剣心「みんなで山登りに来たら遭難したでござる」
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1:
薫「どこかしらねここ・・・」
弥彦「おいここさっきも通らなかったか？」
左之助「厄介なことになっちまったぜ」
剣心「全部お主らのせいでござるうううう！！！！！！！！！！！」
剣心「だから拙者は家でゴロゴロしとこうって言ったんでござるよ！！！！！！！！！」
剣心「何がせっかくの休みなんだから山でも登りに行きましょうでござるか！！！！！！！！」
剣心「今頃拙者はゴロゴロと菓子でもつまんでいるところだったのにいいいいいい！！！！！！」
左之助「落ち着けよ剣心」
剣心「うわああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ」
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12:
―――数時間前―――
薫「ねぇみんな！せっかくの休みなんだから山登りしない？」
弥彦「なんで山なんだよ」
薫「最近流行ってるのよ山登り！たまには外で楽しみましょうよ！」
剣心「嫌でござる」
薫「なんでよ」
剣心「んなクッソつまらん事に時間裂くのはごめんでござる。拙者ゴロゴロしたいんで」
薫「なんでよ！登ってみればきっと楽しいわよ！」
左之助「よお剣心いるかい」ｶﾞﾗｶﾞﾗ
剣心「サノ聞いてくれでござる。せっかくの休みだってのに薫殿が山登りするとか馬鹿な事言ってるんでござるよ」
左之助「山登りか楽しそうじゃねぇか！」
薫「でしょでしょ！」
剣心「はぁ？マジかよもおおおおおおおおおお！！！！！」
15:
操ニー殿でござるな
16:
相変わらずニートやってんな剣心
18:
剣心「そんでついてきたらこの有り様でござるよ！！！！！！！！！！」ｼﾞﾀﾊﾞﾀ
剣心「責任者出せよ！！！！！！！！責任者！！！！！！！」
薫「だってこんなことになるなんて思いも・・・」
剣心「死んで詫びろでござる！！！！！！！！！！！！！！！！」
左之助「落ち着けって、まだ遭難したって決まったわけじゃねぇだろ」
剣心「これのどこが遭難してないんでござるか！！！！！！！！！！」
剣心「弥彦！！！！！お主方位磁石持ってきてたんじゃないんでござるか！！！！！」
弥彦「どっかに落としちまった・・・」
剣心「役たたず！！！！！！！！！！！！！！！！」
剣心「きっと拙者達このまま死ぬんでござるよ！！！！！！！！！！！！！」
剣心「うわああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ」
22:
左之助「大丈夫だって、ぜってぇ帰れるさ」
剣心「何を根拠にそんな無責任な事が言えるんでござるか！！！！！！！！」
左之助「川の音を探るんだ！！！！」
剣心「川の音・・・・・？」
左之助「どっかで聞いたことあるぜ！遭難したとき川を辿っていけば山を出られるって」
剣心「確かに拙者もなんかの書物で読んだことがあるでござるなぁ」
左之助「そうと決まれば川を見つけようぜ！！！！」
剣心「鳥頭のくせにやるじゃん」
弥彦「手分けして探した方がはやいんじゃねぇか？」
薫「だめよ弥彦！そんなことしてはぐれちゃったらどうすんのよ」
剣心「これでなんとか助かりそうでござるな」
25:
―――数時間―――
剣心「くそ！！！！！！！！！！！！」ﾄﾞﾝﾄﾞﾝｯ
左之助「なんだよ剣心いきなり」
剣心「この嘘つき野郎！！！！！！！！！！！」
左之助「どういう意味だ！！！」
剣心「なーにが川の音を探るんだ！！でござるか！！！！」
剣心「川の音どころか動物の鳴き声すら聞こえないでござる！！！！！！！！」
左之助「うるせぇ！！！さっきからおめぇの声がでかすぎて何も聞こえねぇんだよ！！！」
剣心「んだとてめぇ！！！！！！！！！！」
薫「やめなさいよ二人とも！！！」
剣心「全部てめぇのせいだろうが！！！！！！！」
薫「なによ！！！！！！！」
弥彦「喧嘩すんなよ・・・これじゃ助かるもんも助からねぇよ」
剣心「やっぱり拙者達このままここで死ぬんでござる！！！！！！！！！！！」
左之助「怖いこと言うんじゃねぇ！！！！！！」
32:
薫「それより辺りが暗くなってきたわね・・・」
剣心「ああああああああああああああああああああああああああああああ」
左之助「でけぇ声出すなって！！！！！！！！」
剣心「もう嫌でござる！！！！！お主らと行動してても助かりっこない！！！！！！」
左之助「おいどこいくんだよ」
剣心「拙者別行動させてもらうでござるよ」ｽﾀｽﾀ
薫「危ないわよ剣心！」
弥彦「そうだぜ！バラバラになっちゃ救助が来たときなんかに困るぞ」
剣心「どうせ救助なんか来ないんでござるよ！！！！！」
左之助「おい待てよ剣心！！！」
剣心「あばよ！！！」ｽﾞｻﾞｻﾞｻﾞｻﾞｻﾞ
36:
剣心「拙者一人で助かってやるんでござる」
剣心「もちろん救助なんて呼んでやんねぇ！！！」
剣心「拙者から貴重な休日を奪った報いでござる！！！」
剣心「山なんて適当に下ってけば降りれるんでござるよ」
剣心「あああムシャクシャするでござる全く！！！！！！」
ｸﾞｻｯ！ ｸﾞｻｯｸﾞｻｯ！
剣心「おろ？」
ｸﾞｻｯ！ｼｬｷｰﾝ！！！
剣心「なんの音でござるか！？」
ｽﾀｽﾀｽﾀｽﾀｽﾀｽﾀ
剣心「近づいてくる・・・！？」
37:
剣心「だだだだだだ誰でござるか！！！！」ｶﾞｸﾌﾞﾙ
ｽﾀｽﾀｽﾀｽﾀｽﾀｽﾀ
剣心「誰！！！！！！！！」ﾌﾟｼｬｰｼﾞｮﾛｼﾞｮﾛ
ﾋﾟﾀｯ
剣心「はうあ！？」
？？？「誰だ」
剣心「うわああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ」
剣心「殺される！！！！！！きっと山にすむ鬼でござる！！！！！！！！！」ｽﾞｻﾞｻﾞｻﾞｻﾞｻﾞ
剣心「はやく皆のところに戻らねば！！！！！！！！！！」ｽﾞｻﾞｻﾞｻﾞｻﾞｻﾞ
剣心「薫殿おおおおおおおおおおおおおおお！！！！！！！！！」
剣心「みんな聞いてくれでござる！！！！！！鬼が！！！！！」ｾﾞｴｾﾞｴ
剣心「誰もいない・・・・」
39:
剣心「くっそぉアイツら拙者をほったらかしてどこか行きやがったでござる！！！！」
剣心「裏切者！！！！！無責任野郎！！！！！！！！」
剣心「ううううううううううう・・・・」ｼｸｼｸ
剣心「怖いでござる！！！！！！！怖いでござる！！！！！！」ｼｸｼｸ
ﾎｰﾎｰ ﾎｰﾎｰ
剣心「フクロウが鳴いてる・・・もうすっかり夜でござる・・・」
剣心「怖いでござる！！！！！心細いでござる！！！！」ｼｸｼｸ
剣心「腹も減ってきたでござる・・・・」ｸﾞｳｳｳｳ
剣心「ちくしょう！！！！！！！！」
40:
剣心「なにか食べ物・・・・」ｶﾞｻｶﾞｻ
剣心「キノコが生えてるでござる・・・・」
剣心「真っ赤できれいなキノコでござるなぁ」ﾌﾞﾁｯ
剣心「ﾊﾌﾊﾌ・・・」ｸｯﾁｬｸｯﾁｬｸｯﾁｬｸｯﾁｬｸｯﾁｬｸｯﾁｬ
剣心「うんめぇ・・・」
剣心「もっと・・・・もっと・・・」ｶﾞｻｶﾞｻ
剣心「ﾊﾌﾊﾌ・・・・」ｸｯﾁｬｸｯﾁｬｸｯﾁｬｸｯﾁｬｸｯﾁｬｸｯﾁｬ
剣心「うまうま」ｸｯﾁｬｸｯﾁｬｸｯﾁｬｸｯﾁｬｸｯﾁｬｸｯﾁｬ
剣心「ﾊﾌﾊﾌ・・・・」ｸｯﾁｬｸｯﾁｬｸｯﾁｬｸｯﾁｬ
剣心「まだまだ生えてるでござる・・・」ｼﾞｭﾙﾘ
42:
剣心「ふぅ・・・食った食った・・・」
剣心「さて今日はもう寝て明日山を降りるとするでござる」
剣心「うっ！？」
剣心「腹が・・・・・！？」ｶﾞｸｶﾞｸ
剣心「うううううううう！？」
剣心「おええええええええええええええええええ！！！！」ｹﾞﾛｹﾞﾛｹﾞﾛｹﾞﾛ
剣心「おろろろろろろろおろろっろおろっろおろろろ！！！」ｹﾞﾛｹﾞﾛｹﾞﾛｹﾞﾛ
剣心「なにが起こってるんでござるか・・・」ｾﾞｴｾﾞｴ
剣心「うっ！？」
剣心「腹がまた痛くなってきたでござる！？」ゴロゴロ
剣心「もう我慢できんでござる！！！！」ﾇｷﾞﾇｷﾞ
剣心「龍槌閃！！！！！！」ﾌﾞﾘﾌﾞﾘﾌﾞﾘ
剣心「うおおおおおおおおおお！！！！」ﾌﾞﾘﾌﾞﾘﾌﾞﾘ
43:
―――そのころ―――
薫「ねぇ左之助！ほんとに剣心置いてきて良かったの？」
左之助「いいんだよ！アイツが単独行動するって言ったんだ！ほっとけ」
弥彦「今頃熊にでも食われてるかもしれねぇぞ・・・」
左之助「食われてるわけねーだろ！アイツ熊ぐらい一捻りだぜ」
薫「これだからパワー系屑は困るのよね」
左之助「はやいこと寝ちまおうぜ。明日はやく起きて山を下ろう」
ｽﾀｽﾀｽﾀｽﾀｽﾀｽﾀ
薫「誰か近づいてきてる！？」
ｽﾀｽﾀｽﾀｽﾀｽﾀｽﾀ
弥彦「ほんとだ」
ｽﾀｽﾀｽﾀｽﾀｽﾀｽﾀ
左之助「誰だ！？」
ｽﾀｽﾀｽﾀｽﾀｽﾀｽﾀ
44:
？？？「おい」
左之助「うわあああああああああああああああああああああああ」
薫「きっと鬼だわ！！！！！！！！」
弥彦「逃げろ！！！！！！！！！！！」
左之助「はやく逃げろ！！！とって食われちまうぞ！！！！！」ｽﾞｻﾞｻﾞｻﾞｻﾞｻﾞ
薫「いやあああああああああああああああああああ」ｽﾞｻﾞｻﾞｻﾞｻﾞｻﾞ
弥彦「死ぬたくねぇ！！！！！！！！！」ｽﾞｻﾞｻﾞｻﾞｻﾞｻﾞ
左之助「とりあえず剣心と別れた所までもどるぞ！！！！！！」ｽﾞｻﾞｻﾞｻﾞｻﾞｻﾞ
薫「あれ剣心じゃない！？」
剣心「おえええええええええええええ！！！！！」ｹﾞﾛｹﾞﾛｹﾞﾛｹﾞﾛﾌﾞﾘﾌﾞﾘﾌﾞﾘ
45:
左之助「剣心！？」
剣心「サノ・・・・」ﾄﾞｻｯ
左之助「おいしっかりしろ！！！」ﾕｯｻﾕｯｻ
薫「きっと毒キノコ食べたんだわ・・・」
弥彦「これは酷い」
左之助「なにやってんだよ・・・」
剣心「おえええええええええええ！！！！！」ｹﾞﾛｹﾞﾛ
左之助「うわっ！？やめろ！！！」
剣心「ううううううううううう！！！！」ﾌﾞﾘﾌﾞﾘﾌﾞﾘ
薫「キャアアアアアア！！！！！」
48:
―――そのころ―――
蒼紫「・・・」ｼｮﾎﾞﾝ
操「蒼紫様どうだった？」
蒼紫「ダメだまた逃げられちゃった」
操「使えないわね」
蒼紫「救助を呼んでもらおうとしてもみんな逃げちゃうんだ」
操「もう帰っちゃおうか」
翁「待ってくれ操！！！！！ワシを置いてかないで！！！！！」
操「冗談よ冗談」
蒼紫「翁が山登りしたいなんて言うから・・・」
翁「まさか洞穴に落ちるなんて思わなかったんじゃ！！」
蒼紫「もう・・・・」
50:
―――翌朝―――
剣心「すっかり元気になったでござる！！！！」
左之助「剣心おめぇ痩せたんじゃねぇのか？」
剣心「それよりみんな拙者が悪かったでござる・・・・」ｼｸｼｸ
剣心「拙者がなにも考えずに単独行動しようなんて言ったから・・・」ｼｸｼｸ
薫「もういいのよ」
弥彦「気にすんなよ」
左之助「はやいこと山を降りちまおうぜ！」
剣心「ありがてぇ・・・・ありがてぇ・・・」ｼｸｼｸ
剣心「拙者一生お主らに尽くすでござるよ！！！」
左之助「そいつは頼もしいぜ」
剣心「エヘヘ///」
52:
あれ？剣心まとも
53:
嘘つけ…
54:
―――数分後―――
剣心「あああああああああああああああ疲れたでござる！！！！！！」
左之助「まだ10分も歩いてねぇぞ」
剣心「休憩入れてよ休憩！！！！！！！！！！」
薫「こんなにはやく休憩してたんじゃいつまで経っても山を降りれないわよ」
剣心「もぉおおおおおおおおおおおお！！！！責任者出せよ責任者！！！！！！」
弥彦「お前なぁ」
剣心「はうあ！？」
左之助「どうした剣心」
剣心「あ、あれは！！！！！」ｽﾀｽﾀｽﾀｽﾀ
左之助「なんだなんだ！？」
剣心「春画ゲット」ｶﾞｻｶﾞｻ
剣心「いるんでござるよなぁ山とか林とかに春画捨てに来るやつ」ｶﾞｻｶﾞｻ
左之助「・・・・・」
55:
蒼紫「おはようマイプリティ」
操「おはよう蒼紫様」
操「翁ー！！！生きてる？」
翁「生きとるわい！！！人聞き悪いこと言わんでくれ！！！」
操「ごめんごめん」
蒼紫「翁頑張ってのぼってこれないもんなのか？」
翁「この高さじゃ無理じゃ・・・・現役時代ならのぼれたんじゃが」
蒼紫「この高さじゃ手も届かないし・・・」
操「ほら蒼紫様！救助読んできてはやく！！！」
蒼紫「うん」ｽﾀｽﾀ
操「朝ごはんになりそうなものも探してきてー」
蒼紫「ういうい」ｽﾀｽﾀ
56:
蒼紫「救助って言われてもそう都合よく山の中歩いてる人なんて・・・」
蒼紫「朝ごはんになりそうなものか・・・」ｷｮﾛｷｮﾛ
蒼紫「あっキノコがあった」ﾌﾞﾁｯ
蒼紫「真っ赤できれいなキノコだな」
蒼紫「これ食えるんだろうか」ｸﾝｸﾝ
蒼紫「ﾊﾌﾊﾌ・・・・」ｸｯﾁｬｸｯﾁｬｸｯﾁｬｸｯﾁｬ
蒼紫「うめぇ・・・・」
蒼紫「まだまだいっぱいあるな」ﾌﾞﾁｯ
蒼紫「ﾊﾌﾊﾌ・・・」ｸｯﾁｬｸｯﾁｬ
蒼紫「うまうま」ｸｯﾁｬｸｯﾁｬ
57:
相変わらずお馬鹿な蒼紫
58:
剣心「春画が重いでござる！！！！！」
左之助「知らねえよんなもん」
剣心「重い！！！！サノ何枚か持って」
左之助「俺は嫌だぜ。重いんなら何枚か捨てろ」
剣心「いやでござる！！！！！！」
剣心「拙者これでおち〇ち〇を弄るのが今最高の楽しみなんでござる！！！！」
剣心「絶対に死守する！！！！！！」
左之助「なら重てぇのは我慢しろい」
薫「もう下品ね」
剣心「弥彦にも一枚やるでござるからちょっと持って」
弥彦「こどもにそんなもん見せんなよ」
剣心「ケチ！！！！！！！役たたず！！！！！」
60:
清々しいほどウザい剣心
61:
剣心「はうあ！？」
左之助「こんどはなんでい」
剣心「あ、あれ・・・・」
左之助「なんだなんだ！？」
剣心「見ろサノ！！！！！大量に春画が捨てられてるでござるよ！！！！」
左之助「もうやめとけよ重てぇほど手に入れたじゃねえか」
剣心「拾ってくるでござるよ！！！！！」ｽﾀｽﾀｽﾀｽﾀｽﾀｽﾀ
剣心「ﾃﾞｭﾌﾌﾌﾌﾌﾌﾌ・・・」ｶﾞｻｶﾞｻ
薫「ほんと呆れるわよね」
剣心「うわああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ」
左之助「どうした剣心」
剣心「人が死んでるでござる！！！！！！！！！！！！」
左之助「！？」
63:
剣心「お主しっかりするでござる」ﾂﾝﾂﾝ
蒼紫「」
剣心「蒼紫・・・？」
蒼紫「抜刀斎・・・」
左之助「死人はどこだ死人は！？」
剣心「生きてたでござる」
蒼紫「おええええええええええええええ！！！！」ｹﾞﾛｹﾞﾛｹﾞﾛｹﾞﾛ
剣心「うわっ」
左之助「蒼紫じゃねぇか」
剣心「毒キノコを食ったようでござるなダサいダサい」
蒼紫「この先の洞穴に翁が・・・」
剣心「へ？」
左之助「ほっとこうぜ剣心、今は他人の心配してれんねぇよ」
蒼紫「・・・・」
64:
剣心「ほんと疲れたもおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお」
剣心「疲れた疲れた疲れた疲れた疲れた疲れた疲れた疲れた疲れた」
剣心「もおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお」
剣心「ほんとに・・・・もおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお」
左之助「・・・・・・・」
剣心「無理なんだって・・・・・・こんな」
剣心「無理なんだってもおおおおお！！！！！！！！！！！」
左之助「わかった・・・休憩するから・・・」
剣心「おっわかってんじゃん」
左之助「よしちょっと休憩入れようぜ」
65:
剣心「つーかさぁこれ本当に降れてんの？」
左之助「多分大丈夫だろ」
薫「手応えはあるわよ」
剣心「山登りなめんなって」
剣心「いやマジでほんっとに」
剣心「こんなんじゃ無駄に体力使うだけ。これ常識な」
弥彦「じゃあどうすりゃいいんだ」
剣心「それを考えるのがお主らの役割じゃん」
左之助「・・・・・」
剣心「拙者なんかおかしいこといってる？正論でござろう？」
67:
左之助「じゃあまず川を探すか」
剣心「それやったじゃん」
左之助「いやでも」
剣心「そ・れ・や・っ・た」
左之助「今日なら見つかるかも知れねぇだろ」
剣心「今のギャグ？そんな簡単に見つかったら拙者達今ここにいないっつーの」
左之助「それもそうだな・・・」
剣心「ほんと使えねぇ」
薫「じゃあ一度通った所に目印をつけとくってのはどう？」
剣心「は？」
71:
剣心「目印つけてどうなんの」
薫「一度通ったかどうかわかるじゃない」
剣心「それわかってどうすんの」
薫「迷わなくてすむでしょ！」
剣心「まず目印つけないといけない時点で迷ってんの」
剣心「それに一度通った所かどうかわかっても無事降りれるかどうかには繋がらないでござるよ」
薫「・・・・・」
剣心「正論でござろう」
弥彦「じゃあどうすりゃいいんだ」
73:
剣心「弥彦、お主なんのアイデアも出さずじゃあどうすりゃいいんだってなにそれ」
弥彦「いやその」
剣心「拙者頼るな」
弥彦「それいったら剣心も同じじゃねぇか」
剣心「なにが」
弥彦「剣心だって文句言ってるだけなんのアイデアも出してねえじゃんか」
剣心「それ言っちゃう？」
剣心「結局お主ら拙者に頼ることしかできない出来損ないだと認めるんでござるな」
剣心「みじめでござるな」
左之助「認めてやるよ」
剣心「開き直ってんじゃないよ」
左之助「認めるからよぉ剣心とっておきのアイデア教えろよ」
薫「そうよ」
74:
剣心「・・・・・・」
左之助「はやくいえよ」
剣心「・・・・・えっとあれでござる」
薫「あれ？」
剣心「そうそうあれ」
弥彦「わかんねぇよ」
左之助「おめぇ本当は何も考えてなかったんだろ」
剣心「そんなことないもん！！！！」
剣心「あれでござる・・・・・空を飛ぶ」
左之助「・・・・・・・」
薫「・・・・・・」
弥彦「・・・・・・・・」
77:
左之助「頑張れ」
剣心「待ってくれでござる！！！冗談でござるよ！！！」
剣心「ダメ元で突っ走ってみようでござる！！！！！」
薫「剣心のアイデアが一番助かる根拠ないじゃない」
剣心「大丈夫でござる！！！！」
弥彦「・・・・・・」
剣心「信じてないんでござるな・・・・」
剣心「証明してやるでござるよ」ｽｯ
左之助「どこいくんだよ剣心」
剣心「突っ走って助けを呼んできてやるでござる」
82:
剣心「おらああああああああああああああああああああ！！！！！！」ｽﾞｻﾞｻﾞｻﾞｻﾞｻﾞ
剣心「いける！！！！このスピードなら確実に山を降りれる！！！！！！」ｽﾞｻﾞｻﾞｻﾞｻﾞｻﾞ
剣心「アイツらに己の無能さを思い知らせてやるでござるよ！！！！！」ｽﾞｻﾞｻﾞｻﾞｻﾞｻﾞ
剣心「おろっ」ﾂﾙｯ
剣心「うわあああああああああああああああああああああああ」ｺﾞﾛｺﾞﾛ
剣心「うわああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ」ｺﾞﾛｺﾞﾛ
剣心「ｵﾍｯｵﾍｯ！！！！！！！！！ああああああああああああああああああああああああああああああ」ｺﾞﾛｺﾞﾛ
剣心「痛いっ！！！！うわああああああああああああああああああああああ」ｺﾞﾛｺﾞﾛ
剣心「いやあああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ」ｺﾞﾛｺﾞﾛ
剣心「うわああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ」
85:
剣心「ここは・・・・」
翁「緋村くん・・・・？」
剣心「柏崎殿・・・？」
剣心「どこでござるかここは！？」
翁「洞穴の中じゃよ」
剣心「なんでお主こんなとこにいるんでござるか」
翁「出れないんじゃよ」
操「どうしたのー！」ｽﾀｽﾀ
操「あっ緋村だ」
剣心「操殿！！！！引き上げてくれでござる！！！！！」
操「無理だよ届かないもん」
剣心「くそ！！！！！！！！！！なんでこんなことに！！！！！！」
87:
剣心「頼むでござる操殿！！！！ダメ元で手を伸ばして！！！！！」
操「無駄だよ」
剣心「いいから！！！！！！！！」
操「しょうがないなぁ」ｽｯ
剣心「もうちょい！！！！もうちょいでござる！！！！」
操「これ以上無駄だよ！」ｸﾞｲｸﾞｲ
剣心「ふにいいいいいいふにいいいいい！！！！」
操「あっ」ﾂﾙｯ
剣心「うわあああああああああああああああああああああああ」ﾄﾞｽｯ
操「私も落ちちゃったじゃない！！！！！」ｸﾞｻｯｸﾞｻｯ
剣心「役たたず！！！！！！！」
89:
蒼紫「なんとか歩けるようになった・・・」ｾﾞｴｾﾞｴ
蒼紫「あれ操ﾀｿがいない」キョロキョロ
操「ここだよ蒼紫様！！！！」
蒼紫「落ちちゃってんじゃん・・・」
剣心「蒼紫！！！！！！！！引き上げてくれでござる！！！！！」
蒼紫「抜刀斎・・・お前俺を見捨てて逃げただろ」
剣心「違うでござる！！！！あれはサノがはやくいこうってうるさかったから！！！！」
蒼紫「嘘だな。お前だけは絶対助けない」
剣心「くうううう・・・・・」
蒼紫「ほら操手につかまれ」ｽｯ
90:
操「全然届かないよ！」
蒼紫「ふにいいいいいいいいふにいいいいいい！！！」ｸﾞｲｸﾞｲ
剣心「おらああああああああ！！！！」ｷﾞｭｯ
蒼紫「やめろ離れろ！！！！」ﾌﾞﾝﾌﾞﾝ
剣心「拙者だけでも助かってやるでござる！！！！！！」
蒼紫「離れろ！！」ﾌﾞﾝﾌﾞﾝ
剣心「ふにいいいいいいいふにいいいいいいい！！！！！」
蒼紫「ああああああああああああああああああああああああああああああ」ﾂﾙｯ
剣心「うわああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ」ﾄﾞｽｯ
蒼紫「落ちてしまった」
剣心「役たたず！！！！！！！！！！」
92:
―――そのころ―――
左之助「剣心の奴戻ってこねぇな」
薫「まさか本当に山を降りれたんじゃ」
弥彦「でもそれじゃ今頃救助こっちに来てるぜ」
左之助「よし俺たちも突っ走ってみようぜ」
薫「突っ走るって・・・・」
左之助「剣心の言う通りダメ元でやってみりゃ助かるかもしんねぇ」
弥彦「でも」
左之助「俺は行くぞ！！！！！」ｽﾞｻﾞｻﾞｻﾞｻﾞｻﾞ
薫「待ってよ左之助！！！！！！」ｽﾞｻﾞｻﾞｻﾞｻﾞｻﾞ
弥彦「本気かよ！！！」ｽﾞｻﾞｻﾞｻﾞｻﾞｻﾞ
94:
左之助「おらああああああああああああああ！！！！！！！」ｽﾞｻﾞｻﾞｻﾞｻﾞｻﾞ
薫「おらあああああああああああああああああああ！！！！！！！」ｽﾞｻﾞｻﾞｻﾞｻﾞｻﾞ
弥彦「おらああああああああああああああああ！！！！！！！！」ｽﾞｻﾞｻﾞｻﾞｻﾞｻﾞ
左之助「このスピードなら行けそうだぜ！！！！！！！！」ｽﾞｻﾞｻﾞｻﾞｻﾞｻﾞ
弥彦「うわっ」ﾂﾙｯ
弥彦「うわああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ」ｺﾞﾛｺﾞﾛ
薫「弥彦！？」
弥彦「うわあああああああああああああああああああああああ」ｶﾞﾂﾝ
薫「きゃあああああああああああああああああああああああ！！！！！」ｺﾞﾛｺﾞﾛ
左之助「なにやってんだよおめぇら！！！」
薫「きゃあああああああああああああああああああああああ」ｶﾞﾂﾝ
左之助「うわああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ」ｺﾞﾛｺﾞﾛ
96:
左之助「ここは・・・・」
剣心「いらっしゃい」
左之助「剣心！？」
薫「ここは・・・・」
弥彦「いてて・・・」
操「もう洞穴がギュウギュウだよ」
薫「操ちゃん！？」
弥彦「どういうことなんだこれは」
蒼紫「諦めろ俺たちはここで死ぬんだ」
剣心「いやああああああああああああああああああああああああ」
99:
―――数日後―――
剣心「お腹空いたでござる」
剣心「みんなスヤスヤ眠ってるでござるな・・・」
剣心「・・・・・」ｸﾞｳｳｳｳｳ
剣心「もう空腹が限界でござる・・・・・」
左之助「」ｽﾔｽﾔ
剣心「サノ・・・・・・」ｸﾞｳｳｳｳｳ
左之助「」ｽﾔｽﾔ
剣心「ごめん・・・・」
ｸﾞｻｯ
102:
―――朝―――
薫「きゃあああああああああああああ左之助が！！！！」
弥彦「なんだこりゃ！？」
操「ボロボロになってる・・・・」
剣心「うううう・・・」
薫「剣心！？どうしたのよ血だらけじゃない！！！」
剣心「熊でござる・・・・・」
翁「く、熊じゃと！？」
剣心「みんなが寝ている間に大きな熊が洞穴に入ってきて・・・」ｹﾞﾎｯｹﾞﾎｯ
剣心「なんとか追い返したんでござるが・・・・サノは・・・」
薫「そんな・・・」
108:
蒼紫「抜刀斎」
剣心「蒼紫・・・お主は無事でござったか・・・」
蒼紫「一夜にして太ったな」
剣心「そ、そうでござるか・・・」
蒼紫「人食い抜刀斎か」ｽﾀｽﾀ
剣心「(こいつ気付いてやがるでござる！？)」
薫「熊だなんて怖いわ・・・」
剣心「安心するでござるよ拙者が追い返して見せる」
翁「たのんだぞ緋村くん」
蒼紫「・・・・」
剣心「今日の晩飯は決まった」
117:
―――夜―――
蒼紫「」ｽﾔｽﾔ
剣心「ハァハァ・・・」ｽﾁｬｯ
剣心「熊が来たでござるよ・・・」
剣心「ふいいいいいいい！！！！！」ｸﾞｻｯ！！！
剣心「へっへっへ・・・これで腹いっぱい食べれる・・・」
蒼紫「俺にもわけてほしいものだな」
剣心「！？」
剣心「お主なぜ！？」
蒼紫「流水の動きを高で行うことによって分身したかのようにみせたんだ」
蒼紫「つまりお前が刺したのは俺の残像だ」
剣心「くっ・・・・」
119:
蒼紫「どうした」
剣心「いやあよかったでござるよ」ﾆｯｺﾘ
蒼紫「・・・・」
剣心「拙者てっきり熊が入ってきたのかと思ってとっさに突き刺したんでござる」
剣心「もし蒼紫に刺さっていたら大変なことになるところでござったな」ﾆｯｺﾘ
蒼紫「ほう」
剣心「さあみんなを起こすと悪いでござる！寝よう寝よう！」
蒼紫「先に寝ていろ」
剣心「どうしてでござるか」
蒼紫「人食い熊を退治しなければならん」
122:
剣心「そ、そうでござるか・・・」
蒼紫「なにを怯えている」
剣心「いや、なにも」
蒼紫「さらばだ人食い抜刀斎」ｽﾁｬｯ
剣心「はうあ！？」
ｸﾞｻｯ！！！！！
蒼紫「手こずらせやがって」ｸﾞｻｯ
蒼紫「ﾊﾌﾊﾌ・・・・・」ｸｯﾁｬｸｯﾁｬ
蒼紫「んふんふ・・・」ｼﾞｭﾙﾙﾙｸｯﾁｬｸｯﾁｬ
124:
これが弱肉強食か…
125:
―――翌朝―――
薫「きゃああああああああああああああああああ剣心！！！！」
弥彦「まさか剣心が・・・・」
操「ボロボロになってる・・・・」
翁「また熊の仕業か！？」
蒼紫「ううううう・・・」
操「蒼紫様しっかりして！！！」
蒼紫「熊だ・・・熊が抜刀斎を・・・」
翁「やはり熊の仕業か」
蒼紫「助けようとしたが・・・遅かった」
薫「怖いわいやよこんなところ！！！！」
蒼紫「落ち着け・・・多分熊は当分ここにはこない」
128:
―――夜―――
蒼紫「さてと」ｽｯ
蒼紫「今日は誰を食うか」
蒼紫「あのガキにするか」
蒼紫「ﾌﾌﾌ・・・・」
蒼紫「はうあ！？」
蒼紫「死んでる！？しかもボロボロになって！？」
蒼紫「くそ！！！！誰か食人がいるのか！？」
蒼紫「はうあ！？」
蒼紫「翁までボロボロに！？抜刀斎とこも女も！？」
蒼紫「操ﾀｿは！？」
131:
蒼紫「マイプリティ操おおおおおおおおお！！！！！」
操「蒼紫様助けて！！！！！！」
蒼紫「どうした！！！何があった！？」
操「熊よ！！！！熊が！！！！！」
蒼紫「はうあ！？」
操「蒼紫様助けて食べられちゃう！！！！」
蒼紫「まさか本当に熊が・・・・」ｶﾞｸﾌﾞﾙ
操「やめろ！！！！この！！！！！」
蒼紫「熊なんて勝てっこないよおおおおおお」ｶﾞｸﾌﾞﾙ
操「きゃあああああああああああああああああああああああ」
蒼紫「操おおおおおおおおおおおお！？」
蒼紫「ヤバいどうしよう！！！！！」
134:
蒼紫「そうだ！！！死んだフリをすれば！！！！」
蒼紫「」ｶﾞｸｯ
ﾄﾞｽﾄﾞｽ
蒼紫「」ｶﾞｸﾌﾞﾙ
ﾄﾞｽﾄﾞｽ
蒼紫「」ｶﾞｸﾌﾞﾙ
ﾄﾞｽﾄﾞｽ
蒼紫「」ｺﾞｸﾘｯ
ｸﾞｻｯ！！！！
蒼紫「うっ！？」
136:
蒼紫「うぅ・・・・・」
ｸﾞｻｯ！！！
蒼紫「」ｶﾞｸｯ
操「ﾊﾌﾊﾌ・・・」ｸｯﾁｬｸｯﾁｬ
操「うんめぇ・・・」
操「これで永遠に蒼紫様と一緒にいられるね」ｸｯﾁｬｸｯﾁｬ
操「蒼紫様は私の血となり肉となる・・・」ｸｯﾁｬｸｯﾁｬ
蒼紫「」
操「ﾊﾌﾊﾌ・・・・」ｸｯﾁｬｸｯﾁｬ
ドドドドドドド
操「なに！？」
141:
熊「うがあああああああああああ！！！！！」
操「はうあ！？」
熊「ぎゃっぉっヵきあおあおあおああおおあ！！！！」
操「っちょ！？」
操「まさか本当に熊が！？」
熊「うおおおおおおおおおおおお！！！！！」ﾊﾞﾘﾊﾞﾘﾊﾞﾘ
操「きゃあああああああああああああああああああああああ」
熊「うわあああああああああああああああああああああああ」ﾊﾞﾘﾊﾞﾘﾊﾞﾘ
操「あああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ」
熊「ふぅ・・・・」
操「」ﾄﾞｻｯ
146:
―――数日後―――
斎藤「ほう」
警官「最近熊による被害が激増してますよ」
斎藤「熊は人間の何倍も力があるからな。まず熊に出会ったら死を覚悟しなければならん」
警官「今回被害にあったのは男女あわせて7名。死体がグチャグチャで身元は確認できません」
斎藤「なるほど」
警官「でも死体の側にこれが落ちていました」ｽｯ
斎藤「これは・・・」
警官「変な刀でしょ？刃が逆さについてるんです」
斎藤「所詮人斬りは死ぬまで人斬り」
斎藤「だろう抜刀斎」
おしまい
147:
もうネタなんてないダメ元で書くんだ
明日は勃起とまらないくらいえっちなの書いてやる
操ニーしてくる
148:
楽しみにしてる
乙
149:
乙ニー
150:
今日のも割と好きだぞ
152:
SSと操ニーがライフワークの域になりつつあるな
165:
抜いた
お前らおやすみ
16
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