のび太の20世紀少年back

のび太の20世紀少年


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支援
13: (<@>) 2009/03/25(水) 00:47:07 ID:4VzR0VAt
>>11
ありがとうございます
12: (<@>) 2009/03/25(水) 00:46:22 ID:4VzR0VAt
スネ夫 「あ、のび太の泣き声だ!」
ジャイアン「なに?どこからだ!」
スネ夫 「ほら!あそこ!いじめられてるよ」
ジャイアン「7人!」
スネ夫 「これじゃジャイアンも敵わないね」
ジャイアン「3組の奴らじゃないか!許せねぇ!」
スネ夫 「ジャ、ジャイアン!?」
ドドドドドドドドドド!
ジャイアン「こんにゃろ!よくものび太をいじめたな!!ギッタギタにしてやる!」
ぼこスカドンちゃらりん♪
子5「うわ、逃げろー!」
のび太「うわ?んジャイアン!!」
15: (<@>) 2009/03/25(水) 00:49:26 ID:4VzR0VAt
ジャイアン「ハァハァ、おい、のび太!」
胸ぐらをガシ!
のび太 「え!?殴らないで!」
ジャイアン「オマエをいじめていいのはオレとスネ夫だけだ!」
のび太 「!」
ジャイアン「俺たち以外にいじめられたらただじゃおかねぇぞ!」
のび太 「ジャイアン・・・」
スネ夫(ふぇ?カッケ?)
17: (<@>) 2009/03/25(水) 00:51:49 ID:4VzR0VAt
ー現代ー
スネ夫「あ、今晩のび太の家だっけ?」
のび太「うん。ジャイアンが急にって」
スネ夫「じゃあこのまま寄ってってもいい?」
のび太「うん、かまわないよ」
18: (<@>) 2009/03/25(水) 00:52:55 ID:4VzR0VAt
ー車ー
スネ夫「発砲事件が多いんだって」
のび太「うん。ボク今日の朝見た」
スネ夫「アレ、日本だけじゃなくて世界でも起きてるんだって」
のび太「へぇ、国際テロかな?」
スネ夫「ホント、そんなんで革命でも起こせると思ってるのかな」
のび太「無理だろう」
スネ夫「まぁ今は民主党の一党政治だからねぇ、テロ組織ができても不思議じゃない」
のび太「自民党はなんか縮小しちゃったしね」
スネ夫「でも小さかった新しい政党とか最近は大きくなってるし」
のび太「でも民主は支持率高いでしょ?」
スネ夫「最近は下がってる」
のび太「あいつらセコイからね」
スネ夫「ワ・イ・ロ♪とっても大好き♪小沢くん?」
のび太(・・・)
19: 創る
世知辛いwww
20: (<@>) 2009/03/25(水) 00:54:09 ID:4VzR0VAt
PッPッ!
スネ夫「ん?臨時ニュースだ、のび太、画面こっち向けて」
のび太「うん」
テレビ”いま入ったニュースです、1970年に開催された大阪万博のモニュメント、太陽の塔が突如、爆発しました”
※太陽の塔
21: (<@>) 2009/03/25(水) 00:55:29 ID:4VzR0VAt
スネ夫「うわぁ・・・!」
のび太「なんか本当にテロだね、同一犯かな?」
スネ夫「日本もアメリ化してるな・・・」
のび太・・・
スネ夫「どうした?のび太」
のび太「太陽の塔って前にも爆破されなかった?」
スネ夫「されるわけないだろ?」
のび太「・・・気のせいかな」
スネ夫「なんだよ?」
のび太「いや、なんとなく」
のび太(なんだろ、この懐かしいジワジワは)
スネ夫「うっひょ?!跡形もないね!コレは酷い!」
22: (<@>) 2009/03/25(水) 00:56:17 ID:4VzR0VAt
ーのび太家ー
スネ夫「おじゃましまーす」
のび太「ただいま?」
しずか「お疲れさま、さあ上がって!」
スネ夫「しずちゃん、ジャイアン来てる?」
しずか「もう来てるわよ」
のび太「のび助は?」
しずか「先に夕飯食べさせてお風呂にいるわ」
のび太「そう」
23: (<@>) 2009/03/25(水) 00:57:55 ID:4VzR0VAt
スネ夫 「どうしたんだよジャイアン?明日どうせ集まるのに」
のび太 「そうだよ、出木杉が帰ってくるのに」
ジャイアン「・・・気になってしかたないんだ」
しずか 「何?」
ジャイアン「警察で働く友人がオレに見せてくれた写真だ」
のび太 「写真?」
ジャイアン「昨日の夜に撮られた写真だ」
24: (<@>) 2009/03/25(水) 00:59:19 ID:4VzR0VAt
のび太「ドラえもん!?」
スネ夫「これドラえもんじゃないか!」
しずか「ドラちゃんは未来にいるはずよ?」
のび太「ジャイアン、コレどういうこと!?」
ジャイアン「これは昨日の発砲事件の現場で撮られた写真だ」
のび太「そんな、どうしてドラえもんが」
スネ夫「ありえなよ、だってドラえもんは帰ったんだろ?」
ジャイアン「そう、これはドラえもんじゃないんだ」
25: 創る
事件の香りだ……
26: (<@>) 2009/03/25(水) 01:01:01 ID:4VzR0VAt
しずか「え?」
ジャイアン「ドラえもんの形をしたラジコンなんだ」
スネ夫「じゃぁこのドラえもんが発砲事件の犯人?」
のび太「・・・」
しずか「犯人はドラちゃんを知っている人ってこと?」
ジャイアン「そうだ」
のび太「いったい誰が」
ジャイアン「あと他にもある」
スネ夫「まだ何かあるの?」
ジャイアン「オレがみんなを集めた理由だ」
のび太「なに?」
27: (<@>) 2009/03/25(水) 01:02:56 ID:4VzR0VAt
ジャイアン「のび太、太陽の塔の破壊の話、この前の同窓会でしなかったか?」
のび太「え?」
ジャイアン「オレは酔ってたからちゃんと覚えてないんだ」
スネ夫「たしかジャイアンあのとき裸で出木杉をぶん殴ってたよなw」
のび太「ボクも何かひっかかってるんだ」
ジャイアン「オマエがむかし持ってきたよげんの書だ」
のび太「よげんの書・・・?」
しずか「よげんの書・・・??」
スネ夫「よげんの・・!?ああ!!!」
のび太・しずか「あ!」
スネ夫「あったあった!確かアレのび太が持ってた!」
のび太「ええっと・・・小4より後?」
しずか「違うわ!もっと前よ!ドラちゃんが来るよりも前!」
のび太「よく覚えてないけど、よげんの書があったことは覚えてる」
ジャイアン「その最初のページを思い出してみろ」
のび太「ええっと・・・たしか・・・21世紀のはじめ、世界中で無差別な殺人が行われる」
ジャイアン「その次だ」
のび太「大阪万博の象徴、太陽の塔の破壊!そこから人類滅亡の計画がはじまる」
ジャイアン「そうだ!次は?」
のび太「思い出せない!!」
28: (<@>) 2009/03/25(水) 01:05:21 ID:4VzR0VAt
しずか「あ!」
ドタドタドタドタ
バタン
ガサゴソ
しずか 「あったわ!」
バタン
ドタドタドタドタ
しずか「あったわ!これよ!」
スネ夫「よげんの書!」
ジャイアン「そうだ、これだ!」
のび太「たしかドラえもんが寝ていた押し入れにしまってたんだ」
しずか「わたしがこの前リビングに置いてあったからしまっておいたの」
のび太「リビングに?」
ジャイアン「よし、読むぞ!」
29: (<@>) 2009/03/25(水) 01:06:29 ID:4VzR0VAt
"21世紀のはじめ、世界中で無差別な殺人が行われる"
"大阪万博の象徴、太陽の塔の破壊!そこから人類滅亡の計画がはじまる"
"ちいさなロボットがひとをおそい"
"とうきょうワターをこわし、ついにテロせいこう!"
のび太「ここでやぶれてる」
30: (<@>) 2009/03/25(水) 01:09:07 ID:4VzR0VAt
スネ夫「読んだ読んだ!一体これ誰が書いたんだ?」
ジャイアン「?」
のび太「ボクが書いた気がする」
ジャイアン「やっぱりのび太か!馬鹿げたことしやがって!!」
のび太「え?」
ジャイアン「根性たたき直してやる!」
ボコ!!
31: 創る
ちょwww
32: (<@>) 2009/03/25(水) 01:11:29 ID:4VzR0VAt
スネ夫「待ってよジャイアン、のび太はそんなことしないよ」
しずか「そうよ、書いただけよ」
ジャイアン「!?あ、当たり前だ!オレはのび太をはじめから信じてる!」
のび太(・・・)
しずか「じゃあコレを読んでいた誰かが犯人なの?」
スネ夫「太陽の塔の破壊、ちいさいロボットが人を襲う、いま起きている順だね」
ジャイアン「決まりだ。犯人は俺たちが子供の頃の友達の誰かだ!」
のび太「でもどうして・・・」
33: (<@>) 2009/03/25(水) 01:14:26 ID:4VzR0VAt
しずか「学校でも見たよね」
ジャイアン「おう、みんなで読んだの覚えてるぞ」
スネ夫「他に・・・出木杉?」
ジャイアン「はる夫、安雄にサブロー」
しずか「ずる木くんも」
34: 創る
興味深い支援
35: 創る
どきどき
36: (<@>) 2009/03/25(水) 01:16:16 ID:4VzR0VAt
結局、話はまとまらず
深夜2時に解散となった
のび太「じゃあまた明日」
ジャイアン「おう」
スネ夫「じゃあまた会社で」
のび太「うん。気をつけて」
のび太(・・・でもボクが太陽の塔なんて書くかな・・・)
しずか「あなた、そろそろ寝ましょ?」
のび太「うん・・・」
しずか「のび助も寝たみたいだし・・・ね♪」
のび太「・・・・うん♪」
37: (<@>) 2009/03/25(水) 01:18:54 ID:4VzR0VAt
次の日
ー車ー
テレビ”・・・党によってロボット展で太陽の塔の復元をするため、急ピッチで・・・”
スネ夫「なぁのび太、犯人誰だと思う?」
のび太「分かんない・・・」
スネ夫「ボクは犯人さぁ?きっと出」
のび太「いないよ」
スネ夫「え?」
のび太「ボクらの仲間でそんな奴はいないよ」
スネ夫「・・・だといいけどね!」
のび太「偶然だよ」
41: 創る
「出」で止められたwww
くう、何があったのか
38: (<@>) 2009/03/25(水) 01:19:56 ID:4VzR0VAt
のび太(そう、きっと偶然・・・)
ん?
のび太(あのマークなんだっけ?)
スネ夫「真剣な目して?外に何か見えるの?」
のび太「いや・・・」
PッPッ!
テレビ”臨時ニュースです、お台場のレインボーブリッジで謎の爆発が発生し、崩落しました”
スネ夫「コレも同一犯か・・・」
のび太(・・・・)
39: 創る
のび太かっこよす
40: 創る
わくわく
42: (<@>) 2009/03/25(水) 01:23:44 ID:4VzR0VAt
ーのびた家ー
スネ夫「おじゃましまーす」
のび太「ただいま?」
しずか「お疲れさま、タケシさん来てるわよ」
ジャイアン「おう!お疲れ!」
出木杉「こんばんは?♪」
スネ夫「お!グッドタイミング!」
しずか「いらっしゃい」
のび太「長かったね、お疲れさん!火星は疲れるだろ?」
出木杉「ホント、まいっちゃうよ」
出木嫁「シズカサン、コレ持ってきたからサッサと作っちゃいマショ!」
しずか「ええ」
ジャイアン(さすが出木杉の嫁、外人のおっぱいでかいな・・・)
ヒデヨ「のび助!ゲームやろうぜ!」
のび助「おう!オレの部屋いこう!」
のび太「で、出木杉も来たし」
スネ夫「聞いて貰おうとするか」
ジャイアン(母ちゃんのとどっちがデカイんだろ)
スネ夫「ジャイアン?」
ジャイアン「まあ座れや」
出木杉「?」
44: 創る
出木杉「よげんの書!あ?これボクが書いた奴だよ!!懐かしいな!!」
スネ夫「やっぱり!怪しいと思ってた!」
ジャイアン「出木杉!!オマエか!みそこなったぜ!」
出木杉「え?え!?」
ジャイアン「こんにゃろ!!!」
バコーーーン!!
ジャイアンの拳が出木杉の顔にめり込んだ
出木杉「っっ!?っ痛い!」
のび太「ジャイアン!落ち着けよ!」
ジャイアン「でもコイツは!」
出木杉「ななな何を君は怒ってるんだ?」
のび太「とりあえず、冷静になろう」
ジャイアン「そうだ、静かにしろ!出木杉の話を最後まで聞こうじゃないか!」
出木杉(・・・・・・)
のび太(ボクの時より強いな・・・)
45: 創る
ジャイアンwww
46: (<@>) 2009/03/25(水) 01:32:17 ID:4VzR0VAt
出木杉「へぇ?、地球でこんな事件が・・・」
スネ夫「とぼけるなよ!」
のび太「ちょっと待って!本当に火星にずっといたの?」
出木杉「何を疑うんだよ、ちゃんと証拠だってだせっていえばだせるよ」
ジャイアン「確かに、はじめから出木杉はそんな奴とは思ってなかったぜ」
出木杉「キミ最初に殴ったろ」
ジャイアン「すみません」
スネ夫(ジャイアンが謝った!?)
のび太(明日は台風だ・・・)
出木杉「同窓会でも殴ったろ」
ジャイアン「すみません」
スネ夫(ジャイアンが2回謝った!?!?)
のび太(明日はアルマゲドンだ・・・)
47: (<@>) 2009/03/25(水) 01:35:44 ID:4VzR0VAt
のび太「で、これはキミが書いたの?」
出木杉「そうだよ・・・ボクだよ・・・でも3ページ以降は変わってるなぁ」
ジャイアン「どういうことだ?」
出木杉「だって明らかにボクの字じゃないし、ひらがな多いし」
のび太「そうだよ。これはボクの字だ、ボクが書き換えたんだ」
ジャイアン「のび太が漢字書けるわけないもんな!」
出木杉「たしかボクが書いたよげんの書をキミが欲しいって言うからあげたんだよ」
のび太「そうだ、でボクが持って帰って自分でも作ってみたいと思ったんだ」
スネ夫「はは?ん、同人か」
ジャイアン「出木杉は3ページ以降はなんて書いてたんだ?」
出木杉「確か・・・新幹線破壊だったかな?」
スネ夫「じゃあ違う。次はレインボーブリッジの破壊のはずだ!」
のび太「やっぱり偶然か」
ジャイアン「じゃ偽のドラえもんはどうする?」
スネ夫「でもさぁ、ドラえもんよくタケコプターで飛んでたじゃない?」
出木杉「ああ、じゃあ犯人がそれを見て参考にしたかもね」
ジャイアン「なんだなんだ?僕らは関係ないんじゃないのか?」
のび太「うん。偶然かも知れない」
ジャイアン「意外と雷おじさんだったりして」
出木杉「それはないよ!!笑」
スネ夫「じゃあこの中に犯人もいませんし、いつも通り飲みますか!!」
のび太(・・・・まぁきっと大丈夫だよね)
48: 創る
ふむ
49: (<@>) 2009/03/25(水) 01:38:38 ID:4VzR0VAt
ピロリ?ン♪
携帯 "新着メールが1件あります"
のび太(ん?)
From:トモダチ
Title:
のび太くん
遊びましょ。
のび太(?だれだ?こんないたずら・・)
50: (<@>) 2009/03/25(水) 01:39:55 ID:4VzR0VAt
携帯
”のーびたクーン アソービマショー”
”のーびたクーン アソービマショー”
”のーびたクーン アソービマショー”
のび太「うわ!?」
出木杉「どうしたの!」
しずか「なに?その不気味な声」
のび太「分からない、メール開いたら急に・・・」
スネ夫「いたずらじゃない?」
ジャイアン「早く切らないとぶっ壊すぞ!」
スネ夫「ちょっとジャイアン落ち着いて!酔ってる酔ってる!」
のび太「ん?画像がある」
51: (<@>) 2009/03/25(水) 01:40:44 ID:4VzR0VAt

のび太「!?」
出木杉「どうしたんだい?」
のび太「このマーク!」
スネ夫「何?それ?」
のび太「見覚えあるんだよ」
ジャイアン「オレそれ見たことあああるぞ!のび太が見せてくれたぞ!」
のび太「ボクが?」
のび太(でも少し違う気がする)
スネ夫「これ、どっかで見たことあるマークだね」
しずか「わたしもあるわ」
出木杉「いまテレビに映ってるのじゃない?」
「え?」
52: (<@>) 2009/03/25(水) 01:45:37 ID:4VzR0VAt
テレビ"日本を変える太陽の党、友民党"
スネ夫「あ?ほんとだ」
ジャイアン「なんだこのマークのことか!」
出木杉「宣伝かなんかじゃない?」
のび太「うん・・・」
のび太(このマーク、でもボクが書いた気がするんだけど・・・)
ジャイアン「分かった!ずる木のいたずらだ!!」
スネ夫「もう、何言ってるんだよジャイアン」
出木杉「完全に酔ってる」
53: (<@>) 2009/03/25(水) 01:47:21 ID:4VzR0VAt
ジィ???????
スネ夫「ななななに急にボクを見つめるの?気持ち悪い」
ジャイアン「ずる木!!!!!こんにゃろ!!!」
スネ夫「なっ!?」
のび太「ずる木とスネ夫を間違えてるぞ!」
バコーーーン!!
ジャイアンの拳が出木杉の顔にめり込んだ
出木杉「!!なっっ!?」
ジャイアン「あ?ホントだ間違えた」
出木嫁「Oh!ノ?!ひでとし!」
ジャイアン「おっぱい」
ドサ
スネ夫「出木杉とジャイアン、ノックアウト?」
のび太「ぷっ笑」
54: (<@>) 2009/03/25(水) 01:49:40 ID:4VzR0VAt
次の朝
テレビ"昨夜、中央リニアで名古屋東京間を走行中の車両が何者かによって爆破されました。一連の・・・"
のび太「また」
しずか「恐いわね、いったい誰かしら?」
テレビ"これに対して、友民党の党首、自称トモダチは断じて許される行為ではないとし、党員によるテロ防止対策を党員の手で実施することを述べました"
のび太「まだこの時代にまともな政党があるんだね」
しずか「でも友民党よ?今回の事件の犯人かもしれないのよ?」
のび太「もうなんでもいいよ、関係ないし」
のび助「おはよー」
しずか「あら、自分で起きるなんてめずらしいわね」
のび助「パパ、ボクが1年の夏に書いてたノート知らない?」
のび太「ノート?おととしのことなんて覚えてないよ」
のび助「そのとき書いた内容が最近なんか現実に起こっている気がするんだけどなぁ」
のび太「?どんなノート?」
のび助「新・よげんの書っていうノート」
のび太・しずか「!?」
55: (<@>) 2009/03/25(水) 01:55:07 ID:4VzR0VAt
のび助「パパが持ってったじゃん?」
のび太「自分で書いたの?」
のび助「ううん、パパの部屋にあったよげんの書を見て今風に書き直したの」
ドタドタドタドタ
ドタドタドタドタ
のび助「そのとき、たくさんやぶれちゃったから捨てちゃったけど」
ピラ
のび助「でもこのページは気にってるからとっておいたんだ!」
のび太「!!このマーク」
しずか「友民党のマークに似てるけど違うわね」
のび太「これがボクが書いたマークだ」
のび助「でもこのマークもボクなりにアレンジしたんだ」
56: (<@>) 2009/03/25(水) 01:57:24 ID:4VzR0VAt
ピラ
のび助「これ!」
のび太「これは・・・友民党のマーク!!」
のび助「そうなんだよ!テレビでやってるのと一緒なんだよ!!」
しずか「どういうこと?」
のび太「分からない・・・」
のび助「パパ飲み会の前に持ってったじゃん、息子が書いたのだって自慢するとかで」
のび太「よげんの書はどんな内容を書いた?」
のび助「ええっと、まず太陽の塔の破壊で、次に小さなロボットが人を襲うんだ!」
のび太「そのロボットの絵にパパの子供の頃に話したドラえもんの絵を描いた?」
のび助「うん!ドラえもんってロボットでしょ?で、つぎにレインボーブリッジ」
のび太「次は?」
のび助「で、新幹線は古いからリニア!」
のび太「次は!」
のび助「都庁の崩壊!」
57: 創る
話が動き出したな
58: (<@>) 2009/03/25(水) 01:59:03 ID:4VzR0VAt
PッPッ!
テレビ"番組を変更しまして臨時ニュースをお伝えします"
しずか「え?」
のび太「まさか・・・」
テレビ"先ほど午前9時10分頃、新宿にある東京都庁ビルが突如、爆音と共に崩壊しました"
のび太「くそ」
しずか「・・・・!」
のび助「うそ・・・」
のび太「あとは!あとは何を書いた!」
のび助「ええっと、その日に東京タワーの下からロボットが現われて、東京をすべて壊す」
のび太「次は!次を言え!のび助!」
のび助「ここここれで最後!」
のび太「他には本当に無いのか!?」
のび助「覚えてないよ!そんな前のこと」
のび太「思い出すんだ!!!」
しずか「あなた!」
のび太「!」
しずか「・・・・」
のび太「・・・すまない」
のび助「リビングに置きっぱなしにしたから怒ってるの?」
しずか「もういいわ、部屋に戻りなさい」
のび太「・・・みんなを、呼んでくれ」
59: (<@>) 2009/03/25(水) 02:02:28 ID:4VzR0VAt
出木杉「のび助君のが・・・」
ジャイアン「そうだ、オマエ同窓会で持ってきてたのをオレは見て覚えてたんだ」
スネ夫「でもいったい誰なんだ、今回の犯人は」
のび太「わからない。だが友民党がのび助がよげんの書に書いたマークを使っている以上、あのトモダチっていう人が怪しいんじゃないかな」
スネ夫「それ、友民党の党首だよ!正体不明の」
ジャイアン「さらに同窓会に来た人の中で、よげんの書を持って帰った人か・・・思い出せネェ!」
スネ夫「なぁのび太」
のび太「なに?」
60: (<@>) 2009/03/25(水) 02:04:19 ID:4VzR0VAt
スネ夫「前に受注したNPOの代表が、友民党の人だったんだけど」
のび太「?」
スネ夫「もしかしたら東京を破壊するロボットを作るため・・・」
のび太「・・・なんてことだ」
ジャイアン「どういうことだ?」
出木杉「どうやら話を聞くと、そのトモダチにまんまと操られたって感じかな?」
のび太「・・・・とめよう」
しずか「え?」
のび太「ボクがとめるしかない」
スネ夫「なんで!のび太は関係ないだろ!」
のび太「ボクの持っていたよげんの書が原因じゃないか!」
しずか「やめましょ?まだ犯人って決まったわけでもないのに」
のび太「いや。挑戦状のメールがこの前来てたろ」
ジャイアン「そおいえば」
スネ夫「あの気味の悪い機械声!アソビーマショー!」
のび太「ボクへの挑戦状だ」
61: 創る
熱い男だなwのび太w
62: (<@>) 2009/03/25(水) 02:06:20 ID:4VzR0VAt
ジャイアン「よし、オレも力になるぜ」
のび太「だめだ。ジャイアンは関係ない」
ジャイアン「ばっきゃろー!」
ボカン!!
のび太「いたたたた」
ジャイアン「今までずっと一緒に戦ってきた仲間じゃねぇか!」
のび太「ジャイアン・・・」
ジャイアン「みんなで行くぞ!」
しずか「わたしも行くわ!」
出木杉「ボクも!いつも仲間外れだったからね!!」
63: (<@>) 2009/03/25(水) 02:08:33 ID:4VzR0VAt
のび太「みんな・・・ありがと・・・」
ジャイアン「よし!なら東京タワーへいくぞ!」
のび太「うん」
スネ夫「・・・・」
ジャイアン「なんだよ!」
スネ夫「ええっと・・・・」
ジャイアン「まさかおまえ行かない気じゃ・・・」
スネ夫「違う、受注場所は墨田区押上」
のび太「ってことは」
スネ夫「東京タワーじゃなくて、新東京タワー」
しずか「東京スカイツリーのほうね!」
スネ夫「ロボット展は上野公園のはずなのに少し離れすぎているよ」
のび太「間違いない。でかい方のタワーだ」
64: (<@>) 2009/03/25(水) 02:09:42 ID:4VzR0VAt
PッPッ!
テレビ"番組を変更しまして臨時ニュースをお伝えします!東京スカイツリーが突如倒れました!そしてその下の地盤から巨大なロボットのようなものが出てきています!"
ジャイアン「出やがった」
のび太「いくぞ!」
 おう!!
65: (<@>) 2009/03/25(水) 02:15:27 ID:4VzR0VAt
リポーター「ただいまヘリコプター上空から上野方面に向けて移動する巨大ロボットを確認できます
乱射されるミサイルのような爆弾が広範囲にわたって攻撃をしており街が次々に破壊されていきます!」
ジャイアン「でっっけードラえもんだぁ」
スネ夫「なぁのび太、最初に書いたのび太のマークってどういう意味?」
出木杉「こぶしに目があるように見えるよね」
のび太「アレはジャイアンの手だよ」
ジャイアン「オレの手?」
スネ夫「あ?よくのび太を殴ってたからね」
のび太「違うよ、これは正義のこぶしだよ」
スネ夫「へ?ジャイアンが正義?笑」
のび太「ボクを殴るときの手と助けてくれる時の手が違うんだよ」
しずか「それが目の役割ね」
出木杉「見極めるっていう感じかな?」
ジャイアン「のび太・・・オマエって奴は・・・・心の」
ズズ?ン!!!!!!
66: (<@>) 2009/03/25(水) 02:17:44 ID:4VzR0VAt
ジャイアン「ミサイル!?一体何発撃ってるんだ!?」
出木杉「さて、どうやって止める?」
のび太「自衛隊も手を焼いているから」
スネ夫「ねぇ、ドラえもんの足の部分に扉があるよ」
のび太「ホントだ!行ってみる!しずちゃんは外から携帯でボクに状況を伝えてくれ」
しずか「分かったわ」
のび太「ロボットの真後ろなら攻撃範囲じゃないから気をつけて」
出木杉「ボクとスネ夫くんで友民党本部に行ってくる」
ジャイアン「オレはリモコンしているやつを見つけてぶん殴る!」
のび太「いまからばらばらになるけど、みんなで力を合わせていこう」
「おう!」
67: (<@>) 2009/03/25(水) 02:19:00 ID:4VzR0VAt
のび太(う、すごい振動)
のび太「現在位置は?」
しずか「隅田川の上まで来たわ!」
のび太「分かった」
のび太(どこに向かっているんだ)
しずか「大変!!」
のび太「なに!」
しずか「たけしさんがトランシーバ持っている警官を片っ端から殴り倒してるわ!」
68: 創る
ジャイアンwww
69: (<@>) 2009/03/25(水) 02:21:01 ID:4VzR0VAt
のび太「はしご!ここか上に行ける!」
カツンカツンカツンカツンカツンカツンカツン
のび太「ぐ!外に出た!」
しずか「そこはドラちゃんのアタマの上の部分よ!」
のび太「くそ!中に止められるようなスイッチとか見あたらない」
しずか「でもどこかにあるはずよ!」
のび太「もう一度探して・・・ん?止まった?」
ジャイアン「?急に静かになったな?」
スネ夫「ん?静かになった??」
出木杉「うまく内側から壊したのかな?」
しずか「あなた、うまくいったのね!」
70: (<@>) 2009/03/25(水) 02:22:24 ID:4VzR0VAt
のび太「ボクは何も・・・動力切れかな?」
携帯:ピリリリリリリリリリリリリ
ピッ
のび太(こんな時に電話?だれ?ジャイアン?スネ・・・)
”の?び太クン、アソ?ビ?マショ?”
”の?び太クン、アソ?ビ?マショ?”
”の?び太クン、アソ?ビ?マショ?”
”の?び太クン、アソ?ビ?マショ?”
”の?び太クン、アソ?ビ?マショ?”
71: (<@>) 2009/03/25(水) 02:23:45 ID:4VzR0VAt
のび太「誰だ!?」
トモダチ「ボク?ボクはトモダチダヨ?」
のび太「ボクになんの用だ!」
トモダチ「遊ボウヨ」
のび太「どこにいる!!」
トモダチ「ココニイルヨ」
のび太「どこだ!?」
トモダチ「ズット前にイルヨ」
のび太(ここは、上野公園)
のび太(ロボット展会場・・・)
!?
のび太「太陽の塔!?」
72: (<@>) 2009/03/25(水) 02:25:34 ID:4VzR0VAt
トモダチ「ココダヨ」
のび太「!?」
トモダチ「ホラ、下ヲ見テゴラン」
のび太「!おまえか?」
しずか「どうして話し中になってるの?なんでつながらないの?」
しずか(!?太陽の塔の真下に誰かいる)
トモダチ「イマイクヨ」
73: (<@>) 2009/03/25(水) 02:26:18 ID:4VzR0VAt
カチっ
ブーーーーーン
のび太「!?????」
トモダチ「驚イタ?」
のび太「どうして・・・タケコプターを・・・」
トモダチ「子供ノ頃、ドラえもんに貰ッタンダ」
のび太「もうこんなテロ行為止めろ!」
トモダチ「モウスグ終ワル」
のび太「ドラえもんを侮辱しやがって」
トモダチ「ボクジャナイヨ?」
のび太「どういう意味だ!」
トモダチ「キミダヨ」
のび太「!??」
74: (<@>) 2009/03/25(水) 02:31:02 ID:4VzR0VAt
トモダチ「テレビ見せてアゲル」
とつぜん、ロボット展の巨大モニターがオンになりニュースがうつる
リポーター「え?!あの物体を操縦している者でしょうか!ロボットの上に男がいます!」
のび太「ボクだ!」
リポーター「いま警察の発表がありました!情報によりますと」
リポーター「一連テロリストの犯人は野比のび太氏です!」
のび太「ッ!!」
トモダチ「クックックッ、楽シイネ」
75: (<@>) 2009/03/25(水) 02:33:13 ID:4VzR0VAt
リポーター「アレのお面は!友民党党首のトモダチ!!テロリストと戦っているようです!」
のび太「オマエは誰だ!!ドラえもんのお面を外せ!!」
トモダチ「地球破壊爆弾ッテ知ッテル?」
のび太「え?」
トモダチ「キミガ乗ッテイルドラえもんが持ッテルヨ」
のび太「まさか・・・」
トモダチ「ジュ?ゴ、ジュ?ヨン、ジュ?サン」
のび太「地球破壊爆弾・・・」
トモダチ「大丈夫ダヨ。威力小サイヨ」
76: (<@>) 2009/03/25(水) 02:35:11 ID:4VzR0VAt
トモダチ「ジャ、のび太クン、バァア?イ」
カチ、
プルルルルルルルル
しずか「何が起こってるの!?ねぇ!」
のび太「しずちゃん!ここから離れるんだ!」
しずか「のび太さんも!もう止まったから降りてきて!」
のび太「いいから!!!早く!!」
しずか「え?どうして!!!!」
のび太「のび助を頼む!!」
しずか「え?」
カッ!!
ドドドドドドドドドーン
78: (<@>) 2009/03/25(水) 02:36:50 ID:4VzR0VAt
リポーター「!!突如ロボットが炎に包まれました!!どうやらトモダチが勝ったようです!」
しずか「の、のび太さん?」
ジャイアン「の、のび太?」
スネ夫「のび太・・・」
出木杉「のび太くん・・・」
しずか「い…イヤーーーーーーーーーーーー!!」
79: (<@>) 2009/03/25(水) 02:45:42 ID:4VzR0VAt
ー次の日ー
テレビ”一連のテロ事件の容疑者、野比のび太は昨日のロボット爆発において一命をとりとめましたが、昏睡状態が続いており、取り調べがまだ行われていません。”
出木杉「生きてたのか・・・」
出木杉「まぁいいか」
出木杉「あとは、のび助」
出木杉「こいつさえ居なくなれば」
出木杉「しずかちゃんはボクの者?♪」
I wanna be your toy!!
================
今日はここまで!寝ます!
付き合って来れた方ありがとうございます!!
明日or明後日に1000までいってなければ続投します!
81: 創る
乙!
楽しみに待ってるぜ?
83: 創る
なんか怖いよう
ぞくぞくしてきた
84: 創る
ほうほうこれはぞくぞくするじゃないか
先は長いだろうけど頑張っておくれ
85: 創る
なかなかすばらしい
期待期待
87: (<@>) 2009/03/26(木) 23:07:46 ID:UF7aH6pt
支援ありがとうございます
前編と後編にわけて書くつもりでしたが
眠くなって止めてしまったので
とりあえず日が変わるまでに前編の最後まで行きます
88: (<@>) 2009/03/26(木) 23:10:31 ID:UF7aH6pt
あと同じスレタイものがあったのに気づきませんでした
それとは関係なく、また同スレタイのような長編にするつもりはありません
ドラえもんを登場させると話の展開が∞へと広がるので
ドラえもんが関係ない時代を基本として扱ってますので
ドラえもん好きな方はがっかりして下さい
では続きいきます
89: (<@>) 2009/03/26(木) 23:15:04 ID:UF7aH6pt
出木杉「トゥェンティーセンチュリーボーイ♪アイワンナー」
ヒデヨ「おはよーお父さん」
出木杉「お!おはよー、学校?」
ヒデヨ「うん」
出木杉「朝食はパンでいい?」
ヒデヨ「お母さんは?」
出木杉「ん?あぁ、それが昨日から帰ってないんだよ」
ヒデヨ「え?」
出木杉「友達と遊びにでも行ってるんじゃない?」
90: (<@>) 2009/03/26(木) 23:15:54 ID:UF7aH6pt
ヒデヨ「でも昨日はお父さんとでかけるって・・・」
出木杉「ああ?あぁ、そうなんだよ、約束の場所に来なかったんだよ」
ヒデヨ「お母さん、東京スカイツリーで待ち合わせって・・・」
出木杉「え?スカイツリー?昨日テロで壊されちゃったよ!」
ヒデヨ「!・・・」
出木杉「あ?死んじゃったのかも」
ヒデヨ「お父さん、なななに言ってるの?」
出木杉「冗談だよ、たぶんどこかにいるって」
ヒデヨ「でもお母さんは」
出木杉「まぁいいじゃん。そのうち分かるって」
ヒデヨ「・・・」
出木杉「あ、お父さん今から火星だからまた当分帰らないから」
ヒデヨ「!?待ってよ、お母さんは?」
出木杉「さぁ?帰ってこなかったらのび助くん家に世話になりなさい」
ヒデヨ「え?ちょっと待ってよ!」
出木杉「留守番よろしく頼むよ?!いってきま?す♪」
ヒデヨ「お父さん・・・」
91: (<@>) 2009/03/26(木) 23:19:20 ID:UF7aH6pt
ー3日後ー
トモダチ「・・・・サテ、みんな揃ッタミタイダネ」
男3「・・・・」
男1「・・・・」
トモダチ「最初の計画はウマクイッタ」
男2「次は選挙ですね」
トモダチ「ソウダネ。モウスグ、日本はボクのモノにナルヨ」
男2「大丈夫です。トモダチの活躍により国民はー」
トモダチ「宇宙戦争知っテル?」
男2「は?」
トモダチ「映画ダヨ」
男2「いえ、見たことありません」
92: (<@>) 2009/03/26(木) 23:20:12 ID:UF7aH6pt
スッ(トモダチが男1に指を指す)
トモダチ「絶交」
男1「分かりました」
男1 カチャ
男2「え!?」
パーン!!
男2バタッ
男3「・・!!」
93: (<@>) 2009/03/26(木) 23:20:59 ID:UF7aH6pt
トモダチ「キミは?」
男3「ボクですか?は、はい、見たことあります」
トモダチ「スピルバーグ?」
男3「はい、DVDで」
トモダチ「じゃぁ次ハ、トライポットがイイナ」
男1「かしこまりました」
トモダチ「リモコン、ツケテネ」
男1「かしこまりました」
94: (<@>) 2009/03/26(木) 23:22:06 ID:UF7aH6pt
ー出木杉家ー
のび助「わりぃな、なんか家宅捜索で家がごちゃごちゃで」
ヒデヨ「いいんだよ、当分泊まってきなよ」
のび助「それにしてもオマエのママ、どこ行ったんだろ」
ヒデヨ「うん・・・」
のび助「あ?あ、ママは警察に取り調べ、パパはテロリスト、やになっちゃう」
ヒデヨ「なあ、のび助」
のび助「何?」
ヒデヨ「自分の親がテロリストなんて思える?」
のび助「はあ?パパがテロなんかするわけないじゃん」
ヒデヨ「キミのお父さんは温厚だからね」
のび助「オマエも知ってるだろ?まず無いよ、警察の間違い」
ヒデヨ「じゃぁボクの場合は?」
のび助「?」
95: (<@>) 2009/03/26(木) 23:22:51 ID:UF7aH6pt
ヒデヨ「ボクのお父さんがテロリストだったら・・・」
のび助「なに言ってるんだよ」
ヒデヨ「お父さんが妙だったんだ。」
のび助「どういうふうに?」
ヒデヨ「お母さんがいなくなったのを気にしてないんだ」
のび助「へぇ。白状だな・・・」
ヒデヨ「・・・昨日お父さんの書斎を調べたらこんなものがあったんだ」
のび助「・・・・?」
97: (<@>) 2009/03/26(木) 23:24:43 ID:UF7aH6pt
 よげんの書
のび助「コ、コレ!!ボクのよげんの書!どうして」
ヒデヨ「きっとお父さんが犯人に違いない」
のび助「キミのパパは?」
ヒデヨ「火星に行くって出て行った」
のび助「・・・もし犯人なら火星に行ってないな」
ヒデヨ「でもどこにいるか・・・・」
のび助「・・・・どうしろっていうんだよ」
ヒデヨ「・・・・・・・」
のび助「・・・・パパ、早く起きてよ」
98: (<@>) 2009/03/26(木) 23:25:33 ID:UF7aH6pt
ー1週間後ー
ー学校ー
「のび助の親父ってマジでテロリスト?」
「でものび助のお父さんやさしい人だったよね?」
「オマエ知ってるの?」
「うん、遊びに行ったことある」
「あ!テロリストの息子だ!」
ヒソヒソヒソ
のび助「・・・」
ヒデヨ「気にするなよ」
のび助「別にどうでもいいよ」
ヒデヨ「・・・」
99: (<@>) 2009/03/26(木) 23:26:35 ID:UF7aH6pt
ー教室ー
子1「オマエの親父、テロリストなんだって?」
子2「のび助も手伝ってたんだろ?」
のび助「ボクのパパはそんなことしない!」
子1「黙れ!犯罪者!」
ヒデヨ「やめろ!のび助のお父さんは犯人じゃない!」
子1「なんだよヒデヨ」
子2「オマエの母親だってこいつに殺されたんだ」
のび助「うるさい!パパはそんな人じゃない!一緒にするな!」
ヒデヨ「・・・うっ・・・・ごめん・・・」
子2「な・・・なんでヒデヨが謝るんだよ」
子1「のび助が悪いんだ!この悪魔の子め!」
子2「帰れっ!帰れっ!」
100: (<@>) 2009/03/26(木) 23:28:15 ID:UF7aH6pt
先生「のび助、来てるか?おお、いるな」
のび助「・・・・」
先生「先生と一緒に校長室に来い、話がある」
子1「逮捕だ!警察が来たんきっと!」
子2「死刑だ死刑!」
のび助(・・・くそっ)
先生「安心しろ、大したことじゃないから」
のび助(・・・きっと学校を辞めさせられるんだ)
101: (<@>) 2009/03/26(木) 23:32:18 ID:UF7aH6pt
ー校長室ー
コンコン
先生「失礼します」
校長「どうぞ」
先生「のび助、まぁ座れ」
校長「キミがのび助君か」
のび助「はい」
校長「キミのお父さんのことは聞いている、大変だったね」
のび助(・・・)
102: (<@>) 2009/03/26(木) 23:33:30 ID:UF7aH6pt
のび助「・・・お父さんは」
校長「テロリストじゃない」
のび助「・・・え」
校長「キミのお父さんはテロリストじゃない」
のび助「・・・どうして?」
校長「君自身、お父さんがホントにテロリストだと思えるのか?野比君」
のび助「思えません!」
校長「そう、それがテロリストじゃない理由だ」
のび助「・・・・」
校長「信じる者が居なければ、たちまちそれは意味が無くなる」
のび助「ボクは」
校長「お父さんを信じてなさい。それが今キミができることです、野比君」
のび助 「・・・はい」
校長「もし助けが必要だったらいつでもわたしに言いなさい。」
のび助「あ、ありがとうございます」
103: (<@>) 2009/03/26(木) 23:33:55 ID:UF7aH6pt
ー病院ー
ドラえもん ?
ドラえもんの声だ!
「君に人をだませるわけがない」
「哀れな者、愚かな者」
「お人好しなんだよ」
「ある意味では幸せな人だ」
「でも誰でも信じてちゃいけない」
「自分が損しないためにも」
「必要に応じて疑りは必要だよ」
104: (<@>) 2009/03/26(木) 23:34:38 ID:UF7aH6pt
のび太「ーーーーん」
医者「お!テロリストが起きたぞ!!」
のび太(テロリスト・・・)
医者「まだ意識がはっきりしてないな」
のび太(そうか、ボクは負けたんだ)
医者「そのまま寝たふりしてる方がいいぞ!フフフ」
のび太(・・・)
医者「最悪な転落人生の始まりだからな」
のび太(逃げなきゃな・・・)
106: (<@>) 2009/03/26(木) 23:35:44 ID:UF7aH6pt
ー党本部ー
トゥルルルルルルル
カチャ
トモダチ「モシモシ?」
トモダチ「あそう、アリガト」
カチャ、チーン
男2「どうされましたか?」
トモダチ「彼が目を覚マシタ」
男2「では・・・」
男6「車の用意を・・・」
トモダチ「サァ、ツヅキを始めよう」
107: (<@>) 2009/03/26(木) 23:38:28 ID:UF7aH6pt
ー病院ー
のび太「くっ!!」
のび太「ハァハァ・・・」
のび太(やっと立ち上がれる・・・)
ブチ!!点滴をぶち抜いた
のび太(に、逃げなきゃ)
(扉)キィーーー
のび太(廊下には・・・誰もいない)
108: (<@>) 2009/03/26(木) 23:39:37 ID:UF7aH6pt
のび太(奴の思い通りには・・・)
コツコツコツ
のび太(!?)
コツコツコツコツコツコツコツ
のび太(誰か来る!?)
コツコツコツコツコツコツコツコツコツ
のび太(・・・止まった?)
109: (<@>) 2009/03/26(木) 23:43:02 ID:UF7aH6pt
ドドドドドドドドドドドド!
のび太(!?)
ジャイアン「見つけたぞ!」
のび太「ジャ・・・ジャイアン・・・」
ガシ!!(←ジャイアンが抱きつく音)
のび太「うっ!!」
ジャイアン「うぉぉぉぉぉ!心の友よ!!!」
のび太「ジャイアン!」
ジャイアン「心配させやがって!!」
のび太「痛いし・・・声大きい・・・」
ジャイアン「そうだ!のび太静かにしろ」
のび太(・・・)
110: (<@>) 2009/03/26(木) 23:43:22 ID:UF7aH6pt
ジャイアン「よし、のび太、逃げるぞ」
ヒョイ!!(のび太を肩に乗せた)
のび太「え?」
ドドドドドドドドドドドドドドド!
111: (<@>) 2009/03/26(木) 23:44:24 ID:UF7aH6pt
のび太「警備ぜんぜんいないね」
ジャイアン「友達の警官に頼んだんだ」
のび太「写真を見せてくれた人?」
ジャイアン「そうだ!裏口で待ってる。ホラ!」
警官「こっちこっち!」
ジャイアン「すまねぇな!」
警官「このまま裏口から車で出ていけば逃げられる」
のび太「ありがとうございます!」
警官「いいから早く!幸運を祈るよ!」
ジャイアン「サンキュー!寺野!」
バタン!(車に乗り込む)
ブロロロロロロロロ
112: (<@>) 2009/03/26(木) 23:46:03 ID:UF7aH6pt
ー車ー
のび太「寺野?どっかで聞いたことあるような」
ジャイアン「お?覚えてるか?俺たちの野球チームのライバルだよ」
のび太「ジャイアンズのライバル?あ!チラノルズのキャプテン!」
ジャイアン「おう!大学一緒でな!野球仲間になったんだ」
のび太「へぇ?」
113: (<@>) 2009/03/26(木) 23:46:47 ID:UF7aH6pt
ジャイアン「とりあえずオマエの家は危険だ、隠れ家を探さなくちゃ」
のび太「・・・・ねぇ」
ジャイアン「なんだ?どうした?」
のび太「上野のあのところに連れてってよ」
ジャイアン「・・・・のび太」
115: (<@>) 2009/03/26(木) 23:52:03 ID:UF7aH6pt
ー太陽の塔ー
のび太「・・・ボクはここでテロリストになった」
ジャイアン「なったなんて演技でもねぇこと言うなよ」
のび太「のび助としずかには当分会えないな」
ジャイアン「ああ、俺が間になってー」
のび太「いや、もう関わらないで欲しい」
ジャイアン「どういう意味だ!?」
のび太「ふたりが平和に暮らすためだよ」
ジャイアン「・・・そうか」
116: (<@>) 2009/03/26(木) 23:53:52 ID:UF7aH6pt
のび太(・・・・)
のび太「この太陽の塔、大阪のと原寸大なんだ」
ジャイアン「いつだかテレビでやってたな、友民党が作ったって」
のび太「・・・・トモダチって、ボクの友達かな?」
ジャイアン「なんだよ」
のび太「ボク、トモダチが友達であって欲しくなかった」
ジャイアン「・・・」
のび太「ボクの知り合いって思いたくなかった」
ジャイアン「のび太・・・」
のび太「・・・・・」
117: (<@>) 2009/03/26(木) 23:54:39 ID:UF7aH6pt
ジャイアン「じゃぁ」
のび太「じゃぁ?」
ジャイアン「オマエがトモダチを救え」
のび太「ボクが?」
ジャイアン「そして疑いを晴らしてのび助としずかのところへ帰るんだ!」
のび太「ジャイアン・・・」
ジャイアン「そいつが俺たちの仲間なら、俺たちで正してやるんだ」
のび太「・・・そうだ、僕たちで救うんだ」
のび太(ボクが、きっと救ってみせる)
のび太「トモダチを救うんだ」
118: (<@>) 2009/03/26(木) 23:56:13 ID:UF7aH6pt
ー病院ー
コツコツコツコツコツコツコツ
トモダチ「やぁ、オツカレ」
警官「任務完了しました!」
トモダチ「のび太クンは?」
警官「予定通り、逃走を図らせました」
男1「ご苦労」
トモダチ「・・・・クックックッ」
のーびたクーン アソービマショー
119: (<@>) 2009/03/26(木) 23:57:59 ID:UF7aH6pt
のび太の20世紀少年
================
以上ここまでをキリとして前編とします
風呂ります
120: 創る
( ´∀`)前編おつ?
121: 創る
(゜∀゜)o彡°乙!
出木杉恐ぇw
125: (<@>) 2009/03/29(日) 00:03:09 ID:4OgccoqX
いそがしいんでちょっとやります
================
のび太の20世紀少年<後編>
126: (<@>) 2009/03/29(日) 00:06:41 ID:4OgccoqX
ー小1ー?ドラえもんが来る前?
しずか「すごいわ!これ出木杉さんが書いたの?」
出木杉「うん。ボクなりにSF要素を入れてみたんだよ」
ジャイアン「おう、出木杉にしずかちゃん」
スネ夫「こんなところで何してるの?」
出木杉(せっかく二人だったのに)
しずか「これすごいのよ!」
ジャイアン「なになに?おげんの・・・?」
スネ夫「ジャイアンそれ”お”じゃなくて”よ”だよ」
しずか「”よげんのしょ”」
のび太「みんな!なにしてるの?」
ジャイアン「なんだのび太か、あっちいけ!」
スネ夫「そうだ帰れ帰れ!」
しずか「ちょっと仲間外れはダメよ」
のび太「なに?そのノート?」
ジャイアン「出木杉が書いた”よげんのよ”見てんだよ」
127: (<@>) 2009/03/29(日) 00:07:47 ID:4OgccoqX
スネ夫「ジャイアン”よげんのしょ”だって」
のび太「へぇ!見せて見せて!」
出木杉(くそ、この4人が集まるとボクは居場所が無くなる)
のび太「すごい!よくこんなこと考えれたね!!」
出木杉「いやぁ、大した事のないよ!」
のび太「へぇーーーすごいなー」
ジャイアン「なんだオマエ漢字読めるのか?」
のび太「ぜんぜん読めない・・・」
ジャイアン「なら読んだって意味ねーじゃん」
のび太「ねぇ!このノート頂戴!」
出木杉「え??そんなに気に入ったかい??」
のび太「うん!じっくり読みたい!」
出木杉「のび太君にあげるよ」
のび太「ありがとー!!」
ジャイアン「漢字読めねぇのにどうすんだよ」
しずか「いいじゃないの、のび太さん気に入ったみたいだし」
128: (<@>) 2009/03/29(日) 00:08:36 ID:4OgccoqX
ー次の日ー
のび太「見てみて!ボクも出木杉くんのまねして書いた!」
ジャイアン「出木杉が書いたページ破るなよ!!」
スネ夫「ひらがなばっかりでひっどいなー」
のび太「太陽の塔破壊の後!なんと小さなロボットがひとをおそい、とうきょー」
ジャイアン「うるせーなー!あっちいってろ!」
スネ夫「のび太が作った奴なんかおもしろくない」
のび太「・・・ちぇっ」
"21世紀のはじめ、世界中で無差別な殺人が行われる"
"大阪万博の象徴、太陽の塔の破壊!そこから人類滅亡の計画がはじまる"
"ちいさなロボットがひとをおそい"
"とうきょうワターをこわし、ついにテロせいこう!"
ジャイアン「久しぶりに裏山にいこうぜ!」
のび太(・・・出木杉が書いてたのより、いいと思うのに・・・)
スネ夫「のび太行くぞ!」
のび太(まぁいいや、大切にしまっておこ)
スネ夫「おいのび太!おいてくぞ!」
のび太「待って!!」
129: (<@>) 2009/03/29(日) 00:09:39 ID:4OgccoqX
そして現在
ーあのテロから1年経過ー
ボクは満員電車の中にいる
後ろのイスで寝ている奴の携帯の着信音が響き渡る
向かいに座っているおばちゃんにいたっては
携帯で写真を撮っている
後ろの男はウォークマンを爆音で聞いている
130: (<@>) 2009/03/29(日) 00:10:33 ID:4OgccoqX
そして目の前の女性は痴漢にあっている
ボクの隣の男に
ボクは右手で携帯、左手は天井から伸びている手すりを持っている
女性は助けを求めるかのようにボクを見ている
ボクはそれを無視して携帯を見続けた
132: (<@>) 2009/03/29(日) 00:12:15 ID:4OgccoqX
電車が六本木についた
ボクは電車を降りた
男も降りた
女も降りた
女は男に近づいていった
女「いま私のお尻触ったでしょ」
男「え?いや、触ってませんよ?人違いでしょ?」
133: (<@>) 2009/03/29(日) 00:14:39 ID:4OgccoqX
女「嘘。触った」
駅員「どうされました?」
女「この人、痴漢です」
男「だからオレじゃねぇって!」
女「じゃぁなんで人違いって言うわけ?
 オレじゃないって言うわけ?
 わたしが痴漢があっってること認めてるじゃん!」
男「おい!いい加減にしろ!!」
駅員「奥で話し合いましょう」
男「!?だから違うって!」
 ボクは我慢できなかった
ボク「すみません」
駅員「はい?」
ボク「わたし、見てました」
女「ほら!」
134: (<@>) 2009/03/29(日) 00:16:01 ID:4OgccoqX
ボク「この人、痴漢じゃありません」
女「え!?」
男「ほ、ほらな!」
女「な・・・なんで・・・・・・」
 女は泣きはじめた
駅員「ほんとうですか??」
ボク「ええ、彼の持っていたカバンが当たってただけですよ」
女「うそ!!揉まれたもん!!
 下まで手を入れられたもん!
 なんで!?見てたでしょ?ねええ!」
女がボクの腕をつかみ迫って来て泣き叫んだ
おばちゃん「ちょっとぉ」
駅員「?」
135: (<@>) 2009/03/29(日) 00:18:39 ID:4OgccoqX
おばちゃん「この男がこの女性を触ってるの、ワタシ、見てたわよ」
男 「な、何いってるんだ!!」
おばちゃん「なにいってるんだじゃないでしょ!!見てたわ!!アンタパンツの中にまで手を入れてたわね!!このド変態が!!死ね!!」
男 「うう嘘つくんじゃねー!このクソばばぁが!」
おばちゃん「嘘なんかついて無いわい!!!ホレ!!ちゃんと写真撮っったんじゃい!写メで!!」
写真には男の右手がスカートの中に入っているのがしっかり納められていた
駅員はトランシーバーの様な者を取り出した
駅員「えー5番線ホームにて痴漢確認、容疑者補足中」
男は走り出した
駅員「!?おいコラ待て!!」
しかし男は他の駅員に捕まえられた
男は床に押さえつけられてながら
ボクを見てこう言った
男「死にたくない!」
ボクはとりとめのない気持ちになった
136: (<@>) 2009/03/29(日) 00:19:49 ID:4OgccoqX
そしてすぐに鉄道警察が2人きた
警官「はい、迷惑防止条例違反 いや、強制わいせつ罪で現行犯」
新米「物は?」
駅員「証拠写真でこちらの携帯の写真です」
警官「さっき撮ったんだよね?」
駅員「はい こちらの方です」
おばちゃんは満面な達成感の顔で警察を見た
警官「はい、画像データ未編集確認、ん。編集とか無いね、物証可能確認」
警官「はい、お兄さん身分証明書は?」
男は混乱状態だった
警官は内ポケットから免許証を取り出し、小さなパソコンでバーコードを読み取りパソコンの画面を読み上げた
警官「はいはい、ええっと・・・高村ひさし23歳、住所は江戸川区」
警官はさらに読み上げた
警官「センター543、趣味E+、で独身、あ?3点アウトだから残念だね、独身で特階の身よりもないし現行だな」
男「!?イヤだ!え!!!おい!!まて!!」
137: (<@>) 2009/03/29(日) 00:20:47 ID:4OgccoqX
警官「おい新米、オマエまだやったことないだろ?やれ」
新米「え?ボクやってもいいんですか?」
警官「一生新米のままじゃイヤだろ?」
新米「ありがとうございます!」
男「え、いやだ!やめてくれ!おい、頼むから!」
警官「ええっと、高村ひさし氏!公共の社会において今後おおきく反する恐れ
 そして改心の余地なしと判断し、社会治安改正法により現行処刑を言い渡します」
男「やめてくれえ!!!おい!!」
男が叫んでいるのを無視して新米が口にちょうど入る金属の器械を入れた
そして開いた口から見える器械にスーパー袋のような黒いビニールを繋いだ
男「ん?????!!!!!!ん???!!」
男は喚いていたが、もう何を言っているのか分からない
 始まる
138: (<@>) 2009/03/29(日) 00:21:14 ID:4OgccoqX
新米「いきますよ!すぐ終わります」
男は大粒の涙を流していた
口からでているその器械のニッパーを握るところのようなところを
新米は思いっきり握った
スチャン
何かが切れるような音
何かが黒いビニールの中に落ちる音
そして黒いビニールに液体がボトボトとこぼれる音
それはまぎれもなく
舌が切れる音であり
切れた舌が落ちた音であり
それはまぎれもなく
大量の血がビニールに落ちる音である
男はそのまま地面に倒れた
139: (<@>) 2009/03/29(日) 00:22:40 ID:4OgccoqX
女は勝ち誇った顔をしている
おばちゃんは正義感あふれた顔をしている
警官「おし、いいぞ、手際よかった」
新米「ありがとうございま?す!コレも寺内先輩のおかげッすよ!」
警官「おまえの一年上の清水なんか、泣き叫んでできなかったんだぞ!できませぇぇん!だってよ」
新米「まじっすか!あの清水先輩が」
警官「おっし、さっさとこの仏様を運ぶぞ」
新米「うぃっす」
駅員「あ、じゃあこちらでご遺体の片付けさせていただきますので、被害者の女性のほうよろしくお願いできます?」
警官「お!助かるねぇ!じゃあいろいろと書類とか書かないといけないんで、お嬢さん行きましょうか」
この国は、トモダチの理想とする"正しい国"へと変わってしまった
141: (<@>) 2009/03/29(日) 00:24:51 ID:4OgccoqX
8ヶ月前
テレビ放送による会見
国民の皆さん、こんにちは、友民党です
四季の初めとされる春が始まり、常に新たなことが動き回るこの時期
何かと犯罪が多くなる時期でもあります
年々増え続けるおかしな犯罪、それはまぎれもなく
我々個人レベルでは抑え切れたく立っていたのであります、
その理由は、人間そのものがそれぞれ違った思考を持っているからであり、
それぞれの思想が存在しているからであります
今までの社会はそれを個性と位置づけて保護していました。
しかしそれが原因で我々は危険な思考まで社会で保護してしまったのであります、
これからの社会に必要なのは正しい個性の保護、それが重要なのです
よって以前より出ておりました、社会治安改正法を本日より制定し開始いたします
必要のない人間を消していき、正しい人間を作るのです
国民のみなさんの保護のため、トモダチの理想とする"正しい国"に
142: (<@>) 2009/03/29(日) 00:26:22 ID:4OgccoqX
スネ夫「トモダチはテロの主犯を捕まえ、テロに終止符をうった」
ボク 「その日が"太陽の塔の日"とされ、トモダチが国民の英雄になる」
スネ夫「テロリストののび太が逃亡」
ボク 「再び世界中で小型ロボットによる発砲事件」
スネ夫「世論調査で友民党一位、民主党代表の小沢氏が交通事故死」
ボク 「友民党が政権を握り、トモダチが内閣総理大臣に任命」
143: (<@>) 2009/03/29(日) 00:27:36 ID:4OgccoqX
スネ夫「"太陽の塔の日"から3ヶ月
 一党制だった日本の政治社会は完全な独裁政治となってしまった」
ボク 「そしてその一ヶ月後には社会治安改正法の改正内容で
 軽重化罪無差別法という内容が取り込まれ
 どんな罪を犯しても8割型その場で刑を被ることになる」
スネ夫「その翌月には実刑一針法という名の
 刑罰を死刑のみとする法案まで取り込まれる」
ボク 「万引きした高校生が、現行犯逮捕したその場で死刑」
スネ夫「コレにはほとんどの国民が反感を示した」
ボク 「しかしそれ以降、犯罪発生率は一日に10件と世界一治安のよい国となった」
スネ夫「日本は平和を愛する国、国民はいつしか納得したんだよな」
社長室で東京を一望しながらボクは兄さんと話していた
兄さんはBoneRiverの社長である 骨川 スネ夫
※スネ夫には弟がいます。■スネツグ
スネ夫の弟。アメリカ・ニューヨーク在住。やはり大金持ちの叔父さんの養子になっている。初期の作品ではスネ夫と同居している描写も度々見られたが、その後しばらくはどの作品にも描かれなかった。
作者の藤子・F・不二雄もその存在を忘れており、「スネ夫は理想のお兄さん(てんとう虫コミックス40巻収録)」にて『子供のいない叔父さんの養子になった』と設定し直された。顔は兄によく似ているが素直な性格であり、スネ夫を何でもできる理想のお兄さんとして尊敬している(ただし初期は兄に似た意地悪な性格だった)。
https://ja.wikipedia.org/wiki/骨川スネ夫
144: 創る
こわい…
145: (<@>) 2009/03/29(日) 00:28:02 ID:4OgccoqX
スネ夫 「それが社会だ」
スネツグ「そんなもんですかね」
スネ夫 「恐ろしい時代なった。でも、独裁者も定期的に必要なんだ」
スネツグ「そうです?」
スネ夫 「国が一時的にひとつになる。民主主義ではそうはいかない。
  だからいい機会だなんだ。そう思うだろ?」
スネツグ「そう言われればそうですね」
146: (<@>) 2009/03/29(日) 00:29:32 ID:4OgccoqX
スネ夫「日本は、変わったんだ」
兄さんは大きな黒い椅子をリクライニングした 
そして黙って天井を見つめた
兄さんの秘書的存在であった研究者
そして新しい時代の、トモダチの犠牲になった彼
あの時のことを思い出している顔だ と思う
147: (<@>) 2009/03/29(日) 00:31:43 ID:4OgccoqX
スネ夫「でもボクらはこうして六本木の最上階で椅子に座って仕事ができるわけだ。
 ボクは社長、キミは取締役」
ボクを見ながら兄さんはニッコリ笑った
スネ夫 「日本は変わっても僕たちは変わらない!さあ仕事だ!」
兄さんは変わらいでほしい
ボクはそう願った
149: (<@>) 2009/03/29(日) 00:34:42 ID:4OgccoqX
スネツグ「あ、兄さん、また友民党から受注がきてるんですが」
スネ夫 「また友民党か・・・」
スネツグ「金額が国家予算並みで・・・ラインもいっぱいですが」
スネ夫 「全部受注しといて、あと知立の新工場を稼働させて」
スネツグ「こんなに何に使ってるんですかね、友民党は」
スネ夫 「・・・兵器だよ」
スネツグ「!?それは本当ですか」
スネ夫 「どんなものかは知らないけど、強力な兵器だ」
スネツグ「なぜそんなものを、日本は戦争する相手などいないはず」
スネ夫 「トモダチの”おもちゃ”だよ」
スネツグ「おもちゃ?」
スネ夫 「そうー。巨大なー、おもちゃ」
スネツグ「この受注をやめましょう!!」
スネ夫 「ダメだよ、そんなことしても、他社に受注するだけだ」
スネツグ「そうですけど・・・」
スネ夫 「ボクらは受注のおかげで彼らの動向を見続けるれるだ・・・」
スネツグ「兄さん・・・」
PッPッ!
テレビ”番組を変更しまして緊急ニュースをお伝えします"
150: (<@>) 2009/03/29(日) 00:36:14 ID:4OgccoqX
スネツグ「またか・・・」
テレビ"ユーロ共和国の旧イギリスのロンドンで、謎の巨大ロボットが出現しました"
スネツグ「巨大ロボット?まさか・・・」
リポーター「えーただいま上空です。3本の足を持ったロボットがー」
スネツグ「一年前の東京のロボットとは違うようですね」
スネ夫 「ああ」
リポーター「ロンドン市内各地でこのようなロボットが6台も・・・」
スネツグ「今回のはデカイですね」
スネ夫 「トライポッド・・・」
スネツグ「トライポッド?」
スネ夫 「ああ、これはトライポッドだ」
スネツグ「それはなんですか?兄さん」
スネ夫 「2005年のスピルバーグの宇宙戦争にでてくるものだ」
スネツグ「映画にでているもの・・・」
151: (<@>) 2009/03/29(日) 00:37:22 ID:4OgccoqX
リポーター"えー出現から30分経っているのですが、今のところ何も起きてません"
スネツグ「宇宙戦争・・・兄さんは見たことあるんですか?」
スネ夫 「パパの知り合いの社長さんからDVDをもらったよ」
スネツグ「今もありますか?」
スネ夫 「あるよ、公開前に貰ってね、アレは名作だよ。」
スネツグ「貸して貰っても良いですか」
スネ夫 「あ、出木杉に貸してるわゴメン」
153: (<@>) 2009/03/29(日) 00:39:48 ID:4OgccoqX
テレビ"えー新しい情報です。同じ形のロボットがアメリカや中国
 ロンドン以外でもロボットの出現が確認されています"
スネツグ「世界中に出現」
スネ夫 「いよいよ人類の終わりかな?」
スネツグ「日本は大丈夫なんでしょうか?」
スネ夫 「ここから見る限りは、外では何も起きてないようだね」
スネツグ「いったい誰がこんなことをしてるんでしょう」
スネ夫 「さぁね・・・」
スネツグ「・・・」
スネ夫  「・・・明日から少し休暇をとるよ」
スネツグ「兄さん、ここのところずっと出張でしたからね」
スネ夫 「ああ、後はよろしく頼む」
スネツグ「はい」
テレビ"今回のロボットも、テロリスト野比のび太が関わっているとされています"
スネツグ(のび太さん・・・)
154: (<@>) 2009/03/29(日) 00:41:23 ID:4OgccoqX
ー場所を移してー
テレビ"トモダチは野比のび太の逮捕をさらに強化するとの方針をーー"
ジャイアン「じょーだんじゃねぇぞ!!」
のび太 「ほんとだよ」
ジャイアン「せっかく逃げてきたと思ったらまたテロ起しやがって!」
のび太 「これじゃぁボクがテロ起してるみたいだね」
ジャイアン「ほんと、タイミング悪いんだよ!!」
のび太 「はめられたんだって」
ジャイアン「くっそ!」
のび太 「今回のこのロボットはまた街を壊したりするのだろうか」
ジャイアン「・・・・」
のび太 「・・・・ジャイアン?」
ジャイアン「なぁのび太、このロボットなんか見たことないか?」
のび太 「・・・・?こんな宇宙人みたいなロボット見たこと無いよ」
ジャイアン「いや俺、なんかのテレビで見た気がする」
のび太 「どんな?」
ジャイアン「ええっとなんだったっけ?」
トゥルルルルルル
ジャイアン「出木杉から電話だ」
156: (<@>) 2009/03/29(日) 00:42:25 ID:4OgccoqX
ジャイアン「なんだどうした?」
出木杉 「のび太くんは見つかったかい?」
ジャイアン「のび太の居場所?まだわかんねぇ」
出木杉 「そうかぁ、心当たり無い?」
ジャイアン「だから知らねぇって言ってるだろ!」
出木杉 「どなるなよ?、じゃぁ見つけたら電話してね」
ジャイアン「分かったって!」
ピッ
のび太 「出木杉クン?」
ジャイアン「おう、なんたって毎日のび太の居場所聞いてくるんだよ」
のび太 「心配してくれてくれてるんだよ」
ジャイアン「まったく」
のび太 「言っちゃダメだよ」
ジャイアン「分かってるって」
のび太 「しずちゃんやのび助にまで伝わっちゃうからね」
ジャイアン「・・・・」
157: (<@>) 2009/03/29(日) 00:46:05 ID:4OgccoqX
ー翌日ー
ー首相官邸ー
トモダチ「トライポッドは準備デキタ?」
男3「ワシントン、ニューヨーク完了です」
男4「上海、香港、北京完了です」
男5「ロンドン、ローマ完了です」
男1「以上7都市、全50機スタンバイです」
トモダチ「じゃぁ、始メヨウカ」
男1「ではこちらを」
男はPS3のコントローラーを渡した
巨大なモニターが現れる
トモダチ「久しぶりのゲーム」
男1「最初はどこがよろしいでか」
トモダチ「ロンドン」
男1「了解しました」
トモダチ「ボクガ、世界ヲ正スンダヨネ」
男1「そうです、トモダチこそが世界の救世主です」
”のーびたクーン アソービマショー"
158: 創る
こわい…
159: (<@>) 2009/03/29(日) 01:12:16 ID:4OgccoqX
ありがとうございます
今日はここまでで
少しずつですみません
160: 創る
むしろ追いつきやすくていい(´∀`)
乙でしたの?☆ミ
161: 創る
遅いおかげで毎日の楽しみになってるからOK!
乙(゜∀゜)o彡°
163: 創る
面白い!
164: 創る
濃い話になってきたなー
167: sage 2009/03/29(日) 19:37:53 ID:HDjFvhAd
ぞくぞくした…
168: 創る
171: 創る
支援
172: (<@>) 2009/04/01(水) 02:03:41 ID:6KWCZLCJ
-小5夏-
出木杉「こんにちは」
玉子 「は?い、あら出木杉くんいらっしゃい」
出木杉「すみません、お邪魔してもいいですか」
玉子 「ごめんなさいねぇ、のび太はスネ夫さん達と海に行ってて留守なのよ」
出木杉「いえ、知ってます。今日はドラえもんくんに用事があって」
玉子 「ドラちゃんに?ちょっと待ってね、ドラちゃーん!」
ドラえもん「はーい ママどうしたの?」
出木杉「こんにちは」
ドラえもん「やぁ出木杉くん この間はありがとう」
玉子 「まぁ、ドラちゃん出木杉くんに何かお世話になったの?」
出木杉「ネズミを追い払っただけですよ」
ドラえもん「まぁ上がってってよ」
出木杉「おじゃましまーす」
玉子 (出木杉くんがくるなんて珍しいわね)
173: (<@>) 2009/04/01(水) 02:11:28 ID:6KWCZLCJ
ドラえもん「のび太くんならいないよ?」
出木杉「みんなで海にいってるんだろ?」
ドラえもん「出木杉くんはいかないの?」
出木杉「うん、誘われてないんだ」
ドラえもん「あゴメン」
出木杉「今日はドラえもんにお願いがあって来たんだ」
ドラえもん「いいよ!何?」
出木杉「タイムマシンで、大阪万博に連れてって欲しいんだ!」
ドラえもん「大阪万博?えっとたしか1970年開催の日本初の国際万博だよね」
出木杉「そうなんだよ、図書館で資料見てたらすっごくいきたくなって!」
ドラえもん「勉強熱心だなぁ?!いいよ!連れてってあげる!」
出木杉「ホントに!感謝するよ!ありがとうドラえもん!」
ドラえもん「実はボクもいってみたいんだぁ♪、さぁ出発!」
出木杉「うん!」
174: (<@>) 2009/04/01(水) 02:12:54 ID:6KWCZLCJ
ー大阪万博ー
出木杉「うわーーーーーーー!!!」
ドラえもん「すごい人だね!!」
出木杉「まさか来れるなんて!ドラえもんのおかげだよ!」
ドラえもん「いえいえ!さぁ!行こう!」
出木杉「うん!」
175: (<@>) 2009/04/01(水) 02:14:00 ID:6KWCZLCJ
176: (<@>) 2009/04/01(水) 02:15:28 ID:6KWCZLCJ
ー太陽の塔ー
"こんにちは コンニチハ 西の?くにから?"
"こんにちは コンニチハ 東の?くにから?"
"こんにちは コンニチハ 世界の?ひとが?"
"こんにちは コンニチハ さくらの?国で?"
"1970年の こ?んに?ち?は?"
"こんにちは こんにちは 握手を?しよう?"
出木杉「これが太陽の塔・・・!!」
ドラえもん「すっごい!圧巻!」
出木杉「ああ。なんて雄大なんだ」
ドラえもん「一緒に写真撮る?」
出木杉「カメラ持ってるの?」
ドラえもん「あるよ!タイマーセットしてっと。出木杉くん!一緒に!」
出木杉「うん!」
ドラえもん「はい!チーズ!」
出木杉「にぃ♪」
パシャ
177: (<@>) 2009/04/01(水) 02:16:56 ID:6KWCZLCJ
ートライポッド出現から1日ー
ーテレビー
大塚「えーロンドンに中継です」
リポーター「えー出現から1日が経っていますが、今のところ何も起きません」
大塚「そのロボットはどこから出てきたのですか」
リポーター「目撃者やカメラによりますと、地面から出てきたようです」
軽部「ってことはあらかじめ、そこに埋めてあったって事ですか」
リポーター「そういうことです」
大塚「他に何か情報は?」
リポーター「えー世界中で出現してる50機のどれもが
  出現場所が以前、何らかの工事現場だったそうです」
大塚「やはりテロの疑いがあるのでしょうか」
リポーター「えーやはり兵器ではないかと各国の専門家がコメントしています」
大塚「ユーロ政府の今後の対応は発表されていますか」
178: (<@>) 2009/04/01(水) 02:18:02 ID:6KWCZLCJ
リポーター「えーこのあと1時間後に調査のため、軍による解体ー」
ウ゛ウ゛ウ゛ゥゥゥゥーーーーーーーーーーー
リポーター「何?」
大塚「すごい大きな音がしましたが、何がおきてるんですか」
リポーター「ロボットの音のようですが・・・!?」
大塚「!?」
キュイーーーーー・・・・
リポーター「ロボットが動いているようです!」
大塚「・・・何か・・・ロボット本体が動いてるようですね」
リポーター「えー、アームのようなものが出てきました」
大塚「ちょっと危ないかもしれません・・・・ん?」
リポーター「アームが光ってま・・・ビーム???う、うわぁ!!」
ザーーーーーーーーーーー
大塚「映像が途絶えました・・・何が起こったんでしょう」
179: (<@>) 2009/04/01(水) 02:19:22 ID:6KWCZLCJ
のび太「いったい、何が起きてるんだ」
ジャイアン「コレもの仕業トモダチが!」
のび太「一体、何を始めようとしてるんだ・・・」
181: (<@>) 2009/04/01(水) 02:22:16 ID:6KWCZLCJ
ー数分後ー
ーテレビー
大塚「えーいまロンドンの最新の情報が入りました、花野アナ」
花野「はい、ロンドンの謎のロボットは出現から一日経ったさきほど
 突然動きだしました。ロボットは中性子爆弾と思われるロケットを
 街に発射しながら移動を始めたと言うことです」
大塚「被害情報は?」
花野「まったく分かっていませんが・・・ロンドン市民の生存は絶望的ということです」
182: (<@>) 2009/04/01(水) 02:23:18 ID:6KWCZLCJ
ー首相官邸ー
トモダチ「オモシロイネ、逃ゲル人がアリのようダネ」
男1「ただいま100万人の人間を絶交しました」
トモダチ「ロンドンにはアト何基アッタッケ?」
男1「残り5基がスタンバイ中です」
トモダチ「じゃぁ自動運転にシヨウカ」
男1「了解しました」
183: (<@>) 2009/04/01(水) 02:24:55 ID:6KWCZLCJ
ーテレビー
大塚「引き続き、ロンドンに関する情報です、
 動いていなかったロボットの残りの5機が動き出したという情報です
 犠牲者数は現在、300万人と予想されています」
軽部「こんな、ひどい事件があっていいのでしょうか・・・」
花野「新しい情報です、さきほど首相官邸にて緊急会見が行われました」
のび太「?」
花野「今回のテロを阻止すべく、トモダチが現地に向かったという情報です」
のび太「え!?」
花野「先ほどの会見でトモダチは、今回のテロも野比氏によるものだと述べた上で、
 日本の代表として責任をとると発言したようです」
ジャイアン「コンニャロー!またのび太のせいにする気か!!」
のび太 「・・・・」
184: (<@>) 2009/04/01(水) 02:26:44 ID:6KWCZLCJ
ー翌日ー
ーテレビー
リポーター「ロンドン市街から中継です、ご覧ください
  本来ならウェストミンスター宮殿、時計塔がありましたが
  今は、まるで広島で起きた原爆後の写真と同じような光景です
  未だ破壊を続けるロボットに一体トモダチはどのようにして止めるのでしょうか
  犠牲者はすでに600万人と予想されています」
専門家「もうアレはSFのようなもの、明らかに我々人間の技術の範囲を越えている・・・」
軽部「野比のび太というテロリストは、かつて研究員だったそうです」
専門家「なるほど、研究成果を実験していると考えれますね」
軽部「一体、トモダチは今回のテロも止めることができるのでしょうか」
大塚「ロンドン市民が700万人、犠牲者が600万人・・・これはもうー」
リポーター「えー突然ですが、現地から中継です」
軽部「どうしました、何か動きがありましたか」
リポーター「トモダチが先ほどロンドンに到着した模様です」
軽部「ついに、トモダチが。どうやって止めるんでしょう?」
185: (<@>) 2009/04/01(水) 02:28:14 ID:6KWCZLCJ
リポーター「え?トモダチにつきましては・・・ん?」
大塚「・・・何か聞こえますね」
"こんにちは コンニチハ きゅうせい?しゅが?"
"こんにちは コンニチハ 日本の?トモダチ?"
リポーター「大阪万博の曲!?ア、アレは!!太陽の塔!!」
大塚「トモダチですか!」
リポーター「そのようです!友達が太陽の塔の左のでっぱりに乗って現れました!」
軽部「太陽の塔・・・コレはあのときと・・・」
大塚「東京のテロの時とおなじですね」
リポーター「太陽の塔が、ゆっくりトライポッドに近づいていきます!」
大塚「すごい光景です・・・」
リポーター「太陽の塔の一番上の、未来の太陽とよばれる部分が光り始めています!」
大塚「何が起こるんでしょう・・・」
リポーター「!?レーザーのような光の筋が出てきました!トライポッドに向けて発しています!」
軽部「?あの太陽の塔、よく見るとデザインが少し違いますね」
リポーター「はい?あ、ホントです!太陽がすべて友民党のマークになっています」
ズシーーーーーーーン!!
リポーター「トライポッドが倒れました!!!!!なんということでしょう!」
軽部「これは・・・・歴史的瞬間ですか・・・」
リポーター「トモダチが次々に倒していきます!」
187: (<@>) 2009/04/01(水) 02:31:27 ID:6KWCZLCJ
ジャイアン「ぜんぶ演技だろコンニャロー!バカにしやがって!!」
のび太 「完璧な自作自演だね・・・」
ジャイアン「だけどこんなマンガみたいな話、みんな信じるのか?」
のび太 「きっと信じるよ、もう彼は世界の英雄になったようなものだもん」
ジャイアン「許せねぇ、関係のないのび太を世界の敵にしやがって」
のび太 「うん、ぎゃふんと言わせなきゃ」
ジャイアン「そうだ!ぶっ飛ばしてやる!!」
のび太「彼は、ボクらのトモダチだからね」
ジャイアン「・・・何か分かったのか」
のび太 「うん・・・」
ジャイアン「・・・誰か分かったのか」
のび太「たぶんだけどね・・・」
ジャイアン「誰なんだ?」
のび太「このロボット、たしかみんなで見たよね」
ジャイアン「?」
のび太 「ボクがしずちゃんにプロポーズする3日前・・・」
ジャイアン「あぁ、スネ夫んちで集まったな」
のび太 「そのとき、みんなで見た映画にでてたロボットだよ」
ジャイアン「!あのときいたのはオレ、オマエ、スネ夫」
のび太 「出木杉」
ジャイアン「あー!思い出した!宇宙戦争って映画にでてた機械だ!」
のび太 「うん、あと同窓会の時にのび助のよげんの書を見せたんだ」
ジャイアン「誰に?」
のび太「出木杉に見せたこと、なんとなくだけど思い出した」
ジャイアン「じゃぁトモダチは・・・」
のび太「まだ決まったわけじゃないけど・・・出木杉の可能性が高い」
ジャイアン「アンニャロ!だからいつものび太の居場所聞いてきやがったのか!」
のび太 「よげんの書を書いたのは出木杉だし、火星にいってるといって長期間の口実にもなる」
188: (<@>) 2009/04/01(水) 02:33:05 ID:6KWCZLCJ
のび太 「そしてなにより、彼は頭が良い」
ジャイアン「出木杉のヤロー!」
我成 「野比、、剛田、そんな簡単に友達を疑ってはいかん」
ジャイアン「あ先生、おじゃましてます」
のび太 「長い間、お世話になりすみません、のび助はどうでしたか」
我成 「今日も学校に来て元気にしておる、しかし遅刻は親似か」
ジャイアン「ホントすみません先生、次の隠れ家をすぐ探すんで」
我成 「別にいつまで居ても野比なら構わん」
のび太 「ありがとうございます」
ジャイアン「でもホントびっくりしたよな。よくのび太が裏山に居るって分かったよな」
我成 「剛田がいつも裏山に食べ物を持ってくのを見たからだ」
ジャイアン「オレのせいでバレたのか、いっけね」
我成 「剛田、少しここに来るのを控えろ、つけられてるぞ」
ジャイアン「本当ですか!?」
我成 「最近、警官がよく巡回するようになったからな」
のび太 「先生、のび助のこと、ヨロシクお願いします」
我成 「安心しなさい、もしもの時は野比たちを命を懸けて守るつもりだ」
のび太 「先生・・・」
ジャイアン「くっ、泣けるぜ、ちーーーん!」
我成 「剛田!カーテンで鼻をかむなとなんど言ったら分かる!!」
189: (<@>) 2009/04/01(水) 02:34:35 ID:6KWCZLCJ
ー翌日ー
ー首相官邸ー
トモダチ「終ワッタネ」
男1「全7都市、終了しました、これであなたは世界の英雄です」
トモダチ「コレカラハ?」
男1「まず、来週に最初の記念式典がワシントンで行われます」
トモダチ「イイネ」
男3 「その前に日本での式典が行われます」
トモダチ「絶交」
男3 「え!?」
男1「違う、おまえじゃない、指されてないだろ」
男3 「あ、え、・・・」
トモダチ「ソロソロ、彼と絶交スルヨ」
男1 「彼・・・・ですね」
トモダチ「要ハ済ンダシネ」
男1 「では、今すぐに」
トモダチ「ボクガ行ク」
男1 「トモダチが直接ですか?」
トモダチ「彼ハ友達ダカラネ」
男1 「了解しました。お気を付けて」
友達 「ウン」
190: (<@>) 2009/04/01(水) 02:37:34 ID:6KWCZLCJ
ー学校ー廊下
のび助「しっかしすっげぇな、全7都市ロボット制圧だって」
ヒデヨ「世界中でテレビはそればっかだしね」
のび助「まったく・・・ホントオマエの親父パねぇな」
扉:ガラガラ
子1「ひっく、うっ、えっ」
のび助「おっはよー・・・めっちゃ暗い雰囲気だな」
ヒデヨ「何かあったの?」
子3「ケンタが・・・うっ、昨日、万引きで・・・死刑になっだ」
子1「チキジョー、うっ・・・」
のび助「万引きで死刑・・・」
子1「オレも一緒にしたんだ!でバレたけどオレは逃げ切れたんだ!
 けどケンタが・・・うっ」
子4「・・・・トモダチがいけないんだ・・・・」
子1「そうだ・・・・トモダチが悪いんだ!のび助!オマエの親父、テロリストだろ?はやくトモダチを倒せよ!」
子3「ダゲジー、え゛???ん」
ヒデヨ「・・・・」
192: (<@>) 2009/04/01(水) 02:40:04 ID:6KWCZLCJ
トゥルルルルルルルルルルルルル
ヒデヨ「父さんからだ!」
のび助「!」
カチャ
出木杉「もしもし?ヒデヨ?ひさしぶり♪今どこにいる?」
ヒデヨ「学校だけど」
出木杉「あ!そうだよな!父さん今家に帰ってきたんだけど
 父さんの部屋に入ったろ?」
ヒデヨ「うん」
出木杉「・・・・・ノートどこやった」
ヒデヨ「・・・・よげんの書は・・・のび助に返した」
出木杉「・・・・そうか・・・・・・・・分かった」
カチャ
のび助「・・・・やばくないか?」
ヒデヨ「・・・さぁ・・・」
先生「おーい、席につけー」
193: (<@>) 2009/04/01(水) 02:40:55 ID:6KWCZLCJ
ー車ー
出木杉「くっそ、ヒデヨの奴、勝手に持ち出しやがって」
出木杉「よげんの書はボクのモノだボクのモノだボクのモノだ」
出木杉「しずかちゃんもボクのモノだボクのモノだボクのモノだ」
出木杉「イヤッホゥー♪」
ブロロロロオオオォォォォォ!!!
194: (<@>) 2009/04/01(水) 02:41:51 ID:6KWCZLCJ
ー学校ー
先生「昨日、ケンタがー」
子6「先生!校庭に車が走ってきます!」
先生「なに?」
ブロロロロ・・・バタン
子4「トモダチだ!」
子3「ホンモノだ!」
ヒデヨ「あれは父さんの車だ」
のび助「ああ、そう思ったよ」
先生「のび助、校長室に急ぐんだ」
のび助「なんで」
先生「校長と一緒に逃げるんだ!いけ!」
195: (<@>) 2009/04/01(水) 02:43:41 ID:6KWCZLCJ
ガラガラガラ
トモダチ「のび助クン」
先生「走れ!!」
のび助「はい!」
トモダチ「ダメだよ」
カチャ
先生「危ないっ」
パーン!
先生:バタ
ヒデヨ「先生!!」
トモダチ「逃げちゃダメだよ」
196: (<@>) 2009/04/01(水) 02:44:30 ID:6KWCZLCJ
ヒデヨ「父さん・・・」
トモダチ「ヒデヨ・・・悪い子だ」
カチャ
子1「こんにゃろー!!」
トモダチ「!?」
トモダチは不意を突かれて倒された
トモダチ「イテテテテ」
ムクッ
トモダチ「ダメだよ」
子1  「!!うわ・・」
ヒデヨ「父さん!?」
パーン
パーン
クラス:きゃーーーーーー!
トモダチ「逃ガサナイヨ」
197: (<@>) 2009/04/01(水) 02:45:46 ID:6KWCZLCJ
ー車ー
校長 「トモダチはやはりついにここまで来たか」
のび助「先生、みんな・・・大丈夫かな・・・」
校長 「キミも今日からは隠れなさい」
のび助「・・・"も"ってことは他にも?」
校長 「お父さんを私の家でかくまってる」
のび助「パパを!?」
校長 「わたしは野比の、キミのお父さんの担任だった」
のび助「あ!それパパが言ってた」
我成(校長)「急ぐぞ」
198: (<@>) 2009/04/01(水) 02:47:08 ID:6KWCZLCJ
ー我成宅ー
我成 「野比!」
ジャイアン「あ、今日は早いですね?っえっ!のび助!」
のび太 「のび助!?」
のび助 「パパ!!」
ぎゅぅ!!
のび助 「パパ!トモダチの正体が分かったよ!」
ジャイアン「ホントか!?誰だ!」
パーン
我成 「うっ・・・・!?」
のび太「先生?」
ジャイアン「先生ーーー!!」
のび助「校長先生ーーー!!」
トモダチ「そうだよ」
199: (<@>) 2009/04/01(水) 02:47:28 ID:6KWCZLCJ
トモダチ「ボクだよ」
トモダチ「ボクが、トモダチだよ」
200: (<@>) 2009/04/01(水) 02:48:27 ID:6KWCZLCJ
ジャイアン「こんにゃろ!覆面をとれ!!」
トモダチ「イイヨ」
バサッ
ジャイアン「・・・やっぱり!」
のび太 「出木杉」
出木杉 「やぁ、久しぶりだなぁ、のび太君」
のび太 「どうしてこんなことをした!!」
出木杉 「ボクのシナリオの完成度を試しただけだよ」
のび太 「シナリオ?」
出木杉 「よげんの書によって、個人一人が世界をモノに出来るか」
のび太 「そんなことのために・・・なんでボクを選んだ」
出木杉 「知らないね、とりあえずのび助くんとキミは邪魔なんだ」
ジャイアン「何言ってやがんだ!出木杉!銃をおろせ!!」
出木杉 「デブは黙ってろ」
ジャイアン「!?こんにゃろ!調子乗りやがって!」
201: (<@>) 2009/04/01(水) 02:49:23 ID:6KWCZLCJ
出木杉 「ボクは・・・ボクはただしずかくんが欲しいだけ」
のび太 「!?」
出木杉 「ソレなのに・・・君たち4人はいつもボク抜きで仲良くして」
ジャイアン「・・・出木杉」
出木杉 「それだけならまだいい!!ボクとしずかくんが仲良ければ・・・」
のび太 「・・・」
出木杉 「しかしキミはしずかくんを奪った!!」
のび太 「・・・ホント良かった」
出木杉 「君たち親子が居なくなれば・・・ボクとしずかちゃんは再び・・・」
のび太 「しずかちゃんがおまえなんかと付き合わなくてホント良かった!」
出木杉 「!!!!!!うあああああぁぁぁぁぁぁぁ!」
パーン!
203: (<@>) 2009/04/01(水) 02:54:57 ID:6KWCZLCJ
出木杉 「くっ・・・・!?」
スネ夫 「よう、みんな、ひさしぶり」
のび太 「スネ夫・・・」
スネ夫 「ジャイアン、車を道路においておいちゃばれちゃうでしょ?」
ジャイアン「ナイスだスネ夫!」
出木杉「ちっ、」
タタタタタタタタタ
ジャイアン「まて!出木杉!」
パーン
ジャイアン「うわ!?」
スネ夫「ジャイアン、危ないから追いかけちゃダメ」
ジャイアン「くそっ」
204: (<@>) 2009/04/01(水) 02:55:27 ID:6KWCZLCJ
のび太「ありがとう、スネ夫」
スネ夫「ああ、無事でよかったよ」
ジャイアン「オマエ銃とか持ってるんだな」
スネ夫「ああ、のび太、コレ持ってろ」
のび太「え?」
スネ夫「おまえが一番狙われてるからな」
ジャイアン「出木杉がトモダチ確定か」
のび太「・・・・」
205: (<@>) 2009/04/01(水) 02:56:45 ID:6KWCZLCJ
出木杉「ハァ、ハァ、」
出木杉「くっそ、しずちゃんにばらされる」
出木杉「どうする?どうする?どうする!どうする!?」
トゥルルルルルルルルルルルルル
出来杉「くっそこんなときに誰だよ!もしもし!」
206: (<@>) 2009/04/01(水) 02:57:35 ID:6KWCZLCJ
トモダチ「ヤァ」
出木杉「トモダチ!?」
トモダチ「ボクのフリをシタンダッテ?」
出木杉「あああれは仕方なく・・・ボクの目的のためであって」
トモダチ 「絶交」
出木杉「え?」
トモダチ「後ろ」
クルッ
出木杉「!?」
パーン
”のーびたクーン アソービマショー"
207: (<@>) 2009/04/01(水) 02:58:15 ID:6KWCZLCJ
見てる方Thank you
ここまで:寝
次回完結
208: 創る
な…んだと…?
出木杉フラグじゃないだと…?
218: 創る
ほほう次で完結か
wktk
293: (<@>) 2009/04/21(火) 00:36:58 ID:aaR5mFN9
-同窓会の日ー
スネ夫「遅いぞのび太」
のび太「ゴメン、会議終わらなくて」
スネ夫「いいから早く乗れ」
バタン
バタン
ウ゛ウ゛ーン
ブロロロロロロロロー
294: (<@>) 2009/04/21(火) 00:38:26 ID:aaR5mFN9
のび太「新しいコンセプトが決まったよ」
スネ夫「ああ、開発部か。今日はなんの話をした?」
のび太「オートマンの構想の開発だよ」
スネ夫「相変わらずドラえもん路線の開発だな」
のび太「でも開発したモノは役に立ってるだろ?」
スネ夫「ああ、むしろのび太が今の骨川を立て直したんだ」
のび太「大げさなぁ?」
スネ夫「まったく、パパがあそこまで無駄なことばっかりしてたから」
のび太「来期からキミが代表なんでしょ?」
スネ夫「ああ、パパは会長にまわってもらうよ」
のび太「これで会社の体制も変わるか」
スネ夫「社名も変えることにしたんだ」
のび太「へぇ? たしかに社名に骨はちょっとね」
スネ夫「骨と川でボンリバーっていうの」
のび太「それってアイリバーのマネ?」
スネ夫「あ!ほんとだ似てる!」
のび太「まぁいいでしょ」
295: (<@>) 2009/04/21(火) 00:42:38 ID:aaR5mFN9
ガラガラガラ
先生「野比!また遅刻か!」
のび太「すみません」
ジャイアン「おう!のび太!スネ夫!」
しずか「これで揃ったわね」
出木杉「やあ野比くん」
のび太「やあ」
スネ夫「それにしても久しぶりだな」
しずか「そうね。 ばらばらで会ったりするけど」
のび太「みんなで会うのは久しぶりだね」
安雄 「のび太じゃん!!」
のび太「お!ヤスオ?ひさしぶりだね!」
安雄 「東大行ったんだってな!すごいな!」
ずる木「キミ東大入れたんだ、あんなにバカだったのに?」
のび太「失礼しちゃうな・・・ていうかキミだれ?」
ずる木「・・・ジャリッ子のど自慢ていう番組でテレビに出て歌ってたろ、ホラ」
のび太「・・・・知らない」
ずる木「ボクを覚えてない?冗談だろ?」
のび太「ジャイアンズにはいなかった?」
ずる木「ボボクは運動が苦手なんだ!ヤスオ!このバカに教えてやってくれ!」
安雄 「え誰オマエ?」
ずる木「ーーーーーーー!!」
296: (<@>) 2009/04/21(火) 00:44:46 ID:aaR5mFN9
はる夫 「いい大人が人をからかうなよ」
のび太「はるお!!!ひさしぶり!」
はる夫「元気にしてたか?」
のび太「うん!相変わらず二人は仲良しなの?」
安雄 「まぁな、俺たちは永遠の友だから、なっ!」
はる夫「なっ!」
ずる木・・・・・・・・
297: (<@>) 2009/04/21(火) 00:45:45 ID:aaR5mFN9
安雄 「すねるなよずる木」
のび太「ずる木ゴメンね」
ずる木「ふん、東大が偉そうに・・・ボクは早稲田の先進だぞ!!」
安雄 「威張れないだろ」
はる夫「へー奇遇だな、おれも早稲田なんだ」
ずる木「!?」
はる夫「安雄もなんだよ!なっ!」
安雄 「なっ!」
ずる木「ボボボボボボクがキ君たちと同じ!?」
298: (<@>) 2009/04/21(火) 00:47:43 ID:aaR5mFN9
はる夫「冗談に決まってるだろ」
ずる木「っ!?う、くっそぉ!いい加減にいろ!」
299: 創る
支援
300: (<@>) 2009/04/21(火) 00:51:39 ID:aaR5mFN9
安雄 「あ、オレ来月結婚するんだ」
のび太「ホントに!?おめでと!」
ずる木「ふん、どうせ絶景のブサイクだろ!」
はる夫「聞いてビックリ!まみちゃんとだぜ」
ずる木「!?ままままままままみちゃんと!!??」
のび太「へぇ?あのクラス一の美女とー」
ずる木「ここここコレばかりはだまされないぞ!」
301: (<@>) 2009/04/21(火) 00:53:52 ID:aaR5mFN9
はる夫「あ、これはホント」
安雄 「はる夫!ずる木には言うなっていったろ!」
のび太「ずる木くん、まみちゃんのこと好きだったの?」
ずる木「なっ・・・うッ・・・!?」
安雄 「まぁ気を落とすなって」
302: (<@>) 2009/04/21(火) 00:55:13 ID:aaR5mFN9
ずる木「うるさい!くっそ!別にいいさ!ならボボクは源さんを」
のび太「ボクの嫁がなんだって?」
ずる木「!??え?ウソ?え???」
安雄 「こいつ何も知らないんだな」
はる夫「ハッハッハッ」
ずる木「うわああぁぁぁあ!!誰かデデデスノートを!」
303: 創る
デスノ―トw
305: (<@>) 2009/04/21(火) 01:03:02 ID:aaR5mFN9
のび太「フフフフ」
ため夫「のび太くんだよね?ひさしぶり!」
のび太「ええっと・・・ゴメン、誰だっけ?」
ため夫「少しだけ転校してたんだけど覚えてないかな?」
のび太「あ!ダメなため夫くん!」
ため夫「覚えててくれたんだ!」
のび太「久しぶりだな!どうしてキミが?」
ため夫「先生が呼んでくれたんだ」
のび太「へぇーあれからはどうしたの?」
ガヤガヤワイワイ
307: (<@>) 2009/04/21(火) 01:05:09 ID:aaR5mFN9
ガヤガヤワイワイ
出木杉「ヒック、最近は物騒な世の中だ」
スネ夫「おいおい出木杉酔ってるな」
出木杉「ウィック、地球上どこいっても悪人だらけ」
ジャイアン「うんうん!」
スネ夫「ジャイアンも酔ってる」
310: (<@>) 2009/04/21(火) 01:08:05 ID:aaR5mFN9
出木杉「なんでかって?ウッ、それは人類が多すぎるからだ」
ジャイアン「うんうん!」
出木杉「だから人類を減らせばいいんだ!!!」
ジャイアン「そうだそうだ!」
出木杉「世界では一人っ子政策など、多くの人口削減計画が進められている」
ジャイアン「うんうん!」
スネ夫「出木杉壊れかけてるな」
311: (<@>) 2009/04/21(火) 01:09:12 ID:aaR5mFN9
出木杉「人類削減計画!!それこそが平和の象徴!つまり太陽の塔!!」
ジャイアン「ずる木の言うとおりだ!!」
ずる木「?」
スネ夫「あー駄目だコレ」
出木杉「ボクは必ず!!人類を!」
ジャイアン「ずる木ぶっ飛ばす!」
バコーン!!
出木杉「へぶっ!?」
スネ夫「ダメだ!ジャイアンぶっ壊れてる!」
312: (<@>) 2009/04/21(火) 01:12:39 ID:aaR5mFN9
ジャイアン「マイクよこせ!」
マイク:キ?????ン!!
ジャイアン「みんなー!!!飲んでるか!!!」
「いぇーーぃ!」
ジャイアン「オレの歌を聴きたいかー!!」
「!!!???」
ジャイアン「よーし歌うぞ!!みんなの要望に応えて乙女の愛の夢!」
ずる木「あのデブを止めろ!!!」
313: (<@>) 2009/04/21(火) 01:21:06 ID:aaR5mFN9
先生 「うるさいぞ剛田!!」
ジャイアン「うわっ!?すみませんー」
一同:ホッ
314: (<@>) 2009/04/21(火) 01:23:05 ID:aaR5mFN9
のび太「みんな酔ってますね」
先生 「野比、ひさしぶりだな」
のび太「先生、となりいいですか」
先生 「ああ、座りなさい」
のび太「ご無沙汰しております」
先生 「あいかわらず遅刻癖は治っておなんようだね、野比」
のび太「お恥ずかしく・・・」
315: (<@>) 2009/04/21(火) 01:27:08 ID:aaR5mFN9
先生 「ついこの間まで子供だったように思えるのに」
ジャイアン「うええぇぇぇぇ?」
しずか「たけしさんが吐いてるわ!!」
先生 「あっという間に成長してみんな立派になった」
316: 創る
支援
318: 創る
すかさず支援
319: (<@>) 2009/04/21(火) 02:00:29 ID:aaR5mFN9
先生 「みんなが同じように成長し立派になってる」
のび太「おなじように・・・同い年ですからね」
先生 「野比、そうじゃない」
のび太「?」
先生 「みんなが一緒になって、互いに助け合って成長しているんだ」
のび太「助け合う?」
先生 「植物が生長するとき、ひとつだけで生えているのを見たことがあるか?」
のび太「そういえば」
先生 「それぞれ違ってもおなじような環境で、同じように生きる仲間が必ず周りにいる」
320: (<@>) 2009/04/21(火) 02:01:37 ID:aaR5mFN9
先生 「人は、いや命は独りだけでは生きられない」
のび太「他の人の助けをもらって生きているってことですか」
先生 「そう、そしてキミにはすばらしい助けが いたことを忘れてはいけない」
のび太「ーーードラえもん」
先生 「そうだ」
321: (<@>) 2009/04/21(火) 02:02:49 ID:aaR5mFN9
先生 「野比、あれから連絡があったか?」
のび太「いえ」
先生 「それは良かった。」
のび太「どうして?」
先生 「未来から見守ってくてれるんだ
 そしてドラえもんが来ないということは
 野比はこれから幸せに暮らせるということだ」
のび太「ーー。実は、結婚式の前日、ドラえもんは居ました」
先生 「ほう」
のび太「ボクは一度、ドラえもんと一緒にボクの結婚式を見に行ったんです」
322: (<@>) 2009/04/21(火) 02:04:02 ID:aaR5mFN9
のび太「だからその日、ドラえもんが来ることを知っていました」
先生 「しかし会わなかった」
のび太「はい、振り向いて抱きつきたかった。でもそれじゃ意味がない」
のび太「ドラえもんの手を借りずにひとりで生きていかなきゃって。」
先生 「そうだ。でも一人じゃない。彼はキミを見守っている」
323: (<@>) 2009/04/21(火) 02:05:12 ID:aaR5mFN9
先生 「そしてキミにはこんなにすばらしい仲間がいる」
ジャイアン「おえぇぇぇぇぇぇえ」
出木杉の上にドバーー!
出木杉「ぎゃぁぁぁぁぁあああああ!!」
スネ夫「うわぁ・・・出木杉、口の中に入ってるよ」
ジャイアン「うっ・・・・出木杉・・・・オマエ臭いぞ」
出木杉「キミのゲロだろ!!っう、ウェェ・・」
先生 「キミはもう立派な父親だ、ドラえもんに恥じないようドンと生きなさい」
324: (<@>) 2009/04/21(火) 02:06:53 ID:aaR5mFN9
ジャイアン「うぃ・・・吐いてすっきりしたし1曲歌うぜ」
ずる木「だからヤメロこの音痴!!」
ガシッ!!
ジャイアン「だれだ邪魔する奴は!!ぶん殴ってやる!!」
出木杉「!!やめろボクじゃ!!!っ!?」
ボカーーン
出木杉「うっ」
しずか「出木杉さん!!」
スネ夫「今日は出木杉ぜったい厄日だ」
325: 創る
支援
326: (<@>) 2009/04/21(火) 02:08:04 ID:aaR5mFN9
のび太「先生。ボクーー」
スネ夫「おいのび太も飲もうぜ!」
ため夫「のび太くん!もっと飲もうよ!」
先生 「さぁ、行きなさい」
のび太「はい いま行く!」
ワイワイ、ガヤガヤ
329: (<@>) 2009/04/21(火) 02:15:34 ID:aaR5mFN9
ー現代ー
出木杉「はぁはぁ」
トモダチ「ガーガーガガガーガー」
出木杉 「このくそドロイドめ」
バキン!
トモダチ「ア゛・ア゛・ア゛・ア゛・ア゛」
出木杉 「ラジコンなんかで正確に、撃てるわけがないだろ・・はぁはぁ・・」
トモダチ「ア゛・ア゛・ピーーーその通りダネ」
出木杉 「ボクを裏切る気か」
トモダチ「ウン」
330: 創る
支援
331: (<@>) 2009/04/21(火) 02:21:29 ID:aaR5mFN9
出木杉 「どうしてだ。ここまでうまくいってたじゃないか」
トモダチ「ソウダネ。キミのシナリオは実に完璧ダッタ」
出木杉 「あぁ、よげんの書 通りだ、これで完結したはずだ」
トモダチ「マダダヨ。でもまだ続きがアルヨ」
出木杉 「なに!?」
トモダチ「ボクガ書いたんダヨ」
332: (<@>) 2009/04/21(火) 02:22:49 ID:aaR5mFN9
出木杉 「これ以上、どんな終わりがある!キミは今や世界トップらのリーダーじゃないか!」
トモダチ「ソウダヨ。だからダヨ」
出木杉 「どういう意味だ」
トモダチ「トップはボクだけでイインダヨ」
出木杉 「それとボクの絶交に関係があるのか?」
トモダチ「ナイヨ」
出木杉 「・・・そうか。のび太を生かしたいのか」
333: 創る
支援
334: 創る
支援ぬ
335: (<@>) 2009/04/21(火) 03:00:55 ID:aaR5mFN9
出木杉 「そうか、やはりキミもボクよりのび太か」
トモダチ「キミの役目は終ワッタンダヨ」
出木杉 「ふ、しかし今のキミに何が出来る」
トモダチ「・・・」
出木杉 「ドロイドが無くなった今、状況はこっちのもの」
トモダチ「・・・」
出木杉 「身を隠した臆病者のおかげで、ボクはキミの上に立つ」
ピッポッパッ
336: (<@>) 2009/04/21(火) 03:01:58 ID:aaR5mFN9
出木杉 「のび太くんに電話してすべて話そう」
トモダチ「やはりキミは邪魔ダッタネ」
出木杉「電話しちゃうよ?」
トゥルルルル
トモダチ「絶交」
出木杉「まったく、卑怯にも遠隔ドロイドなんか使うからこうなるんだ」
トゥルルル、カチャ
出木杉「野比くん?」
337: (<@>) 2009/04/21(火) 03:03:45 ID:aaR5mFN9
時は戻り
ー同窓会3日後ー
出木杉 「これが完全なシナリオだ」
????「すばらしい、完璧だ」
出木杉 「だろ?二人の望みの相乗効果が一致している」
????「キミの人類削減計画は実におもしろかった」
出木杉 「"よげんの書"だね」
????「そうだよ」
出木杉 「そしてキミが世界のトップに立つ」
????「そしてキミはしずちゃんと夫婦になる」
出木杉 「しかしトライポッドなんてそう簡単にできるか?」
????「大丈夫」
出木杉 「3足歩行で自立型で遠隔操作・・・プログラミングだけでも相当だ」
????「のび太が開発やってる」
出木杉 「フフフフ、骨川の会社を使うのか。事実上、彼がテロリストだな」
????「でもそれだけじゃダメだ。兄さんに手伝って貰わなきゃね」
338: (<@>) 2009/04/21(火) 03:05:59 ID:aaR5mFN9
出木杉 「で、キミはどうするんだい?一人二役だろ?」
????「うん。正体がばれないようにうまく演じるよ」
出木杉 「で、演じる役はなんて名乗るんだい?」
????「そうだね。ボクはのび太君の友達だから」
339: (<@>) 2009/04/21(火) 03:08:20 ID:aaR5mFN9
????「トモダチ」
出木杉 「?」
ボクはーーートモダチ
340: (<@>) 2009/04/21(火) 03:09:33 ID:aaR5mFN9
ー現代ー
男1「ふぅ」
トモダチ「ギリギリ間にアッタネ」
男1「あ?あ、高いドロイドなのに壊しちゃって」
トモダチ「予備があるカラ大丈夫」
男1「自分で行くっていうからおかしいなとは思ったが」
トモダチ「ゴメンネ兄さん」
男1「だからお兄さんて言うなよ」
タッタッタッ
男3「先輩、ボクをおいてかないで下さいよ」
男1「遅いぞ」
男3「すみません、うわ!?トモダチが!」
男1「よく見ろ、ラジコンタイプだ」
男3「なんだ、ラジコンかよ、トモダチも卑怯だなぁ」
男1「音声つながってるから今のトモダチに聞こえたぞ」
男3「ええ!?すすすすすみません!!」
トモダチ「イイヨ、じゃぁ後はヨロシク」
男1「出木杉の件に関しては?」
トモダチ「計画通りに」
男1「では各民放に伝えておきます」
トモダチ「ヨロシク」
341: (<@>) 2009/04/21(火) 03:15:07 ID:aaR5mFN9
ー車ー
男3「出木杉さんどうして絶交されちゃったんですか?」
男1「トモダチは最初からそのつもりだったんだよ」
男3「うわ、マジッすか・・・恐っ」
男1 「ホント、かわいそうな男だぜ」
男3「トモダチに裏切られたんスからね」
男1「いや、むしろ自分がつくったよげんの書が原因で死んだことがだよ」
男3「あ?そういう・・・それは悲しい」
男1「よげんの書は人を連鎖する」
男3「?どういう意味っスか?」
男1「いや、なんでもない」
342: (<@>) 2009/04/21(火) 03:16:15 ID:aaR5mFN9
男3「・・・出木杉さんの遺体どうするんですか」
男1「とりあえずトモダチが火葬しろって」
男3「へぇ。じゃぁいま火葬場向かってるんですか」
男1「そうだ」
男3「なんか人の死って呆気ないですね」
男1「なんだ急に?」
男3「どうせ死ぬって初めから分かってるのに、死を選べないことがっスよ」
男1「おまえらしくないな」
男3「そぉっすか?」
男1「死ぬことが分かっていても、殺されることまではわからんだろ」
男3「あ。なるほど」
男1「まぁ絶交されないように、さっきみたいな言葉は慎めよ」
男3「お?コワッ」
343: (<@>) 2009/04/21(火) 03:20:54 ID:aaR5mFN9
のび助「誰からだったの?」
のび太「出木杉からだ」
トゥルルルルル
のび太「出木杉?」
スネ夫「出木杉がどうした?」
のび太「なんだスネ夫か・・・先生はどう?」
スネ夫「大丈夫、命に別状はない」
のび太「良かった」
スネ夫「あとのび助の担任と友達も撃たれたらしいんだけど」
のび太「・・・・何かあったの?」
スネ夫「いや、みんな大したことはないんだけどヒデヨが・・」
のび太「ヒデヨが?」
スネ夫「あまりのショックな出来事で失調症を起している」
のび太「ヒデヨ・・・」
のび助「・・・病院行ってくる」
のび太「・・・タクシー使いなさい」
のび助「うん」
のび太「気をつけて」
344: (<@>) 2009/04/21(火) 03:21:36 ID:aaR5mFN9
スネ夫「どうした?」
のび太「のび助をそっちに向かわせた」
スネ夫「・・・それでヒデヨが良くなればいいが・・・」
のび太「ジャイアンに帰りにヒデヨを家におくるように頼んでおいて」
スネ夫「あ?でもジャイアンさっきから居ないんだよ」
のび太「電話してみた?」
スネ夫「それが話し中なんだよ」
のび太「じゃぁ一応ボクがメール送っておくよ」
スネ夫「分かった、のび太はまだ先生の家に隠れてろよ」
のび太「うん」
スネ夫「一旦切るぞ」
のび太「うん」
ツーッツーッツーッ
345: 創る
支援
352: (<@>) 2009/04/21(火) 15:09:50 ID:aaR5mFN9
ー数日後ー
テレビ
"ワシントンにテロを止めたトモダチのー"
"都内ホテルで爆発、宿泊していたイラクの外務大臣ー"
"池袋でトモダチコンサートが行われ、1万人を越えるー"
"テロにより壊滅されたオリンピック会場の候補地が東京にー"
"明日より東名全線にて路面軌道式の自動運転が可能ー"
"EXILEにAKB48が加わり、28人による新しいEXILEがー"
のび太 (特に変わったことはない・・・)
358: 創る
>>352
>"EXILEにAKB48が加わり、28人による新しいEXILEがー"
ちょw 特に変わったことあるwww
353: (<@>) 2009/04/21(火) 15:10:31 ID:aaR5mFN9
テレビ
"番組を変更しまして緊急ニュースです"
のび太「・・・・またテロかな」
テレビ
"数年にわたり続いた世界同時多発テロの主犯が補足されました。"
のび太「!??」
354: (<@>) 2009/04/21(火) 15:11:34 ID:aaR5mFN9
テレビ
"なお、犯人は発砲により死亡、身元確認の結果
宇宙開発のNASAの邦人メンバーの出木杉英才容疑者です"
のび太「なんだって!!??」
テレビ
"なお、先ほどのトモダチの発表で一連の事件の主犯と思われていた
野比のび太氏はテロとは関係がないと表明しました
のび太「・・・何が起きている・・・」
355: (<@>) 2009/04/21(火) 15:12:43 ID:aaR5mFN9
ガラララララララ
男3「こんにちは!!」
のび太「!?」
ドタドタドタドタ
扉:カチャ、バタン
のび太「誰だ!」
男3「あなたは、今日から自由の身です」
男5「トモダチはアナタを解放してくれました」
男4「あなたの罪が解かれたのです」
のび太「?」
男4「すべては出木杉氏による」
男3「しかし、トモダチのおかげで解放された」
男4「さぁ、行きましょう」
のび太「どこに?」
男345「トモダチが待っています」
356: (<@>) 2009/04/21(火) 15:13:43 ID:aaR5mFN9
トモダチに会える
トゥルルルルルル
ジャイアン「おい、のび太!テレビ見たか!?」
のび太「ああ、見たよ」
ジャイアン「出木杉が殺されー」
のび太「ジャイアン、トモダチに会ってくるから切るね」
ジャイアン「!?のび太!どういうー」
ピッ
のび太 「行こうか」
357: (<@>) 2009/04/21(火) 15:19:25 ID:aaR5mFN9
ー翌日ー
軽部「まもなく野比氏はトモダチと密室で対談するようですけど」
大塚「まさか彼が違ったとは・・・」
軽部「このことに関するニュースが世界中で放映されてますけど驚きですね」
大塚「ホントですね、お気の毒じゃ済まされない問題ですよ」
軽部「今もなお、出木杉テロ組織の残った支援者がテロを計画してるという情報もあるようです」
大塚「まだまだ警戒は必要です」
リポーター「えーたったいま野比氏が首相官邸に入った模様です!」
360: (<@>) 2009/04/21(火) 15:59:51 ID:aaR5mFN9
ー官邸ー
男1 「お待ちしておりました、こちらへ」
のび太「・・・・・」
男1 「どうぞお入り下さい」
のび太「トモダチは」
男1 「すでに待っておられます」
キィ
男1「それでは」
バタン
361: (<@>) 2009/04/21(火) 16:00:54 ID:aaR5mFN9
のび太 「・・・・・」
トモダチ「久シブリダネ、のび太くん」
のび太 「ふざけるな」
トモダチ「ヨク来テクレタヨ」
のび太 「よくヌケヌケと・・・誰なんだ」
トモダチ「・・・・」
のび太 「答えろ、そのマスクを取れ!」
トモダチ「ボクだよ」
のび太 「!?」
トモダチ「ボクがトモダチだよ」
お面を取り出す
トモダチ「のび太クン、オカエリ」
のび太 「やめろ、ドラえもんのお面を外せ」
トモダチ「マタ今日も遅刻シタノ?」
のび太 「やめろ」
トモダチ「いい加減自分デ」
のび太 「やめろーーーーーー!!!」
トモダチ「クックックッ、相変わらず単純ダネ」
のび太 「ーーーっ、ーーーっ」
362: (<@>) 2009/04/21(火) 16:01:50 ID:aaR5mFN9
トモダチ「相変わらず泣き虫ダネ」
のび太 「ーッ、だまれ」
トモダチ「ドラえもんはどこにイルノ?」
のび太 「おまえ、出木杉か?」
トモダチ「彼とは絶交シタヨ」
のび太 「オマエが殺したんだ」
トモダチ「質問に答エテヨ、ドラえもんはどこにイルノ?」
のび太 「未来に帰ったんだ!それが関係あるのか?」
トモダチ「未来?何世紀?」
のび太 「22世紀だ!!」
トモダチ「ハーズーレー」
363: (<@>) 2009/04/21(火) 16:04:59 ID:aaR5mFN9
のび太 「!? どういう意味だ」
トモダチ「ヨク考えテゴラン」
のび太 「まさか・・・オマエ・・・ドラえもん?」
トモダチ「クックックッ、ソウダヨ」
のび太 「そんな」
トモダチ「今は21世紀ダヨネ」
のび太 「!?」
トモダチ「ドラえもんがいたのは22世紀と20世紀」
364: (<@>) 2009/04/21(火) 16:06:11 ID:aaR5mFN9
トモダチ「ボクラが子供の頃に居タンダヨ」
のび太 「どういう意味だ」
トモダチ「キミには感謝している」
のび太 「ふざけるな!何が感謝だ!」
トモダチ「クックック、あいかわらずオモシロイネ」
のび太 「他人の命で遊びやがって」
トモダチ「クックック、あいかわらずの偽善者ダネ」
のび太 「オマエは誰なんだ」
トモダチ「ボク、ドラえもん」
のび太 「やめろ!お面を外せ!!」
トモダチ「クックックッのび太くん、起キテヨ」
のび太 「う!この野郎!」
ガシ!!
バサッ
365: (<@>) 2009/04/21(火) 16:07:09 ID:aaR5mFN9
のび太 「ーーー!人形!?」
モニタ:ピッ
トモダチ「ザーンネーンハーズレ?」
のび太 「くっ、こそこそ隠れやがって、出てこい!」
トモダチ「少し落ち着きナヨ」
のび太 「オマエは何を考えてる!」
トモダチ「イイ質問ダネ、ソウボクの願いはー」
366: (<@>) 2009/04/21(火) 16:08:00 ID:aaR5mFN9
トモダチ「平等な社会」
のび太 「平等な社会!?」
トモダチ「ドラえもんはボクらの平和を願っていた」
367: 創る
支援
369: (<@>) 2009/04/21(火) 16:13:36 ID:aaR5mFN9
トモダチ「ボクは21世紀のドラえもんダヨ」
370: (<@>) 2009/04/21(火) 16:14:19 ID:aaR5mFN9
トモダチ「君らの描いた人類滅亡計画は最高ダッタヨ」
のび太 「人類滅亡なんてボクは書いていない!」
トモダチ「ソウダネ。キミは書き換エタダケダネ」
のび太 「出木杉を殺したのもオマエか」
トモダチ「ソウダヨ。彼の計画は終ワッタカラネ」
のび太 「計画ってなんだ」
トモダチ「キミの役目も終ワッタ。のび太君、キミは自由だよ良かったね」
のび太 「ボクの役目!?」
トモダチ「キミを世界の敵にする約束で協力をシテモラッタンダ」
のび太 「オマエは何を考えている」
トモダチ「出木杉の目的はシズカちゃんを手に入レルコト」
371: (<@>) 2009/04/21(火) 16:16:38 ID:aaR5mFN9
トモダチ「ボクの目的は平和な、皆が平等な世界を手ニ入レルコト」
のび太 「何をする気だ」
トモダチ「次はよげんの書の最後を描くのはボクダヨ」
のび太 「よげんの書」
トモダチ「キミの役目は終ワッタ」
のび太 「おい、何をする気だ!最後はどうなるんだ!」
トモダチ「もう、会うことはないヨ」
のび太 「待て!!」
トモダチ「ばっぁあ?い」
モニタ:ピッ
372: (<@>) 2009/04/21(火) 17:03:13 ID:aaR5mFN9
のび太「くっ」
扉:キィ
男1「送迎の準備が出来ています」
373: (<@>) 2009/04/21(火) 17:04:28 ID:aaR5mFN9
男1「それと、トモダチからのチケットの贈り物です」
のび太「チケット?」
ピラ
のび太「こ、これは!?」
375: 創る名無しに見る

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