メリーさん「すみません、私メリーと言う者ですが・・・」【完結編】back

メリーさん「すみません、私メリーと言う者ですが・・・」【完結編】


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>>118
確かにwww
122: 以下、
wktk
124: efficus ◆3dGTQi3jXk 2007/06/20(水) 21:57:51.07 ID:/iIPo7Fs0
この2日を通して感じた事がある。
貼り紙を交番の前の掲示板にも貼った。
その際、数々の貼り紙があったが
ひき逃げ事故の貼り紙は僕のだけだった。
それに、貼り紙を貼っても警察からなんの注意もない。
警察は使い物にならない。
警察に連絡しても、僕が動きづらくなるだけだ。
そして、一番気にかかるのは
あいつがなぜ僕の住所を知っていて。
なぜ親が留守の時に来たのかだ。
一番考えたくなかった事が脳裏をよぎる。
犯人は僕の身近な人間。
125: 以下、
>一番考えたくなかった事が脳裏をよぎる。
>犯人は僕の身近な人間。
(((( ;゚Д゚)))ガクガクブルブル
126: 以下、
こ、これはまさか…?
wktk
130: 以下、
も、もしかして!!!!!
132: 以下、
もしや犯人は
メリーさん
133: 以下、
>>132
それはない
135: 以下、
>>132
ソレはあんまりだ
136: efficus ◆3dGTQi3jXk 2007/06/20(水) 22:05:34.57 ID:/iIPo7Fs0
それしか考えられないだろう。
情報を整理する。
覆面にタックルした時の体付きから言って
まず男で間違いないだろう。
そして、電話番号で僕の住所がわかって
毎週木曜日は親がいない事を知っている人物。
すべてに当てはまる人間はそう多くは無い。
犯人の目星は着いた。
僕は、今日決着がつくとわかった。
夜が明けたら聞かなければならない事がある。
浩平に。
140: 以下、
まさか・・・・!!!
143: 以下、
キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!!
142: 以下、
wktkが止まらない
147: 以下、
この流れは・・・怖い
148: efficus ◆3dGTQi3jXk 2007/06/20(水) 22:12:29.63 ID:/iIPo7Fs0
夜が明ける。結局一睡もできなかった。
だが毎日の日課はこなす。
洗面所へ行き疲れた顔に冷たい水をかける。
そして、朝は適当にパンを焼いて食べた。
制服に腕を通し。準備は整った。
雨は相変わらず降り続けていた。
玄関で傘を、と思ったが。
しまった。メリーさんに貸したままだ。
午後からは雨が上がると天気予報で言っていたが。
しょうがない、バスまで走ろうと玄関を開けた時。
一番会いたかった顔がそこにあった。
「おはようございます」
メリーさんが黒い大きな傘を持って立っていた。
157: efficus ◆3dGTQi3jXk 2007/06/20(水) 22:24:53.86 ID:/iIPo7Fs0
「おはよう」
と、メリーさんの顔を見たら少し緊張がほぐれた。
「ごめんなさい!ずっと傘借りっぱなしで
 困ってるかと思って迎えに来ました。」
ペコペコと頭を下げるメリーさんが可愛い。
長年の夢だった朝、女の子が家に迎えに来ると言う
シチュエーションが叶い、僕は感激していた。
朝起こしてくれたら完璧だったのにと、図々しいを思う。
「どうかしましたか?」
「いや、なんでもないよ
 それじゃあバス亭まで行こうか」
僕達は歩きだした。
朝女の子に起こされる夢は叶わなかったけど
メリーさんと相合傘で登校しているだけで幸せだった。
158: 以下、
wktkがとまらない
168: efficus ◆3dGTQi3jXk 2007/06/20(水) 22:33:59.63 ID:/iIPo7Fs0
メリーさんに深夜の出来事を話そうかと思ったが
おそらく心配させてしまうかもしれないし。
優しいメリーさんの事だ、自分を責め立てるだろう。
それに、なぜ引き出しから火が出るんですか?と聞かれたら
説明しづらい。
深夜の出来事は墓場まで持っていこう。
だが、これだけはどうしても言っておかなければならない。
バス亭でバスを待つ間、僕は切り出した。
「メリーさん」
はい?と、小動物のように首を傾げるメリーさん。
「たぶん…犯人わかった。」
メリーさんの顔が強張る。
「そう…ですか…」
そう言って一度うつむいたが
すぐに真っ直ぐな目で僕を見てきた。
「まだ確証はないけど、今日決着をつける」
メリーさんは力強くうなずいた。
バスが来る。中には浩平が乗っているはずだ。
171: 以下、
187: efficus ◆3dGTQi3jXk 2007/06/20(水) 22:46:24.89 ID:/iIPo7Fs0
バスの扉が開き、傘を閉じ中へ入る
そして一番後ろの席を目指す。
浩平が5人分の席を占領している後ろの席へ。
後ろからメリーさんも付いて来る。
「おはよう」
「やぁ。ん…?疲れているようだな
 顔色が悪いぞ?」
いつもの調子で浩平が言う。
「そんな事はどうだっていいんだ
 聞きたいことがある」
「俺に答えられる事ならなんでも答えよう」
そして僕は浩平の耳元で最後の鍵となる質問をした。
メリーさんが不安そうな顔でこっちを見ている。
「ふむ…確かにその通りだ」
僕は黙り込む。
浩平も察してくれたのか、いつものように話しかけては来ない。
他の席の生徒達ががやがやとうるさかったが
一番後ろの席はバス亭に着くまで終始無言だった。
202: efficus ◆3dGTQi3jXk 2007/06/20(水) 22:57:11.01 ID:/iIPo7Fs0
バス亭で降り、傘をさす。
浩平に先に行くと言って僕は、僕達は。
急ぎ足で学校へと向かう。
今ならまだ間に合うはずだ。
確証は得た。
おそらく確実にあいつだろう。
メリーさんは何も言わず付いて来る。
降りしきる雨、ズボンの裾が雨で濡れたが気にしない。
そして僕は目的の人物を見つけた。
前に回り、歩みを止める。
「おはようございます」
いつもの無愛想な顔でこちらを見て、何も言わない。
言ってしまえばもう止まれない。
僕は最後の決め手となる事を言った。
「その腕、どうしたんですか―― 先生。」
214: 以下、
>>202
な、何だってぇぇぇぇ!?
203: 以下、
キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!!
205: 以下、
来たな。クライマックスwktk
209: 以下、
これはwww
210: 以下、
いやぁぁぁぁぁぁ
216: 以下、
なんというどんでん返し
この>>1間違なく策士
252: efficus ◆3dGTQi3jXk 2007/06/20(水) 23:16:25.02 ID:/iIPo7Fs0
メリーさんを跳ねて河原へと落とし、
僕までも殺そうとした犯人。
英語科教師、兼僕の担任。坂井先生。
さっき浩平に聞いたのはこうだ
「坂井先生は一ヶ月前ぐらいから
 歩いて学校に来てなかったか?」
浩平はそうだと言った。
僕は知っているSHRがいつも短いのは
僕達生徒の事などに興味なんてないから。
自分の事しか頭に無い。
それに気づいてから僕はこの先生が大嫌いになった。
坂井先生が口を開く。
「…話がある、放課後残れ。」
冷たい声でそう言った。
「こっちこそ話があります」
と、僕も負けずに冷たい声で言ってやる。
指定してきた場所はいまは使われていない
焼却炉前。勝負は放課後。
もう戻れない。
257: 以下、
263: 以下、
これは…
wktkがとまらない
303: efficus ◆3dGTQi3jXk 2007/06/20(水) 23:48:10.18 ID:/iIPo7Fs0
僕はそう言い残し、先に行く。
先生から遠ざかった所で黙っていたメリーさんが言う。
「どうしてですかっやめてください!危ないです!!」
メリーさんが怒っているのをはじめて見た。
目に涙を浮かべながら叫ぶ。
ああ、こうなるとどうすばいいか困る。
と、思いっているとメリーさんが突進してきた。
僕の胸の部分に顔をうずめ、背中の後ろを手で掴まれる。
身動きが取れない。僕はメリーさんに抱きつかれていた。
「お願いですから…危ないことは…」
僕の胸で泣いている。
僕は女の子に抱きつかれたと言うことよりも
メリーさんはどうしたら泣きやんでくれるかそればかり考えていた。
ポン、とメリーさんの頭に手を置き僕は言った。
「大丈夫、学校じゃ派手な動きはできないよ
 ただ話し合いするだけだから、危ないことはしないよ」
そのままメリーさんの頭を撫でる。
「…本当ですか?」
メリーさんが顔を上げ、上目遣いで聞いてきた。
「大丈夫」
と力強く言いうとやっとメリーさんは離してくれた。
330: efficus ◆3dGTQi3jXk 2007/06/21(木) 00:02:10.81 ID:GCzWKDH10
学校に着き、メリーさんとはしばしの別れ。
メリーさんは花子さんに相談しに行くと言っていた。
僕は教室へ、しばらくすると浩平が入ってきた。
浩平に話そうかと思ったが、浩平にまで危険が及んだら僕のせいだ。
すべてが終わったら話そう。
そして坂井先生が入ってくる。
一度だけ目が合ったがすぐ逸らす。
そしていつもの短いSHRが終わる。
今日は英語の授業は無い。
次に顔を合わすのは放課後だ。
そして、1時間目が始まる。
今日ばかりは真面目に受けよう。
588: efficus ◆3dGTQi3jXk 2007/06/21(木) 23:23:12.58 ID:GCzWKDH10
4時間目終了のチャイムが鳴る。
真面目に4時間きっちり受けたのはひさしぶりだった。
各教科の教師が口を揃えて今日は寝ないのかと
言って来たのがムッと来たが。
まぁ自業自得だろう。
僕はクッと背伸びをし
昼食のカレーパンをバックから取り出す。
そして一口、二口と味を噛み締めた。
そろそろカレーパンの買い置きが無くなりそうだ。
買いに行かなくては。
僕はパンを食べ終え、ガムを口に放り込み。
日課となった男子トイレへと向かった。
590: 以下、
>>588
wktk
593: 以下、
>>588
すごく・・・・・・・・・wktk・・・・・・です。
600: efficus ◆3dGTQi3jXk 2007/06/21(木) 23:33:39.77 ID:GCzWKDH10
扉を開ける。
メリーさんはいない、いるのは花子さんだけ。
いつも通りの指定席に座っていたが
めずらしく、タバコは吸っていなかった。
花子さんはやっと来たかと言わんばかりに
こちらを見ていた。
「で、どういう作戦なんだ?
 下手すりゃ死ぬぞ」
花子さんが真面目な顔で聞いてきた。
事情はあらかたメリーさんが話したのだろう。
今朝、メリーさんに言った事は嘘だ。
危ない事はしないと言ったが
まず間違いなくあいつは僕を殺しに来るだろう。
危険を冒さなければ、あいつを警察に突き出す事もできない。
虎穴になんとかだ。
僕の考えを花子さんへと伝えた。
615: efficus ◆3dGTQi3jXk 2007/06/21(木) 23:58:31.97 ID:GCzWKDH10
すべて話した後、花子さんは
ため息をつき、ポケットからタバコを取り出し
口に咥え、火をつけた。
紫煙があたりに立ち込める。
「妥当だが…失敗する確立のほうが高いぞ 
 悪いことは言わん、やめとけ」
「それでも僕はやる」
言うと思った、そっくりだ。と
花子さんはいい、再びため息をついた。
と、急にドアからメリーさんが入ってきた
「花子さん、お使い済みまし…あっどうも!」
メリーさんは僕に気づくと深々とお辞儀をする。
つられて僕もどうも、と言い頭を下げてしまった。
花子さんが、まったくお前らは。と言って
優しい目でこちらを見ていた。
掃除開始のチャイムが鳴る。
今までの感謝を込め、しっかりと掃除する事にしよう。
632: efficus ◆3dGTQi3jXk 2007/06/22(金) 00:11:11.82 ID:VuOrYTvB0
ゴシゴシとデッキブラシで
床を擦り、水で流した所で
チャイムが鳴った。
5,6時間目が始まるので教室へ行かなければならない。
「花子さん、いろいろとありがとう」
今日は、素直にそういった。
「別にお前の為じゃないさ」
と、照れくさそうに言う花子さん。
「小学生に世話になるとは思わなかったけど
 本当に感謝してる。」
「死んで来い。」
冷たく言い放たれてしまった。
最後かもしれないジョークなのに、結構傷ついた。
僕が扉を開け、出て行こうとすると
おい!。と花子さんに呼び止められた。
「それじゃあな」
と、手を振っていた。
何のことかよくわからず、とっさに僕も手を振った。
じゃあ、と短く言い残して。
僕はトイレを後にした。
860: efficus ◆3dGTQi3jXk 2007/06/22(金) 20:32:39.24 ID:VuOrYTvB0
メリーさんに放課後教室で落ち合おうと伝え。
残りの5,6時間目に挑む。
なんとか平常心を保てていた
午前とは違い。
放課後へと時間が向かうにつれ
緊張感が増していく。
正直な話逃げたい衝動に駆られたが
なんとかそんな気持ちに蓋をしめた。
そして、6時間目終了のチャイムがなる。
授業は終わり、放課後が始まった。
862: 以下、
wktk
863: 以下、
さて、見届けさせてもらうぜ>>1
867: efficus ◆3dGTQi3jXk 2007/06/22(金) 20:42:10.28 ID:VuOrYTvB0
さすがに校内に生徒が残っている内は
先生も来ないだろう。
まだ少し時間がある。
次々と教室から人が出て行く。
浩平が話しかけてきた。
「事情は知らんが
 大一番って顔だな、がんばれよ」
本当に何者なんだろうかこいつは
おう。と一言いい、浩平を見送った。
そして静まり返る教室。
いつのまにか雨は止んでいた。
868: 以下、
wktk
さぁ、いこうか。
873: efficus ◆3dGTQi3jXk 2007/06/22(金) 20:53:19.26 ID:VuOrYTvB0
そーっと教室を覗き込む人影。
メリーさんだ。
メリーさんは誰もいない事を確かめると
教室へ入って来た。
「これから行くんですよね?」
不安げな表情でメリーさんが聞いてくる。
僕は無言でうなずいた。
「本当に危なくないんですよね?」
さらに聞いてくる。
「大丈夫、危なくないよ。でも万が一の時は
 メリーさんに手伝って欲しい事があるんだけど」
「私にできる事ならなんでもします」
と、強い眼差しで了承してくれた。
メリーさんに作戦を伝え、準備を整える。
細工は流々。
878: efficus ◆3dGTQi3jXk 2007/06/22(金) 21:04:20.44 ID:VuOrYTvB0
そろそろ、校舎に残っている生徒はあらかた外に出ただろうか。
僕とメリーさんは指定された焼却炉へと向かう。
焼却炉がある校舎裏の周りはブロック塀で囲まれており、
中へ入るには校舎からしか入れない。
以前は使っていたがようだが法の改正で
焼却炉が使用禁止になってからは
資材やゴミ置き場として使われている。
生徒が立ち入ることは学期末の大掃除くらいだ。
聞かれたくない話をするには持って来い。
僕にとっては危険で先生にとっては好都合。
そんな場所へと続く扉を僕は開けた。
880: 以下、
どうなる・・・
882: 以下、
これはwktk
886: efficus ◆3dGTQi3jXk 2007/06/22(金) 21:25:22.44 ID:VuOrYTvB0
先生はまだいない。
僕はとりあえず中へ入り中を見渡す。
ゴミや机、資材などが所どころに固められている。
下に生えている雑草は雨露で濡れていて
歩くたびに靴の中が湿ってくる。
吹く風が涼しい。心を落ち着けようと
雨上がりの空を見ると赤く、毒々しい夕焼け空だった。
バタン!と扉が閉まる音が響く。
あわてて振り向くとドアの前に先生が立っていた。
しまった。
ぼうっとしていて出口を塞がれてしまった。
先生は無愛想な顔でずっとこっちを見ている。
僕も何も言わず睨み付けた。
張り詰めた空気が漂う。
先に先生の方が口を開いた。
895: efficus ◆3dGTQi3jXk 2007/06/22(金) 21:39:53.00 ID:VuOrYTvB0
「ここはいい場所だな」
たしかにここはいい場所かもしれない
風は気持ちいいし、人はいなく
秘密の場所のような感じだ。
「人は来ないし、血の片付けも簡単だ
 おまけに焼却炉まである」
と、焼却炉を指差し淡々と言う。
そう意味か、どうやら本当にここで殺すらしい。
あらためてこいつの冷酷さを感じる。
先生が内ポケットに手を突っ込み、再び取り出すと
手には折りたたみナイフが握られていた。
パチンっとナイフの刃を出す。
刃が内側に湾曲していて動物の爪のような形だった。
緊張感が走る。
896: 以下、
きたあ
899: 以下、
wktk
901: 以下、
 + (0゚・∀・)ワクテカワクテカ
925: efficus ◆3dGTQi3jXk 2007/06/22(金) 22:20:43.47 ID:VuOrYTvB0
「なんで…すぐ助けなかったんですか?」
僕は低い声で言う。
「あの事か。女一人の為に人生滅茶苦茶にされてたまるか。
 証拠はあらかた消し、警察の上部に高い金を渡し、
 後は外車が修理から返ってくれば俺の生活は元通りだった。
 それをお前が今更になってあの貼り紙だ」
よけいな事を。と、先生が言う。
僕は気がつくと拳を作っていた。
ぶん殴ってやりたい衝動に駆られたがこらえる。
「ところで何故おまえが俺の車を知ってるんだ」
少しづつ近づいてくる先生。
「聞いたんですよ…本人に」
なにを馬鹿な事を、と鼻で笑う先生。
「まぁなんでもいいか」
と、ゆっくりと歩いてきた先生が
突然走り出し、迫ってきた。
僕は突然のその行動に、一瞬反応が遅れてしまった。
すぐに後ろに下がったがすぐに追いつかれる。
僕の腹にナイフの刃が当たる。
そして、思いっきり横に引き裂かれた。
927: 以下、
うわーーーーーーーーー
928: 以下、
うわぁ一発目からそんな・・・
941: 以下、
きたい
946: efficus ◆3dGTQi3jXk 2007/06/22(金) 22:38:15.43 ID:VuOrYTvB0
ネクタイが切れ、制服がブチブチと裂ける。
だが血は吹き出ない、その変わり地面に落ちてきた物は
「教科書?」
先生が呆気にとられている。
僕は後ろへと跳ぶ。
映画で見てからずっとやってみたかった。
僕は、ここに来る前に教科書を体に巻きつけていた
精一杯の皮肉を込め、英語の教科書を。
少し厚さに欠けていたいたのか、軽く血が出ていた。
だが作戦の第一段階は成功。
ここからは正当防衛。
無抵抗の生徒を教師がナイフで傷つけたとなれば警察沙汰だろう。
どうにかして逃げれば僕の勝ち。
先生がこっちを睨みつけ、再び迫ってきた。
続けて作戦第2段階
「メリーさん!」
77: efficus ◆3dGTQi3jXk 2007/06/22(金) 23:58:49.91 ID:VuOrYTvB0
「はい!」
ずっとそこにいたメリーさんが
傘を投げる、親父の傘を。
僕はそれを受け取った。
先生が驚いていた。
そうだろう、いきなり傘が出現したのだから。
世の手品師は案外幽霊と友達なのかもしれない。
傘を手にした僕。傘対ナイフ。
迫ってくる先生に向かって
僕は渾身の力で傘を振るった。
リーチでは僕が勝ち、先生の顔面へと当たる。
怯む先生。チャンスと言わんばかりに傘を振り上げた。
先生は手を交差し上部にガードを固めたが
それはフェイント。
傘では無く傘の柄を握った拳で顔を殴る。
先生が体勢を崩す。
100: efficus ◆3dGTQi3jXk 2007/06/23(土) 00:13:23.56 ID:lopreZb60
ふらついたかと思ったが
その瞬間ナイフで突いてきた。
僕はとっさにボタンを押し、傘を広げる。
ビリッ!と音がし、ナイフが傘の布を突き抜けた。
だが僕には届かない。
傘を手放し、先生の懐へと回りこみスーツの襟を掴んだ。
体育の授業ではメリーさんに見せられなかったが
今ならいける。
バランスを崩した先生は軽い。
僕は最大の力で背負い投げを仕掛けた。
どうやら僕は女の子が見ていると力が出るらしい。
空中で手を離し、先生が宙を舞う。
そのまま資材置き場へと頭から突っ込む先生。
誰がどうみても一本。
第2段階、奇襲攻撃。
成功。
101: 以下、
うおおおおおおおおおおおおお
102: 以下、
柔道きたああああああああ
103: 以下、
盛 り 上 が っ て ま い り ま し た
107: 以下、
ちょっと意外な伏線回収ktkr
127: efficus ◆3dGTQi3jXk 2007/06/23(土) 00:26:38.57 ID:lopreZb60
一矢は報いた。
作戦は最終段階へ。
最後は逃亡。
勝ちは確定したようなものだ。
今がチャンスとメリーさんと共に扉へと走る。
先生が起き上がってきたが
僕が扉へと辿り付く方が早かった。
ドアノブに手をかける。
ガチャ…ガチャガチャ!と、激しく
ドアノブを回転させるが開く気配はない。
鍵――!
しまったっあの時鍵をかけられて!
相手は教師なのだ。
学校の鍵を入手する事なんて簡単じゃないかと。
今更ながらに気づき、愕然とする。
ざわっと後ろに気配がし振り向くと、
頭から血を流し鉄パイプを持った先生が立っていた。
129: 以下、
/(^o^)\
130: 以下、
うわあああああああああああ
132: 以下、
にげてええええええええええええ!!!
137: 以下、
クライマックスwktkが止まらない。
174: efficus ◆3dGTQi3jXk 2007/06/23(土) 00:47:38.32 ID:lopreZb60
「危ない!」
と、メリーさんが叫んだ。
その声に反応し、咄嗟に右手で顔を守る。
振り下ろされた鉄パイプ。
ゴンッ!と鈍い音がして、僕の腕に激痛が走った。
かはぁっ!っと息が吸えなくなるほどの痛み。
腕が上がらない。
骨折れたか、ヒビが入ったのはまず間違いない。
再び鉄パイプが振り下ろされる。
横に跳びなんとか避けるが
そこは逃げ場の無いブロック塀。
やばい、次は逃げられないし左手だけじゃ
防ぎ切れない。
先生の無愛想な顔が見たことも無い
怒りの表情をしている。
「死ね!」
そう言って鉄パイプを振り降ろす先生。
あ、ダメだ死ぬ。そう感じた。
辺りがスローモーションのように見えた。
振り下ろされる鉄パイプがゆっくりだ
その向こうでメリーさんが何か叫んでいる。
メリーさん、ごめん。僕は目を閉じた。
175: 以下、
あああああああああああああああああああ
179: 以下、
メリーさん、がんばれ
182: 以下、
ああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ
191: 以下、
wktkがとまんねぇーーー
210: efficus ◆3dGTQi3jXk 2007/06/23(土) 01:05:07.06 ID:lopreZb60
ガン!と音が響いく。
だが僕に痛みは無い、ゆっくり目を開けた。
そこには傘。
さっきまで向こうに転がっていたはずの黒の大きな傘。
それが振り下ろされた鉄パイプを止めていた。
「なん…で…?」
先生の顔がある方向を向いて青ざめている。
その方向に目をやると傘の芯の部分が鉄では無く。
足。
人間の足だった。
「危なかったな、あとちっとであの世逝きだったぞ?」
がはははは!と豪快な笑い声。
メリーさんでも先生でも、もちろん僕でも無い。声。
傘が…しゃべっていた。
懐かしい声、だけど2度と聞けなかったはずの声。
忘れようにも忘れられないその声は。
「親…父…?」
212: 以下、
おやじいいいいいいいいいい(´;ω;`)
213: 以下、
親父ktrrrrrrrrrrrrrrrrrrrrrrrrrrrrrrr!11111
216: 以下、
おやぢいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいい
217: 以下、
親父・・・・
218: 以下、
ここで親父……
キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!!
224: 以下、
やべぇこれは熱い
225: 以下、
新ジャンル「唐傘O☆YA☆GI」
233: 以下、
( ;∀;) イイオヤジダナー
235: 以下、
これは予想外wwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww
259: efficus ◆3dGTQi3jXk 2007/06/23(土) 01:30:19.99 ID:lopreZb60
呆然としている先生に傘が片足で
ドロップキックをかます。
先生は吹っ飛び2回転してやっと止まった。
突然、傘がスーっと人の形へと変っていく。
下駄に黒い浴衣、一箇所大きな穴が開いてるのは
さっきのナイフの穴だろうか。
そして顔はまぎれもない僕の親父だった。
「親父…成仏してなかったのか?」
「まぁな、なんの因果か今は唐傘やっている。
 人生何があるかわからないな。がはははは!」
懐かしい、耳に付く豪快な笑い。
「そんな事より、あのお嬢さんに感謝しな」
と、いきなり真面目な顔をして言った。
お嬢さんとはメリーさんの事か。
「オレは日のある内は外にでれねぇ
 だが、こうしてオレが息子の大一番に
 出てこれたのはあのお嬢さんが
 滞在期間をすべてオレに譲歩したからだ。」
なんだって…。
「あのお嬢さんは今日の0時で消える」
メリーさんの方を見ると安堵の表情をしていた。
なんでそんな顔ができるんだ。
自分が消えるって言うのに。
また、僕のせいで…。
260: 以下、
メリイイイイイイイイイイイイイ(´;ω;`)
261: 以下、
全俺が泣いた
262: 以下、
メリーさん・・(´;ω;`)ブワッ
263: 以下、
ああああああああああああああああああああ
266: 以下、
メリーすわぁぁあああああああああああああん
301: efficus ◆3dGTQi3jXk 2007/06/23(土) 01:42:52.39 ID:lopreZb60
「う、うわぁぁぁあ!!!」
と、いきなり叫び声と共に起き上がった坂井が
鉄パイプを持って迫ってきた。
標的は親父。
だが親父は振り返ろうともしない。
振り下ろされる鉄パイプ。
親父はぎりぎりの所でかわす。
そしてそのままぐるんと周り、遠心力付きの
回し蹴りが炸裂した。
腹部にけりを受けドアの所まですっ飛ぶ坂井。
「親子水入らずだ!黙ってろ!!」
と、言い放った。
「つ、強くなったな…親父」
「はっ!おまえもな!」
がははは!と笑い声が響く。
ガチャン!と言う音と共にドアの方を見ると
坂井がいなかった。
331: efficus ◆3dGTQi3jXk 2007/06/23(土) 01:58:04.36 ID:lopreZb60
一気に辺りが暗くなってきた。
夕日が沈むと共に、親父の体が透けていく。
「親父!?」
「ああ、オレにとって日の出のうちに出るのはタブーだ
 滞在期間をすべて使っても間に合わないほどのな
 まぁそんな事はどうだっていい」
親父は本当に自分の事はどうだっていいような口ぶりで続ける。
「逃げたあいつの事はオレにまかせろ、知り合いに頼んである。
 お前はあのお嬢さんの果たせなかった事を果たせ
 お嬢さんは気づいてるはずだ」
そうなのと、メリーさんの方を見ると
静かにうなずいた。
親父の体はどんどん見えなくなっていく。
「時間か…。いいか、絶対に女は泣かすなよ?」
何度も聞いたセリフを久々に聞いた。
僕は強くうなずく。
「それと、母さんによろしく言っといてくれ
 …じゃあな、元気で暮らせよ」
「親父も…元気で」
がはははは!と握手を交わしたところで夕日が沈み。
手からあのがっしりとした感触がゆっくりと消えていった。
残ったのは黒く、大きな傘。
袖で目を擦り、それを拾い上げた。
「行こう!メリーさん」
335: 以下、
>>331
ktkr
340: 以下、
>>331
おやじかっこよすぎるだろ…常識的に考えて。
334: 以下、
(´;ω;`)おやじ…
360: efficus ◆3dGTQi3jXk 2007/06/23(土) 02:18:27.10 ID:lopreZb60
はぁはぁと荒い息使いが暗い校舎に響く。
俺は幽霊なんて今まで信じてなかった。
でも、さっきから見えるあれはなんだ?
青白い顔の暴走族のような服装の男達。
腕がなかったり、足が無かったりと生きてる人間は
ありえないほどの致命傷。
そいつらが行く手を遮り、後ろから追いかけてくる。
階段を上がり、上がり、上がり。
逃げても逃げても追いかけてくる。
はぁはぁと、どんどん呼吸が乱れ、
何度も何度もつまずいては起き上がり。
必死で逃げた。怖い、外へ出たい。
今度は後ろからだけではなく、前にも見えた。
なんとかやりすごすそうと
とっさに横の扉へと入る。
息を整えようと深呼吸をする。
と、タバコに匂いがした。
顔を上げるとそこには
バケツを裏返しにして座っているポニーテールの女の子。
その子がタバコを口に咥え紫煙を吹かしていた。
「な、なんでこんな所に小学生が…?」
するとその小学生の顔つきが変わり
突然ジャンプし、さらに窓の枠の突起に足をかけ、より高く。
そのまま空中で一回転した。
重力と遠心力のついた強力な踵落しが坂井の延髄に決まった。
そのままトイレの床に倒れる坂井。
そしてそのポニーテールの小学生は言い放つ。
「私しゃ20だ!」
363: 以下、
花子テラGJwwwwwwwwwwww
365: 以下、
花子さぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁあぁぁんんんん!!
367: 以下、
ほわほわほわほわ花子さぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁあぁぁんんんん!!
369: 以下、
花子は俺の嫁
371: 以下、
やべえ、wktkが止まらねえwwwwwwwwwwwwwwwwwww
390: efficus ◆3dGTQi3jXk 2007/06/23(土) 02:38:52.44 ID:lopreZb60
親父の言葉を信じ後はまかせ、
メリーさんと共に学校を出る。
どこへ行くのかと聞いたところ事故現場らしい。
もうすぐメリーさんとはお別れ。
そう思っただけで胸が苦しくなった。
「あ、あの!…いや何でもないです…」
と、メリーさんが言って来た。
「何?気になるけど」
「いや、たいした事じゃないんですけど…」
もじもじと下を向くメリーさん
「あの!手…繋いでもいいですか?」
僕は何も言わずメリーさんの手を握った。
「手、小さいね」
「手、大きいですね」
そんな事を言いながら歩いていった。
空を見上げればすっかり夜。
星が輝いていた。
406: efficus ◆3dGTQi3jXk 2007/06/23(土) 02:52:42.91 ID:lopreZb60
僕達は手を繋いだまま、事故現場へと来た。
そして、メリーさんが倒れていた河原へと降りる。
川が流れる音以外が静かだった。
メリーさんが言った。
「私、嘘ついてました。
 本当は昨日の朝には記憶は全部戻ってたんです。
 でも、あなたと一緒に居たかったから…」
メリーさん曰く、あの三箇所はデートで行きたかった場所なのだと言う。
僕は何も言わない。
メリーさんは続ける。
「1ヶ月前の事故の日。雨が降っていて私は傘が無く
 バス亭で雨が止むのを待ってました。
 そんな時に私に傘を貸してくれた男の子がいたんです」
それって、まさか…
「その人の事は知っていました、たまにバスで一緒になる時が
 あったので、それに…かっこいいなぁと思って」
えへへっと照れくさそうに言うメリーさん。
411: 以下、
>>406
メリーさん…
408: 以下、
うわああああああああああああ(´;ω;`)
410: 以下、
来たぜ……
417: 以下、
メリイイイイイイイイイイイイイイイイイイイ
420: efficus ◆3dGTQi3jXk 2007/06/23(土) 03:02:41.62 ID:lopreZb60
「その人が傘を貸してくれて…もしかして
 私に気があるのかな?なんて思いあがちゃって
 でもこの1週間一緒にいて気づいたんですけど
 その人にとって傘を貸すのが当たり前だったんですね」
僕が中山 准の制服姿を知っていたのは
一度見たことがあるから…話したことがあるから…
その先は。
「そんな事知らずに私は好きな人に傘してもらって
 うれしかったんです。そして、傘を返す時に
 思い切って告白してみようと思ってました
 その時に事故で…」
僕が…傘を貸さなければ
中山 准は生きていたかもしれない。
僕が殺したも同然だ…。
「ごめん、謝って済む問題じゃないけど…」
「やめてください!そういう意味でいったんじゃないですから!」
と、本気で起こっていた。
メリーさんが歩きだす。
437: efficus ◆3dGTQi3jXk 2007/06/23(土) 03:09:27.06 ID:lopreZb60
向かった先は、橋の下
不法投棄やゴミが散乱する場所。
たしかこの辺に、と言ってメリーさんが何かを
探している。
そして、見覚えのある柄のボロボロになった
傘を見つけ出した。
青色のチェック模様の傘。
「あの人が私を河原に落とした後、傘をそこに隠していったんです。
 それを見ていた私はそればっかりが心残りで…」
そして、メリーさんはこの世に残った理由。
メリーさんとなった理由を言った。
「私はあなたに傘を返す為にここに残りました」
444: 以下、
>>437
メリーさん・・・あんたって人は・・・
439: 以下、
鼻の中がつーんとくる件
440: 以下、
うわあああああああああ(´;ω;`)
441: 以下、
おれは坂井を許さない
443: 以下、
メリィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィー!
450: 以下、
ええ話や…
453: 以下、
くそ泣けるな メリィィィィィィィ!!!!!
460: efficus ◆3dGTQi3jXk 2007/06/23(土) 03:22:13.75 ID:lopreZb60
そう言って、僕に傘を手渡そうとするメリーさん。
これを受け取ってしまったら…メリーさんとは。
この1週間の事が甦るように頭の中で再生されていく。
礼儀正しい電話で。
初めて僕の家に来たときはびしょ濡れで
バスタオルと紅茶を出してあげた。
ベットの下を覗いていた事もあった。
母親とも再会することもできた。
ちょっといじめるとすぐ拗ねて。
甘い物が大好きで、
僕の作った料理をおいしいと言って食べてくれた。
夕日が似合うメリーさん。
そして、僕の大好きなメリーさん。
僕は…傘を受け取った…。
461: 以下、
>>460
。・゚・(ノД`)・゚・。
466: 以下、
うあああああああああああああああああああああ
467: 以下、
あれ?視界がぼやけて・・・
469: 以下、
ああああああああ。・゚・(ノД`)・゚・。
470: 以下、
やばい、手と心が震える…
475: 以下、
メリィィィィー、消えるなー!
491: efficus ◆3dGTQi3jXk 2007/06/23(土) 03:43:13.58 ID:lopreZb60
瞬間、メリーさんの体が透けていく。
「人生で一番楽しい一週間でした。その中でも。
 あの日一緒に見た夕焼けが一番好きです。
 絶対に忘れません
 ホタルの約束、守れなくてごめんなさい。
 そして…あなたの事が大好きです!」
僕は涙をこらえ、最後になるであろう
メリーさんの言葉へ返事を返す。
「僕もあの日の事を絶対に忘れない。
 メリーさんの事大好きだよ!」
メリーさんが満面の笑みを見せる。
その目には涙が溜まっているけど。
うれし泣きは笑顔なんだ。
そして、最後に深々とお辞儀をして
メリーさんは消えていった…。
川の流れる音だけが静かに聞こる。
僕はその場でしばらく泣いていた。
なんとかメリーさんには涙を見せずにすんだ。
と、視界に光が横切った。
薄い緑色の発光体。
ふわふわと飛んでは優しい光を放つ。
今の時期では珍しい。
ホタル。
「なんだ、約束…守ってくれたじゃん」
496: 以下、
全俺が・・・・・・・・
もう泣いても・・・・・・いいよね
499: 以下、
。・゚・(ノД`)・゚・。
504: 以下、
……良い……
505: 以下、
こんなに号泣してんの何年ぶりかな・・・切ない・・・
526: efficus ◆3dGTQi3jXk 2007/06/23(土) 03:54:39.61 ID:lopreZb60
週が明け、学校が始まる。
いつものようにバスへと乗り込む。
浩平の元へ行く。
「おはよう」
「やぁ、その腕はどうした?」
「ちょっと転んだ」
結局僕の右手にはヒビが入っていた。
石膏で固められた僕の腕。
「それはそうと、坂井教諭が
 逮捕、と言っても自首したらしいが」
さすがの僕もそのニュースだけは見ていた。
すべて自白し、賄賂を受け取った警察官も
芋ズルのように逮捕されていった。
坂井は精神が不安定で近々精神病院へ移されるとか。
浩平には色々と世話になった。
少しだけ話すとしよう。
544: efficus ◆3dGTQi3jXk 2007/06/23(土) 04:02:59.94 ID:lopreZb60
あの日からトイレへ行っても
花子さんに出会うことは無くなってしまった。
はじめの頃は成仏してしまったのかと思ったが。
浩平が最近タバコがよく減ると言っていたので
おそらく健在なのだろう。
僕はトイレに出向き裏返しのバケツに
ありがとうと誰と無く感謝の言葉を口にした。
549: 以下、
>>544
花子さん…
554: 以下、
涙が止まらん
557: 以下、
ああ・・・
563: efficus ◆3dGTQi3jXk 2007/06/23(土) 04:11:17.79 ID:lopreZb60
僕の携帯のメモリーには
今でもメリーさんの電話番号が入っている。
ある日突然。
「すみません、今からお伺いしてもよろしいですか?」
なんてかかって気そうな気がする。
そして家の玄関の傘立てには青と黒のボロボロの
傘がちゃんと今でも置いてある。
これがあの1週間の証拠なのだから。
僕は生涯あの一週間を決して忘れないだろう。
メリーさんと過ごした日々。
あの夕焼けを僕は決して忘れない。
   
    終わり
565: 以下、
>>563
乙ぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅうぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅうううううう!!!!!!!!!
575: 以下、
>>563
超乙。
最高だった。
ありがとう。
591: 以下、
やっと・・・終わったのに、なんだこのやるせなさは?
だが言うぜ!>>563乙!!お前最高だったぜ!!!
571: 以下、
終わったか…
泣いた。久しぶりに泣いた。
583: 以下、
まじでこの数日楽しかった
超乙!!!
607: efficus ◆3dGTQi3jXk 2007/06/23(土) 04:18:00.61 ID:lopreZb60
こんな厨2病
自己満自慰小説もどきに
最後までお付き合いいただきありがとうございました
またどこかでお会いしましょう
その時の合言葉は「efficus」で
本当にありがとうございました。
616: 以下、
>>607
忘れねーよ またな!
621: 以下、
>>607
こっちこそありがとう、そしてお疲れ様
今度は花子さんの小s(ry
またwktkさせてくれ!乙!!
723: 以下、
>>607
ありがとう
とても素敵な話だった
609: 以下、
efficus本当にお疲れ様
ありがとう
ここを知らない人達にも読ませてあげたいな
625: 以下、
>>1乙
純粋に面白かった
またな

643: 以下、
>>1GJJJJ!!!
664: 以下、
やべえ…目汁噴射した
乙!
673: 以下、
感動した!(;ω;)
671: 以下、
マジで感動した・・・
efficus激おつ!
?スレめ開けるときは「またくだらないスレ立てやがって」て思ってたんだけどな・・・
スルーしなくてよかったー
674: 以下、
やべぇぇぇぇぇ、俺死んだら傘になるわ!
685: 以下、
遅ればせながらもありがとう1。
乙!!
618: 以下、
私、メリーさん。今、あなたの後ろにいるの。
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