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夏なのでオススメのホラー映画を紹介していく


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ハラデイ
ホラー映画史上最も有名なシーンといえば(画像あり)
http://world-fusigi.net/archives/9094681.html
引用元: ・夏なのでオススメのホラー映画を紹介していく[表]
2:
■はじめに
このスレでは筆者が独断で選んだホラー映画を紹介していきます。
紹介する映画の6割強?7割程度は視聴していますが、「怖い」の定義は曖昧なので感想には個人差がある事を留意してください。
未視聴の映画はデータベースやレビューサイトをチェックしていますが、
「すげーヤバい」「なんか怖い」「女の子が可愛かったからOK」「自分的にハズレ」などの評価はよく伝わってこないので除外しています。
4:
■ジャンルについて/シリーズ作品について
大雑把にジャンル分けしていますが、ジャンルが複数被る映画があったり、
ネタバレ防止のために作品のあらすじに沿ったジャンル分けをしているものがあります。
また、「ホラー映画として撮られていない映画」も幾つか入っています。
ホラー映画のシリーズ作品では、シリーズ毎に監督(スタッフやキャスト含む)が変更されている事も多く、
そのため「1作目は面白いのに…」ということがあります(逆パターンも稀にあり)。
配給会社、監督、脚本、出演者、それに特殊メイクや音楽などのスタッフを見るとその辺は大体分かってくるので、
映画を視聴する前は確認する事をお勧めします。
5:
データベースやレビューサイトをチェックwww
自分で観てなんぼやろホラーは
説得力なさ杉内
6:
>>5
ホラーは自分も好きだから300作品程度は観てるけど、
例えばロマン・ポランスキーの「吸血鬼」(1958年)みたいな名作だけど古い映画、
「新トレマーズ モンゴリアン・デス・ワームの巣窟」みたいなB級?Z級映画は観てない事も多いんや すまんな
9:
2つのスレ(表/裏)で分けています。
特に[裏]は閲覧注意要素が多いので見る場合は留意してください。
収録ジャンル:[表]
「幽霊・呪い」
「悪魔・超能力
「不気味・奇妙」
「ミステリー・サスペンス」
「サイコ・ホラー」
「マインド・ホラー」
「エロティック・ホラー」
「ホラー・コメディ・笑えるホラー」
「泣けるホラー・悲しみ」
「Jホラー」
「実写映画化(日本)」
「学園モノ」
「アジアのホラー映画」
収録ジャンル:[裏]
「スプラッター」
「グロテスク」
「B級・Z級」
「SFホラー」
「怪人・モンスター」
「サバイバル」
「ゾンビ系・感染者」
「後味の悪い映画」
「後味の悪い映画(ホラー以外)」
「ドキュメンタリー・モキュメンタリー」
「アイデア賞」
「オムニバス」
「アニメ・CG映画」
「監督・作家紹介」
13:
■リング
【監督】中田秀夫
【ジャンル】心霊・呪い
【公開年】1998年
【シリーズ】
「リング」「らせん」「リング2」「リング0 バースデイ」
「リング3D」「リング3D2」
韓国リメイク:「リング・ウイルス」
米国リメイク:「ザ・リング」「ザ・リング2」「The Ring 3D」(公開日未定)
<概要>
鈴木光司の小説「リング」を原作とした映画。
興収10億円を記録し、ジャパニーズホラーブームの火付け役の1つになった。
監督は「女優霊」「仄暗い水の底から」等を手がけた中田秀夫。脚本は高橋洋。
続編「らせん」と同時進行で制作され、同時上映された。
また、完全オリジナルの続編「リング2」、小説に独自の設定を盛り込んだ「リング0 バースデイ」がある。
5作目以降の「貞子3D」「貞子3D2」はギャグ作品になっているが、
監督は英勉、脚本は藤岡美暢に変わっており、鈴木光司の小説「エス」をかなり脚色して制作されている。
<あらすじ>
テレビレポーターの浅川玲子は「見たら一週間後に死ぬ」というビデオテープの噂を耳にする。
にわかには信じられない玲子だったが、姪の死をきっかけにビデオについて調べ始める。
やがて偶然手に入れた問題のビデオを見た玲子は、噂が本当であることを確信する。
しかし、それは7日後に自分が死ぬことを意味していた…。
16:
■仄暗い水の底から
【監督】中田秀夫
【ジャンル】心霊・呪い
【公開年】2002年
【シリーズ】
「仄暗い水の底から」
米国リメイク:「ダーク・ウォーター」
<概要>
鈴木光司の短編集「仄暗い水の底から」の1編「浮遊する水」を原作とした映画。
1つのマンションを舞台に、幼い娘をかかえた母親を襲う非日常の恐怖を描く。
監督は「リング」と同じく中田秀夫が務める。
ホラー映画の国際映画祭「ジェラルメ国際ファンタスティカ映画祭」で、日本人として初めてグランプリを受賞。
ラストシーンの解釈は分かれるところだが、個人的には親子のテーマとしても描かれていると感じる。
リングと同じく、日本の怖い映画ランキングの上位で見かける事が多い。
<あらすじ>
5歳の娘・郁子の親権をめぐって別れた夫と争っている淑美は、新しい就職先にほど近いマンションへ引っ越してきた。
はじめは快適そうに見えたマンション暮らしだが、大きくなる天井のシミや上階の子供の足音など、
淑美の気にさわることが次第に増えていく。
そんな中、淑美は真夜中にマンションの屋上に上がる郁子を目撃する…。
19:
仄暗い水の底からは見たことないけど、CMかなんかで見た、蛇口から髪の毛が出るところが気持ち悪くてトラウマやった
18:
ホラーだとエスターがおもしろかった
21:
>>18
「このホラーがすごい!」企画があれば間違いなくその年の大賞取ってるやろな
20:
■呪怨
【監督】清水崇
【ジャンル】心霊・呪い
【公開年】2000年
【シリーズ】
ビデオ版:「呪怨」「呪怨2」
映画版:「呪怨」「呪怨2」「呪怨 白い老女」「呪怨 黒い少女」
「呪怨 終わりの始まり」「呪怨 ザ・ファイナル」
米国リメイク:「The Grudge」(THE JUON-呪怨-)「The Grudge2」(呪怨 パンデミック)「The Grudge3」
<概要>
ある一軒家を舞台に、そこに関わった人々に次々と襲い掛かる怪異を描く。
2000年にビデオ版「呪怨」「呪怨2」が発売。「怖い」と口コミで評判が広がり、映画化が決定。
映画版「呪怨」「呪怨2」は諸外国でもヒットし、その後サム・ライミによるプロデュースで、
清水崇による監督のハリウッド版リメイク「The Grudge」「The Grudge2」が制作された。
「The Grudge」は全米興行成績でナンバーワンを記録。これは日本人監督の実写作品としては初の快挙となっている。
清水が監督を務めたのはこれら4作品のみ(他は監修などに回っている)。
ちなみに、The Grudge2の伽椰子役はかなり美人。
<あらすじ>
じゅおん【呪怨】
つよい怨みを抱いて死んだモノの呪い。それは、死んだモノが生前に接していた場所に蓄積され、「業」となる。
その呪いに触れたモノは命を失い、新たな呪いが生まれる。
介護ボランティアをする女子大生の仁科理佳は、寝たきりの老婆・徳永幸枝の様子を見るためその家を訪れた。
理佳は何か不気味な雰囲気を感じつつも家の中へと入っていく。
悪臭が漂い物が散乱する中を進み、一階の薄暗い部屋で幸枝を発見する理佳だったが…。
26:
■着信アリ
【監督】三池崇史
【ジャンル】心霊・呪い
【公開年】2004年
【シリーズ】
「着信アリ」「着信アリ2」「着信アリ Final」
米国リメイク:「ワン・ミス・コール」
<概要>
アイドルのプロデューサー等で知られる秋元康原作のホラー小説を映画化。
現代社会の必需品ともいえる携帯電話を題材にしている。
主人公は全て女性であり、日本、台湾、韓国などが舞台。
米国のリメイク版はスピンオフ扱いになっている。
1作目の監督は「オーディション」「殺し屋1」等を手がけた三池崇史が担当。
2作目以降は監督が変わっており、(個人的に)時間を損した3作目は堀北真希・黒木メイサの仲良しコンビが主演を務めている。
<あらすじ>
女子大生・由美が合コンに出席していた時のこと。彼女の友人・陽子の携帯電話が聞き覚えのない着信音で鳴った。
確認すると陽子自身の番号で発信され、伝言メッセージには彼女の悲鳴にも似た声が録音されている。
3日後に、陽子はメッセージと同じ悲鳴を上げて転落死した。
そしてその恐怖は、由美の親友・なつみの携帯電話にも及んでいた…。
29:
>>26
説明文だけ見るとまるでファイナル ディスティネーションみたいだ
28:
■親指さがし
【監督】熊澤尚人
【ジャンル】心霊・呪い
【公開年】2006年
<概要>
山田悠介のホラー小説「親指さがし」を原作とした映画。
軽い気持ちから始めたオカルトごっこが、思いもよらぬ恐怖を引き起こす様を描く。
監督は「ニライカナイからの手紙」等を手がけた熊澤尚人。
→親指さがしの遊び方
1.輪になって地面に座り、右隣の人の左手の親指を自分の右手で握る。
2.目を瞑り、「自分が別荘で殺害されてバラバラにされた」と想像する。
3.目を開けると見覚えのない部屋へたどり着く。そこが親指さがしの部屋である。
4.蝋燭が1本あり、それを吹き消せば元の世界に戻れる。
5.親指を探している最中に、後ろからポン、ポンと肩を叩かれる事があるが、その時は絶対に振り向いてはいけない。
<あらすじ>
12歳の夏。その日、由美子、武、知恵、智彦、綾、久信の6人は、
由美子がどこかで聞いてきたという遊び「親指さがし」を始めた。
その中で恐ろしい体験をした彼らが気づくと、由美子1人だけが姿を消してしまっていた。
それから8年、同窓会で久々に再会した5人。
重い空気が流れる中、もう一度親指さがしを行うことになるが…。
30:
■スウィートホーム
【監督】黒沢清
【ジャンル】心霊・呪い
【公開年】1989年
<概要> 
番組撮影の為、山奥の洋館を訪れたTVクルーたちに襲いかかる恐怖を描く。
製作総指揮の伊丹十三に黒沢清が抜擢され、黒沢のメジャーデビュー作となった。
「エクソシスト」等で知られる特殊メイクの大御所ディック・スミスを招いての最新のSFXが話題をを呼んだ。
映画公開後、東宝よりビデオカセット及びLDが発売されたが、それを巡って黒沢が伊丹プロと東宝を提訴。
裁判沙汰の影響もあってか、本作のビデオは絶版、DVD化もされていない。
<あらすじ>
テレビ取材班5人がフレスコ画家・間宮一郎の遺作が残る屋敷を訪れる。
壁画を修復した彼らは、壁面から連作と思われるフレスコ画を発見。
着々と取材を進める一行だが、不気味な事が次々と起こり、
やむなくプロデューサーの和夫とディレクターの秋子は取材を断念し、引き上げる準備を始める。
しかしその最中、同行したスタッフが怪奇現象に襲われる…。
31:
■叫
【監督】黒沢清
【ジャンル】心霊・呪い/ミステリー・サスペンス
【公開年】2006年
<概要>
読み方は「叫(さけび)」。
一瀬隆重プロデュースのホラー映画ブランド「Jホラーシアター」の第三弾。
監督は「LOFT ロフト」「回路」等を手がけた黒沢清。
黒沢が映画「CURE」でもコンビを務めた役所広司を主演に迎えている。
連続殺人事件の謎を追う一人の刑事が、やがて過去の記憶の迷宮に呑み込まれ混乱と恐怖に苛まれていく姿を描く。
映画評論家の梅本洋一は「逸脱がない代わりに、極めて高い完成度がある」と評した。
<あらすじ>
連続殺人事件の捜査に当たる刑事・吉岡。
犯人を追っているはずの吉岡は、しかしそこに自分の影を見て揺れ始める。
苦悩を深める吉岡は殺人現場に舞い戻り、そこで不気味な女の叫び声を耳にするのだが…。
32:
■ザ・フォッグ(The Fog)
【監督】ジョン・カーペンター
【ジャンル】心霊・呪い
【公開年】1980年
【シリーズ】
「ザ・フォッグ」
リメイク:「ザ・フォッグ」(2005年)
<概要>
静かな田舎町で突然発生した、命を持ったかのような霧の中を蠢く怪異を描く。
監督は「ハロウィン」「遊星からの物体X」等を手がけたジョン・カーペンター。
2005年にはカーペンターが製作に周り、ルパート・ウェインライトが監督を務めてリメイクされた。
「霧の使い方」においては原作映画の方が怖いという記述をよく見かける。
<あらすじ>
町の誕生100周年記念祭に沸き立つ小さな港町アントニオ・ベイ。
突如濃霧が街を覆い、それに呼応するように殺害直後にもかかわらず遺体が腐敗するという謎の殺人事件が発生する。
地元ラジオ局のDJ・スティーヴィーは事件を知り避難を呼びかけるが、霧は既に町の大半を覆い始めていた…。
33:
■Pray プレイ
【監督】佐藤祐市
【ジャンル】心霊・呪い
【公開年】2005年
【シリーズ】
「Pray プレイ」「Booth ブース」
<概要>
若手スタッフと若手俳優によるホラー映画「絶対恐怖」シリーズ第1弾。
映画「Booth ブース」との連作になっている。
ドラマ「僕の生きる道」「ウォーターボーイズ」などを手掛ける佐藤祐市の初監督作品。
主演は玉山鉄二、水川あさみ。
上映時間は77分と少し短い。
<あらすじ>
ミツルと恋人のマキは、現在の最低な状態からどうにか抜け出そうと、身代金誘拐を企てることに。
さっそくめぼしい少女をさらって廃校になった小学校の校舎に身を潜めた2人。
ところが誘拐した少女、愛の自宅に身代金要求の電話をしたところ、思いもよらぬ返事が返ってきた…。
35:
■呪(のろい)
【監督】スティーヴン・R・モンロー
【ジャンル】心霊・呪い/笑えるホラー
【公開年】2013年
<概要>
「呪怨」「リング」などハリウッドリメイクも果たしたジャパニーズホラーを基盤に、
ゾンビやオカルトを盛り込んだホラー映画。
自殺のメッカ・青木ヶ原樹海を舞台に、アメリカ人学生を襲う恐怖を描く。
「アイ・スピット・オン・ユア・グレイヴ 」を手がけた監督による日本の文化の捉え方にも注目。
(なお、この監督は「HAKAIJYU-破壊獣-」や「ジュラシック・プレデター」などのB級映画でも有名)
<あらすじ>
日本の大学に通う日系アメリカ人のマイコは、青木ヶ原樹海で自殺した母親を供養するため、
ハロウィンの日にドキュメンタリー・サークルの友人4人と現地へ向かう。
1枚の写真を頼りに母が命を絶った場所を探すマイコたちだったが、
謎の日本人ジンと出会ってから不可解な出来事が起こりはじめ、1人また1人と命を落としていく…。
37:
■女優霊
【監督】中田秀夫
【ジャンル】心霊・呪い
【公開年】1996年
【シリーズ】
「女優霊」「劇場霊」(2015年11月公開)
米国リメイク:「Don't look up」(THE JOYUREI ?女優霊?)
<概要>
後にジャパニーズホラーブームの先駆者として評価されることになる、
「リング」「仄暗い水の底から」の監督・中田秀夫と脚本・高橋洋が初めて手を組んで制作した映画。
中田にとっては映画監督としてのデビュー作でもある。
現代Jホラーの先駆けとして「邪願霊」と共に挙げられることが多い。
後に製作された「リング」は、本作とは違った角度で怖がらせるという趣向で撮られている。
2010年にアメリカでリメイク版が制作された。
2015年11月には日本では20年ぶりとなる作品「劇場霊」が公開される予定。
主演はAKB48の島崎遥香。監督は中田が再びメガホンを取るそうだ。
<あらすじ>
新人監督の村井俊男は、カメラテストの映像にまったく別な女優が写っていることに気がついた。
それから奇妙なことが次々に起こり始めて…。
38:
■シェラ・デ・コブレの幽霊(The Ghost of Sierra de Cobre)
【監督】ジョセフ・ステファノ
【ジャンル】心霊・呪い
【公開年】1964年
<概要>
1964年に公開される予定だったアメリカのホラー作品。モノクロ映像。
「あまりに恐ろしい映像描写ゆえに試写会で体調を悪化させる者が続出したため、公開中止になった」
という都市伝説めいた話がある。
現存するフィルムは、確認されている限りでは世界中に2本だけで、うち1本は映画評論家の添野知生が所有している。
以前からホラー映画関係者の間では伝説的な映画だったが、
テレビ番組「探偵!ナイトスクープ」の2009年の放送で本作を探して欲しいという依頼があり、一般にも存在が広く知られるようになった。
2010年以降はホラー映画向上委員会の主催により、添野氏が所持するフィルムが何度か上映されている。
筆者はまだ観ていないが、アメリカのホラーには珍しく足のない幽霊が写っているそうだ。
<あらすじ>
著名な建築家ネルソン・オライオンは心霊探偵というもうひとつの顔を持っていた。
ある日、盲目の資産家ヘンリー・マンドールから、
「死んだはずの母親から毎晩電話がかかってくるので調査して欲しい」という依頼が舞い込む。
調査のためヘンリーの妻ヴィヴィアと共に母親の眠る納骨堂に行くと、たしかに電話が置いてあった…。
39:
見てるやで?
41:
■エクソシスト(The Exorcist)
【監督】ウィリアム・フリードキン
【ジャンル】悪魔・超能力
【公開年】1973年
【シリーズ】
「エクソシスト」「エクソシスト2」「エクソシスト3」
「エクソシスト 25周年版」(エンディング等が異なる)
「エクソシスト ビギニング」(神父を主人公にした作品)
<概要>
ウィリアム・ピーター・ブラッティの小説「Exorcist」を原作とした映画。
Exorcistは「悪魔払いの祈祷師」(主にカトリック教会)を指す。
2人の神父と悪魔に取り憑かれた少女の壮絶な戦いと、家族の愛を描く。
一大オカルト・ブームを巻き起こした作品で、枚挙に暇がないほど多くの亜流作品が生まれた。
作品はアカデミー脚色賞を、少女リーガン役のリンダ・ブレアはゴールデングローブ賞の助演女優賞を受賞している。
続編の「2」は完全オリジナル、「3」は原作者が同じ実質的な続編となっている。
イタリアで製作された映画「EXORCIST No.2」の邦題も「エクソシスト3」となっているので注意(便乗商法)。
<あらすじ>
アメリカの古生物学者でもあるメリン神父は、古代遺跡の中から悪魔パズズの偶像を発見する。
それは不吉な兆候を予感させた。
一方、ワシントンで仮住まいをしている女優クリスの一家に異変が起き始めた。
娘のリーガンが恫喝的な声色で卑猥な言動を発し、その表情も変貌していく。
娘の行状が日増しにひどくなっていくことに苦しむクリスは、神父に救いを求めたが…。
42:
■オーメン(The Omen)
【監督】リチャード・ドナー
【ジャンル】悪意・超能力
【公開年】1976年
【シリーズ】
「オーメン」「オーメン2/ダミアン」「オーメン/最後の闘争」「オーメン4」
リメイク:「オーメン」(2006年)
<概要>
オーメン(omen)は「前兆」を意味する。
新約聖書のヨハネの黙示録において「獣の数字」とされる「666」のアザを持つ子ども、ダミアンを巡る物語を描く。
シナリオはオリジナルで、低予算でもアイデアで面白くできる内容を意図している。
監督は「グーニーズ」「リーサル・ウェポン」等を手がけたリチャード・ドナー。
ジェリー・ゴールドスミスが第49回アカデミー作曲賞を受賞。
2006年には第一作のリメイク版が公開された。
<あらすじ>
アメリカ人外交官のロバートは、ローマの産院にて死産した我が子の代わりに、
同時刻に誕生した孤児である男の子を養子として引き取り、ダミアンと名付けた。
ほどなくして駐英大使に任命され、その後も公私共に順風満帆な生活を送るロバート。
しかし、乳母の異常な自殺を境に、ダミアンの周囲で奇妙な出来事が続発。
疑惑を持ったロバートは調査を開始、ダミアンの恐るべき正体を知る…。
43:
>>42
なぜかジャンルが「悪意」になってるけどタイプミスやで
オーメンもある意味ファイナル・ディスティネーションみたいな「逃れられない死」の映画なんかな
44:
■スリーピー・ホロウ(Sleepy Hollow)
【監督】ティム・バートン
【ジャンル】悪魔・超能力
【公開年】1999年
<概要>
アメリカで有名な「スリーピー・ホロウ」という都市伝説と、
それに着想を得て書かれたワシントン・アーヴィングの小説を原作とした映画。
ティム・バートン、ジョニー・デップという往年のコンビが独自の脚色とストーリーで描く。
舞台の構築が美しく、アカデミー美術賞を受賞している。
また、十数回に及ぶ首切りシーンも話題となった。
筆者の幼少時代におけるNo.1トラウマ映画。
<あらすじ>
1799年、ニューヨーク北方のスリーピー・ホロウという村で連続殺人事件が発生。
下級巡査のイカボッドは事件の捜査のため同地に派遣され、
村の長老から南北戦争時に悪名を馳せた「首なし騎士」が殺人を続けていると聞かされる…。
45:
■エミリー・ローズ(The Exorcism of Emily Rose)
【監督】スコット・デリクソン
【ジャンル】悪魔・超能力/サスペンス
【公開年】2005年
<概要>
1976年にドイツで発生した「アンネリーゼ・ミシェルの保護責任者遺棄致死事件」を題材に製作された映画。
悪魔祓いによって少女を死なせたとして法廷に立たされた神父と女性弁護士の真実を巡る緊迫の裁判を描く。
実際の事件では悪魔祓いの様子が一部のテレビ番組やインターネットなどで公開され、
この少女が美人で敬虔なクリスチャンであった事などから世間の注目を浴びた。
日本の宣伝CMを見て多くの人々が「エクソシスト系のオカルト映画」だと認識したが、法廷劇が中心となっている。
<あらすじ>
19歳のエミリー・ローズはある日の晩、奇妙な現象に襲われ、遂には発狂する。
地元のムーア神父は彼女に潜む悪魔との対決を試みたが、努力も虚しくエミリーは死亡してしまう。
その後、神父は裁判で裁かれることになる。
弁護士のエリンはそんなムーア神父を救うべく奔走する…。
アンネリーゼ・ミシェル
46:
■キャリー(Carrie)
【監督】ブライアン・デ・パルマ
【ジャンル】悪魔・超能力
【公開年】1976年
【シリーズ】
「キャリー」「キャリー2」(テレビ映画)
リメイク:「キャリー」
<概要>
スティーブン・キングの処女作となった小説「Carrie」を原作とした映画。
超能力を持つ冴えない容姿の女子高生が、怒りを引き金として人々を恐怖に陥れる様を描く。
監督は「スカーフェイス」「ミッション:インポッシブル」等を手がけたブライアン・デ・パルマ。
出演者のシシー・スペイセクとパイパー・ローリーはそれぞれアカデミー賞にノミネートされた。
2013年に公開されたリメイク版では「キック・アス」等のクロエ・グレース・モレッツが主役を担当している。
ただ、彼女は冴えない容姿からいじめの対象になったというストーリーにしては可愛すぎるので、
シシー・スペイセクのような濁った暗い演技の良さが再確認された。
<あらすじ>
冴えない容姿とおどおどした物腰で学校中の笑い者にされているキャリーは、母親からも疎まれていた。
そんな彼女は人知れず、不思議な力を持っていた。
パーティの夜、悪質ないたずらとも知らずクイーンに選ばれたキャリーの頭上に血が降り注ぐ時、惨劇が幕を開ける。
47:
■スペル(Drag me to Hell)
【監督】サム・ライミ
【ジャンル】悪魔・超能力
【公開年】2009年
<概要>
原題は「地獄に引きずり下ろして」という感じだろうか。
怨みを買ってしまったが故に恐るべき呪いの餌食となる女性をブラック・コメディ風に描く。
監督は「死霊のはらわた」「スパイダーマン」等を手がけたサム・ライミ。
ベテラン女優のローナ・レイヴァーが不気味な老婆を怪演している。
評価が高いのは勿論のこと、印象に残るため映画を挙げる際に名前が飛び出しやすい。
<あらすじ>
銀行のローンデスクで働く女性、クリスティン。
昇進を意識していた彼女は、必死に懇願する老婆の不動産ローン延長の申請を冷たく拒絶した。
その夜、仕事を終えたクリスティンは老婆の待ち伏せに遭い、不気味な呪文を浴びせられてしまう。
この日から恐ろしい怪現象が彼女を襲うことになる…。
51:
>>47
婆さんの入れ歯が飛び出すシーンだけ覚えてる
48:
こういうスレ待ってたンゴ
49:
■MAMA(Mama)
【監督】アンディ・ムスキエティ
【ジャンル】悪魔・超能力
【公開年】2013年
<概要>
スペインとカナダの合作映画。
アンディ・ムスキエティ監督が2008年に発表した短編映画を原作が、
「永遠のこどもたち」「パシフィック・リム」等を手がけたギレルモ・デル・トロの目に止まり、
彼が製作総指揮を務める事でハリウッドで長編映画化された。
無名監督の長編デビュー作にもかかわらず、全米で初登場1位に輝く大ヒットを記録して大きな話題となった。
日本では当初劇場公開はされない予定だったが、ソフト発売を記念して一週間のみ限定公開された。
<あらすじ>
精神を病んだ父親ジェフリーによって深い森の山小屋に置き去りにされた幼い姉妹。
5年後、2人だけで奇跡的に生き延びていた姉妹はジェフリーの弟ルーカスによって発見された。
その後、彼女達は彼と恋人アナベルのもとへと引き取られるのだが…。
52:
■IT
【監督】トミー・リー・ウォーレス
【ジャンル】悪魔・超能力/サスペンス
【公開年】1990年
<概要>
スティーヴン・キングの小説「IT-イット-」を原作とした映画。
不気味な殺人ピエロ「ペニーワイズは」、実在した連続殺人鬼ジョン・ゲイシーを基にしている。
物語前半は主人公たちの幼少時代、後半は大人になった現代のパートに分かれている。
前半の回想は「スタンド・バイ・ミー」のような青春ものであり、ホラー部分より人間ドラマの方が面白いかもしれない。
ラストシーンのために評価を落とす声も多いが、作中に短く散りばめた幻覚のような恐怖演出はとても良い。
<あらすじ>
1990年のメイン州デリーで、子供だけを狙った連続殺人事件が発生する。
マイクは、事件現場近くでそこにあるはずのない古い写真を発見し、
犯人が子供時代に「IT」と呼んでいた奇怪なピエロの仕業であると確信する。
彼はかつての仲間達と結んだ約束を思い出し、30年ぶりに再会することになるが…。
ジョン・ゲイシー
53:
■ポゼッション(The Possession)
【監督】オーレ・ボールネダル
【ジャンル】悪魔・超能力
【公開年】2012年
<概要>
所有者に災いをもたらす木箱としてオークションサイトで話題となった「ディビュークの箱」をモチーフに、
ガレージセールで古い木箱を手に入れた少女とその家族に訪れる戦慄の恐怖を描く。
監督は「モルグ」のオーレ・ボールネダル?。
製作総指揮に「死霊のはらわた」「スパイダーマン」のサム・ライミが加わっている。
1981年に公開された同名のホラー映画「ポゼッション」は別のジャンルで紹介。
<あらすじ>
妻と離婚したクライドは、週末に2人の愛娘と過ごすことを楽しみにしていた。
しかし、次女のエミリーがアンティークの木箱を購入したことで事態は急変する。
彼女は徐々に暴力的な性格になっていき、ついには常軌を逸した行動を取るようになってしまう。
危機感を抱いたクライドは原因はあの木箱にあると感じ、木箱に隠された恐ろしい秘密を知る…。
54:
■フッテージ(Sinister)
【監督】スコット・デリクソン
【ジャンル】悪魔・超能力/サスペンス
【公開年】2012年
<概要>
邦題のフッテージという言葉は「撮影されたままの未編集の映像」を指すそうだ。
原題のsinisterは「邪悪」「紋章」の意味を持つ。
執筆のために引っ越した作家が想像を絶する恐怖に見舞われる様を描く。
監督は「エミリー・ローズ」等を手がけたのスコット・デリクソン。
主演は「ガタカ」「ビフォア・ミッドナイト」のイーサン・ホーク。
<あらすじ>
10年前にベストセラーを執筆して以来全く売れないノンフィクション作家のエリソンは、
妻トレイシーと2人の子供と共に、郊外の一軒家へ引っ越した。
その家はかつて一家惨殺が起き、幼い娘が失踪するという事件があったが、エリソンはそれを家族に伝えていなかった。
彼は事件の真相を調べて本を書き、作家として起死回生を図るために越して来たのだった。
55:
■エクトプラズム 怨霊の棲む家(The Haunting in Connecticut)
【監督】ピーター・コーンウェル
【ジャンル】悪魔・超能力
【公開年】2009年
【シリーズ】
「エクトプラズム 怨霊の棲む家」
「The Haunting in Connecticut 2:Ghosts of Georgia 」
<概要>
1987年にコネチカット州で実際に起こった事件を題材とした映画。
この事件は2002年にもドキュメンタリー番組で取り上げられた。
息子の通院のため古い屋敷に引っ越した一家が、そこで想像を絶する恐怖に見舞われる様を描く。
監督は短編アニメ「WARD 13」で国際的な注目を集めたピーター・コーンウェル。
ストーリーが一新された続編も公開されている。
<あらすじ>
息子の病気治療のため、病院近くの古い屋敷に引っ越してきたキャンベル一家。
ほどなくして、そこがかつて死体葬儀場として使われていたことを知る。
次第に一家は、説明のつかない超常現象に悩まされるようになる。
しかし、この屋敷の秘密はそれだけに止まらなかった…。
127:
>>55
これ見たわ
エンディングが一番怖いっていう。
56:
■ザ・プロジェクト(Seconds Apart)
【監督】アントニオ・ネグレ
【ジャンル】悪魔・超能力
【公開年】2011年
<概要>
全米で劇場公開されたホラー映画の人気シリーズ「アフター・ダーク・オリジナルズ」の第四弾。
超能力を持つ子供をテーマにしたサイコホラー。
悪魔じみた力を持つ双子による「プロジェクト」と呼ばれる計画が展開される。
監督はドラマ「アロー/ARROW」等を手がけたアントニオ・ネグレ。
<あらすじ>
ある晩、若者たちによるホームパーティーが催され、ドンチャン騒ぎが夜遅くまで繰り広げられていた。
ところがロシアンルーレットが始まり、 1人ひとり順番に引き金を引いていくことになる。
この事件による4人の高校生の死をきっかけに、次々と自殺が発生。
不審に思った刑事はやがて不気味な双子の存在を知ることになる…。
57:
■デビルズ・バックボーン(El Espinazo del Diablo)
【監督】ギレルモ・デル・トロ
【ジャンル】悪魔・超能力/サスペンス
【公開年】2001年
<概要>
スペイン映画。
内戦下の孤児院を舞台に、一人の少年が怪異に恐怖しながらも、その真相に近づいていく様を描く。
原題のEl Espinazo del Diablo(悪魔の背骨)は、
「二分脊椎症で生まれてきた胎児の露出した背骨」という意味で使われた言葉だそうだ。
監督は「スペル」「パンズ・ラビリンス」等を手がけたギレルモ・デル・トロ。
彼がスペインの大御所監督ペドロ・アルモドバルに招かれて映画化が実現した。
デル・トロは作品について「ゴシック・ロマンスと戦争物語との融合」「結末には西部劇的となる」と語っている。
<あらすじ>
スペイン内戦が終わりに近づいていた1939年が舞台。
カルロスは親を亡くし、人里はなれた孤児院サンタ・ルチアに連れて来られた。
その孤児院の中庭には不発弾が刺さったまま放置されているうえ、孤児院の職員たちもどこか一風変わっていた。
カルロスはそこで少年の幽霊をたびたび目撃することになるが…。
58:
■パラダイム(Prince of Darkness)
【監督】ジョン・カーペンター
【ジャンル】悪魔・超能力/サスペンス
【公開年】1987年
<概要>
邦題のパラダイム(paradigm)は「模範」「範例」を意味し、
哲学的には「ある時代のものの見方・考え方を支配する認識の枠組み」を指す。
監督は「ハロウィン」「遊星からの物体X」等を手がけたジョン・カーペンター。
出演は「007は二度死ぬ」のドナルド・プレザンス。
<あらすじ>
ロサンゼルスの教会で、老司教は緑色の液体が入った棺を発見する。
彼は超常現象の専門家であるバイラック教授に相談し、研究生や他の専門家とともに棺の解析を依頼する。
すると、棺は悪魔が封じ込められたものだということが判明。
そんな中、調査チームの1人が死亡する事件が発生する…。
59:
■インシディアス(Insidious)
【監督】ジェームズ・ワン
【ジャンル】悪魔・超能力
【公開年】2010年
【シリーズ】
「インシディアス」「インシディアス 第2章」
<概要>
昏睡に陥った息子を救うために奔走する家族を待ち受ける驚愕の運命を描く。
「ソウ」シリーズの1作目でコンビを組んだジェームズ・ワン&リー・ワネルが再びタッグを組み、
「パラノーマル・アクティビティ」のオーレン・ペリが製作を務めている。
北米・イギリスでは5週連続でランキングトップ10入りを記録した。
序盤の出来事をしっかり飲み込んでいく事が物語の真相に近づく鍵となる。
2013年には続編も制作・公開された。
<あらすじ>
ジョシュとルネの夫婦は、3人の子と共に新居に引っ越してから様々な怪奇現象に見舞われていた。
そんなある日、長男のダルトンが梯子から落ちて昏睡状態になった。
この新居が呪われていると考えた夫妻は、別の家に引っ越すも怪奇現象はおさまらず、
霊媒師や牧師に依頼しても事態は悪化していく一方だったが…。
60:
■ジェサベル(Jessabelle)
【監督】ケヴィン・グルタート
【ジャンル】悪魔・超能力/ミステリー・サスペンス
【公開年】2014年(日本公開2015年3月)
<概要>
事故で車椅子生活を余儀なくされた女性に襲いかかる恐怖描く。
監督は「ソウ」シリーズの編集スタッフを経験し、自らも「6」「7」の監督を務めたケヴィン・グルタート。
スタッフには「パラノーマル・アクティビティ」のチームが入っている。
(インシディアス等でもそうだが、この2チームは仲がいいのか?)
主演はオーストラリア期待の若手女優セーラ・スヌーク。
家族の愛をホラー的な題材として捉えた作品。
<あらすじ>
事故で車椅子生活を余儀なくされたジェシー。
失意の中、父が暮らす古びた一軒家に身を寄せる。
彼女は、そこで亡き母が遺したビデオレターを発見する。
タロットが得意な母は、ビデオの中で予言を始めるが…。
61:
■悪魔の棲む家(The Amityville Horror)
【監督】スチュアート・ローゼンバーグ
【ジャンル】悪魔・超能力/サスペンス
【公開年】1979年
【シリーズ】
「悪魔の棲む家」「悪魔の棲む家PART2」「悪魔の棲む家PART3D」
「悪魔の棲む家・完結編」「真・悪魔の棲む家」「アミティヴィル1992」
「悪魔の棲む家・最終章/ザ・ポルターガイスト」
リメイク:「悪魔の棲む家」(2005年)
<概要>
1974年にロングアイランドのアミティヴィル実際に起きたといわれる超常現象を題材にした、
ジェイ・アンソンの小説「アミティヴィルの恐怖」を原作とした映画。
本作は6本も続編が制作されており、1作目の仕上がりの高さが伺える。
(続編は全て監督が変わっており、ローゼンバーグの担当は1作目のみ)
また、2005年にはマイケル・ベイによってリメイクされた。
原作小説にはかなりの嘘や矛盾があることが指摘されているが、一家惨殺のあった家の登場や、物語の結末は事実とされている。
そんな小説も1974年の「エクソシスト」よるオカルトブームの煽りでベストセラーとなった。
<あらすじ>
1974年、ロングアイランドの大邸宅でデフェオ一家が惨殺される事件が起こる。
犯人は長男のロナルド・デフェオ。
地下室に閉じこもっていた彼は就寝中の両親と4人の弟妹たちをライフルで次々と射殺。
逮捕後、彼は「家が家族を殺すよう命じた」と主張した。
1年後、新しい住まいを探していたラッツ夫妻は、値段の安さに惹かれて邸宅の購入を決めるが…。
62:
スウィートホーム見てえなあ、どこぞの中古屋でホコリかぶってねえかなあ。
63:
■死霊館(The Conjuring)
【監督】ジェームズ・ワン
【ジャンル】悪魔・超能力
【公開年】2010年
【関連作品】
スピンオフ:「アナベル 死霊館の人形」
<概要>
邦題はB級のような印象を受けるが、中身は良作。
原題のconjuringは「呪文を唱える」「魔法を使う」といった意味。
監督は「ソウ」「インシディアス」等を手がけたジェームズ・ワン。
彼はホラー以外では「ワイルド・スピード Sky Mission」の監督もやっている。
「悪魔の棲む家」(前述)で有名なアミティヴィル事件など多くの超常現象を調査・解明してきた、
アメリカの有名な超常現象研究家エド&ロレイン・ウォーレン夫妻が、
これまで調査したものの中で「最も邪悪で恐ろしい事例」として封印してきた衝撃の事件を基に描く。
<あらすじ>
1971年、若い夫婦と5人の娘のペロン一家は、田舎にある古いが屋敷のように広い一軒家を購入した。
念願のマイホーム購入を喜ぶペロン一家だったが、入居した翌日から奇怪な現象が次々と発生するようになる。
娘たちにもその危害が及び、妻キャロリンは、超常現象研究家として名高いウォーレン夫妻に助けを求めことにする。
64:
■チェンジリング(The Changeling)
【監督】ピーター・メダック
【ジャンル】悪魔・超能力
【公開年】1980年
<概要>
交通事故で妻と娘を亡くした作曲家が出会う怪異を描く。
監督はドラマ「Dr.HOUSE」で知られるピーター・メダック。
当時盛んだった特殊メーキャップや大量の流血などを使用せず、独特の演出で恐怖を作り上げた。
アンジェリーナ・ジョリーの同名映画「チェンジリング」は別のジャンルに記載。
<あらすじ>
交通事故で妻と子を一度に失った作曲家のジョン・ラッセル。
彼は、妻子と暮らしたニューヨークを離れ、シアトルの大学へ音楽を教えに行く。
ラッセルは友人を通して紹介された歴史保存協会のクレアから、「チェスマン・ハウス」と呼ばれる古い屋敷を借りて住むことに。
しかし、屋敷では夜な夜な何かを叩く音が響き渡るのだった…。
65:
■ポルターガイスト(Poltergeist)
【監督】トビー・フーパー
【ジャンル】悪魔・呪い
【公開年】1982年
【シリーズ】
「ポルターガイスト」「ポルターガイスト2」「ポルターガイスト3/少女の霊に捧ぐ…」
リメイク:「ポルターガイスト」(2015年5月以降)
<概要>
スティーブン・スピルバーグによるホラーシリーズの第1作。
脚本を手がけたスピルバーグは「E.T」の公開と重なり多忙を極めたため、監督を大御所トビー・フーパーに任せた。
2015年5月からリメイクされた映画が公開されている(日本公開未定)。
本作は出演者が怪死(となっているが怪死ではない)したことでも有名で、「ポルターガイストの呪い」という都市伝説が生まれた。
1作目で長女を演じたドミニク・ダンが、その後3作目にも出演したが、公開数週間に自宅前で元恋人に刺されて22歳で死亡。
1?3作の全てに出演したヘザー・オルークが12歳で急死。
その他にも5人が事件や事故、病気で不幸な目に遭っている。
映画の呪いという事にした方が話題性を呼ぶのだろうが、亡くなった方々には気の毒。
なお、女優の死亡を受けて3作目のサブタイトルが「少女の霊に捧ぐ…」になっている。
<あらすじ>
フリーリング一家は新興住宅地のクエスタベルデに越してきた。
しかし、家の中で物がひとりでに動きだすという奇妙な現象が発生する。
嵐の晩、怪奇現象は突如息子のロビーを襲い、末娘のキャロル・アンは消えてしまった。
両親は、行方不明の娘を助けるため、超心理学を研究するレシュ博士らを家に招くが…。
66:
■フェノミナ(Phenomena)
【監督】ダリオ・アルジェント
【ジャンル】悪魔・超能力
【公開年】1984年
<概要>
、美しさとグロテスクの対比が素晴らしいという事でカルト的人気を博している作品。
ダリオ・アルジェントといえば「美少女イジメ」が代名詞で、
本作+「サスペリア」+「トラウマ?鮮血の叫び?」の3作品が、
日本発売時に「美少女虐待サディスティックホラー三部作」と記載された事もある。
必然的に美しい少女を眺める時間帯が設けられているので、退屈に感じる人もいるようだ。
ホラーゲーム「クロックタワー」のゲームデザインは本作をモデルにしている。
<あらすじ>
スイス北部では少女を標的にした連続殺人事件が起こっており、
警察は昆虫学者のマクレガー教授に腐敗した被害者の頭部についた蛆虫を見せ、意見を求める。
一方、市内の女子学校に美少女のジェニファーが転校してきた。
彼女は昆虫と交信できる特異な能力の持ち主だった。
ジェニファーはひょんなことからマクレガー教授と親しくなり、自分の能力を活かして犯人を追うことになる。
主演はジェニファー・コネリー
67:
■スケルトン・キー(The Skeleton Key)
【監督】イアン・ソフトリー
【ジャンル】悪魔・超能力/サスペンス
【公開年】2005年
<概要>
タイトルのskeletonは「骨格」の意味だが、ダブルミーニングになっているのだろうか。
屋敷に住み込みの看護士として働くことになった女性が、屋敷の秘密を目の当たりにし、恐怖に襲われる様を描く。
早々にオカルトな展開を見せつつ、最後まで謎が残るサスペンス映画。
監督は「鳩の翼」等を手がけたイギリス人のイアン・ソフトリー。
<あらすじ>
看護士のキャロラインは、老婦人のヴァイオレットと脳梗塞で身動き出来ない夫のベンが住んでいる、
古びた屋敷に住み込みで働くことになった。
屋敷には鏡が一つもなく、至る所に魔よけのレンガ屑が撒いてある。
働き始めて間もなく、ヴァイオレットから全ての部屋を開けられる合鍵を預かるキャロライン。
ある日、彼女は合鍵でも開けられない部屋を発見する。
68:
■サスペリア(Suspiria)
【監督】ダリオ・アルジェント
【ジャンル】不気味・奇妙
【公開年】1977年
【シリーズ】
「サスペリア」「インフェルノ」「サスペリア・テルザ 最後の魔女」
(これら3つが「魔女三部作シリーズ」となっている)
<概要>
トマス・ド・クインシーの小説「深き淵よりの嘆息」をモチーフに、
サーカム・サウンド(立体音響方式)を採用、ロックバンド「ゴブリン」が奏でる不気味な演奏が話題となった作品。
監督は「デモンズ」「フェノミナ」等を手がけたイタリアの巨匠ダリオ・アルジェント。
赤や緑の原色に近い色彩をふんだんに使用した映像が織り成す不気味な雰囲気もあり、現在でも高い評価を受けている。
日本では「決して、ひとりでは見ないでください」というキャッチフレーズ等で大ヒットとなった。
続編として混同されやすいが全く関係のない「サスペリアPART2」は下記参照。
<あらすじ>
バレリーナ志望のスージーは、ドイツにあるバレエの名門校に入学するためにニューヨークからやって来た。
激しい雨の中、バレエ学院とされる赤い館にたどり着く。
建物の玄関では、若い生徒のパットがひどく怯え、何かを叫んでいた。
その後、パットは何者かに惨殺されてしまう。
70:
■サスペリアPART2(Profondo Rosso)
【監督】ダリオ・アルジェント
【ジャンル】ミステリー・サスペンス
【公開年】1975年
<概要>
ダリオ・アルジェントの最高傑作と評される作品。
独自のカメラワーク、演出、殺人シーンがサスペンスの雰囲気とともにホラー映画のような恐怖を伝える。
また、いくつかのトリックがある。
本作は「サスペリア」以前に作られ、全く関連性がないにも関わらず、日本では「PART2」という題がつけられた。
日本にはサスペリアより後に輸入されたこともあるが、「サスペリアの続編として公開したほうが売れる」と考えた便乗商法のため、
こんなことになってしまった(筆者も続編だと思って騙された1人)。
英題は「Deep Red」。
現在販売されているDVDは「サスペリアPART2/紅い深淵」という題になっている。
<あらすじ>
クリスマスの夜、レコードから子供の歌が流れる中で一件の殺人が行われた。
それから数十年の時が流れ、欧州にある心霊学会で、テレパシーの持ち主だというヘルガの講演が行われていた。
突然彼女は苦しみだし、聴衆の中にかつて人を殺した邪悪な者を感じたと悲鳴をあげた。
彼女か叫ぶ中、聴衆の1人がその場を立ち去るが…。
71:
72:
■エスター(Orphan)
【監督】ジャウム・コレット=セラ
【ジャンル】不気味・奇妙/サスペンス
【公開年】2009年
<概要>
原題のorphanは「孤児」を意味する。
監督は「蝋人形の館」等を手がけたジャウム・コレット=セラ。
子どもが見せる残虐性と、最後まで読めないストーリーが人気を博した。
家族の娘マックスを演じたアリアーナ・エンジニアは実際に聴覚障害を持っており、
作中に披露する手話や読唇術も普段から使用しているそうだ。
筆者の彼女が挙げる最も怖かった映画第1位。
<あらすじ>
かつて3人目の子供を流産したケイト・コールマンと夫のジョン。
彼らは苦しみを癒すため、孤児院からエスターという9歳の少女を養子として引き取る。
彼女は少々変わってはいるが聡明でしっかり者であり、手話を覚えて難聴を患う義妹のマックスとも仲良くなる。
しかし、やがて彼女は恐ろしい本性を見せていくのだった…。
73:
■イレイザーヘッド(Eraserhead)
【監督】デヴィッド・リンチ
【ジャンル】不気味・奇妙
【公開年】1977年
<概要>
「エレファント・マン」「ブルーベルベット」等を手がけた巨匠デヴィッド・リンチが、
1人で製作・監督・脚本・編集・美術・特殊効果を務めて制作した長篇映画デビュー作品。
モノクロ映画。難解で不気味、理解不能なストーリー。カルト映画の代名詞にもなっている。
音の編集も印象的で、ピッチフォークを初めとする音楽メディアからも高い評価を受けた。
米国では「ミッドナイト・カルト」と呼ばれ、現在も熱狂的な支持を受けている。
製作には5年の歳月がかかっており、主演のジャック・ナンスは製作中の4年間一度も髪形を変えなかったそうだ。
ホラーゲーム「サイレントヒル」に影響を与えた事でも知られる。
<あらすじ>
モジャモジャ頭が特徴のヘンリーは、印刷工の青年である。
ある日、ヘンリーは付き合っているメアリーから赤ん坊を出産したことを告白され、彼女との結婚を決意する。
その赤ん坊は奇形だった。
こうして新婚生活が始まるが、赤ん坊は絶えず甲高い声で泣き、我慢できなくなったメアリーは家を出て行ってしまう。
74:
フェノミナ大好き
75:
■誕生日はもう来ない(Happy Birthday to Me)
【監督】J・リー・トンプソン
【ジャンル】不気味・奇妙/サスペンス
【公開年】1981年
<概要>
「13日の金曜日」以降、雨後の筍のように量産された残酷ホラーの1本。
「愛はエーゲ海に燃ゆ」等を手がけた巨匠J・リー・トンプソンが監督という点以外に取り立てて語るべきことのない作品。
また、彼は「猿の惑星」シリーズでも盛大にやらかしている。
ストーリーが劇的に変わるラストシーンは必見。
<あらすじ>
人通りのない街角。車で出かけようとしたバーナデットは、後部座席にひそんでいた何者かによって惨殺さる。
彼女は裕福な生従が集まる名門私立高校クロフォード学院の中でも、
特に優秀な者たちが集まった「トップテン」と呼ばれるグループの一員だった。
そして、同じくグループの一員であるバージニアの誕生日が近づいた頃、残ったメンバーが次々と姿を消していく…。
美人
76:
■うずまき
【監督】Higuchinsky
【ジャンル】不気味・奇妙
【公開年】2000年
<概要>
伊藤潤二の漫画「うずまき」を原作とした映画。
うずまきの持つ神秘性をテーマに、独自の世界観を持って描かれた作品。
出演者の初音映莉子は伊藤潤二作品のファンであり、本作の後も「押切」や「首吊り気球」などの作品に出演している。
彼女はDOD(ドラッグ・オン・ドラグーン)のフリアエ役も務めており、ED曲「尽きる」を歌っている。
<あらすじ>
呪われた土地、黒渦町に住む女子高生の五島桐絵と恋人・斎藤秀一の周りで起こる禍々しい惨劇、怪奇現象。
そこれらの異変は全てうずまきと関連があった。
徐々に現実と乖離し、捩れ歪む黒渦町。呪いが収束する先にあるものは…。
77:
■デッド・サイレンス(Dead Silence)
【監督】ジェームズ・ワン
【ジャンル】不気味・奇妙
【公開年】2007年
<概要>
ジャケットが印象的な作品。
映画「ソウ」のジェームズ・ワン&リー・ワネルのコンビによるサスペンス・ホラー。
この2人は「インシディアス」でもタッグを組んでいる。
腹話術人形に焦点を当て、妻を殺された男が事件の真相を探る中で過去の忌まわしい事件と驚愕の事実を知る姿を描く。
SAWでも不気味な人形が登場したが、ワン監督のお気に入りなのだろうか。
<あらすじ>
ある日帰宅したジェイミーは、寝室で舌を切られ絶命した妻の死体を発見する。
警察の疑いの目が向けられる中、ジェイミーは直前に届けられた差出人不明の腹話術人形に不審を抱く。
人形を見た同郷の妻が語った不気味な詩のことを思い出した彼は、故郷レイブンズ・フェアへと向かうのだったが…。
78:
■ミッドナイト・ミートトレイン(Midnight Meat Train)
【監督】北村龍平
【ジャンル】不気味・奇妙/バイオレンス
【公開年】2008年
<概要>
クライヴ・バーカーの代表的な短篇集「血の本」の一遍「ミッドナイト・ミートトレイン 真夜中の人肉列車」を、
「ヴァーサス」「あずみ」等を手がけた北村龍平監督が映画化。
主演は「ハングオーバー」「アメリカン・スナイパー」等のブラッドレイ・クーパー。
日本の有名な都市伝説「猿夢」のオマージュかなぁと思っていると作品の仕上がりは異なっていて、
原作小説は1984年に発刊されている。
また、原作は短編小説なので映画はその分肉付けされている。
<あらすじ>
ニューヨークの街を撮り続けている写真家レオンは、ある晩チンピラに絡まれていた女性を助けるが、
翌日、彼女が行方不明になったことを知る。
地下鉄で別れ際に撮った彼女の写真を見直すと、怪しい男が写っていた。
レオンは街で偶然その男を見かけ、彼の追跡にのめり込むが…。
79:
■コックと泥棒、その妻と愛人(The Cook, the Thief, His Wife & Her Lover)
【監督】ピーター・グリーナウェイ
【ジャンル】不気味・奇妙/バイオレンス
【公開年】1989年
<概要>
イギリス・フランス合作映画。
監督のピーター・グリーナウェイが脚本も担当。
グリーナウェイは映画ごとに違うコンセプトや素材や装置にこだわるそうで、
この映画においては「色彩」をモチーフとして選択している。
コック役はハリポタのダンブルドア役(3作目以降)でも知られるマイケル・ガンボン。
妻役はオスカー女優のへレン・ミレン。
人間の持つ肉欲と動物本能、美醜の捉え方を考えさせるような描写の作品。
<あらすじ>
大泥棒のアルバートは、今夜も自身が経営するフレンチ・レストランを訪れていた。
彼はグルメを気取っているものの味が分からず、身勝手で誰彼構わず粗暴な振る舞いをするため、
シェフからは嫌われていたが、恐れから追い出されることはなかった。
妻のジョジーナは夫から虐待されており、彼女も夫を恐れていた。
やがてジョジーナはレストランの常連であるマイケルに惹かれるようにるが…。
80:
■ベニーズビデオ(Benny's Video)
【監督】ミヒャエル・ハネケ
【ジャンル】不気味・奇妙
【公開年】1992年
<概要>
タイトルはそのまま「(主人公)ベニーのビデオ(映像)」。
「白いリボン」「愛 アムール」等を手がけたミヒャエル・ハネケの劇場第2作。
彼の作品「セブンス・コンチネント」や「ファニー・ゲーム」などは後味の悪い映画として有名だが、
現実に焦点を当てれば間違いなく本作の方がえげつない。
あるがままの恐怖を取るハネケ節が炸裂している。
<あらすじ>
青年ベニーは、自分で撮影した豚の屠殺ビデオに魅了されていた。
趣味は部屋から街をビデオ撮影することと、近所のビデオショップに通うこと。
ある日、ベニーは街で知り合った少女を誘い出し、自宅で屠殺のビデオを見せる。
少女が飽きて帰りそうになると、父親から盗み出した屠殺用の銃を見せびらかすのだが…。
81:
■悪魔の毒々モンスター(The Toxic A Venger)
【監督】ロイド・カウフマン
【ジャンル】笑えるホラー
【公開年】1984年
【シリーズ】
「悪魔の毒々モンスター」「悪魔の毒々モンスター 東京へ行く」
「悪魔の毒々モンスター 毒々最後の誘惑」「悪魔の毒々モンスター 新世紀絶叫バトル」
【関連作品】
「悪魔の毒々ハイスクール」「悪魔の毒々ハイスクール2」「悪魔の毒々ハイスクール3」
「リターン・トゥ・悪魔の毒々ハイスクール Vol.1」「リターン・トゥ・悪魔の毒々ハイスクール Vol.2」
「悪魔の毒々サーファー」「悪魔の毒々おばあちゃん」「悪魔の毒々プラトーン 」
「悪魔の毒々モンスター 毒々あにめいしょん!」
<映画>
制作会社の「トロマ」はB級映画を専門的に製作している会社で、
本作の監督ロイド・カウフマンとマイケル・ハーツが設立した。
洗練されたストーリー、究極的な美への追求から「美しき映像」と称されることもある。
トロマの作品は「カルト映画」として取り上げられる事もあるが、
あまりのくだらなさから「おバカ映画」「Z級映画」とも呼ばれ、馬鹿馬鹿しさを楽しむための映画であるため、鑑賞の際には寛容さが必要である。
<あらすじ>
いじめられっ子のメルヴィンは不良グループに騙され、有毒廃棄物が入ったドラム缶に飛び込んでしまう。
化学反応によって彼の体はみるみるうちに変異し、醜悪な「毒々モンスター」へと変身を遂げる。
悪を嗅ぎ付け殲滅する本能が備わったメルヴィンは、
掃除用のモップ片手に町にはびこるクズ共を退治する町中のヒーローとなった。
やがて彼は盲目の美女サラと出会い、二人は恋に落ちていく。
うーんこの煽り文句…
83:
■アダムスファミリー
【監督】バリー・ソネンフェルド
【ジャンル】笑えるホラー/ヒューマン・ドラマ
【公開年】1991年
【シリーズ】
「アダムスファミリー」「アダムスファミリー2」
<概要>
チャールズ・アダムスの1コマ漫画「アダムス・ファミリー」を原作とした映画。
アニメ版、ドラマ版で人気を博したことから映画化された。
巨額の制作費が投じられ、当時最新のCG技術や早回しが使われている。
この時期のアメコミ界は「リアルな世界観」に移行する時期にきていたそうで、本作もその影響下にあった。
<あらすじ>
ゴメズは、自分のせいで25年前に失踪したアダムス家の長男である兄・フェスターへの罪悪感を抱き続けていた。
アダムス家の顧問弁護士・アルフォードは長年に渡る高利貸しへの借金の返済のため、
膨大な資産のあるアダムス家に何かと事業に誘い込むが悉く却下される。
高利貸しのクレイブン親子に追い詰められたアルフォードは、彼女の息子のゴードンがフェスターの生き写しである事に気付くと、
ゴードンをフェスターに変装させ、アダムス家の財産を強奪する計画を持ちかけるが…。
85:
■バタリアン(The Return of the Living Dead)
【監督】ダン・オバノン
【ジャンル】笑えるホラー/ゾンビ・感染者
【公開年】1985年
【シリーズ】
「バタリアン」「バタリアン2」「バタリアン リターンズ」(3の扱い)
「バタリアン4」「バタリアン5」
<概要>
一見して分かるとおり、邦題の「バタリアン」は原題に1文字もかすっていない。
これは日本の配給会社・東宝東和によるもので、battalionは「大群」を意味する。
このタイトルを元に「オバタリアン」という流行語も生まれた。
本作は、ゾンビ映画の原点の1つであるジョージ・A・ロメロの作品「ナイト・オブ・ザ・リビングデッド」のパロディとなっている。
また、本シリーズのゾンビは会話が可能で、更にそれぞれの個性・キャラクター性が強く描かれている。
<あらすじ>
アメリカ・ケンタッキー州にある医療会社で働くこととなったフレディは、
先輩社員のフランクから、軍の移送ミスによって会社の倉庫にゾンビが保管されている事を知らされる。
2人がそのゾンビの入った容器を叩いてみたところ、そこから突然ガスが噴き出す。
ガスは死体を蘇らせてゾンビ化させるという物質「トライオキシン245」だった…。
86:
■ツイてない男(Botched)
【監督】キット・ライアン
【ジャンル】笑えるホラー
【公開年】2007年
<概要>
タイトルのbotchedは「やらかした」を意味する。
スプラッターホラー映画のテイストでだが登場人物のキャラクターが濃く、
所々に散りばめられたギャグとユーモラスな人間模様がユニークな作品。
出演にはイギリスで活躍する俳優を多く起用している。
主演は「ブレイド」「ワールド・トレード・センター」等のアメリカ人俳優スティーブン・ドーフ。
<あらすじ>
かつて移民の手助けをしてくれたマフィアのボスであるグロズニーに借りを返すため、
宝石を盗もうとしたリッチー。
何事もなかったかのように犯罪現場から姿を消すことが出来たのだが、不慮の事故で計画は丸つぶれに。
そんなリッチーのミスにグロズニーは最後のチャンスを与えるが…。
87:
■ゾンビ・ヘッズ(Dead Heads)
【監督】ブレット・ピアース
【ジャンル】笑えるホラー/ヒューマン(?)・ドラマ
【公開年】2011年
<概要>
マイケル・ムーアが絶賛したといわれるインディーズ映画。
父親が「死霊のはらわた」に特撮スタッフとして参加していたというピアース兄弟が、
低予算の過酷な製作条件のもと、あふれるゾンビ愛で撮り上げたホラー・コメディ。
人間の意識を残したままゾンビとなってしまった2人の青年が繰り広げる珍道中を、ゾンビ映画のパロディ満載で綴る。
<あらすじ>
知らぬ間にゾンビとなってしまったオタク系青年マイク。
しかし彼は人間の記憶を残し、普通にしゃべることもできる不完全状態のゾンビだった。
やがて同じようにしゃべれる陽気な腐りかけの男ブレントと出会ったマイクは、
恋人に渡しそこねていた婚約指輪のことを思い出し、2人で恋人のもとへと向かうことに。
そんな彼らの行く手に腕っこきのゾンビハンターたちが立ちはだかる。
88:
これはGEOスレ
90:
>>88
ウチの目の前にあったレンタルショップが去年潰れたんだよなぁ
それから映画見る頻度が一気に減った
89:
お、淡々ニキやんけ!
ワイはエクソシストとエルムガイの悪夢がすきやで
91:
>>89
エルム街の悪夢人気やね 
夢の傷が現実にも残るってJOJOのデス・サーティーンとどっちが早いんやろ
92:
■ゾンビハーレム(Doghouse)
【監督】ジェイク・ウエスト
【ジャンル】笑えるホラー/エロティック・ホラー
【公開年】2009年
<概要>
イギリス産、男に飢えた女ゾンビが襲うコメディ・ホラー作品。
監督は「ALIENS エイリアンズ」「パンプキンヘッド 復讐の謝肉祭」を手がけ、
B級ホラーファンに人気のジェイク・ウエスト。
>英国のコメディに対する精神性の支柱が垣間見えたような気がして、はは、大英帝国の隆盛を知る賢者が知ったらさめざめと泣かせてしまいそうな、
そんな途轍もない志の低さを感じた(抜粋)
<あらすじ>
妻に去られてしまったヴィンスを励まそうと、
友人6人は「女性の人口が男性の4倍」という街・ムードリーへの旅行を計画する。
女性だらけの街でウハウハなはずが、なんとムードリーは実験により女たちが皆ゾンビ化するという異常事態になっていた…。
93:
幽霊の盆踊りも入れるんやろか
95:
>>93
オススメではないけど入ってる
ある意味(有名な作品という意味で)お勧めって思ってたか 寝ぼけてたんやろなぁ
96:
>>95
絶対寝ぼけてた(確信)
94:
■蝋人形の館(House of Wax)
【監督】ジャウム・コレット=セラ
【ジャンル】笑えるホラー/バイオレンス
【公開年】2005年
【関連作品】
「肉の蝋人形」(1933年)「肉の蝋人形」(1953年)
<概要>
チャールズ・ベルデンの戯曲を原作とするホラー映画
小さな町に迷い込んだ学生グループが、不気味な蝋人形館で逃げ場のない恐怖に襲われる様を描く。
1933年版、1953年版の映画のあるが、3度目のリメイク、2005年のものについて記述する。
(1933年版は相当古いホラー映画の1つだと思われる)
監督は「エスター」等を手がけたジャウム・コレット=セラ。
全然記憶に残っていないが、ゴシップ誌で有名なパリス・ヒルトンが出演している。
<あらすじ>
6人の若者たちが大学フットボールの試合観戦のため、スタジアムへ向かっていた。
しかし、道中のキャンプ場で一夜を過ごした翌朝、車が故障。
車の部品を購入するため、カーナビに載っていない町アンブローズにやってきた面々は、
人の気配が無い町の中に一軒の蝋人形館を見つける。
97:
■壁の中に誰かがいる(The People Under the Stairs)
【監督】ウェス・クレイヴン
【ジャンル】笑えるホラー/サスペンス
【公開年】1991年
<概要>
なんとも怪しい邦題の作品。Wizardry以外でもこの言葉は使われていたようだ。
ドラマ(+映画)「ツイン・ピークス」の怪しい夫婦、
ウェンディ・ロビーとエヴェレット・マッギルが再び夫婦役で出演。
悪徳家主によって住み家を追い出され、泥棒として二人の家に侵入した黒人少年を襲う恐怖をブラックな笑いを込めて描いたサイコ・スリラー。
監督は「エルム街の悪夢」「スクリーム」等を手がけた大御所ウェス・クレイヴン。
<あらすじ>
スラム街育ちの少年フールは母と姉の入院費を稼ごうと必死になっていた矢先、
アパートの家主から3倍の家賃を請求されて追い出された。
そこでフールは、仲間と共に家主の家から金貨を盗む計画を企てる。
家に探りを入れたフールたちは、1人の少女が家主夫妻によって監禁されている事を知る。
98:
■スウィーニー・トッド フリート街の悪魔の理髪師(Sweeney Todd: The Demon Barber of Fleet Street)
【監督】ティム・バートン
【ジャンル】笑えるホラー/ミュージカル/バイオレンス
【公開年】2007年
【関連作品】
「スウィーニー・トッド」(1998年)
<概要>
スティーヴン・ソンドハイム、ヒュー・ウィーラーが手掛けたミュージカル「スウィーニー・トッド」を、
ティム・バートン監督&ジョニー・デップという往年のコンビで映画化した作品。
バートンの作品としては日本初のR15+指定となった。
本作の先駆けとして1998年に映画「スウィーニー・トッド」(The Sweeney Todd)が制作されている。
ジョニー・デップを含め、ほとんどのキャストが初めてミュージカルに挑戦している。
家族サービスで映画館に観にいったきり、ウチのマッマのトラウマ作品No.1。
<あらすじ>
ロンドンのフリート街で理髪店を営んでいるベンジャミン・バーカーは、
悪徳判事の策略で無実の罪を着せられ投獄される。
15年後、命からがら脱獄し、アンソニーという船乗りに助けられた彼は、
「スウィーニー・トッド」と名を変えロンドンに戻り、復讐を誓う。
99:
■インド・オブ・ザ・デッド(Go Goa Gone)
【監督】ラージ・ニディモールー/クリシュナ・DK
【ジャンル】笑えるホラー/ゾンビ・感染者
【公開年】2013年
<概要>
アメリカ在住のインド人監督ラージ・ニディモールー、クリシュナ・DKによる作品。
リゾート地ゴアを舞台に、ゾンビの大群に立ち向かう若者たちの戦いをコミカルに描いたインド初の本格ゾンビ・コメディ。
Twitterを使ったキレのあるツイートでも話題になったそうだ。
>ゾンビコメディというある種のイロモノだからって、お笑い芸人やタレントを宣伝隊長なんかに任命して取材させ、新聞の片隅に載せて喜ぶような真似はしませんぜ。
そんなの、ただ流行に乗っかっただけで、作品の何たるかが全く伝わらない担当者の自己満足なので、大嫌いですよ。ラッスンゴーゴアゴーン!(公式抜粋)
<あらすじ>
インドのおバカ3人組がやって来たのは、ヒッピーの聖地として知られるリゾート地ゴア。
さっそく怪しげな情報を聞きつけ、離島で開かれているロシアン・マフィア主催のパーティに忍び込む。
期待通りの乱痴気騒ぎを満喫した3人だったが、翌朝、事態は一変する。
パーティで出回った新型ドラッグが原因で島中がゾンビだらけになっていたのだった。
https://www.youtube.com/watch?t=143&v=s49ArCKjBFc
101:
■レストストップ(Rest Stop)
【監督】ジョン・シャイバン
【ジャンル】笑えるホラー/バイオレンス
【公開年】2006年
【シリーズ】
「レストストップ」「レストストップ2」
<映画>
彼氏と車で旅に出たヒロインが道中の休憩所で殺人鬼に遭遇し、恐怖に晒されるさまを描いたパニック・スリラー。
別名「トイレ映画」といわれるほど、トイレが出てくるシーンが多いのも特徴。
監督はドラマ「スーパーナチュラル」「ブレイキング・バッド」の脚本を手がけたジョン・シャイバン。
筆者は続編を観ていないが、1作目よりも仕上がりが良いそうだ。
<あらすじ>
ニコールはある日、ボーイフレンドのジェスと一緒にテキサスからハリウッドを目指す旅に出た。
道中で黄色いトラックと衝突しかけるハプニングにも遭うが、
やがてニコールのトイレ休憩のため、人気のない休憩所へ立ち寄ることに。
しかし、彼女がトイレから出てくると、ジェスの姿が見当たらず車も消えていた。
102:
■キャビン(The Cabin in the Woods)
【監督】ドリュー・ゴダード
【ジャンル】笑えるホラー/サスペンス/バイオレンス
【公開年】2012年
<概要>
キャッチコピーは、
「あなたの想像力なんて、たかが知れている。」「賭けてもいい、絶対に予想できない。」
映画「クローバー・フィールド」ドラマ「LOST」の脚本を手がけたドリュー・ゴダードが監督をしているので、作品の性格はある程度伺える。
若者たちが人里離れた山小屋で戦慄の恐怖に見舞われるという従来のホラー映画のお約束を踏まえた、
巧妙かつ予測不能のストーリー展開が各方面から評価を受けた異色作。
映画「アベンジャーズ」の「ソー」でもおなじみのクリス・ヘムズワースも出演。
<あらすじ>
男女5人の大学生がバカンスにやって来たのは山奥に建つ古ぼけた小さな別荘。
その夜、5人は地下室の入り口を見つけると、さっそく中へと入り、古いノートを発見する。
それは身の毛もよだつ殺人鬼が綴った日記だった。
いい感じに盛り上がった5人は、調子に乗ってそこに書かれていた復活の呪文を読み上げてしまう…。
103:
>>102
キャビンついこないだ見たでー
最後のキャラ詰め込みは面白かったわ
104:
■狼男アメリカン(An American Werewolf in London)
【監督】ジョン・ランディス
【ジャンル】笑えるホラー/怪人・モンスター
【公開年】1981年
【シリーズ】
「狼男アメリカン」「ファングルフ/月と心臓」
<概要>
ジョン・ランディス監督のホラー・コメディで、彼の人気を決定付けた作品であり、
後々カルト的な人気を得ることになった映画。
アメリカのホラー映画ランキングでも未だに上位を維持し続けるなど、評価は非常に高い。
特殊効果担当のリック・ベイカーはアカデミー賞のメイクアップ賞を受賞している。
続編に「ファングルフ/月と心臓」があるが、こちらはスタッフは関わっておらず、関連性も薄い。
<あらすじ>
イギリスにヒッチハイク旅行へ出かけたアメリカ人大学生のディビッドとジャック。
ある満月の夜、荒野を歩く2人は大きな獣に襲われた。
近くに住む村人達によって獣は射殺されたものの、ジャックはその場で命を落とし、ディビッドも重傷を負う。
治療を受け、順調に回復するディビッド。しかし、彼の眼前には死んだはずのジャックが現れる…。
106:
■ゾンビランド(Zombieland)
【監督】ルーベン・フライシャー
【ジャンル】笑えるホラー/ゾンビ・感染者
【公開年】2009年
<概要>
ゾンビであふれかえる終末世界を舞台に、偶然出会った孤独な男女4人が繰り広げる命がけの大陸横断旅行を、
ブラック・ユーモアとバイオレンス描写で描く。
監督はこれが長編デビューのルーベン・フライシャー。
全世界で興収1億ドル以上を稼ぎ、ゾンビ映画としては「ドーン・オブ・ザ・デッド」を超えて北米トップの成績になった。
筆者も日本語・英語合わせて4回ほど観ているが色褪せない面白さ。
<あらすじ>
謎の新型ウィルスに感染した人間がゾンビ化して人々を襲い、瞬く間に世界はゾンビであふれかえってしまった。
テキサス州に暮らすひきこもりの大学生コロンバスは、独自に編み出した「32のルール」を実践してなんとか生き延びていた。
やがて彼は、ゾンビ退治に執念を燃やすタラハシーと出会い、彼の車に同乗することに。
「ゾンビと無縁の天国がある」という噂を頼りに、ロサンジェルス郊外の遊園地パシフィックランドを目指すのだが…。
107:
ケープフィアーとかはホラーに入るんか?サスペンス?サイコスリラー?よくわからん
109:
>>107
サイコ・ホラーに入れてる
108:
■シックス・センス(The Sixth Sense)
【監督】M・ナイト・シャマラン
【ジャンル】泣けるホラー・悲しみ
【公開年】1999年
<概要>
死者が見える少年と、彼をサポートする児童心理学者が体験する「未知の世界」と2人の交流、
少年が自分の第六感とどう向き合って生きていくかを描く。
冒頭には「この映画にはある秘密があります。まだ映画を見ていない人には、決して話さないで下さい」
というブルース・ウィリスからの前置きがあり、それを裏切ることのない内容で大ヒットした。
監督は「ハプニング」「アンブレイカブル」等を手がけたM・ナイト・シャマラン。
主演はブルース・ウィリス、ハーレイ・ジョエル・オスメント。
また、本作はオスメントの天才子役という評価を決定付けた。
<あらすじ>
マルコムは第一線で活躍する児童心理学者で、多くの子供を心の病から救ってきた。
そこへ10年前にカウンセリングを施したビンセントという青年が現れ、
彼に「自分を救ってくれなかった」と言われたうえ、銃で撃たれてしまう。
その直後、ビンセントは目の前で自殺。彼を救えていなかったことをマルコムは思い知らされる。
1年後、マルコムはビンセントによく似た少年、コールと出会う。
110:
■ローズマリーの赤ちゃん(Rosemary's Baby)
【監督】ロマン・ポランスキー
【ジャンル】泣けるホラー・悲しみ/悪魔・超能力
【公開年】1968年
<概要>
アイラ・レヴィンの小説「Rosemary's Baby」を原作とした映画。
身篭もった妊婦が隣人の奇妙な心遣いに感謝しながらも情緒不安定に陥っていく様と、衝撃的な結末を描く。
監督は「戦場のピアニスト」「ゴーストライター」等を手がけたロマン・ポランスキー。
なお、ポランスキーの妻である女優のシャロン・テートは、映画公開の翌年に妊娠8ヶ月で殺害された。
(マンソン・ファミリーによる偶然起きた殺人事件だったが、映画の内容もあり話題になった)
<あらすじ>
ローズマリーと役者志望の夫であるガイは、ニューヨークのアパートに引っ越してくる。
隣人のカスタベット夫妻は、少々お節介なほど世話好きだった。
ガイはカスタベット夫妻と親密になり、ミニー夫人は自殺した養女の形見のペンダントをローズマリーへプレゼントする。
その後ガイとローズマリーは計画を立てて子供を作ろうとするが、当夜ローズマリーは気分が悪くなって失神する。
111:
■ペット・セメタリー(Pet Sematary)
【監督】メアリー・ランバート
【ジャンル】泣けるホラー・悲しみ/幽霊・呪い
【公開年】1989年
【シリーズ】
「ペット・セメタリー」「ペット・セメタリー2」
<概要>
スティーヴン・キングが1983年に発表した長編小説「Pet Sematary」を原作とした映画。
原作の読みは「ペット・セマタリー」。これは作中の幼い子供がcemeteryをsemataryとスペルミスしたことを採用しているそうだ。
pet cemetery=「ペットの霊園」。
原稿自体は1983年以前に完成しており、かねてから「あまりの恐ろしさに発表を見合わせている」と噂されていた作品。
名作となったがゆえに続編も製作されたが、興行成績は鳴かず飛ばずで観客・批評家たちから酷評を受けた。
<あらすじ>
田舎町に家を購入した若い医者のルイスは、
妻と幼い娘、生後間もない息子、愛猫という家族を持つ典型的な「幸せな一家」である。
ある日、愛猫のチャーチルが車に轢かれて死んでしまう。
ルイスはチャーチルの死体を裏山からさらに奥に分け入った丘に埋める。
すると次の日、死んだはずのチャーチルが家に帰ってきた。
だが、帰ってきたチャーチルは全く別な"何か"のようだった。
113:
■肉(We are what we are)
【監督】ジム・ミックル
【ジャンル】泣けるホラー・悲しみ/グロテスク
【公開年】2013年(日本公開2014年5月)
【関連作品】
「猟奇的な家族」(2010年/メキシコ)
<概要>
邦題の「肉」はインパクト勝負なのか。
原題は「We are what me are」(私たちは私たちである)。
2010年に発表されたメキシコのホラー映画「猟奇的な家族(Somos lo que hay)」のリメイク作品。
人知れず忌まわしき犯行に手を染めてきた一家と、ふとしたことから歯車が狂い始めた彼らの運命を描く。
監督は新鋭のジム・ミックル。
過激な内容であるため多くの国でシーンがカットされた一方、日本では修正なしでR18+での公開となった。
<あらすじ>
ニューヨーク北部の片田舎に暮らすパーカー家。
一見、静かに慎ましく生きて来た彼らの生活が、母親エマの不慮の事故死により一変してしまう。
美しい姉妹・アイリスとローズは、ずっと隠されてきた「秘密」を母親の代わりに担う事になる。
115:
■ネクロマンティック(Nekromantik)
【監督】ユルグ・ブットゲライト
【ジャンル】泣けるホラー・悲しみ/グロテスク
【公開年】1987年
【シリーズ】
「ネクロマンティック」「ネクロマンティック2」
<概要>
ドイツ映画。多くの国で上映禁止にされ、物議を醸した作品。
テーマである「ネクロフィリア」(死体性愛・屍姦)と大胆な描写のためにカルト映画としても知られている。
本国ドイツでは、上映禁止はおろか、裁判所からネガとフィルム、素材全ての破棄を命じられた。
監督は「死の王」「シュラム」等を手がけた鬼才ユルグ・ブットゲライト。
現在はドイツ当局から監視されているため、新作を撮ることが出来ないそうだ。
続編にあたる「ネクロマンティック2」の方が評価が高い(筆者もそう思う)。
<あらすじ>
死体清掃会社で働くロベルトはネクロフィリアだ。
彼は仕事を通して手に入れた死体の一部を、ガールフレンドのベティと共に保存・鑑賞するのが趣味だった。
ある日、彼は全身が揃った屍体に出会い、それを密かに自宅に持ち帰った。
喜ぶロベルトとベティは、死体と共に3人で性行為を楽しんだ。
しかし、ロベルトは汚れた仕事着がきっかけで仕事を解雇されてしまう。
116:
■死の王(Der Todes King)
【監督】ユルグ・ブットゲライト
【ジャンル】ヒューマン・ドラマ
【公開年】1989年
<概要>
月曜から日曜までの一週間、様々な人々の自殺を描いた作品。
ただのグロテスクムービーではなく、人間叙情詩になっている。
監督のユルグ・ブットゲライトは一環して「死」をテーマに扱い、
「ネクロマンティック」や「シュラム 死の快楽」等の(問題)作品を発表、その度に本国で上映禁止になった。
ベルリン裁判所から「ドイツ国外持ち出し禁止令」を出されたので、
日本での劇場公開に当たっては監督自らニュープリント作成のためにネガを海外に持ち出し、
国外の現像所で作業の後、再びドイツ国内にネガを密輸するという手段を経て、
ドイツ映画配給協会の「日本国内のみ限定上映」という条件で公開された。
<あらすじ>
月曜日。
一人の若者が、勤務先に退職願いの電話をして、友人に別れの手紙を書いて、部屋を掃除して、
ドイツ人の潔癖性をさんざん見せつけた上で、浴槽で睡眠薬を大量に服用して自殺する。
117:
■デッドリー・フレンド(Deadly Friend)
【監督】ウェス・クレイヴン
【ジャンル】泣けるホラー・悲しみ
【公開年】1986年
<概要>
ダイアナ・ヘンステルの小説「Friend」を原作とした映画。
事故死したガールフレンドにロボットの回路を埋め込み蘇生させようとする少年の、幼き罪と運命を描く。
監督は「エルム街の悪夢」「スクリーム」等を手がけたウェス・クレイヴン。
脚本は「ジェイコブス・ラダー」「ゴースト/ニューヨークの幻」等で知られるブルース・ジョエル・ルービン。
<あらすじ>
15歳のポールはビービーという名のロボットを自作するほどの天才少年。
引っ越した彼は、隣家の少女サマンサに恋をする。
ある日、ビービーは近所の家に誤って侵入し、銃で撃たれて破壊されしまう。
ポールは悲しみに暮れるが、それに追い打ちをかけるように、サマンサが父親の虐待によって脳死状態になる。
ビービーとサマンサを諦めきれないポールは、その身体にビービーの小型コンピュータを埋め込み、ロボットとして蘇らせる。
118:
■先生を流産させる会
【監督】内藤瑛亮
【ジャンル】泣けるホラー・悲しみ/バイオレンス
【公開年】2011年
<概要>
2009年に愛知県で起こった「生徒が女性教師を流産させる目的で給食に異物を混入させた事件」をモチーフとした映画。
愛知県半田市立中学に通う1年生の男子生徒11人が、数ヶ月後に出産を控えた担任女性教諭を標的にした事件だった。
監督・脚本の内藤瑛亮は、
「先生を流産させる会という言葉に一番衝撃を受けた。流産させても殺人罪にはならない。
『先生を殺す会』よりも『先生を流産させる会』という言葉のほうが遥かに禍々しく、おぞましい」と語っている。
映画では加害者が女子生徒に変更されており、これについては
「妊娠を嫌悪しているキャラクターでないといけない」と語っているが、
実際の男子生徒による無知・認識の甘さ、無邪気さや幼稚さ、考えの足りなさ等を描いて欲しかったという声も多い。
また、実際の事件では市教育委員会が「生徒による稚拙ないたずらの範囲」という見解を崩していない。
<あらすじ>
郊外の女子中学校で多感な年頃の生徒たちやモンスター・ペアレント、事なかれ主義の上司に囲まれ、頭の痛い日々を送る女性教師、サワコ。
ある時、彼女の妊娠が発覚し、刺激を求める生徒達の注目を集めた。
不良グループのリーダーであるミヅキは、仲間たちとともに「先生を流産させる会」を結成、彼女への嫌がらせを企てる。
119:
■サイコ(PSYCHO)
【監督】アルフレッド・ヒッチコック
【ジャンル】ミステリー・サスペンス
【公開年】1960年
【シリーズ】
「サイコ」「サイコ2」「サイコ3/怨霊の囁き」「サイコ4」
リメイク:「サイコ」(1998年)
<概要>
ロバート・ブロックによる小説「サイコ」を原作とした映画。モノクロ映像。
監督のヒッチコックは原作の映画化権をわずか9000ドルで匿名で買い取った。
また、ネタバレを防ぐために市場に出回っていた原作を可能な限り買い占めた。
ヒッチコックの代表作の1つであり、後のサスペンス映画に多大な影響を与えた歴史的作品。
バーナード・ハーマンの音楽も高く評価されている。
歴史的○○というのは今観ると大したことはないという事も多いが、本作は現在から観ても十分面白い。
続編もリメイクもあるが、監督は変わっている。
<あらすじ>
アリゾナ州の町ファーベル。
不動産会社に勤めているマリオンは、4万ドルを銀行に持っていくと言って持ち逃げする。
彼女は遠距離恋愛中のサムに会うために車を走らせる。金曜日のことだった。
最初の夜は車の中で過ごしたが、不審に思った警官に後をつけられたため、車を変える。
次の日はモーテルに泊まることにしたマリオンだったが…。
120:
■羊たちの沈黙(The Silence of the Lambs)
【監督】ジョナサン・デミ
【ジャンル】ミステリー・サスペンス
【公開年】1991年
【シリーズ】
「羊たちの沈黙」「ハンニバル」(2作目)「レッド・ドラゴン」(3作目)
「ハンニバル・ライジング」(4作目/前日譚)
【関連作品】
「刑事グラハム/凍りついた欲望」
<概要>
トマス・ハリスの小説「The Silence of the Lambs」を原作とした映画。
彼は謎の多い人物として有名で、大衆の前に姿を現さず30年間で5作しか発表していないが、そのいずれもが映画化されている。
本作はサイコ・スリラー作品にも関わらず第64回アカデミー賞で主要5部門を受賞し、数々の国際映画祭を総ナメにした映画界における傑作の1本。
連続殺人事件を追う女性FBI訓練生と、彼女にアドバイスを与える猟奇殺人犯で元精神科医との奇妙な交流を描く。
物語の主役であるFBI訓練生はジョディ・フォスターが、ハンニバル・レクター博士はアンソニー・ホプキンスが演じている。
筆者はこの作品に出会って初めて心の底から演技というものを意識した。
<あらすじ>
アメリカ各地で若い女性が殺害され皮膚を剥がれるという連続猟奇殺人事件が発生。
逃走中の犯人は「バッファロー・ビル」と呼ばれていた。
FBIの実習生クラリスは、事件解明のために元精神科医の囚人、ハンニバル・レクターの協力を取り付けるという任務を課される。
レクター博士は協力を拒むものの、やがてクラリスに「彼女自身の過去を語らせること」と引き換えに助言することを約束する。
121:
■ザ・バニシング -消失-(The Vanishing)
【監督】ジョルジュ・シュルイツァー
【ジャンル】ミステリー・サスペンス
【公開年】1988年
【シリーズ】
「ザ・バニシング -消失-」
リメイク:「失踪」(The Vanishing/1993年)
<概要>
オランダ産のサイコ・サスペンス。原題は「Spoorloos」。
「サイコ」や「羊達の沈黙」に並び称される話題作、というキャッチコピーには負けるが、カルト的人気を誇る1本。
日本でも記述こそ少ないが、平均的な評価はかなり高い。
登場人物の心理描写に凝っており、ラストシーンも相まって印象に残る作品に仕上がっている。
<あらすじ>
レックスの恋人サスキアは、三年前に突然の失踪を遂げた。
恋人の影を必死で探し続ける彼に、レイモンドという男が近づいてくる。
レイモンドは「自分がサスキアを誘拐した」と暴露するのだが…。
122:
■アザーズ(The Others)
【監督】アレハンドロ・アメナーバル
【ジャンル】ミステリー・サスペンス
【公開年】2001年
<概要>
アメリカ・スペイン・フランス合作映画。
監督は「海を飛ぶ家」でアカデミー外国語映画賞を受賞したアレハンドロ・アメナーバル。
製作総指揮にはトム・クルーズも関わっている。
主演にニコール・キッドマンを起用。
広い屋敷を舞台に、姿の見えない何者かの存在に怯える家族の心理を巧みな恐怖演出で描く作品。
<あらすじ>
第二次世界大戦末期のイギリス、チャネル諸島。
グレースは、島に建つ広大な屋敷に娘アン・息子ニコラスと3人だけで暮らしていた。
夫は戦地に向かったまま未だ戻らず、使用人たちもいなくなった。
屋敷は光アレルギーの子どもたちを守るために分厚いカーテンを閉め切り、薄暗い。
ある日、使用人として3人の訪問者が現れるが…。
123:
■"アイデンティティー"(Identity)
【監督】ジェームズ・マンゴールド
【ジャンル】ミステリー・サスペンス
【公開年】2003年
<概要>
一軒のモーテルで身動きのとれないの人々が、一人ずつ謎の死を遂げていく恐怖をミステリアスに描いた作品。
アメリカの週末興行成績では初登場1位になり、5週間の間トップ10にランクイン。
監督は「17歳のカルテ」「ニューヨークの恋人」等を手がけたジェームズ・マンゴールド。
描き切るのが難しいストーリーと結末を、巧みな描写で展開していくことで評判になった。
<あらすじ>
激しい豪雨が降り続く夜、人里離れた一軒のモーテル。
管理人ラリーがくつろいでいるところへ、ジョージというが飛び込んでくる。
ジョージは息子ティミーを伴い、交通事故で大ケガをした妻アリスを運び込む。
アリスをはねたのは女優キャロラインの運転手で元警官のエド。
彼は助けを呼びに病院へ向け車を走らせるが…。
124:
■八つ墓村
【監督】野村芳太郎
【ジャンル】ミステリー・サスペンス
【公開年】1977年
【関連作品】
「八ツ墓村」(1951年/東映版)「八つ墓村」(1996年/東宝版)
<概要>
「八つ墓村」は、横溝正史の長編推理小説「金田一耕助シリーズ」の1つ。
「津山事件(津山三十人殺し)」をモチーフにしている。
この小説を原作とした映画は3本、ドラマは6作品あるが、1977年の映画「八つ墓村」について記述する。
1970年代後半の「横溝ブーム」を受け、松竹は監督の野村芳太郎をはじめとした「砂の器」制作陣を投入、
東宝と競うように作品を封切った。
金田一耕助の役には渥美清を配置し、東宝の石坂浩二シリーズとは作風が大幅に異なる。
また、登場人物の設定も大幅に変更し、推理劇風のオカルト映画へとアレンジした。
CMなどで頻繁に流された「八つ墓の祟りじゃ?っ!」というセリフは流行語にもなった。
<あらすじ>
かつて平家の落武者8人を惨殺したという村で、32人の男女が殺されるという凄惨な事件が起こった。
20数年後の昭和23年、またもやこの村で謎の連続殺人事件が発生する。
126:
■犬神家の一族
【監督】市川崑
【ジャンル】ミステリー・サスペンス
【公開年】1976年
【シリーズ】
「犬神家の一族」
リメイク:「犬神家の一族」(2006年)
<概要>
「犬神家の一族」は、横溝正史の長編推理小説「金田一耕助シリーズ」の1つ。
この小説を原作とした映画は3本、ドラマは5作品あるが、「日本映画の金字塔」と称された1976年の映画版について記述する。
監督は日本を代表する映画監督の市川崑。
石坂浩二主演による金田一耕助シリーズの第一作目。
水面から突き出た足のシーンや不気味なマスク姿の佐清など、印象的な場面が多く、後に何度もパロディにされている。
2006年に再び市川・石坂のコンビでリメイク版が製作された。
<あらすじ>
旧家の名士・犬神佐兵衛の遺言状が公開されるが、
莫大な遺産の相続者は「佐兵衛の恩師の孫娘である野々宮珠世と結婚した者」と記されていた。
佐兵衛の孫にあたる3人の男は珠世を我が物にしようと企むのだが、それは呪われた殺人事件へと変貌していく。
129:
■病院坂の首縊りの家
【監督】市川崑
【ジャンル】ミステリー・サスペンス
【公開年】1979年
<概要>
「病院坂の首縊りの家」は、横溝正史の長編推理小説「金田一耕助シリーズ」の1つ。
「首縊り(くびくくり)」。
「金田一耕助最後の事件」として知られ、映画の石坂浩二シリーズでも第5作目で最終章となっている。
映画の人物やプロットは原作とやや異なり、原作のように一旦迷宮入りはしない。
血縁関係に翻弄される人々の苦悩や愛情・哀しさを描く。
シリーズで最も好きな作品。
<あらすじ>
写真館を訪れた金田一は、経営者の徳兵衛から「最近誰かに狙われているようなので調べてほしい」と調査依頼を受ける。
その後、女性が結婚写真の撮影依頼に来た。
徳兵衛の息子・直吉が撮影に案内された場所は、「首縊りの家」と呼ばれる病院跡だった。
直吉はそこで、花嫁と花婿の写真を撮るが…。
131:
■姑獲鳥の夏
【監督】実相寺昭雄
【ジャンル】ミステリー・サスペンス
【公開年】2005年
【シリーズ】
「姑獲鳥の夏」(第一作)「魍魎の匣」(第二作)
<概要>
「姑獲鳥の夏」(うぶめのなつ)は、京極夏彦の長編推理小説「百鬼夜行シリーズ」の第一弾。
「妖怪」という現象を切り口に民俗学をベースにした過剰なほどの蘊蓄と大胆不敵な仕掛けで、
ミステリー界に革命をもたらした彼のデビュー作にして数多くの熱狂的ファンを持つ「京極堂シリーズ」の一作。
映画化の監督は「ウルトラマン」「帝都物語」等の演出で知られる実相寺昭雄。
京極堂を演じるのは「クライマーズ・ハイ」「容疑者Xの献身」等の堤真一。
2007年にシリーズ第二弾「魍魎の匣」が公開されている。
<あらすじ>
梅雨も明けようという夏のある日、関口巽は、古くからの友人である中禅寺秋彦の家を訪ねた。
関口は「二十ヶ月もの間子供を身籠っていることができると思うか」と切り出す。
京極堂は驚く様子もなく、「この世には不思議なことなど何もないのだよ」と返す。
132:
■ON AIR 脳・内・感・染(Pontypool)
【監督】ブルース・マクドナルド
【ジャンル】ミステリー・サスペンス
【公開年】2008年
<概要>
小さな田舎町を襲う感染の恐怖を描いたシチュエーション・ホラー。
独特の工夫が光る作品で、なんとなく敬遠してしまいそうな邦題とは裏腹に、評価の高い作品。
監督はドラマ「REIGN/クイーン・メアリー」のブルース・マクドナルド。
<あらすじ>
雪深い田舎町の小さなラジオ局。
かつては人気ラジオDJだったマジーは、ローカル番組を担当するほどに落ちぶれていた。
ある日、静かな町は想像を絶する惨劇により一変する。
町中に出たレポーターが人々の異変を伝えてきたが、その声は突然途絶え…。
133:
■めまい(Vertigo)
【監督】アルフレッド・ヒッチコック
【ジャンル】ミステリー・サスペンス
【公開年】1958年
<概要>
ボワロー=ナルスジャック(ピエール・ボワロー)の「死者の中から」を原作とした映画。
発表当時はヒッチコックの他の作品と同様、女性蔑視のイデオロギーが批判されていた。
徐々に評価を高め、近年ではヒッチコック作品の中でもトップクラスの傑作との評価を得ている。
2012年には英国映画協会が発表した「世界の批評家が選ぶ偉大な映画50選」の第1位に選ばれた。
前半の謎めいたロマンスから後半の心理的なサスペンスまで、技巧を凝らした演出とバーナード・ハーマンの音楽で紡ぎ上げた名作。
<あらすじ>
元刑事のジョンは、屋上で犯人追跡中に同僚を墜死させたことから、高所恐怖症にかかっていた。
商業画家の女友達、ミッジの所だけが、彼の気の安まる場所だった。
ある日、昔の学校友達ゲビンから電話があり、彼はその妻の尾行を依頼された。
妻のマドレイヌが時々、昔狂って自殺した曽祖母のことを口走っては夢遊病者のように不可解な行動に出るというのだ。
134:
■ハードキャンディ(Hard Candy)
【監督】デヴィッド・スレイド
【ジャンル】ミステリー・サスペンス/バイオレンス
【公開年】2005年
<概要>
日本の女子高生による「オヤジ狩り」のニュースから着想を得て製作された映画。
hard candyは「勃起した男性器」を意味するスラングでもある。
第38回スペイン・カタロニア国際映画祭グランプリ受賞。
低予算で製作されており、主人公の自宅内、2人の登場人物の会話がメインとなってストーリーが進行する。
監督は「30デイズ・ナイト」のデヴィッド・スレイド。
出演は「JUNO」や「インセプション」で一躍有名になったエレン・ペイジ。
<あらすじ>
32歳のカメラマン、ジェフは出会い系サイトで少女を捜すのが趣味。
チャットで知り合った14歳のヘイリーと実際に会う約束までこぎ着ける。
軽いノリの彼女を自宅に連れ込むことに成功するが、スクリュードライバーを飲んだところで意識を失う。
135:
■ホワット・ライズ・ビニース(What Lies Beneath)
【監督】ロバート・ゼメキス
【ジャンル】ミステリー・サスペンス
【公開年】2000年
<概要>
仲むつまじく見える夫婦の仮面の下に隠された恐怖を描く。
タイトルのwhat lies(横になる) beneath(?の下)、「何が下に横たわるのか?」は登場人物の心理を表すが、
lies「嘘をつく」というダブルミーニングにもなっている。
監督は「バック・トゥ・ザ・フューチャー」「フォレスト・ガンプ」等を手がけたロバート・ゼメキス。
また、ヒッチコックの映画技法を意識している。
<あらすじ>
ノーマンとクレアの夫婦は、娘が大学進学で独立したことをきっかけに、湖畔沿いにある家に引っ越してきた。
自然に囲まれる中で、夫婦ではなく恋人時代を思い返す二人。
しかし、隣の家でこそこそと大きな人型の荷物を捨てる住人に不信感を抱き、
また、家の中では奇妙な音が鳴り始め、クレアは都会とは違う奇妙な出来事に興味を持ちはじめる。
137:
■アウェイク(Awake)
【監督】ジョビー・ハロルド
【ジャンル】ミステリー・サスペンス
【公開年】2007年
<概要>
実際の医療現場でも起きることのある「アネセシア・アウェアネス(術中覚醒)」をモチーフにした映画。
術中覚醒(全身麻酔をした手術中に目を覚ます)は0.2%程度の確率で発生し、
日本では毎年1万人ほどに起きているそうだ。
監督は「オール・ユー・ニード・イズ・キル」の製作総指揮を務めたジョビー・ハロルド。
<あらすじ>
富豪の青年クレイトンは何不自由なく暮らしていたが、心臓疾患を抱え、移植手術が必要だった。
ある日、ドナーの見つかった彼は愛する秘書サムと2人だけで結婚式を挙げ、満ち足りた気分で手術室へ向かう。
しかし、全身麻酔から意識が目覚める「術中覚醒」に陥ってしまう。
138:
■チェンジリング(Changeling)
【監督】クリント・イーストウッド
【ジャンル】ミステリー・サスペンス
【公開年】2008年
<概要>
タイトルのchangelingは「取り替え子」を意味する。
(妖精が人間の子を攫い、代わりに醜い子を置いていく逸話)
1920年代のアメリカ・ロサンゼルスで実際に発生した「ゴードン・ノースコット事件」の被害者家族の実話を元にした映画。
監督は「ミスティック・リバー」「ミリオンダラー・ベイビー」等を手がけたクリント・イーストウッド。
主演にアンジェリーナ・ジョリーを迎える。
第81回アカデミー賞主演女優賞、撮影賞、美術賞ノミネート作品。
<あらすじ>
シングルマザーのクリスティンは、9歳の息子ウォルターを育てる傍ら電話会社に勤め、せわしない日々を送っていた。
ある日、家で留守番をしていたウォルターが消えてしまう。
クリスティンは警察に捜査を依頼し、5ヵ月後、警察からウォルターを保護したと朗報が入った。
喜ぶクリスティンだったが、再会した息子は全くの別人だった。
139:
■ケース39(Case 39)
【監督】クリスティアン・アルヴァルト
【ジャンル】ミステリー・サスペンス
【公開年】2009年
<概要>
ソーシャルワーカーの女性が親から虐待を受けていた少女を迎え入れたことを機に、
不可解な死亡事件の数々に遭遇していく様とその真相を描いたホラー・サスペンス。
主演は「コールド マウンテン」「シカゴ」のレネー・ゼルウィガー。
<あらすじ>
児童福祉専門のソーシャルワーカーであるエミリーは、
ある一家の娘・リリーの様子が最近おかしいという39件目の案件に取りかかる。
そんな中、両親がリリーを殺そうとする事態が発生し、エミリーは彼女をしばらく引き取ることにするが…
140:
■永遠のこどもたち(El Orfanato)
【監督】J・A・バヨナ
【ジャンル】ミステリー・サスペンス
【公開年】2007年
<概要>
アカデミー外国語映画賞スペイン代表作品。
孤児院再建のため移り住んだ女性が、我が子を取り戻すべく不気味な因縁と対峙していく様を描く。
監督のJ・A・バヨナの長編デビュー作。
製作総指揮にギレルモ・デル・トロが入り、バックアップしている。
ゴヤ賞では作品賞を含む14部門にノミネートされ、脚本賞や新人監督賞など7部門を受賞した。
<あらすじ>
孤児院で育ったラウラは、夫のカルロスと7歳の息子シモンと共に、閉鎖された孤児院のもとに移り住んだ。
この孤児院を買い取り、障害のある子供たちのための施設にするためだった。
しかし施設の開園パーティーが行われた日、シモンが姿を消してしまう。
141:
■アリス・スイート・アリス(Alice Sweet Alice)
【監督】アルフレッド・ソウル
【ジャンル】ミステリー・サスペンス
【公開年】1976年
<概要>
元々の原題は「Communion 」。
1人の少女が殺された事により、12才の姉アリスに向けられる疑惑と恐怖を描く。
レインコートの少女は、映画「赤い影」(別ジャンルに記載)に出てくる赤いレインコートの少女がモデル。
低予算だが、屈折した少女アリスを始めとするキャラクター達が魅力的に描かれており、音楽も高く評価されている。
2015年5月にDVDが発売されることとなった。
<あらすじ>
12歳のアリスは、母親につれられて妹カレンと共に教会へ行く。
神父にも可愛がられ、母親の愛情を全て受けているように見えたアリスは、妹に嫉妬を覚えるのだった。
ある日、アリスの歪んだ欲望を具現化するかのように教会でカレンが惨殺される。
142:
■モンスター(Monster)
【監督】パティ・ジェンキンス
【ジャンル】ミステリー・サスペンス
【公開年】2003年
<概要>
1989年?1990年にかけてフロリダ州で起きた連続殺人事件の犯人、アイリーン・ウォーノスの生涯を映画化。
監督は本作が長編デビューとなる女性監督のパティ・ジェンキンス。
主演のシャーリーズ・セロンは、それまではただステレオタイプなだけの美人女性役が多かったが、
役作りに13kg太るなど演技に幅をもたせた事で好評を博した。
アカデミー主演女優賞、ゴールデングローブ賞 主演女優賞(ドラマ部門)、ベルリン国際映画祭銀熊賞(女優部門)などを受賞。
<あらすじ>
娼婦のアイリーンは、バーで同性愛者のセルビーと出会う。
アイリーンの荒んだ様子にも関わらずセルビーは彼女のことが好きになり、やがて彼女たちは愛し合うようになる。
ホテル代を稼ぐ為にアイリーンは客をとるが、客から暴行を受けた際に相手を殺してしまう。
143:
■屋敷女(A linterieur)
【監督】アレクサンドル・バスティロ/ジュリアン・モーリー
【ジャンル】ミステリー・サスペンス/バイオレンス/後味の悪い映画
【公開年】2007年
<概要>
フランス映画。出産直前の妊婦を襲う狂気を描く。
英題は「Inside」。邦題はどこかB級ホラーのような名前になっている。
キャッチコピーは「この女、凶暴につき。」(元ネタは北野武の映画「その男、凶暴につき」)
【警告】 心臓の弱い方、妊娠中の方は鑑賞をご遠慮下さい。
という喧伝にもあるように、特に妊娠中の人は観ない方がいいかもしれない。
DVD版では一部のシーンにモザイクがかかっているが、未審査のセル版は無修正。
<あらすじ>
クリスマス・イブの夜。4ヵ月前に事故で夫を亡くしたサラは、臨月のお腹を抱え、一人で家にいた。
その時、見知らぬ女が電話を貸してほしいとドアをノックする。
不審に思ったサラが追い返そうとすると、女は急に態度を硬化する。
サラは慌てて警察を呼ぶが、その間に女の姿は消えていた。
144:
■ミザリー(Misery)
【監督】ロブ・ライナー
【ジャンル】サイコ・ホラー
【公開年】1990年
<概要>
スティーヴン・キングの小説「ミザリー」を原作とした映画。
作家とファンの間にある「作品」という媒体を通して、危険なファン心理から起こる狂気と恐怖を描く。
監督は「スタンド・バイ・ミー」「最高の人生の見つけ方」等を手がけたロブ・ライナー。
主演のキャシー・ベイツは、ただ美しいだけの女優では出来ない偏屈で暴力的な中年女性を怪演、
アカデミー主演女優賞を受賞した。
<あらすじ>
大衆向けロマンス小説「ミザリー」シリーズの作者である人気作家のポールは、自動車事故で重傷を負ってしまう。
そんな彼を助けたのは、ポールのナンバーワンのファンと称する中年女性アニーだった。
看病といいつつポールを返さず、拘束・監禁する彼女は、次第にその狂気の片鱗を垣間見せ始める。
145:
どう観たらめまいがホラーになんの?
で東海道四谷怪談はいつ出てくんの?
168:
>>145
一部サスペンスも入れてるで
四谷怪談はJホラーの覧
146:
■シャイニング(The Shining)
【監督】スタンリー・キューブリック
【ジャンル】サイコ・ホラー
【公開年】1980年
<概要>
スティーヴン・キングの小説「シャイニング」を原作とした映画。
ホラー映画というカテゴリの中でも絶大な人気と支持を集める作品。
監督は「博士の異常な愛情」「2001年宇宙の旅」「フルメタル・ジャケット」等を手がけたスタンリー・キューブリック。
主演は「カッコーの巣の上で」「恋愛小説家」等のジャック・ニコルソン。
ジャケットにも採用されたニコルソンの有名な狂気の表情は、
わずか2秒程度のシーンを2週間かけ、190以上のテイクを費やして撮られた。
また、キューブリックは本作で開発されたばかりの「ステディカム」を導入し、
この撮影装置の知名度を飛躍的に高めた(サム・ライミによる「死霊のはらわた」の移動撮影も有名とされる)。
<あらすじ>
小説家志望のジャックは、冬の間は閉鎖されるホテルへ管理人の職を求めて来た。
支配人のアルマンは「このホテルはいわく付きの物件だ」と語るが、ジャックは気にせずに妻と息子と共に住み込むことを決める。
しかし、息子のダニーはこの場所で様々な超常現象を目撃する。
147:
■ポゼッション(Possession)
【監督】アンジェイ・ズラウスキー
【ジャンル】サイコ・ホラー
【公開年】1981年
<概要>
フランス・西ドイツ合作の映画。
自分の妄想が生み出した魔物に欲情する女性が心の葛藤の中で次第に狂気に陥っていく姿と、
そんな彼女に翻弄され自分を見失っていく夫の姿を描く。
監督は「私生活のない女」等、狂熱的な愛をスキャンダラスに描くアンジェイ・ズラウスキー。
主演のイザベル・アジャーニによる「狂気」の体現は非常に高い評価を得ている。
作品はカンヌ国際映画祭でパルム・ドールにノミネートされ、彼女は主演女優賞を受賞した。
<あらすじ>
長い単身赴任を終え、妻アンナのもとに戻ったマルクは、妻の冷やかな態度に傷つく。
彼女の不倫相手ハインリッヒと対峙するが、彼から第三の相手の存在をほのめかされたマルクはまた苦しむ。
一人息子ボブの通う学校にやって来たマルクは、そこで教師ヘレンと出会い、彼女に強く惹かれていく。
149:
■オーディション
【監督】三池崇史
【ジャンル】サイコ・ホラー
【公開年】1999年
<概要>
村上龍の小説「オーディション」を原作とした映画。
オーディションにやってきた女性の中から再婚相手を探そうとする中年男性が体験する恐怖を描く。
監督は「殺し屋1」「隣人13号」「悪の教典」等を手がけた三池崇史。
本作は海外でも非常に評価されており、米国TIME誌が発表した「ホラー映画トップ25」には邦画で唯一選ばれている。
また、その他の国際的な映画ランキングでも軒並み上位に位置する。
第29回ロッテルダム国際映画祭の上映では記録的な人数の途中退出者を出し、
アイルランドのダブリンで無修正版が上映された際には、会員の何人かがショックで倒れた。
ホラー映画監督のジョン・ランディスやロブ・ゾンビは、本作の残酷なシーンに目を背けたくなった、とコメントしている。
2006年公開の同名のホラー映画があるが、無関係。
<あらすじ>
ビデオ制作会社を経営している青山は7年前に妻を亡くし、一人息子の重彦と寂しい日々を過ごしていた。
そんなある日、青山の身の上を案じた友人の吉川は、青山にある提案をする。
それは映画制作のオーディションの際、その中から再婚相手を探せというものだった。
148:
ヴィンチェンゾ・ナタリのキューブとか好きだな(コナミ感)
150:
■CURE
【監督】黒沢清
【ジャンル】サイコ・ホラー/サスペンス
【公開年】1997年
<概要>
連続猟奇殺人事件を追及する刑事と、事件に関わる謎の男を描いた作品。
監督は「LOFT ロフト」「回路」等を手がけた黒沢清。
主演の役所広司は以後、黒沢の映画の常連となっている。
凄惨な題材を扱い、緊張感・緊迫感に満ちた話でありながら「CURE(癒し)」というタイトルとテーマを持つ。
<あらすじ>
不気味な殺人事件が発生した。
被害者は鈍器で殴打後、首から胸にかけてX字型に切り裂かれていた。
犯人は現場で逮捕されたが、なぜ被害者を殺害したのか、その理由を覚えていなかった。
そして、似たような事件が次々と発生していった。
151:
■黒い家
【監督】森田芳光
【ジャンル】サイコ・ホラー
【公開年】1999年
【シリーズ】
黒い家(1999年)
韓国リメイク:黒い家(2007年)
<概要>
貴志祐介の小説「黒い家」を原作とした映画。
本作の発表翌年に発生した「和歌山毒物カレー事件」と内容が酷似していることでも話題となった。
監督は「失楽園」「海猫」等を手がけた森田芳光。
大竹しのぶの印象的な演技もあり、ホラー映画では何かと話題に挙がる作品。
2007年には韓国でリメイクが製作されている。
原作小説が一番怖いという声も多い。
<あらすじ>
大手生命保険会社の査定業務を担当する若槻は、保険加入者である菰田重徳の呼び出しにより菰田家を訪問。
彼はそこで首吊り死体に遭遇する。
事件の疑いが濃厚な事案であったことに加え、菰田家には以前にも不可解な保険金請求があったことから、
会社は保険金の支払いを保留していたが、重徳は執拗に支払いを求める。
152:
■ケープ・フィアー(Cape Fear)
【監督】マーティン・スコセッシ
【ジャンル】サイコ・ホラー
【公開年】1991年
【関連作品】
「恐怖の岬」(Cape Fear/1962年)
<概要>
ジョン・D・マクドナルド原作によって1962年に公開された「恐怖の岬」のリメイク。
憎悪と復讐心を蓄えた服役中の男と、その復讐相手にされてしまった担当弁護士・その家族を描く。
監督は「グッドフェローズ」「ディパーテッド」等を手がけたマーティン・スコセッシ。
ロバート・デ・ニーロが異常で執念深い犯罪者を演じ、アカデミー賞候補になったが受賞は逃した。
製作総指揮には(ノンクレジットで)スティーヴン・スピルバーグも含まれている。
<あらすじ>
14年前、マックスは16歳の少女に暴行を働いた罪で逮捕され、法廷で裁かれた。
彼は実刑が確定したことに不服を感じ、その後もある人物に対して復讐の念を抱いていた。
それは裁判の時、被害者にも問題があった事をもみ消した弁護士のサムだった。
153:
■危険な情事(Fatal Attraction)
【監督】エイドリアン・ライン
【ジャンル】サイコ・ホラー/サスペンス
【公開年】1987年
<概要>
原題のFatal Attractionを「危険な情事」と訳すセンスが素晴らしい。
一夜だけの情事のつもりが、その後常軌を逸した行動に出る女に苦しむ男と家族の恐怖を描く。
監督は「ジェイコブス・ラダー」「運命の女」等を手がけたエイドリアン・ライン。
主演女優のグレン・ローズによる鬼気迫る演技が高い評価を得た。
第60回アカデミー賞では6部門においてノミネートされている。
また、「危険な情事(ニュー・バージョン)」として再公開されたものは、オリジナルとはラストシーンが異なっている。
<あらすじ>
弁護士のダンは、妻のベス、娘のエレンと平和な日々を過ごしていた。
ダンは妻子が所用で実家に帰っていた際、参加したパーティーで知り合ったアレックスと肉体関係を結んでしまう。
彼にとっては一夜の遊びであったが、アレックスにとってそれは運命の出会いだった。
154:
■ラブド・ワンズ(The Loved Ones)
【監督】ショーン・バーン
【ジャンル】サイコ・ホラー/バイオレンス
【公開年】2009年
<概要>
サイコなヒロインの暴走ぶりと過激な残酷描写が各地の映画祭で話題となったオーストラリア産のホラー映画。
監督は本作がデビュー作?のショーン・バーン。
えげつない女、ローラを演じるのは「リンカーン/秘密の書」にも出演したロビン・マクリーヴィー。
日本での公開は2012年。
<あらすじ>
オーストラリアの小さな町に暮らす高校生のブレントは、プロム(ダンスパーティー)を控えていた。
ブレントは冴えない同級生ローラからプロムに誘われる。しかし、恋人のいる彼はこれを断る。
ところが、ローラはそれで素直に引き下がる女ではなかった。
155:
■隣人13号
【監督】井上靖雄
【ジャンル】サイコ・ホラー
【公開年】2005年
<概要>
井上三太の漫画「隣人13号」を原作とした映画。
いじめと解離性同一性障害(二重人格)を題材に作品だがリアリスティックに描いてある訳では無く、
カリカチュア(誇張・滑稽)化されている。。
監督はミュージック・クリップを多く手掛け、本作が映画初監督となる井上靖雄。
復讐を企てる二重人格のいじめられっ子を小栗旬・中村獅童が演じる。
<あらすじ>
建設作業員の村崎十三は、小学生時代にいじめられ、同級生赤井トールに硫酸で顔を焼かれた。
顔を焼かれた瞬間、臆病な十三の心の中に「13号」という凶暴な別人格が宿る事となった。
13号は赤井に復讐すべく、十三を恫喝しつつ今は平穏な家庭を築いている赤井に接近していく。
156:
■食人大統領アミン(Rise and Fall of Idi Amin)
【監督】シャラッド・パテル
【ジャンル】サイコ・ホラー
【公開年】1981年
<概要>
実在したウガンダの第3代大統領イディ・アミンを描いた作品。
彼は国民約30万人?40万人を虐殺し、「黒いヒトラー」「アフリカで最も血にまみれた独裁者」と称された。
殺した政敵の肉を食ったという噂があり(実際は菜食主義者だったという話がある)、
かつ当時は映画「食人族」ブームだった事もあり、食人シーンを強調し、ゲテモノ映画のように喧伝された。
実際の映画では食人シーンは一部分であり、伝記的部分も丹念に描かれている。
<あらすじ>
1971年、イディ・アミンは軍事クーデターを起こし、ミルトン・オボテを大統領の座から引きずり降ろすことに成功。
この政権交代によってウガンダ国内にも将来ヘの期待感が高まった。
ところが、アミンは悪名高き独裁者と化し、あらゆる権力を欲しいまました。
158:
■ドレッド[恐怖]
【監督】アンソニー・ディブラシ
【ジャンル】サイコ・ホラー
【公開年】2009年
<概要>
クライヴ・バーカーの短編小説「腐肉の晩餐」を原作とした映画。
恐怖体験を募集、心に深刻な傷を持つ人間をインタビューし、恐怖心理の根源を探る大学生の変化を描く。
監督は同じくバーカー原作の「ミッドナイト・ミート・トレイン」を手がけたアンソニー・ディブラシ。
<あらすじ>
大学生のスティーブン、クウェイド、シェリルは奇妙な研究を始める。
それは人間の恐怖(dread)をディープに掘り下げてみようという内容で、
彼らは学内に「君の恐怖体験を語ってくれ」というチラシを貼り、体験者を募る。
159:
■マーターズ(Martyrs)
【監督】パスカル・ロジェ
【ジャンル】サイコ・ホラー/後味の悪い映画
【公開年】2009年
<概要>
フランス・カナダ合作の映画。Martyrは「殉教者」を意味する("マーダーズ"ではない)。
少女時代に激しい拷問を受けた女性による壮絶な復讐劇を端緒に、次第に明らかとなる拷問の真相を描く。
監督はフランスの新鋭パスカル・ロジェ。
拷問器具が付けられた女性のジャケット(筆者が偶然手にした1パターン)はチープさを感じたが、
実際の内容は非常にえげつなく、フランスホラー特有の残虐さが余すところ無く表現されている。
<あらすじ>
1970年初頭のフランス。
行方不明となっていた少女リュシーは監禁場所から命からがら脱出し、保護される。
結局犯人は見つからず、養護施設に収容されたリュシーはショックから心を閉ざすも、献身的な支えによって少しずつトラウマを癒やしていく。
15年後、リュシーは猟銃を手に、とある屋敷へ訪れる。
160:
■ムカデ人間(The Human Centipede)
【監督】トム・シックス
【ジャンル】サイコ・ホラー/後味の悪い映画
【公開年】2011年
【シリーズ】
「ムカデ人間」「ムカデ人間2」「ムカデ人間3」(2015年8月22日公開)
<概要>
あまりにも悪趣味かつ不謹慎なテーマが各地で物議を醸し、
世界中のホラーファンの間で大きな話題となったオランダ産の映画。
原題は「ヒューマン・センチピード」だが、邦題は昭和チックな趣のある題になっている。
禁断の人体実験に手を染める変態マッドサイエンティストと、餌食となった3人の男女の戦慄の運命を描く。
監督は格好がロバート・ロドリゲスのような男、トム・シックス。
1作目には日本人俳優の北村昭博が出演している事もあり、日本でも大きく宣伝された。
続編の「ムカデ人間2」はブラック・コメディ要素を取り払っており、単純な不快感は上だろう。
2015年8月22日から「ムカデ人間3」が公開される。
<あらすじ>
ヨーロッパを旅行中の若いアメリカ人女性、リンジーとジェニー。
ドイツ郊外でレンタカーがパンクしてしまい、彼女達は森の中の一軒家に助けを求める。
独りで暮らす外科医のヨーゼフ・ハイター博士に招き入れられ、リビングで一息つく2人だったが、
彼に睡眠薬を飲まされ意識を失い、目覚めると地下室のベッドに拘束されていた。
169:
■es[エス](Das Experiment)
【監督】オリヴァー・ヒルシュビーゲル
【ジャンル】マインド・ホラー
【公開年】2002年
<概要>
ドイツ映画。
1971年にスタンフォード大学で実際に行われた「スタンフォード監獄実験」を元にした、
マリオ・ジョルダーノの小説「Black Box」を原作とした映画。
邦題の「es」はドイツ語では「これ」「それ」だが、心理学・精神分析学用語で「無意識層の中心の機能」という概念を指す。
監督は「ヒトラー ?最期の12日間?」、「ヒトラー暗殺、13分の誤算」(2015年)等を手がけたオリヴァー・ヒルシュビーゲル。
<あらすじ>
タクシー運転手で記者でもあるタレクは、ある日実験者募集の新聞広告を目にする。
被験者求む。
・拘束時間:2週間
・報酬:4000マルク
・応募資格:不問
・実施場所:大学内模擬刑務所
実験とは大学の地下に作られた擬似刑務所で20人の男を無造作に「看守」と「囚人」に分け、
それぞれ与えられた役割で2週間生活するというものだった。
170:
■フレイルティー - 妄執(Frailty)
【監督】ビル・パクストン
【ジャンル】マインド・ホラー/サスペンス
【公開年】2001年
<概要>
読み方は「妄執(もうしゅう)」。
原題のfrailtyとは、直訳で「虚弱」、
医学的には「歳を重ねて徐々に日常生活動作に障害が現れてきた状態」を指す。
低予算で製作されたが、小規模な映画祭に出品されて評判となり、
やがて大物映画監督達の賞賛も集めて公開規模を拡大していった。
「ツイスター」「タイタニック」等に出演した俳優ビル・パクストンによる初監督作品。
<あらすじ>
FBI捜査官のドイルは、テキサスの連続殺人事件を担当していた。
殺人鬼は必ず「ゴッド・ハンド(神の手)」という謎の文字を現場に残す。
ある夜、彼らのもとへフェントンと名乗る男が訪ねてくる。
男は、犯人は弟アダムで、数々の殺人を犯した後に自殺を遂げたと告げるのだった。
171:
■大脳分裂(Subconscious Cruelty)
【監督】カリム・ハッセン
【ジャンル】マインド・ホラー/グロテスク
【公開年】2000年
<概要>
なんとも興味のそそられる訳題を付けられた映画。
原題を直訳すると「潜在意識の残虐性」。
名前やパッケージが凶悪なので、周りでもヤバいだとか狂ってるだとか噂されていたが、
「中二病カルト風アート風作品」という感じの映画だった。
テルヒコ・スズキという人物の音楽は結構評価されている。
<あらすじ>
理的な思考をつかさどる左脳の機能が完全に破壊された時、人間はどうなるのか。
男が持っていた密やかな妄想は抑制のないまま、そして右脳に導かれるまま、残虐な行為に走り出す。
172:
■催眠
【監督】落合正幸
【ジャンル】マインド・ホラー/サスペンス
【公開年】1999年
【シリーズ】
「催眠」
ドラマ:「催眠」(続編/全11話)
<概要>
松岡圭祐の小説「催眠」シリーズを原作とした映画。
やや理知的で催眠を真面目に考証した原作と異なり、異常な事件が起こるサスペンス・ホラー映画として製作された。
ヒロインの入絵由香は特に大幅に変更されている。
監督は「パラサイト・イヴ」「感染」等を手がけた落合正幸。
主人公役に稲垣吾郎、ヒロインは菅野美穂が務めている。
映画の続編として、2000年にテレビドラマが放送された。
<あらすじ>
東京都内で奇妙な自殺による変死事件が多発する。
死亡者はいずれも「緑の猿」という謎の言葉を残していた。
刑事の櫻井は心理カウンセラーの嵯峨に捜査の協力を求める。
捜査を続けていると、エセ催眠術師に捕らわれた入絵由香という女性が「緑の猿」に怯えていることがわかる。
173:
■ハイド・アンド・シーク 暗闇のかくれんぼ(Hide and Seek)
【監督】ジョン・ポルソン
【ジャンル】マインド・ホラー/サスペンス
【公開年】2005年
<概要>
トラウマを抱えた一人娘による空想の友達が巻き起こす恐怖の連鎖と驚愕の真相、
極限状況で浮かび上がる父と娘の心の絆を描く。
公開当時、日本では数箇所だけ別パターンのエンディングを上映して話題を呼んだ。
DVDでは更に別のパターンを収録している。
監督はドラマ「メンタリスト」「FRINGE/フリンジ」等を手がけたジョン・ポルソン。
父娘はロバート・デ・ニーロとダコタ・ファニングが演じる。
<あらすじ>
幸せだったキャラウェイ家に突然の悲劇が訪れた。
デビッドの妻アリソンが浴室で手首を切り、命を絶ってしまったのだ。
父娘は郊外の静かな町へ引っ越すが、なかなか心を開かない一人娘のエミリー。
彼女はいつしかチャーリーという見えない友達と遊ぶようになるが…。
174:
■ザ・ウォード 監禁病棟(The Ward)
【監督】ジョン・カーペンター
【ジャンル】マインド・ホラー/サスペンス
【公開年】2011年
<概要>
精神病院の監禁病棟に収容されたヒロインが体験する戦慄の恐怖を描く。
2010年にトロント国際映画祭でプレミア上映され、翌2011年に一般公開された。
監督は「ハロウィン」「遊星からの物体X」等を手がけたジョン・カーペンター。
アイデアものだが、映像化が難しい題材でもあり、カーペンター監督の手腕が光る作品。
<あらすじ>
20歳のクリステンは、火災現場に居合わせたところを放火の容疑で逮捕され、そのまま精神病院に監禁された。
そこには、いかにも問題を抱えていそうな4人の少女がいた。
自分が監禁されたことに納得のいかないクリステン。
彼女は一緒に監禁されている少女たちを説得して、脱走を試みようとするのだが…。
175:
■赤い影(Don't Look Now)
【監督】ニコラス・ローグ
【ジャンル】マインド・ホラー/サスペンス
【公開年】1983年
<概要>
ヒッチコック作品の原作でも知られるデュ・モーリア女史の短編「Don't Look Now」を原作とした映画。
監督は「映像の魔術師」こと撮影監督出身のニコラス・ローグ。
赤を効果的に用いたイメージと、カットバック映像を凝らした視覚映像が魅力の作品。
主演はキーファー・サザーランドと親子で俳優をやっているドナルド・サザーランド。
イギリスでも人気は高く、Time Out誌ロンドン版「イギリス映画ベスト100」の1位に選ばれた。
<あらすじ>
ジョンとローラの夫妻は、愛娘クリスティンを水難事故で失ってしまう。
数ヶ月後、ジョンはローラを連れ、教会修復の仕事でヴェネツィアへと赴いた。
ある日、夫妻は年老いた姉妹と邂逅する。
姉ウェンディ曰く、盲目の妹ヘザーには霊感があり、赤いレインコートを着た亡き娘の姿が視えるというのだ。
その後、ローラは「ベニスを去らなければ、ジョンの身に危険が降りかかる」と忠告される。
176:
■ブラインドネス(Blindness)
【監督】フェルナンド・メイレレス
【ジャンル】マインド・ホラー/アイデア賞
【公開年】2008年
<概要>
日本・ブラジル・カナダ合作の映画。
ジョゼ・サラマーゴの小説「白の闇」を原作とした作品。
突然失明する謎の病気が世界中に蔓延していく中、極限状況で露わにしていく様々な人間の本性を描く。
監督は「シティ・オブ・ゴッド」等を手がけたフェルナンド・メイレレス。
白人、黒人、ラテン人、アジア人と多様な人種が登場するのが特徴。
<あらすじ>
ある日、車を運転していた男が突然視力を失い、目の前が真っ白になる事態に見舞われる。
彼を診た医者によれば、眼球に異常はなく原因は不明だった。
その後、同様の患者が各地で続出、混乱が広がっていく。
感染症の疑いが濃厚となり、政府は緊急隔離政策を発動、発症者を隔離病棟へと強制収容していくが…。
177:
■ジェイコブス・ラダー(Jacob's Ladder)
【監督】エイドリアン・ライン
【ジャンル】マインド・ホラー/サスペンス
【公開年】1990年
<概要>
旧約聖書の「ヤコブの梯子の話」にヒントを得て製作されたサイコ・スリラー映画。
キャッチコピーは「人は、一日に一歩ずつ"ジェイコブの階段"を登っている。」
監督は「危険な情事」「運命の女」等を手がけたエイドリアン・ライン。
本作はホラーゲーム「サイレントヒル」に多大な影響を与えた事でも知られている。
主人公ジェイコブを「ショーシャンクの空に」「ミスティック・リバー」のティム・ロビンスが演じる。
<あらすじ>
ニューヨークの郵便局員ジェイコブは、最近夢と現実の区別がつかなくなるほど奇妙な出来事に遭遇していた。
疾走する地下鉄に乗る得体の知れない人々。自分を轢き殺そうとした車に乗る異様な人物。
そんな時、ベトナム時代の戦友から電話が入るが、相手は何かに怯えているような様子だった…。
178:
■時計じかけのオレンジ(A Clockwork Orange)
【監督】スタンリー・キューブリック
【ジャンル】マインド・ホラー/SF/バイオレンス
【公開年】1971年
<概要>
アンソニー・バージェスの小説「A Clockwork Orange」を原作とした映画。
欲望の限りを尽くす荒廃した自由放任と、管理された全体主義社会とのジレンマを描いた風刺的作品。
原作小説は「21章」から構成されるが、アメリカで最初に出版された際、
作家バージェスの意図に反し最終章である第21章が削除されて出版され、映画もそれを元に作られている。
監督は「博士の異常な愛情」「2001年宇宙の旅」等を手がけたスタンリー・キューブリック。
挿入された「雨に唄えば」が印象的だが、
主演のマルコム・マクダウェルが空で歌えるのがこの曲だけであったため、というのは有名な話。
<あらすじ>
近未来。毎日のように暴力や姦淫に明け暮れていた不良グループの首領アレックスは、ついに投獄させられてしまう。
そこで彼は、「ルドヴィコ療法」の被験者となることと引き換えに刑期短縮の機会を得る。
彼は攻撃性を絶つ洗脳の実験台に立たされるが…。
179:
■ゴーン・ガール(Gone Girl)
【監督】デヴィッド・フィンチャー
【ジャンル】マインド・ホラー/サスペンス/後味の悪い映画
【公開年】2014年
<概要>
ギリアン・フリンの小説「Gone Girl」を原作とした映画。
妻の突然の失踪をきっかけに、妻殺害の嫌疑で渦中の人となってしまう主人公の秘密と衝撃の顛末を描く。
不信感、過激な報道、経済がもたらす夫婦関係が赤裸々に綴られており、
作家のスティーブン・キングは彼の小説を手放しで賞賛した。
監督は「セブン」「ファイト・クラブ」等を手がけたデヴィッド・フィンチャー。
興収は制作費の約5倍の3億ドルを叩き出し、北米のデータでは作品の観客は60%が女性で75%が25歳以上だった。
<あらすじ>
結婚して5年目になるニックとエイミーは、誰もが羨む理想のカップルだった。
ところが結婚記念日に、エイミーは突然姿を消してしまう。
美しい人妻の謎めいた失踪事件は茶の間の注目を集め、小さな町に全米中からマスコミが殺到する。
次第にニックの不可解な言動が明るみとなり、彼はいつしか疑惑と批判の矢面に立たされていくが…。
180:
■悪魔のはらわた(Flesh for Frankenstein)
【監督】ポール・モリセイ
【ジャンル】エロティック・ホラー/グロテスク
【公開年】1974年
<概要>
イタリア映画。
男女2体の人造人間を交わらせ、完璧な新人類創造を目指すフランケンシュタイン男爵を描いた、
アングラの帝王アンディ・ウォーホル提供(制作は弟子)による異色ホラー。
異常な人々が織り成すグロテスクなドラマは猟奇譚となっている。
<あらすじ>
フランケンシュタイン男爵はドイツの伝統ある貴族の一族に生まれた。
彼は医学を志していたが、本当の研究目的は地上最高の優秀な人種を造り出すことにあった。
助手のオットーと共に着々と計画を進め、あとは男の人造人間に優秀な首を接合するだけだったが…。
181:
■ゾンビ・ストリッパーズ(Zombie Strippers)
【監督】ジェイ・リー
【ジャンル】エロティック・ホラー/ゾンビ・感染者
【公開年】2008年
<概要>
「エルム街の悪夢」のフレディ役のロバート・イングランドと、
「ポルノの女王」と呼ばれたポルノスターのジェナ・ジェイムソンが出演することで話題になった作品。
監督のジェイ・リーは、「本作は暴力的な社会体制を盲目的に受け入れること」を描いており、
元となっているのは劇作家イオネスコの『犀』(サイ)である」と語っている。
衝動的なシーンが多く、社会体制への批判はあまり感じられなかったが…。
<あらすじ>
アメリカ軍は度重なる戦闘によって兵力不足に陥り、兵士再利用のために死者を甦らせるウイルスを開発。
しかし、ウイルスの力が強力すぎたため研究所中が感染する事態になり、兵士が感染した上、そのまま逃げ出してストリップクラブに侵入。
感染した女の人間離れしたストリップがいつも以上に客に大受けし、ストリッパーたちは自ら望んで「ゾンビ・ストリッパー」になっていく…。
182:
■スピーシーズ 種の起源(Species)
【監督】ロジャー・ドナルドソン
【ジャンル】エロティック・ホラー/SFホラー
【公開年】1995年
【シリーズ】
「スピーシーズ 種の起源」「スピーシーズ2」「スピーシーズ3 禁断の種」(完結編)
「スピーシーズ4 新種覚醒」(ストーリーの繋がりはない)
<概要>
宇宙からの情報を基に人類が作り出した生命体の暴走を描くSFスリラー。
モンスターデザインは「エイリアン」のH・R・ギーガーが手がけている。
新人女優、ナターシャ・ヘンストリッジのヌードシーンが話題になり、人気を評した。
そのため美人の女優やモデルを起用して大々的に宣伝した続編が多く作られている。、
「スピーシーズX 美しき寄生獣」(Decoys)、「スピーシーズXXX 寄生獣の甘い罠」(Parasitic)、
「スピーシーズNEO」(A For Andromeda)などの便乗作品はシリーズとは無関係。
<あらすじ>
人類への地球外生命の返信は、人類のDNAと結合させることができる未知のDNA情報だった。
新たな生命体は3週間で少女へ急成長し、「シル」と名付けられた。
研究所所長のフィッチは、シルが12歳を過ぎ危険として実験終了を試みたが、彼女は逃走。
本能から子供を産もうとしており、交配できる人間の男性を探していた…。
パチもん
183:
■ソドムの市(SALO o le 120 giornate di Sodoma)
【監督】ピエル・パオロ・パゾリーニ
【ジャンル】プロパガンダ/エロティック・ホラー
【公開年】1975年
<概要>
SMのS(サディズム)の語源となったフランスの貴族・小説家マルキ・ド・サドの、
「ソドム百二十日あるいは淫蕩学校」を原作とした映画。
グロテスクな描写や性器の露出などの場面が非常に多く、世界中で公開禁止に追い込まれた。
監督のパゾリーニは本作を撮影し終えた直後、轢死体で発見された(享年52歳)。
構成はダンテの「神曲」を借りており、「地獄の門」 「変態地獄」などの四つの章から成る。
パゾリーニは同姓愛者としても知られていたが、それを含め、他人の変態性を覗き見る作品。
<あらすじ>
イタリアが連合国に降伏した後、残余のファシストたちは亡命政権を形成していた。
傀儡政権の権力者たち、大統領・大司教・最高判事・公爵の四人は、自分たちの快楽のために条例を新しく制定する。
その規定に従って美少年・美少女が狩り集められ、さらにその中から彼らの厳選した男女各9人が秘密の館に連れ去られる。
184:
■カノン(Seul contre tous)
【監督】ギャスパー・ノエ
【ジャンル】バイオレンス/エロティック・ホラー/マインド・ホラー
【公開年】1998年
【シリーズ】
「カルネ」「カノン」
<概要>
フランス映画の鬼才ギャスパー・ノエが世に送り出した問題作。英題は「I Stand Alone」。
この映画の前作という位置づけで「カルネ」という40分の短編映画がある。
>この感じはあれですね、あの人に似ているww
そう、悪名高き映画監督、ラース・フォン・トリアー監督!
「ダンサー・イン・ザ・ダーク」「ドッグヴィル」「アンチクライスト」で有名な監督。
「この監督ならではの独自の世界観がどうたらこうたら、だから傑作」解らん!
この「カノン」に関してはさっぱり解らん!ただひたすら不快だった。
ラース・フォン・トリアー監督の方が遥かに映画監督やってると思う。(抜粋)
<あらすじ>
かつて馬肉屋をしていた男は刑務所から出所後、愛人のもとで暮らしていたが、何もかもに嫌気がさし、
施設に入っている娘に会うためパリへ向かう。
やがて娘との面会が叶い、彼女を外に連れ出し安宿に入ることに…。
185:
■アレックス(Irreversible)
【監督】ギャスパー・ノエ
【ジャンル】エロティック・ホラー/サスペンス
【公開年】2002年
<概要>
「カルネ」「カノン」で世界的なセンセーションを巻き起こしたギャスパー・ノエ制作のフランス映画。
イタリアの至宝モニカ・ベルッチと、当時の夫であるヴァンサン・カッセルが共演している。
モニカ・ベルッチ演じる、およそ9分にわたる姦淫の描写は評価が分かれた。
ギャスパー・ノエの最新作は露骨な性を描写した3D作品「LOVE」(2015年)で、
第68回カンヌ国際映画祭で上映され物議を醸した問題作だが、日本公開も決定した。
<あらすじ>
パーティの夜。マルキュスはちょっとした諍いから婚約者アレックスを一人で帰してしまう。
その直後、アレックスは激しい暴行を受けてしまうのだった。
自責の念に駆られた彼は、友人でアレックスの元恋人、ピエールとともに犯人探しを開始する。
LOVE
186:
■スクラップ・ストーリー ある愛の物語
【監督】若松孝二
【ジャンル】ヒューマン・ドラマ
【公開年】1984年
<概要>
ホラー映画ではないが、禁忌的な映画の1つとして語られている作品。
未だにソフト化がされていない、もしくは永遠に不可能と言われている。
監督は「ピンク映画の黒澤明」こと若松孝二。映画「キャタピラー」等も手がけている。
主演の田中みおは当時13?14歳でヌードモデル役を演じており、フルヌードやベッド・シーンも演じている。
この時代は、それだけ少女の裸に対して寛容だった。
また、発売された少女ヌードの多くは、ヘアの生えてない局部がそのまま写し出されていた。
<あらすじ>
ぼくが康子に出会ったのは新宿の小さな芝居小屋だった。
そして、その日から康子はぼくのアパートに住みついてしまった。
彼女は家のこと、両親のことなど、何を尋ねても答えようとしなかった。
187:
■渋谷怪談
【監督】堀江慶
【ジャンル】Jホラー
【公開年】2004年
【シリーズ】
「渋谷怪談」「渋谷怪談2」
【関連作品】
「渋谷怪談 サッチャンの都市伝説」(ドラマ 全14話)
「渋谷怪談 THEリアル都市伝説」(映画)
<概要>
かつて恐怖の対象だった「妖怪」や「幽霊」が憧憬の対象となり、
代わって都市の闇を具現化した「都市伝説」をもとに製作された作品。
「だるま」「星を見る少女」「コインロッカー・ベイビー」など、著名な都市伝説が題材とされている。
渋谷を舞台としたのは、日本の繁華街は都市伝説に不可欠である若者たちの流行や噂話の発信源であった事から。
監督は「透明少女エア」「空の境界」等を手がけた堀江慶。
<あらすじ>
女子大生のリエカはある日、友人の夕栞、愛と共に別の大学の男子学生との合コンキャンプに参加した。
キャンプ場に着くとリエカは奇妙な声を耳にするが、それをかき消すように合コンは盛り上がる。
しかし数日後、東京に戻ったキャンプ参加者たちの身に謎の失踪や変死といった不可解な出来事が生じ始める…。
若い
188:
■不安の種
【監督】長江俊和
【ジャンル】Jホラー
【公開年】2013年
<概要>
中山昌亮の漫画「不安の種」を原作とした映画。
日常からわずかにズレたところで不気味な怪異が生じた瞬間を切り取る。
原作に登場する「オチョナンさん」などは有名なキャラクターとなっている。
監督は「放送禁止」シリーズの長江俊和。
<あらすじ>
地方都市でバイク便ライダーをしていた巧は、ある日バイク事故の現場に遭遇し、怪我をした青年・誠二に助けを求められる。
それを機にバイク便の仕事を辞めた巧は、新しいバイト先で陽子という女性に出会うが…。
189:
■感染
【監督】落合正幸
【ジャンル】Jホラー
【公開年】2004年
<概要>
「世にも奇妙な物語」の1作品「急患」を原作とした映画。
一瀬隆重プロデュースのホラー映画ブランド「Jホラーシアター」の第一弾として、「予言」と共に封切りされた。
監督は「催眠」「呪怨 終わりの始まり」等を手がけた落合正幸。
古びた病院を舞台に、未知の症状を示す急患によって運び込まれた謎のウィルスが蔓延していく恐怖を描く。
医師・赤井役を務めた佐野史郎の怪演は相変わらず素晴らしい。
主演・佐藤浩市の主人公感は安定しており、それにも増して高嶋政伸の演技が仕上がっている。
<あらすじ>
とある古い病院。国からの援助も見放され、過酷な状況にも関わらず多くの患者を抱えるスタッフ達は疲れ切っていた。
ある夜、全身に火傷を負った患者の容体が急変、医師の措置も虚しく、医療ミスによって患者を死なせてしまう。
自分の身を案じた医師・秋葉と魚住はミスの隠蔽を決める。
そんな時、未知のウイルスに感染した患者が運ばれてきた。
190:
■@ベイビーメール
【監督】中村義洋
【ジャンル】Jホラー
【公開年】2005年
<概要>
「リアル鬼ごっこ」でデビューしたホラー作家・山田悠介の小説「@ベイビーメール」を原作とした映画。
監督は「ほんとにあった!呪いのビデオ」シリーズの構成・ナレーションを務める中村義洋。
原作が面白かった(読んだのは題材と同じガラケー時代)ため映画版も調べてみたが、巷の評価は低い。
<あらすじ>
ある夜、住宅街で不可解な猟奇殺人が発生する。
被害者の女性は、腹部を無残に裂かれ、そこから臍の緒が飛び出していた。
同じ時刻、奇妙なメールが高校教師・斉藤雅斗の恋人、朱美のもとに届く。
そこには「…私の子供を育てさせてあげる。」という謎の文字が書かれていた。
191:
■狗神
【監督】原田眞人
【ジャンル】Jホラー
【公開年】2001年
<概要>
読み方は「狗神(いぬがみ)」
「死国」に続いて坂東眞砂子が手がけた小説「狗神」を原作とした映画。
高知県の尾峰を舞台に犬神(狗神)憑きや、
それにまつわる差別・伝承や兄妹による近親相姦を題材にした悲劇と恐怖を描く。
監督は「魍魎の匣」「クライマーズ・ハイ」等を手がけた原田眞人。
<あらすじ>
尾峰のある村に住む41歳の美希は、紙漉きで和紙を作りながら慎ましく暮らしていた。
彼女は10代の頃、それと知らずに実兄の隆直と肉体関係を持ち、彼に裏切られた上、
子供を死産したという辛い過去があり、人生も恋も諦めて過ごしていた。
しかし、やがて彼女は近くの中学校に赴任してきた青年・晃に魅かれていく。
192:
■オールナイトロング
【監督】松村克弥
【ジャンル】Jホラー/グロテスク
【公開年】1992年
<概要>
監督は「き・れ・い?」「天心」等を手がけた松村克弥。
全編に血しぶきが溢れる過激な残虐描写で、「ギニーピッグ」シリーズを継承する作風が話題を呼んだ。
そのため映倫の審査員全員は成人指定にしようとしたものの、松村監督と大揉めしたためR指定止まりになった。
日本では4作目と5作目はDVD化されているが、1?3作目はビデオソフトのみ(現時点の詳細不明)。
<あらすじ>
慎治、徹也、健介の少年3人は女子高生を狙った通り魔殺人を目撃した時から友達になった。
ある日、健介が彼女連れのパーティーを計画する。
慎治は彼女を作り幸せな青春を手に入れかけるも、二人を狙った不良少年達に襲撃されて傷を負い、
彼女は無残に姦淫され死んでしまう。
彼らは不良少年達への復讐を計画するが…。
193:

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