メリーさん「すみません、私メリーと言う者ですが・・・」back

メリーさん「すみません、私メリーと言う者ですが・・・」


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メリーさん「すみません、私メリーと言う者ですが・・・」
男「はぁ・・・」
メリー「悪いんですけど今からそちらにお伺いしてもいいですか?」
男「罰ゲームかなんかですか?」
メリー「いえ、個人的な用件と言いますか、仕事なんです」
男「そうっすか・・・いいですけど別に」
メリー「ありがとうございます、15分ほどで着きますのでお願いします」
そう言って電話は切れた
電話を掛けた方から切るといったマナーを守っているなと考えつつ
自称メリーさんを待つことにした
メリーさんの電話『メリーさんの電話』は、怪談系都市伝説の一種。
少女が引越しの際、古くなった外国製の人形、「メリー」を捨てていく。
その夜、電話がかかってくる。
「あたしメリーさん。今ゴミ捨て場にいるの…」
電話を切ってもすぐまたかかってくる。
「あたしメリーさん。今タバコ屋さんの角にいるの…」
そしてついに「あたしメリーさん。今あなたの家の前にいるの」という電話が。
少女は思い切って玄関のドアを開けたが、誰もいない。やはり誰かのいたずらかと思った直後、またもや電話が…
「あたしメリーさん。今 あなたの後ろにいるの」
https://ja.wikipedia.org/wiki/メリーさんの電話
【対決】口裂け女 vs メリーさん
http://world-fusigi.net/archives/9028982.html
2: 以下、
そしてぴったり15分後にもう一度着信音が鳴った
男「もしもし」
メリー「私メリー今あなたの後ろにいるの」
振り返るとそこにはずぶ濡れの女携帯を手にが正座していた
男「・・・」
メリー「・・・驚かないんですか?」
男「驚いてますよこれでも、でもあまりに普通なんで」
4: 以下、
少し面白そうだと思った
5: 以下、
これは期待
6: 以下、
wktk
8: 以下、
そこに正座していたのは街中で見かけるような
女、というか女の子と言った方がいいだろうか
スカートを履いているが今流行のレギンスが見えている
服装はzipper系とでも言うのだろうか
女の子の服装はよくわからない
男「メリーさんってあれですよね妖怪と言うか幽霊の・・・」
メリー「はい、そうですメリーさんです」
10: 以下、
「どう見ても日本人にしか見えないんですけど」
髪型はショートカット、黒髪が雨に濡れて黒々と光っている
まさにカラスの濡れ羽色とでも言うのだろうか
メリーさんは黒々とした瞳でこっちを見つめている
「ああ、これは役職なので私に割り振られたのがメリーさんなんです」
「職業なの・・・?」
「はい、ちなみに生前は中山です」
死んでからもいろいろあるんだなと僕は思った
14: 以下、
「それで中山さん、どうして家に?」
「あ、メリーでお願いします。
 今日ここに来たのはあなたに驚いてもらう予定だったんですが・・・」
驚いてませんでしたよね・・・と下を向いてメリーさんは落ち込みだした
「仕事って言ってたけど驚かすのが仕事なの?」
「はい、そうなんですけどまぁ自分の為ですね説明すると長くなるけどいいですか」
「いいけど、どうせ暇だし」
せっかくの休日を雨に邪魔されどこへも行けない僕には
ちょうどいい暇つぶしだ
この自称メリーさんに付き合う事にした
19: 以下、
メリーさん曰く死後はこんな仕組みらしい
死んだら成仏するかこの場に残るかを選ぶ事ができる
成仏するを選べば死後の世界とやらにいけるらしい
この場に残るを選べばこの世に留まる事ができる
しかし、その場合ある条件があるのだ。
「役職に付き人を驚かす事」
有名な妖怪から地方の噂までピンからキリまである役職の
どれかに割り当てられ、人を驚かす事で
この世への滞在時間を稼ぐらしい
26: 以下、
「私に割り当てられたのはメリーさん
 1人驚かすごとに14日の滞在期間がもらえます」
「結構シビアな世界だな」
「有名になるほど報酬滞在期間も少なくなるんです
 トイレの花子さんなんて一人あたり3日ですよ」
「切ないな花子さん」
この世に留まる事を選んだ人は大抵この世に未練があり
果たせなかった事、恨みなどを晴らすために
必死で人を驚かすのだという
27: 以下、
これはwktk
29: 以下、
おれがメリーさんのほうだけどね
30: 以下、
>>29
(((;゜д゜)))
31: 以下、
「そこで、あなたに驚いていただきたいんです。形だけでいいんで」
「はぁ・・・形だけでいいんですね?」
「いいんです」
後ろを向くようにと促すメリーさん
しぶしぶ後ろを向くと携帯電話の着信音が鳴り響いた
「もしもし」
「私メリーさんあなたの後ろにいるの」
すぐ後ろで聞こえる声と携帯から聞こえる声が
ほんの少しずれて聞こえておかしな感じだった
そして振り向くとさっきと同じ姿勢のメリーさんが
アイコンタクトをとってきた驚けという合図なんだろう。
僕は迫真の演技で驚きを演じた
「う、うわーびっくりしたー」
「・・・」
「・・・」
「はい、OKです。ありがとうございました」
「変なところがアバウトだな」
驚きの審査基準を聞いてみたいものだ
きっと驚くほど適当なんだろう
32: 以下、
wktk
34: 以下、
「あ、ちゃんと14日加算されてます」
携帯で確認するメリーさん
あの世も電子化が進んでいるらしい
「それより濡れたままで平気か?」
「あ?ちょっと寒いですけど平気です」
「ちょっと待ってろ」
そう言って1階へと降りる、タオルを取りにだ
女の子はいたわれ。親父から毎日のように言われていた言葉だ
たとえ幽霊であっても女の子なのだ
バスタオルとついでに紅茶も持っていく事にした
チョイスは上質のアールグレイ俺のひそかな楽しみを分けてやることにした
35: 以下、
なんかいいなwwwwwwwww
36: 以下、
これはなかなかの良スレ
38: 以下、
(・∀・)イイ!
39: 以下、
右手にマグカップ、脇にバスタオルを抱え
自分の部屋へ入ると
メリーさんがベットの下を覗いていた
ドアが開く音に気づいたのか慌ててメリーさんが最初に座っていた
位置へ戻り、何もなかったかのような顔でおかえりなさいと言った
「何してたの?」
「い、いや!そのっ男の子の部屋に入るのは初めてでして
 そっそのやっおぱりあ?いうものがあるのかなと思いましてっ」
声が裏返っていたり
ごにょごにょと後半は聞き取りづらかったがあまりにも必死だったので
文字通りタオルを投げてやることにした
甘いな、俺の隠し場所は鍵付きの引き出しの中だしかも一枚の板の下。
その上特殊なあけ方をしないと燃えてしまう。ベットの下など馬鹿のやることさ
44: 以下、
>>39
どんだけ見られたくねぇんだwww
40: 以下、
wktk
45: 以下、
それはさて置き片手のマグカップをメリーさんへ差し出す
「あったかい紅茶」
「ありがとうございます、ご親切にどうも」
ここでこの紅茶が高いだの有名なものだといわないのがコツだ。
純粋に感想を聞きたいが為だ。紅茶好きの血が騒ぐ。
メリーさんはマグカップを受け取りそのまま口へと運んだ
一口啜るとマグカップをおいた。
「ところで、相談があるのですが・・・」
おいしいの一言も無しか。残念
ちくしょうと一人で落ち込む。
56: 以下、
髪をタオルで拭きながらメリーさんは続ける
「実は、驚かすのはあなたが初めてなんです。
 いつもは最初に電話した時に断られてしまって・・・」
それはそうだろう、いちいち断りをいれずに強引にくれば
いいのだろうに。律儀な奴だな。
承諾するのは僕かよっぽどの寂しい奴だろう。
「それで・・・どうしたら驚いてもらえるようになると思いますか?
 滞在期間を稼がないといけないんです」
「突っ込むところが多すぎてどこから直せばいいかわからないけど」
「それじゃあ最初からお願いします」
お願いと言われると断れない僕。
流されやすいなと思いつつ協力することにした
60: 以下、
wktk
61: 以下、
あれ?>>1のメリーさんに萌えたのは俺だけ?
62: 以下、
>>61
ノシ
64: 以下、
期待アゲ(゚∀゚)
65: 以下、
「まずだ、その丁寧語を何とかしろ
腰の低い幽霊なんてどこにいる」
「こっちからお伺いするのに相手に失礼じゃないですか!」
思わぬ逆ギレ、戸惑う僕。
「次に服装だ。なんで流行の最先端なんだ」
「幽霊がオシャレしちゃいけないんですか?
 女の子の楽しみなんですよ?」
女の子と言う単語に弱い僕。
オシャレしたいのはしょうがないと妥協することにした
「脅かす時に笑顔もやめた方がいい」
「じゃあ、どういう顔してたらいいんですか」
「恨めしそうな顔で脅かせばいいじゃないか」
「恨めしくないですもん」
「直す気あんのか!」
その後も小一時間欠点の克服に務めたが
どうにも引き下がる事は無く
結局は今のままで行く事になった
66: 以下、
くそう寝られん・・・期待age
67: 以下、
wktk
69: 以下、
しょうじき疲れたので話題を変える事にした
「ところでなんでこっちに留まってるんだ?」
「あ・・・それは・・・」
しまったと思った時にはもう遅かった
なんてデリカシーの無い事を言ってしまったのか
「それが思い出せなくて」
「は?」
「私が死んだのは確か交通事故なんです
 事故ショックで忘れてしまったのかも、でも
 何かやらなくちゃいけないと思ってたのでここに留まったんです」
「でもそれじゃ、ずっと用事を済ませられないじゃないか」
73: 以下、
「断片的には覚えてるんですけど、雨の日の事故でした。
 私はなぜかうかれててそれで・・・」
メリーさんの目に涙が滲んできた
やはり地雷を踏んでしまったようだ
後先考えず俺は慌ててこう言った
「よかったら手伝うよ」
「・・・本当に?」
「いいよ、暇だし」
女の子はいたわれと言う家訓だけじゃないだろう
それに他人の気がしないし、ほおって置けない
流されやすい僕だけどみずから流れに飛び込むことにした
75: 以下、
普通におもしろい
77: 以下、
久々に期待
最近の
79: 以下、
「ありがとぅ」
笑顔でそう言った時、彼女の頬を涙が流れた
髪の毛から垂れた水かもしれないけど
柄にもなくドキッとしてしまった。
その時、一階の玄関が開く音がした
親が帰ってきたのだろう。
「あ、そろそろ私は帰ります
 これ以上お邪魔しちゃ悪いですし」
「ああ、また連絡してくれ」
「はい!それでは」
立ち上がるとメリーさんは窓の外へ消えていった
僕は彼女のためにがんばって果たせなかった事を見つけてあげようと思った。
残ったマグカップとバスタオルを片付けようと立ち上がると
すぅっとメリーさんが帰ってきた。
「あ、それとお茶ごちそうさまでした
 アールグレイですよね?ものすごくおいしかったです。それでは」
それだけ言うとメリーさんは再び窓の外へと消えた。
僕は彼女のためにがんばって果たせなかった事を絶対に
見つけてあげようと思った。
もう眠いので寝ます
こんなものでもwktkしていただいて
ありがとうございました
80: 以下、
>>79

できればいつか続きを書いて欲しい
84: 以下、
>>80
もしも立てれたのなら
明日とう言うか今日の夜に
82: 以下、
これは普通に泣けるレベル
>>79乙
81: 以下、
乙でした
面白かったです
おやすみなさい
85: 以下、
良スレだったのに
86: 以下、
>>1
乙でした
88: 以下、
保守
89: 以下、
保守ノシ
95: 以下、

101: 以下、
はっしゅ
102: 以下、
ほしゅ
103: 以下、

138: 以下、
次の日も雨だった。
朝からずっと降り続いている
昨日ほどの激しい雨ではなく小雨程度だが
体を濡らすには十分な量だろう。
メリーさんの事が気にかかる。
そう思っていると突然着信音が鳴った。
「おはようメリーさん」
2コールで出てそう言うと
「私、メリー…ってなんでわかるんですか」
おなじみのセリフを邪魔してしまった
「昨日電話帳に登録しておいた」
着信とともに画面に出るメリーさんの文字
「そ、そうですか…私の仕事が…」
困ったような声が受話器の奥から聞こえて来た
140: 以下、
ktkr
142: 以下、
きたきた
144: 以下、
 w k t k が と ま ら な い ! !
141: 以下、
「それで、今日も家来るの?」
「あっお邪魔でないのならお願いしたいです」
「いいよ、親もいないし」
「ありがとうございます、それでは15分ほどで」
そう言うとプツンと通話が切れた
うん、やはりマナーを弁えてるなと思いつつ
メリーさんが来てもいいように準備をする事にした。
またずぶ濡れなんじゃないかと思いバスタオル。
それから紅茶を用意する事にした。
今日はキャンディでミルクティーでも作ろうかな
時間はあるしと15分を掛けてお茶を準備した
喜んでくれるだろうか。
148: 以下、
お茶を持ちバスタオルを抱え自分の部屋に戻る。
メリーさんはまだ来てないようだ
お茶とバスタオルを中央の机に置き、ベットへ腰掛ける
照明から吊り下げられた紐を眺めなら
これからどうしたらいいか考えていると
携帯が鳴った。
画面を確認すると案の定メリーさん。
電話に出ずに振り向いて見た
するとメリーさんはすでにそこにいた
やはりずぶ濡れでベットの上に正座。
こちらを向けて、ちょっとふて腐れたような顔で
こっちを見ている。
149: 以下、
つ?
150: 以下、
全力支援
151: 以下、
「まだ振り向かないでくさだざいよ」
と、ちょっと怒っているのだろうか
少し声が低い
「ごめん、つい」
素直に謝ることした。
我が家の家訓その2。
何が悪いのかは謝ってから考えろ。
親父の口癖だ。
まぁ検討は付くが電話に出ていたほうが
よかったのだろう。
「もう2回目なんでいいんですけどね」
でも私の存在意義が…とメリーさんは言った。
153: 以下、
男がおもれえwww
154: 以下、
親父良い奴!
159: 以下、
「悪いんだけど布団が濡れてしまう」
そこらへんはきっちりしてもらおう。
寝ることが好きな僕にとっては死活問題だ。
「あっごめんなさい!」
すぐさまメリーさんはベットを降り
昨日の定位置へと付いた。
やはりいい娘だな。
あらかじめ用意して置いたバスタオルと
紅茶を手渡す。
なぜこの娘はいつもびしょ濡れなのか。
疑問に思った事を素直に聞いて見た。
「傘とか持ってないの?」
「か…さ…?持って…ないですね」
「…?」
なんだろうか今の曖昧な返事は
よくわからないが
帰りがけに傘を貸してやろうと思った。
166: 以下、
「本題に入りたいのですが」
メリーさんは紅茶を啜りながら言う。
「私はたぶん、これ以上人を驚かす事はできないと思うんです」
うん、なんとなくわかる
あれで驚ける人間はほぼいないだろう。
「それで考えたんですが残りの滞在期間で目的を果たそうかと」
「何日残ってるんだ?」
「死んでからの初回ポイント1ヶ月はほとんど使ってしまったので
 昨日の14日を合わせると残り18日です」
18日か…どうだろうか長いようで短い気がする
そもそも初回ポイントは気になるがあえてスルーしよう。
「わかった、その間に目的を果たせばいいんだな?」
「はい、お願いできますか?」
僕は二つ返事で承諾した。
175: 以下、
「困ってる女は助けろって親父によく言われててね」
「優しいお父さんですね」
正確には困ってる女は不細工でも助けろなんだけど
なんでも妹や姉は可愛いかもしれないとの事
それは口にしないが。
とりあえず、明日学校で事故について調べる事にしよう。
「とりあえず、覚えてる事を話してくれるかな
 何か手がかりがあるかもしれないし」
「はい、わかりました。」
話を聞いて愕然とした。
メリーさんは自分の名前以外
ほとんどのことを覚えていない。
家族のことさえも家族がいたとしかそんな認識しかない。
ほぼ記憶喪失と言っていいだろう。
それでも断片的な記憶は残っているようだ。
屋上、川、神社など地名もいくつかでてきた。
この場所をたどる事で目的が見つかるのだろうか。
思ったよりもかなり難しいかもしれない前途多難だ。
177: 以下、
wktk
181: 以下、
これは良いな
183: 以下、
わっふるわっふる
188: 以下、
あらかた話し終わると
メリーさんはまた泣きそうな顔になっていた。
これはいけない、女だけは泣かすな
これは最優先事項だと言っていた親父に殴らる。
慌てて話題をそらす事にした。
「メリーさんは食事とかどうしてるの?」
「え?え?と別に食べなくても生きて?いけますが
 食べる事はできます。私は結構上級霊なので物を食べることも
 触れる事もできるんです」
ほぉ。と、いろいろ勉強になるな
僕もいつか死ぬのだから今のうちに仕組みを覚えておくのもいいかもしれない。
その後も他愛も無い世間話が続いた。
192: 以下、
「ところでその素敵なお父さんは何をしてるんです」
「あ?去年死んじゃった」
「あ…ごめんなさい…」
親父は去年死んだ。
病気だったが死ぬ直前まで看護婦をはべらせて
病室はハーレム状態だった。
そう思うと親父は成仏したのだろうか。
あらかたこの世に残って妖怪枕返しとか微妙な役職をやってる気がする。
女の部屋に入り、枕を返して喜んでいるかもしれない。
そう考えると親父らしくて可笑しくなってしまった。
193: 以下、
親父カワユス
194: 以下、
良スレ
196: 以下、
「ところで…メリーさんは
 この辺りでその…死んじゃったの?」
「そうなりますね、自分の死んだ場所からあまり
 遠くには行けませんから」
「そうなの?」
「はい、ちなみ私はN県O市担当メリーさんです
 担当場所以外は出られません」
そういう事か、各地で目撃されてる幽霊や妖怪が
場所によって姿や形が違うのはそのせいか
つまりメリーさんだけでもかなりの人数がいるということだ。
ますます、シビアな世界だ。
232: 以下、
その後も話は続いた
メリーさんに一方的質問ばかりしていたが。
整理するとこうだ。
約1ヶ月前の雨の日に交通事故で死んだ。
記憶はほとんど飛んでいるが断片的なものは残っている。
屋上、神社、クレープ屋、川などのキーワード
俺と同じ17歳
好きな食べ物は蕎麦
残った日数は18日
なんとかなるかならないかは微妙だが
何しろ小さい町だ範囲は絞られてくる
曖昧なヒントしかないのは心元無いが
だが、彼女を助けると決めたからにはがんばるしかないだろう。
そもそもなんで僕はこんなに必死になっているのだろうか
メリーさんが可愛いのは一つの原因だろうがそれだけでは無い気がする。
239: 以下、
ふと、時計を見ると3時間ほどが経過していた
そろそろ親が帰ってくる頃だろう
今日はお開きにすることにした
本格的に行動するのは明日からだ。
しかし学校という物がある。
放課後から探すとしても時間は限られてくる。
実質18日より少ないかもしれない。
「そろそろ帰りますね」
「わかった、あっちょっと待ってて」
僕は玄関へと向かった、小雨とはいえまだ雨は降っている。
傘を貸してやろう。
傘立にを見ると傘は1本しかなかった。
僕の傘は前に誰かに貸したまま返ってこない。
最後の1本は親父の傘だった
形見のようなものだが女の子を助けるためだ
親父なら許してくれるだろう、というか貸さなかったら呪われそうだ。
黒の大きめの傘を手に取り2階へと戻った
244: 以下、
「傘さしていきなよ」
メリーさんに差し出すと、驚いたと言うか
なんと言うか微妙な顔をしていた。
「傘…いいんですか?」
「いいよ、明日は晴れるらしいし
 というか貸さないと…」
親父に呪われると、言うとメリーさんは笑った。
「幽霊に傘を貸すなんておかしな人ですね
 でも…それではお借りします」
途中ごにょごにょとよく聞こえなかった
「ああ、また連絡してくれ 
 今度はちゃんととってから振り向くから」
と、メリーさんは笑顔で会釈した。
傘は壁を抜けられないので窓を開けメリーさんは雨の中へ消えていった。
さぁ、明日から忙しくなるな
そう思いながら開けっ放しの窓を閉じる。
と、同時に玄関のドアが開く音がした。
親が帰って来たのだろう。今日の晩御飯はなんだろうな。
蕎麦だったらいいな。
256: 以下、
翌朝目覚めてカーテンを開けると
天気予報通り晴れていた。
いつもは外れる天気予報士にやればできるじゃないかと心の中で褒める。
顔を洗い、朝食を取り学校へ行く準備を整える。
制服のネクタイを締めている途中でメリーさんは普段どこにいるのだろう
などと考えていた。
最近はメリーさんの事ばかり考えてる自分が気恥ずかしかった。
家を出てバス停へ向かう。
学校までは少し遠く、バスで10分そこから10分先が学校だ。
いつも通りバスを待つ。
バスが到着し中へ入ると同じ制服の中に見慣れた顔を見つけた。
278: 以下、
「やぁ」
「おはよう」
一歩遅れで挨拶を交わした。
一番後ろの5人が座れる席を独り占めしている
このメガネは友達の浩平だ。
正直僕から見てもなかなかの美男子で
成績も優秀。先生から信頼もあるが
中学の時からタバコを吸っている事を知っているのは僕だけだ。
タバコ臭いぞと僕。
「何それは本当か、外で吸うように心がけているのだがな
 つくものはついてしまうか」
いつもの用に芝居がかった口調でそう言った。
こいつの親が歌舞伎役者なせいだろう
前に家に行ったが馬鹿でかい日本庭園付きの豪邸に住んでいた。
284: 以下、
軽く雑談を交わしていると
すぐにバス停へとついた。
がやがやとバスの中の3分の2が降りる。
その流れに乗り僕と浩平も降りた。
ここから僕は自転車だが浩平は歩きだ
なんでも自転車は好かん。との事らしい
浩平に先行くぞといい、自転車を漕いだ。
しばらく行くと携帯が震えた。マナーモードなので音は鳴らない。
ポケットから携帯を出し、画面を確認すると案の定メリーさんだった。
288: 以下、
追い付いた
わくてか
291: 以下、
僕は通話ボタンを押した
「もしもし」
「私メリーさん、今あなたの後ろにいるの」
おいおい、と思いつつ振り向くと
自転車の荷台にメリーさんが座っていた。
「!」
「きゃっ!」
僕は自転車ごと倒れそうになったがなんとか持ちこたえた。
「はぁはぁ…今のはビビッた…。」
「わ、私も驚きました…」
これは予想外、全然気が付かなかった。
自転車を漕いでいるがほとんど重みは無い
やっぱり幽霊なんだなと再認識した。
293: 以下、
wktk
296: 以下、
今きた・・・これは良スレ。
wktkwtkwktwktkwtkwk
317: 以下、
メリーさんに萌える事ができるスレはここですか?
303: 以下、
「驚かせてしまってすみません」
「いや、それが仕事でしょ」
幽霊に突っ込む僕。
「途中で見かけたもので乗らせていただきました」
やっと平常心を取り戻した僕は
いつも通りメリーさんと接した。
「さっき驚いたけど…14日加算されたの?」
「いえ、一人一回までで、同じ人は無理なんです。
 でも驚いてもらえて嬉しいです、ちょっと自信が付きました。」
「そりゃよかった。」
他の人から見たらどう思うだろうか。
女の子を後ろに乗せて学校へ登校。
恋人同士に見えるかなと、そんな事を考えていた。
メリーさん曰く今は僕以外の人間には見えないそうだ
メリーさんは単発タイプで一度に大勢の人を驚かせられないとの事
こんな可愛い子と登校している所を他の人に見せたい気もあったが
それはかなわないらしい。
「ちょっと残念」
「え?」
「いや、なんでも」
315: 以下、
やがて校門が見えてきた。
この二人乗りが終わるとなると
少し名残惜しかった。
駐輪場へ自転車を止め
教室へと向かう。
ここではメリーさんとは会話をしなかった
メリーさんと会話をしていても
他の人から見ればただの独り言だ。
ただの変な人には思われたくないので。
教室に到着し、先日の席替えでゲットした。
窓側の席へと座る。
「それじゃあ、ちょっと友達に会ってきますね」
学校に友達なんかいるのかと聞きたかったが
「ああ」
と僕は短く小声でそう言った。
330: 以下、
メリーさんが別れを告げ教室の扉に向かう。
それとすれ違いに浩平が入って来た。
そして僕の前の席へと座る。
「自転車は好かんが、徒歩となると不便なものだな」
「自転車を買えばいい」
「自転車は好かん」
そんな事を話していると担任が入って来た。
短く連絡事項を告げすぐにSHRは終わる。
担任の唯一好きな所はここだ。
さて、今日の1時間目は嫌いな英語か。
嫌だ嫌だと浩平と口を揃えてそう言った
402: 以下、
退屈な授業を4時限こなし
待ちに待った昼休み。
メリーさんは見えない。
ちょっとこれから調べる事があったのだが。
どうしようと思ったがこちらから掛ける事にした。
メモリーのマ行からメリーさんを選び発信
3コール目でメリーさんは出た
「は、はい!なかや…じゃなくてメリーですっ」
「どうしたの慌てて」
「あっ電話が掛かってくる事は今まで無かったので驚いてしまって」
ああ、掛けることはあっても掛けられる事はないもんなと少しかわいそうに思った。
「今から昇降口の前にこれる?」
「はい、すぐに」
じゃあ、と言って僕から電話を切った。
昼食を10秒チャージして僕は昇降口へと向かった。
411: 以下、
ワッフルワッフル
412: 以下、
昇降口へと行くとメリーさんが下駄箱に寄りかかっていた
時間に律儀。生前はさぞかし優等生だったのだろう。
メリーさんは僕に気づくと軽く会釈をした。
「それじゃ行こうか」
「どこへですか?」
「図書室」
図書室には過去の新聞が3ヶ月分まで保存されている。
1年の時、図書委員だった頃に知った事だ。
病死なら新聞には載らないが、事故ならばおそらく載っているだろう。
図書室は教室棟とは真逆の教員などが使う文化棟にある。
今の時間生徒は教室で昼食を取っているので辺りに生徒はいない。
「それじゃあ行こう」
と、僕の独り言を聞かれる心配もないので
メリーさんと会話をしながら図書室へと向かった
414: 以下、
支援
415: 以下、
wktk
421: 以下、
「そういえば友達って?」
僕は朝の疑問を聞いて見た
「ああ、花子さんです教室棟3階のトイレの」
「いるの?」
「いますよ、この学校だけでも4人の花子さんがいます」
「多いなっ!」
眩暈がした。こんな身近に花子さんがいるとは思わなかった
しかも4人…
まぁ人が死んで未練があると残るんだし普通なのかな。
「へぇ、会って見たいけど女子トイレに入るのはちょっとね」
「男子トイレですよ?」
再び眩暈がした。
あのトイレはよく利用する。もしかして見られていたのだろうか…
「今度紹介しますよ」
ああ、ありがとう…と、あまり気が進まなかったが
とりあえずお礼を言っておいた。
そんな会話をしていると図書室の扉が見えてきた。
古臭い大きな木製の扉。開けにくくて有名だが
開放されていたので開館中と言う事だろう。
447: 以下、
中へ入ると独特の紙の匂いがした。
懐かしいな、ここに来るのは図書委員をやめてから
一度も来ていない。
辺りを見渡すと、本を読んでる生徒は一人もいない
だがカウンターの椅子に座っている見慣れた顔を見つけた。
弁当箱が重箱なんて奴は一人しかいない。
「やぁ、おまえが図書室に来るなんて今日は雨でも降るのかな?」
古い例えをもってくる浩平。
現、図書委員なのだからここにいるのは不思議じゃない。
「過去の新聞はどこだ?」
と、軽く皮肉を無視して浩平に尋ねる。
「うむ、それならそこの保管室の中だ
 ダンボールに入っているが日付が書かれているから
 おまえならすぐ見つけるだろう」
ありがとうと言い。保管室へと入る。
古い本など倉庫代わりに使われているらしいこの部屋はカビ臭かった。
451: 以下、
wkrtkwktk
457: 以下、
追いついたぜ
wktk
458: 以下、
 _, ,_ 
( ゚∀゚)o彡゜メリー!メリー!
459: 以下、
電気をつけるとダンボールが山積みになっていた
3ヶ月以降の新聞は捨てるのが図書委員の役目だが
あいつめ、仕事していないな。
メリーさんとともにダンボールに書かれた
日付を頼りに目当ての箱を探した。
「あ、この辺りだと思います」
メリーさんがそう言った。
見ると4段積み重なったダンボールタワーの一番下に
約一ヶ月前の日付の書かれたダンボールがあった。
「すごく…大きいです…」
これをどかさないといけないのかと途方にくれていると
メリーさんの顔が申し訳なさそうのこっちを見ていた。
「よし、どかそうか」
女の子の期待は裏切れない。
僕は立派な親父の息子だった。
461: 以下、
すごく大きいです吹いたw
466: 以下、
すごく大きいですwwwwwww
481: 以下、
一番上のダンボールは背伸びをしてやっと届く位だった
ちくしょう、もっと背が高ければと心の中で思ったが
そんな事を考えてる余裕は無かった。
気合を入れて一番上のダンボールを引き抜いた。
僕はてっきり中は新聞紙だと思っていのだが違った。
中に入ってるのは新聞紙では無くこの重さは本。
しかも重量級。
僕は思わぬ重さにふらつき背中から地面に叩きつけられた。
間髪をいれずそのダンボールが顔を目掛けて落ちてくる。
「あ」
「あぶない!」
僕は顔が間違いなく潰れるのだと確信したが。
顔のすれすれでダンボールの角が止まっていた。
ダンボールが宙に浮いている。
冷汗を拭いながら立ち上がる。
「どうして…?」
「よかった…間に合って」
メリーさんがやってくれたのだろうか?
「近くの浮遊霊さんに手伝ってもらったんです
 ここは締め切っていてじめじめしていたので結構人数がいたので」
493: 以下、
やがて、ダンボールがゆっくりと床に置かれる。
そしてさらに、残っていたダンボールタワーも
次々と下ろされていき一番したのダンボール取り出せるようになった。
「そんな事できるのか?」
「もちろん無償ではやってくれません。こう言ったんです。
 滞在期間1日を譲るのでダンボールをどかしてください。」
「それじゃあ、まさか…」
「はい、4人が手伝ってくれました
 滞在期間4日減です。」
なんと言うとりかえしのつかない事を
僕が注意していればこんなことにはならなかったのに。
貴重な滞在期間を無駄にしてしまった。
「ごめん…」
「いいんですよ私のためにやってくれた事なんですから」
メリーさんは笑顔で言った。残された時間は13日になってしまったけど
僕はかならずこの子にこの恩を返そうと心に決めた。
495: 以下、
>>493
(´;ω;`)ブワッ
497: 以下、
>>493
良い娘だな
498: 以下、
>>493
心温まる
496: 以下、
えぇ子や
499: 以下、
追い付いちまった…
メリー良い子過ぎだよ
wktkが止まらない
512: 以下、
気を取り直し、一番下のダンボールを取り出す。
その中から今から一ヶ月、プラスマイナス1週間の新聞を
取り出し開けたスペースに広げる。
メリーさんは一週間前から
僕は一週間後から読み進めた。
新聞をめくる音と時間だけが過ぎる。
5枚冊目の新聞のわずかなスペースに交通事故の記事を見つけた。
4月26日。5時50分頃
O市西区交差点付近で同じ市内に通う高校生、中山 准(17)が車にはねられ
病院に運ばれたが死亡した。
「これだ…」
「これですね…」
新聞記事を見つけた事に多少の喜びを感じたが
次の一行でそんな嬉しさなど消し飛んだ。
中山 准さんは轢かれた後、30分放置されており
近くに住む主婦によって発見された。
なお、犯人は捕まっておらず。
警察はひき逃げとして調査している。
568: 以下、
>>512
名前が読めないんだ。なんて読むんだろ。
571: 以下、
>>568
じゅん
572: 以下、
>>568
じゅんだろ
517: 以下、
wktk
527: 以下、
全身がかぁっと熱くなった。
怒りとやるせなさでいっぱいになる。
「すぐ助けを呼べば助かったかもしれないのに!」
「…少し思い出しました。雨の日で、歩道を歩いてたら
 車が前から…それで投げ飛ばされて川原の下に…」
メリーさんの目に涙が溜まっていた。
それを見て僕の怒りはどこかへ消えた。
怒っている場合じゃない。手がかりは見つけた。
そして僕のやるべき事は二つに増えた。
メリーさんの果たせなかった事を果たす事。
それから犯人を…捜すこと。
期間は13日。限られた時間。
僕は成し遂げることができるだろうか。
532: 以下、
メリー・・・
538: 以下、
Oh,Mery...
577: 以下、
メリーさぁぁぁん
638: 以下、
そう心に誓うと
昼休み終了のチャイムが鳴った。
昼休みの50分間をフルに使ってしまった。
「ここまでにしようか」
「はい」
次は10分の校内清掃時間。
とりえず新聞の記事を切り抜き。保管室を後にする。
図書室を出る時に浩平に声を掛ける。
「清掃だぞ」
「図書当番は図書室の掃除をせねばならない
 悪いが、後は頼んだぞ。」
結局、僕一人でやるのか…
しょうがないと思いつつ掃除場所はどこだったかと思い出す。
確か今日は月曜日、清掃場所が変わる日。
「あ」
「どうしたんですか?」
タイミングがいいのか悪いのか。
今日から1週間僕の掃除場所は
花子さん在住教室棟3階の男子トイレ。
640: 以下、
>>638
ktkrwwwwwwwwwww
641: 以下、
かんばり入道クルー
643: 以下、
きたwwww
644: 以下、
花子さんktkr
650: 以下、
wktk
684: 以下、
もう掃除の時間が始まっているので
急ぎ足で清掃場所へと向かう。
トイレのドアを開けると
男子トイレ特有の匂いが鼻を突いた。
到着はしたが清掃をやる気は毛頭なかった。
後ろを着いてきたメリーさんが言う。
「花子さん、私ですけどー」
すると誰もいないはずの奥の個室から声がした。
「おう!メリーか」
ゆっくりと個室から女の子が出てきた。
タバコを咥え、けだるそうな顔。
髪型はポニーテイル服装はシンプルな黒のセーターに
ハーフパンツというラフな格好そして…
「ちっさっ!」
「ちっさいいうな!誰だお前」
僕もそんなに背が高い方ではないが
背の低いメリーさんよりさらに低い。
691: 以下、
追いついたww
wktk
716: 以下、
「花子さん。この人がさっき話した協力してくれる方です」
「はっお前がか、頼りねぇな?」
ポニーテイルの花子さんはジト目で紫煙を吹かしながら言う
「小学生がタバコを吸うのはよろしくないと思うよ」
「私しゃ20だ!」
すごい剣幕で言い返された。
そのルックス、その身長。どうみても小学生にしか見えない。
とりあえずこれ以上ややこしくなるので
仮にも信じてやる事にした
「その自称20さんが花子さん?」
「自称はいらねぇよ。ムカつく奴だな」
ツリ目の花子さんはご立腹の様子だ。
「そうです、その人が花子さんですよ」
メリーさんがフォローを入れる
「そういや、おまえ今朝見たな
 ちょっと耳かせ」
僕はそばに寄って花子さんの横に立った
花子さんが何か言いたげな表情をしている。
僕は何のことかわからず首をかしげていると
観念したように花子さんは言った。
「…しゃがめ」
725: 以下、
ちょwwwどうなる
wktkがとまらないwwwwwwwwww
727: 以下、
花子さん「しゃがめよ」
729: 以下、
北アあああああああああああああああああああああああああああああああああ
733: 以下、
花子いいなw
755: 以下、
ああ、耳までとどかないのかと理解し
僕はその場にしゃがんだ。
花子さんの口が耳に近づく
吐息が耳に当たってくすぐったい。
そして花子さんはこう言った。
「今朝見たぜ。この○○」
瞬間僕の心臓は大きく跳ね上がった。
このちびっ子人が一番気にしている事を!
僕は男としてこの自称20の小学生に敗北を喫した。
「かははは!ちびって言った罰だ、滞在期間3日分GETだぜ」
「…どうやら敵になるしかないようだな」
と、ここで試合終了がごとく掃除終了のチャイムが鳴った。
「この勝負おあずけだ。」
そういい残して扉へと向かう。
メリーさんを先頭に外へ出ようとしたが
花子さんに呼び止められた。
「おい!ちゃんと見つけてやれよ」
「言われなくとも」
僕はそう言ってトイレのドアを閉めた。
「今、なんていったんですか?」
メリーさんがその黒い瞳で尋ねてくる
「いや、なんでもないよ」
821: 以下、
5、6時間目はメリーさんは辺りを散歩してくるのだという。
別れを告げ、メリーさんは中庭の方へ歩いて行った。
僕は睡魔に身をまかせ寝ることにしする。
古典の文法なんてなんに使うんだと考えながら
気がつくと夢の中にいた。
メリーさんいる。
夢の中ではメリーさんは中山 准として普通に生活してた。
普通に学校の制服を来て本を読んでいる。
本を読みながらにこにこしていてとても楽しそうだ。
でもなぜか僕は悲しくなった。
夢でしか会えない中山 准。
その時突然夢から覚めた。
夢から覚めると僕は泣いているのに気づく。
自分の涙で起きるなんてどんだけだよと
突っ込みを入れる。
あれ?なんで泣いてるんだっけ。
さっき見た夢を思い出せないまま放課後を迎えた。
861: 以下、
放課後、昇降口に向かう途中
中庭のベンチで寝ているメリーさんを発見し。
がんばって起こして、駐輪場へと向かった。
再びメリーさんを荷台に乗せ
今朝とは別の軽い傾斜の道を降りていった。
メリーさん、中山 准が通っていた学校へ向かうためだ。
事故現場と学校どっちを先に行くか迷ったが
僕はこっちを選んだ。
T高校は進学校で、バスで僕の学校を降りずに
さらに10分先に行った場所にある。
T高校へ向かう坂の途中、メリーさんが聞いてきた。
「どうして私の通う高校がわかったんですか?
 新聞にも詳しく書いてなかったのに」
「…あれ?なんでだろう」
そういえばそうだ。
なんで僕は知っているんだろう
しかもかなりの確信がある。
「制服が一緒だから…って会った時制服着てなかったよね?」
「はい、私服ですけど」
どこで彼女の制服姿を見たのだろうか
疑問は解けぬままT高校の校門の前についた。
864: 以下、
>>861
どんどん深くなってきた
ラノベ化してたら買いそうだなww
865: 以下、
wktk
866: 以下、
これはいい謎
wktk
902: 以下、
「ここが、私の学校…」
ふらふらとメリーさんは校舎の中に入っていったが
僕は校門に残った。やるべき仕事があるからだ。
下校のピークは過ぎたが、まだちらほら校門から出てくる生徒はいる。
紫が3年、赤が2年、青が1年の校章バッチで判断をする
狙うは赤、それも女子。片っ端からメリーさん、中山 准の事を聞く
そう思って校門の前をうろうろしていた。
たまにでてくる女子の胸の校章を見てはタメ息をつく。
6人連続で青の校章が続く。
次こそはと思っていると
後ろから肩を叩かれた。
振り向くとそこにはいかにもガチムチといった首から
笛を下げた体育教師であろう男が立っていた。
「校門に立って女子生徒の胸を見ているというのはおまえか?
 ちょっと来てもらおうか。」
僕は、心の中で人生オワタと思った。
951: 以下、
僕は職員室であろう場所に連れてこられた。
他の先生はいない、野球部の声だけが聞こえる。
扉を閉めようとしたらメリーさんが、扉を突き抜けてきた。
「ど、どうしたんですかっ!?」
僕は声出すわけには行かないので口パクで大丈夫とだけ行った。
そこに座れと促されたので素直にそこに座る。
「ふぅ、女子生徒から苦情が来てな
 校門の前に変態がいるとの事だ。胸を見ていたんだな?」
「そ、そうなんですか!?」
「違う!」
メリーさんまで僕を疑うのか
味方もいない四面楚歌。
「じゃあ、なんでだ」
下手に隠すよりそのまま話した方がいいと判断した僕は経緯と中山 准の住所を知りたい事を話した。
953: 以下、
wktk
960: 以下、
今追いついた
968: 以下、
同じく追いついたZe
975: 以下、
体育教師はふぅ?と長いため息をついた
「…おまえと中山の関係は?」
「ずっと前から好きだったんです!」
間髪入れずにそう答えた。
後ろでメリーさんがいろいろ言ってるが
この際無視する事にする。
体育教師が頭を掻いてから言った
「俺はなぁ、中山の担任だと言うか担任だった。
 住所を教えてやる。線香でもあげさせてもらえ」
そう言うと机から生徒名簿を取り出し
小さなメモ用紙に住所を書き移してくれた。
メモを見て驚いたのは意外と字が丸っこくて可愛い事と
さらに驚いた事が僕の家の割と近くだった。
体育教師にお礼を告げ誰もいなくなった校門へと向かう。
その際メリーさんの顔が赤く様子がどこかおかしかったが特に気にしなかった。
977: 以下、
>>975
メリーたん激萌え(;´Д`)
988: 以下、
うめ
994: 以下、
1000ならメリーさんは俺の嫁
996: 以下、
埋め
997: 以下、
1000ならメリーさんはまだこの世に入れる
998: 以下、
>>1000なら俺にメリーさん、お礼外にはこなきばばあ
999: 以下、
1000
1000: 以下、
ume
管理人です!
今回はここまで!
近日中に続きを更新していきたいと思います。
もうしばらくお待ち下さい。
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1 仮面ライ太 :2018年06月26日 23:05 ID:NZ5tykjf0*
(o\o) カメンライダ
つづきは次回、近日中です。
今日も不思議ネットをご利用頂きましてありがとうございます。
また明日もヨロシクね。
2 不思議な
マジで面白い。この人文才あるわ
3 不思議な
気になる終わらせ方を…
4 不思議な
なかなか面白いじゃないか。
初回ポイント30日ツボったぞw
5 不思議な
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