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【ミリマス 】琴葉「プロデューサーの引き出しから同人誌が出てきた」


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琴葉「プロデューサー、今度の仕事で少し気になるところが…」ガチャッ
美咲「あ、琴葉ちゃん。プロデューサーさんならさっき飲み物を買ってくるって出ていきましたよー」
琴葉「あぁ…そうでしたか…」
美咲「多分もうすぐ戻ってくると思います。それじゃ私、音無先輩に呼ばれているんで事務所の方に行ってきますね!」
琴葉「あっ、はい」
ガチャッ バタン
琴葉「んー…戻ってくるならここで待って…」チラッ
デスクの上「」グチャァ
琴葉(あれ、このデスク…プロデューサーのかな?)
琴葉(こんなに散らかして…でも、これは私たちの為にいつも頑張ってくれている証だよね…)
琴葉「…お返しに出来ることは少ないけど、せめて片付けくらいはしてあげなきゃ…」
----------------------------------------------------------------------------
2:
琴葉「えーっと…この書類は、もう終わったイベントの物だからあっちに…」テキパキ
琴葉「あっ、これはまだ作成中のだから…こっちに分別して、と…」サッサ
琴葉「ふぅ、こんなものかな…?」
デスクの上「」キラーン
琴葉(うん、綺麗になった。あとはプロデューサーの判断で要らないものを処分してもらうだけ…)
琴葉「…あれ? 引き出しから何かはみ出てる…なんだろ…」スッ
社長とPの同人誌「」サッ
琴葉「…」ペラッ
琴葉「……」
琴葉「なに、これ……」
3:
P「うーん、やっぱり渇いた喉には冷えた炭酸だよなぁ…今度種類でも増やしてもらおうかな…」ガチャ
琴葉「っ!?」ビクッ
P「あぁ琴葉、来てたんだな。というかどうした? 俺のデスクの前に立って…」
琴葉「な、ななな何でもないです! 気にしないでください!」サッ
P「えっ、いや今何か隠して…」
琴葉「あっ…」
P「…ま、まさか…俺のデスクの中、見た…のか…!?」
琴葉「っ……」
P「み、見たんだな…」
琴葉「…ごめんなさい、プロデューサー…」
P「…い、いや…引き出しに入れてた俺も悪かったからさ…気にしないでくれ…」
4:
P「…ま、座って…少し冷静になろうか…」
琴葉「はい…本当にごめんなさい…」
P「い、いいって…あっ、デスクすごく綺麗になったな…琴葉がやってくれたのか?」
琴葉「……」コクリ
P「あ、あはは! これでまた仕事しやすくなったよ! ありがとう!」
琴葉「…いえ…」
P「……」
琴葉「……」
P「えっと、まず何から話そうか…」
琴葉「! そ、そんな! お構いなく! 私、誰にも言いませんから!」
P「…そうしてくれるとありがたいだが…」
P「でも、知られたからには…話しておきたくてな…」
琴葉(社長とプロデューサーの、関係…)
琴葉(…え、嘘、この反応…本当にそういう関係なの? …って事は私…え? 私、社長に負けて…!?)
P(はぁぁ…まさかこうも早く見つかるとは…夜中でもちゃんと家に帰ってやれば良かった…)
P(こっそり進めていた小鳥さんへのプロポーズ計画の書類が琴葉にバレるなんてなぁ…)
琴葉(プロデューサーと社長ってできてたの…!?)
5:
P「そのー、だな…まあ、なんていうか…」
琴葉「は、はい」
P「…今度、プロポーズしようと思う」
琴葉「! ぷろぽーず…」
P「ほ、本当に誰にも言うなよ? まあ琴葉なら大丈夫だと思ってるけどな…」
琴葉(プロデューサーが…社長にプロポーズ…)
琴葉「……」
P「えーっと、おーい…琴葉ー?」
琴葉「ほ、本気ですか?」
P「えっ、あ、おう…本気だけど」
琴葉「…おめでとう、ございます…」
P「あ、ありがと…って、まだ結果分からないしというか目が祝福してないんだけど」
琴葉「いつからですか?」
P「え?」
琴葉「いつからそういう関係だったんですか!?」バンッ!
P「」ビクッ
琴葉「答えてください!」
P「は、はい」
6:
P「…俺たちはさ、まあ最初は仕事仲間っていう感じだけだったんだ」
琴葉(それ以上の関係はおかしいと思いますけど)
P「でも日が経つにつれて仲良くなって、一緒に食事したり、出かける事が多くなったんだよ。やっぱり、そういう場だと色々相談とか話せたりするし」
琴葉(男性同士、積もる話もあると…)
P「それでさ、俺が相談する度にあの人は俺の事を励ましてくれるんだ。俺が頑張っている事は、私が1番分かっている…辛い時は私が支えるってさ…」
P「多分、もうその時に惚れてたかもしれない」
琴葉「っ……そう、ですか…」
P「もちろん、俺が悩みとか聞いてあげることもあったよ。乙女チックな相談が多かったけど…」
琴葉「乙女チック!?」
P「そういうところも可愛くて…」
琴葉「可愛い!?」
P「…な、なんだ琴葉?」
琴葉「あ、いや…どうぞ続けてください」
琴葉(社長、あんな渋い見た目で一体どんな乙女心を持って…)
社長『キミィ…///』モジモジ
琴葉「……」ブルッ
7:
P「まあそうしていく内に、俺が告白して付き合う仲になって…もうそろそろいい頃合いかなーって」
琴葉「…結婚」
P「…お、俺もそろそろ身を固めたいし…」
P「でも…一つ、大きな壁があってな…」
琴葉「…当たり前ですよ…」
P(劇場も出来て、イベントや仕事が成功してくれてるのは本当に嬉しい事なんだが、同時に多忙を極めることになって…そんな状況下で結婚というのもちょっとな…)
琴葉(性別の壁は高いですよね…)
琴葉(私自身、同性愛が悪いとは言いませんが…社会的に白い目で見られる可能性が…)
琴葉(ましてやプロデューサーだもん…人付き合いが大事なのに社長との関係が知られたらきっと大問題……だけど)
P「だから今、どうしようか考えてたんだ。形だけでも結婚するか、いっそのこと全部2人だけの秘密にしとくか…」
琴葉「…いいですよ…」
P「え…?」
琴葉「そんな壁、乗り越えちゃえばいいですよ!」
8:
琴葉「亜美ちゃんだって言っていたじゃないですか! 壁なんか勢いつけたら普通に登り坂って!」
P「ず、随分と懐かしいな…」
琴葉「結婚、大いに結構です。そしてこれは皆に伝えるべきです」
P「い、いやだから、それだと…」
琴葉「何をそんなにうじうじとしてるんですか! いつもの頼れるプロデューサーはどこにいったんですか!?」
琴葉「…もう、答えはプロデューサーの中で出ている筈でしょう…!?」
P「っ…」
琴葉「…それに、大きな壁なんて今までいくらでもあったはずです! 今更、皆の迷惑になるだなんて思わないでください!」ポロッ
P「! …琴葉…」
琴葉「…ですから…ぐすっ…ですから絶対…(社長を)幸せにしてください…」
P「……ありがとう、琴葉。絶対…絶対に(小鳥さんを)幸せにするよ」
琴葉(…これで、いいのかな…いいんだよね? だって、私は…好きな人が幸せになってくれるなら…それだけで…)
恵美「……!」
9:
事務室の前
「幸せにしてください…」
「絶対に幸せにするよ…」
恵美(結婚がどうのこうのって聞こえたから覗いてみたけど、まさか…琴葉と…プロデューサーが…)
恵美「はぁ、はぁ…」ドクンドクン
恵美(あ、あれ…なんだろ…何でこんなに胸が苦しくなって……)
恵美(…参ったな…耳に聞こえるくらい、心臓がドキドキして…張り裂けるように痛いっ…)ガクッ
扉「」バタンッ
P・琴葉「!?」
恵美「あっ、やば…」
恵美「…!」タッタッタ
P「誰だ!?」ガチャ
P「…なんだ? 風のせいか…?」キョロキョロ
琴葉「……」チラッ
琴葉(これは…)
10:
恵美「……」トボトボ
エレナ「ふー、これでエントランスのお掃除は終わりだネ! エヘヘ、ワタシがやったって言ったらプロデューサーも褒めてくれるかナー♪」
恵美「あっ、エレナ…」
エレナ「? あぁ、メグミ! 見てみて!ここワタシが一人で掃除したんだヨー!」
恵美「……エレナぁ!」ギューッ
エレナ「わわっ…ど、どうしたのメグミ…? そんなに感動するくらいキレイ…?」
恵美「ひぐ…うぅ…そうじゃなくてぇ…」ポロポロ
エレナ「……?」
11:
エレナ「えっ? プロデューサーとコトハが結婚…?」
恵美「…事務室で話してて、あたし盗み聞きしちゃって…ぐすっ…」
エレナ「…そ、そうなんだ…」
エレナ「…もしかしてメグミもプロデューサーの事、好きだったノ?」
恵美「えっ!?」
エレナ「い、いやだって! 泣いてるって事は…そういう事だよネ…?」
恵美「…そ、そうだけど…『も』って…?」
エレナ「…わ、ワタシもプロデューサーは大好きだもん…でもコトハも大好きだし…うーん…」
恵美(そっか……そうだよね、ただあたしが気付いてないだけで、みんなプロデューサーの事は大好きだよね…)ゴシゴシ
恵美「…ねぇ、エレナはさ…今、あたしからこのことを聞いてどんな気持ちになった?」
エレナ「え、ワタシ? うーん…なんだか、胸の奥がキュッとしたけど…コトハとプロデューサーが幸せになるなら嬉しいナって」
恵美「…そっかぁ…エレナって強いんだね…」
エレナ「なんで? メグミは?」
恵美「…あたしは…」
恵美(あたしだって、琴葉は大好き。でも、同じくらいプロデューサーも好きで…)
恵美「…分からない…だって、2人に幸せになってほしいと思う一方で、それが冗談であってほしいっていう気持ちがあるんだもん…!」
12:
エレナ「メグミ…」
恵美「あたし、最低だよね…友達の幸せを、素直に喜べないなんて…」
恵美「今度からどんな顔をして、琴葉に会えば…」
琴葉「恵美!」
恵美「っ!?」
琴葉「はぁ、はぁ…やっぱり、恵美だったんだね…」
恵美「どうして…あたしって…」
琴葉「扉、閉まっちゃった時に焦って走っていったでしょ…? その時、落ちてたよ…」スッ
恵美「あっ…リップクリーム…」
琴葉「いつも一緒にいるもん。恵美のだってすぐ気づいたよ…」
恵美「……」プルプル
琴葉「…あの話、聞いてたんだね」
恵美「…うっ、うぅ…こ、琴葉ぁ…」ポロポロ
琴葉「…」ギュッ
恵美「ごめん、ごめんね…あたし、どうしても…信じられなくてぇ…!」
恵美「ひぐっ…でも、2人とも大好きだからぁ…」
琴葉(うん…分かるよ、恵美…社長も良い人だもん…)
琴葉「謝らなくても大丈夫…ちゃんと、分かってるから…」
13:
恵美「…」ギュー
琴葉「恵美…落ち着いた?」
恵美「うん…なんとか、ね」
エレナ「良かったぁ…さっきまでワタシ、なんか完全に空気だったネ」
恵美「そんな事ないよ…そもそも、この事実を受け入れられたのはエレナのおかげでもあるし…」
エレナ「そ、そうなノ?」
恵美「うん…エレナが耐えてたのに、あたしだけ子供みたいにいつまでも泣いてたら、ね…」
恵美「はー、なんかスッキリしたかも! じゃあ、改めて…」スッ
琴葉「…?」
恵美「…琴葉、おめでとう!」ギュッ
エレナ「コトハおめでとー!」ギューッ
琴葉「ん、何が?」
14:
恵美「な、何がって…もー! この期に及んでそんな冗談言わないの!」
エレナ「そうだヨ! ワタシもメグミも、ちゃんとお祝いしてあげるから!」
琴葉「…ごめん。私…何かお祝いされるようなことした…?」
琴葉「それどころか今、みんなで慰め合うところだと思ってたんだけど…」
恵美「…こ、琴葉ったら何惚けてんの! もう、らしくないなぁ!」
琴葉「…ごめんなさい。本当に分からないんだけど…説明してくれる…?」
恵美「…琴葉、それ本気で言ってるの? いい加減にしないと怒るよ!」
エレナ「め、メグミ…」
恵美「結婚するんでしょ!? プロデューサーと!」
琴葉「…えっ、私が…!?」
恵美「っ…何、その反応…つ、つまらないからやめてよ」
琴葉「…恵美、えっと…勘違いしてるみたいだけど…プロデューサーが結婚する相手は……」
琴葉「社長だよ?」
15:
恵美「…え?」
エレナ「…こ、コトハ? 何言ってるノ…?」
琴葉「何って…恵美も聞いたんでしょ…? プロデューサーが社長にプロポーズをするっていう話…」
恵美「……」
恵美「なに、それ…」
エレナ「…あれ? ど、どういう…」
恵美「琴葉! 何で今に限ってそういう嘘つくの!? そういう質の悪いのはやめてよ!」
琴葉「嘘…? …本当は私だって嘘であってほしいよ! でも、プロデューサーの目は本気だった! プロデューサーが結婚しようとしているのは、私なんかじゃない!」
恵美「だ、だって…あたし…確かに会話を…」
P「おいどうした!? 何喧嘩してるんだ!」
エレナ「あっ! プロデューサー! 良いところに…!」
恵美・琴葉「「…」」ジッ
P「えっ、何だ2人とも…うわっ! ちょ、やめ、エレナ助けっ…!」
16:
P「……」チーン
エレナ「コトハ、メグミ…こんな乱暴に椅子に巻きつけちゃって…プロデューサーが可哀想だヨ?」
琴葉「エレナ、今は事情があるの。分かってくれるよね?」
恵美「本人の口から直接、本当の事を教えてもらわないと…」トントン
P「ん、んん…はっ!? うぐっ…動けない…!」ギチギチ
琴葉「目が覚めましたか、プロデューサー」
P「こ、琴葉…恵美! お、お前ら…一体何をして…!」
恵美「プロデューサー、ちゃんと最初から最後まで説明してもらうかんね!」
17:
琴葉「…まず、この事から…」スッ
社長とPの同人誌「」
P「ん、なんだそれ? 何かの漫画か?」
恵美「今度はプロデューサーが惚け始めて…もうあたし達知ってんだから! プロデューサーがこういうの好きだって…」
P「お、俺がか!? いやいや! 何でだよ! 初めて見たわそんなの!」
琴葉「だってこれ、プロデューサーの引き出しから出てきたものですよ? ほら、あの時私が見つけた…」
P「だから知らないって! 誰かのイタズラなんじゃないか!? それにあの時、琴葉が見つけたのは俺の大事な計画の書類じゃ…」
琴葉「書類?」
P(…ん? この様子…琴葉、まさか気付いてなかったのか!? だったらあの後の会話は一体…いや、兎も角気づいていなかったなら好都合! 今は誤魔化すのが先だ!)
P「…あー、うん。今度のイベントのね。みんなに秘密にしt「恵美! プロデューサーの引き出し!」
恵美「了解!」
P「なんでぇっ!?」
琴葉「嘘はよくないですよ、プロデューサー」ニコッ
恵美「…あっ、このクリアファイルに入れてあるやつかな…」
P「いやあ! 見ないで! 頼むぅ!」ジタバタ
エレナ「ぷ、プロデューサー…」
18:
琴葉「何が書いてあった?」
恵美「……」
琴葉「…恵美?」
恵美「…○月△日、日曜日。小鳥さんとデート。プロポーズ決行日」
恵美「……765レストラン!? え、ここってすごく高級なところじゃ…うわ、予約済み!」
恵美「み、見てこのデートプラン! プロデューサー、音無さんにプロポーズする気満々だったんだけど…!」
琴葉「ど、どれ!?」
P「あああああ! エレナぁ! 俺を埋めてくれぇ! 恥ずかしくて死にたいぃ!」
エレナ「だ、ダメだヨ! コトハ、メグミ! なんだかもうプロデューサーが大変な事になってるから助けてあげようヨ!」
19:
?数分後?
P「エレナ、紐解いてくれてありがとうな」
エレナ「エヘヘ、どういたしまして♪」
P「それで…えーっと、今回の話の流れを整理すると…あの本と俺の言動のせいで、琴葉は俺と社長が結婚すると思ってて」
琴葉「恵美とエレナは私とプロデューサーが結婚すると思ってて…」
エレナ「プロデューサーはコトハに後押しされたと思って、一人でコトリへのプロポーズで燃えていたってことだネ?」
P「うん、そうだけど出来れば俺のことは触れないでほしかった」
琴葉「え、えと…その、慰めになるか分かりませんが…今思えば音無さんとの馴れ始め、とても良いお話でした」
P「でもあの時は社長と俺で脳内再生されてたんだろ?」
琴葉「……」
恵美「ま、まあまあ! なんていうか、結果オーライだよね! …それと、琴葉…ごめんね? あたし、勝手に先走っちゃってて…」
琴葉「ううん、私こそごめんなさい。プロデューサーとの会話で余計に話を拗らせちゃって…」
恵美「大丈夫、琴葉は悪くないよ! だから、あたしに謝らないで、ね?」
琴葉「恵美…」
琴葉「…プロデューサーにも、迷惑をかけて…ごめんなさい」
恵美「うん、ごめんね。あたし達、すごい勘違いしてて…」
P「いいっていいって。誤解が解けて何よりだよ」
エレナ「エヘヘ、何だか大変だったけど、解決して良かったヨー!」
20:
恵美「それにしても、プロデューサーの相手は音無さんかー…これは勝てないね」
琴葉「うん…年季が違うもん」
恵美「普通にめっちゃ美人だし」
P「そういえばお前ら、もう終わったことだけどさっきは何で喧嘩してたんだ?」
琴葉「あぁ、気にしないでください。ほんの些細な事でした」
恵美「もう心配しないでいいよ!」
P「…?」
恵美「なんか、全部終わったら疲れちゃった。ねぇ、これからファミレスでも行かない?」
エレナ「あ、良いネー! コトハとプロデューサーももちろん行くでしょ!?」
琴葉「う、うん。良いけど…」
P「うーん、俺は…」
恵美「ほら、さっきの計画、あたし達が手伝ってあげるから! 女子からの意見も聞いといた方がいいと思うよ?」
P「……よろしくお願いします」
21:
?後日?
事務室
「……」ゴソゴソ
「ない、ないっ…確かにPさんの引き出しに隠した筈なのに…!」
「もう…こんな事になるなんて…何であの時の私は同人誌をバッグに入れたまま劇場に来たのかしら…」
「…ううん、嘆いてては駄目よ! 美咲ちゃんが見つけてないって言ってたからきっとここのどこかにあるはず!」
「あと処分するのはあの同人誌だけなんだから、頑張って探さなきゃ…Pさんに相応しい嫁になる為にも同人誌から卒業するの!」
琴葉「同人誌…ですか」
「ピヨッ!?」
琴葉「貴女が探しているのは、これですね?」スッ
「な、なななんで琴葉ちゃんが…!?」
琴葉「はぁ、全く…この本のせいで、大変な誤解を生む事になったんですから…」
琴葉「今からたっぷりと反省しましょうね、音無さん?」ニコッ
小鳥「ぴよぉ……」ガタガタ
おわり
22:

いつものピヨちゃんでした
元スレ
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