプル震えてるわね……」
悠貴「……」プルプルプルプルプル
悠貴(む、むむ、無理ですよぉ……ひ、一人でこの二人と戦うなんてぇ……)プルプルプル
悠貴(ど、どこに行っちゃったんですか……)プルプルプル
悠貴(で、でも二手に別れる作戦だから……と、とりあえずやってみよう……)プルプルプル
5:
悠貴「あ、あの……」プルプル
早苗「ん? なに?」ニコッ
巴「なんじゃ?」ギランッ
悠貴(ひ、ひぃぃぃぃ><)プルプル
悠貴「その、わ、私、かわいくなりたくて……」
悠貴「……なので、その……」
悠貴「すいませんっ!!」バッ!
早苗(おっ、向かってくる)
悠貴「や、やぁ!」
悠貴「『スピード・キnバァァァンンッ!!
シュンッッ!!!
悠貴「!!?」ビクゥッ
悠貴(……い、今……首筋を……何かが……)サー
巴「『エンペラー』」シュゥゥ
巴「妙な動きはすんなや、悠貴」デェン
悠貴「……」ガタガタガタガタ
6:
早苗「あー、ほら、驚かせすぎよ。巴ちゃん」
早苗「プルプル通り越して、ガタガタ震えて動かなくなっちゃったじゃない」
巴「お、おう……威嚇射撃がここまで効くとは思わなかったんじゃ」
早苗「普通、撃たれたらこうなるわよ……」
早苗「私達は『スーパー化粧水』を守る使命があるけど、無要な暴力を振るうのは違うんだからね」
巴「わ、分かっとる……」
7:
早苗「というか、悠貴ちゃんのスタンドって『スピード・キング』ってヤツよね」
巴「そうだったと思うが……?」
早苗「流石にあの能力で、私達二人を相手にするのは無謀だと思うのよ」
巴「たしか、触れた一点に熱を持たせる。だったか?」
早苗「そうよ。大きな血管とかに触れられたら脅威だけど、射程距離は極少」
早苗「そこで疑問」
巴「ん?」
8:
早苗「私たちのスタンドがガチガチの武闘派なのは、悠貴ちゃんも知ってたはず」
早苗「それなのに、一人で戦いを挑んで来るかしら」
巴「ああ、たしかにのう……」
早苗「それに悠貴ちゃんは、人と争ってまで『スーパー化粧水』を奪いに来ないと思うの」
巴「! それはつまり……」
早苗「誰かが悠貴ちゃんの手引きをした、と考えるのが自然……」
??「その通りですよ」
9:
ボワァァッッッ
早苗「!!」
巴「!!」
モワモワモワモワ
早苗「煙!?」
早苗「こ、これは!?」
シワシワシワ
巴「な、なんじゃ!? 肌が!」シワシワ
巴「老いていくっ!?!?」ダーーン
早苗「このスタンドは!! まさかっ!!」
「『ザ……』」
菜々「『グレイトフル・デッド』……!!」
早苗悠貴「菜々ちゃん(さん)!!」
10:
巴「ど、どうなっとるんじゃ!! これはっ!?」
早苗「巴ちゃん! まずいわ! 菜々ちゃんのスタンドは!!」
早苗「老化ガスを発生させるスタンドなのよ!!」バァーン
巴「老化じゃと!?」
巴「じゃ、じゃが! 悠貴はなんともなっとらんぞ!!」
悠貴「あっ、私は氷を持っているので……すいません……」ヒンヤリー
巴「氷?」
早苗「菜々ちゃんのスタンド能力は、氷で冷やす事で老化を食い止めることができるの!」
巴「そうなんかっ!」
早苗「このままじゃ、巴ちゃんの喋り方に違和感が無くなっちゃう……それに、アイドルがこんな顔……見せられないわっ!!」
菜々「すいません、早苗さん。でも、急いだ方がいいんじゃないですか……?」
早苗「くっ!」
早苗「巴ちゃん! 氷を持って来てくれない?」
巴「なんじゃと!?」
早苗「ここは私が食い止める! だからっ!」
巴「じゃ、じゃが!! 早苗の姉御がっ!」
早苗「私はさっきまで冷たい飲み物を飲んでたから、まだ戦えるわ!」
早苗「でも、それも時間の問題……絶対に氷は必要なの! お願い!!」
11:
巴「…… 分かった!! 武運を祈っとるけぇ!!」ダッッ
菜々「巴ちゃんに氷を取りに行かせて、その間は自分が『スーパー化粧水』を守り通す」
菜々「良い判断ですねぇ……早苗さん」ゴゴゴゴ
早苗「菜々ちゃん……!」
悠貴「菜々さん!!」
12:
菜々「悠貴ちゃんが頑張ってくれたお陰で、ひっそりとこの部屋の冷房をOFFにできましたよ。作戦は成功です」
悠貴「え、えへへ」
菜々「ですが、悠貴ちゃん」
悠貴「は、はい?」
菜々「さっき、かわいくなりたい。と言っていましたね」
悠貴「は、はい」
菜々「……」
菜々「いいですか? 悠貴ちゃん」
菜々「『かわいくなる』そんな言葉は使う必要は無いんです……」
菜々「なぜなら菜々や菜々の仲間達は、その言葉を頭の中に思い浮かべた時には!」
菜々「実際にもうすでに、かわいくなっているからですッ!!」バァーーーン
悠貴「!!」
菜々「『かわいくなる』と心の中で思ったならッ!」ドドドドド
菜々「その時スデに行動は終わっているんですッ!!!」バァァァン!!
悠貴「!!!!」
13:
菜々「『成長』するんです! 悠貴ちゃん!」
菜々「『成長』しなければ、菜々達は『栄光』をつかめません!」
悠貴「せ、成長と言っても……菜々さん……私のこんな能力じゃ……」
菜々「……」
菜々「悠貴ちゃん 悠貴ちゃん 悠貴ちゃん 悠貴ちゃ???ん……」
悠貴「!?」
菜々「菜々は悠貴ちゃんを信じてるんですよ」
菜々「悠貴ちゃんの『スピード・キング』はその気になれば、何者にも負けない能力です!」
菜々「『自信』を持っていいんですよ! あなたの能力にッ!」
悠貴「そ、そうですかっ!」
菜々「そうですとも」
悠貴「え、えへへ」
14:
菜々「あとは……ええーと、そうですね。悠貴ちゃん」
悠貴「はい?」
菜々「……」
菜々「コホンッ」
菜々「菜々達のチームの他の人ならッ!」
菜々「あとちょっとで決着をつけられるって、『スタンド』を決して解除したりしませんッ!」
菜々「例え、ライブで失敗をした直後だったり、ハードなレッスンを受けようともですッ!」
悠貴「……」
菜々「……」
菜々「ということです……」
悠貴「あっ、はい……」
15:
早苗「切羽詰まってるから、来ないならこっちから行くわよ!!」バッ!
早苗「『ストーン・フリー』!!」
悠貴「ひぃっ!」
早苗「オラオラオラオラオラァ!!」バババババ
菜々「『グレイトフル・デッド』!!」
グレイトフル・デッド『……』ガシィッ!!
早苗「! 止められた!?」
菜々「ふふふ、早苗さんのスタンドは近距離パワー型……しかし!」
菜々「老化でスタンドパワーが落ちていますよっ!!」
菜々「ハァァァッ!!」
グレイトフル・デッド『!!』ブンブンブンッ!!
ストーン・フリー『!!』パンチパンチパンチ
16:
早苗「い、意外と素早いわねぇ!」
菜々「悠貴ちゃん! 二人である利点を生かすんです!」
菜々「菜々が早苗さんを抑えている間に!『スーパー化粧水』を!!」
悠貴「は、はいっ!!」ダッ!!
早苗「! そうは……」
早苗「させないわよっ!!」
早苗「『ストーン・フリィィィ』!!」
ストーン・フリー『シュルシュルシュル』バッ!
ガシィンッ!!
悠貴「!?」チラッ
悠貴「こ、これはっ! 手錠!?」
悠貴「手錠が私の左腕にっ!」ジャラジャラ
早苗「『ストーン・フリー』の糸で手錠を作ったわ!!」
早苗「そして、もう片方を私の手に付ければ、悠貴ちゃんはここから離れられないっ!!」ドォーン
悠貴「あわわ! ど、どうしましょう!!」
17:
菜々「……隙を、見せましたねっ!!」シュバッ!
早苗「くぅっ!!!」
菜々「ウサウサウサウサウサウサァ!!ミンッ!!!」
早苗「オラオラオラオラオラオラオラァ!!!」
グレイトフル・デッド『!!』ガガガンッッ!
ストーン・フリー『!!』ガシガシガシィッ!!
菜々「まだ堪えるとは……流石は早苗さんですね……」ハァハァ
早苗「一応、元婦警さんだからねぇ……」
菜々「ですが、息切れ、してますよね……」ハァハァ
菜々「早苗さんも……スタンドのエネルギーを全力疾走のように使いましたから……体が温まってるはずです……」
早苗「……」ハァハァハァ
菜々「早苗さんにはもうわかりますよね……体が温まったらどうなるかを……!」
早苗「……ッ!! 」
早苗「老化がっ……!」シワシワシワ
18:
菜々「悠貴ちゃんへの手錠も緩んでいますよ……!」ドンッ!
悠貴「よいしょよいしょ……」
悠貴「あっ! 取れました!!」
早苗(ま、まずい! 力が……!) ガクッ
菜々「大丈夫ですよ、早苗さん。少しの間、眠ってもらうだけですから……!」
菜々「これで菜々達の勝ちですッ!!」グワァッ!!
ガシィッ!!
菜々「!? だ、誰ですか!?」クルッ
「ずいぶんと……」ゴゴゴゴゴゴゴゴ
マスタートレーナー「元気みたいだな? 安部?」バァーーーン
菜々「まっ、マストレさんっ!?!?」
19:
マスタートレーナー「そんなに元気なら、私が直々に、スペシャルメニューのレッスンをしてやろうじゃないか……!!」
菜々「な、なんでですか!? 菜々の『グレイトフル・デッド』が発動しているのに!?」
菜々「なぜそんなにピンピンしているんですかっ!?」
マスタートレーナー「体力には自信があるからな」ワカワカシー
菜々「そういう問題じゃ無いんですけどっ!?」ガーン
マスタートレーナー「まあ、いいから来い」ガシッ
菜々「ひ、ひいいい!」
菜々「ご勘弁を! スペシャルメニューだけは勘弁を???」ズルズルズル
マスタートレーナー「ダメだ」
菜々「のーーうっ!! あああああ??????」ズルズルズル
バタンッ!
20:
早苗「……」
悠貴「……」
早苗「……」
悠貴「……」
早苗「……あっ、老化解けた」ワカワカー
悠貴「……」ダラダラダラ
21:
ガチャッ
巴「氷があまり無くてのう、コップに入れて来たんじゃが……」
巴「もう終わったみたいじゃな」
悠貴「……」ダラダラダラダラダラ
早苗「……さぁて」
早苗「悠貴ちゃん?」
悠貴「……!!」ビクーーーーン
早苗「悠貴ちゃんも一応、加担した訳だからー」
早苗「すこーし、お仕置きよ♪」ニッコリ
悠貴「……」ガタガタガタガタガタガタ
巴「まあ、しょうがないのう……」
悠貴(あ、あわわわわわ)ガタガタガタガタ
悠貴(うう……でも、しょうがないよね……)
ボワァッ!
巴「!? なんじゃ!?」
早苗「!? こ、これは!?」
22:
早苗「こ……この疲労感……」
早苗「ま……また始まったわッ!!」
悠貴「え?」キョトン
早苗「終わっていないわ!!」
早苗「まさか……まさか!菜々ちゃん!!」シワシワシワ
巴「!!」シワシワシワ
悠貴「ッ!!」
悠貴「あ、あそこ!! レッスン室を見てくださいっ!!」
早苗巴「チラッ」
早苗「な、なにぃ????」
23:
菜々「『グレイト…………フル・』」ゼェゼェ
菜々「『デッド………………』」ゼェゼェハァハァ
悠貴「なっ、菜々さんんんんんん!!!」
早苗「な、なんてこと……」
巴「……見上げた根性じゃのう……」
悠貴「本当に……菜々さん……ううっ……」
悠貴「その通りだったんですね……」
悠貴「『いったん食らいついたら、ライブで失敗してても、ハードなレッスンを受けても、決してスタンド能力は解除しない』と、私に言った事は……!!!」
24:
悠貴「菜々さん……ギリギリのところでレッスンについて行ってる……」
悠貴「あんな状態じゃ、意識を失うのも時間の問題です……」
悠貴「だのに、菜々さんは、自分の『グレイトフル・デッド』を解除しない……」
ゴゴゴゴ
悠貴「……何があろうとも私達は『スーパー化粧水』を手に入れるんですね……菜々さん……」
悠貴「私達はもう後には戻れないんですねッ!!」バァン!!
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴ
悠貴「わかりました菜々さんッ!!」
悠貴「菜々さんの覚悟が!」
悠貴「『言葉』でなく『心』で理解できましたッ!!!」バァァァン!!!
悠貴「かわいくなるって思った時は! 菜々さんッ!!」
悠貴「スデに行動は終わっているんですね!!!」ドォーン!
早苗「あの目……こ、これがさっきまでプルプル震えてた悠貴ちゃんなの……?」
25:
悠貴「……行きます!」バッッ!!
早苗(む、向かってきた!)
巴「ッ!!『エンペラー』!!!」カチャッ!!
巴「!?」
悠貴「……!」タタタタタタ
巴(じゅ、銃口に向かって、真っ直ぐ!?)
悠貴「……撃てませんよね。直接、私には……!!」
巴「くっ!!」
バァァァンンッ!!
シュンッッ!!!
悠貴「『スピード・キング』!!」シュバッ!!
巴(や、やられるっ!)
早苗「危ないっ! 巴ちゃん!!」ガバッ!!
巴「ッ!!」
悠貴「……」サッ!
ゴロンッ!
26:
早苗「あ、危ない……菜々ちゃんの老化スタンドには、熱を持たせる悠貴ちゃんのスタンドはなかなかに相性がいい……!」
巴「た、助かった……すまん、姉御!」
早苗「いいのよ! 躱せてよかった……!!」
悠貴「……いいえ、躱せていませんよ……」
悠貴「……私は、巴さんを狙っていた訳ではないですから……」
早苗「な、なにを…… !?」
早苗「こ、これはっ!」シワシワ
早苗「老化が進んでいるっ!?」シワシワシワ
早苗「な、なぜ……」
チラッ
巴「ハッッ!!」
巴「あ、姉御!!!」シワシワ
巴「こ、コップの氷が溶けとる!!!」シワシワシワ
早苗「な、なんですって!?」
27:
悠貴「『スピード・キング』で狙っていたのは、そのコップです……!」
早苗「!? まさか!!」
悠貴「コップの底に……熱を持たせましたっ!!」バァーーン!!
悠貴「最初から巴さんが持っていた、氷の入ったコップを狙っていたんです!!」デェーーン!!
早苗「ううっ……熱を持ったら……当然、氷は溶ける……」シワシワシワ
巴「うぬぅ……た、立てん……」シワシワ
ガクッ
悠貴「私と菜々さんの勝利です……」
悠貴「……菜々さん、やりましたよ……!!」
悠貴「……それでは、『スーパー化粧水』を探しn」ポンッ!
悠貴「ぽんっ?」チラッ
28:
マスタートレーナー「お前もずいぶんと元気みたいじゃないか? 乙倉?」ゴゴゴゴゴ
悠貴「!? マストレさんっ!?!? な、なんでっ!?」
悠貴「なんで動けるんですか!? 菜々さんがスタンドパワーを振り絞っているのに!!」
悠貴「そ、それに、菜々さんにあのハードなレッスンを受けさせていましたよね! 当然、体温は上がっているはず……それなのに!!」
マスタートレーナー「私はあの程度では汗一かかん」ドォーン!!
悠貴「!?!?!?」
マスタートレーナー「さて、乙倉。お前も一緒にスペシャルメニューのレッスンがしたいようだな」ガシィ!
悠貴「ひ、ひぃぃぃぃ! いやぁぁぁぁん!!」ズルズル
マスタートレーナー「そして安部!! まだスタンドを使う体力が残っているようだな!! 乙倉と再レッスンだ!!!」
菜々「!?!?!?」ゼェゼェハァハァ
マスタートレーナー「時間はたっぷりある……今日は、とことん付き合ってやろう……!!」
菜々悠貴「「ひやぁぁぁぁぁぁぁっっ!!」」
29:
早苗「……」
巴「……」
早苗「これ……私達、居る必要……あったかしら……?」
巴「……さぁのう……」
[安部菜々&乙倉悠貴 リタイア]
<アイドル続行>
to be continued?
30:
『エンペラー』
『皇帝』の暗示のスタンド。銃の形をしていて、銃本体と銃弾はどちらもスタンド。弾道を本体の意思で操れる。
お嬢のお家柄によって発現した。
『ザ・グレイトフル・デッド』
老化ガスを発生させるスタンド。体温が高いと老化が進む。
自分以外が歳を取れば相対的に?的なアレ。
『ストーン・フリー』
糸のスタンド。肉体を糸にして解いたり、糸を集めて人型になれたりする。応用が効く。
手錠が唯一の警官要素。
『スピード・キング』
触れた一点に熱を持たせるスタンド。射程は10cm程度。まだ謎が多い。
スピードで乙倉ちゃんが想起されたので発現した。
31:
菜々さんをやっと本編?で出せてうれしいです。
後編に続きます。バトル一辺倒です。
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2:
前回までのあらすじ
ものすごい美容効果を発揮する『スーパー化粧水』を守る早苗&巴。
てんやわんやで菜々&悠貴の猛攻から『スーパー化粧水』を守り抜くことに成功したのでありました。
3:
その2
巴「じゃあ、うちはレッスンに行ってくるけぇ、後は頼む」
早苗「うん。行ってらしっしゃい、巴ちゃん」
巴「少しすればうちの代わりの者が来るはずじゃ」
早苗「わかったわ。待ってるわねー」
4:
?数分後?
ガチャッ
瑞樹「おはよう」
瑞樹「あら? 早苗ちゃんだけ?」
早苗「そうよー。おはよう」
早苗「あっ、もしかして、次の代わりの人って瑞樹ちゃん?」
早苗「だとしたら頼もしいわね! 瑞樹ちゃんがいれば百人力よ!」
5:
瑞樹「ふふっ、そうねぇ」
瑞樹「ところで早苗ちゃん」
早苗「?」
瑞樹「菜々ちゃんと悠貴ちゃんは……失敗したみたいね」
早苗「な、何を……瑞樹ちゃん……まさか……!!」
瑞樹「ふふふふ」
瑞樹「なら!『スーパー化粧水』は私が手に入れるわぁ!!!」バァーーン
早苗「ま、まずいっ!! 瑞樹ちゃんのスタンドはっ!!」
ガチャッ
茜「こんにちはーー!! 巴ちゃんの代わりに、日野茜!! 来ました!!!」
早苗「茜ちゃん!!」
茜「あっ! 早苗さん! 川島さん! こんにちh――」
早苗「茜ちゃん逃げて!!! 瑞樹ちゃんのスタンd――」
6:
瑞樹「『ザ・ワールド』!!」ドォーーン!!
瑞樹「時よ! 止まりなさい!!」バァーーン!
カチンッ
早苗「」
茜「」
7:
瑞樹「ふふ、この止まった時の中を認識できるのは、瑞樹……この私だけよ!!!」
瑞樹「さて、早苗ちゃんと茜ちゃんを気絶でもさせて、ささっと『スーパー化粧水』を取りに行きましょう」
瑞樹「止められるのは5秒程度……射程的にまずは、早苗ちゃんからね」テクテク
早苗「」
瑞樹「えーと、傷つけないようにしないといけないわね」
ザ・ワールド『……』クビスジトンッ
早苗「」
瑞樹「時は動き出すわ」
カチンッ
8:
早苗「ヴッ!」バタリッ
茜「!? 早苗さん! どうしましたかっ!! 具合が悪いんですかっ!!!」
早苗「……茜ちゃん……逃げて……瑞樹ちゃんのスタンドは……時を止める能力……」
早苗「敵わないわ……」
茜「な、なんと!! 川島さんがやったんですか!?」
瑞樹「ふふふ、この『ザ・ワールド』は、『この時よ、永遠に』という気持ちから発現したスタンド……」
瑞樹「すなわち! 私は時を止める事で、究極のアンチエイジングを手に入れたのよっ!!!」バァーーン
9:
早苗「……瑞樹ちゃん……それ、思ってたんだけど……」
瑞樹「なぁに? 早苗ちゃん」
早苗「……あのね……それ……時を止めてる時間分……人より活動してる訳だから……」
早苗「その分……人より歳を取ってると思うのよね……」
瑞樹「……」
茜「??」
瑞樹「……」
瑞樹「……」
ガバッ!
瑞樹「くっ!!『スーパー化粧水』さえ手に入れればいいのよっ!!(泣)」
早苗「なんか……ごめん……」
茜「よくわかりませんが、ドンマイですよ!! 川島さん!!!」
瑞樹「慰めなんか要らないわ!!『ザ・ワー――
茜「ヒノォ!!」
スタープラチナ『パンチ』ブゥン!
瑞樹「!!」
ザ・ワールド『……』ガシィ!!
10:
瑞樹「茜ちゃん……!」
茜「川島さん!!」
茜「事情はわかりませんが! 早苗さんに手を出したり!『スーパー化粧水』を奪おうとするのはいけませんよ!!!」
スタープラチナ『……』
ザ・ワールド『……』
茜「私が、川島さんを止めてみせます!!」
瑞樹「ふふふ、止められるものなら止めてみなさーい!!!」
瑞樹「『ザ・ワールド』!!」
瑞樹「止まりなさい!時よっ!!」
11:
カチンッ
カチンッ
12:
早苗「……あっ!」
早苗「瑞樹ちゃんが消えた……?逃げたの……?」
茜「あああーー!! 川島さん! 待ってください!!!」ダダダダダダダ
早苗「……え?」
早苗「茜ちゃん……なんで瑞樹ちゃんが逃げた方向……分かるの……?」バタリッ
13:
瑞樹「ふふふ、作戦変更よ」テクテク
瑞樹「茜ちゃんの『スタープラチナ』のパワーとスピードは侮れないわ」テクテクテク
瑞樹「私には時を止められるというアドバンテージがあるけれど……確実にいきましょう」テクテクテクテク
瑞樹「まずは『スーパー化粧水』を手に入れるわぁ!!!」デェーーン
瑞樹「たしか、この辺りに隠してあったはずよねー」ガサゴソ
瑞樹「んー」ガサゴソガソゴソ
瑞樹「あっ!」
瑞樹「あったわ!!」
瑞樹「これが『スーパー化粧水』!!」
瑞樹「これを使えば、私は次のアンチエイジングステージへ進むことができる……!」
瑞樹「じゃあ、さっそく―― ッ!!!」ヒュッ!!
茜「ヒノォ!!!」ブゥン!!
瑞樹「!! おっと!!」ヨケッ
14:
茜「川島さん!! いけませんよ!!」シュバッ!
瑞樹「時を止めて離脱したのに、よく追いついてきたわねぇ……すごいわ」
瑞樹「でも、私の邪魔をするというのなら……」
瑞樹「眠ってもらうわ!!」バッ!
ザ・ワールド『……』スッ
スタープラチナ『……』スッ
茜「ヒノヒノヒノヒノヒノヒノヒノヒノヒノヒノォォ!!!」
スタープラチナ『オラー』シュババババババ
瑞樹「わかるわわかるわわかるわわかるわわかるわわかるわァーー!!」
ザ・ワールド『ムダー』シュババババババ
バッガンガンガンガガンッッ!!!
15:
茜「ふにゅ! ふにゅ! ふんふん!!!」
瑞樹「ラッシュのさ比べかしら!! 負けないわよ!!!」
瑞樹「と、言いたいところだけど、やっぱり『スーパー化粧水』を確実に手中に治めるのが先決!!!」バッ!
茜「!!」
瑞樹「悪く思わないでね!!『ザ・ワールド』!!」
瑞樹「時は止まるわぁ!!」
カチンッ
16:
茜「」
瑞樹「ごめんね、茜ちゃん」
瑞樹「おしまいよっ!!」ゴォッ!!
茜「」
茜「」ピクピクッ
瑞樹「!?」ビクーン
瑞樹「うっ、動いた!? うそっ!!」
茜「」
17:
瑞樹「……」
瑞樹「動いていない……」
瑞樹「な、なんだ……見間違いね……焦ったわぁ……」ホッ
茜「」ピクピクッ
瑞樹「!! やっぱりピクピク動いているわ!?」
瑞樹「ど、どういうこと……ま、まさか……」
瑞樹「茜ちゃんが、私のアンチエイジングの世界に入門してきたというの!?」バーーーン
瑞樹「動けないのか……それとも、動けないフリをしているのか……」
瑞樹「う……限界ね……時は動き出したわ……」
カチンッ
18:
茜「はっ! 川島さん!!!」
瑞樹「……茜ちゃん……見えているの?」
茜「??? なんのことでしょう??」キョトン
瑞樹「あっ、見えてないのね?」
瑞樹「ふぅー、良かったわー」
茜「そういえば今! 数秒間ピクピク程度しか動けなくて怖かったです!!! 何かの病気でしょうか!!!」アセアセーー
瑞樹「見えてたんじゃない!!!」ガーーン
茜「……」キョトーン
茜「そうですねっ!!!!」ヒノーーン!
19:
瑞樹「た、大変なことになったわ……」
瑞樹「私以外にあの時の中を認識できるアイドルがいたなんて……」
茜「なんだか力が湧いてきます!!! 不思議ですね!!!」
瑞樹「くぅ!!『ザ・ワールド』!!」
カチンッ
茜「」
瑞樹「……見えていた事は驚いたわ。だけど……!」
瑞樹「茜ちゃんはまだピクピク程度しか動けない!! 今のうちに一気に終わらせるわ!!!」
20:
瑞樹「ハァッ!!」
ザ・ワールド『……』バッ!
瑞樹「やりなさいっ!!」
茜「」
ザ・ワールド『……』フゥンッ!!
ガシッ
スタープラチナ『……』ウケトメー
瑞樹「なっ!?」
茜「……ヒノォ!!!」
スタープラチナ『デコチョップ』ガンッ!
瑞樹「アイタッ!!」ジーン
茜「あっ! なんか動けました!!!」ヒノーーン!!
瑞樹「な、なんですってぇぇぇ!!!」ガーーン
カチンッ
21:
茜「川島さん! ごめんなさい! おでこ大丈夫ですか!?」
瑞樹「え、ええ……大丈夫よ……心配しないで……って、それより……!」
瑞樹「動いたわね!?」
茜「動けましたね!!!!」
瑞樹「なんでなの!?」ドォーン
茜「なんでですかね!?」バァーン
瑞樹「ええっ!?」
茜「よく分からないですけど! とりあえず!!」
茜「悪い事はダメですよ!!!」
スタープラチナ『……』
茜「反省してくださいっ!!!」
瑞樹「わ、わからないわァーーー!!!」
22:
茜「ヒノヒノヒノヒノヒノヒノヒノヒノヒノヒノヒノォォッッ!!!!」
スタープラチナ『オラー』ペチペチペチペチペチペチ
瑞樹「ぴゅぴゃっっ!!」
ヒューーン
ボスンッ!
茜「あれ!! 気絶させようとペチペチ叩いたら吹っ飛んでしまいましたっ!!!」
茜「だ、大丈夫ですか!!!」
「……」
「……」
23:
「……ふふっ」
ガラッ
瑞樹「茜ちゃんが吹っ飛ばしてくれた……この方向……見覚えは無いかしら」
茜「か、川島さん!! 大丈夫でしたか!!」
瑞樹「ええ、もちろん大丈夫よ。茜ちゃん」
瑞樹「だって……」ドドドドド
瑞樹「アンチエイジングは……完了したもの……!!!」オハダツルーーン
茜「!! その手に持っているのは!」
茜「『スーパー化粧水』ですかっ!!!」ヒノーン
瑞樹「茜ちゃんが吹っ飛ばしてくれたおかげで、『スーパー化粧水』を手にする事ができたわ!!!」デェェェン
茜「な、なんとっ!」
24:
瑞樹「ふふふ、ふふふふふ! 馴染む! 実に馴染むわぁ!!」
瑞樹「こんなにスゴイパワーを秘めているなんてっ!!」
瑞樹「感動したわぁ!!!!」
茜「……」
茜「川島さん……」
茜「使うなら!! せめて!!」
茜「みんなで使って! みんなで可愛くなりましょうよ!!!!」バァーーン
スタープラチナ『……』スッ
ザ・ワールド『……』スッ
瑞樹「ふふふ!! 最終ラウンドよっ!!!!」
瑞樹「茜ちゃんは何秒動けるのかしらっ!」
瑞樹「『ザ・ワールド』!!!」
瑞樹「時よ止まりなさい!!」
カチンッ
25:
茜「」
瑞樹「1秒経過!」
瑞樹「すごいわ! パワーがどんどん溢れて来るの!!」
瑞樹「お肌もピッチピチよぉ!!!」
茜「」
瑞樹「2秒経過!」
瑞樹「3秒経過!」
瑞樹「いつも化粧水なんかの美容品には気を使っていたけれど、ここまで違うなんてねぇ!!」
瑞樹「4秒経過!」
茜「……ヒノォ!!」
瑞樹「!!」
スタープラチナ『オラ』ブゥンッ!
ザ・ワールド『ムダ』ガシィ!
茜「ヒノヒノヒノヒノヒノォ!!」
ザ・ワールド『ムダ』ガシガシガシガシガシィ!!
茜「うっ! これ以上は動けませんっ!!!」ピクッ
26:
瑞樹「5秒経過!」
瑞樹「動けるのはそこまでのようね! 茜ちゃん!!」
茜「」ピクピクッ
瑞樹「6秒経過!」
瑞樹「……」
茜「」ピタッ
瑞樹「7秒経過!!」
瑞樹「まだまだパワーを感じるわ……!」
瑞樹「まだまだ止めていられるわよ!!」
茜(うっ、日野茜! ピンチですっ!!)
27:
瑞樹「8秒経過!」
瑞樹「ンッン???♪ 実にスガスガしい気分よッ!!」
瑞樹「歌でもひとつ歌いたいようなイイ気分!」
瑞樹「数年前にアンチエイジングを始めたけど……」
瑞樹「これほどまでにッ! 絶好調のハレバレととした気分は無かったわねぇ……!ふふふ」
瑞樹「最高に「ハイ!」ってやつよォーーッ!!!」
茜「」
28:
瑞樹「9秒経過!」
瑞樹「9秒も止められたわ!!」
瑞樹「しかし、今は9秒が限界のようね」
ザ・ワールド『……』シュッ
瑞樹「WAKARUWAAAAA!!!」ペチペチペチペチッ!
茜「」
瑞樹「時は動き出したわ!!」
カチンッ
29:
茜「フグゥッ!!」ドーン
瑞樹「ふふふ! スタンドのパワーを全開よ!!!」
瑞樹「茜ちゃん! さっき怒っていたみたいねっ!!」
ザ・ワールド『……』スッ!
瑞樹「わかるわわかるわわかるわわかるわわかるわわかるわァーーーー!!」シュバババ!!
スタープラチナ『!!』ガガガガガ!!
茜「ぺひゃっ!!」ズコーーー
茜(す、すごいパワーですっ!)
30:
瑞樹「間髪入れずに最後の攻撃よ!!」バァン!
瑞樹「正真正銘! 最後の時間停止ッ!!!」
瑞樹「これより、静止時間9秒以内に!! 終わらせるわァーー!!」
瑞樹「『ザ・ワールド』!!!!」
カチンッ
31:
茜「」
瑞樹「ふふふふふ」
瑞樹「1秒経過」サッ
茜(川島さんがどこかに消えました……)
瑞樹「2秒経過」
茜(どこから攻撃してくるんでしょうか……)
瑞樹「3秒経過」
茜(……いや、どこからなんて関係ありませんね!)
瑞樹「4秒経過」
茜(絶対に川島さんを止めて、みんなで可愛くなるんです!!!)
茜(だから、考えるのはやめましょう!!)
瑞樹「5秒経過」
茜(与えられた時間だけ!『スタープラチナ』を叩き込むだけですっ!!)
瑞樹「6秒経過」
茜(どこからでも……来てください!!!!)
32:
瑞樹「7秒経過」
カラカラカランッ
グワアッ!!
茜「!?」
瑞樹「化粧品の残骸よッッ!!」ドグォォン!!
茜「うぐうっ!!」
瑞樹「捨てずにとって置いた甲斐があったわァ!!」
茜(化粧品のからの山!!! 川島さんはいままでこんなに沢山使ってきたんですか……!)
茜(このままだと押し潰されてしまいます!!)
33:
茜「ヒノヒノヒノヒノヒノヒノヒノヒノヒノヒノヒノヒノヒノヒノヒノヒノヒノヒノヒノヒノヒノヒノヒノォォォォ!!!」ズガガガガガ!!
瑞樹「もう遅いわァ!! 脱出不可能よォ!!!!」
瑞樹「わかるわわかるわわかるわわかるわわかるわわかるわわかるわわかるわわかるわわかるわわかるわわかるわわかるわァーーー!!!」ズゴゴゴゴゴ!!
スタープラチナ『オラオラオラオラオラオラオラオラオラ』ズガガガガガ!!
ザ・ワールド『ムダムダムダムダムダムダムダムダムダムダ』ズゴゴゴゴゴ!!
茜「ヒノヒノヒノヒノヒノヒノヒノヒノヒノヒノヒノヒノヒノヒノォォ!」ズダダダダダダ!!
瑞樹「WAKARUWAAAAAA!! 埋もれなさーーい!!!!」ガガガガガガ!!
茜「ッ!!!!」
ズドンッッ!!
34:
瑞樹「……9秒、経過」
瑞樹「やったわ……ついに終わった……」
瑞樹「茜ちゃんは、私の若々しさの前に敗れ去った……」
35:
瑞樹「……」
瑞樹「コラーゲンッ!」デンッ!
瑞樹「ヒアルロン酸ッ! ふふふふっ」バンッ!
瑞樹「アンチエイジングパワーーッ!!!」バァァン!!
瑞樹「これで私のお肌は若い子達にも負けない事が証明されたわッ!!」
瑞樹「10秒経過!!」
瑞樹「そして時を静止させる事も10秒を超えた……!!」
瑞樹「さて、このまま『スーパー化粧水』でアンチエイジングを進めましょう。油断は禁物よ」
瑞樹「おっと、その前に茜ちゃんを引っ張り出してあげなきゃね」
瑞樹「空箱とはいえ、この量の下敷きになったんだから気絶くらいはしているでしょうし――」
ピクピクッ
瑞樹「え? な、なに?体の動きが……に、鈍い……わ……」ピクッ
36:
ググッ
瑞樹「ち、違う! 動きが鈍いんじゃないわ!」
瑞樹「う、動けない……なぜ……?」ピタッ
瑞樹「まったく体が……動かない……」
瑞樹「まさか……老化……?」
瑞樹「いや、そんな訳ないわね……」
瑞樹「じゃあ……なんで……」
「川島さん!!!!」
茜「11秒経過ですよっ!! 動ける時間はそこまでみたいですね!!!」デェーーン
37:
瑞樹「あ、茜ちゃん!? どういうこと!?」
茜「私が時を止めました!!」バーン!!
茜「気合いで!!!!!!」バァーーーン
瑞樹「気合いで!?」ガーーン
茜「いままでも、気合いで動けてたみたいです!!!」ドォーーン!!
瑞樹「気合いで動いてたの!?!?」ガーーーン!
茜「とにかく!! 9秒の時点で時を止めました! なので脱出できたんですっ!!」
瑞樹「わからないわァ!!」
茜「ヒノォ!」
スタープラチナ『ヒザカックン』ゴンッ
瑞樹「くっ!」カクンッ
茜「時は動き始めましたっ!!」
カチンッ
38:
瑞樹「うっ!」バタリッ
茜「川島さん! 今回、川島さんは悪い事をしました!」
茜「ですが、このまま動けない川島さんを気絶させても悔恨が残ると思うんです!!」
茜「スポーツマンシップが大切ですからね!!!」
茜「膝の痛みが引くまで何秒かかりますか!?」
茜「痛みが引いたと同時に『スタープラチナ』で攻撃します!!!」
茜「ラグビー風に言うと…………うーん! なんでしょうね!!?」
瑞樹「くっ……うっ……」
瑞樹「……」
39:
瑞樹「……」
瑞樹(……ふふ、ふふふふ!!)
瑞樹(たしかに、スポーツマンシップは大切よ……でも!!)
瑞樹(アンチエイジングにはスポーツマンシップは必要無いわ!)
瑞樹(この瑞樹にあるのはシンプルな……たった一つの思想だけ!!!)
瑞樹(若々しさを保つ!!! それだけよ……!! それだけが満足感よ……!!)
茜「痛みは引きましたか!?」
瑞樹(過程や方法など……)
瑞樹「どうでもいいのよォーー!!!」ブシュゥゥゥゥ!!
ビチャァ
茜「!? 目に何かがっ!?」
40:
瑞樹「どう!? この乳液の目くらましは!!」
瑞樹「私の普段からの愛用品よッ!!」
瑞樹「勝った!!!! ゴメンね! 茜ちゃん!!」
ザ・ワールド『!!』ブゥゥン!!!
茜「! ヒノォォ!!!」
スタープラチナ『!!』ブゥゥン!!!
ガァァァァンッッ!!!
瑞樹「……」
茜「……」
瑞樹(私の、勝ちよ……!!)
41:
ピシッ
瑞樹「? なんの音かしら?」
茜「……」
42:
ピシピシピキィッ!!
瑞樹「!? こ、これはっ!」
瑞樹「わ、私の乳液のビンに!!」
瑞樹「ヒビが!!!!」バァーン!
ピキピキ
瑞樹「な、なんですってぇーー!?」
瑞樹「この瑞樹がっ!!」
ピキピキパリパリパリッ
43:
瑞樹「この瑞樹がァーーーーー!!!!!」
パリィィィン!!
44:
瑞樹「ガクッ」orz
茜「このまま待てば……夜のお肌ケアには間に合わなくなります」
茜「川島さんの敗因はたったひとつ……」
茜「たったひとつのシンプルな答えです」
茜「みんなで可愛くなろうとしなかった事です!!!!」
瑞樹「!!」
茜「というわけで、これから一緒に頑張りましょう!!!」ニコーー
瑞樹「あ、茜ちゃん……」ウルウル
45:
茜「まずは……そうですね……運動しましょう!!!」
茜「みんなで運動すると気持ちいいですよっ!!!」
茜「そうやってみんなで少しずつキレイに!カワイク!!若々しく!!!」
茜「なっていきましょう!!!!」ヒノォォォン!!!
瑞樹「……うう……う……」
瑞樹「ごめんね??????!! 茜ちゃんんんんん!!!!!」ブワァッ
瑞樹「瑞樹反省するわぁ????!!!」
[川島瑞樹 完全敗北]
<アイドル続行>
46:
その3
早苗「驚いたわね……まさか、茜ちゃんが時を止めるなんて……」
早苗「しかも気合いで……」
茜「不思議です!!」
早苗「う、うん。と、とにかく、ちょっと減っちゃったけど、茜ちゃんのおかげで『スーパー化粧水』は守られたわ。ありがとうね!!」
茜「いやぁ! 照れますね!!!」
早苗「それと、瑞樹ちゃんは反省しなさい!」
瑞樹「深く反省しております……」
47:
茜「では、川島さん!! 一緒に運動しに行きましょう!!!」
瑞樹「ええ! そうね!! 適度な運動は美容には必要不可欠だものね!!」
茜「おおーっ!! 燃えてきました!! それでは10kmくらい走りましょうか!!!」
瑞樹「じゅっ、10km!? そ、それは――」
茜(期待のまなざし)キラキラキラーン
瑞樹「わ、わかるわぁー!! が、頑張りましょう!!!」アセアセ
茜「!! うれしいです!!!」ニコーー
48:
瑞樹「菜々ちゃんと悠貴ちゃんも誘ってみるわねー」テクテクテク
ドアバタンッ
早苗「いやー、あの二人は今日は無理だと思うけどなー……」
茜「不可能はありませんよ!!」
早苗「実際に時を止めた茜ちゃんが言うと説得力が違うわね…………って、あれ?」
茜「?? どうかしましたかっ!?」
早苗「……」キョロキョロ
早苗「な、無いわ……!!」
茜「??」
早苗「『スーパー化粧水』が無くなっているのよ!!!」バァーン!
49:
早苗「私達はずっとこの部屋にいた!! そして、他の誰も入って来なかった!」
早苗「なのになぜっ!?」
茜「??? どうしたんですか早苗さん?『スーパー化粧水』なら、たったいま――」
「あまりこういう物に興味は無いけれど――」
50:
「自分を次のステージに引き上げられる。という点には、興味があるわね」
「茜、アナタも『コレ』を巡る戦いで、とても成長することができた――」
茜「!!」
早苗「だ、誰!? いつのまに!?」
「紛れもなく――」
「『世界レベル』にまで!!」
51:
ヘレン「『THE WORLD』」
ヘレン「私だけの『ダンサブル』よッ!!!」バァァーーーーン!!
to be continued
続かない
52:
『ザ・ワールド』
『世界』の暗示のスタンド。時を数秒止める事ができる事に加え、パワー、スピード、精密さに優れ、射程距離も10mと破格の性能。
時を止める事ができる時間は、川島さんのアンチエイジング度合いによって変わる。
『スタープラチナ』
『星』の暗示のスタンド。パワーとスピード、精密動作が最高レベル。射程距離は2mと短い。時を止めたりできる。
茜は気合いで止める。
『THE WORLD』
時を5秒間止める事ができるスタンド。あとは大体『ザ・ワールド』と同じ。
ヘレンさんのダンサブルが光のさを超えたのか、世界レベルだから時が止まったのかは不明。
53:
以上です。
スタプラは未央やきらりが良いかと思っていたのですが、茜に気合いで時を止めて欲しかったので茜になりました。
54:

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