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【デレマス】クラリス「懺悔室」


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1:
初投稿です。
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2:
皆さんは、『懺悔室』というものをご存じでしょうか?
それは木製の電話ボックスのような部屋のことで、カーテンの閉まる部屋に神父が入り、
もう一つの小部屋に(神を信じる者なら誰でもいいのですが)信者が入ります。
部屋と部屋の間の壁には『小窓』があり、『話す声』は聞こえるようにはなっているのですが、神父と信者の顔はお互い薄暗くなっていて見ることは出来ません。
そして信者は小窓に向かって自分の犯した『あやまち』を、プライバシーを守られて神父に告白します。
人は自分が考えるほど心の中にある「秘密」というものを何年も何年も隠し続けることは出来ません。
「秘密」が重大であればあるほど心はとても苦しみ悲鳴をあげるものです。
「懺悔室」はその魂の浄化のための場所であり、昔の人の「叡知」なのです。
3:
「アイドルたちの心の平穏のために」…そのような理由から『懺悔室』がCGプロの事務所にも設置され、私が神父の役となり、皆さんの懺悔を聴くことになりました。
私は神父ではないのですが、皆さんの役に立てるのならば、と喜んでこの役を引き受け、
今日も私は部屋に入り、様々な懺悔を聴きます。
ヘレン『私が世界レベルに到達するまでの「サーガ」を語りましょう…』
クラリス「ここは懺悔の場ですので…」
4:
クラリス「どうぞ、お入りください」
前〇みく『はい…』
クラリス「おかけになって…お話を、お聞かせください」
前〇みく『その…私は魚料理が全般的に苦手で…今日のロケ弁に入っていた…白身魚のフライを…残してしまいました…』
クラリス「はい」
前〇みく『いつもは…バレないように…李衣菜ちゃ…ユニット仲間の弁当とか…入れてまして…』
クラリス「そうですか…」
前〇みく『残したことと…入れてることを…ずっと気に病んでて…今回、お話しすることが出来て良かったにゃ…です』
クラリス「お役に立てて嬉しいです」
前〇みく『今日は、ありがとうございました…』
クラリス「また、懺悔をなさるときは来てください。いつでも話をお聞きします」
前〇みく『はい、本当にありがとうございました』
スタスタスタ…
クラリス「…魚料理全般が苦手……」
クラリス(今日の寮のご飯、焼き魚なのですが…彼女は大丈夫なのでしょうか?)
5:
クラリス「次の方、どうぞ」
北条〇蓮『はい…』
クラリス「おかけになって…お話を、お聞かせください」
北条〇蓮『その…自分は体調を崩しやすい体質なんです…で、それを利用して…本当は体調が悪くないときに…担当のプロデューサーに、甘えまくりました…』
クラリス「…はい」
北条〇蓮『アイドルになってから身につけた演技力をフルに活用してしまいました…』
クラリス「……はい」
北条〇蓮『やめることが出来なくなって…今回、ここに来たのは…もうしないという意思を固めるためです…』
クラリス「………はい」
北条〇蓮『もう、ここには来ないようにします…今日は、ありがとうございました』
クラリス「…はい、応援します」
北条〇蓮『失礼します』
クラリス「…」
クラリス「この前『俺は担当の娘の体調管理も出来ないダメなプロデューサーなんです…』という懺悔がありましたが…何か関係が…?まさか、とは思いますが…」
6:
クラリス「次の方、どうぞ」
姫川友〇『…どうも』
クラリス「どうぞ、おかけになって…お話を、お聞かせください」
姫川友〇『事務所でビールぶちまけました』
クラリス「え?」
姫川友〇『怒られました…』
クラリス「いえ、あの、その、その怒られたなら…」
姫川友〇『もうWBCの結果のたびにビールはぶちまけません!』
クラリス「懺悔する必要はもう無いのでは…」
姫川友〇『また怒られたら来ます!』
クラリス「ですから…」
姫川友〇『ありがとうございました!』
タッタッタッタッタッタ…
クラリス「…」
後にクラリスは、「想定外のアクシデントにただ戸惑うしかなかった。」と語る。
7:
クラリス「次の方、どうぞ」
ヘレン『誰だって最初は自販機の下レベルなのよ』
クラリス「ここは懺悔の場ですので」
後のクラリスは、「想定外だったが、常習犯なので対処することが出来た。」と語る。
17:
クラリス「お入りください」
〇水幸子『はい…』
クラリス「おかけになって…お話をお聞かせください」
〇水幸子『あの…ボクの仕事は体を張る系のやつが多いんです…ザリガニとか、熱湯風呂とか、おでんとか…』
クラリス「それは…大変ですね…」
〇水幸子『で、そのせいなのかどうかはわからないんですけど…最近痛覚が麻痺してるみたいなんです。』
クラリス「ま、麻痺とは?」
〇水幸子『痛みや熱さを感じなくなってきてるんです』
クラリス「へ?」
〇水幸子『最近はもう…痛くないのに「痛い」とか、熱くないのに「熱い」とか言うのが段々と苦痛になってきて…』
クラリス「」
〇水幸子『で、そのストレスを…この間の「ゴボウしばき合い対決」で爆発させちゃって…相手の覆面レスラーをボコボコにしちゃったんです』
クラリス「ボコボコに…」
〇水幸子『そしてその覆面レスラーの正体がプロデューサーさんだったんです』
クラリス「プロデューサーがなぜ…」
〇水幸子『ボクと真剣勝負がしたかったみたいです』
クラリス「理由がバーサーカー過ぎませんか?」
18:
すいません、この世界線ではアイドル1人?数人に対してプロデューサー1人がつきます。
書き忘れてました、申し訳ございません。
19:
クラリス「そ、その…大丈夫なのですか?ボコボコにしてしまったと…」
〇水幸子『終わった後はピンピンしてました』
クラリス「ピンピン」
〇水幸子『まあいろいろとあるんですけど…ボクは…誰かを傷つけることで…ましてやボクの恩人であるプロデューサーさんを傷つけることで…仕事のストレスを発散させようとしてしまったんです…』
クラリス(もっと大きな問題がある気がするのですが…)
〇水幸子『ボク自身、それがとても許せなくて…だから、懺悔に来たんです』
クラリス「そう、なのですか…」
〇水幸子『今日は、ありがとうございました』
クラリス「はい、また苦しいときはいつでも来てくださいね」
〇水幸子『はい!』
スタスタスタスタ…
クラリス(アイドルと真剣勝負をしたいと思うプロデューサー…その手段がゴボウしばき合い対決で…そしてゴボウで相手をボコボコにするアイドル…ツッコミどころが多すぎませんか?)
20:
クラリス「お入りください」
荒木〇奈『「殺し屋」「首斬判事」「再生者」「天使の塵」「銃剣」神父、アレクサンドアンデルセン!!』
クラリス「その神父じゃないです、それにそもそも私は神父ではありません…」
荒木〇奈『では、アタシはこれにて』
クラリス「一体何をしにここへ…」
21:
クラリス「どうぞ」
P『はい…』
安〇菜々『失礼します…』
クラリス(二人?珍しいですね…)
P『クラリスさん、俺たちは大変な過ちを犯してしまいました…』
安〇菜々『とてもとても、大きな問題を抱えてしまったんです…』
クラリス(…男女で大きな過ち…問題…まさか…)
P『…クラリスさん?』
クラリス「お話を、お聞かせください。私も、力になりたいので」
安〇菜々『あ、ありがとうございます!』
P『では…この前の、打ち上げの時の話なんですが…』
22:
P『未成年にお酒を呑ませてしまいました』
安〇菜々『未成年なのにお酒を呑んじゃいました』
クラリス「あ、何も問題は無いと思いますよ」
P『やっぱり』
安〇菜々『えぇ!?』
23:
クラリス「次の方、どうぞ」
片桐早〇『未成年ってことにしている娘にお酒を呑ませちゃいました』
クラリス「大丈夫です」
片桐早〇『やっぱり』
安〇菜々『なんでですか!』
P『ナナさん、聞き耳立てないで』
24:
安〇菜々『ちょっと!なんでナナが未成年じゃないって前提なんですか!』
片桐早〇『外で聴いてたのね』
P『違うんですか?』
安〇菜々『当たり前ですよ!ナナは正真正銘の17歳なんですから!』
片桐早〇『国鉄とJR間違える17歳がどこに居るのよ』
クラリス(他の人が入ってこられないので外で騒がないで欲しいのですが…)
26:
クラリス「次の方、どうぞ」
ヘレン『私が受け継いだ「Hの意思」…それにまつわる伝承を語るときが来たようね…』
クラリス「ここは懺悔の場ですので」
後にクラリスは、「このときはもうだいぶ慣れていた」と語る。
32:
クラリス「次の方、どうぞ」
結城〇『うっす…』
クラリス「おかけになって…お話をお聞かせください」
結城〇『こないだ…事務所にゴキブリが出たんですよ…それを友達が飼っているイグアナがバリバリ食べ始めてしまって…オレはただ見てることしかでなくて…止めることが出来なくて…』
クラリス「話を聞くだけでも中々にショッキングですね…」
結城〇『もう怖くて怖くて…しかもその後飼い主の顔をイグアナが舐めてるのも見てしまって…何も言えなくて…』
クラリス「oh…」
結城〇『そこで今回、ここで言わせてもらいました…すいません、こんな話で…』
クラリス「…いえ、役に立てるのなら私はどんなに些細な話でも聞きますから」
結城〇『…ありがとうございます…また、何かあったら来ます』
クラリス「ええ、また」
結城〇『失礼しました』
スタスタスタ…
クラリス「…トイレへ…………」
懺悔室、ほんの少しの間お休み。
33:
ヘレン『ヘーイ!誰も居ないじゃない!!』
ヘレン『また来るわ!!』
34:
懺悔室、再開。
クラリス「お待たせしました、どうぞ」
的〇梨沙『失礼しま?す…』
クラリス「おかけになって…お話を」
的〇梨沙『あの…この前事務所で「名古屋のういろうよりも山口のういろうの方がおいしい!!」ってことを…よりにもよって時子さん(名古屋出身)の前で言っちゃいました…』
クラリス「ういろう…?」
的〇梨沙『言っているときは居ることに気がつかなかったんですけど…言い終わった後に、とんでもない気を察して…居ることに気がついて…怖くてその場から逃げ出しちゃって…』
的〇梨沙『たぶん、次に時子さんと会った時が、アタシの最期です。』
クラリス「なぜ発言一つで命の危険が…」
的〇梨沙『もしアタシに何かあったら…パパに「愛してる」と、プロデューサーに「ありがとう」と伝えておいてください、失礼しました』
スタスタスタ…
クラリス(懺悔と共に遺言を…?)
クラリス(そして…ういろうとは…?)
クラリスは日本のお土産には詳しくなかった。
35:
クラリス「(しかし…いくら何でも命までは…)どうぞ、お入りください」
〇前時子『失礼するわ』
クラリス「ではおかけになって…」
〇前時子『その必要はないわ、これを私に来ただけだもの』スッ…
クラリス「この箱は…なんでしょうか…そと…」
〇前時子『「ういろう」よ、名古屋のね…この前名古屋のういろうをけなした愚者を見返すために事務所の片っ端から配ってんのよ』
クラリス「はぁ、そのような理由で…」
〇前時子『食べたら絶対に感想を寄越しなさい…それじゃ、まだ行くところがあるから失礼するわ』
クラリス「ありがとうございます」
〇前時子『フン、味わって食べなさいよ』
スタスタスタ…
クラリス「…遺言を伝える必要は無いみたいですね」
クラリス(この箱が人の命を左右するなど考えられませんもの)
36:
クラリス「次の方、どうぞ」
大西由〇子『「殺し屋」「首斬判事」「再生者」「天使の塵」「銃剣」神父、アレクサンドアンデルセン!!』
クラリス「なぜ同じようなことが日に二度も…」
大西由〇子『ありゃ?ネタ被りしちゃったじぇ?』
クラリス「ええ、まぁ…」
大西由〇子『悲しいかなぁ…じゃ、ここらでおいとまするじぇ』
クラリス「ですから一体何しにここへ…」
37:
クラリス「次の方、どうぞ」
ヘレン『私は、去年は何レベルだった?』
千川ちひ〇『世界レベルです』
ヘレン『今年は何レベル?』
千川ちひ〇『世界です』
ヘレン『よしんば私が国内レベルだったとしたら?』
千川ちひ〇『世界レベル、です』
難波〇美『世界レベルはん!ウチも世界レベルになれるんかな?』
ヘレン『ヘーイ!!』
クラリス「ここはミニコントの場ではないので」
後のクラリスは、「増援とネタのチョイスには意表を突かれたが、対処しきることが出来たと思う」と語る。
38:
クラリス「次の方、どうぞ」
星〇子『フ、フヒ…』
クラリス「それではおかけになって…お話を、お願いします」
星〇子『わ、私は…キノコを育てるのが好きでな…いろいろと栽培してるんだ…』
クラリス「キノコ、ですか」
星〇子『ああ……昨日ついにベニテングタケの人工栽培に成功したんだ…これが、懺悔の原因なんだがな…』
クラリス「べ、ベニテングタケ!?あの猛毒の…」
星〇子『ああ、それだよ、猛毒の…まあ話を続けようか…栽培に成功して嬉しくなった私はそのベニテングタケを普段居る親友…プロデューサーの机の上に置いていたんだ…綺麗だし、可愛いから、映えると思って…フヒッ…』
星〇子『でもそれが間違いだった…親友は仕事で疲れてたせいか…机の前でつまづいて…その拍子に…』
星〇子『机の上の…ベニテングタケが親友の口に…!』
39:
クラリス「…だ、大丈夫なんですか!?猛毒のキノコを食べちゃったら…!」
星〇子『親友はピンピンしてた』
クラリス「ピンピン」
星〇子『「なにこれうまい!」っていいながら食べてて…正直、少し嬉しかった…』
クラリス「お、美味しいんですか?猛毒なのに…」
星〇子『猛毒だから美味しいんだ…!』
ベニテングタケにはイボテン酸というグルタミン酸の10倍ほどのうまみ成分が含まれているため非常に美味であると言われる。
 しかしそのイボテン酸自体が強力な毒なので食べることは推奨されていない。
星〇子『約30~90分で症状が出るんだが…親友は昨日一日ピンピンしてた…でも…親友の命を危険にさらしてしまったことに変わりは無いからな…こうして懺悔に来たんだ…』
クラリス(この事務所のプロデューサーって変な人が多い気がしますね…)
クラリス「…とりあえず、なにかあってからでは遅いので、病院に行くように勧めてください」
星〇子『フヒッ…わかった、ありがとう…じゃあ…』
ペタペタペタペタ…
クラリス「(本当に大丈夫なんでしょうか…?)次の方、どうぞ」
P『担当のアイドルが手塩にかけて育ててたキノコを食べちゃいました…』
クラリス「病院に行って来てください」
40:
・・・
クラリス「…ふぅ、もう時間ですか」
このように、私は仕事のない日はこうして懺悔室に入り、皆さんの話を聞きます。
皆さんの話を聞き、それで役に立てるのならばと始めたことですが、これが意外にも私の性に合ってたらしく、何の苦も無くこの役を務めさせて貰ってます。
…中には懺悔ではないものもありますが。
というよりもなぜここに来るのかわからない人も...。
閑話休題。
それでは、明日からもアイドル兼懺悔室の神父として、私クラリスは精進します。
ぜひとも、応援よろしくお願いします。
41:
翌朝―
ヘレン『私と屋上で乾布摩擦しましょう!』
クラリス「ここは懺悔の場ですので……」
後にクラリスは、「慣れたと言っても、流石に朝一はキツい」と語る。
?おわり?
42:
おまけ(ネタが伝わらないし再現度も低いのでやめたやつ)
荒木〇奈『…私のこと「生きてるじゃあないか」…そう思ってますね神父様。そこなんです。私が「懺悔」に参ったのはそこのところなんですよ』
大西由〇子『この『恨み』はだんな様の娘が「幸せの絶頂」の時、必ずあんたを迎えに来ます』
神谷奈〇『迎えるのはだめだ!今度はだまされねェーように四六時中このクソ野郎を見張ってねーとよォーッ!!』
クラリス「懺悔室ですが!確かに懺悔室ですが!ここはその『懺悔室』ではありません!!」
しかし、仲の良い三人を見て少し嬉しくなるクラリスであった。
おまけ終わり
43:
ここまでです、ありがとうございました。
クラリスさんの懺悔室ネタの先駆者兄貴達様、すいません。
それとヘレンさんと世界一位さんネタの先駆者兄貴達様、すいません。
差別化出来るように努力します。
44:
前作→
高森藍子「宝石になった日」
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1489239846/
時間とお暇があれば。
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