【syamu】30歳男性が考えた文章「僕は麻里亜の隣で屈み込んで、麻里亜の肩に手を載せて、麻里亜の顔を覗き込む」back

【syamu】30歳男性が考えた文章「僕は麻里亜の隣で屈み込んで、麻里亜の肩に手を載せて、麻里亜の顔を覗き込む」


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「ジン様。今のうちに脱出しましょう」
 麻里亜の声が降り、僕は我に返った。
「!? そ、そうだね」
 僕は麻里亜を横目に、ゆっくりと歩き出す。
 麻里亜が数歩歩いたところで、麻里亜が片膝を床に突いた。
 麻里亜の身体から火花が散っている。明らかに麻里亜の身体が異常だった。
「ま、麻里亜!? ど、どうしたの!?」
 僕は麻里亜の隣で屈み込んで、麻里亜の肩に手を載せて、麻里亜の顔を覗き込む。
 脇腹を手で押さえたまま。
4: 風吹けば
マシンガン麻里亜やめろ
2: 風吹けば
麻里亜が無表情の顔を僕に向ける。
「ジン様。先ほどの攻撃により、ワタシのエネルギーを予想以上に消費しました」
 麻里亜が冷たく言い放つ。顔を戻し、瞼を閉じて首を横に振る。
 さっきの攻撃といい、やっぱり麻里亜は人間じゃないのか?
 僕は麻里亜の正体を訊いてみようと思い、緊張で生唾を飲み込んで喉を鳴らす。
 口まで出かかっているが、踏みとどまる。僕は瞼を閉じて首を横に振った。
 たとえ、麻里亜がアンドロイドでも、麻里亜は麻里亜だ。
5: 風吹けば
「ジン様。どうかしましたか?」
 麻里亜の声が降ってくる。
 僕は瞼を開けて、麻里亜に微笑む。
「なんでもない。麻里亜、本当に大丈夫? 少し休んだ方が……」
 僕が言いかけて、麻里亜がおもむろに立ち上がる。
 麻里亜は背負っているルビナ姫を背負い直し、僕はふらつく麻里亜を見上げ思わず手を伸ばす。
7: 風吹けば
「休んでいるわけにはいきません。ここにいては危険です。ジン様、先を急ぎましょう」
 麻里亜はふらつきながらも、歩を進める。身体から火花を散らしながら。
 僕は伸ばした掌を握り締め、そっと腕を下ろす。
「う、うん……」
 僕は麻里亜の背中を見つめ、おもむろに立ち上がる。
 脇腹の痛みに顔をしかめて。
8: 風吹けば
代名詞に親を殺された男
10: 風吹けば
 麻里亜が蹴飛ばした鉄扉の傍の壁に掌を突いた。
 麻里亜が肩で息をしている。相当、エネルギーを消費しているらしい。
 その時、壁に空いた穴からミサイルの様な飛来音が聞こえ、僕は壁に空いた穴を睨む。
 壁に開いた穴からミサイルが飛び出して、ミサイルが曲がって出口の階段の方に飛んでゆく。
 続いて爆発音が聞こえ、壁が崩れる様な嫌な音が聞こえた。
 まさか、あの男、生きていたのか?
 あの男、何をしたんだ?
 嫌な予感がした。
11: 風吹けば
あとがき
今回、麻里亜が活躍します。ジンくんと麻里亜の絆を感じました。
これからも、麻里亜を活躍させたいと思います。
168: 風吹けば
>>11
うーんこの
16: 風吹けば
ルビナ姫との出会い
デスゲーム
☆前回のあらすじ☆
麻里亜の攻撃で吹っ飛んだ謎の大男。しかし、謎の大男は生きていた。
謎の大男が吹っ飛んで開いた穴からミサイルが飛んできて、ミサイルは出口の階段の方へ飛んだ。
18: 風吹けば
その時、爆風が部屋に押し寄せるのが僕の視界に映る。
「ジン様!」
 初めて麻里亜の悲しみを剥き出した声が聞こえた。
「うわっ」
 爆風で僕は吹っ飛び、僕の背中が壁に激突して背骨が軋む。
 僕は口から血を吐き、床に両膝を突きうつ伏せに倒れた。
 痛みで顔をしかめ、拳を握り締め、意識が朦朧とする。
 僕は肩膝を床に突いて、身体をゆっくりと起こす。
 血が混じった唾を吐き、口許を手で拭うと視界に麻里亜が映る。
19: 風吹けば
代名詞のない異世界
20: 風吹けば
知的障害者
21: 風吹けば
 麻里亜は片手で僕を支えてくれて、僕は身体を捻じって背中を麻里亜に預ける。
 だいぶ楽になり、僕は麻里亜に大丈夫だと言わんばかりに、麻里亜に微笑む。
 その時、麻里亜の両眼から赤いレーザーが伸びて機械的な音を鳴らし、僕の身体を上半身から下半身へとスキャンしてゆく。
「スキャン完了。ジン様の人体損傷七〇パーセント。脇腹の傷及び、壁に激突した衝撃で左腕の骨が折れています」
 映像が切れた様な機械的な音を鳴らし、麻里亜の両眼から赤いレーザーが消えた。
23: 風吹けば
 僕は脇腹を手で押さえ、腕の痛みで顔をしかめる。
「そっか。どうりで、腕の感覚がないわけだ。やっぱり、麻里亜は人間じゃないんだ……」
 僕は麻里亜が人間じゃないという現実を受け止められず、悲しみで麻里亜の胸で俯く。
「ワタシはリアン様の研究で生み出されたアンドロイドです。ワタシは試作機で様々なデータを採り、今後の研究に役立て、未来のアンドロイドを創るためにワタシは役立っています」
 麻里亜の冷たい声が聞こえる。
25: 風吹けば
ゾッ帝の時系列ってどうなっとるんや
31: 風吹けば
>>25
作者すら分かってないぞ
27: 風吹けば
 僕は瞼を閉じて首を横に振る。
「そっか……父上が麻里亜を造ったんだ。麻里亜がアンドロイドでも、麻里亜は麻里亜だよ。これからもよろしく、麻里亜。僕は麻里亜を知って嬉しいよ」
 僕は瞼を開けて顔を上げ、麻里亜に微笑んだ。滲んだ嬉し涙を拭って。
28: 風吹けば
代名詞が使えないだけならまだしも性欲の塊のサイコパスなの面白いわ
29: 風吹けば
代名詞がないのはMTGのテキストで慣れてるからええねんけど
主人公が全く活躍しないのはなんなんやろ
36: 風吹けば
>>29
活躍した経験が無いからか
そもそも自分から何かを成す気が無いかのどっちか
40: 風吹けば
>>36
石握れば解決する正に浜崎順平の脳内を具現化した汚物がこれ
71: 風吹けば
>>40
知的障害者いじめて楽しいか?
30: 風吹けば
 麻里亜の頬が火照る。
「ワタシの正体を隠して、申し訳ありません。いつかワタシの事をジン様に話そうと思っていました。ジン様、大丈夫ですか? 先ほどの爆発で出口の天井が崩れ、閉じ込められた模様」
 麻里亜が真紅の冷たい眼で僕を見下ろす。
 麻里亜の最期?
 どういうこと?
 それよりも、閉じ込められたことが悔しくて、僕は拳を握り締めた
「くそっ」
 やっぱり、さっきの爆発は僕たちを閉じ込めるためにやったんだ。
 あいつは死んでなかったんだ。あの男、何者なんだ。
 悔しくて歯を食いしばり、涙が滲む。
 どうすればいいんだ。何か脱出する方法はないのか?
33: 風吹けば
 その時、大きな銀色の筒状の物が回転しながら部屋に転がってくる。
 筒には小さな穴がいくつも空いており、穴から緑のガスが噴出された。
「ジン様、毒ガスです! 息を止めてください! シールドを張ります!」
 麻里亜が声を上げ、僕を片手で支えたまま、麻里亜の両眼から青白いレーザが飛び出す。
 麻里亜は緑の毒ガスを噴出している銀色の筒状の物を睨み据える。
「!? わ、わかった!」
 僕は脱出方法を考えるのをやめて、慌てて口許を両手で覆う。
 手が臭いけど我慢した。
 脇腹や腕が痛むのも我慢だ。僕は生きる。これくらいなんともない。
34: 風吹けば
誰か漫画化しろ
35: 風吹けば
麻莉愛麻莉愛麻莉愛うるせぇ!
37: 風吹けば
 僕は麻里亜の横顔を見る。さっきの攻撃で、麻里亜はエネルギー消費している。
 麻里亜の眼から発せられる青白いレーザーが球形を形作る。
 僕と麻里亜の身体を、青白い障壁が展開してゆく。
 僕はその間に息を止めた。そんなに長く息を止められない。
 一分くらい息を止めると、慣れない息止めに急に息苦しくなった。
 思わず口許から両手を離し、息を吸おうとした時、麻里亜の唇が僕の唇に重なった。
 麻里亜がゆっくりと瞼を閉じる。
39: 風吹けば
草しかはえない
42: 風吹けば
「!?」
 僕は驚いて、眼がさざ波の様に揺れている。
 ま、麻里亜?
 僕は恥ずかしくなり、慌てて麻里亜の唇から離れようとする。
 麻里亜が僕を支える手と唇に力を入れる。
 麻里亜の口から新鮮な空気が送られ、僕の傷が癒える感じがして、脇腹の痛みが和らぐ。
 折れた腕も再生する感じがした。僕は心地良くなり、ゆっくりと瞼を閉じる。
 温かい。麻里亜の温もりを感じる。
 これが、麻里亜の力なんだ。
 麻里亜の唇が、僕の唇からゆっくりと離れる。
「ジン様。ワタシのエネルギーを消費して、ジン様を治療しました。シールド展開完了」
 麻里亜の冷たい声が聞こえる。
44: 風吹けば
頭おかしなるで
45: 風吹けば
タイトルのセンスはあると思う
騎士団長殺しよりはマシ
56: 風吹けば
>>45
別に竜馬がゆく!とかを悪いタイトルって言いたいわけちゃうんやけど
なんかすごいノリが古臭く感じる
59: 風吹けば
>>56
昭和やね
47: 風吹けば
 僕はゆっくりと瞼を開けた。
「ありがとう、麻里亜……少し楽になったよ」
 僕は麻里亜の顔を見て微笑む。
 麻里亜の頬が火照る。
「ジン様。ワタシのエネルギーをチャージします。少し休ませてください」
 麻里亜が片膝を床に突いたまま俯いて瞼を閉じる。
 僕は麻里亜の肩に手を載せた。
「ゆっくり休んでいいから」
 麻里亜の横顔を覗き込んで、僕は麻里亜に微笑んだ。
51: 風吹けば
 その時、麻里亜の背中から咳払いが聞こえた。
「私の前でキスしないでくれるかしら? 邪魔しちゃ悪いと思って邪魔しなかったけど」
 ルビナ姫が麻里亜の背中から降りて、顔をしかめて両手に腰を当てる。
 ルビナ姫を支えていた麻里亜の腕が垂れ下がる。
 僕は驚き、恥ずかしくなって麻里亜の腕から慌てて離れる。
「お、起きてたんだ。ご、ごめん。気付かなくて」
 気まずくなってルビナ姫に背中を向けて胡坐をかき、頭の後ろを掻いて僕の顔が火照る。
 まともにルビナ姫と顔を合わせられない。
 僕はルビナ姫が気になって、ルビナ姫に振り向いて横目でルビナ姫を一瞥する。
 胸の前で腕を組んだルビナ姫と目が合い、恥ずかしくなって、僕は慌てて顔を戻す。
 麻里亜とのキス、ルビナ姫に見られちゃったな。
 胡坐をかいたまま頭の後ろを掻きながら、僕はルビナ姫を横目で見る。
52: 風吹けば
 ルビナ姫は不機嫌そうに胸の前で腕を組んだまま僕を睨んで肩を竦める
「起きてたら悪いのかしら? それともあのまま気絶してろと? それより、この臭いなに? あなたから臭ってくるみたいだけど。この臭い、なんとかしてよ」
 ルビナ姫は顔をしかめ、両手で鼻を摘まんで首を横に振る。
 僕はルビナ姫の傲慢な態度にやるせなくなり俯く。
「ご、ごめん……僕、拉致されてから、その、風呂とか入ってなくて……」
 ルビナ姫に嫌われちゃったな。僕の第一印象最悪だ。
 せっかく仲良くなれると思ったのに。
53: 風吹けば
 ルビナ姫が壁を叩く様な音が聞こえる。
「ちょっと、出られないじゃないの! 出しなさいよ! 城に帰らないと。みんな心配してるわ……」
 ルビナ姫が諦めて床に両膝を突いたのか、コルセットドレスの擦れる音が聞こえた。
 僕は瞼を閉じて首を横に振る。
「僕たちは閉じ込められたんだ。ここから出れば、毒ガスを吸って死ぬ。どうしようもできない。麻里亜が目覚めるまで待つしかない」
 何も出来ない自分が悔しくて歯を食いしばり、両手の拳を握り締める。
 僕は顔を上げて身体を捻じり、心配になって麻里亜に振り向く。
 麻里亜は静かに眠っていた。気のせいか麻里亜が優しい顔をしている。
57: 風吹けば
 ルビナ姫が立ち上がって、今にも泣きそうな顔で麻里亜の傍に屈み込んで、麻里亜の身体を必死に両手で揺すっている。
「ちょっとどういうこと!? あなたが麻里亜? 起きてなんとかしてよ! 私を助けたんでしょ!?」
 ルビナ姫は起きる気配のない麻里亜を揺するのを諦め、立ち上がって青白いシールド内を必死に拳で叩いている。
「ここから出してよ!」と、ルビナ姫は誰かに訴えている。僕は黙ってルビナ姫を見ていた。
 ルビナ姫に呆れて、僕は俯いて瞼を閉じ、額に手を当てて首を横に振る。
 やがて叩くのを諦めたのか、ルビナ姫は腕を組んだり腰に手を当てたりして、青白いシールド内を行ったり来たりしている。
 とうとうルビナ姫は両膝を床に突き、俯いて両手で顔を覆い泣き始めた。
 子供の様に泣き声を漏らし、涙を指で拭う。
61: 風吹けば
大男は鼻歌を歌いながらバンのトランク開け、トランクの中からポンプアクションショットガンを取り出す。
 ポンプアクションショットガンの銃身を見つめ、片目を瞑ってポンプアクションショットガンを構える。
 大男は麻里亜に振り向き、ポンプアクションショットガンに弾を装填してゆく。
 僕はバンのトランクに凭れて咳き込む。
「やめろ。麻里亜に手を出すな……」
 僕はポンプアクションショットガンに手を伸ばして、ポンプアクションショットガンの銃身を掴む。
 大男は僕の手を払いのけ、片手でポンプアクションショットガンの銃口を僕の顔に向ける。
「邪魔をするなら撃つぞ。顔に風穴を開けたいか?」
 僕は黙り込んで、大男から顔を背ける。
 大男は勝ち誇った様に喉の奥で笑い、ポンプアクションショットガンを肩に担いで麻里亜の元へと向かう。
65: 風吹けば
文章から性欲の強さを感じる
66: 風吹けば
頭麻里亜なるで
67: 風吹けば
「黙って見てりゃなんだよ! いい加減にしろ! キミは自分のことばかり、王族はみんなそうなのか!? 
麻里亜はキミを見捨てるつもりだったんだ。だけど、麻里亜はキミを助けた。少しは感謝したらどうだ!? 甘えるな! キミを見ているとイライラする。今までちやほやされて育ったんだろ? 少しは我慢しろ」
 僕はくるりとルビナ姫に背を向け、麻里亜の隣で胡坐をかいて頬杖を突き、片方の掌を太ももの上に載せた。
 ルビナ姫が気になって尻目で見る。
72: 風吹けば
 ルビナ姫が両手の掌を床に突き、拳で床を叩く。意表を突かれて泣きじゃくっている。
「な、なによ。なんなのよ! ご、ごめんなさい。ごめんなさい……私は自分のことばかり。王女だからって、みんなからちやほやされて、甘えていたんだわ。
私、もう十六なのにね。あなたに言われて、私は初めて気付いた……ありがとう、少し楽になったわ」
 ルビナ姫は俯いて、泣きながら悔しくて床を何度も叩き、洟をすすり嗚咽し、涙を両手で拭う。
 僕は何も言わなかった。
 キミは自分で気付けたんだ。それでいいんだ。
 僕はルビナ姫の背中に微笑んだ。
77: 風吹けば
>>67
>>72
なんやこの展開ふざけんなや
81: 風吹けば
>>77
説教からの即改心は何気にゾッ帝お約束展開やと思う
MMDで再現されてるあたりやと無いところやけど
74: 風吹けば
こいついつも生唾飲み込んでるな
78: 風吹けば
「フハハハハッ。さっきのは痛かったぞ! オレを怒らせたのはお前が初めてだ! 気に入ったぞ!」
 その時、麻里亜が鉄扉を蹴飛ばした方から大男の悪魔の様な声が降って来た。 
 ルビナ姫の泣き声が止んだ。「今の声、なに?」とルビナ姫が僕に振り向いて訊いてくる。
 僕は寒気がして両腕を両手で擦る。
 あの男、まだ生きてたのか。僕は歯を食いしばって毒ガスの向こうを睨む。
 毒ガスが充満する中で大男の影が揺らぎ、大男が僕たちの前に姿を現す。
 大男の背中の機械から火花が散っている。
 どうやら、麻里亜の攻撃は効いたみたいだ。
80: 風吹けば
「なんてことなの。あ、悪夢だわ……」
 ルビナ姫は大男を見て口許を手で覆い気絶してうつ伏せに倒れた。
 僕は気絶したルビナ姫を見る。キミは気絶してた方が都合いい。
 それにしても、キミはあの男を知ってるのか?
 大男はルビナ姫が気絶したのを見て不気味に笑った。
 大男は首を傾げ、人たち指を突き立てて左右に小さく振り挑発する。そして、両手を大きく横に広げる。
「ショータイムはこれからだ! 今からデスゲームを始める。オレが屋敷に仕掛けた爆弾の爆破スイッチを押す。
制限時間は三分だ。その間に逃げれば、お前たちの勝ちだ。出口はオレが塞いだ。この絶望を味わうがいい! フハハハハッ」
 大男は両手の手首をクロスさせ爆破のジェスチャーをした。
 大男は不気味に笑いながら後退して、空間が揺らいで大男は毒ガスの中に消えた。
82: 風吹けば
 爆破だって?
 なんて残酷なんだ。
 僕は床を拳で叩き、大男が消えた方を睨んだ。
 背中には嫌な汗をべっとりと掻いている。
 麻里亜の治療で少し楽になったが、絶望感で今にも意識が吹っ飛びそうだ。
 僕は麻里亜を見る。麻里亜は僕の期待に応える様にゆっくりと瞼を開けた。
「チャージ完了。ジン様。三分後にワタシのシールドは強制解除され、ワタシのエネルギーが限界に近づきます。どうしますか?」
 麻里亜が片膝を突いたまま、僕に振り向いて冷たく言い放つ。 
83: 風吹けば
書くことがなくなったら新しく思いついた全く別のストーリーに切り替える
という独特の手法で読書を楽しませる
94: 風吹けば
>>83
ちゃんと読んだ事無いから知らんのやが
一応完結してから次書くんよな?
まさか唐突に切り替えるんか?
126: 風吹けば
>>94
読んでくと大体バトルパートの途中で仕切り直すで
135: 風吹けば
>>94
この禁断の森編と異世界アルガスタへ編
は全く繋がりがないんや
主人公の一人称もアルガスタ編では「オラ」になってる
頭おかしなるで
86: 風吹けば
 僕は床に手を突いて、麻里亜の傍に寄る。
「麻里亜、無茶させてごめん。僕がしっかりしていれば、こんなことにはならなかったのに……」
 僕は麻里亜の傍で片膝を床に突き、麻里亜の肩にそっと手を載せる。
 麻里亜と顔を合わせられず、僕は俯き瞼を閉じて首を横に振る。
「警告。爆破まで三分です。組員はやかに退避してください。繰り返します……」
 その時、感情のない女性の機械音声が監禁室のスピーカーから聞こえる。
 僕は絶望に駆られ、両手の掌を床に突き、拳で思いっきり床を叩く。
 くそっ。どうすればいいんだ。
 考えろ、なにか策があるはずだ。
 嫌な汗が頬を伝い顎から滴る。
90: 風吹けば
あとがき
今回、ジンくんと麻里亜の淡いシーンがありました。人間的なアンドロイドである麻里亜を書きたかったんです。
ジンの幼い頃から麻里亜はジンの面倒を見てきました。ジンに好意を抱いてもおかしくはないなと。作者は思いました。結果的に、いい話が書けたと思います。
91: 風吹けば
行動描写も細かすぎる
93: 風吹けば
ルビナ姫との出会い
空間移動
☆前回のあらすじ☆
麻里亜との口づけでジンは治療され、気絶していたルビナ姫が目覚める。ルビナ姫とは、ちょっとした悶着があった。
そして、生きていた大男は部屋に毒ガスを撒き、爆破スイッチを押して三分間のデスゲームが始まる。
97: 風吹けば
江戸編?みたいなのがさっぱりわからん
110: 風吹けば
>>97
飽きた
時代のことわからんからやめた
という頭順平な理由
100: 風吹けば
 その時、青白い障壁内に暗闇に浮かぶ大男の上半身のアップ映像が映る。
 映像が乱れ、大男の不気味な呼吸音が響く。
「諸君、御機嫌よう。寛いでいるかね?」
 ノイズの混じった大男の声は勝ち誇ったように不気味に笑っている。
 この声は……あいつだ。
「!?」
 僕は顔を上げて、大男を睨み据える。
 僕は怒りに狂って立ち上がり、青白い障壁内を叫びながら拳で何度も叩く。
102: 風吹けば
 大男は挑発するように不気味に笑いながら人差指を突き出して小さく左右に振る。
「死ぬ前にお前たちを拉致した理由を教えてやる。兵器だよ、わかるか? 生体実験のためにお前たちを拉致した。
生体兵器開発のために人間を攫い、極秘の研究施設で生体研究を行う。軍事兵器を創るのだ。フハハハハッ。ちょうどいい、完成したばかりの生体兵器シェリアの性能テストをしよう」
 大男は椅子から立ち上がり、カメラ目線で奥へと腕を伸ばす。
 奥には燃えるような紅く長い髪とオレンジ色の瞳で戦闘スーツに身を包んだ少女が無表情で椅子に座っている。
 少女は瞬きもせずに太腿の上で拳を握り締めている。
 椅子の後ろで手枷を嵌められ、足には足枷を嵌められている。口にはさるぐつわ。
 大男が少女の頭に布を被せ、腰のホルスターからオートマチック銃を抜き、少女のこめかみに銃口を突きつける。
 少女は無抵抗で無言のまま。
106: 風吹けば
 僕は悲しくなり、涙が滲む。
「やめろ……やめてくれ……」
 僕は映像に釘付けになり、両膝を床に突き、俯いて拳で青白い障壁内を叩く。
「オレの名前はジョー。西のアルガスタ、闇の支配者だ。時は来たり、時代は暗黒を迎える!」
 大男は引き金を引いて一発の銃声が響く。
「!?」
 僕は銃声に驚いて顔を上げる。
 許さない。僕は、お前を許さない。
 僕は歯を食いしばって大男を睨み据える。
107: 風吹けば
これが順平の脳内か…
108: 風吹けば
コミカライズしろ
画にはめちゃくちゃ上手い奴つけて
109: 風吹けば
文字数削れば5000字以内で収まる
112: 風吹けば
 少女はぐったりと俯いている。
 大男が両手を広げて高笑い、映像はそこでブラックアウトした。
 僕は動揺して眼がさざ波の様に揺れ、しばらく青白い障壁内の一点を見つめていた。
 悔しくて涙が滲み、手の甲で涙を拭う。
 僕はやるせなくなり、拳を握り締めて俯く。
 脱出してやる。絶対、脱出してやる。
 平気で人を殺す人間を野放しにはできない。
 でも、どうすれば。考えるんだ。
 ふと頭の中で大男が消える瞬間が過る。
 そういえば、あの男はどうやって脱出したんだ?
 あの男が消える時、空間が揺らいだ様に見えたけど。
 そうだ。あの男が脱出に使った技術を使えれば、ここから脱出できるかもしれない。
 でも、僕じゃ無理だ。やっぱり、麻里亜が頼りだ。諦めちゃいけない。
 僕は瞼を閉じて首を横に振る。
 顔を上げて、僕は希望を胸に麻里亜を見る。
115: 風吹けば
 麻里亜は僕に背を向けて両手を横に広げ、両手の掌が青白く光っている。
 麻里亜の周りに球形の青白い障壁が形成され、青白い障壁の周りに青白い電気がバチバチと走っている。
 麻里亜が無表情で僕に振り向く。
「ジン様。私のコアを犠牲に、これより空間移動を展開します。最善の脱出法を検索した結果です。パワーチャージに時間を要します」
 麻里亜の眼が寂しそうに顔を戻した。
 麻里亜、何をしようとしてるんだ?
 嫌な予感がして僕の鼓動が高まり、僕はぐっと胸を押さえる。
「空間移動? 麻里亜、どういうこと? 麻里亜は死んじゃうの!?」
 僕は泣きながら麻里亜の首に両手を回して、麻里亜の背中に抱き付く。
117: 風吹けば
 麻里亜は僕の手を優しく握った。
「短い間でしたがお世話になりました。ジン様と口づけをした時、ワタシは胸の鼓動が高まりました。これが恋という感情なんでしょうか? ワタシは泣くことができません」
 麻里亜はそっと僕の手から自分の手を離し、また腕を広げて掌を広げる。
 僕は悔しくて麻里亜の肩を拳で叩く。
「別の脱出法を探せばいいじゃないか! まだ時間はあるだろ!? 麻里亜が死ぬなんて、僕は嫌だからな!」
 僕は麻里亜の背中に抱き付いたまま嗚咽する。
 こんなの嫌だ。
118: 風吹けば
ホントに麻里亜多いな
せめて漢字1文字の名前にせえや
119: 風吹けば
これで健常者の可能性は無くなったわ
121: 風吹けば
毎日毎日知的障害者いじめて楽しいか?
123: 風吹けば
「時間がありません。ジン様、ワタシはジン様の母親になれましたか?」
 麻里亜の冷たい声が棘の様に降ってくる。
 僕は溢れる涙を手で拭う。
「……もちろんだよ。麻里亜、僕のこと好きだったんだね。初めて知ったよ、ありがとう。最期に麻里亜とキスできて嬉しかった。麻里亜のことは絶対忘れない」
 僕は洟をすする。垂れた鼻水が麻里亜の背中に張り付く。
 僕は麻里亜の服に垂れた自分の鼻水を拳でごしごしと擦る。なんだか可笑しい。
 夢だと思って、頬を強く摘まむ。痛い、夢じゃない。
124: 風吹けば
 麻里亜は僕を死ぬ気で守ろうとしている。
 麻里亜が本気なんだと理解した。麻里亜との思い出が頭に過る。
 麻里亜がメガネを掛けて家庭教師をしてくれたり、麻里亜が色んなことを知っていたり。
 麻里亜と一緒に街に出掛けたこと。麻里亜と一緒に遊んだこと。
 僕は涙を手で拭う。僕たちを守るために、麻里亜は命を犠牲にする。
 だったら、麻里亜を止めちゃいけない。
 僕は溢れる気持ちを抑えるように、拳を握り締めた。
 僕は片膝を床に突いて立ち上がり、麻里亜の肩にそっと手を載せる。
128: 風吹けば
「ジン様との思い出を共有できてワタシは光栄です。ワタシはジン様とお付き合いしたかったです」
 麻里亜が残念そうに俯く。
 僕は照れて頭の後ろを掻く。
「そ、そうだね……キ、キスくらいなら、できるんだけどねっ。な、なに言ってるんだろ、僕ってば。アハハハハッ」
 僕の頬が恥ずかしさで火照り、頭の後ろを掻きながら、気を紛らわすように愛想笑いする。
 そういえば、麻里亜は女の子っぽくなった気がする。僕は麻里亜の背中を見つめる。
 あれ? 麻里亜って何歳なんだろ? 見た目は僕より年上な気がするけど。
131: 風吹けば
>>128
ここから勃起してそう
138: 風吹けば
>>128
こいつ一年中発情してんな
134: 風吹けば
 麻里亜が顔を上げて、僕に振り向く。
「ジン様。私の最期の我が儘です。ワタシはジン様が好きです。もう一度、ワタシと口づけしてくれますか?」
 麻里亜の年齢を聞こうとした矢先に、麻里亜の淡い願いが込められた冷たい声が降ってくる。
 僕は思わず麻里亜の肩から手を離して後退り、間抜けに飛び上がる。
「え、ええー!? や、やだよっ。恥ずかしいよ……そ、その、心の準備が……」
 麻里亜から顔を背け、僕の顔が火照り、気まずそうに人差指で頬を掻く。
 もじもじと指を絡めながら僕の視線が、何故か気絶しているルビナ姫にいってしまう。
 今のルビナ姫に聞かれてないよね? うわー、恥ずかしくなってきた。
139: 風吹けば
賢者の孫ですらアニメにできるならゾッ帝もアニメ化できるよなあ?
143: 風吹けば
「ワタシは最期までジン様を守ります。ワタシの想いを無駄にするつもりですか? 後悔しないでください」
 麻里亜の熱の入った言葉が聞こえる。
 僕は俯いて拳を握り締める。
「!? そ、そうだね……」
 僕は生唾を飲み込み喉を鳴らし、麻里亜の横顔を一瞥して麻里亜の脇を回り、胸を手で押さえて麻里亜と向き合う。
 僕は恥ずかしさで麻里亜の顔をまともに見ていられず、麻里亜から顔を背け瞬きしながら麻里亜を横目で見る。
160: 風吹けば
>>148
とりあえず生唾飲むのやめろ
150: 風吹けば
『ありがとうございます。ジン様、ワタシはこれでプログラムを消去できます。思い残すことはありません』
 麻里亜の優しい声が頭に響く。
 麻里亜のテレパシーだろうか。
 とても心地がいい。
「!?」
 僕は麻里亜と口づけしたまま、驚いて眼を見開く。
 麻里亜も瞼を開く、麻里亜は両手を広げたまま、優しい眼がさざ波の様に揺れ、麻里亜が僕に微笑む。
 球形の青白い障壁の青白い電気がバチバチと音を立てて一層激しくなる。
155: 風吹けば
>>150
これさっきもやってなかったか…?
153: 風吹けば
前衛的な実験小説だぞ
154: 風吹けば
あの女の子は何者なんだ?

男か女かどうかもわからん

こいつ女だったのか
156: 風吹けば
『さよなら、ジン様……』
 麻里亜の声が耳に残る。
 麻里亜のメッセージの様に耳鳴りがする。
 警告サイレンが鳴る中、激しい揺れとともに、向こうで天井が崩れる音が聞こえる
「爆破まで30秒前。カウントダウン開始します。これより臨界点突破。繰り返します……」
 感情のない女性の機械音声が監禁室のスピーカーから聞こえる。
161: 風吹けば
 その時、雷が落ちた様な衝撃と轟音が響き、次の瞬間に物凄い重力が僕にのしかかり、僕は押し潰されそうになり苦しくて声を漏らす。
 息苦しくて息が荒くなる。ゆっくりと瞼を開けると、麻里亜が僕の唇から離れてゆっくりと瞼を開ける。
 麻里亜は僕に微笑む。写真で見た母さんの笑顔がそこにあった。
 麻里亜の身体から無数の光の玉が溢れ天に昇ってゆく。
 麻里亜は魂が抜かれた様に静かに瞼を閉じて僕に寄り掛かった。
 僕は麻里亜を抱き締め、天に昇ってゆく麻里亜の光の魂を仰ぐ。
 周囲の景色が物凄い勢いで変わってゆく。映像の巻き戻しのように廊下を抜け、玄関を抜けていく。
 次の瞬間には、大きな噴水の傍に空間移動していた。
 正面には大きな屋敷が建っている。
 ゆっくりと球形の青白い障壁が、青白い電気を激しく走らせながら、火花を散らして消えてゆく。
 次の瞬間、屋敷が大爆発して、爆風で僕は麻里亜の身体から離れ、麻里亜に手を伸ばすが爆風で吹っ飛ばされる。
 僕の身体がくの字に吹っ飛び、僕は車のドアに激突して、僕は痛みで顔をしかめながらゆっくりと顔を上げる。
 車のドアは爆風の衝撃で凹んでいた。誰かが近づいてくる影が見える。
 僕はそこで気絶した。
163: 風吹けば
あとがき
今回、麻里亜が自らの命を犠牲にして、ジンたちを助けます。麻里亜の告白、恋という感情。人間らしいアンドロイドが書けたと思います。
167: 風吹けば
ルビナ姫との出会い
ジョーと麻里亜
☆前回のあらすじ☆
麻里亜は自らの命を犠牲に空間移動を展開させ、麻里亜は最期にジンとの淡い思い出を作る。
そして、麻里亜の空間移動により、なんとかジンたちは屋敷の外に脱出し、屋敷は大爆発を起こす。
爆風でジンは吹っ飛んで車のドアに激突し、ジンに近づく影。ジンはそこで気絶する。
173: 風吹けば
『ジン様。起きてください。危険が迫っています』
 暗闇の中で、僕の頭に麻里亜の声が響く。
 麻里亜? どこなの?
 僕は暗闇の中で辺りを見回す。
『あの男が来ます。ワタシはジン様の心で生きています』
 麻里亜の声が聞こえなくなると、光が射した様に僕の視界が明るくなり、僕は顔の前を手で遮る。
174: 風吹けば
生唾飲むのと瞼閉じるの好きすぎやろ
176: 風吹けば
代名詞はともかく語彙はそれなりにあると思う
レビュー動画見ているとそうは思えんけど
183: 風吹けば
>>176
頭の後ろで手を組むとか気まずくなったり照れると頬をかくとか仕草はワンパ入ってると思う
特に動揺すると瞳がさざ波のように揺れ過ぎ
178: 風吹けば
ゾッ帝って途中で投げたんだろうけどどういう終わり方してるの?
215: 風吹けば
>>178
カイト編はまず姫が落ちて仕切り直し
次にカイトが異世界転生した後に江戸時代に落ちて姫を探しに行くって出て行ったところで仕切り直し
次に江戸時代で敵と戦ってるところで仕切り直し
最後が忍者になる訓練で終わり
ジン編は主人公と姫がさらわれるとこで仕切り直し
次に異世界転生する前にピンチになったところで仕切り直し
江戸時代の話でヒロインと知り合ったあたりで話が途切れて
最後に親父と戦ってる途中で終わる
181: 風吹けば
「!? ぐっ」
 次の瞬間、急に誰かに首を絞められて息苦しくなり、僕は瞼を開ける。
 あの男がバンの傍で僕の首を絞め上げ、僕は大男の腕を拳で何度も叩く。
 大男の腕を爪先で蹴って必死に抵抗する。
 苦しくて言葉が喉に引っかかって出せない。
 大男は僕を睨み、不気味に喉の奥で笑っている。
「外の空気はどうだ? やはり、あの女の力か。あの女を甘く見ていた。言え、あの女は何者だ!?」
 大男は噴水の傍の石畳に横になって倒れている麻里亜を力強く指さす。
184: 風吹けば
いうほど語彙力あるか?
ひたすら情景描写しかしてないからその他が目立つだけやないん?
186: 風吹けば
 僕は歯を食いしばって大男の手首を両手で押さえ、首を横に振る。
 麻里亜のことは何も知らない。父上なら、麻里亜のことを知っているはずだ。
 大男はつまらなそうに鼻で笑う。
「まあいい。オレの邪魔をする奴は容赦せん」
 大男は僕の首から手を放し、麻里亜に振り向いてバンのトランクに向かう。
 大男が自分の首から手を離した時に、僕はお尻を地面に打ち付けた。
 お尻を優しく擦り、首を押さえて咳き込む。
 あいつ、麻里亜になにする気だ。
 やめろ。麻里亜は僕が守る。
 僕はゆっくりと立ち上がり、よろけながらバンのサイドドアに凭れて咳き込む。
189: 風吹けば
 大男の背中を睨み据え、バンのサイドドアに凭れながら、僕はバンのトランクに移動する。
 大男は鼻歌を歌いながらバンのトランク開け、トランクの中からポンプアクションショットガンを取り出す。
 ポンプアクションショットガンの銃身を見つめ、片目を瞑ってポンプアクションショットガンを構える。
 大男は麻里亜に振り向き、ポンプアクションショットガンに弾を装填してゆく。
 僕はバンのトランクに凭れて咳き込む。
「やめろ。麻里亜に手を出すな……」
 僕はポンプアクションショットガンに手を伸ばして、ポンプアクションショットガンの銃身を掴む。
 大男は僕の手を払いのけ、片手でポンプアクションショットガンの銃口を僕の顔に向ける。
190: 風吹けば
>>189
ここきらい
193: 風吹けば
>>189
散弾銃とか猟銃とか字数少ない単語にしようや
ポンプアクションであることが伏線になってるならまだしも
191: 風吹けば
マシンガンポンプアクションショットガン
192: 風吹けば
「邪魔をするなら撃つぞ。顔に風穴を開けたいか?」
 僕は黙り込んで、大男から顔を背ける。
 大男は勝ち誇った様に喉の奥で笑い、ポンプアクションショットガンを肩に担いで麻里亜の元へと向かう。
 僕はバンのトランクに凭れて、大男の背中を睨み据える。
 あの男を止めないと。
 僕はバンのトランクを離れて、よろけながら大男の元へと向かう。
 大男は麻里亜の元に寄ると麻里亜の肩を片足の爪先で乱暴に蹴り、麻里亜をうつ伏せにさせる。
 大男は不気味に笑って麻里亜の肩を踏んづけ、ポンプアクションショットガンを肩に担いだまま、呻りながら麻里亜の顔を覗き込む。
194: 風吹けば
 大男は訝しげに顎に手を当てて顎を擦る。
「まだこの女のコアは生きてるな。この女が動いたら厄介だ。オレがこの女のコアを破壊する。おっと、邪魔はするなよ?」
 大男はポンプアクションショットガンの銃口を麻里亜の胸に向けて僕に振り向き、人差指を僕に突き出して小さく左右に振る。
「くっ。やめろ……やめてくれ……」
 僕はやるせなくなり、地面に両膝を突いて俯く。
「それ以上近づくとこの女を撃つぞ。この女のコアを破壊してもいいのか?」
 大男の冷たい声が聞こえる。
196: 風吹けば
 僕は生唾を飲み込み喉を鳴らす。
「わ、わかった。これ以上近づかない……」
 僕は俯いたまま、拳を握り締める。
 なんとなく顔を上げて、麻里亜の様子を見る。
 大男は顔を戻し、ショットガンを肩に担いで、麻里亜を見下ろして残念そうに首を横に振る。
「残念だよ。お前みたいな優秀な戦士が、うちの部下に欲しかった」
 大男は麻里亜の胸にポンプアクションショットガンの銃口を向け、引き金を引こうとしている。
 僕は悔しくて歯を食いしばって地面を拳で叩き、麻里亜に手を伸ばして叫ぶ。
「よせ! 話が違うだろ! 麻里亜ぁぁぁぁぁ!」
203: 風吹けば
語彙がないわけじゃないけど登場人物全員が
例えば「焦る」→「冷や汗をかく」
みたいに動作とリアクションが統一されていてまるで簡易人工知能のプログラムのような作品に仕上がっている
204: 風吹けば
 その時、大男の背後に向かって剣を横に構えて靴音を響かせ、大男の背中に剣を振り上げるルビナ姫。
「ジョー! あなたの好きにはさせない!」
 次の瞬間、硬い金属音が鳴って火花が散り、ジョーが振り向きもせずにルビナ姫の剣を受け止め刀身を握り潰す。
 ルビナ姫の剣の刀身がガラスの様に砕け散った。
 ルビナ姫がジョーの背中で肩で息をしながら砕けた刀身を握った腕を垂らし、驚愕の表情を浮かべて後退る。
209: 風吹けば
>>204
大男かジョーどっちかにすりゃいいのに…
206: 風吹けば
大男はさっきまで拳銃持ってたのになぜショットガン出す必要があったんや
208: 風吹けば
「ル、ルビナ姫!?」
 僕は驚いて腰が抜けて盛大に尻餅をつく。
 な、なにやってんだよ。キミは大人しくしてればよかったんだ。余計なことを。
 あの男を倒すのは、麻利亜しか無理だ。
 でも、どうすれば、麻里亜は目覚めるんだ。
 くそっ。僕たちじゃ敵わない。毒には毒を。
 僕はジョーを睨み据えて、歯を食いしばって拳を握りしめる。
 ジョーがルビナ姫に振り返って、ポンプアクションショットガンを肩に担ぎ、ルビナ姫に振り向いて掌を向けて喉の奥で笑う。
「余計な真似をしてくれる。姫にはしばらく眠ってもらおう」
 ルビナ姫に向けられたジョーの掌が紅く光り、ルビナ姫はジョーの掌から放たれた衝撃波で吹っ飛んだ。
 ルビナ姫は顔の前で腕をクロスさせてくの字に吹っ飛び、噴水に背中が激突して気絶した。
 ルビナ姫が握っていた剣がするりと落ちる。
211: 風吹けば
こんなものを知的財産と呼んでいいのか
213: 風吹けば
 僕はルビナ姫を助けようと立ち上がり、よろけながらルビナ姫の元に向かう。
 ルビナ姫。キミの勇敢な行為は称賛に値するよ。僕がその目撃者だ。
 麻里亜、ごめん。後で助けるから待っててくれ。
 僕は麻利亜に振り向く。
 大男が麻利亜に振り返り、ショットガンの銃口を麻利亜の胸に向ける。
 えっ? 僕は嫌な予感がして鼓動が高まり、胸を手で押さえる。
 落ち着け。麻里亜は大丈夫だと言い聞かせて深呼吸する。
214: 風吹けば
緊張で生唾を飲み込み喉を鳴らすてくどいねん
代名詞覚えてもこのくどさは直らない
219: 風吹けば
 大男の呼吸音が響き、不気味に笑う。
「手間取らせやがる。フハハハハッ。さらば、同胞よ!」
 一発の重たい銃声が響き、麻利亜の身体から衝撃波が放たれ、麻利亜の身体から火花が散る。
 僕はやるせなくなり、その場で両膝を床に突き俯く。
「そ、そんな……麻利亜……」
 両手の掌を地面に突き、俯いて拳で地面を何度も叩く。
 麻里亜を助けていれば、こんなことにはならなかったかもしれないのに。
 なんで僕はルビナ姫を助けようとしたんだよ。くそっ。
 僕は悔しくて涙が滲んで、手の甲で涙を拭う。
220: 風吹けば
 その時、門から車やバイクのエンジン音が近づき、やがて僕たちの前で急停止する。
 僕は驚いて顔を上げる。なんだ?
 パトロール隊のレスキュー車だ。エアバイクまである。
 エアバイクはタイヤがなくて、エンジンが掛かると宙に浮くバイク。水上も走れるから便利だ。
 でもエアバイクはパトロール隊の乗り物なんだよね。カッコイイけど。
 パトロール隊が来たってことは、僕たちは助かったのか?
 僕は緊張で生唾を飲み込み喉を鳴らし、固唾を呑んで見守る。
32: 風吹けば

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