母ちゃん(20)「え?あなたが未来の私の子供なの…?」  俺(27)「そうだよお袋」back

母ちゃん(20)「え?あなたが未来の私の子供なの…?」  俺(27)「そうだよお袋」


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1:
母ちゃん「何を言っているの…あなた誰なんですか」
母ちゃん「あんまりしつこいと通報しますよ…」
俺「時を越えて会いにきたんだ。平成29年から」
母ちゃん「…平成って…?」
2:
母ちゃん痴呆じゃねーか
3:
時を超えしマザコン
4:
昭和かよ
6:
OUT
7:
だめだスネーク!未来が変わってしまった!
タイムパラドックスだ!!
母ちゃん(20)「え?あなたが未来の私の子供なの…?」 俺(27)「そうだよお袋」
引用元:http://viper.2ch.sc/test/read.cgi/news4vip/1512364977
16:
母ちゃんって呼べよ
17:
俺「とにかく時間がない。いまから俺のいうことをよく聞くんだ」
俺「おい、どこ行くんだお袋」
母ちゃん「公衆電話です。不審者は警察に通報しなきゃ」
俺「まってくれ。だったら、俺が本当の息子だってこと証明してやる」
俺「あなたの名前はハルカ。現在20歳。血液型はA型。趣味は裁縫とガーデニング」
母ちゃん「ストーカーですか! あとガーデニングなんてしません」
俺「……そうだった。それは結婚してマイホームを買ってからか」
母ちゃん「なんなんですかあなたは」
19:
ちょっとポンコツでワロタ…ターミネーターの見すぎだ…
22:
俺「ほかにお袋のこと…ううん」
俺「……そうだ。お袋は足の付根の内側に大きなやけどあとがあるな」
俺「子供のころに婆ちゃ…あんたの母親が誤ってこぼしてしまって大変なことになったって」
母ちゃん「え……どうしてそれを」
母ちゃん「家族しかしらないはずなのに…」
俺「息子だからだ。家族なんだよ。未来で俺たちは家族なんだ」
24:
どこに向かっているんだ!!!
28:
BTTFかな
30:
母ちゃん「信じられませんそんなこと。マンガテレビじゃあるまいし」
母ちゃん「私マンガテレビは嫌いなんです」
俺「俺の名前はタカシ!」
母ちゃん「…!」
俺「あなたがずっと、将来子供ができたらつけようとおもっている名前。女の子ならチカ」
母ちゃん「そんな…」
俺「これでも信じられないか。お袋」
32:
母ちゃんが結婚しなくなってタイムパラドックスが起こるぞ
34:
母ちゃん「で、でも…」
俺「あんたはこのあと、ある男と出会う」
俺「大学の友達と二十歳のお祝いでバーにいくだろ」
俺「その時あんたに話しかけてくる男がいるはずだ」
俺「婆ちゃんからお袋たちの馴れ初めをちょこっと聞いただけだから、具体的にどういうシチュエーションかはしらないけど」
俺「その男と仲良くなってはいけない」
35:
洗濯機で戻る話しはどんなんだったっけ
36:
母ちゃん「うおおぉおおぉーパワーボム!!!」
37:
母ちゃん「どうして…そんなことまで…」
母ちゃん「確かに、このあとバーに行きます…」
俺「あぁ、旧来の友人であるミチヨおばちゃんとだ」
俺「ちなみにミチヨおばちゃんはアラサーで犬を飼い始めてから結婚をあきらめてずっと独身だ」
母ちゃん「それはどうでもいいわ」
俺「いいか! バーに行くな! 行ったとしても。話しかけてくる男と仲良くなるな!」
母ちゃん「誰なんです、その男の人は…」
俺「そいつは」
俺「俺の親父だ…」
39:
ええええー親父と仲良くなるなってドユコトドユコト
46:
俺「親父は一回りも年下のお袋を口説いて、あんたはあっという間に大人の男の色香に籠絡される」
俺「やめておくんだ」
母ちゃん「ちょっと混乱しているんだけど、もし、もしあなたが私の将来の息子なのだとしたら」
母ちゃん「どうやってここに来たの。」
俺「タイムマシンだ。未来なんだからそれくらいある」
俺「タイムマシンで時空を遡ってきた。とある目的のために」
母ちゃん「目的って…なんなの…。私に会ってなにがしたいの」
俺「…それはな」
俺「俺という存在を時空から抹消するためだ」
母ちゃん「え?」
47:
……え?
48:
父ちゃん「え?」
49:
え?
55:
母ちゃん「どういうこと…」
母ちゃん「あっ」
俺「気づいたか。さすがは俺のお袋だ」
俺「そう、その男とあんたが恋仲にならなければ、俺はこの時空に産まれおちることはない」
俺「俺の存在はなかったことになるんだ」
母ちゃん「…嫌よ」
56:
急展開
61:
ブサイクかどうかによる
62:
母ちゃん「よくわからないけど、死んじゃうってことでしょ? 死ぬのはダメ」
俺「死ぬわけではない、俺の存在そのものが最初から無かったことになるんだ」
俺「そこに痛みも苦しみもない」
母ちゃん「初対面だけど、いきなりそんなこと言われて不愉快な思いにないない人はいないわ」
母ちゃん「とにかく、いまは急いでるから、これ以上のお話は聞けません」
母ちゃん「…また今度」
俺「……しかたない。いきなりこんな話をして理解できるわけもないだろう」
俺「とにかく、男とは必要以上の接触をしないでほしい」
俺「あなたの息子からのお願いだ」
母ちゃん「…」プイッ
63:
>>62
ないないかわいい
67:
>>62
テテテテーほんやくこんにゃく?
65:
ドラえもんかよ
72:
母ちゃん「…変な人」
ミチヨ「ハルカこっちよ。今日は楽しみましょう」
ミチヨ「はじめてのお酒だっけ? ほんとあんたって真面目でいい子よね」
母ちゃん「……」
ミチヨ「どうしたの暗い顔して。ドンクライ」
母ちゃん「…ミチヨ。……アラサーになって犬は飼わないほうが良いわ」
ミチヨ「は?」
75:
母ちゃん「(この話、ミチヨにしても信じてくれないよね。頭おかしくなったっておもわれちゃう)」
母ちゃん「(大体私だってちっとも信じてないし)」
ミチヨ「ハルカ?、ほら乾杯」
母ちゃん「うん……乾杯」
ミチヨ「成人おめでと?」
ミチヨ「ほら飲んで飲んで」
母ちゃん「あんまり…好きじゃないかも。それに飲み過ぎたらだめだし」
ミチヨ「あんたってお硬いよね。もっとはっちゃけたほうが人生楽しいのに」
ミチヨ「ほら?、あっちの席にイケメンいる?♪」
76:
アラサーも比較的新しい言葉のような気がする
77:
母ちゃん「イケメンってなに? イエメンなら知ってるけど」
ミチヨ「イケてるメンズのことよ」
母ちゃん「男前ってこと?」
ミチヨ「男前…とはちょっと違うかな。まぁまぁどーでもいっしょ」
男「やぁ。さっきからこっちをみてどうしたんだい。ラブリーなお嬢ちゃんたち」
ミチヨ「きゃーん、お嬢ちゃんだって」
母ちゃん「はぁ…」
78:
ブルマとトランクスじゃないのか
80:
30分後
ミチヨ「それで?、この娘ったら20歳なのに彼の1人もいなくって」
男「そうなんだ。ハハハ、こんなに綺麗なのに」
母ちゃん「もー、からかって。ミチヨのほうが可愛いよ」
ミチヨ「ねー、いま彼女とかいらっしゃらないんですか?」
男「いないよ。なかなか奥手でね」
男「君たちみたいな可愛い子なら、お付き合いしてみたいとは思うけどね」
ミチヨ「うっそー、じゃあ私立候補しちゃおっかな」
母ちゃん「……いいんじゃない」
ミチヨ「え?」
母ちゃん「ミチヨ、付き合っちゃえば?」
82:
良い
良い
84:
生まれた時点で平成になってる件
85:
さらに1時間後
男「それじゃ、ミチヨちゃんは僕がおぶるよ」
母ちゃん「ありがとうございます」
男「ええと、2人はアパートにすんでいるんだっけ」
母ちゃん「はい。ルームメイトなんです」
86:
>>85
あっ…
87:
あくしろ
89:
男「よし、到着っと」
男「なかなかいい部屋じゃないか。可愛いものであふれているね」
母ちゃん「ミチヨの趣味なんです。この子動物とかかわいいものに目がなくって」
男「……男子禁制じゃなければ、ついでに少し飲み直さないか」
男「ミチヨちゃんは寝ちゃってるけど」
ミチヨ「ぐごー」
母ちゃん「ええと…」
 『その男と仲良くなってはいけない』
母ちゃん「…!」
90:
wktk
92:
母ちゃん「ごめんなさい。明日は朝から予定があるので」
男「……なんだ。残念」
男「じゃあまたいつか。僕はいつでもバーにいるから」
母ちゃん「はい。ありがとうございました」
母ちゃん「(すごく優しくて良い人だったなぁ)」
母ちゃん「(もうちょっとお話したかった気もするけど、これでいいのかな)」
母ちゃん「(どうしてあんな変な人の言うことを真に受けてるんだろう)」
母ちゃん「タカシ……」
俺「なんだお袋」
母ちゃん「ひっ」
95:
母ちゃん「なななっ、なんで!? ここに!?」
母ちゃん「私達の部屋ですよ!?」
俺「バカを言えよ。俺はこの時代に家がないんだよ」
俺「お袋の部屋で世話になって何が悪い」
母ちゃん「どうやって入ったんですか!」
俺「この時代の鍵は構造が単純だからな。ピッキングしやすかった」
俺「針金一本でチョチョイのチョイだぜ。って古いな」
俺「お袋。腹がへった。飯は?」
96:
こんな息子やだ
99:
母ちゃん「……う、ミチヨちゃんもいるんだけど」
俺「酔っ払って寝てるだろ。朝には出ていく」
俺「夜はとめてくれ。警察につかまったら、身分を証明しようがない」
俺「なんせ俺はこの時代の人間じゃないからな」
母ちゃん「……」
俺「いつものチャーハンでいいぞ。べったべたのな」
母ちゃん「…作ったことないです」
100:
息子と恋に落ちるパターンやこれ
102:
息子息子詐欺ではなかろうか…
103:
27歳でいつもの……?
104:
俺「うめぇ! なんで昔のほうが料理うめぇんだよ!」
俺「そうか、親父の味覚に長年あわせいで変な味付けになったんだな」
俺「畜生!」バクバク
母ちゃん「おいしい?」
母ちゃん「(なんで知らない人を泊めることになってご飯まで与えてるんだろう…)」
母ちゃん「(警察、通報したほうが……でもここまで色々知られてて報復とかされたら怖いし)」
俺「ごちそうさま」
107:
良いぞ^?
108:
俺「さてと。テレビでも見るか」
俺「お、なんだか懐かしそうな古臭い映像だ」
俺「この俳優、たしか50そこらで脳梗塞で死ぬんだよな?。かわいそうに」
母ちゃん「……」
母ちゃん「あ、あの…」
俺「何だ?」
母ちゃん「……本当のことを教えてください」
俺「話のつづきを聞く気になったか? 一晩くらいは頭の整理していいんだぞ」
母ちゃん「あなたがいるせいで出来ません!」
俺「わかった。質疑応答してやる。なんでも聞いてよお袋」
109:
なんで母ちゃんにこんな偉そうな口きいてんだ
113:
だんだん偉そうになっててワロタ
114:
いやカーチャンへの態度なんてこんなもんだろ
115:
母ちゃん「あなたの本当のお名前は?」
俺「下馬場タカシ」
母ちゃん「下馬場……」
俺「さっきの男の名字と同じだろう」
母ちゃん「ほんとだ!」
俺「あんたはあいつと結婚して俺が生まれる」
母ちゃん「嘘よ! そんなはずない」
俺「いいや。あんたはこのまま行くとあいつと結婚する」
母ちゃん「なんでそんな自信満々にいえるんですか」
俺「俺がここにいるからだ」
116:
そこはブラウン管のTVでガチャガチャ回してチャンネル変えないと
117:
しょうみおもしろい
118:
息子じゃない鬱エンドしか見えなくて辛い
135:
>>118
辛いとか…甘えやろ
122:
俺「フラグって言葉はしっているか」
俺「のちに特定の状況を引き出すための条件を指す言葉なんだが」
俺「そのフラグが完全に折れていない」
俺「この場合はあんたとあの男の仲だ」
俺「このさきあんたはあの男と再び会って、親密な仲になる」
母ちゃん「……」
俺「昭和人間だとピンと来づらいかもしれないな」
123:
ここで黒電話
126:
母ちゃん「会わなければいいんですよね」
母ちゃん「会わなければ、あなたはここからいなくなってくれると」
俺「ここからではなく、この時空からだな」
俺「ハハハっ」
俺「そうだよ。お袋は俺のいうとおりにしてくれたらいい」
母ちゃん「その…お袋って呼び方やめてくれませんか! 気持ち悪い!」
俺「……じゃあ、ママか? ガキの頃はそうよんでいた気がする」
母ちゃん「う…私にはハルカって名前があります」
俺「わかった。俺としてはかなり違和感があるが、今はハルカって呼ぶことにする」
127:
あの・・クイズ年の差なんてを見なきゃいけない時間なんですが・・
129:
母ちゃんかわいい
133:
あくしろよ
136:
母ちゃん「それで、話のつづきなんですけど」
母ちゃん「どうして、あなたは消えたいんですか?」
俺「……消えたいわけではない」
俺「俺だって生きていたい。無論、このさきの展開で死亡するわけではないんだが、そこはまぁ、主観的にな」
俺「消えるも死ぬも俺にとっては等しいが、この時空にとっては大きく違う」
俺「俺の起こした全ての事象が消失するということだ」
俺「俺はそもそも生まれてはいけなかったんだ」
俺「なぜなら俺は、人類史唯一の汚点となってしまうからだ」
144:
なんと壮大な!
149:
俺「歴史に名だたる王たちも、戦争を引き起こした独裁者たちも、過去数千年、人類を滅ぼすには至らなかった」
俺「だが俺の研究は違った」
俺「俺の率いる研究チームは某国からの命令で人類を滅ぼしかねないある細菌兵器を生み出してしまった」
俺「人を媒介として人へと伝染し、極めて殺傷性の高い細菌兵器だ」
俺「数十億人死んだ」
俺「そして今もなお感染が収まることはない。ワクチンもあるが、開発はとても間に合わない」
母ちゃん「なんでそんなことを…」
159:
俺「戦争が起きた」
俺「この時代からほんの数十年後の話だ。きっかけはとある独裁国家がミサイルを他国へと発射したことだ」
俺「俺はその時科学者だった」
俺「ウイルスを軍事利用しようとした某国に依頼されて、研究費のためになんでも作った」
俺「それが、人類を滅ぼすことになるとも知らずにな」
俺「それがあんたの息子の業だ」
俺「という…ことでいいか」
母ちゃん「よくわからないわ」
162:
有能すぎて俺の知ってるタカシと違う
167:
俺「無理もない。理解してもらおうともおもわない」
俺「ただこの時空から俺が消えたら俺は満足する」
俺「もちろん、満足感に浸る脳みそも消失してしまうんだがな」
俺「俺が消えれば死で溢れた世界も何事もなかったかのように改ざんされるだろう」
俺「わかるか、ほんの数十年後の事だぞ」
俺「ハルカがまだ初老を迎えるよりも前の時代だ」
俺「想像してみろ。病と飢えと戦果に包まれた世界を」
母ちゃん「そんなこと言われたって…」
俺「そんな世界にしたくなければ、あの男と会うのをやめるんだ」
俺「俺がここにいるということは、こんな話をしてもにわかには信じられず、まだ会う気が有るということだな」
168:
タカシは消えるが今度は娘が来ると予想w
169:
タカシがいなくても研究チームが開発して無事人類滅亡
170:
たかしはアインシュタインポジションだったんだろ
171:
いやでもお前こんな時間から末尾0で書き込んでるお前がそんな科学者なわけないじゃん
172:
これは研究うんぬんは嘘八百で実はそろそろ部屋に引きこもってないで働けって父親に言われて自殺ついでに当て付けに父親の恋路を邪魔しに来ただけだな
173:
>>172
なんで俺と同じこと考えてんの
175:
母ちゃんとタカシが結婚すればいいんじゃね?
177:
>>175
危険な配合です
181:
>>175
ダビスタ「ダメです」
176:
母ちゃん「でも消えちゃうのはかなしい」
母ちゃん「こうしていまお話をできる相手が、消えちゃうなんて」
俺「消えたことが認知できないんだ。悲しいと思うことすらできない」
俺「だから、情なんて不要だ」
俺「お袋は優しすぎた。こっそりワクチンを与えたのに、病魔に苦しむ子供に分け与えて、死んでいった」
俺「みんな俺が殺したようなものだ」
母ちゃん「……」
俺「少し眠くなってきた。こっちへ飛んでからどうも頭痛がひどくてな」
俺「あれは欠陥品だ。まともにタイムワープできやしない」
俺「最初に過去の自分をぶん殴って、研究を辞めさせようとも思ったが」
俺「どうやら、同じ自分の存在する過去には飛べないようだ」
179:
どんな場所からでも細菌兵器を使える二足歩行ロボットかな?
188:
俺「おふくr……ハルカ、先に寝る」
母ちゃん「どこでねる…? ベッド2つしかないんですけど」
ミチヨ「ぐごー」
俺「そういえば、昔はよく一緒に寝たな。親子河の字になって」
俺「あんな平凡な家庭で生まれ育った俺が、どうしてこんなことになったのやら」
母ちゃん「…今日はベッドつかってください」
母ちゃん「あなたが未来の息子なのかはともかく、真剣に困っている人を見捨てることはできません」
俺「…ありがとう、ハルカ」
俺「お袋はやっぱり昔から優しい人なんだな」
199:
俺「……」
俺「ハルカ、まだ起きてるか」
母ちゃん「…なんですか」
俺「本当は、他にも俺を消滅させる方法はある」
母ちゃん「そうなんですか」
俺「だけど、俺にはそれは出来ないよ。そんなこと」
俺「何十億人も殺して、結果的にお袋も死なせてしまった俺だけど」
俺「20歳のハルカを……なんて」
俺「おやすみ」
202:
ミチヨ「ハルカー、おはよう」
母ちゃん「ううん…おはよう…」
母ちゃん「あれ…? ミチヨだけ?」
ミチヨ「うん。だけって?」
ミチヨ「も、もしかしてあんた私が酔っ払ってるうちに下馬場さん連れ込んで夜を明かしちゃったの!?」
ミチヨ「やっるぅうう!!」
母ちゃん「ち、ち、ちがうよっ!」
ミチヨ「また会いたいよね?、下馬場さん」
母ちゃん「う、う?ん……」
ミチヨ「かっこいいし、頭いいし、お金持ちだし。なんか大人の魅力があるよね」
母ちゃん「そう…なのかな」
204:
下馬場ってチェゲバラの親戚か何か?
206:
タカシの存在消えたりしないの
208:
まだかな
211:
母ちゃん「(タカシ、どこ行ったんだろう)」
母ちゃん「(まさか…!? 消えちゃった!?)」
その頃
俺「いいよな昭和の風景」
俺「平成生まれの俺にとっちゃなにもかも新鮮だが、どこか懐かしい
俺「ノスタルジーに浸るってやつだ」
俺「惜しいなこの風景が数十年でコンクリートジャングルになって、そして瓦礫と死体の山になるなんてな」
俺「お! あの凛とした後ろ姿はお袋…じゃなくて」
俺「ハルカ!」
母ちゃん「あっ、いた!」
216:
母ちゃん「探しましたよ」
俺「探した?俺を?」
母ちゃん「そうです。ふらふらされると困ります」
俺「いきなり現れてわけのわからないことばかり吹き込む男なんだ。いなくてせいせいするんじゃないか」
母ちゃん「そ、そんなこといっても」
母ちゃん「警察につかまると困るんじゃないんですか?」ヒソヒソ
俺「なにも悪いことはしてない。すくなくともこの時代ではない」
俺「元の世界ではビンラディン以上の賞金首だが、ここには俺の顔をしるやつすらいないからな」
ミチヨ「あ?、ハルカ! その人だれよ!」
俺「げっ、ミチヨおばちゃんも近くにいたのか…」
218:
ミチヨ「おばちゃんって! まだ20歳の学生です!」
ミチヨ「ねぇハルカだれよこの失礼な男」
母ちゃん「ええと…」
ミチヨ「ん…? ジー」
俺「なんですか」
ミチヨ「なんか、あんたらすっごく似てるね」
俺&母ちゃん「!!」
220:
母ちゃん「え…?」
ミチヨ「あんたお兄ちゃんいたの?」
母ちゃん「う、ううんこの人は…」
ミチヨ「あー、従兄弟かなにか? こんなに似てるって結構めずらしいよね」
母ちゃん「そ、そうなの! うん、従姉妹のおにいさん。ね?」
俺「あぁ。いつもハルカが世話になってるな」
ミチヨ「やだ?、そんなことないですよ?」
ミチヨ「え?、ハルカにこんな従兄弟いたんだぁ」
ミチヨ「すっごい似てるよ。顔もなんだけど、もってる雰囲気っていうのかな」
母ちゃん「そう…なの…?」
225:
ミチヨ「それじゃあたし一限目の講義いくからね。バイビー」
母ちゃん「またね」
俺「どうやら俺とハルカは似ているらしい」
俺「当然だけどな」
俺「遺伝子的にとくに母親と息子は顔立ちが似やすい」
俺「他人からはっきり言われるのは照れくさいな」
母ちゃん「……やっぱりあなたは」
俺「タカシだ」
俺「下馬場ハルカの息子の」
俺「だけど、もうすぐその存在すら無に帰す」
俺「そうなるために俺はここへ来て、ハルカに接触したんだ」
227:
すごく楽しいぞ
読んでるだけで漫画の映像が浮かんでくるみたいだ
続けてくれ
229:
俺「なぁ、いま時間があれば、すこし街を案内してくれない?」
俺「なにもかも目新しくって楽しい」
俺「こんな時代もあったんだなと、全てが感慨深い」
母ちゃん「…わかった」
俺「素直じゃないか。俺は不審者じゃなかったのか」
母ちゃん「なんでもかまいません」
俺「じゃあ朝飯をたべに駅前にいこう。行きつけの喫茶店があるんだ」
母ちゃん「はぁ?」
230:
バイビーとか時代を感じる
231:
てかこんな感じの漫画みたいなんなかったっけ?
232:
喫茶店
俺「まだあった…っていうのは変だな」
俺「もうある…か」
母ちゃん「なんでここ知ってるの」
俺「お袋と俺の行きつけ」
俺「君のお母さんは女学生の頃から通ってるって、店主に何度も言われた」
店主「いらっしゃいませ」
俺「あぁ、いたいた。若いなぁやっぱ」
俺「すいません。いつものナポリタンで」
店主「はへ? いつもって? ええと、ハルカちゃん…の彼氏?」
母ちゃん「ちちっ、ちがいます!」
母ちゃん「(ちょっと変な行動とらないで)」
235:
デートやんけ!
236:
応援してるぞ
とりあえず完走してくれたら何も言う事はない
237:
俺「若いころの親とデートするのは不思議な気分だな」
母ちゃん「デートじゃありません! だいたいおかしいでしょう、仮にですよ、仮に私が親だとしたらデートなんて」
俺「何言ってるんだ。お袋が俺とのお出かけをいつもデートだっつってたろ」
俺「思春期の俺の腕を無理やり組んでさ。若作りなんてしちゃって」
俺「って、あんたの未来の事だよ! 俺のいうことにいちいちポカンとするな!」
俺「バカみてーに口を開く癖は昔からなんだな!」
母ちゃん「身に覚えがないことばかり言わないで下さい!」
俺「どれも時空に事象として刻まれている出来事なんだよ!」
俺「今現在は全く身に覚えがなくても、ふと頭をよぎることがあるかもしれないぜ」
俺「もうすぐ俺にまつわる事柄はきれいさっぱり消えるけどな!」
241:
母ちゃん「あなたは消えることは怖くないの?」
俺「昨晩もいったけど、怖いとは思うさ。俺の主観だとそれは死も同然だ」
俺「けどな、命を失うわけじゃないから不思議と人間の体がもつ生存本能は働かないんだ」
俺「だから俺は平然と自分を抹消するための行動をとることができる」
俺「間違っても首に縄をかける勇気があるわけじゃない」
俺「これは自殺ではないんだ」
母ちゃん「……」
母ちゃん「でも…あなたが消えたら悲しむ人も」
俺「いないよ。誰も。消えたことすらわからなくなる」
母ちゃん「そんなの…私は悲しい」
俺「わかんねー女だなぁ」
246:
店主「お待ちどう。ゆっくりしていってください」
俺「うまい! この味だ! 何十年も同じなんだな!」
母ちゃん「このお店、ずっと未来まであるんだね」
母ちゃん「あんまりはやってないから潰れちゃうのかと…」
俺「お? 未来のことをききたがるなんて、いよいよ俺の戯言を信じるようになってきたか」
母ちゃん「…っ! ち、ちがいます」
母ちゃん「興味本位。あなたの、占いを知りたいだけ」
俺「占い…ね」
俺「母ちゃんさ、働きすぎには気をつけなよ」
俺「40歳くらいのころに胃潰瘍になっちゃう」
俺「あと原付きにも乗らないほうが良いよ。追突事故で程度は軽いけど骨折して」
母ちゃん「……そういう話はあんまりききたくないかなぁ…」
248:
249:
>>248
ぶっちゃけこんな映画あったらみたいな
250:
俺「何が聞きたい」
母ちゃん「えっと、なにかこれから良いことが起きるかなって」
俺「そうだなぁ……何をもってお袋が幸せだったかは憶測でしかないけど」
俺「うーん……」
俺「いろいろあるなぁ…」
母ちゃん「なになに?」
俺「…やっぱり」
俺「…やめとこう」
母ちゃん「教えてくれないんだ? いじわる」
俺「消える気が失せちまうよ」
俺「自慢じゃないが、お袋は俺と過ごす時間が一番楽しそうだった」
俺「遊園地いったり、一緒に演劇をみたり、ふたりでプールで遊んだり」
俺「それらが全部最初から消えてしまうなんて」
俺「消えて…俺が、お袋の中から…」
252:
母ちゃん「タカシくん…?」
俺「悪い」
俺「やっぱ、タイムワープのときの時空の歪みで頭が変になったみたいだ」
俺「いまのは聞かなかったことにしてくれ」
母ちゃん「…」
俺「とにかく、ハルカはもうあの男に会わない」
俺「それだけは守ってくれ」
母ちゃん「…嫌です」
俺「どうして、どうして言うことを聞いてくれないんだ」
261:
俺「こんなに頼んでもか! あの人のどこに惹かれたんだ」
母ちゃん「……わからない」
母ちゃん「でも、なんとなく、結婚するならこういう人なのかなって」
母ちゃん「思っちゃったの。あの一晩、一緒にお酒のんだだけなのにね」
母ちゃん「不思議なことばっかり起きてる」
母ちゃん「あなたの話を聞いてると、運命って本当にあるんだって思っちゃった」
俺「運命…」
俺「…時空に刻まれた事象のことか」
俺「どうあっても、結婚するのか…あの男と…」
俺「なら、過去は…改ざん…出来ない…?」
母ちゃん「……」
俺「そんな…バカな!」
268:
俺「(タイムマシンで人は過去をおよそ自由に改変できるようになった)」
俺「(だが、改変された事実を誰が外から証明する? そんなこと全てを知る神以外誰も出来やしない)」
俺「(いまこの世界が100億回既に改変されていたとしても人々の記憶はそれに従い是正されて、誰もわかりやしないんだ)」
俺「無駄なのか…俺のしようとしていることは」
俺「(そうだ。心の中ではわかっていた。こんなのただの自己満足で、自分が罪から逃れて、許されたいだけだって)」
俺「俺は…うう」
母ちゃん「大丈夫よ。ママはわかっているからね」
俺「!?」
母ちゃん「あ、いえごめんなさい…私がママになったら、どんな風に子供を励ますかなって…」
272:
俺「(だが、諦めるわけにはいかない)」
俺「(何か方法はあるはず)」
俺「(俺さえ消えれば、俺が間接的に奪ってしまった数十億の命も何事もなかったかのように修正されて生きてゆけるはずだ)」
俺「(だがその肝心の方法は…)」
母ちゃん「大丈夫?」
母ちゃん「頭いたいなら、どこかへ移る? 公園にベンチがあるから横になれるよ」
俺「……あぁ」
俺「(俺にとって最も残酷なものでしかない)」
273:
とーちゃんやれば良いんでね
280:
近くの公園
母ちゃん「なんだかね。話を信じる気になってきたの」
俺「そうか。ミチヨおばちゃんに似てるって言われたから?」
母ちゃん「違う」
俺「なら俺の話に信憑性があるからか?」
母ちゃん「ううん。それも違う」
俺「ならどうして」
母ちゃん「一緒にいて、なにか思うこと無い?」
俺「はあ…何も。別に母親であるあんたのことを一女性だとはおもえないし。いくら若くて綺麗でもな」
母ちゃん「そういうこと」
俺「…なるほど。お互いに遺伝子が異性としてみることを拒絶している。血の繋がりのあるなによりの証明だな」
286:
母ちゃん「だからね、あなたのすることを応援する気にはなれなくなっちゃった」
俺「……」
母ちゃん「不思議だね。私がお腹痛めてうんだわけじゃないのに」
母ちゃん「なんかね…あなたが消える消えるって言うたびに、すっごく悲しい気分になるの」
母ちゃん「お願いだから…そんなこと言わないでタカシくん」
俺「お袋…」
母ちゃん「未来のあなたが何をしたかはよくわかりません。きっと許されないことなのでしょう」
母ちゃん「私がどんな死に方をするのかも、これ以上は怖くて聞けません」
母ちゃん「でもね、あなたが無くなってしまうのはそれよりももっと悲しいこと」
291:
俺「だからそれは認知すら出来――」
母ちゃん「違うわ」
俺「!」
母ちゃん「私達はいま生きてるの。だから、生きてるうちに悲しむのは当然なの」
母ちゃん「いま悲しくならない道を選ぼうとするのは当然なの!」
俺「……」
俺「昔、同じこと、言われたかもしれない」
俺「どうして俺は、お袋の言うことだけ聞いて生きていけなかったんだろう」
俺「どうして、科学者なんかに……馬鹿げた研究して…」
母ちゃん「仕方ないよ…息子だもの。いずれは巣立つ時が来る」
母ちゃん「でもこうして、また会いに来たんでしょう?」
俺「……あぁ」
俺「(そうか、俺は…)」
俺「(ただお袋に会いたかっただけなのかもしれないな)」
306:
母ちゃん「ごめんね。事情もよくわからないで見当違いなこといっちゃったかも」
母ちゃん「私バカだから」
俺「そうだな」
母ちゃん「うう…」
俺「お袋、あのさ」
母ちゃん「なに?」
俺「チャーハン、うまかった。べったべたで」
俺「ずっとそのままでいいからさ。練習とか、すんなよな」
俺「毎週半ドンの昼飯に食わせてやってくれ」
俺「じゃあな…」
307:
お?
310:
久しぶりにべったべたのチャーハン食いてぇ
313:
母ちゃん「どこいくの?」
俺「帰る。未来に」
母ちゃん「うそ……」
俺「なんだ? 別れが惜しくなったか」
母ちゃん「そう…なのかな」
俺「大丈夫だよ。またすぐ会えるさ。今度はこんな姿じゃなくて、なーんもしゃべれない赤ん坊だけどな」
母ちゃん「タカシくん…」
母ちゃん「私、どうなるの? タカシくんの記憶をもったままいられるの?」
俺「いや、どうかな」
俺「タイムパラドックスについてはよくわかっていない。だれも過去の改竄に気づけ無い以上、証明しようがないからな」
俺「俺がこの時代でしたことがもしも俺の生きた時代のお袋に反映されているのなら、俺を科学者にはしていない。そういうことになるんだろうか」
俺「現在俺が科学者である以上、あんたからこの記憶は欠落するんだろう」
俺「或いは…いや、そんなことはないか」
314:
おれは昨日パッサパサのチャーハン食ったよ
326:
317:
321:
俺「とにかく。親父と幸せにな」
俺「じゃあな」
母ちゃん「…元気でね。タカシくん」
俺「……う、なんて頭痛だ。二度と試すかこんなもの」
俺「何がタイムマシンだ。理論は完璧なのに、過去へ飛んだ事象を現在で認知できないなら」
俺「なんの意味もない。旅行にも使えんとは…」
俺「はぁ、はぁ…」
俺「これで計画は失敗だ」
322:
何も覚えてないのか 切ないな
328:
俺「せっかく昭和のアイドル歌手に会ってよ、親父にサインのひとつでも土産にもってかえろうとおもったのに」
母ちゃん「また失敗したの? もうやめときなさいってそんな危なっかしいわけわかんない研究」
母ちゃん「おばかさんのやることよ。人が過去を変えられるものですか」
母ちゃん「ひとが変えられるのはその人の生きる現在だけよ」
俺「うるせーな」
母ちゃん「いつまでもひきこもってないで。さぁ、お昼にしましょ」
俺「またべったべたのチャーハンかよ!」
母ちゃん「あんたが毎週食わせろって言ったから作ってるんでしょうが!」
俺「はぁ?」
俺「まあいいや、いただきます」
母ちゃん「召し上がれ。それ食べたら午後から仕事探すのよ」
俺「わかってるっての!! 科学者だろうがなんだろうが俺の天才頭脳なら余裕なんだからな」
母ちゃん「それはダメ」
おわり
331:

そこそこ面白かった
332:
改変されたのか
334:
着地したようなしてないような
33

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不登校幼馴染(♀)「……ああ、おかえりなさい。学校楽しかった?」

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