【後編】社会人2年目の春、新入社員の女の子に初恋をした話back

【後編】社会人2年目の春、新入社員の女の子に初恋をした話


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7. 2010/07/15(木) 18:01:47.20 ID:PJeCvqQ0
それからあっという間に当日が訪れた。
オレの地元から車で約2時間。
待ち合わせの場所はマー達が泊っている民宿の近くだった。
その日はエイジも一緒だった。
エイジ『その日の夜に待ち合わせて、結果が散々やったら一人で帰るんしんどいやろwwwwwwww?』
エイジはそんなこと言いながらついてきてくれたww
オレの車で2人大声で歌いながら目的地に向かった。
エイジも外回りの営業で待ち合わせから程近いところまで担当を持っていた。
道がわからないオレには心強いパートナーだった。
148: ◆AkBqXzge7. 2010/07/15(木) 18:07:13.68 ID:PJeCvqQ0
待ち合わせの時間は21:00。
待ち合わせ場所近くに30分前くらいに到着。
エイジ『営業先のねーちゃんと遊ぶアポをとったから、オレの事は気にするなww!思う存分気持の丈を伝えてこい!!あかんかったら電話してこいよ!!』
オレの車はエイジに任せて、オレは待ち合わせ場所の浜辺を目指して歩いた。
オレはマーにメールを入れた。
オレ【もう近くまできてるよ^^歩いてます^^】
マー【ほんま^^?ほんならマーもそろそろ向かいまーす^^】
149: ◆AkBqXzge7. 2010/07/15(木) 18:09:07.68 ID:PJeCvqQ0
しかし、待ち合わせ場所は予想したよりも暗い。
どこにマーはいるんや?? ほんまに見えへん。。。
オレ【マー、どの辺??暗くて見えへん^^;】
マー【ちょっと暗すぎて怖い。。ケータイの明かり見えへん???】
そして辺りを見渡すと微かな光が!
マーに電話をする。
オレ『マー、わかる???ここやで!!!!』
マー『あ、わかった!!』
そして二人は再会した。真っ暗やみのなかでww。
でも声はあの日のあのマーの声だった。
150: ◆AkBqXzge7. 2010/07/15(木) 18:13:27.49 ID:PJeCvqQ0
オレ『ちょっと明るいとこいこうやww、、、、』
マー『そやね、、、暗すぎて怖い、、、、、』
そういうとマーはオレの手を握ってきた!
オレはえっ?!と思ったが、怖いという不安から無意識に繋いできたのかなぁと思った。
とりあえず明るい所にいかないとと思いその手を引いて、電気のついた休憩所?みたいなとこにたどり着いた。
そこにはあの日となにも変わらないマーがいた。二人の顔は完全に緩んでいた。なにかしら安堵感のようなものも感じた。
マーから握ってきた手はまだ繋いだままだ。
そのままちょっと明るい浜辺の方に歩いて行った。
いろんな話があるかと思ったが、メールで近況なんかは話してたし、昔話もしていた。二人は特に話もしないで浜辺に座った。
151: ◆AkBqXzge7. 2010/07/15(木) 18:16:29.03 ID:PJeCvqQ0
オレは告白しようと思っていた。
以前メールで『大阪に好きな人がいる』と話したことがあった。
マーはそれを自分だとは知らない。切り口はそこからと思っていた。
オレ『あんなー、オレ大阪に好きな人おるっていってたやん??、、、』
マー『・・・・うん・・・・』
それから先の言葉がなかなか出てこない、、、、長い沈黙が続く、、、、、
今までいろんな子を口説いてきたのに、肝心な時に言葉にできない、、、、くそー、、、、ヘタレ、、、、
オレ『ふぅ・・・・・』
マー『・・・・・・・』
オレ『・・・それな・・・・』
マー『・・・・・・・』
オレ『・・・それなー・・・、マーやねん!!!』
マー『・・・・・・・』
152: ◆AkBqXzge7. 2010/07/15(木) 18:18:30.77 ID:PJeCvqQ0
オレ『ふーーーーーーーーーーーー』
マー『・・・・・・・・』
オレ『マー、ごめんな、オレ今までこれがずっと言いたかってん。勝手に自分だけすっきりした感じになって悪いけど、好きで好きで好きで好きで堪らんかってん。』
オレ『でも、マーには大切な人がおることも分かってる。だからこの気持ちに応えてくれなんては言わん。会ってくれて、告白聞いてくれてありがとうww!』
マー『・・・うん・・・』
マー『・・・気持ちに応えなくていいの・・・・??』
オレ『ん?どういうこと??』
153: ◆AkBqXzge7. 2010/07/15(木) 18:20:31.94 ID:PJeCvqQ0
マー『・・・・正直悩んでる・・・・マーは木村君と付き合ってる。でもこうやってソウちゃんとメールして再会もした。そんで気持ちが凄く揺らいでる・・・・・』
マーは最近のオレのメールで、もしかしたら今日は告白されるかもしれないというのは予想してたみたいだっだ。
しかしマーの気持ちの変化にマー自身がついていくことができなかったようだ。
オレ『なんか、ごめん・・・』
マー『ソウちゃんが謝ることじゃないねん、マーがフラフラしてるから悪いねん。。。。』
オレ『・・・今日は朝まで一緒にいていいかな・・・?』
マー『・・・うん・・・朝までいろんな話しよ・・・』
2人は浜辺で明るくなるまでいろんな話をした。
マーはやっぱりあのころのままだった。オレの大好きなマーのままだった。
154: ◆AkBqXzge7. 2010/07/15(木) 18:26:14.01 ID:PJeCvqQ0
そして日は昇り、砂浜は徐々に明るくなってきた。
そろそろ別れの時だ。何の答えもでないまま。
最初は思いを伝えることだけでいいと思っていた。
それから何度かやり取りをしている中で、なにかしら期待してるオレがいたのも間違いない。
答えは「白」か「黒」のどちらかだ、と思っていた。
しかし答えは「グレー」だった。これでは諦めようにも諦めがつかない。
オレはここまできたらという思いで最後にぶつけた。
オレ『また、会ってくれへんかな・・・?』
マー『・・・・・・・』
マーはまだオレの手をしっかり握っていた。
オレ『マーの答えが聞けないままじゃ先にも進めないやんww、、、』
マー『・・・うん・・・そやけど・・・・』
マーの中での葛藤もわかっていた。
オレ『来週、そっちまで行くから。』
マー『・・・・でも・・・・うん・・・』
オレ『その時に決めてくれたらいいから。だめなら来なくてもいいし。』
マー『・・・うん・・・』
オレは話しながら決意を固めた。
オレはとことんまで行こう。マーを傷つけるかもしれない。
木村を傷つけることになるかもしれない。
でもこれ以上このままではいられない。
オレの勝手ワガママだと思うがもう決めた。
オレ『迷惑かかるかもしれんけど、来週いくから。』
マーはまだオレの手をギュっと握っていた。
マー『・・・うん・・・』
155: ◆AkBqXzge7. 2010/07/15(木) 18:29:01.59 ID:PJeCvqQ0
オレは最後にマーの手をしっかり結びなおし、マーとマーの友人たちが泊っている民宿まで送って行った。
いろんなことを考えながら、とぼとぼと歩いてエイジと別れた場所に向かった。
そこには仮眠を取るエイジの姿が。もう7時か。
オレ『、、、たっだいまっwwww』
オレは車のボンネットを手のひらで叩いた。
ボンっ!
エイジ『?!?!?おー、どやった??』
オレ『んーーーまだなんとも言えんなーーーwwwwww』
エイジ『なんじゃそれwwwwww?』
オレ『帰りにゆっくり話するわwwwwせっかくこんなきれいな海まで来たんやから遊んで帰ろうぜwwww!!』
エイジ『最初からそのつもりですわwwww』
156: ◆AkBqXzge7. 2010/07/15(木) 18:30:35.79 ID:PJeCvqQ0
そのあとオレをエイジは近くの海を行き、その時二人で夢中になっていたスキム(波打ち際のサーフィン)をして遊んだ。
スキムをやるには、遠浅が適しているのでまさにぴったりな浜辺だった。
二人はいろいろポイントを変えながら、いろんな波を乗り倒した。
たまに頭ん中にマーがチラつく。この浜辺にいるのかも?なんて考えたり。
もしかしたらもう二度と会えないかも。そんなことも考えたりした。
157: ◆AkBqXzge7. 2010/07/15(木) 18:32:20.98 ID:PJeCvqQ0
エイジ『そろそろ帰りますかぁー』
オレ『・・・そやなww、、、、』
なぜか切ない気持ちになる。
家路に向かいながらオレはマーにメールを入れた。
オレ【昨日、いや、今日はありがと^^オレたちは今から帰ります^^来週はそっち行きますわww^^】
オレはあえて明るい感じでメールを入れた。
マー【こっちこそありがと^^ マーも今帰ってる途中^^一人寝ちゃってるーー】
と、来週については全く触れてない感じだった。
158: ◆AkBqXzge7. 2010/07/15(木) 18:35:08.33 ID:PJeCvqQ0
帰ってからもマーとのメールのやり取りは続いた。
しかし、無理やり明るさを繕うようなぎこちないやり取りだった。
そして金曜の夜、仕事を済ませ、服を着替え、車に乗り込んだ。
待ち合わせ時間は土曜の9時。
今からじゃなくても間に合う時間だ。
しかし、オレは少しでも早く行きたかった。
理由はよくわからない。とにかくオレは向かった。
高を飛ばしながら、景色を見ていた。
帰りにはどんな風にみえてるんだろう。そんなことを考えてたと思う。
160: ◆AkBqXzge7. 2010/07/15(木) 18:37:42.04 ID:PJeCvqQ0
AM1時くらいに到着した。
マーの家の近くの線路沿いに車を停めた。
着いたことをマーにメールで伝えた。
オレ【もう着いちゃった^^; 今から車で寝ますわーww】
マー【わかりました。おやすみなさい。】
いつもになく愛想のないメールだった。
でもマーの心情を考えると当然の反応だと思う。
それからオレは返信はせずに、ただ明日の9時を待った。
時間の経つのは長く感じた。
しかしオレにとって最後の待ち合わせとなるかもしれないと考えると、長く感じることをありがたいと思った。
少し寝ようかとも思ったが、全く寝れず、コンビニに行ってもなぜか気が滅入る。
車でマーのことを考えていよう。ずっと朝まで考えていよう。
そして一睡もできぬまま朝を迎えた。
162: ◆AkBqXzge7. 2010/07/15(木) 18:41:06.53 ID:PJeCvqQ0
待ち合わせ時間の9時も近付き、オレはマーにメールをした。
オレ【おはよー^^】
マー【もうしばらく待っててね。】
マーは来てくれるんだ。まずはホッとした。
しかし彼女の中での葛藤や罪悪感を考えるとオレも辛かった。
でももう後には引けないし、引かない。
待ち合わせの時間になった。彼女は車の前方から来るであろう。
オレは彼女を待った。しかし、バックミラーに彼女が映る。
あれ?後ろから?
マー『おはよ。おまたせ。。。』
オレ『おはよ。マーの家ってこっちやったっけ・・・?』
マー『・・・なんか・・・正面から行くの恥ずかしくて・・・大回りしちゃった・・・ww』
164: 以下、VIPにかわりましてパー民がお送りします 2010/07/15(木) 18:44:30.64 ID:TfJtbgwo
乙ですww
そろそろクライマックスかな?
165: ◆AkBqXzge7. 2010/07/15(木) 19:27:31.24 ID:PJeCvqQ0
以下、VIPにかわりましてパー民がお送りします 2010/07/15(木) 18:44:30.64 ID:TfJtbgwo
乙ですww
そろそろクライマックスかな?
">>>164
もうちょっとお付き合いください。
166: ◆AkBqXzge7. 2010/07/15(木) 19:28:51.54 ID:PJeCvqQ0
オレ『そかww とりあえずどうする?、、、、お茶でも飲もっか?』
そこから程近い所にあるファミレスに入った。
ここはオレがまだ大阪にいる時にみんなで来たことのある所だった。
オレ『懐かしいなぁーww』
マー『そっか、昔みんなで来たことあるもんねーーww』
飲み物を注文すると、早本題に入った。
オレ『・・・で、考えた・・・?』
マー『・・・・うん・・・』
167: ◆AkBqXzge7. 2010/07/15(木) 19:30:52.06 ID:PJeCvqQ0
しかし彼女と話を進めていてもはっきりとした答えは出てこなかった。
これからの事も含めて考えたいという彼女の大きな問題は「結婚」だった。
マーは付き合うなら「結婚」を視野に入れて付き合うと言っていた。
それは前から聞いてたことでオレもその考えは知っていた。
オレと付き合うということは、最終的にこの大阪を離れるということになる。
彼女はどうしても大阪を離れたくなかった。
彼女は長女だった。3つ下妹がいる。ご両親も健在だ。田舎のような「養子取り」問題もない。ご両親も娘の幸せを一番に考えてる。じゃあ何が問題なのか?
彼女は長女である「責任」を背負っていた。
彼女の家族は本当にみんな仲良しだ。話を聞いていても羨ましいほどだった。その家族と離れることは考えられないらしい。将来誰かと結婚しても実家の近くに住んでいたい。
そしてご両親の面倒をみるのは長女の役目だと思っている。
だから結婚して苗字が変わっても家族の長女としての「責任」を全うするのが自分の役目だと考えてる。
これはマーの価値観であるから誰がどう言おうが仕方がないことなのだ。
168: ◆AkBqXzge7. 2010/07/15(木) 19:32:50.49 ID:PJeCvqQ0
自分の気持ちプラス家族のこと。
これを考えると彼女の頭の中はグジャグジャになってしまって、自分がどうしていいのかすらわからなくなってしまっていた。
木村の実家は関西ではない。
しかし木村は実家に帰る使命はない。オレは実家に帰っている。稼業もあることからここからは出られない。
現実的に考えて、こういう話は結婚にはつきものだ。
そんな現実を彼女は真正面から受けて一人で悩んでいるのだった。
オレになにができるだろうか・・・。
ただ、そういうことをすべてなしにして考えたとしたら、オレのことを好きなってくれているみたいだった。
木村とのこともあるので、すごく遠まわしな言い方だがそうみたいだ。
169: ◆AkBqXzge7. 2010/07/15(木) 19:34:41.12 ID:PJeCvqQ0
マーはあの海のことを木村には内緒にしていた。
もちろんオレと会ってたなんて言えるはずもない。
しかしマーのまじめな性格上、彼氏に内緒にする罪悪感はなによりも苦痛だった。
頭の中をいろんなことが混同して彼女はついに泣き出してしまった。
それをオレはどうしてあげればいいのか・・・?このまま身を引けばマーは楽になるのか・・・?
オレはマーと木村の間に割って入ったことを後悔し始めた。
170: ◆AkBqXzge7. 2010/07/15(木) 19:36:00.14 ID:PJeCvqQ0
ファミレスを出て、行くあてもなく車を走らせた。
彼女は多少落着きを取り戻し、普通の話や昔話をしながら、車からの懐かしい風景を二人で観ていた。
マーはオレの手をしっかり握っていた。
軽く食事を済ませ、さらに車を走らせた。空は夕方になろうとしていた。
二人共答えを出せずにいた。そんなとき、オレはある場所に向かった。
171: ◆AkBqXzge7. 2010/07/15(木) 19:40:08.55 ID:PJeCvqQ0
しばらく走るとその場所についた。
マー『・・・へーーここ綺麗やねーーー・・・』
そこからは明かりが点き始めた街が一望できた。
マー『ここって??』
オレ『ここはー、警察に怒られて、ツレに泣かされたとこww』
マー『はっ?????????なにそれ????』
オレ『wwwwwwwwwwオレにもいろいろ思い出があんねんww』
マーは全く分かってはなかったけど、優しく笑ってくれていた。
マー『・・・・あのさ・・・・今日はずっと一緒に居ていい・・・・?』
オレ『・・・うん、オレは嬉しいくらいやけど、マーはいいの・・・?』
マー『・・・うん、一緒にいたい・・・』
「今日は」一緒いたい・・・。今日は・・・。
あえてそこは考えずに、泊まれる場所を探した。
172: ◆AkBqXzge7. 2010/07/15(木) 19:42:30.78 ID:PJeCvqQ0
結局泊まれる場所はホテルくらいしかなかった。
もちろん手を出す気はない。
ちょっとした飲み物などを買ってホテルに入った。
イヤというほどホテルには入っていたが、こんなに緊張したのは初めてだ。
ホテルに着くとなぜだか、煩わしい現状を忘れてしまったかのようにリラックスできた。
いつかの修造の部屋で楽しく遊んでいるかのようだった。
ただ一つあの日と違うのは、オレとマーの手が繋がれていたということだった。
173: ◆AkBqXzge7. 2010/07/15(木) 19:45:41.67 ID:PJeCvqQ0
それからテレビを観たり、話をしたりと楽しい時間は過ぎて行った。
お風呂にも入ったが、もちろん別々で。
ベッドに横になり、いつかの浜辺のように二人は手をつなぎ、いろんな話をしていた。
と、突然、マーが泣き出した。
オレ『・・・・ど、どうしたの?・・・』
マーは泣いたまま何も言わない。
マーはまたどうしていいのかわからなくなったんだろう・・・。
オレは何も言わずに、マーを抱きしめた。
マーもそれに答えるかのようにオレにしがみついた。
オレはキスをしたかった。しかし我慢した。
今の状態でマーにキスをしたとしたら、木村に申し訳ないと思った。
オレはマーを抱きしめたままホテルの部屋の天井を見つめていた。
天井には安っぽい光が交錯していた。
マーはそんなオレの首筋にキスをした。
ズルイと思ったが、今のマーの状態を考えるとオレは何も言えなかった。
ただ黙って天井の光を見ていた。
174: 以下、VIPにかわりましてパー民がお送りします 2010/07/15(木) 19:46:48.41 ID:NRL1Y1Yo
パンツ脱いでもいい?
176: ◆AkBqXzge7. 2010/07/15(木) 19:49:06.12 ID:PJeCvqQ0
以下、VIPにかわりましてパー民がお送りします 2010/07/15(木) 19:46:48.41 ID:NRL1Y1Yo
パンツ脱いでもいい?
">>>174
風邪をひくといけないので脱がないでください
175: ◆AkBqXzge7. 2010/07/15(木) 19:47:56.92 ID:PJeCvqQ0
それからどれくらい時間が過ぎたのだろうか。マーは眠りに落ちていた。
オレは昨日から寝ていなかったにもかかわらず、眠ることはできなかった。
ただマーの寝顔を見ていた。
しばらくするとマーが目を覚ました。
マー『・・・いつの間にか寝ちゃってた、、、ww』
マー『ソウちゃんは何してんの、、??寝ないの??』
オレ『マーのイビキがうるさくてww』
マー『ウソっ?!』
オレ『ウソやってwwせっかくマーがそばにいるから寝るのがもったいなくてww』
マー『ww何言ってんねんww恥ずかしいから見んといてwwww』
オレ『言ったオレがはずかしなったわ、ww、ww、ww』
そのあとまたいろいろ話をしていると、マーは再び眠りに落ちた。
オレは結局寝れないまま朝を迎えた。
177: ◆AkBqXzge7. 2010/07/15(木) 19:51:36.74 ID:PJeCvqQ0
二人はホテルを出て、朝食がてらにファミレスに入った。
オレはとにかくマーと一緒にいたかった。場所なんてどこでもよかった。マーの気持ちもたぶん同じだったと思う。
それから答えの出ないまま夕方になった。
もうそろそろ帰らないといけない時間だった。
オレ『また、会いに来ていい・・・??』
マー『・・・うん・・・』
オレ『また来週の土曜も同じ場所で待ってるね。』
マー『・・・うん・・・』
そのままマーを家まで送って行った。
昔マーを送って行った時と風景は何も変わっていなかった。
でも二人の関係は大きく変わろうとしていた。
マーは車から降り、家に向かった。オレは彼女が見えなくなるまでそこに留まった。
完全に見えなくなくなると、大きなため息をつき、車を発進させた。
178: ◆AkBqXzge7. 2010/07/15(木) 19:53:10.93 ID:PJeCvqQ0
帰り道はいろんなことを考えていた。
どうにかしてマーと一緒に居れる方法はないか。彼女の苦痛をどうしたら取り除けるか。オレにできることは何か。
そんなときにケータイにメールが入った。
マー【気をつけて帰ってね^^ありがとう】
ありがとう?オレはその意味がわからなかった。
オレ【はーい、寝んように気つけるわ^^】
軽くメールを返した。オレは何も考えずに家に帰った。
179: ◆AkBqXzge7. 2010/07/15(木) 19:55:04.02 ID:PJeCvqQ0
それから数日後、仕事も終わりかけた夕方にマーからメールが入った。
マー【やっぱりソウちゃんとは一緒にいれません。ごめんなさい。】
想定していなかったわけではない答えだった。
しかし、オレはすぐマーのケータイに電話をした。
しかしマーは電話をとってはくれなかった。
何度かけてもとってはくれなかった。
メールをした。
オレ【話したいから電話に出て】
しばらく待っても返信はなかった。
180: ◆AkBqXzge7. 2010/07/15(木) 19:56:19.04 ID:PJeCvqQ0
こうなったら今から大阪まで行こうと思った。今から出れば夜には着く。
向かおうと思った時に、メールがきた。
マー【いろいろ考えたけど、これ以上木村君に黙ってることもできないし、裏切ることもできません。ソウちゃんとのことはいい思い出として心にしまっておきます。ありがとう。】
オレはいつかのように動けなくなった。
もうこの恋も完全に終わった。多少の安堵感のようなものもあった。
この数年が走馬灯のように思い出された。
181: ◆AkBqXzge7. 2010/07/15(木) 20:00:45.09 ID:PJeCvqQ0
メールの返信をしようと思ったが、何も思いつかなかった。
それから家に帰り、マーのことを考えてた。
フラれたオレはすんなり諦めるべきだった。しかし納得ができなかった。
好きなもの同士なのに一緒にいれないなんて。
オレは大人げないとも思ったが、マーだけは諦められなかった。
オレはマーにメールをした。
オレ【電話していい?】
するとオレのケータイが鳴った。マーからだった。
オレ『・・もしもし』
マー『もしもし、、今日は電話に出なくてごめんね。、、、』
オレ『そんなことはどーでもいいよ、それよりもう絶対無理なん?、、、、』
マー『・・・・』
マー『・・・うん・・・やっぱりこれ以上木村君を裏切るようなことはできない。』
マー『ソウちゃんのことは好き。でもやっぱり大阪は離れられへん。』
オレ『・・・・そうか・・・』
マー『もうソウちゃんにはメールもしないし、電話もしない。ほんとにわがままでごめんね。』
このときのマーはいつものか細い声ではなく、しっかりと信念を持った自信のある声だった。
オレ『・・・そか・・、、、、』
オレは泣いていた。真っ暗な部屋の中でケータイを握って泣いていた。
マー『ほんとにごめんね。バイバイ、、、、』
電話は切れた。マーは泣いていなかった。
182: ◆AkBqXzge7. 2010/07/15(木) 20:03:54.92 ID:PJeCvqQ0
オレは布団をかぶり声が漏れないように泣いた。
完全に終わった。もう二度とマーには会えない。
こんなに辛いとは。こんなにマーのことが好きだったとは。
そして、どれだけか時間が経った。30分ぐらい経ったころだろうか、ケータイが鳴った。
涙で霞んだ目でケータイの表示をみると、、、、、マーからだった。
えっ?!なんで?!
オレ『・・・・マー?、どうしたの、、、、?』
マー『、、、、、、、う、ぅ、ぅ、、、』
マーは泣いていた。
オレ『・・・どうしたの?・・・』
マー『、、、うぅぅ、、、木村君と、、、、別れてきた、、、、』
オレ『えっ、、、、!?!?どういつこと、、、、、!?』
マー『、、、うぅ、、やっぱり、、、ソウちゃんのことが、、、、、うぅ、、好き、、、、』
オレ『・・・・・』
マー『、、、これからは、、、ソウちゃんと、、、ずっと一緒にいたい、、、、』
183: ◆AkBqXzge7. 2010/07/15(木) 20:05:03.99 ID:PJeCvqQ0
マーはオレに別れを告げた後、木村に電話をしたらしい。
木村にも別れを告げたのだった。
そしてオレとのことを話したみたいだ。
以外に木村はすんなり聞き入れて今度会ってちゃんと話が聞きたと言ってたらしい。
マーはすべてをフラットにして、もう一度考えた答えがオレと一緒になるということだったようだ。
それは大阪を離れる決意も含めて決断していた。
マーは木村との話がすべて終わるまで会うのは待ってと言った。
184: ◆AkBqXzge7. 2010/07/15(木) 20:06:23.31 ID:PJeCvqQ0
木村はマーの両親にも気に入られており、マーの母親は木村とマーは結婚するものだと思っていた。
しかし、オレとの電話を切った後、娘の尋常ではない泣きっぷりに母親は問いただした。
母親はまさか別れるなんて思ってなかったし、大阪を離れることを決意したことに母親も動揺していたらしい。
しかし、母親も冷静を取り戻し、娘の決断を祝福した。
オレと会えることを楽しみにしてくれたという。
それからマーは木村と直接会って話をした。
電話ですんなり別れ話を聞きいれた木村だったが、直接話をしたときにはボロボロ泣いていたらしい。
185: ◆AkBqXzge7. 2010/07/15(木) 20:07:45.54 ID:PJeCvqQ0
すべてが終わりオレは大阪に向かった。マーに会いに行った。
待ち合わせ場所はいつかと同じ、マーの家の近くの線路沿いだ。
金曜、仕事が終わり、その足でオレは大阪に向かった。
前と同じくらいの時間に着いた。やはり寝ることはできず、朝を迎えた。
待ち合わせの時間に彼女は来た。オレのバックミラーに彼女が映った。
彼女は照れたように笑っていた。
186: ◆AkBqXzge7. 2010/07/15(木) 20:10:37.93 ID:PJeCvqQ0
書き貯めしてた分は以上です。
後日談というわけではないですが、その後から今に至るまでを書いていきたいと思います。
気長にはなりますが、お付き合いいただけるとうれしいです。
188: 以下、VIPにかわりましてパー民がお送りします 2010/07/15(木) 22:18:10.25 ID:YKymejMo
マーとの出会いが14年前ってこと?
189: ◆AkBqXzge7. 2010/07/15(木) 22:24:05.60 ID:tWir4IDO
以下、VIPにかわりましてパー民がお送りします 2010/07/15(木) 22:18:10.25 ID:YKymejMo
マーとの出会いが14年前ってこと?
">>>188
そうですね。今から14年前に出会いました。
190: 以下、VIPにかわりましてパー民がお送りします 2010/07/15(木) 22:29:34.43 ID:YKymejMo
◆AkBqXzge7. 2010/07/15(木) 22:24:05.60 ID:tWir4IDO
>>188
そうですね。今から14年前に出会いました。
">>>189
それなら今、38くらい?
191: ◆AkBqXzge7. 2010/07/15(木) 22:39:23.20 ID:tWir4IDO
以下、VIPにかわりましてパー民がお送りします 2010/07/15(木) 22:29:34.43 ID:YKymejMo
>>189
それなら今、38くらい?
">>>190
そうですね、今年38歳になります。
192: 以下、VIPにかわりましてパー民がお送りします 2010/07/15(木) 22:41:36.36 ID:T/uLQR6o
悲しい話はないよな?
193: 以下、VIPにかわりましてパー民がお送りします 2010/07/15(木) 22:45:54.38 ID:tWir4IDO
以下、VIPにかわりましてパー民がお送りします 2010/07/15(木) 22:41:36.36 ID:T/uLQR6o
悲しい話はないよな?
">>>192
先についてはお話できませんが、悲しい話は好きではありません。
194: 以下、VIPにかわりましてパー民がお送りします 2010/07/15(木) 22:46:09.66 ID:YKymejMo
俺の読解力がないのかもしれんがマーとの付き合いが始まったのが8年前?
197: ◆AkBqXzge7. 2010/07/15(木) 22:51:19.70 ID:tWir4IDO
以下、VIPにかわりましてパー民がお送りします 2010/07/15(木) 22:46:09.66 ID:YKymejMo
俺の読解力がないのかもしれんがマーとの付き合いが始まったのが8年前?
">>>194
ちょっとズレてるかもしれないですけど、そんなもんやと思います。適当ですいません。
195: ◆AkBqXzge7. 2010/07/15(木) 22:47:25.20 ID:PPYxX/6o
コテバレしたから変えろよ
196: ◆AkBqXzge

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