水嶋咲「フェイバリットに踊らせて」back

水嶋咲「フェイバリットに踊らせて」


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2 :
 お母さんは何を思って俺に『咲』なんて名前を付けたんだろう。
 いや、答えは知っている。
 お母さんは女の子が欲しかったのだ。
 別にそれは悪いことじゃないと思う。
 でも、生まれて来たのは男の子だった。
 それなら、何故名前を考え直さなかったのだろうか。
 異性に間違われる名前なら、裁判所に届ければ変えることが出来るケースがあることは知っている。
 でも、俺は母親から与えられた名前に思い入れがあった。
 こんな名前だったからこそ、俺は『男らしくありたい』と思ったのかもしれない。
 名前を変えないなら、行動で男であることを示したかった。
引用元:http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1512040785
3 :
 でも、今の俺は『女装して自分らしさを表現する水嶋咲』なのだ。
 切欠は些細なことだった。
 荘一郎に救いを求めたがバッサリ切られ、始めたメイド姿が好評だったのだ。
 それで終わったら良かったものの、気が付いたらアイドルをやっていた。
 それでも、俺は『水嶋咲』を演じ続けた。
 それが俺を応援してくれるみんなのためなのだから。
6 :
水嶋咲「ねえ、神谷」
神谷幸広「どうしたんだ、わざわざ『咲ちゃん』の口調で」
水嶋咲「新曲の歌詞、どう思うか聞きたいだけだからさ」
神谷幸広「うん、まあ『咲ちゃん』らしいんじゃないか?というか、君はそれでいいのか?」
水嶋咲「それが『水嶋咲』のイメージなんだし、『あたし』が文句いうことじゃないわ」
 それに、俺は思う。お気に入りを身につけて好きな自分になれる、という前向きさは嫌いじゃない。
 俺のキャラではないが、それでも誰かがそれで前を向けるならいいんじゃないかと思う。
神谷幸広「とはいえオトナなワンピースとか、いっちゃあなんだけど想像できないな」
水嶋咲「『あたし』なら普通に着こなせると思うけどね」
神谷幸広「君の口からそんな言葉が出るなんてな」
水嶋咲「失敬ね。どんな衣装であっても、着こなすだけよ」
7 :
 しかし、咲には分からないことがあった。それを彼はアスランに相談していた。
水嶋咲「アスラン、この歌詞で一つだけ分からないところがあるんだ」
アスラン「それを我に聞くか?」
水嶋咲「そうなんだけど、こういうのはアスランの方が相談しやすい」
アスラン「そうか、何時でも我が英知を頼るがいい」
水嶋咲「じゃあ単刀直入に聞こうか。ラストノートって何だ?」
アスラン「……香水に関する用語ではないか?」
水嶋咲「何でアスランがそんなことを」
アスラン「我はこのカフェの店員だ。故に、会話はそれなりに聞いている」
水嶋咲「香水に関する用語か。なら電子辞書に載ってるか?」
ラストノート(last note)は、(香水を)つけた後、2時間経過後〜半日程度の香り。
ミドルノートの次の香り。香る時間が一番長いため、つけた人のイメージを作る香りと呼ばれる。
水嶋咲「なるほど、分からん」
10 :
酉ミスりましたが、このまま行きます。
P「どうしたの、咲?」
水嶋咲「いや、この『ラストノート』っての。意味は分かったんだがどう伝えればいいか分からん」
P「確かに君は自発的に女装することはあっても、積極的に女装するタイプではないからね」
水嶋咲「『レディライク』みたいに、感性で歌うしかないのか?」
P「ラストノートは香る時間が一番長い香りなんだ。つけた人のイメージを作る」
水嶋咲「辞書に載ってはいたけど、人にそういわれると重いな……」
P「誰もが君を『咲ちゃん』だと思っている。そういう意味では君の『存在』だといってもいい」
水嶋咲「ひょっとしたら、どこかの俺は根っこの部分から『咲ちゃん』なのかもしれないけどな」
P「……?」
水嶋咲「『咲ちゃん』が演技であれ本心であれ、伝えなければいけないことは一つだ」
P「よく分からないけど、いいたいことは分かるよ」
水嶋咲「自分らしいコーディネート。それが一番自分を輝かせるってことなんだろ、プロデューサー?」
11 :
P「本当の自分を隠して埋もれてる『だけ』じゃ説得力もキュンともしない、からな」
水嶋咲「俺はそれだけじゃあない。例え本当の自分を隠して埋もれていても、誰かを照らす光になる」
 そういって、俺はこう続ける。
水嶋咲「俺は『水嶋咲』だ。それ以上にも以下にもなれない」
P「ともかく、答えを見つけられたならいい」
水嶋咲「ああ。後はただ、歌うだけだ」
16 :
315プロ近くのカフェ
水嶋咲「とはいったものの、気分を切り替えないとな……」
店員「……?」
水嶋咲「男がパフェに来るのがそんな珍しいか?」
店員「あ、いえ」
 ちなみに、咲はリフレッシュのためメイクを落とし服も着替えていた。
水嶋咲「まあ、最近スイーツ男子なんて言葉もあるしな。ジェラート一つ」
店員「ジェラート一つですね。かしこまりました」
 そして時間が経ち
水嶋咲「薄いピンクがかかったジェラートか……」
店員「どうしました?」
水嶋咲「いや、独り言だ」
店員「は、はあ。分かりました」
 そういって店員は去って行った。
19 :
水嶋咲「そういやさ、荘一郎」
 咲は荘一郎に話を持ち掛けていた。
東雲荘一郎「どうしました?」
水嶋咲「女装には一ミリグラムも興味ないといっていたが、俺の歌はどう思う?」
東雲荘一郎「いいんじゃないか?何やかんやで、自分らしく生きたい人は多いし」
 そんな荘一郎の言葉に、咲はこう返す。
水嶋咲「興味の有無とは別、ってことか」
東雲荘一郎「あの時のことを恨んでいるんですか?」
水嶋咲「昔のことをネチネチいうのは男らしくないし、恨んではいない」
東雲荘一郎「そうですか」
 それに、と咲は続ける。
水嶋咲「荘一郎は顔立ちこそ温和だが、あんま女装が似合いそうにはない」
25 :
水嶋咲「ロール、ケーキできたよ!」
卯月巻緒「俺には何も聞かないんですか?」
 卯月の疑問に咲は答える。
水嶋咲「お前のことは仲間として信頼している。だが、あまり君は深いことは考えないタイプだからな」
卯月巻緒「ケーキに目がないからそう思うんですか?」
水嶋咲「正直、卯月の方が女装似合うんじゃないか?」
 そんな咲に卯月は返す。
卯月巻緒「咲、君は俺に女装して欲しいんですか?」
水嶋咲「俺が強要するタイプじゃないことくらい分かってるだろう」
 そして咲はこう続ける。
水嶋咲「見てみたいかどうか、といわれると見てみたいけどな」
卯月巻緒「見てみたい、とは思ってたんですね」
水嶋咲「出逢ってくれた仲間と織り成す最高のティータイム、か」
 そう呟く咲に卯月は問い質す。
卯月巻緒「どうかしたんですか?」
水嶋咲「俺はお前たちに出会えて良かったし、315プロでも色んな人に出会えた」
卯月巻緒「咲……」
水嶋咲「お忍ばないあたし流のステージ……なんてな。俺はああして歌っているけど、出会いがあったからそれは悪くなかったと思う」
 そうして、咲はこう続ける。
水嶋咲「だから、いつでもフェイバレットに踊らせて欲しい。せめて君達の前では、な」
水嶋咲「フェイバレットに踊らせて」完
26 :
何とか完走しました。
本編の水嶋咲がこんな性格である可能性は99.99%無いでしょうが、
こんな解釈もありじゃないかなと思って書き上げました。
皆さんも、もっと水嶋咲のSSを書いてみたらどうでしょうか?
2

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