上条「王様ゲームって、あのエロいゲームのことか?」back

上条「王様ゲームって、あのエロいゲームのことか?」


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41B
王様にっていう選択肢はないの?
39: 以下、
カミやんがガチすぎて笑う
40: ◆IClzeUGWus 2018/02/03(土) 23:51:10.47 ID:xuwaWsjQ0
(結果)
?青ピ?吹寄?土御門?姫神
☆姫神?が青ピ?の肩を揉む
上条「4番が1番の肩を揉む」
青ピ「1番……? あ、ボクや」
姫神「4番……」
吹寄(まあ、肩を揉むくらいなら……)
青ピ(まずは軽めの身体的接触ってとこやな、カミやん)
土御門(最初は無難にってことだろうにゃー)
上条(仕掛けるとしたら、初回……)
上条(王様ゲームを盛り上げるのは意外と難しい。場の雰囲気の支配――これなしに本当の王様ゲームは機能しねぇ)
41: ◆IClzeUGWus 2018/02/03(土) 23:53:17.60 ID:xuwaWsjQ0
青ピ「ちょうどよかった。ボク、肩こりひどいねん」
姫神「そうなの?」
青ピ「強めに揉んでええで」
姫神「うんしょ。よいしょ」グイグイ
青ピ「なんやろ、この感じ。ええなぁ」
姫神「よいしょ、んっ」モミモミ
青ピ(女子に触れられるっだけで、『今年一番エロかったエピソード』更新やな)
姫神「んくっ、んっ、んっ……」
青ピ(姫神から漏れる声もあえぎ声みたいでエロいし)
ああんっ! あっあっあ??ん!
青ピ「あえぎ声ってこういうパターンもあるけども、どっちかって言うともっと抑え気味の方がボクは……なんの声や?」
青ピ「え? なんの声!?」
42: ◆IClzeUGWus 2018/02/03(土) 23:54:39.37 ID:xuwaWsjQ0
ああ??んっ。あっ、あっ、あああぁっ!!
姫神「……なんだろう? 動物の鳴き声?」
土御門「隣の部屋から聞こえるにゃー」
吹寄「これって……」
上条「隣の部屋でヤってるな」
姫神「……? なにを?」
上条「セックス」
姫神「セッ……!?」
吹寄「上条! 貴様、一体何を言って――」
上条「隣の部屋行って注意してくる」
青ピ「注意って……。カップルさんやろうし、今日クリスマスやし」
上条「ダメなものはダメだろ。行ってくる」
青ピ「えぇ……。怖い人やったらどうすんの!?」
43: ◆IClzeUGWus 2018/02/04(日) 00:04:28.55 ID:ieupEVTD0
バタン!
上条「うるせぇぞ! いい加減にしろ!」
しーん。
姫神「上条君。帰ってこないね」
土御門「カミやんの説教は長いからにゃー」
上条「ただいま」
青ピ「どうやった?」
上条「どうもこうも。がっつり繋がってる最中だった」
姫神「ほぇっ!?」
上条「同い年だったよ」
青ピ「同い年!? なんでそんなんわかるん?」
上条「だって、見たことある奴だったし。隣のクラスの奴だっような……」
青ピ「同級生がおセックスをなさってたんや……。あ、なんやろ……めっちゃ落ち込むわ」
吹寄「同級生……」
上条「気持ちはわかるけどさ、場所はわきまえて欲しいよな」
吹寄「そ、そうね……」
上条「この店はどんなに騒いでも店員が注意しないから、ラブホテル代わりにしてるんだろうな」
姫神「そう。なんだ……。同じ年の人が……隣で……」
44: ◆IClzeUGWus 2018/02/04(日) 00:06:37.12 ID:ieupEVTD0
吹寄「…………」
姫神「…………」
土御門「まあ、クリスマスなんて人間の発情期みたいなもんだし、そういう奴もいるぜい」
上条「青ピ、スマホ返す」コソコソ
青ピ「あ、うん。でもなにに使っ……あっ!」
――上条「そうだ、青ピ。スマホにAV入ってるだろ?」
――上条「借りるぞ。空気作りは二重三重にしないと効果が薄い」
青ピ「まさか、カミやん。ホンマは隣に人なんて……自演?」
上条「ようやく場の空気が整ったな……」
青ピ「……?」
上条「まずは意識させることから始める必要があったからな」
青ピ「カミやん、ヤバい組織でヤバいことやってた?」
上条(ヤバい組織でヤバいことやってる奴はお前の隣にいるサングラスだけどな)
土御門「ん? どうした、カミやん。そんなに見つめられると照れるぜい?」
45: ◆IClzeUGWus 2018/02/04(日) 00:11:36.40 ID:ieupEVTD0
上条「ま、気にせず王様ゲームの続きをやろう」ジャラジャラ
青ピ「も、盛り上がってきたなー」
吹寄「……どこが?」
上条「王様だ?れだ?」
姫神「あ。はい。王様!」
吹寄「姫神さん!?」
青ピ「さぁ、姫神いこかぁ(ガチパターンやん)」
土御門「俺を選べ」
上条「単純なものでもいいぞ。難しく考えなくても」
姫神「単純なもの……。じゃあ。命令は……」
A 「タイキック♪」
B 「キン肉バスター♪」
C 「脚上挙支持から伸腕屈身閉脚力倒立♪」
(番号)
・1?4の中から数字を2つ。
(命令)
・A?Cの中からアルファベットを1つ。
46: 以下、
2と3がC
47: 以下、
エロ命令が刺さった
50: ◆IClzeUGWus 2018/03/15(木) 21:34:19.64 ID:1yFIQiV/0
(結果)
?土御門?吹寄?青ピ?上条
☆吹寄?と青ピ?が脚上挙支持から伸腕屈身閉脚力倒立♪
姫神「命令。どうしよう……?」
上条「そんなに悩まなくても、ぱっと思いついたのでいいぞ」
姫神「じゃあ。脚上挙支持から伸腕屈身閉脚力倒立」
上条「……ん?」
姫神「あっ。番号。2番と3番が脚上挙支持から伸腕屈身閉脚力倒立♪」
土御門「可愛く言い直しても情報量変わらんぜよ」
上条「倒立することはわかった」
青ピ「脚上挙ってなに? ケンシロウの技?」
51: ◆IClzeUGWus 2018/03/15(木) 21:35:50.81 ID:1yFIQiV/0
吹寄「……あたし2番」
青ピ「ボク、3番や! ってかボク、倒立とかやったことないねんけど」
吹寄「えぇっ!? 本当?」
土御門「小学校の体育でやるにゃー」
青ピ「ホンマに? みんなやってるもんなん?」
上条(小学校の記憶なんてねぇからわっかんねー)
上条「姫神は?」
姫神「したことない」
土御門(だったら、なんでこの命令選んだんだ?)
上条「そうか。じゃあ、“倒立処女”なんだな」
土御門(カミやん、またぶっ込んだぜい)
姫神「さっきも気になったのだけど。処女ってどういう意味?」
上条「初めて出した本を処女作とか聞いたことないか? そういう感じ」
姫神「そういえば。テレビで聞いたことあるかも」
上条「経験がないとか、シタことがないとかそういう意味だよ」
姫神「そうなんだ。じゃあ。私処女だね」“割と大きめの声で”
吹寄「ぶっーーっ!! ごほっ、ごほっ!」
52: ◆IClzeUGWus 2018/03/15(木) 21:42:34.41 ID:1yFIQiV/0
吹寄「ひ、姫神さん? なにを……」
姫神「え? えっと。私が処女だって話を……」
吹寄「そういうことをあまり言っちゃダメだから!」
姫神「そうなの?」
上条「別にいいだろ。高校生にもなって処女とか恥ずかしい、とか思っているタイプか?」
吹寄「違うわよ!」
上条「自分が経験豊富だからって、あんまり人を見下すようなこと言わない方がいいぞ?」
吹寄「はぁ? 経験なんてないわよ!」
上条「へぇ……」
吹寄「はっ! ぐっ……。上条、貴様……」
53: ◆IClzeUGWus 2018/03/15(木) 21:44:05.89 ID:1yFIQiV/0
青ピ「動画を検索して観てみてんけど、こんなん無理やろ」
土御門「体操競技の床運動だにゃー」
青ピ「小さい頃から器械体操やってる奴やないとできひんのとちゃう?」
姫神「じゃあ。倒立で」
青ピ「まあ、その倒立もやったことないから、たぶんできひんねんけどな」
吹寄「あたしできるわよ」
青ピ「マジか」
吹寄「よっ……と。ほらね?」
青ピ「おぉ……、すごいな」
吹寄「小学校の時から床運動っていうか、マット運動が得意だったのよ」
上条「よっ! 床上手!」
吹寄「……上条」
土御門(さっきから、カミやん、セクハラしかしてないぜよ)
54: ◆IClzeUGWus 2018/03/15(木) 21:45:48.20 ID:1yFIQiV/0
青ピ「うーん、倒立すんのはええねんけど、今日はサンタコスでミニスカやし……」
上条「あー……、じゃあ、しょうがねぇか」
吹寄「や、できるでしょ。あたしだけって不公平」
上条「ミニスカートの子によくそんなこと言えるな」
吹寄「ミニスカートの子!?」
青ピ「できるかなぁ?」
姫神「補助ありですればいいと思う」
吹寄「補助くらいならするけど」
青ピ「よし。なら、やってみる」
吹寄「思い切って地面を蹴らないと届かないわよ」
青ピ「そうか。思いっきり行くで! とうっ!」
吹寄「ちょっと! 勢いつけすぎっ! うきゃっ!」
55: ◆IClzeUGWus 2018/03/15(木) 21:47:29.10 ID:1yFIQiV/0
姫神「大丈夫?」
吹寄「いたた……」むにゅ
吹寄「ん? むにゅ?」
青ピ「ちょっ! なんで今、ボクの股間揉んだ!?」
吹寄「えっ? わっ!!」
上条「吹寄、お前……」
吹寄「や、違うから!」
上条「ミニスカートの子に倒立させて、股間揉むって……なんか最低だぞ?」
吹寄「今のは事故よ! 事故! っていうか、上条にだけは言われたくないわよ!」
上条「俺はどさくさに紛れて青ピの股間を揉みしだいたりしねぇよ!!」
吹寄「そういうこと言っているんじゃない!」
56: ◆IClzeUGWus 2018/03/15(木) 21:48:32.51 ID:1yFIQiV/0
上条「出来心だったとはいえ、青ピの股間を揉みしだいた件についてごめんなさいしないとな」
吹寄「出来心じゃないわよ! 事故だって言ってるでしょ!?」
青ピ「ええねん、カミやん。ボクのサンタコスがセクシー過ぎただけやから」
吹寄「貴様ら……」
吹寄「あぁ! もうっ! 次やるわよ、次! ほら、割り箸引いて」
上条「…………」
上条(まずまずの序盤だな。吹寄は頭に血を昇らせておけば扱いやすいし、“事故”ならなにしてもOKっていう副産物も得られたしな)
吹寄「上条! 貴様も早く引きなさいよ」
上条「へいへい」
57: ◆IClzeUGWus 2018/03/15(木) 22:02:35.87 ID:1yFIQiV/0
青ピ「王様だ?れだ?」
土御門「来たぜよ。ついに土御門さんの天下が来たにゃー。日本の夜明けぜよ!」
上条「坂本龍馬かよ」
青ピ「ただ言いたかっただけやろ、それ」
土御門「……。命令はそうだにゃー……」
A 「ポッキーゲームだにゃー」 ※向かい合い、ポッキーの端を食べ進めていくゲーム。定番。
B 「プリッツゲームだにゃー」 ※おっぱいの谷間にプリッツがどれだけ挟まるか競うゲーム。カミやん考案。
C 「トッポゲームだにゃー」 ※青髪ピアス考案。
(番号)
・1?4の中から数字を選ぶ。
(命令)
・A?Cの中からアルファベットを1つ。
58: 以下、
Bはまだ早いな
Aで

59: ◆IClzeUGWus 2018/03/15(木) 22:55:48.84 ID:1yFIQiV/0
すまん。
もう一つ数字を1?3の中から。
60: 以下、
3
63: ◆IClzeUGWus 2018/03/16(金) 23:52:56.05 ID:CN5wcIue0
(結果)
?姫神?吹寄?上条?青ピ
☆青ピ?と上条?がポッキーゲーム
土御門「4番と……」
青ピ(4番! またボクや! ……ホンマにええ友達持ったなぁ)
土御門「3番がポッキーゲームだにゃー」
吹寄「ポッキーゲーム!?」
青ピ「……ん? 3……番? 3番!?」
姫神「私。1番」
吹寄「え? あたし2番よ。ということは……」
上条(土御門……、やってくれたな……)という目
土御門(カミやん、リアリティー、れありてぃーが大切だにゃー。男同士や女同士が一度もないなんて不自然だぜい)という目
上条(じゃあ、女同士にしろや)という目
青ピ(悪ノリやんけ! なんで今、そんなんすんねん!)
64: ◆IClzeUGWus 2018/03/16(金) 23:55:15.22 ID:CN5wcIue0
姫神「準備。準備。一人一袋づつでいい?」
上条「先回りしてツッコんでおくけど、ポッキーゲームはポッキーをたくさん食べるゲームでも、早食いゲームでもねぇからな」
姫神「そうなの?」
吹寄「まさか上条。できませんって、泣き入れるつもりじゃないでしょうね?」
青ピ(カミやんがセクハラ三昧するから、吹寄が仕返しとばかりにうきうきしてるやんけ)
上条「……吹寄。俺をナメるなよ」
吹寄「はあ?」
上条「ヌルすぎる」
吹寄「何言ってるの?」
65: ◆IClzeUGWus 2018/03/17(土) 00:01:58.18 ID:x7CqzYSD0
上条「俺にポッキーなんて必要ねぇ」
青ピ「いやいやいやいや! カミやん!? ポッキーゲームにポッキーは絶対いるから!」
上条「目、瞑れ」ジリジリ
青ピ「ポッキーなしやったらただのちゅーやんけ! あ、そうや! ボク、リアクション得意やねん! 実際には唇に触れてないけど触れたー! って大騒ぎしてなんとかやり過ごそうや!」
上条「…………」ジリジリ
青ピ「以前、ショタもいけるって言うたけど、カミやんはショタに入らへんから!」
上条「…………」ジリジリ
青ピ「カミやんはボーボーやろ?」
上条「ボーボーだ!!」
青ピ「男の子のストライクゾーンはつるつるまでやねん!」
上条「安心しろ。俺は“男女平等(パンチ)の上条さん”なんて言われてるんだ。相手が誰であろうと決して手は抜かねぇ」
上条「たとえ、キスの相手が男でもな!!」
66: ◆IClzeUGWus 2018/03/17(土) 00:03:02.05 ID:x7CqzYSD0
姫神「わっ。わわっ。本当にするの?」
吹寄「ゲ、ゲームだし、そんなに本気にならなくてもいいんじゃない」
上条「姫神、吹寄。王様の命令はな……絶対なんだ!」
青ピ「や、カミやん!? 王様の命令はポッキーゲ――」
ぶちゅーーーうぅぅぅぅぅ!!!
青ピ「ふぐっ……むむむむっ!」
67: ◆IClzeUGWus 2018/03/17(土) 00:05:09.89 ID:x7CqzYSD0
……
…………
………………
わたしのあだ名は青髪ピアス。
友達からは青っピって呼ばれているの(* ̄ー ̄)v
今日は待ちに待ったクリスマスイブ。
姫っちと寄っちがクリパを開いてくれたの! そして、なんとそこには憧れの上条くんも!
ちょっとぉ?!! 上条くんとクリパなんて心の準備できないよぉ?(>_<)
なぜか上条くんとポッキーゲームをする流れになって……。
だんだんと上条くんの唇が近づいくるぅ(∩。∩;)
ダメっ! このままわたしキスしちゃうの!?
実はわたし、生まれてからキスなんてしたことないの?(; ̄□ ̄A アセアセ
どうなっちゃうの!? わたし!
………………
…………
……
上条「やかましいよ!」
バキッ!!
青ピ「痛っ! ……カミやん、無理 矢理ちゅーして、殴るなんて鬼畜の極みやで」
68: ◆IClzeUGWus 2018/03/17(土) 00:07:55.68 ID:x7CqzYSD0
青ピ「今のはボクの中の乙女ゲージをマックスにして、現実逃避しててん」
上条「意味がわからん」
青ピ「意味わからんのは、こっちの台詞や!」
上条「ほら、王様ゲームの続きやるぞ」
青ピ「なんでカミやんノーダメやねん」
上条「王様だ?れだ?」
…………。
吹寄「……? あたしじゃないわよ?」
姫神「私でもない」
土御門「誰だ?」
青ピ「ふっ、ふっ、ふっ。ボクやぁぁーー!!」
上条「お前かよ! 早く言えよ」
土御門「誰かと思ったぜよ」
青ピ「…………。そうやなー。なにしよかなー」
A 「お姫様だっこ……いや、ガチレスリングやな」
B 「無難に、お馬さんごっこからのおしりペンペンやな」
C 「ありきたりやけど、乳首を使ったコントやな」
(番号)
・1?4の中から数字を2つ。
(命令)
・A?Cの中からアルファベットを1つ。
69: 以下、
1と4

74: ◆IClzeUGWus 2018/03/18(日) 00:08:20.47 ID:rgD5k2OI0
(結果)
?上条?姫神?吹寄?土御門
☆上条?と土御門?が乳首を使ったコント
青ピ「1番と4番が……ありきたりやけど、乳首を使ったコントやな」
吹寄「ありきたり?」
青ピ「1番だ?れだ?」
上条「…………俺」
青ピ「カミやんのお相手、4番は??」
土御門「俺だぜい」
上条(おい、どういうことだ……?)
青ピ(ボクの乙女ゲージはな……マックスになったら、そう簡単に減らへんねんっ!!)
青ピ(ボクが今、一番観たいのはボーイズがラブってるやつや!)
上条(乙女への偏見すごくない?)
75: ◆IClzeUGWus 2018/03/18(日) 00:10:55.71 ID:rgD5k2OI0
上条「青ピ、お前が持ってきた小道具借りるぞ」
青ピ「ええで。使って」
上条「そもそも乳首を使ったコントってなんだ?」
土御門「この棒で乳首ドリルせんのかーい、とかどうかにゃー」
上条「安易すぎる。オリジナルで勝負しないとな。それにこういう時に一番最初に思い浮かんだネタって大抵ダメなんだよ」
土御門「そういうものか?」
上条「乳輪……乳首……乳首に鈴? これか……?」
76: ◆IClzeUGWus 2018/03/18(日) 00:16:40.88 ID:rgD5k2OI0
青ピ「……ってゆーか、あの二人あやしない?」
姫神「うん。それは以前から私も思ってた」
吹寄(以前から思ってたの!?)
青ピ「今もこそこそ二人で内緒話してるし、付き合ってんのかな?」
姫神「友達以上恋人未満な感じがする」
吹寄(ええっ!?)
青ピ「距離近すぎってゆーか、部屋も隣同士やし、絶対なんかあるやんな」
姫神「あってもおかしくない」
青ピ「姫神はカミやんがタチとネコどっちやと思う?」
吹寄(タチ? ネコ? なにそれ?)
姫神「攻めか受けかで言えば上条くんは……。誘い受け」
吹寄(攻め? 受け? タチとネコはどこへ?)
青ピ「わかるぅー。カミやん猫好きやし、絶対ネコやんなー」
上条「土御門、ちょっとタイム。おい、そこの三人。打ち合わせに集中できない」
吹寄(あたしも!?)
上条「あと、こじつけがひでぇ。なんだよ猫好きだから受けって」
77: ◆IClzeUGWus 2018/03/18(日) 00:19:31.16 ID:rgD5k2OI0
青ピ「カミやん、女子トークに勝手に入ってこんといてや」
上条「お前は女子じゃないでしょーが!!」
青ピ「ボクは今、乙女ゲージマックスやから! 誰よりも女子やから!」
上条「お前の中だと、女子=BL好きなの?」
上条「百歩譲って、BL話するのはいいとしても、本人を目の前にしてするなよ!」
青ピ「それは二人が目の前でいちゃいちゃしだすからやん。なぁ?」
姫神「うん」
上条(あれれ? まとも側だと思ってたけど、姫神もヤバい奴チームの人なのかな?)
78: ◆IClzeUGWus 2018/03/18(日) 00:22:44.93 ID:rgD5k2OI0
上条「例えば、俺と土御門が『姫神×吹寄』の百合妄想を目の前で語り出したら、おいおいってなるだろ?」
姫神「別に」
上条「えぇ……。価値観独自すぎぃ。じゃあ、やろ。土御門、やっぱ姫神と吹寄はあやしいよな」
吹寄「ちょっと!!」
上条「たまに、吹寄が姫神を見る目が野獣の目をしてるよな」
吹寄「してないわよ!」
上条「大覇星祭のときは付きっきりだったのも、そういうことだろうな」
吹寄「姫神さんが車いすだったからよ」
上条「姫神の学生寮にちょくちょく出入りしているらしい」
吹寄「友達なんだから普通でしょ」
土御門「たまーに、姫神のジャージと自分のジャージをこっそり入れ替えてるぜい」
吹寄「なっ……。どうして貴様が知って……。じゃなくて、その……」
吹寄「姫神さん! 違うの! た、たまたま入れ替っちゃったのよ。同じ学校指定の同じジャージだから!」
青ピ「動揺しずぎやろ」
上条「……土御門くん? 今の流れでガチ暴露は必要なかったかな」
土御門「これはこれでおもしろいにゃー」
上条「お前……。さっきの男同士のポッキーゲームといい、場が荒れれば荒れるほど楽しいタイプか」
ちなみに、上条考案の乳首に鈴をつけたコントはびっくりするくらいすべった。
79: ◆IClzeUGWus 2018/03/18(日) 00:26:54.34 ID:rgD5k2OI0
上条「…………」
姫神「その……。すごく前衛的だったと思う」
青ピ「即興やったし。こんなもんちゃう? 今までわいわいやってたから気づかんかったけど、エアコンの音って結構うるさいな、っていう発見もあったし」
土御門「さあ、王様ゲームのつづきやろうぜ、カミやん」
上条「お前はもう少しダメージを受けろ」
土御門「王様だ?れだ?」
上条「あ、俺だ」
吹寄「あたしまだ、一回も王様引いてない……」
青ピ「カミやんが王様かぁ」
土御門「さ……し……す……なんでもいいかにゃー。酢だこ」
上条「真面目にやれや」
姫神「……?」
上条「そうだなぁ。じゃあ、」
A 「氷、口移し」
B 「鎖骨のくぼみに氷を乗せて、もう一人がその氷を食べる」
C 「氷を使ったなにか愉快なことをする」
(番号)
・1?4の中から数字を2つ。
(命令)
・A?Cの中からアルファベットを1つ。
80: 以下、
1と4
A
83: ◆IClzeUGWus 2018/03/18(日) 23:36:57.04 ID:bQmssw1G0
(結果)
?吹寄?青ピ?土御門?姫神
☆吹寄?が姫神?と氷、口移し
上条「そうだなぁ。じゃあ……」
上条(……もう、土御門や青ピのためになにかしてやりたくねぇな……。さんざんめちゃくちゃにしやがって)
上条「1番と4番が氷、口移し」
姫神「私。4番」
吹寄「えっ!? あたし1番……」
上条「はい。じゃあ、吹寄と姫神が氷を口移しするってことで」
吹寄「ちょっと待って! 口移しって、口と口でするってこと!? そんなことしたら、唇が触れちゃうんじゃ……」
上条「ああ? 俺と青ピがポッキーなしポッキーゲームした時、お前なんつったよ?」
青ピ「王様はポッキーなし、とは言うてへんかったけどな」
上条「『できませんって、泣き入れるつもりじゃないでしょうね?』って言ったよな」
青ピ「ボクは泣き入れたけど、認められへんかったで」
上条「同姓同士、条件一緒だろ?」
青ピ「未だになんでディープキスしてきたんかわからへんけどな! どないすんねん、ボクの唇!」
吹寄「そうだけど……。姫神さんが嫌がるんじゃ……」
姫神「別に」
青ピ「姫神、鋼のメンタル過ぎぃ」
84: ◆IClzeUGWus 2018/03/18(日) 23:41:52.08 ID:bQmssw1G0
姫神「準備。準備」
上条「口いっぱいに氷入れなくていいから。一個でいい」
姫神「ほうなの?」
上条「ハムスターかお前は? 吐き出しなさい」
姫神「んべぇ」ガラガラ
青ピ「…………」そわそわ
青ピ「あー、ボクのウーロン茶ヌルなってるやん。あっ! こんなところに氷が」
青ピ「誰のかわからへんけど、使ったろ」
上条「白々しいわ!」
青ピ「ちゃうねん、ちゃうねん! 最近、一度口のなかに入れて、吐き出したモノに妙に執着してしまうねん。ガムとか!」
上条「お前は性に貪欲過ぎるな」
青ピ「この前も捨てられてるガムを拾おうかどうか小一時間悩んでん」
上条「俺が一生使うことない時間の使い方してるのな」
85: ◆IClzeUGWus 2018/03/18(日) 23:50:47.26 ID:bQmssw1G0
上条「でも、それあれだろ? ナントカ物横領罪になんじゃねーの?」
青ピ「でもな、冷静に考えてみて」
上条「……?」
青ピ「美人の女子高生様が道端にぺっ、ってガムを吐き捨てて下さいました」
上条「なんで敬語?」
青ピ「ボクは学園都市という街を愛しているので、そんなものが道端落ちてることが許せまん」
青ピ「ですので、捨てようと思ってそのガムを拾います。これは善行。ゴミ拾いです」
上条「はいはい」
青ピ「でも、よく考えたら、人が吐き捨てたガムを手に持ってるのって気持ち悪いやん?」
青ピ「ですので、一旦ボクの口のなかに入れます」
上条「んん?」
青ピ「で、口のなかに入れていたガムをゴミ箱に捨てます。これってセーフやんな?」
上条「アウトだよ?」
86: ◆IClzeUGWus 2018/03/18(日) 23:52:24.00 ID:bQmssw1G0
青ピ「清掃のおじさんとやってること同じやん」
上条「どこがだよ!!」
青ピ「結果だけ見れば、道端に捨てられてたガムをゴミ箱に捨てた訳やん? ただ、過程で『ちり取りのなか』か『ボクの口のなか』かの違いがあるだけで」
上条「大違いだよ!」
青ピ「でも、法律的にはセーフちゃう? 自分のものしてるわけやないから。これアウトやったらゴミ拾いできひんやん」
上条「仮に法律的にセーフでも、お前は人としてアウトだよ!」
青ピ「えぇ……。納得いかへん……わー」
上条「どうした?」
青ピ「……もう始めてるやん」
上条「え? おい、王様が見てないのに始めるな……よ……」
87: ◆IClzeUGWus 2018/03/18(日) 23:53:44.08 ID:bQmssw1G0
吹寄「はむっ……んっ……ふっ」
姫神「んっ……んくっ……ちゅ、んん」
青ピ「…………」
上条「…………」
青ピ「なんか、舌入ってへん?」
上条「入ってるな」
青ピ「カミやんは氷移しって命令したよな?」
上条「俺は氷を口移しって命令したはずだよ?」
青ピ「舌、入れる必要あるかな……?」
上条「さあ?」
青ピ「めっちゃ、吸ってるな」
上条「吸ってるな……」
青ピ「舌、入れてるな」
上条「入れてるな……」
88: ◆IClzeUGWus 2018/03/19(月) 00:05:33.64 ID:MGPhSgI20
今日はこれまで。
ガムのくだりを思いついたせいで選択肢までいかないっていうね。
拾ったガムを口のなかで一時保管することは、実際のところ、法律的にもアウトっぽい。
89: 以下、
吹寄や姫神のエロを見たいと思う自分はおかしいの?
92: 以下、
だんだん女性陣が発情してきたな
93: ◆IClzeUGWus 2018/03/19(月) 23:05:26.54 ID:TeFqqCX60
吹寄「ゆ、ゆっくりやるから」
知らない人の声みたい。緊張のせいだ。
こくり、と姫神さんが無言で頷いた。
口のなかに溜まった緊張のつばをごくりと飲みこんだ後、氷を一つ咥えた。
ゆっくりと、姫神さんの唇へと近づけていく。
心臓は喉もともまで這い上ってやかましい不規則な音を立てていた。
94: ◆IClzeUGWus 2018/03/19(月) 23:06:36.99 ID:TeFqqCX60
氷を姫神さんの口内に押し込もうとしたとき、唇同士が軽く触れた。
裸の電線に触ってしまったときみたいな衝撃が体を貫く。
あたしは、体を硬直させた。電流に似た衝撃が、お腹の奥底――未開の地まで到達したから。
顔が熱を持っていくのがわかる。
息づかいも乱れていた。
95: ◆IClzeUGWus 2018/03/19(月) 23:07:29.92 ID:TeFqqCX60
次は、どうしたらいいのだろうか……?
あ、そうだ。氷を返してもらわないと。
この時のあたしはきっと自分の熱で頭がやられてしまっていたのだと思う。
吸うようにして姫神さんと唇を合わせた。
――唾液の味がした。
あたしの中でなにかが弾けた。
96: ◆IClzeUGWus 2018/03/19(月) 23:08:55.56 ID:TeFqqCX60
舌先を堅くして、姫神さんの口の中にある氷を舌で追いかける。
ぴちゃ、と水が跳ねる湿った音がした
吹寄「………んっ、ちゅっ」
姫神「ちゅ……ん……ぅんん」
舌同士が触れ合う。
氷のせいか、姫神さんの舌は少し冷たかった。
だけど、口のなかは熱くて……。
じんじんと頭が痺れる。舌が氷と一緒に溶けていくような感覚。
ふわふわとして、熱いのか冷たいのか、どっちが上でどっちが下なのか――感覚が曖昧にとろけていく。
97: ◆IClzeUGWus 2018/03/19(月) 23:11:05.36 ID:TeFqqCX60
姫神さんの喉からこくん、と小さく喉が鳴った。溶けた氷水を飲み込む音。
その中にきっと、あたしの唾液も入っている。
吹寄「んっ……ちゅぱ、ちゅ」
姫神さんの体温がそこにあって。心臓の鼓動すらも聞こえてきそうだ。
体が落ちてしまうのを防ぐために、背中に両手を回して、きゅっと力を込めた。
体勢を安定させ、また深く舌を入れる。
姫神「んはぁ……んうぅ」
合間に漏れる吐息がますますあたしの欲望に拍車をかける。
溶けた氷水か涎かわからない液体がこぼれ、顎の下まで滴り落ちた。
98: ◆IClzeUGWus 2018/03/19(月) 23:12:32.09 ID:TeFqqCX60
吹寄「ぁあっ……、ぅんっ――」
みっともない声が漏れた。
あたしの脳は呼吸すらも忘れるくらいポンコツになっているみたいだ。
吹寄「あぅ……はぁ……、はあ……」
きっと、今ひどい顔をしてるに違いない。それに変な声もでちゃった。
姫神さんに聞かれてないといいな。
聞かれてたら、ちょっと恥ずかしい……。
上条「…………」
聞かれてたら……。
青ピ「…………」
聞かれ……。
土御門「…………」
吹寄「………………………………………………」
ちょっと恥ずかしいとかそれどころの話ではなかった。
99: ◆IClzeUGWus 2018/03/19(月) 23:15:38.73 ID:TeFqqCX60
上条「おかえり」
吹寄「あっ、これは、その……」
青ピ「このまま放っといたら、服ぬぎだして最後までやるんちゃうかな、って思って黙ってたけど、さすがにそれはなかったな」
土御門「残念だぜい」
上条「まあ……その、なにしてんの、お前?」
吹寄「…………(かあっ///)」
上条「姫神を見てみろよ」
姫神「ぜーっ、ぜーっ」
土御門「そりゃ、口で氷を移すだけ、って聞かされてて、ディープキスされたらあんな顔にもなるにゃー。涎すら拭えない状態だぜい」
青ピ「事後みたいになってる……ってか、もはや事後やん」
上条「俺みたいに笑えるタイプのディープキスならまだしも……」
青ピ「はっはっはっ。カミやん、もしかしてボクとしたディープキスを笑えるタイプに分類してる? しばくぞ?」
100: ◆IClzeUGWus 2018/03/19(月) 23:17:13.20 ID:TeFqqCX60
土御門「吹寄はテクニシャンってことはわかったぜい」
吹寄「うぅぅ……」
上条「通販で買った怪しい器具でキスのトレーニングした甲斐があったな」
吹寄「あれは顔全体を引き締める器具よ!」
姫神「はぁ……はぁ……。氷口移し、しゅごい……」
青ピ「『しゅごい』ってホンマに言うんや……。だったら、『らめえぇぇ』も現実にあるんか!?」
101: ◆IClzeUGWus 2018/03/19(月) 23:18:21.35 ID:TeFqqCX60
吹寄「もう、お開きにしない? あ、あたしのせいだけど、姫神さんもこんなになっちゃったし」
上条「お前、このまま解散したら、姫神を自分の部屋に連れ込んで手籠めにするつもりだろ?」
吹寄「しないわよ!」
上条「って言ってるけど信用できる?」
青ピ「あんなん見せられたら、できひんね」
土御門「姫神の身の安全のために王様ゲーム継続だにゃー」
上条「吹寄、これが今のお前の評価だ。もっと真面目に生きろ、な?」
吹寄「ぐぬぬ……」
上条(吹寄相手にマウント取るの、すげぇ楽しい)
102: ◆IClzeUGWus 2018/03/19(月) 23:25:31.72 ID:TeFqqCX60
吹寄「ひ、姫神さん。その……ごめんなさい(目を合わせられない……)」
姫神「大丈夫。平気」
青ピ「姫神ー。寝ながらでええから割り箸引いて」
姫神「うん……。あ。4番」
吹寄「言っちゃダメでしょ!」
青ピ「ん? 何か言った?」
吹寄「いや、その……、なんでもない」
青ピ「……?? ま、ええか」
土御門「王様だ?れだ?」
吹寄「……あたし」
土御門「さっきのつづきとなると……アレか」
吹寄「しないわよ」
青ピ「キスのつづきって言ったらもう……アレしかないないな」
吹寄「だから、しないわよ」
上条「エロ魔神」
吹寄「貴様ら……」
A 「○番があたしをひたすら褒める……とか」
B 「○番があたしにマッサージする」
C 「○番があたしが気に入る愉快なことをする」
(番号)
・1?4の中から数字を1つ。
(命令)
・A?Cの中からアルファベットを1つ。
103: 以下、
4でCとか?
初めてだからこれでいいか悩むから安価下で
104: 以下、
103でok
111: ◆IClzeUGWus 2018/03/20(火) 23:33:30.75 ID:zeEqeNyb0
(結果)
?上条?青ピ?土御門?姫神
☆姫神?が吹寄(王様)が気に入る愉快なことをする。
吹寄「4番が……あ、あたしとキ……する、とか」
青ピ「え? なんだって?」
吹寄「き、気に入ることをする! そう言ったの!」
土御門「キスって聞こえたような気がするにゃー」
吹寄「言ってない!」
青ピ「カミやんもキスって聞こえたやんな?」
上条「聞こえたね。お前の難聴系主人公ぷりよかったよ」
青ピ「ボク、最高のタイミングで『え? なんだって?』って言えたやろ。モテるかな?」
上条「あれは『え? なんだって?』って言うからモテるんじゃなくて、既にモテる人間が聞き取れなかった振りをするときに使うものだから」
112: ◆IClzeUGWus 2018/03/20(火) 23:34:52.33 ID:zeEqeNyb0
吹寄「と、とにかく! 4番があたしが気に入るような愉快なことをする! それが命令」
上条「ざっくりとした命令すぎるだろ……」
土御門「愉快なことって……。そんな雑なフリで愉快なことができたら、プロだにゃー」
吹寄「あたしが喜びそうな愉快なことをなにか考えて」
上条「俺たちが考えるかよ!?」
土御門「この王様、暴君だぜい」
113: ◆IClzeUGWus 2018/03/20(火) 23:37:29.84 ID:zeEqeNyb0
土御門「にゃー。愉快なことってハードル高いぜい」
青ピ「他になんか命令の候補なかったん?」
吹寄「他は……マッサージとか?」
上条「ヌルすぎる……。マッサージなんて段階はもうとっくに終わってるだろ」
吹寄「王様の命令なんて、何言ってもいいでしょ!」
青ピ「マッサージやったらボク、マッサージ用のアロマオイル持ってきてんで」
上条「なんでそんなもの持ってきてんだよ!」
青ピ「プレゼント交換用に買ってん……」
上条「プレゼント交換用……だと」
青ピ「4日前、カミやんが――」
――上条「5人しか来なくなった訳だし、プレゼント交換みたいな企画はなくてよくないか?」
青ピ「って言ってたやん? でもな、あの時点でもう買っててん、プレゼント交換用に……アロマオイル」
上条「言えよ、そういうことは」
青ピ「15人中10人がキャンセルするようなクリスマスパーティーにまだワクワクしてんの? って思われるのが恥ずかしくて、言えんかった」
上条「申し訳ない気持ちでいっぱいになるわ……」
114: ◆IClzeUGWus 2018/03/20(火) 23:39:10.97 ID:zeEqeNyb0
土御門「今回使うぜよ。このアロマオイル」
上条「アロマオイルを使った愉快なことかぁ……」
吹寄「なんで、アロマオイルを使うことが確定になってるの?」
土御門「マッサージはたいして愉快なものじゃないにゃー」
上条「難しいな……、アロマオイルを使った愉快なもの……」
青ピ「……ヌルヌルプロレス」
上条・土御門「それだ」
吹寄「ちょっとぉ!!」
115: ◆IClzeUGWus 2018/03/20(火) 23:42:02.06 ID:zeEqeNyb0
吹寄「ヌルヌルプロレスなんて、そんなことを姫神さんにさせていいわけないでしょ!!」
上条「えっ? 姫神って4番なのか?」
吹寄「……なによ」
上条「姫神が4番って、初めて知ったなー、思っただけ」
吹寄「ば、番号はみんなもう、言ったでしょ!?」
上条「言ってねぇよ。じゃあ、俺は何番?」
吹寄「……2」
上条「いや、1番だけど。お前、確率三分の一の賭けに出たな」
吹寄「それは……、あれよ。よ、4番って言ったときに貴様らが他人事みたいに振る舞っていたから、姫神さんが4番なのかな、って思い込んでいただけよ」
青ピ「…………」
土御門「…………」
上条「…………」
吹寄「な、なにか言いなさいよ!」
上条「自分の欲望に正直だな」
吹寄「うるさいっ!」
116: ◆IClzeUGWus 2018/03/20(火) 23:43:54.39 ID:zeEqeNyb0
青ピ「4番がヌルヌルプロレスってことは……、1人でやんの? エアプロレス?」
上条「ヌルヌルプロレスってだけでかなり愉快なのに、それにエアプロレスまで加わったら完全に愉快じゃねぇか!」
土御門「これで決まりだにゃー」
吹寄「なに勝手に決めてんのよ!」
上条「お前が決めろっつーから、3人で必死に考えたんだろうが!」
吹寄「却下よ。それにヌルヌルになったら着替えがないじゃないの」
青ピ「着替えなら、ミニスカサンタ、もう1着あるで。カミやん用やけど」
上条「なんで俺用!?」
青ピ「カミやんがトイレからミニスカサンタで帰ってきたら面白いと思って作ってん」
上条「これも自作なのかよ!」
117: ◆IClzeUGWus 2018/03/20(火) 23:45:22.53 ID:zeEqeNyb0
姫神「でも。この衣装はいい出来」
上条「やっと起きたか」
姫神「縫い方も綺麗」
青ピ「普通に照れるわ」
上条「じゃあ、これ着て、“ヌルレス”すればいいんじゃね?」
姫神「ヌルレスがなにかわからないけれど。これは着てみたい」
青ピ「コスプレ好きなん? そういえば、初めて会ったときも巫女さんのコスプレしてたもんな」
吹寄「いや、着ない方がいいわよ。不純な目でジロジロ見られるかもしれないし」
青ピ「混じりっけなしのエロい目でしか見ぃひんわ!」
上条「不純も100%不純なら、それは純粋だろうが!」
125: ◆IClzeUGWus 2018/04/24(火) 00:18:28.84 ID:J+P6bOxD0
姫神「トイレで着替えてくる」
吹寄「えっ!? 着るの?」
姫神「うん」
吹寄「なら、あたしも行くわ」
バタン
上条「よし。じゃあ、ヌルヌルプロレスの準備を整えて逃げ道を塞いでおこう」
土御門「段取りの化身だぜい」
青ピ「クラスメートのミニスカサンタって、テンション上がるな」
土御門「姫神も乗り気だったぜい」
青ピ「姫神は王様ゲーム自体に協力的やもんなぁ」
土御門「しかしカミやん。最初、姫神が王様ゲームに対して乗り気じゃなかったらどうするつもりだったんだぜい?」
上条「んー。その時は……」
126: ◆IClzeUGWus 2018/04/24(火) 00:23:15.64 ID:J+P6bOxD0
上条「人狼ゲームをやろう、とか言ってたかな」
青ピ「えっ! 人狼ゲームってエロいゲームなん? たしかに、名前的に王様ゲームよりエロそうやけど」
上条「や、俺、人狼ゲームよく知らないし」
土御門「知らないのかよ」
上条「テキトーに市民と占い師がポッキーゲーム! とかやっておけばいいかなって」
青ピ「それ、王様ゲームと一緒やん」
上条「王様ゲームで警戒されたら、名前だけ変えて中身一緒のゲームをでっち上げればいいんだよ」
青ピ「えぇ……」
上条「その場でアドリブのルールを考えていくんだよ」
土御門「じゃあ、命令が遂行出来なかった場合は人狼に好きなところを触られるとかどうかにゃー」
上条「いいね、それ」
青ピ「わぁー、めっちゃゲスやん」
127: ◆IClzeUGWus 2018/04/24(火) 00:31:28.23 ID:J+P6bOxD0
土御門「……ふと思ったんだが」
上条「なに?」
土御門「吹寄、姫神の着替えにわざわざ付いていく必要あるかにゃー?」
青ピ「あっ……」
上条「姫神の貞操が危ない!」
吹寄「危なくないわよっ!」バンッ
上条「なにしてたんだよ」
姫神「別に! 姫神さんにタイツを貸しただけよ」
土御門「ミニスカサンタにタイツ……だと?」
青ピ「なんてことしてくれんねん」
上条「なんだそのタイツの厚み……。ほぼ靴下じゃねーか!」
土御門「こんなのどれだけ頑張っても伝線しようがないぜよ」
青ピ「ボクは、こんなのタイツとして認めへんで!」
吹寄「うるさいわねっ!!」
128: ◆IClzeUGWus 2018/04/24(火) 01:02:50.70 ID:J+P6bOxD0
青ピ「ええか、姫神。現役の女子高生は60デニール以上のタイツを履いたらアカンねん」
吹寄「変な洗脳しようとしない! 現役の女子高生のあたしが履いてたタイツよ!」
土御門「透けないタイツはタイツと呼ばないぜよ。ズボンの一種だにゃー」
吹寄「ウソを教えない! 普通に210デニールのタイツとして売られてるわよ」
上条「210デニールって!? なんのためにそんなの買うんだよ!?」
吹寄「防寒とファッションのために決まってるでしょ!」
上条「吹寄がファッションを語るのか……」
土御門「現に今、びっくりするくらい色気ない私服だにゃー」
吹寄「私服に関しては貴様らだけには言われたくないわよ」
129: ◆IClzeUGWus 2018/04/24(火) 02:02:48.98 ID:J+P6bOxD0
吹寄「とういか、どうして男子がデニールがどうのって知ってるのよ」
上条「常識だろ」
青ピ「常識やな」
土御門「生足派のオレでも知ってるぜよ」
姫神(常識なんだ……。そもそも私。デニールが何を指しているのかわからない……)
上条「姫神……。脱ごうか、タイツ」
吹寄「させないわよ!」
上条「自分が履いていた肌着を女子に履かせて昂奮するってのはわかるけどさ……」
吹寄「そんな意図でタイツを渡してないわよ! それにあたしも女子だし!」
上条「や、もうお前はこっちチームだろ」
土御門「仲間だぜい」
青ピ「正直、自分の履いてたタイツを姫神に履かせるって発想は恐れ入ったわ」
土御門「完全に思考がオレ達だぜい」
上条「四人になるから“デルタフォース”じゃなくなるけど、新しい名称は吹寄が考えていいぜ」
吹寄「貴様ら……」
133: ◆IClzeUGWus 2018/05/14(月) 00:29:11.82 ID:Ocwj7xGH0
上条「仲間割れしてても仕方ないし。タイツありでヌルヌルプロレスやるか」
土御門「そうだにゃー」
吹寄「あたしと貴様らは、仲間じゃないから!」
姫神「やり方わからないけど。やってみる」
上条「大丈夫だ。ヌルヌルエアプロレスのやり方なんて誰もわからん」
姫神「うひゃっ」ベチャ
姫神「……転けた。全身ぬるぬる……」
134: ◆IClzeUGWus 2018/05/14(月) 00:30:56.78 ID:Ocwj7xGH0
姫神「うぅ……。べとべと……」
上条「!!」
土御門「!!」
青ピ「!!」
上条「手に付いたオイルを指でくちゅくちゅやってみようか」
姫神「……? こう?」クチュクチュ
青ピ「舌を出しながら両手を皿のようにして口元に持ってきて」
姫神「……お皿? こ。こう?」
土御門「目を見て『いっぱい出たね』って言って欲しいにゃー」
姫神「いっぱい出たね?」
吹寄「やめなさいっ! この変態ども!」
135: ◆IClzeUGWus 2018/05/14(月) 00:33:12.21 ID:Ocwj7xGH0
吹寄「プロレスの要素はどこいったのよ!」
青ピ「思いの外、ぬるぬる姫神のインパクトが強くて……」
上条「いけないハッスルをしてしまった」
土御門「反省だにゃー」
上条「じゃあ、改めて。怪我しちゃ笑えねぇし、前屈しとこうか。胸元がガバガバなのは気にせずに。俺たちそういうの気にしないタイプの人間だから」
吹寄「どんな人間よ! 改めて、セクハラし直してどうするのよ!」
青ピ「ヨガのポーズ、あの、あれ。ヨガのあの、エロいポーズやって」
吹寄「せめて欲望を隠す努力くらいしなさいっ!」
土御門「蔑んだ目で『早っ……』て吐き捨てるように言って欲しいにゃー」
吹寄「台詞を言わせるシリーズはなに!? 1mmも反省してないでしょ!」
136: ◆IClzeUGWus 2018/05/14(月) 00:35:13.47 ID:Ocwj7xGH0
姫神「おっ。わっ。とと。ヌルヌルで上手く立てない」
つるっ。
吹寄「危ないっ」
姫神「あ。ありがとう」
吹寄「ふぬぬ。この体勢キツい」
上条「っか、なにどさくさに紛れて姫神のおっぱい掴んでんだよ」
吹寄「そんな戯れ言の前にあたしを助けて。滑るっ……」
青ピ「ラッキースケベはカミやんの十八番やで? 勝手に自分のモンにしたらアカンで」
吹寄「ぐぬぬっ。今、緊急事態でしょうがっ……。このままだとあたしもオイルの池に落ちるっ……」
上条「ふむ。緊急事態ならおっぱいを掴んでもOKなのか?」
土御門「吹寄の理屈だとそうなるにゃー」
青ピ「よし。待ってろよ、おっぱい!」
吹寄「貴様ら……っ。きゃっ」
べちゃっ!
土御門「結局オイルまみれだぜい」
吹寄「うぅっ……。べとべとになっちゃったじゃない」
137: ◆IClzeUGWus 2018/05/14(月) 00:37:08.88 ID:Ocwj7xGH0
土御門「姫神も吹寄もべとべとだにゃー」
青ピ「ぬるぬるやな」
上条「なんか、その……。二人ともサンキューな」
吹寄「なにに対する感謝よ!」
青ピ「ぬるぬる、テカテカするだけで、なんでこんなにエロ……魅力度が増すんやろな?」
土御門「ローションオイルは最も魔法に近い液体かも知れないぜい」
上条「温泉卵にも似たようなことを思ったな。温泉卵かけたらおいしくなるに決まってるじゃん、みたいな」
吹寄「訳のわからない議論をする前にタオルの用意くらいしなさいよ!」
138: ◆IClzeUGWus 2018/05/14(月) 00:40:09.57 ID:Ocwj7xGH0
吹寄「あ、鼻血……」
青ピ「……姫神のおっぱい揉んで鼻血て」
上条「男子中 学生みたいだな、お前」
吹寄「ち、違うから。これはそういうのじゃなくて……」
姫神「これ。ティシュ。ちょっとヌルヌルだけど」
吹寄「ありがとう」
上条「がっつり揉みしだいてたから、興奮し過ぎたんだろ」
吹寄「上条、うるさい」
青ピ「しかもヌルヌルつきやしな。興奮するのもしゃーない」
吹寄「だから、違うって言ってるでしょ!」
139: ◆IClzeUGWus 2018/05/14(月) 00:42:52.67 ID:Ocwj7xGH0
吹寄「なぜか、突然鼻血が出てきたのよ」
土御門「転んだときに顔をぶつけてたぜい」
吹寄「えっ、本当!?」
土御門「自覚なしか。結構派手にぶつけてたにゃー」
青ピ「それだけ、おっぱい揉むのに必死やったってことやな」
上条「だったら興奮して鼻血出たのも、ある意味正解じゃん」
土御門「エロエロだにゃー」
青ピ「ボクは気持ちわかるでー。仲間仲間」
ぶちっ!
吹寄「あー、もうっ!!!」
140: ◆IClzeUGWus 2018/05/14(月) 00:47:55.37 ID:Ocwj7xGH0
吹寄「中止よ! 中止!」
青ピ「なにを?」
吹寄「王様ゲームを中止よ!」
土御門「横暴だにゃー」
吹寄「そもそも密室でこんなこと……不健全よ!」
青ピ「一番不健全なことしてんの、吹寄やん」
吹寄「うるさいっ!!」
ギャー、ギャー。
Trrrrr、Trrrrr
上条「ん? 小萌先生から? なんで?」
上条「もしもし?」
インデックス『とうま……。今、どこでなにしてるの?』
上条「インデックス!?」
インデックス『クリスマスにはおいしいもの食べに行こうって、約束したの覚えてないの?」
上条「覚えてるけど……。だって、インデックスは今、性の6時間を過ごしてるんじゃ……」
インデックス『聖の6時間……? とうまが何を言いたいのかよくわからないかも』
上条「ステイルと……」
インデックス『すているはもう帰っちゃったんだよ」
上条「…………」
インデックス『会いたかったの?』
上条「寝取られてないのか……?」
インデックス『ねと? ……とうま?』
141: ◆IClzeUGWus 2018/05/14(月) 00:50:05.08 ID:Ocwj7xGH0
上条「うん。わかった。……うん。じゃあ」
青ピ「カミやん、吹寄の圧政が酷いねん。王様ゲームを終わらせるとか言ってんねん」
土御門「王様でもやっていいことと悪いことがあるぜい。なあ、カミやん」
上条「姫神、吹寄。拭くものあるか? よかったら、俺のタオル使ってくれ」
青ピ「カミやん? なんで、今更紳士ぶるん?」 
上条「吹寄、着替えあるのか? 俺のジャケットよかったら貸すけど」
青ピ「ん? これもなんかの作戦?」
土御門「あっ!! カミやんっ! 目を見せろ」
上条「なんだよ」
土御門「目にねっとりとした濁りがないぜよ」
青ピ「どないしたん?」
土御門「カミやんが……。いや、ゲスやんがカミやんに戻っちまったにゃー!!」
青ピ「な、なんやて!」
142: ◆IClzeUGWus 2018/05/14(月) 00:56:03.14 ID:Ocwj7xGH0
土御門「目を覚ませ、カミやん。いや、この場合はもう一回濁れ、カミやん!」
上条「なに言ってんだ、お前」
青ピ「まだ、200ムラムラは出てないで、カミやん!」
上条「あーはいはい。さて、このローションをどう片付けようかな」
土御門「終わりの段取りしてるぜい」
青ピ「アカンて、カミやん」
上条「じゃあ、そうだな――」
【エンディング分岐】
A ゲスやん、やっぱりゲスやんエンド 上条「最後だしゲスい命令して終わるか」
B BLエンド 土御門「そう…。そのまま飲みこんで。オレのエクスカリバー」青ピ「ワオ、これがホントのアヴァロンやー」
C 百合エンド 吹寄「や、やっぱり、布団は分けましょ! ね?」姫神「……?」
D ほのぼのエンド 上条「小萌先生の家で二次会やろう」
・A?Dの中からアルファベットを1つ。

143: 以下、
a
151: ◆IClzeUGWus 2018/05/20(日) 00:29:42.22 ID:gUxsWCcv0
(結果)
A ゲスやん、やっぱりゲスやんエンド 上条「最後だしゲスい命令して終わるか」
上条「じゃあ、そうだな――」
上条「最後だしゲスい命令して終わるか」
青ピ「えっ……カミやん?」
土御門「まだ、ゲスやんのままだぜい」
青ピ「ボクの乙女ゲージと一緒でマックスになったら、そう簡単に元に戻れへんねんな」
上条「一番に割り箸を引かせてくれれば、100%王様を引くことが出来る」
青ピ「マジで!? めっちゃ頼もしい」
土御門「ゲスやん最高っ!」ドンッ
上条「のわっ!」
べちゃ?。
上条「……なんで押した? 俺までローションまみれじゃねぇか」
土御門「さらにカオスにした方が面白いぜよ」
上条「てめぇ……。着替えないんだぞ。どうやって帰るればいいんだよ、俺」
土御門「おぉ! 瞳も濁りだしたぜい」
青ピ「ゲスやん、おかえりー」
152: ◆IClzeUGWus 2018/05/20(日) 00:32:48.62 ID:gUxsWCcv0
姫神「無理に立たずに端まで滑った方が安全」
上条「大丈夫。大丈夫……っと」
つるっっ!!
上条「どわっ!」
姫神「あぶなっ。きゃっ!」
上条「いたっ……。って、うわっ、なぜか姫神が俺の股の上に!」
姫神「へっ……? わっ!」
土御門「吹寄、見たか! これが本家本元のラッキースケベだにゃー」
青ピ「なんであれから、背面座位になんねん」
土御門「その体勢は二人が協力し合わな不可能だろ、っていう不自然さがまたポイント高いにゃー」
吹寄「どうして貴様らが勝ち誇ってるのよ」
153: ◆IClzeUGWus 2018/05/20(日) 00:36:02.69 ID:gUxsWCcv0
上条「すまん。姫神。今すぐどくから」
姫神「ひゃっ!」
上条「ん? どうした?」
姫神「上条くん。脇腹は……」
上条「えっ? 脇腹を怪我したのか?」さすさす
姫神「違っ――っつ! ぁんっ!」
上条「どうした!?」
姫神「脇腹は……その。敏感だから……。触られると困る……」
上条「す、すまん」
154: ◆IClzeUGWus 2018/05/20(日) 00:41:43.67 ID:gUxsWCcv0
吹寄「とにかく。もうおしまいね。片付けるわよ」
青ピ「一回だけ! ラスト一回だけヤラせて」
土御門「一発だけ! 一発ヤったら満足するにゃー」
吹寄「貴様ら……。意図的に『王様ゲームを』って目的語を省いてしゃべってるでしょ」
青ピ「なんのことー?」キョトン
吹寄「(イラッ!!)」
吹寄「いい加減にしろー!!」
ギャー。ギャー。
155: ◆IClzeUGWus 2018/05/20(日) 00:49:49.38 ID:gUxsWCcv0
上条(姫神のサンタコス、胸元がゆるいからこの体勢だと全てが見えるな……)
上条(むむっ!)
上条「ひ、姫神さん? 折り入ってお頼みしたいことがあるんですけども……」
姫神「そ。それよりも。私のお尻に固いのが当たっている……」
上条「頼みたいことっていうのは、その件なんだけど……」
姫神「な。なに?」
上条「今、このガン勃ちしてる状態をあの三人にバレると非常に恥ずかしい」
姫神(私にはいいの!?)
上条「だから、その……。収まるまでこのまま壁になってもらえないでしょうか?」
姫神「壁!?」
上条「収まるまで、今の背面座位の状態をキープで……頼むっ!」
156: ◆IClzeUGWus 2018/05/20(日) 00:55:13.22 ID:gUxsWCcv0
姫神「この体勢は私も恥ずかしい」
上条「一生のお願い」
姫神「えぇ……」
上条「この場を切り抜けられたら、なんでも言うこと聞くから」
姫神「なんでも……?」
上条「おう。なんでも!」
姫神「……わかった。頑張る」
上条「本当か!?」
姫神「でも。どうやったら収まるの?」
上条「王様ゲーム1回分くらいの時間を稼げれば収まると思う」
姫神「1回分……。わかった」
青ピ「カミやん! 吹寄が石頭やねん。ラスト一回もヤラせてくれへんねん」
土御門「そうだぜい。もう一発もヤラせないって言って聞かないんだぜい」
吹寄「だから、『王様ゲームを』って言葉を端折るな!」
158: ◆IClzeUGWus 2018/05/20(日) 01:07:03.50 ID:gUxsWCcv0
吹寄「ってか、上条! 貴様、いつまで姫神さんを乗せてるのよ!」
上条「これは……。ほら、全身ぬるぬるだし。そっちに行ったら床が汚れるだろ?」
吹寄「あたしが言っているのは、上条が姫神さんを乗せていることよ!」
上条「それは……ここが落ち着くって……、姫神が」
姫神「えぇっ!?」
青ピ「そうなん?」
姫神「えっと……。う。うん。やっぱり人間座椅子が一番落ち着く」
吹寄「えぇ……」
青ピ「やっぱりってことは普段からやってんの……? えっ? 姫神が?」
土御門「意外だにゃー」
姫神「はぅっ……」
159: ◆IClzeUGWus 2018/05/20(日) 01:20:39.86 ID:gUxsWCcv0
姫神(王様ゲーム1回分の時間を稼がないと)
姫神「さ。最後に1回だけやるのもいいと思う」
青ピ「姫神も王様ゲーム賛成やって」
土御門「もう、やるしかないぜよ!」
吹寄「うっ……。姫神さんが言うのなら……。これが本当に最後だからね」
青ピ「よーし。じゃあ、カミやん割り箸引いてー」
上条「…………」
青ピ「カミやん?」
上条「えっ? なんだ?」
土御門(カミやん……。姫神の乳を至近距離でガン見しすぎだにゃー)
160: ◆IClzeUGWus 2018/05/20(日) 01:26:38.26 ID:gUxsWCcv0
上条「(じーーーっ)」
姫神「!!!」
姫神「ど。どこ見てるの!?」
上条「胸元ナンテノゾイテナイヨ?」
姫神「ほ。本当?」
上条「姫神に助けてもらっている最中に、ソンナコトスル訳ナイダロ?」
姫神「さっきより硬度が増している気がする」
上条「刺激の多い環境だから。仕方ないね」
姫神「座りにくい……」グリグリ
上条「おっふ……。あ、あんまり動かれるとマズい」
上条(わざとか!? わざとなのか!?) 
161: ◆IClzeUGWus 2018/05/20(日) 01:29:10.52 ID:gUxsWCcv0
上条(よくよく考えてみれば、姫神を乗っけたままだと収まりようがないな。いい匂いするし、谷間見せてくるし)
上条「…………」
上条(ちょっとだけ腰を上下に動かしてみよう。ちょっとだけ)
ぐに、ぐに……。
姫神「やあ あっ あぅっ。なにっ?」
上条「逆に腰を動かした方が早く収まる気がする。逆にね」
姫神「なにがどう逆なの……? ふにゃっ! んくっ……」
162: ◆IClzeUGWus 2018/05/20(日) 01:33:30.47 ID:gUxsWCcv0
吹寄「あたし王様だわ」
土御門「えっ!!」
青ピ(カミやん、どないなってんねん! 100%引けるんとちゃうんかい!)
青ピ「え……っと、カミやん?」
姫神「やっ。あっ。そんなっ突き上げ。っないでっ だめっ?」
吹寄「上条っ! なにしてんのよ!」
土御門「さすがだぜい、カミやん。シャレの域を悠々飛び越えてきたぜよ」
上条「姫神、頼む。なにかいい感じの言い訳を」
姫神(えっ!? 私っ!?)
姫神「えっと……。お。王様ゲームが楽しいから。こうやってわくわく。みたいな」ぐにぐに
上条「だめっ。さらに上下運動はっ……」
姫神「楽しいから。自然と身体が動いて……」ぐにぐに
上条「これ以上刺激を加えたら、あっ、あああ」
上条「らめえぇぇ」
163: ◆IClzeUGWus 2018/05/20(日) 02:30:44.55 ID:gUxsWCcv0
上条「ふぅ……」
青ピ「カミやん……?」
土御門「もしかして……神ったのか?」
上条「姫神、もう壁の件、大丈夫だから」
姫神「収まったの……?」ヒソヒソ
上条「おう……。全てが終わった……」
青ピ「悟ったみたいな顔してるけども……マジ?」
上条「それより、今日クリスマスだぞ。敬虔な十字教徒が真面目に祈りを捧げているのに、王様ゲームなんてして恥ずかしくないのか」
上条「今から『宗教と科学』について語り合う時間にしよう」
164: ◆IClzeUGWus 2018/05/20(日) 02:33:03.56 ID:gUxsWCcv0
青ピ(カミやん、これも空気作り的なやつやんな? アクシデントやなくて、作戦やんな?)
上条「………(ぷいっ)」
青ピ(アクシデントやー)
土御門(カミやんの顔色と汗が全てを物語ってるにゃー)
土御門「カミやん、ガチで神ったのか?」
上条「神ってない。だが、可及的やかにトイレへ行きたい」
青ピ「その賢者感、完全に神ってるやん!」
上条「お前らいい加減にしろよ。どっちだっていいだろ、そんなこと。引っ張り過ぎたって」
土御門「本当に神って“神やん”になっちまったのか?」
上条「わかった。わかった。神ったってことでいいよ。お前らがそう思うんならそうなんだろう。お前らの中ではな」
165: ◆IClzeUGWus 2018/05/20(日) 02:35:03.48 ID:gUxsWCcv0
吹寄「…………………………………」
青ピ「吹寄、本気で引いてるやん」
土御門「どんな下ネタやセクハラも律儀に全部ツッコんでた吹寄が固まったまま、一言もしゃべってないぜよ!」
青ピ「カミジョー属性完全ガードどころか、要塞になってもたな」
土御門「フラグが立つとか立たない問題じゃないぜい。バッキバキに粉砕だにゃー」
上条「やめろ。これ以上俺をいじるな」
上条「これ以上俺をいじるなら、お前らの記憶を消すために殴る、ということも選択の視野に入れなければならなくなる」
土御門「暴力をチラつかせてきたぜよ」
青ピ「ヤバい奴やん」
166: ◆IClzeUGWus 2018/05/20(日) 02:50:32.22 ID:gUxsWCcv0
上条「まず、宗教、つまり信仰と科学はぶつかり合わないのか。実際、欧米の科学者の場合――」
土御門「『宗教と科学』について勝手に語り出したぜよ」
青ピ「そっち方面で押すつもりか……。さすがに無理あるやろ」
上条「ガリレオは……、だから、神が……えっと……」
土御門「語れるほど知識ないにゃー」
青ピ「とりあえず、履き替えよ、カミやん」
上条「神が……というか、俺が神だ。だから、このテーマは俺と科学は両立可能かということになって――」
土御門「わけわかんなくなってるぜい」
青ピ「いじり過ぎたのは悪かったって。カミやん、戻ってこーい」
それでも、上条は延々と語り続けた。
“ゲスやん、やっぱりゲスやん→ゲスやんから神やんへ”エンド
おしまい。
元スレ
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