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ひょんなキッカケでとんでもない成果になった化学の発見


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1中 誤って実験装置に微量に入り込んだ酸素により謎の白色固体が生成(ポリエチレンの発見)
2左 誤って前の実験で使った試薬が容器に付いてたため謎の反応が発生(ポリエチレン量産法)
3一 実験失敗したあとに手を洗わず飯食ってたらやたらパンが甘かった(人工甘味料の発見)
4指 心臓病の薬を作って患者に投与したら患者の男根だけ元気になった(バイアグラの開発)
5三 細菌を培養してる所に誤ってクシャミをぶっかけたら死滅した(リゾチームの発見)
6捕 病原菌の培養の片づけ忘れて休暇取ったら1か所だけ菌が全滅してた(ペニシリンの発見)
7遊 若手研究員が研究材料を溶かして棒に付けて走り回って遊んでいた(ナイロンの開発)
8二 マラリアの薬を作るつもりだったが何か綺麗な紫色の物質が出来た(人工染料の合成)
9右 有機ガスのボンベを一晩放置してたら底に謎の白い固体があった(テフロンの開発)
投 研究室の学生がある材料を間違って1000倍投入してしまった(電導性高分子の合成)
※こちらも化学の面白い話がたくさん
化学にまつわる興味深い話教えてくれ
http://world-fusigi.net/archives/7825853.html
引用元: ・ひょんなキッカケでとんでもない成果になった化学の発見で打線
2:
ナイロン謎すぎるやろ・・・
4:
1中 誤って実験装置に微量に入り込んだ酸素により謎の白色固体が生成(ポリエチレンの発見)
====
1933年、化学メーカーICI社のスワロウ研究員が、合成染料を作るために1400気圧という高圧下の実験を行っていた際、目的の物は全くできず、容器に白いワックス状の固体がこびりついていたのを発見した。
分析の結果、このワックスはエチレンがたくさんつながって(重合)できていることはわかったが、その後実験をやり直してもなかなか同じ結果は得らなかった。
装置をしっかり整えても、どんなに慎重に作業しても同じ固体が得られない日々が続いたが、
ある日、原料のエチレンガスが尽きそうになり、次のエチレンを継ぎ足す作業が入ったときにのみ白い固体が得られることに研究者たちが気付いた。
つまり、実験装置に微量に入ってしまった酸素が反応を爆発的に進めていたということだった。
この発見によりポリエチレンが生産されるようになり、電気を通さず軽いポリエチレンは最初は電線として使われ、その後はレーダーを潜水艦や航空機に搭載するために使われること になった。
なお、手探りで敵を探す当時の日本軍はレーダーを搭載した米軍艦隊にボロ負けした模様。
6:
2左 誤って前の実験で使った試薬が容器に付いてたため謎の反応が発生(ポリエチレン量産法)
====
ポリエチレンの合成には1400気圧という条件が必要だったが、さすがにそれは大変なので、
ドイツのジーグラー教授はもっと簡単にポリエチレンが合成できる方法を研究していた。
ある日彼らは、短くてあまり役に立たないポリエチレンができるはずの実験をしていたが、
どういうわけかこの時はポリエチレンが全くできず、エチレンが2つくっついた化合物だけができていた。
何かがおかしいと直感したジーグラー教授が研究生たちに徹底して調査させたところ、
前の実験で使っていたニッケル化合物が洗浄されておらず、容器に残っていたことがわかった。
この件からジーグラー教授はある種の金属がポリエチレン合成に関与している可能性を考え、
様々な金属を試し、最終的に高圧を用いないでポリエチレンを量産する手法を考案した。
ジーグラー教授はこの功績で、1963年にノーベル化学賞を受賞している。
7:
3一 実験失敗したあとに手を洗わず飯食ってたらやたらパンが甘かった(人工甘味料の発見)
====
1879年、アメリカのレムセン教授の下でコールタールの類縁化合物の研究をしていた
ファールバーグは実験後にロールパンを食べていたところ、やたら甘いことに違和感を持ち、
ためしに自分の指をなめてみたら自分の指もやたら甘いことに気づき、実験の生成物が原因であることに思い至る。
しかしその場ではレムセン教授もファールバーグも甘味料という発想には至らず、その結果を2人で論文にまとめたのみにとどまった。
数年後、研究室を離れ普通のサラリーマンとして生きていたファールバーグはどうしても
この甘い生成物が頭を離れず、商人をやっている親戚と組み、特許を各国で取得し、
「サッカリン」と言う名前で商業化に乗り出したところ、当たり前のように大ヒットした。
この一連の流れは全くレムセン教授に説明されず、それどころかファールバーグは単独の発見者のように世間に振る舞ったので、レムセン教授はガチでブチギレたという。
11:
7番かわいいな
8:
ゴアテックスもおもろいよな
9:
4指 心臓病の薬を作って患者に投与したら患者の男根だけ元気になった(バイアグラの開発)
====
アメリカのファイザーという製薬会社は、1990年代前半、心臓病の一種である狭心症のための薬品としてある薬品を開発していた。
試作品が完成し、治験のために心臓病患者たちに使ってもらったが、病状の方はあまり改善せず、狭心症の治療薬としては完全に失敗に終わった。
失意の研究者たちは余った薬を患者たちから回収しようとしたが、なぜか患者が薬を返したがらないという現象が多発。聞き取り調査をしてみると、治験薬を飲んでいたらEDの 症状が緩和した、という人が多く存在し、その結果薬を返したがらないらしい。
それならばと製薬会社はED治療薬として方針転換し、1998年にアメリカで認可を取得。
売り出すと空前の大ヒット商品となった。
10:
若手研究員かわE
12:
5三 細菌を培養してる所に誤ってクシャミをぶっかけたら死滅した(リゾチームの発見)
====
イギリスの細菌学者フレミング教授は学者肌の人間で、実験室は割と雑然としていたらしい。
1921年、当時のフレミング教授は、無数に細菌を培養し、様々な物質を加えることで抗菌作用を持つ物質がないかという研究をしていた。
ある日、風邪気味にも関わらず研究室にこもっていたフレミング教授は、誤って一部の培養皿に思いっきりクシャミをぶっかけてしまう。
しかし翌日培養皿を見てみると、クシャミをぶっかけた皿のみ細菌の増殖が止まっていた。
人間の唾液や鼻水に含まれる成分が細菌を殺す作用を持っていたのだった。
人間の体液や卵にも含まれるこの物質はリゾチームと名付けられたが、このリゾチームは一部の菌への殺菌効果しかなく、人体に特に有害な病原菌に対する抗菌薬は、後年のペニシリンの発見を待つことになる。
13:
リゾチーム聞いたことあるわ
15:
6捕 病原菌の培養の片づけ忘れて休暇取ったら1か所だけ菌が全滅してた(ペニシリンの発見)
====
イギリスの細菌学者フレミング教授は学者肌の人間で、実験室は割と雑然としていたらしい。
1928年のある日、彼は実験室に病原菌の培養皿を放置したまま2週間の休暇に出かけてしまう。
休暇から帰ってきて実験室を整理してみると、案の定皿の一面に病原菌が繁殖していた。
フレミングはその皿を廃棄しようとしたが、一部にカビの繁殖が見られ、その周辺だけ病原菌が居なくなっていることに気付いた。
彼はこのカビに何か抗菌作用があるに違いないと考え、カビの成分を抽出し、「ペニシリン」と名付けた。歴史上初の抗生物質がこうして誕生した。
この功績により1945年にフレミングはノーベル医学生理賞を受賞した。
18:
「南方先生!ペニシリンにございます!」
19:
7遊 若手研究員が研究材料を溶かして棒に付けて走り回って遊んでいた(ナイロンの開発)
====
世界初の合成繊維であるナイロンは、1935年、アメリカ・デュポン社のカロザース研究員によりはじめて合成された。
カロザースは能力は天才的だったが、どちらかというと研究者肌の人間で、社の利益なんか気にせず、
そのうえ紙メンタルなので、とても社会人に向いているような人間ではないのだが、デュポン社は
「まぁそんなやつがいても良いだろう。有能だし」くらいで寛大に見てくれていたらしい。
カロザースの研究チームは絹のような繊維を人口で作るというテーマでいくつか試作品を作ったが、
どれも脆く、とても絹の代わりにはなりそうにない。
チームとしてもこのテーマを諦めようとしていたとき、チームの部下であるヒル研究員が試作品をまとめて溶かしてガラス棒の先端に付け、思い切り引っ張ると糸のように伸びることを発見。
そこで上司のカロザースが出張で居ない日に、どこまで伸びるか研究室中を走り回ってみると、
なんと伸びるだけでなく、材料としての強度も増しており、まるで繊維のようになっていた。
これは後日ナイロン(No run=ストッキングが伝線しない の意味から)と名付けられ、服飾業界に革命を起こすことになる。
41:
>>19
そういえば高校の時ナイロン作って遊んだンゴねぇ
絶対排水溝に流すなよって先生から何度も言われたンゴ
21:
ホンマ交通事故みたいな感じで見つかるのすこ
22:
8二 マラリアの薬を作るつもりだったが何か綺麗な紫色の物質が出来た(人工染料の合成)
====
「キニーネの人工合成に成功した者には4000フラン」
そんな懸賞金が1850年のフランスには掲げられていた。
科学の発達していない1850年には、蚊を媒介とする感染症である「マラリア」は人類の脅威だったが、
その特効薬が当時はキニーネと言う物質のみで、これはキナの木から天然で採取するしかなかった。
そこでこのような懸賞金もかかっていたわけで、そこに数多くの人間が挑戦したのだった。
イギリスのウィリアム・パーキンもその一人であり、彼は学生の身でありながら、キニーネの合成への挑戦を決意する(教授が居ない隙を狙ってやってたらしい)。
しかし、当時は化学の理論が未発達なうえ、18歳の若造のやることである。実験は完全に失敗し、
目的のキニーネは出来ず、真っ黒の謎の固体のみが残った。
彼は仕方なくそれを捨てようと容器を洗ってみるが、洗液が綺麗な紫色を発色していることに気付き、
そこに布きれを浸してみると、鮮やかな紫に染色された。
「これは商売になる」とパーキンは確信した。
当時は染料はすべて天然から作られていたため非常に高価で、特に紫色は入手困難であることを、絵画好きの彼は知っていたのだ。
かくして初の人工染料「モーブ」が生まれた。
23:
9右 有機ガスのボンベを一晩放置してたら底に謎の白い固体があった(テフロンの開発)
====
アメリカ・デュポン社のロイ・ブランケット研究員は冷媒の研究のために合成したガスをボンベに詰め、一晩放置した翌日、そのガスを使うためにボンベの栓を開けた。
開けたのだが、何も出てこない。どこかから漏れたのかと思ったが、そもそも重さが昨晩と変わってない。これはおかしいと思ったブランケット研究員がボンベを逆さに振ってみると、謎の白い粉が落ちてきた。
「失敗した。作り直しだ」と思う反面、この紛体が気になったため、ボンベを切断して粉を採取。
分析したところ、ガスが重合したものであることがわかった。
この物質はズバ抜けた耐熱性や耐薬品性を持ち、水も油も弾くため過酷な条件に強く、軍用、
ひいては宇宙服の素材として活用されていくことになる。
24:
全体的に薬品の扱いが雑すぎる
25:
時の運だけじゃなく異変に気付く才覚も大事なんやね
26:
投 研究室の学生がある材料を間違って1000倍投入してしまった(電導性高分子の合成)
====
ポリアセチレンという物質は、おそらく構造からすれば電気を通すと思われていたが、
どうやっても黒い粉末しか合成できなかったため、研究が進まなかった。
1967年、東工大の助手であった白川博士のもとに、1人の留学生から「ポリアセチレンの合成をしてみたい」と申し出があり、白川博士はすでに報告されていた方法を紙に書いて渡し、実験を行なわせてみたところ、出来たものは予期された黒い粉末ではなく、アルミ箔のような銀色のフィルムだった。
原因は、学生が単位のm(ミリ)を見落とし、必要な量の1000倍もの触媒を加えていたことで、これにより反応が一気に進み、フィルムの形状になったということらしい。
博士はこれに興味を持ち、安定的に銀色のフィルムを作る条件を整えていった。
数年後、別件で日本に訪れた海外研究者がこの物質に衝撃を受け、共同研究を申し出た。
この銀色のフィルムは事前の予想通り電気を通すプラスティックであり、特定の元素を添加することでさらに電導性が上がることがわかった。
最終的に白川博士は2000年にこのテーマでノーベル化学賞を受賞した。
27:
間違って1000倍とか
29:
デーモンコア「失敗は成功の元だな」
30:
>>29
「なぜ失敗したのか」を突き詰めるのが大事やな
大発見だけじゃなくて日頃の勉強や仕事でもそう
33:
以上や
昔から伝記とかこういうよもやま話が好きで集めてみた文章はいろんな本やサイトや記憶を参考に書いたで
いくつか出てるとおり変なことに興味を持って調べることが偉いんやね
34:
イチオツ
面白かったで
35:
ベンゼン環の発見とかも面白いンゴ
アウグスト・ケクレフリードリヒ・アウグスト・ケクレ・フォン・シュトラドーニッツ(1829年9月7日 - 1896年7月13日)はドイツの有機化学者。
ケクレは原子同士が連なっていく夢を見て鎖状構造を思いつき、ヘビ(ウロボロス)が自分の尻尾を噛んで輪状になっている夢を見てベンゼンの六員環構造を思いついたといわれている(後述)。その後、置換ベンゼンの異性体の数をケクレ構造で説明するためにベンゼン環は2つのケクレ構造の間を振動しているという仮説を提唱した。
https://ja.wikipedia.org/wiki/アウグスト・ケクレ
36:
>>35
夢で見た、ってやつだっけ
ケクレの
37:
蛇が自分の尻尾噛んでたってやつ?
38:
>>36
>>37
それやで
薬学では有名ンゴねぇ
42:
この世で最初に発酵に気づいた人って誰なんだろう
44:
>>42
猿酒伝説もあるしなー
45:
>>42
ネアンデルタール人の頃にはすでにありそう
46:
LSD入ってないやん
47:
>>46
それ入れるなら風邪薬研究してたら出来た覚せい剤ことメタンフェタミンも入れて欲しい
49:
面白かった
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一度は読んでおきたい科学系の本でおすすめ教えて
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コメント
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・・ふむふむ←読み飛ばした
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サッカリンひどすぎやろ
そら教授も怒るわ、ちゅうてね
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半導体の酸化皮膜もしっぱいからやね
10 不思議な
>19
後にその逸話がキンゴジに使われるとは誰も思っていないまた、気付く人も少ない
11 不思議な
LSDはスレの趣向に合うけどメタンフェタミンは目的通りの成果上げただけでしょ
あれ風邪にも効くから
12 不思議な
※4
尿を煮詰めたら金Auが取れると思ってやってみたらリンPを発見したんだよな
13 不思議な
米軍のレーダーも日本の八木アンテナがなければ実用化されなかった。ポリエチレンは単なる絶縁体 代用品はいくらでもある。
日本の八木博士が発明した電波に強い指向性を持たせることに成功した八木アンテナの有用性を理解できなかった日本の特許庁が間抜け。
その後アメリカで八木アンテナを使用しレーダーが実用化され 目視による索敵(手探りじゃない)に頼っていた日本軍との大きな差になる。
日本に落ちた原爆にも八木アンテナが地表との距離を計測し 空中で爆発させより高い被害を出すために使われている。
八木アンテナ=どこの屋根に付いてる魚の骨みたいなテレビの受信にも使われるアンテナのこと
14 不思議な

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