佐藤心「クリスマス」千川ちひろ「残念会」back

佐藤心「クリスマス」千川ちひろ「残念会」


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アイドルマスターシンデレラガールズです。
千川ちひろ「一日だけのシンデレラの魔法」
http://wktk.open2ch.net/test/read.cgi/aimasu/1511794804/l50
これと世界観同じですが、読んでなくて問題ないです。
心さんとちひろさんがお友達です。
引用元:http://wktk.open2ch.net/test/read.cgi/aimasu/1514095328/
2 :
24日 事務所
千佳「ねぇねぇ、はぁとちゃん! これで良い?」
心「んー。どれどれ……☆ ん☆ おっけおっけ♪」
千佳「えへへっ! これでラブリーチカに変身かんりょーだねっ!」
心「可愛いぞ〜☆」
千佳「じゃあ、Pくん迎えに行ってくるね!」
心「あ〜い☆ 気を付けてね♪」
心「さて……じゃあはぁとも準備しに帰ろうかなっと……」
ちひろ「何を言ってるんですか?」
心「え? ……帰ろうかなって」
ちひろ「心さんの衣装は用意してあるって言ったじゃないですか♪」
心「その手に持ってる奴?」
ちひろ「はい♪」
3 :
心「いや、あのさ」
ちひろ「なんですか?」
心「ミニスカサンタはキツくない……?」
ちひろ「大丈夫ですよ♪ コスプレはどんな時でもみんなを幸せにしてくれますから!」
心「じゃあせめて! せめてタイツ履かせて!」
ちひろ「舐めた事言わないでください。生足に決まってるでしょ」
ちひろ「心さんの美脚なら問題ないですよね♪」
心「確かにはぁとは美脚だけど……」
心「でも、今日は寒いっすよ?」
ちひろ「おしゃれは我慢です」
心「コスプレっておしゃれなの?」
ちひろ「心さん」
心「は、はい!」
4 :
ちひろ「おしゃれって自分を綺麗にとか、可愛くなりたくてするんですよね」
心「うん☆ やっぱ女の子はかわい〜く、綺麗になりたいもんね☆」
ちひろ「コスプレも同じです」
心「はぇ?」
ちひろ「コスプレも、自分を可愛く綺麗に見せたい、あわよくばそのものになりたいからするんです」
ちひろ「おしゃれと何も変わりません」
心「いや、違くね?」
ちひろ「同じです!」
ちひろ「と言うわけで観念して着てください」
心「もうちひろちゃんが着てるんだからいーじゃん!」
ちひろ「バカですか? 一人で着たら思いのほか恥ずかしかったから巻き込みたいに決まってるでしょ!」
心「おいコラ☆ お前がバカなんじゃねーのか☆」
5 :
ちひろ「うーるーさーいーでーす!」
ちひろ「せっかく年に一度の合法的にミニスカサンタコスが許される日なんですから! つべこべ言わずに着てください!」
心「えぇ……」
ちひろ「チッ! めんどくさいな」
心「え、ちょっ、なに!? なにすん、ちょっ、やめっ!」
ちひろ「無理矢理にでもひん剥いて着せてあげます。逃がしませんよ」
心「キャーっ! 襲われる! 助けて! 助けてー! 誰かー!」
モバP(以下P)「心さーん? 大声出してどう……し……。く、黒……!」
千佳「はぁとちゃん! 大丈夫!?」
ちひろ「あ」
心「プロ……!? み、見んな! バカ!」
P「す、すみません!」
千佳「はぁとちゃん。お着替えするなら更衣室行った方がいいよ?」
心「……うん」
ちひろ「す、すみません……。まさかプロデューサーさんがこんなにも早く来るとは思わなくて……」
心「うん……。大丈夫。下着くらいはへーきだから……」
心「……後で覚えてろよ」
ちひろ「あい……」
6 :

心「じゃ〜ん☆ せくすぃースウィーティーサンタなはぁとだぞっ☆」
P「おぉー!」
ちひろ「やけに時間かかってるなーと思ったら。衣装にハート縫い付けてたんですね」
千佳「はぁとちゃんかわいー!」
心「ありがと☆」
心「いやぁ、ちひろちゃんからもらったコスじゃちょーっとスウィーティーさが足りなかったからね☆」
心「思いっきり足してみました☆」
ちひろ「でもこれじゃあサンタじゃないですよね」
心「はっ。サンタコスしてても中身がサタンなちひろちゃんと並べば良い感じに見えるでしょ?」
ちひろ「あ?」
心「あぁん!?」
7 :
千佳「ねぇねぇ、Pくん! はぁとちゃんもちひろさんも可愛いね!」
P「だなぁ。お二人ともとっても可愛いですよ」
心「そ、そう? えへ……♪」
ちひろ「年に一度だけのサンタさんですよ♪」
P「あはは。まさか俺にもサンタが来てくれとは思いませんでしたよ」
千佳「ねぇねぇ! あたしはー?」
P「千佳も魔法少女でとっても可愛いぞー!」
千佳「でしょでしょ!? これ、はぁとちゃんが作ってくれたんだー!」
P「心さんが。通りでしっかりしてると思いましたよ」
心「衣装作るのははぁとにとって朝飯前ってやつよ☆」
ちひろ「確かにしっかり作られてますよね。私がド○キで買ってきたこのコスプレと比べると雲泥の差が……」
心「こういうのは生地が安っぽいからね☆ 使い捨ての想定だろうし仕方ない☆」
P「でも、みんなこういうの着こなせるのさすがだと思いますよ」
8 :
ちひろ「コスプレに興味が!? どうですか!? 一緒に!」
P「いやいやいや! 無理です! 無理ですって!」
千佳「Pくんもサンタさんやるの!? みたーい!」
心「いやいや☆ せっかくこんなに可愛いサンタが二人も居るんだからプロデューサーにはトナカイをだな☆」
P「それ全身タイツじゃないですか! 嫌ですよ!」
ちひろ「今から○ンキに走れば間に合うか……」
P「ちょい待って!」
心「お? セクシーギルティ?」
P「違う!」
千佳「Pくんのサンタさん見たかったなー……」
P「うぐ……」
心「ほらほら〜、千佳ちゃんもこう言ってるし。ね?」
P「……ら、来年なら」
心「ちひろちゃん」
ちひろ「『……ら、来年なら』、録音バッチリです」
P「何してんですか!」
9 :
心「まぁまぁ☆ はぁとに任せとけって☆」
P「不安しかないんですけど」
心「プロデューサーに似合う、究極のスウィーティーミニスカサンタを作ってやるぞ☆」
P「それ見たことか!」
ちひろ「大丈夫です。最初は抵抗感あってもちゃんとクセになりますから」
P「それやばい奴へのお誘いですよね、絶対」
千佳「あ! Pくん! 時間!」
P「お、ほんとだ」
P「んじゃ俺達はそろそろ年少組迎えに行って、パーティ会場行きますね」
心、ちひろ「「はーい」」
P「てか、千佳はそのまま行くの?」
千佳「うんっ! クリスマスの魔法で今日は一日中ラブリーチカのままなんだよ!」
10 :
ちひろ「さて。じゃあ私達も衣装の手直し終わったら行きましょうか」
心「だね☆」
心「どっか直すとこある?」
ちひろ「……お腹周りがちょっとだけ」
心「なんだなんだ〜☆ 太ったのぉ〜? ちひろちゃ〜ん☆」
ちひろ「ふんっ!」
心「いてぇ! なにすんだコラ☆」
ちひろ「心さんがうざいからですー! 私は悪くありませーん!」
心「子供か☆」
ちひろ「クリスマスくらい子供になったっていいんですー!」
ちひろ「あー! サンタさん来ないかなー!」
心「サンタさん来たとして何お願いすんだ☆」
ちひろ「え?」
ちひろ「……金?」
心「夢ないな、おい☆」
11 :

24日 夜 ウサミン星
菜々「どうしてナナの家なんですか」
心「まぁまぁ☆」
麻理菜「心がどうしても菜々さんとこってうるさかったのよ」
心「おい☆ うるさいってなんだ☆」
ちひろ「事実ですよ」
菜々「まぁ、クリスマスを一人で過ごさなくていいんで良かったんですけど……」
麻理菜「ここに居るのみんな同じようなものよ」
心「マリナルと一緒にすんなー!」
ちひろ「すんなー!」
麻理菜「もう酔ってるの?」
菜々「はぁとちゃんもちひろさんもパーティ中はしゃぎっぱなしでしたから、きっとまだてテンションが落ち着いてないんですね」
麻理菜「確かにあのはしゃぎっぷりったら……ねぇ」
12 :
心「マリナルも菜々先輩も淡泊過ぎなの! せっかくのスウィーティーな日なんだから楽しまなくちゃ☆」
ちひろ「そうですよ! なんでお二人ともコスプレしてくれなかったんですか!」
心「え、そっち?」
麻理菜「この歳でコスプレはちょっと……」
菜々「ナナは興味ありましたけどねぇ。お仕事が詰まってて準備が……」
ちひろ「じゃあ麻理菜さんはチャレンジしましょう! 菜々さんはようこそこちら側へ!」
心「バックアップは任せろ☆」
麻理菜「うわぁ、めんどくさい二人が手を組んだわね」
菜々「あはは……。あ、お鍋そろそろ良い感じですね」
心「んじゃさっく食べましょっか☆ はぁとお腹ペコペコ☆」
ちひろ「私もです。わぁ……美味しそう……」
麻理菜「パーティで食べなかったの?」
菜々「はい、どうぞっ」
心「ありがとうございます☆」
13 :
ちひろ「ちょこっとはつまみましたけど、あんまり食べるとお腹出ちゃうんですよ」
麻理菜「なるほどねぇ」
菜々「確かにあの薄着じゃ目立っちゃいますよね」
心「ん〜……☆ 良い匂い〜……たまらない……」
麻理菜「ブリって美味しいわよね」
ちひろ「菜々さんの家でやる鍋は絶品ですからねぇ」
菜々「えへへ……。たくさんありますからどんどん食べてくださいね!」
菜々「あ、お米食べますか?」
心「んー☆ とりあえずは大丈夫です☆」
麻理菜「私もシメで良いかな」
ちひろ「私は少しだけ頂いてもいいですか?」
菜々「はいはい〜♪」
14 :
麻理菜「じゃ、とりあえず乾杯しましょうか」
心「おう☆」
四人「「「「かんぱ〜い」」」」
心「はふっ、はふっ……うっめぇ……」
ちひろ「ブリの出汁が白菜に染みて……美味しい……」
麻理菜「あ、この日本酒美味しい」
菜々「楓ちゃんがくれたんですよ〜」
麻理菜「そういえば楓ちゃん達は?」
ちひろ「楓さん達は明日お休みなので居酒屋でクリスマス会兼ねての忘年会ですよ」
菜々「ナナ達は明日はお仕事ですからねぇ……」
心「まぁ、どっちか休めただけありがたく思わないと☆」
ちひろ「私は両日出勤ですよ」
麻理菜「ど、ドンマイ……」
ちひろ「なのでお酒はほどほどに……」
15 :
菜々「泊まっていきます?」
ちひろ「良いんですか?」
菜々「はい! うちで良ければ! お開きにしてから帰ると結構遅くなっちゃいますよね」
ちひろ「じゃあお言葉に甘えさせてもらおうかな……」
心「えー! ずーるーいー! はぁととマリナルも泊まる〜☆」
麻理菜「ちょっと、心!」
菜々「あはは、良いですよ。麻理菜ちゃんもどうですか?」
麻理菜「……ご迷惑じゃなければ」
菜々「大丈夫です!」
菜々「その代わりですけど、この二人が酔っぱらったら手伝ってください」
麻理菜「あ、そういう事ね。わかったわ」
心「はぁと達酔っぱらわないもん!」
ちひろ「もん!」
麻理菜「もう酔ってるじゃない」
菜々「すきっ腹に日本酒が良くなかったですねぇ……」
16 :

しばらくのち
麻理菜「ところで心はクリスマスだってのにここに居ていいの?」
心「んー?」
菜々「あ、そうですよ。せっかくクリスマスなのにプロデューサーさんと一緒じゃなくてよかったんですか?」
心「く、クリスマスは家族と過ごすものだから……」
ちひろ「私達は家族じゃないですけどねー」
心「う、うるさい!」
麻理菜「あぁ、わかったわ」
菜々「ナナにもわかりました」
ちひろ「そうなんですよ。このヘタレ、プロデューサーさん誘えてないんですよ。ヘタレなので」
心「あー! もー! 余計なこと言わないで!」
17 :
麻理菜「あんまりぼやぼやしてるとプロデューサー君取られちゃうわよ」
菜々「そうですよ。せっかく良い感じなのに」
心「だってぇ……」
ちひろ「無理無理。だってこの人、一緒のベッドで寝ても何も出来ないんですもん」
心「ちょっ! ちひろちゃん!?」
麻理菜「え、なにそれ。聞いてないわよ。菜々さんは?」
菜々「ナナも初耳ですね」
ちひろ「言ってなかったんですか?」
心「言えるわけないだろ、バカ!」
麻理菜「心〜♪」
心「嫌です」
菜々「はぁとちゃん♪」
心「嫌です」
ちひろ「私が気を利かせてだいぶ前のイベントの時にホテルをダブルルームにしてあげたんですよ」
心「おい、千川ァ!」
18 :
麻理菜「え、それで進展一切なし?」
菜々「それは……。プロデューサーさんもあれですけど、はぁとちゃんも……」
心「はぁともプロデューサーも疲れてたの! だからすぐ寝ちゃったの!」
心「はいはい! この話はやめやめ!」
ちひろ「だから駄目なんですよ、このヘタレは」
麻理菜「ホントにヘタレね」
菜々「ヘタレですね!」
心「うるさいうるさいうるさーい!」
心「ふんっ!」
菜々「あ! はぁとちゃんそんな一気に飲んだら!」
心「これが飲まずに居られますか!」
心「ほら! みんなも飲んで!」
麻理菜「えぇ……明日仕事よ? 大丈夫?」
心「知りません! 飲んで☆ 飲め☆」
ちひろ「まったく心さんは……」
菜々「ナナは遠慮したいんですけど……」
心「はぁとの酒が飲めないのかー!」
菜々「わかりました、わかりましたよ!」
菜々「はぁ……明日は二日酔いしそうだなぁ……」
19 :

25日 朝
心「うぐっ……。あ、頭……いてぇ……」
菜々「……台所に……お味噌汁が……」
麻理菜「取ってくるわ……」
ちひろ「お願いします……」
心「今日のお仕事やばくない……?」
菜々「やばいですよ……確実に……」
ちひろ「私は人前に出ないからまだいいですけど、みなさんは本当に頑張ってください……」
麻理菜「はい、お味噌汁」
菜々「ありがと〜……」
心「さんきゅー……☆」
ちひろ「ありがとうございます」
20 :
麻理菜「はぁ……。とりあえず落ちついたら準備して行きましょうか」
心「だね……☆ はぁと達は夢を与えるアイドルだから……」
菜々「こんな無様な姿は見せられません……」
ちひろ「さすがアイドルの皆さんです。カッコいいです」
麻理菜「だって、ね?」
菜々「はいっ!」
心「アイドルは強くてカッコよくて、綺麗で可愛い、女の子みんなの憧れだからね☆」
End
21 :

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